JPWO2009088079A1 - 目封止ハニカム構造体の製造方法 - Google Patents

目封止ハニカム構造体の製造方法 Download PDF

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Abstract

平面状の圧入面を有する圧入台22と、スペーサ26とを、圧入面が上を向きスペーサ26が圧入面上に載置された状態で、貯留槽21内の目封止材料25に浸漬し、その後、スペーサ26が載置された圧入台22を、貯留槽21に貯留された目封止材料25から外に出し、均し部材28をスペーサ26の上面に接触させると共に圧入面に平行に配置し、均し部材28をスペーサ26の上面に沿って移動させて目封止材料25を均一な厚さに均して目封止材料層27を形成し、ハニカム構造体を、一方の端面を目封止材料層27の上から圧入面に押圧しながら圧入台22に載置して、目封止材料25をセルの端部から圧入させた後、ハニカム構造体12を圧入台22から取り出す目封止工程を有する目封止ハニカム構造体の製造方法。簡易な方法で目封止部の深さが均一な目封止ハニカム構造体を製造することができる目封止ハニカム構造体の製造方法を提供する。

Description

本発明は、目封止ハニカム構造体の製造方法に関し、さらに詳しくは、簡易な方法で目封止部の深さが均一な目封止ハニカム構造体を製造することができる目封止ハニカム構造体の製造方法に関する。
化学、電力、鉄鋼等の様々な分野において、環境対策や特定物資の回収等のために使用される触媒装置用の担体、又はフィルタとして、耐熱性、耐食性に優れるセラミック製の目封止ハニカム構造体が採用されている。特に、近時では、目封止ハニカム構造体は、ディーゼル機関から排出されるパティキュレートマター(PM)を捕集するディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)としての需要が盛んである。
図9に示されるように、目封止ハニカム構造体41は、流体の流路となる複数のセル44を区画形成する多孔質の隔壁42を備えるハニカム構造体43のセル44の端部に、目封止部46が形成されたものである。図9は、目封止ハニカム構造体の構造を模式的に示す、中心軸を含む平面で切断した断面図である。目封止部46は、所定のセル44の一方の開口端に配設されるとともに残余のセル44の他方の開口端に配設されている。目封止ハニカム構造体41においては、目封止ハニカム構造体41の流体の入口側の端面Bにおけるセル44の開口端と、流体の出口側の端面Cにおけるセル44の開口端とにおいて、目封止部46が互い違いに形成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−300922号公報
例えば目封止ハニカム構造体41をDPFとして使用し、被処理ガスG1を入口側の端面Bからセル44に導入すると、多孔質の隔壁42を透過して隣接するセル44に流入して、処理済ガスG2として、出口側の端面Cから排出される。そして、被処理ガスG1が隔壁42を透過するときに、被処理ガスG1に含有されるダストやパティキュレートは、隔壁42において捕捉される。
上記のような目封止ハニカム構造体41は、押出し成形によって、流体の流路となる複数のセルを区画形成する多孔質の隔壁を有する筒状の未焼成のハニカム構造体を得た後に、以下に示す目封止工程を経ることで作製することが出来る。目封止工程では、先ず、未焼成のハニカム構造体の一方の端面にマスクを貼着する。マスクの貼着は、粘着フィルムを未焼成のハニカム構造体の一方の端面に貼着し、画像処理を利用したレーザー加工により、その粘着フィルムの目封止すべきセルに対応する部分のみを孔開けすることによって行う。そして、マスクが貼着された未焼成のハニカム構造体の一方の端面を、容器に貯めたスラリー状の目封止材料(セラミックスラリー)の中に浸漬し、目封止部を形成すべきセルに目封止材料を充填する。未焼成のハニカム構造体の他方の端面についても、同様にして、目封止部を形成すべきセルに目封止材料を充填する。そして、目封止材料を充填した未焼成のハニカム構造体を乾燥し、焼成すれば、目封止ハニカム構造体41が得られる。
しかしながら、このような目封止ハニカム構造体を、上記目封止工程を経て作製した場合には、目封止部の深さが、不均一になり易いという問題があった。目封止部の深さとは、目封止ハニカム構造体の軸方向における目封止部の長さのことを指す。このような問題が起こる理由の1つとして、容器内で目封止材料であるセラミックスラリーを平準化し難いことが挙げられる。そして、目封止部材の深さにばらつきがあると、目封止部材の深いところでは、例えばDPFとして使用した場合に濾過面積が減るため、同じ量の被処理ガスを通じると、それだけ圧損が上昇するという問題が生じる。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、簡易な方法で目封止部の深さが均一な目封止ハニカム構造体を製造することができる目封止ハニカム構造体の製造方法を提供することを特徴とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、以下の目封止ハニカム構造体の製造方法を提供するものである。
[1] 流体の流路となる複数のセルを区画形成する多孔質の隔壁を備えるハニカム構造体の、前記セルの端部に目封止部が形成された、目封止ハニカム構造体を製造する目封止ハニカム構造体の製造方法であって、平面状の圧入面を有する圧入台と、前記圧入面上に載置したときに前記圧入面から上面までの高さが前記目封止ハニカム構造体の目封止部の深さに相当する高さであるスペーサとを、前記圧入面が上を向き前記スペーサが前記圧入面上に載置された状態で、貯留槽内に貯留されたスラリー状の目封止材料に浸漬し、前記圧入面上に位置する前記目封止材料を前記圧入面上に保持した状態で、前記スペーサが載置された前記圧入台を、前記貯留槽に貯留された目封止材料から外に出し、前記圧入面上の目封止材料を均すための均し部材を、前記スペーサの上面に接触させると共に前記圧入面に平行に配置し、前記均し部材を前記スペーサの上面に沿って移動させて前記目封止材料を均一な厚さに均して、前記圧入面上に均一な厚さの目封止材料層を形成し、前記ハニカム構造体を、一方の端面を前記目封止材料層の上から前記圧入面に押圧しながら、前記圧入台に載置して、前記目封止材料層を形成する前記目封止材料を前記セルの端部から圧入させた後、前記ハニカム構造体を前記圧入台から取り出す目封止工程を有する目封止ハニカム構造体の製造方法。
[2] 前記目封止工程が、前記ハニカム構造体を前記圧入台に載置して前記目封止材料を前記セルの端部に圧入させた後に、前記ハニカム構造体を、前記端面が前記圧入面に接触した状態で前記圧入面に沿って横滑りさせながら、前記圧入台から取り出す工程である[1]に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
[3] 前記スペーサが、平面状の底面と、前記底面に平行な上面とを有し、前記底面に平行な一の方向を長手方向とする部材である[1]又は[2]に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
[4] 前記スペーサを目封止材料内で前記圧入面上に載置された状態とするときに、2つの前記スペーサを、前記2つのスペーサ間に前記ハニカム構造体を載置することができる領域を形成するように、前記圧入面上に載置する[1]〜[3]のいずれかに記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
[5] 前記均し部材が、前記スペーサの上面に沿って移動させるときに前記スペーサと接触させる均し部を有し、前記均し部が平面状又は直線状である[1]〜[4]のいずれかに記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法によれば、スペーサ及び均し部材により圧入面上に形成された均一な厚さの目封止材料層が、ハニカム構造体のセルに圧入されて目封止部が形成されるため、目封止部の深さを均一にすることが可能となる。
製造対象である目封止ハニカム構造体を模式的に示す斜視図である。 図1に示される目封止ハニカム構造体を中心軸を含む平面で切断した断面の一部を示す図(断面図)である。 本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の一の実施形態において、目封止ハニカム構造体を作製するために、先ず作製されるハニカム構造体を示す斜視図である。 本発明に係る目封止ハニカム構造体の製造方法の一の実施形態における、マスクを付けたハニカム構造体を示す断面図である。 本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の一の実施形態の目封止工程において、スペーサが圧入面上に載置された状態で、圧入台を、貯留槽内に貯留されたスラリー状の目封止材料に浸漬したところを模式的に示す平面図である。 図5におけるA−A’断面図である。 本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の一の実施形態の目封止工程を模式的に示す説明図である。 本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の一の実施形態の目封止工程を模式的に示す説明図である。 本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の一の実施形態の目封止工程を模式的に示す説明図である。 図5におけるB−B’断面図である。 本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の他の実施形態の目封止工程を模式的に示す説明図である。 本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の他の実施形態の目封止工程を模式的に示す説明図である。 本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の他の実施形態の目封止工程を模式的に示す説明図である。 2つのスペーサを、2つのスペーサ間の領域にハニカム構造体を載置できるように、圧入面上に載置した状態を模式的に示す平面図である。 目封止ハニカム構造体の構造を模式的に示す、軸方向を含む平面で切断した断面図である。
符号の説明
1:目封止ハニカム構造体、2:ハニカム構造体、3:目封止部、4:隔壁、5:セル、5a:所定のセル、5b:残余のセル、6a:一方の開口端、6b:他方の開口端、7a:一方の端面、7b:他方の端面、12:ハニカム構造体、12a:一方の端面、14:隔壁、15:セル、15a:所定のセル、15b:残余のセル、19:マスク、21:貯留槽、22:圧入台、23:圧入面、24:支持棒、25:目封止材料、26:スペーサ、26a:上面、26b:底面、27:目封止部材、28:均し部材、28a:均し部、D:深さ、D1:高さ、G1:被処理ガス、G2:処理済ガス。
次に本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、適宜設計の変更、改良等が加えられることが理解されるべきである。
図1は、製造対象である目封止ハニカム構造体を模式的に示す斜視図である。また、図2は、図1に示される目封止ハニカム構造体を中心軸を含む平面で切断した断面の一例を示す図(断面図)である。図1に示される目封止ハニカム構造体1は、流体の流路となる複数のセル5を区画形成する多孔質の隔壁4を備えるハニカム構造体2のセル5の端部に、目封止部3が形成されたものであり、具体的には、セル5のうちの、所定のセル5aの一方の開口端6aと、残余のセル5bの他方の開口端6bに目封止部3が形成されたものである。本実施形態の目封止ハニカム構造体の製造方法によって得られた目封止ハニカム構造体1は、ハニカム構造体2の端面において、目封止部3の端面が平坦であり、且つ、目封止部材3の深さDが所望の値に調整されているものである(図2参照)。
(1)ハニカム構造体作製工程:
本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の一の実施形態では、目封止ハニカム構造体1を作製するために、先ず、図3に示されるような未焼成のハニカム構造体を作製する。図3に示されるハニカム構造体12は、流体の流路となる複数のセル15が多孔質の隔壁14によって区画形成されたハニカム構造を有する筒状の構造体である。このような未焼成のハニカム構造体12は、セラミックを含む成形原料を押出し成形し、乾燥させて得ることが出来る。
セラミックを含む成形原料は、コージェライト原料、ムライト、アルミナ、スピネル、炭化珪素、窒化珪素、リチウムアルミニウムシリケート、チタン酸アルミニウム等のセラミックの粉末に、水等の分散媒、バインダ、造孔剤、分散媒等を加えて混練したものを好適に用いることができる。
バインダとしては、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシルメチルセルロース、ポリビニルアルコール等を使用することができる。これらは、一種単独で使用してもよいし、二種以上を組み合わせて使用してもよい。造孔材としては、焼成工程により飛散消失する性質のものであればよく、コークス等の無機物質や発泡樹脂等の高分子化合物、澱粉等の有機物質等を単独で用いるか組み合わせて用いることができる。分散剤としては、エチレングリコール、デキストリン、脂肪酸石鹸、ポリアルコール等を使用することができる。これらは、一種単独で使用してもよいし、二種以上を組み合わせて使用してもよい。
押出し成形の方法は、特に制限はなく、例えば、真空押出し成形機を用いた押出し成形等の従来公知の方法を用いることが出来る。また、乾燥方法は、特に制限はなく、例えば、熱風乾燥、マイクロ波乾燥、誘電乾燥、減圧乾燥、真空乾燥、凍結乾燥等の従来公知の乾燥法を用いることができる。中でも、成形体全体を迅速かつ均一に乾燥することができる点で、熱風乾燥と、マイクロ波乾燥又は誘電乾燥とを組み合わせた乾燥方法が好ましい。
(2)マスキング工程:
本実施形態の目封止ハニカム構造体の製造方法では、乾燥した未焼成のハニカム構造体12に対し、図4に示されるように、目封止部を形成しないセルにマスクを施す、マスキング工程を有することが好ましい。具体的には、未焼成のハニカム構造体12の一方の端面12aに、所定のセル15a以外のセル(残余のセル)15bの開口端を覆うマスク19を配設する。所定のセル15aは、一方の端面12aにおいて目封止部を形成するセルであり、端面12aにおけるその配置は特に限定されず、使用目的により任意に決定することができる。例えば、所定のセル15aを、端面12aにおいて、市松模様が形成されるように一つおきのセルとする(所定のセルと残余のセルとが交互に並ぶようにする)ことができる。
マスク19は、所定のセル15aのみにセラミックスラリーを導入するためのものであり、従来のマスク手段を好適に用いることが出来る。例えば、未焼成のハニカム構造体12の一方の端面12aの全面に粘着フィルムを貼着し、画像処理を利用したレーザー加工によって、所定のセル15aを覆う粘着フィルム(マスク)所定の部位に孔を空けて、残余のセルのみにマスクが形成されるようにする方法を挙げることが出来る。尚、セルにマスクを配設する(施す)というときは、セルの開口端部をマスクが覆い、目封止材料が圧入されない状態にすることをいい、セルの開口端部の一部にマスクが配設されていても、そのマスクに孔が開いていて目封止材料がそのセルに圧入される状態になっている場合は、そのセルにはマスクが配設されていないことになる。マスクに孔を開けたときの「孔の開口面積」は、それぞれのセルの開口面積に対して30〜100%であることが、目封止用スラリーを良好に浸入させることが可能になるため好ましく、上記開口面積が40〜100%であることが更に好ましく、50〜100%であることが特に好ましい。
次に、同様の方法により、未焼成のハニカム構造体12の他方の端面に、所定のセル15aの開口端を覆うマスクを配設する。具体的には、未焼成のハニカム構造体12の他方の端面に粘着フィルムを貼着し、画像処理を利用したレーザー加工等によって、残余のセル15bに対応する所定の部位に孔を開ける。
マスク用フィルムは、その種類に特に制限はないが、例えば、加熱することで溶融可能であるとともに、レーザー光の照射によって穿孔可能なフィルムが好ましい。また、未焼成のハニカム構造体の端面上で固定されるように、粘着層を有するフィルムを用いることが好ましい。このようなフィルムの具体例としては、ポリエステル、ポリオレフィン、ハロゲン化ポリオレフィン等のポリマー材料からなる基材と、この基材に積層配置される、アクリル系粘着材等からなる粘着層とを備えた粘着フィルムを挙げることができる。また、マスク用フィルムの厚さは、強度、孔の開け易さ等の観点から10〜100μm程度が好ましい。
マスク用フィルムにスラリー浸入孔を開ける方法は、特に限定されないが、例えば、上記レーザー照射(レーザーマーカー)により穿孔を形成する方法の他に、一本の針で一つずつ穿孔を形成する方法、セルのピッチに対応した所定の形状を有する剣山状の針を使用して多数のスラリー浸入孔をまとめて形成する方法などを挙げることができる。なお、セルのピッチや開口形状が一定ではないハニカム基材にも柔軟に対応することが可能であるという観点から、ハニカム基材の端面を画像処理し、スラリー浸入孔を開けるべきセルの位置を抽出し、レーザーマーカーによって上記抽出した位置に対応する部分にスラリー浸入孔を穿孔する方法(画像処理を利用したレーザー加工)が好ましい。
本実施形態においては、一方の端面の残余のセル及び他方の端面の所定のセルにそれぞれマスキングをして、その後に、一方の端面の所定のセルに目封止をし、一方の端面のマスキングを剥がした後に他方の端面の残余のセルに目封止をするようにしているが、一方の端面の残余のセルにマスキングをして一方の端面の所定のセルに目封止をした後に、一方の端面のマスキングを剥がし、他方の端面の所定のセルにマスキングをして、他方の端面の残余のセルに目封止をするようにしてもよい。
(3)目封止工程:
次に、ハニカム構造体のセルに目封止材料を圧入する目封止工程について説明する。図5は、本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の一の実施形態の目封止工程において、スペーサが圧入面上に載置された状態で、圧入台を、貯留槽内に貯留されたスラリー状の目封止材料に浸漬したところを模式的に示す平面図である。図6Aは、図5におけるA−A’断面図である。図6B〜図6Dは、本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の一の実施形態の目封止工程を模式的に示す、図5におけるA−A’断面に相当する断面図である。図7Aは、図5におけるB−B’断面図である。図7B〜図7Dは、本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の一の実施形態の目封止工程を模式的に示す、図5におけるB−B’断面に相当する断面図である。図6Bと図7B、図6Cと図7C、そして図6Dと図7Dとが、それぞれ同じ状態を示している。
まず、平面状の圧入面23を有する圧入台22と、圧入面23上に載置したときに圧入面23から上面26aまでの高さが「目封止ハニカム構造体」の目封止部の深さに相当する高さであるスペーサ26とを、圧入面23が上を向きスペーサ26が圧入面23上に載置された状態で、貯留槽21内に貯留されたスラリー状の目封止材料25に浸漬する(図5、図6A及び図7A参照)。ここで、「目封止ハニカム構造体」は、本実施形態の目封止ハニカム構造体の製造方法により「製造しようとする目封止ハニカム構造体」、すなわち「最終的に得られる目封止ハニカム構造体」を意味する。また、「圧入面23が上を向く」とは、圧入面23が目封止材料25の液面と同じ方向(鉛直方向における上向き)を向くことであり、スペーサ26が圧入面23から滑り落ちない範囲で傾いた状態を含む。圧入台22とスペーサ26とを目封止材料25中に浸漬するときには、圧入台22にスペーサ26を載置した状態で浸漬してもよいし、圧入台22を浸漬した後に、すぺーサ26を浸漬して、目封止材料25内で圧入台22上に載置してもよい。また、圧入台22とスペーサ26とを目封止材料25中に浸漬するときには、目封止材料25を振動させることが好ましい。振動させることにより、目封止材料25のスラリー粘度が低下し、圧入台22とスペーサ26とを浸漬し易くなる。
圧入台22は、平面状の圧入面23を有する部材であり、その形状は特に限定されない。例えば、一方の面(圧入面23)が平面状の板状部材を用いることが好ましい。ここで、「平面状」というときは、平面度公差範囲500μmまでをいう。平面度公差範囲は、エスオーエル社製の「FlatMaster FM40」にて斜入射方式によりレーザー光を広げて測定した値である。また、目封止工程において、圧入台22を目封止材料25から外に出し、再び目封止材料25内に浸漬する操作をする場合には、圧入台22を目封止材料25に浸漬するときに下面(他方の面)側に空気を巻き込み難くするために、下面側を、下面の中央部分を突き出させたコーン状(例えば、下面が円形の場合は円錐状)に形成することが好ましい。尚、目封止材料に空気が巻き込まれると、次に目封止部を形成するときに、空気の存在により目封止部が均一に形成されないことがあるため好ましくない。
圧入台22の大きさは、特に限定されず、ハニカム構造体12の底面全体を圧入面23に押圧できる大きさであればよい。また、圧入台22の材質は、特に限定されず、ステンレススチール、アルミニウム、MCナイロン、ジュラコン等の合成樹脂等を挙げることができる。
圧入台22は、支持棒24によって外縁部分を支持することが好ましい。例えば、圧入台22が四角形である場合には、四隅に一つずつ配設することが好ましい(図5参照)。そして、支持棒24は、昇降機(図示せず)に装着され、圧入台22を昇降させ、所定の位置に停止させることができるように構成されていることが好ましい。また、圧入面23を押圧しながらハニカム構造体12を圧入台22に載置するため、圧入台22並びにこれを支える支持棒24及び昇降機(図示せず)は、そのときの押圧力に耐え得る強度を有することが好ましい。支持棒24は、このような強度を有する部材であれば、その材質、形状は特に限定されない。また、支持棒24の形状は、ハニカム構造体の載置、取り出しの障害にならない形状であることが好ましい。
スペーサ26は、圧入面23(圧入台22)上に載置したときに圧入面23からスペーサ26の上面26aまでの高さが、目封止ハニカム構造体の目封止部の深さ(図2の深さD参照)に相当する高さである。すなわち、スペーサ26の、圧入面23に接する底面26bから上面26aまでの高さD1が、製造しようとする目封止ハニカム構造体の目封止部の深さ(図2の深さD参照)と同じになる。ここで、上面26aは、底面26bに平行な平面であることが好ましいが、底面26bに平行な稜線であってもよい。上面26aが、底面26bに平行な稜線の場合、スペーサ26の、稜線の延びる方向に垂直な断面が、三角形等の多角形であってもよいし、半円形等の曲線を含むものであってもよい。例えば、スペーサ26の稜線の延びる方向に垂直な断面形状が、半円形の場合、その半円形を構成する直線部分が底面26bに該当し、その円弧の頂上部分が上面26aに該当する。スペーサ26は、底面26bに平行な一の方向を長手方向とする部材であることが好ましい。例えば、側面の一つが底面26bである棒状の部材であることが好ましく、図5、図6A〜図6D及び図7A〜図7Dに示すように、長手方向に垂直な断面が長方形の棒状(四角柱状)の部材等であることが好ましい。このように、一の方向に長いことにより、均し部材で目封止材料を均すときに、容易に広範囲に亘って均すことが可能となる。
スペーサ26の大きさは、高さD1が、製造しようとする目封止ハニカム構造体の目封止部の深さと同じであり、圧入面23上に、ハニカム構造体と共に載置できる大きさであれば特に限定されない。高さD1は、製造しようとする目封止ハニカム構造体の大きさによって適した範囲が異なるが、例えば、底面の直径14.4cm、高さ15.2cmの円柱状の目封止ハニカム構造体を作製する場合は、D1は、1〜15mmとすることが好ましい。スペーサ26の材質は、特に限定されず、ステンレススチール、アルミニウム、MCナイロン、ジュラコン等の合成樹脂等を挙げることができる。また、スペーサ26の長手方向長さは、均し部材28をスペーサ26の一方の端部から他方の端部まで移動させたときに、ハニカム構造体を載置する領域全体を均し部材28が通過することが可能な長さであることが好ましい。例えば、図7C、図7D及び図8に示すように、ハニカム構造体が円筒形の場合、スペーサ26の長手方向長さは、ハニカム構造体の底面の直径より長いことが好ましい。
スペーサ26を目封止材料25内で圧入面23上に載置された状態とするときには、図8に示すように、スペーサ26,26を、2つのスペーサ26,26間にハニカム構造体12を載置することができる領域Sを形成するように、圧入面23上に載置することが好ましい。図8は、2つのスペーサ26,26を、2つのスペーサ26,26間の領域Sにハニカム構造体12を載置できるように、圧入面23上に載置した状態を模式的に示す平面図である。尚、図8においては、参考のため、領域Sに、ハニカム構造体12を載置した状態を示している。領域Sは、図8に示すように、2つのスペーサ26,26によって挟まれた領域である。均し部材28をスペーサ26の上面26aに沿って移動させるとき、2つのスペーサ26,26を所定の間隔を開けて配置し、均し部材28を、その2つのスペーサ26,26の両方の上面26a,26aに接触させて移動させることにより、より均一な厚さの目封止材料層27を安定して形成することが可能となる。目封止材料層27の厚さを均一にするため、2つのスペーサ26,26の、底面26bから上面26aまでの高さは、同じであることが好ましい。このとき、均一な厚さの目封止材料層27は、2つのスペーサ26,26間の領域Sに形成されるため、この領域Sにハニカム構造体12を載置することにより、領域Sに形成された均一な厚さの目封止材料層27の目封止材料がハニカム構造体12に圧入され、均一な深さの目封止部が形成される。2つのスペーサ26,26は、それぞれが平行になるように配置されることが好ましいが、平行でなくてもよい。
スペーサ26を2つ用いて、上記領域Sを形成する場合、領域Sを挟む2つのスペーサ26,26は、独立した2つのスペーサであってもよいし、例えば、片方の端部間が連結されて一体化し、「U」字状、「V」字状、「Y」字状等に形成されたものであってもよい。この場合、上記領域Sを挟む2つのスペーサ26,26に該当する部分以外の部分(2つのスペーサ26,26のそれぞれの端部間を連結する部分)は、本実施形態に用いる上記スペーサとしての条件を満たさなくてもよい。
貯留槽21内に貯留するスラリー状の目封止材料(セラミックスラリー)25としては、特に制限はないが、例えば、コージェライト等のセラミックの粉末に、バインダや分散媒等を加えて混練したものを好適に用いることが出来る。セラミックの粉末の種類については特に制限はなく、例えば、上述した未焼成のハニカム構造体12を押出し成形する成形原料に含まれるセラミックの粉末と同様のものを用いてもよいし、異なるものを用いてもよい。
目封止材料は、セルへの浸入性とセル内端部付近でのスラリー保持の観点から、チキソトロピー性を有することが好ましい。目封止材料のスラリー濃度は、30〜60体積%が好ましく、40〜50体積%が更に好ましい。また、目封止材料のスラリー粘度は、25℃において、1〜1000dPa・sが好ましく、5〜500dPa・sが更に好ましく、10〜100dPa・sが特に好ましい。1dPa・sより低いと、流動性が高いため目封止材料がセル内に侵入し難くなることがあり、1000dPa・sより高いと、硬くなるため目封止材料をセルに圧入し難くなることがある。粘度は、振動式粘度計により測定した値である。振動式粘度計としては、例えば、CBCマテリアルズ社製のFVM−80Aを用いることができる。
分散媒としては、例えば、アセトン、メタノール、エタノール等の有機溶媒や水等を好適例として挙げることができる。バインダとしては、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)等の樹脂を用いることができ、加熱によってゲル化する特性を有する熱ゲル硬化性のバインダを用いることが好ましい。この熱ゲル硬化性のバインダとしては、例えば、メチルセルロースを好適に用いることができる。
貯留槽21としては、特に限定されるものではなく、目封止を行うハニカム構造体の大きさに合わせて適宜その口径、深さを決定することができる。例えば、直径5〜100cm、深さ5〜20cmの有底筒状の容器を用いることができる。底面の形状は、円形、楕円形、四角形等の多角形、その他不定形等いずれの形状でもよい。また、貯留槽21の材質は、特に限定されないが、例えば、ステンレススチール、アルミニウム、MCナイロン、ジュラコン等の合成樹脂等を挙げることができる。
圧入台22及びスペーサ26を目封止材料に浸漬するときには、目封止材料を振動させて流動性を高めた状態で浸漬することが好ましい。目封止材料25は高濃度スラリーであることが好ましいため、その場合、通常、振動状態では流動性が高くなるのに対し、静止状態では固まった状態となり、圧入台22及びスペーサ26を浸漬し難いことがあるからである。目封止材料25を振動させるためには、貯留槽21を超音波発生装置、振動篩等を用いて振動させることが好ましい。振動条件はとくに限定されないが、鉛直方向上下に、振動数1〜1,000,000Hz、振幅0.001〜50mmで振動させることが好ましい。
次に、圧入面23上に位置する目封止材料25を圧入面23上に保持した状態で、スペーサ26が載置された圧入台22を、貯留槽21に貯留された目封止材料25から外に出す。圧入台22を、貯留槽21に貯留された目封止材料25に浸漬した状態においては、圧入面23上に、圧入面23から目封止材料25の液面までの厚さの目封止材料25が存在している。そのため、目封止材料25に浸漬された圧入台22を、例えば、鉛直方向における上方向に移動させて目封止材料25から外に出すと、貯留槽21内において圧入面23上に位置していた目封止材料25の少なくとも一部が圧入面23上に保持された状態で取り出されることになる。ここで、目封止材料25が圧入面23上に保持された状態というときは、目封止材料25が圧入面23上から落下せずに、圧入面23上に載っている状態のことをいう。このように、目封止材料25を圧入面23上に保持した状態で、圧入台22を目封止材料25の外に出すことにより、均し部材28を用いて圧入面23上の目封止材料25を均して、均一な目封止材料層27を形成することが可能となる。従って、圧入面23上には、少なくとも領域S内においてスペーサ26の高さ以上の厚さで、目封止材料25が保持されていることが、より均一な厚さの目封止材料層27を形成できる点で好ましい。
圧入台22の移動方向は、上述のような鉛直方向における上方向に限定されず、圧入面23上に目封止材料25が保持された状態であれば、斜め上方向等であってもよい。また、圧入台22を目封止材料25から外に出すときには、圧入面23が水平(圧入面23の法線が鉛直方向上側を向いた状態)を維持することが好ましいが、圧入面23が、若干傾いた状態で、すなわち、圧入面23上に目封止材料25を載せたときに滑り落ちない範囲で傾いた状態で、外に出されてもよい。圧入台22を、貯留槽21に貯留された目封止材料25から外に出すときには、目封止材料25を圧入面23上に保持するため、目封止材料は振動させないことが好ましい。また、圧入台22を上昇させたときに、圧入台22の底面部分が目封止材料25に接触している状態で止めて、次の操作を行うようにすれば、圧入台22と目封止材料25との間に空気を巻き込まない点で好ましい。
次に、圧入面23上の目封止材料25を均すための均し部材28を、スペーサ26の上面26aに接触させると共に圧入面23に平行に配置し、均し部材28をスペーサ26の上面26aに沿って移動させて目封止材料25を均一な厚さに均して、圧入面23上に均一な厚さの目封止材料層27を形成する(図6B及び図7B参照)。目封止材料層27の厚さは、スペーサ26の高さD1と同じになる。
このように、均し部材28を、圧入面23に平行な状態で、スペーサ26の上面26aに接触させ、均し部材28を、圧入面23に平行なスペーサ26の上面26aに接触させた状態で上面26aに沿って移動させることにより、均し部材28を圧入面23に平行な状態で安定して移動させることができる。均し部材28を、圧入面23に対して平行な状態を維持して、圧入面23上を移動させることにより、圧入面23上の目封止材料25を厚さが均一になるように均すことができ、均一な厚さの目封止材料層27を得ることができる。均し部材28を、高さD1が「製造しようとする目封止ハニカム構造体」の目封止部の深さと同じであるスペーサ26の上面26aに沿って移動させるため、目封止材料層27の厚さを「製造しようとする目封止ハニカム構造体」の目封止部の深さと同じにすることができる。高さが同じ2つのスペーサ26,26を圧入面23上に載置した場合には、均し部材28を、2つのスペーサ26,26の上面26a,26aに接触させた状態で移動させることにより、より容易に均し部材28を圧入面23に平行な状態で移動させ、目封止材料25を均すことが可能となる。
均し部材28は、スペーサ26の上面26aに沿って移動させるときに、スペーサ26と接触させる均し部28aを有し、均し部28aが平面状又は直線状であることが好ましい。この場合、「均し部材28を圧入面23に平行に配置する」というときは、平面状又は直線状の均し部28aの「平面」又は「直線」が圧入面23に平行になるように配置することをいう。このように、均し部材28の、スペーサ26に接触させる部分を平面状又は直線状の均し部28aとすることにより、均し部材28により均された目封止材料25の上面部分が、圧入面23に平行な平面となり、均一な厚さの目封止材料層27を得ることができる。
均し部材28の形状は、平面状又は直線状の均し部28aを有することが好ましく、その他の部分の形状は、特に限定されるものではない。例えば、図6B及び図7Bに示すような、長手方向に垂直な断面が長方形の四角柱状(板状)の部材であることが好ましい。また、長手方向に垂直な断面が三角形の三角柱状の部材であってもよい。この場合、三角柱の稜線の一つを「直線状の均し部28a」として用いてもよいし、三角柱の一つの側面を「平面状の均し部28a」として用いてもよい。均し部材28は、このような柱状である場合、その断面形状は、上記三角形や四角形に限定されず、その他の多角形、円形、半円形等いずれの形状であってもよい。また、均し部材28は、長手方向の長さが、ハニカム構造体12を載置する領域全体を均すことができる長さであることが好ましい。2つのスペーサ26,26を圧入面23上に載置する場合には、均し部材28は、この2つのスペーサ26,26間の距離より長いものであることが好ましい。
均し部材28の材質は、特に限定されず、例えば、ウレタンゴム、ステンレススチール等を挙げることができる。
次に、ハニカム構造体12を、一方の端面を目封止材料層27の上から圧入面23に押圧しながら、圧入台22に載置して、目封止材料層27を形成する目封止材料25をセルの端部から圧入させる(図6C及び図7C参照)。ハニカム構造体12の一方の端面を目封止材料層27の上から圧入面23に押圧するとは、ハニカム構造体12の端面を、目封止材料層27を介して圧入面23に押圧することであり、ハニカム構造体12の一方の端面を目封止材料層27の表面に接触させて、そのまま目封止材料層27を下に向けて(圧入面23側に向けて)押圧し、目封止材料をセルの端部から圧入させながらハニカム構造体12の端面を圧入面23に向かって移動させて圧入面23に到達させることである。ハニカム構造体12の端面を目封止材料層27の上から圧入面23に押圧するときは、押圧する端面を、目封止材料層27及び圧入面23に対して平行な状態を維持しながら、圧入面23に押圧することが、均一な深さの目封止を形成するために好ましい。
このように、ハニカム構造体12の端面を、目封止材料層27の上から圧入面23に押圧することにより、厚さが均一に形成された目封止材料層27の目封止材料がセルの端部から圧入され、均一な深さの目封止部がハニカム構造体12に形成される。目封止部の深さは、目封止材料層27の厚さと同じになる。
ハニカム構造体12の一方の端面を目封止材料層27の上から圧入面23に押圧するときの圧力は、セルの端部から目封止部材が圧入されれば特に限定されないが、15〜310kPaが好ましく、30〜250kPaが更に好ましい。15kPaより低いと、目封止材料がセル内に圧入され難くなることがあり、310kPaより高いと、ハニカム構造体が破損したり、圧入台に不要な圧力がかかることがある。
ハニカム構造体12を移動、押圧等させる方法は、特に限定されないが、例えば、ハニカム構造体を把持するための把持部を有し、把持部を上下に移動可能であり下降時には押圧することが可能であり、更に水平面内の移動も可能である移動・押圧用装置等を使用することができる。移動・押圧用装置としては、移動機能と押圧機能とを併せ持った一つの装置であってもよいし、移動装置と押圧装置とを組み合わせて用いたものであってもよい。具体的には、例えば、移動装置としてロボット(例えば、安川電機社製のロボット)を用い、押圧装置としてシリンダー(例えば、SMC社製のシリンダー)を用い、これら2つの装置を合わせて移動・押圧装置として使用することが好ましい。
ハニカム構造体12の端面にマスクを施した場合には、マスクが配設されていないセルの開口端部のみから目封止材料が圧入される。
次に、ハニカム構造体12を圧入台22から取り出す。ハニカム構造体12を圧入台22から取り出す方法としては、特に限定されるものではないが、ハニカム構造体12を圧入台22に載置して目封止材料25をセルの端部に圧入させた後に、ハニカム構造体12を、その端面が圧入面23に接触した状態で圧入面23に沿って横滑りさせながら、圧入台22から取り出す方法が好ましい(図6D及び図7D参照)。ハニカム構造体12を、圧入台22から上方向に移動(横滑りさせないで移動)させることにより取り出すと、目封止部の端面が突出したり凹んだりすることがあり、均一な深さの目封止部を形成することができないことがあるが、上記のように、ハニカム構造体12を横滑りさせながら圧入台22から取り出すと、目封止部の端面が平らになり、均一な深さの目封止部を形成することが可能となる。
目封止部を形成したハニカム構造体を取り出した後、圧入台22を、目封止材料25を振動させながら、貯留槽21に貯留された目封止材料25内に浸漬する。そして、次のハニカム構造体を目封止するため、又は、一方の端面に目封止を施したハニカム構造体の他方の端面に更に目封止を施すため、スペーサ26を所定の位置に配置する。このように、圧入台22から目封止を施したハニカム構造体を取り出した後に、そのまま、圧入台22を目封止材料25に再び浸漬して、次の目封止工程を開始することができ、連続的に目封止工程を行うことができるため、圧入台22及びスペーサ26を洗浄する必要がなく、生産効率を向上させることができる。
(4)目封止部乾燥工程:
一方の端面12a側における目封止工程を終えたら、次に、目封止材料25を圧入して形成した目封止部を乾燥させる。この乾燥によって、目封止材料25は、これ以降の乾燥及び焼成の工程において、その形状が変形しない程度に硬化する。目封止材料25(目封止部)を乾燥させる手段としては、特に制限はないが、例えば、目封止材料を充填したハニカム構造体12を、その一方の端面12a側を下に向けた状態でホットプレートの上に載置して乾燥させる方法や、熱風を吹きつけて乾燥させる熱風乾燥、あるいはマイクロ波乾燥等、を採用することが出来る。目封止部の乾燥温度は、特に制限はないが、10〜300℃であることが好ましく、20〜200℃であることが更に好ましく、50〜150℃であることが特に好ましい。上記乾燥温度が10℃未満であると、充分乾燥する為に時間が掛かり過ぎることがある。一方、300℃超であると、ハニカム構造体が熱によって変質することがある。
(5)ハニカム構造体の他方の端面の目封止工程、目封止部乾燥工程:
次に、一方の端面に配設していたマスキングを剥がして、ハニカム構造体12の他方の端面において、上記方法と同様にして、マスキングされていない残余のセル15bの開口端に、目封止材料25を充填して目封止部を形成し、形成した目封止部を乾燥する。
(6)焼成工程:
次に、両端面に目封止部を有するハニカム構造体を焼成し、目封止ハニカム構造体を得る。焼成する手段については特に制限はなく、従来公知の焼成方法、条件に準じて行うことが出来る。例えば、焼成(本焼成)する前に仮焼して、仮焼体を作製し、その後本焼成する方法が挙げられる。「仮焼」とは、ハニカム基材中の有機物(有機バインダ、分散剤、造孔材等)を燃焼させて除去する操作を意味する。一般に、有機バインダの燃焼温度は100〜300℃程度、造孔材の燃焼温度は200〜800℃程度であるので、仮焼温度は200〜1000℃程度とすればよい。仮焼時間としては特に制限はないが、通常は、10〜100時間程度である。本焼成の焼成条件(温度・時間)は、成形原料の種類により異なるため、その種類に応じて適当な条件を選択すればよいが、コージェライト原料を焼成する場合には、1410〜1440℃で焼成することが好ましい。また、3〜10時間程度焼成することが好ましい。この本焼成によって、仮焼体中の成形原料を焼結させて緻密化し、所定の強度を確保することができる。尚、マスク19は、焼成する際に焼成と同時に消失させるか、又は、焼成前に取り除いておく。
以上のようにして得られた、図1に示すような目封止ハニカム構造体1は、その隔壁4の内表面、その隔壁4の内部の気孔、又はその隔壁4の内表面と内部の気孔との両方に、触媒を担持させることにより、触媒装置として利用出来る。又、目封止ハニカム構造体1をDPFとして用いる場合においても、隔壁4に捕捉された堆積物(粒子状物質)の燃焼を促進させるような機能を有する触媒を担持させることが好ましい。触媒としては、例えば、貴金属系のPt、Pd、Rh等や、非金属系のペロブスカイト型触媒等を好適例として挙げることが出来る。触媒を担持させる手段は、従来公知の触媒担持方法を採用出来る。
以下、本発明を実施例によって更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
(実施例1)
(ハニカム構造体作製)
セラミック原料としてアルミナ、カオリン及びタルクを混合したコージェライト原料を用い、バインダとしてメチルセルロースを用い、分散媒として水を用いた。セラミック原料100質量部に対して、バインダ5質量部、分散媒20質量部を混合し、混練して坏土を得た。得られた坏土を押出成形し、底面の直径14.4cm、高さ15.2cmの円柱状のハニカム構造体を得た。得られたハニカム構造体のセル密度は300セル/cm、隔壁厚さは0.3mmとし、セルの、中心軸に直交する断面形状は正方形とした。
(マスキング)
得られた未焼成のハニカム構造体の一方の端面全体に粘着フィルムを貼着した。粘着フィルムとしては、ポリエステル基材にアクリル系粘着剤を塗布したテープ(粘着力:5.3N/cm、厚さ:25μm、商品名「マスキングテープ」、3M社製)を使用した。そして、画像処理を利用したレーザー加工によって、市松模様状に孔が形成されるように(孔が形成されるセルと、孔が形成されないセルとが交互に並ぶように)、所定のセルに対応する、粘着フィルムの所定の部位に孔を開け、残余のセルにマスキングを施した。そして、同様にして他方の端面の所定のセルにもマスキングを施した。
(目封止)
目封止材料としては、コージェライト粉末100質量部に対して、メチルセルロース1.5質量部、でんぷん8質量部、水40質量部を加えて混練して得られたスラリーを用いた。得られた目封止材料の粘度は、50dPa・s(25℃)であった。目封止工程では、図5A〜図5Dに模式的に示す操作を行った。具体的には、底面の直径40cm、高さ10cmの有底円筒状のステンレススチール製の貯留槽に、目封止材料を高さ5cmの位置まで満たし、平面状の圧入面を有する長方形の圧入台(20cm×20cm、厚さ1cm)を、目封止材料に、圧入面と目封止材料の液面とが同じ方向(上方向)を向くようにして浸漬した(図5A参照)。圧入台を目封止材料に浸漬するときには、目封止材料を振動させた(周波数60Hz)。目封止材料の振動は、貯留槽に振動装置(ダルトン社製、商品名:振動ふるい)を取り付けて行った。また、圧入台は、その四隅を支持棒で支え、4本の支持棒を昇降装置で制御しながら圧入台を昇降させるようにした。
次に、目封止材料の振動を停止した後に、圧入台を鉛直方向上側に移動させて、貯留槽に貯留された目封止材料から外に出した。このとき、圧入面上に位置する目封止材料が圧入面上に保持された状態で、圧入台を移動させた。
次に、圧入面上の目封止材料を均すための均し部材を、スペーサ(厚み3mm)の上面に接触させると共に圧入面に平行に配置し、均し部材をスペーサの上面に沿って移動させて目封止材料を均一な厚さに均して、圧入面上に均一な厚さの目封止材料層を形成した(図6B及び図7B参照)。均し部材としては、形状が長方形の板状(50cm×20cm、厚さ10cm)であり、材質がウレタンゴムのものを用いた。
次に、ハニカム構造体を、一方の端面を目封止材料層の上から圧入面に押圧しながら、圧入台に載置して、目封止材料層を形成する目封止材料をセルの端部から圧入させた(図6C及び図7C参照)。ハニカム構造体の移動、押圧は、ハニカム構造体を把持するための把持部を有し、把持部を上下に移動可能であり下降時には押圧することが可能であり、更に水平面内の移動も可能である移動・押圧用装置(移動装置:安川電機社製、商品名;産業用ロボット、押圧装置:SMC社製、商品名;エアシリンダ)を用いて行った。ハニカム構造体を圧入台に載置するときの、押圧の圧力は、125kPaとした。
目封止材料を圧入させた後、ハニカム構造体を、その端面が圧入面に接触した状態で圧入面に沿って横滑りさせながら、圧入台から取り出した(図6D及び図7D参照)。
(目封止部の乾燥)
端面に熱風を吹き付ける方法で目封止部を乾燥させた。乾燥条件は、150℃、2分とした。
(ハニカム構造体の他方の端面の目封止、目封止乾燥工程)
ハニカム構造体の一方の端面に施したマスキングを除去し、ハニカム構造体の他方の端面において、上記方法と同様にして、残余のセルの開口端に目封止材料を充填して目封止部を形成し、形成した目封止部を乾燥させた。
(焼成)
次に、目封止部を形成したハニカム構造体を焼成し、目封止ハニカム構造体を得た。焼成には、電気炉を用い、焼成条件は、1410〜1440℃、5時間とした。以下に示す方法により、目封止部深さを測定し、目封止深さの均一性を算出した。その結果、目封止部深さは、平均値が3mmで、標本標準偏差が0.2mmであった。
(目封止部深さの均一性)
ハイトゲージを用いた方法により、目封止部深さを測定し、その平均値及び標本標準偏差を算出することにより目封止部深さの均一性の評価を行った。平均値は、一方の端面に形成された目封止部の中から偏りなく17箇所を選択して、深さを測定し、その平均を算出したものである。標本標準偏差は、上記平均値を算出した17箇所の目封止深さについての標準偏差である。標本標準偏差が0.5mm以下の場合を合格とした。
(比較例1)
目封止材の貯留槽に圧入台を設けず浸漬する以外は、実施例1と同様にして目封止ハニカム構造体を製造した。得られた目封止ハニカム構造体について、上記方法により、目封止部深さを測定し、目封止深さの均一性を算出した。その結果、目封止部深さは、平均値が3.9mmで、標本標準偏差が1.4mであった。
(比較例2)
貯留槽及び圧入台を用いず、貯留槽の代わりに製品径同等サイズのオケ(桶)を用い、目封止材をオケの底面に塗布し、ハニカム構造体を、一方の端面をオケの底面に押圧しながらオケに載置して、オケの底面に塗布された目封止材料をセルの端部から圧入させ、ハニカム構造体を垂直に取り出す以外は、実施例1と同様にして目封止ハニカム構造体を製造した。得られた目封止ハニカム構造体について、上記方法により、目封止部深さを測定し、目封止深さの均一性を算出した。その結果、目封止部深さは、平均値が4.2mmで、標本標準偏差が1.5mmであった。
(比較例3)
貯留槽の代わりに用いるオケとして、比較例2において使用したオケを洗浄することなく使用した以外は、比較例2と同様にして目封止ハニカム構造体を製造した。得られた目封止ハニカム構造体について、上記方法により、目封止部深さを測定し、目封止深さの均一性を算出した。その結果、目封止深さは、平均値が4.1mmで、標本標準偏差が2.8mmであった。
本発明に係る目封止ハニカム構造体の製造方法は、触媒装置用の担体又はDPF等のフィルタとして用いられる目封止ハニカム構造体を作製する手段として好適に利用される。

Claims (5)

  1. 流体の流路となる複数のセルを区画形成する多孔質の隔壁を備えるハニカム構造体の、前記セルの端部に目封止部が形成された、目封止ハニカム構造体を製造する目封止ハニカム構造体の製造方法であって、
    平面状の圧入面を有する圧入台と、前記圧入面上に載置したときに前記圧入面から上面までの高さが前記目封止ハニカム構造体の目封止部の深さに相当する高さであるスペーサとを、前記圧入面が上を向き前記スペーサが前記圧入面上に載置された状態で、貯留槽内に貯留されたスラリー状の目封止材料に浸漬し、
    前記圧入面上に位置する前記目封止材料を前記圧入面上に保持した状態で、前記スペーサが載置された前記圧入台を、前記貯留槽に貯留された目封止材料から外に出し、
    前記圧入面上の目封止材料を均すための均し部材を、前記スペーサの上面に接触させると共に前記圧入面に平行に配置し、前記均し部材を前記スペーサの上面に沿って移動させて前記目封止材料を均一な厚さに均して、前記圧入面上に均一な厚さの目封止材料層を形成し、
    前記ハニカム構造体を、一方の端面を前記目封止材料層の上から前記圧入面に押圧しながら、前記圧入台に載置して、前記目封止材料層を形成する前記目封止材料を前記セルの端部から圧入させた後、
    前記ハニカム構造体を前記圧入台から取り出す目封止工程を有する目封止ハニカム構造体の製造方法。
  2. 前記目封止工程が、前記ハニカム構造体を前記圧入台に載置して前記目封止材料を前記セルの端部に圧入させた後に、前記ハニカム構造体を、前記端面が前記圧入面に接触した状態で前記圧入面に沿って横滑りさせながら、前記圧入台から取り出す工程である請求項1に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
  3. 前記スペーサが、平面状の底面と、前記底面に平行な上面とを有し、前記底面に平行な一の方向を長手方向とする部材である請求項1又は2に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
  4. 前記スペーサを目封止材料内で前記圧入面上に載置された状態とするときに、2つの前記スペーサを、前記2つのスペーサ間に前記ハニカム構造体を載置することができる領域を形成するように、前記圧入面上に載置する請求項1〜3のいずれかに記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
  5. 前記均し部材が、前記スペーサの上面に沿って移動させるときに前記スペーサと接触させる均し部を有し、前記均し部が平面状又は直線状である請求項1〜4のいずれかに記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
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