JPWO2010110054A1 - プリーツ製品のパターンデータ作成装置と作成方法及び作成プログラム - Google Patents

プリーツ製品のパターンデータ作成装置と作成方法及び作成プログラム Download PDF

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Abstract

体型データ及びプリーツの種類とプリーツ製品の生地の柄ピッチとを入力し、体型データ中のヒップサイズとはぎの枚数との比に基づいてはぎ1枚分の巾を求めると共に、柄ピッチの整数倍からはぎ1枚分の巾を引いた値に基づいてプリーツ巾を求める。そして整数の値を変化させることによりプリーツ巾の候補を複数求めて、グラフィックユーザインターフェースに表示し、ユーザが選択した候補と、プリーツの種類、はぎの枚数及びはぎ1枚分の巾に基づいて、プリーツ製品のパターンデータを作成し、グラフィックユーザインターフェースに表示すると共にパターンデータを出力する。柄合わせ済みのパターンデータが容易に得られる。

Description

この発明はスカートなどのプリーツ製品のデザインに関する。
ピッチが一定のプリーツは制服用のスカート等に用いられる。このようなプリーツ製品では、生地の柄がプリーツの折り返し毎に一定の位置に現れねばならず、例えばチェック柄の生地では柄の縦方向のラインが折り返しに対して規則的に現れねばならない。このようなプリーツ製品のデザインでは、パタンナーがトルソーに生地あるいは生地のカラーコピーを当てて折り曲げ、現物等で柄の状態を確認しながらパターンデータを作成していた。
しかしこのような手法はパターンナーの経験に頼っているので、短時間で効率的にパターンデータを作成するのは難しい。またプリーツ巾を変えた複数のパターンを、短時間でチェックすることは難しい。また生地の柄に対する折り返しの位置を複数回変えて、生地の柄がどのように現れるかをチェックすることも難しい。
この発明の課題は、生地の柄ピッチに適合したプリーツ製品のパターンデータを、経験の浅いオペレータでも簡単に作成できるようにすることにある。
この発明は、プリーツ製品のパターンデータを、体型データとはぎの枚数及び所望のプリーツ巾とから作成する装置において、
体型データ及びプリーツの種類を入力すると共に、作成したパターンデータを表示するためのグラフィックユーザインターフェースと、
プリーツ製品の生地の柄ピッチの入力手段と、
グラフィックユーザインターフェースから入力された体型データとはぎの枚数、及び柄ピッチから、体型データ中のヒップサイズとはぎの枚数との比に基づいてはぎ1枚分の巾を求めると共に、柄ピッチの整数倍からはぎ1枚分の巾を引いた値に基づいて、プリーツ巾を求めるための演算手段とを設けて、
前記演算手段は、前記整数倍での整数の値を変化させることによりプリーツ巾の候補を複数求め、前記グラフィックユーザインターフェースは、整数の値とプリーツ巾の組み合わせの候補を複数表示すると共に、
前記複数の候補からユーザが選択した候補と、プリーツの種類、はぎの枚数及びはぎ1枚分の巾に基づいて、プリーツ製品のパターンデータを作成し、作成したパターンデータを前記グラフィックユーザインターフェースに表示すると共に出力するための手段を設けたことを特徴とする。
またこの発明のプリーツ製品のパターンデータ作成方法では、
体型データ及びプリーツの種類をグラフィックユーザインターフェースから入力するステップと、
プリーツ製品の生地の柄ピッチを入力するステップと、
グラフィックユーザインターフェースから入力された体型データとはぎの枚数、及び柄ピッチから、体型データ中のヒップサイズとはぎの枚数との比に基づいてはぎ1枚分の巾を求めると共に、柄ピッチの整数倍からはぎ1枚分の巾を引いた値に基づいて、プリーツ巾を求めるステップと、
前記整数倍での整数の値を変化させることによりプリーツ巾の候補を複数求め、前記グラフィックユーザインターフェースに整数の値とプリーツ巾の組み合わせの候補を複数表示するステップと、
前記複数の候補からユーザが選択した候補と、プリーツの種類、はぎの枚数及びはぎ1枚分の巾に基づいて、プリーツ製品のパターンデータを作成し、作成したパターンデータを前記グラフィックユーザインターフェースに表示すると共に出力するステップ、とを実行する。
この発明のプリーツ製品のパターンデータ作成プログラムは、プリーツ製品のパターンデータを、体型データとはぎの枚数及び所望のプリーツ巾とから作成するために、
カラーモニタを備えたコンピュータを、
体型データ及びプリーツの種類を入力すると共に、作成したパターンデータを表示するためのグラフィックユーザインターフェースと、
プリーツ製品の生地の柄ピッチの入力手段と、
グラフィックユーザインターフェースから入力された体型データとはぎの枚数、及び柄ピッチから、体型データ中のヒップサイズとはぎの枚数との比に基づいてはぎ1枚分の巾を求めると共に、柄ピッチの整数倍からはぎ1枚分の巾を引いた値に基づいて、プリーツ巾を求めるための演算手段とを設けて、
前記演算手段は、前記整数倍での整数の値を変化させることによりプリーツ巾の候補を複数求め、前記グラフィックユーザインターフェースは、整数の値とプリーツ巾の組み合わせの候補を複数表示すると共に、
前記複数の候補からユーザが選択した候補と、プリーツの種類、はぎの枚数及びはぎ1枚分の巾に基づいて、プリーツ製品のパターンデータを作成し、作成したパターンデータを前記グラフィックユーザインターフェースに表示すると共に出力するための手段、として機能させる。
この明細書において、パターンデータの作成装置に関する記載はそのままパターンデータの作成方法及び作成プログラムにも当てはまり、逆にパターンデータの作成方法に関する記載はそのままパターンデータの作成装置及び作成プログラムにも当てはまる。
この発明では、プリーツの種類と、体型データ、はぎの枚数、及び柄ピッチ等を入力すると、柄ピッチに適合するプリーツ巾と柄ピッチの整数倍の値の候補が複数自動的に求められ、複数の候補からユーザが選択したプリーツ巾に対するパターンデータが自動的に得られる。また候補の選択は適宜に変更できるので、プリーツ巾を変えることにより最適なパターンを作成できる。このため経験の浅いオペレータでも、プリーツ製品のパターンデータを短時間で効率的に作成できる。
好ましくは、生地画像の入力手段をさらに設け、前記グラフィックユーザインターフェースは、生地画像とパターンデータとを重ねた画像を、生地画像とパターンデータとをユーザが相対移動自在に表示する。なおここで生地画像を移動させても、パターンデータを移動させても良い。このようにすると、プリーツの折り返しラインと生地の柄とを容易にフィットさせることができる。
また生地画像の入力手段で、入力された生地画像での画像の繰り返しピッチを柄ピッチとして求めると、柄ピッチを自動的に求めることができる。
さらにカラープリンタを設けて、相対移動後のパターンデータを生地画像に重ねた画像を出力すると、生地の裁断及びプリーツ加工の位置合わせが容易になる。
実施例のデザイン装置のブロック図 実施例でのプリーツ巾の決定方法を示す図 実施例での柄ピッチの測定方法を示す図 実施例でのプリーツ巾とパターンデータの表示画面を示す図 実施例での生地へのプリーツ柄の位置合わせ表示画面を示す図 図5から位置合わせを変更した表示画面を示す図 ボックスタイプのプリーツでのプリーツ巾を説明する図 変形ボックスタイプのプリーツでのプリーツ巾を説明する図
以下に、発明を実施するための最適実施例を示す。この発明の範囲は、特許請求の範囲の記載に、周知技術による変更の可能性を加味して解釈されるべきである。
図1〜図8に、実施例のデザイン装置2とデザイン方法及びデザインプログラムを示す。図1において、4はバス、5はカラーモニタ、6はマウス、7はキーボードで、8はユーザインターフェースで、カラーモニタ5〜ユーザインターフェース8によりグラフィックユーザインターフェースを構成する。またマウス6に代えて、トラックボール、ジョイスチック、スタイラスなどを用いても良い。10はLANインターフェース、12はディスクで、データやデザインプログラムなどの記憶媒体で、14はカラープリンタで、パターンデータを生地画像に重ねて出力し、15はカラースキャナで、例えば生地の柄データを読み込む。
20は演算部で、グラフィックユーザインターフェースから入力された体型データと、プリーツの種類,はぎの枚数、及び生地の柄ピッチからプリーツ巾pを求める。なお体型データは個々の着用者毎に入力しても、あるいは代表的なサイズのみを入力しても良い。プリーツの巾が定まると、体型データなどと組み合わせることにより、パターンデータが作成できるので、パターンデータ作成部22でパターンデータを作成し、カラーモニタ5に表示する。24は画像メモリで、画像データを記憶し、26は画像処理部で、例えばカラースキャナ15で読み込んだ生地のカラーデータから柄ピッチを求め、またパターンデータから柄フレームを作成して、生地のカラー画像と相対移動自在に重ね合わせた画像を作成する。着装シミュレーション部28は、得られたデザインデータと生地の画像データとを用い、着用状態を評価するための3Dシミュレーション画像を作成する。
プログラムメモリ30はパターンデータの作成プログラムなどを記憶し、汎用メモリ32は画像データ以外のデータを記憶する。デザイン装置2はコンピュータで、この発明のデザインプログラムを記憶することにより、デザイン方法を実行する。表1にプリーツに関するデザイン用語を示す。
表1 デザイン用語
周方向 丈方向に直角な生地の向きで、着用者の胴などに沿った向き
片倒し プリーツの種類で、図5,図6に例を示す
ボックス プリーツの種類で、図7,図8に例を示す
はぎ プリーツ製品の生地中の外から見える部分で、丈方向に沿った
帯状,はぎ1枚分の巾(はぎの巾)×はぎの枚数がヒップサイズ
に対応
裏ヒダ はぎと折り返しを介してつながった部位:
裏ヒダで生地の表面は胴側を向く
ダミー はぎと折り返し無しに続く部位:ダミーは裏ヒダに覆われる
はぎの枚数 スカートを前後2枚の生地で作る場合も1枚の生地で作る
場合も、生地1枚当たりのはぎの枚数
柄ピッチ 生地で柄が繰り返すピッチ
柄のリピート巾 生地の周長÷はぎの枚数で、柄ピッチ×リピート数m
(mは整数)に等しい
プリーツ巾p 周方向に折り返した区間の巾で、片倒しの場合ダミー
と裏ヒダはプリーツ巾pが等しく、
はぎの巾+プリーツ巾p×2が柄のリピート巾となる
(図2).ボックスの場合、
(柄のリピート巾−はぎの巾)÷4がプリーツ巾pである
(図7)
型紙フレーム パターンデータをフレーム状に表現したもの
プリーツ製品のデザインでは、キーボード7などからユーザの体型データを入力し、例えばヒップサイズとスカート丈、ウエストサイズ、ヒップ丈などを入力する。ヒップ丈はウエストから何cm下側にヒップがあるかを示すデータで、他にウエストベルトの巾や持ち出しの巾などを入力する。持ち出しはファスナーなどの取り付け用の部分である。次にカラースキャナ15を用いて、生地の画像データを読み込み、これから柄のリピートピッチを求める。もちろん生地から実測で柄のリピートピッチを求めて、手入力しても良い。図2の場合、リピートピッチは3cmである。またはぎの枚数をキーボードなどから入力し、例えばスカートが前後一対の生地から成る場合、生地1枚当たりの枚数をはぎの枚数とする。図2の上段に生地柄40を示し、以下プリーツの種類を片倒しとしてプリーツ巾pの演算を示す。
図2の中段のようにして、プリーツと生地の柄とがフィットするようにプリーツ巾pを計算する。スカートは前後一対の生地から成るものと仮定しているので、ヒップ寸÷2をはぎの枚数で割ったものがはぎ1枚分の巾となり、この例では約6cmとなる。柄のリピート巾は、図2の下段のようにはぎ1枚分の巾にプリーツ巾pの2倍を加えたものに等しい。またはぎと折り返し無しに繋がっている部分がダミーで、折り返しを介して繋がっている部分が裏ヒダである。そして柄のリピート巾は柄ピッチとリピート数との積で、飛び飛びの値をとる。ここでリピート数を例えば3とすると、柄のリピート巾は9cmとなり、はぎ1枚分の巾が6cmなので、プリーツ巾pは1.5cmとなる。リピート数を変えることによりプリーツ巾pは変化し、実施例ではリピート数とプリーツ巾pの候補を複数求めてユーザに選択させる。図2の42はプリーツの配置データで、プリーツを8ピッチ分表示し、右側に生地の柄を重ねて表示している。表示データ44では、配置データ42からダミーと裏ヒダの部分を隠すように表示している。
図3は生地の画像データからの柄ピッチの算出を示し、例えば生地の柄が色相の変化で表される場合、スキャナで読み込んだカラーデータ中の色相を生地の周方向に沿って評価すると、規則的に一定のピッチで変化することが分かり、このピッチが柄ピッチである。柄ピッチを求めるには、明度の規則的変化あるいは彩度の規則的変化などを用いてもよい。
図4にカラーモニタ5への表示画面の例を示し、例えば着用者に合わせてスカート丈を50cm、ウエストを65cm、ヒップを95cm、ヒップ丈を16cmと入力する。これらの体型データは着用者毎に入力しても、予め代表的な値を入力しておいても良い。また補助的なデータとして、ウエストベルト巾を3cmと入力し、また持ち出し巾を入力するが、ここでは持ち出し巾は未入力である。スキャナから読み込んだデータにより、柄リピート(柄ピッチ)は3cmと入力済みであるが、生地を実測して求めた柄リピートを手入力しても良い。またプリーツの種類として片倒しを選ぶと、片倒しの方向が表示されるので、方向を選択する。なおプリーツの種類をボックスにした場合、ボックス下かボックス上かを選択する。さらにはぎの枚数を例えば8枚と入力する。
するとリピート数に応じて、プリーツ巾pを図2の計算式により求めることができる。この中でプリーツ巾pが負のものは不適で、プリーツ巾pには経験的に妥当な範囲があるので、その範囲にフィットするリピート数とプリーツ巾pとを複数組、候補群として表示する。ここではプリーツ巾pは0cmでリピート数2の例を表示しているが、省略しても良い。また候補群を求める際に、ユーザがリピート数を例えば3と入力すると、その周囲のリピート数に対してプリーツ巾pを求める。リピート数が入力されない場合、妥当な範囲のプリーツ巾pが得られるリピート数を演算部20が自動的に求める。リピート数もしくはプリーツ巾pをユーザが候補群から選択すると、選択されたプリーツ巾pを表示し、またプリーツ巾pが定まると、はぎ1枚分の巾が求まっていること、丈とヒップ丈とが既に求まっていることなどから、スカートのパターンデータをパターンデータ作成部22で作成し、得られたパターンデータをカラーモニタ5に表示する。候補群からの選択を確定する前に、仮のプリーツ巾pを選択してモニタにパターンデータを表示し、候補群からの選択をやり直せるようにする。また候補群の各プリーツ巾pに対して、対応するパターンデータをモニタに同時に表示し、あるいは図示しない人体モデルに着装させた際のシミュレーション画像を同時に表示し、プリーツ巾pを変えることによりデザインがどのように変化するかを、より視覚的に把握しやすくしても良い。
生地がチェック柄などの場合、生地の柄に対するプリーツ製品の折り返しの位置が重要になる。このような例を図5,図6に示し、カラーモニタ5では生地のカラー画像と図4の左側のパターンデータとを重ねて表示し、あるいは図5,図6の画像を表示する。これらの表示はプリーツ巾pを確定する前に、仮に選択したプリーツ巾p毎に何度でも実行する。50は生地のテクスチャー画像で、パターンデータを表す型紙フレーム52がテクスチャー画像50と重ね合わせて、かつ相対移動自在に配置されている。ユーザはマウス6などにより、型紙フレーム52をテクスチャー50に対し周方向及び丈方向に移動させることができ、少なくとも周方向に移動させることができる。するとテクスチャー50のうちで裏ヒダ及びダミーに隠れる部分と、表面に現れる部分とが変化し、投影図風に表示すると図5の右側の表示となる。なお図5の左右の表示はカラーモニタ5に同時に表示し、ユーザが型紙フレーム52を適切な位置に配置できるようにする。
図6は図5から型紙フレーム52の配置を変えた例で、生地の縦方向の柄が隠れるように型紙フレーム52を配置している。以上のようにして、生地の柄に対してプリーツの折り返しの配置をフィットさせ、またプリーツの巾を決定する。ユーザが決定した型紙フレームの配置を、例えば図5,図6の左側の画像としてカラープリンタ14から出力し、生地の裁断及びプリーツの加工での位置合わせに用いる。カラーデータの他に、パターンデータを数値データとして出力でき、例えば生地上の適宜の原点に対するオフセットなどにより、パターンデータの配置を指定する。図5,図6の右側の表示では着装状態を示していないが、例えば人体モデルが無地のスカートを着装した3D画像を記憶しておき、型紙フレーム52を用いてテクスチャー50を無地のスカートにテクスチャーマッピングしても良い。
実施例では片倒しを説明したので、ボックスの例を図7,図8に示す。図7ではボックスにより隠れる部分(2p分の巾の部分)が着用者の胴側に表れるのでボックス下で、図7と上下を逆にするとボックス上となる。図7ではプリーツ柄の単位となるのは、はぎ1枚分の巾の他に、プリーツ巾pの4倍の部分である。そこで柄のリピート巾からはぎ1枚分の巾を引いたものを4で割ることにより、プリーツ巾pが得られる。図8はボックスが一部開いている例を示し、この場合ボックス中の外から見える部分の巾Bをはぎ1枚分の巾Aに加えると、プリーツ巾pの算出は図7の場合と同じになる。なおここでは、ボックス中の外から見える部分の数と、はぎの数が等しいものと仮定している。即ち、実際のはぎ1枚分の巾Aに、ボックス中で外から見える部分の巾Bを加えたものを、図2の計算式上で、はぎ1枚分の巾とすればよい。また図7と同様に、プリーツ巾pを求める際には、柄のリピート巾からはぎ1枚分の巾を引いたものを4で割ると良い。
実施例では以下の効果が得られる。
(1) 生地の柄が規則的に表れるプリーツスカートなどを、不慣れなオペレータでも容易にデザインできる。
(2) プリーツ巾pを変えた複数のパターンデータを得ることができ、各パターンデータに対して、図4,図5,図6の画像で評価できる。
(3) 図5,図6のように、生地の柄に対する折り返しの配置を自由に変更してデザインできる。
(4) 生地の柄ピッチは、カラースキャナで生地をスキャンする際に自動的に得ることができる。
(5) 生地に対する柄フレームの配置を重ね合わせて出力できるので、裁断やプリーツ加工などでの位置決めが容易になる。
2 デザイン装置 4 バス 5 カラーモニタ 6 マウス
7 キーボード 8 ユーザインターフェース
10 LANインターフェース 12 ディスク
14 カラープリンタ 15 カラースキャナ 20 演算部
22 パターンデータ作成部 24 画像メモリ
26 画像処理部 28 着装シミュレーション部
30 プログラムメモリ 32 汎用メモリ 40 生地柄
42 プリーツの配置データ 44 表示データ
50 テクスチャー画像 52 型紙フレーム

Claims (6)

  1. プリーツ製品のパターンデータを、体型データとはぎの枚数及び所望のプリーツ巾とから作成する装置において、
    体型データ及びプリーツの種類を入力すると共に、作成したパターンデータを表示するためのグラフィックユーザインターフェースと、
    プリーツ製品の生地の柄ピッチの入力手段と、
    グラフィックユーザインターフェースから入力された体型データとはぎの枚数、及び柄ピッチから、体型データ中のヒップサイズとはぎの枚数との比に基づいてはぎ1枚分の巾を求めると共に、柄ピッチの整数倍からはぎ1枚分の巾を引いた値に基づいて、プリーツ巾を求めるための演算手段とを設けて、
    前記演算手段は、前記整数倍での整数の値を変化させることによりプリーツ巾の候補を複数求め、前記グラフィックユーザインターフェースは、整数の値とプリーツ巾の組み合わせの候補を複数表示すると共に、
    前記複数の候補からユーザが選択した候補と、プリーツの種類、はぎの枚数及びはぎ1枚分の巾に基づいて、プリーツ製品のパターンデータを作成し、作成したパターンデータを前記グラフィックユーザインターフェースに表示すると共に出力するための手段を設けたことを特徴とする、プリーツ製品のパターンデータ作成装置。
  2. 生地画像の入力手段をさらに設け、
    前記グラフィックユーザインターフェースは、生地画像とパターンデータとを重ねた画像を、生地画像とパターンデータとをユーザが相対移動自在に表示することを特徴とする、請求項1のプリーツ製品のパターンデータ作成装置。
  3. 前記柄ピッチの入力手段は、入力された生地画像での画像の繰り返しピッチを柄ピッチとして求めることを特徴とする、請求項2のプリーツ製品のパターンデータ作成装置。
  4. カラープリンタをさらに設けて、相対移動後のパターンデータを生地画像に重ねた画像を出力することを特徴とする、請求項2または3のプリーツ製品のパターンデータ作成装置。
  5. プリーツ製品のパターンデータを、体型データとはぎの枚数及び所望のプリーツ巾とから作成する方法において、
    体型データ及びプリーツの種類をグラフィックユーザインターフェースから入力するステップと、
    プリーツ製品の生地の柄ピッチを入力するステップと、
    グラフィックユーザインターフェースから入力された体型データとはぎの枚数、及び柄ピッチから、体型データ中のヒップサイズとはぎの枚数との比に基づいてはぎ1枚分の巾を求めると共に、柄ピッチの整数倍からはぎ1枚分の巾を引いた値に基づいて、プリーツ巾を求めるステップと、
    前記整数倍での整数の値を変化させることによりプリーツ巾の候補を複数求め、前記グラフィックユーザインターフェースに整数の値とプリーツ巾の組み合わせの候補を複数表示するステップと、
    前記複数の候補からユーザが選択した候補と、プリーツの種類、はぎの枚数及びはぎ1枚分の巾に基づいて、プリーツ製品のパターンデータを作成し、作成したパターンデータを前記グラフィックユーザインターフェースに表示すると共に出力するステップ、とを実行することを特徴とする、プリーツ製品のパターンデータ作成方法。
  6. プリーツ製品のパターンデータを、体型データとはぎの枚数及び所望のプリーツ巾とから作成するために、
    カラーモニタを備えたコンピュータを、
    体型データ及びプリーツの種類を入力すると共に、作成したパターンデータを表示するためのグラフィックユーザインターフェースと、
    プリーツ製品の生地の柄ピッチの入力手段と、
    グラフィックユーザインターフェースから入力された体型データとはぎの枚数、及び柄ピッチから、体型データ中のヒップサイズとはぎの枚数との比に基づいてはぎ1枚分の巾を求めると共に、柄ピッチの整数倍からはぎ1枚分の巾を引いた値に基づいて、プリーツ巾を求めるための演算手段とを設けて、
    前記演算手段は、前記整数倍での整数の値を変化させることによりプリーツ巾の候補を複数求め、前記グラフィックユーザインターフェースは、整数の値とプリーツ巾の組み合わせの候補を複数表示すると共に、
    前記複数の候補からユーザが選択した候補と、プリーツの種類、はぎの枚数及びはぎ1枚分の巾に基づいて、プリーツ製品のパターンデータを作成し、作成したパターンデータを前記グラフィックユーザインターフェースに表示すると共に出力するための手段、として機能させるためのプリーツ製品のパターンデータ作成プログラム。
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