JPWO2009150737A1 - 保守業務支援プログラム、保守業務支援方法および保守業務支援装置 - Google Patents

保守業務支援プログラム、保守業務支援方法および保守業務支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2009150737A1
JPWO2009150737A1 JP2010516690A JP2010516690A JPWO2009150737A1 JP WO2009150737 A1 JPWO2009150737 A1 JP WO2009150737A1 JP 2010516690 A JP2010516690 A JP 2010516690A JP 2010516690 A JP2010516690 A JP 2010516690A JP WO2009150737 A1 JPWO2009150737 A1 JP WO2009150737A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information collection
work
processing
maintenance
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010516690A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5012999B2 (ja
Inventor
柳瀬 隆史
隆史 柳瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JPWO2009150737A1 publication Critical patent/JPWO2009150737A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5012999B2 publication Critical patent/JP5012999B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/04Manufacturing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

効率的な保守手順を示すこと。整列手段(2)は、データ(5a)およびデータ(6a)に基づいて、処理優先度の高い順に情報収集作業を整列する。対応づけ手段(3)は、データ(6a)の案件数に基づいて、解決処置の種別毎に、当該解決処置の使用優先度が高い情報収集作業から優先的に当該解決処置に対応する情報収集作業として対応づけたデータ(8)を作成する。表示手段(4)は、処理優先度の高い順に情報収集作業の処理を実行するように示し、情報収集作業の実行結果に対して予め用意された条件を課し、この条件を満たした場合に実行した情報収集作業に対応づけられた解決処置を実行することで保守を終了できる手順を表示する。

Description

本発明は保守業務支援プログラム、保守業務支援方法および保守業務支援装置に関し、特に、保守の手順を提示する処理をコンピュータに実行させる保守業務支援プログラム、保守業務支援方法および保守業務支援装置に関する。
計算機運用サービス業務において、障害が発生したときに行う保守作業では、保守要員は、解決方法の検討のため、ログを採取したり、他者に状況を確認したりする等、詳細な情報を収集することが一般的に行われている。そして、保守要員は、収集した情報に基づいて原因を突き止めた上で、適切な解決処置を決定し、その解決処置を行うことで障害を解決する。
収集する情報の種別および取り得る解決処置(以下、「作業プロセス」と言う)にはそれぞれ多くが存在し、保守要員は発生した障害に合わせて適切な作業プロセスを選択(判断)して適切な順序で組み合わせて障害を解決する。
このため、熟練度の低い保守要員でも効率的に作業を行うことができるように、予め用意された保守手順を提供する技術が知られている。
障害内容に応じた保守手順を提供する技術としては、過去に発生した同障害の事例から短時間で解決したものを検索する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、不具合解決の手順を系統的に示したFAQ(Frequently Asked Question)を作成し、不具合解決を支援するツールを連動させる技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−313399号公報 特開2007−72825号公報
計算機運用サービスにおける保守では、想定される情報を全て収集する必要はなく、情報収集の途中でも障害の原因が判明した場合は、情報の収集を打ち切って適切な解決処置を採るほうがより効率的である。
しかしながら、例えば、特許文献1に記載の発明では、保守手順は示されているものの、どの段階までの作業を行えば障害が解決できるかが分からず、不要な作業をも行ってしまう可能性がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、効率的な保守手順を示すことができる保守業務支援プログラム、保守業務支援方法および保守業務支援装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、保守の手順を提示する処理をコンピュータに実行させる保守業務支援プログラムが提供される。この保守業務支援プログラムは、コンピュータを、整列手段、対応づけ手段および表示手段として機能させる。
整列手段は、障害案件を処理する際に行った情報収集作業毎の処理時間を格納した第1の格納手段と、障害案件毎に記録され、情報収集作業の遷移および障害の原因が判明した後にその原因を解決するために採られた処置を示す解決処置を含む作業履歴を格納した第2の格納手段とに格納された情報に基づいて、情報収集作業の処理優先度を決定し、処理優先度の高い順に情報収集作業を整列する。
対応づけ手段は、作業履歴毎に設けられ、障害案件を処理する際に、当該作業履歴に含まれる情報収集作業の順に処理が行われたことを示す案件数に基づいて、解決処置の種別毎に、当該解決処置の使用優先度が高い情報収集作業から優先的に当該解決処置に対応する情報収集作業として対応づける。
表示手段は、整列手段によって整列された順に情報収集作業の処理を実行するように示し、情報収集作業の実行結果に対して予め用意された条件を課し、条件を満たした場合に実行した情報収集作業に対応づけられた解決処置を実行することで保守を終了できる手順を表示する。
このような保守手順生成プログラムによれば、整列手段により、情報収集作業の処理優先度が決定され、処理優先度の高い順に情報収集作業が整列される。そして、対応づけ手段により、案件数に基づいて、解決処置の種別毎に、当該解決処置の使用優先度が高い情報収集作業から優先的に当該解決処置に対応する情報収集作業として対応づけられる。そして、表示手段により、整列手段によって整列された順に情報収集作業の処理を実行するように示し、情報収集作業の実行結果に対して予め用意された条件を課し、条件を満たした場合に実行した情報収集作業に対応づけられた解決処置を実行することで保守を終了できる手順が表示される。
開示の保守手順作成プログラムによれば、情報収集作業に対応づけられた解決処置を実行することで保守を終了できる効率的な保守手順を示すことができる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
実施の形態の概要を示す図である。 実施の形態のシステムの構成を示す図である。 保守手順生成装置のハードウェア構成例を示す図である。 保守手順生成装置の機能を示すブロック図である。 対応履歴管理DBのデータ構造例を示す図である。 平均プロセス時間管理DBのデータ構造例を示す図である。 プロセス遷移管理DBのデータ構造例を示す図である。 情報収集プロセス順序管理DBのデータ構造例を示す図である。 有効情報収集プロセス管理DBのデータ構造例を示す図である。 分岐条件管理DBのデータ構造例を示す図である。 保守手順生成装置の処理を示すフローチャートである。 平均プロセス時間算出処理を示すフローチャートである。 プロセス遷移作成処理を示すフローチャートである。 情報収集プロセス順序決定処理を示すフローチャートである。 整列処理の具体例を説明する図である。 情報収集プロセス時間および期待値を示す図である。 有効情報収集プロセス判断処理を示すフローチャートである。 有効情報収集プロセス判断処理の具体例を説明する図である。 保守手順生成処理を示すフローチャートである。 保守手順生成処理の具体例を説明する図である。 保守手順生成処理の具体例を説明する図である。 保守手順生成処理の具体例を説明する図である。
以下、実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、実施の形態の概要を示す図である。
コンピュータ1は、保守対象のコンピュータに障害が発生した場合、保守要員に対し、保守の手順を提示する処理をする。
このコンピュータ1は、第1の格納手段5に格納されたデータ5aおよび第2の格納手段6に格納されたデータ6aを用いて、以下の処理を行う。
ここで、データ5aは、保守対象のコンピュータの障害案件(障害が発生した案件)を処理する際に行った情報収集作業(図1では単に「作業」と表記)毎に要した処理時間を有している。なお、処理時間は、例えば、情報収集作業の処理に要した時間の平均をとったもの等が用いられる。
データ6aは、処理に際する情報収集作業の遷移および障害の原因が判明した後にその原因を解決するために採られた処置(最後に行われる処置)を示す解決処置(図1では単に「処置」と表記)を含む作業履歴を有している。また、データ6aには、当該作業履歴に含まれる情報収集作業および解決処置の順に処理を行った障害案件の数を示す案件数が作業履歴毎に設けられている。
コンピュータ1は、整列手段2と、対応づけ手段3と、表示手段4とを有している。
整列手段2は、データ5aおよびデータ6aに基づいて、処理優先度の高い順に情報収集作業を整列する。
具体的には、整列手段2は、データ5aの処理時間を用いることにより、作業履歴毎の処理に要した時間を求める。そして、この処理に要した時間が少ない順を処理優先度の高い順として情報収集作業を整列したデータ7を作成する。
対応づけ手段3は、データ6aの案件数に基づいて、解決処置の種別毎に、当該解決処置の使用優先度が高い情報収集作業から優先的に(例えば当該解決処置を使用した回数が最も多い情報収集作業を)当該解決処置に対応する情報収集作業として対応づけたデータ8を作成する。
表示手段4は、処理優先度の高い順に情報収集作業の処理を実行するように示し、情報収集作業の実行結果に対して第3の格納手段4aに格納された予め用意された条件を課し、この条件を満たした場合に実行した情報収集作業に対応づけられた解決処置を実行することで保守を終了できる手順を表示する。
図1では、一例として手順をフローチャート9で示している。具体的には、処理優先度が高い順に「情報収集作業「a」」を処理内容とする処理ブロックおよび「情報収集作業「b」」を処理内容とする処理ブロックを配置し、「情報収集作業「a」」を処理内容とする処理ブロックの後段(「情報収集作業「a」」を処理内容とする処理ブロックと、「情報収集作業「b」」を処理内容とする処理ブロックとの間)に判断ブロックを配置(挿入)している。そして、この判断ブロックに予め用意された条件「条件1を満たした?」を設定し、条件を満たした場合には、データ8に基づいて、情報収集作業「a」に対応する「解決処置「X」」を処理内容とする処理ブロックを配置している。また、「情報収集作業「b」」を処理内容とする処理ブロックの後段に判断ブロックを配置(挿入)している。そして、この判断ブロックに予め用意された条件「条件2を満たした?」を設定し、条件を満たした場合には、データ8に基づいて、情報収集作業「b」に対応する「解決処置「Y」」を処理内容とする処理ブロックを配置している。
なお、条件文および分岐条件(YesまたはNo)は、第3の格納手段4aに格納されている予め用意されたデータから与えられるものである。
保守要員は、このフローチャート9に従って保守作業を行うことにより、保守作業の効率化を図ることができる。
具体的には、保守要員は、最初に示された「情報収集作業「a」」を行った時点で、条件1を満たしたか否かを判断し、条件1を満たした場合は、以降の保守作業を実行することなく処置Xを行うことで処理を終了することができる。
従って、無駄な作業(情報収集作業「b」)を行うことがなく、保守作業の効率化を図ることができる。
なお、図1では、データ5aおよびデータ6aは、コンピュータ1の外部から与えられるようにしたが、これに限らず、障害の履歴情報に基づいて、コンピュータ1の内部で生成するようにしてもよい。また、第3の格納手段4aは、コンピュータ1の内部に設けたが、これに限らず、コンピュータ1の外部に設けられていてもよい。
以下、実施の形態をより詳しく説明する。
図2は、実施の形態のシステムの構成を示す図である。
システム1000は、保守手順生成装置100と、複数の端末装置10a〜10cと、案件情報管理サーバ200と、対応履歴管理DB300と、業務システム400と、アクセスログDB500と、管理者用端末装置600とを有している。
保守手順生成装置100は、ネットワーク50を介して端末装置10a〜10c、案件情報管理サーバ200、業務システム400、および管理者用端末装置600に接続されている。
端末装置10a〜10cは、それぞれ、顧客(クライアント)からのコンタクトに応対する保守要員が操作する端末である。
保守手順生成装置100は、保守要員の端末装置10a〜10cの操作に応じて動作する。具体的には、保守手順生成装置100は、対応履歴管理DB300を参照し、対応履歴情報に基づいて、保守対象のコンピュータに発生した障害に対する最適な保守手順(本実施の形態ではフローチャート)を生成する。そして、生成した保守手順を端末装置10a〜10cに転送する。
案件情報管理サーバ200は、保守要員が対応した保守対象のコンピュータ(図示せず)の障害案件に関する情報を、対応履歴管理DB300を用いて管理する。
対応履歴管理DB300は、保守対象のコンピュータに生じた障害内容と、その障害に対する対応履歴に関する情報(以下、対応履歴情報と言う)が格納されている。
業務システム400は、保守要員が、各種操作システムを操作する際にアクセスするシステムであり、アクセスに関するログを、アクセスログDB500を用いて管理する。このアクセスログDB500は、案件毎に、保守要員が保守対象のシステムに採った処理の開始時刻や終了時刻等を記憶する。
管理者用端末装置600は、コールセンターの管理者が、障害が発生した保守対象のコンピュータにログインするために用いる装置である。
図3は、保守手順生成装置のハードウェア構成例を示す図である。
保守手順生成装置100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、および通信インタフェース106が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。また、HDD103内には、プログラムファイルが格納される。
グラフィック処理装置104には、モニタ11が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ11の画面に表示させる。入力インタフェース105には、キーボード12とマウス13とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード12やマウス13から送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。
通信インタフェース106は、ネットワーク50に接続されている。通信インタフェース106は、ネットワーク50を介して、他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。このようなハードウェア構成の装置においてシステムの保守を行うために、保守手順生成装置100内には、以下のような機能が設けられる。
図4は、保守手順生成装置の機能を示すブロック図である。
前述したように、保守手順生成装置100は、対応履歴管理DB300を参照し、対応履歴情報に基づいて、最適な保守手順を生成する。
図5は、対応履歴管理DBのデータ構造例を示す図である。
対応履歴管理DB300では、情報がテーブル化されて格納されている。
図5に示す対応履歴管理テーブル301には、案件ID、障害内容、プロセス名、プロセス種別、プロセス開始時刻、およびプロセス終了時刻の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
案件IDの欄には、障害が発生した案件を一意に識別する番号が設定される。案件IDが同じレコードは、それぞれ、保守要員が同時期に対応した1案件の障害の履歴であることを示している。
障害内容の欄には、障害発生時に保守要員が記載した障害の内容が格納されている。案件IDが同じレコードには、同じ障害の内容が格納される。
プロセス名の欄には、個々の作業の単位を示すプロセスが格納されている。
ここで、「事例検索」は、過去にどういう事例があったかを検索するプロセスを示し、「ログ採取」は、障害が生じたシステムからログを採取するプロセスを示し、「統合クローズ」は、案件を終了するプロセスを示している。
プロセス種別の欄には、プロセス名の欄に格納されたプロセスに応じて「情報収集」または、「解決処置」のいずれかが、格納される。
ここで、「情報収集」は、プロセス名の欄に格納されたプロセスが、情報を収集したプロセス(情報収集作業)であることを示す。また、「解決処置」は、プロセス名の欄に格納されたプロセスが、情報を収集した結果、原因が分かった後に、その原因を解決するために取られたプロセスであることを示す。
なお、「情報収集」または、「解決処置」は、予め用意されたプロセス名との対応関係を示す情報に基づいて、自動的に挿入される。
以下、プロセス種別が「情報収集」であるプロセス名の欄に格納されたプロセスを、「情報収集プロセス」と言う。また、プロセス種別が「解決処置」であるプロセス名の欄に格納されたプロセスを「解決処置プロセス」と言う。
図5に示す対応履歴管理テーブル301に格納された内容によれば、ノードとの通信が不可という障害が発生した場合に、まず、情報収集プロセス「事例検索」を行い、次に情報収集プロセス「ログ採取」を行ったことが分かる。そして、この結果、特に問題はなかったと判断して解決処置プロセス「統合クローズ」を行って案件を終了したことが分かる。
なお、図5には図示していないが、情報収集プロセスとしては、他にも、他のSE(System Engineer)に連絡して指示を仰いだことを示す「SE連絡」等が存在する。また、解決処置プロセスとしては、「リモート修正」や、「抑止依頼」等が存在する。
「リモート修正」は、保守要員が、端末装置10a〜10cを用いてコールセンターから遠隔(リモート)で障害が発生した保守対象のシステムにログインして、不要なファイルを消去するプロセスである。
「抑止依頼」は、保守対象のコンピュータに問題がないのでエラーメッセージの監視の対象から外すプロセスである。
プロセス開始時刻の欄には、プロセス名の欄に格納されたプロセスを開始した時刻が格納される。
プロセス終了時刻の欄には、プロセス名の欄に格納されたプロセスを終了した時刻が格納される。
なお、プロセス開始時刻、プロセス終了時刻およびプロセス名は、アクセスログDB500から該当する情報を抽出することによって生成することができる。
再び図4に戻って説明する。
保守手順生成装置100は、平均プロセス時間算出部110と、平均プロセス時間管理DB120と、プロセス遷移作成部130と、プロセス遷移管理DB140と、情報収集プロセス順序決定部150と、情報収集プロセス順序管理DB160と、有効情報収集プロセス判断部170と、有効情報収集プロセス管理DB180と、保守手順生成部190と、分岐条件管理DB2000とを有している。
平均プロセス時間算出部110は、対応履歴管理DB300を参照し、障害内容が同じ案件に含まれる情報収集プロセス毎に、処理に要した平均時間(以下、「平均プロセス時間」と言う)をそれぞれ算出する。
平均プロセス時間管理DB120には、平均プロセス時間算出部110が算出した情報収集プロセス毎の平均プロセス時間が、障害内容毎に格納される。
プロセス遷移作成部130は、対応履歴管理DB300を参照し、障害が解決されるまでに行ったプロセスの順番(遷移)が分かるように示したプロセス遷移を障害内容毎に作成する。
また、プロセス遷移作成部130は、対応履歴管理DB300を参照し、作成したプロセス遷移で処理した(処理パターンが一致する)案件の数を、プロセス遷移毎にそれぞれカウントする。
プロセス遷移管理DB140には、プロセス遷移作成部130が抽出した各プロセス遷移およびプロセス遷移毎の案件数が、障害内容毎に格納される。
情報収集プロセス順序決定部150は、平均プロセス時間管理DB120およびプロセス遷移管理DB140を参照し、後述する処理を行って、処理の優先度が高い順(本実施の形態では、処理時間が短いと期待できる順)に、情報収集プロセスを整列する。
情報収集プロセス順序管理DB160には、情報収集プロセス順序決定部150が整列した順(以下、「情報収集プロセス順序」とも言う)に、情報収集プロセスが格納される。
有効情報収集プロセス判断部170は、プロセス遷移管理DB140を参照し、解決処置プロセス毎に、使用優先度が高い情報収集プロセスから優先的に当該解決処置プロセスに対する情報収集プロセスとして対応づける。なお、本実施の形態では、解決処置プロセスに至るまでに最も用いられた情報収集プロセスを最も有効な情報収集プロセスと判断し、当該解決処置プロセスに対する情報収集プロセスとして対応づける。
有効情報収集プロセス管理DB180には、有効情報収集プロセス判断部170が判断した解決処置プロセスに対応する最も有効な情報収集プロセスが格納される。
保守手順生成部190は、情報収集プロセス順序管理DB160、有効情報収集プロセス管理DB180および分岐条件管理DB2000を参照し、保守手順を示すフローチャートを生成する。
分岐条件管理DB2000には、保守手順生成部190がフローチャートに判断ブロックを設定する設定条件およびその内容等が予め格納されている。なお、これらの条件は、管理者や、熟練度の高い保守要員等が予め決定する。
次に、平均プロセス時間管理DB120、プロセス遷移管理DB140、情報収集プロセス順序管理DB160、有効情報収集プロセス管理DB180、および分岐条件管理DB2000に格納されている情報について詳しく説明する。
図6は、平均プロセス時間管理DBのデータ構造例を示す図である。
平均プロセス時間管理DB120では情報がテーブル化されて格納されている。
図6に示す平均プロセス時間管理テーブル121は、障害内容毎に設けられる。
各平均プロセス時間管理テーブル121には、それぞれ、情報収集プロセス名および平均プロセス時間の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
情報収集プロセス名の欄には、平均プロセス時間算出部110が対応履歴管理テーブル301から取り出した情報収集プロセスが格納されている。
平均プロセス時間の欄には、平均プロセス時間算出部110が算出した情報収集プロセスの平均プロセス時間が格納されている。
図7は、プロセス遷移管理DBのデータ構造例を示す図である。
プロセス遷移管理DB140では情報がテーブル化されて格納されている。
プロセス遷移管理テーブル141は、障害内容毎に設けられる。
各プロセス遷移管理テーブル141には、それぞれ、プロセス遷移および案件数の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
プロセス遷移の欄には、プロセス遷移作成部130が抽出したプロセス遷移が案件毎に格納される。
案件数の欄には、プロセス遷移の欄に格納されたプロセス遷移で過去に処理を行った案件の数が格納される。
図8は、情報収集プロセス順序管理DBのデータ構造例を示す図である。
情報収集プロセス順序管理DB160では情報がテーブル化されて格納されている。
情報収集プロセス順序管理テーブル161は、障害内容毎に設けられる。
情報収集プロセス順序管理テーブル161には、障害内容毎に順序および情報収集プロセス名の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
順序の欄には、情報収集プロセス順序決定部150が決定した情報収集プロセスの優先度の高い順序を示す数字が設定されている。図8では「1」が最も優先度が高く、「3」が最も優先度が低い。
情報収集プロセス名の欄には、情報収集プロセス順序決定部150が決定した順に情報収集プロセスが格納される。
図9は、有効情報収集プロセス管理DBのデータ構造例を示す図である。
有効情報収集プロセス管理DB180では情報がテーブル化されて格納されている。
有効情報収集プロセス管理テーブル181は、障害内容毎に設けられる。
有効情報収集プロセス管理テーブル181には、解決処置プロセス名および有効情報収集プロセス名の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
解決処置プロセス名の欄には、有効情報収集プロセス判断部170がプロセス遷移管理DB140から抽出した解決処置プロセスが格納される。
有効情報収集プロセス名の欄には、各解決処置プロセスに対して有効情報収集プロセス判断部170が最も有効であると判断した情報収集プロセスが格納される。
図10は、分岐条件管理DBのデータ構造例を示す図である。
分岐条件管理DB2000では情報がテーブル化されて格納されている。
分岐条件管理テーブル201には、情報収集プロセス名、解決処置プロセス名、条件文および解決処置判断条件の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
情報収集プロセス名の欄には、障害発生時に処理を実行させたい情報収集プロセスが格納される。
解決処置プロセス名の欄には、情報収集プロセスの欄に格納された情報収集プロセスに応じて予め設定された(実行させたい)解決処置プロセスが格納される。
条件文の欄には、保守手順生成部190が生成するフローチャートの判断ブロックに設定する条件が格納される。
解決処置判断条件の欄には、条件文に対して解決処置プロセスへ進むと判定するための判断条件「Yes」または「No」が格納される。
次に、保守手順生成装置100の処理を説明する。
図11は、保守手順生成装置の処理を示すフローチャートである。
まず、平均プロセス時間算出部110が、平均プロセス時間を算出し、平均プロセス時間管理DB120に格納する平均プロセス時間算出処理を行う(ステップS1)。
次に、プロセス遷移作成部130が、プロセス遷移を作成し、プロセス遷移管理DB140に格納するプロセス遷移作成処理を行う(ステップS2)。
次に、情報収集プロセス順序決定部150が、情報収集プロセスの順序を決定し、決定した順に情報収集プロセスを整列して情報収集プロセス順序管理DB160に格納する情報収集プロセス順序決定処理を行う(ステップS3)。
次に、有効情報収集プロセス判断部170が、情報収集プロセスに対応する解決処置プロセスを判断し、有効情報収集プロセス管理DB180に格納する有効情報収集プロセス判断処理を行う(ステップS4)。
次に、保守手順生成部190が、保守手順を示すフローチャートを生成する保守手順生成処理を行う(ステップS5)。
なお、図11では、平均プロセス時間算出処理を行った後にプロセス遷移作成処理を行ったが、これらの処理の順序は限定されない。また、情報収集プロセス順序決定処理を行った後に情報収集プロセス判断処理を行ったが、これらの処理の順序は限定されない。
以下、各部の処理について詳しく説明する。
まず、平均プロセス時間算出処理を説明する。
図12は、平均プロセス時間算出処理を示すフローチャートである。
まず、対応履歴管理テーブル301から1つのレコードを取得する(ステップS11)。
次に、取得したレコードの情報収集プロセスについて、開始時刻と終了時刻の差分(以下、「プロセス時間」と言う)を算出する(ステップS12)。
次に、算出したプロセス時間を障害内容毎およびプロセス名毎に分類し、障害内容およびプロセス名が一致するプロセス時間が存在すれば、そのプロセス時間に加算する(ステップS13)。
次に、対応履歴管理テーブル301に格納されている全てのレコードについてステップS11〜ステップS13の処理が完了したか否かを判断する(ステップS14)。
全てのレコードについてステップS11〜ステップS13の処理が完了していない場合(ステップS14のNo)、ステップS11に移行し、未処理のレコードを取得し、ステップS12以降の処理を継続して行う。
一方、全てのレコードについてステップS11〜ステップS13の処理が完了した場合(ステップS14のYes)、各情報収集プロセスの加算時間を、加算した情報収集プロセスの個数で除算して、障害内容毎およびプロセス名毎の平均プロセス時間を算出する。
そして、その平均プロセス時間をそれぞれ平均プロセス時間管理テーブル121に格納する(ステップS15)。
以上で平均プロセス時間算出処理の説明を終了する。
次に、プロセス遷移作成処理を説明する。
図13は、プロセス遷移作成処理を示すフローチャートである。
まず、対応履歴管理DB300から1案件分のプロセスを開始時刻の順に抽出し、プロセスの遷移を作成する(ステップS21)。
次に、プロセスの遷移の中に、重複するプロセスが含まれているか否かを判断する(ステップS22)。
重複するプロセスが含まれていない場合(ステップS22のNo)、ステップS24に移行する。
重複するプロセスが含まれている場合(ステップS22のYes)、開始時刻が遅い方の(後の)プロセスをプロセスの遷移から除外する(ステップS23)。例えば、情報収集プロセス「事例検索」の後に再度、情報収集プロセス「事例検索」が現れた場合は、後に現れた情報収集プロセス「事例検索」を除外する。これをプロセス遷移とする。その後、ステップS24に移行する。
このように、重複するプロセスを省略することにより、後に行う情報収集プロセス判断処理において有効な解決処置プロセスを探す際の精度を向上させることができる。
次に、プロセス遷移に解決処置プロセスが含まれているか否かを判断する(ステップS24)。
解決処置プロセスが含まれていない場合(ステップS24のNo)、ステップS21に移行して未処理の1案件分のプロセスを抽出し、ステップS22以降の処理を継続して行う。
一方、解決処置プロセスが含まれている場合(ステップS24のYes)、障害内容毎およびプロセス遷移毎に、案件数をカウントし、プロセス遷移管理テーブル141に格納する(ステップS25)。より具体的には、まず、障害内容が同じプロセス遷移管理テーブル141が存在するか否かを判断する。存在しなければ、その障害内容のプロセス遷移管理テーブル141を作成し、作成したプロセス遷移管理テーブル141にプロセス遷移のレコードを作成し、案件数を「1」に設定する。
一方、障害内容が同じプロセス遷移管理テーブル141が存在する場合には、同じプロセス遷移の組み合わせが存在するか否かを判断する。そして、同じプロセス遷移の組み合わせが存在すれば、その案件数をインクリメントする。一方、同じプロセス遷移の組み合わせが存在しなければ、そのプロセス遷移のレコードを作成し、案件数を「1」に設定する。
次に、対応履歴管理DB300に格納されている全ての案件についてステップS21〜ステップS25の処理が完了したか否かを判断する(ステップS26)。
全ての案件について処理が完了していない場合(ステップS26のNo)、ステップS21に移行して未処理の1案件分のプロセスを抽出し、ステップS22以降の処理を継続して行う。
一方、全ての案件について処理が完了した場合(ステップS26のYes)、処理を終了する。
以上でプロセス遷移作成処理の説明を終了する。
次に、情報収集プロセス順序決定処理を説明する。
図14は、情報収集プロセス順序決定処理を示すフローチャートである。
まず、プロセス遷移管理DB140内の、指定した障害内容に一致するプロセス遷移管理テーブル141からプロセス遷移に含まれる情報収集プロセスを取得する(ステップS31)。なお、障害内容は、例えば、保守要員が端末装置10a〜10cを操作することにより指定する。
次に、取得した情報収集プロセスを全て用いた順列を作成する(ステップS32)。
次に、作成した情報収集プロセスの順列を1つ選択する(ステップS33)。
次に、プロセス遷移を1つ選択する(ステップS34)。
次に、選択したプロセス遷移に対して、選択した情報収集プロセスの順列で処理を行ったときの処理に要する時間(以下、「情報収集プロセス時間」と言う)を、平均プロセス時間を用いて算出する(ステップS35)。なお、この処理については具体例を用いて後に詳述する。
次に、ステップS33にて選択した情報収集プロセスの順列における、全てのプロセス遷移についての情報収集プロセス時間を算出したか否かを判断する(ステップS36)。
全てのプロセス遷移についての情報収集プロセス時間を算出していない場合(ステップS36のNo)、ステップS34に移行して未処理のプロセス遷移を選択し、ステップS35の処理を継続して行う。
一方、全てのプロセス遷移についての情報収集プロセス時間を算出した場合(ステップS36のYes)、算出した情報収集プロセス時間について、案件数に比例した重みを付けた全てのプロセス遷移での重み付き平均(以下、「期待値」とも言う)を算出する(ステップS37)。なお、この処理については具体例を用いて後に詳述する。
次に、全ての情報収集プロセスの順列について期待値を算出したか否かを判断する(ステップS38)。
全ての情報収集プロセスの順列について期待値を算出していない場合(ステップS38のNo)、ステップS33に移行して未処理の情報収集プロセスの順列を1つ選択し、ステップS34以降の処理を継続して行う。
一方、全ての情報収集プロセスの順列について期待値を算出した場合(ステップS38のYes)、期待値が最小の情報収集プロセスの順列を選択する。そして、この順列に含まれる情報収集プロセスの順に、情報収集プロセス順序管理テーブル161の情報収集プロセス名の欄に情報収集プロセスを格納する(ステップS39)。
以上で情報収集プロセス順序決定処理の説明を終了する。
次に、図14のステップS35およびステップS37の処理(以下、この2つの処理を「整列処理」と言う)について具体例を用いて説明する。
以下、具体例の説明に際し、図6に示す平均プロセス時間管理テーブル121および図7に示すプロセス遷移管理テーブル141を使用する。
図15は、整列処理の具体例を説明する図である。
情報収集プロセス順序決定部150は、ワークテーブル151上に、図6に示す平均プロセス時間管理テーブル121における情報収集プロセス「事例検索」、「ログ採取」および「SE連絡」の全順列を展開する。そして、展開した順列のレコード毎にプロセス遷移を識別する番号「1」〜「6」を附す。
また、情報収集プロセス順序決定部150は、ワークテーブル152上に、プロセス遷移管理テーブル141のレコード毎にプロセス遷移を識別する符号「A」〜「F」を附す。
情報収集プロセス順序決定部150は、まず、番号「1」の順列に対し、符号「A」〜「F」の各プロセス遷移で情報収集したときの所要時間を算出する。
以下、番号「1」の順列に対し、符号「A」のプロセス遷移で情報収集したときに要する所要時間を、所要時間「1−A」のように表す。
所要時間「1−A」について説明する。
符号「A」のプロセス遷移では、情報収集プロセス「事例検索」および情報収集プロセス「ログ採取」が、この順番に行われている。
平均プロセス時間管理テーブル121を参照すると、情報収集プロセス「事例検索」の平均プロセス時間は15分であり、情報収集プロセス「ログ採取」の平均プロセス時間は30分である。
従って、所要時間「1−A」は、15+30=45分となる。
所要時間「1―B」について説明する。
符号「B」のプロセス遷移には、情報収集プロセス「事例検索」が含まれている。情報収集プロセス「事例検索」の平均プロセス時間は15分であるため、所要時間「1−B」は、15分となる。
所要時間「1―C」について説明する。
符号「C」のプロセス遷移には、情報収集プロセス「ログ採取」が含まれている。ここで、番号「1」の順序で情報収集プロセス「ログ採取」を行う場合、事前に情報収集プロセス「事例検索」が行われている。
従って、所要時間「1−C」は、事前に行われた情報収集プロセス「事例検索」の平均プロセス時間も考慮して、15+30=45分となる。
所要時間「1―D」について説明する。
符号「D」のプロセス遷移では、情報収集プロセス「SE連絡」および情報収集プロセス「ログ採取」がこの順番に行われている。ここで、番号「1」の順序で情報収集プロセス「SE連絡」を行う場合、事前に情報収集プロセス「事例検索」および情報収集プロセス「ログ採取」が行われている。
従って、所要時間「1−C」は、事前に行われた情報収集プロセス「事例検索」の平均プロセス時間および情報収集プロセス「ログ採取」の平均プロセス時間も考慮して、15+30+40=85分となる。
また、符号「D」のプロセス遷移では、その後、情報収集プロセス「ログ採取」が行われているが、既にログ採取の平均プロセス時間は考慮しているため、この情報収集プロセスは、所要時間の算出対象から除外する。
以下、同様に、所要時間「1−E」は、15+30+40=85分となる。所要時間「1−F」は、15+30+40=85分となる。
次に、情報収集プロセス順序決定部150は、番号「1」の順列の情報収集プロセス時間について期待値を算出する。具体的には、案件数に比例した重みを付けた情報収集プロセス時間の平均値を期待値とする。本具体例では、(45×15+15×8+45×6+85×3+85×2+85×1)/(15+8+6+3+2+1)=45.0となる。
このようにして、情報収集プロセス順序決定部150は、番号「1」〜「6」についての期待値を算出する。
図16は、情報収集プロセス時間および期待値を示す図である。
ワークテーブル153は、番号を列方向に並べ、符号を行方向に並べたときの情報収集プロセス時間を表している。また、最下行は期待値を表している。
情報収集プロセス順序決定部150は、期待値が最小の順列を選択する。図16では、期待値45.0が最小であるため、番号「1」の順列を情報収集プロセス順序管理テーブル161に格納する。
次に、有効情報収集プロセス判断処理を説明する。
図17は、有効情報収集プロセス判断処理を示すフローチャートである。
まず、プロセス遷移管理DB140内の、指定した障害内容に一致するプロセス遷移管理テーブル141からプロセス遷移に含まれる解決処置プロセスを取得する(ステップS41)。
次に、取得した解決処置プロセスを1つ選択する(ステップS42)。
次に、選択した解決処置プロセスを含むプロセス遷移を選択する(ステップS43)。
次に、選択した全てのプロセス遷移の案件数を情報収集プロセス毎に加算する(ステップS44)。
次に、選択した解決処置プロセスに対する情報収集プロセスの案件数をそれぞれ比較し、その案件数が最も多い情報収集プロセスを、解決処置プロセスに対応する情報収集プロセス(有効情報収集プロセス)として決定し、対応づける(ステップS45)。
そして、解決処置プロセスおよび解決処置プロセスに対応する有効情報収集プロセスを、有効情報収集プロセス管理テーブル181に格納する(ステップS46)。
次に、全ての解決処置プロセスに対し、有効情報収集プロセスを決定したか否かを判断する(ステップS47)。
有効情報収集プロセスを決定していない解決処置プロセスが存在する場合(ステップS47のNo)、ステップS42に移行して情報収集プロセスを決定していない解決処置プロセスを選択し、ステップS43以降の処理を継続して行う。
一方、全ての解決処置プロセスに対し、情報収集プロセスを決定した場合(ステップS47のYes)、処理を終了する。
以上で有効情報収集プロセス判断処理の説明を終了する。
なお、本実施の形態では、解決処置プロセス毎に有効情報収集プロセス管理テーブル181に格納するようにしたが、全ての解決処置プロセスについての情報収集プロセスを決定した後に、これらを有効情報収集プロセス管理テーブル181に格納するようにしてもよい。
次に、有効情報収集プロセス判断処理の具体例を説明する。
図18は、有効情報収集プロセス判断処理の具体例を説明する図である。
以下、具体例の説明に際し、図7に示すプロセス遷移管理テーブル141を使用する。
まず、指定した障害内容「ノードとの通信が不可」のプロセス遷移管理テーブル141の各プロセス遷移に含まれる解決処置プロセス「統合クローズ」、「リモート修正」および「監視抑止」を取得する。
次に、解決処置プロセス「統合クローズ」を選択し、解決処置プロセス「統合クローズ」を含むプロセス遷移を選択する。
本具体例では、プロセス遷移「事例検索→ログ採取→統合クローズ」およびプロセス遷移「事例検索→統合クローズ」を選択する。
そして、選択したプロセス遷移に含まれる情報収集プロセス「事例検索」を含むプロセス遷移「事例検索→ログ採取→統合クローズ」の案件数「15」およびプロセス遷移「事例検索→統合クローズ」の案件数「8」を加算する。
そして加算結果「23」を解決処置プロセス「統合クローズ」に対する情報収集プロセス「事例検索」の値としてワークテーブル171に格納する。
次に、選択したプロセス遷移に含まれる情報収集プロセス「ログ採取」を含むプロセス遷移「事例検索→ログ採取→統合クローズ」の案件数「15」を解決処置プロセス「統合クローズ」に対する情報収集プロセス「ログ採取」の値としてワークテーブル171に格納する。
次に、選択したプロセス遷移に含まれる情報収集プロセス「SE連絡」を含むプロセス遷移は存在しないため、案件数「0」を解決処置プロセス「統合クローズ」に対する情報収集プロセス「SE連絡」の値としてワークテーブル171に格納する。
これで解決処置プロセス「統合クローズ」について各情報収集プロセスの案件数の算出を終了したため、解決処置プロセス「統合クローズ」に対する各情報収集プロセスの案件数を比較する。
本具体例では、情報収集プロセス「事例検索」の案件数「23」が最も多いため、情報収集プロセス「事例検索」を、解決処置プロセス「統合クローズ」に対応する情報収集プロセスとして決定し、対応づける。
そして、解決処置プロセス「統合クローズ」に情報収集プロセス「事例検索」を関連づけて有効情報収集プロセス管理テーブル181に格納する。
以下、解決処置プロセス「リモート修正」および「監視抑止」についても同様の処理を行うことにより、解決処置プロセス「リモート修正」に情報収集プロセス「ログ採取」を関連づけて有効情報収集プロセス管理テーブル181に格納する。また、解決処置プロセス「監視抑止」に情報収集プロセス「SE連絡」を関連づけて有効情報収集プロセス管理テーブル181に格納する。
これにより、図18に示す有効情報収集プロセス管理テーブル181が得られる。
次に、保守手順生成処理を説明する。
図19は、保守手順生成処理を示すフローチャートである。
まず、情報収集プロセス順序管理テーブル161から、指定した障害内容の情報収集プロセス順序を取得する(ステップS51)。
次に、取得した各情報収集プロセスをそれぞれ処理の内容とするフローチャートの処理ブロック(以下、単に「処理ブロック」と言う)を、情報収集プロセス順序管理テーブル161に格納された情報収集プロセスの順に配置する(ステップS52)。
次に、ステップS52にて配置した処理ブロック中の、情報収集プロセスを1つ選択する(ステップS53)。
次に、有効情報収集プロセス管理テーブル181を参照し、選択した情報収集プロセスに対応する解決処置プロセスが存在するか否かを判断する(ステップS54)。
選択した情報収集プロセスに対応する解決処置プロセスが存在しない場合(ステップS54のNo)、ステップS57に移行する。
一方、選択した情報収集プロセスに対応する解決処置プロセスが存在する場合(ステップS54のYes)、選択した情報収集プロセスの処理ブロックの後段に判断ブロックを配置(挿入)する。そして、判断ブロックの分岐先に、対応する解決処置プロセスを内容とする処理ブロックを配置する(ステップS55)。
次に、分岐条件管理DB2000から情報収集プロセスと解決処置プロセスに対応する条件文および解決処置判断条件を取得し、判断ブロックの条件文および判断条件を設定する(ステップS56)。
次に、全ての情報収集プロセスで処理が完了したか否かを判断する(ステップS57)。
完了していない場合(ステップS57のNo)、ステップS53に移行して次の処理ブロックの情報収集プロセスを選択し、ステップS54以降の処理を継続して行う。
一方、完了した場合(ステップS57のYes)、現在配置されている最後段のブロックの後段に、「既存手順書の指示通り保守作業を行う」を内容とする処理ブロックを配置し、最後段のブロックと接続する(ステップS58)。
次に、最初の処理ブロックの前段に端子(開始記号)を配置する(ステップS59)。
次に、端子(終了記号)を配置し、解決処置プロセスを内容とする全ての処理ブロックと端子(終了記号)とを接続する。また、「既存手順書の指示通り保守作業を行う」を内容とする処理ブロックと端子(終了記号)とを接続する(ステップS60)。
以上で保守手順生成処理の説明を終了する。
次に、保守手順生成処理の具体例を説明する。
図20〜図22は、保守手順生成処理の具体例を説明する図である。
まず、情報収集プロセス順序管理テーブル161を参照し、情報収集プロセス順序を取得する。そして、取得した情報収集プロセス「事例検索」、「ログ採取」および「SE連絡」をそれぞれ内容とするフローチャートの処理ブロックを、この順に配置する。ここまでの処理を図20(a)に示す。
次に、配置した処理ブロック中の、情報収集プロセス「事例検索」を選択する。そして、有効情報収集プロセス管理テーブル181を参照して情報収集プロセス「事例検索」に対応する解決処置プロセスを検索する。
本具体例では、解決処置プロセス「統合クローズ」が存在するため、情報収集プロセス「事例検索」を内容とする処理ブロックの後段に判断ブロックを配置し、判断ブロックの分岐先に、解決処置プロセス「統合クローズ」を内容とする処理ブロックを配置する。ここまでの処理を図20(b)に示す。
そして、分岐条件管理テーブル201を参照する。本具体例では、情報収集プロセス「事例検索」、解決処置プロセス「統合クローズ」に対応する条件文「過去事例に統合クローズ案件がヒットしたか?」および解決処置判断条件「Yes」を取得し、判断ブロックに条件文を設定し、判断条件を設定する。ここまでの処理を図21(c)に示す。
以下、情報収集プロセス「ログ採取」および情報収集プロセス「SE連絡」についても同様の処理を行う。
そして、最後段の判断ブロックと「既存手順書の指示通り保守作業を行う」を内容とする処理ブロックとを接続する。ここまでの処理を図21(d)に示す。
次に、最初の処理ブロックの前段に端子(開始記号)を配置する。
次に、解決処置プロセス「統合クローズ」、「リモート修正」および「監視抑止」を内容とする処理ブロックと端子(終了記号)とを接続する。また、「既存手順書の指示通り保守作業を行う」を内容とする処理ブロックと端子(終了記号)とを接続する。
これにより、図22に示すように、保守手順生成処理により作成されたフローチャートを生成することができる。
以上で保守手順生成処理の具体例の説明を終了する。
以上述べたように、保守手順生成装置100によれば、情報収集プロセスのどの段階まで進めば、解決処置が決定できるかを示すフローチャートを生成することができる。具体的には、保守手順生成処理により、情報収集プロセスの処理時間が短いと期待される順に処理ブロックを並べ、かつ、情報収集プロセスの処理ブロックの分岐先には、最も決定可能性の高い解決処置プロセスのブロックを配置するようにした。
これにより、保守要員は、このフローチャートに従って処理を行うことで、情報収集プロセスの途中でも分岐条件に一致すればその後の情報収集プロセスを打ち切って解決処置プロセスに進み保守作業を終了することができるため、無駄な情報収集プロセスを行うことがない。従って、障害内容に対し、より効率的な処置を施すことができる。
また、生成されたフローチャートは、対応履歴管理DB300に格納されている全ての情報収集プロセスおよび解決処置プロセスを含んでいるため、過去に発生した障害に対しては、確実に対応することができる網羅性の高い保守手順を提供することができる。
なお、本実施の形態では、プロセス遷移作成部130は、全てのプロセスを抽出するようにしたが、これに限らず、抽出対象として予め定められているプロセス、または、保守要員が予め指定したプロセスに一致するプロセスのみを抽出するようにしてもよい。これにより、処理の簡易化、高速化を図ることができる。
以上、本発明の保守業務支援プログラム、保守業務支援方法および保守業務支援装置を、図示の実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物や工程が付加されていてもよい。
また、本発明は、前述した実施の形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、保守手順生成装置100が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等が挙げられる。磁気記録装置としては、例えば、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等が挙げられる。光ディスクとしては、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等が挙げられる。光磁気記録媒体としては、例えば、MO(Magneto-Optical disk)等が挙げられる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
保守業務支援プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
符号の説明
1 コンピュータ
2 整列手段
3 対応づけ手段
4 表示手段
4a 第3の格納手段
5 第1の格納手段
6 第2の格納手段
5a、6a、7、8 データ
9 フローチャート
10a〜10c 端末装置
100 保守手順生成装置
110 平均プロセス時間算出部
120 平均プロセス時間管理DB
121 平均プロセス時間管理テーブル
130 プロセス遷移作成部
140 プロセス遷移管理DB
141 プロセス遷移管理テーブル
150 情報収集プロセス順序決定部
151〜153、171 ワークテーブル
160 情報収集プロセス順序管理DB
161 情報収集プロセス順序管理テーブル
170 有効情報収集プロセス判断部
180 有効情報収集プロセス管理DB
181 有効情報収集プロセス管理テーブル
190 保守手順生成部
200 案件情報管理サーバ
201 分岐条件管理テーブル
300 対応履歴管理DB
301 対応履歴管理テーブル
400 業務システム
500 アクセスログDB
600 管理者用端末装置
1000 システム
2000 分岐条件管理DB

Claims (7)

  1. 保守の手順を提示する処理をコンピュータに実行させる保守業務支援プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    障害案件を処理する際に行った情報収集作業毎の処理時間を格納した第1の格納手段と、前記障害案件毎に記録され、前記情報収集作業の遷移および障害の原因が判明した後にその原因を解決するために採られた処置を示す解決処置を含む作業履歴を格納した第2の格納手段とに格納された情報に基づいて、前記情報収集作業の処理優先度を決定し、前記処理優先度の高い順に前記情報収集作業を整列する整列手段、
    前記作業履歴毎に設けられ、前記障害案件を処理する際に、当該作業履歴に含まれる前記情報収集作業の順に処理が行われたことを示す案件数に基づいて、前記解決処置の種別毎に、当該解決処置の使用優先度が高い前記情報収集作業から優先的に当該解決処置に対応する前記情報収集作業として対応づける対応づけ手段、
    前記整列手段によって整列された順に前記情報収集作業の処理を実行するように示し、前記情報収集作業の実行結果に対して第3の格納手段に格納された予め用意された条件を課し、前記条件を満たした場合に実行した前記情報収集作業に対応づけられた前記解決処置を実行することで保守を終了できる手順を表示する表示手段、
    として機能させることを特徴とする保守業務支援プログラム。
  2. 前記整列手段は、前記作業履歴に含まれる情報収集作業を組み合わせて得られる全ての順列を作成し、前記順列を用いて前記作業履歴に含まれる前記情報収集作業を行ったときの処理時間の短さを示す指標を前記順列毎に算出し、前記指標の最も小さい順列の前記情報収集作業の順に、前記情報収集作業を整列することを特徴とする請求の範囲第1項記載の保守業務支援プログラム。
  3. 前記対応づけ手段は、前記解決処置の種別毎に、当該解決処置が最も用いられた前記情報収集作業を、当該解決処置に対応する前記情報収集作業として対応づけることを特徴とする請求の範囲第1項記載の保守業務支援プログラム。
  4. 前記対応づけ手段は、同じ前記解決処置が採られた前記作業履歴に含まれる前記情報収集作業毎に前記案件数をそれぞれカウントし、カウント値の最も多い前記情報収集作業を前記解決処置に対応する前記情報収集作業として対応づけることを特徴とする請求の範囲第3項記載の保守業務支援プログラム。
  5. 前記指標は、前記作業履歴に含まれる前記情報収集作業毎の処理時間の和に、前記作業履歴の案件数に比例した重みをつけたものであることを特徴とする請求の範囲第2項記載の保守業務支援プログラム。
  6. 保守の手順を提示する処理をコンピュータに実行させる保守業務支援方法において、
    整列手段が、障害案件を処理する際に行った情報収集作業毎の処理時間を格納した第1の格納手段と、前記障害案件毎に記録され、前記情報収集作業の遷移および障害の原因が判明した後にその原因を解決するために採られた処置を示す解決処置を含む作業履歴を格納した第2の格納手段とに格納された情報に基づいて、前記情報収集作業の処理優先度を決定し、前記処理優先度の高い順に前記情報収集作業を整列し、
    対応づけ手段が、前記作業履歴毎に設けられ、前記障害案件を処理する際に、当該作業履歴に含まれる前記情報収集作業の順に処理が行われたことを示す案件数に基づいて、前記解決処置の種別毎に、当該解決処置の使用優先度が高い前記情報収集作業から優先的に当該解決処置に対応する前記情報収集作業として対応づけ、
    表示手段が、前記整列手段によって整列された順に前記情報収集作業の処理を実行するように示し、前記情報収集作業の実行結果に対して第3の格納手段に格納された予め用意された条件を課し、前記条件を満たした場合に実行した前記情報収集作業に対応づけられた前記解決処置を実行することで保守を終了できる手順を表示する、
    ことを特徴とする保守業務支援方法。
  7. 保守の手順を提示する処理をコンピュータに実行させる保守業務支援装置において、
    障害案件を処理する際に行った情報収集作業毎の処理時間を格納した第1の格納手段と、前記障害案件毎に記録され、前記情報収集作業の遷移および障害の原因が判明した後にその原因を解決するために採られた処置を示す解決処置を含む作業履歴を格納した第2の格納手段とに格納された情報に基づいて、前記情報収集作業の処理優先度を決定し、前記処理優先度の高い順に前記情報収集作業を整列する整列手段と、
    前記作業履歴毎に設けられ、前記障害案件を処理する際に、当該作業履歴に含まれる前記情報収集作業の順に処理が行われたことを示す案件数に基づいて、前記解決処置の種別毎に、当該解決処置の使用優先度が高い前記情報収集作業から優先的に当該解決処置に対応する前記情報収集作業として対応づける対応づけ手段と、
    前記整列手段によって整列された順に前記情報収集作業の処理を実行するように示し、前記情報収集作業の実行結果に対して第3の格納手段に格納された予め用意された条件を課し、前記条件を満たした場合に実行した前記情報収集作業に対応づけられた前記解決処置を実行することで保守を終了できる手順を表示する表示手段と、
    を有することを特徴とする保守業務支援装置。
JP2010516690A 2008-06-12 2008-06-12 保守業務支援プログラム、保守業務支援方法および保守業務支援装置 Active JP5012999B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2008/060783 WO2009150737A1 (ja) 2008-06-12 2008-06-12 保守業務支援プログラム、保守業務支援方法および保守業務支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009150737A1 true JPWO2009150737A1 (ja) 2011-11-10
JP5012999B2 JP5012999B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=41416458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010516690A Active JP5012999B2 (ja) 2008-06-12 2008-06-12 保守業務支援プログラム、保守業務支援方法および保守業務支援装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5012999B2 (ja)
GB (1) GB2472736A (ja)
WO (1) WO2009150737A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011155023A1 (ja) * 2010-06-08 2011-12-15 株式会社日立製作所 保守作業事例収集装置、保守作業事例収集方法及び保守作業事例収集プログラム
DE102013211726A1 (de) * 2013-06-20 2014-12-24 Robert Bosch Gmbh Informationssystem und Verfahren zum Auswählen und Wiedergeben von Informationen, insbesondere zum Einsatz im Werkstattbereich
JP6270903B2 (ja) * 2016-04-28 2018-01-31 東芝エレベータ株式会社 保守点検作業のガイドシステム
WO2019186778A1 (ja) * 2018-03-28 2019-10-03 三菱電機株式会社 作業支援装置、作業支援システム、作業支援方法、及び作業支援プログラム
WO2019186766A1 (ja) * 2018-03-28 2019-10-03 三菱電機株式会社 作業支援装置、作業支援システム、作業支援方法、及び作業支援プログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10124477A (ja) * 1996-10-22 1998-05-15 Hitachi Ltd 故障診断方法
JPWO2003105039A1 (ja) * 2002-06-07 2005-10-13 アークレイ株式会社 トラブル対処支援システムおよびこれに接続される端末装置
JP2006085538A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Nec Fielding Ltd 復旧支援方法及び復旧支援システム並びに復旧支援用プログラム
JP4763336B2 (ja) * 2005-05-06 2011-08-31 富士通株式会社 保守業務支援プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5012999B2 (ja) 2012-08-29
GB201020707D0 (en) 2011-01-19
WO2009150737A1 (ja) 2009-12-17
GB2472736A (en) 2011-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110928772B (zh) 一种测试方法及装置
JP5423904B2 (ja) 情報処理装置、メッセージ抽出方法およびメッセージ抽出プログラム
JP5285084B2 (ja) 検出イベントに応じたアクション実行を支援するシステム、検出イベントに応じたアクション実行を支援する方法、支援装置及びコンピュータプログラム
JP4740060B2 (ja) 重複データ検出プログラム、重複データ検出方法および重複データ検出装置
JP4458493B2 (ja) ログ通知条件定義支援装置とログ監視システムおよびプログラムとログ通知条件定義支援方法
US7496795B2 (en) Method, system, and computer program product for light weight memory leak detection
CN102138130A (zh) 检测规则生成装置、检测规则生成方法和计算机程序
JP2006011683A (ja) システム分析プログラム、システム分析方法及びシステム分析装置
CN102597966B (zh) 运行管理装置以及运行管理方法
JP5012999B2 (ja) 保守業務支援プログラム、保守業務支援方法および保守業務支援装置
JP2008134705A (ja) データ処理方法及びデータ分析装置
US8555112B2 (en) Method and apparatus for estimating candidate cause
JP2006040222A (ja) メッセージ表示方法およびメッセージ表示装置
JP5998764B2 (ja) 情報処理装置、ログ出力方法およびログ出力プログラム
JP4585534B2 (ja) システム監視プログラム、システム監視方法およびシステム監視装置
JP2011128969A (ja) 運用管理プログラム、運用管理装置および運用管理方法
JP2006190138A (ja) アラーム管理装置及びアラーム管理方法及びプログラム
US8090994B2 (en) System, method, and computer readable media for identifying a log file record in a log file
JP2008225814A (ja) 業務分析プログラムおよび業務分析装置
JP2006099249A (ja) 障害管理装置および障害管理方法
JP4850733B2 (ja) ヘルスチェック装置及びヘルスチェック方法及びプログラム
JP5901962B2 (ja) コマンド処理システム及び方法
JP2009134535A (ja) ソフトウェア開発支援装置、ソフトウェア開発支援方法及びソフトウェア開発支援プログラム
JP5444071B2 (ja) 障害情報収集システムと方法およびプログラム
JP2005275815A (ja) ネットワークリモート管理方法および管理サーバ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120521

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5012999

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150