JPWO2010119625A1 - 半導体装置及びそのテスト方法 - Google Patents
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Abstract
従来の半導体装置では、チップレベルテストの精度を向上させることができなかった。本発明の半導体装置は、伝達データを伝達データのシンボルレート又はナイキスト周波数よりも高い周波数成分を含む搬送波で変調した伝達信号を生成する送信回路Txと、伝達信号を復調して伝達データを再生する受信回路Rxと、伝達信号を交流的に送信回路Txから受信回路Rxに伝達する交流結合素子CPLと、交流結合素子CPLの伝達特性を擬似的に再現した整合回路30を含むテストパスと、を有し、テストパスは、テスト入力データを搬送波で変調してテスト用伝達信号を生成し、テスト用伝達信号を整合回路30により伝達し、伝達されたテスト用伝達信号を復調してテスト出力データを出力する。
Description
本発明は半導体装置及びそのテスト方法に関し、特に互いに絶縁され、交流結合素子を介して通信を行う送信回路と受信回路とを有する半導体装置及びそのテスト方法に関する。
電源電圧の異なる複数の半導体チップ間で信号を伝達する場合、配線により直接信号を伝達すると、直流電圧に差を生じ半導体チップの破損や信号伝達の不具合が生じることがある。そこで、電源電圧の異なる複数の半導体チップ間で信号を伝達する場合、半導体チップ間を絶縁インタフェース(例えば、交流結合素子)で接続し、交流信号のみを伝達することが行われる。この交流結合素子には、コンデンサやトランスフォーマがある。ここで、トランスフォーマは、一次側コイルと二次側コイルとが磁気的に結合される交流結合素子である。交流結合素子としてトランスフォーマを用いた場合、トランスフォーマの一次側コイルと二次側コイルとの巻線比を調節することで、送信側の半導体チップの送信信号の電圧振幅にかかわらず受信側の半導体チップに適切な電圧振幅の信号を伝達することができる。そのため、トランスを用いて異なる電源電圧で動作する半導体チップ間の通信を行うことで、送信信号又は受信信号の電圧振幅を半導体チップ上で調節する必要が無くなる。以下の説明では、半導体チップ上に形成されたトランスフォーマを場合に応じてオンチップトランスフォーマと称す。
トランスフォーマを用いた信号伝達技術の例が特許文献1〜6に開示されている。これら特許文献に示されるように、トランスフォーマを用いた半導体装置では、送信回路と受信回路とが異なる半導体基板に形成される。ここで、送信回路は、伝達データを前記伝達データのシンボルレート又はナイキスト周波数よりも高い周波数成分を含む搬送波で変調した伝達信号(例えば、パルス信号)を生成する。そして、送信回路は、トランスフォーマを伝達信号により駆動することで、トランスフォーマの二次側コイルに接続される受信回路に伝達信号を送信する。受信回路は、伝達信号を復調して伝達データを再生する。
ここで、トランスフォーマを絶縁インタフェースとして用いた半導体装置のブロック図を図29に示す。図29に示すように、半導体装置は、半導体パッケージPKGに第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2が搭載される。第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2とは、互いに分離して設けられボンディングワイヤWにより接続される。第1の半導体チップCHP1には送信回路Txが形成され、第2の半導体チップCHP2には受信回路RxとトランスフォーマCPLが形成される。そして、第1の半導体チップCHP1の送信回路TxがボンディングワイヤWを介してトランスフォーマCPLを駆動することで第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2との間の通信が行われる。
しかしながら、特許文献1〜6に記載の半導体装置では、半導体チップの状態で送信回路及び受信回路に対する信頼性の高いテストすることができない問題がある。この課題を説明するために、図29に示した半導体装置を半導体チップ毎にテストする場合の半導体チップの状態を示すブロック図を図30、31に示す。
図30に示す図は、半導体パッケージPKGに搭載される前の第1の半導体チップCHP1のブロック図である。この第1の半導体チップCHP1をテストする場合、テスタから第1の半導体チップCHP1にテスト入力データを与える。そして、送信回路Txの出力端子に接続されるパッドP11及びP12からテスト出力データを得る。このテスト出力データは、送信回路Txが搬送波で変調したものであり、1つのパルス信号のパルス幅がテスト入力データよりも小さい。
また、図31に示す図は、半導体パッケージPKGに搭載される前の第2の半導体チップCHP2のブロック図である。この第2の半導体チップCHP1をテストする場合、プローブ針を用いてテスタからトランスフォーマCPLに接続されるパッドP21、22にテスト入力データを与える。そして、テスト入力データをトランスフォーマCPLを介して受信回路Rxに与え、受信回路Rxによりテスト入力データを復調してパッドOUTからテスト出力データを得る。
このように、半導体チップに対しても送信回路Txが変調して生成する伝達信号と同じ波形を有するテスト出力データ及びテスト入力データを扱うことができれば半導体チップ単体でのテストを行うことができる。しかし、半導体装置を製造する場合、半導体チップ単体でのテストは、ウェハに半導体チップが形成された状態(ウェハのダイシング処理前の状態)で行うことが一般的である。そこで、半導体のチップテストでは、半導体チップとテスタとをプローブ針を用いて接続する。このプローブ針は、寄生容量成分、寄生インダクタンス成分、半導体チップのパッドとの接触抵抗成分が大きい。そのため、プローブ針を用いて半導体チップに与える信号又は半導体チップから得る信号の周波数を高めることができない。つまり、従来の技術では、半導体チップのテストを行う場合、テスタにおいて信号を正しく受信するためには、送信回路Txが出力する信号の周波数を低く(又はパルス幅を大きく)する、また、受信回路Rxに与える信号の周波数を低く(又はパルス幅を大きく)する必要があった。
このように、従来のテストでは、プローブ針及びテスタで扱える信号の周波数(又はパルス幅)の制限から実際の動作に基づく半導体チップのテストを行うことが困難である問題があった。実際の周波数よりも低い周波数の信号のテストでは、高い周波数の信号を用いた場合に起こる不具合を見過ごすことがあり、半導体チップの信頼性を向上させることができない。
このような課題に鑑み、本発明では、分離された半導体チップに形成され、交流結合素子を介して通信を行う送信回路と受信回路とに対して信頼性の高いテストを行うことを目的とする。
本発明にかかる半導体装置の一態様は、伝達データを前記伝達データのシンボルレート又はナイキスト周波数よりも高い周波数成分を含む搬送波で変調した伝達信号を生成する送信回路と、前記伝達信号を復調して前記伝達データを再生する受信回路と、前記伝達信号を交流的に前記送信回路から前記受信回路に伝達する交流結合素子と、前記交流結合素子の伝達特性を擬似的に再現した整合回路を含むテストパスと、を有し、前記テストパスは、テスト入力データを前記搬送波で変調してテスト用伝達信号を生成し、前記テスト用伝達信号を前記整合回路により伝達し、伝達された前記テスト用伝達信号を復調してテスト出力データを出力する。
本発明にかかる半導体装置の別の態様は、送信回路を備え、交流結合素子を介して電気的に絶縁された半導体基板に形成された受信回路と通信を行う半導体装置であって、前記送信回路がテスト入力データを前記テスト入力データのシンボルレート又はナイキスト周波数よりも高い周波数成分を含む搬送波で変調したテスト用伝達信号を前記交流結合素子の信号伝達特性に基づき伝達する整合回路と、前記整合回路を介して得られる前記テスト用伝達信号を復調してテスト出力データを再生するテスト用受信回路と、を有する。
本発明にかかる半導体装置の別の態様は、受信回路を備え、交流結合素子を介して電気的に絶縁された半導体基板に形成された送信回路と通信を行う半導体装置であって、テスト入力データを前記テスト入力データのシンボルレート又はナイキスト周波数よりも高い周波数成分を含む搬送波で変調したテスト用伝達信号を生成するテスト用送信回路と、前記テスト用伝達信号を前記交流結合素子の信号伝達特性に基づき前記受信回路に伝達する整合回路と、を有する。
本発明にかかる半導体装置の別の態様は、第1の半導体基板に形成され、伝達データを前記伝達データのシンボルレート又はナイキスト周波数よりも高い周波数成分を含む搬送波で変調した伝達信号を生成する送信回路と、第2の半導体基板に形成され、前記伝達信号を復調して前記伝達データを再生する受信回路と、前記第1の半導体基板又は前記第2の半導体基板に形成され、前記伝達信号を交流的に前記送信回路から前記受信回路に伝達する交流結合素子と、半導体基板の外周に設けられるスクライブ領域を跨いで形成され、前記交流結合素子が形成される半導体基板とは異なる半導体基板に形成される前記送信回路又は受信回路と、前記交流結合素子と、を接続するテスト配線と、を有する。
本発明にかかる半導体装置のテスト方法の一態様は、第1の半導体基板に形成された送信回路と、第2の半導体基板に形成された受信回路と、前記送信回路と前記受信回路とを交流的に結合する交流結合素子と、を有する半導体装置のテスト方法であって、前記送信回路によりテスト入力データを前記テスト入力データのシンボルレート又はナイキスト周波数よりも高い周波数成分を含む搬送波で変調してテスト用伝達信号を生成し、前記交流結合素子の信号伝達特性に基づき前記テスト用伝達信号を伝達する整合回路によって前記テスト用伝達信号を伝達し、前記テスト用伝達信号を復調してテスト出力データを出力し、前記テスト入力データと前記テスト出力データとを比較して前記送信回路の故障判断を行う。
本発明にかかる半導体装置のテスト方法の別の態様は、第1の半導体基板に形成された送信回路と、第2の半導体基板に形成された受信回路と、前記送信回路と前記受信回路とを交流的に結合する交流結合素子と、を有する半導体装置のテスト方法であって、テスト入力データを前記テスト入力データのシンボルレート又はナイキスト周波数よりも高い周波数成分を含む搬送波で変調してテスト用伝達信号を生成し、前記交流結合素子の信号伝達特性に基づき前記テスト用伝達信号を伝達する整合回路によって前記テスト用伝達信号を伝達し、前記テスト用伝達信号を前記受信回路において復調してテスト出力データを出力し、前記テスト入力データと前記テスト出力データとを比較して前記受信回路の故障判断を行う。
本発明にかかる半導体装置及びそのテスト方法によれば、分離された半導体チップに形成され、交流結合素子を介して通信を行う送信回路と受信回路とに対して信頼性の高いテストを行うことが可能である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では交流結合素子としてトランスフォーマを用いた例について説明するが、本発明は交流結合素子としてコンデンサを用いることもできる。交流結合素子としてコンデンサを用いた場合、第1、第2の電極を第1の半導体チップ又は第2の半導体チップの配線層を用いて形成し、第1の電極と第2の電極との間に形成される絶縁膜を誘電体膜として用いる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では交流結合素子としてトランスフォーマを用いた例について説明するが、本発明は交流結合素子としてコンデンサを用いることもできる。交流結合素子としてコンデンサを用いた場合、第1、第2の電極を第1の半導体チップ又は第2の半導体チップの配線層を用いて形成し、第1の電極と第2の電極との間に形成される絶縁膜を誘電体膜として用いる。
実施の形態1にかかる半導体装置のテスト時の状態を示す概略図を図1に示す。まず、実施の形態1にかかる半導体装置を構成する2つの半導体チップが1つのウェハ上に形成される。そして、ウェハをスクライブ領域に沿って切断し、切断後の第1、第2の半導体チップを半導体パッケージに搭載し、第1の半導体チップと第2の半導体チップとをボンディングワイヤWにより接続することで1つの半導体装置として機能する。
また、本実施の形態にかかる半導体装置は、スクライブ領域において切断される前にチップ単位のテストが実施される。図1では、テスト対象となる第1、第2の半導体チップを含むウェハの一部のみを示した。ウェハの状態では、ウェハ上に形成された複数の半導体チップは分離されていない。そして、ウェハ上に形成された回路は、ウェハレベルテストが完了した後にスクライブ領域SCRBにおいて分離され、個別の半導体チップとなる。
また、本実施の形態にかかる半導体装置では、第1の半導体チップCHP1からテスト入力データを入力し、第2の半導体チップCHP2からテスト出力データを出力する。そのため、図1に示す例では、第1の半導体チップCHP1の送信回路Txの入力端子に接続されるパッドと、第2の半導体チップCHP2の受信回路Rxの出力端子に接続されるパッドとにプローブ針NDLが接続される。つまり、実施の形態1にかかる半導体装置では、第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2との2つの半導体チップを1つの半導体チップとして扱ってチップ状態のテスト(以下チップレベルテストと称す)を行う。
図1に示すように、実施の形態1にかかる半導体装置は、第1の半導体チップCHP1及び第2の半導体チップCHP2を有する。第1の半導体チップCHP1は、送信回路Tx、ノードND1〜ND3、パッドP11、P12、テスト配線TWを有する。送信回路Txは、通常動作状態においてノードND1を介して入力される伝達データを伝達データのシンボルレート又はナイキスト周波数よりも高い周波数成分を含む搬送波(以下、単に搬送波と称す)で変調した伝達信号を生成する。また、送信回路Txは、ウェハレベルテスト状態(以下単にテスト状態と称す)においてノードND1を介して入力されるテスト入力データを搬送波で変調してテスト用伝達信号を生成する。
なお、通常動作状態とは、第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2との通信がトランスフォーマCPLを介して行われる状態である。通常動作状態では、第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2はスクライブ領域SCRBにおいて切断され、互いに絶縁された状態となる。また、テスト状態とは、図1に示すように第1、第2の半導体チップに設けられたパッドにプローブ針NDLを介してテスタと接続される状態である。実施の形態1におけるテスト状態では、第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2とは、未切断の状態である。
ノードND1は、第1の半導体チップCHP1に設けられたパッドと送信回路Txの入力端子とを接続する配線である。送信回路Txは、ノードND1を介して入力信号を外部から得る。このノードND1は、パッドから送信回路Txまでの経路を示すものであり、他の回路が設けられていても良い。ノードND2は、送信回路Txの第1の出力端子と第1のパッド(例えば、パッドP11)とを接続する配線である。ノードND3は、送信回路Txの第2の出力端子と第1のパッド(例えば、パッドP12)とを接続する配線である。本実施の形態では、送信回路Txが2つの出力端子によりトランスフォーマCPLの第1のコイルL1を駆動するため、送信回路Txの出力端子に2つのノードを設けたが、送信回路Txの出力形態に応じてこのノードの数は設定される。
パッドP11、P12は、通常動作状態において第2の半導体チップCHP2に形成された第2のパッド(例えば、トランスフォーマCPLの一次側コイルL1と接続されるパッドP21、P22)とボンディングワイヤWにより接続される。また、パッドP11、P12は、テスト状態においては、パッドP21、P22とボンディングワイヤWによっては接続されない。
テスト配線TWは、半導体基板の外周に設けられるスクライブ領域SCRBを跨いで形成され、トランスフォーマCPLが形成される第2の半導体チップCHP2とは異なる第1の半導体チップCHP1に形成される送信回路Txと、トランスフォーマCPLと、を接続する。図1に示す例では、パッドP11とパッドP21とを接続するテスト配線TWと、パッドP12とパッドP22とを接続するテスト配線TWとが形成される。このテスト配線TWは、テスト状態において2つのパッド間を電気的に接続し、通常動作状態で切断された状態となる。
第2の半導体チップCHP2は、トランスフォーマCPL、受信回路Rx、ノードND4、ND5、パッドP21、P22を有する。トランスフォーマCPLは、一次側コイルL1及び二次側コイルL2を有する。一次側コイルL1の両端は第2のパッド(例えば、パッドP21、P22)に接続される。そして、一次側コイルL1は、通常動作状態においてボンディングワイヤWによって第1の半導体チップCHP1のパッドP11、P12に接続される。また、一次側コイルL1は、テスト状態においてテスト配線TWを介して第1の半導体チップCHP1のパッドP11、P12と接続される。二次側コイルL2の一端は、第2の半導体チップCHP2の接地配線に接続され、他端はノードND4を介して受信回路Rxに接続される。
受信回路Rxは、ノードND4を介して伝達される伝達信号を復調して送信回路Txに入力された伝達データを再生する。そして、受信回路Rxは、ノードND5を介して再生した伝達データを第2の半導体チップに設けられたパッドに出力する。テスト時にはパッドにプローブ針NDLが接触しており、プローブ針NDLを介して伝達データはテスタに送信される。
図1に示すように、実施の形態1にかかる半導体装置は、第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2がテスト時にテスト配線TWによって互いに接続される。そのため、第1の半導体チップCHP1の送信回路Txにテスタが出力可能な程度の周波数(又はパルス幅)のテスト入力データを入力した場合であっても、送信回路Txがテスト入力データを実動作と同じ搬送波で変調して生成するテスト伝達信号を受信回路Rxに伝達することができる。また、受信回路Rxでは、実動作と同じ周波数(又はパルス幅)のテスト伝達信号を復調してテスト出力データを生成する。このテスト出力データは、テスタが出力したテスト入力データと実質的に同じ周波数(又はパルス幅)を有しているため、テスタにより正しく信号の良否を判定することが可能である。このようなことから、実施の形態1にかかる半導体装置では、チップレベルテストにおいても送信回路Tx及び受信回路Rxに対して実動作と同一の動作周波数による動作検証が可能になりチップレベルにおける半導体装置の信頼性の向上を実現することができる。
また、チップレベルテストでは、電源電圧変動に対するテストに加えて、動作温度の変動に対するテストを実施することができる。動作温度変動に対するテストをパッケージング後の半導体装置に対して行うことは、内部に搭載される半導体チップの温度を正確に測定することができないため、実質的に行うことができない。動作温度変動に対するテストでは、例えば、半導体チップの温度を動作保証温度の最低温度と最高温度とに設定し、その状態での動作検証を行う。特に、自動車等に搭載される半導体装置は、広い温度範囲に対して動作が保証されることが要求されるため、このような動作温度に変動が生じた場合の高信頼なテストが重要になる。
また、チップレベルテストにおいて、実際の動作と同程度の動作検証により不良チップを選別することで、半導体装置のパッケージングにおいて生じる生産性の低下を防止することができる。
ここで、図1に示す半導体装置を半導体パッケージPKGに搭載した状態の概略図を図2に示す。図2に示すように、実施の形態1にかかる半導体装置は、図1に示すスクライブ領域SCRBにおいて分離された第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2とが1つの半導体パッケージPKGに搭載される。また、半導体パッケージPKGに搭載された状態では、テスト配線TWが切断された状態となる。そして、第1の半導体チップCHP1のパッドP11はボンディングワイヤWにより第2の半導体チップCHP2のパッドP21に接続され、第1の半導体チップCHP1のパッドP12はボンディングワイヤWにより第2の半導体チップCHP2のパッドP22に接続される。また、第1の半導体チップCHP1の送信回路Txの入力端子に接続されるノードND1は、第1の半導体チップCHP1に設けられたパッドと半導体パッケージPKGのフレームとがボンディングワイヤWにより接続される。第2の半導体チップCHP2の受信回路Rxの出力端子に接続されるノードND5は、第2の半導体チップCHP2に設けられたパッドと半導体パッケージPKGのフレームとがボンディングワイヤWにより接続される。
つまり、実施の形態1にかかる半導体装置は、半導体パッケージPKGに搭載された状態においては、ボンディングワイヤWにより第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2との間の通信を行う。また、第1の半導体チップCHP1の送信回路Txが出力する伝達信号は、ボンディングワイヤWを介してトランスフォーマCPLに伝達され、受信回路RxはトランスフォーマCPLにより伝達された伝達信号に基づき伝達データを出力する。
上記説明より、実施の形態1にかかる半導体装置のテスト方法では、チップレベルテストにおけるテスト配線TWは、半導体パッケージPKGに実装された状態のボンディングワイヤWに相当するものであることがわかる。つまり、実施の形態1にかかる半導体装置のテスト方法では、実装状態と同じテストを行うことができることから半導体装置の信頼性の向上が実現できることがわかる。
次いで、実施の形態1にかかる半導体装置を構成する各要素について詳細に説明する。まず、図3、4にテスト配線TWの詳細を説明する図を示す。図3は、ウェハから半導体チップを切り出す前(スクライブ領域SCRBが未切断の状態)の第1の半導体チップCHP1及び第2の半導体チップCHP2のブロック図の概念図である。
図3に示すように、実施の形態1にかかる半導体チップは、ウェハ上においてスクライブ領域SCRBを介して隣接して形成される。そして、テスト配線TW1は、第1の半導体チップCHP1のパッドP11と第2の半導体チップCHP2のパッドP21との間に形成される。また、テスト配線TW2は、第1の半導体チップCHP1のパッドP12と第2の半導体チップCHP2のパッドP22との間に形成される。なお、パッドP21、P22は、トランスフォーマCPLの一次側コイルL1の両端に形成されるパッドである。トランスフォーマCPLの二次側コイルL2の一端にはノードND4が接続され、他端は接地配線GNDに接続される。
図4は、図3に示したテスト配線TW1、TW2、トランスフォーマCPL、ノードND4及び接地配線GNDの関係を示す半導体装置の断面図である。図4に示す例では、第1の半導体チップCHP1及び第2の半導体チップCHP2は、それぞれ6層の配線層M1〜M6を有する。そして、トランスフォーマCPLの一次側コイルは6層目(最上層)の配線層に形成される。また、テスト配線TW1は6層目の配線層M6に形成され、テスト配線TW2は5層目の配線層M5に形成される。パッドP11、P12、P21、P22は、6層目の配線層M6に形成される配線の表面に形成される。そして、テスト配線TW2は、パッドP12、P22が形成される配線とビアを介して接続される。
また、トランスフォーマCPLの二次側コイルL2は、2層目の配線層M2に形成される。二次側コイルL2に接続されるノードND4を構成する配線MW1は2層目配線M2に形成され、接地配線GNDは1層目配線M1に形成される。接地配線GNDはビアを介して2層目配線M2に形成される二次側コイルL2の他端に接続される。
上記説明より、テスト配線TWは、コイルを形成する配線を跨ぐことなく両端のパッドを接続できる場合には、コイルと同一の配線層に形成される。一方、テスト配線TWは、コイルを形成する配線を跨がなければ両端のパッドを接続することができない場合には、コイルとは異なる配線層に形成される。このとき、テスト配線TWは、接続対象のコイルと対になるコイルが形成される配線層とはできるだけ離れた配線層に形成することが好ましい。これは、配線と配線との間に形成される絶縁層が厚いほど配線間の絶縁耐圧を確保できるためである。
続いて、第1の半導体チップCHP1の送信回路Txの回路について説明する。送信回路Txの回路例を図5に示す。図5に示すように、送信回路Txは、遅延回路10、16、反転入力付きNAND回路11、17、インバータ群12、13、15、18、インバータ14、PMOSトランジスタP1、P2、NMOSトランジスタN1、N2を有する。
遅延回路10、16は、ノードND1を介して入力される信号を予め設定された期間遅延させて出力する。反転入力付きNAND回路11、17は、反転入力端子に入力された値の反転値と通常入力端子に入力された値との反転論理積演算結果を出力する。インバータ群12、13、15、18は、トランジスタサイズ(例えばゲート幅)が異なるトランジスタで構成されたインバータ回路を多段接続した回路である。図5に示すインバータ群12、13、15、18は、後段回路ほどトランジスタサイズが大きくなるように接続される。これにより、後段に接続されるインバータにより大きな駆動能力を持たせることができる。インバータ14は、入力された値の反転値を出力する。PMOSトランジスタP1及びNMOSトランジスタN1は、電源端子と接地端子との間に直列に接続されインバータを構成する。PMOSトランジスタP1及びNMOSトランジスタN1により構成されるインバータは、送信回路Txの第1の出力段回路であって、ノードND2を介して一次側コイルL1の一方の端子に駆動電流を出力する。PMOSトランジスタP2及びNMOSトランジスタN2は、電源端子と接地端子との間に直列に接続されインバータを構成する。PMOSトランジスタP2及びNMOSトランジスタN2により構成されるインバータは、送信回路Txの第2の出力段回路であって、ノードND3を介して一次側コイルL1の他方の端子に駆動電流を出力する。
PMOSトランジスタP1のゲート(ノードNP1)にはインバータ群12を介してノードND1から入力される入力信号が与えられる。反転入力付きNAND回路11は、反転入力端子がノードND1に接続され、通常入力端子が遅延回路10を介してノードND1に接続される。つまり、反転入力付きNAND回路11は、ノードND1を介して入力される信号がハイレベルからロウレベルに切り替わるタイミングにおいて遅延回路10に設定された遅延時間に相当するパルス幅を有するパルス信号を出力する。NMOSトランジスタN1のゲート(ノードNN1)にはインバータ群13を介して反転入力付きNAND回路11の出力信号が入力される。
PMOSトランジスタP2のゲート(ノードNP2)にはインバータ14及びインバータ群15を介してノードND1から入力される入力信号が与えられる。反転入力付きNAND回路17は、通常入力端子がノードND1に接続され、反転入力端子が遅延回路16を介してノードND1に接続される。つまり、反転入力付きNAND回路17は、ノードND1を介して入力される信号がロウレベルからハイレベルに切り替わるタイミングにおいて遅延回路16に設定された遅延時間に相当するパルス幅を有するパルス信号を出力する。NMOSトランジスタN2のゲート(ノードNN2)にはインバータ群18を介して反転入力付きNAND回路17の出力信号が入力される。
ここで、図5に示す送信回路Txの動作を示すタイミングチャートを図6に示し、図6を参照して送信回路Txの動作について説明する。図6に示すように、送信回路Txは、入力信号INの論理レベルの切り替わりに応じて正の電流(ノードND2からノードND3に向かって流れる電流Ic)又は負の電流(ノードND3からノードND2に向かって流れる電流Ic)を出力する。そして、この電流Icの向きに応じて二次側コイルL2の一端(ノードND4)には正又は負の振幅を有するパルス信号が生成される。
続いて、第2の半導体チップCHP1の受信回路Rxの回路について説明する。受信回路Rxの回路例を図7に示す。図7に示すように、受信回路Rxは、静電破壊保護回路20、バイアス回路21、過電圧保護回路22、入力バッファ回路23、ヒステリシスコンパレータ24、出力バッファ回路25を有する。
静電破壊保護回路20は、ダイオードD1〜D6を有する。ダイオードD1〜D3は、ノードND4と電源端子との間に直列に接続される。ダイオードD1〜D3はカソード側が電源端子に接続される。また、ダイオードD4〜D6は、ノードND4と接地端子との間に直列に接続される。ダイオードD4〜D6はアノード側が接地端子に接続される。この静電破壊保護回路20は、二次側コイルL2に外来ノイズ等により不要なパルス信号が発生した場合に受信回路Rxを静電破壊から保護する。
バイアス回路21は、入力バッファ回路23の入力端子に与えるバイアス電圧を設定する。また、図7に示すバイアス回路21は、フィルタ回路としての機能も兼ねる。バイアス回路21は、コンデンサC1、抵抗R1、R2を有する。コンデンサC1は、ノードND4の信号経路に直列に挿入される。抵抗R1、R2は、電源端子と接地端子との間に直列に接続される。また、抵抗R1、R2が互いに接続される接続点は、ノードND4に挿入されるコンデンサC1の入力バッファ側の端子に接続される。バイアス回路21は、抵抗R1、R2の抵抗比によってバイアス電圧を設定し、コンデンサC1と抵抗R1、R2の合成抵抗とに基づきフィルタ回路のカットオフ周波数を設定する。なお、フィルタ回路は、ロウパスフィルタとして機能する。
過電圧保護回路22は、ダイオードD7、D8を有する。ダイオードD7は、電源端子にカソード端子が接続され、ノードND4にアノード端子が接続される。ダイオードD8は、カソード端子がノードND4に接続され、アノード端子が接地端子と接続される。過電圧保護回路22は、電源端子に与えられる電源電圧よりも高い電圧(より具体的には、電源電圧にダイオードの順方向電圧を加えた電圧よりも高い電圧)又は接地端子に与えられる接地電圧よりも低い電圧(より具体的には、接地電圧からダイオードの順方向電圧を引いた電圧よりも低い電圧)が印加された場合に、ダイオードD7、D8によりそれ以上電圧が変動することを防止する。これにより、過電圧保護回路22は入力バッファ回路23に過剰な電圧が印加されることを防止する。
入力バッファ回路23は、第1の差動増幅器26、第2の差動増幅器27を有する。第1の差動増幅器26は、一方の入力端子にコモン電圧Vcm(例えば、バイアス電圧と同電圧)が入力され、他方の入力端子にノードND4を介して伝達信号が入力される。そして、第1の差動増幅器26は、コモン電圧Vcmと伝達信号との電圧差を増幅して差動信号を出力する。第2の差動増幅器27は、第1の差動増幅器27が出力する差動信号をさらに増幅して後段に接続されるヒステリシスコンパレータ24に伝達する。ヒステリシスコンパレータ24は、第2の差動増幅器27が出力した差動信号の電圧レベル差に応じて出力信号を反転させる。出力バッファ回路25は、ヒステリシスコンパレータ24が出力した差動信号の電圧差に基づき出力データを出力する。出力バッファ回路25の出力端子にはノードND5が接続される。
このように、実施の形態1に記載の半導体装置では、テスト配線TWを加えるのみで、チップレベルテストにおいても、実際に用いられる送信回路Tx、トランスフォーマCPL、受信回路Rxをテストすることができる。
実施の形態2
実施の形態2にかかる半導体装置のウェハ状態における実装状態を示す概略図を図8に示す。図8に示す概略図は、図3に示した実施の形態1にかかる半導体装置の概略図に対応するものである。つまり、実施の形態2にかかる半導体装置においてもチップレベルテストは、ウェハ状態の第1の半導体チップCHP1及び第2の半導体チップCHP2に対して行われる。なお、実施の形態2の説明において実施の形態1では、説明した構成要素については実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
実施の形態2にかかる半導体装置のウェハ状態における実装状態を示す概略図を図8に示す。図8に示す概略図は、図3に示した実施の形態1にかかる半導体装置の概略図に対応するものである。つまり、実施の形態2にかかる半導体装置においてもチップレベルテストは、ウェハ状態の第1の半導体チップCHP1及び第2の半導体チップCHP2に対して行われる。なお、実施の形態2の説明において実施の形態1では、説明した構成要素については実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、実施の形態2にかかる半導体装置は、整合回路30及びスイッチSW1を有する。また、実施の形態2にかかる半導体装置では、テスト配線TWは、パッド間を接続するものではなく、ノードND2及びノードND3と整合回路30を接続する配線として設けられる。なお、実施の形態2においてもテスト配線TWは、半導体基板の外周に設けられる(又は、第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2との間に形成される)スクライブ領域SCRBを跨いで形成される。
また、図8に示す例では、整合回路30は、第2の半導体チップCHP2に設けられる。整合回路30は、トランスフォーマCPLの伝達特性を擬似的に再現したものである。整合回路30の回路構成は後述するが、整合回路30の回路面積はトランスフォーマCPLの回路面積よりも小さい。整合回路30は、スイッチSW1を介して受信回路Rxの入力端子に接続されるノードND4に接続される。スイッチSW1はテスト状態において導通状態(オン状態)となり、通常動作状態において非導通状態(オフ状態)となる。スイッチSW1は、外部から入力されるモード信号MSによってオン状態又はオフ状態が切り替わる。
上記説明より、実施の形態2にかかる半導体装置では、トランスフォーマCPLの伝達特性を擬似的に再現した整合回路を含むテストパスを有する。そして、実施の形態2にかかる半導体装置は、テスト入力データを搬送波で変調してテスト用伝達信号を生成し、テスト用伝達信号を整合回路30により伝達し、伝達されたテスト用伝達信号を復調してテスト出力データを出力する。このとき、実施の形態2では、テスト用伝達信号を第1の半導体チップCHP1の送信回路Txにより生成し、テスト用伝達信号の復調処理を第2の半導体チップCHP2の受信回路Rxにより行う。また、整合回路30は、トランスフォーマCPLの伝達特性を擬似的に再現したものであるため、整合回路30を介して受信回路Rxが受信するテスト用伝達信号は、トランスフォーマCPLを介して受信回路Rxに与えられるテスト用伝達信号と実施的に同じものになる。そして、テスト入力データとテスト出力データとを比較することで、実施の形態2にかかる半導体装置は、送信回路Tx及び受信回路Rxが実際の動作周波数に基づく動作を行った場合の回路の故障判断が行われる。なお、テストパスは、通常動作状態においては、スイッチSW1がオフされ、かつ、テスト配線TWが切断されるため無効化される。
つまり、実施の形態2にかかる半導体装置においてもチップレベルテストにおいて送信回路Txと受信回路Rxとを実際の動作周波数に基づき動作させることが可能である。従って、実施の形態2にかかる半導体装置においても、実施の形態1と同様に、半導体装置の信頼性の向上及び生産性の向上の効果を得ることができる。
また、実施の形態2にかかる半導体装置では、テスト配線TWが、トランスフォーマCPLが形成される領域とは異なる領域を通過する。これにより、トランスフォーマCPLを構成するコイルが形成される配線層間(例えば、図4に示す一次側コイルL1が形成される第6配線層M6と二次側コイルL2が形成される第2配線層M2)を通過することがないため、一次側コイルL1と二次側コイルL2との絶縁層の厚みを最大限活用することができる。一次側コイルL1と二次側コイルL2との間の絶縁耐圧は、各コイルを形成する配線層間の絶縁層の厚みに応じて決定される。そのため、テスト配線TWをトランスフォーマCPLが形成される領域とは異なる領域に形成することで、実施の形態2にかかる半導体装置は、実施の形態1にかかる半導体装置よりもトランスフォーマCPLの絶縁耐圧を高めることができる。
また、実施の形態2にかかる半導体装置では、チップレベルテストにおいてトランスフォーマCPLを介したテスト用伝達信号の伝達を行わない。そのため、実施の形態2にかかる半導体装置では、トランスフォーマCPLを構成する一次側コイルL1と二次側コイルL2とが第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2とに別々に形成される場合においても、信頼性の高いチップレベルテストを行うことができる。なお、一次側コイルL1と二次側コイルL2とが第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2とに別々に形成される場合、半導体パッケージPKGに半導体チップを搭載する場合、第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2は、一次側コイルL1の中心と二次側コイルL2の中心が同一線上に配置されるように積層される。
ここで、実施の形態2にかかる半導体装置を半導体パッケージPKGに搭載した状態の概略図を図9に示す。図9に示すように、実施の形態2にかかる半導体装置においても、第1の半導体チップCHP1及び第2の半導体チップCHP2は分離された状態で半導体パッケージPKGに搭載される。また、半導体パッケージPKGに搭載された第1の半導体チップCHP1及び第2の半導体チップCHP2は、ボンディングワイヤWにより接続される。一方、テスト配線TWは、第1の半導体チップCHP1及び第2の半導体チップCHP2がスクライブ領域SCRBにおいて分離された時点において切断される。
また、図9に示すように、第2の半導体チップCHP2はモード信号MSを入力するためのパッドTPを有する。このパッドTPには、テスト時にテスタからプローブ針NDLを介してモード信号MSが与えられ、パッケージング後は半導体パッケージPKGのフレームには接続されない。スイッチSW1は、パッドTPにモード信号MSが与えられない状態ではオフ状態となる。スイッチSW1の詳細は後述する。
続いて、トランスフォーマCPLの伝達特性及び整合回路30の伝達特性について説明する。まず、図10にトランスフォーマCPLの寄生素子を含む等価回路図を示す。図10に示すように、トランスフォーマCPLは、トランスフォーマCPLの一次側コイルL1及び二次側コイルL2として機能するインダクタンス成分Lを有す。しかし、トランスフォーマCPLは、半導体基板上に形成される配線により形成される。そのため、トランスフォーマCPLは、このインダクタンス成分Lに加えて配線抵抗R及び配線と絶縁膜とにより形成される寄生容量成分Cが付随する。また、トランスフォーマCPLに負荷される抵抗としてトランスフォーマCPLと接地端子との接続配線及び接続される他の回路(例えば、送信回路Tx及び受信回路Rx)に起因する周辺回路の抵抗Rperiが存在する。
このように、トランスフォーマCPLには様々な寄生抵抗及び寄生容量が負荷されるため、トランスフォーマCPLの伝達特性はバンドパスフィルタ特性を有する。そこで、トランスフォーマCPLの伝達特性のグラフを図11に示す。図11に示すように、トランスフォーマCPLは、周波数fc以下の信号に対しては、減衰特性を示す。周波数fc以下の周波数帯では、トランスフォーマCPLの伝達特性は、以下の(1)式で示す伝達特性となる。なお、(1)式において、Voutは二次側コイルL2から出力される信号の振幅を示し、Vinは一次側コイルL2に入力される信号の振幅を示し、Rは図10に示す配線抵抗Rの抵抗値を示し、Lは図10に示すインダクタンス成分のインダクタンス値を示し、jを虚数単位、ωを交流の角振動数とする。また、(1)式では、トランスフォーマCPLの一次側コイルL1と二次側コイルL2との同一のインダクタンス値を有しているものとする。
Vout=(jωL/(R+jωL))×Vin ・・・ (1)
(1)式より、周波数fcよりも低い周波数帯では、入力信号の周波数が小さいほど、抵抗Rの成分が大きく相互インダクタンスに電圧が生じないためトランスフォーマCPLは結合素子として機能しないことがわかる。
また、図11に示す伝達特性のグラフでは、周波数fhよりも高い周波数帯において出力信号の振幅の減衰が生じていることがわかる。これは、寄生容量Cの容量成分に起因して出力信号の振幅が減衰するために生じる現象である。
つまり、トランスフォーマCPLを交流結合素子として用いるためには伝達信号の周波数又はパルス幅により決定される周波数を周波数fcから周波数fhの間に設定する必要がある。このようなことから、整合回路30を介して伝達されるテスト用伝達信号は、周波数fhよりも低く、周波数fcよりも高い周波数である。そのため、整合回路30の伝達特性は、少なくとも図11に示す伝達特性の周波数fh以下の特性を擬似的に再現できれば良い。言い換えれば、整合回路30は、トランスフォーマCPLの伝達特性のうちハイパスフィルタ部分のみを擬似的に再現できれば良い。
そこで、実施の形態2にかかる整合回路30の回路例を図12に示す。図12に示すように、整合回路30は、フィルタ部31、差動増幅器32、コンデンサC4を有する。フィルタ部31は、本実施の形態ではハイパスフィルタを用いる。フィルタ部31は、トランスフォーマCPLの伝達特性のうちハイパスフィルタ領域の伝達特性を擬似的に再現する。
フィルタ部31は、抵抗R3、R4、コンデンサC2、C3を有する。抵抗R3、R4は、ノードND2、ND3の間に接続される。コンデンサC2はノードND2の経路に直列に挿入され、コンデンサC3はノードND3の経路に直列に挿入される。また、コンデンサC2、C3は、抵抗R3がノードND2、ND3に接続される第1の接続点と、抵抗R4がノードND2、ND3に接続される第2の接続点との間に配置される。そして、差動増幅器32の非反転入力端子にはフィルタ部31を経由したノードND2の信号が入力され、反転入力端子にはフィルタ部31を経由したノードND3の信号が入力される。差動増幅器32は、入力された2つの信号の電圧差に応じて出力信号V1を出力する。この出力信号V1は、コンデンサC4を介して受信回路Rxの入力端子に接続されるノードND4に出力される。
図12に示す整合回路30の動作を示すタイミングチャートを図13に示す。図13に示すタイミングチャートでは、ノードND2を介してフィルタ部31に入力される信号をV1A、フィルタ部31を経由して差動増幅器32の非反転入力端子に入力される信号をV2A、ノードND3を介してフィルタ部31に入力される信号をV1B、フィルタ部31を経由して差動増幅器32の反転入力端子に入力される信号をV2B、差動増幅器32が出力する信号をV1とした。
図13に示すように、整合回路30には、送信回路Txへの入力データに応じて信号V1A又は信号V1Bとしてパルス信号が入力される。このパルス信号は、フィルタ部31を経由して信号V2A、V2Bとなる。そして、信号V2A、V2Bに基づき差動増幅器32は、信号V2Aのパルス信号に対応した正の振幅のパルスと、信号V2Bのパルス信号に対応した負の振幅のパルスとを有する信号V1を生成する。ここで、整合回路30に入力される信号V1A、V1Bは、送信回路TxがトランスフォーマCPLを駆動する場合に生成される信号と同じものであり、信号V1はトランスフォーマCPLの二次側コイルL2に接続されるノードND4に生じるパルス信号と同等のものである。
続いて、スイッチSW1の詳細について説明する。図14にスイッチSW1の回路の一例を示す。図14に示すように、スイッチSW1は、PMOSトランジスタP3、NMOSトランジスタN3、インバータ33、抵抗R5を有する。PMOSトランジスタP3及びNMOSトランジスタN3は、ソース及びドレインが他方のトランジスタのソース及びドレインに接続される。そして、ソース及びドレインのいずれか一方から信号が入力され、ソース及びドレインの他方から信号を出力する。また、PMOSトランジスタP3のゲートにはインバータ33を介してモード信号MSの反転値が入力され、NMOSトランジスタN3のゲートにはモード信号MSが入力される。モード信号MSは、パッドTPを介して入力される。また、パッドTPと接地端子との間には抵抗R5が接続される。
つまり、図14に示すスイッチSW1は、モード信号MSによりオン/オフ状態が制御されるトランスファースイッチを構成する。このトランスファースイッチには、パッドTPからモード信号MSが入力されるが、パッドTPに信号が入力されない場合、抵抗R5によりモード信号MSの論理レベルはロウレベルに固定される。つまり、抵抗R5により通常動作時にはモード信号MSはロウレベルとなりトランスファースイッチはオフ状態に固定される。
また、図15にスイッチSW1の別の回路例を示す。図15に示す例では、スイッチSW1は、NMOSトランジスタN4、抵抗R6を有する。NMOSトランジスタN4には、ソース及びドレインのいずれか一方から信号が入力され、他方から信号を出力する。また、NMOSトランジスタN4のゲートにはモード信号MSが入力される。モード信号MSは、パッドTPを介して入力される。また、パッドTPと接地端子との間には抵抗R6が接続される。
つまり、図15に示すスイッチSW1は、モード信号MSによりオン/オフ状態が制御されるトランジスタスイッチを構成する。このトランジスタスイッチには、パッドTPからモード信号MSが入力されるが、パッドTPに信号が入力されない場合、抵抗R6によりモード信号MSの論理レベルはロウレベルに固定される。つまり、抵抗R6により通常動作時にはモード信号MSはロウレベルとなりトランジスタスイッチはオフ状態に固定される。
図12において説明したように、整合回路30は、非常に簡易な回路で実現することができる。このとき、トランスフォーマCPLのハイパスフィルタ特性のカットオフ周波数は、比較的高い周波数(例えば、GHz帯)であるため、整合回路30のフィルタ部31を構成するコンデンサC2、C3に必要な容量値を有するコンデンサは比較的小規模な回路面積で実現することができる。また、整合回路30がトランスフォーマCPLの伝達特性のうちハイパスフィルタ特性のみを再現することで、整合回路30の回路構成はさらに簡易なものになっている。また、図14、図15で示すようにスイッチSW1は、少ない回路素子数で実現できる。
つまり、実施の形態2にかかる半導体装置において用いられる整合回路30及びスイッチSW1は、第1の半導体チップCHP1及び第2の半導体チップCHP2の回路面積を大幅に増大させるものではない。
実施の形態3
実施の形態3にかかる半導体装置について説明する。なお、実施の形態3の説明では、実施の形態1、2において説明した構成要素については実施の形態1、2と同じ符号を付して説明を省略する。
実施の形態3にかかる半導体装置について説明する。なお、実施の形態3の説明では、実施の形態1、2において説明した構成要素については実施の形態1、2と同じ符号を付して説明を省略する。
実施の形態1、2にかかる半導体装置では、同一ウェハ上に形成された第1の半導体チップCHP1及び第2の半導体チップCHP2を1つのテスト対象としてチップレベルテストを行った。これに対して、実施の形態3では、異なるウェハに形成された第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2とに対して個別にチップレベルテストを行う。つまり、実施の形態3にかかる半導体装置では、第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2は、別々に製造される。
そこで、実施の形態3にかかる半導体装置を構成する第1の半導体チップCHP1の概略図と第2の半導体チップCHP2の概略図を図16、17にそれぞれ示す。図16は、送信回路Txが搭載される第1の半導体チップCHP1の概略図である。
図16に示すように、実施の形態3にかかる第1の半導体チップCHP1は、送信回路Tx、パッドP11、P12、第1のテスト回路40を有する。そして、第1の半導体チップでは、少なくとも送信回路Tx及び第1のテスト回路40を含む経路により第1のテストパスを構成する。送信回路Tx及びパッドP11、P12は、実施の形態1、2において説明したものである。そして、第1のテスト回路40は、送信回路Txの第1の出力端子とパッドP11とを接続するノードND2、及び、送信回路Txの第2の出力端子とパッドP12とを接続するノードND3から得られるテスト用伝達信号に基づきテスト出力データを出力する。
ここで、第1のテスト回路40はスイッチSW2、SW3、第1の整合回路(例えば、整合回路41)、テスト用受信回路RxTを有する。スイッチSW2、SW3は、図14又は図15に示すスイッチSW1である。スイッチSW2、SW3は、ノードND2と整合回路41との間、及び、ノードND3と整合回路41との間に設けられる。そして、スイッチSW2、SW3は、チップレベルテストを行う場合に導通し、通常動作状態において遮断状態となる。つまり、通常動作状態において第1のテスト回路40は無効化される。
また、整合回路41は、図12で示した整合回路30と同じ回路である。テスト用受信回路RxTは、整合回路41を介して受信したテスト用伝達信号を復調してテスト出力データを生成し、プローブ針NDLを介してテスト出力データをテスタに出力する。テスト用受信回路RxTの詳細については後述するが、テスト用受信回路RxTは、第2の半導体チップCHP2に形成される受信回路Rxよりも回路素子数(又は規模)が小さい。
続いて、図17に示す第2の半導体チップCHP2を参照して実施の形態3にかかる第2の半導体チップCHP2について説明する。第2の半導体チップCHP2は、トランスフォーマCPL、受信回路Rx、パッドP21、P22、第2のテスト回路50を有する。そして、第2の半導体チップでは、少なくとも第2のテスト回路50及び受信回路Rxを含む経路により第2のテストパスを構成する。受信回路Rx及びパッドP11、P12は、実施の形態1、2において説明したものである。そして、第2のテスト回路50は、受信回路Rxの入力端子と二次側コイルL2の一端とを接続するノードND4に対してテスト用伝達信号を出力する。
ここで、第2のテスト回路50は、テスト用送信回路TxT、第2の整合回路(例えば、整合回路51)、スイッチSW4を有する。スイッチSW4は、図14又は図15に示すスイッチSW1である。スイッチSW4は、ノードND4と整合回路51との間に設けられる。そして、スイッチSW4は、チップレベルテストを行う場合に導通し、通常動作状態において遮断状態となる。つまり、通常動作状態において第2のテスト回路50は無効化される。
また、テスト用送信回路TxTは、テスタからプローブ針NDLを介して入力されるテスト入力データを送信回路Txと同じ搬送波で変調してテスト用伝達信号を生成する。このテスト用伝達信号は、整合回路51に出力される。整合回路51の詳細については後述するが、整合回路51は、トランスフォーマCPLの伝達特性を擬似的に再現した伝達特性に基づきテスト用伝達信号をノードND4に伝達する。なお、テスト用送信回路TxTは、第2の半導体チップCHP2に形成される送信回路Txよりも回路素子数(又は規模)が小さい。
上述のように、実施の形態3にかかる半導体装置は、第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2とが独立したテストを実行可能とするテストパスをそれぞれ有する。
より具体的には、第1の半導体チップCHP1は、チップレベルテストにおいて、テスタからプローブ針NDLを介して送信回路Txがテスト入力データを受信する。そして、送信回路Txは、テスト入力データに基づきテスト用伝達信号を伝達する。このテスト伝達信号は、第1のテスト回路40に入力される。第1のテスト回路40では、チップレベルテストにおいてスイッチSW2、SW3がオン状態であるため、テスト用伝達信号は、整合回路41を介してテスト用受信回路RxTに与えられる。そして、テスト用受信回路RxTは、テスト用伝達信号を復調してテスト出力データを生成する。テスト出力データは、プローブ針NDLを介してテスタに入力される。ここで、テスタは、テスト入力データとテスト出力データとを比較することで送信回路Txが正しく動作しているかを判定することができる。
また、第2の半導体チップCHP2は、チップレベルテストにおいて、テスタからプローブ針NDLを介して第2のテスト回路50にテスト入力データが入力される。第2のテスト回路50では、テスト用送信回路TxTが送信回路Txと同じ搬送波でテスト入力データに基づきテスト用伝達信号を生成する。このとき、第2のテスト回路50では、スイッチSW4がオン状態であるためテスト用伝達信号は整合回路51及びスイッチSW4を介して受信回路Rxに与えられる。受信回路Rxでは、受信したテスト用伝達信号を復調してテスト出力データを生成する。このテスト出力データは、プローブ針NDLを介してテスタに入力される。ここで、テスタは、テスト入力データとテスト出力データとを比較することで受信回路Rxが正しく動作しているかを判定することができる。
このように、実施の形態3にかかる半導体装置では、第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2とにそれぞれ設けられたテストパスによって、個別のチップレベルテストが可能になる。また、このチップレベルテストでは、送信回路Tx及びテスト用送信回路TxTが実動作時と同じ搬送波でテスト用伝達信号を生成する。そのため、実施の形態3にかかる半導体装置においても、実施の形態1、2にかかる半導体装置と同様にチップレベルテストによって信頼性の高い半導体チップの選別を行うことができる。
また、実施の形態3にかかる半導体装置では、第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2とを個別に製造できることから、第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2とを異なる半導体プロセスにより製造することができる。これにより、実施の形態3にかかる半導体装置では、第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2をそれぞれの仕様に適したプロセスより製造することが可能になり、チップサイズの縮小及び信頼性の確保の両立が可能になる。
また、実施の形態3にかかる半導体装置では、第1の半導体チップCHP1及び第2の半導体チップCHP2を個別に製造することで、半導体チップの外形を第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2とで任意に設定できる。つまり、実施の形態3にかかる半導体装置では、第1の半導体チップCHP1及び第2の半導体チップCHP2の設計の自由度を実施の形態1、2よりも向上させることができる。
また、実施の形態3にかかる半導体装置は、実施の形態2にかかる半導体装置と同様にチップレベルテスト時にトランスフォーマCPLを動作させない。そのため、実施の形態3にかかる半導体装置においても実施の形態2と同様に一次側コイルL1と二次側コイルL2とが第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2とにそれぞれ形成された半導体チップに対応することができる。
また、実施の形態3にかかる半導体装置では、第1の半導体チップCHP1及び第2の半導体チップCHP2がそれぞれ独立してテスト可能であるため、ダイシング後であっても、第1の半導体チップCHP1と第2の半導体チップCHP2の自己テストを行うことが可能である。
ここで、実施の形態3にかかる半導体装置を半導体パッケージPKGに搭載した状態の概略図を図18に示す。図18に示すように、実施の形態3にかかる半導体装置においても、第1の半導体チップCHP1及び第2の半導体チップCHP2は分離された状態で半導体パッケージPKGに搭載される。そして、半導体パッケージPKGに搭載された第1の半導体チップCHP1及び第2の半導体チップCHP2は、ボンディングワイヤWにより接続される。
また、実施の形態3にかかる半導体装置の第1の半導体チップCHP1は、半導体パッケージPKGに搭載された状態においてテスト用受信回路RxTの出力端子が接続されるパッドTP1が半導体パッケージPKGのフレームと接続されない。さらに、実施の形態3にかかる半導体装置の第2の半導体チップCHP2は、半導体パッケージPKGに搭載された状態においてテスト用送信回路TxTの入力端子が接続されるパッドTP2が半導体パッケージPKGのフレームと接続されない。半導体パッケージPKGに搭載された状態では、第1のテスト回路40のスイッチSW2、SW3及び第2のテスト回路50のスイッチSW4はオフ状態となる。つまり、実施の形態3にかかる半導体装置においても通常動作状態では第1のテスト回路40及び第2のテスト回路50は無効化される。
続いて、テスト用受信回路RxTの詳細について説明する。図19にテスト用受信回路RxTの回路例を示す。図19に示すように、テスト用受信回路RxTは、ヒステリシスコンパレータと差動増幅器を有する。ヒステリシスコンパレータは、NMOSトランジスタN5〜N9、電流源Is、負荷抵抗RL1、RL2を有する。
NMOSトランジスタN5〜N8は、ソースが共通接続される。そして、この共通接続点と接地端子との間に電流源Isが接続される。NMOSトランジスタN5のゲートには、整合回路41が出力するテスト用伝達信号V2が与えられる。NMOSトランジスタN6のゲートは、ヒステリシスコンパレータの第1の出力端子VOUTに接続される。NMOSトランジスタN5、N6のドレインは、共通に接続され、この共通接続点と電源端子との間に負荷抵抗RL1が接続される。なお、NMOSトランジスタN5、N6のドレインと負荷抵抗RL1の接続点はヒステリシスコンパレータの第2の出力端子VOUTbとなる。
NMOSトランジスタN7のゲートには、基準電圧Vrefが与えられる。NMOSトランジスタN8のゲートは、ヒステリシスコンパレータの第2の出力端子VOUTbに接続される。NMOSトランジスタN7、N8のドレインは、共通に接続され、この共通接続点と電源端子との間に負荷抵抗RL2が接続される。なお、NMOSトランジスタN7、N8のドレインと負荷抵抗RL2の接続点はヒステリシスコンパレータの第1の出力端子VOUTとなる。
差動増幅器は、NMOSトランジスタN9、N10、PMOSトランジスタP4、P5を有する。NMOSトランジスタN9は、ソースが接地端子に接続され、ゲートがヒステリシスコンパレータの第1の出力端子VOUTに接続され、ドレインがPMOSトランジスタP4のドレインに接続される。NMOSトランジスタN10は、ソースが接地端子に接続され、ゲートがヒステリシスコンパレータの第2の出力端子VOUTbに接続され、ドレインがPMOSトランジスタP5のドレインに接続される。NMOSトランジスタN10のドレインとPMOSトランジスタP5のドレインの接続点は、テスト用受信回路RxTの出力端子となる。PMOSトランジスタP4は、ソースが電源端子に接続され、ゲートがドレインに接続される。PMOSトランジスタP5は、ソースが電源端子に接続され、ゲートがヒステリシスコンパレータの第2の出力端子VOUTbに接続される。
図19において説明したように、テスト用受信回路RxTは、図7において説明した受信回路Rxのヒステリシスコンパレータ24と差動増幅器25により構成される。つまり、テスト用受信回路RxTは、受信回路Rxよりも少ない回路素子数により実現できる。これは、テスト用受信回路RxTがチップレベルテストにのみ用いられるもので受信回路Rxほど高機能でなくても良いためである。また、テスト用受信回路RxTは、受信回路Rxよりも少ない回路素子数により形成されることで故障の可能性を受信回路Rxよりも低減することができる。
ここで、図19に示すテスト用受信回路RxTの入出力特性を示すグラフを図20に示す。図20に示すように、テスト用受信回路RxTは、入力されるテスト用伝達信号V2と基準電圧Vrefとの電圧差に基づき出力するテスト出力データの論理レベルを反転させる。このとき、テスト用受信回路RxTは、ヒステリシス特性を有しているため、テスト用伝達信号V2と基準電圧Vrefとの電圧差が単に逆転したのみではテスト出力データの論理レベルは反転せず、テスト用伝達信号V2と基準電圧Vrefとの電圧差が反転し、かつ、その電圧差が所定の電圧差以上になった場合にテスト出力データの論理レベルが反転する。
続いて、テスト用送信回路TxT及び整合回路51について説明する。テスト用送信回路TxT及び整合回路51の回路例を図21に示す。図21に示すように、テスト用送信回路TxTは、遅延回路52、54、反転入力付きNAND回路53、反転入力付きAND回路55を有する。また、整合回路51はコンデンサC4、C5、抵抗R7、R8を有する。
遅延回路52は、パッドTP2を介して入力されるテスト入力データTEST_INを遅延させて出力する。反転入力付きNAND回路53は、反転入力端子にテスト入力データTEST_INが入力され、通常入力端子に遅延回路52の出力信号が入力される。そして、反転入力付きNAND回路53は、テスト入力データTEST_INの反転値と遅延回路52の出力信号の値との反転論理積演算結果をノードAに出力する。
遅延回路54は、パッドTP2を介して入力されるテスト入力データTEST_INを遅延させて出力する。反転入力付きNAND回路53は、反転入力端子にテスト入力データTEST_INが入力され、通常入力端子に遅延回路54の出力信号が入力される。そして、反転入力付きNAND回路53は、テスト入力データTEST_INの値と遅延回路54の出力信号の反転値との論理積演算結果をノードBに出力する。
コンデンサC4は、反転入力付きNAND回路53の出力端子(ノードA)に一方の端子が接続され、他方の端子が整合回路51の出力端子に接続される。コンデンサC5は、反転入力付きNAND回路54の出力端子(ノードB)に一方の端子が接続され、他方の端子が整合回路51の出力端子に接続される。抵抗R7、R8は、電源端子と接地端子との間に直列に接続される。そして、抵抗R7、R8が互いに接続される接続点は、整合回路51の出力端子となる。整合回路51の出力端子は、スイッチSW4を介してノードND4に接続される。
ここで、図21に示したテスト用送信回路TxT及び整合回路51の動作を示すタイミングチャートを図22に示し、テスト用送信回路TxT及び整合回路51の動作を説明する。図22に示すように、反転入力付きNAND回路53は、テスト入力データTEST_INの立ち下がりエッジに応じてノードAに負の振幅を有するパルスを生成する。また、反転入力付きAND回路55は、テスト入力データTEST_INの立ち上がりエッジに応じてノードBに正の振幅を有するパルスを生成する。このノードAとノードBの信号をコンデンサC4、C5を介して抵抗R7、R8の接続点で合成され、テスト用伝達信号OUTとしてノードND4に出力される。
このとき、テスト用送信回路TxTでは、遅延回路52、54に設定される遅延時間を図4に示す送信回路Txの遅延回路10、16と同じ遅延時間とすることで、テスト入力データを送信回路Txの搬送波と同じ搬送波で変調する。また、整合回路51は、ハイパスフィルタ回路を構成するが、ハイパスフィルタ回路の伝達特性はトランスフォーマCPLの伝達特性に応じて決定されるものである。
また、テスト用送信回路TxT及び整合回路51の別の回路例を図23に示す。図23に示すテスト用送信回路TxTは、図21に示したテスト用送信回路TxTの反転入力付きNAND回路53に代えて反転入力付きAND回路56を有する。図23に示すテスト用送信回路TxTは、図21に示したテスト用送信回路TxTに差動増幅器57が追加される。また、図23に示す整合回路51は、図21に示した整合回路51のコンデンサC4、C5に代えてコンデンサC6を有する。
反転入力付きAND回路56は、反転入力端子にテスト入力データTEST_INが入力され、通常入力端子に遅延回路52の出力信号が入力される。そして、反転入力付きNAND回路53は、テスト入力データTEST_INの反転値と遅延回路52の出力信号の値との論理積演算結果をノードAに出力する。差動増幅器57は、反転入力端子に反転入力付きAND回路56の出力端子(ノードA)が接続され、非反転入力端子に反転入力付きAND回路55の出力端子(ノードB)が接続される。
コンデンサC6は、差動増幅器57の出力端子に一方の端子が接続され、他方の端子が整合回路51の出力端子に接続される。整合回路51の出力端子は、スイッチSW4を介してノードND4に接続される。
ここで、図23に示したテスト用送信回路TxT及び整合回路51の動作を示すタイミングチャートを図24に示し、テスト用送信回路TxT及び整合回路51の動作を説明する。図24に示すように、反転入力付きAND回路56は、テスト入力データTEST_INの立ち下がりエッジに応じてノードAに正の振幅を有するパルスを生成する。また、反転入力付きAND回路55は、テスト入力データTEST_INの立ち上がりエッジに応じてノードBに正の振幅を有するパルスを生成する。そして、差動増幅器57は、このノードAを介して伝達されるパルスに応じて負の振幅のパルスを有し、ノードBを介して伝達されるパルスに応じて正の振幅のパルスを有するテスト用伝達信号OUTを生成する。このテスト伝達用信号OUTは、コンデンサC6を介してノードND4に出力される。
このとき、テスト用送信回路TxTでは、遅延回路52、54に設定される遅延時間を図4に示す送信回路Txの遅延回路10、16と同じ遅延時間とすることで、テスト入力データを送信回路Txの搬送波と同じ搬送波で変調する。また、整合回路51は、ハイパスフィルタ回路を構成するが、ハイパスフィルタ回路の伝達特性はトランスフォーマCPLの伝達特性に応じて決定されるものである。
図21〜図24において説明したように、テスト用送信回路TxTは、図5において説明した送信回路Txよりも少ない回路素子数により実現できる。これは、テスト用送信回路TxTがチップレベルテストにのみ用いられるもので送信回路Txほど高機能でなくても良いためである。また、テスト用送信回路TxTは、送信回路Txよりも少ない回路素子数により形成されることで故障の可能性を送信回路Txよりも低減することができる。また、整合回路51も、トランスフォーマCPLよりも小さな回路面積で実現できる素子のみで構成される。そのため、整合回路51を追加しても第2の半導体チップCHP2のチップ面積の増加はほとんど無視できる程度である。
実施の形態4
実施の形態4にかかる半導体装置は、実施の形態3にかかる半導体装置の整合回路をトランスフォーマにより構成するものである。そこで、図25に実施の形態4にかかる半導体装置の第1の半導体チップCHP1の概略図を示し、図26に実施の形態4にかかる半導体装置の第2の半導体チップCHP2の概略図を示す。なお、実施の形態4の説明では、実施の形態1〜3において説明した構成要素については実施の形態1〜3と同じ符号を付して説明を省略する。
実施の形態4にかかる半導体装置は、実施の形態3にかかる半導体装置の整合回路をトランスフォーマにより構成するものである。そこで、図25に実施の形態4にかかる半導体装置の第1の半導体チップCHP1の概略図を示し、図26に実施の形態4にかかる半導体装置の第2の半導体チップCHP2の概略図を示す。なお、実施の形態4の説明では、実施の形態1〜3において説明した構成要素については実施の形態1〜3と同じ符号を付して説明を省略する。
図25に示すように、実施の形態4にかかる第1の半導体チップCHP1は、実施の形態3にかかる第1のテスト回路40に相当する第1のテスト回路60を有する。第1のテスト回路60は、スイッチSW5、SW6、整合回路61、テスト用受信回路RxTを有する。スイッチSW5、SW6は、図14又は図15で説明したスイッチである。スイッチSW5は、ノードND2と整合回路61との接続状態を切り替える。スイッチSW6は、ノードND3と整合回路61との接続状態を切り替える。
整合回路61は、一次側コイルDL1と二次側コイルDL2とにより構成されるトランスフォーマを有する。一次側コイルDL1は、一方の端子がスイッチSW5を介してノードND2に接続され、他方の端子がスイッチSW6を介してノードND3に接続される。つまり、一次側コイルDL1は、トランスフォーマCPLの一次側コイルL1と同様に送信回路Txにより駆動される。二次側コイルDL2は、一方の端子がテスト用受信回路RxTの入力端子に接続され、他方の端子が接地端子と接続される。つまり、二次側コイルDL2は、トランスフォーマCPLの二次側コイルL2と同様に一次側コイルDL1に生じた電流変化に応じてテスト用受信回路RxTにパルス信号(テスト用伝達信号)を出力する。
また、図26に示すように、実施の形態4にかかる第2の半導体チップCHP2は、実施の形態3にかかる第2のテスト回路50に相当する第2のテスト回路70を有する。第2のテスト回路70は、スイッチSW7、SW8、整合回路71、テスト用送信回路TxTを有する。スイッチSW7、SW8は、図14又は図15で説明したスイッチである。スイッチSW7は、テスト用送信回路TxTの第1の出力端子と整合回路71との接続状態を切り替える。スイッチSW8は、テスト用送信回路TxTの第2の出力端子と整合回路71との接続状態を切り替える。
整合回路71は、一次側コイルDL3を有する。整合回路71では、一次側コイルDL3とトランスフォーマCPLの二次側コイルL2とによりトランスフォーマを構成する。一次側コイルDL3は、一方の端子がスイッチSW7を介してテスト用送信回路TxTの第1の出力端子に接続され、他方の端子がスイッチSW8を介してテスト用送信回路TxTの第2の出力端子に接続される。つまり、一次側コイルDL3は、トランスフォーマCPLの一次側コイルL1と同様にテスト用送信回路TxTにより駆動される。そして、トランスフォーマCPLの二次側コイルL2は、一次側コイルDL3に生じた電流変化に応じて受信回路Rxにパルス信号(テスト用伝達信号)を出力する。
続いて、整合回路61の実装方法について説明する。まず、図25に示す整合回路61の実装状態を示す概略図を図27に示す。なお、図27では、スイッチSW5、SW6の図示は省略した。図27に示すように、整合回路61の一次側コイルDL1と二次側コイルDL2は、通常動作時に用いられるトランスフォーマCPLを構成するコイルよりもコイルの直径が小さくなるように形成される。
次いで、整合回路71の実装方法について説明する。まず、図26に示す整合回路71の実装状態を示す概略図を図28に示す。なお、図28では、スイッチSW7、SW8の図示は省略した。図28に示すように、整合回路71の一次側コイルDL3は、トランスフォーマCPLの二次側コイルL2の内側に形成される。このように、整合回路71の一次側コイルDL3をトランスフォーマCPLの内側の空き領域に形成することで回路面積の増加を回避することができる。
上記説明より、実施の形態4にかかる半導体装置では、整合回路としてトランスフォーマを用いた。これは、実施の形態3にかかる半導体装置の整合回路の別の例を示すものである。ここで、整合回路として実際に用いられる交流結合素子と同じ回路素子を用いることで、整合回路と交流結合素子との特性を近づけることができる。つまり、実施の形態4にかかる半導体装置では、他の実施の形態よりも高い精度でチップレベルテストを行うことが可能である。
なお、以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。例えば、整合回路及び交流結合素子として、コンデンサを用いても良い。また、本発明は、以下の形態を含む。
(付記1)
第1の半導体基板に形成され、伝達データを前記伝達データのシンボルレート又はナイキスト周波数よりも高い周波数成分を含む搬送波で変調した伝達信号を生成する送信回路と、
第2の半導体基板に形成され、前記伝達信号を復調して前記伝達データを再生する受信回路と、
前記第1の半導体基板又は前記第2の半導体基板に形成され、前記伝達信号を交流的に前記送信回路から前記受信回路に伝達する交流結合素子と、
半導体基板の外周に設けられるスクライブ領域を跨いで形成され、前記交流結合素子が形成される半導体基板とは異なる半導体基板に形成される前記送信回路又は受信回路と、前記交流結合素子と、を接続するテスト配線と、を有する半導体装置。
第1の半導体基板に形成され、伝達データを前記伝達データのシンボルレート又はナイキスト周波数よりも高い周波数成分を含む搬送波で変調した伝達信号を生成する送信回路と、
第2の半導体基板に形成され、前記伝達信号を復調して前記伝達データを再生する受信回路と、
前記第1の半導体基板又は前記第2の半導体基板に形成され、前記伝達信号を交流的に前記送信回路から前記受信回路に伝達する交流結合素子と、
半導体基板の外周に設けられるスクライブ領域を跨いで形成され、前記交流結合素子が形成される半導体基板とは異なる半導体基板に形成される前記送信回路又は受信回路と、前記交流結合素子と、を接続するテスト配線と、を有する半導体装置。
(付記2)
前記テスト配線は、前記交流結合素子を介して前記送信回路と前記受信回路との通信が行われる通常動作状態において切断される付記1に記載の半導体装置。
前記テスト配線は、前記交流結合素子を介して前記送信回路と前記受信回路との通信が行われる通常動作状態において切断される付記1に記載の半導体装置。
(付記3)
前記テスト配線は、テスト時において前記送信回路がテスト入力データを前記搬送波で変調したテスト伝達信号を前記送信回路に伝達する付記1又は2に記載の半導体装置。
前記テスト配線は、テスト時において前記送信回路がテスト入力データを前記搬送波で変調したテスト伝達信号を前記送信回路に伝達する付記1又は2に記載の半導体装置。
(付記4)
前記テスト配線は、前記第1、第2の半導体基板の配線層に形成される付記1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置。
前記テスト配線は、前記第1、第2の半導体基板の配線層に形成される付記1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記5)
前記第1の半導体基板は、前記交流結合素子を介して前記送信回路と前記受信回路との通信が行われる通常動作状態において前記交流結合素子に接続される第1のパッドを有し、
前記第2の半導体基板は、前記通常動作状態において前記交流結合素子に接続される第2のパッドを有し、
前記テスト配線は、前記スクライブ領域が未切断の状態において前記第1のパッドと前記第2のパッドとを接続する付記1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置。
前記第1の半導体基板は、前記交流結合素子を介して前記送信回路と前記受信回路との通信が行われる通常動作状態において前記交流結合素子に接続される第1のパッドを有し、
前記第2の半導体基板は、前記通常動作状態において前記交流結合素子に接続される第2のパッドを有し、
前記テスト配線は、前記スクライブ領域が未切断の状態において前記第1のパッドと前記第2のパッドとを接続する付記1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記6)
前記交流結合素子は、一次側コイルと二次側コイルとを有するトランスフォーマである付記1乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置。
前記交流結合素子は、一次側コイルと二次側コイルとを有するトランスフォーマである付記1乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記7)
前記交流結合素子は、前記半導体装置の配線層に形成される第1の電極及び第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に形成される絶縁体により形成される誘電体膜とを有するコンデンサである付記1乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置。
前記交流結合素子は、前記半導体装置の配線層に形成される第1の電極及び第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に形成される絶縁体により形成される誘電体膜とを有するコンデンサである付記1乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置。
この出願は、2009年4月13日に出願された日本出願特願2009−097231を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10、16、52、54 遅延回路
11、17、53 反転入力付きNAND回路
12、13、15、18 インバータ群
14、33 インバータ
20 静電破壊保護回路
21 バイアス回路
22 過電圧保護回路
23 入力バッファ回路
24 ヒステリシスコンパレータ
25 出力バッファ回路
25〜27、32、57 差動増幅器
30、41、51、61、71 整合回路
31 フィルタ部
40、50、60、70 テスト回路
54 反転入力付きAND回路
C1〜C6 コンデンサ
CHP1、CHP2 半導体チップ
CPL トランスフォーマ
D1〜D8 ダイオード
L1、L2、DL1〜DL3コイル
N1〜N10 NMOSトランジスタ
P1〜P5 PMOSトランジスタ
NDL プローブ針
P11、P12、P21、P22、TP、PT1、PT2 パッド
PKG 半導体パッケージ
R1〜R7 抵抗
RL1、RL2 負荷抵抗
Rx 受信回路
RxT テスト用受信回路
Tx 送信回路
TxT テスト用送信回路
SW1〜SW8 スイッチ
SCRB スクライブ領域
TW、TW1、TW2 テスト配線
W ボンディングワイヤ
11、17、53 反転入力付きNAND回路
12、13、15、18 インバータ群
14、33 インバータ
20 静電破壊保護回路
21 バイアス回路
22 過電圧保護回路
23 入力バッファ回路
24 ヒステリシスコンパレータ
25 出力バッファ回路
25〜27、32、57 差動増幅器
30、41、51、61、71 整合回路
31 フィルタ部
40、50、60、70 テスト回路
54 反転入力付きAND回路
C1〜C6 コンデンサ
CHP1、CHP2 半導体チップ
CPL トランスフォーマ
D1〜D8 ダイオード
L1、L2、DL1〜DL3コイル
N1〜N10 NMOSトランジスタ
P1〜P5 PMOSトランジスタ
NDL プローブ針
P11、P12、P21、P22、TP、PT1、PT2 パッド
PKG 半導体パッケージ
R1〜R7 抵抗
RL1、RL2 負荷抵抗
Rx 受信回路
RxT テスト用受信回路
Tx 送信回路
TxT テスト用送信回路
SW1〜SW8 スイッチ
SCRB スクライブ領域
TW、TW1、TW2 テスト配線
W ボンディングワイヤ
Claims (39)
- 伝達データを前記伝達データのシンボルレート又はナイキスト周波数よりも高い周波数成分を含む搬送波で変調した伝達信号を生成する送信回路と、
前記伝達信号を復調して前記伝達データを再生する受信回路と、
前記伝達信号を交流的に前記送信回路から前記受信回路に伝達する交流結合素子と、
前記交流結合素子の伝達特性を擬似的に再現した整合回路を含むテストパスと、を有し、
前記テストパスは、テスト入力データを前記搬送波で変調してテスト用伝達信号を生成し、前記テスト用伝達信号を前記整合回路により伝達し、伝達された前記テスト用伝達信号を復調してテスト出力データを出力する半導体装置。 - 前記テストパスは、前記送信回路により前記テスト用伝達信号を生成し、前記整合回路を介して伝達された前記テスト用伝達信号を前記受信回路により復調して前記テスト出力データを出力する請求項1に記載の半導体装置。
- 前記送信回路は、第1の半導体基板に形成され、
前記受信回路は、第2の半導体基板に形成され、
前記交流結合素子は、前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板の少なくとも一方の半導体基板に形成され、
前記テストパスは、さらに半導体基板の外周に設けられるスクライブ領域を跨いで形成されるテスト用配線を有し、
前記テスト用配線は、前記交流結合素子を介した前記伝達信号の伝達が行われる通常動作状態において切断される請求項2に記載の半導体装置。 - 前記整合回路は、前記一方の半導体基板上に形成された前記送信回路又は受信回路とスイッチ素子を介して接続され、前記スイッチ素子は、前記交流結合素子を介した前記伝達信号の伝達が行われる通常動作状態においてオフ状態とされる請求項2又は3に記載の半導体装置。
- 前記第1、第2の半導体基板は、同一のプロセスにより製造される請求項2乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記第1、第2の半導体基板は、前記第1、第2の半導体基板が未切断かつ前記テスト用配線が電気的に接続された状態においてテストが実行される請求項2乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記第1の半導体基板及び第2の半導体基板のうち一方の半導体基板は、前記交流結合素子と接続される第1のパッドを有し、他方の半導体基板は前記他方の半導体基板に形成される回路と接続される第2のパッドを有し、前記第1のパッドはテスト時にプローブ針を介して前記テスト入力データが入力され、第2のパッドはテスト時に前記テスト出力データをプローブ針に対して出力する請求項2乃至6のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記第1、第2のパッドは、前記第1、第2の半導体基板を形成する製造工程とは別の工程で形成される配線により互いに接続される請求項7に記載の半導体装置。
- 前記テストパスは、第1のテストパスと、第2のテストパスと、を含み、
前記第1のテストパスは、
前記送信回路が出力した前記テスト用伝達信号を前記交流結合素子の信号伝達特性に基づき伝達する第1の整合回路と、
前記第1の整合回路を介して受信した前記テスト用伝達信号を復調して前記テスト出力データを出力するテスト用受信回路と、を有し、
前記第2のテストパスは、
前記テスト入力データを前記搬送波で変調して前記テスト用伝達信号を生成するテスト用送信回路と、
前記テスト用送信回路が出力した前記テスト用伝達信号を前記交流結合素子の信号伝達特性に基づき伝達する第2の整合回路と、を有する請求項1に記載の半導体装置。 - 前記テスト用受信回路は、前記受信回路よりも回路素子数が少なく、前記テスト用送信回路は、前記送信回路よりも回路素子数が少ない請求項9に記載の半導体装置。
- 前記第1、第2のテストパスは、前記交流結合素子を介した前記伝達信号の伝達が行われる通常動作状態において無効化される請求項9又は10に記載の半導体装置。
- 前記第1、第2の半導体基板は、異なるプロセスにより製造される請求項9乃至11のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記送信回路は、前記第1のテストパスが出力した前記テスト出力データを、前記送信回路に入力される前記テスト入力データと比較することでテストされる請求項9乃至12のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記受信回路は、前記受信回路が出力した前記テスト出力データを、前記第2のテストパスに入力された前記テスト入力データと比較することでテストされる請求項9乃至12のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記整合回路は、ハイパスフィルタ特性又はバンドパスフィルタ特性を有する請求項1乃至13のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記交流結合素子は、一次側コイルと二次側コイルとを有するトランスフォーマである請求項1乃至14のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記交流結合素子は、前記半導体装置の配線層に形成される第1の電極及び第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に形成される絶縁体により形成される誘電体膜とを有するコンデンサである請求項1乃至14のいずれか1項に記載の半導体装置。
- この半導体装置は、送信回路を備え、交流結合素子を介して電気的に絶縁された半導体基板に形成された受信回路と通信を行う、
この半導体装置は、
前記送信回路がテスト入力データを前記テスト入力データのシンボルレート又はナイキスト周波数よりも高い周波数成分を含む搬送波で変調したテスト用伝達信号を前記交流結合素子の信号伝達特性に基づき伝達する整合回路と、
前記整合回路を介して得られる前記テスト用伝達信号を復調してテスト出力データを再生するテスト用受信回路と、
を有する半導体装置。 - 前記テスト用受信回路は、前記受信回路よりも回路素子数が少ない請求項18に記載の半導体装置。
- 前記テスト用受信回路及び前記整合回路は、前記交流結合素子を介して前記受信回路と通信が行われる通常動作状態において無効化される請求項18又は19に記載の半導体装置。
- 前記送信回路は、前記テスト出力データを、前記テスト入力データと比較することでテストされる請求項18乃至20のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記整合回路は、ハイパスフィルタ特性又はバンドパスフィルタ特性を有する請求項18乃至21のいずれか1項に記載の半導体装置。
- この半導体装置は、受信回路を備え、交流結合素子を介して電気的に絶縁された半導体基板に形成された送信回路と通信を行う、
この半導体装置は、
テスト入力データを前記テスト入力データのシンボルレート又はナイキスト周波数よりも高い周波数成分を含む搬送波で変調したテスト用伝達信号を生成するテスト用送信回路と、
前記テスト用伝達信号を前記交流結合素子の信号伝達特性に基づき前記受信回路に伝達する整合回路と、
を有する半導体装置。 - 前記テスト用送信回路は、前記送信回路よりも回路素子数が少ない請求項23に記載の半導体装置。
- 前記テスト用送信回路及び前記整合回路は、前記交流結合素子を介して前記送信回路との通信が行われる通常動作状態において無効化される請求項23又は24に記載の半導体装置。
- 前記受信回路は、前記テスト用伝達信号を復号してテスト出力データを生成し、前記テスト出力データと前記テスト入力データとを比較することでテストされる請求項23乃至25のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記整合回路は、ハイパスフィルタ特性又はバンドパスフィルタ特性を有する請求項23乃至26のいずれか1項に記載の半導体装置。
- この半導体装置は、第1の半導体基板に形成された送信回路と、第2の半導体基板に形成された受信回路と、前記送信回路と前記受信回路とを交流的に結合する交流結合素子と、を有する、
この半導体装置のテスト方法は、
前記送信回路によりテスト入力データを前記テスト入力データのシンボルレート又はナイキスト周波数よりも高い周波数成分を含む搬送波で変調してテスト用伝達信号を生成し、
前記交流結合素子の信号伝達特性に基づき前記テスト用伝達信号を伝達する整合回路によって前記テスト用伝達信号を伝達し、
前記テスト用伝達信号を復調してテスト出力データを出力し、
前記テスト入力データと前記テスト出力データとを比較して前記送信回路の故障判断を行う半導体装置のテスト方法。 - 前記半導体装置のテストは、前記第1の半導体基板単体で実行される請求項28に記載の半導体装置のテスト方法。
- 前記半導体装置のテストは、前記第1の半導体基板に形成されたパッドに対してプローブ針を接触させた状態で行われる請求項28又は29に記載の半導体装置のテスト方法。
- 前記受信回路を介して前記テスト出力データを出力し、前記送信回路及び前記受信回路の故障判断を行う請求項28に記載の半導体装置のテスト方法。
- 前記半導体装置のテストは、前記第1の半導体基板と第2の半導体基板とが未切断状態において行われる請求項31に記載の半導体装置のテスト方法。
- 前記半導体装置のテストは、前記第1の半導体基板に形成されたパッド及び前記第2の半導体基板に形成されたパッドに対してプローブ針を接触させた状態で行われる請求項31又は32に記載の半導体装置のテスト方法。
- この半導体装置は、第1の半導体基板に形成された送信回路と、第2の半導体基板に形成された受信回路と、前記送信回路と前記受信回路とを交流的に結合する交流結合素子と、を有する、
この半導体装置のテスト方法は、
テスト入力データを前記テスト入力データのシンボルレート又はナイキスト周波数よりも高い周波数成分を含む搬送波で変調してテスト用伝達信号を生成し、
前記交流結合素子の信号伝達特性に基づき前記テスト用伝達信号を伝達する整合回路によって前記テスト用伝達信号を伝達し、
前記テスト用伝達信号を前記受信回路において復調してテスト出力データを出力し、
前記テスト入力データと前記テスト出力データとを比較して前記受信回路の故障判断を行う半導体装置のテスト方法。 - 前記半導体装置のテストは、前記第2の半導体基板単体で実行される請求項34に記載の半導体装置のテスト方法。
- 前記半導体装置のテストは、前記第2の半導体基板に形成されたパッドに対してプローブ針を接触させた状態で行われる請求項34又は35に記載の半導体装置のテスト方法。
- 前記送信回路により前記テスト用伝達信号を生成し、前記送信回路及び前記受信回路の故障判断を行う請求項34に記載の半導体装置のテスト方法。
- 前記半導体装置のテストは、前記第1の半導体基板と第2の半導体基板とが未切断状態において行われる請求項37に記載の半導体装置のテスト方法。
- 前記半導体装置のテストは、前記第1の半導体基板に形成されたパッド及び前記第2の半導体基板に形成されたパッドに対してプローブ針を接触させた状態で行われる請求項37又は38に記載の半導体装置のテスト方法。
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