JPWO2010128576A1 - 網管理システム、無線カバレッジ調節方法および無線カバレッジ調節用プログラム - Google Patents

網管理システム、無線カバレッジ調節方法および無線カバレッジ調節用プログラム Download PDF

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Abstract

移動体通信網に接続している移動端末から、当該移動端末において測定された無線回線品質を示す情報であって、2以上の無線セルとの間の無線回線の品質を示す情報を含む無線回線品質情報を収集する無線回線品質情報収集手段と、無線回線品質情報収集手段によって収集された無線回線品質情報を用いて集計された無線セル毎の無線回線品質情報に基づいて、無線セルのカバレッジを評価するカバレッジ評価手段と、カバレッジ評価手段による評価結果に基づいて、無線基地局の無線パラメータの変更量を算出する無線パラメータ算出手段とを備える。

Description

本発明は、移動体通信網において形成される無線セルのカバレッジの調節を行う網管理システム、無線カバレッジ調節方法および無線カバレッジ調節用プログラムに関する。
図11は、移動体通信システムの構成の一例を示す説明図である。図11に示す移動体通信システムは、移動通信コア網60に接続される無線基地局30,31,32と、各無線基地局と無線リンクを介して接続される移動端末10,11,12,13,14を備えている。また、移動通信コア網60には、この他にも網管理システム50や外部網70が接続されている。図11に示す例において、無線基地局30,31,32の周囲には、それぞれ移動端末との無線リンクを形成しうる無線ゾーンとして無線セル80,81,82が構築されている。移動端末10,11は、それぞれ無線セル80内において無線リンク20,21を介して無線基地局30と接続されている。また、移動端末12は、無線セル81内において無線リンク22を介して無線基地局31と接続されている。また、移動端末13,14は、無線セル82内においてそれぞれ無線リンク23,24を介して無線基地局32と接続されている。
無線基地局30,31,32は、それぞれ有線リンク40,41,42を介して無線通信コア網60と接続され、移動通信コア網60内部の図示しない交換局やサーバ装置や他の無線基地局との間で通信データや制御データの送受信を行う。また、図11に示す移動体通信システムでは、移動通信コア網60内部の図示しない交換局やサーバ装置および無線基地局30,31,32は、それぞれ有線リンク43,44,45,46を介して網管理システム50に接続され、網管理システム50によってその状態を監視されている。
また、図12は、無線セルがカバーするエリアの配置例を示す説明図である。なお、無線セルがカバーするエリアとは、その無線セルによって無線通信可能な地理的範囲である。この地理的範囲は、無線カバレッジまたは単にカバレッジと呼ばれる。図12に示す例では、無線基地局100〜102の周囲にそれぞれ3つの無線セルを配置し、個々の無線セルの無線通信可能な範囲(すなわち、カバレッジ)を重複させながら面的なサービスエリアを展開している。なお、面的なサービスエリアを展開するとは、サービス可能なエリアが移動端末の移動によっても途切れないように連続させて網羅的に存在させることを意味する。
図12において示すエリア107のように、隣接する無線セル間(本例では、無線セル104と無線セル103間)のオーバラップが不足していると、移動端末が無線セルの間を通信しながら移動する際に必要な回線品質が得られず異常切断が生じてしまう。そのため、隣接する無線セル間では適切なオーバラップ領域が確保される必要がある。
互いに隣接する無線セル間のオーバラップ領域をどの程度確保するかは、地理的な条件によって異なる。例えば、無線セルのオーバラップ領域が幹線道路に重なる場合は、隣接する無線セルの間を高速で移動しながら通信する移動端末が比較的多いため、一般にオーバラップ領域を多めに確保する必要があることが知られている。
一方で、エリア106に示すように、隣接する無線セル間(本例では、無線セル103と無線セル105間)間のオーバラップが過多になると、隣接する他方の無線セルから受ける電波干渉が強くなるため、その干渉除去のためにシステム容量が減少し、オーバラップ領域において通信速度が低下するなど通信品質が劣化する。従って、良好な無線品質を確保するには、オーバラップを過剰に確保することも避けなければならない。
また、エリア106内に存在するエリア108に示すように、互いに隣接する無線セルにおいて感知するパイロット信号強度の大小関係が逆転する地点、すなわち現在接続している無線セルよりも他の無線セルから受ける信号強度が高いパイロット信号が到来する地点の周辺領域(ハンドオーバ領域)では、移動端末が接続先の無線基地局を切り替える処理(ハンドオーバ)が発生するため、一般に通信が不安定になりやすい。また、そのような領域に多くの移動端末が位置すると、網側に過剰な切り替え処理の負荷が掛かるという問題もある。従って、網側に掛かる負荷を抑えて良好な無線品質を確保するためには、移動端末が密集している場所にハンドオーバ領域が重ならないようにする必要がある。
このように複数の無線セルを面的に展開する移動体通信網システムにおいて良好な通信品質を確保するには、各無線セルに対して適切な無線カバレッジを確保することが重要である。そのためには、各無線セルのエリア特性(電波の伝搬特性、移動端末の地理的な分布など)を加味して、各無線セルを形成する無線基地局の無線パラメータ(送信電力、アンテナ角度など)を適切な値に設定する必要がある。
無線セルのエリア形状設計(組み合わせ設計を含む)に係る無線パラメータの設定値の決定技術に関し、例えば、特許文献1には、無線セルを展開するエリアで実測した無線品質のデータ(GPSの測位情報を含む)を用いて、実測地点の推定結果が実測結果に近くなるように補正する機能を備えた電波伝搬シミュレータが記載されている。また、その電波伝搬シミュレータを用いて、無線カバレッジを地図と重ね合わせて可視化する方法が記載されている。この方法を利用すれば、隣接する無線セルのカバレッジの重なり度合いや、繁華街など移動端末が多く存在しうるエリアとハンドオーバ領域の重なり度合いなどを無線エリアの設計者が視覚的に確認しながら、エリアごとの伝搬特性の違いを加味して無線パラメータの設定値を決定することが可能である。
また、例えば、特許文献2には、周辺の基地局から到来する電波の測定結果に応じて無線パラメータを決定する無線基地局装置が記載されている。特許文献2に記載されている無線基地局装置は、受信された無線信号に基づいてキャリアレベルの検出を行い、キャリアレベルが高いキャリアを優先させて他局の周辺に存在する局に関する情報を収集する。そして、収集された情報で示される他局について当該無線基地局装置で受信される信号に基づき取得される属性情報に基づいて周辺環境リストを生成し、その周辺環境リストに基づいて、無線通信に使用する通信態様を決定する。
また、例えば、非特許文献1には、網側の運用情報を用いて無線基地局に適用する無線パラメータの設定値を更新する方法が記載されている。非特許文献1に記載されている方法は、移動端末が測定した無線品質(周辺の無線セルから受ける干渉量)の情報を網側で収集し、無線セル単位で集計した測定情報の分布に基づき、無線基地局に適用する無線パラメータの設定値を更新する。
例えば、周辺の無線セルから受ける干渉量が多い場合には、オーバラップ過多と判定して基地局の送信電力を低減またはアンテナのチルト角を低下させるなどの変更を行う。一方、周辺の無線セルから受ける干渉量が少ない場合には、オーバラップ不足と判定して送信電力を増加またはアンテナのチルト角を上昇させるなどの変更を行う。
変更後の無線品質は再び移動端末によって測定され、無線パラメータの変更設定にフィードバックされる。非特許文献1に記載されている方法では、セル単位の無線品質が適切な水準に達するまでこのような処理を繰り返すことにより、エリアごとの移動端末の地理的な分布や伝搬特性を加味して無線パラメータの設定値を決定する。
特許3862021号公報 特開2008−118420号公報
Nokia,"Radio Network Planning and Optimisation for UMTS",John Wiley & Sons,2002,p.422−p.423
しかし、特許文献1に記載されている電波伝搬シミュレータを利用する場合、電波伝搬推定の精度を高めるために測定点の位置情報を含む実測情報を必要とするため、多くの走行試験が必要となり効率的でないという課題がある。なお、専用の測定器を用いた走行試験を行う代わりに一般の移動端末から同様の情報を収集することも可能である。しかし、無線セル内でGPSなどの測位機能を備えていない移動端末が多くを占める場合には、伝搬特性の推定精度を補正することができない。従って、そのような無線セルに対しては、オーバラップ領域などカバレッジの局所的な調節を行うことが難しいという問題がある。
また、特許文献1に記載されている電波伝搬シミュレータでは、実際の移動端末の地理的な分布を考慮しないため、無線エリアの設計者が想定した移動端末の地理的な分布が実際と異なっていた場合には、無線カバレッジ内で品質の低いエリアとユーザの密集するエリアとが重なってしまうという問題もある。
また、非特許文献1に記載されている方法では、無線セル単位で集計した移動端末の測定情報に基づいて無線パラメータの変更を行うため、隣接する無線セルとの間の局所的なカバレッジについて個々の設計要件を加味しながら無線セル全体のカバレッジを調節することが難しいという問題がある。
また、非特許文献1に記載されている方法では、無線パラメータの変更量を決める際に、隣接する無線セルの移動端末に与える影響を加味せずに無線セルごとに単独で決めるため、隣接セルへの悪影響を抑えながら無線セルのカバレッジを調節することが難しいという問題がある。
なお、特許文献2に記載されている方法は、基地局の測定情報に基づいて無線パラメータ(より具体的には、使用する周波数)を決定する方法である。特許文献2に記載されている方法のように、基地局の測定情報のみを用いる方法では、自局の配下の”セル端の無線品質”を知ることができないため、セル端の無線品質を加味しながら無線セル全体のカバレッジを調節することはできない。
そこで、本発明は、隣接する無線セルとの間の局所的なカバレッジについて個々の設計要件および実際のユーザ分布を加味しながら、通信品質の低い箇所がユーザの密集するエリアに重ならないように無線セルのカバレッジを調節することが可能な網管理システム、無線カバレッジ調節方法および無線カバレッジ調節用プログラムを提供することを目的とする。
本発明による網管理システムは、移動体通信網において形成される無線セルのカバレッジの調節を行う網管理システムであって、移動体通信網に接続している移動端末から、当該移動端末において測定された無線回線品質を示す情報であって、2以上の無線セルとの間の無線回線の品質を示す情報を含む無線回線品質情報を収集する無線回線品質情報収集手段と、無線回線品質情報収集手段によって収集された無線回線品質情報を用いて集計された無線セル毎の無線回線品質情報に基づいて、無線セルのカバレッジを評価するカバレッジ評価手段と、カバレッジ評価手段による評価結果に基づいて、無線基地局の無線パラメータの変更量を算出する無線パラメータ算出手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明による無線カバレッジ調節方法は、移動体通信網において形成される無線セルのカバレッジの調節を行うため無線カバレッジ調節方法であって、移動体通信網に接続している移動端末から、当該移動端末において測定された無線回線品質を示す情報であって、2以上の無線セルとの間の無線回線の品質を示す情報を含む無線回線品質情報を収集し、収集された無線回線品質情報を用いて集計された無線セル毎の無線回線品質情報に基づいて、無線セルのカバレッジを評価し、評価結果に基づいて、無線基地局の無線パラメータの変更量を算出することを特徴とする。
また、本発明による無線カバレッジ調節用プログラムは、移動体通信網において形成される無線セルのカバレッジの調節を行うため無線カバレッジ調節用プログラムであって、移動体通信網に接続している移動端末から収集される当該移動端末において測定された無線回線品質を示す情報であって、2以上の無線セルとの間の無線回線の品質を示す情報を含む無線回線品質情報を記憶する記憶手段を備えたコンピュータに、収集された無線回線品質情報を用いて集計された無線セル毎の無線回線品質情報に基づいて、無線セルのカバレッジを評価するカバレッジ評価処理と、カバレッジ評価処理での評価結果に基づいて、無線基地局の無線パラメータの変更量を算出する無線パラメータ算出処理とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、隣接する無線セルとの間の局所的なカバレッジについて個々の設計要件および実際のユーザ分布を加味しながら、通信品質の低い箇所がユーザの密集するエリアに重ならないように無線セルのカバレッジを調節することができる。
第1の実施形態の網管理システムの構成例を示す説明図である。 無線カバレッジの調節方法に係る網管理システム200、無線基地局201および移動端末202の動作の一例を示すフローチャートである。 2つの無線セル間の無線品質分布の一例を示す説明図である。 カバレッジの評価動作の一例を示すフローチャートである。 カバレッジ品質評価のための無線品質分布における領域の分割例を示す説明図である。 無線セルの地理的な領域を示す説明図である。 評価関数Qjkの形式の一例を示す説明図である。 無線パラメータの設定値(または変更量)の算出動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の概要を示すブロック図である。 本発明による網管理システムの他の構成例を示すブロック図である。 移動体通信システムの構成の一例を示す説明図である。 無線セルがカバーするエリアの配置例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の網管理システムの構成例を示す説明図である。なお、図1に示す例では、網管理システム200と併せて、管理対象である移動体通信網を形成する無線基地局および移動端末の例として無線基地局201および移動端末202の構成例も示している。図1では、図示しない移動通信コア網と無線基地局とが直接制御信号を送受信し、両者が本網管理システムに管理される形態を例示している。なお、本発明が適用可能な移動体通信網はこのような形態に限定されず、例えば、移動通信コア網と無線通信基地局の間に基地局制御装置や基地局管理装置を備える移動体通信網や、本網管理システムの機能が基地局制御装置または無線基地局の内部に組み込まれた移動体通信網に対しても適用可能である。
図1に示すように、本実施形態の網管理システム200は、カバレッジ調節対象セル抽出手段203と、無線セル間品質分布集計手段204と、測定情報記憶手段205と、カバレッジ評価手段210と、設計情報記憶手段211と、無線パラメータ算出手段212とを備えている。
カバレッジ調節対象セル抽出手段203は、管理対象とする移動体通信網における通信品質の統計に基づいて、カバレッジ調節が必要な無線セルを抽出する。カバレッジ調節対象セル抽出手段203は、例えば、無線セル毎に求めた通信品質の統計を示す通信品質統計情報を参照し、移動端末と無線基地局との間の通信の失敗率が高い無線セルの中から、無線品質の劣化が原因でカバレッジ調節が必要だと判定した無線セルを調節対象として抽出する。通信の失敗の具体例として、例えば、無線セル内で通話を開始するときの回線確立の失敗、無線セル内での通話中の異常切断、隣接する他の無線セルに移動するときのハンドオーバの失敗などが挙げられる。例えば、網側(回線制御装置など)である一定の期間においてこれらの動作(発呼、通話中の切断、ハンドオーバ等)が行われた回数と失敗した回数とをその際利用された無線セル毎に計数し通信品質情報として保持しておき、カバレッジ調節対象セル抽出手段203は、その通信品質情報を参照して無線セル毎の通信の失敗率を求めればよい。なお、各移動端末が利用している無線セルは、各制御信号に含まれるセルの識別子(セルID等)を参照することによって判別可能である。
なお、調節対象の無線セルの抽出は、このように品質統計に基づいて行われるだけでなく、網の管理者が任意の無線セルを指定することも可能である。例えば、人口密度の比較的高い地域をカバーしている無線セルを調節対象として指定してもよい。また、例えば、現時点において異なる基地局によって形成される無線セルと重なり合う領域を有している無線セルを調節対象として指定してもよい。なお、現時点において存在する全ての無線セルを調節対象とすることも可能である。
測定情報記憶手段205は、管理対象とされる移動体通信網に接続される各移動端末202により測定された無線品質を示す情報である測定情報を記憶する。測定情報は、例えば、信号電力や信号対干渉波比の情報であってもよい。なお、これらの情報は、無線セルと対応づけられて検知されるものとする。例えば、移動端末202は、現在所属している無線セルの他に隣接セルからもパイロット信号を受けられる場所にいる場合には、移動端末202が現在接続している無線基地局から受信しているパイロット信号電力(受信電力)の値と接続先の基地局および無線セルの情報だけでなく、隣接する無線セルを管理している他の基地局から受ける(感知される)パイロット信号電力(受信電力)の値とその基地局および無線セルの情報を含む情報を、測定情報として生成する。なお、1つの無線セルからしかパイロット信号を受けられない場所にいる場合であっても、その旨を示す測定情報を生成する。すなわち、測定情報は、移動端末202において測定された2以上の無線セルに係る無線回線品質を示す情報であることが好ましい。なお、信号電力とともに、または信号電力の代わりに、信号対干渉波比の情報が含まれていてもよい。
無線セル間品質分布集計手段204は、カバレッジの調節対象とされた無線セルまたはその隣接セルに属する移動端末により測定される無線品質の情報である測定情報を取得する。無線セル間品質分布集計手段204は、測定情報記憶手段205に該当する測定情報が保持されている場合にはその測定情報を取得する。そのような測定情報が存在しない場合は、測定情報を取得したい無線セルを管理する無線基地局201に対して、測定情報の収集を要求することによりその無線基地局201に所定の制御シーケンス(測定情報収集シーケンス)を実行させ、その無線基地局201を介して当該無線セルに属する移動端末202から測定情報を収集する。以下、無線基地局201に対して行う測定情報の収集の要求を「測定要求」という。そして、収集した測定情報に基づいて、互いに隣接する2以上の無線セルの受信電力を端末別に集計し、その無線セル間の受信電力の大小関係による端末分布を求める。本実施形態では、この端末分布を無線セル間無線品質分布という。
設計情報記憶手段211は、無線エリアの設計情報を記憶する。無線エリアの設計情報とは、例えば、無線基地局の配置や無線パラメータの設定値など、移動体通信網の無線通信性能に関わる情報である。なお、そのうち、無線パラメータとは、移動体通信網の無線通信性能を実現する構成要素(無線基地局等)に対する具体的な(現実の)設定項目をいう。無線基地局の無線パラメータとしては、例えば、その無線基地局が無線セルを形成するための総送信電力やアンテナチルト角が挙げられる。
なお、設計情報記憶手段211には、さらに、本システムで用いるカバレッジ評価関数の情報を記憶してもよい。カバレッジ評価関数とは、互いに隣接する2以上の無線セルのカバレッジについて、互いの無線セルの受信電力の大小関係による端末分布(無線セル間無線品質分布)から複数の無線セル間の品質状態を評価する関数である。
カバレッジ評価手段210は、所定のカバレッジ評価関数を用いて、無線セル間品質分布集計手段204によって集計された無線セル間無線品質分布から、調節対象とされた無線セルのカバレッジを評価する。
無線パラメータ算出手段212は、カバレッジ評価手段210による評価結果およびその評価対象(すなわち、調節対象)となった無線セルを形成している無線基地局の無線パラメータの現在の設定値とに基づいて、カバレッジの調節対象とされた無線セルに対して、カバレッジの品質改善に向けた無線パラメータの設定値を算出する。無線パラメータ算出手段212は、無線パラメータとして保持されている設定項目について現在値からの変更量を算出し、これにより新たな設定値を求めてもよい。
また、無線パラメータ算出手段212は、算出した無線パラメータの設定値を設計情報記憶手段211に記憶されている設計情報として記憶(更新)してもよい。また、変更後の設定値をその無線セルを管理する無線基地局201に反映させるべく、対象となる無線基地局201に変更後の設定値を送信し、無線パラメータの設定変更を要求してもよい。また、無線パラメータ変更後の無線品質を移動端末202に測定させるべく、無線セル間品質分布集計手段204による処理と同様に、対象となる無線基地局201に対して測定要求を行ってもよい。なお、その無線基地局201を介してパラメータ変更に係る無線セルに属する移動端末202から測定情報が収集されたら、その測定情報を用いてカバレッジ評価手段210に評価をさせればよい。なお、これらの設定反映動作や再評価に係る制御(取りまとめ制御)は、無線パラメータ算出手段212から無線パラメータの設定値の通知を受けたカバレッジ評価手段210によって行うようにしてもよい。
また、図1を参照すると、本実施形態に係る無線基地局201は、端末測定制御手段206と、測定情報収集・送信手段209と、基地局制御手段213とを備えている。
端末測定制御手段206は、網管理システム200から測定要求を受信すると、無線品質の測定対象として指定された無線セルに属する移動端末200に対して、無線品質の測定を指示する。端末測定制御手段206は、例えば、対象となった無線セルにおいて用いている下り制御回線を用いて、その無線セルに属する各移動端末202に無線品質の測定を要求する旨を送信することにより、無線品質の測定指示を行ってもよい。
測定情報収集・送信手段209は、移動端末202から送信される無線品質の測定情報を収集し、その情報を網管理システム200に送信する。その際、網管理システム200の測定情報記憶手段205に格納されるよう、記憶手段に対するアクセス要求として送信してもよい。なお、測定情報記憶手段205への格納は、測定情報を受け付けた網管理システム200の無線セル間品質分布集計手段204が行うことも可能である。
基地局制御手段213は、網管理システム200からの無線パラメータの変更要求を受け付けて、当該無線基地局201(当該基地局制御手段213を備えた無線基地局201)内部の無線パラメータ(無線通信性能に関する設定項目)の内容を指示された値に変更するなどの制御を行う。
また、図1を参照すると、本実施形態に係る移動端末202は、無線品質測定手段207と、測定情報報告手段208とを備えている。
無線品質測定手段207は、接続先の無線基地局201から無線品質の測定要求を受け付けると、所属先の無線セル(以下、所属先無線セルという。)の無線品質(例えば、パイロット信号電力や信号対干渉波比等)およびその所属先無線セルの隣接セルの無線品質を測定する。
測定情報報告手段208は、無線品質測定手段207が測定した無線品質の情報(すなわち、測定情報)を無線基地局201に報告する。測定情報報告手段208は、例えば、所属セルにおいて用いられている上り制御回線を用いて、測定した無線品質の情報を送信することにより、測定情報の報告を行ってもよい。
次に、本実施形態の網管理システム200の動作について説明する。図2は、本実施形態の網管理システム200による無線カバレッジの調節方法に係る網管理システム200、無線基地局201および移動端末202の動作の一例を示すフローチャートである。
図2に示すように、まずカバレッジ調節対象セル抽出手段203は、網管理システム200の配下に属する無線セル(より具体的には、配下に属する無線基地局201により形成される無線セル)の中からカバレッジの調節対象とする無線セルを抽出する(ステップS100)。カバレッジ調節対象セル抽出手段203は、例えば、管理対象とする移動体通信網における通信品質の統計に基づいて、カバレッジ調節が必要な無線セルを抽出する。次に、カバレッジ調節対象セル抽出手段203は、カバレッジの調節対象として抽出した無線セルの中から、通信の失敗率が最も劣化している無線セルを選択する(ステップS101)。以下、ステップS101において選択された無線セルを、処理対象無線セルまたは無線セルと表記する。また、処理対象無線セル(無線セル)の隣接セルを、単に隣接セルまたは無線セルと表記する。
処理対象無線セルが決定すると、無線セル間品質分布集計手段204は、その処理対象無線セル(無線セル)またはその隣接セル(無線セル)に属する移動端末の測定情報を、測定情報記憶手段205から取得する(ステップS102)。このとき、測定情報記憶手段205に必要な測定情報が存在しない場合には(ステップS103のN)、測定情報が必要な無線セルを管理する無線基地局201に対して無線品質の測定要求を行う(ステップS104)。なお、必要な測定情報とは、処理対象無線セルに属する移動端末から収集した測定情報または隣接セルに属する移動端末から収集した測定情報であって、例えば、所定数以上の移動端末分の測定情報であるとしてもよい。無線セル間品質分布集計手段204は、無線品質の測定要求として、例えば、無線品質の測定を要求する旨および測定対象とする無線セル(無線セルまたは無線セル)識別子を含む情報を送信してもよい。
網管理システム200から無線品質の測定要求を受信した無線基地局201では、端末測定制御手段206が、測定を指示された無線セルを用いて、その無線セルに属する移動端末202に対し、無線品質の測定を指示する(ステップS105)。
無線基地局201から無線品質の測定指示を受信した移動端末202では、無線品質測定手段207が、所属先無線セルの無線品質およびその所属先無線セルの隣接セルの無線品質を測定し、その結果を無線基地局201に報告する(ステップS106)。
無線基地局201の測定情報収集・送信手段209は、移動端末202から送信される無線品質の測定情報を収集し(ステップS107)、網管理システム200の測定情報記憶手段205に格納させるべく、網管理システム200に収集した測定情報を送信する。網管理システム200では、無線基地局201から送信される測定情報を受けて、測定情報記憶手段205に格納する(ステップS108)。
網管理システム200の無線セル間品質分布集計手段204は、ステップS103において測定情報記憶手段205に必要な測定情報が存在した場合(ステップS103のY)、または無線基地局201に対する測定要求の結果測定情報記憶手段205に移動端末202から収集した測定情報が格納された場合には、処理対象無線セル(無線セル)またはその隣接セル(無線セル)の無線品質に関する情報(測定情報)を測定情報記憶手段205から取得して、無線セルと無線セルとの間の無線品質分布を集計する(ステップS109)。以下、理解を容易にするため、無線セルが複数ある場合には、無線セルと各無線セルとの間でそれぞれ無線品質分布を集計する形態について説明する。なお、このように2つの無線セルの組み合わせごとに無線品質分布を集計する形態のほかに、無線セルと複数の無線セルを含む3以上無線セルの組み合わせごとに無線品質分布を集計する形態であってもよい。後者の形態を採用する場合、後述するカバレッジ評価関数(Qjk)には,3以上の無線セルの無線品質の組み合わせに対して,無線セルのカバレッジ品質の評価値を返す関数を用いればよい。
次に、カバレッジ評価手段210は、無線セル間品質分布集計手段204により集計された無線品質分布を取得し、設計情報記憶手段211から取得したカバレッジ評価関数と組み合わせて、処理対象無線セルのカバレッジ品質を評価する(ステップS110)。なお、カバレッジ評価関数を用いた評価方法については後述する。そして、カバレッジ評価手段210は、このカバレッジ評価関数による評価結果をもとに、処理対象無線セルのカバレッジが最適か否かを判定する(ステップS111)。なお、最適か否かの判定は、評価結果から、カバレッジが所要品質を満たしているか否かによって判断する。
カバレッジが最適でないと判定された場合には(ステップS111のN)、無線パラメータ算出手段212が、処理対象無線セルに対してカバレッジ品質の改善に向けた無線パラメータの設定値を算出する(ステップS112)。なお、無線パラメータの設定値の算出方法については後述する。そして、無線パラメータ算出手段212は、処理対象無線セルを管理する無線基地局201に対して無線パラメータの変更を要求する(ステップ113)。
網管理システム200から無線パラメータの変更要求を受信した無線基地局201では、基地局制御手段213が、当該無線基地局201内部の無線パラメータを変更する(ステップS114)。
また、無線パラメータ算出手段212は、無線基地局201に対する無線パラメータの変更要求の処理が完了すると、無線パラメータ変更後の無線品質を移動端末202により測定されるように、無線基地局201に対して無線品質の測定を要求し、以後ステップS104〜S111までの処理が繰り返される。
すなわち、無線セル間品質分布集計手段204により測定情報が収集され、それを基に無線品質分布が集計される。そして、カバレッジ評価手段210によりその集計された無線品質分布から、無線パラメータ変更後の無線カバレッジに対して品質が評価される。ここで、パラメータ変更によりカバレッジが所要品質を満たせば、当該処理対象無線セルのカバレッジは最適であると判定される。
なお、無線パラメータ変更後のステップS111において、カバレッジが所要品質を満たしていない場合(すなわち、処理対象無線セルのカバレッジが最適でないと判定された場合)には、再び無線パラメータの算出・変更動作(ステップS112〜S114)を実施し、カバレッジが所要品質を満たすか、無線パラメータの累積変更量が所定の閾値を超えるか、カバレッジの変更の頻度が所定の回数に達するまで無線パラメータの変更を繰り返す。無線パラメータの累積変更量が所定の閾値を超えた場合またはカバレッジの変更頻度が所定の回数に達した場合には、調節失敗の旨を表示した上で、カバレッジの調節対象から当該処理対象無線セルを除外する。
一方、ステップS111において、カバレッジが最適であると判定された場合には(ステップS111のY)、カバレッジの調節対象から当該処理対象無線セルを除外する(ステップS115)。カバレッジ評価手段210は、例えば、ステップS100においてカバレッジの調節対象として抽出された無線セル集合から、当該処理対象無線セルを削除する。
ステップS101〜ステップS116までの動作をカバレッジの調節対象とする無線セルがなくなるまで繰り返す(ステップS116のN)。カバレッジの調節対象とする無線セルがなくなれば、当該網管理システム200におけるカバレッジの調節処理を終了する(ステップS116のY)。
次に、ステップS109において実施される無線セル間の無線品質分布の生成方法について説明する。図3は、本実施形態に係る2つの無線セル間の無線品質分布の一例を示す説明図である。本実施形態において、無線品質分布とは、図3に示すように、カバレッジの調節対象とする無線セル(無線セル)またはその無線セルの隣接セル(無線セル)に所属する移動端末(移動端末i)について、双方の無線セルによって当該移動端末が受信するパイロット信号電力の大小関係の端末分布を求めたものである。
例えば、領域302には、無線セルに属する移動端末、すなわち無線セルから最も強いパイロット信号を受信する移動端末のうち、無線セルからもパイロット信号を受信する移動端末または無線セルからのみパイロット信号を受信する移動端末によって測定された測定情報がプロット(グラフ上に描画)される。このとき、無線セルからパイロット信号を受信する移動端末の測定情報のプロットは、無線セルから受信したパイロット信号強度の順位によって区分けされて管理(保持)される。
また、例えば、領域301には、無線セルに属する移動端末、すなわち無線セルから最も強いパイロット信号を受信する移動端末のうち、無線セルからもパイロット信号を受信する移動端末または無線セルからのみパイロット信号を受信する移動端末によって測定された測定情報がプロット(グラフ上に描画)される。
なお、当該順位が事前に定めた閾値よりも下位である移動端末については、プロットの対象から除外してもよい。すなわち、カバレッジ評価関数に用いる移動端末集合から除外してもよい。無線セル間品質分布集計手段204は、例えば、無線セルに属する移動端末について領域302におけるプロット位置を示す情報および無線セルに属する移動端末について領域301におけるプロット位置を示す情報を、無線セル間の無線品質分布を示す情報として生成してもよい。
次に、ステップS110において実施されるカバレッジの評価方法について説明する。図4は、本実施形態に係るカバレッジの評価動作の一例を示すフローチャートである。なお、本動作はカバレッジ評価手段210によって実施される。図4に示す例では、カバレッジ評価手段210は、まず無線セル間品質分布集計手段204が求めた無線セルと無線セルとの間の無線品質分布を示す情報を取得する(ステップS200)。さらに、カバレッジの調節対象とする無線セル(無線セル)とその隣接セル(無線セル)間におけるカバレッジ評価関数(Qjk)を設計情報記憶手段211から取得する(ステップS201)。
次いで、ステップS200で取得した無線品質分布の情報と、ステップS201で取得したカバレッジ評価関数Qjkとを組み合わせた無線セルについてのカバレッジ評価関数Fを用いて、無線セルのカバレッジ品質の評価値を算出する(ステップS202)。この評価関数Fは、無線セルのカバレッジ品質が良い場合には小さな値を返し、悪い場合には大きな値を返すものとする。
次に、ステップS202で算出したカバレッジ品質の評価値に応じて、無線セルのカバレッジの状態を判定する(ステップS203)。評価関数Fの値が所定の閾値(Th1)よりも小さい場合は、無線セルのカバレッジは周辺の隣接セルに対して最適であると判定する(ステップS204)。一方、評価関数Fの値が所定の閾値(Th1)以上の場合には、無線セルのカバレッジは周辺の隣接セルに対して最適でないと判定する(ステップS205)。
ここで、評価関数Fの値は、無線セルと隣接セルとの間のカバレッジの重なり度合い、および移動端末の地理的な分布に応じて変化するパイロット信号の受信電力の大小関係の端末分布によって決まるものとする。評価関数Fの一例を以下の式(1)に示す。
Figure 2010128576
式(1)において、rijは、移動端末iが無線セルから受信するパイロット信号の電力である。Qjkは、無線セルのカバレッジのうち無線セルと重複する領域に対する評価関数である。Qは、無線セルのカバレッジのうち無線セルの周囲に他の無線セルがなく孤立している領域に対する評価関数である。Aは、無線セルに対する隣接セルの集合である。Ujk (n)は、無線セルから最も強いパイロット信号を受信する移動端末のうち、無線セルからn番目に強いパイロット信号を受信する移動端末の集合である。Mjk (n)は、集合Ujk (n)の要素数である。Nは、集合Aの要素数である。Nは、評価対象とするパイロット信号の強度の順位の下限を示す定数である。βjk (n),βは、重み付けのための定数である。
なお、以下の式(2)の関係が成り立つようにβjk (n)の値を設定すると、無線セルから隣接セルに対して実際にハンドオーバを行う可能性が高い移動端末の無線品質をより重視して無線セルのカバレッジ評価を行うことができる。
Figure 2010128576
また、図5は、カバレッジ品質評価のための無線品質分布における領域の分割例を示す説明図である。カバレッジの調節対象とする無線セルと隣接セルの間のカバレッジ品質は、図5に示すように、双方の無線セルから受ける信号強度(図5においては、セルの受信電力と表記)に応じた5つの領域(領域303,304,305,306,307)に分けて評価を行ってもよい。なお、これら5つの領域と実際の無線セルの地理的な領域とは図6に示す対応関係にある。図6は、無線セルの地理的な領域を示す説明図である。すなわち、図5の領域303は、無線セルが優勢な領域であって、図6の領域323に相当する。また、図5の領域304は、無線セルが優勢な領域であって、図6の領域324に相当する。また、図5の領域305は、無線セルと無線セルのいずれも弱い領域であって、図6の領域320に相当する。なお、この領域305(すなわち、領域323)はオーバラップ不足な領域である。また、図5の領域306は、無線セルと無線セルのいずれも強い領域であって、図6の領域321に相当する。なお、この領域306(すなわち、領域321)はオーバラップ過多な領域である。また、図5の領域307は、互いにパイロット信号強度の大小関係が逆転する地点の周辺領域であって、図6の領域322に相当する。なお、この領域307(すなわち、領域322)はハンドオーバ領域である。
例えば、図3の無線品質分布の測定点(各移動端末の測定情報のプロット位置)が、領域303または領域304に集中していれば、隣接セルからの干渉が少なく安定した無線品質が得られている状態であることがわかる。また、領域305に集中していれば、オーバラップ不足で不感地(基地局からの電波を感知できないエリア)による通信の異常切断が生じやすい状態であることがわかる。また、領域306に集中していれば、オーバラップ過多で干渉による通信劣化の状態であることがわかる。また、領域307に集中していれば、移動端末がハンドオーバ領域に多く位置していることから通信品質が不安定な状態であることがわかる。
なお、本例では、評価関数Qjkは、無線セルと隣接セル間のカバレッジが良好な通信品質を与える状態である場合には小さな値を返し、通信劣化を生じさせる状態にあるほど大きな値を返すものとする。より具体的には、1つの移動端末202について、その移動端末の無線回線品質がいずれの無線セル(ここでは、無線セルと隣接セル)に対しても低い場合に高い値を返すとともに、その移動端末の無線回線品質が複数の無線セル(ここでは、無線セルと隣接セル)に対して同程度である場合に高い値を返す特定を有する評価関数Qjkを用いるものとする。従って、評価関数Qjkは、これら5つの領域に対して下記の条件を満たすように値を定義したものとなる。
1)無線セルまたは無線セルが優勢な領域303,304では小さな値を返す。
2)オーバラップ不足の領域305、オーバラップ過多の領域306およびハンドオーバ領域307では大きな値を返す。
3)オーバラップ不足の領域305では、オーバラップ過多の領域306よりも大きな値を返す。
なお、上記3)の条件は、一般に、オーバラップ過多による干渉よりもオーバラップ不足による不感地の方が通信品質により大きな悪影響を及ぼすためである。
このような条件を満たす評価関数Qjkの例を以下の式(3)に示す。なお、式(3)において、exp[x]は、自然対数の底のx乗を意味する。また、ajk,bjkは、正の定数である。
Figure 2010128576
また、式(2)による評価関数Qjkの形式の一例を図7に示す。A−Bに対する評価関数Qjkの切断面401をみると、条件1)と条件2)を満たしていることがわかる。また、E−Fに対する評価関数Qjkの切断面400をみると、条件3)を満たしていることがわかる。
また、無線セルの周囲に他の無線セルがなく孤立している領域に対する評価関数Qは、以下の式(4)で表すことができる。なお、受信電力の増加に対して減少する特性を有してればよい。
Figure 2010128576
また、図8は、本実施形態に係る無線パラメータの設定値(または変更量)の算出動作の一例を示すフローチャートである。なお、本動作は、無線パラメータ算出手段212によって実施される。図8に示す例では、無線パラメータ算出手段212は、まず無線セルに対して調節対象とする無線パラメータx(より具体的には、無線パラメータに含まれる無線セルに関連する設定項目x)の値xを測定情報記憶手段205から取得する(ステップS300)。さらに、無線パラメータxの変化幅を表す定数Δxを測定情報記憶手段205から取得する(ステップS301)。次に、無線セルのカバレッジ制御の利得関数Gの値を算出する(ステップS302)。カバレッジ制御の利得関数Gは、無線パラメータ値xを増加させる必要がある場合には正の値、減少させる必要がある場合には負の値を返す関数である。最後に、以下の式(5)に従って、変更後の無線パラメータ値xを算出する(ステップS303)。
Figure 2010128576
無線パラメータとしては、例えば、無線基地局の送信電力、アンテナチルト角(変更量が正の場合にはアップチルトを意味する)などが挙げられる。利得関数Gの値は、無線パラメータ値xを変化させて、移動端末の測定点の分布(無線品質分布)を、無線セルとその周辺の隣接セルとのカバレッジ評価関数上で関数値の低い領域、すなわち領域303または304に移動させるように決定される。利得関数Gの一例を以下の式(6)に示す。なお、式(6)において、sgn(x)は符号関数であり、以下の式(7)のとおりに定義される。
Figure 2010128576
Figure 2010128576
式(6)によれば、個々の測定点(rij,rik)または(rik,rij)が評価関数の勾配を下る方向に無線パラメータxの制御方向が定められる。また、無線セル全体に対する無線パラメータxの制御方向は、評価関数の形式と移動端末の受信電力分布に応じて決まる。
なお、式(6)では、無線パラメータxの制御方法に決定に対して個々の移動端末が等しく働きかけるようにしているが、以下の式(8)のような形式を用いることで、カバレッジ評価関数Qの値が高い、すなわちパラメータの変更を必要としている移動端末の測定点を、無線セル全体の制御方向に対してより強く働きかけるようにしてもよい。
Figure 2010128576
また、図2のフローチャートでは、ステップS111において無線セルのカバレッジが最適でないと判定された場合には、無線セルの無線パラメータを調節する例を示しているが、無線セルの無線パラメータの累積変更量が上限に達している場合や、カバレッジ内部の移動端末数が収容量の上限に達していて無線セルのカバレッジをこれ以上拡大できない場合には、無線セルに隣接する無線セルの無線パラメータを調節することにより、カバレッジ品質を改善するようにしてもよい。このような場合、変更後の無線セルの無線パラメータ値xを、例えば、以下の式(9)によって求めてもよい。
Figure 2010128576
また、式(9)における利得関数G の一例を、以下の式(10)および式(11)に示す。
Figure 2010128576
Figure 2010128576
このように、式(5)と式(7)と式(8)、または式(9)〜式(11)に従って、無線パラメータを変更すると、カバレッジがオーバラップ不足である場合には、無線基地局201の送信電力を増大またはアンテナチルトを上昇させてオーバラップ不足を解消するような改善制御が行われることになる。一方、カバレッジがオーバラップ過多である場合またはハンドオーバ領域に多くの移動端末が位置する場合には、無線セルと隣接セルとの間送信電力やアンテナチルトを増減させてオーバラップ過多を解消したり、ハンドオーバ領域から移動端末が外れるように改善制御が行われることになる。なお、カバレッジが最適な状態にある場合には、無線パラメータの変更は行わずに現状を維持するように制御が行われる。なお、特に制御を行わなくてもよい。
また、互いに隣接する無線セル間のオーバラップ領域をどの程度確保するかを、地理的な条件によって変化させてもよい。例えば、無線セルの重複部分が幹線道路に重なる場合は、一般にオーバラップ領域を多めに確保する必要があることが知られている。そのような条件下にある無線セルに対しては、式(3)の計数ajkをより大きな値に設定してオーバラップ領域の関数値を低くすることにより、オーバラップ領域を多めに確保するように無線パラメータを変更することができる。
以上のように、本実施形態によれば、実際に各無線セル内に位置している各移動端末202から収集される無線品質の測定情報に基づき、カバレッジ調節のための無線パラメータの変更量(または設定値)を決定する構成を採用しているため、実際のユーザ分布を考慮して、無線エリアの中で品質の低い箇所がユーザの密集するエリアに重ならないようにカバレッジを調節することができる。
また、本実施形態によれば、カバレッジの調節を行う無線セルとその隣接セルとのオーバラップ領域に位置する移動端末を、移動端末が周辺の無線セルから受けるパイロット信号強度の大小関係から特定する構成を採用しているため、移動端末が測位機能を備えていない場合であっても、無線セル内部の局所的なカバレッジの調節を行うことができる。
また、本実施形態によれば、カバレッジの調節を行う無線セルとその隣接セルとのオーバラップ領域ごとに個別に評価関数を設けてカバレッジ調節のための無線パラメータの変更量(または設定値)を決定する構成を採用しているため、隣接する無線セル間の重なり度合いに対するセル内の局所的な設計要件(例えば、幹線道路上であるためにオーバラップ領域を多めに確保する等)を考慮しつつ、これらを組み合わせて評価することで、無線セル全体で適切なカバレッジが確保されるように調節することができる。なお、無線セル全体で適切なカバレッジとは、例えば、無線基地局Aの無線セルと重複するエリアだけでなく無線基地局Bの無線セルと重複するエリアの両方で良好な通信品質が得られるカバレッジや、または重複エリアにおける通信品質だけでなく収容移動端末数に合致するようエリアの広さをもったカバレッジをいう。
また、本実施形態によれば、カバレッジの調節対象とする無線セルに対し、その隣接セルに位置する移動端末の無線品質の分布を加味して、無線パラメータの変更量を決定する構成を採用しているため、隣接セルへの悪影響を抑えながら無線セルのカバレッジを調節することができる。
以下、本発明の概要について説明する。図9は、本発明の概要を示すブロック図である。図9に示す網管理システム500は、無線回線品質情報収集手段501と、カバレッジ評価手段502と、無線パラメータ算出手段503とを備えている。
無線回線品質情報収集手段501(例えば、無線セル間品質分布集計手段204)は、移動体通信網に接続している移動端末から、当該移動端末において測定された無線回線品質を示す情報であって、2以上の無線セルとの間の無線回線の品質を示す情報を含む無線回線品質情報を収集する。
無線回線品質情報収集手段501は、例えば、移動端末において測定された2以上の無線セルに係る信号電力、信号対干渉波比のうち少なくとも1つを含む情報を、無線回線品質情報として収集してもよい。
カバレッジ評価手段502(例えば、カバレッジ評価手段210)は、無線回線品質情報収集手段501によって収集された無線回線品質情報を用いて集計された無線セル毎の無線回線品質情報に基づいて、無線セルのカバレッジを評価する。
カバレッジ評価手段502は、例えば、集計された無線セル毎の無線回線品質情報によって示される、第1の無線セルとその隣接セルとの間の移動端末の分布に基づいて、第1の無線セルのカバレッジを評価してもよい。また、例えば、1つの移動端末について、当該移動端末の無線回線品質がいずれの無線セルに対しても低い場合に高い値を返すとともに、当該移動端末の無線回線品質が複数の無線セルに対して同程度である場合に高い値を返す特性を有する所定の評価関数を用いて、複数の無線セル間における相互のカバレッジの無線品質を評価してもよい。また、例えば、無線基地局が管理する無線セルと当該無線セルの隣接セルとの組み合わせ毎に設けられた評価関数を用い、これらの評価関数を組み合わせて無線セル全体のカバレッジを評価してもよい。
無線パラメータ算出手段503(例えば、無線パラメータ算出手段212)は、カバレッジ評価手段502による評価結果に基づいて、無線基地局の無線パラメータの変更量を算出する。
無線パラメータ算出手段503は、例えば、無線パラメータの変更量として、無線基地局の総送信電力、アンテナチルト角のうち少なくとも1つについて、その変更量を算出してもよい。また、例えば、カバレッジ評価手段502が求めた第1の無線セルのカバレッジについての評価結果に基づいて、第1の無線セルまたはその隣接セルを管理する無線基地局の無線パラメータの変更量を算出してもよい。
また、無線パラメータ算出手段503は、例えば、カバレッジの評価関数の値が小さくなるように無線パラメータの変更量を決定してもよい。また、例えば、無線パラメータの変更に対するカバレッジの評価関数の変化量を用いて、正帰還または負帰還によって無線パラメータの変更量を決定してもよい。
また、図10は、本発明による網管理システム500の他の構成例を示すブロック図である。図10に示すように、網管理システム500は、さらに無線パラメータ設定手段504を備えていてもよい。
無線パラメータ設定手段504は、無線パラメータ算出手段によって算出された無線基地局の無線パラメータの変更量によって示される変更後の設定値を、無線基地局に設定する。なお、無線パラメータ設定手段504は、上記実施形態においては無線パラメータ算出手段212が兼ねている。
以上、実施形態及び実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2009年5月8日に出願された日本特許出願2009−113642を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、移動体通信網を利用する通信システムに好適に適用可能である。
200 網管理システム
201 無線基地局
202 移動端末
203 カバレッジ調節対象セル抽出手段
204 無線セル間品質分布集計手段
205 測定情報記憶手段
206 端末測定制御手段
207 無線品質測定手段
208 測定情報報告手段
209 測定情報収集・送信手段
210 カバレッジ評価手段
211 設計情報記憶手段
212 無線パラメータ算出手段
213 基地局制御手段
500 網管理システム
501 無線回線品質情報収集手段
502 カバレッジ評価手段
503 無線パラメータ変更量算出手段
504 無線パラメータ設定手段

Claims (15)

  1. 移動体通信網において形成される無線セルのカバレッジの調節を行う網管理システムであって、
    前記移動体通信網に接続している移動端末から、当該移動端末において測定された無線回線品質を示す情報であって、2以上の無線セルとの間の無線回線の品質を示す情報を含む無線回線品質情報を収集する無線回線品質情報収集手段と、
    前記無線回線品質情報収集手段によって収集された無線回線品質情報を用いて集計された無線セル毎の無線回線品質情報に基づいて、無線セルのカバレッジを評価するカバレッジ評価手段と、
    前記カバレッジ評価手段による評価結果に基づいて、無線基地局の無線パラメータの変更量を算出する無線パラメータ算出手段とを備えた
    ことを特徴とする網管理システム。
  2. 無線回線品質情報は、移動端末において測定された2以上の無線セルに係る信号電力と、信号対干渉波比とのうちの少なくとも1つを含む
    請求項1に記載の網管理システム。
  3. 無線パラメータ算出手段は、無線パラメータの変更量として、無線基地局の総送信電力とアンテナチルト角とのうちの少なくとも1つについて、その変更量を算出する
    請求項1または請求項2に記載の網管理システム。
  4. カバレッジ評価手段は、集計された無線セル毎の無線回線品質情報によって示される、第1の無線セルとその隣接セルとの間の移動端末の分布に基づいて、前記第1の無線セルのカバレッジを評価し、
    無線パラメータ算出手段は、前記カバレッジ評価手段による評価結果に基づいて、前記第1の無線セルまたはその隣接セルを管理する無線基地局の無線パラメータの変更量を算出する
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の網管理システム。
  5. カバレッジ評価手段は、1つの移動端末について、当該移動端末の無線回線品質がいずれの無線セルに対しても低い場合に高い値を返すとともに、当該移動端末の無線回線品質が複数の無線セルに対して同程度である場合に高い値を返す特性を有する所定の評価関数を用いて、前記複数の無線セル間における相互のカバレッジの無線品質を評価する
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の網管理システム。
  6. カバレッジ評価手段は、無線基地局が管理する無線セルと当該無線セルの隣接セルとの組み合わせ毎に設けられた評価関数を用い、これらの評価関数を組み合わせて無線セル全体のカバレッジを評価する
    請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の網管理システム。
  7. 無線パラメータ算出手段は、カバレッジの評価関数の値が小さくなるように無線パラメータの変更量を決定する
    請求項5または請求項6に記載の網管理システム。
  8. 無線パラメータ算出手段は、無線パラメータの変更に対するカバレッジの評価関数の変化量を用いて、正帰還または負帰還に無線パラメータの変更量を決定する
    請求項5から請求項7のうちのいずれか1項に記載の網管理システム。
  9. 無線パラメータ算出手段によって算出された無線基地局の無線パラメータの変更量によって示される変更後の設定値を、前記無線基地局に設定する無線パラメータ設定手段を備えた
    請求項1から請求項8のうちのいずれか1項に記載の網管理システム。
  10. 移動体通信網において形成される無線セルのカバレッジの調節を行うため無線カバレッジ調節方法であって、
    移動体通信網に接続している移動端末から、当該移動端末において測定された無線回線品質を示す情報であって、2以上の無線セルとの間の無線回線の品質を示す情報を含む無線回線品質情報を収集し、
    収集された前記無線回線品質情報を用いて集計された無線セル毎の無線回線品質情報に基づいて、無線セルのカバレッジを評価し、
    前記評価結果に基づいて、無線基地局の無線パラメータの変更量を算出する
    ことを特徴とする無線カバレッジ調節方法。
  11. 無線セルのカバレッジを評価する際、集計された無線セル毎の無線回線品質情報によって示される、第1の無線セルとその隣接セルとの間の移動端末の分布に基づいて、前記第1の無線セルのカバレッジを評価し、
    前記評価結果に基づいて、前記第1の無線セルまたはその隣接セルを管理する無線基地局の無線パラメータの変更量を算出する
    請求項10に記載の無線カバレッジ調節方法。
  12. 無線セルのカバレッジを評価する際、1つの移動端末について、当該移動端末の無線回線品質がいずれの無線セルに対しても低い場合に高い値を返すとともに、当該移動端末の無線回線品質が複数の無線セルに対して同程度である場合に高い値を返す特性を有する所定の評価関数を用いて、前記複数の無線セル間における相互のカバレッジの無線品質を評価する
    請求項10または請求項11に記載の無線カバレッジ調節方法。
  13. 無線セルのカバレッジを評価する際、無線基地局が管理する無線セルと当該無線セルの隣接セルとの組み合わせ毎に設けられた評価関数を用い、これらの評価関数を組み合わせて無線セル全体のカバレッジを評価する
    請求項10から請求項12のうちのいずれか1項に記載の無線カバレッジ調節方法。
  14. 無線セルのカバレッジを評価する際、無線基地局が管理する無線セルと当該無線セルの隣接セルとの組み合わせ毎に設けられた評価関数を用い、これらの評価関数を組み合わせて無線セル全体のカバレッジを評価する
    請求項10から請求項13のうちのいずれか1項に記載の無線カバレッジ調節方法。
  15. 移動体通信網において形成される無線セルのカバレッジの調節を行うため無線カバレッジ調節用プログラムであって、
    移動体通信網に接続している移動端末から収集される当該移動端末において測定された無線回線品質を示す情報であって、2以上の無線セルとの間の無線回線の品質を示す情報を含む無線回線品質情報を記憶する記憶手段を備えたコンピュータに、
    前記収集された無線回線品質情報を用いて集計された無線セル毎の無線回線品質情報に基づいて、無線セルのカバレッジを評価するカバレッジ評価処理と、
    前記カバレッジ評価処理での評価結果に基づいて、無線基地局の無線パラメータの変更量を算出する無線パラメータ算出処理とを
    実行させるための無線カバレッジ調節用プログラム。
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