JPWO2010026948A1 - 角度センサ - Google Patents

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Abstract

磁気抵抗効果素子を用いて角度検出精度を向上させることができる角度センサを提供すること。回転可能な回転体に取り付けられ、回転体とともに回転可能な磁石(2)と、磁石(2)の回転軸周りの外周面を取り囲むように環状に延在し、延在方向の一部に切欠部(11)が形成された環状ヨーク(3)と、切欠部(11)に配設され、切欠部(11)内に発生する磁場の向きを検出するGMR素子(4)とを備え、磁石(2)の回転角度とGMR素子(4)に作用する磁場の向きとを一致させる構成とした。

Description

本発明は、角度センサに関し、例えば、高度な角度検出精度が要求される角度センサに好適な角度センサに関する。
従来、回転軸に取り付けた磁石に対してホール素子を中立検出位置に対向配置し、ホール素子からの出力信号に基づいて磁石の回転角度を検出する角度センサが提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる角度センサにおいては、回転軸の中央に直方体形状の磁石を配設する一方、回転軸の外周面近傍にホール素子を配置し、磁石からのホール素子に印加される磁場の強度に応じて磁石の回転角度を算出している。
一方、現在、磁石からの磁場の向きを検出して出力信号を変化させる巨大磁気抵抗効果素子(GMR素子)を利用した磁気センサが提案されている(例えば、特許文献2参照)。このようなGMR素子を利用した磁気センサにおいては、磁石からの磁場の向きに応じたGMR素子における電気抵抗値の変化に基づいて出力信号を変化させている。
特開2003−151390号公報 特開2006−276983号公報
上述したような特許文献1に記載の角度センサにおいて、ホール素子の代わりにGMR素子(巨大磁気抵抗効果素子)を配設し、GMR素子を利用した角度センサを構成することが考えられる。しかしながら、特許文献1に記載の角度センサのように、回転体の外周面に磁場の向きを検出するGMR素子を配置する場合においては、磁石の回転角度と、GMR素子に作用する磁場の向きとが対応せず、適切に磁石の回転角度を検出することができないという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、磁気抵抗効果素子を用いて角度検出精度を向上させることができる角度センサを提供することを目的とする。
本発明の角度センサは、回転可能な回転体に取り付けられ、前記回転体とともに回転可能な磁石と、前記磁石の回転軸周りの外周面を取り囲むように環状に延在し、延在方向の一部に切欠部が形成された環状ヨークと、前記切欠部に配設され、前記切欠部内に発生する磁場の向きを検出する磁気抵抗効果素子とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、切欠部が形成された環状ヨークにより磁路を構成することにより、例えば、磁石の磁極が磁気抵抗効果素子の直線状に位置したときには、磁束の一部が切欠部から環状ヨークに引き込まれて磁気抵抗効果素子に作用する磁束が減少し、磁石が当該位置から90度回転したときには、環状ヨークにより磁束が導かれて磁気抵抗効果素子に作用する磁束が増加する。よって、磁石の回転角度に関わらず磁気抵抗効果素子に作用する磁場強度を一定とするように切欠部を形成すれば、磁石の回転角度と磁気抵抗効果素子に作用する磁場の向きとを一致させることができ、角度検出精度を向上させることができる。
また本発明は、上記角度センサにおいて、前記磁石の回転軸周りの外周面は、円形であることを特徴とする。
この構成によれば、例えば、円柱磁石やリング磁石においても、磁石の回転角度と磁気抵抗効果素子に作用する磁場の向きとを一致させることができる。
また本発明は、上記角度センサにおいて、前記切欠部のギャップ幅が、前記磁気抵抗効果素子に作用する磁場の直交成分の振幅比が1となるように形成されることを特徴とする。
この構成によれば、磁気抵抗効果素子に作用する磁場の直交成分の振幅比が1になるため、磁石の回転角度に関わらず磁気抵抗効果素子に作用する磁場強度を一定とすることができる。
また本発明は、上記角度センサにおいて、前記環状ヨークは、円環状に形成されており、前記切欠部のギャップ幅が、前記環状ヨークの中心径の1/8〜1/12であることを特徴とする。
さらに、また本発明は、上記角度センサにおいて、前記切欠部のギャップ幅が、前記環状ヨークの中心径の1/10であることを特徴とする。
この構成によれば、環状ヨークの中心径を決定することで、磁石の回転角度に関わらず磁気抵抗効果素子に作用する磁場強度を一定とする切欠部のギャップ幅を決定することができる。なお、環状ヨークの中心径とは、環状ヨークの内径と外径との和の半分の径である。
本発明の角度センサは、回転可能な回転体に取り付けられ、前記回転体とともに回転可能な磁石と、前記磁石の回転軸周りの外周面を取り囲むように環状に延在し、延在方向に複数の切欠部が形成された環状ヨークと、前記複数の切欠部のいずれかの切欠部に配設され、配設された切欠部内に発生する磁場の向きを検出する磁気抵抗効果素子とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、複数の切欠部が形成された環状ヨークにより磁路を構成することにより、例えば、磁石の磁極が磁気抵抗効果素子の直線状に位置したときには、磁束の一部が切欠部から環状ヨークに引き込まれて磁気抵抗効果素子に作用する磁束が減少し、磁石が当該位置から90度回転したときには、環状ヨークにより磁束が導かれて磁気抵抗効果素子に作用する磁束が増加する。よって、磁石の回転角度に関わらず磁気抵抗効果素子に作用する磁場強度を一定とするように複数の切欠部を形成すれば、磁石の回転角度と磁気抵抗効果素子に作用する磁場の向きとを一致させることができ、角度検出精度を向上させることができる。また、複数の切欠部を環状ヨークにおいて一方向に磁束が流れる磁路と逆方向に磁束が流れる磁路との磁気抵抗を略同一とするように形成すれば、環状ヨークにおける磁束密度の偏りを小さくできる。したがって、磁気抵抗素子に作用する磁束の減少を抑えてより検出感度を向上させると共に、磁束の漏洩を防止することができる。
また本発明は、上記角度センサにおいて、前記磁石の回転軸周りの外周面は、円形であることを特徴とする。
この構成によれば、例えば、円柱磁石やリング磁石においても、磁石の回転角度と磁気抵抗効果素子に作用する磁場の向きとを一致させることができる。
また本発明は、上記角度センサにおいて、前記複数の切欠部は、前記環状ヨークを一方向に磁束が流れる磁路と前記環状ヨークを前記一方向とは逆方向に磁束が流れる磁路との磁気抵抗が略同一となるように前記環状ヨークに形成されたことを特徴とする。
この構成によれば、環状ヨークにおける磁束密度の偏りを小さくして、磁気抵抗素子に作用する磁束の減少を抑えてより検出感度を向上させると共に、磁束の漏洩を防止することができる。
また本発明は、上記角度センサにおいて、前記複数の切欠部は、2つであり、2つの切欠部は、前記環状ヨークにおいて前記磁石の回転中心を挟んで略対向位置に形成されたことを特徴とする。
この構成によれば、環状ヨークにおいて、一方向に磁束が流れる磁路と逆方向に磁束が流れる磁路との磁気抵抗を略同一とすることができる。
また本発明は、上記角度センサにおいて、前記2つの切欠部のギャップ幅が、前記磁気抵抗効果素子に作用する磁場の直交成分の振幅比が1となるように形成されることを特徴とする。
この構成によれば、磁気抵抗効果素子に作用する磁場の直交成分の振幅比が1になるため、磁石の回転角度に関わらず磁気抵抗効果素子に作用する磁場強度を一定とすることができる。
また本発明は、上記角度センサにおいて、前記環状ヨークは、円環状に形成されており、前記2つの切欠部のギャップ幅が、前記環状ヨークの中心径の1/8〜1/12であることを特徴とする。
この構成によれば、環状ヨークの中心径を決定することで、磁石の回転角度に関わらず磁気抵抗効果素子に作用する磁場強度を一定とする2つの切欠部のギャップ幅を決定することができる。なお、環状ヨークの中心径とは、環状ヨークの内径と外径との和の半分の径である。
本発明によれば、磁気抵抗効果素子を用いて角度検出精度を向上させることができる。
本発明に係る角度センサの実施の形態を示す図であり、角度センサの模式図である。 比較例に係る角度センサから発生する磁場の説明図である。 比較例に係る角度センサの状態遷移図である。 比較例に係る角度センサのリニアリティ特性を示す図である。 本発明に係る角度センサの実施の形態を示す図であり、(a)は磁石が初期位置にある場合のGMR素子に作用する磁束の状態を示す図、(b)は磁石が初期位置から90度回転した位置にある場合のGMR素子に作用する磁束の状態を示す図である。 本発明に係る角度センサの実施の形態を示す図であり、角度センサの状態遷移図である。 本発明に係る角度センサの実施の形態を示す図であり、角度センサのリニアリティ特性を示す図である。 本発明に係る角度センサの実施の形態を示す図であり、環状ヨークの設計図である。 本発明に係る角度センサの実施の形態を示す図であり、図8に示す環状ヨークのギャップ幅の幅寸法とGMR素子に作用する磁場の直交成分の振幅比との関係を示す図である。 本発明に係る角度センサの他の実施の形態を示す図であり、角度センサの模式図である。 本発明に係る角度センサの他の実施の形態を示す図であり、環状ヨークの設計図である。 比較例に係る角度センサの磁束の流れの説明図である。 本発明に係る角度センサの他の実施の形態を示す図であり、角度センサの磁束の流れの説明図である。 本発明に係る角度センサの他の実施の形態を示す図であり、角度センサ回転角度と磁束密度の変動幅との関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態に係る角度センサは、自動車等に搭載されるエンジンにおけるクランク角度など、高度な角度検出精度が要求される角度センサに用いられるものである。以下においては、必要に応じて、本実施の形態に係る角度センサをクランク角センサに適用した場合について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る角度センサの模式図である。図1に示すように、本実施の形態に係る角度センサ1は、円環形状を有する磁石2と、磁石2の外周面を取り囲むと共に、一部に切欠部11が形成された環状ヨーク3と、環状ヨーク3の切欠部11に配設された磁気抵抗効果素子としてのGMR素子4とを含んで構成されている。磁石2の内周面には、円環状の取付部材5が配設されており、取付部材5の中央には、図示しないクランクシャフトなどを挿通可能な取付孔13が形成されている。
磁石2は、円環状に形成され、取付部材5の外周面に相対回転不能に固定されている。また、磁石2は、径方向に対向する2ヶ所にN極およびS極が着磁されており、N極から環状ヨーク3を介してS極に至る円弧状に磁場を周囲に発生させている。なお、磁石2の幅は、GMR素子4の上下の厚みに対応する幅に設定されているが、この幅を下回らなければさらに大きな幅に設定してもよい。
環状ヨーク3は、円環状の円環部12に切欠部11を設けて正面視C字状に形成されており、磁石2の外周面との間に径方向に一定の空隙を挟んで配置されている。また、環状ヨーク3の円環部12および切欠部11は、磁石2から発生した磁場の磁路を形成しており、磁石2の回転角度に関わらずGMR素子4に作用する磁場強度を一定にしている。なお、環状ヨーク3により形成される磁路の詳細については後述する。
GMR素子4は、環状ヨーク3の切欠部11に配設されており、磁石2から発生された磁場の向きを検出する。GMR素子4は、基本的な構成として、交換バイアス層(反強磁性層)、固定層(ピン止め磁性層)、非磁性層及び自由層(フリー磁性層)を図示しないウエハー上に積層して形成され、巨大磁気抵抗効果を利用したGMR(Giant Magnet Resistance)素子の一種である磁気抵抗効果素子として構成されている。
本実施の形態に係る角度センサ1は、このような構成を有し、磁石2による外部磁場、すなわち、磁石2から発生する磁場をGMR素子4に作用させる。そして、GMR素子4の電気抵抗値の変化を、当該磁場の向きにより生じさせ、これを反映したGMR素子4の出力電圧から磁石2の回転角度を検出する。
次に、本実施の形態に係る角度センサの対比のための比較例について説明する。図2は、比較例に係る角度センサから発生する磁場の説明図であり、図3は、比較例に係る角度センサの状態遷移図である。なお、図2および図3に示す角度センサ21においては、環状ヨーク3を備えていない点を除き、本実施の形態に係る角度センサ1と同一の構成を有する。したがって、同一の構成については、その説明を省略する。また、図2の矢印はそれぞれ磁場における磁気ベクトルを示しており、図2においては説明の便宜上、8つのみ図示している。
図2に示すように、比較例に係る角度センサ21は、磁石22のN極がGMR素子24と対向する初期位置に位置する場合において、磁場強度はN極近傍において最大となり、N極から約45度回転した位置では最大磁場の72%に減少し、N極から90度回転した位置では最大磁場の30%に減少している。また、磁場強度はN極から約135度回転した位置では再び最大磁場の72%に増加し、N極から180度回転した位置においては最大となる。このように、磁場強度は、両磁極近傍において最大となり、磁場における両磁極の中間位置おいて最小となっている。
図3(a)に示すように、磁石22が初期位置にある場合、磁石22の回転角度と磁気ベクトルの磁場角度が一致している。この初期位置を0度として、図3(b)に示すように、磁石22が時計回りに45度回転すると、磁石22の回転角度と磁気ベクトルの磁場角度とに角度ズレが発生する。具体的には、磁気ベクトルの磁場角度は、磁石22の回転角度よりも小さくなる。図3(c)に示すように、磁石22がさらに時計回りに45度回転すると、磁石22の回転角度と磁気ベクトルの磁場角度が再び一致する。
また、図示はしないが磁石2が時計まわりに180度、270度回転した場合には、磁石22の回転角度と磁気ベクトルの磁場角度が一致し、磁石22が135度、225度、315度回転した場合には、図3(b)に示すように同様な角度ズレが生じる。このように、磁石22の回転角度が0度、90度、180度、270度以外で角度ズレを生じるのは、磁石22の回転角度の変化における磁場の直交成分(X方向成分、Y方向成分)の振幅比が1ではないことに起因している。
ここで、磁石22の回転角度とGMR素子4に検出された検出角度との関係を示すと、図4のようになる。図4は、比較例に係る角度センサのリニアリティ特性を示す図である。なお、図4においては、縦軸が検出角度、横軸が磁石の回転角度、実線W1がリニア特性、破線W2が理想リニア特性をそれぞれ示している。
図4に示すように、磁石22を45度及び225度回転させた場合に検出角度が磁石22の回転角度よりも大幅に小さくなり、磁石22を135度および315度回転させた場合に検出角度が磁石22の回転角度よりも大幅に大きくなることがわかる。よって、比較例に係る角度センサ21においては、適切に磁石22の回転角度を検出することが困難となっている。
次に、本実施の形態に係る角度センサの角度検出精度について説明する。図5は、GMR素子に作用する磁束の状態を示す図であり、(a)は磁石が初期位置にある場合、(b)は磁石が初期位置から90度回転した位置にある場合をそれぞれ示している。また、図6は、本実施の形態に係る角度センサの状態遷移図である。なお、図5においては、切欠部11の近傍の磁束のみ図示している。
図5(a)に示すように、磁石2のN極がGMR素子4に対向した初期位置にある場合には、磁束が切欠部11を介して環状ヨーク3に引き込まれ、GMR素子4に作用する磁束が減少する。一方、図5(b)に示すように、磁石2が初期位置から90度回転した場合には、環状ヨーク3により磁束が導かれてGMR素子4に作用する磁束が増加する。このように、環状ヨーク3は、磁場強度の強い部分では磁束を環状ヨーク3に引き込むようにし、磁場強度の弱い部分では磁束の漏れを防止するように磁路を形成している。
この場合、図6(a)に示すように、磁石2が初期位置を0度とした場合、磁石2の回転角度と磁気ベクトルの磁場角度も0度で一致している。この状態から、図6(b)に示すように、磁石2が時計回りに45度回転すると、磁気ベクトルの磁場角度も約45度となる。図6(c)に示すように、初期位置から時計回りに90度回転すると、磁気ベクトルの磁場角度も90度となる。また、磁石2を135度、180度、225度、270度、315度、360度に回転した場合にも、磁石2の回転角度と磁気ベクトルの磁場角度とが一致する。
ここで、磁石2の回転角度とGMR素子4に検出された検出角度との関係を示すと、図7のようになる。図7は、本実施の形態に係る角度センサのリニアリティ特性を示す図である。なお、図7においては、縦軸が検出角度、横軸が磁石の回転角度、実線W3がリニア特性、破線W4が理想リニア特性をそれぞれ示している。
図7に示すように、本実施の形態に係る角度センサ1は、理想リニア特性と略同一の傾きを有し、角度ズレを生じることなく磁石2の回転角度を検出することが可能となる。このように、環状ヨーク3は、磁石2の回転位置に関わらずGMR素子4に作用する磁場強度(磁気ベクトルの大きさ)を一定にするように形成されているため、GMR素子4に作用する磁場の直交成分の振幅比が1となり、磁石2の回転角度と磁界角度とを一致させることができるようになっている。
次に、図8および図9を参照して、切欠部のX方向におけるギャップ幅の幅寸法の決定方法について説明する。図8は環状ヨークの設計図、図9は図8に示す環状ヨークのギャップ幅の幅寸法とGMR素子4に作用する磁場の直交成分の振幅比との関係を示す図である。なお、図9において、縦軸が振幅比、横軸が切欠部11のギャップ幅の幅寸法をそれぞれ示している。
図8に示すように、環状ヨーク3は内径が122[mm]、外径が139[mm]に形成されており、この環状ヨーク3を用いた角度センサ1において、図9に示すように、GMR素子4に作用する磁場のY方向成分をX方向成分で徐算した振幅比が1となる幅寸法は約13[mm]である。したがって、切欠部11の幅寸法を13[mm]にすることで、GMR素子4に作用する磁場の直交成分の振幅比が1となるため、磁石2の回転角度と磁界角度とを一致させることが可能となる。
また、切欠部11のギャップ幅の幅寸法をL1、環状ヨーク3の中心径をL2とすると、切欠部11のギャップ幅の幅寸法は、次式(1)が成り立つ。
L1=L2/10 (1)
式(1)は、環状ヨーク3の中心径を決定することで、自動的に切欠部11のギャップ幅の幅寸法を決定可能なことを示している。
本実施の形態においては、環状ヨーク3の外径が139[mm]、内径が122[mm]なので、環状ヨーク3の中心径は、外径と内径との和の半分であるから130.5[mm]となる。切欠部11のギャップ幅の幅寸法は、この中心径の1/10であることから13.05[mm]となり、上記した13[mm]と略同様の大きさとなっている。
以上のように、本実施の形態に係る角度センサ1によれば、切欠部11が形成された環状ヨーク3により磁路を構成することにより、磁石2の回転位置に関わらずGMR素子4に作用する磁場強度が一定となるため、磁石の回転角度と磁気抵抗効果素子に作用する磁場の向きとを一致させることができ、角度検出精度を向上させることができる。
なお、上記した実施の形態においては、切欠部11のギャップ幅の幅寸法を環状ヨーク3の中心径の1/10としたが、環状ヨーク3の中心径の1/8〜1/12の範囲であれば、角度検出精度の良好な角度センサ1を構成することが可能となる。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。本発明の他の実施の形態に係る角度センサは、上記した実施の形態に係る角度センサと、GMR素子の配設用の切欠部の他に、磁路の磁気抵抗調整用の切欠部を設けた点についてのみ相違する。したがって、相違点についてのみ詳細に説明する。
図10および図11を参照して、本発明の他の実施の形態に係る角度センサについて説明する。図10は、本発明の他の実施の形態に係る角度センサの模式図である。図11は、本発明の他の実施の形態に係る環状ヨークの設計図である。
図10に示すように、本実施の形態に係る角度センサ31は、円環形状を有する磁石32と、磁石32の外周面を取り囲むと共に、磁石32の中心を挟んだ対向位置に第1の切欠部41および第2の切欠部42が形成された環状ヨーク33と、環状ヨーク33の第1の切欠部41に配設されたGMR素子34とを含んで構成されている。磁石32の内周面には、円環状の取付部材35が配設されており、取付部材35の中央には、図示しないクランクシャフトなどを挿通可能な取付孔44が形成されている。
環状ヨーク33は、円環状の円環部43の対向位置に第1の切欠部41および第2の切欠部42を設けて形成されている。また、環状ヨーク33の円環部43および第1、第2の切欠部41、42は、磁石32から発生した磁場の磁路を形成している。第1の切欠部41によって磁石32の回転角度に関わらずGMR素子34に作用する磁場強度が一定に保たれ、第2の切欠部42によって環状ヨーク33内の磁路の磁気抵抗が調整される。また、第1の切欠部41および第2の切欠部42のギャップ幅は、同一幅に形成されており、環状ヨーク33内の第1の切欠部41を磁束が通る磁路と第2の切欠部42を磁束が通る磁路の磁気抵抗が同一に調整される。
この場合、第1の切欠部41および第2の切欠部42のギャップ幅の幅寸法は、上述した環状ヨーク33の中心径を1/10した長さよりも幾分小さく形成される。本実施の形態においては、図11に示すように、環状ヨーク33の外径が126[mm]、内径が107[mm]、第1の切欠部41および第2の切欠部42のギャップ幅の幅寸法が10.5[mm]に形成されている。この第1の切欠部41および第2の切欠部42のギャップ幅の幅寸法は、環状ヨーク33の中心径の約1/11に相当している。
次に、図12および図13を参照して、環状ヨーク内の磁束の流れについて説明する。図12は、本発明の他の実施の形態に係る角度センサの対比のための比較例に係る角度センサの磁束の流れの説明図である。図13は、本発明の他の実施の形態に係る角度センサの磁束の流れの説明図である。
最初に、比較例に係る角度センサの磁束の流れについて説明する。図12に示すように、比較例に係る角度センサ51は、一部にのみ切欠部55が形成され、切欠部55にGMR素子54を配設して構成されている。この場合、環状ヨーク53の一部にのみ切欠部55が形成されているため、磁石52の磁極が切欠部55の対向位置にない場合には、切欠部55(GMR素子54)を介して磁束が還流する磁路と切欠部55を介さずに磁束が還流する磁路とで磁気抵抗に大きな偏りが生じる。
したがって、切欠部55を介して磁束が還流する磁路よりも切欠部55を介さずに磁束が還流する磁路の磁気抵抗が低くなるため、破線で示した環状ヨーク53内の磁路の分かれ目が、磁石52の両磁極を結ぶ磁軸に対して切欠部55寄りに位置する。したがって、環状ヨーク53内において磁気抵抗が低い方向に磁束が引きこまれ、切欠部55側を流れる磁束が減少し、切欠部55に配設されたGMR素子54に作用する磁束が減少して検出感度が低下する。一方、切欠部55の対向側を流れる磁束が増加し、環状ヨーク53において磁石52の中心を挟んで切欠部55の対向側で磁束が飽和して環状ヨーク53の外側に漏洩するおそれがある。
このように、比較例に係る角度センサにおいては、環状ヨーク53の切欠部55にGMR素子54を配設することで、磁石52の回転角度とGMR素子54に作用する磁場の向きとを一致させて角度検出精度を向上させることができるものの十分な検出感度を得ることが困難である。
これに対して、図13に示すように、本実施の形態に係る角度センサ31は、磁石32を挟んで対向位置に同一のギャップ幅で第1の切欠部41および第2の切欠部42が形成されている。この場合、磁石32の磁極が第1、第2の切欠部41、42の対向位置にない場合においても、第1の切欠部41(GMR素子34)を介して磁束が還流する磁路と第2の切欠部42を介して磁束が還流する磁路との磁気抵抗が同一となる。
したがって、環状ヨーク33において、第1の切欠部41側の磁路と第2の切欠部42側の磁路における磁気抵抗が一致するため、環状ヨーク33内の磁路の分かれ目が、磁石32の磁軸の延長上に位置する。よって、環状ヨーク33内において第1の切欠部41側を流れる磁束の減少が抑えられ、第1の切欠部41に配設されたGMR素子34に作用する磁束が増加して検出感度が向上する。一方、第2の切欠部42側を流れる磁束が減少し、第2の切欠部42側の磁束の飽和が抑えられて磁束の漏洩を防止することができる。
このように、本実施の形態に係る角度センサにおいては、環状ヨーク33に第1の切欠部41および第2の切欠部42を形成し、第1の切欠部41にGMR素子34を配設することで、角度検出精度を向上させると共に、環状ヨーク33の第1の切欠部41側および第2の切欠部42側における磁束密度の偏りを無くして検出感度を向上させることが可能となる。
このときの比較例に係る角度センサおよび本実施の形態に係る角度センサ回転角度の磁束密度の変動幅は、図14のようになる。図14(a)は、比較例に係る角度センサの感度特性を示す図であり、図14(b)は、本実施の形態に係る角度センサの感度特性を示す図である。なお、図14(a)、(b)においては、縦軸が磁束密度、横軸が磁石の回転角度、実線W5がGMR素子に作用する磁束のY方向成分、実線W6がGMR素子に作用する磁束のX方向成分をそれぞれ示している。
図14(a)、(b)に示すように、比較例に係る角度センサ51の磁束密度の変動幅は約200[G]であり、本実施の形態に係る角度センサ31の磁束密度変動幅は約380[G]ある。このように、本実施の形態に係る角度センサ31においては、比較例に係る角度センサ51と比較して磁束密度の変動幅が約2倍となり、検出感度が倍増される。
以上のように、本実施の形態に係る角度センサ31によれば、第1の切欠部41および第2の切欠部42が形成された環状ヨーク33により磁路を構成することにより、磁石32の回転位置に関わらずGMR素子34に作用する磁場強度が一定となるため、磁石の回転角度と磁気抵抗効果素子に作用する磁場の向きとを一致させることができ、角度検出精度を向上させることができる。また、環状ヨーク33において第1の切欠部41側の磁路と第2の切欠部42側の磁路との磁気抵抗が同一とされるため、環状ヨーク33における磁束密度の偏りを無くすことが可能となる。したがって、磁気抵抗素子に作用する磁束の減少を抑えて検出感度を向上させると共に、磁束の漏洩を防止することが可能となる。
なお、上記した他の実施の形態においては、切欠部55のギャップ幅の幅寸法を環状ヨーク33の中心径の1/11としたが、環状ヨーク33の中心径の1/8〜1/12の範囲であれば、角度検出精度の良好な角度センサ31を構成することが可能となる。
また、上記した他の実施の形態においては、環状ヨーク33に第1の切欠部41と第2の切欠部42とを形成する構成としたが、この構成に限定されるものではない。環状ヨーク33の一方向に磁束が流れる磁路と逆方向に磁束が流れる磁路との磁気抵抗が略同一とするものであればよく、例えば、3以上の切欠部を環状ヨーク33に形成する構成としてもよい。
また、上記した他の実施の形態においては、第1の切欠部41と第2の切欠部42とを同一のギャップ幅で環状ヨーク33の対向位置に形成する構成としたが、この構成に限定されるものではない。第1の切欠部41側の磁路と第2の切欠部42側の磁路との磁気抵抗を略同一とするものであればよく、例えば、第2の切欠部42のギャップ幅が第1の切欠部41のギャップ幅よりも大きく形成されていてもよい。
また、一方向に磁束が流れる磁路と逆方向に磁束が流れる磁路との磁気抵抗が略同一とは完全同一である必要はなく、GMR素子34に作用する磁束の減少を抑えると共に、環状ヨーク33からの磁束の漏洩を防止可能な程度に各磁路の磁気抵抗が近ければよい。
また、上記した各実施の形態においては、磁気抵抗効果素子としてGMR素子4、34を用いて説明したが、この構成に限定されるものではなく、例えばMR素子等を用いてもよい。
また、上記した各実施の形態においては、磁石2、32および環状ヨーク3、33を円環状としたが、この構成に限られず、磁石2、32の回転角度に関わらずGMR素子4、34に作用する磁場強度を一定する構成であれば、多角形の環状とする構成でもよい。また、環状ヨーク3、33は、磁路が遮られず、磁石2、32の回転角度に関わらずGMR素子4、34に作用する磁場強度を一定する構成であれば、一部が切断されていてもよい。
また、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であってこの実施の形態に制限されるものではない。本発明の範囲は、上記した実施の形態のみの説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以上説明したように、本発明は、磁気抵抗効果素子を用いて角度検出精度を向上させることができるという効果を有し、特に高度な角度検出精度が要求される角度センサに有用である。
本発明の角度センサは、回転可能な回転体に取り付けられ、前記回転体とともに回転可能な磁石と、前記磁石の回転軸周りの外周面を取り囲むように環状に延在し、延在方向の一部に切欠部が形成された環状ヨークと、前記切欠部に配設された磁気抵抗効果素子とを備え、該磁気抵抗効果素子は前記切欠部内において前記磁石の回転角度に一致する磁場の向きを検出することを特徴とする。

Claims (11)

  1. 回転可能な回転体に取り付けられ、前記回転体とともに回転可能な磁石と、
    前記磁石の回転軸周りの外周面を取り囲むように環状に延在し、延在方向の一部に切欠部が形成された環状ヨークと、
    前記切欠部に配設され、前記切欠部内に発生する磁場の向きを検出する磁気抵抗効果素子とを備えたことを特徴とする角度センサ。
  2. 前記磁石の回転軸周りの外周面は、円形であることを特徴とする請求項1記載の角度センサ。
  3. 前記切欠部のギャップ幅が、前記磁気抵抗効果素子に作用する磁場の直交成分の振幅比が1となるように形成されることを特徴とする請求項1記載の角度センサ。
  4. 前記環状ヨークは、円環状に形成されており、
    前記切欠部のギャップ幅が、前記環状ヨークの中心径の1/8〜1/12であることを特徴とする請求項1記載の角度センサ。
  5. 前記切欠部のギャップ幅が、前記環状ヨークの中心径の1/10であることを特徴とする請求項4記載の角度センサ。
  6. 回転可能な回転体に取り付けられ、前記回転体とともに回転可能な磁石と、
    前記磁石の回転軸周りの外周面を取り囲むように環状に延在し、延在方向に複数の切欠部が形成された環状ヨークと、
    前記複数の切欠部のいずれかの切欠部に配設され、配設された切欠部内に発生する磁場の向きを検出する磁気抵抗効果素子とを備えたことを特徴とする角度センサ。
  7. 前記磁石の回転軸周りの外周面は、円形であることを特徴とする請求項6記載の角度センサ。
  8. 前記複数の切欠部は、前記環状ヨークを一方向に磁束が流れる磁路と前記環状ヨークを前記一方向とは逆方向に磁束が流れる磁路との磁気抵抗が略同一となるように前記環状ヨークに形成されたことを特徴とする請求項6記載の角度センサ。
  9. 前記複数の切欠部は、2つであり、
    2つの切欠部は、前記環状ヨークにおいて前記磁石の回転中心を挟んで略対向位置に形成されたことを特徴とする請求項6記載の角度センサ。
  10. 前記2つの切欠部のギャップ幅が、前記磁気抵抗効果素子に作用する磁場の直交成分の振幅比が1となるように形成されることを特徴とする請求項9記載の角度センサ。
  11. 前記環状ヨークは、円環状に形成されており、
    前記2つの切欠部のギャップ幅が、前記環状ヨークの中心径の1/8〜1/12であることを特徴とする請求項9記載の角度センサ。
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