JPWO2010113711A1 - 容量型湿度センサ及びその製造方法 - Google Patents
容量型湿度センサ及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2010113711A1 JPWO2010113711A1 JP2011507113A JP2011507113A JPWO2010113711A1 JP WO2010113711 A1 JPWO2010113711 A1 JP WO2010113711A1 JP 2011507113 A JP2011507113 A JP 2011507113A JP 2011507113 A JP2011507113 A JP 2011507113A JP WO2010113711 A1 JPWO2010113711 A1 JP WO2010113711A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- electrode film
- upper electrode
- lower electrode
- humidity sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
- G01N27/02—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
- G01N27/22—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating capacitance
- G01N27/223—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating capacitance for determining moisture content, e.g. humidity
- G01N27/225—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating capacitance for determining moisture content, e.g. humidity by using hygroscopic materials
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Abstract
センサ部と基準部の容量差分のばらつきを低減可能な容量型湿度センサ及びその製造方法を得る。湿度に応じて静電容量が変化するセンサ部と湿度によらず静電容量が変化しない基準部を備え、センサ部と基準部の容量差分を電圧に変換して出力する容量型湿度センサにおいて、湿度に応じて誘電率が変化する高分子感湿膜を下部電極膜と上部電極膜で挟んだ同一の平行平板構造でセンサ部と基準部を構成し、センサ部では上部電極膜に設けた1以上の開口部を介して高分子感湿膜を露出させ、基準部では上部電極膜と該上部電極膜上に形成した非透湿保護膜の少なくとも一方で高分子感湿膜を覆う。上下電極膜と高分子感湿膜は、基準部とセンサ部で互いにミラー反転したパターン形状とする。さらに、センサ部の上部電極膜の中央部に開口部を有さない容量補正エリアを設け、該容量補正エリアの大きさによりセンサ部の初期容量値を補正する。
Description
本発明は、高分子感湿膜を誘電体とした容量型湿度センサ及びその製造方法に関する。
湿度変化測定に用いられる湿度センサには、湿度(吸着した水分量)に応じて誘電率が変化する高分子感湿膜を誘電体とした静電容量型の湿度センサがある。このタイプは、従来一般に、湿度に応じて静電容量が変化するセンサ部と湿度によらず一定の静電容量を保持する基準部を備え、センサ部と基準部の容量差分を電圧に変換して出力する。センサ部は、櫛歯電極の上に窒化シリコン膜と高分子材料からなる感湿膜とを形成した積層構造を有し、基準部は櫛歯電極の上に窒化シリコン膜を形成した積層構造を有する。このような容量型湿度センサは、例えば特許文献1に記載されている。
上記従来構造では、センサ部と基準部において、高分子感湿膜の有無により櫛歯電極上の膜構成(膜全体としての誘電率)が異なることから、櫛歯電極の設計(対数や交差幅)が同一ではなく煩雑化している。このため、高分子感湿膜の膜厚や熱処理加工のばらつきによりセンサ部の静電容量が個体毎にばらつき、センサ部と基準部の容量差分(センサ出力)がばらついていた。また、センサ部と基準部では、高分子感湿膜の有無により静電容量の温度依存性が異なるため、容量差分の温度依存性が生じる。この容量差分のばらつきや温度依存性は、湿度センサの測定誤差であるから、可能な限りなくしたい。特許文献1では、容量差分の温度依存性によるばらつきを補正するための機構を備えているが、構成が複雑になって好ましくない。
本発明は、以上の問題意識に基づき、センサ部と基準部の容量差分のばらつき及び温度依存性を低減できる容量型湿度センサ及びその製造方法を得ることを目的とする。
本発明は、センサ部と基準部に高分子感湿膜を上下電極で挟む平行平板構造を採用し、センサ部と基準部を同一の電極材料、誘電材料により同一工程で形成すれば、構造や製造工程の違いに起因していた容量差分のばらつきが抑えられ、かつ、センサ部の静電容量と基準部の静電容量が同じ温度特性を持つので容量差分の温度依存性を小さくできることに着眼して完成されたものである。
すなわち、本発明は、湿度に応じて静電容量が変化するセンサ部と湿度にかかわらず静電容量が変化しない基準部を同一基板上に備え、該センサ部と基準部の容量差分を電圧に変換して出力する容量型湿度センサにおいて、センサ部と基準部は、湿度に応じて誘電率が変化する高分子感湿膜を下部電極膜と上部電極膜で挟んだ同一の平行平板構造を有していること、センサ部では、上部電極膜に高分子感湿膜を露出させる開口部が1以上設けられていること、及び、基準部では、上部電極膜の上に非透湿保護膜が形成され、該上部電極膜及び非透湿保護膜の少なくとも一方により高分子感湿膜が覆われていることを特徴としている。
基準部の上部電極膜には、センサ部の上部電極膜に設けた1以上の開口部と同一の開口部が設けられていてもよい。この場合、各開口部の下に位置する高分子感湿膜は、上部電極膜の上に形成した非透湿保護膜で覆う。
センサ部の上部電極膜は、腐食防止のために、非透湿保護膜で覆われていることが実際的である。
下部電極膜、高分子感湿膜及び上部電極膜は、センサ部と基準部でミラー反転したパターン形状をなしていることが好ましい。この態様によれば、センサ部と基準部の対称性が良くなり、センサ部と基準部での静電容量値を同一に合わせやすくなる。
下部電極膜は、センサ部と基準部に共通に備えることができる。一方、高分子感湿膜及び上部電極膜は、センサ部と基準部に個別で備える。この場合、一端部が電極パッドに接続し、他端部がセンサ部と基準部の中間地点で下部電極膜に接続した下部電極配線を備えることが好ましい。センサ部と基準部の中間地点で下部電極膜から配線を引き出すことで、センサ部と基準部の対称性がより良好となる。
センサ部の上部電極膜は、その中央部に位置させて、開口部を有さない容量補正エリアを備えていることが好ましい。この容量補正エリアの大きさを変更すれば、上部電極膜と下部電極膜の対向面積を容易に変更でき、所定条件によるセンサ部の静電容量値(初期容量値)の補正が容易になる。
また本発明は、製造方法の態様によれば、基板上に同一の下部電極膜を同時に一対形成する工程と、この一対の下部電極膜の上に、湿度に応じて誘電率が変化する同一の高分子感湿膜を同時に形成する工程と、この一対の高分子感湿膜の上に、該高分子感湿膜を全面的に覆って下部電極膜と平行に対向する同一の上部電極膜を同時に形成する工程と、この一対の上部電極膜に、高分子感湿膜を露出させる1以上の開口部を同時に形成する工程と、一方の上部電極膜と該一方の上部電極膜の開口部の下に位置する高分子感湿膜を覆い、他方の上部電極膜と該他方の上部電極膜の開口部の下に位置する高分子感湿膜を露出させる非透湿保護膜を形成する工程とを有することを特徴としている。実際的には、電極腐食を防ぐため、非透湿保護膜によってさらに他方の上部電極膜を覆うことが好ましい。
別の態様によれば、基板上に同一の下部電極膜を同時に一対形成する工程と、この一対の下部電極膜の上に、湿度に応じて誘電率が変化する同一の高分子感湿膜を同時に形成する工程と、この一対の高分子感湿膜の上に、該高分子感湿膜を覆って下部電極膜と平行に対向する同一の上部電極膜を同時に形成する工程と、この一対の上部電極膜を覆う非透湿保護膜を形成する工程と、一方の非透湿保護膜及び上部電極膜を削って、高分子感湿膜を露出させる1以上の開口部を形成する工程とを有することを特徴としている。
さらに別の態様によれば、基板上に、同一の下部電極膜を同時に一対形成する工程と、この一対の下部電極膜の上に、湿度に応じて誘電率が変化する同一の高分子感湿膜を同時に形成する工程と、この一対の高分子感湿膜の上に、該高分子感湿膜を覆って下部電極膜と平行に対向する同一の上部電極膜を同時に形成する工程と、一方の上部電極膜のみに、高分子感湿膜を露出させる開口部を1以上形成する工程と、一対の上部電極膜を覆う非透湿保護膜を形成する工程とを有することを特徴としている。
上記製造方法において、一対の下部電極膜、一対の高分子感湿膜及び一対の上部電極膜は、互いにミラー反転したパターン形状で形成することが好ましい。一対の下部電極膜は、互いに接続した一体の共通電極膜で形成することができる。この場合、一端部が電極パッドに接続し、他端部が下部電極膜の中間位置に接続した下部電極配線を設けると、基準部とセンサ部の対称性が良くなる。
一方の上部電極膜の中央部に開口部を有さない容量補正エリアを設け、この容量補正エリアの大きさにより、特定湿度での該一方の上部電極膜、高分子感湿膜及び下部電極膜による静電容量値を補正することが好ましい。この態様によれば、湿度に応じて静電容量が変化するセンサ部の初期容量値を容易に調整でき、さらにセンサ部と基準部の容量差分のばらつきを低減可能である。
本発明によれば、センサ部と基準部が下部電極膜と上部電極膜の間に高分子感湿膜を介在させた同一の平行平板構造を有し、同一の電極材料及び誘電材料で同一の製造工程(ミラー反転パターン形成)により形成されるので、構造及び工程の違いによる容量ばらつきがなくなり、かつ、センサ容量と基準容量が同じ温度特性を有することになる。またセンサ部の上部電極膜に設けた容量補正エリアにより、センサ部の初期静電容量値を容易に調整できる。これにより、センサ部と基準部の容量差分のばらつき及び温度依存性を低減可能な容量型湿度センサ及びその製造方法が得られる。
図1〜図7は、本発明の第1実施形態を示している。図1は本発明による容量型湿度センサ100の主要構成を示すブロック図、図2は容量型湿度センサ100の断面図(図3のII−II線に沿う断面図)、図3は容量型湿度センサ100のセンサ部20と基準部30に共通の平行平板構造を示す平面図である。
容量型湿度センサ100は、吸収または放出した水分量に応じて誘電率が変化する高分子感湿材料を誘電体とした高分子膜湿度センサである。この容量型湿度センサ100は、表面が絶縁体で保護された例えばシリコンからなる基板10上に、湿度によって静電容量C20が変化するセンサ部20と、湿度によらず一定の静電容量C30を保持する基準部30と、このセンサ部20と基準部30に電気的に接続し、該センサ部20と基準部30の容量差分ΔC(=C20−C30)を電圧に変換して出力する回路部40とを有している。回路部40には、外部回路との接続用パッド40aが設けられている。図中の符号10aはSi層、10bは絶縁層である。
センサ部20と基準部30は、同一の電極材料及び誘電材料(高分子感湿材料)を用いて同一のプロセスで形成された下部電極膜11、高分子感湿膜12及び上部電極膜13からなる同一の平行平板構造(図2、図3)を有している。
下部電極膜11は、その平面形状が矩形状をなし、基板10上に均一の膜厚で形成されている。高分子感湿膜12は、ポリイミドからなり、下部電極膜11の上に均一の膜厚で積層形成されている。図3では高分子感湿膜12にハッチングを付して示してある。上部電極膜13は、下部電極膜11と同様にその平面形状が矩形状をなし、高分子感湿膜12の上に均一の膜厚で形成されている。下部電極膜11と上部電極膜13は、例えばAl、Ta、Ti、NiFe、Ni等の電極材料からなる。下部電極膜11と上部電極膜13の間隔dは高分子感湿膜12の膜厚に等しく、下部電極膜11と上部電極膜13の間に蓄積される静電容量Cは、高分子感湿膜12の誘電率ε、下部電極膜11と上部電極膜13の間隔dと対向面積Sで決定される(C=εS/d)。図示実施形態では、高分子感湿膜12が基板10から下部電極膜11の一端部を覆って該下部電極膜11上に位置し、上部電極膜13が基板10から高分子感湿膜12の一端部を覆って該高分子感湿膜12上に位置するように下部電極膜11に対して高分子感湿膜12と上部電極膜13の平面位置をずらしてあるが、下部電極膜11と高分子感湿膜12と上部電極膜13の平面位置を一致させて、下部電極膜11の上にのみ高分子感湿膜12及び上部電極膜13を設ける構造としても、高分子感湿膜12が下部電極膜11を覆うように設けられる構造としてもよい。
上部電極膜13には、高分子感湿膜12を露出させる開口部αが多数設けられている。多数の開口部αは、下部電極膜11と対向する領域に左右上下方向に所定間隔をあけて並び、平面矩形状をなしている。この開口部αの数、平面形状及び形成位置は任意である。
基準部30では、雰囲気との水分授受を遮断する非透湿保護膜14が上部電極膜13の上に形成されており、この非透過保護膜14によって上部電極膜13の開口部αが覆われている。非透湿保護膜14は、例えば窒化シリコン膜(SiNx膜)やSiO2膜、Al2O3/SiO2積層膜、SiO2/SiN積層膜からなる。高分子感湿膜12は、上部電極膜13及び非透湿保護膜14により覆われて雰囲気に曝されないので、雰囲気中の湿度(水分量)が変化しても該高分子感湿膜12中の水分量は変化せず、誘電率εも変化しない。これにより、下部電極膜11と上部電極膜13の間には一定の静電容量C30が保持される。以下の説明では、基準部30の下部電極膜11と上部電極膜13の間に蓄積される静電容量を基準容量C30ということにする。
一方のセンサ部20では、非透湿保護膜14が上部電極膜13のみを覆っていて、上部電極膜13に設けた多数の開口部αは非透湿保護膜14で覆われていない。高分子感湿膜12は、この多数の開口部αを介して雰囲気に曝されるので、雰囲気中の湿度(水分量)に応じて吸収または放出する水分量が変化し、誘電率εが変化する。この結果、下部電極膜11と上部電極膜13間の静電容量C20は変化する。以下の説明では、センサ部20の下部電極膜11と上部電極膜13の間に蓄積される静電容量をセンサ容量C20ということにする。
回路部40は、センサ容量C20と基準容量C30の差分ΔC(=C20−C30)を電圧に変換して外部回路へ出力する。パッド40aを介して容量型湿度センサ100に接続された外部回路は、該容量型湿度センサ100の出力(容量差分ΔCに対応する電圧)から湿度変化(相対湿度)を検知できる。
次に、図4〜図7を参照し、容量型湿度センサ100の製造方法について説明する。図4〜図7は、容量型湿度センサ100の製造工程を示す断面図である。
先ず、図4に示すように、基板10のSi層10aを覆う絶縁層10b上に、同一の下部電極膜11を一対形成する。ここで「同一の下部電極膜11」とは、同一の電極材料を用いて同一のプロセスで形成される、同一の平面形状、膜構成及び膜厚を有する下部電極膜11を意味する。下部電極膜11の電極材料には、例えばAl、Ta、Ti、NiFe、Niを用いる。本実施形態では下部電極膜11を平面矩形状に形成するが、下部電極膜11の平面形状は任意である。この下部電極膜11を形成する工程では、回路部40の配線導体とパッド40aを同時に形成することができる。
次に、図5に示すように、一対の下部電極膜11の上にそれぞれ、湿度に応じて誘電率が変化する同一の高分子感湿膜12を形成する。ここでの「同一の高分子感湿膜12」とは、同一の高分子感湿材料を用いて同一のプロセスで形成される、同一の平面形状、膜構成及び膜厚を有する高分子感湿膜12を意味する。高分子感湿膜12は、高分子感湿材料としてのポリイミドを下部電極膜11の上に塗布し、このポリイミドを熱処理により硬化させることで形成できる。このとき高分子感湿膜12の膜厚は、所望する下部電極膜11と上部電極膜13の対向間隔dと一致するように制御する。本実施形態では、下部電極膜11の上だけでなく該下部電極膜11の一端部から基板10にかけても高分子感湿膜12を形成してあるが、高分子感湿膜12は下部電極膜11を覆うように形成してもよい。
続いて、図6及び図7に示すように、フォトリソグラフィ技術を用いて、一対の高分子感湿膜12の上にそれぞれ、下部電極膜11と平行に対向し、かつ、高分子感湿膜12を露出させる開口部αを多数有する、同一の上部電極膜13を形成する。ここで「同一の上部電極膜13」とは、同一の電極材料を用いて同一のプロセスで形成される、同一の平面形状、膜構成及び膜厚を有する上部電極膜13を意味する。上部電極膜13の電極材料には、下部電極膜11と同様に、例えばAl、Ta、Ti、NiFe、Niを用いる。本実施形態の上部電極膜13は、平面矩形状をなし、高分子感湿膜12の上のみでなく該高分子感湿膜12の一端部から基板10にかけても形成してあるが、高分子感湿膜12の上(下部電極膜11との対向領域)のみに形成してもよく、また、その平面形状も任意である。また、本実施形態では、各開口部αの平面形状を矩形状とし、上部電極膜13が下部電極膜11と対向する領域に多数の開口部αを上下左右方向に並べてあるが、開口部αの数、平面形状及び形成位置は適宜設定できる。
続いて、一方の上部電極膜13と該上部電極膜13に設けた多数の開口部αを覆い、かつ、他方の上部電極膜13のみを覆って該上部電極膜13に設けた開口部αは覆わない非透湿保護膜14を形成する(図2)。非透湿保護膜14は、雰囲気との水分授受を遮断する材料、例えば窒化シリコン膜(SiNx膜)やSiO2膜、Al2O3/SiO2積層膜、SiO2/SiN積層膜で構成することが好ましい。この非透湿保護膜14は、上述の他方の上部電極膜13に設けた多数の開口部α及び回路部40のパッド40aを除いて基板表面全体に形成することが実際的である。
以上の工程により、開口部αが非透湿保護膜14で覆われていない側の上部電極膜13、高分子感湿膜12及び下部電極膜11による平行平板構造からセンサ部20が得られ、開口部αが非透湿保護膜14で覆われた側の上部電極膜13、高分子感湿膜12及び下部電極膜11による平行平板構造から基準部30が得られ、図1〜図3の容量型湿度センサ100が完成する。
上述のように容量型湿度センサ100では、同一の電極材料及び誘電材料(高分子感湿材料)を用いた同一の製造工程(図4〜図7)により形成した共通の平行平板構造(下部電極膜11、高分子感湿膜12及び上部電極膜13)でセンサ部20と基準部30が形成されているので、高分子感湿膜12の膜厚や熱処理のばらつきに起因するセンサ容量C20及び基準容量C30のばらつきは小さくなり、また、センサ容量C20と基準容量C30が同じ温度特性を有することからセンサ部20と基準部30の容量差分ΔCの温度依存性も小さくなる。これにより、センサ部20と基準部30の容量差分ΔCのばらつきは低減し、容量型湿度センサ100の検出精度が向上する。
図8及び図9は、基準部30側の上部電極膜13に開口部を設けない第2実施形態の容量型湿度センサ200を示す断面図及び平面図である。図9では、高分子感湿膜12にハッチングを付して示した。
容量型湿度センサ200は、第1実施形態と同様にして一対の上部電極膜13を形成した後、一対の上部電極膜13を覆う非透湿保護膜14を回路部40のパッド40aを除いて基板表面全体に形成し、センサ部20とする側の非透湿保護膜14と上部電極膜13を例えばドライエッチングにより削って高分子感湿膜12を露出させる開口部αを多数形成することで、得られる。あるいは、第1実施形態と同様にして一対の上部電極膜13を形成した後、一方の上部電極膜13のみを例えばドライエッチングにより削って高分子感湿膜12を露出させる開口部αを多数形成し、さらに、一対の上部電極膜13を覆う非透湿保護膜14を形成することで、得られる。
図10〜図12は、センサ部20と基準部30に共通の下部電極膜311を備えた第3実施形態の容量型湿度センサ300を示している。図10は容量型湿度センサ300の平面図、図11は容量型湿度センサの断面図、図12は下部電極膜11と電極パッドの配線接続を示す模式図である。図10は、非透湿保護膜14を省略して示したもので、高分子感湿膜12にハッチングを付してある。
容量型湿度センサ300は、センサ部20と基準部30のそれぞれに、図9の破線で示す仮想中心線Xに関してミラー反転させたパターン形状で形成した下部電極膜311、高分子感湿膜12及び上部電極膜13を有している。仮想中心線Xは、センサ部20と基準部30の中間位置に設定してある。平行平板構造となる下部電極膜311、高分子感湿膜12及び上部電極膜13に上述のミラー反転パターンを用いることで、センサ部20と基準部30において該平行平板構造の形状対称性が良くなり、センサ容量C20と基準容量C30を一致させやすい。
下部電極膜311は、センサ部20から基準部30にかけて設けた平面視矩形状の電極膜で、該センサ部20と基準部30に共通で備えられている。この下部電極膜311には、センサ部20と基準部30の中間位置から下部電極配線321が引き出され、この下部電極配線321を介して回路部40の電極パッド40aに接続されている。別言すれば、下部電極配線321は、図12に示されるように、一端部が回路部40の電極パッド40aに接続し、他端部がセンサ部20と基準部30の中間位置(仮想中心線Xの位置)で下部電極膜311に接続している。このように下部電極配線321をセンサ部20と基準部30の中間位置から引き出せば、電気的にもセンサ部20と基準部30の対称性がよくなり、センサ容量C20と基準容量C30のばらつきを低減できる。下部電極配線321は、下部電極膜311と同一材料により、同時に形成できる。
高分子感湿膜12及び上部電極膜13は、センサ部20と基準部30で個別に備えられている。上部電極膜13には、図12に示すように、該上部電極膜13と回路部40の電極パッド40aを接続する上部電極配線323がそれぞれ設けられている。上部電極配線323は、一対の上部電極膜13からそれぞれ一定の幅寸法で延長された配線パターンであって、その幅寸法が、センサ部20と基準部30で生じる寄生容量が同一になるように調整されている。これにより、寄生容量によるセンサ容量C20と基準容量C30のばらつきが低減されている。上部電極配線323は、上部電極膜13と同一材料で、同時に形成できる。
上記容量型湿度センサ300は、次のように製造できる。
まず、たとえばシリコンからなる基板10上に、センサ部と基準部に共通の下部電極膜311を形成する。このとき、下部電極膜311は、形成すべきセンサ部と基準部の中間位置に想定した仮想中心線Xに関してミラー反転させたパターン形状で形成する。本実施形態の下部電極膜311は仮想中心線Xに関してミラー反転させた平面視矩形状に形成してあるが、下部電極膜311の平面形状は仮想中心線Xに関してミラー反転していれば任意である。下部電極膜311の電極材料には例えばAl、Ta、Ti、NiFe、Niを用いる。この下部電極膜311を形成する工程では、回路部40の配線導体(下部電極配線321)とパッド40aの少なくとも一方を同時に形成することができる。
次に、下部電極膜11の上に、湿度に応じて誘電率が変化する高分子感湿膜12を、仮想中心線Xに関してミラー反転させた平面視矩形状で一対形成する。一対の高分子感湿膜12の平面形状は、仮想中心線Xに関してミラー反転していれば任意である。この高分子感湿膜12は、高分子感湿材料としてのポリイミドを下部電極膜11の上に塗布し、このポリイミドを熱処理により硬化させることで形成できる。このとき高分子感湿膜12の膜厚は、所望する下部電極膜11と上部電極膜13の対向間隔dと一致するように制御する。本実施形態では、下部電極膜11の上だけでなく該下部電極膜11の一端部から基板10にかけても高分子感湿膜12を形成してあるが、高分子感湿膜12は下部電極膜11の上のみに形成してもよい。
続いて、フォトリソグラフィ技術を用いて、一対の高分子感湿膜12の上に、下部電極膜311と平行に対向し、かつ、高分子感湿膜12を露出させる開口部αを多数有する上部電極膜13を、仮想中心線Xに関してミラー反転させた高分子感湿膜12よりも小さな平面視矩形状で一対形成する。一対の上部電極膜13の平面形状は、仮想中心線Xに関してミラー反転していれば任意である。本実施形態では、各開口部αの平面形状を矩形状とし、上部電極膜13が下部電極膜11と対向する領域に多数の開口部αを上下左右方向に並べてあるが、開口部αの数、平面形状及び形成位置は適宜設定できる。上部電極膜13の電極材料には、下部電極膜11と同様に、例えばAl、Ta、Ti、NiFe、Niを用いる。この上部電極膜13を形成する工程では、回路部40の配線導体(上部電極配線323)とパッド40aの少なくとも一方を同時に形成することができる。
続いて、一方の上部電極膜13と該上部電極膜13に設けた多数の開口部αを覆い、かつ、他方の上部電極膜13のみを覆って該上部電極膜13に設けた開口部αは覆わない非透湿保護膜14を形成する。非透湿保護膜14は、雰囲気との水分授受を遮断する材料、例えば窒化シリコン膜(SiNx膜)やSiO2膜、Al2O3/SiO2積層膜、SiO2/SiN積層膜で構成することが好ましい。この非透湿保護膜14は、上述の他方の上部電極膜13に設けた多数の開口部α及び回路部40のパッド40aを除いて基板表面全体に形成することが実際的である。
以上の工程により、開口部αが非透湿保護膜14で覆われていない側の上部電極膜13、高分子感湿膜12及び下部電極膜311による平行平板構造からセンサ部20が得られ、開口部αが非透湿保護膜14で覆われた側の上部電極膜13、高分子感湿膜12及び下部電極膜311による平行平板構造から基準部30が得られ、図10〜図12の容量型湿度センサ100が完成する。センサ部20の上部電極膜13を覆う非透湿保護膜14は省略可能であるが、非透湿保護膜14は上部電極膜13の腐食防止のために備えることが好ましい。
図13は、容量型湿度センサの配線接続の比較例を示す模式図である。下部電極配線321は、センサ部20と基準部30の一方(図13ではセンサ部20)から引き出す構造とすることもできる。
図14及び図15は、センサ部20の初期容量値を補正可能な第4実施形態の容量型湿度センサ400の平面図及び断面図である。図14は、非透湿保護膜14を省略して示したもので、高分子感湿膜12にハッチングを付してある。
湿度によって静電容量が変化するセンサ部と湿度によらず一定の静電容量を保持する基準部を備えた容量形湿度センサでは、その信頼性を確保するため、例えば湿度60%のときを初期状態とし、この初期状態でのセンサ容量と基準容量が一致するようにセンサ部の静電容量値(初期容量値)を補正する必要がある。
容量型湿度センサ400は、第3実施形態の容量型湿度センサ300とほぼ同一であるが、センサ部20の上部電極膜13の中央部に開口部を有さない容量補正エリア450を設けた点で第3実施形態の容量型湿度センサ300と異なる。このベタ膜状の容量補正エリア450を設けることで、該容量補正エリア450の大きさ(面積)に応じてセンサ部20の上部電極膜13の下部電極膜311に対向する面積が増減し、これによってセンサ容量C20を補正できる。従来、センサ部20の初期容量補正は上部電極膜13の面積を変更することで行ってきたが、上部電極膜13及び下部電極膜311の外周部ではそのエッジ効果により単位面積あたりの静電容量値が安定せず、目標とする初期容量値を得ることが難しかった。本実施形態のように上部電極膜13の中央部に容量補正エリア450を設ければ、該中央部では単位面積あたりの静電容量値が安定していることから、センサ部20の初期容量補正が格段に容易になる。
上記容量型湿度センサ400は、次のように製造する。
まず、第3実施形態と同様にして、一対の上部電極膜13をベタ膜状で形成する。そして、一対の上部電極膜13に多数の開口部αを形成する前段階で、初期状態におけるセンサ容量C20と基準容量C30を測定し、測定結果から初期状態でセンサ容量C20と基準容量C30が一致するのに必要な補正値(センサ部20の初期容量値)を求め、この補正値に対応させた容量補正エリア450の大きさを設定する。本実施形態の初期状態は湿度60%の状態としてあるが、任意である。
続いて、図14に示すように、上記設定した容量補正エリア450の大きさでセンサ部20の上部電極膜13の中央部をベタ膜状のまま残し、この容量補正エリア450の外周に、高分子感湿膜12を露出させる多数の開口部αを例えばドライエッチングで形成する。同時に、基準部30の上部電極膜13に、高分子感湿膜12を露出させる開口部αを図14の上下左右方向に並べて形成する。センサ部20の上部電極膜13の容量補正エリア450外に形成した開口部αは、基準部30の上部電極膜13の同位置に形成した開口部αと同一である。開口部を有さないベタ膜状の容量補正エリア450の大きさに応じて、センサ部20の上部電極膜13の下部電極膜311と対向する面積が増減し、センサ容量C20が変化する。
続いて、第3実施形態と同様に非透湿保護膜14を形成することで、容量補正エリア450を有し、開口部αが非透湿保護膜14で覆われていない側の上部電極膜13、高分子感湿膜12及び下部電極膜311による平行平板構造からセンサ部20が得られ、開口部αが非透湿保護膜14で覆われた側の上部電極膜13、高分子感湿膜12及び下部電極膜311による平行平板構造から基準部30が得られ、図14及び図15の容量型湿度センサ400が完成する。
本願発明は、環境測定用の湿度センサに適用可能である。
100 容量型湿度センサ
10 基板
11 下部電極膜
12 高分子感湿膜
13 上部電極膜
14 非透湿保護膜
20 センサ部
30 基準部
40 回路部
40a パッド
200 容量型湿度センサ
300 容量型湿度センサ
311 下部電極膜
321 下部電極配線
323 上部電極配線
400 容量型湿度センサ
450 容量補正エリア
α 開口部
10 基板
11 下部電極膜
12 高分子感湿膜
13 上部電極膜
14 非透湿保護膜
20 センサ部
30 基準部
40 回路部
40a パッド
200 容量型湿度センサ
300 容量型湿度センサ
311 下部電極膜
321 下部電極配線
323 上部電極配線
400 容量型湿度センサ
450 容量補正エリア
α 開口部
Claims (15)
- 湿度に応じて静電容量が変化するセンサ部と湿度にかかわらず静電容量が変化しない基準部を同一基板上に備え、該センサ部と基準部の容量差分を電圧に変換して出力する容量型湿度センサにおいて、
前記センサ部と前記基準部は、湿度に応じて誘電率が変化する高分子感湿膜を下部電極膜と上部電極膜で挟んだ同一の平行平板構造を有していること、
前記センサ部では、前記上部電極膜に、前記高分子感湿膜を露出させる開口部が1以上設けられていること、及び、
前記基準部では、前記上部電極膜の上に非透湿保護膜が形成され、該上部電極膜及び非透湿保護膜の少なくとも一方により前記高分子感湿膜が覆われていること、
を特徴とする容量型湿度センサ。 - 請求の範囲第1項に記載の容量型湿度センサにおいて、前記基準部の上部電極膜には、前記センサ部の上部電極膜に設けた1以上の開口部と同一の開口部が設けられ、各開口部の下に位置する高分子感湿膜は前記非透湿保護膜で覆われている容量型湿度センサ。
- 請求の範囲第1項または第2項に記載の容量型湿度センサにおいて、前記センサ部の上部電極膜は非透湿保護膜で覆われている容量型湿度センサ。
- 請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか一項に記載の容量型湿度センサにおいて、前記下部電極膜、前記高分子感湿膜及び前記上部電極膜は、前記センサ部と前記基準部でミラー反転したパターン形状をなしている容量型湿度センサ。
- 請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか一項に記載の容量型湿度センサにおいて、前記下部電極膜は、前記センサ部と前記基準部に共通に備えられ、前記高分子感湿膜及び前記上部電極膜は、前記センサ部と前記基準部に個別で備えられている容量型湿度センサ。
- 請求の範囲第5項に記載の容量型湿度センサにおいて、一端部が電極パッドに接続し、他端部が前記センサ部と前記基準部の中間地点で前記下部電極膜に接続した下部電極配線を備えた容量型湿度センサ。
- 請求の範囲第1項ないし第6項のいずれか一項に記載の容量型湿度センサにおいて、前記センサ部の上部電極膜は、該上部電極膜の中央部に、前記開口部を有さない容量補正エリアを備えている容量型湿度センサ。
- 基板上に、同一の下部電極膜を同時に一対形成する工程と、
この一対の下部電極膜の上に、湿度に応じて誘電率が変化する同一の高分子感湿膜を同時に形成する工程と、
この一対の高分子感湿膜の上に、該高分子感湿膜を覆って前記下部電極膜と平行に対向する同一の上部電極膜を同時に形成する工程と、
この一対の上部電極膜に、前記高分子感湿膜を露出させる1以上の開口部を同時に形成する工程と、
一方の上部電極膜と該一方の上部電極膜の開口部の下に位置する高分子感湿膜を覆い、前記他方の上部電極膜と該他方の上部電極膜の開口部の下に位置する高分子感湿膜を露出させる非透湿保護膜を形成する工程と、
を有することを特徴とする容量型湿度センサの製造方法。 - 請求の範囲第8項に記載の容量型湿度センサの製造方法において、前記非透湿保護膜によってさらに前記他方の上部電極膜を覆う容量型湿度センサの製造方法。
- 基板上に、同一の下部電極膜を同時に一対形成する工程と、
この一対の下部電極膜の上に、湿度に応じて誘電率が変化する同一の高分子感湿膜を同時に形成する工程と、
この一対の高分子感湿膜の上に、該高分子感湿膜を覆って前記下部電極膜と平行に対向する同一の上部電極膜を同時に形成する工程と、
この一対の上部電極膜を覆う非透湿保護膜を形成する工程と、
一方の非透湿保護膜及び上部電極膜を削って、前記高分子感湿膜を露出させる1以上の開口部を形成する工程と、
を有することを特徴とする容量型湿度センサの製造方法。 - 基板上に、同一の下部電極膜を同時に一対形成する工程と、
この一対の下部電極膜の上に、湿度に応じて誘電率が変化する同一の高分子感湿膜を同時に形成する工程と、
この一対の高分子感湿膜の上に、該高分子感湿膜を覆って前記下部電極膜と平行に対向する同一の上部電極膜を同時に形成する工程と、
一方の上部電極膜のみに、前記高分子感湿膜を露出させる開口部を1以上形成する工程と、
前記一対の上部電極膜を覆う非透湿保護膜を形成する工程と、
を有することを特徴とする容量型湿度センサの製造方法。 - 請求の範囲第8項ないし第11項のいずれか一項に記載の容量型湿度センサの製造方法において、前記一対の下部電極膜、前記一対の高分子感湿膜及び前記一対の上部電極膜は、互いにミラー反転したパターン形状で形成する容量型湿度センサの製造方法。
- 請求の範囲第8項ないし第12項のいずれか一項に記載の容量型湿度センサの製造方法において、前記一対の下部電極膜を、互いに接続した一体の共通電極膜で形成する容量型湿度センサの製造方法。
- 請求の範囲第13項に記載の容量型湿度センサの製造方法において、一端部が電極パッドに接続し、他端部が前記下部電極膜の中間位置に接続した下部電極配線を設ける容量型湿度センサの製造方法。
- 請求の範囲第8項ないし第14項のいずれか一項に記載の容量型湿度センサの製造方法において、一方の上部電極膜の中央部に前記開口部を有さない容量補正エリアを設け、この容量補正エリアの大きさにより、特定湿度での該一方の上部電極膜、高分子感湿膜及び下部電極膜による静電容量値を補正する容量型湿度センサの製造方法。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009086589 | 2009-03-31 | ||
JP2009086589 | 2009-03-31 | ||
JP2009189707 | 2009-08-19 | ||
JP2009189707 | 2009-08-19 | ||
PCT/JP2010/055026 WO2010113711A1 (ja) | 2009-03-31 | 2010-03-24 | 容量型湿度センサ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2010113711A1 true JPWO2010113711A1 (ja) | 2012-10-11 |
Family
ID=42828006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011507113A Withdrawn JPWO2010113711A1 (ja) | 2009-03-31 | 2010-03-24 | 容量型湿度センサ及びその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPWO2010113711A1 (ja) |
WO (1) | WO2010113711A1 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8519726B2 (en) * | 2002-09-09 | 2013-08-27 | Yizhong Sun | Sensor having integrated electrodes and method for detecting analytes in fluids |
WO2011065507A1 (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-03 | アルプス電気株式会社 | 湿度検出センサ |
WO2012046501A1 (ja) * | 2010-10-04 | 2012-04-12 | アルプス電気株式会社 | 湿度検出センサ及びその製造方法 |
JP2012145384A (ja) * | 2011-01-10 | 2012-08-02 | Denso Corp | 容量式湿度センサ |
DE102011086479A1 (de) * | 2011-11-16 | 2013-05-16 | Robert Bosch Gmbh | Integrierter Feuchtesensor und Verfahren zu dessen Herstellung |
JP6611362B2 (ja) * | 2014-12-11 | 2019-11-27 | 北陸電気工業株式会社 | 容量式湿度センサ |
US10920143B2 (en) | 2015-08-26 | 2021-02-16 | Adeka Corporation | Etching liquid composition and etching method |
EP3646016A1 (de) * | 2017-06-28 | 2020-05-06 | E+E Elektronik Ges.m.b.H. | Sensorvorrichtung |
JP2021089139A (ja) * | 2018-03-19 | 2021-06-10 | アルプスアルパイン株式会社 | 湿度検知装置 |
KR102264196B1 (ko) * | 2019-03-13 | 2021-06-14 | 주식회사 이너센서 | 센서 모듈 및 이의 자동 보정 방법 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03163345A (ja) * | 1989-11-22 | 1991-07-15 | Yamatake Honeywell Co Ltd | 感湿素子 |
JPH04276544A (ja) * | 1991-03-05 | 1992-10-01 | Nikon Corp | 接合型化学センサ |
JPH06294765A (ja) * | 1991-09-06 | 1994-10-21 | Glory Ltd | 湿度センサの製造方法 |
JPH10267874A (ja) * | 1997-03-25 | 1998-10-09 | Chichibu Onoda Cement Corp | ガス検知装置および空調機器 |
JP2001004579A (ja) * | 1999-06-16 | 2001-01-12 | Shinei Kk | 容量式感湿素子 |
JP2003516538A (ja) * | 1999-12-13 | 2003-05-13 | エルジー エレクトロニクス インコーポレーテッド | 絶対湿度センサ |
JP2003156464A (ja) * | 2001-11-19 | 2003-05-30 | Denso Corp | 容量式湿度センサ |
JP2006133191A (ja) * | 2004-11-09 | 2006-05-25 | Nippon Soken Inc | 静電容量式湿度センサ |
-
2010
- 2010-03-24 WO PCT/JP2010/055026 patent/WO2010113711A1/ja active Application Filing
- 2010-03-24 JP JP2011507113A patent/JPWO2010113711A1/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03163345A (ja) * | 1989-11-22 | 1991-07-15 | Yamatake Honeywell Co Ltd | 感湿素子 |
JPH04276544A (ja) * | 1991-03-05 | 1992-10-01 | Nikon Corp | 接合型化学センサ |
JPH06294765A (ja) * | 1991-09-06 | 1994-10-21 | Glory Ltd | 湿度センサの製造方法 |
JPH10267874A (ja) * | 1997-03-25 | 1998-10-09 | Chichibu Onoda Cement Corp | ガス検知装置および空調機器 |
JP2001004579A (ja) * | 1999-06-16 | 2001-01-12 | Shinei Kk | 容量式感湿素子 |
JP2003516538A (ja) * | 1999-12-13 | 2003-05-13 | エルジー エレクトロニクス インコーポレーテッド | 絶対湿度センサ |
JP2003156464A (ja) * | 2001-11-19 | 2003-05-30 | Denso Corp | 容量式湿度センサ |
JP2006133191A (ja) * | 2004-11-09 | 2006-05-25 | Nippon Soken Inc | 静電容量式湿度センサ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2010113711A1 (ja) | 2010-10-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPWO2010113711A1 (ja) | 容量型湿度センサ及びその製造方法 | |
US9239308B2 (en) | Humidity detection sensor and a method for manufacturing the same | |
JP3855950B2 (ja) | 容量式湿度センサ | |
JP5470512B2 (ja) | 湿度検出センサ | |
JP4770530B2 (ja) | 容量式湿度センサ | |
JP5488534B2 (ja) | 湿度センサ及びその製造方法 | |
JP4609173B2 (ja) | 容量式湿度センサおよびその製造方法 | |
JP2003270189A (ja) | 容量式湿度センサ | |
JP2002243689A (ja) | 容量式湿度センサおよびその製造方法 | |
JP2001235382A (ja) | 静電容量式圧力センサー | |
KR20150028929A (ko) | 정전용량형 습도센서 | |
JP2004271461A (ja) | 容量式湿度センサ | |
JP2007127612A (ja) | 湿度センサ装置及びその製造方法 | |
CN108700540B (zh) | 用于生成测量信号的传感器装置和方法 | |
CN102209892A (zh) | 改进的电容传感器及其制造方法 | |
JP2011080833A (ja) | 湿度検出センサ | |
US9446938B2 (en) | SOI substrate, physical quantity sensor, SOI substrate manufacturing method, and physical quantity sensor manufacturing method | |
JP2006133192A (ja) | 静電容量式湿度センサおよびその製造方法 | |
US9841393B2 (en) | Sensor of volatile substances with integrated heater and process for manufacturing a sensor of volatile substances | |
WO2011149331A1 (en) | Capacitive humidity sensor and method of fabricating thereof | |
KR101593179B1 (ko) | 전계효과트랜지스터형 압력 센서 및 그 제조 방법 | |
US10641722B2 (en) | Micromechanical moisture sensor device and corresponding manufacturing method | |
JP2012145384A (ja) | 容量式湿度センサ | |
JP5849836B2 (ja) | 湿度センサ | |
JP2006226728A (ja) | 容量式湿度センサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121218 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20130118 |