JPWO2009060544A1 - 交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスdcモータ、及び、モータシステム - Google Patents

交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスdcモータ、及び、モータシステム Download PDF

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Abstract

【課題】一定したトルクを連続的に得ることができるモータの機能と、連続的な起電力を得ることができる発電機能とを同時に発揮できる交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータを提供する。【解決手段】フレーム3に取り付けられた円盤5と、円盤5上に円盤5の周辺に等間隔で配置された板状の複数の永久磁石6と、複数の永久磁石6に対応してフレーム3に固定された磁性体芯70(A)と、磁性体芯70(A)のそれぞれに巻きつけられ直流電力が供給される巻線71(A)と、フレーム3に固定された所定の数の磁性体芯70(B)と、磁性体芯70(B)に巻きつけられ電力消費装置に接続される巻線71(B)と、を備え、永久磁石6を、円盤5の中心と永久磁石6の中心とを通る直線と、永久磁石6の磁極面の中心における法線とがなす角度が0°より大きく60°以下となるように位置させる。【選択図】図2

Description

本発明は、交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータ、及び、モータシステムに関し、詳しくは、回転体を回転させてモータとして機能させつつ、当該回転体の回転により直接的に発電する交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータ、及び、当該ブラシレスDCモータを含むモータシステムに関する。
従来、モータを回転させることによって発電を行う場合には、モータと発電機とを機械的に連結していた。ところで、モータも発電機も構造は同じであり、電力を供給して回転体を回転させて駆動力を得る場合にモータと呼ばれ、駆動力によって回転体を回転させて巻線に起電力を発生させる場合に発電機と呼ばれる。そこで、回転体を回転させてモータとして機能させつつ、当該回転体の回転によって発電を行うこと、つまり、同一の回転体を用いてモータの機能と発電機の機能を同時に発揮させることが試行されてきた。このような試行の結果の一例として、特許文献1に記載されている磁力回転式モータ発電機が発明されている。
特許文献1に記載されている磁力回転式モータ発電機は、永久磁石が設けられた回転体と電磁石とにより、モータの機能と発電機の機能とを発揮させている。より具体的には、回転体の永久磁石が電磁石と近接したときに回転モードとなって永久磁石と電磁石との間の磁力の作用及び反作用によって回転体を回転させ、永久磁石が電磁石の近傍を過ぎて隣の電磁石に近接するまでの間に発電モードとなって永久磁石が電磁石の巻線の周囲の磁界を変化させて電磁誘導による起電力を発生する。
特開2005−245079号公報
しかし、特許文献1に記載されている磁力回転式モータ発電機では、1つの電磁石を回転モードと発電モードとに切り替えてモータの機能と発電機の機能とを時分割的に実現している。したがって、この磁力回転式モータ発電機では、連続的に起電力を得ることができないという問題がある。
そこで、本発明は、同一の回転体を用いて、連続的な起電力を得ることができる発電機能を発揮できる交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータ、及び、当該ブラシレスDCモータを含むモータシステムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータは、フレームと、前記フレームに回転自在に取り付けられた円盤と、前記円盤上に当該円盤の周辺に等間隔で配置され表面及び裏面に磁極が形成された板状の複数の永久磁石と、前記複数の永久磁石に対応して前記フレームに固定された所定の数の第1の磁性体芯と、前記第1の磁性体芯のそれぞれに巻きつけられ直流電力が供給される第1の巻線と、前記フレームに固定された所定の数の第2の磁性体芯と、前記第2の磁性体芯に巻きつけられ電力消費装置に接続される第2の巻線と、を備え、前記永久磁石を、円盤の中心と当該永久磁石の中心とを通る直線と、当該永久磁石の磁極面の中心における法線とがなす角度が0°より大きく60°以下となるように位置させることによって、前記第1の巻線に直流一定電流を連続給電した場合に、当該第1の巻線への非給電時に前記第1の磁性体芯と前記永久磁石との吸引力により発生するディテントトルクが0となる安定平衡動作状態の前記永久磁石に対して前記第1の磁性体芯を基準として測った前記永久磁石の回転角度と、前記第1の巻線の電流と前記永久磁石とによる電磁トルクとの特性曲線において、前記円盤を逆方向に回転させる回転角度範囲が狭くて値が大きい大値狭角度トルクと、前記円盤を正方向に回転させる回転角度範囲が広くて値が小さい小値広角度トルクと、を生じさせ、前記大値狭角度トルクが発生するとき又は前記小値広角度トルクが発生するときのいずれかのみにおいて前記第1の巻線に給電されることを特徴としている。
請求項2に記載の交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータは、請求項1に記載の交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータであって、互いに同軸に固定された前記円盤を2つ備え、一方の前記円盤に配置された永久磁石と他方の前記円盤に配置された永久磁石とは極性が逆となっており、前記第1の磁性体芯は、一方の端部が一方の前記円盤に配置された前記永久磁石に対応し、他方の端部が他方の前記円盤に配置された前記永久磁石に対応するように固定されていることを特徴としている。
請求項3に記載の交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータは、請求項1又は2に記載の交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータであって、前記第1の磁性体芯が偶数個存在し、前記第1の磁性体芯が前記円盤の或る位置およびその位置から180°隔たった位置に固定されかつその第1の磁性体芯にまきつけられた対向する2つの第1の巻線には同じ電流が流され、さらに前記第2の磁性体芯が偶数個存在し、前記第2の磁性体芯が前記円盤の或る位置およびその位置から180°隔たった位置に固定されかつその第2の磁性体芯にまきつけられた対向する2つの第2の巻線には同じ電流が流されることを特徴としている。
請求項4に記載の交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータは、請求項1乃至3のいずれかに記載の交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータであって、前記フレーム及び前記円盤は非金属の材料によって形成されていることを特徴としている。
請求項5に記載の交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータは、請求項1乃至4のいずれかに記載の交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータであって、前記第1の巻線に電力が供給されず前記円盤がディテントトルクが0の安定平衡点で停止しているときに、前記第1の巻線と前記永久磁石との位置関係が、前記第1の巻線への電力の供給が開始されたときに前記円盤の正方向のトルクまたは逆方向のトルクが前記円盤の所定の回転角度だけ連続して発生する位置関係となるように、前記第2の磁性体芯が前記永久磁石に対して位置していることを特徴としている。
上記目的を達成するために、請求項6に記載のモータシステムは、請求項1乃至4のいずれかに記載の交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータと、前記交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータの正方向のトルクが得られるタイミングで前記第1の巻線に直流電源の電力を供給するとともに、前記交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータの起動時に、前記円盤を一時的に逆方向に回転させ、停止時に逆方向のトルクが発生する逆回転領域に位置する前記永久磁石が正方向のトルクが発生する正回転領域に移動し、そのまま逆回転方向の逆回転領域に達することなく円盤が正回転に転じるように前記第1の巻線に直流電源の電力を供給する給電機構と、を備えることを特徴としている。
請求項7に記載のモータシステムは、請求項6に記載のモータシステムであって、前記交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータは、前記円盤と同軸に回転し、前記円盤の回転角度に対応して給電領域又は非給電領域を定めるマーカーが配置された位置検出円盤と、前記位置検出円盤に配置された前記マーカーを検出するセンサと、をさらに備え、前記給電機構は、前記センサによる前記マーカーの検出結果によって前記第1の巻線に給電するか否かを切り替えるスイッチと、を含むことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、円盤上に設けられた永久磁石に対応するように、円盤を回転させるための第1の磁性体芯と第1の巻線とからなる電磁石と、回転する当該円盤に設けられた永久磁石による磁界の変化から起電力を発生する第2の磁性体芯と第2の巻線とからなる電磁石を備えている。したがって、同一の回転体である円盤を用いて、第1の巻線に電力を供給することにより所定のトルクを得ることができるモータの機能と、第2の巻線に連続的に起電力を得ることができる発電機能とを同時に発揮することができる。
また、電磁トルクの値が大きい大値狭角度トルクと、発生する回転角度の幅が大きい小値広角度トルクとを発生させる。したがって、大値狭角度トルクが発生するタイミングで第1の巻線に電力を供給すれば、小さな電力で大きなトルクが得られる。そして、小値広角度トルクが発生するタイミングで第1の巻線に電力を供給すれば、給電時間を長くすることができるので、第1の磁性体芯と第1の巻線からなる電磁石の自己インダクタンスに起因する第1の巻線に流れる電流の増加及び減少に要する時間が大きくても第1の巻線に流す電流を大きくすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、円盤を2つ備え、一方の円盤に配置された永久磁石と他方の円盤に配置された永久磁石とは極性が逆となっており、第1の磁性体芯は、一方の端部が一方の円盤に配置された永久磁石に対応し、他方の端部が他方の円盤に配置された前記永久磁石に対応するように固定されている。したがって、第1の磁性体芯の2つの端部に発生する電磁力をともに円盤の回転に利用することができるので、電力から動力へのエネルギーの変換効率を向上することができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1の磁性体芯および第2の磁性体芯はそれぞれ円盤の180°離れた2つの位置に対向するように固定されており、かつ対向する2巻線には同一電流が流れるため径方向の電磁力が相殺されるので、振動を軽減することができ、引いては、騒音を低減することができる。
請求項4に記載の発明によれば、フレーム及び円盤は非金属の材料によって形成されているので、鉄損を低減することができる。
請求項5に記載の発明によれば、第1の巻線に電力が供給されず円盤が停止しているときに、第1の巻線と永久磁石との位置関係が、第1の巻線への電力の供給が開始されたときに円盤の正方向のトルクまたは逆方向のトルクが円盤の所定の回転角度だけ連続して発生する位置関係となるように、第2の磁性体芯が前記永久磁石に対して位置している。したがって、円盤が停止している安定平衡状態において第1の巻線に給電を開始すると、直ちに円盤を正方向または逆方向に回転させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至5のいずれかに記載の交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータと給電機構とを備えるので、交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータを運転し、モータとして機能させるとともに発電機として機能させることができる。
さらに、給電機構は、交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータの起動時に、円盤を一時的に逆方向に回転させ、逆方向のトルクが発生する逆回転領域に位置する永久磁石が正方向のトルクが発生する正回転領域に移動し、そのまま逆回転方向の逆回転領域に達することなく円盤が正回転に転じるように第1の巻線に直流電源の電力を供給する。したがって、非給電時に永久磁石が逆回転領域に位置するにもかかわらず、円盤を正回転させる、つまり、交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータを正回転させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータは、円盤と同軸に回転し、円盤上の永久磁石の回転角度に対応して給電領域又は非給電領域を定めるマーカーが配置された位置検出円盤と、位置検出円盤に配置されたマーカーを検出するセンサとをさらに備え、給電機構は、センサによるマーカーの検出結果によって第1の巻線に給電するか否かを切り替えるスイッチとを含む。したがって、簡便な方法によって、請求項6に記載のモータシステムを実現することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータ1(以下、“ブラシレスDCモータ”と呼ぶ。)について説明する。図1乃至図3に示すように、本発明に係るブラシレスDCモータ1は、回転体2と該回転体2を支持するフレーム3とを備えている。回転体2は、回転軸となるシャフト4に2枚の円盤5、5’、1枚の円盤51、及び、1枚の位置検出円盤8がスペーサ40を介して所定の間隔で固定された構成となっている。それぞれの円盤5、5’の一方の面には、円盤5、5’の周縁に、等間隔で4個の永久磁石6、6’が設けられている。一方、フレーム3には、2個で1組となる4組の永久磁石6のそれぞれに対応して4個の電磁石7が支持部材3aによって固定されており、詳しくは後述するが、電磁石7の一方の磁極が一方の円盤5の永久磁石6(2個で1組の永久磁石6の一方)に対応し、電磁石7の他方の磁極が他方の円盤5’の永久磁石6’(2個で1組の永久磁石6の他方)に対応している。
なお、4個の電磁石7のうち回転体2の径方向に互いに対向する位置にある1組の電磁石7(A)は、回転体2を回転させるモータ用として使用され、残りの1組の電磁石7(B)は、発電のために使用される。なお、電磁石7(B)は、電磁石として働くものではないが、電磁石7(B)の構成はモータ用の電磁石7(A)と同一であるので、“電磁石”と呼ぶ。
永久磁石6は、表面及び裏面に磁極が形成された板状のものであり、具体的にはネオジウム系などの希土類磁石である。このように、表面と裏面にN極及びS極が形成された永久磁石6を用いることにより、各磁極面が広くなり、モータとしての回転体2の回転トルクを向上させることができる。
図2に示すように、永久磁石6は、円盤5に数mm程度埋め込まれている。永久磁石6の円盤5への固定方法は特に限定されず、適宜に金具などを用いて円盤5に固定してもよい。
また、図3に示すように、各永久磁石6、6’は、円盤5、5’(回転体2)の中心Oから永久磁石6、6’の中心6aを通る直線L1と、永久磁石6、6’の磁極方向、つまり永久磁石6、6’の表面又は裏面における法線方向の直線L2とが交わる角度φが、円盤5、5’の中心Oから見て、0°<φ≦60°となるように固定されている。なお、永久磁石6、6’は、円盤5、5’の外側方向の磁極面の極性が、電磁石7(A)の永久磁石6、6’に対向する方の磁極の極性と同じになっている。
円盤5と円盤5’のそれぞれに4個だけ設けられている永久磁石6と永久磁石6’の外側方向(又は内側方向)の磁極面の極性が逆となっている。つまり、一方の円盤5に設けられている永久磁石6はN極の磁極面が円盤5の外側を向いており、他方の円盤5’に設けられている永久磁石6’はS極の磁極面が円盤5の外側を向いている。これは、電磁石7(A)の2つの磁極の極性が異なっているからである。1つの電磁石7(A)の一方の磁極が一方の円盤5の永久磁石6の外側の磁極面と対向し、当該電磁石7(A)の他方の磁極が他方の円盤5’の永久磁石6’の外側の磁極面と対向する。したがって、1つの電磁石7(A)の一方の磁極に対向する一方の円盤5の永久磁石6の磁極面の極性と、当該電磁石7(A)の他方の磁極に対向する他方の円盤5’の永久磁石6’の磁極面の極性とは異なるのである。2つの円盤5、5’は、それぞれが備える永久磁石6、6’の周方向の位置が同じになるようにスペーサ40によって重ね合わせて固定されている。したがって、ブラシレスDCモータ1の全体としては、2個で1組の永久磁石6、6’を4組、合計で8個の永久磁石6、6’を備えている。一方、電磁石7の数は、ブラシレスDCモータ1の全体として4個であり、モータ用の電磁石7(A)が2個で発電機用の電磁石7(B)が2個である。
上述したように、1個の円盤5、1個の円盤5’と1個の円盤51とは、ブラシレスDCモータ1の軸方向に円盤5、円盤5’、円盤51の順でスペーサ40によって固定されている。そして、中央の円盤5’には、位置検出円盤8が同軸となるように固定されている。位置検出円盤8は、永久磁石6、6’の回転位置(回転角度)を検出するためのものである。位置検出円盤8は、円盤5、5’及び円盤51より若干だけ径が大きくなっており、透明の合成樹脂などによって形成されている。位置検出円盤8の円盤5(A)の周縁から突出した径大部分の所定の領域は、永久磁石6,6’の回転位置を特定するために黒色に着色されたマーカーを備えている。そして、フレーム3には位置検出センサ9が支持部材9aによって取り付けられており、この位置検出センサ9で位置検出円盤8の当該着色領域(マーカー)を検出することによって、永久磁石6、6’の回転位置(回転角度)が特定される。こうして永久磁石6、6’の回転位置(回転角度)を特定することによって、電磁石7(A)への通電のタイミングが決定される。なお、フレーム3、支持部材3a、スペーサ40、及び、支持部材9aは非金属の材料で形成されており、例えば、合成樹脂によって形成されている。
円盤5、円盤5’、円盤51、及び、位置検出円盤8の中心にはシャフト4が貫通されており、これらシャフト4、円盤5、円盤5’、円盤51、永久磁石6、永久磁石6’ 及び、位置検出円盤8が固定されて、回転体2として一体に回転する。また、図1に示すように、回転体2の周縁部分には、円盤5、円盤5’、円盤51の周縁部分間の全体に渡るようにフィルム10が貼り付けられている。このフィルム10により回転体2の内部の空気が封止される。したがって、回転体2が回転した場合に内部の空気が回転体2とともに回転するので、永久磁石6などが回転による空気抵抗を受けることがない。そのため、回転体2の空気抵抗を減少させてブラシレスDCモータ1の回転効率を向上させることができる。なお、フィルム10は、永久磁石6、6’と電磁石7(A,B)との電磁力の作用及び反作用に影響しない素材であって、薄手であることが好ましく、例えば、合成樹脂フィルムなどを用いることができる。
電磁石7(A,B)は、図2及び図3に示すように、およそU字状の磁性体芯70(A,B)に巻線71(A,B)が巻かれた集中巻のものである。モータ用の電磁石7(A)においては、巻線71(A)に電流が流れることによって磁性体芯70(A)の両端部にそれぞれ異なる極性の磁極が形成される。そして、発電用の電磁石7(B)においては、磁性体芯70(B)を含む巻線71(B)の周囲の磁界が、移動する永久磁石6、6’に応じて変化することによって電磁誘導により巻線71(B)の両端に誘導起電力が発生する。したがって、巻線71(B)が“交流電圧出力巻線”である。電磁石7(A)の各巻線71(A)は適宜、直列、並列または直並列に接続されてまとめられ、その2端子には直流電源の電力が供給される。また、電磁石7(B)の各巻線71(B)は適宜、直列、並列または直並列に接続されて単相巻線または多相巻線として構成され、それらは、交流用電灯、交流モータなどの様々な交流電力消費装置に接続される。なお、交流電圧を整流して直流電圧として直流電力消費装置に接続することもできる。
図2及び図3に示すように、モータ用の電磁石7(A)は、その各磁極が2つの円盤5、5’に2段に設けられた2個で1組の永久磁石6、6’に対応するようにして、所定のギャップ長で配置されている。そして、上述したように、モータ用の電磁石7(A)の磁極の極性と、電磁石7(A)の各磁極に対向する永久磁石6の磁極面の極性とは同じになっており、2つの円盤5と円盤5’との間では、円盤5に設けられた永久磁石6の磁極面の極性と円盤5’に設けられた永久磁石6’の極性とが逆になっている。このようにブラシレスDCモータ1では、回転体2において、円盤5に固定する永久磁石6と円盤5’に固定する永久磁石6’とを設けて2段の構成とし、電磁石7(A)をU字状として2個の磁極のそれぞれを該2段の永久磁石6と永久磁石6’のそれぞれに対応させている。このようにして永久磁石6と永久磁石6’の両方の磁束をともに回転体2を回転させるために利用することにより、ブラシレスDCモータ1の電力から動力へのエネルギーの変換効率を向上することができる。
また、電磁石7(A)は、円盤5、5’(回転体2)の中心Oから電磁石7(A)の中心を結ぶ直線(不図示)と、電磁石7(A)の磁束中心軸(不図示)とが交わる角度φが円盤5の中心O方向からみた場合に、0°<φ≦20°となるようにフレーム3に固定されている。角度φをこのようにすることにより、φ=0とする場合と比較して、後述のθ−トルク特性が変化するという効果が得られる。なお、図1乃至図3では、φ=0の状態を示している。
発電用の電磁石7(B)は、モータ用の電磁石7(A)と同じ構成であり、U字形状の鉄心70(B)の両端が2個の円盤5、5’に2段に設けられた永久磁石6、6’に対応するようにして、所定のギャップ長で配置されている。
フレーム3は、シャフト4を軸心に回転体2を回転可能に支持するとともに、電磁石7(A,B)及び位置検出センサ9を固定するものであり、図1に示すように、所定の間隔で対向して互いに連結された2枚のフレーム板30からなっている。2枚のフレーム板30は、回転体2の最大の径、つまり、位置検出円盤8の径よりも大きくなっている。また、図示しないが、各フレーム板30のシャフト4の軸を支持する箇所にはベアリングが設けられている。
上述の位置検出センサ9は、円盤5とともに回転する位置検出円盤8の位置(回転角度)を検出できるものであれば任意のものを使用でき、例えば、フォトインタラプタを使用できる。位置検出センサ9は、直流電源(不図示)からの電力を電磁石7(A)の巻線71(A)に供給するための回路11と接続されており、電磁石7(A)の巻線71(A)に給電するタイミングを回路11に与える。本実施の形態の位置検出センサ9は、位置検出円盤8の透明領域(着色領域(マーカー)でない部分)を検出している間だけ、透明領域を検出していることを示す検出信号を回路11に送信する。回路11は、位置検出センサ9からの検出信号の受信に応じたタイミングで、電磁石7(A)の巻線71(A)に直流電源の電力を供給する。具体的には、回路11は、例えば、位置検出センサ9としてのフォトインタラプタが光信号を受信している間はスイッチ(不図示)をオンにして電磁石7(A)の巻線71(A)へ給電を行い、光信号を受信していない間はスイッチをオフにして給電を停止する。
上述した着色領域(マーカー)は、円盤5’の周縁から突出した位置検出円盤8のリング状の径大部分に設けられている。この着色領域の位置を調整し、着色領域が位置検出センサ9によって検出されるとき、電磁石7(A)の巻線71(A)に給電した場合には回転体2(円盤5)の逆回転方向(図3における時計回りの方向)のトルクが発生するようにでき、位置検出センサ9が着色領域(マーカー)を検出して電磁石7(A)の巻線71(A)への給電を停止することによって回転体2の逆回転方向へのトルクの発生を防止できる。回路11については詳細に説明しないが、電磁石7(A)の巻線71(A)のエネルギーを抵抗で消費するものではなく、電源に回生するタイプが好ましく、例えば、SRM(スイッチトリラクタンスモータ)で一般的に用いられている自己消弧形素子を2個だけ用いた回路とすることができる。
上述したように(図3参照)、永久磁石6、6’は、円盤5、5’(回転体2)の中心Oから永久磁石6、6’の中心6aを通る直線L1と、永久磁石6、6’の磁極方向、つまり永久磁石6、6’の表面又は裏面における法線方向の直線L2とが交わる角度φが、円盤5、5’の中心Oから見て、0°<φ≦60°となっている。永久磁石6、6’の傾きをこのようにした場合、電磁石7(A)の中心から回転体2(円盤5、5’)の正回転方向(図3における反時計回りの方向)に測った永久磁石6、6’の中心までの機械角をθとし、電磁石7(A)の巻線71(A)に給電しない場合に磁性体芯70(A)と永久磁石6、6’との間の吸引力により生じる正回転方向のトルクであるディテントトルク(コギングトルク)をTとすると、θ−T特性は図4に示すようになる。図4からわかるように、θ=0°が、つまり、電磁石7(A)の中心の正面に永久磁石6の中心が位置する状態で、ディテントトルクが0となり円盤5が停止する安定平衡点である。
一方、電磁石7(A)の巻線71(A)に、例えば、直流電源を用いて1.90Aの直流電流を供給した場合に電磁石7(A)と永久磁石6との間に生じる円盤5の正回転方向の電磁トルクをTとすると、θ−T特性は図5に示すようになる。なお、電磁石7(A)に供給する電流を変更した場合、安定平衡点及び不安定平衡点は変化する。なお、安定平衡点と不安定平衡点とは、電磁石7(A)に対する永久磁石6、6’の位置が安定平衡状態にあるひとつの位置(点)と不安定平衡状態にあるひとつの位置(点)とをそれぞれ意味する。安定平衡状態と不安定平衡状態とはいずれも電磁石7(A)と永久磁石6との吸引力と反発力とが均衡した状態である。安定平衡状態では、円盤5がいずれの方向に回転しても電磁石7(A)と永久磁石6との磁力により回転方向と逆向きの力が加わり、再び安定平衡状態に戻る。一方、不安定平衡状態では、円盤5がいずれかの方向に回転すれば、電磁石7(A)と永久磁石6との磁力によりその回転方向への力が加わり、再び不安定平衡状態に戻ることはない。
図5からわかるように、θ=−20°,θ=70°が安定平衡点であり、θ=−80°,θ=10°が不安定平衡点である。そして、電磁トルクTが負となる角度幅は30°であり、Tが正となる角度幅は60°である。Tの平均はゼロとなるので、図5からもわかるように、Tが負となる部分では角度幅が狭くTの絶対値が大きい。そこで、Tが負となる部分のTを“大値狭角度トルク”と呼ぶ。一方、Tが正となる部分では角度幅が広くTの絶対値は小さい。そこで、Tが正となる部分の電磁トルクTを“小値広角度トルク”と呼ぶ。
ここで、小値広角度トルクを利用する場合を考える。図6は、電磁石7(A)への非給電時の安定平衡状態(つまり、ディテントトルクがゼロで円盤5、5’が停止している状態)における永久磁石6、電磁石7(A,B)、位置検出円盤8の着色領域及び透明領域、及び、位置検出センサ9の位置関係を直線状に示した説明図である。図6において、角度αは、電磁石7(A)の正面を0°とした、フレーム3などの固定子上に印された角度であり、回転体2(円盤5、5’)である回転子の正方向回転を正の向きとしている。また、正回転領域と逆回転領域は、電磁石7(A)に対して固定された、つまり、角度αに関して固定された領域である。正回転領域は、永久磁石6、6’が円盤5、5’の回転に応じて移動して当該領域に位置したときに、円盤5、5’に正回転方向の電磁トルクTが生じる領域である。つまり、図6の正回転領域は、図5において“小値広角度トルク”が発生するθの角度範囲に対応している。そして、逆回転領域は、永久磁石6、6’が円盤5、5’の回転に応じて移動して当該領域に位置したときに、円盤5、5’に逆回転方向の電磁トルクTが生じる領域である。つまり、図6の逆回転領域は、図5において“大値狭角度トルク”が発生するθの角度範囲に対応している。図6において、図面の左方向が円盤5の正回転の方向であり、永久磁石6が左に移動すると位置検出円盤8の着色領域及び透明領域も左に移動する。また、正回転領域の角度幅と透明領域の角度幅は同じ60°であり、逆回転領域の角度幅と着色領域の角度幅は同じ30°である。そして、正回転領域及び逆回転領域、と、透明領域及び着色領域は連続しており、正回転領域及び透明領域は30°間隔で存在し、逆回転領域及び着色領域は60°間隔で存在する。なお、永久磁石6、6’が逆回転領域内に位置する場合に位置検出センサ9は着色領域内にあり、永久磁石6、6’が正回転領域内に位置する場合に位置検出センサ9は透明領域内にあるように、位置検出円盤8と位置検出センサ9を設定する。図6の例では、位置検出センサ9は、α=50°の場所に位置している。
図6からわかるように、電磁石7(A)に給電をしない安定平衡状態では、永久磁石6は逆回転領域に位置するので、位置検出円盤8の位置検出センサ9がセンシングする場所は着色領域である。したがって、位置検出センサ9からは検出信号が回路11に送信されるので、回路11は、電源からの電力を電磁石7(A)に供給しない。それゆえ、電磁石7(A)に給電されない安定平衡状態から円盤5を回転させてブラシレスDCモータ1を起動させるためには、ある種の工夫が必要となる。ブラシレスDCモータ1を起動させるための工夫としては、大きく分けて、非給電時の安定平衡点を正回転領域に移動させる第1の方法と、起動時に永久磁石6を一旦強制的に正回転領域に移動させる第2の方法とがある。
非給電時の安定平衡点を正回転領域に移動させる第1の方法とは、電磁石7(A)の巻線71(A)に電力が供給されず円盤5、5’がディテントトルク0の安定平衡状態で停止しているときの電磁石7(A)と永久磁石6との位置関係が、電磁石7(A)の巻線71(A)への電力の供給が開始されたときに円盤5、5’の正方向のトルクが円盤5、5’の所定の回転角度だけ連続して発生する関係となるように、電磁石7(B)を永久磁石6、6’に対して位置させるものである。つまり、電磁石7(B)の位置を現在の位置、すなわち、電磁石7(A)から90°離れた位置から移動させることによって、ディテントトルク(θ−T特性)を変化させて、安定平衡状態において、永久磁石6、6’が正回転領域に位置するようにする。永久磁石6、6’が正回転領域に位置すれば、位置検出センサ9のセンシング位置は透明領域となるので給電が開始され円盤5、5’、つまり、ブラシレスDCモータ1を起動して正回転させることができる。
例えば、ディテントトルク(θ−T特性)を変化させることによって、安定平衡状態において、電磁石7(A)の近傍の永久磁石6がα=11°に位置するようにすると、図6からわかるように、永久磁石6、6’は正回転領域に含まれ、位置検出センサ9のセンシング位置は透明領域に含まれる。円盤5の正回転方向には70°−11°=59°に渡り正回転領域が存在し続け、同様に、59°に渡り透明領域が存在し続ける。したがって、円盤5、5’が59°だけ回転する間だけ電磁石7(A)に給電されて円盤5、5’は正回転する。円盤5、5’の回転角度が60°に達してα=71°となると永久磁石6、6’は逆回転領域に含まれる。しかし、位置検出センサ9のセンシング位置も着色領域に含まれるので電磁石7(A)への給電が停止される。すると、電磁石7(A)による電磁トルクTはゼロとなり、ディテントトルクTが現れる。逆回転領域におけるディテントトルクTは概ね正の値であり、また、円盤5、5’には慣性モーメントが存在するため、円盤5、5’は正回転を続ける。角度幅が30°の逆回転領域を過ぎると再び永久磁石6、6’は角度幅60°の正回転領域に入るので円盤5、5’は正回転を続ける。電磁石7(A)に給電しないディテントトルクTの安定平衡状態で、電磁石7(A)の近傍の永久磁石6、6’をα=11°に位置させるためには、2つある電磁石7(B)をそれぞれ円盤5、5’の正回転方向に22°だけ移動させればよい。つまり、電磁石7(B)をα=90°の位置からα=112°の位置に移動させればよい。ただし、α=112°が適当であるのは、電磁石7(A)が2つで電磁石7(B)が2つの場合である。
一方、起動時に永久磁石6を一旦強制的に正回転領域に移動させる第2の方法としては、位置検出センサ9による着色領域の検出にかかわらず電磁石7(A)に一時的に給電する方法(2−1)と、着色領域に幅の狭い透明領域を設ける方法(2−2)がある。
位置検出センサ9による着色領域の検出にかかわらず電磁石7(A)に一時的に給電する方法(2−1)においては、直流電源の電力を電磁石7(A)に供給する前述の回路11に、例えば、押しボタンB(不図示)を押した場合に所定の期間だけ直流電源の電力を電磁石7(A)に供給する回路11a(不図示)を追加することによって実現する。より具体的には、ブラシレスDCモータ1の起動時に、押しボタンBを押すことによって電磁石7(A)に給電して、図6に示す安定平衡状態で停止している円盤5、5’(永久磁石6、6’)を一時的に逆方向に回転させることにより、逆回転領域に位置する永久磁石6、6’が正回転領域に移動し、そのまま逆回転方向の逆回転領域に達することなく、当該正回転領域内で円盤5、5’を正回転に転じさせる。つまり、押しボタンBを押した場合には、円盤5、5’が逆回転して永久磁石6、6’が正回転領域に達し、当該永久磁石6、6’がその正回転領域内にあるうちに円盤5、5’が正回転に転じるに必要な期間(回転角度分)だけ電磁石7(A)に給電される。
着色領域に幅の狭い透明領域を設ける方法(2−2)では、電磁石7(A)の巻線71(A)に電力が供給されず円盤5がディテントトルクTの安定平衡状態で停止している状態における位置検出センサ9のセンシング位置の位置検出円盤8に所定の幅の透明領域を設ける。つまり、図7に示すように、30°の角度幅の着色領域内に所定の角度幅の透明窓領域Rを設ける。透明窓領域Rは、位置検出センサ9の中央のセンシング位置から円盤5’(位置検出円盤8)の正回転方向に幅を持っている。このように、位置検出センサ9のセンシング位置に透明窓領域Rが位置するので、回路11を動作させると、直ちに一定の期間(回転角度分)だけ電磁石7(A)の巻線71(A)に給電される。このようにして電磁石7(A)に給電することにより、円盤5、5’(永久磁石6、6’)を逆方向に回転させ、逆回転領域に位置する永久磁石6、6’が正回転領域に移動し、そのまま逆回転方向の逆回転領域に達することなく、当該正回転領域内で円盤5を正回転に転じさせる。したがって、透明窓領域Rの角度幅は、円盤5、5’が逆回転して永久磁石6、6’が正回転領域に達し、当該永久磁石6、6’がその正回転領域内にあるうちに円盤5、5’が正回転に転じるに必要な期間だけ電磁石7(A)に給電される角度幅である。なお、通常の回転時に、位置検出センサ9の過渡特性の悪さにより、透明窓領域Rは検出されず、制御動作は生じない。
次に、大値狭角度トルクを利用する場合を考える。この場合、小値広角度トルクを利用する場合の位置検出円盤8と位置検出センサの設定を示す図6において、位置検出円盤8の着色領域を透明領域に、透明領域を着色領域に変更すればよい。この変更を行った様子を示すのが図8である。図8は電磁石7(A)への非給電時の安定平衡状態(つまり、ディテントトルクがゼロで円盤5、5’が停止している状態)を示している。図8からわかるように、永久磁石6、6’は逆回転領域に存在し、位置検出センサ9は透明領域内にあるため、位置検出センサ9から検出信号が回路11に送信され、回路11は、電源からの電力を電磁石(A)に給電する。それゆえ、ブラシレスDCモータ1は逆回転方向に回転する。このように、大値狭角度トルクを利用する場合には、ブラシレスDCモータ1を起動させるための工夫は特に必要ない。ただし、電磁石(B)の配置を定位置からずらすような場合、非給電時の安定平衡状態において永久磁石6、6’が逆回転領域の外に移動しないように注意すればよい。
このような本発明のブラシレスDCモータ1によれば、回転体2(円盤5、5’)を回転させてモータとして機能させつつ、当該回転体2の回転により直接的に発電することができる。また、本発明のブラシレスDCモータ1によれば、モータ用の電磁石7(A)による回転体2の回転と、発電用の電磁石7(B)による発電とを同時に行うので、モータの機能と、連続的な起電力を得ることができる発電機能とを同時に発揮することができる。
なお、本発明の実施の形態は、発明の技術的思想の範囲内で適宜に変更して実施してもよい。例えば、上述の実施の形態では、発電するための手段として磁性体芯70(B)と巻線71(B)とからなる電磁石7(B)を用いたが、発電するための手段は巻線71(B)のみであってもよい。しかし、発電するための手段として磁性体芯70(B)と巻線71(B)とからなる電磁石7(B)を用いるほうが、つまり、巻線71(B)に磁性体芯70(B)を通したほうが、効率よく発電をすることができる。
また、上述の実施の形態では、モータ用の電磁石7(A)と発電用の電磁石7(B)とをそれぞれ2つずつとしたが、モータ用の電磁石7(A)の数と発電用の電磁石7(B)の数は2つに限らず適宜に変更してもよい。しかし、隣り合うモータ用の電磁石7(A)どうし或いは発電用の電磁石7(B)どうし、またはモータ用の電磁石7(A)と発電用の電磁石7(B)とが電磁的な結合をしないような間隔になる数であることが好ましい。
また、上述の実施の形態では、4組の永久磁石6に対してモータ用の電磁石7(A)を2個と発電用の電磁石7(B)を2個備える構成としたが、4組の永久磁石6に対して4個のモータ用の電磁石7(A)を設け、そこに任意の数の発電用の電磁石7(B)を適宜に設けるようにしてもよい。また例えば、電磁石7(B)を1個とし、電磁石7(A)を3個としてもよい。或いは電磁石7(A)を1個とし、電磁石7(B)を3個としてもよい。
また、上述の実施の形態では、永久磁石6を備える円盤5を2つ備える構成としたが、円盤5は1つであってもよい。しかし、ブラシレスDCモータ1のモータとしてのエネルギー効率を高めるためには、円盤5を2つ備えることが好ましい。
さらに、上述の実施の形態では、図5において電磁トルクTが正の値をとるタイミング、つまり、小値広角度トルクが発生するタイミングで電磁石7(A)の巻線71(A)に給電を行うこととしたが、これに限らず、電磁トルクTが負の値をとるタイミング、つまり、大値狭角度トルクが発生するタイミングで電磁石7(A)の巻線71(A)に給電を行うようにしてもよい。
本発明は、例えば、回転体を回転させてモータとして機能させつつ、当該回転体の回転により直接的に発電する交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータ、及び、当該ブラシレスDCモータを含むモータシステムに適用可能である。
本発明に係るブラシレスDCモータ1の外観を示す正面図である。 ブラシレスDCモータ1の外観を示す側面図である。 ブラシレスDCモータの図2のA−A’断線における断面の様子を示す説明図である。 電磁石7(A)に電力を供給しない場合のθ−T特性を示す説明図である。 電磁石7(A)に直流一定電流を供給した場合のθ−T特性を示す説明図である。 小値広角度トルクを利用する場合の電磁石7(A)への非給電時の安定平衡動作状態における永久磁石6、電磁石7(A,B)、位置検出円盤8の着色領域及び透明領域、及び、位置検出センサ9の位置関係を直線状に示した説明図である。 着色領域に設けた透明窓領域Rについて説明する説明図である。 大値狭角度トルクを利用する場合の電磁石7(A)への非給電時の安定平衡動作状態における永久磁石6、電磁石7(A,B)、位置検出円盤8の着色領域及び透明領域、及び、位置検出センサ9の位置関係を直線状に示した説明図である。
符号の説明
1 交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータ
2 回転体
3 フレーム
6 永久磁石
8 位置検出円盤
9 位置検出センサ
11 回路
70(A) 第1の磁性体芯
70(B) 第2の磁性体芯
71(A) 巻線(第1の巻線)
71(B) 巻線(第2の巻線)
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータは、フレームと、前記フレームに回転自在に取り付けられた円盤と、
前記円盤上に当該円盤の周辺に等間隔で配置され表面及び裏面に磁極が形成された板状の複数の永久磁石と、前記複数の永久磁石に対応して前記フレームに固定された所定の数の第1の磁性体芯と、前記第1の磁性体芯のそれぞれに巻きつけられ直流電力が供給される第1の巻線とからなり、前記円盤を回転させるモータ用電磁石と、前記フレームに固定された所定の数の第2の磁性体芯と、前記第2の磁性体芯に巻きつけられ電力消費装置に接続される第2の巻線とからなり、前記モータ用電磁石により回転する前記円盤上に形成される前記複数の永久磁石の移動に応じて前記第2の巻線の周囲の磁界が変化することによって電磁誘導により誘導起電力を発生する発電用電磁石と、を備え、前記永久磁石を、円盤の中心と当該永久磁石の中心とを通る直線と、当該永久磁石の磁極面の中心における法線とがなす角度が0°より大きく60°以下となるように位置させることによって、前記第1の巻線に直流一定電流を連続給電した場合に、当該第1の巻線への非給電時に前記第1の磁性体芯と前記永久磁石との吸引力により発生するディテントトルクが0となる安定平衡動作状態の前記永久磁石に対して前記第1の磁性体芯を基準として測った前記永久磁石の回転角度と、前記第1の巻線の電流と前記永久磁石とによる電磁トルクとの特性曲線において、前記円盤を逆方向に回転させる回転角度範囲が狭くて値が大きい大値狭角度トルクと、前記円盤を正方向に回転させる回転角度範囲が広くて値が小さい小値広角度トルクと、を生じさせ、前記大値狭角度トルクが発生するとき又は前記小値広角度トルクが発生するときのいずれかのみにおいて前記第1の巻線に給電されることを特徴としている。

Claims (7)

  1. フレームと、
    前記フレームに回転自在に取り付けられた円盤と、
    前記円盤上に当該円盤の周辺に等間隔で配置され表面及び裏面に磁極が形成された板状の複数の永久磁石と、
    前記複数の永久磁石に対応して前記フレームに固定された所定の数の第1の磁性体芯と、
    前記第1の磁性体芯のそれぞれに巻きつけられ直流電力が供給される第1の巻線と、
    前記フレームに固定された所定の数の第2の磁性体芯と、
    前記第2の磁性体芯に巻きつけられ電力消費装置に接続される第2の巻線と、を備え、
    前記永久磁石を、円盤の中心と当該永久磁石の中心とを通る直線と、当該永久磁石の磁極面の中心における法線とがなす角度が0°より大きく60°以下となるように位置させることによって、
    前記第1の巻線に直流一定電流を連続給電した場合に、当該第1の巻線への非給電時に前記第1の磁性体芯と前記永久磁石との吸引力により発生するディテントトルクが0となる安定平衡動作状態の前記永久磁石に対して前記第1の磁性体芯を基準として測った前記永久磁石の回転角度と、前記第1の巻線の電流と前記永久磁石とによる電磁トルクとの特性曲線において、前記円盤を逆方向に回転させる回転角度範囲が狭くて値が大きい大値狭角度トルクと、前記円盤を正方向に回転させる回転角度範囲が広くて値が小さい小値広角度トルクと、を生じさせ、
    前記大値狭角度トルクが発生するとき又は前記小値広角度トルクが発生するときのいずれかのみにおいて前記第1の巻線に給電されることを特徴とする交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータ。
  2. 互いに同軸に固定された前記円盤を2つ備え、
    一方の前記円盤に配置された永久磁石と他方の前記円盤に配置された永久磁石とは極性が逆となっており、
    前記第1の磁性体芯および前記第2の磁性体芯は、一方の端部が一方の前記円盤に配置された前記永久磁石に対応し、他方の端部が他方の前記円盤に配置された前記永久磁石に対応するように固定されていることを特徴とする請求項1に記載の交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータ。
  3. 前記第1の磁性体芯が偶数個存在し、前記第1の磁性体芯が前記円盤の或る位置およびその位置から180°隔たった位置に固定されかつその第1の磁性体芯にまきつけられた対向する2つの第1の巻線には同じ電流が流され、さらに前記第2の磁性体芯が偶数個存在し、前記第2の磁性体芯が前記円盤の或る位置およびその位置から180°隔たった位置に固定されかつその第2の磁性体芯にまきつけられた対向する2つの第2の巻線には同じ電流が流されることを特徴とする請求項1又は2に記載の交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータ。
  4. 前記フレーム及び前記円盤は非金属の材料によって形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータ。
  5. 前記第1の巻線に電力が供給されず前記円盤が停止しているときに、前記第1の巻線と前記永久磁石との位置関係が、前記第1の巻線への電力の供給が開始されたときに前記円盤の正方向のトルクまたは逆方向のトルクが前記円盤の所定の回転角度だけ連続して発生する位置関係となるように、前記第2の磁性体芯が前記永久磁石に対して位置していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータ。
  6. 請求項1乃至4のいずれかに記載の交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータと、
    前記交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータの正方向のトルクが得られるタイミングで前記第1の巻線に直流電源の電力を供給するとともに、前記交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータの起動時に、前記円盤を一時的に逆方向に回転させ、停止時に逆方向のトルクが発生する逆回転領域に位置する前記永久磁石が正方向のトルクが発生する正回転領域に移動し、そのまま逆回転方向の逆回転領域に達することなく円盤が正回転に転じるように前記第1の巻線に直流電源の電力を供給する給電機構と、を備えることを特徴とするモータシステム。
  7. 前記交流電圧出力巻線を備えた一方向通電形ブラシレスDCモータは、前記円盤と同軸に回転し、前記円盤の回転角度に対応して給電領域又は非給電領域を定めるマーカーが配置された位置検出円盤と、前記位置検出円盤に配置された前記マーカーを検出するセンサと、をさらに備え、
    前記給電機構は、前記センサによる前記マーカーの検出結果によって前記第1の巻線に給電するか否かを切り替えるスイッチと、を含むことを特徴とする請求項6に記載のモータシステム。
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