JPWO2009051083A1 - 振動アクチュエータ、使用方法、レンズユニットおよび撮像装置 - Google Patents

振動アクチュエータ、使用方法、レンズユニットおよび撮像装置 Download PDF

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JPWO2009051083A1
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美彦 鈴木
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一泰 大根
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/106Langevin motors

Abstract

電気機械変換部を有する振動アクチュエータを提供する。振動アクチュエータは、少なくとも1つの平面を有するステータと、ステータの平面側に設けられ、ステータを傾けつつ、傾けた方向を回転させる電気機械変換部と、ステータの平面側に設けられ、ステータの変位を受けて回転するロータとを備える。ステータおよびロータは、円形であって、同軸に設けられ、ロータは、ロータの軸に対して、電気機械変換部の外周側に設けられてもよい。

Description

本発明は、振動アクチュエータ、使用方法、レンズユニットおよび撮像装置に関する。なお、本出願は、下記の日本出願に関連する。文献の参照による組み込みが認められる指定国については、下記の出願に記載された内容を参照により本出願に組み込み、本出願の一部とする。
特願2007−268229 出願日 2007年10月15日
特願2008−014157 出願日 2008年1月24日
特願2008−014167 出願日 2008年1月24日
超音波モータ等の振動アクチュエータは、周期的に変化する駆動電圧が印加されて振動を発生する電気機械変換部を備える。振動アクチュエータは、電気機械変換部が発生した振動を、回転運動または直線運動に変換して外部の被駆動部材を駆動する。
特許文献1には、互いに異なる方向に分極された複数の圧電素子が積層された電気機械変換部と、電気機械変換部を軸方向に挟む丸棒とを備える超音波モータが記載されている。特許文献1に記載された超音波モータは、複数の圧電素子に位相が異なる駆動電圧が印加されることにより、丸棒の先端に円運動を発生させる。
特許文献2には、多角形の複数の電極膜を有する圧電素子を備える振動波駆動装置が記載されている。特許文献2に記載された振動波駆動装置は、電極膜の各々に駆動電圧を印加することにより、ロータに円運動を発生させる。
特開平03−289375号公報 特開2006−179578号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載された振動アクチュエータは、円運動する丸棒またはロータと圧電素子とが軸方向に積層された構造を有する。このため、部材の厚みが積み重なって、軸方向の長さが大きくなる。このため、例えば、撮像装置のレンズユニットに搭載した場合には、レンズユニットおよび撮像装置を小型化する妨げとなっていた。
上記の課題を解決すべく、本発明の第1の態様として、少なくとも1つの平面を有するステータと、ステータの平面側に設けられ、ステータを傾けつつ、傾ける方向を変化させてステータに首振り運動させる電気機械変換部と、ステータの平面側に設けられ、ステータの変位を受けて回転するロータとを備える振動アクチュエータが提供される。
上記振動アクチュエータにおいて、ステータは、首振り運動に伴って生じる慣性力によって変形する可変部を有してもよい。
また、上記振動アクチュエータにおいて、ステータは、ロータの回転の軸方向に延伸して、ロータに当接する延伸部を有してもよい。
更に、本発明の第2の態様として、振動アクチュエータの使用方法であって、振動アクチュエータは、少なくとも1つの平面を有するステータと、ステータの平面側に設けられ、ステータを傾けつつ、傾ける方向を変化させる電気機械変換部と、ステータの平面側に設けられ、ステータの変位を受けて回転するロータとを備え、使用方法は、ステータの回転の固有振動数と略同一の駆動振動数で、電気機械変換部を駆動する段階を備える使用方法が提供される。
また更に、本発明の第3の態様として、の振動アクチュエータと、光学部材、光学部材を収容するレンズ鏡筒とを備え、振動アクチュエータは、レンズ鏡筒の内部に設けられて、光学部材を駆動するレンズユニットが提供される。
また更に、本発明の第4の態様として、上記のレンズユニットと、レンズユニットによる像を撮像する撮像部とを備える撮像装置が提供される。
上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションも発明となり得る。
一実施形態に係る振動アクチュエータ100の分解斜視図である。 振動アクチュエータ100の縦断面図である。 電気機械変換部130の分解斜視図である。 振動体200の動作を説明する斜視図である。 他の実施形態に係る振動アクチュエータ300の縦断面図である。 また他の実施形態に係る振動アクチュエータ300の縦断面図である。 振動アクチュエータ300の変形例を示す縦断面図である。 振動アクチュエータ300の他の変形例を示す断面図である。 振動アクチュエータ300の更に他の変形例を示す断面図である。 振動アクチュエータ100の縦断面図である。 振動体200の動作を説明する斜視図である。 動作するステータ120の振る舞いを説明する断面図である。 一実施形態に係る振動アクチュエータ100の分解斜視図である。 振動アクチュエータ100の縦断面図である。 振動体200の作用を説明する斜視図である。 ステータ120の作用を説明する部分断面図である。 撮像装置400の模式的な断面図である。
符号の説明
100、300 振動アクチュエータ、102、302 軸受け部、104、304 作用部、110、310 屈曲軸、112 係止部、114 屈曲部、116、351 ネジ山部、117 接触位置、119 当接面、120、320 ステータ、121 基部、122、322 連結穴、123 延伸部、124、324 駆動面、125 第1斜傾部、126 可変部、127 第2斜傾部、128 被駆動面、129 首振り運動の中心点、130、330 電気機械変換部、131、132、133、134 電極、136 圧電材料板、138 電気機械変換素子層、140、340 配線基板、142、342 接続ケーブル、144 回転伝達軸、150、350 保持部材、152 配線基板収容部、154、194、354 配線孔、156、356 保持部、158、170、370、220 付勢部材、160、360 ロータ、162、222、362 被駆動部、164 被付勢部、166 円筒部、168 キー、180 歯車、182、382 歯部、184 当接面、186 被支持面、188 キー溝、190 基台、192 ベースプレート、196 ネジ穴、200 振動体、210、212 軸受け部材、214 ネジ溝部、230 付勢力調整部、311、313 係止ナット、391、411 位置決め部、400 撮像装置、410 レンズユニット、420 光学部材、422 フロントレンズ、424 コンペンセータレンズ、426 フォーカシングレンズ、428 メインレンズ、430 鏡筒、440 アイリスユニット、450 マウント、460 ボディ、470 ペンタプリズム、472 フォーカシングスクリーン、480 測光ユニット、490 接眼系、492 ハーフミラー、494 ファインダ液晶、500 撮像素子、510 光学フィルタ、520 シャッタ、530 測距ユニット、540 メインミラー、542 サブミラー
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。しかしながら、以下の実施形態は請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係る振動アクチュエータ100の分解斜視図である。なお、以下の記載においては、説明の便宜の為に、図面に表示されている上側の一端を上端、下側の他端を下端と記載する。しかしながら、これらの記載は、振動アクチュエータ100が図示された上下方向に限って使用されることを意味するものではない。
振動アクチュエータ100は、ステータ120、電気機械変換部130およびロータ160を備える。また、振動アクチュエータ100は、屈曲軸110、配線基板140、保持部材150、付勢部材170、歯車180および基台190を備える。
ステータ120は、円板状の形状を有して、中心を貫通する連結穴122を有する。また、ステータ120は、平面である駆動面124を有する。
電気機械変換部130は、円筒状の形状を有して、中心を貫通する穴を有する。電気機械変換部130の外径は、ステータ120の外径よりも小さい。
ロータ160は、被駆動部162、被付勢部164、円筒部166および複数のキー168を有する。円筒部166は、ステータ120と略同じ外径を有する。被駆動部162は、円筒部166の上側の端面に設けられ、ステータ120の駆動面124に当接する。また、複数のキー168は、円筒部166の下側の端面に設けられ、下方に向かって突出している。被付勢部164は、ロータ160の内面の上端近傍に、ロータ160の内側に向かって突出して、環状の水平面を形成している。
屈曲軸110は、係止部112、屈曲部114およびネジ山部116を有する。屈曲部114は、連結穴122に挿通する。係止部112は、屈曲部114の上端に形成され、連結穴122よりも大きな外径を有する。ネジ山部116は、屈曲部の下端に形成される。
配線基板140は、環状の誘電体により形成される。配線基板140の外径は、電気機械変換部130の内径よりも大きく、電気機械変換部130の外径よりも小さい。
保持部材150は、屈曲部114が挿通される貫通穴を中央に有する。また、保持部材150は、配線基板140を収容する配線基板収容部152を上面に有する。更に、保持部材150は、配線基板収容部152の底面から、保持部材150の下面まで貫通した配線孔154を有する。また更に、保持部材150は、保持部材150の上面に設けられた保持部156を有する。保持部156は、配線基板収容部152が形成されていない領域で、電気機械変換部130の下面に当接する。
付勢部材170は、円筒部166の内径よりも小さな外径を有して、電気機械変換部130の外径よりも大きな内径を有する。本実施形態において、付勢部材170は、コイルばねにより形成されているが、上記の寸法の条件を満たせば、他の種類のばねにより形成されてもよい。
歯車180は、外周に歯部182を有する。また、歯車180は、平坦な当接面184を上面に有する。当接面184は、付勢部材170の下面に当接し得る寸法を有する。また、歯車180は、キー168に嵌合するキー溝188を当接面の外周側縁部に有する。更に、歯車180は、環状の平滑な被支持面186を内面に有する。被支持面186において軸支されることにより歯車180は回転する。
基台190は、径の異なる円板が同軸に重ねられた形状を有する。また、基台190は、屈曲軸110のネジ山部116に螺合するネジ穴196を中央に有する。更に、基台190は、保持部材150の配線孔154に連通する位置に、表裏を貫通する配線孔194を有する。
更に、基台190において、最上段の外径は、歯車180の被支持面186の内径と等しい。また、最上段の周面は、最下段のベースプレート192から隆起した水平面に隣接して、軸受け部102を形成する。
また、このような構造では、屈曲軸110に装着したステータ120、保持部材150等が屈曲軸110から抜け落ちることを防止する大径部、フランジ等を屈曲軸110の端部に形成できる。これにより、屈曲軸110の一端から振動アクチュエータ100を組み立てることができるので生産性も高い。
図2は、振動アクチュエータ100の縦断面図である。ステータ120、電気機械変換部130、配線基板140、保持部材150、ロータ160、付勢部材170および歯車180のそれぞれは、屈曲軸110を中心にして同軸に配置される。また、屈曲軸110およびステータ120を除く全ての構成要素、特に、電気機械変換部130およびロータ160は、ステータ120の駆動面124の側に配置される。
屈曲軸110は、連結穴122に挿通された上で、ネジ山部116で基台190のネジ穴196に螺着される。これにより、ステータ120および基台190は、屈曲軸110により連結される。連結されたステータ120および基台190は、相互に積み重ねられた歯車180、付勢部材170およびロータ160を挟む。
歯車180は、被支持面186で軸受け部102により内面から軸支される。これにより、歯車180は、軸受け部102の周りを回転し得る。また、軸受け部102は、ベースプレート192から隆起して形成されているので、歯車180はベースプレート192から離間する。これにより、歯車180は円滑に回転する。
ロータ160は、歯車180に上方から当接して、下端のキー168をキー溝188に嵌合させる。これにより、ロータ160は、歯車180に対して軸方向には変位するが、回転方向には共に回転する。また、ロータ160は、上端の被駆動部162を駆動面124に下方から当接させて作用部104を形成する。
付勢部材170は、下端を当接面184に、上端を被付勢部164にそれぞれ当接させ、当接面184および被付勢部164の間で圧縮される。これにより、ロータ160は、被付勢部164を介して上方に向かって付勢され、被駆動部162を駆動面124に押し付ける。
一方、ステータ120および基台190の間において、保持部材150は、屈曲部114に対して固定される。保持部材150は、配線基板収容部152に配線基板140を収容する。配線基板140は、配線孔154、194を通る接続ケーブル142を介して、振動アクチュエータ100の外部に電気的に接続される。
保持部材150は、保持部156で電気機械変換部130の下端を支持する。電気機械変換部130の上端は、ステータ120の駆動面124に当接する。これにより、電気機械変換部130は、軸方向においてステータ120および保持部156の間に配置されると共に、ロータ160の径方向においてロータ160の内側に配置される。
電気機械変換部130の下面の一部は、配線基板140に直接に対面する。このような構造により、電気機械変換部130は、接続ケーブル142および配線基板140を介して外部から駆動電圧を印加される。
上記のような構造では、ロータ160および電気機械変換部130は、いずれもステータ120の同一の面に当接する。これにより、ステータ120の一方の面の平坦性を確保すればよいので、ステータ120の製造が容易になる。
なお、保持部材150の屈曲部114に対する固定は、接着剤を用いて接着してもよい。また、保持部材150と屈曲部114にネジ部を形成してねじ止めしてもよい。ねじ止めにした場合には、保持部材150を回転させることにより、電気機械変換部130をステータ120に押し付ける力を調節することができる。
また、このような構造では、屈曲軸110に装着したステータ120、保持部材150等が屈曲軸110から抜け落ちることを防止する大径部、フランジ等を屈曲軸110の端部に形成できる。これにより、屈曲軸110の一端から振動アクチュエータ100を組み立てることができるので生産性も高い。
図3は、電気機械変換部130の分解斜視図である。電気機械変換部130は、ステータ120の軸方向に積層された複数の電気機械変換素子層138を有する。複数の電気機械変換素子層138のそれぞれは、圧電材料板136と、圧電材料板136の表面に形成された複数の電極131、132、133、134とを含む。
電極131、132、133、134は、ステータ120の軸を中心とする円周方向に並んで配置される。電極131、132、133、134は、互いに同じセクタ状の形状を有して、圧電材料板136に対して円周方向に等間隔に配置される。
圧電材料板136は、駆動電圧が印加された場合に厚さを増加させる圧電材料により形成されている。電気機械変換素子層138は積層されているので、圧電材料板136の厚さの増加が加算されて、電気機械変換部130全体では軸方向の寸法が大きく変化する。なお、本実施形態では、電気機械変換素子層138は、4つの電極131、132、133、134を有するが、数および形状がこれらに限定されるわけではない。
圧電材料板136は、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛、水晶、ニオブ酸リチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、メタニオブ酸鉛、ポリフッ化ビニリデン、亜鉛ニオブ酸鉛、スカンジウムニオブ酸鉛等の圧電材料を含む。なお、多くの圧電材料は脆いので、りん青銅等の高弾性金属材料により形成して補強することが好ましい。また、圧電材料に駆動電圧を印加する場合に用いる電極131、132、133、134は、ニッケル、金等の電極材料を、鍍金、スパッタ、蒸着、厚膜印刷等の方法で、圧電材料板136の表面に直接に形成できる。
図4は、電気機械変換部130を含む振動体200の動作を示す斜視図である。振動体200は、屈曲軸110と、屈曲軸110により連結されたステータ120および保持部材150と、ステータ120および保持部材150に挟まれた電気機械変換部130とを有する。図4(a)、図4(b)、図4(c)および図4(d)の相互の間に記入された矢印は、振動体200の状態が遷移することを示すと共に、状態の遷移が循環して振動体200が周期的に動作することを示す。
電極131、132、133、134のいずれかに対して駆動電圧が印加された場合、電気機械変換部130の軸方向の長さは、駆動電圧が印加された電極131、132、133、134に対応する部位で増加する。一方、駆動電圧が印加されていない電極131、132、133、134に対応する部位では、電気機械変換部130の軸方向の長さは変化しない。ステータ120は、電気機械変換部130の軸方向の長さが増加した部位において持ち上げられる。これにより、ステータ120は傾斜する。
電極131、132、133、134に対して順次駆動電圧が印加されると、電極131、132、133、134の対応する部位で、電気機械変換部130の軸方向の長さが順次増加する。例えば、電極131、132、133、134に対して、1/4πずつ位相が異なる交流電圧が印加される。これにより、電気機械変換部130は、図4(a)、図4(b)、図4(c)、図4(d)に示すように、ステータ120を傾けつつ、傾けた方向を回転させる。
電気機械変換部130は、ステータ120の回転の固有振動数と略同一の駆動振動数で駆動されることが好ましい。これにより、駆動電圧に対して、ロータ160を効率よく回転させることができる。換言すれば、目的とする電気機械変換部130の駆動振動数に対して、ステータ120の回転の固有振動数を略同一にすることが好ましい。
ロータ160は、ステータ120に対して、定常的に当接している。このため、ロータ160は、傾斜方向を周回させつつ揺動するステータ120から摩擦駆動力を得て回転する。ロータ160は、傾斜方向の回転と逆に回転する。
図5は、図2の変形例を示す。振動アクチュエータ100の縦断面図である。なお、以下に説明する部分を除くと、振動アクチュエータ100構造は、図1から図4までに示した振動アクチュエータ100と共通である。そこで、共通の要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省く。
この振動アクチュエータ100においても、屈曲軸110は、連結穴122に挿通された上で、ネジ山部116で基台190のネジ穴196に螺着される。この屈曲軸110に対して保持部材150は固定されておらず、屈曲軸110を挿通された上で、その屈曲軸に対して摺動自在に装着される。
また、この振動アクチュエータ100は、保持部材150を、上方に向かって押し上げる付勢部材158を備える。即ち、付勢部材158は、下端をベースプレート192に当接させ、上端を保持部材150の下面に当接させている。また、付勢部材158は、自身が伸長するように圧縮された状態で装着される。これにより、電気機械変換部130は、保持部材150を介して付勢部材158によりステータ120に押し付けられる。
ここで、付勢部材158は、電気機械変換部130の伸縮力により殆ど変形しない強度を有してもよい。従って、電気機械変換部130が伸縮した場合に、その振動が、ロータ160に効率よく伝達される。
なお、電気機械変換部130の強度が十分に高い場合は、保持部材150を省いて、付勢部材158の上端が、電気機械変換部130を直接に押し上げる構造とすることもできる。これにより、振動アクチュエータ100の部品点数を削減できる。
また、このような構造では、屈曲軸110に装着したステータ120、保持部材150等が屈曲軸110から抜け落ちることを防止する大径部、フランジ等を屈曲軸110の端部に形成配することができる。これにより、屈曲軸110の一端から振動アクチュエータ100を組み立てることができるので、生産性も高い。
図6は、他の実施形態に係る振動アクチュエータ300の縦断面図である。なお、図6に示した振動アクチュエータ300の構成要素は、図1乃至図4に示した振動アクチュエータ100の構成要素のうちの同一の名称の構成要素と同じ構造および作用を有してもよい。また、説明の便宜の為に、図面に表示されている上側の一端を上端、下側の他端を下端と記載する。しかしながら、これらの記載は、振動アクチュエータ300が図示された上下方向に限って使用されることを意味するものではない。
振動アクチュエータ300は、屈曲軸310、屈曲軸310に対して同軸に配置されたステータ320、電気機械変換部330およびロータ360を備える。また、振動アクチュエータ300は、配線基板340、保持部材350、軸受け部材 および付勢部材220を備える。屈曲軸310およびステータ320を除く全ての構成要素、特に、電気機械変換部330およびロータ360は、ステータ320の駆動面324の側に配置される。
ステータ320は、円板状の形状を有して、平面である駆動面324を有する。また、ステータ320は、中心を貫通する連結穴322を有する。保持部材350は、屈曲軸310が挿通される貫通穴を中央に有する。屈曲軸310は、連結穴322および貫通穴に挿通されて、両端のネジ山に螺着された係止ナット311、313により、ステータ320および保持部材350を連結させる。
電気機械変換部330は、軸方向において、ステータ320および保持部材350の間に挟まれて設けられる。電気機械変換部330は、円筒状の形状を有して、中心を貫通する穴を有する。電気機械変換部330の外径は、ステータ320の外径よりも小さい。
これにより、電気機械変換部330の上端は、駆動面324に当接する。また、電気機械変換部330の下端は、配線基板340を介して、保持部材350の上面に当接する。配線基板340は、保持部材350の径方向の外側まで延在して、接続ケーブル342を介して外部に電気的に結合される。
ロータ360は、ロータ360の軸方向において、ステータ320と保持部材350との間に設けられる。ロータ360は、円板状の形状を有して、外周面に歯部382を有する。
軸受け部材210は、段差状の軸受け部302を有して、配線基板340を介して保持部材350の上面に配置される。軸受け部材210は、軸受け部302においてロータ360の下面および内面の一部に当接して、軸方向にも径方向にもロータ360を支持する。
付勢部材220は、ロータ360の上部と駆動面324との間に配置される。付勢部材220は軸方向に弾性を有して、下部をロータ360に結合される一方、上端の被駆動部222を駆動面324に向かって付勢する。ステータ320および付勢部材220により、駆動面324の変位が被駆動部222に伝達される作用部304が形成される。
電気機械変換部330は、図3に示した電気機械変換部130と同じ構造であってもよい。電気機械変換部330は、ステータ120を傾けつつ、傾けた方向を回転させる。
付勢部材220は、被駆動部222を駆動面324に定常的に当接させているので、揺動するステータ320から摩擦駆動力を得て周方向に回転する。ロータ360は、付勢部材220に結合されているので、付勢部材220と共に回転する。歯部382は、ロータ360の回転を外部に伝達する。
図7は、振動アクチュエータ300の変形例の縦断面図である。なお、図6に示した振動アクチュエータ300と同一の構成要素には同じ参照番号を付す。また、以下に説明する部分を除き、図7に示した振動アクチュエータ300は、図6に示した振動アクチュエータ300と同じ構造および作用を有する。
振動アクチュエータ300は、軸受け部材210と保持部材350との間に設けられた付勢部材370を備える。付勢部材370は、配線基板340を介して下端で保持部材350に当接する。また、付勢部材370は、軸方向に沿って、ロータ360をステータ320に付勢する。
このような構造により、ロータ360の上端面は、被駆動部362として駆動面324に当接して、作用部304を形成する。これにより、電気機械変換部330が発生させたステータ320の揺動が、ロータ360に直接に伝達され、ロータ360を回転させる。
図8は、振動アクチュエータ300の他の変形例の縦断面図である。なお、図6または図7に示した振動アクチュエータ300と同一の構成要素には同じ参照番号を付す。また、以下に説明する部分を除き、図8に示した振動アクチュエータ300は、図6または図7に示した振動アクチュエータ300と同じ構造および作用を有する。
振動アクチュエータ300は、軸受け部材210と保持部材350との間に設けられた付勢部材370と、ステータ320とロータ360との間に設けられた付勢部材220とを備える。保持部材350は、配線基板340からの接続ケーブル342が挿通された配線孔354と、電気機械変換部330を保持する保持部356とを有する。付勢部材370は、コイルばねにより形成されているが、他の種類のばねでもよい。
付勢部材370は、保持部材350の上面に形成された位置決め部391と軸受け部材210の下面に形成された位置決め部411との間に、圧縮した状態で装着される。これにより、付勢部材370は、軸受け部材210を介して、ロータ360を上方に向かって付勢する。
付勢部材220は、弾性を有して、ステータ320の変位をロータ360に伝達する。付勢部材220は、上端の被駆動部222を駆動面324に向かって付勢することにより、被駆動部222および駆動面324が相互に当接する作用部304が形成される。
このような構造により、付勢部材220は、電気機械変換部330によって駆動されて揺動するステータ320から摩擦駆動力を受けて回転する。ロータ360は、付勢部材220に結合されているので、付勢部材220と共に回転する。そして、ロータ360の回転は、歯部382を介して外部に伝達される。
図9は、振動アクチュエータ300の更に他の変形例の縦断面図である。なお、図6、図7または図8に示した振動アクチュエータ300と同一の構成要素には同じ参照番号を付す。また、以下に説明する部分を除き、図9に示した振動アクチュエータ300は、図6、図7または図8に示した振動アクチュエータ300と同じ構造および作用を有する。
振動アクチュエータ300は、ロータ360からステータ320への付勢力を調整する付勢力調整部230を備える。付勢力調整部230は、軸受け部材212およびネジ溝部214を有する。保持部材350は、ネジ山部351、配線孔354および保持部356を有する。
付勢力調整部230のネジ溝部214が保持部材350のネジ山部351に螺合する。これにより、付勢力調整部230は、保持部材350の外周面に装着される。付勢力調整部230がネジ溝部214に沿って回転させられた場合、付勢力調整部230は、保持部材350に対して軸方向に変位する。一方、電気機械変換部330およびステータ320と保持部356との相対位置は変化しないので、付勢部材220が被駆動部222を駆動面324に押し付ける力が変化する。
図10は、他の実施形態に係る振動アクチュエータ100の縦断面図である。振動アクチュエータ100は、中央の屈曲軸110に沿って下から順に配置された基台190、保持部材150、電気機械変換部130およびステータ120を備える。また、振動アクチュエータ100は、屈曲軸110の高さ方向中程において、電気機械変換部130の外側に付勢部材170を、付勢部材170の更に外側にロータ160を備える。また更に、振動アクチュエータ100は、基台190およびロータ160の間に歯車180を備える。
電気機械変換部130、ステータ120、電気機械変換部130、保持部材150、ロータ160、付勢部材170、歯車180および基台190は、屈曲軸110を中心にして同軸に配置される。また、屈曲軸110およびステータ120を除く全ての構成要素、特に、電気機械変換部130およびロータ160は、ステータ120の駆動面124の側に配置される。
屈曲軸110は、連結穴122に上方から挿通された上で、下端のネジ山部116で基台190のネジ穴196に螺着される。これにより、ステータ120は、基台190に対して連結される。連結された基台190およびステータ120は、相互に積み重ねられた歯車180、付勢部材170およびロータ160を挟む。
歯車180は、内側に形成された被支持面186において、軸受け部102から軸支される。これにより、歯車180は、軸受け部102の周りを回転し得る。また、軸受け部102は、ベースプレート192から隆起して形成されているので、歯車180はベースプレート192から離間する。これにより、歯車180は円滑に回転する。
ロータ160は、歯車180に上方から当接すると共に、下端のキー168をキー溝188に嵌合させる。これにより、ロータ160は、歯車180に対して軸方向には変位するが、回転方向には連れ回る。また、ロータ160は、上端の被駆動部162を駆動面124に下方から当接させる。これにより、ステータ120およびロータ160の間に作用部104が形成される。
付勢部材170は、下端を当接面184に、上端を被付勢部164にそれぞれ当接させ、当接面184および被付勢部164の間で圧縮される。これにより、ロータ160は、被付勢部164を介して上方に向かって付勢され、被駆動部162を駆動面124に押し付ける。
ステータ120および基台190の間において、保持部材150は、屈曲部114に対して固定される。保持部材150は、配線基板収容部152に配線基板140を収容する。配線基板140は、配線孔154、194を通る接続ケーブル142を介して、振動アクチュエータ100の外部に電気的に接続される。
保持部材150は、保持部156で電気機械変換部130の下端を支持する。電気機械変換部130の上端は、ステータ120の駆動面124に当接する。これにより、電気機械変換部130は、軸方向においてステータ120および保持部156の間に配置されると共に、ロータ160の径方向においてロータ160の内側に配置される。
なお、電気機械変換部130の下面の一部は、配線基板140に直接に対面する。このような構造により、電気機械変換部130は、接続ケーブル142および配線基板140を介して外部から駆動電圧を印加される。
ステータ120は、係止部112により上方への変位を規制されると共に、電気機械変換部130に向かって押し付けられる。ステータ120は、屈曲軸110側から順次、第1斜傾部125、可変部126および第2斜傾部127を有する。また、ステータ120は、下面の縁部に設けられた駆動面124と、駆動面124の内周側に設けられた被駆動面128とを有する。駆動面124は、第2斜傾部127のロータ160に対向する面、つまり第2斜傾部127の下面であってよい。被駆動面128は、第1斜傾部125の電気機械変換部130に対向する面、第1斜傾部125の下面であってよい。
可変部126は、屈曲軸110を中心とする環状をなす。つまり、第1斜傾部125は、屈曲軸110の周囲に形成され、第2斜傾部127は、第1斜傾部125の外周側に設けられ、第1斜傾部125とともに傾き、ロータ160に変位を伝える。
可変部126は、ステータ120の他の部位に比較すると厚さが薄く、曲げ剛性が低い。このため、ステータ120が首振り運動をした場合には、当該首振り運動に伴って生じる慣性力によって、可変部126は変形する。更に、可変部126は、変形することによって、第2斜傾部127の傾きを第1斜傾部125の傾きより大きくする。
なお、上記振動アクチュエータ100において、電気機械変換部130としては、図3に図示して説明したものをそのまま使用することができる。従って、重複する図面および説明は省く。
図11は、保持部材150、電気機械変換部130およびステータ120を含む振動体200の動作を示す斜視図である。振動体200は、屈曲軸110と、屈曲軸110により連結されたステータ120および保持部材150と、ステータ120および保持部材150に挟まれた電気機械変換部130とを有する。
なお、図11(a)、図11(b)、図11(c)および図11(d)の相互の間に記入された矢印は、振動体200の状態が遷移することを示す。また、当該矢印は、振動体200の状態の遷移が循環して振動体200が周期的に動作することも示す。
電極131、132、133、134のいずれかに対して駆動電圧が印加された場合、電気機械変換部130の軸方向の長さは、駆動電圧が印加された電極131、132、133、134に対応する部位で増加する。一方、駆動電圧が印加されていない電極131、132、133、134に対応する部位では、電気機械変換部130の軸方向の長さは変化しない。ステータ120は、電気機械変換部130の軸方向の長さが増加した部位において持ち上げられる。これにより、ステータ120は傾斜する。
電極131、132、133、134に対して順次駆動電圧が印加されると、電極131、132、133、134の対応する部位で、電気機械変換部130の軸方向の長さが順次増加する。例えば、電極131、132、133、134に対して、1/4πずつ位相が異なる交流電圧が印加される。これにより、電気機械変換部130は、図11(a)、図11(b)、図11(c)、図11(d)に示すように、ステータ120を傾けつつ、傾けた方向を回転させる。
振動アクチュエータ100において、ロータ160は、ステータ120に対して、定常的に当接している。このため、ロータ160は、傾斜方向を周回させつつ揺動するステータ120から摩擦駆動力を得て回転する。ロータ160は、傾斜方向の回転と逆に回転する。
なお、電気機械変換部130は、ステータ120の固有振動数と略同一の駆動振動数で駆動されることが好ましい。これにより、駆動電圧に対して、ロータ160を効率よく回転させることができる。換言すれば、目的とする電気機械変換部130の駆動振動数に対して、ステータ120の回転の固有振動数を略同一にすることが好ましい。
上記の実施形態において、可変部126を有するステータ120の共振周波数は、可変部126の無いステータ120に比較すると低くなる。従って、振動アクチュエータ100は、より低い駆動振動数で駆動され得る。
なお、上記振動アクチュエータ100において、電気機械変換部130としては、図3に図示して説明したものをそのまま使用することができる。従って、重複する図面および説明は省く。
図12は、振動アクチュエータ100が動作している場合のステータ120の振る舞いを示す断面図である。ステータ120は、図中では右側に位置する、屈曲軸110の軸方向に伸張した電気機械変換部130の上端面により第1斜傾部125を下方から押し上げられる。ステータ120の中心は、屈曲軸110の軸方向について係止されているので、第1斜傾部125は、屈曲軸110に直交する当初の位置に対して傾斜する。
可変部126は、ステータ120の他の部位に比較すると曲げ剛性が低いので、ステータ120が傾斜する首振り運動に伴って生じる慣性力によって変形する。ステータ120の首振り運動により可変部126が変形した場合、第2斜傾部127は、第1斜傾部125よりも大きく傾く。ロータ160は、第2斜傾部127に接して回転駆動されるので、大きく傾いた第2斜傾部127に回転駆動されたロータ160の回転速度はより速くなる。
また、ステータ120は可変部126を変形させつつ振動するので、屈曲軸110の軸方向について、屈曲軸110にステータが装着された位置に近い位置を中心とする振動モードがステータ120の振動に生じる。これにより、ステータ120はロータ160を効率よく駆動する。
なお、他の例において、ステータ120は、ロータ160に接する面に対して反対の面において肉薄化された可変部126を有してもよい。また、他の例において、ステータ120は、ステータ120の他の部位よりも曲げ剛性の低い材料で形成された可変部126を有してもよい。より具体的には、ゴム、エラストマ等の高分子材料、金属等の薄板、コイル等を用いて形成された可変部126を有してもよい。これにより、求められた変形量を発生しやすく可変部126を作製できる。
また、他の例として、振動アクチュエータ100は、可変部126において電気機械変換部130から変位を受ける構造を有してもよい。このような構造においても、可変部126は第2斜傾部127に変位を伝え、第1斜傾部125の傾きよりも大きく第2斜傾部127を傾けさせる。
更に他の例として、振動アクチュエータ100は、第2斜傾部127において電気機械変換部130から変位を受ける構造を有してもよい。このような構造においても、可変部126の変形により、第2斜傾部127を第1斜傾部125の傾きよりも大きく傾けさせることができる。
図13は、他の実施形態に係る振動アクチュエータ100の分解斜視図である。なお、以下の記載においては、説明の便宜の為に、図面に表示されている上側の一端を上端、下側の他端を下端と記載する。しかしながら、これらの記載は、振動アクチュエータ100が図示された方向に限って使用されることを意味するものではない。
振動アクチュエータ100は、傾きつつ、傾いた方向が回転する首振り運動するステータ120と、ステータ120を首振り運動させる電気機械変換部130と、ステータ120に対して、電気機械変換部130と同じ側に設けられ、ステータ120から変位を受けて回転するロータ160とを備える。更に、振動アクチュエータ100は、屈曲軸110、配線基板140、保持部材150、付勢部材170、歯車180および基台190を備える。
ステータ120は、中心を貫通する連結穴を有し、内側から同心円上に、円板状の基部121および円筒状の延伸部123を有する。基部121は、ロータ160の回転の半径方向において、電気機械変換部130より大きい。延伸部123は、ロータ160の回転の軸方向に延伸して、ロータ160に当接する。また、延伸部123は、基部121の外縁から軸方向に延伸して、軸方向の端部でロータ160に当接する。
電気機械変換部130は、円筒状の形状を有して、中心を貫通する穴を有する。電気機械変換部130の外径は、ステータ120の外径よりも小さい。
ロータ160は、被駆動部162、被付勢部164、円筒部166および複数のキー168を有する。円筒部166は、ステータ120の外径と略同じ外径を有する。また、円筒部166は、平坦な被駆動部162を上端面に、下方に突出した複数のキー168を下端面に、それぞれ有する。更に、ロータ160は、内面の上端近傍に、ロータ160の内側に向かって径方向に突出して、環状の水平面をなす被付勢部164を有する。
屈曲軸110は、上端の係止部112と、下端のネジ山部116と、係止部112およびネジ山部116を結合する屈曲部114とを有する。係止部112は、連結穴よりも大きな外径を有する。ネジ山部116は、ネジ山を有する。屈曲部114は、連結穴に挿通できる外径を有する。屈曲軸110は、ステータ120に結合され、ステータ120の首振り運動とともに屈曲する。
配線基板140は、環状の誘電体により形成される。配線基板140の外径は、電気機械変換部130の内径よりも大きく、電気機械変換部130の外径よりも小さい。
保持部材150は、屈曲部114を挿通し得る貫通穴を中央に有する。また、保持部材150は、配線基板140を収容する配線基板収容部152を上面に有する。更に、保持部材150は、配線基板収容部152の底面から、保持部材150の下面まで貫通する配線孔154を有する。また更に、保持部材150は、保持部材150の上端面に設けられた平坦な保持部156を有する。
付勢部材170は、円筒部166の内径よりも小さな外径を有して、電気機械変換部130の外径よりも大きな内径を有する。また、上下方向に伸縮する弾性を有する。本実施形態において、付勢部材170は、コイルばねにより形成されているが、上記の条件を満たせば、他の種類のばねにより形成されてもよい。
歯車180は、歯部182を外周に、平坦な当接面184を上端面に有する。当接面184は、付勢部材170の下面に当接し得る寸法を有する。また、歯車180は、キー168に嵌合するキー溝188を当接面の外周側縁部に有する。更に、歯車180は、環状の平滑な被支持面186を内面に有する。
基台190は、径の異なる円板が同軸に重ねられた形状を有する。また、基台190は、屈曲軸110のネジ山部116に螺合するネジ穴196を中央に有する。更に、基台190は、保持部材150の配線孔154に連通する位置に、上下面に貫通する配線孔194を有する。
また更に、基台190は、最下段に円板状のベースプレート192を有する。また、ベースプレート192から隆起した水平面に隣接して、最上段の周面に軸受け部102を有する。軸受け部102は、被支持面186の内径と等しい外径を有する。
図14は、振動アクチュエータ100の縦断面図である。振動アクチュエータ100は、中央の屈曲軸110に沿って下から順に配置された基台190、保持部材150、電気機械変換部130およびステータ120を備える。また、振動アクチュエータ100は、屈曲軸110の高さ方向中程において、電気機械変換部130の外側に付勢部材170を、付勢部材170の更に外側にロータ160を備える。更に、振動アクチュエータ100は、基台190およびロータ160の間に歯車180を備える。
電気機械変換部130、ステータ120、電気機械変換部130、保持部材150、ロータ160、付勢部材170、歯車180および基台190は、屈曲軸110を中心にして同軸に配置される。また、屈曲軸110を除く全ての構成要素は、ステータ120に対して同じ側に配される。
屈曲軸110は、ステータ120の連結穴に上方から挿通されて、下端のネジ山部116で基台190のネジ穴196に螺着される。これにより、ステータ120は、基台190に対して連結される。連結された基台190およびステータ120は、相互に積み重ねられた歯車180、付勢部材170およびロータ160を挟む。
歯車180は、被支持面186において、軸受け部102から軸支される。これにより、歯車180は、軸受け部102の周りを回転する。また、軸受け部102は、ベースプレート192から隆起して形成されているので、歯車180はベースプレート192から離間する。これにより、歯車180は円滑に回転する。
ロータ160は、下端面において歯車180に上方から当接する。このとき、キー168がキー溝188に嵌合する。これにより、ロータ160は、軸方向には歯車180に対して変位するが、回転方向には歯車180を連れ回る。また、ロータ160は、上端の被駆動部162をステータ120に下方から当接させる。これにより、ステータ120およびロータ160の間に作用部104が形成される。
付勢部材170は、下端を当接面184に、上端を被付勢部164にそれぞれ当接させ、当接面184および被付勢部164の間で圧縮される。これにより、ロータ160は、被付勢部164を介して上方に向かって付勢され、被駆動部162をステータ120に押し付ける。
保持部材150は、ステータ120および基台190の間において、屈曲部114に対して固定される。保持部材150は、配線基板収容部152に配線基板140を収容する。配線基板140は、配線孔154、194を通る接続ケーブル142を介して、振動アクチュエータ100の外部に電気的に接続される。
保持部材150は、保持部156で電気機械変換部130の下端を支持する。更に、電気機械変換部130の上端は、ステータ120の当接面119に当接する。これにより、電気機械変換部130は、軸方向においてステータ120および保持部156の間に配置されると共に、ロータ160の径方向においてロータ160の内側に配置される。また、ステータ120は、係止部112により上方への変位を規制されると共に、電気機械変換部130に向かって当接面119押し付けられる。
電気機械変換部130の下面の一部は、配線基板140に直接に対面する。これにより、電気機械変換部130は、配線基板140に電気的にも接続される。従って、電気機械変換部130は、接続ケーブル142を介して外部から駆動電力を供給される。
図15は、保持部材150、電気機械変換部130およびステータ120を含む振動体200の動作を示す斜視図である。振動体200は、屈曲軸110と、屈曲軸110により連結されたステータ120および保持部材150と、ステータ120および保持部材150に挟まれた電気機械変換部130とを含む。図15(a)、図15(b)、図15(c)および図15(d)の相互の間に記入された矢印は、振動体200の状態が遷移することを示すと共に、状態の遷移が循環して振動体200が周期的に動作することを示す。
電極131、132、133、134のいずれかに対して駆動電圧が印加された場合、電気機械変換部130の軸方向の長さは、駆動電圧が印加された電極131、132、133、134に対応する部位で増加する。一方、駆動電圧が印加されていない電極131、132、133、134に対応する部位では、電気機械変換部130の軸方向の長さは変化しない。ステータ120は、電気機械変換部130の軸方向の長さが増加した部位において持ち上げられる。これにより、ステータ120は傾斜する。
電極131、132、133、134に対して順次駆動電圧が印加されると、電極131、132、133、134の対応する部位で、電気機械変換部130の軸方向の長さが順次増加する。例えば、電極131、132、133、134に対して、1/4πずつ位相が異なる交流電圧が印加される。これにより、電気機械変換部130は、図15(a)、図15(b)、図15(c)、図15(d)に示すように、ステータ120を傾けつつ、傾けた方向を回転させる。
振動アクチュエータ100において、ロータ160は、ステータ120に対して、定常的に当接している。このため、ロータ160は、傾斜方向を周回させつつ揺動するステータ120から摩擦駆動力を得て回転する。ロータ160は、傾斜方向の回転と逆に回転する。
なお、電気機械変換部130は、ステータ120の固有振動数と略同一の駆動振動数で駆動されることが好ましい。これにより、駆動電圧に対して、ロータ160を効率よく回転させることができる。換言すれば、目的とする電気機械変換部130の駆動振動数に対して、ステータ120の回転の固有振動数を略同一にすることが好ましい。
なお、上記振動アクチュエータ100において、電気機械変換部130としては、図3に図示して説明したものをそのまま使用することができる。従って、重複する図面および説明は省く。
図16は、振動アクチュエータ100の部分断面図である。駆動電力を供給された電気機械変換部130に生じる首振り運動は、ステータ120の当接面119に伝えられる。ステータ120は、係止部112により上方への変位を規制されるので、屈曲軸110を屈曲させつつ揺動する。
また、屈曲軸110は、保持部材150により下部の屈曲を規制され、例えば、保持部材150の上端の高さが固定端となる。従って、屈曲軸110と共に揺動するステータの首振り運動の中心点は、保持部材150の上端と略同じ高さに配される。
これに対して、延伸部123は、図中に矢印Aで示すように、ロータ160に当接する端部の軸方向の位置を、屈曲軸110の固定端から軸方向に遠ざける方向に延伸する。換言すれば、延伸部123は、ロータ160に当接する端部の軸方向の位置を、ステータ120の首振り運動の中心点129から軸方向に遠ざける方向に延伸している。また、延伸部123は、図中に矢印Bで示すように、ロータ160に当接する端部の軸方向の位置を、電気機械変換部130と基部121との接触位置117から軸方向に遠ざける方向に延伸している。
以上のように、延伸部123が、首振り運動の中心点129または接触位置117から離れるように軸方向に延伸することによって、延伸部123の端部の変位を、電気機械変換部130で生じた変位に比べて大きくできる。ロータ160の円周方向における延伸部123の端部の変位を大きくすることによって、ロータ160を高速に回転させることができる。
図17は、振動アクチュエータ100を備えた撮像装置400の構造を模式的に示す縦断面図である。撮像装置400は、レンズユニット410およびボディ460を含む。レンズユニット410は、マウント450を介して、ボディ460に対して着脱自在に装着される。レンズユニット410は、光学部材420、光学部材420を収容する鏡筒430、および、鏡筒430の内部に設けられて光学部材420を駆動する振動アクチュエータを備える。
ボディ460は、メインミラー540、ペンタプリズム470、接眼系490を含む光学系を収容する。メインミラー540は、レンズユニット410を介して入射した入射光の光路上に傾斜して配置される待機位置と、入射光を避けて上昇する撮影位置(図中に点線で示す)との間を移動する。
待機位置にあるメインミラー540は、入射光の大半を、上方に配置されたペンタプリズム470に導く。ペンタプリズム470は、入射光の鏡映を接眼系490に向かって出射するので、フォーカシングスクリーン472に形成された映像を接眼系490から正像として見ることができる。入射光の残りは、ペンタプリズム470により測光ユニット480に導かれる。測光ユニット480は、入射光の強度およびその分布等を測定する。なお、ペンタプリズム470および接眼系490の間には、ファインダ液晶494に形成された表示画像を、フォーカシングスクリーンからの映像に重ねるハーフミラー492が配置される。
また、メインミラー540は、入射光の入射面に対する裏面にサブミラー542を有する。サブミラー542は、メインミラー540を透過した入射光の一部を、下方に配置された測距ユニット530に導く。これにより、メインミラー540が待機位置にある場合は、測距ユニット530が被写体までの距離を測定する。なお、メインミラー540が撮影位置に移動した場合は、サブミラー542も入射光の光路から退避する。
更に、入射光に対してメインミラー540の後方には、シャッタ520、光学フィルタ510および撮像素子500が順次配置される。シャッタ520が開放される場合、その直前にメインミラー540が撮影位置に移動するので、入射光は直進して撮像素子500に入射される。これにより、入射光の形成する画像が電気信号に変換される。
一方、レンズユニット410は、図中で左側にあたる入射端から鏡筒430内に順次配列された、フロントレンズ422、コンペンセータレンズ424、フォーカシングレンズ426およびメインレンズ428を含む光学系を有する。光学系は、鏡筒430に収容される。また、フォーカシングレンズ426およびメインレンズ428の間には、アイリスユニット440が配置される。
更に、レンズユニット410は、鏡筒430の内部に、振動アクチュエータ100を備える。振動アクチュエータ100は、光軸方向について鏡筒430の中程にあって相対的に小径なフォーカシングレンズ426の下方に配置される。これにより、鏡筒430の径を拡大することなく、振動アクチュエータ100は鏡筒430内に収容される。振動アクチュエータ100は、図示を省いた輪列を介してフォーカシングレンズ426を光軸方向に前進または後退させる。
上記のような撮像装置400において、レンズユニット410とボディ460とは電気的にも結合されている。従って、例えば、ボディ460側の測距ユニット530が検出した被写体までの距離の情報に応じて振動アクチュエータ100の回転を制御することにより、オートフォーカス機構を形成できる。また、測距ユニット530が振動アクチュエータ100の動作量を参照することにより、フォーカスエイド機構を形成することもできる。
なお、振動アクチュエータ100によりフォーカシングレンズ426を移動させる場合について例示したが、アイリスユニット440の開閉、ズームレンズのバリエータレンズ等を振動アクチュエータ100で駆動できることはいうまでもない。この場合も、電気信号を介して測光ユニット480、ファインダ液晶494等と情報を参照し合うことにより、振動アクチュエータ100は、露出の自動化、シーンモードの実行、ブラケット撮影の実行等に寄与する。
また、振動アクチュエータ100は、レンズユニット410の光軸に長手方向が平行になるように実装される。換言すれば、振動アクチュエータ100は、回転伝達軸144が水平になるように実装される。これにより、スペースの限られた鏡筒430の内部に振動アクチュエータ100を納めることができる。
従って、振動アクチュエータ100は、例えば、撮影機、双眼鏡等の光学系において、合焦機構、ズーム機構、手振れ補正機構等の駆動に好適に使用できる。また、精密ステージ、より具体的には電子ビーム描画装置、検査装置用各種ステージ、バイオテクノロジ用セルインジェクタの移動機構、核磁気共鳴装置の移動ベッド等の動力源に使用されうるが、用途がこれらに限られないことはいうまでもない。
上記のような振動アクチュエータ100、300は、ロータ160が、ステータ120に対して電気機械変換部130と同じ側にあるので、軸方向の長さを短くできる。また、ステータ120は、延伸部123の下端においてより大きく変位するので、ロータ160を高速に回転させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示していない限り、また、前の処理の出力を後の処理で用いない限り、任意の順序で実現し得ることに留意すべきである。請求の範囲、明細書、および図面の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。

Claims (23)

  1. 少なくとも1つの平面を有するステータと、
    前記ステータの前記平面側に設けられ、前記ステータを傾けつつ、傾ける方向を変化させて前記ステータに首振り運動させる電気機械変換部と、
    前記ステータの前記平面側に設けられ、前記ステータの変位を受けて回転するロータと
    を備える振動アクチュエータ。
  2. 前記ステータおよび前記ロータは、円形であって、同軸に設けられ、
    前記ロータは、前記ロータの軸に対して、前記電気機械変換部の外周側に設けられる請求項1に記載の振動アクチュエータ。
  3. 前記電気機械変換部を保持する保持部
    をさらに備え、
    前記電気機械変換部および前記ロータは、前記ロータの軸方向において、前記ステータと前記保持部との間に設けられる請求項2に記載の振動アクチュエータ。
  4. 前記ロータの半径方向において、前記電気機械変換部と前記ロータとの間に設けられ、前記ロータを半径方向に支持する軸受け部
    をさらに備える請求項3に記載の振動アクチュエータ。
  5. 前記ロータを前記ステータに対して付勢する付勢部材
    をさらに備える請求項4に記載の振動アクチュエータ。
  6. 前記付勢部材による、前記ロータから前記ステータへの付勢力を調整する付勢力調整部
    をさらに備える請求項5に記載の振動アクチュエータ。
  7. 前記ステータは、前記首振り運動に伴って生じる慣性力によって変形する可変部を有する請求項1に記載の振動アクチュエータ。
  8. 前記ステータは、
    第1斜傾部と、
    前記第1斜傾部の外周側に設けられ、前記第1斜傾部とともに傾き、前記ロータに変位を伝える第2斜傾部と
    をさらに有し、
    前記可変部は、前記第1斜傾部と前記第2斜傾部との間で変形可能に設けられ、変形することによって、前記第2斜傾部の傾きを前記第1斜傾部の傾きより大きくする請求項7に記載の振動アクチュエータ。
  9. 前記ステータは、内側から同心円上に前記第1斜傾部、前記可変部、および前記第2斜傾部を有する円板形状である請求項8に記載の振動アクチュエータ。
  10. 前記可変部は、前記ロータの軸方向に、前記第1斜傾部および前記第2斜傾部より薄い請求項9に記載の振動アクチュエータ。
  11. 前記第1斜傾部は、前記電気機械変換部から変位を受けて傾き、
    前記可変部は、前記第1斜傾部の変位を前記第2斜傾部に伝えて、前記第1斜傾部の傾きより大きく前記第2斜傾部を傾かせる請求項10に記載の振動アクチュエータ。
  12. 前記ステータは、前記ロータの回転の軸方向に延伸して、前記ロータに当接する延伸部を有する請求項1に記載の振動アクチュエータ。
  13. 前記ステータは、前記ロータの回転の半径方向において、前記電気機械変換部より大きい基部をさらに有し、
    前記延伸部は、前記基部の外縁から、前記軸方向に延伸する請求項12に記載の振動アクチュエータ。
  14. 前記ステータは、内側から同心円上に前記基部および前記延伸部を有し、
    前記延伸部は、前記軸方向の端部で、前記ロータに当接する請求項13に記載の振動アクチュエータ。
  15. 前記延伸部は、前記ロータに当接する端部の前記軸方向の位置を、前記電気機械変換部と前記基部との接触位置から前記軸方向に遠ざける方向に延伸している請求項14に記載の振動アクチュエータ。
  16. 前記延伸部は、前記ロータに当接する端部の前記軸方向の位置を、前記ステータの前記首振り運動の中心点から前記軸方向に遠ざける方向に延伸している請求項14に記載の振動アクチュエータ。
  17. 前記ステータに結合され、前記ステータの前記首振り運動とともに屈曲する屈曲軸をさらに備え、
    前記延伸部は、前記ロータに当接する端部の前記軸方向の位置を、前記屈曲軸の固定端から前記軸方向に遠ざける方向に延伸している請求項14に記載の振動アクチュエータ。
  18. 前記ステータの前記回転の固有振動数は、前記振動アクチュエータの動作時における前記電気機械変換部の駆動振動数と略同一である請求項1から請求項17までのいずれかに記載の振動アクチュエータ。
  19. 前記ステータと前記ロータとの間に設けられ、前記ステータの変位を前記ロータに伝達する、弾性を有する付勢部材
    をさらに備える請求項1から請求項17までのいずれかに記載の振動アクチュエータ。
  20. 前記電気機械変換部は、前記ステータの軸方向に積層された複数の電気機械変換素子層を有し、
    前記複数の電気機械変換素子層のそれぞれは、前記ステータの軸を中心とする円周方向に複数の配置された複数の電極を含む請求項1から請求項17までのいずれかに記載の振動アクチュエータ。
  21. 振動アクチュエータの使用方法であって、
    前記振動アクチュエータは、
    少なくとも1つの平面を有するステータと、
    前記ステータの前記平面側に設けられ、前記ステータを傾けつつ、傾ける方向を変化させる電気機械変換部と、
    前記ステータの前記平面側に設けられ、前記ステータの変位を受けて回転するロータと
    を備え、
    前記使用方法は、
    前記ステータの前記回転の固有振動数と略同一の駆動振動数で、前記電気機械変換部を駆動する段階
    を備える使用方法。
  22. 請求項1から請求項20に記載の振動アクチュエータと、
    光学部材、前記光学部材を収容するレンズ鏡筒とを備え、
    前記振動アクチュエータは、前記レンズ鏡筒の内部に設けられて、前記光学部材を駆動するレンズユニット。
  23. 請求項22に記載のレンズユニットと、
    前記レンズユニットによる像を撮像する撮像部と
    を備える撮像装置。
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