JPWO2010095247A1 - 高圧燃料供給ポンプ及びそれに用いる吐出弁ユニット - Google Patents

高圧燃料供給ポンプ及びそれに用いる吐出弁ユニット Download PDF

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Abstract

弁体周方向の流れに起因する騒音の影響を低減できる吐出弁を搭載した高圧燃料供給ポンプ及びそれに用いる吐出弁ユニットを提供することにある。高圧燃料供給ポンプは、加圧室(11)と吐出口(13)との間に、逆止弁である吐出弁(8)を有する。吐出弁(8)は、弁体ハウジング(8d)と吐出弁ばね(8c)と弁体(8b)とシート部材(8a)とからなる。吐出弁(8)は、フラット弁である。開弁時に、加圧室から弁体に軸方向から衝突した燃料の流れは、弁体の半径方向に放射状に分散し、吐出ポートに直接向かう流れと、弁ハウジングの内壁に衝突した後、吐出ポートに向かい弁体の周方向の流れとなる。吐出弁(8)は、シート部材(8a)の外周及び弁体(8b)の外周と弁ハウジング(8d)の内周との間に形成され、周方向の流れに対する液体ダンパ室を備える。液体ダンパ室は、第1、第2、第3管状通路(503A,503B,503C)からなる。

Description

本発明は、エンジンに燃料を高圧で供給する高圧燃料供給ポンプ及びそれに用いる吐出弁ユニットに係り、特に、吐出弁のフラッタリング防止に好適な高圧燃料供給ポンプ及びそれに用いる吐出弁ユニットに関する。
一般に流体を加圧する装置では、その加圧動作に起因して、衝突音や圧力脈動音といった種々の騒音が発生する。これに対し、発生した圧力脈動をアキュムレータ等の油圧ダンパにより吸収する、あるいは発生した騒音を遮音材で吸収するといった対策が行われてきたが、後処理的な対策と成るため省スペース化・低コスト化の観点から不利である。
そこで、これらに対し、弁ユニット内に低騒音化機能を設けた弁構造が検討されている。
例えば、第1に、燃料を弁ハウジングに形成された複数の吐出ポートから半径方向に吐出する構成のチェックバルブにおいて、吐出ポート通過後に作動液の圧力を緩衝する緩衝部を設けた弁構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、第2に、チェックバルブにおいて、弁座から吐出ポートへ流れる吐出流れの方向変化が小さく、円滑に流れるよう、弁座をテーパー形状に形成し、これに着座する円錐部を弁体に設けた弁構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。
実開平5−66275号公報 実開平5−22969号公報
特許文献1や特許文献2記載の構成の弁においては、開弁時に弁体に対して軸方向から衝突した流れは、弁体の半径方向に放射状に分散する。このうち、吐出ポートが形成されている範囲の流れは、そのまま吐出ポートに向かい弁体の径方向の流れとなる。一方、吐出ポートが形成されていない範囲に向かった流れは、弁ハウジングの内壁に衝突した後、吐出ポートに向かい弁体の周方向の流れとなる。
特許文献1や特許文献2に記載の弁においては、吐出ポートが形成されていない範囲に向かった流れが、弁体の周方向に高圧・高速の流れとない、弁体挙動に対する影響は無視できず、圧力脈動の原因となる挙動(以下、フラッタリングと称す)を励起する。
また、一般に、球状の弁体を用いるボール弁は、弁体の軸方向の移動量が少なくても比較的大流量の吐出量を得られるが、弁体の軸方向の移動量と吐出量との関係が非直線となる。それに対して、フラット弁においては、弁体の軸方向の移動量と吐出量との関係が直線となる。ここで、フラット弁とは、弁体の弁座の面が、弁体の軸方向に直交する平面と平行であり、また、弁体が当接するシート部の面も、弁体の軸方向に直交する平面と平行なものである。特許文献1記載の弁は、フラット弁である。しかし、フラット弁では、大流量を吐出するためには、弁体の軸方向の移動量を大きくする必要がある。弁体を摺動保持する弁体ハウジングと弁体との間には隙間があり、弁体が弁体ハウジングの中心から径方向にオフセットすると、弁体の両側で周方向流れが通過する断面積に大きな差がつく。その結果、弁体に作用する差圧力が増大し、それを起振力としてフラッタリングが生じる。フラッタリングは、弁体の弁体の軸方向の移動量が大きいほど、発生しやすく、大流量を吐出するフラット弁では、問題となりやすい。
フラッタリングは、弁体の開閉弁動作方向に対して垂直方向の振動であり、これが発生すると弁体周りの燃料が影響を受け、圧力脈動が発生する。このようにして発生した圧力脈動は、配管系を通して伝播・増幅され、騒音となって外部に放出され、騒音を発生するという問題があった。
本発明の目的は、弁体周方向の流れに起因する騒音の影響を低減できる吐出弁を搭載した高圧燃料供給ポンプ及びそれに用いる吐出弁ユニットを提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、プランジャの往復動作によって容積が変化する加圧室と、該加圧室によって加圧された燃料を吐出する吐出口と、該吐出口と前記加圧室の間に設けられ、逆止弁である吐出弁とを有し、該吐出弁は、前記吐出口に連通する複数の吐出ポートが形成された弁体ハウジングと、該弁体ハウジングの内部に収納されるとともに、吐出弁ばねにより弁を閉じる方向に付勢された弁体と、前記弁体ハウジングの内部に収納されるとともに、前記弁体と当接して弁を閉じるシート部を有するシート部材とからなる高圧燃料供給ポンプであって、前記吐出弁は、前記弁体に形成された弁座の面及び前記シート部の面が、前記弁体の軸方向に直交する平面と平行であるフラット弁であり、開弁時に、前記加圧室から前記シート部材の中空部を経て、前記弁体に軸方向から衝突した燃料の流れは、前記弁体の半径方向に放射状に分散し、前記吐出ポートに直接向かう流れと、弁ハウジングの内壁に衝突した後、吐出ポートに向かい弁体の周方向の流れとなり、前記シート部材の外周及び前記弁体の外周と前記弁ハウジングの内周との間に形成され、前記周方向の流れに対する液体ダンパ室を備えるようにしたものである。
かかる構成により、弁体周方向の流れに起因する騒音の影響を低減できるものとなる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記液体ダンパ室は、前記弁体の外周と前記弁ハウジングの内周との間に形成された第1の管状通路と、 前記シート部材の外周と前記弁ハウジングの内周との間に形成された第2の管状通路とを備えるようにしたものである。
(3)上記(2)において、好ましくは、前記第1及び第2の管状通路は、前記弁体の軸を含む平面における前記第2の管状通路の断面積が、前記第1の管状通路の断面積よりも大きくしたものである。
(4)上記(3)において、好ましくは、前記弁体の外径は、前記弁座の外径よりも大きくしたものである。
(5)上記(4)において、好ましくは、前記第1の管状通路は、前記弁体の前記弁座の外周に設けられたテーパーと前記弁ハウジングの内周との間に形成されるものである。
(6)上記(2)において、好ましくは、前記流体通路の断面積αが前記吐出弁の全開時における開口面積βに対しα>0.1×βとなる。
ことを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
(7)上記(1)において、好ましくは、前記液体ダンパ室は、前記弁体の軸を含む平面における断面積が、0.3mmよりも大きいものである。
(8)また、上記目的を達成するために、本発明は、加圧室によって加圧された燃料を逆止弁である吐出弁を経て吐出口から吐出する高圧燃料供給ポンプに用いられ、前記吐出弁の一部を構成する弁体ハウジングの内部に圧入される吐出弁ユニットであって、前記吐出弁ユニットは、吐出弁ばねにより弁を閉じる方向に付勢された弁体と、該弁体と当接して弁を閉じるシート部を有するシート部材とからなり、前記吐出弁は、前記弁体に形成された弁座の面及び前記シート部の面が、前記弁体の軸方向に直交する平面と平行であるフラット弁であり、開弁時に、前記加圧室から前記シート部材の中空部を経て、前記弁体に軸方向から衝突した燃料の流れは、前記弁体の半径方向に放射状に分散し、前記吐出ポートに直接向かう流れと、弁ハウジングの内壁に衝突した後、吐出ポートに向かい弁体の周方向の流れとなり、前記シート部材の外周及び前記弁体の外周と前記弁ハウジングの内周との間に形成され、前記周方向の流れに対する液体ダンパ室を備えるようにしたものである。
かかる構成により、弁体周方向の流れに起因する騒音の影響を低減できるものとなる。
本発明によれば、弁体周方向の流れに起因する騒音の影響を低減できる。
以下、図1〜図7を用いて、本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプの構成及び動作について説明する。
最初に、図1を用いて、本実施形態による高圧燃料供給ポンプを用いる高圧燃料供給システムの構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプを用いる高圧燃料供給システムの全体構成図である。
図1において。破線で囲まれた部分は、高圧燃料供給ポンプのポンプハウジング1を示し、この破線の中に示された機構と部品を、その中に一体に組み込んで、本実施形態の高圧燃料供給ポンプを構成している。また、図中において、点線は、電気信号の流れを示している。
燃料タンク20の中の燃料は、フィードポンプ21によって汲み上げられ、吸入配管28を通じてポンプハウジング1の燃料吸入口10aに送られる。燃料吸入口10aを通過した燃料は、圧力脈動低減機構9,吸入通路10cを介して、容量可変機構を構成する電磁吸入弁機構30の吸入ポート30aに至る。
電磁吸入弁機構30は、電磁コイル30bを備えている。電磁コイル30bが通電されている状態で、電磁プランジャ30cは、ばね33を圧縮して図1における右方に移動した状態となり、その状態が維持される。このとき、電磁プランジャ30cの先端に取付けられた吸入弁体31は、高圧燃料供給ポンプの加圧室11に通じる吸入口32を開く。電磁コイル30bが通電されていない状態であって、吸入通路10c(吸入ポート30a)と加圧室11との間に流体差圧がない時は、ばね33の付勢力により、吸入弁体31は、閉弁方向(図3における左方)に付勢されて吸入口32は閉じられた状態となって、この状態が維持される。図1は、吸入口32は閉じられた状態を示している。
加圧室11には、プランジャ2が図1の上下方向に摺動可能に保持されている。内燃機関のカムの回転により、プランジャ2が図1の下方に変位して吸入工程状態にある時は、加圧室11の容積は増加し、その中の燃料圧力は低下する。この工程において、加圧室11内の燃料圧力が吸入通路10c(吸入ポート30a)の圧力よりも低くなると、吸入弁体31には燃料の流体差圧による開弁力(吸入弁体31を図1の右方に変位させる力)が発生する。この開弁力により、吸入弁体31は、ばね33の付勢力に打ち勝って開弁し、吸入口32を開く。この状態にて、ECU27からの制御信号が電磁吸入弁機構30に印加されると、電磁吸入弁30の電磁コイル30bに電流が流れ、磁気付勢力により電磁プランジャ30cが図1の右方に移動して、吸入口32を開いた状態を維持する。
電磁吸入弁機構30に入力電圧の印加状態を維持したまま、プランジャ2が吸入工程から圧縮工程(下始点から上始点までの間の上昇工程)へと移行すると、電磁コイル30bへの通電状態が維持されているので、磁気付勢力は維持されて吸入弁体31は依然として開弁した状態を維持する。加圧室11の容積は、プランジャ2の圧縮運動に伴って減少するが、この状態では、一度加圧室11に吸入された燃料が、再び開弁状態の吸入弁体31と吸入口32との間を通過して吸入通路10c(吸入ポート30a)へと戻されるので、加圧室11の圧力が上昇することはない。この工程を、戻し工程という。
戻し工程において、電磁コイル30bへの通電を断つと、電磁プランジャ30cに働いていた磁気付勢力は一定時間後(磁気的、機械的遅れ時間後)に消去される。そうすると、吸入弁体31に常時働いているばね33の付勢力および吸入口32の圧力損失により発生する流体力により、吸入弁体31は、図1の左方に移動して吸入口32を閉じる。吸入口32が閉じると、この時から加圧室11内の燃料圧力は、プランジャ2の上昇と共に上昇する。そして、加圧室11内の燃料圧力が、吐出口13の燃料圧力よりも所定の値だけ大きい圧力を超えた時に、加圧室11に残っている燃料は、吐出弁8を介して、高圧吐出が行われてコモンレール23へと供給される。この工程を吐出工程という。上記のとおり、プランジャ2の圧縮工程は、戻し工程と吐出工程からなる。
戻し工程中に、吸入通路10cに戻された燃料により吸入通路には圧力脈動が発生するが、この圧力脈動は、吸入口10aから吸入配管28へ僅かに逆流するのみであり、燃料の戻しの大部分は圧力脈動低減機構9により吸収される。
ECU27が電磁吸入弁機構30の電磁コイル30cへの通電解除のタイミングを制御することにより、吐出される高圧燃料の量を制御することができる。電磁コイル30bへの通電解除のタイミングを早くすれば、圧縮工程における戻し工程の割合を小さく、吐出工程の割合を大きくする。すなわち、吸入通路10c(吸入ポート30a)に戻される燃料を少なく、高圧吐出される燃料を多くする。これに対し、上記の通電解除のタイミングを遅くすれば、圧縮工程における戻し工程の割合を大きく、吐出工程の割合を小さくする。すなわち、吸入通路10cに戻される燃料を多く、高圧吐出される燃料を少なくする。上記の通電解除のタイミングは、ECU27から指令により制御される。
以上のように、ECU27が電磁コイルの通電解除のタイミングを制御することにより、高圧吐出される燃料量を、内燃機関が必要とする量とすることができる。
ポンプハウジング1内において、加圧室11の出口側には吐出口(吐出側配管接続部)13との間に吐出弁8が設けられる。吐出弁8は、シート部8aと、弁体8bと、吐出弁ばね8cと、弁体ハウジング8dとからなる。加圧室11と吐出口13との間に燃料の差圧がない状態では、弁体8bは、吐出弁ばね8cによる付勢力でシート部8aに圧着され閉弁状態となっている。加圧室11内の燃料圧力が、吐出口13の燃料圧力よりも所定の値だけ大きい圧力を超えた時に、弁体8bは吐出弁ばね8cに抗して開弁し、加圧室11内の燃料は吐出弁8を経て吐出口13へと吐出される。
弁体8bは開弁した後、弁体ハウジング8dに形成されたストッパー805に接触すると動作を制限される。そのゆえ、弁体8bのストロークは、弁体ハウジング8dによって適切に決定される。もし、ストロークが大きすぎると、弁体8bの閉じ遅れにより、吐出口13へ吐出される燃料が、再び加圧室11内に逆流するので、高圧ポンプとしての効率が低下する。また、弁体8bが開弁と閉弁運動を繰り返す時に、ストローク方向に円滑に運動するように、弁体ハウジング8dの内壁806によりガイドしている。以上のように構成することにより、吐出弁8は、燃料の流通方向を制限する逆止弁となる。なお、吐出弁8の詳細構成については、図2〜図5を用いて後述する。
以上説明したようにして、燃料吸入口10aに導かれた燃料は、ポンプハウジング1の加圧室11内にてプランジャ2の往復動によって必要な量が高圧に加圧され、吐出弁8を通じて、吐出口13から高圧配管であるコモンレール23に圧送される。
また、ここまで無通電時に閉弁状態であり、通電時に開弁状態となるノーマルクローズ型の電磁弁を用いた例について説明したが、これとは逆に無通電時に開弁状態であり、通電時に閉弁状態となるノーマルオープン型の電磁弁を用いてもよい。この場合、ECU27からの流量制御指令はONとOFFが逆転する。
コモンレール23には、インジェクタ24と圧力センサ26が装着されている。インジェクタ24は、内燃機関の気筒数に合わせて装着されており、ECU27の制御信号により、インジェクタ24は開閉動作をして、所定量の燃料をシリンダ内に噴射する。
次に、図2及び図3を用いて、本実施形態による高圧燃料供給ポンプに用いられる吐出弁の構成について説明する。
図2及び図3は、本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプに用いられる吐出弁の構成を示す縦断面図である。図2及び図3において、弁の移動方向をZ軸とし、Z軸に直交する軸をそれぞれX軸,Y軸とする。図2は、Z−Y平面における縦断面図であり、図3は、Z−X平面における縦断面図である。また、図2,図3は、吐出弁の開弁状態を示している。なお、図2及び図3において、図1と同一符号は、同一部分を示している。
吐出弁8は、図1にて説明したシート部8aと、弁体8bと、吐出弁ばね8cと、弁体ハウジング8dとを備えている。シート部8aと、弁体8bと、吐出弁ばね8cと、弁体ハウジング8dとは、いずれも、金属製である。シート部8aは、シート部材8Aの一端部に形成されている。弁体ハウジング8d及びシート部材8Aは、金属製のポンプハウジング1の内部に圧入され、固定されている。弁体8bは、弁体ハウジング8dの内部に摺動可能に保持されている。図において、Z軸方向が、弁体8bの摺動方向である。弁体8bと弁体ハウジング8dの間には、吐出弁ばね8cが挿入されている。吐出弁ばね8cは、燃料流入方向と逆方向に、弁体8bを付勢している。図1にて説明したように、加圧室11は、ポンプハウジング1の内部に備えられる。加圧室11にて加圧された燃料が、矢印A1方向から吐出弁8に流入する。従って、Z軸方向は、加圧室11からの燃料流入方向でもある。
弁体8bおよび弁体ハウジング8dは円筒状である。図2に示すように、弁体ハウジング8dには、2個の吐出ポート803A,803Bが、シート部8aの側方に向かい合って形成されている。吐出ポート803A,803Bから吐出した燃料は、矢印A2方向にポンプハウジング1の吐出口13から流出し、図1に示したコモンレール23に供給される。なお、吐出ポートは、周方向に3カ所以上設けられていてもよいものである。弁体ハウジング8dの外周には、図3に示されると共に、中央部から右方向に形成されたガイド周面8d1と、図2に示されるとともに、ガイド周面の一部が平面状に切り欠かれているカット平面部8d2と、図示の左側に形成されたフランジ部8d3とが形成されている。一方、ポンプハウジング1の内周面には、弁体ハウジング8dのフランジ部8d3が当接する円周段付部1aが形成されている。弁体ハウジング8dは、図示の左方向からポンプハウジング1の内部に圧入され、弁体ハウジング8dのフランジ部8d3が円周段付部1aに当接することで、位置決めされる。
弁体ハウジング8dの右側端面には、均圧孔8d4が形成されている。均圧孔8d4は、ばね8cが入っている弁体8bの裏側の空間に吐出された流体が出入りするための孔である。これにより、吐出弁8は筒内と高圧配管内の圧力差により差圧力を受けてスムーズに動作することが可能になる。
また、弁体ハウジング8dの内周には、円筒状のガイド部8d5が形成されている。ガイド部8d5の右側には、段付部8d6が形成されている。
弁体ハウジング8dの内部には、吐出弁ばね8cを配置するための空間が形成されている。弁体ハウジング8dの内部に吐出弁ばね8cが挿入された後、弁体8bが挿入される。弁体8bが吐出弁ばね8cの付勢力に抗して右方向に移動した場合、吐出弁ばね8cの右側端部が、段付部8d6に当接して、弁体8bの移動を阻止する。すなわち、段付部8d6は、図1にて説明したストッパー805として機能する。弁体8bは、ガイド部8d5によってガイドされ、Z軸方向に往復動可能である。弁体8bの外周と、ガイド部8d5の間には、弁体8bが摺動可能なように僅かな隙間が設けられている。従って、弁体8bは、主として、Z軸方向に往復動するが、それとともに、Z軸に直交する方向に、移動可能である。従って、弁体8bがガイド部8d5に対してオフセットすると、フラッタリングが発生する恐れがある。
弁体8bの左側端面(シート部8aと対抗する面)は、平面であるとともに、その中央部に凹部8b1が形成されている。凹部8b1の周囲は、リング状の平面であり、弁座8b2となる。
また、ポンプハウジング1の内周面には、弁シート部材8Aのフランジ部8A1が当接する円周段付部1bが形成されている。弁シート部材8Aは、図示の左方向からポンプハウジング1の内部に圧入され、弁シート部材8Aのフランジ部8A1が円周段付部1bに当接することで、位置決めされる。弁シート部材8Aの内部は中空となっており、加圧室11で加圧された燃料が、吐出弁8の内部に流入する。弁シート部材8Aの右側端面はリング状の平面であり、シート部8aとして機能する。弁座8b2とシート部9aは対向しており、両者が密着すると、吐出弁8が閉じ、両者が離れると、吐出弁8が開く。
弁体8bの弁座8b2の面は、弁体8bの軸方向(弁体8bが往復動する方向:Z軸方向)に直交する平面と平行であり、また、弁座8b2が当接するシート部8aの面も、弁体の軸方向に直交する平面と平行であり、本実施形態の弁はフラット弁である。
次に、本実施形態の吐出弁8の特徴的な構成について説明する。
弁体8bの弁座8b2の周辺には、テーパ部801が設けられている。従って、弁体8bの外径、すなわち弁体ハウジング8dのガイド部806に挿入される部分の直径Rb2は、弁座8b2の外径Rb1よりも大きくなるよう構成されている。このように構成することで弁体8bの外周と弁体ハウジング8dの内周との間に、管状隙間が形成される。この管状隙間については、図4を用いて後述する。
また、弁シート部材8Aのシート部8a側の外周には、段付部8A2が形成されている。したがって、弁シート部材8Aのシート部8a側の外周の外径Ra1は、弁シート部材8Aの左側の外径Ra2よりも小さい。また、弁シート部材8Aのシート部8a側の凸部は、弁ハウジング8dの内周側に位置する。そして、弁シート部材8Aのシート部8a側の外周の外径Ra1は、弁ハウジング8dの内径8d1よりも小さくなるように構成されている。このような構成とすることで、弁シート部材8Aの外周と弁ハウジング8dの内周との間に、管状隙間が形成される。この管状隙間については、図4を用いて後述する。
次に、図4及び図5を用いて、本実施形態による高圧燃料供給ポンプの吐出弁に設けられた管状隙間について説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプに用いられる吐出弁の構成を示す要部拡大断面図である。なお、図4において、図1〜図3と同一符号は、同一部分を示している。図5は、本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプに用いられる吐出弁における燃料の流れの説明図である。
図4に示すように、弁体8bの外周と弁体ハウジング8dの内周との間に、管状隙間805Bが形成される。また、弁シート部材8Aの外周と弁ハウジング8dの内周との間に、管状隙間805Cが形成される。さらに、吐出弁が開いている状態では、シート部8aと弁座8b2の間には隙間があるため、この隙間に対応する管状隙間805Aが形成される。
これらの管状隙間805A,805B,805Cは互いに連通しているものである。ここで、従来の管状隙間の断面積は、管状隙間805Aの断面積に相当する。それに対して、本実施形態の管状隙間の断面積は、管状隙間805Aの断面積と管状隙間805Bの断面積と管状隙間805Cの断面積を足したものとなるため、従来よりも大きくできる。すなわち、管状隙間805A,805B,805Cは、液体ダンパ室を構成する。ここで、断面積とは、図示のように、弁体8bの軸(図中のZ軸)を含む平面で、吐出弁8の断面を得たときの面積である。
図5に示すように、吐出弁の開弁時に弁体8bに対して軸方向から衝突した流れA1は、弁体の半径方向に放射状に分散する。このうち、図5Aに示すように、吐出ポート803A,803Bが形成されている範囲の流れA2,A3は、そのまま吐出ポート803A,803Bに向かい弁体の径方向の流れとなる。一方、図5Bに示すように、吐出ポート803A,803Bが形成されていない範囲に向かった流れA4は、弁ハウジング8dの内壁に衝突した後、吐出ポート803A,803Bに向かい弁体の周方向の流れA5,A6となる。
ここで、図5Bに示す弁ハウジング8dの内壁に衝突した後、吐出ポート803A,803Bに向かい弁体の周方向の流れA5,A6は、図4にて説明した液体ダンパ室を経由して、吐出ポート803A,803Bに向かうことになる。その結果、弁体8bの周りの圧力分布に偏りが生じた場合でも、その圧力分布は、液体ダンパ室によって緩和することができる。
弁シート部材8Aの外周と弁ハウジング8dの内周との間に形成される管状隙間805CのZ軸方向の長さをz3とし、幅をx1とすると、管状隙間805Cの断面積は、x1・z3となる。また、弁体8bのテーパ部801の長さをz2とし、テーパの頂部の幅をx1とすると、管状隙間805Bの断面積は、(x1・x2)/2となる。さらに、弁体8bのストロークをST1とすると、これは、管状隙間805Aの長さz2に等しい。管状隙間805Aの長さをz1とし、幅をxとすると、管状隙間805Aの断面積は、z1・x1となる。
ここで、管状隙間805Cの断面積を、管状隙間805Bの断面積よりも大きくしている。具体例を挙げると、x1=0.8mmとし、z1=0.4mmとし、z2=1.7mmとし、z3=2.3mmとすると、管状隙間805Cの断面積(1.8mm)は、管状隙間805Bの断面積(0.68mm)より、2倍以上大きくしている。
これは、管状隙間805Bの面積を大きくするため、テーパ部801の面積を大きくすると、管状隙間805B内の圧力脈動が弁体8bに作用する受圧面積が増加するため、フラッタリング抑制という観点から不利だからである。また、弁体8bが弁体の摺動方向に直交する方向にオフセットされると、管状隙間805Bの断面積自体が変動し、小さくなり、液体ダンパとしての機能が低下することもある。
その点、管状隙間805Cを大きくすることで、これらの問題を解決して、液体ダンパ室の断面積を十分に大きくでき、圧力脈動を低減することができる。
なお、上述の例では、管状隙間805Aの断面積は、0.36mm であるので、液体ダンパ室の断面積は、2.84mmとなる。ここで、排気量1500ccで4気筒のエンジンのアイドル流量時に、圧損を所定値以下にするには、液体ダンパ室の断面積は、0.3mm以上とする必要がある。上述のように、管状隙間805Aと、テーパ部801による管状隙間805Bとだけの場合の断面積は1.04mmであるので、アイドル流量時の圧力脈動の低減では十分であるが、エンジンの最大負荷時の燃料流量に対しては、十分な断面積ではない。それに対して、管状隙間805Cを加えることで、エンジンの最大負荷時の燃料流量に対しても、十分なる圧力脈動の低減を行うことができる。
なお、管状隙間805Bを形成するための方法として、弁体8bにテーパ部801を設ける以外に、後述の実施形態のように、弁体8bに段付部を設ける方法も取りうる。ただし、段付部の場合には、シート部8aを通過して吐出ポート803に向かう流れは急激な拡大流となり、キャビテーションが発生する可能性がある。また、段付部の婆合い、流れの方向も急激に変化するため、損失ヘッドも大きく、意図しない圧力脈動を発生させ、フラッタリングを助長する可能性もある。
それに対して、上述のように弁体8bにテーパ部801が設けることで、管状隙間805Bを形成しつつ、シート部8aから吐出ポート803に向けて流れる吐出流れの方向変化を小さくすることができる。これにより流れが円滑となり、意図しない渦やキャビテーションの発生を抑制することができる。
また、ここで、流体通路の断面積αが、吐出弁の全開時における開口面積βに対し、α>0.1×βとなっている。ここで、流体通路の断面積αとは、排気量1500ccで4気筒のエンジンのアイドル流量時に、圧損を所定値以下にする液体ダンパ室の断面積(0.3mm)のことである。また、吐出弁の全開時における開口面積βとは、吐出ポートに向かう流れが通過する断面積のことである。すなわち、開口面積βとは、(弁開口時の弁座とシート部のギャップ長(図4のST1=0.4mm))×(弁座の外周の内、吐出ポートに対向する部分の長さ(3.75mm)×2(吐出ポートが2個の場合)であり、3mmとなる。したがって、流体通路の断面積αが、吐出弁の全開時における開口面積βに対し、α>0.1×βとなっている。
次に、図6を用いて、本実施形態による高圧燃料供給ポンプの吐出圧力の測定結果について説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプの吐出圧力の測定結果の説明図である。
図6Aは、吐出口の圧力Pの時間tに対する変化を示している。細い実線で示す圧力P1は、従来の構成の高圧燃料供給ポンプにおける吐出口の圧力変化を示している。ここで、従来の構成とは、図4に示した構成において、管状通路503Bと管状通路503Cがない場合である。
一方、太い実線で示す圧力P2は、図1〜図4にて説明した本実施形態による高圧燃料供給ポンプにおける吐出口の圧力変化を示している。本実施形態による高圧燃料供給ポンプでは、図4に示した構成において、管状通路503Aに加えて、管状通路503Bと管状通路503Cを備えている場合である
図6Aに示すように、本実施形態によれば、吐出口の圧力変動を小さくできる。
図6Bは、図6Aに示した圧力の変化をフーリエ変換して、吐出口圧力の脈動振幅Vを求め、横軸を周波数fとして示している。細い実線で示す脈動振幅V1は従来の構成のものであり、太い実線で示す脈動振幅V2が本実施形態によるものである。図中、周波数f1から周波数f2の範囲が人間の可聴範囲である。このように、特に、可聴範囲における脈動振幅の低減に効果があり、騒音を低減できるものである。
次に、図2を用いて、本実施形態の吐出弁8の組み立て工程について説明する。
吐出弁8は、図2にて説明したシート部8aを有するシート部材8Aと、弁体8bと、吐出弁ばね8cと、弁体ハウジング8dとから構成される。これらの部品は、ポンプハウジング1の内部に組み付けられる。
組み立ては、図2に示したポンプハウジング1の左方から行われる。図1に示したように、ポンプハウジング1の内部には、電磁吸入弁機構30や加圧室11のプランジャ2などが組み付けられる。これらの部品が組み付けられる前の状態では、ポンプハウジング1は、電磁吸入弁機構30を組み込むための穴が設けられている。この穴から、吐出弁8の各部品を挿入して、加圧室11の内部空間を経由して、図2に示すポンプハウジング1の右側の内部空間に吐出弁8を組み立てる。
最初に、図2に示すポンプハウジング1の右側の内部空間に、弁体ハウジング8dが圧入され、固定される。このとき、弁体ハウジング8dは、図示の左方向からポンプハウジング1の内部に圧入され、弁体ハウジング8dのフランジ部8d3が円周段付部1aに当接することで、位置決めされる。
次に、弁体ハウジング8dの内部に、吐出弁ばね8cが挿入される。
次に、弁体ハウジング8dの内部に、弁体8bが挿入される。
最後に、シート部材8Aは、図示の左方向からポンプハウジング1の内部に圧入され、弁シート部材8Aのフランジ部8A1が円周段付部1bに当接することで、位置決めされる。
なお、以上の説明では、吐出弁8の各部品は、図2の左方向から、すなわち、加圧室11の方向から順次組み込まれるが、図2の右方向から、組み込む場合もある。この場合には、ポンプハウジング1の右方向には、シート部材8Aを挿入可能な穴が形成されている。この穴から、シート部材8Aが圧入固定され、次に、弁体8bと吐出弁ばね8cが順次挿入され、最後に、弁体ハウジング8dが圧入され、固定される。
次に、図7を用いて、本実施形態による高圧燃料供給ポンプの吐出弁として用いる吐出弁ユニットの構成について説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプの吐出弁として用いる吐出弁ユニットの構成を示す断面図である。図7A及び図7Bにおいて、弁の移動方向をZ軸とし、Z軸に直交する軸をそれぞれX軸,Y軸とする。図7Aは、Z−Y平面における縦断面図であり、図7Bは、Z−X平面における縦断面図である。また、図7A及び図7Bは、吐出弁の開弁状態を示している。なお、図7A及び図7Bにおいて、図1と同一符号は、同一部分を示している。
弁ハウジング8dの内側に、ばね8c及び弁座8bが挿入された後、弁シート部8aの段付部8A3が弁ハウジング8dの内周面に圧入され、これによって、吐出弁ユニット8が一体化されている。
以上の構成を吐出弁ユニット8Uを、図2に示したように、図2の左方向の加圧室11の方向から、一体的にポンプハウジング1の内部に圧入することで、吐出弁を構成することができる。また、図2に示すポンプユニット1の右方向から吐出弁ユニット8Uを、一体的にポンプハウジング1の内部に圧入することで、吐出弁を構成することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、弁体に軸方向から衝突し、放射状に分散した流れのうち、吐出ポートが形成されていない範囲に向かった流れを、周方向の液体ダンパ室を形成する流体通路を通して吐出ポートに向け、積極的かつ円滑に誘導することができる。その結果、弁体周りの圧力分布において偏りをなくし、弁体に作用する差圧力を低減し、フラッタリングを抑制することができる。
また、弁体が弁体ハウジングの中心から径方向にオフセットした場合でも、予め所定値以上の断面積を持つ周方向の流体通路(管状通路805C)を形成しておくことで、オフセット前後の断面積変化率を小さく保つことができ、結果として弁体両側に発生する差圧を低減し、フラッタリングを抑制することができる。
さらに、流体通路の一部を弁体以外の部材の表面で形成することで、流体通路内の圧力脈動が弁体に作用する受圧面積を増加させることなく、流体通路の断面積を増加させ、周方向への十分な流体ガイド機能を果たし、なおかつ流体通路内に圧力脈動が発生したとしても弁体挙動に与える影響を最小限に抑え、フラッタリングを抑制することができる。
すなわち、人間の耳の感度が高い周波数領域の圧力脈動を低減することで、外観形状の大型化、高圧配管のレイアウトの複雑化、これらに伴うコストアップ等を回避または抑制しつつ、高圧・大流量化に伴ない発生する騒音を大幅に低減することができる。
以上説明したように、弁体周方向の流れに起因する騒音の影響を低減できる。
なお、以上の説明では、筒状の弁体および弁体ハウジングを用いていたが、これ以外の形状の弁に関しても同様の方法により周方向に流体通路を形成することで、弁体のフラッタリングを抑制することができる。
次に、図8を用いて、本発明の第2の実施形態による高圧燃料供給ポンプの構成及び動作について説明する。なお、本実施形態による高圧燃料供給ポンプを用いる高圧燃料供給システムの構成は、図1に示したものと同様である。
図8は、本発明の第2の実施形態による高圧燃料供給ポンプに用いられる吐出弁の構成を示す縦断面図である。図8は、吐出弁の開弁状態を示している。なお、図8において、図1〜図4と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態においても、吐出弁8は、シート部8aと、弁体8bと、吐出弁ばね8cと、弁体ハウジング8dとから構成される。弁体8bおよび弁体ハウジング8dが円筒状であり、吐出ポート803A,803Bはシート部8aの側方に向かい合って2箇所形成されている。なお、吐出ポートは、周方向に3カ所以上設けていてもよい。
本実施形態では、弁体8bの外径、すなわち弁体ハウジング8dのガイド部8d5に挿入される部分の直径は、シート部8aの外径よりも大きくなるよう構成され、弁体8bの弁座8b2の周辺には、段付部802が設けられている。
このように構成することで、弁体8bと弁体ハウジング8dの間に管状隙間805Bが形成される。これにより、弁体8bに衝突後、放射状に分散された吐出流れのうち、吐出ポート803A,803Bが形成されてない範囲に向かった流れを弁体8bの周方向に旋回し、円滑に最寄の吐出ポート803A,803Bに導くことが可能となる。その結果、弁体8bの周りの圧力分布の偏りは緩和される。
また、図4にて説明した第1の実施形態と同様に、シート部8aの外周部と弁体ハウジング8dの内径部の間に管状隙間805Cが形成されている。管状隙間805Bに加えて管状隙間805Cを設けることで、管状隙間内の圧力脈動が弁体8bに作用する受圧面積を増加させることなく、十分な断面積を確保でき、弁体8bのフラッタリングを抑制して騒音を低減することができる。また、管状隙間805Cの断面積は、管状隙間805Bの断面積より大きくしており、圧力脈動が作用する受圧面積を低減することができる。
以上説明した構成により、本実施形態においても、弁体周方向の流れに起因する騒音の影響を低減できる。
なお、以上の説明では、筒状の弁体および弁体ハウジングを用いていたが、これ以外の形状の弁に関しても同様の方法により周方向に流体通路を形成することで、弁体のフラッタリングを抑制することができる。
次に、図9を用いて、本発明の第3の実施形態による高圧燃料供給ポンプの構成及び動作について説明する。なお、本実施形態による高圧燃料供給ポンプを用いる高圧燃料供給システムの構成は、図1に示したものと同様である。
図9は、本発明の第3の実施形態による高圧燃料供給ポンプに用いられる吐出弁の構成を示す縦断面図である。図9は、吐出弁の開弁状態を示している。なお、図9において、図1〜図4と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態では、図2や図8に示した実施形態におけるガイド部806が設けられていない板状の弁体8bを用いている。板状の弁体8bを用いると、図2や図8に示した実施形態のようなガイド部付きの弁体を用いた場合に対し、構造および加工が容易であり、コスト低減に有利である。しかし、意図しない弁体挙動が発生した際にそれを抑制する機構を備えていないため、騒音低減のみならず動作信頼性の観点からもフラッタリングの抑制は必須である。
ガイド付き弁体の場合と同様に、弁体8bの外径はシート部8aの外径より大きくなるよう構成し、テーパ部807を設けている。これにより、管状隙間805Bが形成され、周方向に円滑な流れを発生させることができ、圧力分布の偏りが低減することができる。また、テーパー807を設けることで、吐出ポート803A,803Bに向かう径方向の主流の方向変化を小さくし円滑化することができる。
以上説明した構成により、本実施形態においても、弁体周方向の流れに起因する騒音の影響を低減できる。
なお、本発明は、内燃機関の高圧燃料供給ポンプに限らず、各種の高圧ポンプに広く利用可能である。
本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプを用いる高圧燃料供給システムの全体構成図である。 本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプに用いられる吐出弁の構成を示す縦断面図である。 本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプに用いられる吐出弁の構成を示す縦断面図である。 本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプに用いられる吐出弁の構成を示す要部拡大断面図である。 本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプに用いられる吐出弁における燃料の流れの説明図である。 本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプに用いられる吐出弁における燃料の流れの説明図である。 本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプの吐出圧力の測定結果の説明図である。 本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプの吐出圧力の測定結果の説明図である。 本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプの吐出弁として用いる吐出弁ユニットの構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプの吐出弁として用いる吐出弁ユニットの構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態による高圧燃料供給ポンプに用いられる吐出弁の構成を示す縦断面図である。 本発明の第3の実施形態による高圧燃料供給ポンプに用いられる吐出弁の構成を示す縦断面図である。
符号の説明
1…ポンプハウジング
1a,1b…円周段付部
2…プランジャ
8…吐出弁
8A…シート部材
8A1…フランジ部
8A2…段付部
8a…シート部
8b…弁体8b
8b1…凹部
8b2…弁座
8c…吐出弁ばね
8d…弁体ハウジング
8d1…ガイド周面
8d2…カット平面部
8d3…フランジ部
8d4…均圧孔
8d5…ガイド部
8d6…段付部
9…圧力脈動低減機構
10c…吸入通路
11…加圧室
13…吐出口
20…燃料タンク
23…コモンレール
24…インジェクタ
26…圧力センサ
27…ECU
30…電磁吸入弁機構
801,807…テーパ部
802…段付部
803A,803B…吐出ポート
805…液体ダンパ室
805A,805B,805C…管状通路

Claims (8)

  1. プランジャの往復動作によって容積が変化する加圧室と、
    該加圧室によって加圧された燃料を吐出する吐出口と、
    該吐出口と前記加圧室の間に設けられ、逆止弁である吐出弁とを有し、
    該吐出弁は、
    前記吐出口に連通する複数の吐出ポートが形成された弁体ハウジングと、
    該弁体ハウジングの内部に収納されるとともに、吐出弁ばねにより弁を閉じる方向に付勢された弁体と、
    前記弁体ハウジングの内部に収納されるとともに、前記弁体と当接して弁を閉じるシート部を有するシート部材とからなる高圧燃料供給ポンプであって、
    前記吐出弁は、
    前記弁体に形成された弁座の面及び前記シート部の面が、前記弁体の軸方向に直交する平面と平行であるフラット弁であり、
    開弁時に、前記加圧室から前記シート部材の中空部を経て、前記弁体に軸方向から衝突した燃料の流れは、前記弁体の半径方向に放射状に分散し、前記吐出ポートに直接向かう流れと、弁ハウジングの内壁に衝突した後、吐出ポートに向かい弁体の周方向の流れとなり、
    前記シート部材の外周及び前記弁体の外周と前記弁ハウジングの内周との間に形成され、前記周方向の流れに対する液体ダンパ室を備える
    ことを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  2. 請求項1記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記液体ダンパ室は、前記弁体の外周と前記弁ハウジングの内周との間に形成された第1の管状通路と、
    前記シート部材の外周と前記弁ハウジングの内周との間に形成された第2の管状通路とを備えることを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  3. 請求項2記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記第1及び第2の管状通路は、
    前記弁体の軸を含む平面における前記第2の管状通路の断面積が、前記第1の管状通路の断面積よりも大きいことを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  4. 請求項3記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記弁体の外径は、前記弁座の外径よりも大きいことを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  5. 請求項4記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記第1の管状通路は、前記弁体の前記弁座の外周に設けられたテーパーと前記弁ハウジングの内周との間に形成されることを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  6. 請求項2記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記流体通路の断面積αが前記吐出弁の全開時における開口面積βに対しα>0.1×βとなることを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  7. 請求項1記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記液体ダンパ室は、前記弁体の軸を含む平面における断面積が、0.3mmよりも大きいことを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  8. 加圧室によって加圧された燃料を逆止弁である吐出弁を経て吐出口から吐出する高圧燃料供給ポンプに用いられ、
    前記吐出弁の一部を構成する弁体ハウジングの内部に圧入される吐出弁ユニットであって、
    前記吐出弁ユニットは、
    吐出弁ばねにより弁を閉じる方向に付勢された弁体と、
    該弁体と当接して弁を閉じるシート部を有するシート部材とからなり、
    前記吐出弁は、前記弁体に形成された弁座の面及び前記シート部の面が、前記弁体の軸方向に直交する平面と平行であるフラット弁であり、
    開弁時に、前記加圧室から前記シート部材の中空部を経て、前記弁体に軸方向から衝突した燃料の流れは、前記弁体の半径方向に放射状に分散し、前記吐出ポートに直接向かう流れと、弁ハウジングの内壁に衝突した後、吐出ポートに向かい弁体の周方向の流れとなり、
    前記シート部材の外周及び前記弁体の外周と前記弁ハウジングの内周との間に形成され、前記周方向の流れに対する液体ダンパ室を備える
    ことを特徴とする吐出弁ユニット。
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