JPWO2009057448A1 - 光ヘッド装置及び光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

対物レンズの移動線が半径線から離れた位置にあっても、トラッキング動作に伴うトラッキングエラー信号の振幅の低下を抑制することができるヘッド装置及び光ディスク装置であって、この光ヘッド装置の光ヘッド部の一つは、半径線(B0)から所定距離(F)離れ、半径線(B0)に平行な直線である移動線(B1)上に配置された対物レンズ(15)と、対物レンズ(15)のトラッキング動作を行う機構と、光ディスク(A)で反射し、対物レンズ(15)を通過したレーザ光を検知する光検知器(20)とを有し、トラッキング動作を行う機構は、対物レンズ(15)のトラッキング動作の方向が、移動線(B1)上の所定の基準位置における記録トラック(C)の接線(D)に直角な方向(M)になるよう、構成されている。

Description

本発明は、光ディスクからの情報の読み取り及び/又は光ディスクへの情報の書き込みを行う光ヘッド装置及びこの光ヘッド装置を備えた光ディスク装置に関するものである。
図1は、従来の光ヘッド装置1aを備えた光ディスク装置の内部構造を概略的に示す図である。光ヘッド装置1aは、複数種類の光ディスクのそれぞれに対応した2つの光ヘッド部(図示せず)を有している。一方の光ヘッド部は、対物レンズ15aと、この対物レンズ15aを通してレーザ光を照射及び対物レンズ15aを通して入射したレーザ光を検知する光学系とを有している。他方の光ヘッド部は、対物レンズ45aと、この対物レンズ45aを通してレーザ光を照射及び対物レンズ45aを通して入射したレーザ光を検知する光学系を有している。光ディスク装置は、光ヘッド装置1aを光ディスクAの径方向であるx方向に移動させるための移動手段を備えている。この移動手段は、光ヘッド装置1aをx方向に移動可能に支持する2本の送り軸51,52と、光ヘッド装置1aに係合する送りねじ53と、この送りねじ53を回転させることによって光ヘッド装置1aをx方向に移動させるモータ54とを有している。対物レンズ45aは、光ディスクAの中心A0を通るx方向の直線(以下「半径線」と言う。)B0上に配置されている。対物レンズ15aは、半径線B0に平行であって半径線B0から距離Fだけ離れた直線(以下「移動線」と言う。)B1上に配置されている。光ヘッド装置1aをx方向に移動させることによって、対物レンズ45aは半径線B0上を移動し、対物レンズ15aは移動線B1上を移動する。
図2は、光ヘッド装置1aの対物レンズ15aが光ディスクAの最内周の記録トラックC0上にある場合と最外周の記録トラックC1上にある場合を示す図である。光ディスクAの最内周の記録トラックC0の半径をR0とし、移動線B1上において最内周の記録トラックC0に接する接線D0と、半径線B0に直交するy方向の直線E0とのなす角度をθ0とし、移動線B1と半径線B0との間の距離をFとすると、接線D0の傾き角θ0は次式(1)で表すことができる。
θ0=sin−1(F/R0) (1)
また、光ディスクAの最外周の記録トラックC1の半径をR1とし、移動線B1上において最外周の記録トラックC1に接する接線D1と、半径線B1に直交するy方向の直線E1とのなす角度をθ1とすると、接線D1の傾き角θ1は次式(2)で表すことができる。
θ1=sin−1(F/R1) (2)
図3(a)は、対物レンズ15aが最内周の記録トラックC0上にあるときに光検知器に照射されるレーザ光Jを示す図である。レーザ光Jは、記録トラックによる回折光である±1次回折光と0次回折光を含む。+1次回折光と0次回折光が重なった光、及び、−1次回折光と0次回折光が重なった光を、トラッキング成分の光J1,J2と言う。図3(a)において、トラッキング成分の光J1,J2に平行な(トラッキング成分の光J1,J2の中間に位置する)直線G0は、移動線B1上における最内周の記録トラックC0の接線D0に対応する。したがって、直線G0が、半径線B0に直交する直線E0に対応する基準線Hに対する角度(トラッキング成分の光J1,J2の傾き角)は、θ0である。
図3(b)は、対物レンズ15aが最外周の記録トラックC1上にあるときに光検知器に照射されるレーザ光Jを示す図である。図3(b)において、トラッキング成分の光J1,J2に平行な(トラッキング成分の光J1,J2の中間に位置する)直線G1は、移動線B1上における最外周の記録トラックC1の接線D1に対応する。したがって、直線G1が、半径線B0に直交する直線E1に対応する基準線Hに対する角度(トラッキング成分の光J1,J2の傾き角)は、θ1である。このように対物レンズ15aが、移動線B1上を最内周の記録トラック位置から最外周の記録トラック位置まで移動すると、光検知器の受光面上におけるトラッキング成分の光J1,J2の傾き角はθ0からθ1に減少する。
図4は、従来の光ヘッド装置に関する図であり、アドバンスドプッシュプル法(APP法)の光検知器20とトラッキングエラー信号生成回路を示している。光検知器20の受光面は、y方向の1本の縦分割線21と、x方向の2本の横分割線22,23によって、6つの受光領域24〜29に分割されている。6つの受光領域24〜29の検知信号の値をそれぞれ、LA,RA,LB,RB,LC,RCと表記する。トラッキングエラー信号生成回路は、差動回路31と、加算回路32と、加算回路33と、差動回路34と、可変利得増幅回路35と、差動回路36とを有している。差動回路31は、受光領域25の検知信号(値:RA)と受光領域24の検知信号(値:LA)の差信号(プッシュプル信号)(値:(RA−LA))を生成する。また、加算回路32は、受光領域27の検知信号(値:RB)と受光領域29の検知信号(値:RC)と和信号(値:(RB+RC))を生成し、加算回路33は、受光領域26の検知信号(値:LB)と受光領域29の検知信号(値:LC)との和信号(値:(LB+LC))を生成し、差動回路34は、和信号(値:(RB+RC))と和信号(値:(LB+LC))の差信号(レンズシフト信号)
(値:{(RB+RC)−(LB+LC)})を生成する。可変利得増幅回路35は、レンズシフト信号をk倍にし、差動回路36は、トラッキングエラー信号
(値:(RA−LA)−k{(RB+RC)−(LB+LC)})を生成する。
図5(a)は、従来の光ヘッド装置に関する図であり、対物レンズ15aが最内周の記録トラックC0上にあるときに光検知器20に照射されるレーザ光Jと受光領域24〜29を示している。図5(a)に示されるように、移動線B1上の最内周の記録トラックC0から対物レンズ15aを通過して入射したレーザ光Jのトラッキング成分の光J1,J2(及び直線G0)は、半径線B0に直交する直線E0に対応する基準線Hに対して角度θ0だけ傾いている。このため、トラッキング成分の光J1,J2の一部が光検知器20の受光領域27,28(又は、26,29)に照射され、受光領域25の検知信号と受光領域24の検知信号の差信号であるプッシュプル信号の振幅|RA−LA|が低下し、その結果、トラッキングエラー信号の振幅が低下する。
また、図5(b)は、従来の光ヘッド装置に関する図であり、対物レンズ15aが最外周の記録トラックC1上にあるときに光検知器20に照射されるレーザ光Jと受光領域24〜29を示している。図5(b)に示されるように、移動線B1上の最外周の記録トラックC1から対物レンズ15aを通過して入射したレーザ光Jのトラッキング成分の光J1,J2(及び直線G1)は、半径線B0に直交する直線E1に対応する受光面上の基準線Hに対して角度θ1だけ傾いている。このため、トラッキング成分の光J1,J2の一部が光検知器20の受光領域27,28(又は26,29)に照射され、受光領域25の検知信号と受光領域24の検知信号の差信号であるプッシュプル信号の振幅|RA−LA|が低下し、その結果、トラッキングエラー信号の振幅が低下する。
図6は、従来の光ヘッド装置に関する図であり、図5(a)及び(b)に示される光検知器を採用した場合における、光ディスクの中心A0から対物レンズ15aの中心までの距離(半径位置)とトラッキングエラー信号の振幅との関係を示している。図5(a)及び(b)に示されるように、移動線B1上を移動する対物レンズ15aを通過して入射したレーザ光Jのトラッキング成分の光J1,J2の一部は受光領域27,28(又は、26,29)に照射され、図6に示されるように、最内周の記録トラックに近づくほど、トラッキングエラー信号の振幅が低下する問題がある。
トラッキングエラー信号の振幅低下を抑制するために、光検知器20の縦分割線21を、半径線B0に直角な直線E0又はE1に対応する基準線Hに対して角度(傾き角)θdetだけ傾けるように、光検知器20を配置する対策が提案されている(例えば、特許文献1参照)。図7(a)及び(b)は、他の従来の光ヘッド装置に関する図であり、同図(a)は、対物レンズ15aが最内周の記録トラックC0上にあるときに光検知器20に照射されたレーザ光Jを示し、同図(b)は、対物レンズ15aが最外周の記録トラックC1上にあるときに光検知器20に照射されたレーザ光Jを示す。図7(a)及び(b)に示されるように、特許文献1に記載の光ヘッド装置においては、トラッキング成分の光J1,J2の一部が受光領域27,28(又は、26,29)に照射される量は減少している。
図8は、他の従来の光ヘッド装置に関する図であり、図7(a)及び(b)に示されるように光検知器20を傾き角θdetだけ傾けた場合における、光ディスクの中心A0から対物レンズ15aの中心までの距離(半径位置)とトラッキングエラー信号の振幅との関係を示している。図8に示されるように、移動線B1上を移動する対物レンズ15aを通過したレーザ光Jのトラッキング成分の光J1,J2の一部は受光領域27,28(又は、26,29)に照射されるが、受光領域27,28(又は26,29)に照射される量は、図6の場合に比べて少なくなっている。
特開2006−31913号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光ヘッド装置においては、対物レンズ15aは移動線B1に平行なK方向にトラッキング動作するので、トラッキング動作によって、トラッキングエラー信号の振幅が低下するという問題がある。図9(a)は、対物レンズ15aが記録トラックC上において移動線B1に平行なK方向にトラッキング動作をする様子を示す図であり、図9(b)は、トラッキング成分の光J1,J2が受光領域26,27(又は28,29)にほとんど照射されていない状態を示す図であり、図9(c)は、トラッキング動作によって、トラッキング成分の光J1,J2が受光領域26,27(又は28,29)に照射される状態を示す図である。なお、図9(a)において、Dは、移動線B1上における記録トラックCの接線を示し、Eは、半径線B0に直交する直線を示し、図9(c)において、Lは、光ディスク上におけるK方向に対応する光検知器上の方向を示す。また、図10は、K方向のトラッキング動作によるトラッキングエラー信号の振幅の低下を示す図である。図10は、対物レンズ15aの位置が移動線B1上の最内周の記録トラックC0(半径R0)上にあるとき及び最外周の記録トラックC1(半径R1)上にあるときのトラッキングエラー信号の振幅の変化を示す曲線と、対物レンズ15aの位置が移動線B1上の最内周と最外周の中間位置(中周)の記録トラック上にあるときのトラッキングエラー信号の振幅の変化を示す曲線とを示している。図10に示されるように、特許文献1に記載の光ヘッド装置においては、対物レンズ15aのK方向のトラッキング動作によって、トラッキングエラー信号の振幅が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、対物レンズの移動線が光ディスクの中心を通る半径線から離れた位置にあっても、トラッキング動作に伴うトラッキングエラー信号の振幅の低下を抑制することができる光ヘッド装置及び光ディスク装置を提供することにある。
本発明の光ヘッド装置は、光ディスク装置に備えられた移動手段によって、ターンテーブルに装着された光ディスクの径方向の1本の直線である半径線に沿って移動可能に支持される光ヘッド装置であって、前記光ディスクにレーザ光を照射し、前記光ディスクで反射したレーザ光を検知する第1の光ヘッド部を有し、前記第1の光ヘッド部は、前記半径線から所定距離離れ、前記半径線に平行な直線である移動線上に配置された第1の対物レンズと、前記第1の対物レンズのトラッキング動作を行う第1のトラッキング手段と、前記光ディスクで反射し、前記第1の対物レンズを通過したレーザ光を検知する第1の光検知手段とを有し、前記第1のトラッキング手段は、前記第1の対物レンズのトラッキング動作の方向が、前記移動線上の所定の基準位置における前記光ディスクの記録トラックの接線に直角な方向になるよう、構成されていることを特徴としている。
また、本発明の光ディスク装置は、光ディスクに対する、情報の読み取り及び/又は書き込みを行う光ディスク装置であって、上述した本発明の光ヘッド装置と、前記光ヘッド装置を、ターンテーブルに装着された光ディスクの径方向の1本の直線である半径線に沿って移動可能に支持する移動手段と、前記光ヘッド装置の前記第1の光検知手段の検知信号に基づいて、前記第1のトラッキング手段によるトラッキング動作を制御する制御手段とを有することを特徴としている。
本発明によれば、トラッキング動作の方向が、移動線上の所定の基準位置における光ディスクの記録トラックの接線に直角な方向になるので、第1の対物レンズの移動線が光ディスクの中心を通る半径線から離れた位置にあっても、トラッキング動作に伴うトラッキングエラー信号の振幅の低下を抑制することができ、その結果、トラッキング性能を向上させることができるという効果がある。
従来の光ヘッド装置を備えた光ディスク装置の内部構造を概略的に示す図である。 光ヘッド装置の対物レンズが光ディスクの最内周の記録トラック上にあるときと最外周の記録トラック上にあるときを示す図である。 (a)は、移動線上の対物レンズが最内周の記録トラック上にあるときに光検知器に照射されるレーザ光を示す図であり、(b)は、移動線上の対物レンズが最外周の記録トラック上にあるときに光検知器に照射されるレーザ光を示す図である。 APP法の光検知器とトラッキングエラー信号生成回路を示す図である。 (a)は、移動線上の対物レンズが最内周の記録トラック上にあるときに光検知器に照射されるレーザ光と受光領域を示す図であり、(b)は、移動線上の対物レンズが最外周の記録トラック上にあるときに光検知器に照射されるレーザ光と受光領域を示す図である。 図5(a)及び(b)に示される光検知器を採用した場合における、光ディスクの中心から移動線上の対物レンズの中心までの距離(半径位置)とトラッキングエラー信号の振幅との関係を示す図である。 (a)は、移動線上の対物レンズが最内周の記録トラック上にあるときに光検知器に照射されるレーザ光と受光領域を示す図であり、(b)は、移動線上の対物レンズが最外周の記録トラック上にあるときに光検知器に照射されるレーザ光と受光領域を示す図である。 図7(a)及び(b)に示されるように光検知器を傾けた場合における、光ディスクの中心から移動線上の対物レンズの中心までの距離(半径位置)とトラッキングエラー信号の振幅との関係を示す図である。 (a)は、移動線上の対物レンズが記録トラック上において移動線に平行な方向にトラッキング動作をする様子を示す図であり、(b)は、トラッキング成分の光がレンズシフト信号生成用の受光領域にほとんど照射されていない状態を示す図であり、図9(c)は、トラッキング動作によって、トラッキング成分の光がレンズシフト信号生成用の受光領域に照射される状態を示す図である。 従来の光ヘッド装置の光ディスク中心線と平行な移動線上を移動する光ヘッド部におけるトラッキング量とトラッキングエラー信号振幅の関係を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る光ヘッド装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1に係る光ヘッド装置の光ヘッド部が移動線上の最内周位置にある場合を示す図である。 実施の形態1に係る光ヘッド装置の光ヘッド部が移動線上の中間位置にある場合を示す図である。 実施の形態1に係る光ヘッド装置の光ヘッド部が移動線上の最外周位置にある場合を示す図である。 実施の形態1に係る光ヘッド装置の光学系を概略的に示す構成図である。 (a)は、実施の形態1に係る光ヘッド装置の光ヘッド部の光検知器を示す図であり、(b)は、光検知器とレーザ光を示す図である。 実施の形態1に係る光ヘッド装置の対物レンズアクチュエータを示す図である。 (a)は、実施の形態1に係る光ヘッド装置の光ディスク中心線と平行な移動線上を移動する光ヘッド部におけるトラッキング制御を示す図であり、(b)は、光検知器とレーザ光を示す図である。 実施の形態1に係る光ヘッド装置の光ディスク中心線と平行な移動線上を移動する光ヘッド部におけるトラッキング量とトラッキングエラー信号振幅の関係を示す図である。 (a)は、本発明の実施の形態2に係る光ヘッド装置の光学系を概略的に示す構成図であり、(b)は、ホログラム回折素子の平面図である。
符号の説明
1 光ヘッド装置、 2 スピンドルモータ、 3 マトリクス回路、 4 信号再生回路、 5 サーボ回路、 6 スピンドル制御回路、 7 レーザ制御回路、 8 スレッド制御回路、 9 コントローラ、 10 移動手段、 11 半導体レーザ、 12 偏光ビームスプリッタ、 13 コリメータレンズ、 14 1/4波長版、 15 対物レンズ、 16 対物レンズアクチュエータ、 17 ビームスプリッタ、 18 シリンドリカルレンズ、 19 光検知器、 20 アドバンスドプッシュプル法の光検知器、 21 縦分割線、 22,23 横分割線、 24〜29 光検知領域、 45 対物レンズ、 51,52 送り軸、 53 送りねじ、 54 モータ、 55 対物レンズアクチュエータ、 60 ホログラム回折素子、 64〜69 領域、 A 光ディスク、 A0 光ディスクの中心、 A1 情報記録面、 B0 半径線、 B1 移動線、 C 記録トラック、 C0 最内周の記録トラック、 C1 最外周の記録トラック、 D0 移動線上における記録トラックC0の接線、 D1 移動線上における記録トラックC1の接線、 E0 半径線に直交する直線、 E1 半径線に直交する直線、 J レーザ光、 J1,J2 トラッキング成分の光、 G トラッキング成分の光J1,J2に平行な直線、 H 半径線B0に直交す基準線、 J レーザ光、 J1,J2 レーザ光のトラッキング成分、 K 従来のトラッキング方向、 L 光検知器上におけるK方向に対応する方向、 M 本発明のトラッキング方向、 N 光検知器上におけるM方向に対応する方向。
実施の形態1.
図11は、本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。図11に示されるように、実施の形態1に係る光ディスク装置は、光ヘッド装置1と、光ディスクAが装着されるターンテーブル(図示せず)を回転させるスピンドルモータ2と、マトリクス回路3と、再生データを出力する信号再生回路4と、サーボ回路5と、スピンドルモータ2の動作を制御するスピンドル制御回路6と、光ヘッド装置1の半導体レーザの動作を制御するレーザ制御回路7と、光ヘッド装置1の移動手段10のモータの動作を制御するスレッド制御回路8と、入力されるコマンドに基づいて装置全体の動作を制御するコントローラ9と、光ヘッド装置1の移動手段10とを有している。光ヘッド装置1の移動手段10は、既に説明した図1及び後述の図12に示されるように、光ヘッド装置1をx方向に移動可能に支持する2本の送り軸51,52と、光ヘッド装置1に係合する送りねじ53と、この送りねじ53を回転させることによって光ヘッド装置1aをx方向に移動させるモータ54とを有している。
光ヘッド装置1は、光ディスク装置内に、移動手段10によって光ディスクAの径方向の1本の直線である半径線B0に沿って移動可能に支持されている。実施の形態1の光ヘッド装置1は、複数の光ヘッド部(図11には示さず)を有し、各光ヘッド部は、ターンテーブルに装着された異なる種類の光ディスクにレーザ光を照射し、この光ディスクから反射したレーザ光(回折光)を検知する。実施の形態1においては、光ヘッド装置1は、移動線B0上の対物レンズ15を含む第1の光ヘッド部(後述する図15に示す)と、半径B1上の対物レンズ45を含む第2の光ヘッド部(図示せず)とを有する。ただし、光ヘッド部の数は、3台以上であってもよい。また、少なくとも第1の光ヘッド部を有する光ヘッド装置であれば、本発明を適用可能である。
光ディスクAで反射したレーザ光(回折光)は光ヘッド装置1の第1の光ヘッド部の光検知器又は第2の光ヘッド部の光検知器によって検知され、光検知器の複数の受光領域の受光光量に応じた値の電気信号がマトリクス回路3に供給される。マトリクス回路3は、マトリクス演算/増幅回路等を備えており、光検知器の複数の受光領域からの出力信号を用いたマトリクス演算処理によって必要な信号を生成する。マトリクス回路3によって生成される信号は、例えば、高周波信号の再生信号、サーボ制御のためのフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号などを含む。既に説明した、図4のトラッキングエラー信号検出回路は、マトリクス回路3に含まれる。マトリクス回路3から出力される再生信号は、信号再生回路4に供給され、マトリクス回路3から出力されるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号は、サーボ回路5に供給される。信号再生回路4は、再生信号に対して2値化処理、再生クロック生成処理等を行い、再生データを生成する。再生データは、図示しないホスト機器に転送される。光ディスク装置に接続されるホスト機器としては、例えば、AVシステムとしての機器やパーソナルコンピュータ等がある。
サーボ回路5は、マトリクス回路3から供給されたフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号から、フォーカス及びトラッキングの各種サーボドライブ信号を生成し、光ヘッド装置1にサーボ動作を実行させる。すなわち、サーボ回路5は、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号に応じてフォーカスドライブ信号及びトラッキングドライブ信号を生成し、光ヘッド装置1のフォーカスコイル及びトラッキングコイル(後述する図15における符号16)を駆動する。これによって光ヘッド装置1、マトリクス回路3、及びサーボ回路5によるトラッキングサーボループ及びフォーカスサーボループが形成される。
また、スピンドル制御回路6は、スピンドルモータ2の回転制御を行う。レーザ制御回路7は、光ヘッド装置1の半導体レーザから出射されるレーザの強度を制御する。スレッド制御回路8は、モータ54の動作を制御して、光ヘッド装置1を半径方向に移動させ、光ヘッド装置1が、光ディスクAの所望の半径位置の記録トラックから情報を読み出すことができるようにしている。以上のようなサーボ系及び再生系の各種動作は、マイクロコンピュータによって形成されたコントローラ9により制御される。コントローラ9は、ホスト機器からのコマンドに応じて各種処理を実行する。
図12は、実施の形態1に係る光ヘッド装置1の第1の光ヘッド部の対物レンズ15が移動線B1上の最内周の記録トラックの位置(最内周位置)にある場合を示す図であり、図13は、実施の形態1に係る光ヘッド装置1の第1の光ヘッド部の対物レンズ15が移動線B1上の中間の記録トラックの位置(中周位置)にある場合を示す図であり、図14は、実施の形態1に係る光ヘッド装置1の第1の光ヘッド部の対物レンズ15が移動線B1上の最外周の記録トラックの位置(最外周位置)にある場合を示す図である。既に説明したように、光ヘッド装置1は、複数種類の光ディスクのそれぞれに対応した第1の光ヘッド部及び第2の光ヘッド部を有している。第1の光ヘッド部は、対物レンズ15と、この対物レンズ15を通してレーザ光を照射及び対物レンズ15を通して入射したレーザ光(回折光)を検知する光学系(後述する図15に示す)とを有している。第2の光ヘッド部は、対物レンズ45と、この対物レンズ45を通してレーザ光を照射及び対物レンズ15を通して入射したレーザ光(回折光)を検知する光学系(図示せず)を有している。対物レンズ45は、光ディスクAの中心A0を通るx方向の直線である半径線B0上に配置されている。対物レンズ15は、半径線B0に平行であって、半径線B0から距離Fだけ離れた直線である移動線B1上に配置されている。移動手段10によって、光ヘッド装置1をx方向に移動させることによって、対物レンズ45は半径線B0上を移動し、対物レンズ15は移動線B1上を移動する。また、図12乃至図14において、符号55は、対物レンズ15及び/又は45をトラッキング方向に移動させる対物レンズアクチュエータを示す。対物レンズアクチュエータ55は、ワイヤー方式のアクチュエータであり、M方向に、対物レンズ15及び/又は45を移動させる。M方向は、半径線B0に直角な直線に対して角度θdet傾いた直線Dに直交する方向である。なお、対物レンズアクチュエータ55に代えて、複数の対物レンズのそれぞれに、別個の対物レンズアクチュエータを備えることも可能である。
図15は、移動線B1上にある対物レンズ15を含む第1の光ヘッド部の構成図である。第1の光ヘッド部は、半導体レーザ11と、偏光ビームスプリッタ12と、コリメータレンズ13と、1/4波長板14と、対物レンズ15と、対物レンズアクチュエータ16と、ビームスプリッタ17と、シリンドリカルレンズ18と、非点収差法の光検知器19と、APP法の光検知器20とを有している。半導体レーザ11から出射されたレーザ光は、偏光ビームスプリッタ12で反射し、コリメータレンズ13で平行光とされ、1/4波長板14を通って対物レンズ15によって光ディスクAの情報記録面A1に集光される。また、対物レンズ15は、第1のトラッキング手段としての機能を持つ対物レンズアクチュエータ16(図12乃至図14における対物レンズアクチュエータ55)によって、フォーカス方向及びトラッキング方向に駆動される。光ディスクAで反射したレーザ光(回折光)は、対物レンズ15と、1/4波長板14と、コリメータレンズ13とを通って偏光ビームスプリッタ12に達し、偏光ビームスプリッタ12を透過する。実施の形態1に係る光ヘッド装置1においては、例えば、フォーカスエラー信号として非点収差法を用い、トラッキングエラー信号としてAPP法を用いる。ビームスプリッタ17に達したレーザ光は、2光路に分けられる。ビームスプリッタ17を透過(直進)したレーザ光は、シリンドリカルレンズ18を透過して非点収差法の光検知器19に入射する。一方、ビームスプリッタ18で反射した(進行方向を変えた)レーザ光はAPP法の光検知器20に入射する。光検知器19及び20は、光電変換によって、入射光量に応じた値の電気信号を出力する。実施の形態1の光ヘッド装置においては、第1の光ヘッド部の対物レンズ15のトラッキング動作の方向(後述する図18における符号M)は、移動線B1上の所定の基準位置における光ディスクAの記録トラック(後述する図18における符号C)の接線(後述する図18における符号D)に直角な方向になるよう、構成されている。
また、図示していないが、対物レンズ45を含む第2の光ヘッド部の光学系も、図15に示される構成と同様の構成を有し、例えば、第2の対物レンズのトラッキング動作を行う第2のトラッキング手段と、対物レンズ45を通過した回折光を検知する光検知器などを有している。
実施の形態1においては、図2を用いた説明と同様に、光ヘッド装置1の対物レンズ15が光ディスクAの記録領域の最内周の記録トラック上(半径R0)にあるときと、記録領域の最外周の記録トラック上(半径R1)にあるときで、光ディスクAからの回折光の傾きが異なる。具体的には、最内周の記録トラックあるときの回折光の傾きは、図3(a)に示されるように、比較的大きく、最外周の記録トラックあるときの回折光の傾きは、図3(b)に示されるように、比較的小さい。回折光の傾き角θ0及びθ1は、上記式(1)及び(2)によって求めることができる。
図16(a)は、実施の形態1におけるAPP法の光検知器20及びトラッキングエラー信号生成回路を示す図である。図16(a)において、図4の構成と同一又は対応する構成には、同じ符号を付す。図16(a)に示されるAPP法の光検知器20は、受光面の縦分割線21が、基準線Hに対して角度θdet(θdet≠0)だけ傾くように、光検知器20を配置し、角度θdetを、移動線B1上の所定の基準位置における記録トラックの接線と、半径線B0上における記録トラックの接線である基準線とのなす角度に等しい角度に設定してる点が、図4の場合と相違する。APP法の光検知器20は、縦分割線21と、2つの横分割線22、23とによって6つの受光領域24〜29に分割されている。また、実施の形態1においては、角度θ0と角度θ1との平均の角度(θ0+θ1)/2を、θdetとし、半径線B0に直角な直線Hに対して分割線21はθdet傾いている。APP法の演算では、受光領域24の検知信号と受光領域25の検知信号との差信号がプッシュプル信号である。受光領域26の検知信号と受光領域28の検知信号との和信号の信号値である第1の値と、受光領域27の検知信号と受光領域29の検知信号との和信号の信号値である第2の値としたときに、第1の値と第2の値の差信号がレンズシフト信号である。プッシュプル信号からレンズシフト信号をk倍して差を取った値が、APPトラッキング信号の信号値である。なお、角度θdetは、角度θ0と角度θ1との平均値に限定されず、θ0≦θdet≦θ1を満足する他の値を選択することも可能である。
図16(b)は、対物レンズ15が移動線B1上の基準位置(中周の記録トラック上の位置)にあって、トラッキング成分の光J1,J2に平行な直線Gと、半径線B0に直角な線Hのなす角がθdetのときの光検知器と光スポットJの関係を示している。光検知器20の6つの受光領域の内、受光領域24,25にトラッキング成分の光J1,J2が入射し、受光領域26〜29にはトラッキング成分の光J1,J2を含まない光が入射しており、APP法の場合の理想的なレーザ光Jの入射状態になっている。
移動線B1上の対物レンズ15が、移動手段10による光ヘッド装置1の移動によって、光ディスクAの最内周の記録トラックから最外周の記録トラックまで移動する間における、トラッキングエラー信号の変動については、図7(a)及び(b)並びに図8に示される場合と同様に、光検知器20を、基準線Hに対して角度θdetだけ傾けて配置することにより、抑制することができる。
図17は、対物レンズ15をトラッキング方向に移動させる対物レンズアクチュエータ55を示す図である。図17に示されるように、対物レンズアクチュエータ55は、半径線B0に直角な直線Eに対して角度θdet傾いたD方向の直線に直交するM方向に対物レンズ15を移動させる。
図18(a)は、図9(a)と同じ位置(基準位置)に対物レンズ15がある状態を示す図であり、図18(b)は、対物レンズ15がトラッキング方向(M方向)に沿ってトラッキングしたときの光検知器20上のレーザ光Jを示す。ここで、対物レンズ15のトラッキング方向であるM方向は、直線G(縦分割線21の方向)に直角な方向である。対物レンズ15がトラッキング方向(M方向)に沿ってトラッキングすると、図9(a)及び(b)に示される場合とは異なり、トラッキング成分の光J1,J2が受光領域24と25から外れて受光領域27,28(又は、26,29)に照射されることはない。
図19は、実施の形態1に係る光ヘッド装置1の移動線B1上を移動する光ヘッド部におけるトラッキング量とトラッキングエラー信号振幅の関係を示す図である。実施の形態1においては、光ディスクAの中周の記録トラックにおいて、トラッキング成分の光J1,J2が受光領域24及び25から外れて、受光領域27,28(又は、26,29)に照射されることはないので、トラッキングによるトラッキングエラー信号の劣化は生じない。また、対物レンズ15が最内周の記録トラックの位置又は最外周の記録トラックの位置に移動した場合にも、トラッキング方向をM方向とすることによって、受光領域24及び25から外れて、受光領域27,28(又は、26,29)に照射されるトラッキング成分の光J1,J2を無くする、又は、少なくすることができる。
以上に説明したように、実施の形態1に係る光ヘッド装置1及びこれを備えた光ディスク装置によれば、図18(a)に示されるように、トラッキング動作の方向が、移動線B1上の所定の基準位置における光ディスクAの記録トラックCの接線Dに直角なM方向になるので、対物レンズ15の移動線B1が光ディスクAの中心A0を通る半径線B0から離れた位置にあっても、トラッキング動作に伴うトラッキングエラー信号の振幅の低下を防ぐことができる。
実施の形態2.
図20(a)及び(b)は、本発明の実施の形態2に係る光ヘッド装置の光学系を示す図であり、同図(a)は、光ヘッドの光学系の構成を示し、同図(b)は、ホログラム回折素子60の平面図である。図20(a)において、図15の構成と同一又は対応する構成には、同じ符号を付す。図20(a)に示される実施の形態2の光ヘッド装置は、ビームスプリッタ17に代えて光分割手段としてのホログラム回折素子60を備えた点、及び、光検知器19,20に代えて、光検知器19,20の各受光領域と同様の機能を有する光検知器70を備えた点が、実施の形態1に係る光ヘッド装置と相違する。
図20に示されるように、ホログラム回折素子60は、実施の形態1における、光検知器20の受光領域24〜29と同様に、ホログラム回折素子60は、1本の縦分割線61と、2本の横分割線62,63によって分割されており、6つの領域64〜69を備えている。各領域64〜69はレーザ光を分割し、分割されたレーザ光は進行方向を変えられ、光検知器70がレーザ光を受光可能としている。光検知器70で受光されたレーザ光は、実施の形態1の場合と同様の演算により、APP法によるトラッキングエラー信号が生成される。実施の形態2においては、レーザ光を、光検知器70の各受光領域に集光さることができるので、光検知器70のサイズを小さくすることができ、また、光検知器70の応答性を改善することができる。
なお、実施の形態2において、上記以外の点は、上記実施の形態1の場合と同じである。

Claims (10)

  1. 光ディスク装置に備えられた移動手段によって、ターンテーブルに装着された光ディスクの径方向の1本の直線である半径線に沿って移動可能に支持される光ヘッド装置であって、
    前記光ディスクにレーザ光を照射し、前記光ディスクで反射したレーザ光を検知する第1の光ヘッド部を有し、
    前記第1の光ヘッド部は、
    前記半径線から所定距離離れ、前記半径線に平行な直線である移動線上に配置された第1の対物レンズと、
    前記第1の対物レンズのトラッキング動作を行う第1のトラッキング手段と、
    前記光ディスクで反射し、前記第1の対物レンズを通過したレーザ光を検知する第1の光検知手段と
    を有し、
    前記第1のトラッキング手段は、前記第1の対物レンズのトラッキング動作の方向が、前記移動線上の所定の基準位置における前記光ディスクの記録トラックの接線に直角な方向になるよう、構成されている
    ことを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 前記ターンテーブルに装着された他の光ディスクにレーザ光を照射し、前記他の光ディスクで反射したレーザ光を検知する第2の光ヘッド部をさらに有し、
    前記第2の光ヘッド部は、
    前記半径線上に配置された第2の対物レンズと、
    前記第2の対物レンズのトラッキング動作を行う第2のトラッキング手段と、
    前記他の光ディスクで反射し、前記第2の対物レンズを通過したレーザ光を検知する第2の光検知手段と
    を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ヘッド装置。
  3. 前記第1の光検知手段は、分割線によって分割される複数の受光領域を有し、
    前記分割線は、前記基準位置における記録トラックの接線に直角な方向の直線に対応する方向の直線である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ヘッド装置。
  4. 前記分割線は、前記基準位置における記録トラックの接線に平行な直線に対応する方向の直線であることを特徴とする請求項3に記載の光ヘッド装置。
  5. 前記第1の光ヘッド部は、前記光ディスクで反射し、前記第1の対物レンズを通過したレーザ光を、複数のレーザ光に分割する光分割手段を有し、
    前記第1の光検知手段は、複数の受光領域を有し、
    前記光分割手段によって分割された前記複数のレーザ光は、前記複数の受光領域のそれぞれによって検知される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ヘッド装置。
  6. 前記光分割手段は、分割線によって分割される複数の領域を有し、
    前記光分割手段の分割線は、前記基準位置における記録トラックの接線に直角な方向の直線に対応する方向の直線である
    ことを特徴とする請求項5に記載の光ヘッド装置。
  7. 前記光分割手段の分割線は、前記基準位置における記録トラックの接線に平行な直線に対応する方向の直線であることを特徴とする請求項6に記載の光ヘッド装置。
  8. 前記基準位置における記録トラックの接線と、前記半径線上における記録トラックの接線である基準線とのなす角度をθdetとし、
    前記移動線上における最内周の記録トラックの接線と、前記基準線とのなす角度をθ0とし、
    前記移動線上における最外周の記録トラックの接線と、前記基準線とのなす角度をθ1としたときに
    θ0≦θdet≦θ1
    を満足することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光ヘッド装置。
  9. θdet=(θ0+θ1)/2
    であることを特徴とする請求項8に記載の光ヘッド装置。
  10. 光ディスクに対する、情報の読み取り及び/又は書き込みを行う光ディスク装置であって、
    請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光ヘッド装置と、
    前記光ヘッド装置を、ターンテーブルに装着された光ディスクの径方向の1本の直線である半径線に沿って移動可能に支持する移動手段と、
    前記光ヘッド装置の前記第1の光検知手段の検知信号に基づいて、前記第1のトラッキング手段によるトラッキング動作を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
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