JP2003219465A - 移動体通信システム - Google Patents

移動体通信システム

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JP2003219465A
JP2003219465A JP2002008823A JP2002008823A JP2003219465A JP 2003219465 A JP2003219465 A JP 2003219465A JP 2002008823 A JP2002008823 A JP 2002008823A JP 2002008823 A JP2002008823 A JP 2002008823A JP 2003219465 A JP2003219465 A JP 2003219465A
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Tomokazu Kanamaru
智一 金丸
Nobuteru Tominaga
宣輝 富永
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/22Processing or transfer of terminal data, e.g. status or physical capabilities

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラムを簡単にダウンロードできる移動
体通信システムを提供することである。 【解決手段】 配信局1は、サービスエリア内に入った
移動体通信端末装置に、自身が配信可能なプログラムの
識別情報を少なくとも送信する。移動体通信端末装置3
は、受信プログラム識別情報に対応するプログラムの配
信要求を作成して配信局1に送信した後、配信局1から
送信されてくるプログラムをメモリに格納する。さら
に、移動体通信端末装置3は、メモリ内のプログラムの
実行指示を作成して、内部のインタプリタに送信する。
インタプリタは、受け取った実行指示に応答して、メモ
リ内のプログラムを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムに関し、より特定的には、移動体通信端末装置が配信
局からコンピュータプログラムをダウンロードすること
が可能な移動体通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、移動体通信システムでは、着
信メロディを表す音響データ、または画像データに代表
されるコンテンツの配信サービスが提供されている。さ
らに、近年では、新サービス提供等の目的から、移動体
通信システムにプログラム配信機能の実装の取り組みが
進められている。ここで、本明細書において、プログラ
ム配信とは、携帯電話またはPHS(Personal Handy-ph
one System )に代表される移動体通信端末装置(以下、
本明細書では単に端末装置と称する)に、配信局がコン
ピュータプログラム(以下、本明細書では単にプログラ
ムと称する)を配信することである。このようなプログ
ラム配信では、端末装置は、プログラムを配信局からダ
ウンロードし実行する。これによって、端末装置は、最
初から用意された機能だけではなく、ユーザの好みに応
じて追加された様々な機能を実現することが可能とな
る。
【0003】プログラム配信を実現するために有望なソ
フトウェアアーキテクチャの一つがJAVA(R)であ
る。JAVA(R)は、仮想マシンの仕組みを備え、そ
れを実装する機器のハードウェアまたはOS(Operatin
g System )に依存せずにアプリケーションソフトウェア
(以下、本明細書では単にアプリケーションと称する)
を動作させることができるため、ワークステーションや
パーソナルコンピュータ(以下、PC(Personal Comput
er )と称する)に代表されるコンピューティング分野に
おいてのみならず、家電機器へのプログラム配信を実現
するためにも有効なソフトウェアアーキテクチャと考え
られている。
【0004】以上のようなプログラム配信の具体例とし
ては、携帯電話へのゲームプログラムの配信サービスが
開始されており、これによって、ユーザは自分の気に入
ったゲームプログラムを好みに応じてダウンロードし、
好きな時に携帯電話を使ってゲームを楽しむことができ
る。さらに、今後は、電話帳またはスケジュール帳等、
様々なアプリケーションがプログラム配信の対象になっ
ていくことが考えられる。このようなアプリケーション
の配信により、ユーザは、自分の使用したい機能、自分
の使いやすいユーザインタフェース、または自分の好み
の画面構成等を備えたアプリケーションを、ダウンロー
ドして使用できるようになる。
【0005】また、端末装置には、音声通話を実現する
ための中・長距離用の無線通信装置だけでなく、赤外線
または電波を使った近距離用送受信装置が備わっている
ものがある。このような近距離用送受信装置が組み込ま
れた端末装置を、前述のプログラム配信を発展させる形
で、所定の制御対象機器のコントローラとして使うサー
ビスが展開されつつある。例えば、テレビまたはエア
コン等の家電機器のリモートコントローラとして、レ
ストランにおいて、ユーザがメニューを選択し注文する
ための装置として、図書館において、書籍の検索、ま
たは書籍の予約を行うための装置として、書店、CD
ショップまたはデパートに代表される店舗において、ユ
ーザの欲しい商品が存在する場所の探索、その店舗に存
在する商品の検索、または商品の購買予約を行うための
装置として、端末装置を使うことが、上述のサービスと
して挙げられる。以上のようなサービスを実現するため
には、端末装置で実行可能であって、制御対象機器のコ
ントロールのためのプログラムが必要となる。
【0006】ここで、図20は、上記のサービス例を
実現する移動体通信システムの全体構成を示す模式図で
ある。図20において、端末装置101は、外部の配信
局102から、テレビジョン受像機(以下、単に受像機
と称する)103をコントロールするためのプログラム
Pctrlをダウンロードする。その後、端末装置101
は、ユーザの操作に応じて、取得したプログラムPctrl
を実行して、受像機103の遠隔操作に必要な画面10
11を表示する。ユーザは、表示画面1011を参照し
て、端末装置101の入力装置1012を操作する。こ
の操作に応答して、端末装置101は、コマンドCctrl
を作成した後、内部に有する近距離用送受信装置を通じ
て、受像機103に送信する。受像機103は、受信コ
マンドCctrlで指定された処理を行う。ここで、受像機
103の処理としては、チャンネル切り替えまたは音量
調整が代表的である。以上のようにして、受像機103
を遠隔制御するためのコントローラとして、端末装置1
02を使うことができる。
【0007】また、図21は、上記のサービス例を実
現する移動体通信システムの全体構成を示す模式図であ
る。ただし、以下には、便宜上、商品検索について説明
し、商品注文のことについては説明を省略する。図21
において、端末装置201は、外部の配信局202か
ら、商品検索用のプログラムPsrchをダウンロードす
る。その後、端末装置201は、ユーザの操作に応じ
て、取得したプログラムPsrchを実行して、商品検索に
必要な画面2011を表示する。ユーザは、表示画面2
011を参照して、端末装置201の入力装置2012
を操作して、好みの商品を選択する。この操作に応答し
て、端末装置201は、検索要求Rsrchを作成して、商
品検索サーバ(以下、単にサーバと称する)203に送
信する。サーバ203は、受信検索要求Rsrchに応答し
て、商品検索を行い、検索結果(例えば、検索した商品
の一覧)Lrsltを端末装置201に返す。端末装置20
1は、受信検索結果Lrsltを画面2011に表示し、こ
れによって、商品の在庫状況または陳列場所をユーザに
伝える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図20
または図21に示す移動体通信システムでは、ユーザ
は、端末装置101または201を操作して、適切なプ
ログラムPctrlまたはPsrchを選択し、ダウンロードす
る必要がある。しかしながら、このような操作ユーザに
労力を強いるものであり、利便性に欠けるという問題点
があった。特に、ダウンロードには、多くの場合、UR
L(Uniform Resource Locator)に代表されるプログラム
PctrlまたはPsrchの格納場所の指定、またはメニュー
画面の選択など、入力装置1012または2012の煩
雑な操作が伴う。したがって、将来、このようなサービ
スが増加し、様々な機能を端末装置101または201
に追加するためのプログラムが流通するに伴って、ダウ
ンロードのためにユーザに課される操作の煩雑さも増大
していくものと考えられる。
【0009】それ故に、本発明の目的は、プログラムを
簡単にダウンロードできる移動体通信システムを提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的は、以下のような技術的効果を有する各発明により達
成される。第1の発明は、サービスエリア内に位置する
移動体通信端末装置に、予め内部に格納しているプログ
ラムを配信局が配信する移動体通信システムであって、
配信局において、サービスエリア内に入った移動体通信
端末装置に、自身が配信可能なプログラムの識別情報を
少なくとも送信するサービス開始通知部と、移動体通信
端末装置において、サービス開始通知部から受け取った
プログラム識別情報に対応するプログラムの配信要求を
作成するダウンロード処理部とを備える。ここで、ダウ
ンロード処理部により作成された配信要求は、移動体通
信端末装置から配信局へと送信される。移動体通信シス
テムはさらに、配信局において、受信した配信要求に応
答して、プログラムを移動体通信端末装置に配信するプ
ログラム配信部と、移動体通信端末装置において、プロ
グラム配信部により送信されたプログラムを格納するプ
ログラム記憶部と、移動体通信端末装置において、プロ
グラム記憶部に格納されたプログラムの実行指示を作成
して送信するプログラム実行指示部と、移動体通信端末
装置において、プログラム実行指示部からの実行指示に
応答して、プログラム記憶部内のプログラムを実行する
プログラム実行部とをさらに備える。
【0011】第1の発明によれば、移動体通信端末装置
は、サービスエリアに入ると、配信局からプログラムを
自動的にダウンロードして、実行する。これによって、
ユーザは、ダウンロードに必要な操作を行なわなくてす
むので、従来よりも利便性の高い移動体通信システムを
実現することが可能となる。
【0012】第2の発明は、第1の発明に従属してお
り、プログラム実行指示部は、プログラム記憶部に実行
すべきプログラムが格納されていない場合、ダウンロー
ド指示を作成して、ダウンロード処理部に送信する。さ
らに、ダウンロード処理部は、プログラム実行指示部か
らのダウンロード指示に応答して、プログラムの配信要
求を作成する。
【0013】第2の発明によれば、プログラム記憶部に
実行すべきプログラムが無い場合でも、ダウンロード処
理部がプログラムを自動的にダウンロードするので、さ
らに利便性の高い移動体通信システムを実現することが
可能となる。
【0014】第3の発明は、第1の発明に従属してお
り、移動体通信システムは、配信局において、サービス
エリアから出た移動体通信端末装置に、自身が配信して
いたプログラムの識別情報を少なくとも送信するサービ
ス終了通知部と、移動体通信端末装置において、サービ
ス終了通知部から受け取ったプログラムの識別情報に対
応するプログラムの実行停止指示を作成するプログラム
実行停止部とをさらに備える。さらに、プログラム実行
部は、プログラム実行停止部からの実行停止指示に応答
して、プログラムの実行を停止する。
【0015】第3の発明によれば、移動体通信端末装置
は、サービスエリアから出ると、プログラムの実行を自
動的に停止するので、さらに利便性の高い移動体通信シ
ステムを実現することが可能となる。
【0016】第4の発明は、第3の発明に従属してお
り、プログラム実行停止部は、受け取ったプログラム識
別情報に対応するプログラムが実行中の場合に、実行停
止指示を作成する。
【0017】第4の発明によれば、プログラム実行停止
部は、実行中のプログラムに関してのみ、実行停止指示
を作成するので、不要な実行停止指示を作成することが
なくなる。
【0018】第5の発明は、第3の発明に従属してお
り、移動体通信システムは、移動体通信端末装置におい
て、プログラム実行部が実行停止したプログラムを削除
するプログラム削除部をさらに備える。
【0019】第5の発明によれば、移動体通信端末装置
は、サービスエリアから出ると、そのエリア内の配信局
からダウンロードしたプログラムを自動的に削除するの
で、プログラム記憶部の記憶容量を有効利用することが
可能となる。
【0020】第6の発明は、第1の発明に従属してお
り、移動体通信システムは、移動体通信端末装置におい
て、プログラム実行部におけるプログラムの実行履歴を
記録するプログラム実行履歴記録部をさらに備える。さ
らに、ダウンロード処理部は、プログラム実行履歴記録
部の実行履歴を参照して、プログラムの配信要求を作成
する。
【0021】第6の発明によれば、プログラムは、移動
体通信端末装置における実行履歴に基づいてダウンロー
ドされるので、ユーザにとって重要なプログラムをダウ
ンロードできる、さらに利便性の高い移動体通信システ
ムを実現することが可能となる。
【0022】第7の発明は、第1の発明に従属してお
り、移動体通信システムは、移動体通信端末装置におい
て、プログラム実行部におけるプログラムの実行履歴を
記録するプログラム実行履歴記録部をさらに備える。さ
らに、プログラム実行指示部は、プログラム実行履歴記
録部の実行履歴を参照して、プログラムの実行指示を作
成して送信する。
【0023】第7の発明によれば、実行指示は、移動体
通信端末装置における実行履歴に基づいて作成されるの
で、ユーザにとって重要なプログラムが優先的に実行さ
れることとなる。これによって、さらに利便性の高い移
動体通信システムを実現することが可能となる。
【0024】第8の発明は、第5の発明に従属してお
り、移動体通信システムは、移動体通信端末装置におい
て、プログラム実行部におけるプログラムの実行履歴を
記録するプログラム実行履歴記録部をさらに備える。さ
らに、プログラム削除部は、プログラム実行履歴記録部
を参照して、プログラム実行部が実行停止したプログラ
ムを削除する。
【0025】第8の発明によれば、プログラムは、移動
体通信端末装置における実行履歴に基づいて削除される
ので、ユーザにとって重要でないプログラムを優先的に
削除することができる。これによって、さらに利便性の
高い移動体通信システムを実現することが可能となる。
【0026】第9の発明は、第1の発明に従属してお
り、プログラムはJAVA(R)で作成されている。
【0027】第10の発明は、移動体通信システムに収
容されており、サービスエリア内の配信局からプログラ
ムを取得する移動体通信端末装置であって、配信局は、
サービスエリア内に入った移動体通信端末装置に、自身
が配信可能なプログラムの識別情報を少なくとも送信す
る。移動体通信端末装置は、配信局から受け取ったプロ
グラム識別情報に対応するプログラムの配信要求を作成
するダウンロード処理部を備える。ここで、ダウンロー
ド処理部により作成された配信要求は、移動体通信端末
装置から配信局へと送信される。また、配信局は、受信
した配信要求に応答して、プログラムを移動体通信端末
装置に配信する。移動体通信端末装置はさらに、配信局
から送信されてくるプログラムを格納するプログラム記
憶部と、プログラム記憶部に格納されたプログラムの実
行指示を作成して送信するプログラム実行指示部と、プ
ログラム実行指示部からの実行指示に応答して、プログ
ラム記憶部内のプログラムを実行するプログラム実行部
とをさらに備える。
【0028】第11の発明は、移動体通信システムに収
容されており、サービスエリア内に位置する移動体通信
端末装置に、プログラムを配信する配信局であって、サ
ービスエリア内に入った移動体通信端末装置に、自身が
配信可能なプログラムの識別情報を少なくとも送信する
サービス開始通知部を備える。ここで、移動体通信端末
装置は、サービス開始通知部から受け取ったプログラム
識別情報に対応するプログラムの配信要求を作成する。
配信局はさらに、移動体通信端末装置で作成された配信
要求から送信されてくる配信要求に応答して、プログラ
ムを移動体通信端末装置に配信するプログラム配信部と
を備える。
【0029】第12の発明は、サービスエリア内に位置
する移動体通信端末装置に、予め内部に格納しているプ
ログラムを配信局が配信するプログラム配信方法であっ
て、配信局で実行され、サービスエリア内に入った移動
体通信端末装置に、自身が配信可能なプログラムの識別
情報を少なくとも送信するサービス開始通知ステップ
と、移動体通信端末装置で実行され、サービス開始通知
ステップで送信されたプログラム識別情報に対応するプ
ログラムの配信要求を作成するダウンロードステップ
と、配信局で実行され、受信した配信要求に応答して、
プログラムを移動体通信端末装置に配信するプログラム
配信ステップと、移動体通信端末装置で実行され、プロ
グラム配信ステップで送信されたプログラムを格納する
プログラム格納ステップと、移動体通信端末装置で実行
され、プログラム格納ステップで格納されたプログラム
の実行指示を作成して送信するプログラム実行指示ステ
ップと、移動体通信端末装置で実行され、プログラム実
行指示ステップで作成された実行指示に応答して、プロ
グラム格納ステップで格納されたプログラムを実行する
プログラム実行ステップとを備える。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る移動体通信システムSa の構成を示す模式図である。
本移動体通信システムSa は、本実施形態に特有のプロ
グラム配信サービス(以下、単にサービスと称する)を
提供可能に構成され、配信局1、交換局2、移動体通信
端末装置(以下、単に端末装置と称する)3および制御
対象機器4を少なくとも1台ずつ(図示は各1台)備え
る。
【0031】配信局1は、好ましくは、移動体通信シス
テムSa に収容されている一般的な基地局に組み込まれ
ており、端末装置3から周期的に送信されてくる制御信
号を受信し、受信制御信号に基づいて、既知の位置登録
を行う。これによって、交換局2には、図2に示すよう
に、位置情報データベース(以下、位置情報DBと称す
る)21における配信局1用のエントリEsnに、端末装
置3を一意に特定する識別情報(以下、端末識別情報と
称する)が登録される。このようなエントリEsnを参照
して、交換局2は、端末装置3への呼び出しを行う時
や、端末装置3とデータ通信を行う時、端末装置3との
通信に介在する配信局1を特定する。
【0032】さらに、配信局1は、サービスを提供する
ため、図3に示すように、プログラム配信部11と、サ
ービス開始通知部12と、サービス終了通知部13とを
含む。プログラム配信部11は、配信局1内に格納され
ている少なくとも1つのコンピュータプログラム(以
下、単にプログラムと称する)Pを、サービスエリア
(以下、単にエリアと称する)Asr内の端末装置3に配
信する。プログラムPは、JAVA(R)のように、端
末装置3が実行可能な言語で作成される。本実施形態で
は、プログラムPは、端末装置3が制御対象機器4を遠
隔操作するための手順を記述したものとする。エリアA
srは、配信局1がプログラムPを配信可能な範囲を意味
し、一般的には、配信局1の送信電波が届く範囲であ
る。その具体例として、本実施形態では、エリアAsr
は、制御対象機器4の周囲数メータを少なくともカバー
する。
【0033】サービス開始通知部12は、交換局2内の
エントリEsnを参照して、エリアAsrに入ってきた端末
装置3を特定する。このような端末装置3に、サービス
開始通知部12は、配信局1内のプログラムPを一意に
特定する識別情報(以下、プログラム識別情報と称す
る)Icpと、サービス開始通知Nssとを送信する。ま
た、好ましくは、サービス開始通知部12は、サービス
開始通知Nssの送信後に、プログラム識別情報Icpを送
信する。プログラム識別情報Icpには、プログラムPに
割り当てられた数値または文字列(典型的には、プログ
ラムPの名称)、プログラムPの作成日時または作成
者、プログラムPの格納位置、もしくはこれらの組み合
わせを使うことができる。なお、以下の説明では、ある
プログラムPに割り当てられたプログラム識別情報Icp
を、対応プログラム識別情報Icpと称する。さらに、プ
ログラム識別情報Icpにより一意に特定されるプログラ
ムPを、対応プログラムPと称する。
【0034】サービス終了通知部13は、交換局2内の
エントリEsnを参照して、上記エリアAsrから出ていく
端末装置3を特定する。このような端末装置3に、サー
ビス終了通知部13は、上述のプログラム識別情報Icp
と、サービス終了通知Nstとを送信する。
【0035】再度、図1を参照する。端末装置3は、携
帯電話、簡易型携帯電話(いわゆるPHS(Personal Ha
ndy-phone System ))のように、移動体通信が可能なも
のである。また、端末装置3は、サービスを受けること
ができるよう、図4に示すように、プログラム記憶部3
1と、プログラム識別情報記録部32と、ダウンロード
処理部33と、プログラム実行指示部34と、プログラ
ム実行部35と、実行プログラム記録部36と、プログ
ラム実行停止部37と、プログラム削除部38とを含
む。
【0036】プログラム記憶部31は、典型的には、R
AM(Random Access Memory)またはSRAM(Static RA
M)のように、端末装置3に搭載されているメモリで実現
される。また、SD(Secure Digital)カードのように、
端末装置3に着脱自在なメモリでプログラム記憶部31
を実現しても良い。以上のプログラム記憶部31は、プ
ログラム配信部11から送信されてくるプログラムPを
記憶する。プログラム識別情報記録部32は、端末装置
3内のメモリで構成され、そこには、図5に示すよう
に、対応プログラム識別情報Icpが記録される。
【0037】再度、図4を参照する。ダウンロード処理
部33は、典型的には、MPU(Micro Processing Unit
)のように、端末装置3に搭載されているプロセッサに
より実現される。ダウンロード処理部33の処理につい
ては、図8を参照して後述するが、要約すると、プログ
ラム配信部11から送信されてくるプログラムPを、プ
ログラム記憶部31に書き込む。
【0038】プログラム実行指示部34もまた、端末装
置3内のプロセッサで実現される。プログラム実行指示
部34の処理については、図9を参照して後述するが、
要約すると、サービス開始通知部12からのサービス開
始通知Nssに応答して、今回実行すべきプログラムPを
プログラム実行部35に指示する。
【0039】プログラム実行部35は、典型的には、J
AVA(R)の仮想マシン(インタプリタ)により実現
され、プログラム実行指示部34により指示されたプロ
グラムPを実行する。なお、本実施形態では、プログラ
ムPはJAVA(R)で作成され、プログラム実行部3
5はJAVA(R)の仮想マシンであるとして説明する
が、この組み合わせに限らず、プログラムPおよびプロ
グラム実行部35は、他の言語およびそのインタプリタ
で実現されても良い。このようなインタプリタは、端末
装置3内のプロセッサで実現できるが、この場合には、
プログラムPは、プロセッサに依存するオブジェクト形
式を有する必要がある。
【0040】実行プログラム記録部36は、端末装置3
内のメモリで構成され、そこには、図6に示すように、
プログラム識別情報記録部32内のプログラム識別情報
Icp(図5参照)の総数と同数のエントリEcpが記録さ
れる。各エントリEcpは、プログラム識別情報Icpとタ
グTexe との組み合わせからなる。プログラム識別情報
Icpは上述の通りである。タグTexe は、同じ組みのプ
ログラム識別情報Icpの対応プログラムPが実行中か否
かを特定する情報であり、本実施形態では、1バイトの
数値で表現されるとする。より具体的には、1バイト数
値が0x00の場合には、対応プログラムPは実行中でない
ことを示し、0x01の場合には、対応プログラムPは実行
中であることを示す。
【0041】プログラム実行停止部37は、端末装置3
内のプロセッサで実現される。プログラム実行停止部3
7の処理については、図11を参照して後述するが、要
約すると、サービス終了通知部13からのサービス終了
通知Nstに応答して、今回終了すべきプログラムPをプ
ログラム実行部35に指示する。
【0042】プログラム削除部38は、端末装置3内の
プロセッサで実現される。プログラム削除部38の処理
については、図12を参照して後述するが、要約する
と、上記サービス終了通知Nstに応答して、不必要とな
ったプログラムPをプログラム記憶部31から削除す
る。
【0043】再度、図1を参照する。制御対象機器4
は、テレビジョン受像機のように、プログラムPを実行
中の端末装置3により遠隔操作される機器である。
【0044】次に、以上のような構成の移動体通信シス
テムSa の動作について説明する。端末装置3がエリア
Asrに入った時、配信局1は、前述の位置登録処理を行
い、これによって、交換局2には、配信局1のエントリ
Esn(図2参照)には、端末識別情報Itlが登録され
る。端末識別情報Itlの登録後、配信局1において、サ
ービス開始通知部12は、図7に示す手順からなるサー
ビス開始通知処理を行う。まず、サービス開始通知部1
2は、予め定められたタイミングで交換局2にアクセス
する(ステップS11)。次に、サービス開始通知部1
2は、自局のエントリEsn(図2参照)に、新しい端末
識別情報Itlが追加されたか否かを判断する(ステップ
S12)。サービス開始通知部12は、端末識別情報I
tlが追加されていない場合には、ステップS11に戻
る。一方、それが追加されている場合には、サービス開
始通知部12は、前述のサービス開始通知Nssとプログ
ラム識別情報Icpとを端末装置3に送信する(ステップ
S13)。
【0045】以上のサービス開始通知Nssおよびプログ
ラム識別情報Icpは、端末装置3の受信機(図示せず)
により受信され、受信機は、これらをダウンロード処理
部33に渡す。ダウンロード処理部33は、サービス開
始通知Nssに応答して、図8に示す手順からなるダウン
ロード処理を行う。まず、ダウンロード処理部33は、
プログラム識別情報Icpを受け取る(ステップS2
1)。次に、ダウンロード処理部33は、プログラム識
別情報記録部32(図5参照)にアクセスする(ステッ
プS22)。そして、ダウンロード処理部33は、今回
受け取ったプログラム識別情報Icpが、プログラム識別
情報記録部32に記録されているか否かを判断する(ス
テップS23)。記録済みと判断された場合、対応プロ
グラムPはプログラム記憶部31に格納されていること
になり、これを新たにダウンロードする必要がないの
で、ダウンロード処理部33は、図8の処理を終了す
る。
【0046】それに対して、今回のプログラム識別情報
Icpが未登録の場合には、ダウンロード処理部33は、
対応プログラムPの配信要求Rdtを作成して、端末装置
3の送信機(図示せず)を介して、配信局1に送信する
(ステップS24)。配信局1において、プログラム配
信部11は、受信した配信要求Rdtに応答して、対応プ
ログラムPを端末装置3に送信する。以上の対応プログ
ラムPは、上述の受信機により受信され、ダウンロード
処理部33に転送される。ダウンロード処理部33は、
受信した対応プログラムPをプログラム記憶部31に格
納する(ステップS25)。さらに、ダウンロード処理
部33は、ステップS21で受け取ったプログラム識別
情報Icpをプログラム識別情報記録部32に新規に登録
する(ステップS26)。
【0047】また、上述の受信機は、受信したサービス
開始通知Nssおよびプログラム識別情報Icpをプログラ
ム実行指示部34にも渡す。プログラム実行指示部34
は、サービス開始通知Nssの受信に応答して、図9に示
す手順からなるプログラム実行指示処理を行う。まず、
プログラム実行指示部34は、プログラム識別情報Icp
の受け取った後、プログラム識別情報記録部32(図5
参照)にアクセスする(ステップS31,S32)。そ
して、プログラム実行指示部34は、今回受け取ったプ
ログラム識別情報Icpが、プログラム識別情報記録部3
2に記録されているか否かを判断する(ステップS3
3)。記録済みと判断された場合、プログラム実行指示
部34は、実行プログラム記録部36にアクセスする
(ステップS34)。
【0048】その後、プログラム実行指示部34は、対
応プログラムPのエントリ(以下、対象エントリと称す
る)Ecpが実行プログラム記録部36に記録済みか否か
を判断する(ステップS35)。未記録と判断された場
合、プログラム実行指示部34は、対応プログラムPの
実行指示Cexe を作成して、今回受け取ったプログラム
識別情報Icpと共に作成した実行指示Cexe をプログラ
ム実行部35に送る(ステップS36)。プログラム実
行部35は、受け取った実行指示Cexe に応答して、プ
ログラム記憶部31にアクセスした後、受け取ったプロ
グラム識別情報Icpで特定される対応プログラムPの実
行を開始する。さらに、プログラム実行指示部34は、
ステップS36の後に、ステップS31で受け取ったプ
ログラム識別情報Icpと、その値が0x01のタグTexe と
を、対応プログラムPのエントリEcpとして、実行プロ
グラム記録部36(図6参照)に新たに記録する(ステ
ップS37)。
【0049】また、プログラム実行指示部34は、ステ
ップS35において、対象エントリEcpが記録済と判断
した場合、それに設定されているタグ(以下、対象タグ
と称する)Texe の値が0x01か否かを判断する(ステッ
プS38)。対象タグTexeが0x01でない場合、プログ
ラム実行指示部34は、ステップS36と同様の処理を
行う(ステップS39)。これによっても、プログラム
実行部35は、対応プログラムPの実行を開始する。さ
らに、プログラム実行指示部34は、ステップS39の
後に、対象タグTexe を0x01に変更する(ステップS3
10)。
【0050】以上のような処理により、対応プログラム
Pの実行開始以降、ユーザは、端末装置3を制御対象機
器4のリモートコントローラとして使用することが可能
になる。以上説明したように、本実施形態に係る移動体
通信システムSa では、端末装置3がエリアAsrに入る
と、端末装置3は、プログラムPを配信局1から自動的
にダウンロードして、実行するので、ユーザは、ダウン
ロードのために端末装置3を操作する必要がなくなる。
これによって、従来よりも利便性の高い移動体通信シス
テムSa を提供することが可能となる。
【0051】また、ステップS38で対象タグTexe が
0x01と判断された場合、対応プログラムPが実行中であ
るため、プログラム実行指示部34は、対応プログラム
Pを改めて実行する必要がないとみなし、図9の処理を
終了する。
【0052】ところで、プログラム実行指示部34は、
ステップS33において、今回受け取ったプログラム識
別情報Icpが未記録であると判断した場合、好ましく
は、ステップS311を行う。つまり、プログラム実行
指示部34は、対応プログラムPのダウンロード指示C
dlを作成して、これと対応プログラム識別情報Icpとを
ダウンロード処理部33に渡す(ステップS311)。
ダウンロード処理部33は、受け取ったダウンロード指
示Cdlに応答して、図8と同様の処理を開始する。な
お、プログラム実行指示部34は、ステップS33で、
プログラム識別情報Icpが未記録と判断した場合、ステ
ップS311を実行することなく無処理で、図9の処理
を終了しても良い。
【0053】端末装置3のユーザがエリアAsrから別の
エリア(図示せず)に移動した場合、新たに進入したエ
リアの配信局(図示せず)は、前述の位置登録処理を行
い、その結果、端末装置3の移動元の配信局1のエント
リEsn(図2参照)からは、端末識別情報Itlが削除さ
れ、移動先の配信局のエントリ(図示せず)に追加され
る。エントリEsnの更新後、配信局1において、サービ
ス終了通知部13は、図10に示す手順からなるサービ
ス終了通知処理を行う。まず、サービス終了通知部13
は、予め定められたタイミングで交換局2にアクセスす
る(ステップS41)。次に、サービス終了通知部13
は、交換局2内の自局のエントリEsnから、端末識別情
報Itlが削除されたか否かを判断する(ステップS4
2)。未削除の場合、サービス終了通知部13は、ステ
ップS41に戻る。一方、削除済みの場合には、サービ
ス終了通知部13は、前述のサービス終了通知Nstとプ
ログラム識別情報Icpとを端末装置3に送信する(ステ
ップS43)。
【0054】以上のサービス終了通知Nstおよびプログ
ラム識別情報Icpは、端末装置3の受信機(図示せず)
により受信され、受信機は、これらをプログラム実行停
止部37に渡す。プログラム実行停止部37は、サービ
ス終了通知Nstに応答して、図11に示す手順からなる
実行停止処理を行う。まず、プログラム実行停止部37
は、プログラム識別情報Icpを受け取る(ステップS5
1)。次に、プログラム実行停止部37は、実行プログ
ラム記録部36にアクセスする(ステップS52)。そ
して、プログラム実行停止部37は、今回受信したプロ
グラム識別情報Icpの対応プログラムPが実行中か否か
を判断する(ステップS53)。より具体的には、対応
プログラムP用のエントリEcp(図6参照)が実行プロ
グラム記録部36に無い場合、または、そのエントリE
cpのタグTexe の値が0x00である場合、ステップS53
では対応プログラムPが実行中でないと判断される。こ
の場合、プログラム実行停止部37は、図11の処理を
終了する。
【0055】それに対して、対応プログラムP用のエン
トリEcpのタグTexe が0x01に設定されている場合に
は、プログラム実行停止部37は、ステップS53から
ステップS54に進む。そして、プログラム実行停止部
37は、対応プログラムPの実行停止指示Cqtを作成し
て、プログラム実行部35に渡す(ステップS54)。
プログラム実行部35は、受け取った実行停止指示Cqt
に応答して、対応プログラムPの実行を停止する。さら
に、プログラム実行停止部37は、ステップS54の後
に、対応プログラムPのエントリEcpにおけるタグTex
e を0x01から0x00に変更する(ステップS55)。
【0056】また、上述の受信機は、ステップS43で
送信されたサービス終了通知Nstおよびプログラム識別
情報Icpを受信後、これらをプログラム削除部38にも
渡す。プログラム削除部38は、サービス終了通知Nst
に応答して、図12に示す手順からなるプログラム削除
処理を行う。まず、プログラム削除部38は、プログラ
ム識別情報Icpを受信する(ステップS61)。次に、
プログラム削除部38は、プログラム識別情報記録部3
2にアクセスする(ステップS62)。そして、プログ
ラム削除部38は、今回受け取ったプログラム識別情報
Icpが記録されているか否かをチェックし(ステップS
63)、それが記録されていなければ、削除対象となる
プログラムPが無いとみなして、図12の処理を終了す
る。
【0057】それに対して、今回のプログラム識別情報
Icpが記録されている場合には、プログラム削除部38
は、実行プログラム記録部36にアクセスする(ステッ
プS64)。そして、プログラム削除部38は、ステッ
プS53と同様にして、対応プログラムPが実行中か否
かを判断する(ステップS65)。対応プログラムPが
実行中でない場合、プログラム削除部38は、対応プロ
グラムP用のエントリEcpを実行プログラム記録部36
から削除する(ステップS66)。さらに、プログラム
削除部38は、プログラム記憶部31にアクセスして、
そこから対応プログラムPを削除する(ステップS6
7)。さらに、プログラム削除部38は、プログラム識
別情報記録部32にアクセスして、そこから今回受け取
ったプログラム識別情報Icpを削除する(ステップS6
8)。
【0058】以上のような処理により、ユーザがエリア
Asrから出ると、端末装置3は、実行中のプログラムP
に関しては、自動的にその実行を終了し、さらに、プロ
グラム記憶部31から削除する。さらに、ユーザがエリ
アAsrから出ると、端末装置3は、配信局1により配信
されたプログラムPを自動的に削除する。これによっ
て、ユーザは、不要となったプログラムPの削除のため
に、端末装置3を操作する必要がなくなるので、従来よ
りも利便性の高い移動体通信システムSa を提供するこ
とが可能となる。さらに、不要なプログラムPを削除す
ることにより、端末装置3のメモリを有効利用すること
が可能となる。
【0059】ところで、プログラム削除部38は、ステ
ップS65において、対応プログラムPが実行中である
と判断した場合、好ましくは、ステップS69およびS
610を行う。つまり、プログラム削除部38は、対応
プログラムPの実行停止指示Cqtを作成して、プログラ
ム実行部35に渡す(ステップS69)。プログラム実
行部35は、受け取った実行停止指示Cqtに応答して、
対応プログラムPの実行を停止する。さらに、プログラ
ム削除部38は、ステップS69の後に、対応プログラ
ムPのエントリEcpにおけるタグTexe を0x01から0x00
に変更する(ステップS610)。なお、プログラム削
除部38は、ステップS65で、対応プログラムPが実
行中と判断した場合、ステップS69およびS610を
実行することなく無処理で、図12の処理を終了しても
良い。
【0060】なお、以上の実施形態では、制御対象機器
4はテレビジョン受像機であり、プログラムPはそれを
遠隔操作するためのものとして説明したが、これに限ら
ず、本実施形態に係る移動体通信システムSa は下記の
ような用途にも簡単に応用できる。まず、制御対象機器
4としての家電機器(例えば、エアコン)を遠隔操作す
るためのプログラムPを端末装置3に配信する用途に応
用できる。この場合、エリアAsrは、上述同様、制御対
象機器4の周囲数メータをカバーするように、配信局1
を設計することが好ましい。
【0061】また、レストランに代表される施設におい
て、ユーザがメニューを選択し注文するための装置とし
て端末装置3を使用可能にするプログラムPを配信する
用途にも応用できる。この場合、制御対象機器4は、施
設に設置されている注文収集用のたサーバであり、端末
装置3は、これを遠隔から制御する。
【0062】、また、図書館に代表される施設におい
て、施設案内、書籍の検索、または書籍の予約を行うた
めの装置として、端末装置3を使用可能にするプログラ
ムPを配信する用途にも応用できる。この場合、制御対
象機器4は、施設に設置されている施設案内、書籍検索
または書籍予約用のサーバであり、端末装置3は、これ
を遠隔から制御する。
【0063】さらに、書店、CDショップまたはデパー
トに代表される店舗において、ユーザの欲しい商品が存
在する場所の探索、その店舗に存在する商品の検索、ま
たは商品の購買予約を行うための装置として、端末装置
3を使用可能にするプログラムPを配信する用途にも応
用できる。この場合、制御対象機器4は、店舗に設置さ
れている店舗案内、商品検索または購買予約用のサーバ
であり、端末装置3は、これを遠隔から制御する。以上
の3つの用途に関しては、エリアAsrは、施設または店
舗の広さに依存して決定される。
【0064】図13は、図1の移動体通信システムSa
の変形例に係る移動体通信システムSb の構成を示す模
式図である。本移動体通信システムSb は、移動体通信
システムSa と比較すると、端末装置3の代わりに、移
動体通信端末装置(以下、単に端末装置と称する)5を
備えている点で相違する。それ以外に両システムSbお
よびSa の構成に相違点は無いので、図13において、
図1に示すものに相当する構成には、同一の参照符号を
付けて、その説明を省略する。
【0065】端末装置5は、端末装置3と同様、移動体
通信が可能なものであり、サービスを受けることができ
るよう、図14に示すように、プログラム記憶部31
と、プログラム識別情報記録部32と、プログラム実行
部35と、実行プログラム記録部36と、履歴依存ダウ
ンロード処理部51と、履歴依存プログラム実行指示部
52と、プログラム実行履歴記録部53と、プログラム
実行履歴編集部54と、履歴依存プログラム削除部55
とを含む。なお、プログラム記憶部31、プログラム識
別情報記録部32、プログラム実行部35、および実行
プログラム記録部36については、前述と同様であるた
め、それらの詳説を省略する。
【0066】履歴依存ダウンロード処理部51は、典型
的には、MPU(Micro ProcessingUnit )のように、端
末装置5に搭載されているプロセッサにより実現され
る。履歴依存ダウンロード処理部51の処理について
は、図16を参照して後述するが、要約すると、プログ
ラム実行履歴記録部53を参照して、プログラム配信部
11から送信されてくるプログラムPをダウンロードし
て、プログラム記憶部31に書き込む。
【0067】履歴依存プログラム実行指示部52もま
た、端末装置5内のプロセッサで実現される。履歴依存
プログラム実行指示部52の処理については、図17を
参照して後述するが、要約すると、サービス開始通知部
12からのサービス開始通知Nssに応答して動作し、プ
ログラム実行履歴記録部53を参照して、今回実行すべ
きプログラムPをプログラム実行部35に指示する。
【0068】プログラム実行履歴記録部53は、典型的
には、RAM(Random Access Memory)またはSRAM(S
tatic RAM)のように、端末装置5に搭載されているメモ
リで実現される。また、SD(Secure Digital)カードの
ように、端末装置5に着脱自在なメモリでプログラム実
行履歴記録部53を実現しても良い。以上のプログラム
実行履歴記録部53には、図15に示すように、プログ
ラム実行部35が実行したことがあるプログラムP毎に
エントリEhyが記録される。各エントリEhyは、プログ
ラム識別情報Icpと、実行回数情報Inexeと、最終実行
時刻情報Ilexeとの組み合わせからなる。プログラム識
別情報Icpは、プログラム実行履歴記録部53により実
行されたことがあるプログラムPのものである。実行回
数情報Inexeは、同じ組みのプログラム識別情報Icpの
対応プログラムPが実行された回数を、例えば10進数
で示す。最終実行時刻情報Ilexeは、対応プログラムP
が最後に実行された日および時刻を示す。
【0069】再度、図14を参照する。プログラム実行
履歴編集部54は、端末装置5内のプロセッサで実現さ
れる。プログラム実行履歴編集部54の処理について
は、図18を参照して後述するが、要約すると、プログ
ラム実行部35におけるプログラムPの実行状況に基づ
いて、プログラム実行履歴記録部53のエントリEhyを
新規に作成し、または既存のエントリEhyを更新する。
【0070】履歴依存プログラム削除部55は、端末装
置5内のプロセッサで実現される。履歴依存プログラム
削除部55の処理については、図19を参照して後述す
るが、要約すると、上記サービス終了通知Nstに応答し
て動作し、プログラム実行履歴記録部53を参照して、
不必要となったプログラムPをプログラム記憶部31か
ら削除する。
【0071】次に、以上のような構成の移動体通信シス
テムSb の動作について説明する。端末装置5がエリア
Asrに入った時、配信局1は、前述の位置登録処理を行
う。その後、配信局1のサービス開始通知部12は、図
7を参照して前述したサービス開始通知処理を行う。
【0072】サービス開始通知部12により送信された
サービス開始通知Nssおよびプログラム識別情報Icp
は、端末装置5の受信機(図示せず)により受信され、
受信機は、これらを履歴依存ダウンロード処理部51に
渡す。履歴依存ダウンロード処理部51は、サービス開
始通知Nssに応答して、図16に示す手順からなるダウ
ンロード処理を行う。図16は、図8と比較すると、ス
テップS71およびS72を含む点で相違する。それ以
外に両フローチャートの間に相違点は無いので、図16
において図8のステップに相当するものには、同一のス
テップ番号を付けて、それぞれの説明を省略する。
【0073】まず、履歴依存ダウンロード処理部51
は、ステップS21からステップS23を実行する。ス
テップS23においてプログラム識別情報記録部32に
記録されていると判断された場合、履歴依存ダウンロー
ド処理部51は、図16の処理を終了する。
【0074】それに対して、今回のプログラム識別情報
Icpが未登録の場合には、対応プログラムPをダウンロ
ードするか否かを判断するために、履歴依存ダウンロー
ド処理部51は、プログラム実行履歴記録部53(図1
5参照)にアクセスする(ステップS71)。そして、
履歴依存ダウンロード処理部51は、対応プログラムP
のエントリEhyが所定の条件を満足するか否かを判断す
る(ステップS72)。
【0075】ステップS72では、例えば、対応プログ
ラムPの実行回数情報Inexeが1以上であるか否かが判
断される。しかし、これに限らず、対応プログラムPの
最終実行時刻情報Ilexeから所定日数経過していないか
否かを判断しても良い。他にも、対応プログラムPの実
行回数情報Inexeが全ての実行回数情報Inexeの平均値
を上回っているか否かを判断しても良い。
【0076】履歴依存ダウンロード処理部51は、ステ
ップS72で所定の条件を満たすと判断した場合に、ス
テップS24以降の処理を行う。それに対して、所定条
件を満たさない場合には、履歴依存ダウンロード処理部
51は、図16の処理を終了する。
【0077】また、上述の受信機は、受信したサービス
開始通知Nssおよびプログラム識別情報Icpを履歴依存
プログラム実行指示部52にも渡す。履歴依存プログラ
ム実行指示部52は、サービス開始通知Nssの受信に応
答して、図17に示す手順からなるプログラム実行指示
処理を行う。図17は、図9と比較すると、ステップS
81およびS82を含む点で相違する。それ以外に両フ
ローチャートの間に相違点は無いので、図17において
図9のステップに相当するものには、同一のステップ番
号を付けて、それぞれの説明を省略する。
【0078】まず、履歴依存プログラム実行指示部52
は、ステップS31からステップS33を実行する。ス
テップS33において今回のプログラム識別情報Icpが
記録済と判断した場合、履歴依存プログラム実行指示部
52は、対応プログラムPを実行するか否かを判断する
ために、プログラム実行履歴記録部53(図15参照)
にアクセスする(ステップS81)。そして、履歴依存
プログラム実行指示部52(図15参照)は、対応プロ
グラムPのエントリEhyが所定の条件を満足するか否か
を判断する(ステップS82)。なお、ステップS82
における条件は、上述のステップS72と同様であると
する。
【0079】履歴依存プログラム実行指示部52は、ス
テップS82で所定の条件を満たすと判断した場合に、
ステップS34以降の処理を行う。それに対して、所定
条件を満たさない場合には、履歴依存プログラム実行指
示部52は、図17の処理を終了する。
【0080】以上のような処理により、対応プログラム
Pの実行開始以降、ユーザは、端末装置5を制御対象機
器4のリモートコントローラとして使用することが可能
になる。以上説明したように、本実施形態に係る移動体
通信システムSb では、端末装置5がエリアAsrに入る
と、端末装置5は、上述の条件を満たすプログラムPを
配信局1から自動的にダウンロードして、実行するの
で、ユーザは、ダウンロードのために端末装置5を操作
する必要がなくなる。さらに、上述の条件を満たさない
場合、つまり、対応プログラムPがさほど実行されない
場合には、それをダウンロードまたは実行しない。これ
によって、さらに利便性の高い移動体通信システムSb
を提供することが可能となる。
【0081】また、上述のような処理により、プログラ
ム実行部35は、対応プログラムPの実行を開始する
が、本変形例ではさらに、履歴依存プログラム実行指示
部52から受け取ったプログラム識別情報Icpを、プロ
グラム実行履歴編集部54に渡す。プログラム実行履歴
編集部54は、プログラム識別情報Icpに応答して、図
18に示す手順からなるプログラム実行履歴編集処理を
行う。まず、プログラム実行履歴編集部54は、プログ
ラム識別情報Icpを受け取った日時を検出する(ステッ
プS91)。次に、プログラム実行履歴編集部54は、
プログラム実行履歴記録部53(図15参照)にアクセ
スし(ステップS92)、そこに、今回受け取ったプロ
グラム識別情報Icpを含むエントリ(以下、対象エント
リと称する)Ehyが記録されているか否かを判断する
(ステップS93)。対象エントリEhyが無いと判断さ
れた場合、プログラム実行履歴編集部54は、対応プロ
グラムP用のエントリEhyを新規に作成する(ステップ
S94)。ここで、新規作成されるエントリEhyは、今
回受け取ったプログラム識別情報Icpと、初期値1に設
定された実行回数情報Inexeと、ステップS91で検出
した日時からなる最終実行時刻情報Ilexeとからなる。
以上のようなエントリEhyを、プログラム実行履歴編集
部54は、プログラム実行履歴記録部53に記録する
(ステップS95)。
【0082】それに対して、ステップS93において、
対象エントリEhyがあれば、プログラム実行履歴編集部
54は、その実行回数情報Inexeを1だけインクリメン
トし(ステップS96)、さらに、最終実行時刻情報I
lexeを、既存の値から、ステップS91で検出した日時
に変更する(ステップS97)。
【0083】また、端末装置5のユーザがエリアAsrか
ら別のエリア(図示せず)に移動した場合、新たに進入
したエリアの配信局(図示せず)は、前述の位置登録処
理を行い、その結果、端末装置5の移動元の配信局1の
エントリEsn(図2参照)からは、端末識別情報Itlが
削除され、移動先の配信局のエントリ(図示せず)に追
加される。エントリEsnの更新後、配信局1において、
サービス終了通知部13は、図10を参照して前述した
サービス終了通知処理を行う。また、端末装置5は、サ
ービス終了通知部13からのサービス終了通知Nstおよ
びプログラム識別情報Icpに応答して、図11を参照し
て前述した実行停止処理を行う。
【0084】また、端末装置5に送られてきたサービス
終了通知Nstおよびプログラム識別情報Icpは、履歴依
存プログラム削除部55にも渡す。履歴依存プログラム
削除部55は、サービス終了通知Nstに応答して、図1
9に示す手順からなるプログラム削除処理を行う。図1
9は、図12と比較すると、ステップS101およびS
102をさらに含む点で相違する。それ以外に両フロー
チャートの間に相違点は無いので、図19において図1
2のステップに相当するものには、同一のステップ番号
を付けて、それぞれの説明を省略する。
【0085】まず、履歴依存プログラム削除部55は、
ステップS61からステップS63を実行する。ステッ
プS63において、今回受信したプログラム識別情報I
cpがプログラム識別情報記録部32に記録されている場
合、履歴依存プログラム削除部55は、対応プログラム
Pを削除するか否かを判断するために、プログラム実行
履歴記録部53(図15参照)にアクセスする(ステッ
プS101)。そして、履歴依存プログラム削除部55
は、対応プログラムPのエントリEhyが所定の条件を満
足するか否かを判断する(ステップS102)。
【0086】ステップS102では、例えば、対応プロ
グラムPの実行回数情報Inexeが最も少ないか否かが判
断される。しかし、これに限らず、対応プログラムPの
最終実行時刻情報Ilexeが最も古いか否かを判断しても
良い。
【0087】履歴依存プログラム削除部55は、ステッ
プS102で所定の条件を満たすと判断した場合に、ス
テップS64以降の処理を行う。それに対して、所定条
件を満たさない場合には、履歴依存プログラム削除部5
5は、図19の処理を終了する。
【0088】以上のような処理により、ユーザがエリア
Asrから出ると、端末装置5は、プログラム実行履歴記
録部53を参照して、さほど実行されないプログラムP
を、プログラム記憶部31から自動的に削除する。これ
によって、ユーザは、重要でないプログラムPの削除の
ために、端末装置5を操作する必要がなくなる。さら
に、たとえ、ユーザがエリアAsrを出たとしても、重要
なプログラムPに関しては、プログラム記憶部31に保
存されるので、さらに利便性の高い移動体通信システム
Sb を提供することが可能となる。
【0089】なお、以上の変形例では、履歴依存プログ
ラム削除部55は、サービス終了通知Nstに応答して、
図19の処理を行うとして説明したが、これに限らず、
例えば、予め設定された日時、またはプログラム記憶部
31の記憶容量が予め定められた値に到達した時に、図
19の処理を実行するようにしても良い。
【0090】また、以上の変形例では、履歴依存プログ
ラム削除部55は、1つのプログラムPを削除していた
が、これに限らず、複数のプログラムPを削除しても良
い。この場合、ステップS102において、履歴依存プ
ログラム削除部55は、例えば、最終実行時刻情報Ile
xe予め定められた期間実行されていないプログラムPが
存在するか否かを判断して、この条件に該当するプログ
ラムPを削除するようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る移動体通信システム
Sa の構成を示す模式図である。
【図2】図1の交換局2の位置情報DB21に記録され
るエントリEsnを示す模式図である。
【図3】図1の配信局1の詳細な構成を示すブロック図
である。
【図4】図1の移動体通信端末装置3の詳細な構成を示
すブロック図である。
【図5】図4のプログラム識別情報記録部32に記録さ
れるプログラム識別情報Icpを示す模式図である。
【図6】図4の実行プログラム記録部36に記録される
エントリEcpを示す模式図である。
【図7】図3のサービス開始通知部12の処理手順を示
すフローチャートである。
【図8】図4のダウンロード処理部33の処理手順を示
すフローチャートである。
【図9】図4のプログラム実行指示部34の処理手順を
示すフローチャートである。
【図10】図3のサービス終了通知部13の処理手順を
示すフローチャートである。
【図11】図4のプログラム実行停止部37の処理手順
を示すフローチャートである。
【図12】図4のプログラム削除部38の処理手順を示
すフローチャートである。
【図13】図1の移動体通信システムSa の変形例に係
る移動体通信システムSb の構成を示す模式図である。
【図14】図13の移動体通信端末装置5の詳細な構成
を示すブロック図である。
【図15】図14のプログラム実行履歴記録部53に記
録されるエントリEhyを示す模式図である。
【図16】図14の履歴依存ダウンロード処理部51の
処理手順を示すフローチャートである。
【図17】図14の履歴依存プログラム実行指示部52
の処理手順を示すフローチャートである。
【図18】図14のプログラム実行履歴編集部54の処
理手順を示すフローチャートである。
【図19】図14の履歴依存プログラム削除部55の処
理手順を示すフローチャートである。
【図20】従来の移動体通信システムの第1の構成例を
示す模式図である。
【図21】従来の移動体通信システムの第2の構成例を
示す模式図である。
【符号の説明】
Sa …移動体通信システム 1…配信局 11…プログラム配信部 12…サービス開始通知部 13…サービス終了通知部 2…交換局 3…移動体通信端末装置 31…プログラム記憶部 32…プログラム識別情報記録部 33…ダウンロード処理部 34…プログラム実行指示部 35…プログラム実行部 36…実行プログラム記録部 37…プログラム実行停止部 38…プログラム削除部 4…制御対象機器 Sb …移動体通信システム 5…移動体通信端末装置 51…履歴依存ダウンロード処理部 52…履歴依存プログラム実行指示部 53…プログラム実行履歴記録部 54…プログラム実行履歴編集部 55…履歴依存プログラム削除部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K024 AA78 CC11 DD01 DD02 GG05 5K027 AA11 BB02 CC08 HH29 5K067 AA21 BB04 BB21 EE02 HH23 5K101 KK16 LL12 NN02 TT02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスエリア内に位置する移動体通信
    端末装置に、予め内部に格納しているプログラムを配信
    局が配信する移動体通信システムであって、 前記配信局において、サービスエリア内に入った前記移
    動体通信端末装置に、自身が配信可能なプログラムの識
    別情報を少なくとも送信するサービス開始通知部と、 前記移動体通信端末装置において、前記サービス開始通
    知部から受け取ったプログラム識別情報に対応するプロ
    グラムの配信要求を作成するダウンロード処理部とを備
    え、 前記ダウンロード処理部により作成された配信要求は、
    前記移動体通信端末装置から前記配信局へと送信され、 前記配信局において、受信した配信要求に応答して、プ
    ログラムを前記移動体通信端末装置に配信するプログラ
    ム配信部と、 前記移動体通信端末装置において、前記プログラム配信
    部により送信されたプログラムを格納するプログラム記
    憶部と、 前記移動体通信端末装置において、前記プログラム記憶
    部に格納されたプログラムの実行指示を作成して送信す
    るプログラム実行指示部と、 前記移動体通信端末装置において、前記プログラム実行
    指示部からの実行指示に応答して、前記プログラム記憶
    部内のプログラムを実行するプログラム実行部とをさら
    に備える、移動体通信システム。
  2. 【請求項2】 前記プログラム実行指示部は、前記プロ
    グラム記憶部に実行すべきプログラムが格納されていな
    い場合、ダウンロード指示を作成して、前記ダウンロー
    ド処理部に送信し、 前記ダウンロード処理部は、前記プログラム実行指示部
    からのダウンロード指示に応答して、プログラムの配信
    要求を作成する、請求項1に記載の移動体通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記配信局において、サービスエリアか
    ら出た前記移動体通信端末装置に、自身が配信していた
    プログラムの識別情報を少なくとも送信するサービス終
    了通知部と、 前記移動体通信端末装置において、前記サービス終了通
    知部から受け取ったプログラムの識別情報に対応するプ
    ログラムの実行停止指示を作成するプログラム実行停止
    部とをさらに備え、 前記プログラム実行部は、前記プログラム実行停止部か
    らの実行停止指示に応答して、プログラムの実行を停止
    する、請求項1に記載の移動体通信システム。
  4. 【請求項4】 前記プログラム実行停止部は、受け取っ
    たプログラム識別情報に対応するプログラムが実行中の
    場合に、実行停止指示を作成する、請求項3に記載の移
    動体通信システム。
  5. 【請求項5】 前記移動体通信端末装置において、前記
    プログラム実行部が実行停止したプログラムを削除する
    プログラム削除部をさらに備える、請求項3に記載の移
    動体通信システム。
  6. 【請求項6】 前記プログラム実行部におけるプログラ
    ムの実行履歴を記録するプログラム実行履歴記録部を前
    記移動体通信端末装置にさらに備え、 前記ダウンロード処理部は、前記プログラム実行履歴記
    録部の実行履歴を参照して、プログラムの配信要求を作
    成する、請求項1に記載の移動体通信システム。
  7. 【請求項7】 前記プログラム実行部におけるプログラ
    ムの実行履歴を記録するプログラム実行履歴記録部を前
    記移動体通信端末装置にさらに備え、 前記プログラム実行指示部は、前記プログラム実行履歴
    記録部の実行履歴を参照して、プログラムの実行指示を
    作成して送信する、請求項1に記載の移動体通信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記プログラム実行部におけるプログラ
    ムの実行履歴を記録するプログラム実行履歴記録部を前
    記移動体通信端末装置にさらに備え、 前記プログラム削除部は、前記プログラム実行履歴記録
    部を参照して、前記プログラム実行部が実行停止したプ
    ログラムを削除する、請求項5に記載の移動体通信シス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記プログラムはJAVA(R)で作成
    されている、請求項1に記載の移動体通信システム。
  10. 【請求項10】 移動体通信システムに収容されてお
    り、サービスエリア内の配信局からプログラムを取得す
    る移動体通信端末装置であって、 前記配信局は、サービスエリア内に入った前記移動体通
    信端末装置に、自身が配信可能なプログラムの識別情報
    を少なくとも送信し、 前記配信局から受け取ったプログラム識別情報に対応す
    るプログラムの配信要求を作成するダウンロード処理部
    を備え、 前記ダウンロード処理部により作成された配信要求は、
    前記移動体通信端末装置から前記配信局へと送信され、 前記配信局は、受信した配信要求に応答して、プログラ
    ムを前記移動体通信端末装置に配信し、 前記配信局から送信されてくるプログラムを格納するプ
    ログラム記憶部と、 前記プログラム記憶部に格納されたプログラムの実行指
    示を作成して送信するプログラム実行指示部と、 前記プログラム実行指示部からの実行指示に応答して、
    前記プログラム記憶部内のプログラムを実行するプログ
    ラム実行部とをさらに備える、移動体通信端末装置。
  11. 【請求項11】 移動体通信システムに収容されてお
    り、サービスエリア内に位置する移動体通信端末装置
    に、プログラムを配信する配信局であって、 サービスエリア内に入った前記移動体通信端末装置に、
    自身が配信可能なプログラムの識別情報を少なくとも送
    信するサービス開始通知部を備え、 前記移動体通信端末装置は、前記サービス開始通知部か
    ら受け取ったプログラム識別情報に対応するプログラム
    の配信要求を作成し、 前記移動体通信端末装置で作成された配信要求から送信
    されてくる配信要求に応答して、プログラムを前記移動
    体通信端末装置に配信するプログラム配信部とを備え
    る、配信局。
  12. 【請求項12】 サービスエリア内に位置する移動体通
    信端末装置に、予め内部に格納しているプログラムを配
    信局が配信するプログラム配信方法であって、 前記配信局で実行され、サービスエリア内に入った前記
    移動体通信端末装置に、自身が配信可能なプログラムの
    識別情報を少なくとも送信するサービス開始通知ステッ
    プと、 前記移動体通信端末装置で実行され、前記サービス開始
    通知ステップで送信されたプログラム識別情報に対応す
    るプログラムの配信要求を作成するダウンロードステッ
    プと、 前記配信局で実行され、受信した配信要求に応答して、
    プログラムを前記移動体通信端末装置に配信するプログ
    ラム配信ステップと、 前記移動体通信端末装置で実行され、前記プログラム配
    信ステップで送信されたプログラムを格納するプログラ
    ム格納ステップと、 前記移動体通信端末装置で実行され、前記プログラム格
    納ステップで格納されたプログラムの実行指示を作成し
    て送信するプログラム実行指示ステップと、 前記移動体通信端末装置で実行され、前記プログラム実
    行指示ステップで作成された実行指示に応答して、前記
    プログラム格納ステップで格納されたプログラムを実行
    するプログラム実行ステップとを備える、プログラム配
    信方法。
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