JPWO2010038650A1 - モバイル端末の実行機能管理システム、方法、およびプログラム - Google Patents

モバイル端末の実行機能管理システム、方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

実行すべき機能のうちで、機能の実行履歴を記録するべき実行履歴対象機能を実行した場合に、実行履歴を記憶する携帯電話端末と、実行履歴を、携帯電話端末から取得して、携帯電話端末ごとに記憶するサーバとを備え、携帯電話端末は、予め定められたタイミング、又はサーバから実行履歴の通知を要求されたときに、実行履歴をサーバへ通知する。

Description

本発明は、モバイル端末において実行される機能の管理システムに関し、特にモバイル端末が無線エリア圏外にある場合にも実行される機能を管理することが可能な管理システムに関する。
企業から従業員へ業務用の携帯電話端末を貸与する機会が増えている。近年、携帯電話端末は、多機能化しており、携帯電話端末上で様々なアプリケーションを利用できる。そのため、従業員は、業務用の携帯電話端末を使用して、効率よく業務を行うことができる。その反面、携帯電話端末の使用方法によっては、機密情報の情報漏洩を起こす危険性も含んでいる。また、携帯電話端末の多機能化ゆえに、従業員が、業務時間中に業務とは関係のない携帯電話端末の機能やアプリケーションを使用してしまうといった問題点もある。そこで、企業は、一般に、従業員による業務用の携帯電話端末の使用方法について一定の使用ポリシーを定めている。企業は、従業員に使用ポリシーに従った業務用の携帯電話端末の使用を徹底することで、上述した情報漏洩等の問題点を回避することができる。
しかし、このような使用ポリシーが適切に遵守されるか否かは、従業員側の意識や良心に依存している。そのため、使用ポリシーは、例えば悪意の有る従業員による不適切な使用や、あるいは従業員の軽率な行動に起因する不適切な使用によって、違反される恐れがあった。ところが、企業は、使用ポリシー違反が発生したとしても、これを確認、検証する仕組みがなければ、実効的な効果を上げることができない。このような、課題を解決するための関連技術が次の通り開示されている。
特開2007−172221号公報は、ユーザの端末操作の確認を行い、管理者の決めたルールに反した場合、社内リソースへのアクセスを禁止する検疫システムを開示している。特開2007−172221号公報の検疫システムは、端末と、端末とはネットワークを介して接続される検疫装置とからなる検疫システムである。権益装置は、ログ記憶手段と、ルール記憶手段と、ログ収集管理部と、ログデータ読込部と、ルール照合部と、通信制御部と、を備える。ログ記憶手段は、端末において実行された操作およびユーザ識別子の情報を含むログデータを記憶する。ルール記憶手段は、検出対象の操作を示すルールデータを記憶する。ログ収集管理部は、端末からログデータを受信してログ記憶手段に書き込む。ログデータ読込部は、ログ記憶手段からログ収集管理部が書き込んだログデータを読み出す。ルール照合部は、ログデータ読込部により読み出されたログデータが、ルール記憶手段内のルールデータにより示される操作の実行を示している場合にルールに合致していると判断する。通信制御部は、ルール照合部により合致していると判断されたルールに対応して通信範囲を制限または拡大する通信制御を、結果情報の示すユーザ識別子により特定されるユーザの端末へ支持する。特開2007−172221号公報の検疫システムによれば、ユーザの操作のコンプライアンスチェックを行うことにより、エンドポイントセキュリティを高めることができる。
特開2007−233661号公報は、企業等の組織内において、物理的な行動も含めた構成員単位に行動や操作の履歴を時系列に沿って管理し、主として内部統制に有益な情報を提供することが可能な、ログ統合管理システムを開示している。特開2007−233661号公報のログ統合管理システムは、組織内における構成員の行為からログを収集して統合管理するログ統合管理システムである。ログ統合管理システムは、第1の受付手段と、第2の受付手段と、第3の受付手段と、記憶手段と、格納手段と、第1の受付手段は、オフィスの入退室のために設けられたセキュリティ・ゲートにおいて、一の構成員について第一の識別コードをキーに収集した第1のログデータを受け付ける。第2の受付手段は、構成員が捜査権限を有するコンピュータにおいて、構成員について第2の識別コードをキーに収集した第2のログデータを受け付ける。第3の受付手段は、構成員が接続権限を有するコンピュータネットワークにおいて、構成員について第3の識別コードをキーに収集した第3のログデータを受け付ける。記憶手段は、構成員を識別する統合用識別コードに、少なくとも第1の識別コード、第2の識別コード、第3の識別コードを関連付けて記憶する。格納手段は、第1のログデータ、第2のログデータ、第3のログデータを、記憶手段を参照して統合用識別コード毎に設けられたテーブルに、フォーマットを統一した統合ログとして格納する。特開2007−233661号公報のログ統合管理システムによれば、異なるシステムにおいて各々収集されていたログデータを統合し、物理的な行動も含めた構成員単位の行動や操作の履歴を時系列に沿って管理することによって各構成員の詳細な行動や操作を容易に把握することが可能になる。
特開2008−027042号公報は、携帯電話端末の操作履歴を自動で保存し、保存する操作履歴にユーザがコメントを付加する自動ブログ生成システムを開示している。特開2008−027042号公報の自動ブログ生成システムは、携帯電話端末とサーバとを備える。携帯電話端末は、所定の機能の操作履歴を保存するか確認するための履歴保存設定画面を表示して、所定の機能の操作履歴を保存する旨の設定がされた場合、操作履歴を自動的に取得して保持する。携帯電話端末は、所定の機能の操作が行われた際、コメントの入力の是非を問う確認画面を表示して、コメントの入力が指定された場合、コメントの入力画面を表示する。携帯電話端末は、コメントの入力画面に入力されたコメントを自動的に取得して保持する。サーバは、操作履歴およびコメントを携帯電話端末から取得し、ブログ(Blog)の形式で保存する。特開2008−027042号公報の自動ブログ生成システムによれば、携帯電話端末の操作履歴を自動で記録することが可能となり、携帯電話端末の操作を元にブログを生成することが可能となる。
特開2007−172221号公報 特開2007−233661号公報 特開2008−027042号公報
本発明の目的は、モバイル端末において実行される機能を管理することが可能であり、特にモバイル端末が無線エリア圏外にある場合にも実行される機能を管理することが可能な実行機能管理システムを提供することである。
本発明のモバイル端末の実行機能管理システムは、実行すべき機能のうちで、機能の実行履歴を記録するべき実行履歴対象機能を実行した場合に、実行履歴を記憶する携帯電話端末と、実行履歴を、携帯電話端末から取得して、携帯電話端末ごとに記憶するサーバとを備え、携帯電話端末は、予め定められたタイミング、又はサーバから実行履歴の通知を要求されたときに、実行履歴をサーバへ通知する。
本発明のモバイル端末の実行機能管理方法は、端末と、サーバとを具備するモバイル端末の実行機能管理システムにおいて、実行すべき機能のうちで、機能の実行履歴を記録するべき実行履歴対象機能を実行した場合に、実行履歴を記憶するステップと、実行履歴を、携帯電話端末から取得して、携帯電話端末ごとに記憶するステップと、予め定められたタイミング、又はサーバから実行履歴の通知を要求されたときに、実行履歴をサーバへ通知するステップとを備える。
本発明の記憶媒体は、端末と、サーバとを具備するモバイル端末の実行機能管理システムにおいて、実行すべき機能のうちで、前記機能の実行履歴を記録するべき実行履歴対象機能を実行した場合に、前記実行履歴を記憶するステップと、前記予め定められたタイミング、又はサーバから前記実行履歴の通知を要求されたときに、前記実行履歴を前記サーバへ通知するステップとを備えるモバイル端末の実行機能管理プログラムを記録する。
本発明によれば、モバイル端末において実行される機能を管理することが可能であり、特にモバイル端末が無線エリア圏外にある場合にも実行される機能を管理することが可能な実行機能管理システムを提供することができる。
上記発明の目的、効果、特徴は、添付される図面と連携して実施の形態の記述から、より明らかになる。
図1は、第1実施形態におけるモバイル端末の実行機能管理システムの構成図である。 図2は、第1実施形態における端末記録動作管理テーブル151を示す図である。 図3は、第1実施形態における端末実行履歴管理テーブル161を示す図である。 図4は、第1実施形態におけるサーバ記録動作管理テーブル241を示す図である。 図5は、第1実施形態におけるサーバ実行履歴管理テーブル251を示す図である。 図6は、第1実施形態におけるモバイル端末の実行機能管理システムの動作フローである。 図7は、第2実施形態における端末記録動作管理テーブル151を示す図である。 図8は、第2実施形態における端末実行履歴管理テーブル161を示す図である。 図9は、第2実施形態におけるサーバ記録動作管理テーブル241を示す図である。 図10は、第2実施形態におけるサーバ実行履歴管理テーブル251を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明のモバイル端末の実行機能管理システムを説明する。
(第1実施形態)
はじめに、本発明の第1実施形態におけるモバイル端末の実行機能管理システムの説明を行う。
[構成の説明]
まず、本実施形態におけるモバイル端末の実行機能管理システムの構成の説明を行う。図1は、本実施形態におけるモバイル端末の実行機能管理システムの構成図を示している。本実施形態のモバイル端末の実行機能管理システムは、携帯電話端末100と、サーバ200と、ネットワーク300とを備える。
まず、ネットワーク300の説明を行う。ネットワーク300は、携帯電話端末100とサーバ200との通信を接続する。ネットワーク300は、第3世代携帯電話に代表されるような移動体通信ネットワークや、WiMAX(WorldWide Interoperability for Microwave Access)や無線LAN(Local Area Network)に代表される高速無線アクセスネットワークである。また、ネットワーク300は、さらにインターネットも含む場合がある。すなわち、携帯電話端末100は、移動体通信ネットワークや、高速無線アクセスネットワークから、インターネットを介してサーバ200と通信を行うことが可能である。このように、ネットワーク300は、携帯電話端末100とサーバ200との通信を接続可能であれば、構成は限定しない。
次に、携帯電話端末100の説明を行う。携帯電話端末100は、携帯電話端末100のユーザーが携帯電話端末100において実行する機能の実行履歴をサーバ200へ通知する。携帯電話端末100は、端末ユーザインターフェイス部110(以下、端末UI部110)と、端末接続判定部120と、端末通信部130と、端末処理管理部140と、端末データ記憶部150と、端末履歴管理部160と、計時部170と、GPS(Global Positioning System)受信部180とを備える。
まず、端末UI部110は、携帯電話端末100を使用するユーザとの入出力インターフェイスである。端末UI部110は、テンキー等で構成されてユーザからの入力を受け付ける入力部と、LCD(Liquid Crystal Display)で構成され画像データやテキストデータを表示する表示部と、マイクやスピーカー等で構成されて音声の入出力を行う音声入出力部を備える(いずれも図示せず)。端末UI部110は、端末処理管理部140と接続されており、端末処理管理部140と入出力データの入出力が可能である。端末UI部110は、ユーザが入力部へ入力する命令やデータを、端末処理管理部140へ出力する。また、端末UI部110は、端末処理管理部140から入力するデータを、表示部や、音声入出力部へ出力する。
次に、端末通信部130は、ネットワーク300へ接続して、サーバ200と通信を行う。端末通信部130は、ネットワーク300である移動体ネットワークや、高速無線アクセスネットワークと無線通信を行うためのアンテナや、無線送受信部を備える(図示せず)。また、端末通信部130は、ネットワーク300において使用される通信プロトコルを用いて、ネットワーク300を介してサーバ200と通信を行うことが可能である。
次に、計時部は、現在時刻を計測する。計時部170は、端末処理管理部140からの時刻問合せに応じて、現在時刻を応答する。
次に、GPS受信部180は、衛星からの電波受信用アンテナを備えるGPSモジュールである。GPS受信部180は、携帯電話端末100の位置情報を計測する。GPS受信部180は、端末処理管理部140からの位置情報問合せに応じて、現在の位置情報を応答する。
次に、端末接続判定部120は、サーバ200と通信接続可能か否かを判定(以下、接続可否判定)する。端末接続判定部120は、端末通信部130を介してサーバ300へ接続確認を行った結果で、通信接続可否判定を行う。すなわち、端末接続判定部120は、端末通信部130を介して、サーバ200へ接続確認要求を送信する。サーバ300は、接続確認要求を受信すると、接続確認応答を返信する。端末接続判定部120は、接続応答を受信できた場合、サーバ200と接続可能と判定する。一方、端末接続判定部120は、ネットワーク300における不具合や、サーバ300の不具合等で接続応答を受信できない場合、サーバ200と接続不可と判定する。端末接続判定部120は、接続確認要求を、予め定められた一定間隔で送信を行って接続可否判定を行っても良いし、端末処理管理部140が機能を実行したときに送信を行って接続可否判定を行っても良い。また、端末接続判定部120は、携帯電話端末100の受信電界強度に基づいて接続可否判定を行ってもよい。この場合、端末接続判定部120は、端末通信部130から受信電界強度を取得する。端末接続判定部120は、端末通信部130がネットワーク300と通信を行うために必要な受信電界強度を得られていない場合(以下、圏外状態)に、サーバ200と接続不可と判定する。一方、端末接続判定部120は、端末通信部130がネットワーク300と通信を行うために必要な受信電界強度を得られている場合(以下、圏内状態)に、サーバ200と接続可能と判定する。端末接続判定部120は、端末処理管理部140から、接続状態の問合せを受けると、接続可否判定の結果(接続可能、あるいは接続不可)を応答する。
次に、端末データ記憶部150は、携帯電話端末100の機能を実行するためのデータを保存している。端末データ記憶部150は、端末記録動作管理テーブル151を備える。端末記録動作管理テーブル151は、端末処理管理部140の実行する機能を管理するか否かを記録している。端末記録動作管理テーブル151は、端末処理管理部140によりサーバ200から取得され、端末データ記憶部150へ保存される。図2は、端末記録動作管理テーブル151を示している。図2を参照すると、端末記録動作管理テーブル151は、機能番号欄301と、機能欄302と、動作欄303と、実体動作の詳細/DLアプリコード欄304(以下、詳細欄304)と、即時通報欄305と、履歴対象欄306と、更新済み欄307とを備える。
機能番号欄301は、携帯電話端末100において実行可能な機能にユニークに割り当てられた機能番号を記載している。機能欄302は、携帯電話端末100の機能名称を記載している。動作欄303は、携帯電話端末100の各機能における動作を記載している。詳細欄304は、携帯電話端末100の各機能の動作の詳細を記載している。例として、機能番号「1」の機能は、機能欄302に「カメラ」、動作欄303に「端末保存」、詳細欄304に「撮影+端末保存」と記載されている。すなわち、機能番号「1」の機能は、携帯電話端末100の「カメラ」を用いて「端末保存」を行う動作であり、カメラで被写体を撮影して携帯電話端末100の記憶媒体へ保存する動作であることを示している。このように、機能欄302、動作欄303、および詳細欄304は、携帯電話端末100の各機能の分類を示している。なお、機能欄302、動作欄303、および詳細欄304による携帯電話端末100の機能分類は、この分類方法に限定はしない。携帯電話端末100の機能分類は、モバイル端末の実行機能管理システムの管理対象機能に応じて変更しても構わない。
即時通報欄305は、サーバ200に対して実行機能を即時に通知する必要があるか否かを記録している。即時通報欄305に「1」が記録されている場合、当該機能番号の機能は、実行時にサーバ200へ即時に通報される。一方、即時通報欄305に「0」が記録されている場合、当該機能番号の機能は、実行時にサーバ200へ即時に通報されない。図2を参照すると、機能番号「1」の機能は、即時通報欄305に「0」が記録されている。そのため、機能番号「1」の機能は、ユーザーが当該機能を実行した場合においても、サーバ200へ即時通報されない。一方、機能番号「8」の機能は、業務用アプリケーションの実行を示している。機能番号「8」の機能は、即時通報欄305に「1」が記録されている。そのため、機能番号「8」の機能は、ユーザーが当該機能を実行した場合、サーバ200へ即時通報される。このように、即時通報を行うか否かは、当該機能の実行が重大な管理ポリシー違反であるかを基準として、実行機能管理システムの管理者が決定する。つまり、ある機能の実行が管理ポリシーの重大な違反となる可能性がある場合、当該機能の実行は、即時にサーバ200へ通報される。
次に、履歴対象欄306は、携帯電話端末100において実行された機能の実行履歴を記録する必要があるか否かを記録している。履歴対象欄306に「1」が記録されている場合、当該機能番号の機能は、実行時に端末履歴管理部160へ実行履歴を記録される。一方、履歴対象欄306に「0」が記録されている場合、当該機能番号の機能は、実行時に端末履歴管理部160へ実行履歴を記録されない。図2を参照すると、機能番号「1」の機能は、履歴対象欄306に「1」が記録されている。そのため、機能番号「1」の機能は、ユーザーが当該機能を実行した場合、端末履歴管理部160へ実行履歴を記録される。一方、機能番号「7」の機能は、ブラウザによるWeb閲覧の実行を示している。機能番号「7」の機能は、履歴対象欄306に「0」が記録されている。そのため、機能番号「7」の機能は、ユーザーが当該機能を実行した場合、端末履歴管理部160へ実行履歴を記録されない。このように、実行履歴を記録するか否かは、当該機能の実行が管理ポリシー違反であるかを基準として、実行機能管理システムの管理者が決定する。つまり、ある機能の実行が管理ポリシーの違反となる可能性の有る場合、当該機能の実行は、端末履歴管理部160へ実行履歴を記録される。
次に、更新済み欄307は、当該機能においてサーバ200へ通知していない実行履歴の有無を記録している。更新済み欄307に「1」が記録されている場合、当該機能番号の機能は、サーバ200へ通知されていない実行履歴が存在することを示している。一方、更新済み欄307に「0」が記録されている場合、当該機能番号の機能は、サーバ200へ通知されていない実行履歴は存在しないことを示している。図2を参照すると、機能番号「1」の機能は、更新済み欄307に「1」が記録されている。そのため、機能番号「1」の機能は、サーバ200へ通知を行っていない実行履歴が存在する。一方、機能番号「5」の機能は、SDカードへの書き込みを示している。機能番号「5」の機能は、更新済み欄307に「0」が記録されている。そのため、機能番号「5」の機能は、サーバ200へ通知を行っていない実行履歴は存在しない。
次に、図1へ戻り、端末履歴管理部160は、携帯電話端末100において実行された機能の実行履歴を記録している。端末履歴管理部160は、端末実行履歴管理テーブル161を保存している。端末実行履歴管理テーブル161は、携帯電話端末100において実行された機能の実行履歴を記録している。端末実行履歴管理テーブル161は、端末処理管理部140によって、実行履歴を記録される。図3は、端末実行履歴管理テーブル161を示している。端末実行履歴管理テーブル161は、履歴番号欄401と、機能欄402と、動作欄403と、実体動作の詳細/DLアプリコード欄404(以下、詳細欄404)と、実行時刻欄405と、実行場所欄406とを備える。履歴番号欄401は、端末実行履歴管理テーブル161に実行履歴に昇順に付与される履歴番号を記録している。機能欄402と、動作欄403と、詳細欄404とは、端末記録動作管理テーブル151の機能欄302と、動作欄303と、詳細欄304と同様である。端末実行履歴管理テーブル161の機能欄402と、動作欄403と、詳細欄404とは、端末記録動作管理テーブル151の機能欄302と、動作欄303と、詳細欄304とに基づいて記録される。
実行時刻欄405は、携帯電話端末100が当該機能の実行時刻を記録している。実行時刻欄405は、端末処理管理部140により、当該機能を実行した時刻を計時部170から取得されて記録される。実行場所欄406は、GPS受信部180から取得する当該機能を実行した位置情報を記録している。実行場所欄406は、端末処理管理部140により、当該機能を実行した場所をGPS受信部180から取得されて記録される。図3を参照すると、履歴番号「1」は、実行時刻「T1」に実行場所「L1」で実行されたことが記録されている。
ここで、管理ポリシーの一例をあげる。
・SDカードへのデータの書き出しは、社内において禁止とする。
・業務中はゲームの起動を禁止とする。
・社内施設でのカメラの撮影は禁止とする。
・業務用アプリケーションは社内にいるときのみ実行可能とする。
このような、管理ポリシーを設けている場合にも、端末記録動作管理テーブル151における上記に対応する機能に対して、即時通報欄305、履歴対象欄306へフラグを付与することで、機能実行時に実行履歴の記録や即時通報が行われる。そのため、管理者は、携帯電話端末に記録された実行履歴に含まれる、実行時刻、および実行場所に基づいて、実行された機能が管理ポリシー違反であったか否かを、確認、検証することができる。
次に、図1に戻り、端末処理管理部140は、携帯電話端末100の機能を実行する。端末処理管理部140は、端末UI部110からのユーザーの実行命令に基づいて、携帯電話端末100の機能を実行する。端末処理管理部140は、携帯電話端末100の機能を実行するときに、端末データ記憶部150の端末記録動作管理テーブル151を参照して、実行するべき機能が即時通報の対象となっているか否か、また実行履歴の記録対象となっているか否かを判定する。端末処理管理部140は、実行するべき機能が実行履歴の記録対象となっている場合、当該機能を実行すると、端末履歴管理部160の端末実行履歴管理テーブル161へ実行履歴を記録する。端末処理管理部140は、端末実行履歴管理テーブル161へ、実行履歴を記録すると、端末記録動作管理テーブル151における当該機能の更新済み欄307へ、「1」を記録する。これにより、端末処理管理部140は、サーバ200へ通知を完了していない実行履歴が存在することを検知できる。
また、端末処理管理部140は、実行するべき機能がサーバ200への即時通報の対象となっている場合、当該機能を実行すると、サーバ200へ機能実行通知を通知する。機能実行通知は、図3に示した端末実行履歴管理テーブル161に記録された項目と同様の内容を含む。端末処理管理部140は、サーバ200へ機能実行通知を通知するときに、端末接続判定部120へ、接続可否判定結果を問い合せる。端末処理管理部140は、端末接続判定部120から取得した接続可否判定結果が接続可能である場合、サーバ200へ即時通知を行う。一方、端末処理管理部140は、端末接続判定部120から取得した接続可否判定結果が接続不可である場合、当該機能の実行履歴を、端末履歴管理部160の端末実行履歴管理テーブル161へ記録する。接続可否判定結果が、接続不可である場合、端末処理管理部140の通知する即時通知が、サーバ200へ正常に到達できないからである。端末処理管理部140は、端末実行履歴管理テーブル161へ、実行履歴を記録すると、端末記録動作管理テーブル151における当該機能の更新済み欄307へ、「1」を記録する。これにより、端末処理管理部140は、サーバ200へ即時通知を完了していない実行履歴が存在することを検知できる。
この後、端末処理管理部140は、定期的に端末接続判定部120へ問合せを行い、接続可否判定結果が接続可能に変化すると、即時通知の完了していない実行履歴を、サーバ200へ機能実行通知として通知する。この際、端末処理管理部140は、端末記録動作管理テーブル151を参照して、即時通報欄305に「1」が記録され、かつ更新済み欄307に「1」が記録されている機能を抽出する。このようにして抽出された機能は、即時通報の対象であるにもかかわらず、サーバ200へ機能実行を通知されていない実行履歴が存在するからである。端末処理管理部140は、抽出した機能と同一の機能の実行履歴を、端末実行履歴管理テーブル161に記録された実行履歴から特定して、サーバ200へ機能実行通知として通知する。これによって、携帯電話端末100は、圏外状態や、あるいはその他の理由でサーバ200と通信を行えないときに実行された機能についても、サーバ200へ適格に通知することが可能となる。端末処理管理部140は、サーバ200へ機能実行通知を行うと、当該実行履歴を端末実行履歴管理テーブル161から削除する。
なお、端末処理管理部140は、端末記録動作管理テーブル151において、即時通報欄305、および履歴対象欄306のいずれにも「0」が記録されている機能(即時通報も履歴記録も行わない機能)を実行した場合、端末実行履歴管理テーブル161へ実行履歴の記録を行わず、また、サーバ200へ即時通知も行わない。即時通報欄305、および履歴対象欄306のいずれにも「0」が記録されている機能は、管理対象となっていない機能であるからである。
また、端末処理管理部140は、サーバ200から実行履歴通知要求を受信すると、端末実行履歴管理テーブル161に記録されている実行履歴を、サーバ200へ実行履歴通知応答として応答する。実行履歴通知応答は、図3に示した端末実行履歴管理テーブル161に記録された項目と同様の内容を含む。端末処理管理部140は、実行履歴通知応答をサーバ200へ応答すると、端末実行履歴管理テーブル161の実行履歴を消去する。これにより、携帯電話端末100は、履歴対象となる機能の実行履歴をサーバ200へ通知することが可能となる。
なお、携帯電話端末100において、端末処理管理部140の実行する機能は、機能毎に、コード番号を付与されている。各機能のコード番号と端末記録動作管理テーブル151に記録されている機能番号とは対応している。つまり、携帯電話端末100において、各機能は、各機能に対応するユニークな番号により管理することができる。そのため、端末処理管理部140は、各機能を実行すると、端末記録動作管理テーブル151において当該機能のコード番号に対応する機能番号の機能を特定して、実行履歴の記録や、機能実行通知の送信の要否を判定することができる。
次に、サーバ200の説明を行う。サーバ200は、サーバ接続判定部210と、サーバ通信部220と、サーバ処理管理部230と、サーバデータ記憶部240と、サーバ履歴管理部250と、サーバユーザインターフェイス部260(以下、サーバUI部260)を備える。
まず、サーバUI部260は、サーバ200を管理する管理者との入出力インターフェイスである。サーバUI部260は、キーボードやマウス等で構成されて管理者からの入力を受け付ける入力部と、LCDで構成され画像データやテキストデータを表示する表示部とを備える(いずれも図示せず)。サーバUI部260は、サーバ処理管理部230と接続されており、サーバ処理管理部230と入出力データの送受信を可能である。サーバUI部260は、管理者が入力部へ入力する命令やデータを、端末処理管理部140へ出力する。また、サーバUI部260は、サーバ処理管理部230から入力するデータを、表示部や、音声入出力部へ出力する。
次に、サーバ接続判定部210は、携帯電話端末100との接続状況を判定する。サーバ接続判定部210は、携帯電話端末100の端末接続判定部120から接続確認要求を受信すると、当該携帯電話端末宛てに接続確認応答を送信する。端末接続判定部120は、前述の通り、接続確認応答を受信すると、サーバ200との通信を接続可能と判定する。サーバ接続判定部210は、接続確認要求を受信すると、接続確認要求に含まれる携帯電話端末100の識別子を記憶する。サーバ接続判定部210は、識別子の記憶された携帯電話端末100とは接続可能であると判定する。一方、サーバ接続判定部210は、識別子を記憶していない携帯電話端末100とは接続不可であると判定する。ここで、携帯電話端末100の識別子は、携帯電話端末100へ一意に付与される識別子であればよく、端末個体識別番号や、電話番号等を用いることができる。サーバ接続判定部210は、サーバ処理管理部230から携帯電話端末100との接続状態問合せがあると、接続状態問合せに含まれる携帯電話端末100の識別子を記憶しているか否かによって、当該携帯電話端末100への通信接続が可能であるかを判定する。なお、サーバ接続判定部210は、独自に端末接続判定部120へ接続確認要求を送信して、端末接続判定部120から応答があるか否かで、当該携帯電話端末100への通信接続が可能であるか否かを判定してもよい。
次に、サーバ通信部220は、ネットワーク300へ接続して、携帯電話端末100と通信を行う。サーバ通信部220は、端末通信部130は、ネットワーク300において使用される通信プロトコルを用いて、ネットワーク300を介して携帯電話端末100と通信を行うことが可能である。
次に、サーバデータ記憶部240は、サーバ記録動作管理テーブル241を保存している。サーバ記録動作管理テーブル241は、携帯電話端末100の端末記録動作管理テーブル151のマスターテーブルである。すなわち、端末記録動作管理テーブル151は、サーバ記録動作管理テーブルに基づいて記録される。そのため、サーバ記録動作管理テーブル241と、端末記録動作管理テーブル151は、ほぼ同様の項目を備える。図4は、サーバ記録動作管理テーブル241を示している。サーバ記録動作管理テーブル241は、機能番号欄3011と、機能欄3021と、動作欄3031と、実体動作の詳細/DLアプリコード欄3041(以下、詳細欄3041)と、即時通報欄3051と、履歴対象欄3061とを備える。これらの各欄に記録される内容は、端末記録動作管理テーブル151と同様の内容である。例えば、機能欄302は、機能欄3021と対応し、動作欄303は、動作欄3031と対応する。そのため、繰り返しての説明は省略する。なお、サーバ記録動作管理テーブル241は、端末記録動作管理テーブル151の更新済み欄307に対応する項目は有していない。更新済み欄307は、前述の通り、実行履歴の未通知を記録する欄であるためである。管理者は、管理ポリシーに基づいて、UI部260から入力を行ってサーバ記録動作管理テーブル241の設定を行う。サーバ記録動作管理テーブル241の設定内容は、端末100へ送信されて、端末記録動作管理テーブル151へ反映される。なお、本実施形態では、一つのサーバ記録動作管理テーブル241から、複数の携帯電話端末100の端末記録動作管理テーブルへ反映される場合を説明している。しかし、サーバ記録動作管理テーブル241は、複数の携帯電話端末100をまとめたグループ毎に複数作成されても良い。この場合、サーバデータ記憶部240は、サーバ記録動作管理テーブル241に対応する携帯電話端末100のグループを作成して、各グループに含まれる携帯電話端末100の識別子を記録する。各グループに含まれる携帯電話端末100は、各グループに対応するサーバ記録動作管理テーブル241の内容を端末記録動作管理テーブル241に反映される。このように構成することで、携帯電話端末100のグループ毎に異なる管理ポリシーを適用することも可能である。
次に、図1に戻り、サーバ履歴管理部250は、サーバ実行履歴管理テーブル251を保存している。サーバ実行履歴管理テーブル251は、携帯電話端末100から通知された機能実行履歴を記録している。図5は、サーバ実行履歴管理テーブル251を示している。サーバ実行履歴管理テーブル251は、履歴番号欄4011と、端末識別子欄4021と、機能欄4031と、動作欄4041と、実体動作の詳細/DLアプリコード欄4051(以下、詳細欄4051)と、実行時刻欄4061と、実行場所欄4071と、業務中フラグ欄4081とを備える。履歴番号欄4011は、携帯電話端末100から通知された実行履歴に昇順に付与される履歴番号を記録している。端末識別子欄4021は、当該実行履歴を通知してきた携帯電話端末100の識別子を記録している。端末識別子欄4021は、携帯電話端末100の送信する機能実行通知、あるいは実行履歴通知応答に含まれる送信元の携帯電話端末100の識別子に基づいて記録される。機能欄4031、動作欄4041、詳細欄4051、実行時刻欄4061、および実行場所欄4071は、それぞれ、端末実行履歴管理テーブル161の、機能欄402、動作欄403、詳細欄404、実行時刻欄405、実行場所欄406の記載内容と同様である。そのため、繰り返しての説明は省略する。機能欄4031、動作欄4041、詳細欄4051、実行時刻欄4061、および実行場所欄4071は、携帯電話端末100から送信される機能実行通知、あるいは実行履歴通知応答に基づいて記録される。業務中フラグ4081は、携帯電話端末100が当該機能を実行した時が業務中であるか否かを示している。業務中フラグ4081が「1」である場合、携帯電話端末100が当該機能を実行した時は業務中であることを示している。一方、業務中フラグ4081が「0」である場合、携帯電話端末100が当該機能を実行した時は、業務中でないことを示している。業務中フラグ4081は、端末処理管理部140により、機能が実行された時刻、および場所に基づいて記録される。このように、管理者は、業務中フラグ4081により、携帯端末100において実行された機能が業務中であったか否かを判別することができる。なお、本実施形態では、サーバ実行履歴管理テーブル251に記載された実行履歴を使用した管理ポリシー違反の監視方法について言及はしない。しかし、管理者は、業務中フラグ4081に限らず管理ポリシーに基づいた判定基準を予めサーバ200へ設定しておくことで、サーバ実行履歴管理テーブル251へ記録された実行履歴に基づいて、管理ポリシー違反を監視することが可能となる。
次に、図1に戻り、サーバ処理管理部230は、サーバ200の機能を実行する。サーバ処理管理部230は、ユーザーがUI部260から入力するサーバ記録動作管理テーブル241の設定を受け付けて、サーバ記録動作管理テーブル241へ設定する。サーバ処理管理部230は、サーバ処理管理テーブル241の記録内容を、携帯電話端末100へ送信する。サーバ処理管理テーブル241は、サーバ200がポリシー管理を行うべき携帯電話端末100の識別子を、予め管理者によって登録されている。サーバ処理管理部230は、新たな携帯電話端末100が登録されると、携帯電話端末100へサーバ記録動作管理テーブル241の記録内容を送信する。また、サーバ記録動作管理テーブル241が、複数の携帯電話端末100のグループ毎に存在する場合には、各グループに登録されている携帯電話端末100の識別子へ、各グループに対応するサーバ記録管理テーブル241を送信する。また、サーバ処理管理部230は、携帯端末100からの機能実行通知を取得して、サーバ履歴管理テーブル251へ記録する。サーバ処理管理部230は、携帯端末100へ実行履歴通知要求を送信する。サーバ処理管理部230が実行履歴通知要求を送信するタイミングは、予め定められた時刻や、時間間隔で定期的に送信しても良い。あるいは、携帯電話端末100が、予め定められた時刻や、時間間隔で自発的に実行履歴を送信してもよい。サーバ処理管理部230は、携帯電話端末100から実行履歴通知応答を受信すると、実行履歴通知応答に含まれる実行履歴を、サーバ履歴管理テーブル251へ記録する。なお、本実施形態では説明を行わないが、サーバ処理管理部230は、予め設定された方法により、機能実行履歴に基づいてUI部260へ、携帯端末100の機能実行状況を通知する。例えば、サーバ処理管理部230は、即時通報が行われる機能について携帯電話端末100から機能実行通知を受信すると、UI部260の表示部へ、当該通知を送信した携帯電話端末100の識別子と共にアラームを表示してもよい。
以上が、本実施形態のモバイル端末の実行機能管理システムにおける構成の説明である。なお、携帯電話端末100、およびサーバ200は、ここまで説明した各機能を実現するための処理用プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)や、処理用プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)や、CPUがプログラムを実行する際にプログラムを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)や、上述したデータを記憶するハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶装置などで構成される。また、処理用プログラムは、図示されない記録媒体に記録することが可能である。ここで、記録媒体とは、例えば、CD(Compact Disc)や携帯型フラッシュメモリ、あるいはネットワーク上に備えられたアプリケーション提供サーバのハードディスクなどである。処理用プログラムは、記憶媒体から携帯電話端末100、あるいはサーバ200へ導入される。
このように、携帯電話端末100は、サーバ200から設定された端末記録動作管理テーブル151に基づいて、サーバ200へ機能実行通知、実行履歴通知を送信する。端末記録動作管理テーブル151は、予め管理者によって管理ポリシーを設定されたサーバ記録動作管理テーブル241を反映している。そのため、管理者は、ユーザ(従業員)が実行した機能が管理ポリシー違反であるかどうかを、機能実行通知、および実行履歴通知を記録したサーバ実行履歴管理テーブル251の実行履歴により、確認、検証を行うことが可能となる。また、携帯電話端末100は、サーバ200と通信接続が不可能である場合、即時通報が必要な機能の実行履歴を含めて端末実行履歴管理テーブル161へ記録し、サーバ200と通信接続が可能となった後にサーバ200へ実行履歴を送信する。このように構成することで、管理者は、携帯電話端末100とサーバ200とが通信接続が不可能な場合に実行された機能についても確認、検証を行うことが可能となる。
[動作方法の説明]
次に、本実施形態のモバイル端末における実行機能管理システムの動作方法の説明を行う。図6は、本実施形態におけるモバイル端末の実行機能管理システムの動作フローを示している。なお、以下の説明において、管理者は、サーバデータ記憶部240のサーバ記録動作管理テーブル241へ、携帯電話端末100の管理ポリシーに基づいて設定を行っている。また、携帯電話端末100の端末記録動作管理テーブル151は、サーバ記録動作管理テーブル241の設定が反映されている。
(ステップS10)
ユーザは、携帯電話端末100のUI部110から、携帯電話端末100の機能実行命令を入力する。UI部110は、機能実行命令を検知して端末処理管理部140へ通知する。
(ステップS20)
端末処理管理部140は、機能実行命令を入力する。端末処理管理部140は、端末記録動作管理テーブル151を参照して、実行するべき機能が即時通報対象となっているか、あるいは履歴対象となっているかを確認する。
(ステップS30)
端末処理管理部140は、機能実行命令に基づいて、機能を実行する。端末処理管理部140は、機能実行すると、計時部170から現在時刻と、GPS受信部180から現在の位置情報を取得する。
(ステップS40)
端末処理管理部140は、ステップS20おいて端末記録動作管理テーブル151を参照した結果、端末記録動作管理テーブル151において実行した機能が即時通報の対象となっていない場合、ステップS100へ進む。一方、実行した機能が即時通報の対象となっている場合、ステップS50へ進む。
(ステップS50)
端末処理管理部140は、実行した機能が即時通報の対象となっている場合、機能実行通知を送信するためにサーバ200と通信接続が可能であるか否かを確認する。端末処理管理部140は、現時点でサーバ200と通信接続が可能であるかを端末接続判定部120へ問い合せる。端末接続判定部120は、定期的にサーバ200との接続可否判定を行っている。端末接続判定部120は、サーバ200から接続確認応答を受信していて、サーバ200との通信が接続可能である場合、端末処理管理部140へ接続可能を通知する。この場合、ステップS60へ進む。一方、端末接続判定部120は、サーバ200から接続確認応答を受信できず、サーバ200との通信が接続不可である場合、端末処理管理部140へ接続不可と通知する。この場合ステップS70へ進む。
(ステップS60)
端末処理管理部140は、端末接続判定部120から、サーバ200との通信が接続可能との通知を受ける。端末処理管理部140は、サーバ200へ機能実行通知を送信する。機能実行通知は、図2で説明を行った端末記録動作管理テーブル151において、実行された機能に対応する機能欄302、動作欄303、詳細欄304の記録と、ステップS30で取得した、現在時刻、現在の位置情報を含んでいる。サーバ200のサーバ処理管理部230は、機能実行通知を受信する。サーバ処理管理部230は、機能実行通知に含まれる情報をサーバ実行履歴管理テーブル251へ記録する。また、サーバ処理管理部230は、即時通報の対象となる機能の実行について、予めUI部へアラーム等を表示するように設定されている場合には、当該設定に基づいて表示を行う。このように、管理者は、機能実行通知によって即時通報の対象となる機能、つまり、管理ポリシー違反の可能性がある機能の実行を確認、検査することが可能となる。
(ステップS70)
端末処理管理部140は、端末接続判定部120からサーバ200との通信が接続不可との通知を受ける。端末処理管理部140は、端末実行履歴管理テーブル161へ当該機能の実行履歴を記録する。実行履歴は、図3で説明を行った通り、当該機能に対応する機能欄402と、動作欄403と、詳細欄404、および、ステップS30で取得した現在時刻と、現在の位置情報とを含む。端末処理管理部140は、端末実行履歴管理テーブル161へ当該機能の実行履歴を記録すると、端末記録動作管理テーブル151の当該機能に対応する更新済み欄307へフラグ「1」を立てる。これによって、当該機能は、サーバ200へ通知していない実行履歴が存在することを検出できる。
(ステップS80)
端末処理管理部140は、定期的にサーバ200との通信が接続可能となったか否かを端末接続判定部120へ問い合せる。端末接続判定部120は、定期的にサーバ200へ接続確認要求を送信している。端末接続判定部120は、サーバ200との通信接続が可能とならない場合(通信が回復しない場合)、サーバ200へ接続確認要求を定期的に送信しつづける(本ステップを繰り返す)。一方、端末接続判定部120は、サーバ200から接続確認応答を受信すると、サーバ200との通信が接続可能(通信が回復した場合)となったと判定する。端末接続判定部120は、サーバ200との通信が接続可能となると、端末処理管理部140からの問合せに対して、接続可能を応答する。この場合、ステップS90へ進む。
(ステップS90)
端末処理管理部140は、端末接続判定部120からサーバ200との接続可能を通知されると、端末記憶動作管理テーブル151から、履歴対象欄306、および即時通報欄305に「1」が記録され、かつ、更新済み欄307へ「1」が記録されている機能(以下、未実行通知機能)を抽出する。端末処理管理部140は、端末実行履歴管理テーブル161から未実行通知機能の実行履歴を抽出する。端末処理管理部140は、未実行通知機能の実行履歴含めた機能実行通知を、サーバ200へ送信する。機能実行通知は、ステップS60で説明を行ったものと同様の項目を含むため、重ねての説明を省略する。端末処理管理部140は、機能実行通知を行った未実行通知機能の実行履歴を、端末実行履歴管理テーブル161から削除する。また、端末処理管理部140は、端末記録動作管理テーブル151において、機能実行通知を行った未実行通知機能に対応する更新済み欄307を「0」へ変更する。サーバ200のサーバ処理管理部230は、機能実行通知を受信する。サーバ処理管理部230は、機能実行通知に含まれる情報をサーバ実行履歴管理テーブル251へ記録する。また、サーバ処理管理部230は、即時通報の対象となる機能の実行について、予めUI部へアラーム等を表示するように設定されている場合には、当該設定に基づいて表示を行う。このように、管理者は、機能実行通知によって即時通報の対象となる機能、つまり、管理ポリシー違反の可能性がある機能の実行を確認、検査することが可能となる。
(ステップS100)
端末処理管理部140は、実行した機能が即時通報の対象となっていない場合で、さらに、実行した機能が実行履歴の記録対象となっている場合(履歴対象欄306に「1」が記録されている。)、ステップS110へ進む。一方、実行した機能が履歴対象となっていない場合(履歴対象欄306に「0」が記録されている。)、本動作方法は終了となる。
(ステップS110)
端末処理管理部140は、実行した機能が実行履歴の記録対象となっている場合、端末実行履歴管理テーブル161へ実行履歴を記録する。実行履歴は、ステップS70で説明を行ったものと同様の項目を含むため、重ねての説明は省略する。端末処理管理部140は、端末実行履歴管理テーブル161へ当該機能の実行履歴を記録すると、端末記録動作管理テーブル151の当該機能に対応する更新済み欄307へフラグ「1」を立てる。これによって、当該機能は、サーバ200へ通知していない実行履歴が存在することを検出できる。
(ステップS120)
サーバ処理管理部230は、定期的に実行履歴通知要求を、携帯電話端末100へ送信する。
(ステップS130)
携帯電話端末100の端末処理管理部140は、実行履歴通知要求を受信する。端末処理管理部140は、端末記録動作管理テーブル151から、履歴対象欄306に「1」が記録されており、即時通報欄305に「0」が記録されている機能のうちで、更新済み欄に「1」を記録されている機能(以下、未履歴通知機能)を抽出する。端末処理管理部140は、端末実行履歴管理テーブル161から未履歴通知機能の実行履歴を抽出する。端末処理管理部140は、未履歴通知機能の実行履歴含めた実行履歴通知応答を、サーバ200へ送信する。実行履歴通知応答は、ステップS60で説明を行ったものと同様の項目を含むため、重ねての説明を省略する。端末処理管理部140は、実行履歴通知応答を行った未履歴通知機能の実行履歴を、端末実行履歴管理テーブル161から削除する。また、端末処理管理部140は、端末記録動作管理テーブル151において、実行履歴通知応答に含めた未履歴通知機能に対応する更新済み欄307を「0」へ変更する。サーバ200のサーバ処理管理部230は、実行履歴通知応答を受信する。サーバ処理管理部230は、実行履歴通知応答に含まれる情報をサーバ実行履歴管理テーブル251へ記録する。このようにすることで、管理者は、実行履歴通知要求および実行履歴通知応答によって履歴記録の対象となる機能、つまり、管理ポリシー違反の可能性がある機能の実行を確認、検査することが可能となる。
以上が、本実施形態のモバイル端末の実行機能管理システムにおける動作方法の説明である。端末処理管理部140は、実行するべき機能が即時通報の対象であるか、履歴対象であるかを、端末記録動作管理テーブル151に基づいて判定する。端末処理管理部140は、実行するべき機能が即時通報の対象である場合で、サーバ200と通信が接続可能であるときは、当該機能の実行を機能実行通知に含めてサーバ200へ送信する。サーバ処理管理部230は、機能実行通知に含まれる項目を、サーバ実行履歴管理テーブル251へ記録すると共に、予め設定されている場合には、UI部260へアラームとして機能実行を通知する。そのため、管理者は、ユーザ(従業員)が実行した機能が管理ポリシー違反であるかどうかを、機能実行通知より確認、検証を行うことが可能となる。
また、端末処理管理部140は、サーバ200と通信接続が不可能である場合、即時通報の対象である機能の実行履歴を端末実行履歴管理テーブル161へ記録して、サーバ200と通信接続が可能となった後にサーバ200へ実行履歴を送信する。そのため、管理者は、携帯電話端末100とサーバ200とが通信接続が不可能な場合に実行された機能についても確認、検証を行うことが可能となる。
さらに、端末処理管理部140は、即時通報の対象ではないが履歴記録対象である機能を実行すると、当該機能の実行履歴を端末実行履歴管理テーブル161へ記録する。端末処理管理部140は、サーバ処理管理部230からの実行履歴通知要求に応じて、履歴対象となっている機能の実行履歴を含めた実行履歴通知応答をサーバ200へ送信する。サーバ処理管理部230は、実行履歴通知応答に含まれた実行履歴を、サーバ実行履歴管理テーブル251へ記録する。そのため、管理者は、サーバ実行履歴管理テーブル251に記録された携帯電話端末100毎の機能実行履歴を用いて、管理ポリシー違反の有無を確認、検証を行うことが可能となる。
以上が、本発明の第1実施形態におけるモバイル端末の実行機能管理システムの説明である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態におけるモバイル端末の実行機能管理システムの説明を行う。本実施形態では、携帯電話端末100の特定の動作に対して、端末記録動作管理テーブル151において禁止フラグを設けて、禁止フラグが有効になっている機能に実行制限をかける。これによって、例えば、親が、子供に携帯電話端末100を持たせる場合などに、実行した機能を通知する動作と、特定の機能の実行を制限する動作とを組み合わせて使用することが可能となり、携帯電話端末100の不適切な使用を防ぐことができる。
[構成の説明]
まず、本実施形態のモバイル端末の実行機能管理システムにおける構成の説明を行う。本実施形態のモバイル端末の実行機能管理システムは、第1実施形態において説明を行った構成とほぼ同様である。そのため、ここでは、第1実施形態との違いを有する部分を中心に説明を行う。
本実施形態のモバイル端末の実行機能管理システムは、図1に示した第1実施形態の構成とほぼ同様である。本実施形態のモバイル端末の実行機能管理システムは、図1に示すように、携帯電話端末100と、サーバ200と、ネットワーク300とを備える。
まず、本実施形態の携帯電話端末100は、第1実施形態と同様に、ユーザインターフェイス部110(以下、UI部)と、端末接続判定部120と、端末通信部130と、端末処理管理部140と、端末データ記憶部150と、端末履歴管理部160と、計時部170と、GPS管理部180とを備える。本実施形態の携帯電話端末100において、第1実施形態と構成が異なるのは、端末データ記憶部150の端末記録動作管理テーブル151と、端末実行履歴管理部160の端末実行履歴管理テーブル161である。
図7は、本実施形態の端末記録動作管理テーブル151を示している。本実施形態の端末記録動作管理テーブル151は、第1実施形態と同様に、機能番号欄501と、機能欄502と、動作欄503と、実体動作の詳細/DLアプリコード欄504(以下、詳細欄)と、即時通報欄506と、履歴対象欄507と、更新済み508とを備え、さらに、禁止欄505を備える。禁止欄505以外の欄については、それぞれ、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。禁止欄505は、携帯電話端末100の機能のうちで実行をできない機能(以下、実行禁止機能)を示している。禁止欄505に「1」が記録されている機能は、実行することができない。一方、禁止欄505に「0」が記録されている機能は、実行することができる。図7を参照すると、機能番号「3」の機能は、「WEB閲覧カテゴリC」である。本機能は、カテゴリCのWEBサイト(不適切なWEBサイト)を閲覧する機能である。ここで、不適切なサイトとは、管理者(親)によって設定されるサイトである。例えば、不適切なサイトは、外部機関により提供される子供のアクセスを禁止すべきサイトとしてブラックリストに載っているようなサイトである。また、WEBサイトに限らず、PG(Parental Guidance required)15が指定されるようなゲームも不適切なアプリケーションとして考えることができる(機能番号「5」が相当する)。機能番号「3」の機能は、禁止欄505に「1」が記録されている。そのため、ユーザ(子供)は、機能番号「3」の機能を実行することができない。
このように構成することで、ユーザによる携帯電話端末100の使用を制限できる。本実施形態では、管理者に親を、ユーザに子供を想定しているが、第1実施形態と同様に、管理者に企業を、ユーザに従業員を適応できるのは言うまでもない。これによって、従業員は、管理ポリシーに沿った携帯電話端末100の適切な使用を行うことができる。なお、機能番号「3」は、即時通報欄506に「0」が記録されている。これについて、例えば、機能番号「3」の即時通報欄506に「1」を記録しておくことも考えられる。端末処理部130は、携帯電話端末100において、機能番号「3」の機能が実行される場合に、機能番号「3」の実行を禁止すると同時に、サーバ200に対して、機能実行通知を送信する。こうすることで、管理者は、ユーザが禁止されている機能を実行しようとしたことを確認、把握できる。さらに、端末処理管理部130は、機能実行通知に、当該WEBサイトのURL(Uniform Resource Locator)を記載してサーバ200へ送信すれば、管理者はどのようなサイトであったのかを確認することも可能である。
次に、図8は、本実施形態の端末実行履歴管理テーブル161を示している。本実施形態の端末実行履歴管理テーブル161は、第1実施形態と同様に、履歴番号欄601と、機能欄602と、動作欄603と、実体動作の詳細/DLアプリコード欄604(以下、詳細欄604)と、実行時刻欄605と、実行場所欄606とを備え、さらに、サイト情報欄607と、詳細情報欄608とを備える。サイト情報欄607は、アクセスしたサイトのURL情報を記録している。詳細情報欄608は、アクセスしたサイト等で入力を行った「文字」を記録している。このように、端末実行履歴管理テーブル161がサイト情報欄607と、詳細情報欄608とに情報を記録しておくことで、管理者は、ユーザの携帯電話端末100の使用状況をより詳しく確認、検証することできる。
次に、本実施形態のサーバ200は、第1実施形態と同様にユーザインターフェイス部260と、サーバ接続判定部210と、サーバ通信部220と、サーバ処理管理部230と、サーバデータ記憶部240と、サーバ履歴管理部250とを備える。本実施形態のサーバ200において、第1実施形態と構成が異なるのは、サーバ履歴管理部250のサーバ履歴管理テーブル251と、サーバデータ記憶部240のサーバ記録動作管理テーブル241である。
図9は、本実施形態におけるサーバ記録動作管理テーブル241を示している。本実施形態のサーバ記録動作管理テーブル241は、第1実施形態と同様に、機能番号欄5011と、機能欄5021と、動作欄5031と、実体動作の詳細/DLアプリコード欄5041と、即時通報欄5061と、履歴対象欄5071とを備え、さらに、禁止欄5051を備える。禁止欄5051に記録されるフラグは、端末記録動作管理テーブル151の禁止欄505に記録されるフラグと内容は同様であるので、重ねての説明は省略する。また、端末記録動作管理テーブル151とサーバ記録動作管理テーブル241との関係も第1実施形態と同様である。すなわち、サーバ記録動作管理テーブル241は、管理者によって管理ポリシーに基づいて設定される。サーバ処理管理部230は、サーバ記録動作管理テーブル241の設定内容を、端末100へ送信する。サーバ記録動作管理テーブル241の設定内容は、端末処理管理部140によって端末記録動作管理テーブル151へ反映される。このように構成することで、携帯電話端末100において、ユーザが管理ポリシー違反となる機能の実行を防ぐことが可能となる。
図10は、本実施形態におけるサーバ実行履歴管理テーブル251を示している。本実施形態のサーバ実行履歴管理テーブル251は、第1実施形態と同様に、履歴番号欄6011と、端末識別子欄6021と、機能欄6031と、動作欄6041と、実体動作の詳細/DLアプリコード欄6051と、実行時刻欄6061と、実行場所欄6071とを備え、さらに、サイト情報欄6081と、詳細情報欄6091とを備える。サイト情報欄6081と、詳細情報欄6091に記録される情報は、端末実行履歴管理テーブルのサイト情報欄607と、詳細情報欄608に記録される情報と内容は同じであるので重ねての説明は省略する。また、端末実行履歴管理テーブル161と、サーバ実行履歴管理テーブル251との関係は、第1実施形態と同様である。すなわち、サーバ実行履歴管理テーブル251は、携帯電話端末100から機能実行通知、あるいは実行履歴通知応答によって通知された端末実行履歴管理テーブル161の実行履歴を、携帯電話端末100の識別子に対応させて記録している。このように、サーバ実行履歴管理テーブル251が、携帯電話端末100毎にサイト情報6081、および詳細情報6091を記録することで、管理者は、ユーザによる携帯電話端末100の利用状況をより詳細に、確認、検証することができる。
以上が、本実施形態のモバイル端末の実行機能管理システムにおける構成の説明である。以上に説明を行った以外の構成については、第1実施形態と同様である。
[動作方法の説明]
次に、本実施形態のモバイル端末の実行機能管理システムにおける動作方法の説明を行う。本実施形態のモバイル端末の実行管理システムにおける動作方法は、第1実施形態とほぼ同様である。そのため、第1実施形態との違いを中心に説明を行う。本実施形態において、第1実施形態と動作方法が異なるのは、図6のステップS20、およびステップS30である。
(ステップS20)
端末処理管理部140は、機能実行命令を入力する。端末処理管理部140は、端末記録動作管理テーブル151を参照して、実行するべき機能が、禁止対象となっているか、即時通報対象となっているか、あるいは履歴対象となっているかを確認する。
(ステップS30)
端末処理管理部140は、機能実行命令に基づいて、機能を実行する。ここで、端末処理管理部140は、端末記録動作管理テーブル151を参照した結果、実行するべき機能が禁止対象となっている場合、当該機能を実行しない。この場合、端末処理管理部140は、当該機能を実行せず、ステップS40へ進む。一方、端末処理管理部140は、端末記録動作管理テーブル151を参照した結果、実行するべき機能が禁止対象となっていない場合、当該機能を実行する。端末処理管理部140は、当該機能を実行すると、計時部170から現在時刻を取得し、GPS受信部180から現在の位置情報を取得する。この後、ステップS40へ進む。
以上が、本実施形態のモバイル端末の実行機能管理システムにおける動作方法の説明である。以上に説明を行った以外の動作方法については、第1実施形態と同様である。このように、携帯電話端末100は、管理者がUI部260から入力したサーバ記録動作管理テーブル241に基づく、端末記録動作管理テーブル151を備えている。端末記録動作管理テーブル151は、管理者の定める管理ポリシーに基づいて、禁止欄505にフラグを記録している。端末処理管理部140は、禁止欄505に記録されたフラグに基づいて、実行するべき機能を、実際に実行するか否かを決定する。そのため、管理者は、ユーザに管理ポリシーに従った携帯端末100の使用を行わせることが可能となる。なお、端末処理管理部140がサーバ200へ送信する、機能実行通知、および実行履歴通知応答に、禁止欄505の情報を含めて送信しても良い。
以上が、本発明の第2実施形態におけるモバイル端末の実行機能管理システムの説明である。
ここで、第1実施形態、および第2実施形態を通じて、次のような変更を加えることも可能である。まず、携帯電話端末100は、端末接続判定部120によりサーバ200との通信接続が接続不可である状態が、予め定められた一定時間以上継続した場合に、全ての機能、あるいは予め定められた特定の機能を実行不可としてもよい。これは、第2実施形態における端末記録動作管理テーブル151の禁止欄505に記録されたフラグに基づく判定でも良いし、他に、新たに項目欄を設けて携帯電話端末100の実行禁止機能を定めても良い。これにより、携帯電話端末100が機能実行通知を送信できない状態で、悪意の有るユーザが、管理ポリシー違反となる機能を実行することを防ぐことができる。
また、第1実施形態、および第2実施形態ともに、サーバ200の構成および機能を、他の携帯電話端末100が備えても良い。例えば、管理者が、サーバ200に代わる携帯電話端末100(以下、管理用携帯電話端末100)を携帯する。このように構成することで、管理者は、管理用携帯電話端末100を使用して、ユーザの使用する携帯電話端末100の機能実行状況を、リアルタイムに把握することも可能である。また、管理者は、管理用携帯電話端末100を使用して、ユーザの使用する各携帯電話端末100における端末記録動作管理テーブル151をリアルタイムに設定変更し、管理ポリシーを変更することも可能となる。このような、構成では、管理用携帯電話端末100を、管理者である親や、教師が携帯し、他の携帯電話端末100をユーザである、子供や、生徒が携帯することで、不適切な使用を規制し、確認し、検証することが可能となる。特に、管理者は、位置情報により、禁止欄505の適用範囲をさらに細かく規定することで、学校内では特定の機能以外の使用を禁止することなども可能である。
以上の通り、本発明によれば、モバイル端末において実行される機能を管理することが可能であり、特にモバイル端末が無線エリア圏外にある場合にも実行される機能を管理することが可能な実行機能管理システムを提供することができる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、この出願は、2008年9月30日に出願された日本出願特願2008−253699を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (24)

  1. 実行すべき機能のうちで、前記機能の実行履歴を記録するべき実行履歴対象機能を実行した場合に、前記実行履歴を記憶する携帯電話端末と、
    前記実行履歴を、前記携帯電話端末から取得して、前記携帯電話端末ごとに記憶するサーバと
    を備え、
    前記携帯電話端末は、前記予め定められたタイミング、又は前記サーバから前記実行履歴の通知を要求されたときに、前記実行履歴を前記サーバへ通知する
    モバイル端末の実行機能管理システム。
  2. 請求の範囲1に記載のモバイル端末の実行機能管理システムであって、
    前記携帯電話端末は、
    前記機能のうちから、前記実行履歴対象機能と、実行時に前記実行履歴を即時に前記サーバへ通知するべき即時通報対象機能とを記録する端末記録動作管理テーブルと、
    前記実行履歴対象機能の前記実行履歴を記録する端末実行履歴管理テーブルと、
    を備え、
    前記機能を実行するときに、当該機能が前記実行履歴対象機能であるか、あるいは前記即時通報対象機能であるかを前記端末記録動作管理テーブルに基づいて判定し、当該機能が前記実行履歴対象機能である場合は、前記実行履歴を前記実行履歴管理テーブルへ記録し、当該機能が前記即時通報対象機能である場合は、前記実行履歴を前記サーバへ通知する
    モバイル端末の実行機能管理システム。
  3. 請求の範囲2に記載のモバイル端末の実行機能管理システムであって、
    前記携帯電話端末は、
    前記サーバとの通信接続が可能であるか不可能であるかを判定する端末通信接続判定部
    をさらに備え、
    前記即時通報対象機能を実行した場合で、当該機能を実行したときに前記サーバと前記通信接続が不可能である場合は、前記即時通報対象機能の前記実行履歴を前記端末実行履歴管理テーブルへ記録して、前記サーバとの通信接続が可能となった後に、端末実行履歴管理テーブルに記録された前記実行履歴のうちから前記即時通報対象機能の前記実行履歴を抽出して、当該実行履歴を前記サーバへ通知する
    モバイル端末の実行機能管理システム。
  4. 請求の範囲3に記載のモバイル端末の実行機能管理システムであって、
    前記端末通信接続判定部は、定期的に送信する前記サーバとの間の通信接続確認要求に対する通信接続確認応答を前記サーバから受信できているか否か、あるいは、前記携帯電話端末の無線電波受信レベルが圏内状態であるか圏外状態であるかに基づいて、前記サーバとの通信接続が可能であるか不可能であるかを判定する
    モバイル端末の実行機能管理システム。
  5. 請求の範囲1から請求の範囲4までのいずれかに記載のモバイル端末の実行機能管理システムであって、
    前記端末記録動作管理テーブルは、実行すべき機能のうちで、前記機能の実行を禁止するべき実行禁止機能をさらに記録し、
    前記携帯電話端末は、前記機能を実行するときに前記端末記録動作管理テーブルを参照して、当該機能が前記実行禁止機能である場合は、当該機能を実行しない
    モバイル端末の実行機能管理システム。
  6. 請求の範囲1から請求の範囲5までのいずれかに記載のモバイル端末の実行機能管理システムであって、
    前記携帯電話端末は、
    前記携帯電話端末のユーザから入力を受け付けるユーザインターフェイス部と、
    現在時刻を計時する計時部と、
    現在の位置情報を取得するGPS受信部と
    をさらに備え、
    前記実行履歴は、前記現在時刻、前記現在の位置情報、前記ユーザが前記ユーザインターフェイスから入力を行った文字のうち、少なくとも一つを含む、
    モバイル端末の実行機能管理システム。
  7. 請求の範囲1から請求の範囲6までのいずれかに記載のモバイル端末の実行機能管理システムであって、
    前記サーバは、前記端末記録動作管理テーブルに設定するべき項目を、前記携帯電話端末に対応させて記録したサーバ記録動作管理テーブルを備え、
    前記携帯電話端末は、前記サーバから前記サーバ記録動作管理テーブルを取得して、前記サーバ記録動作管理テーブルに基づいて、前記端末記録動作管理テーブルを設定する
    モバイル端末の実行機能管理システム。
  8. 請求の範囲1から請求の範囲7までのいずれかに記載のモバイル端末の実行機能管理システムであって、
    前記サーバは、持ち運び可能な管理用携帯電話端末に導入され、
    前記実行履歴を前記管理用携帯電話端末で受信する
    モバイル端末の実行機能管理システム。
  9. 端末と、サーバとを具備するモバイル端末の実行機能管理システムにおいて、
    実行すべき機能のうちで、前記機能の実行履歴を記録するべき実行履歴対象機能を実行した場合に、前記実行履歴を記憶するステップと、
    前記実行履歴を、携帯電話端末から取得して、前記携帯電話端末ごとに記憶するステップと、
    前記予め定められたタイミング、又はサーバから前記実行履歴の通知を要求されたときに、前記実行履歴を前記サーバへ通知するステップと
    を備えるモバイル端末の実行機能管理方法。
  10. 請求の範囲9に記載のモバイル端末の実行機能管理方法であって、
    前記機能のうちから、前記実行履歴対象機能と、実行時に前記実行履歴を即時に前記サーバへ通知するべき即時通報対象機能とを端末記録動作管理テーブルへ記録するステップと、
    前記機能を実行するときに、当該機能が前記実行履歴対象機能であるか、あるいは前記即時通報対象機能であるかを前記端末記録動作管理テーブルに基づいて判定するステップと、
    をさらに備え、
    前記実行履歴を記憶するステップは、
    当該機能が前記実行履歴対象機能である場合は、前記実行履歴を前記端末記録動作管理テーブルへ記録し、当該機能が前記即時通報対象機能である場合は、前記実行履歴を前記サーバへ通知するステップ
    を含むモバイル端末の実行機能管理方法。
  11. 請求の範囲10に記載のモバイル端末の実行機能管理方法であって、
    前記サーバとの通信接続が可能であるか不可能であるかを判定するステップと、
    前記即時通報対象機能を実行した場合で、当該機能を実行したときに前記サーバと前記通信接続が不可能である場合は、前記即時通報対象機能の前記実行履歴を前記端末実行履歴管理テーブルへ記録するステップと、
    前記サーバとの通信接続が可能となった後に、端末実行履歴管理テーブルに記録された前記実行履歴のうちから前記即時通報対象機能の前記実行履歴を抽出して当該実行通知を前記サーバへ通知するステップと
    をさらに備えるモバイル端末の実行機能管理方法。
  12. 請求の範囲11に記載のモバイル端末の実行機能管理方法であって、前記サーバとの通信接続が可能であるか不可能であるかを判定するステップは、
    定期的に送信する前記サーバとの間の通信接続確認要求に対する通信接続確認応答を前記サーバから受信できているか否か、あるいは、前記携帯電話端末の無線電波受信レベルが圏内状態であるか圏外状態であるかに基づいて、前記サーバとの通信接続が可能であるか不可能であるかを判定するステップ
    を含むモバイル端末の実行機能管理方法。
  13. 請求の範囲9から請求の範囲12までのいずれかに記載のモバイル端末の実行機能管理方法であって、
    実行すべき機能のうちで、前記機能の実行を禁止するべき実行禁止機能を前記端末記録動作管理テーブルへ記録するステップと、
    前記機能を実行するときに前記端末記録動作管理テーブルを参照して、当該機能が前記実行禁止機能である場合は、当該機能を実行しないステップと
    をさらに備えるモバイル端末の実行機能管理方法。
  14. 請求の範囲9から請求の範囲13までのいずれかに記載のモバイル端末の実行機能管理方法であって、
    前記携帯電話端末のユーザから入力を受け付けるステップと、
    現在時刻を計時するステップと、
    現在の位置情報を取得するステップと、
    前記実行履歴対象機能、あるいは前記即時通対象機能を実行したときに、前記現在時刻、前記現在の位置情報、前記ユーザが前記ユーザインターフェイスから入力を行った文字のうち、少なくとも一つを、前記の実行履歴に実行履歴に含めるステップと
    をさらに備えるモバイル端末の実行機能管理方法。
  15. 請求の範囲9から請求の範囲14までのいずれかに記載のモバイル端末の実行機能管理方法であって、
    前記端末記録動作管理テーブルに設定するべき項目を、前記携帯電話端末に対応させて記録するステップと、
    前記サーバから前記サーバ記録動作管理テーブルを取得して、前記サーバ記録動作管理テーブルに基づいて、前記端末記録動作管理テーブルを設定するステップと
    をさらに備えるモバイル端末の実行機能管理方法。
  16. 請求の範囲9から請求の範囲15までのいずれかに記載のモバイル端末の実行機能管理方法であって、
    前記実行履歴を持ち運び可能な前記管理用携帯電話端末で受信するステップ
    をさらに備えるモバイル端末の実行機能管理方法。
  17. 端末と、サーバとを具備するモバイル端末の実行機能管理システムにおいて、
    実行すべき機能のうちで、前記機能の実行履歴を記録するべき実行履歴対象機能を実行した場合に、前記実行履歴を記憶するステップと、
    前記予め定められたタイミング、又はサーバから前記実行履歴の通知を要求されたときに、前記実行履歴を前記サーバへ通知するステップと
    を備えるモバイル端末の実行機能管理プログラムの記録媒体。
  18. 請求の範囲17に記載のモバイル端末の実行機能管理プログラムの記憶媒体であって、
    前記機能のうちから、前記実行履歴対象機能と、実行時に前記実行履歴を即時に前記サーバへ通知するべき即時通報対象機能とを端末記録動作管理テーブルへ記録するステップと、
    前記機能を実行するときに、当該機能が前記実行履歴対象機能であるか、あるいは前記即時通報対象機能であるかを前記端末記録動作管理テーブルに基づいて判定するステップと、
    をさらに備え、
    前記実行履歴を記憶するステップは、
    当該機能が前記実行履歴対象機能である場合は、前記実行履歴を前記端末記録動作管理テーブルへ記録し、当該機能が前記即時通報対象機能である場合は、前記実行履歴を前記サーバへ通知するステップ
    を含むモバイル端末の実行機能管理プログラムの記録媒体。
  19. 請求の範囲18に記載のモバイル端末の実行機能管理プログラムの記録媒体であって、
    前記サーバとの通信接続が可能であるか不可能であるかを判定するステップと、
    前記即時通報対象機能を実行した場合で、当該機能を実行したときに前記サーバと前記通信接続が不可能である場合は、前記即時通報対象機能の前記実行履歴を前記端末実行履歴管理テーブルへ記録するステップと、
    前記サーバとの通信接続が可能となった後に、端末実行履歴管理テーブルに記録された前記実行履歴のうちから前記即時通報対象機能の前記実行履歴を抽出して当該実行通知を前記サーバへ通知するステップと
    をさらに備えるモバイル端末の実行機能管理プログラムの記録媒体。
  20. 請求の範囲19に記載のモバイル端末の実行機能管理プログラムの記録媒体であって、前記サーバとの通信接続が可能であるか不可能であるかを判定するステップは、
    定期的に送信する前記サーバとの間の通信接続確認要求に対する通信接続確認応答を前記サーバから受信できているか否か、あるいは、前記携帯電話端末の無線電波受信レベルが圏内状態であるか圏外状態であるかに基づいて、前記サーバとの通信接続が可能であるか不可能であるかを判定するステップ
    を含むモバイル端末の実行機能管理プログラムの記録媒体。
  21. 請求の範囲17から請求の範囲20までのいずれかに記載のモバイル端末の実行機能管理プログラムの記録媒体であって、
    実行すべき機能のうちで、前記機能の実行を禁止するべき実行禁止機能を前記端末記録動作管理テーブルへ記録するステップと、
    前記機能を実行するときに前記端末記録動作管理テーブルを参照して、当該機能が前記実行禁止機能である場合は、当該機能を実行しないステップと
    をさらに備えるモバイル端末の実行機能管理プログラムの記録媒体。
  22. 請求の範囲17から請求の範囲21までのいずれかに記載のモバイル端末の実行機能管理プログラムの記録媒体であって、
    ユーザから入力を受け付けるステップと、
    現在時刻を計時するステップと、
    現在の位置情報を取得するステップと、
    前記実行履歴対象機能、あるいは前記即時通対象機能を実行したときに、前記現在時刻、前記現在の位置情報、前記ユーザが前記ユーザインターフェイスから入力を行った文字のうち、少なくとも一つを、前記の実行履歴に実行履歴に含めるステップと
    をさらに備えるモバイル端末の実行機能管理プログラムの記録媒体。
  23. 請求の範囲17から請求の範囲22までのいずれかに記載のモバイル端末の実行機能管理プログラムの記録媒体であって、
    前記サーバから前記サーバ記録動作管理テーブルを取得して、前記サーバ記録動作管理テーブルに基づいて、前記端末記録動作管理テーブルを設定するステップと
    をさらに備えるモバイル端末の実行機能管理プログラムの記録媒体。
  24. 請求の範囲17から請求の範囲23までのいずれかに記載のモバイル端末の実行機能管理プログラムの記録媒体であって、
    前記実行履歴を持ち運び可能な前記管理用携帯電話端末で受信するステップ
    をさらに備えるモバイル端末の実行機能管理プログラムの記録媒体。
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