JPWO2009150737A1 - 保守業務支援プログラム、保守業務支援方法および保守業務支援装置 - Google Patents
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Abstract
Description
障害内容に応じた保守手順を提供する技術としては、過去に発生した同障害の事例から短時間で解決したものを検索する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
図1は、実施の形態の概要を示す図である。
コンピュータ1は、保守対象のコンピュータに障害が発生した場合、保守要員に対し、保守の手順を提示する処理をする。
ここで、データ5aは、保守対象のコンピュータの障害案件(障害が発生した案件)を処理する際に行った情報収集作業(図1では単に「作業」と表記)毎に要した処理時間を有している。なお、処理時間は、例えば、情報収集作業の処理に要した時間の平均をとったもの等が用いられる。
整列手段2は、データ5aおよびデータ6aに基づいて、処理優先度の高い順に情報収集作業を整列する。
保守要員は、このフローチャート9に従って保守作業を行うことにより、保守作業の効率化を図ることができる。
なお、図1では、データ5aおよびデータ6aは、コンピュータ1の外部から与えられるようにしたが、これに限らず、障害の履歴情報に基づいて、コンピュータ1の内部で生成するようにしてもよい。また、第3の格納手段4aは、コンピュータ1の内部に設けたが、これに限らず、コンピュータ1の外部に設けられていてもよい。
図2は、実施の形態のシステムの構成を示す図である。
システム1000は、保守手順生成装置100と、複数の端末装置10a〜10cと、案件情報管理サーバ200と、対応履歴管理DB300と、業務システム400と、アクセスログDB500と、管理者用端末装置600とを有している。
保守手順生成装置100は、保守要員の端末装置10a〜10cの操作に応じて動作する。具体的には、保守手順生成装置100は、対応履歴管理DB300を参照し、対応履歴情報に基づいて、保守対象のコンピュータに発生した障害に対する最適な保守手順(本実施の形態ではフローチャート)を生成する。そして、生成した保守手順を端末装置10a〜10cに転送する。
対応履歴管理DB300は、保守対象のコンピュータに生じた障害内容と、その障害に対する対応履歴に関する情報(以下、対応履歴情報と言う)が格納されている。
図3は、保守手順生成装置のハードウェア構成例を示す図である。
前述したように、保守手順生成装置100は、対応履歴管理DB300を参照し、対応履歴情報に基づいて、最適な保守手順を生成する。
対応履歴管理DB300では、情報がテーブル化されて格納されている。
図5に示す対応履歴管理テーブル301には、案件ID、障害内容、プロセス名、プロセス種別、プロセス開始時刻、およびプロセス終了時刻の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
プロセス名の欄には、個々の作業の単位を示すプロセスが格納されている。
ここで、「情報収集」は、プロセス名の欄に格納されたプロセスが、情報を収集したプロセス(情報収集作業)であることを示す。また、「解決処置」は、プロセス名の欄に格納されたプロセスが、情報を収集した結果、原因が分かった後に、その原因を解決するために取られたプロセスであることを示す。
以下、プロセス種別が「情報収集」であるプロセス名の欄に格納されたプロセスを、「情報収集プロセス」と言う。また、プロセス種別が「解決処置」であるプロセス名の欄に格納されたプロセスを「解決処置プロセス」と言う。
プロセス開始時刻の欄には、プロセス名の欄に格納されたプロセスを開始した時刻が格納される。
なお、プロセス開始時刻、プロセス終了時刻およびプロセス名は、アクセスログDB500から該当する情報を抽出することによって生成することができる。
保守手順生成装置100は、平均プロセス時間算出部110と、平均プロセス時間管理DB120と、プロセス遷移作成部130と、プロセス遷移管理DB140と、情報収集プロセス順序決定部150と、情報収集プロセス順序管理DB160と、有効情報収集プロセス判断部170と、有効情報収集プロセス管理DB180と、保守手順生成部190と、分岐条件管理DB2000とを有している。
プロセス遷移作成部130は、対応履歴管理DB300を参照し、障害が解決されるまでに行ったプロセスの順番(遷移)が分かるように示したプロセス遷移を障害内容毎に作成する。
情報収集プロセス順序決定部150は、平均プロセス時間管理DB120およびプロセス遷移管理DB140を参照し、後述する処理を行って、処理の優先度が高い順(本実施の形態では、処理時間が短いと期待できる順)に、情報収集プロセスを整列する。
保守手順生成部190は、情報収集プロセス順序管理DB160、有効情報収集プロセス管理DB180および分岐条件管理DB2000を参照し、保守手順を示すフローチャートを生成する。
平均プロセス時間管理DB120では情報がテーブル化されて格納されている。
図6に示す平均プロセス時間管理テーブル121は、障害内容毎に設けられる。
平均プロセス時間の欄には、平均プロセス時間算出部110が算出した情報収集プロセスの平均プロセス時間が格納されている。
プロセス遷移管理DB140では情報がテーブル化されて格納されている。
プロセス遷移管理テーブル141は、障害内容毎に設けられる。
プロセス遷移の欄には、プロセス遷移作成部130が抽出したプロセス遷移が案件毎に格納される。
図8は、情報収集プロセス順序管理DBのデータ構造例を示す図である。
情報収集プロセス順序管理テーブル161は、障害内容毎に設けられる。
情報収集プロセス順序管理テーブル161には、障害内容毎に順序および情報収集プロセス名の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
図9は、有効情報収集プロセス管理DBのデータ構造例を示す図である。
有効情報収集プロセス管理テーブル181は、障害内容毎に設けられる。
有効情報収集プロセス管理テーブル181には、解決処置プロセス名および有効情報収集プロセス名の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
有効情報収集プロセス名の欄には、各解決処置プロセスに対して有効情報収集プロセス判断部170が最も有効であると判断した情報収集プロセスが格納される。
分岐条件管理DB2000では情報がテーブル化されて格納されている。
分岐条件管理テーブル201には、情報収集プロセス名、解決処置プロセス名、条件文および解決処置判断条件の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
解決処置プロセス名の欄には、情報収集プロセスの欄に格納された情報収集プロセスに応じて予め設定された(実行させたい)解決処置プロセスが格納される。
解決処置判断条件の欄には、条件文に対して解決処置プロセスへ進むと判定するための判断条件「Yes」または「No」が格納される。
図11は、保守手順生成装置の処理を示すフローチャートである。
まず、平均プロセス時間算出部110が、平均プロセス時間を算出し、平均プロセス時間管理DB120に格納する平均プロセス時間算出処理を行う(ステップS1)。
次に、情報収集プロセス順序決定部150が、情報収集プロセスの順序を決定し、決定した順に情報収集プロセスを整列して情報収集プロセス順序管理DB160に格納する情報収集プロセス順序決定処理を行う(ステップS3)。
なお、図11では、平均プロセス時間算出処理を行った後にプロセス遷移作成処理を行ったが、これらの処理の順序は限定されない。また、情報収集プロセス順序決定処理を行った後に情報収集プロセス判断処理を行ったが、これらの処理の順序は限定されない。
まず、平均プロセス時間算出処理を説明する。
図12は、平均プロセス時間算出処理を示すフローチャートである。
次に、取得したレコードの情報収集プロセスについて、開始時刻と終了時刻の差分(以下、「プロセス時間」と言う)を算出する(ステップS12)。
全てのレコードについてステップS11〜ステップS13の処理が完了していない場合(ステップS14のNo)、ステップS11に移行し、未処理のレコードを取得し、ステップS12以降の処理を継続して行う。
そして、その平均プロセス時間をそれぞれ平均プロセス時間管理テーブル121に格納する(ステップS15)。
次に、プロセス遷移作成処理を説明する。
図13は、プロセス遷移作成処理を示すフローチャートである。
次に、プロセスの遷移の中に、重複するプロセスが含まれているか否かを判断する(ステップS22)。
重複するプロセスが含まれている場合(ステップS22のYes)、開始時刻が遅い方の(後の)プロセスをプロセスの遷移から除外する(ステップS23)。例えば、情報収集プロセス「事例検索」の後に再度、情報収集プロセス「事例検索」が現れた場合は、後に現れた情報収集プロセス「事例検索」を除外する。これをプロセス遷移とする。その後、ステップS24に移行する。
次に、プロセス遷移に解決処置プロセスが含まれているか否かを判断する(ステップS24)。
全ての案件について処理が完了していない場合(ステップS26のNo)、ステップS21に移行して未処理の1案件分のプロセスを抽出し、ステップS22以降の処理を継続して行う。
以上でプロセス遷移作成処理の説明を終了する。
図14は、情報収集プロセス順序決定処理を示すフローチャートである。
まず、プロセス遷移管理DB140内の、指定した障害内容に一致するプロセス遷移管理テーブル141からプロセス遷移に含まれる情報収集プロセスを取得する(ステップS31)。なお、障害内容は、例えば、保守要員が端末装置10a〜10cを操作することにより指定する。
次に、作成した情報収集プロセスの順列を1つ選択する(ステップS33)。
次に、プロセス遷移を1つ選択する(ステップS34)。
全てのプロセス遷移についての情報収集プロセス時間を算出していない場合(ステップS36のNo)、ステップS34に移行して未処理のプロセス遷移を選択し、ステップS35の処理を継続して行う。
全ての情報収集プロセスの順列について期待値を算出していない場合(ステップS38のNo)、ステップS33に移行して未処理の情報収集プロセスの順列を1つ選択し、ステップS34以降の処理を継続して行う。
次に、図14のステップS35およびステップS37の処理(以下、この2つの処理を「整列処理」と言う)について具体例を用いて説明する。
図15は、整列処理の具体例を説明する図である。
以下、番号「1」の順列に対し、符号「A」のプロセス遷移で情報収集したときに要する所要時間を、所要時間「1−A」のように表す。
符号「A」のプロセス遷移では、情報収集プロセス「事例検索」および情報収集プロセス「ログ採取」が、この順番に行われている。
所要時間「1―B」について説明する。
符号「B」のプロセス遷移には、情報収集プロセス「事例検索」が含まれている。情報収集プロセス「事例検索」の平均プロセス時間は15分であるため、所要時間「1−B」は、15分となる。
符号「C」のプロセス遷移には、情報収集プロセス「ログ採取」が含まれている。ここで、番号「1」の順序で情報収集プロセス「ログ採取」を行う場合、事前に情報収集プロセス「事例検索」が行われている。
所要時間「1―D」について説明する。
次に、情報収集プロセス順序決定部150は、番号「1」の順列の情報収集プロセス時間について期待値を算出する。具体的には、案件数に比例した重みを付けた情報収集プロセス時間の平均値を期待値とする。本具体例では、(45×15+15×8+45×6+85×3+85×2+85×1)/(15+8+6+3+2+1)=45.0となる。
図16は、情報収集プロセス時間および期待値を示す図である。
情報収集プロセス順序決定部150は、期待値が最小の順列を選択する。図16では、期待値45.0が最小であるため、番号「1」の順列を情報収集プロセス順序管理テーブル161に格納する。
図17は、有効情報収集プロセス判断処理を示すフローチャートである。
まず、プロセス遷移管理DB140内の、指定した障害内容に一致するプロセス遷移管理テーブル141からプロセス遷移に含まれる解決処置プロセスを取得する(ステップS41)。
次に、選択した解決処置プロセスを含むプロセス遷移を選択する(ステップS43)。
次に、選択した全てのプロセス遷移の案件数を情報収集プロセス毎に加算する(ステップS44)。
次に、全ての解決処置プロセスに対し、有効情報収集プロセスを決定したか否かを判断する(ステップS47)。
以上で有効情報収集プロセス判断処理の説明を終了する。
図18は、有効情報収集プロセス判断処理の具体例を説明する図である。
以下、具体例の説明に際し、図7に示すプロセス遷移管理テーブル141を使用する。
本具体例では、プロセス遷移「事例検索→ログ採取→統合クローズ」およびプロセス遷移「事例検索→統合クローズ」を選択する。
次に、選択したプロセス遷移に含まれる情報収集プロセス「ログ採取」を含むプロセス遷移「事例検索→ログ採取→統合クローズ」の案件数「15」を解決処置プロセス「統合クローズ」に対する情報収集プロセス「ログ採取」の値としてワークテーブル171に格納する。
以下、解決処置プロセス「リモート修正」および「監視抑止」についても同様の処理を行うことにより、解決処置プロセス「リモート修正」に情報収集プロセス「ログ採取」を関連づけて有効情報収集プロセス管理テーブル181に格納する。また、解決処置プロセス「監視抑止」に情報収集プロセス「SE連絡」を関連づけて有効情報収集プロセス管理テーブル181に格納する。
次に、保守手順生成処理を説明する。
図19は、保守手順生成処理を示すフローチャートである。
次に、取得した各情報収集プロセスをそれぞれ処理の内容とするフローチャートの処理ブロック(以下、単に「処理ブロック」と言う)を、情報収集プロセス順序管理テーブル161に格納された情報収集プロセスの順に配置する(ステップS52)。
次に、有効情報収集プロセス管理テーブル181を参照し、選択した情報収集プロセスに対応する解決処置プロセスが存在するか否かを判断する(ステップS54)。
一方、選択した情報収集プロセスに対応する解決処置プロセスが存在する場合(ステップS54のYes)、選択した情報収集プロセスの処理ブロックの後段に判断ブロックを配置(挿入)する。そして、判断ブロックの分岐先に、対応する解決処置プロセスを内容とする処理ブロックを配置する(ステップS55)。
完了していない場合(ステップS57のNo)、ステップS53に移行して次の処理ブロックの情報収集プロセスを選択し、ステップS54以降の処理を継続して行う。
次に、端子(終了記号)を配置し、解決処置プロセスを内容とする全ての処理ブロックと端子(終了記号)とを接続する。また、「既存手順書の指示通り保守作業を行う」を内容とする処理ブロックと端子(終了記号)とを接続する(ステップS60)。
次に、保守手順生成処理の具体例を説明する。
図20〜図22は、保守手順生成処理の具体例を説明する図である。
そして、最後段の判断ブロックと「既存手順書の指示通り保守作業を行う」を内容とする処理ブロックとを接続する。ここまでの処理を図21(d)に示す。
次に、解決処置プロセス「統合クローズ」、「リモート修正」および「監視抑止」を内容とする処理ブロックと端子(終了記号)とを接続する。また、「既存手順書の指示通り保守作業を行う」を内容とする処理ブロックと端子(終了記号)とを接続する。
以上で保守手順生成処理の具体例の説明を終了する。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、保守手順生成装置100が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等が挙げられる。磁気記録装置としては、例えば、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等が挙げられる。光ディスクとしては、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等が挙げられる。光磁気記録媒体としては、例えば、MO(Magneto-Optical disk)等が挙げられる。
2 整列手段
3 対応づけ手段
4 表示手段
4a 第3の格納手段
5 第1の格納手段
6 第2の格納手段
5a、6a、7、8 データ
9 フローチャート
10a〜10c 端末装置
100 保守手順生成装置
110 平均プロセス時間算出部
120 平均プロセス時間管理DB
121 平均プロセス時間管理テーブル
130 プロセス遷移作成部
140 プロセス遷移管理DB
141 プロセス遷移管理テーブル
150 情報収集プロセス順序決定部
151〜153、171 ワークテーブル
160 情報収集プロセス順序管理DB
161 情報収集プロセス順序管理テーブル
170 有効情報収集プロセス判断部
180 有効情報収集プロセス管理DB
181 有効情報収集プロセス管理テーブル
190 保守手順生成部
200 案件情報管理サーバ
201 分岐条件管理テーブル
300 対応履歴管理DB
301 対応履歴管理テーブル
400 業務システム
500 アクセスログDB
600 管理者用端末装置
1000 システム
2000 分岐条件管理DB
Claims (7)
- 保守の手順を提示する処理をコンピュータに実行させる保守業務支援プログラムにおいて、
コンピュータを、
障害案件を処理する際に行った情報収集作業毎の処理時間を格納した第1の格納手段と、前記障害案件毎に記録され、前記情報収集作業の遷移および障害の原因が判明した後にその原因を解決するために採られた処置を示す解決処置を含む作業履歴を格納した第2の格納手段とに格納された情報に基づいて、前記情報収集作業の処理優先度を決定し、前記処理優先度の高い順に前記情報収集作業を整列する整列手段、
前記作業履歴毎に設けられ、前記障害案件を処理する際に、当該作業履歴に含まれる前記情報収集作業の順に処理が行われたことを示す案件数に基づいて、前記解決処置の種別毎に、当該解決処置の使用優先度が高い前記情報収集作業から優先的に当該解決処置に対応する前記情報収集作業として対応づける対応づけ手段、
前記整列手段によって整列された順に前記情報収集作業の処理を実行するように示し、前記情報収集作業の実行結果に対して第3の格納手段に格納された予め用意された条件を課し、前記条件を満たした場合に実行した前記情報収集作業に対応づけられた前記解決処置を実行することで保守を終了できる手順を表示する表示手段、
として機能させることを特徴とする保守業務支援プログラム。 - 前記整列手段は、前記作業履歴に含まれる情報収集作業を組み合わせて得られる全ての順列を作成し、前記順列を用いて前記作業履歴に含まれる前記情報収集作業を行ったときの処理時間の短さを示す指標を前記順列毎に算出し、前記指標の最も小さい順列の前記情報収集作業の順に、前記情報収集作業を整列することを特徴とする請求の範囲第1項記載の保守業務支援プログラム。
- 前記対応づけ手段は、前記解決処置の種別毎に、当該解決処置が最も用いられた前記情報収集作業を、当該解決処置に対応する前記情報収集作業として対応づけることを特徴とする請求の範囲第1項記載の保守業務支援プログラム。
- 前記対応づけ手段は、同じ前記解決処置が採られた前記作業履歴に含まれる前記情報収集作業毎に前記案件数をそれぞれカウントし、カウント値の最も多い前記情報収集作業を前記解決処置に対応する前記情報収集作業として対応づけることを特徴とする請求の範囲第3項記載の保守業務支援プログラム。
- 前記指標は、前記作業履歴に含まれる前記情報収集作業毎の処理時間の和に、前記作業履歴の案件数に比例した重みをつけたものであることを特徴とする請求の範囲第2項記載の保守業務支援プログラム。
- 保守の手順を提示する処理をコンピュータに実行させる保守業務支援方法において、
整列手段が、障害案件を処理する際に行った情報収集作業毎の処理時間を格納した第1の格納手段と、前記障害案件毎に記録され、前記情報収集作業の遷移および障害の原因が判明した後にその原因を解決するために採られた処置を示す解決処置を含む作業履歴を格納した第2の格納手段とに格納された情報に基づいて、前記情報収集作業の処理優先度を決定し、前記処理優先度の高い順に前記情報収集作業を整列し、
対応づけ手段が、前記作業履歴毎に設けられ、前記障害案件を処理する際に、当該作業履歴に含まれる前記情報収集作業の順に処理が行われたことを示す案件数に基づいて、前記解決処置の種別毎に、当該解決処置の使用優先度が高い前記情報収集作業から優先的に当該解決処置に対応する前記情報収集作業として対応づけ、
表示手段が、前記整列手段によって整列された順に前記情報収集作業の処理を実行するように示し、前記情報収集作業の実行結果に対して第3の格納手段に格納された予め用意された条件を課し、前記条件を満たした場合に実行した前記情報収集作業に対応づけられた前記解決処置を実行することで保守を終了できる手順を表示する、
ことを特徴とする保守業務支援方法。 - 保守の手順を提示する処理をコンピュータに実行させる保守業務支援装置において、
障害案件を処理する際に行った情報収集作業毎の処理時間を格納した第1の格納手段と、前記障害案件毎に記録され、前記情報収集作業の遷移および障害の原因が判明した後にその原因を解決するために採られた処置を示す解決処置を含む作業履歴を格納した第2の格納手段とに格納された情報に基づいて、前記情報収集作業の処理優先度を決定し、前記処理優先度の高い順に前記情報収集作業を整列する整列手段と、
前記作業履歴毎に設けられ、前記障害案件を処理する際に、当該作業履歴に含まれる前記情報収集作業の順に処理が行われたことを示す案件数に基づいて、前記解決処置の種別毎に、当該解決処置の使用優先度が高い前記情報収集作業から優先的に当該解決処置に対応する前記情報収集作業として対応づける対応づけ手段と、
前記整列手段によって整列された順に前記情報収集作業の処理を実行するように示し、前記情報収集作業の実行結果に対して第3の格納手段に格納された予め用意された条件を課し、前記条件を満たした場合に実行した前記情報収集作業に対応づけられた前記解決処置を実行することで保守を終了できる手順を表示する表示手段と、
を有することを特徴とする保守業務支援装置。
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