JPWO2009054413A1 - 半導体装置の作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来とは異なる微細なパターンを形成する半導体装置の作製方法を提供する。【解決手段】基板上に被エッチング膜を形成する工程、被エッチング膜上に少なくとも1層からなる下層膜を形成する工程、下層膜上に感光性膜を形成し当該感光性膜をパターニングして第1のパターンを形成する工程、下層膜上に感光性を有してもよい被膜を第1のパターンの側壁又は隙間及び前記第1のパターンの上面を覆って形成する工程、被膜をパターニングして第1のパターンの側壁又は隙間及び第1のパターンの上面の少なくとも一部を覆う第2のパターンを形成する工程、第1のパターンの一部又は全部を除去し第2のパターンをマスクとして用い下層膜をエッチングする工程、及びエッチング後の下層膜をマスクとして用い被エッチング膜をエッチングする工程を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置を作製する際のリソグラフィプロセスにおいて、微細なパターンを形成する方法に関する。
リソグラフィプロセスで用いる露光装置の解像度は、光源の波長が短いほど、投影レンズの開口数(NA)が大きいほど向上し、配線、ビア、トレンチなどの微細なパターンを形成できることが知られている。現状、露光用の光源は、波長248nmのKrFエキシマレーザー、波長193nmのArFエキシマレーザーなどの深紫外線(DUV)が用いられることが多い。解像度を高めるために、ArFエキシマレーザーよりも波長が短い極端紫外線(EUV)を露光用の光源に採用するリソグラフィプロセスが検討されているが、光源の短波長化には限界がある。その他、解像度を高めるために、屈折率が1よりも大きい液体を用いた、投影レンズの開口数(NA)の大きな液浸露光装置を用いたリソグラフィプロセスも検討されている。
一方、配線、トレンチ等のパターンを形成する方法として、二重パターニング又は二重露光と称するリソグラフィ技術が知られている。即ち、形成すべきパターンを2分割し、第1のフォトマスクを介して1回目のパターニング又は露光を行い、その後、第2のフォトマスクを介して2回目のパターニング又は露光を行う。そのことによって、ArFエキシマレーザーを用いて、従来よりも微細なパターンを形成することができる。上記フォトマスクのことをレチクルとも称する。二重パターニングの一例を、図5及び図6と共に以下に説明する。
基板1001上に導電膜、半導体膜又は絶縁膜1002を形成し、その上にハードマスクとなるレジスト下層膜1003を形成する。(図5(A)参照)
そのレジスト下層膜1003上にポジ型のレジストを形成し、露光装置を用い、第1のフォトマスクを介して、ポジ型のレジストを露光する(第1露光)。露光時の光源として、ArFエキシマレーザー又はKrFエキシマレーザーを用いることができる。そして、アルカリ現像液を用いて現像することによって、ポジ型のレジストの露光部分が除去され、第1のレジストパターン1004が形成される。(図5(B)参照)
第1のレジストパターン1004をマスクとして、前記レジスト下層膜1003に対してエッチングを行い、ハードマスク1005を形成する。その後、第1のレジストパターン1004を除去する。(図5(C)参照)
再びポジ型のレジスト1006をハードマスク1005上に形成する。(図6(A)参照)
第2のフォトマスクを介して、ポジ型のレジスト1006をKrFエキシマレーザー又はArFエキシマレーザーを用い露光する(第2露光)。そして、アルカリ現像液を用いて現像することによって、ポジ型のレジスト1006の露光部分が除去され、第2のレジストパターン1007が形成される。(図6(B)参照)
第2のレジストパターン1007をマスクとして、ハードマスク1005をエッチングし、その後第2のレジストパターン1007を除去する。エッチング後のハードマスク1005は第1のレジストパターン1004のパターン形状よりも微細なパターン形状を有する。(図6(C)参照)それから、そのハードマスクを用いて、基板上の導電膜、半導体膜又は絶縁膜をエッチングすることによって、配線、トレンチなどを形成することができる。
二重パターニング又は二重露光は、例えば下記特許文献1乃至6及び下記非特許文献1乃至5に記載されている。しかしながら、第1のパターンの側壁又は隙間及び第1のパターンの上面の少なくとも一部を覆う第2のパターンを形成し、第1のパターンの一部又は全部を除去し、第2のパターンをマスクとして用い前記下層膜をエッチングすることが記載されているとはいえない。
特許第2803999号公報 特許第2757983号公報 特開平9−181059号公報 特開2001−060003号公報 米国特許第5667940号明細書 国際公開第2004/082000号パンフレット 「SEMIテクノロジーシンポジウム2006(SEMI Technology Symposium 2006)」、2006年、p.2/7−2/13 「SEMIテクノロジーシンポジウム2006(SEMI Technology Symposium 2006)」、2006年、p.2/38−2/46 「プロシーディングスオブSPIE(Proceedings of SPIE)」、(米国)、2006年、第6153巻、p.61531K 「プロシーディングスオブSPIE(Proceedings of SPIE)」、(米国)、2006年、第6154巻、p.615410 「プロシーディングスオブSPIE(Proceedings of SPIE)」、(米国)、2006年、第6156巻、p.61561J
微細なパターンを形成する方法として、二重パターニング又は二重露光は前述のように既に知られている。しかしながら、未だ広く実用化されているとはいえない。実用化のためには、スループットの低下、工程の複雑化などの克服すべき種々の技術的課題が残されているためである。
本発明は、二重パターニング又は二重露光を適用した、新規かつ有用なリソグラフィプロセスを提供するものである。
本発明は、基板上に被エッチング膜を形成する工程、前記被エッチング膜上に少なくとも1層からなる下層膜を形成する工程、前記下層膜上に感光性膜を形成し、前記感光性膜をパターニングして第1のパターンを形成する工程、前記下層膜上に感光性を有してもよい被膜を前記第1のパターンの側壁又は隙間及び前記第1のパターンの上面を覆って形成する工程、前記被膜をパターニングして前記第1のパターンの側壁又は隙間及び前記第1のパターンの上面の少なくとも一部を覆う第2のパターンを形成する工程、前記第1のパターンの一部又は全部を除去し、前記第2のパターンをマスクとして用い前記下層膜をエッチングする工程、及び前記エッチング後の下層膜をマスクとして用い前記被エッチング膜をエッチングする工程を含む半導体装置の作製方法である。
前記被エッチング膜は、エッチングによってコンタクトホール、ビア、トレンチ、配線、電極などが形成される膜であり、CVD法、スパッタ法、塗布法(スピンコート)などの公知の方法により形成される絶縁膜、半導体膜又は導電膜である。
絶縁膜は、例えば酸化珪素膜、炭素を含む酸化珪素膜、酸化窒化珪素膜などの酸化膜又は窒化膜、珪素を含む高分子化合物(ポリシロキサン)膜である。層間絶縁膜として用いる場合は、SiO2膜の比誘電率より低いlow−k膜が望ましく、low−k膜の比誘電率は、4.0以下、例えば1.5以上3.5以下、好ましくは2.0以上3.0以下の範囲とすることができる。半導体膜は結晶質又は非晶質の膜であって、例えば、珪素膜、ゲルマニウムを含む珪素膜であり、砒化ガリウム、リン化インジウム、リン化ガリウムのような化合物半導体膜でもよい。導電膜は、例えば、アルミニウム、銅、クロム、ニッケル、金、チタン、モリブデン、タンタル、タングステンなどの金属膜である。
本発明の半導体装置の作製方法に含まれる下層膜上に感光性を有してもよい被膜を形成する工程において、前記被膜は前記第1のパターンの側壁及び前記第1のパターンの上面を覆っても、前記第1のパターンの隙間及び前記第1のパターンの上面を覆っても、あるいは前記第1のパターンの側壁及び隙間並びに前記第1のパターンの上面を覆って形成されてもよい。
また、本発明の半導体装置の作製方法に含まれる第2のパターンを形成する工程において、前記第2のパターンは第1のパターンの側壁及び前記第1のパターンの上面の少なくとも一部を覆っても、第1のパターンの隙間及び前記第1のパターンの上面の少なくとも一部を覆っても、あるいは第1のパターンの側壁及び隙間並びに前記第1のパターンの上面の少なくとも一部を覆って形成されてもよい。
第1のパターンの一部又は全部を除去する前に、第1のパターンの上面の一部又は全部が露呈されていることが望ましい。米国特許第6569761号明細書(二重パターニング又は二重露光については記載がない)に記載されている方法を参考に、第1のパターンの上面を露呈させ、その第1のパターンを除去することができる。しかしながら、次の場合は第1のパターンの上面を露呈させる必要がない。すなわち、第1のパターンを覆って感光性を有してもよい被膜を形成する際、当該被膜が第1のパターンの上面に形成されない場合である。
第1のパターンの側壁とは、第1のパターンが矩形状の断面を有する線状物である場合、その上面及び底面を除く部分である。第1のパターンの側壁と上面が連続する曲面からなる場合、側壁と上面を明確に区別するのは容易でない。
基板として、シリコンウエハ、SOI(Silicon on Insulator)基板、砒化ガリウム(GaAs)、リン化インジウム(InP)、リン化ガリウム(GaP)のような化合物半導体ウエハなどの半導体基板、又はガラス基板、石英基板、プラスチック基板などの絶縁基板を用いることができる。絶縁基板の表面には、アモルファス又は結晶質の半導体膜、又は導電膜が形成されていてもよい。半導体基板の表面には、酸化膜、窒化膜などの絶縁膜が形成されていてもよい。
下層膜は、2層構造とすることができる。例えば、珪素を含む膜と珪素を含まない有機膜との2層構造、互いに異なる有機樹脂が積層された2層構造とすることができる。珪素を含む膜を2層構造の上層とするのが望ましい。この下層膜は、スピンコートなどの塗布法によりレジスト下層膜形成用組成物を塗布し、加熱等によって硬化させることにより形成することができる。下層膜として、塗布法により形成される酸化チタン膜を用いることができる。チタンアルコキシドを加水分解して得られる酸化チタンゾルを塗布し、その後乾燥及び/又は加熱を行うことによって酸化チタン膜を形成することができる。
第1のパターンを形成するための感光性膜は、例えばレジスト膜である。レジスト膜は、ポジ型又はネガ型のレジストを、前記下層膜を形成するのと同様の方法により塗布し、加熱することによって形成することができる。
前記感光性を有してもよい被膜は、塗布法例えばスピンコートにより溶液を塗布し、加熱などによって硬化させることにより形成することができる。溶液を塗布する際、第1のパターンに対する段差被覆性が良好であり、しかも硬化後の膜表面が平坦であることが望ましい。第1のパターンを形成するための感光性膜を、有機レジストを用いて形成する場合、感光性を有してもよい被膜は珪素を含む化合物膜が望ましい。珪素を含む化合物膜としては、ポリシロキサン、ポリシランなどのポリマーを用いることができ、珪素を含むレジスト又は珪素を含むレジスト下層膜形成組成物を用いて形成される珪素を含むレジスト膜又は珪素を含むレジスト下層膜が挙げられる。珪素を含むレジスト下層膜を用いる場合、当該レジスト下層膜上にレジストパターンを形成しエッチングを行う工程が必要になる。
上記以外の珪素を含む化合物膜として、珪素及びチタンを含むハイブリッド材料からなる膜を用いることができる。珪素を含む化合物膜にかえて、塗布法により形成される酸化チタン膜を用いることができる。
本発明では、塗布法以外の方法、例えばCVD法によって成膜してもよい。CVD法は、段差被覆性の良好な被膜を形成することが可能であり、例えばTEOS(テトラエトキシシラン)と酸素又はオゾンを原料に用いたCVD法により段差被覆性の良好な酸化珪素膜が形成される。CVD法として、例えばプラズマCVD、減圧CVD、常圧CVDが挙げられる。
本発明において2回行われるパターニングでは、ArFエキシマレーザーを用いた露光及び現像が少なくとも行われる。必要に応じて、露光後加熱(PEBと略称される)を行う。ArFエキシマレーザーに代えて、電子線(EB)による露光を行ってもよい。
また本発明は、基板上に絶縁膜を形成する工程、前記絶縁膜上に有機化合物層を含む下層膜を形成する工程、前記下層膜上にレジスト膜を形成し、前記レジスト膜に対し少なくとも露光及び現像を行うことによって第1のパターンを形成する工程、前記下層膜上に少なくとも前記第1のパターンの側壁及び上面を覆う感光性を有する被膜を、塗布法を用いて形成する工程、前記感光性を有する被膜に対し少なくとも露光及び現像を行うことによって、前記第1のパターンの側壁及び上面を覆う第2のパターンを形成する工程、エッチングにより前記第1のパターンの上面を露呈させる工程、前記第1のパターンを除去し、前記第2のパターンをマスクとして用い前記下層膜をエッチングする工程、及び前記エッチング後の下層膜をマスクとして用い前記絶縁膜をエッチングする工程を含む半導体装置の作製方法である。前記第1のパターンは、その全部が除去される。
さらに本発明は、基板上に導電膜又は半導体膜を形成する工程、前記導電膜又は前記半導体膜上に有機化合物層を含む下層膜を形成する工程、前記下層膜上にレジスト膜を形成し、前記レジスト膜に対し少なくとも露光及び現像を行うことによって隙間を有する第1のパターンを形成する工程、前記下層膜上に前記第1のパターンの隙間及び上面を覆う被膜を、塗布法を用いて形成する工程、前記被膜上に前記第1のパターンの一部と重なるレジストマスクを形成する工程、前記レジストマスクを用いて前記被膜をエッチングすることによって、前記第1のパターンの上面の一部を露呈させると共に前記上面の残部上及び前記第1のパターンの隙間に第2のパターンを形成する工程、前記レジストマスクと前記第2のパターンをマスクとして用い前記第1のパターン及び前記下層膜をエッチングする工程、及び前記エッチング後の下層膜をマスクとして用い前記導電膜又は前記半導体膜をエッチングする工程を含む半導体装置の作製方法である。前記第1のパターンは、エッチングによりその一部が除去される。
本発明において作製される半導体装置は、半導体素子が組み込まれた電子機器、又は半導体素子自体を意味する。半導体素子として、例えばトランジスタ(バイポーラトランジスタ、電界効果トランジスタなど)、ダイオード、メモリ(DRAM、SRAM、マスクROM、EPROM、フラッシュメモリなど)、集積回路(MPUなど)が挙げられる。電子機器として、例えば液晶表示装置、エレクトロルミネッセンス(EL)表示装置、プラズマディスプレイ、テレビ受像機、デジタルカメラ、携帯電話機、携帯情報端末、カーナビゲーション装置、ゲーム機、パーソナルコンピュータが挙げられる。
本発明のように、第1のパターンの側壁又は隙間及び第1のパターンの上面の少なくとも一部を覆う第2のパターンを形成し、その後第1のパターンの一部又は全部を除去するため、パターン倒れが発生しにくくなる。CMP(化学的機械的研磨)などの研磨工程が必要ない点で、スループットの低下を抑制できる。
(実施の形態1)
本発明の第1の形態を説明する。図1(A)に示すように、基板101上に絶縁膜102を形成し、絶縁膜102上に有機化合物層を含む下層膜103を形成する。下層膜103は、有機膜1層のみ、又は有機膜の上に珪素を含む化合物(ポリシロキサン、ポリシランなど)を積層した少なくとも2層で形成される。
下層膜103上に感光性膜としてレジスト膜を形成し、そのレジスト膜に対し露光及び現像を行うことによって、図1(B)に示すような第1のパターン104を形成する。レジスト膜は、ポジ型又はネガ型の有機レジストを塗布し、加熱して硬化させることによって形成することができる。露光は、ArFエキシマレーザーを用いて第1のレチクルを介して、露光装置により行えばよい。必要により露光後加熱を現像前に行う。
図1(C)に示すように、第1のパターン104の側壁104a及び上面104bを覆う感光性を有する被膜105を、塗布法を用いて形成する。感光性を有する被膜105は、ポジ型又はネガ型のレジストを塗布し、加熱して硬化させることによって形成することができる。塗布するレジストには、珪素を含むレジストを使用することができる。
珪素を含むレジストにかえて、感光性を有する被膜とはいえない珪素を含む反射防止膜を用いることができる。ただし、この場合、珪素を含むレジストを用いる場合と比較して、レジストパターンを形成する工程がさらに必要になり、第2のパターン106を形成する工程が複雑になる。
感光性を有する被膜105に対し露光及び現像を行うことによって、図2(A)に示すように、第1のパターン104の側壁104a及び上面104bを覆う第2のパターン106を形成する。露光は、ArFエキシマレーザーを用いて第2のレチクルを介して、又は電子線(EB)を用いて、露光装置により行うことができる。必要により露光後加熱を現像前に行う。
図2(B)に示すように、エッチングにより前記第1のパターン104の上面を露呈させる。このエッチングは、第2のパターン106に対して行われ、第1のパターン104よりも第2のパターン106のエッチング速度が高くなるガス(例えばCF4、CHF3などのフッ素化合物)を用いたドライエッチングが望ましい。このとき、第2のパターン106に覆われていない部分は下層膜103の上面が露出しているため、当該部分の下層膜103の上層もまたエッチングされる場合がある。
その後、第1のパターン104を除去し、図2(C)に示すように、第2のパターン106をマスクとして用い下層膜103をエッチングする。第1のパターン104の除去及び下層膜103のエッチングは、酸素又はオゾンを含むガスを用いて行うことができる。
エッチング後の下層膜103をマスクとして用い、絶縁膜102をエッチングする。このエッチングは、例えばCF4、CHF3などのフッ素化合物を含むガスを用いたドライエッチングによって行われる。その際、第2のパターン106も除去される。こうして、絶縁膜102にトレンチ又はコンタクトホール(図示せず)が形成される。
(実施の形態2)
本発明の第2の形態を説明する。図3(A)に示すように、基板201上に導電膜又は半導体膜202を形成し、その導電膜又は半導体膜202上に有機化合物層を含む下層膜203を形成する。下層膜203は、有機膜1層のみ、又は有機化合物層の上に珪素を含む化合物(ポリシロキサン、ポリシランなど)を積層した少なくとも2層で形成される。
下層膜203上にレジスト膜を形成し、そのレジスト膜に対し露光及び現像を行うことによって、図3(B)に示すような、隙間204aを有する第1のパターン204を形成する。レジスト膜は、ポジ型又はネガ型の有機レジストを塗布し、加熱して硬化させることによって形成することができる。露光は、ArFエキシマレーザーを用いて第1のレチクルを介して、露光装置により行えばよい。必要により露光後加熱を現像前に行う。
図3(C)に示すように、第1のパターン204の隙間204a及び上面204bを覆う被膜205を、塗布法を用いて形成する。被膜205は、レジスト下層膜形成組成物を塗布し、加熱して硬化させることによって形成することができる。塗布するレジスト下層膜形成組成物には、珪素を含むレジスト下層膜形成組成物を使用することができる。被膜205の形成法は塗布法に限らず、プラズマCVD等のCVD法を用いてもよい。
そして、第1のパターン204の一部と重なるレジストマスク206を形成する(図4(A)参照)。レジストマスク206は、ポジ型又はネガ型の有機レジストを塗布し、加熱して硬化させることによってレジスト膜を形成し、ArFエキシマレーザーを用いて第2のレチクルを介して露光装置により露光を行い、さらに現像を行うことによって形成することができる。必要により露光後加熱を現像前に行う。
そのレジストマスク206を用いて被膜205をエッチングすることによって、図4(B)に示すように、第1のパターン204の上面の一部を露呈させると共に、その上面の残部(露呈した一部を除く部分)上及び第1のパターン204の隙間に第2のパターン207を形成する。このエッチングは、第1のパターン204及びレジストマスク206よりも被膜205のエッチング速度が高くなるガス(例えばCF4、CHF3などのフッ素化合物)を用いたドライエッチングが望ましい。
図4(C)に示すように、レジストマスク206及び第2のパターン207をマスクとして用い、第1のパターン204及び下層膜203をエッチングする。第1のパターン204及び下層膜203のエッチングは、酸素又はオゾンを含むガスを用いて行うことができる。このとき、第2のパターン207上に残存するレジストマスク206も除去される。
エッチング後の下層膜203をマスクとして用い、導電膜又は半導体膜202をエッチングする。このエッチングは、ドライエッチングによって行うことができ、導電膜又は半導体膜202を構成する材料によってガス種を選択する必要がある。例えば、珪素膜をドライエッチングするには、CF4、CHF3などのフッ素化合物を用いる。こうして、配線が形成される。
(実施の形態3)
前述の実施の形態1では、珪素を含むレジスト等を用いて感光性を有する被膜105を形成するが、本形態では、非感光性のコーティング組成物を用いて図7(A)に示す被膜305を、感光性を有する被膜105にかえて形成する。すなわち、第1のパターン104を形成するまでの工程を実施の形態1と同様に行い、その後、第1のパターン104の側壁104a及び上面104bを覆う被膜305を、塗布法を用いて形成する。被膜305は、末端にシラノール基を有するポリシラン及びオルガノポリシロキサンから選択される珪素含有化合物(オリゴマー又はポリマー)並びにトップコート溶剤を含むコーティング組成物を塗布し、150℃を超えない温度(80℃乃至150℃)で加熱することで形成される。第1のパターン104に対し、後述する実施例1に示すHBrプラズマ処理のような表面処理を行う必要はない。当該コーティング組成物には、必要に応じて、第4級ホスホニウム塩、第4級アンモニウム塩、スルホン酸化合物、架橋剤、有機酸及び界面活性剤から選択される少なくとも1種の添加物が更に含まれる。
上記コーティング組成物に含まれるトップコート溶剤として、例えば4−メチル−2−ペンタノール、1−ブタノール、プロピレングリコールn−プロピルエーテル、プロピレングリコールn−ブチルエーテル、プロピレングリコールフェニルエーテル、ジプロピレングリコールn−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールn−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールジアセテート、シクロヘキサノールアセテート、シクロヘキサノールが挙げられる。これらのうち、第1のパターン104をほとんど溶解しない溶剤が選択される。
次に、図7(B)に示すように、レジストマスク306を被膜305上に形成する。レジストマスク306は、ポジ型又はネガ型の有機レジストを塗布し、加熱して硬化させることによってレジスト膜を形成し、そのレジスト膜に対し露光及び現像を行うことによって、第1のパターン104と完全に重なるように形成される。
それから、図7(C)に示すように、レジストマスク306を用いて被膜305をエッチングすることにより、第1のパターン104の側壁104a及び上面104bを覆う第2のパターン307を形成する。その後、フッ素化合物を用いたドライエッチングにより前記第1のパターン104の上面を露呈させる以降の工程を、実施の形態1と同様に行う。
以下、本発明について実施例によってさらに具体的に説明する。ただし、本発明は下記実施例の記載に限定されるものではない。
本実施例は、基板としてシリコンウエハを用い、シリコンウエハ上の絶縁膜をパターニングして、コンタクトホールを形成する例である。
シリコンウエハ(図1(A)の基板101に相当)上に、low−k膜として炭素を含む酸化珪素膜(以下、SiOC膜と表記する)をプラズマCVD法により形成する。SiOC膜は、実際は炭素の他に水素を含んでおり、図1(A)の絶縁膜102に相当する。
そのSiOC膜上に、レジスト下層膜(図1(A)の下層膜103に相当)を形成する。本実施例では、レジスト下層膜を2層構造とし、2層構造の下層として下記式(1)で表されるポリマーと有機溶媒(シクロヘキサノン及びプロピレングリコールモノメチルエーテル)を含む組成物から形成される有機膜を形成する。式(1)で表されるポリマーは、aで表される単位構造(80モル%)、bで表される単位構造(10モル%)、及びcで表される単位構造(10モル%)を有する共重合体である。
Figure 2009054413
本実施例において、2層構造の上層は、テトラエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン及びメチルトリエトキシシラン(テトラエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン及びメチルトリエトキシシランでもよい)を原料モノマーとして用い、加水分解及び縮合させて形成されたポリマー及び有機溶媒(プロピレングリコールモノメチルエーテル及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)を含む組成物から形成される珪素を含む反射防止膜である。ブリュワーサイエンス社から入手可能なハードマスク形成用組成物(商品名:ENSEMBLE ARC〔登録商標〕)を用いて形成される膜を、上層に適用してもよい。
レジスト下層膜上に、ポジ型レジスト(東京応化工業(株)製、商品名:TARF−P6239又は住友化学(株)製、商品名:PAR−855)をスピナーにより塗布し、所定の条件で硬化させてレジスト膜を形成する。形成されたレジスト膜を、レチクル(フォトマスク)を介してArFエキシマレーザーにより露光((株)ニコン製、装置名:NSR−S307Eを使用)し、現像等を行うことによって、線状又は島状のレジストパターン(図1(B)の第1のパターン104に相当)を形成する。現像液は、2.38質量%のテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド水溶液を用いればよい。
第1のパターン104に相当するレジストパターンに対し、HBrプラズマ処理をおこない、レジストパターンの表面を硬化させる(例えば、特表2005−535936号公報参照)。このレジストパターンと後に形成する珪素を含むレジストとのインターミキシングを防止するためである。なお、レジストパターンを形成するためにポジ型レジストでなくネガ型レジストを用いる場合、HBrプラズマ処理は必ずしも必要ない。ネガ型レジストとして、例えば、特開2006−350198号公報に記載されているレジスト、特開2007−140070号公報に記載されているレジストが挙げられる。その後、レジストパターンを覆うように、珪素を含むレジストをスピナーにより塗布し、所定の条件で硬化させて、図1(C)の感光性を有する被膜105に相当するレジスト膜を形成する。珪素を含むレジストとして、例えば、特開2004−177669号公報に記載されているレジスト、特開2007−246596号公報に記載されているレジストが挙げられる。
感光性を有する被膜105に相当するレジスト膜を、レチクル(フォトマスク)を介してArFエキシマレーザーにより露光((株)ニコン製、装置名:NSR−S307Eを使用)し、現像等を行うことによってレジストパターン(図2(A)の第2のパターン106に相当)を形成する。
第1のパターン104に相当するレジストパターンの上面を露呈させるため、第2のパターン106に相当するレジストパターンに対し、CF4を含むガスを用いたドライエッチングを行う。その際、下層膜103に相当するレジスト下層膜の2層構造の上層も、図2(B)に示すようにエッチングされる。
それから、上面が露呈したレジストパターン(第1のパターン104に相当)を酸素プラズマ処理により除去し、さらに、第2のパターン106に相当するレジストパターンをマスクとして、下層膜103に相当するレジスト下層膜の残りをドライエッチングすることにより、図2(C)に示すような微細なパターンが形成される。この工程は、プラズマエッチング装置を用いて、同一チャンバー内で、連続的に行うことができる。その後、形成された微細なパターンをマスクとして、絶縁膜102に相当するSiOC膜に対しドライエッチングをおこない、シリコンウエハに達するコンタクトホールを形成すればよい。コンタクトホール形成工程は、直前工程で使用したプラズマエッチング装置のチャンバー内に導入するガス種を変更し、基板をチャンバーから取り出さずに行うことができる。
本実施例は、基板上に形成された多結晶珪素膜(ポリシリコン膜)をパターニングして、電界効果トランジスタのゲートを形成する例である。
図3(A)の導電膜又は半導体膜202に相当するポリシリコン膜上に、図3(A)の下層膜203に相当するレジスト下層膜を実施例1と同様に形成する。すなわち、2層構造の下層として前記式(1)で表されるポリマーと有機溶媒(シクロヘキサノン及びプロピレングリコールモノメチルエーテル)を含む組成物から形成される有機膜を形成し、上層として珪素を含む反射防止膜を形成する。
レジスト下層膜上に、ポジ型レジスト(東京応化工業(株)製、商品名:TARF−P6239又は住友化学(株)製、商品名:PAR−855)をスピナーにより塗布し、所定の条件で硬化させてレジスト膜を形成する。形成されたレジスト膜を、レチクル(フォトマスク)を介してArFエキシマレーザーにより露光((株)ニコン製、装置名:NSR−S307Eを使用)し、現像等を行うことによって、トレンチが形成された形状のレジストパターン(図3(B)の第1のパターン204に相当)を形成する。現像液は、2.38質量%のテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド水溶液を用いればよい。
第1のパターン204に相当するレジストパターンに対し、実施例1と同様に、HBrプラズマ処理をおこない、レジストパターンの表面を硬化させる。なお、レジストパターンを形成するためにポジ型レジストでなくネガ型レジストを用いる場合、HBrプラズマ処理は必ずしも必要ない。その後、レジストパターンを覆うように、図3(C)の被膜205に相当する珪素を含む反射防止膜(レジスト下層膜)を形成する。本実施例では、ブリュワーサイエンス社から入手可能なハードマスク形成用組成物(商品名:ENSEMBLE ARC〔登録商標〕)をスピナーにより塗布し、所定の条件で硬化させることによって形成する。テトラエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン及びメチルトリエトキシシラン(テトラエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン及びメチルトリエトキシシランでもよい)を原料モノマーとして用い、加水分解及び縮合させて形成されたポリマー及び有機溶媒(プロピレングリコールモノメチルエーテル及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)を含む組成物を用いてもよい。
被膜205に相当する珪素を含む反射防止膜上に、ポジ型レジスト(東京応化工業(株)製、商品名:TARF−P6239又は住友化学(株)製、商品名:PAR−855)をスピナーにより塗布し、所定の条件で硬化させてレジスト膜を形成する。形成されたレジスト膜を、レチクル(フォトマスク)を介してArFエキシマレーザーにより露光((株)ニコン製、装置名:NSR−S307Eを使用)し、現像等を行うことによって、線状又は島状のレジストパターン(図4(A)のレジストマスク206に相当)を形成する。
レジストマスク206に相当するレジストパターンをマスクとして、被膜205に相当する珪素を含むレジスト下層膜に対し、第1のパターン204に相当するレジストパターンの上面を図4(B)に示すように露呈させるため、CF4を含むガスを用いたドライエッチングを行う。
それから、前述のようにエッチング処理された珪素を含むレジスト下層膜(第2のパターン207に相当)をマスクとして、第1のパターン204に相当するレジストパターン及び下層膜203に相当するレジスト下層膜を、酸素を含むガスを用いてドライエッチングし、図4(C)に示すような微細なパターンが形成される。この工程は、実施例1と同様に、プラズマエッチング装置を用いて、連続的に行うことができる。さらに、形成された微細なパターンをマスクとして、導電膜又は半導体膜202に相当するポリシリコン膜に対しドライエッチングをおこない、ゲートを形成すればよい。ゲート形成工程は、直前工程で使用したプラズマエッチング装置のチャンバー内に導入するガス種を変更し、基板をチャンバーから取り出さずに行うことができる。
実施例2のレジスト下層膜として、珪素を含まないArFエキシマレーザー用反射防止膜を適用する例である。具体的には、以下に示す有機樹脂及び有機溶媒を含む反射防止膜形成組成物から形成される反射防止膜を用いる。
〔1〕下記式(2)で表される単位構造a、b及びcを有するポリマーと有機溶媒(乳酸エチル及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)を含む組成物。
Figure 2009054413
〔2〕下記式(3)で表される単位構造a、a’及びbを有するポリマーと有機溶媒(プロピレングリコールモノメチルエーテル及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)を含む組成物。
Figure 2009054413
〔3〕下記式(4)で表される単位構造を有するポリマーと有機溶媒(プロピレングリコールモノメチルエーテル及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)を含む組成物。
Figure 2009054413
〔4〕下記式(5)で表される単位構造を有するポリマーと有機溶媒(プロピレングリコールモノメチルエーテル及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)を含む組成物。
Figure 2009054413
〔5〕下記式(6)で表される単位構造を有するポリマーと有機溶媒(プロピレングリコールモノメチルエーテル及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)を含む組成物。
Figure 2009054413
本実施例で用いる反射防止膜形成組成物は、式(2)乃至式(6)で表されるいずれか1種のポリマーと有機溶媒の他に、反射防止膜形成組成物に一般に使用されている架橋剤を含む。
特に、図3(A)の下層膜203に相当するレジスト下層膜に、これらの反射防止膜形成組成物から形成される反射防止膜を適用することによって、酸素を含むガスを用いて、当該レジスト下層膜と第1のパターン204に相当するレジストパターンを容易にドライエッチングすることができる。
実施例1の下層膜103に相当するレジスト下層膜として、実施例3に示した反射防止膜形成組成物から形成される反射防止膜を適用する例である。
本実施例の場合、図2(B)に示すように第1のパターン104に相当するレジストパターンの上面を露呈させるドライエッチングを行う際、下層膜103に相当するレジスト下層膜はほとんどエッチングされない。その後、実施例1と同様に、酸素プラズマ処理により、上面が露呈したレジストパターンを除去し、引き続きレジスト下層膜をドライエッチングすればよい。
図3(C)に示す被膜205として、本実施例では塗布型の酸化チタン膜を適用する。この酸化チタン膜上に、レジストパターン(図4(A)のレジストマスク206に相当)を形成し、これをマスクとして、フッ化水素酸などを用いて当該酸化チタン膜の一部をウェットエッチングする。さらに、前述のようにエッチング処理された酸化チタン膜(図4(B)の第2のパターン207に相当)をマスクとして、実施例2と同様にドライエッチングを行う。
ウェットエッチングは、ドライエッチングとは異なり、等方性エッチングであるため、エッチング後の酸化チタン膜の線幅はレジストパターンの線幅よりも細くなる。この現象は、ポリシリコン膜から電界効果トランジスタのゲートを形成する際に有利である。なぜなら、レジストパターンの線幅より短いゲート長を実現できるからである。
図1(A)ないし(C)は、本発明の第1の実施の形態を示す断面図であり、(A)は基板101上に絶縁膜102を形成し、絶縁膜102上に下層膜103を形成した構造を示す断面図であり、(B)は下層膜103上に第1のパターン104を形成した構造を示す断面図であり、及び(C)は更にその上に感光性を有する被膜105を形成した構造を示す断面図である。 図2(A)ないし(C)は、本発明の第1の実施の形態を示す断面図であり、(A)は第2のパターン106を形成した構造を示す断面図であり、(B)はエッチングにより第1のパターン104の上面を露呈した構造を示す断面図であり、及び(C)は第1のパターン104を除去し、第2のパターン106をマスクとして用い下層膜103をエッチングした構造を示す断面図である。 図3(A)ないし(C)は、本発明の第2の実施の形態を示す断面図であり、(A)は基板201上に導電膜又は半導体膜202を形成し、導電膜又は該半導体膜202上に下層膜203を形成した構造を示す断面図であり、(B)は下層膜203上に第1のパターン204を形成した構造を示す断面図であり、及び(C)は更にその上に被膜205を形成した構造を示す断面図である。 図4(A)ないし(C)は、本発明の第2の実施の形態を示す断面図であり、(A)はレジストマスク206を形成した構造を示す断面図であり、(B)はエッチングにより第1のパターン204の上面を露呈すると共に第2のパターン207を形成した構造を示す断面図であり、及び(C)はレジストマスク206及び第2のパターン207をマスクとして用いて第1のパターン204及び下層膜203をエッチングした構造を示す断面図である。 図5(A)ないし(C)は、従来の二重パターニングの例を示す断面図であり、(A)は基板1001上に半導体膜又は導電膜1002を形成し、その上にレジスト下層膜1003を形成した構造を示す断面図であり、(B)は第1のレジストパターン1004を形成した構造を示す断面図であり、及び(C)はレジストパターン1004をマスクとして用いて下層膜をエッチングし、ハードマスク1005を形成した構造を示す断面図である。 図6(A)ないし(C)は、従来の二重パターニングの例を示す断面図であり、(A)はポジ型のレジスト1006を形成した構造を示す断面図であり、(B)は第2のレジストパターン1007を形成した構造を示す断面図であり、及び(C)は第2のレジストパターン1007をマスクとして用いてハードマスク1005をエッチングし、第2のレジストパターン1007を除去した構造を示す断面図である。 図7(A)ないし(C)は、本発明の第3の実施の形態を示す断面図であり、(A)は基板101上に絶縁膜102、絶縁膜102上に下層膜103が形成され、第1のパターン104が形成されたものの上に被膜305を形成した構造を示す断面図であり、(B)は被膜305上にレジストマスク306を形成した構造を示す断面図であり、及び(C)はレジストマスク306を用いて被膜305をエッチングした構造を示す図である。
符号の説明
101 基板
102 絶縁膜
103 下層膜
104 第1のパターン
104a 第1のパターンの側壁
104b 第1のパターンの上面
105 感光性を有する被膜
106 第2のパターン
201 基板
202 導電膜又は半導体膜
203 下層膜
204 第1のパターン
204a 第1のパターンの隙間
204b 第1のパターンの上面
205 被膜
206 レジストマスク
207 第2のパターン
305 被膜
306 レジストマスク
307 第2のパターン
1001 基板
1002 半導体膜又は絶縁膜
1003 レジスト下層膜
1004 第1のレジストパターン
1005 ハードマスク
1006 ポジ型のレジスト
1007 第2のレジストパターン

Claims (8)

  1. 基板上に被エッチング膜を形成する工程、
    前記被エッチング膜上に少なくとも1層からなる下層膜を形成する工程、
    前記下層膜上に感光性膜を形成し、前記感光性膜をパターニングして第1のパターンを形成する工程、
    前記下層膜上に感光性を有してもよい被膜を前記第1のパターンの側壁又は隙間及び前記第1のパターンの上面を覆って形成する工程、
    前記被膜をパターニングして前記第1のパターンの側壁又は隙間及び前記第1のパターンの上面の少なくとも一部を覆う第2のパターンを形成する工程、
    前記第1のパターンの一部又は全部を除去し、前記第2のパターンをマスクとして用い前記下層膜をエッチングする工程、及び
    前記エッチング後の下層膜をマスクとして用い前記被エッチング膜をエッチングする工程を含む半導体装置の作製方法。
  2. 前記被エッチング膜は、絶縁膜、半導体膜又は導電膜である請求項1に記載の半導体装置の作製方法。
  3. 前記感光性を有してもよい被膜は、珪素を含むレジスト膜、珪素を含むレジスト下層膜又は酸化チタン膜である請求項1又は請求項2に記載の半導体装置の作製方法。
  4. 前記第1のパターンの一部又は全部を除去する前に前記第1のパターンの上面の一部又は全部を露呈させる、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の半導体装置の作製方法。
  5. 基板上に絶縁膜を形成する工程、
    前記絶縁膜上に有機化合物層を含む下層膜を形成する工程、
    前記下層膜上にレジスト膜を形成し、前記レジスト膜に対し少なくとも露光及び現像を行うことによって第1のパターンを形成する工程、
    前記下層膜上に前記第1のパターンの側壁及び上面を覆う感光性を有する被膜を、塗布法を用いて形成する工程、
    前記感光性を有する被膜に対し少なくとも露光及び現像を行うことによって、前記第1のパターンの側壁及び上面を覆う第2のパターンを形成する工程、
    エッチングにより前記第1のパターンの上面を露呈させる工程、
    前記第1のパターンの全部を除去し、前記第2のパターンをマスクとして用い前記下層膜をエッチングする工程、及び
    前記エッチング後の下層膜をマスクとして用い前記絶縁膜をエッチングする工程を含む半導体装置の作製方法。
  6. 基板上に導電膜又は半導体膜を形成する工程、
    前記導電膜又は前記半導体膜上に有機化合物層を含む下層膜を形成する工程、
    前記下層膜上にレジスト膜を形成し、前記レジスト膜に対し少なくとも露光及び現像を行うことによって隙間を有する第1のパターンを形成する工程、
    前記下層膜上に前記第1のパターンの隙間及び上面を覆う被膜を、塗布法を用いて形成する工程、
    前記被膜上に前記第1のパターンの一部と重なるレジストマスクを形成する工程、
    前記レジストマスクを用いて前記被膜をエッチングすることによって、前記第1のパターンの上面の一部を露呈させると共に前記上面の残部上及び前記第1のパターンの隙間に第2のパターンを形成する工程、
    前記レジストマスクと前記第2のパターンをマスクとして用い前記第1のパターン及び前記下層膜をエッチングする工程、及び
    前記エッチング後の下層膜をマスクとして用い前記導電膜又は前記半導体膜をエッチングする工程とを含む半導体装置の作製方法。
  7. 前記基板は半導体基板又は絶縁基板である請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の半導体装置の作製方法。
  8. 前記下層膜は2層からなる請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の半導体装置の作製方法。
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