JP2014195249A - 動作方法、無線通信システム、基地局及び端末 - Google Patents

動作方法、無線通信システム、基地局及び端末 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信システムの既設の基地局が提供するカバレッジの管理技術を向上させる。
【解決手段】使用時に対応するカバレッジを提供するようにそれぞれ構成された1つ以上の基地局を含み、前記基地局のうちの特定の基地局が1つ以上のカバレッジ内端末にカバレッジを提供し、前記特定の基地局が提供するカバレッジ外に1つ以上のカバレッジ外端末が存在する無線通信システムを運用する方法であって、この方法は、前記カバレッジ内端末と前記カバレッジ外端末との間の直接装置間無線通信に関する条件が満たされているかどうかを判断し、前記条件が満たされている場合、前記特定の基地局のカバレッジと前記基地局のうちの別の基地局のカバレッジのうちの少なくとも1つを変更して、前記カバレッジ外端末の1つ以上にカバレッジを提供することを含む。
【選択図】図2b

Description

本願の実施形態は概して無線通信システム等に関し、特に、かかる無線通信システムの基地局が提供するカバレッジの管理等に関連するが、これに限定されない。
基地局(またはアクセスポイント)が、その基地局の領域内にある端末(ユーザ装置、移動局、または加入者局とも呼ぶ)と無線通信する無線通信システムは広く知られている。基地局がカバーする地理的領域は一般にセルと呼び、通常、多数の基地局を適切な位置に設けることで、隣接するセルおよび/または重なり合うセルによって、より広い地理的領域をほぼシームレスにカバーする。セルの大きさは、送信電力、伝搬路損失、干渉などの多数の要因に影響される。端末は同時にいくつかの基地局の領域内にある(すなわち、いくつかの基地局と直接通信可能である)場合があるが、最も簡単な例では、端末は1つの「サービング」基地局と通信する。
基地局の最適な配置を達成するために、無線通信システムのカバレッジプラニングに多大な努力が向けられているが、無線通信システムの既設の基地局が提供するカバレッジの管理技術を向上させる必要がある。
一側面による動作方法は、
1つ以上の基地局を含む無線通信システムの動作方法であって、前記1つ以上の基地局の各々は対応するカバレッジを使用時に提供するように構築され、前記1つ以上の基地局のうちの特定の基地局は1つ以上のカバレッジ内端末に対するカバレッジを提供し、前記特定の基地局が提供するカバレッジ外に1つ以上のカバレッジ外端末が存在し、当該動作方法は、
前記カバレッジ内端末と前記カバレッジ外端末との間の直接的な装置間無線通信に関する条件が満たされているかどうかを判断するステップと、
前記条件が満たされている場合、前記1つ以上のカバレッジ外端末に対するカバレッジを提供するように、前記特定の基地局のカバレッジ及び別の何れかの基地局のカバレッジのうちの少なくとも1つを変更するステップと
を有する動作方法である。
LTE無線通信システムの模式図である。 一実施形態によって基地局のカバレッジがどのように変更されるかを模式的に示す。 一実施形態によって基地局のカバレッジがどのように変更されるかを模式的に示す。 一実施形態による基地局のカバレッジの変更方法のステップを示すフロー図である。 一実施形態によって無線通信システムの基地局のカバレッジがどのように変更されるかを模式的に示す。 一実施形態による無線通信システムの基地局のカバレッジの変更方法のステップを示すフロー図である。 一実施形態によって基地局のカバレッジがどのように変更されるかを模式的に示す。 一実施形態によって基地局のカバレッジがどのように変更されるかを模式的に示す。 一実施形態による基地局の概略構成図である。 一実施形態による端末の概略構成図である。
<実施の形態の概要>
一実施形態において、使用時に対応するカバレッジを提供するようにそれぞれ構成された1つ以上の基地局を含み、前記基地局のうちの特定の基地局が1つ以上のカバレッジ内端末にカバレッジを提供し、前記特定の基地局が提供するカバレッジ外に1つ以上のカバレッジ外端末が存在する無線通信システムを運用する方法であって、前記カバレッジ内端末と前記カバレッジ外端末との間の直接装置間無線通信に関する条件が満たされているかどうかを判断し、前記条件が満たされている場合、前記特定の基地局のカバレッジと前記基地局のうちの別の基地局のカバレッジのうちの少なくとも1つを変更して、前記カバレッジ外端末の1つ以上にカバレッジを提供することを含む方法が提供される。
カバレッジ内端末とカバレッジ外端末との間の直接装置間無線通信に関する条件を用いることで、既存のインフラストラクチャリソースが提供するカバレッジを効果的に管理できる。
前記無線通信システムは、複数の無線通信システム(またはネットワーク)のインフラストラクチャリソースで構成してもよい。例えば、前記無線通信システムは、LTEセルラー基地局とWiFi基地局(アクセスポイント)とを組み合わせて構成してもよい。
「カバレッジ」または「カバレッジエリア」という用語は、本願明細書において、基地局と端末との間の、直接または中継端末を介した通信能力を示すのに用いる。通信能力は、例えば、信号対干渉および雑音比、SINR、などの要求されるチャネル品質基準を満たす点で特定してもよい。さらに、本願明細書において、基地局が提供するカバレッジを変更することが述べられるが、一部の実施形態において、例えば、以前にサービスを提供されていない端末を入れる時に、基地局のキャパシティが変更される、つまりアクティブ端末の数が変わる。したがって、「カバレッジ」および「キャパシティ」という用語は、適宜区別なく用いられる場合がある。
前記条件が、前記カバレッジ内端末が前記カバレッジ外端末から受信した装置間通信要求の数と、直接装置間無線通信をサポートするように構成され、かつ/または、サポートできるようにした前記カバレッジ内端末の数と、前記特定の基地局と前記カバレッジ外端末との間の中継又は中継局として機能するために使用できるリソースを有する前記カバレッジ内端末の数、のうちの1つ以上を含んでもよい。この条件はしたがって、カバレッジの変更方法のインジケータの役割を果たすことができる。前述の基準のいずれに関しても、その数は1つまたは1つ以上でありうる。
一実施形態において、前記方法が、前記特定の基地局が、前記カバレッジ内端末から前記カバレッジ外端末についての情報を受信することをさらに含む。これにより、カバレッジ外端末にサービスを提供する方法についてより多くの情報に基づいた決定を下すことができる。
カバレッジの変更が、サービング基地局のカバレッジを拡大することを含んでもよい。例えば、サービング基地局のカバレッジは、サービング基地局の動作パラメータを変更することで拡大でき、サービング基地局がカバレッジ外端末の少なくとも1つと直接通信できるようにする。代わりに、または加えて、サービング基地局のカバレッジは、サービング基地局とカバレッジ外端末の少なくとも1つとの間の中継の役割をするカバレッジ内端末の少なくとも1つを選択することで拡大することができる。このため基地局は、中継なしの通信経路によって直接に、または、直接装置間通信リンクを含む通信経路によって間接的に、カバレッジ外端末にサービスを提供してもよい。
一実施形態において、前記カバレッジの変更が、前記カバレッジ外端末に新しい無線リソースを供給することと、前記カバレッジ外端末に既存の無線リソースを供給することと、直接的な基地局と端末との間の通信に第1の無線リソースを使用し、間接的な基地局と端末との間の通信に第2の無線リソースを使用すること、のうちの少なくとも1つを含む。
一実施形態において、前記カバレッジの変更が、前記カバレッジ外端末の少なくとも1つを前記システムに入れることを含む。他の実施形態において、前記カバレッジの変更が、前記カバレッジ外端末の少なくとも1つを、前記特定の基地局に隣接する前記基地局のうちの1つから前記特定の基地局にハンドオフすることを含む。かかる隣接する基地局は、1つ以上のリソースをオフにするか、または待機状態にする。これにより、基地局による電力消費を低減することができる。
前記特定の基地局と前記隣接する基地局とが、前記カバレッジ外端末(隣接する基地局に対してはカバレッジ内端末である場合もある)についての情報を共有してもよい。これにより、基地局は、確実にカバレッジのロスがゼロまたは最小限になるように協調することができる。
一実施形態において、前記カバレッジの変更が、前記別の基地局を作動させて、前記カバレッジ外端末の少なくとも1つにカバレッジを提供することを含む。このように、作動させた基地局を基地局のカバレッジギャップを埋めるために使用してもよい。前記カバレッジ内端末の少なくとも1つからの要求または指示に応じて、前記基地局を作動させてもよい。
一実施形態において、前記方法は、前記カバレッジ内端末の少なくとも1つが、前記特定の基地局とカバレッジ外端末との間の中継として機能できることを示すディスカバリ信号を送信することをさらに含む。これにより、カバレッジ内端末が中継として機能できることをカバレッジ外端末に広告するメカニズムを提供する。
前記方法はさらに、前記サービング基地局が、前記カバレッジ内端末が前記ディスカバリ信号を送信するようにスケジュールすることをさらに含んでもよい。これにより、基地局はディスカバリ信号の送信に対し一定の制御を維持することができる。
前記ディスカバリ信号を送信する前記カバレッジ内端末は、スループット基準に基づいて前記サービング基地局が選択してもよい。スループット基準は、例えば、バッファのフィルレベル、SNR、バッテリーレベル、カバレッジ内端末の移動性のうちの1つ以上を含むことができる。例えば、1つ以上のスループット基準を満たすカバレッジ内端末は、低いバッファフィルレベル、高いSNR、高いバッテリーレベルを持ち、かつ/または、実質的に静止しており、カバレッジ外端末の中継の役割をするのに適している可能性が高い。
一実施形態において、ディスカバリ信号は、カバレッジ内端末が周波数ホッピング方式を用いて送信する。これにより、比較的狭い異なるディスカバリ帯域幅をサポートするように構成されたカバレッジ外端末によって発見される可能性が高まる。代わりに、または加えて、ディスカバリ信号は、設定可能な時間間隔で、例えばサービング基地局が設定した周期的な時間間隔で送信することができる。
一実施形態において、前記周期的な時間間隔の長さは伝送条件に応じて設定され、前記伝送条件は、前記カバレッジ内端末が最近、前記ディスカバリ信号を送信するようにスケジュールされたことと、前記カバレッジ内端末の推定されるチャネル品質が所定の閾値よりも高いこと、のうちの1つ以上を含む。例えば、カバレッジ内端末が最近ディスカバリ信号を送信するようにスケジュールされていた場合、および/または、推定されたチャネル品質が所定の閾値よりも高い場合、より長い時間間隔を設定することができる。このように、通信リソースを節約して使用することができる。
一実施形態において、前記カバレッジ内端末が送信する前記ディスカバリ信号は、前記カバレッジ内端末が提供する通信パラメータの値を示す。これにより、カバレッジ外端末は、カバレッジ内端末がそのニーズに合っているかどうかを判断することができる。
一実施形態において、前記ディスカバリ信号はリファレンス信号又は基準信号である。ディスカバリ信号は、サウンディングリファレンス信号などのアップリングリファレンス信号でもよい。実施形態によるディスカバリ信号に、サービング基地局がチャネル推定に用いる定期的なサウンディングリファレンス信号などの定期的な基準信号をところどころに入れてもよい。
一実施形態において、使用時に対応するカバレッジを提供するようにそれぞれ構成された1つ以上の基地局を含み、前記基地局の少なくとも1つは、前記基地局のカバレッジ内にある1つ以上のカバレッジ内端末と、前記基地局のカバレッジ外にある1つ以上のカバレッジ外端末との間の直接装置間無線通信に関する条件が満たされているかどうかを判断し、前記条件が満たされている場合、前記カバレッジを変更して、前記カバレッジ外端末の1つ以上にカバレッジを提供するように構成された、無線通信システムが提供される。
一実施形態において、1つ以上のカバレッジ内端末にカバレッジを提供するように構成された通信部と、前記カバレッジ内端末と、前記カバレッジ外にある1つ以上のカバレッジ外端末との間の直接装置間無線通信に関する条件が満たされているかどうかを判断し、前記条件が満たされている場合、前記通信部を制御して前記カバレッジを変更するように構成された制御部と、を備える無線通信システムで使用する基地局が提供される。
一実施形態において、使用時に対応するカバレッジを提供するようにそれぞれ構成された1つ以上の基地局を含む無線通信システムで使用する端末であって、通信部と、前記端末が特定の基地局が提供するカバレッジ内にある時、前記通信部を制御して、前記特定の基地局が提供する前記カバレッジ外にある1つ以上のカバレッジ外端末についての情報を、前記特定の基地局に送信するように構成された制御部と、を備える端末が提供される。
一実施形態において、使用時に対応するカバレッジを提供するようにそれぞれ構成された1つ以上の基地局を含み、前記基地局のうちの特定の基地局が1つ以上のカバレッジ内端末にカバレッジを提供し、前記特定の基地局によって提供されるカバレッジ外に1つ以上のカバレッジ外端末が存在する通信システムにおいて、中継機能を広告する方法であって、前記カバレッジ内端末の少なくとも1つが、前記サービング基地局とカバレッジ外端末との間の中継として機能できることを示す信号を送信することを含む方法が提供される。
一実施形態はコンピュータで実行可能な命令を含むコンピュータプログラムプロダクトを提供し、コンピュータによって実行されると、コンピュータに上記の方法を実行させる。このコンピュータプログラムプロダクトはキャリア媒体で実現してもよく、記憶媒体や信号媒体でもよい。記憶媒体は光学式記憶手段、磁気記憶手段、または電子記憶手段で構成してもよい。
実施形態は、特定のハードウェア装置、適切なソフトウェアで構成した汎用装置、または両方の組み合わせに組み込んでもよい。態様は、完全なソフトウェア実装として、または(プラグインなどの)既存のソフトウェアの修正または拡張用の付加要素として、ソフトウェア製品で実現することができる。かかるソフトウェア製品は、記憶媒体(例えば、光ディスク、FLASHメモリなどの大容量記憶装置)、または(ダウンロードなどの)信号媒体などの、キャリア媒体で実現することができる。本実施形態に適した特定のハードウェア装置は、ASIC、FPGA、またはDSPなどの特定用途向け装置や、他の専用機能ハードウェア手段を含むことができる。
さらに、上記の特徴、機能、および/または動作の任意の組み合わせを提供することができる。
さらなる態様および/または利点は、その一部が以下の明細書に述べられ、また一部が明細書より明らかとなるか、本発明を実施することで理解されるであろう。
<実施の形態の詳細な説明>
実施形態は、例えば、3GPP(Third Generation Partnership Project)LTE(Long Term Evolution)標準規格に基づく無線通信システムに適用でき、該標準規格において、基地局はeNodeB(eNB)と呼び、端末はユーザ装置(UE)と呼ぶ。本実施形態をよりよく理解できるように、3GPP(Third Generation Partnership Project)LTE(Long Term Evolution)標準規格による無線通信システムについて、図1を参照しながら以下に簡単に説明する。しかし、当然のことながら、実施形態は他の無線通信システムにも適用可能である。したがって、本願明細書で用いる「無線通信システム」、「基地局」、「端末」という用語は、3GPP LTEシステム、eNB、UEに限定されない。
図1に示すように、3GPP LTE標準規格によるシステム100は、機能的に、E−UTRAN(evolved Universal Terrestrial Radio Access)ネットワーク105とEPC(Evolved Packet Core)106とが分担し、それらが合わさってEvolved Packet Systemを構成する。図に示すように、E−UTRANネットワーク105は、X2インタフェースによって互いに相互接続されたeNB102−1および102−2を含む。eNB102−1および102−2はまた、S1インタフェースによってEPCと接続されている。EPC106は、Serving Gateway、Mobility Management Entity、Packet Data Network Gateway、およびPolicy Charging Rules Functionを含む(図示せず)。上記のように、eNB102−1および102−2は、それぞれのカバレッジ104−1および104−2内のUE108−1および108−2に向けて無線インタフェースを提供する。図1においてカバレッジは円で示されているが、当然のことながら、実際にはカバレッジは定形(円や六角形など)ではないのが一般的である。
通常、UE108−1と108−2とが互いに通信する際、それぞれのサービングeNB102−1および102−2を介して行う。しかしながら、3GPPは最近、UE間の直接ピアツーピア通信用に認可されたスペクトラムの使用について研究を始めた。近接したUE間の発見および通信について、装置間又はデバイス間(Device−to−Device:D2D)通信とも呼ばれる包括的なProximity Servicesの下で研究がなされている。この文脈で、1つまたは複数の近接基準が満たされた場合、近接であると判断される(「あるUEは他のUEと近接している」)。近接基準は、発見と通信に対して異なる場合がある。基準の例として、例えば、通信距離、チャネル状態、達成可能なQoSが含まれる。さらなる詳細について、読者は、3GPP TR22.803「3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Services and System Aspects;Feasibility study for Proximity Services(ProSe)」(Release 12)を参照されたい。この文献はその内容全体を参照によって本願明細書に引用したものとする。
基地局のカバレッジの変更
図2aおよび図2bは、一実施形態によって基地局のカバレッジがどのように変更されるかを模式的に示す。
無線通信システム200は、カバレッジ204を有する基地局202を含む。前述のように、本願明細書において、「カバレッジ」(または「カバレッジエリア」)は基地局と端末との間の通信能力を表す。便宜上、単にカバレッジという単語を用いることにする。カバレッジは電場が届く範囲に関連する。
図2aに示すように、端末208−1は基地局202のカバレッジ204内にあるのでカバレッジ内端末と呼び、一方、端末208−2および208−3は基地局202のカバレッジ204外にあるのでカバレッジ外端末と呼ぶことにする。カバレッジ内端末は通信可能な範囲に在圏している端末である。カバレッジ外端末は通信可能な範囲の圏外に位置する端末である。ここで、端末208−1は基地局202が提供するカバレッジ204の端部に位置する。端末208−2および208−3はそれぞれ、端末208−1に近接していると想定する。UEがそれぞれ近接していることを発見するのを可能にする方法は従来のものであるので、ここでは説明しない。上記のように、近接とは、例えば、地理的位置、通信距離、チャネル状態、または達成可能なQoSに関して定義してもよい。
ここで図3も参照すると、図3は基地局のカバレッジを変更する方法のステップを示すフローチャートである。この方法は、カバレッジ外端末がD2Dリンクの確立要求をカバレッジ内端末(例えば端末208−1)に送信することから始まる(ステップS3−2)。かかる要求は、例えば、カバレッジ外端末が送信するデータを持っている場合や、あるサービスを要求する場合に行うことができる。次にカバレッジ内端末は、拡大カバレッジをそのサービング基地局(例えば基地局202)に要求し、かつ/または、受信したD2D要求を基地局に転送する(ステップS3−4)。次に基地局は、カバレッジを拡大するかどうかを判断し(ステップS3−6)、判断が肯定的であればカバレッジを拡大する(ステップS3−8)。
カバレッジを拡大する判断は、例えば、D2D要求の数が一定の閾値を超えることに基づいてもよい。したがって、D2D要求の数は、要求の総数、特定のカバレッジ内端末から受信した要求の総数(多数のカバレッジ外端末が特定のエリアに位置することを示す場合がある)などに関連するものでもよい。さらに、基地局が判断を下す際の助けとなるように、カバレッジ外端末および/またはカバレッジ内端末は、チャネル測定、バッファ状態、QoS要求などの情報を提供してもよい。
実施形態において、カバレッジ内端末を中継端末として使用することで、かつ/または、基地局の動作パラメータを変更することで、カバレッジを拡大して、基地局と端末との間の直接通信経路を確立できるようにしてもよい。
カバレッジ内端末を中継端末として使用することについては後にさらに詳しく説明するが、一般に、より高いスループットをサポートできる端末が中継端末として機能するのにより適していることを簡単に触れておく。
本願明細書において、「動作パラメータ」という用語は、カバレッジに影響を与えるために基地局が設定できる任意のパラメータを指し、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組み合わせでもよい。このように、基地局の動作パラメータを変更することは、例えば以下を含んでもよい。
−送信電力を上げること。その際、これが引き起こす干渉の増加をできるだけ考慮に入れる。例えば、スクランブリングコードを使用することによるCDMAセル間の干渉保護は、狭帯域OFDMA伝送では不可能であり、このため狭帯域信号は狭帯域干渉を受けやすくなる。しかしながら、セルがそれらの狭帯域スケジューリングを調整できれば、干渉を回避する可能性がもたらされる。ダウンリンクにおけるセル間のリソースブロック(RB)割り当てを調整するサポートが、RNTP(relative narrowband transmit power)インジケータを含めることでRelease8に導入された。このサポート機能は、X2インタフェースにより基地局間で共有できるビットマップである。これは、基地局が合意した期間、その出力電力を設定可能な上限に制限しようとするRBを示す。
−異なる搬送周波数、例えばより低い搬送周波数に切り替える。
−セル内干渉が低い場合、より低いMCS(Modulation and Coding Scheme)を使用する。かつ/または
−アンテナの傾斜(tilt)を変える。
本開示において、破線で示すカバレッジは、基地局と端末との間の直接通信経路が確立される拡大されたカバレッジを示す。理解しやすいように、中継端末を使用することで提供される拡大されたカバレッジは図示していない。さらに、実線および破線で示したカバレッジは、全方向カバレッジとして図示されているが、当然のことながら、これらのカバレッジの一方または両方は指向性であってもよく、例えば、異なるセクタにさらに分割(セクタ化)されていてもよい。このことは、例えば、1つ以上のセクタのカバレッジを選択的に拡大することで、特定のエリアに位置する多数のカバレッジ外端末にカバレッジを提供できることを意味する。
したがって、図2bに示すように、端末208−3は(中継)端末208−1とのD2Dリンクを介して基地局202と通信することができ、一方、端末208−2は、拡大されたカバレッジ205内の基地局202がサービスを提供する「正規」端末となる。代わりに、または加えて、例えばネットワークおよび/または装置の状態によって、端末208−2は、端末208−1とのD2Dリンクを介して基地局202と通信してもよい。
D2Dリンクを使用するために、実施形態ではD2Dリンクを広告し確立するなどのメカニズムを利用してもよい。これらのメカニズムはそれ自体、本願明細書の記述を除いて従来から使用されているものであるので、本実施形態を理解するのに必要または役立つ場合を除き、本願明細書により詳細に説明しない。(しかしながら、後により詳細に説明する一実施形態では、(カバレッジ外装置の中継として機能できる)D2D対応装置(D2D−capable device)が、例えばビーコンに似た信号を使用することでこの能力を広告できるようにする設計が提案される。)さらに、当業者であれば、さらに言及せずとも、単一セル内のD2Dリンクと「正規」(端末とアクセスポイントとの間の)リンクとの間でスペクトル(時間および周波数)リソースがどのように共有されるかがわかるであろう。
複数の基地局のカバレッジの変更
上記の原理は同じく、複数の隣接する基地局を有する無線通信システムにも適用できる。「カバレッジ外端末」と「カバレッジ内端末」という用語は一般に、複数の基地局の1つに関して定義され、つまり端末がその基地局のカバレッジの外にいるか中にいるかということである。また、無線通信システムが無線セルラー通信システムである場合、基地局は「セル基地局」と呼び、基地局のカバレッジは「セル」と呼び、カバレッジ端部の端末は「セル端端末」と呼ぶことがある。
したがって、図3に記載の方法はかかる場合に適応させることができる。例えば、基地局のカバレッジを拡大する判断において、送信電力を上げるなどの動作パラメータを変更することで、隣接するカバレッジに容認できない干渉を引き起こすかどうか、またそうである場合、その代わりにカバレッジ内端末を中継端末として用いることでカバレッジを拡大することが可能かどうかを考慮に入れるようにしてもよい。
実施形態において、軽負荷の基地局がサービスを提供する端末は、隣接する基地局にハンドオフされ、該軽負荷の基地局はオフにするが、詳細は後述する。
図4aは、カバレッジ404−1、404−2、404−3をそれぞれ提供する複数の隣接する基地局402−1、402−2、402−3を含む無線セルラー通信システム400を模式的に示す。この例において3つの基地局が描かれているが、当然のことながら無線通信システムには3つよりも少ないまたは多い数の基地局が含まれていてもよい。さらに、基地局402−1、402−2、402−3のカバレッジ404−1、404−2、404−3は互いに重なり合っていてもよい。
この例において、基地局402−1は軽負荷の基地局であり、端末408−1および408−2はセル端端末であり、基地局402−1がサービスを提供する端末の全部ではなくても大多数を表すものと想定する。ここで、無線通信システム400のカバレッジは、軽負荷の基地局402−1をオフにし、端末408−1および408−2をハンドオフする基地局402−2および402−3のカバレッジを拡大することで変更される。
ここでまた図4bおよび図5を参照すると、端末408−1および408−2は、隣接する基地局402−2および402−3のカバレッジ内のD2D可能な端末408−3および408−4の利用可能性が高いことを基地局402−1に報告する(ステップS5−2)。これらの報告をトリガとして用いて、基地局402−1をオフにし(ステップS5−4)、端末408−1および408−2は隣接する基地局402−2および402−3にハンドオフする(ステップS5−6)。オフにする判断は、報告の数が閾値を超えることに基づいてもよい。一部の実施形態において、端末408−3および408−4はそれぞれ、端末408−1および408−2と基地局402−2および402−3との間の中継として機能することを依拠される。すなわち、最初に、基地局402−2および402−3のカバレッジは端末408−3および408−4を中継として使用することで拡大し、その後、基地局402−2および402−3の一方または両方は動作パラメータを変更して、端末408−1および408−2と直接通信できるようにしてもよい。しかしながら、この例に限らず、最初に、基地局402−2および402−3の一方または両方が、例えば推定される干渉に基づいて送信電力を上げて、直接カバレッジを提供することもできる。当然のことながら、基地局402−1をオフにする前に、またはそれとほぼ同時に、端末408−1および408−2を隣接する基地局402−2および402−3にハンドオフしてもよい。このように、ステップS5−4およびS5−6を入れ替えたり組み合わせたりしてもよい。
軽負荷の基地局402−1をオフする判断は、基地局402−1、402−2、402−3間の協調を伴うものであってもよい。例えば、報告された情報を隣接する基地局402−2および402−3と、例えばX2インタフェース(図示せず)を用いて共有してもよい。この情報を隣接する基地局402−2および402−3が、おそらく追加情報とともに用いることで、軽負荷の基地局402−1をオフにするかどうか、かつ/または、端末408−1および408−2にサービスを提供する最適な方法について判断してもよい。追加情報は、例えば、端末408−1および408−2の送信電力、隣接する基地局402−2および402−3のトラヒック負荷、軽負荷の基地局402−1をオフにすると使用可能になる周波数リソースは、D2D通信に使用した方がよいのか、それともカバレッジの拡大に使用した方がよいのかどうか、さらには、容認できないことであろうが、このようにオフにすることでカバレッジ外に取り残される端末があるかどうかを含むことができる。
基地局を作動させることによるカバレッジの変更
実施形態において、基地局は、カバレッジ外端末によるD2D要求によって特定されるカバレッジギャップを埋めるよう作動させる。
図6aは、基地局602を含む無線通信システム600を模式的に示し、カバレッジ内端末608−1は基地局602のカバレッジ604内にあり、カバレッジ外端末608−2は基地局602のカバレッジ604外にある。システム600はまた、フェムトセル基地局607を有する。したがって「無線通信システム」という用語は、端末にとって利用可能な、LTEセルラーネットワークのeNBやWiFiネットワークのアクセスポイントなどの、複数の、場合によっては異なる種類のネットワークのインフラストラクチャノードを指すことがある。異なる通信事業者にサービスを提供される端末が、例えばデータベースを共有することで協力して、端末を複数のネットワークに関連付けるのを容易にする方法は、本願明細書において詳細に説明しない。
多くのカバレッジ外端末の1つである可能性のある端末608−2は、同様に多くのカバレッジ内端末の1つである可能性のある端末608−1とのD2D通信を要求する。それに応じて、端末608−1は、例えばフェムトセル基地局607に端末608−2の無線リソースに関して指示または要求することで、フェムトセル基地局607を作動させる。一実施例においてフェムトセル基地局607を作動させる判断は、図6bに示すように、フェムトセル基地局607を作動させるとそのカバレッジ609内に位置する、D2D通信を要求する端末の数に基づく。カバレッジ609は基地局602のカバレッジ604と重なり合ってもよい。
端末間無線リソース供給
実施形態において、カバレッジの変更は、カバレッジ内端末とカバレッジ外端末との間で無線リソースの使用を調整することを含む。大まかに言えば、カバレッジ外端末に新しい無線リソースを供給し、かつ/または、カバレッジ外端末に既存の無線リソースを供給することを含むことができる。既存の無線リソースは、使用されている、または全く使用されていない既存の無線リソースなどの、カバレッジ内端末が使用するために供給される無線リソースでもよい。例えば、図7aおよび図7bに示すように、カバレッジ内端末708−2がカバレッジ外端末708−1からD2D要求を受信すると、図2aおよび図2bを参照して説明した実施形態と同様に、基地局702はその旨を報告される。次に基地局702はカバレッジ外端末708−1に無線リソースを供給する。さらに、異なる無線リソースを、基地局702と端末708−1および708−2との間の直接通信および間接通信用に供給してもよい。
実施形態において、基地局のカバレッジを、例えばLTE−A(LTA Advanced)CA(carrier aggregation)を用いて伝送帯域幅を増やすことで拡大して、D2D要求で特定されたカバレッジギャップにサービスを提供する。これについて以下に簡単に説明する。
CAは1つ以上のキャリアを使用することで、全伝送帯域幅を増やし、周波数分割複信(FDD)方式と時分割複信(TDD)方式の両方に用いることができる。アグリゲートされた各キャリアはコンポーネントキャリアと呼ぶ。LTE−Aにおいて、コンポーネントキャリアは1.4、3、5、10、15、または20MHzの帯域幅を有することができ、最大で5つのコンポーネントキャリアをアグリゲートすることができる。したがって最大帯域幅は100MHzである。アグリゲートされたキャリアの数は、アップリンク(UL)とダウンリンク(DL)とで異なる場合があるが、ULコンポーネントキャリアの数が、DLコンポーネントキャリアの数よりも大きくなることは決してない。個々のコンポーネントキャリアはまた、帯域幅が異なる場合がある。アグリゲーションをアレンジする1つの方法において、同じ動作周波数帯域内の連続するコンポーネントキャリアを使用する(LTEに定義されている)。これを帯域内連続と呼ぶ。アグリゲーションをアレンジする別の方法において、非連続割り当てを使用するが、それは帯域内または帯域間のいずれでもよい。帯域内の場合、コンポーネントキャリアは同じ動作周波数帯域に属するが、周波数ギャップにより分離されている。帯域間の場合、コンポーネントキャリアは異なる動作周波数帯域に属する。
CAにおいて、コンポーネントキャリアはプライマリコンポーネントキャリア(PCC)(ダウンリンクプライマリコンポーネントキャリアおよび関連するアップリンクプライマリコンポーネントキャリア、DLおよびUL PCC)、およびセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)(他の全てのコンポーネントキャリア)と呼ぶ。また、PCCによりサービスを提供するセルはプライマリサービングセルと呼び、SCCによりサービスを提供するセルはセカンダリサービングセルと呼ぶ。プライマリサービングセルおよびセカンダリサービングセルのカバレッジは、コンポーネントキャリア周波数によるだけでなく、パワープラニングにより異ならせてもよい。さらに、異なる端末が異なるキャリアを使用してもよく、プライマリコンポーネントキャリアの構成は端末固有のものとし、様々のキャリアの負荷や、その他の関連パラメータに応じて決定する。さらに、ダウンリンクプライマリコンポーネントキャリアとそれに対応するアップリンクプライマリコンポーネントキャリアとの間の関連付けは、セル固有である。
このように、一部の実施形態において、カバレッジ704はプライマリサービングセルを示し、拡大されたカバレッジ705はセカンダリサービングセルを示す。コンポーネントキャリアf1およびf2を用いて端末708−2と通信できるが、端末708−1はコンポーネントキャリアf1のカバレッジ内におらず、コンポーネントキャリアf2のカバレッジ内にいる。また、端末708−1にコンポーネントキャリアf1を使用させないようにして、カバレッジ内端末およびカバレッジ外端末708−1および708−2が別個のコンポーネントキャリアを使用するようにもできる。
中継機能のシグナリング
前記の実施形態において、カバレッジ内端末はカバレッジ外端末の中継端末として使用されることがある。一実施形態では、カバレッジ内端末がD2Dリンクを用いて中継端末として機能できることを広告できるようにするメカニズムを提供している。特に、カバレッジ内端末は、LTE−Aの変更したUL SRS(Sounding Reference Signals)などの、ビーコンに似た信号を用いてもよい。
背景として、3GPP LTEは2つの種類のアップリンクリファレンス信号又は基準信号を提供する。第1の種類のリファレンス信号又は基準信号はDM−RS(Demodulation Reference Signal)であり、制御チャネルおよびデータチャネルを復調するためにeNBにおいてチャネル推定に用いる。第2の種類の基準信号はSRSであり、主に、アップリンクチャネル品質情報を提供して、基地局においてスケジューリング決定を可能にするのに用いる。セル内の任意のUEがSRSを送信するサブフレームは、セル固有のブロードキャストシグナリングによって示される。4ビットのセル固有「srsSubframeConfiguration」パラメータは、各無線フレーム内でSRSを送信してもよい15セットの可能なサブフレームを示す。さらに、SRSはセルにおいて完全にオフにすることができる。SRS送信は、構成されたサブフレームの、最後の単一キャリア周波数分割多重接続(SC−FDMA)符号内にある。LTEのeNBは、UEからの個々のSRS送信を要求するか、または終了するまで周期的にSRSを送信するようにUEを設定するようにしてもよい。1ビットのUE固有のシグナリングパラメータ「duration」は、要求SRS送信が単独であるかまたは周期的であるかを示す。周期的なSRS送信をUEに対し設定する場合、その周期は2、5、10、20、40、80、160、または320ミリ秒のいずれかにできる。UEがそのSRSを送信すべき期間内にオフセットされたSRSサブフレームは、「srs−ConfigIndex」と呼ばれる10ビットのUE固有の専用シグナリングパラメータによって構成される。ここで、上記SRS信号は、「通常」SRS信号と呼ぶことにする。
実施形態において、通常動作中にD2D可能な端末によって定期的に送信される通常UL SRSに加えて、かかる端末はN(設定可能)秒毎に特別に符号化されたSRSを送信して、他の端末による発見を可能にしてもよい。これはカバレッジ外端末にとって特に有用である。D2D可能な端末発見用の特別なSRSであることを示すために、現在srsSubframeConfigurationパラメータに使用しているビット数を増やすことによって、この周期性を信号で伝えることができる。また、srsSubframeConfigurationパラメータの通常のビット数を維持することも可能であるが、この場合、複数のインスタンスのsrsSubframeConfigurationパラメータ、例えば通常SRSの周期性を示す第1のインスタンスと、特別SRSの周期性を示す第2のインスタンスとを送信する必要があることがある。
パラメータNは、最近スケジュールされた端末、および/または、チャネルが著しく変化しない端末に対してより高くすることができる。なぜなら、それらの場合、ULチャネル品質推定を頻繁に行う必要がないため、いくつかのSRSスロットをD2D可能であることを広告するために犠牲にすることができるからである。この特別に符号化されたSRSは、その主目的(のみ)に使用されないので、高いサウンディング帯域幅をサポートする必要はないが、その場合、D2Dパートナーを探索中の近接する装置は、どの周波数をスキャンしてこの特別に符号化されたSRSを探せばよいのか知る必要がある場合がある。
この周波数が一定でない場合、特別に符号化されたSRSの帯域幅が周波数ホッピング方式で変化することで、D2D接続の確立を望む装置によって受信される可能性を高め、かつ/または、比較的狭い異なるディスカバリ帯域幅をサポートするように構成された多数の装置にわたって発見の機会を広げることもできる。しかしながら、これらの装置が広いディスカバリ帯域幅をサポートする場合、特別SRSに選択されたサブバンドは、D2Dリンクのサポートされたスループットや、提供されるQoSなどのある特定のパラメータの値を示すことができる。
実施形態において、より高いスループットをサポートできる(したがって、別の端末のトラヒックの中継として機能するのにより適した)端末は、例えば、その端末が低いバッファレベルと、高い信号対雑音比(SNR)と、高いバッテリーレベルと、低い移動性(すなわち、比較的静止している)、またはそれらの任意の組み合わせを示す場合、選択してもよい。これらを基地局に報告してもよい。このように、実施形態において、SRSの変更は、eNBが、これらの特徴の1つ以上を示すことができるUEに対してのみこの新しいSRSを設定するものである。
装置構造
図8は一実施形態による基地局800の一例を示す構成図である。基地局は、少なくとも1つのアンテナ802に接続される送受信部804(ともに通信部を示す)と、制御部806とを含む。制御部は、例えば、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、ASIC、FPGA、または、基地局800の動作パラメータを変更するなどの上記各種機能を実行するようにプログラムされた、またはそのように構成された他の論理回路でもよい。例えば、上記の各種機能は記憶媒体808に記憶され、制御部806によって実行されるコンピュータプログラムの形で実現してもよい。
図9は一実施形態による端末900の一例を示す構成図である。端末900は上記の無線通信システムで使用してもよい任意の種類の装置で構成してもよく、携帯(またはセル式)電話(スマートフォンを含む)、移動通信機能を備えた携帯情報端末(PDA)、移動通信要素を持つノートパソコンまたはコンピュータシステム、および/または、無線通信可能な任意の装置で構成してもよい。端末900は、少なくとも1つのアンテナ902に接続される送受信部904(ともに通信部を示す)と、制御部906とを含む。制御部は、例えば、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、ASIC、FPGA、または通信部を制御してSRS信号を送信するなどの上記各種機能を実行するようにプログラムされた、またはそのように構成された他の論理回路でもよい。例えば、上記の各種機能は、記憶媒体908に記憶され、制御部906によって実行されるコンピュータプログラムの形で実現してもよい。
実施形態について3GPP LTEに関連して説明してきたが、他のプロトコルを用いることもでき、例えば、GSM(登録商標)、GPRS、UMTSなどの3GPPファミリーの標準規格の他のプロトコルや、WiMAX(IEEE802.16)、CDMA、WiFi(IEEE802.11)などが含まれる。
実施形態を説明したが、その中でLTE−Aの変更したUL SRS(Sounding Reference Signals)を用いて、端末がD2Dリンクを使用して中継端末として機能できることを広告する。代わりに、変更したRACH(Random Access Channel)など、他のULシグナリングを用いることもでき、その場合、最初のまたは続くメッセージは、近接する装置がD2Dリンクを介してこの装置にアクセスできる場合に該当する表示に関連する符号化情報を含む。この場合、RACHのビヘイビアは、RACHによってトリガされる従来のイベントの代わりに、RACHが規定の繰り返し周波数で送信されるように修正することができる。例えば、コンテンションのないRACHを用いる場合、D2D可能な端末は専用プリアンブルを割り当てられ、そのD2D/中継機能を示すのに用いる。このプリアンブルはPRACH(Physical Random Access Channel)で周期的に送信される。D2D接続を必要とする端末は、PRACHの特定の専用プリアンブルをモニターして、その後ハンドシェーキングプロシージャにおいて同じプリアンブルを使用して応答する。
実施形態において、カバレッジは基地局をオフにすることによって変更される。代わりに、基地局を待機状態にしてもよい。さらに、ハードウェアリソースと無線リソース(例えば周波数および/または時間リソース)を含む、1つ以上の基地局リソースを選択的にオフにするか、または待機状態にしてもよい。
実施形態を説明したが、その中でカバレッジ外端末が送信するデータを持っている時や、サービスを要求する時、カバレッジが変更される。しかしながら、他の実施形態において、システムがカバレッジ外端末に送信するデータを持っている時にカバレッジを変更してもよい。かかる実施形態において、カバレッジ内端末とカバレッジ外端末との間の装置間通信を用いて、カバレッジ外端末を呼び出すことができる。
当然のことながら、一般に、マクロセル基地局、ミクロセル基地局、ピコセル基地局、フェムトセル基地局、またはそれらの任意の組み合わせを含む、様々な大きさのカバレッジを有する基地局を使用してもよい。例として、例えば、eNB、Home eNB、Wi−Fiアクセスポイントなどが挙げられる。基地局のカバレッジは、作動させた基地局のカバレッジよりも大きくてもよく、カバレッジギャップを埋めるのに用いてもよい。例えば、基地局はマクロセル基地局でもよく、作動させた基地局はフェムトセル基地局でもよい。
特定の実施形態について説明してきたが、これらの実施形態は例として示しただけであり、本発明の範囲を限定するものではない。実際、本願明細書に記載の装置、方法、および製造物は、様々な他の形態で実現することができ、さらに、本発明の精神から逸脱することなく、本願明細書に記載の方法およびシステムの形態において種々の省略、代替、変更を行うことができる。添付の特許請求の範囲とその均等物は、本発明の範囲および精神にある形態や変形を包含するものである。
100、200、400、600、700 無線通信システム
102、202、402、602、702 基地局
104、204、404、604、609、704 カバレッジ
105 E−UTRANネットワーク
106 EPC
108、208、408、608、708 端末
205、405、705 拡大カバレッジ
607 フェムトセル基地局
800 基地局
802 アンテナ
804 送受信部
806 制御部
808 記憶媒体
900 端末
902 アンテナ
904 送受信部
906 制御部
908 記憶媒体

Claims (15)

  1. 1つ以上の基地局を含む無線通信システムの動作方法であって、前記1つ以上の基地局の各々は対応するカバレッジを使用時に提供するように構築され、前記1つ以上の基地局のうちの特定の基地局は1つ以上のカバレッジ内端末に対するカバレッジを提供し、前記特定の基地局が提供するカバレッジ外に1つ以上のカバレッジ外端末が存在し、当該動作方法は、
    前記カバレッジ内端末と前記カバレッジ外端末との間の直接的な装置間無線通信に関する条件が満たされているかどうかを判断するステップと、
    前記条件が満たされている場合、前記1つ以上のカバレッジ外端末に対するカバレッジを提供するように、前記特定の基地局のカバレッジ及び別の何れかの基地局のカバレッジのうちの少なくとも1つを変更するステップと
    を有する動作方法。
  2. 前記条件が、
    前記カバレッジ内端末が前記カバレッジ外端末から受信した装置間通信要求の数、
    直接的な装置間無線通信を行うことが可能であり及び/又は行うように設定された前記カバレッジ内端末の数、及び
    前記特定の基地局と前記カバレッジ外端末との間の中継局として機能するために使用できるリソースを有する前記カバレッジ内端末の数、
    のうちの1つ以上を示す、請求項1に記載の動作方法。
  3. 前記特定の基地局が、前記カバレッジ内端末から前記カバレッジ外端末についての情報を受信するステップをさらに有する請求項1または2に記載の動作方法。
  4. 前記変更するステップにおいて、
    前記カバレッジ外端末に新しい無線リソースを供給することと、
    前記カバレッジ外端末に既存の無線リソースを供給することと、
    基地局と端末との間の直接的な通信に第1の無線リソースを使用し、基地局と端末との間の間接的な通信に第2の無線リソースを使用すること、
    のうちの少なくとも1つを行う、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の動作方法。
  5. 前記変更するステップにおいて、前記カバレッジ外端末の少なくとも1つを前記無線通信システムに入れることを含む、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の動作方法。
  6. 前記変更するステップにおいて、
    前記カバレッジ外端末の少なくとも1つを、前記特定の基地局に隣接する何れかの基地局から前記特定の基地局にハンドオフし、望ましくは、前記特定の基地局と隣接する基地局とが前記カバレッジ外端末についての情報を共有する、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の動作方法。
  7. 前記変更するステップにおいて、例えば前記カバレッジ内端末の少なくとも1つからの要求または指示に応じて、前記別の基地局を作動させて、前記カバレッジ外端末の少なくとも1つにカバレッジを提供する、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の動作方法。
  8. 前記カバレッジ内端末の少なくとも1つが、前記特定の基地局とカバレッジ外端末との間の中継局として機能できることを示すディスカバリ信号を送信するステップをさらに有する請求項1ないし7のいずれか一項に記載の動作方法。
  9. 前記特定の基地局が、前記カバレッジ内端末の前記少なくとも1つが前記ディスカバリ信号を送信するようにスケジュールするステップをさらに有し、及び/又は前記特定の基地局が、スループット基準に基づいて前記カバレッジ内端末の少なくとも1つを選択するステップをさらに有する請求項8に記載の動作方法。
  10. 前記ディスカバリ信号が、前記特定の基地局により設定された周期的な時間間隔にしたがって、前記カバレッジ内端末によって送信され、望ましくは前記周期的な時間間隔の長さは送信条件に応じて設定され、前記送信条件は、(1)前記カバレッジ内端末が前記ディスカバリ信号を送信するように最近スケジュールされたこと、及び(2)前記カバレッジ内端末の推定されるチャネル品質が所定の閾値よりも高いこと、のうちの1つ以上を含む、請求項8または9に記載の動作方法。
  11. 前記カバレッジ内端末の前記少なくとも1つにより送信される前記ディスカバリ信号は、前記カバレッジ内端末により提供される通信パラメータの値を示す、請求項8ないし10のいずれか一項に記載の動作方法。
  12. 前記ディスカバリ信号が、リファレンス信号を有し、望ましくはサウンディングリファレンス信号等のアップリンクリファレンス信号を有する、請求項8ないし11のいずれか一項に記載の動作方法。
  13. 1つ以上の基地局を有する無線通信システムであって、
    前記1つ以上の基地局の各々は対応するカバレッジを使用時に提供するように構築され、前記基地局の少なくとも1つは、
    前記基地局のカバレッジ内にある1つ以上のカバレッジ内端末と、前記基地局のカバレッジ外にある1つ以上のカバレッジ外端末との間の直接的な装置間無線通信に関する条件が、満たされているかどうかを判断し、
    前記条件が満たされている場合、前記カバレッジ外端末の1つ以上にカバレッジを提供するように、前記カバレッジを変更する、無線通信システム。
  14. 無線通信システムにおいて使用される基地局であって、
    1つ以上のカバレッジ内端末にカバレッジを提供するように構築された通信部と、
    前記カバレッジ内端末と、前記カバレッジ外にある1つ以上のカバレッジ外端末との間の直接的な装置間無線通信に関する条件が、満たされているかどうかを判断し、前記条件が満たされている場合、前記カバレッジを変更するように前記通信部を制御するように構築された制御部と
    を備える基地局。
  15. 1つ以上の基地局を有する無線通信システムにおいて使用される端末であって、
    前記1つ以上の基地局の各々は使用時に対応するカバレッジを提供するように構築され、当該端末は、
    通信部と、
    当該端末が特定の基地局により提供され前記カバレッジ内にある場合に、前記特定の基地局により提供される前記カバレッジ外にある1つ以上のカバレッジ外端末についての情報を、前記特定の基地局に送信するように、前記通信部を制御する制御部と
    を備える端末。
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