JPWO2010061419A1 - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

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史章 吉野
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育生 尾崎
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Abstract

青蛍光体の初期の青色色度を実用範囲に保ちつつ、動作中における輝度劣化を小さくすることを目的に、青蛍光体を、BaMgAl10O17:Eu2+蛍光体とCa(1−x)SrxMgSi2O6:Eu2+(但し0.5≦x≦1.0)蛍光体を混合して形成する。混合比率はCa(1−x)SrxMgSi2O6:Eu2+(但し0.5≦x≦1.0)蛍光体を全体の10%から50%とする。これによって、輝度維持率の優れたプラズマディスプレイパネルを実現することが出来る。

Description

本発明は表示装置に係り、特に青蛍光体の劣化が小さく、寿命特性の良いプラズマディスプレイパネルに関する。
プラズマディスプレイパネル(PDP)を用いたプラズマディスプレイ装置は、薄型で特に大画面の表示が可能なディスプレイとして需要が拡大している。プラズマディスプレイ装置は、プラズマディスプレイパネル、プラズマディスプレイパネルの前面に配置された前面パネル、プラズマディスプレイパネルの背面に配置された駆動回路、およびこれらを収容するフレーム等から構成されている。
プラズマディスプレイパネルは前面基板と背面基板とが周辺に形成されたシール部を介して重ねあわされている。前面基板においては、走査電極が前面基板の例えば右側の端部から表示領域に延在し、放電維持電極が前面基板の例えば、左側から表示領域に延在している。背面基板においては、走査電極および放電維持電極と直角方向にアドレス電極が延在している。走査電極および放電維持電極とアドレス電極との交点にサブピクセルが形成される。
背面基板にはアドレス電極を挟むように、隔壁が形成されている。また、隔壁にはサブピクセル毎に、横方向の隔壁が形成されている。しがたって、各サブピクセルは隔壁によって囲まれた状態となっている。そして、サブピクセル毎に赤、緑、青の蛍光体が形成されている。赤、緑、青の蛍光体のうち、特に青蛍光体は、プラズマディスプレイパネルを長期間動作させた場合に、他の蛍光体に比較して輝度劣化が大きい。
青蛍光体の輝度劣化を防止するための技術を記載したものとして次のような公知文献が存在する。「特許文献1」には、青蛍光体の経時変化を防止するために、青蛍光体を厚さ100nm以下のSiO膜で被覆する技術が記載されている。「特許文献2」には、青蛍光体を構成するBaMgAl1017:Euにおいて、Eu3+の量を所定の範囲に規定することによって、水分および二酸化炭素が青蛍光体に吸着される量を抑制する構成が記載されている。また、「特許文献3」には、青蛍光体を構成するBa(1−x)MgAl1017:Eu等にMoまたはWを添加し、Mg、Al,Ba等をMoまたはWで置き換えることによって、酸素の欠陥を少なくして水分や二酸化炭素の吸着を抑える構成が記載されている。
特開2001−303037号公報 特開2007−161820号公報 特開2005−340155号公報
従来例に記載された技術は、水分や炭酸ガスの持込量の低減には効果があると考えられるが、蛍光体を製造するための、プロセスが複雑になるという問題がある。すなわち、「特許文献1」の技術においては、蛍光体をSiO2の薄膜で覆うプロセスが必要である。また、「特許文献2」の技術においては、Eu2+とEu3+によってEuを置換する量を正確にコントロールする必要がある。また、「特許文献3」の技術においては、Mg、Al,Ba等を所定量、MoまたはWで正確に置き換えることが必要である。
また、「特許文献1」〜「特許文献3」の技術においては、青蛍光体の色度への影響については、かならずしも明確ではない。
本発明の課題は、蛍光体の製造プロセスを複雑化することなく、輝度劣化の少ない、かつ、青色の色度を所定の範囲に保つことが出来るプラズマディスプレイパネル用の青蛍光体を実現することである。
本発明は以上述べたような課題を解決するものであり、具体的な手段は次のとおりである。
(1)前面基板板にはX電極とY電極が対向して配置され、前記X電極と前記Y電極を覆って、第1の誘電体が形成され、前記第1の誘電体を覆って保護膜が形成され、背面基板には前記X電極およびY電極と直交する方向にアドレス電極が形成され、前記アドレス電極を覆って第2の誘電体が形成され、前記第2の誘電体の上に前記アドレス電極を挟むように隔壁が形成され、前記前面基板に形成された保護膜と、前記背面基板に形成された前記隔壁および前記第2の誘電体で形成される第1の領域に青蛍光体が形成され、前記前面基板に形成された保護膜と、前記背面基板に形成された前記隔壁および前記第2の誘電体で形成される第2の領域に緑蛍光体が形成され、前記前面基板に形成された保護膜と、前記背面基板に形成された前記隔壁および前記第2の誘電体で形成される第3の領域に赤蛍光体が形成されたプラズマディスプレイパネルであって、前記青蛍光体は、BaMgAl1017:Eu2+蛍光体とCa(1−x)SrMgSi:Eu2+(但し0.5≦x≦1.0)蛍光体を混合して形成され、BaMgAl1017:Eu2+蛍光体の量をMBとし、前記Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+(但し0.5≦x≦1.0)蛍光体の量をMSとしたとき、MS/(MB+MS)は10%乃至50%であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(2)MS/(MB+MS)は20%乃至40%であることを特徴とする(1)に記載のプラズマディスプレイパネル。
(3)前面基板板にはX電極とY電極が対向して配置され、前記X電極と前記Y電極を覆って、第1の誘電体が形成され、前記第1の誘電体を覆って保護膜が形成され、背面基板には前記X電極およびY電極と直交する方向にアドレス電極が形成され、前記アドレス電極を覆って第2の誘電体が形成され、前記第2の誘電体の上に前記アドレス電極を挟むように隔壁が形成され、前記前面基板に形成された保護膜と、前記背面基板に形成された前記隔壁および前記第2の誘電体で形成される第1の領域に青蛍光体が形成され、前記前面基板に形成された保護膜と、前記背面基板に形成された前記隔壁および前記第2の誘電体で形成される第2の領域に緑蛍光体が形成され、前記前面基板に形成された保護膜と、前記背面基板に形成された前記隔壁および前記第2の誘電体で形成される第3の領域に赤蛍光体が形成されたプラズマディスプレイパネルであって、前記青蛍光体は、Ba1−ySrMgAl1017:Eu2+蛍光体とCa(1−x)SrMgSi:Eu2+(但し0.5≦x≦1.0)蛍光体を混合して形成され、Ba1−ySrMgAl1017:Eu2+蛍光体の量をMBとし、前記Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+(但し0.5≦x≦1.0)蛍光体の量をMSとしたとき、MS/(MB+MS)は10%乃至50%であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(4)MS/(MB+MS)は20%乃至40%であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
本発明によれば、輝度劣化が少なく、青色度が実用範囲に出来る青蛍光体を形成することが出来る。また、本青蛍光体をプラズマディスプレイパネルに使用することによって、動作寿命中の輝度劣化が少なく、かつ、ハイビジョン放送における映像に対応した色再現性を得ることが出来る。
本発明の具体的な実施例を説明する前に、本発明が適用される一般的なプラズマディスプレイパネルの構造を説明する。図3は、プラズマディスプレイパネルの表示領域の分解斜視図である。プラズマディスプレイパネルは,前面基板1と背面基板2の2枚のガラス基板から構成されている。前面基板1には、画像形成のための放電を生じさせる走査電極20(以後Y電極20ともいう)と放電維持電極10(以後X電極10ともいう)が平行に配置されている。
走査電極20は、さらに実際に放電電極となるITO(Indium Tin Oxide)によって形成された走査放電電極と、端子部から電圧を供給する走査バス電極から構成される。以後、走査バス電極をYバス電極22とも呼び、走査放電電極をY放電電極21とも呼ぶ。また、Y電極20という場合は、Yバス電極22とY放電電極21を含むものとする。
放電維持電極10は、さらに、実際に放電電極となるITO(Indium Tin Oxide)によって形成された放電維持放電電極11と、端子部から電圧を供給する放電維持バス電極12から構成される。以後、放電維持バス電極をXバス電極12とも呼び、放電維持放電電極をX放電電極11とも呼ぶ。また、X電極10という場合は、Xバス電極12とX放電電極11を含むものとする。
Xバス電極12、Yバス電極22はいずれも金属の積層構造となっており、前面基板1の側からクロム、銅、クロムの積層構造となっている。前面基板1上に形成されたクロムは、ガラスとの接着性が優れており、かつ、クロムの表面が黒いので、コントラストの向上のための効果を有する。銅はバス電極の抵抗を小さくするために使用される。銅の上をさらにクロムが被覆しているが、このクロムは、銅の表面が酸化されて抵抗が変化することを防止するためである。
前面ガラス上のクロムはさらに、酸化クロムとクロムの積層構造となる場合もある。酸化クロムは黒色で、反射率がクロムよりも小さいので、画像のコントラストをさらに向上させることが出来る。酸化クロムもガラスとの接着性は優れている。
図3においては、放電電極は透明導電膜であるITOを使用し、バス電極には抵抗の小さい金属積層膜を使用している。透明導電膜を使用すると、蛍光体8からの発光を外部により多く取り出すことが出来るからである。一方、放電電極をバス電極と同じ金属によって形成する場合もある。この場合は、プロセスが一回で済み、製造コストの大幅な低減になる。
X電極10およびY電極20を覆うように誘電体層5が形成される。誘電体層5には軟化点が500℃程度の低融点ガラスが使用される。その上に保護膜6が形成される。保護膜6としては,酸化マグネシウム(MgO)が主に使用され,スパッタ法または蒸着法によって形成される。
なお、図3においては、省略されているが、X電極10とY電極20の外側には、画像のコントラストを向上させるために黒帯が形成される場合もある。黒帯はコントラストを向上させるものであるから、黒色である必要がある。黒帯はX電極10あるいはY電極20と同じ構造の金属の積層膜が使用される。したがって、黒帯とX電極10あるいはY電極20は同時に形成することが出来る。ガラスで形成された前面基板1と接する金属はCrあるいはCrOであるから黒色であり、コントラストの向上を図ることが出来る。
背面基板2には,アドレス電極30(以後A電極ともいう)が,Xバス電極12あるいはYバス電極22と直交して形成される。アドレス電極30の構造もXバス電極12あるいはYバス電極22と同様の構造であり、クロム、銅、クロムの積層構造となっている。アドレス電極30の上を誘電体層5が被覆している。一般的には背面基板2に形成された誘電体層5も前面基板1に形成された誘電体層5と同じ材料が使用される。
背面基板2の誘電体層5の上には、隔壁7がアドレス電極30を挟むように、アドレス電極30と同じ方向に延在させて形成されている。図3において、アドレス電極30と直角方向に横隔壁71が形成されており、隔壁7と横隔壁71とで囲まれた領域においてサブピクセル(サブピクセルをセルとも呼ぶ)が形成される。隔壁7の内側には蛍光体8が塗布されている。図3において、8Rは赤蛍光体、8Gは緑蛍光体、8Bは青蛍光体であり、本発明が対象とする蛍光体は青蛍光体8Bである。
前面基板1と背面基板2及び隔壁7に囲まれた空間が放電ガスを封入する放電空間となっている。一対のバス電極と隔壁7の間がひとつの表示セル(サブピクセル)に対応し,カラー表示の場合、3つのサブピクセルがおのおの3原色(R,B,G)に対応してひとつの画素(ピクセル)を形成する。
プラズマディスプレイパネルの発光の原理は以下のようになっている。まず,発光させたいセルに対応するアドレス電極30と,同じく当該セルに対応する走査電極20との間に100-200V程度の電圧(放電開始電圧)をかける。アドレス電極30とバス配線は直交しているため,その交点にある単独のセルを選択することができる。選択されたセルでは電圧をかけた放電電極(この場合はY電極20)と,アドレス電極30の間で微弱放電が発生し,前面基板1側の誘電体層5の上の保護膜6上に電荷(壁電荷)が蓄積される。このようにして、表示領域の全セルに電荷による書き込みを行う。この期間は書き込み期間であり、画像は形成されない。
続いて、放電維持期間(サステイン期間)において、X電極10とY電極20との間に高周波パルスを印加して維持放電を行う。このとき、壁電荷が蓄積されているセルのみでサステイン放電が発生する。このサステイン放電によって紫外線が発生し、この紫外線によって蛍光体8が発光する。蛍光体8から放射された可視光は前面基板1から放出され、人間が視認する。書き込み期間に電荷が蓄積されたセルのみで蛍光体8が発光するので、画像が形成されることになる。
図4はプラズマディスプレイパネルの駆動波形を示す図である。図7は階調表示方式として、ADS(Address Display-Period Separation)方式を適用した場合である。図4はADS方式のサブフィールド(SF)における各電極に印加する電圧のシークエンスを示した図である。なお、図4中では、基準電圧(基準電位)を0Vとしている。
図4に示すサブフィールドは、1フィールド(16.67ms)を所定の輝度比を有する複数のサブフィールドとして分割された1つである。ADS方式では、複数のサブフィールドを画像に応じて選択的に発光させ、輝度の違いにより階調を表現している。1つのサブフィールドは、図4に示すようにリセット期間、アドレス期間、放電維持期間(サステイン期間)で構成される。
リセット期間では、表示電極間に放電開始電圧以上の電圧が印加され、全ての放電セルでリセット放電が起こる。これにより、全ての放電セル内の壁電圧をほぼ均一に揃えることができる。
アドレス期間では、画像データに基づき選択された放電セルにA電極とY電極20に電圧が印加される。選択された放電セルのY電極20には、所定の負電圧のスキャンパルスが印加されるのと同期してA電極に所定の正電圧(アドレス電圧)が印加されてアドレス放電(選択放電)が起こる。選択されアドレス放電が起こった放電セル(表示セルとなる)では、サステイン期間で行われる表示放電を行う時に放電可能な壁電荷が蓄積される。なお、表示セルとならない放電セル(非表示セルとなる)のA電極には、アドレス電圧が印加されず、アドレス放電が起こらない。このため非表示セルでは、壁電荷が形成されず、サステイン期間で表示放電が起こらない。
サステイン期間では、Y電極20とX電極10に維持パルス(サステインパルス)が交互に印加され、サステイン放電(表示放電)が起こる。例えば、2進法に基づく輝度の重みを持った10個のサブフィールドを設けると、赤(R)、緑(G)、青(B)の放電セルはそれぞれ210(=1024)階調の輝度表示が得られ、理論的には約10億7374万色の色表示が可能となる。
Y電極20およびX電極10は、図3における隣り合う一対の電極2から構成され、この2つの電極間の放電(サステイン放電)により発光表示を行う。サステイン放電のための電圧は、全ての放電セルにおいて同時に印加される。このため、放電を行い発光させる放電セルと、発光させない放電セルを選択する必要がある。これは、A電極と、Y電極20間で放電を起こさせることにより行う。
発光させる放電セルを選択する場合、A電極と、それに交差するY電極20に同時に電圧を印加する。同時に印加された放電セルにのみ、A電極とY電極20間で放電が生じる(アドレス放電)。このとき、放電セル内に電荷が蓄積される。Y電極20とX電極10間の電圧は、それだけでは放電が開始されない電圧に設定しておく。Y電極20とX電極10間の電圧に、蓄積した電荷による電圧を加えたときのみ、放電が開始される。それゆえ、アドレス放電を生じさせた放電セルでのみ、放電による発光が生じ、画像を形成することができる。
また、一度壁電荷が形成された放電セルは、それ以降、常にサステイン放電が生じることになるため、発光させないためには、壁電荷を消す必要がある。そのため、アドレス放電のための電圧印加の前に、全ての放電セルにおいて、壁電荷を消すための電圧印加を行う。これがリセット電圧であり、これを印加する時間がリセット期間である。
図4に示された電圧印加シークエンスは、サブフィールドと呼ばれる期間のものである。一つの画像は、1フィールドと呼ばれる期間により形成される。一つの画像を形成する、各画素の輝度の差をつけるために、1フィールドを例えば10前後のサブフィールドに分け、それぞれのサブフィールドで1連の放電を行う。
以上で説明したようなプラズマディスプレイパネルにおける蛍光体のうち、特に青の蛍光体の劣化が問題となる。青蛍光体としては、BaMgAl1017:Eu2+が多く使用される。BaMgAl1017:Eu2+(以後はBAMと称する)は青色蛍光体としては、優れた色度特性を持ち、ハイビジョン放送実映像の色再現性の基準となるCIE色座標で、(x=0.153、y=0.06)に非常に近い値を示す。すなわち、BAM蛍光体をプラズマディスプレイパネルの状態で色度を測定した場合は、CIE色座標で、(x=0.153、y=0.056)の値を得ることが出来る。一方、BAM蛍光体は、経時劣化が大きいことが問題である。
これは、BAMは、Ba−Oの結合距離が大きいので、この部分に水分や二酸化炭素が入り込み易いためと考えられる。すなわち、BAM蛍光体を大気中に放置している間にBa−Oの結合付近に水分や二酸化炭素が多くトラップされる。BAM蛍光体がプラズマディスプレイパネル内に封止された後、プラズマディスプレイパネルを動作させると、このトラップされた水分や二酸化炭素が、動作中に徐々に放出されて蛍光体の発光特性を劣化させるものと考えられる。
一方、他の青色蛍光体として、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+が存在する。Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+は、CaまたはSr(Eu2+)−Oの結合距離が小さくなった構造を有しており、酸素との結合部分に水分や二酸化炭素がトラップされることが少ないので、輝度の劣化が小さいことが期待される。
しかし、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+は、発光する色スペクトルが劣り、このまま、ハイビジョン放送における実画像を再現することは困難である。Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+からの発光はCIE色座標における特にy値が問題であり、0.030以下である。
本発明は、青色色度値の優れたBAM蛍光体に対し、水分、二酸化炭素等の吸着が少ないCa(1−x)SrMgSi:Eu2+蛍光体を混合することによって、所定の値以上の青色色度値を保ちつつ、水分、二酸化炭素等のプラズマディスプレイパネル内部への持ち込み量が少ない、したがって、輝度劣化の小さい青色蛍光体を得るものである。
Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+はSrの量によって吸着ガス量が異なる。図1はSrの量を変化させた場合の、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+の吸着ガスの量をBAM蛍光体の吸着ガスの量と比較して示すものである。
図1において、吸着ガスは二酸化炭素によって代表して調査している。プラズマディスプレイパネルの内部においては二酸化炭素の影響が支配的だからである。図2における吸着ガスの評価方法として、TDSが用いられている。TDSは評価の対象とする蛍光体を加熱し、放出されるガスに対して電子ビームを衝突させてイオン化する。このイオン化した分子の電荷数、質量数を分析することによってどのようなガスが放出されたかを測定するものである。
また、図1において、吸着ガス量を評価する指標としてM/s44が用いられている。M/s44において、Mは質量の単位であり、sは電荷の単位であり、44は二酸化炭素の分子量である。図1における蛍光体のガス吸着量の比較はBAM蛍光体を基準に調査をしている。
図1において、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+におけるCa量によって吸着ガスの量が異なっている。すなわち、Caの量が少ない程、逆にSrの量が多いほど蛍光体への吸着ガス量は小さくなっている。Srの量はxで、Caの量は(1−x)表現されている。
図1において、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+における、BaあるいはSrの量と色度の評価結果も記載されている。色度はCa(1−x)SrMgSi:Eu2+におけるxの量によって大きく変化している。Caの量が減るほど、あるいは、Srの量が増えるほど、各蛍光体のCIE色座標はハイビジョンの青色座標である、(x=0.153、y=0.06)からはずれる傾向がある。図1において、x座標は大きくは変化しないがy座標が大きく変化している。
図1において、BAM蛍光体の色度がハイビジョンの青色座標に最も近く、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+において、Caの量が減るほど、あるいは、Srの量が増えるほど色座標がハイビジョンの青色座標からずれている。一方、吸着ガスの量は、BAM蛍光体が最も大きく、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+においては少ないが、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+のなかでも、Caの量が少なくなるにつれて、また、Srの量が多くなるにつれて吸着ガスの量は小さくなる。
図1におけるCa(1−x)SrMgSi:Eu2+の吸着ガスの量は、Caが0.9、Srが0.1の場合は、BAM蛍光体に比較して35%であり、Caが0.5、Srが0.5の場合は、BAM蛍光体に比較して12%であり、Caがゼロで、Srが1.0の場合は、BAM蛍光体に比較して13%である。すなわち、Srが0.5以上であれば、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+の吸着ガス量は、下限となってほぼ、一定となっている。すなわち、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+において、xの値を0.5乃至1.0とすることによって、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+の吸着ガスは下限の状態を保つことが出来る。
このことは、BAM蛍光体とCa(1−x)SrMgSi:Eu2+を混合して青色蛍光体を形成する場合、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2++におけるxの量を0.5〜1.0の範囲とすることによって外部からのガスの持込量を最小に抑えることが出来ることを意味している。したがって、本発明ではBAM蛍光体に混合するCa(1−x)SrMgSi:Eu2++蛍光体として、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2++(但し0.5≦x≦1.0)を用いる。
一方、図1から、色度座標におけるy値は、Srの量が増えるにしたがって、あるいは、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+におけるxの量が増えるにしたがって、低下している。つまり、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+のBAM蛍光体に対する混合量は所定の値以内に設定しないと、青色の色度特性を低下させることになる。Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+のBAM蛍光体に対する混合量については、後で述べる。
ところで、図1の特性評価の条件は実際のプラズマディスプレイパネルにおける動作条件とは若干異なっている。すなわち、実際のプラズマディスプレイパネルの内部においては、蛍光体は所定の厚さだけ塗付されており、かつプラズマディスプレイパネルの内部にはNeとXeガスが封止されており、放電ガスによる紫外線の発光スペクトルにおける波長は、146nmおよび172nmである。
これに対して、図1の評価に用いた蛍光体のサンプルは実際のプラズマディスプレイパネルに塗付されている蛍光体よりも厚く、かつ、紫外線としては、146nmのスペクトルのみを使用している。したがって、色座標は、実際のプラズマディスプレイパネルにおける蛍光体の色度とは若干異なる。図1は各蛍光体の、吸着ガスの量と色度の関係の傾向を調査し、BAM蛍光体とCa(1−x)SrMgSi:Eu2+の混合量を適性値を推定するための測定である。
図1の説明で述べたように、吸着ガスの観点からは、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+において、xの値を0.5〜1.0とすることによって吸着ガスの量を安定して小さく出来る。しかし、xが小さくなるにつれて、すなわち、Srが多くなるにつれて、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+蛍光体の色度のy値が小さくなってくる。したがって、青色蛍光体の色度の観点からは、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+の混合量を無制限に増加することは出来ない。
図2はBAM蛍光体に対してCa(1−x)SrMgSi:Eu2+(但し0.5≦x≦1.0)蛍光体の量をどの程度まで、増加することが出来るかを評価したグラフである。図2は、BAM蛍光体に対するSrMgSi:Eu2+蛍光体の量である。ここで、横軸は、青蛍光体におけるSrMgSi:Eu2+蛍光体の割合である。すなわち、BAM蛍光体の量をMB、SrMgSi:Eu2+蛍光体の量をMSとした場合の、MS/(MS+MB)である。
図2の本来の目的は、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+(但し0.5≦x≦1.0)蛍光体の混合量をどの程度に設定するかを評価することであるが、色度については、x=1の場合、すなわち、SrMgSi:Eu2+が最も厳しい。一方、吸着ガス量については、xが0.5〜1.0であればほとんど変化が無い。つまり、SrMgSi:Eu2+蛍光体の混合比が許容範囲であれば、xが0.5〜1.0の場合のCa(1−x)SrMgSi:Eu2+蛍光体についても許容範囲となる。したがって、図2においては、混合比率の評価をSrMgSi:Eu2+で代表させて行っている。
図2において、左側の縦軸はパネル点灯後、500時間経った後の輝度維持率である。すなわち、初期の明るさに対する500時間動作後の明るさの比である。右側の縦軸は、初期の青色における色度値yの値である。図1に示すように、色度値において、x値はあまり変化せず、y値が大きく変化しているので、図2においては、色度値としてy値で代表して評価する。図2において、横軸がゼロの場合は、青蛍光体中でBAM蛍光体が100%の場合であり、横軸が100の場合は、青蛍光体中でSrMgSi:Eu2+が100%の場合である。
図2の左側の縦軸で表されるパネル点灯500時間後の輝度維持率を評価する。図2において、SrMgSi:Eu2+が混合されておらず、BAM蛍光体が100の場合は、500時間後の輝度が85%に低下している。一方、SrMgSi:Eu2+のみの場合は、500時間後の輝度は97%にしか低下していない。SrMgSi:Eu2+は吸着ガスが少ないためである。このようにBAM蛍光体とSrMgSi:Eu2+における輝度劣化の差は非常に大きい。500時間を過ぎるとこの差はさらに開くことになる。
図2の右側の縦軸で表される初期の青色度のy値を評価する。図2において、SrMgSi:Eu2+が混合されておらず、BAM蛍光体が100の場合は、初期の色度のy値は0.56である。この値は、ハイビジョンにおける理想的な青色度値におけるy色度値に非常に近い値である。一方、SrMgSi:Eu2+のみの場合は、初期の色度のy値は0.03である。ハイビジョン放送実映像において許容できる値ではない。
このように、BAM蛍光体においては、初期の色度は優れているが、輝度維持率に問題がある。一方、SrMgSi:Eu2+では、輝度維持率は優れているが、初期の色度のy値は許容できる値ではない。したがって、SrMgSi:Eu2+蛍光体をBAM蛍光体に対してどの程度まで混合できるかが問題となる。
図2において、500時間後の輝度維持率に注目する。SrMgSi:Eu2+を10%混合した場合は500時間後の輝度維持率は86%を越えている。SrMgSi:Eu2+を混合せず、BAM蛍光体のみの場合の500時間後の輝度維持率は85%であるから、SrMgSi:Eu2+を10%程度混合することによって500時間後の輝度維持率は1%強改善することが出来る。つまり、SrMgSi:Eu2+を10%程度混合しなければ500時間後の輝度維持率に対する有意な差は得られない。
一方、図2において、初期の青色色度値におけるy値に着目すると、SrMgSi:Eu2+の量を増加するにしたがって、y値は減少し、理想的な青色度値からずれてくる。ハイビジョン放送において許容される青色の色度値におけるy値は、0.045以上であるというデータがある。したがって、色度の点からは、SrMgSi:Eu2+の比率は50%以下である必要がある。
このように、青蛍光体中のSrMgSi:Eu2+の比率を10%から50%程度とすることによって、500時間後の輝度維持率を有意に改善することが出来、青の色度値も許容範囲とすることが出来る。なお、図2では色度値としてy値によって代表させているが、x値はSrMgSi:Eu2+の量によっては大きな差は無いのでy値によって評価すればよい。
さらに、図2において、SrMgSi:Eu2+のの比率を20%以上とすることによって、500時間後の輝度維持率を88%程度以上にまで改善することが出来る。また、SrMgSi:Eu2+のの比率を40%以下とすることによって、青蛍光体のy色度値を0.05程度以上に改善することが出来る。したがって、より望ましくは、SrMgSi:Eu2+のの比率を20%以上で40%以下とすることがよい。
なお、図2において、SrMgSi:Eu2+が100%となった場合のy値は0.03で、この値は、図1におけるSrMgSi:Eu2+の場合の、0.023よりも高い値となっている。これは、図2においては、実際のプラズマディスプレイパネルにおいて、測定した値であるのに対し、図1では、先に述べたように、蛍光体を混合した場合に特性の傾向をつかむために、蛍光体の量が多く、また、蛍光体を励起するための紫外線も波長146nmの特定紫外線を使用しているからである。
一方、図2においては、y値は実際のプラズマディスプレイパネルを使用して測定したものであり、図2のほうのy値が実際のプラズマディスプレイパネルからの青蛍光体の色度を表している。
以上において、青蛍光体の主要な成分として、BAM蛍光体の場合を説明した。Baの1部をSrで置き換えた青蛍光体としてとして、Ba1−ySrMgAl1017:Eu2+が使用されることもある。Baはイオン半径が大きいので、他の元素と結合する場合に、欠陥が生じやすい。この欠陥が蛍光体の輝度寿命に対して悪影響を与える場合がある。Srを使用することによって欠陥の数を減少させることができる。しかし、Ba1−ySrMgAl1017:Eu2+もBa−OあるいはSr−Oとの結合間隔が大きく、この部分に水分あるいは二酸化炭素が吸着するという問題はBAM蛍光体の場合と同様である。Ba1−ySrMgAl1017:Eu2+はBAM蛍光体とほぼ同じ色度特性を示す。
したがって、Ba1−ySrMgAl1017:Eu2+の動作寿命中における輝度劣化を防止する手段として、以上で説明した、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+蛍光体を混合する方法によって輝度劣化を改善することが出来る。Ba1−ySrMgAl1017:Eu2+の量をMB、SrMgSi:Eu2+(但し0.5≦x≦1.0)蛍光体の量をMSとした場合の、SrMgSi:Eu2+蛍光体割合である、MS/(MS+MB)と、500時間後の輝度維持率、初期における青色度値を評価すると、図2に示すのと同様な結果が得られた。つまり、本実験においては、BAM蛍光体もBa1−ySrMgAl1017:Eu2+も同じ特性となった。
すなわち、Ba1−ySrMgAl1017:Eu2+においてもSrMgSi:Eu2+蛍光体の割合を10%以上とすることによって青色蛍光体の500時間後の輝度維持率が有意に改善した。さらに、SrMgSi:Eu2+蛍光体の割合を20%以上とすることによって、500時間後の輝度維持率を87%以上とすることが出来る。
また、Ba1−ySrMgAl1017:Eu2+において、SrMgSi:Eu2+蛍光体の割合を50%以下とすることによって、初期の青色色度の値を許容範囲とすることが出来る。すなわち、青色色度座標におけるy値を0.045以上とすることが出来る。さらに、SrMgSi:Eu2+蛍光体の割合を40%以下とすることによって青色色度座標におけるy値を0.05程度以上とすることが出来る。
以上の説明はSrMgSi:Eu2+で代表させておこなっているが、この結果は、Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+(但し0.5≦x≦1.0)に対しても同様であることは、BAM蛍光体の場合に説明したとおりである。
以上説明したように、BAM蛍光体、あるいはBa1−ySrMgAl1017:Eu2+蛍光体にCa(1−x)SrMgSi:Eu2+(但し0.5≦x≦1.0)を所定量混合することによって、輝度維持率の良い、また、初期の色度値が優れた青蛍光体を実現することが出来る。そして、この青蛍光体を用いることによって、寿命特性のすぐれた、また、ハイビジョン放送対応の色再現性が可能なプラズマディスプレイパネルを実現することが出来る。
青色蛍光体のガス吸収量と色度のデータである。 本発明による蛍光体の混合比と輝度維持率および初期色度の関係を示すグラフである。 プラズマディスプレイパネルの構造を示す分解斜視図である。 プラズマディスプレイパネルの駆動波形の例である。
符号の説明
1・・・前面基板、 2・・・背面基板、 3・・・シール部、 5・・・誘電体層、 6・・・保護膜、 7・・・隔壁、 8・・・蛍光体、10・・・X電極、 11・・・X放電電極、 12・・・Xバス電極、 20・・・Y電極、 21・・・Y放電電極、 22・・・Yバス電極、 30・・・アドレス電極、 71・・・横隔壁。

Claims (4)

  1. 前面基板板にはX電極とY電極が対向して配置され、前記X電極と前記Y電極を覆って、第1の誘電体が形成され、前記第1の誘電体を覆って保護膜が形成され、
    背面基板には前記X電極およびY電極と直交する方向にアドレス電極が形成され、前記アドレス電極を覆って第2の誘電体が形成され、前記第2の誘電体の上に前記アドレス電極を挟むように隔壁が形成され、
    前記前面基板に形成された保護膜と、前記背面基板に形成された前記隔壁および前記第2の誘電体で形成される第1の領域に青蛍光体が形成され、
    前記前面基板に形成された保護膜と、前記背面基板に形成された前記隔壁および前記第2の誘電体で形成される第2の領域に緑蛍光体が形成され、
    前記前面基板に形成された保護膜と、前記背面基板に形成された前記隔壁および前記第2の誘電体で形成される第3の領域に赤蛍光体が形成されたプラズマディスプレイパネルであって、
    前記青蛍光体は、BaMgAl1017:Eu2+蛍光体とCa(1−x)SrMgSi:Eu2+(但し0.5≦x≦1.0)蛍光体を混合して形成され、BaMgAl1017:Eu2+蛍光体の量をMBとし、前記Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+(但し0.5≦x≦1.0)蛍光体の量をMSとしたとき、MS/(MB+MS)は10%乃至50%であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. MS/(MB+MS)は20%乃至40%であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  3. 前面基板板にはX電極とY電極が対向して配置され、前記X電極と前記Y電極を覆って、第1の誘電体が形成され、前記第1の誘電体を覆って保護膜が形成され、
    背面基板には前記X電極およびY電極と直交する方向にアドレス電極が形成され、前記アドレス電極を覆って第2の誘電体が形成され、前記第2の誘電体の上に前記アドレス電極を挟むように隔壁が形成され、
    前記前面基板に形成された保護膜と、前記背面基板に形成された前記隔壁および前記第2の誘電体で形成される第1の領域に青蛍光体が形成され、
    前記前面基板に形成された保護膜と、前記背面基板に形成された前記隔壁および前記第2の誘電体で形成される第2の領域に緑蛍光体が形成され、
    前記前面基板に形成された保護膜と、前記背面基板に形成された前記隔壁および前記第2の誘電体で形成される第3の領域に赤蛍光体が形成されたプラズマディスプレイパネルであって、
    前記青蛍光体は、Ba1−ySrMgAl1017:Eu2+蛍光体とCa(1−x)SrMgSi:Eu2+(但し0.5≦x≦1.0)蛍光体を混合して形成され、Ba1−ySrMgAl1017:Eu2+蛍光体の量をMBとし、前記Ca(1−x)SrMgSi:Eu2+(但し0.5≦x≦1.0)蛍光体の量をMSとしたとき、MS/(MB+MS)は10%乃至50%であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  4. MS/(MB+MS)は20%乃至40%であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
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