JP2009207254A - 振動アクチュエータ、レンズユニット、及び撮像装置 - Google Patents

振動アクチュエータ、レンズユニット、及び撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ロータの回転力を効率よく高めることができる振動アクチュエータを提供する。
【解決手段】振動アクチュエータ100は、回転軸周りに回転自在に配されたロータ160と、ロータ160に当接するステータ120と、回転軸方向に見て円状とされ、電力の供給を受けてステータ120に対して回転軸周りの変位を発生させることによりロータ160を回転させる電気機械変換部130と、ステータ120と共に電気機械変換部130を挟むベース部150と、電気機械変換部130とベース部150とに挟まれ、電気機械変換部130に電力を供給する配線板140と、を備え、配線板140は、電気機械変換部130の内周側から離間し、又は当該内周側に当接した内周部142と、内周部142と比して大きな力で電気機械変換部130の外周側に当接する外周部144とを有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、振動アクチュエータ、当該振動アクチュエータを備えるレンズユニット及び撮像装置に関する。
ステータが電気機械変換素子としての積層型の圧電素子上に配され、ロータがステータに当接された振動アクチュエータとしての超音波モータが知られている。この超音波モータでは、ロータが、圧電素子の伸縮振動によりステータに発生されるロータの回転軸周りの変位(進行波)によって回転される(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開平03−289375号公報 特開2002−291263号公報 特開2006−179578号公報
ここで、圧電素子の伸縮振動の振幅は、内周側から外周側へいくにつれて大きくなる。このため、圧電素子の表面の凹凸、起伏等に起因して、当該外周側の伸縮振動がロータに対して伝達され難い場合には、圧電素子における伸縮振動のロスが大きくなるので、ロータの回転力を効率よく高めることができない。上記事情に鑑み、ロータの回転力を効率よく高めることができる振動アクチュエータを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態において、振動アクチュエータは、回転軸周りに回転自在に配されたロータと、前記ロータに当接するステータと、回転軸方向に見て円状とされ、電力の供給を受けて前記ステータに対して回転軸周りの変位を発生させることにより前記ロータを回転させる電気機械変換部と、前記ステータと共に前記電気機械変換部を挟むベース部と、前記電気機械変換部と前記ベース部とに挟まれ、前記電気機械変換部に電力を供給する配線板と、を備え、前記配線板は、前記電気機械変換部の内周側から離間し、又は当該内周側に当接した内周部と、前記内周部と比して大きな力で前記電気機械変換部の外周側に当接する外周部とを有する。前記ステータは、前記電気機械変換部の内周側と向き合う凹部を有してもよい。
また、本発明の第2の形態において、振動アクチュエータは、回転自在に設けられたロータと、前記ロータに当接するステータと、回転軸方向に見て円状とされ、電力の供給を受けて前記ステータに対して回転軸周りの変位を発生させることにより前記ロータを回転させる電気機械変換部と、前記電気機械変換部と前記ステータとに挟まれ、前記電気機械変換部に電力を供給する配線板と、を備え、前記配線板は、前記電気機械変換部の内周側から離間し、又は当該内周側に当接した内周部と、前記内周部と比して大きな力で前記電気機械変換部の外周側に当接する外周部とを有することを特徴とする。上記振動アクチュエータは、前記ステータと共に前記電気機械変換部を挟み、前記電気機械変換部の反対側へ凹んだ凹部を、前記電気機械変換部の内周側に向き合わせたベース部を備えてもよい。
上記第1、第2の形態に係る振動アクチュエータにおいて、前記配線板の前記外周部を、前記配線板の前記内周部よりも厚くしてもよい。また、当該振動アクチュエータにおいて、前記配線板の前記外周部に前記電気機械変部に当接する電極を配し、前記配線板の前記内周部を前記電気機械変換部の反対側へ凹んだ凹部としてもよい。
また、当該振動アクチュエータにおいて、前記凹部を前記電気機械変換部から離間させてもよい。また、当該振動アクチュエータにおいて、前記配線板は、絶縁性のベースフィルムと、前記ベースフィルム上における前記電極より内周側に配された配線と、を備えてもよく、さらに、前記電極は、前記配線よりも前記電気機械変換部の側へ突出してもよい。また、前記電気機械変換部は、円盤形状の圧電素子層と、前記圧電素子の一方の面に配され、周方向に互いに離間した複数の駆動電極層と、前記圧電素子の他方の面に配されたグランド電極層との組が、複数積層されることにより形成されてもよく、積層された複数の前記駆動電極層および積層された複数の前記グランド電極層のそれぞれを導通する、前記電気機械変換部の外周壁部に配された導通部を有してもよい。
本発明の第3の形態において、レンズユニットは、光学部材と、前記光学部材を収容するレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒の内部に設けられて、前記光学部材を移動させる振動アクチュエータと、を備えるレンズユニットであって、前記振動アクチュエータは、回転軸周りに回転自在に配されたロータと、前記ロータに当接するステータと、回転軸方向に見て円状とされ、電力の供給を受けて前記ステータに対して回転軸周りの変位を発生させることにより前記ロータを回転させる電気機械変換部と、前記ステータと共に前記電気機械変換部を挟むベース部と、前記電気機械変換部と前記ベース部とに挟まれ、前記電気機械変換部に電力を供給する配線板と、を備え、前記配線板は、前記電気機械変換部の内周側から離間し、又は当該内周側に当接した内周部と、前記内周部と比して大きな力で前記電気機械変換部の外周側に当接する外周部とを有することを特徴とする。
本発明の第4の形態において、レンズユニットは、光学部材と、前記光学部材を収容するレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒の内部に設けられて、前記光学部材を移動させる振動アクチュエータと、を備えるレンズユニットであって、前記振動アクチュエータは、回転自在に設けられたロータと、前記ロータに当接するステータと、回転軸方向に見て円状とされ、電力の供給を受けて前記ステータに対して回転軸周りの変位を発生させることにより前記ロータを回転させる電気機械変換部と、前記電気機械変換部と前記ステータとに挟まれ、前記電気機械変換部に電力を供給する配線板と、を備え、前記配線板は、前記電気機械変換部の内周側から離間し、又は当該内周側に当接した内周部と、前記内周部と比して大きな力で前記電気機械変換部の外周側に当接する外周部とを有することを特徴とする。
本発明の第5の形態において、撮像装置は、光学部材と、前記光学部材を収容するレンズ鏡筒と、前記光学部材を移動させる振動アクチュエータと、前記光学部材によって結像された画像を撮像する撮像部と、前記振動アクチュエータおよび前記撮像部を制御する制御部と、を備える撮像装置であって、前記振動アクチュエータは、回転軸周りに回転自在に配されたロータと、前記ロータに当接するステータと、回転軸方向に見て円状とされ、電力の供給を受けて前記ステータに対して回転軸周りの変位を発生させることにより前記ロータを回転させる電気機械変換部と、前記ステータと共に前記電気機械変換部を挟むベース部と、前記電気機械変換部と前記ベース部とに挟まれ、前記電気機械変換部に電力を供給する配線板と、を備え、前記配線板は、前記電気機械変換部の内周側から離間し、又は当該内周側に当接した内周部と、前記内周部と比して大きな力で前記電気機械変換部の外周側に当接する外周部とを有することを特徴とする。
本発明の第6の形態において、撮像装置は、光学部材と、前記光学部材を収容するレンズ鏡筒と、前記光学部材を移動させる振動アクチュエータと、前記光学部材によって結像された画像を撮像する撮像部と、前記振動アクチュエータおよび前記撮像部を制御する制御部と、を備える撮像装置であって、前記振動アクチュエータは、回転自在に設けられたロータと、前記ロータに当接するステータと、回転軸方向に見て円状とされ、電力の供給を受けて前記ステータに対して回転軸周りの変位を発生させることにより前記ロータを回転させる電気機械変換部と、前記電気機械変換部と前記ステータとに挟まれ、前記電気機械変換部に電力を供給する配線板と、を備え、前記配線板は、前記電気機械変換部の内周側から離間し、又は当該内周側に当接した内周部と、前記内周部と比して大きな力で前記電気機械変換部の外周側に当接する外周部とを有することを特徴とする。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、本発明の第1実施形態に係る振動アクチュエータ100について説明する。図1には、本実施形態に係る振動アクチュエータ100が斜視図にて示されている。また、図2には、振動アクチュエータ100が、回転軸方向と直交する方向(以下、径方向という)から見た断面図にて示されている。なお、説明の便宜上、回転軸方向における駆動出力側を出力側、その反対側を非出力側と記載する。また、回転軸方向から振動アクチュエータ100を見た場合を平面視と記載する。また、径方向から振動アクチュエータ100を見た場合を側面視と記載する。
これらの図に示すように、振動アクチュエータ100は、ロータ160と、ステータ120と、電気機械変換部130と、ベース部150と、配線板140と、を備えている。ロータ160は、回転軸周りに回転自在に配されている。ステータ120は、ロータ160に当接する。
また、ステータ120は、電気機械変換部130の内周側と向き合う凹部124を有する。また、電気機械変換部130は、平面視にて円状とされ、電力の供給を受けてステータ120に対して回転軸周りの変位を発生させることによりロータ160を回転させる。また、ベース部150は、ステータ120と共に電気機械変換部130を挟む。
配線板140は、電気機械変換部130とベース部150とに挟まれ、電気機械変換部130に電力を供給する。配線板140は、電気機械変換部130の内周側から離間するか、又は当該内周側に当接する内周部142と、内周部142と比して大きな力で電気機械変換部130の外周側に当接する外周部144とを有する。配線板140の外周部144は、内周部142よりも厚くされている。また、内周部142は、電気機械変換部130の反対側へ凹んだ凹部とされている。また、内周部142は、電気機械変換部130から離間されている。
以下、本実施形態に係る振動アクチュエータ100の構成について詳細に説明する。図1及び図2に示すように、振動アクチュエータ100では、ベース部150、配線板140、電気機械変換部130、ステータ120、ロータ160、歯車180、トッププレート190、及びナット118が、非出力側から出力側へかけて記載順に配されている。これらは、平面視にて円状、あるいは、一部を除いて円状とされ、同軸に配されており、これらの軸心には、屈曲軸110が挿通されている。
屈曲軸110は、弾性変形可能な種々の金属材料、樹脂材料、セラミックス材料等により、円柱形状に形成されている。屈曲軸110の軸方向における非出力側の端部には、ネジ部112が形成され、ベース部150の軸心には、ネジ部112が螺合するネジ孔152が形成されている。また、ベース部150には、軸心に対して左右対称の直線部154が2面もしくは4面形成されている。この直線部154をレンチ等の工具で保持した状態で、該工具によりベース部150を屈曲軸110に対して相対的に回転させることによって、ベース部150と屈曲軸110とが組み付けられる。
また、ステータ120の軸心には、屈曲軸110が挿通される貫通孔122が形成されている。また、屈曲軸110における貫通孔122の非出力側には、フランジ部116が近接して配されている。フランジ部116は、平面視にて断面矩形状とされており、屈曲軸110から外径方向へ突出している。このフランジ部116を四角レンチ等の工具で保持した状態で、該工具により屈曲軸110をステータ120に対して相対的に回転させることによって、ステータ120と屈曲軸110とが組み付けられる。これによって、電気機械変換部130と配線板140とが、ベース部150とステータ120とにより締め付けられる。
ベース部150の円形状部分とステータ120との直径は略同一とされ、配線板140と電気機械変換部130との直径は、略同一であり、ベース部150の円形状部分とステータ120との直径より小さくされている。また、電気機械変換部130は積層型の圧電素子とされており、外周壁部には積層された電極を導通する導通部139が配されている。
また、電気機械変換部130の外周壁部とステータ120の非出力側の端面とには、キーとキー溝とを備える回り止め部135が設けられている。また、配線板140の外周壁部とベース部150の出力側の端面とには、キーとキー溝とを備える回り止め部146が設けられている。これにより、電気機械変換部130及び配線板140が、ステータ120及びベース部150に対して回転不能とされている。
なお、キーがステータ120側に設けられ、キー溝が電気機械変換部130側に設けられているが、これらは互いに逆側に設けられていてもよい。また、キーがベース部150側に設けられ、キー溝が電気機械変換部130側に設けられているが、これらは互いに逆側に設けられていてもよい。さらに、電気機械変換部130とステータ120、電気機械変換部130と配線板140、及び配線板140とベース部150とは接着してもよい。
ロータ160は、平面視にて円状の内周部166を備える略円筒形状とされている。ロータ160の下部の外周は、ステータ120の出力側の端面に当接している。
歯車180は、円周部に歯部182が形成され、内周部に非出力側へ突出したボス184が設けられている。このボス184は、円環状とされ、ロータ160の内周部166に対して軸方向へ移動可能に嵌合している。ここで、ボス184と内周部166とは、図示しないキーとキー溝とを備える回り止め部により屈曲軸110周りに相対回転不能とされている。このため、ロータ160と歯車180とは一体で回転する。
また、歯車180の軸心には、屈曲軸110の出力側が挿通される円孔186が形成されている。この円孔186は屈曲軸110の出力側の直径よりも大径とされており、歯車180は屈曲軸110からは不支持とされている。
トッププレート190は、円盤状とされ、屈曲軸110の出力側に嵌合する円孔192が軸心に形成されている。また、屈曲軸110及び円孔192には、キーとキー溝とを備える回り止め部194が設けられており、トッププレート190は、屈曲軸110に対して回転不能とされている。
トッププレート190の内周部には、非出力側へ突出したボス196が設けられている。これに対して、歯車180の出力側の端面には、ボス196と回転自在に嵌合する凹部としての軸受部188が形成されている。即ち、歯車180は、トッププレート190に回転自在に支持されている。
また、屈曲軸110の出力側端部には、ナット118が螺合するネジ部117が形成されている。なお、ナット118が屈曲軸110の出力側端部に結合された状態において、ロータ160、歯車180、及びトッププレート190は、ステータ120とナット118とから締め付けられてはいない。
ここで、ロータ160の内部には付勢部材170が配されている。また、ロータ160の内周部166における非出力側の端部には、内周側へ縮径した円環状のフランジ部168が形成されている。付勢部材170は、屈曲軸110の軸方向へ弾性収縮可能な圧縮コイルバネとされており、フランジ部168とボス184との間に弾性収縮した状態で挟み込まれている。これにより、ロータ160は非出力側へ付勢されてステータ120に当接する一方、歯車180及びトッププレート190は出力側へ付勢されてトッププレート190をナット118に当接させる。
また、ステータ120の内周部には出力側へ凹んだ凹部124が形成されている。即ち、ステータ120の内周部は、電気機械変換部130側が凹んだ凹部とされている。この凹部124は、平面視にて円状とされており、凹部124の周縁部126が、電気機械変換部130の出力側の端面における外周部に当接している。
また、配線板140の内周部142は、非出力側へ凹んだ凹部、即ち、電気機械変換部130側が凹み、ベース部150に当接した凹部とされている。この内周部142は、平面視にて円状とされており、内周部142の周縁部に相当する外周部144が、電気機械変換部130の非出力側の端面における外周部に当接している。なお、内周部142における凹部の深さは、電気機械変換部130の軸方向への変位量より大きくされており、駆動状態の電気機械変換部130と内周部142とは非接触とされている。
図3は、電気機械変換部130の分解斜視図である。この図に示すように、電気機械変換部130は、屈曲軸110の軸方向に積層された複数の電気機械変換素子層138を備えている。電気機械変換素子層138の各々は、圧電材料板136と、圧電材料板136の表面に形成された複数の電極131、132、133、134と、グランド電極137とを備えている。
電極131、132、133、134は、略セクタ状の同形状とされており、屈曲軸110の軸線周りに等間隔で配置されている。また、同符号が付された電極の全体同士が軸方向に重なり合うように、電気機械変換素子層138が積層されている。
また、グランド電極137は、圧電材料板136の電極形成面の裏側に形成されており、その一部が、電極133と電極134との間まで延びている。当該一部は、上記導通部139により配線板140のグランド電極143(図4参照)に接続されている。
圧電材料板136は、駆動電圧を印加された場合に伸張する圧電材料を含んでいる。具体的には、チタン酸チタン酸ジルコン酸鉛、水晶、ニオブ酸リチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、メタニオブ酸鉛、ポリフッ化ビニリデン、亜鉛ニオブ酸鉛、スカンジウムニオブ酸鉛等の圧電材料を含んでいる。なお、多くの圧電材料は脆いので、りん青銅等の高弾性金属材料で補強することが好ましい。また、上記電極は、ニッケル、金等の電極材料を用いて、鍍金、スパッタ、蒸着、厚膜印刷等の方法で、圧電材料の表面に直接に形成すればよい。
図4(A)には配線板140の側断面図を示している。また、図4(B)には配線板140の平面図を示している。これらの図に示すように、配線板140は、フレキシブルプリント配線板とされており、絶縁層としてのカバーレイ147と、カバーレイ147上に積層されたベースフィルム148とを備えている。ベースフィルム148上には複数の配線141及びグランド電極143及び複数の電極145が形成され、カバーレイ149が積層されている。
配線板140は、ベース部150と電気機械変換部130との間に挟み込まれる円環状の接続部1410と、接続部1410から外径側へ延びるケーブル部1420とを備えている。接続部1410の軸心には、屈曲軸110が挿通される円孔1430が形成されている。グランド電極143及び複数の電極145は、接続部1410の外周に沿って互いに離間して配されている。また、各配線141は、グランド電極143又は各電極145に接続されており、接続部1410の内周側を通ってケーブル部1420へ延び、あるいは、接続部1410とケーブル部1420との境界部の近傍からケーブル部1420へ延びている。
ここで、グランド電極143及び電極145は、配線141より厚くされ、また、配線141とカバーレイ149との合計厚さより厚くされており、配線141及びカバーレイ149より出力側へ突出している。これにより、配線板140におけるグランド電極143及び電極145が配された外周部144が、配線141が配された内周部142より出力側へ突出する。また、グランド電極143及び電極145が電気機械変換部130に当接する。
次に、本実施形態における作用について説明する。図5(A)〜(D)は、ステータ120及び電気機械変換部130の動作を誇張して示す斜視図である。図5(A)、図5(B)、図5(C)および図5(D)の相互の間に記入された矢印は、ステータ120及び電気機械変換部130の状態が遷移することを示すと共に、状態の遷移が循環してステータ120及び電気機械変換部130が周期的に動作することを示す。
電極131、132、133、134のいずれかに対して駆動電圧が印加された場合、電気機械変換部130の軸方向の長さは、駆動電圧が印加された電極131、132、133、134に対応する部位で増加する。一方、駆動電圧が印加されていない電極131、132、133、134に対応する部位では、電気機械変換部130の軸方向の長さは変化しない。ステータ120は、電気機械変換部130の軸方向の長さが増加した部位において持ち上げられる。これにより、ステータ120は傾斜する。
電極131、132、133、134に対して順次駆動電圧が印加されると、電極131、132、133、134に対応する部位で、電気機械変換部130の軸方向の長さが順次増加する。例えば、電極131、132、133、134に対して、1/4πずつ位相が異なる交流電圧が印加される。これにより、ステータ120の傾斜方向が、軸心周りの一方向へとシフトしていく。
ロータ160は、付勢部材170に付勢されて、ステータ120に対して定常的に当接している。このため、ロータ160は、傾斜方向を周回させつつ揺動するステータ120から摩擦駆動力あるいは軸周りの進行波を受けて回転する。また、ロータ160は、歯車180と一体で回転する。これにより、モータ駆動力が出力される。
ところで、電気機械変換部130における正の駆動電圧を印加された電極131、132、133、134の領域は、出力側へ変位する。一方、電気機械変換部130における負の駆動電圧を印加された電極131、132、133、134の領域は、非出力側へ変位する。また、電気機械変換部130の非出力側の端面は、ベース部150により固定保持されている。このため、電気機械変換部130の出力側の端面は、非出力側の端面に対して傾斜した状態となるので、電気機械変換部130の軸方向への変位は、内周側から外周側へかけて次第に大きくなる。
ここで、本実施形態では、配線板140の外周部144が内周部142より厚くされていることから、外周部144が、内周部142より大きな力で電気機械変換部130の非出力側の端面に当接している。このため、電気機械変換部130の出力側の端面における外周部が内周部より大きな力でステータ120の非出力側の端面に当接する。これによって、電気機械変換部130の出力側の端面内で変位の振幅が最大となる外周部において、ステータ120へ変位を伝達できるので、ロータ160を効率よく回転でき、モータ出力を効率よく高めることができる。
また、本実施形態では、配線板140の内周部142を電気機械変換部130の反対側へ凹んだ凹部としたので、内周部142と電気機械変換部130との押圧力をより減少させ、または内周部142を電気機械変換部130から離間できる。これによって、より確実に、外周部144を電気機械変換部130に対して当接できるので、ロータ160をより一層効率よく回転でき、モータ出力をより一層効率よく高めることができる。
また、本実施形態では、グランド電極143、電極145を配線141及びカバーレイ149の合計厚さより厚くしてこれらより電気機械変換部130側へ突出させたことにより、グランド電極143、及び電極145を電気機械変換部130に確実に当接させることができる。よって、グランド電極143、電極145を周囲から突出するように厚く形成するという簡便な構成により確実に配線板140から電気機械変換部130へ電力を供給できる。
また、グランド電極143、電極145を電気機械変換部130に当接させ、且つ、カバーレイ149を電気機械変換部130から離間させることができる。即ち、カバーレイ147、149、ベースフィルム148と比較して硬いグランド電極143、電極145を電気機械変換部130に当接させることにより、外周部144と電気機械変換部130との当接圧を効率よく高めることができる。従って、ロータ160をより一層効率よく回転でき、モータ出力をより一層効率よく高めることができる。
また、本実施形態では、ステータ120の内周部に電気機械変換部130の反対側へ凹んだ凹部124が形成され、凹部124の周縁部126が、電気機械変換部130の出力側の端面における外周部に当接されている。これにより、電気機械変換部130の出力側の端面における外周部とステータ120の非出力側の端面における外周部との押圧力をより大きくできる。よって、電気機械変換部130の出力側端面内で変位の振幅が最大となる外周部において、ステータ120へ変位をより確実に伝達できるので、ロータ160をより一層効率よく回転でき、モータ出力をより一層効率よく高めることができる。
さらに、本実施形態では、積層された複数の電極131、132、133、134、及びグランド電極137を、電気機械変換部130の外周壁部に配された導通部139により導通させている。これにより、電気機械変換部130の内周側での配線作業を不要にできるので、電気機械変換部130の製造作業を容易化できる。
ところで、圧電材料板136の面全体をステータ120の面全体に当接させる場合には、表面粗さの影響で、圧電材料板136の面全体をステータ120の面全体に均一に当接できないことがある。この場合には、電気機械変換部130からステータ120への変位の伝達位置、伝達量にバラツキが生じるので、同じ仕様で製造された振動アクチュエータ100であっても、モータ出力、回転速度等の特性にバラツキが生じることがある。
これに対して、本実施形態では、圧電材料板136の外周部において、電気機械変換部130の径方向における所定位置の変位がステータ120に伝達される。これにより、電気機械変換部130から伝達される変位のバラツキを抑制でき、モータ出力および回転速度等の特性のバラツキを抑制できる。
また、本実施形態では、配線板140を電気機械変換部130とベース部150とにより締め付けることによって、配線板140を電気機械変換部130への電力供給が可能な状態で設置できる。即ち、配線板140を電気機械変換部130の外周壁部に接着、半田付け等により取り付ける作業を不要にできるので、製造工程における作業性を向上できる。ここで、配線板140は回り止め部146により回り止めされ、電気機械変換部130は回り止め部135により回り止めされるので、ステータ120、ベース部150による電気機械変換部130、配線板140の締め付け作業を容易化できる。
なお、本実施形態では、配線板140と電気機械変換部130とを同径としたが、配線板140の外周部144が電気機械変換部130の外周部に当接すればよく、配線板140を電気機械変換部130よりも小径又は大径としてもよい。また、本実施形態では、ベース部150、配線板140、電気機械変換部130、及びステータ120を、ロータ160の非出力側に配したが、ロータ160の出力側に配してもよい。
次に、本発明の第2実施形態に係る振動アクチュエータ200について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。図6には、本実施形態に係る振動アクチュエータ200が備える屈曲軸110、ステータ120、電気機械変換部130、配線板140、及びベース部150を示している。図3に示したように、電気機械変換部130は多数の電気機械変換素子層138を積層して形成されている。このため、例えば、ブランクパターンを含む電極131、132、133、134の層が積層されることにより、電気機械変換部130の出力側及び非出力側の端面が平坦ではなくなる場合がある。
電気機械変換部130は、内周側から外周側へかけて高さ寸法が減少している。ステータ120の非出力側の端面またはベース部150の出力側の端面が平坦な場合、これらの内周側において電気機械変換部130に当接するので、電気機械変換部130の伸縮振動の一部しか伝達されない。
これに対して、図6に示す振動アクチュエータ200では、ベース部150上の配線板140の内周部142が凹部とされている。従って、配線板140は、内周部142の外周側における特定の領域において電気機械変換部130の非出力側の端面に当接する。これにより、電気機械変換部130の内周側の高さ寸法が外周側より大きいにも関わらず、配線板140及びベース部150は、外周側で電気機械変換部130を支持する。
また、ステータ120は、内周部に凹部124を有する。従って、ステータ120は、凹部124の外周側における特定の領域において電気機械変換部130の出力側の端面に当接する。これにより、電気機械変換部130の内周側の高さ寸法が外周側より大きいにも関わらず、ステータ120は、外周側で電気機械変換部130から駆動される。
このような構造により、ステータ120は、電気機械変換部130の伸縮振動の振幅が最大となる位置において、効率よく駆動力を伝達される。また、電気機械変換部130の非出力側の端面および出力側の端面に起伏がある場合においても、ステータ120には電気機械変換部130の変位が確実に伝達される。
次に、本発明の第3実施形態に係る振動アクチュエータ300について説明する。なお、第1及び第2実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。図7には、本実施形態に係る振動アクチュエータ300が側断面図にて示されている。この図に示すように、本実施形態では、配線板140の内周部142における非出力側の端面が、出力側へ凹んだ凹部、即ち、ベース部150側が凹み、電気機械変換部130に当接した凹部とされている。つまり、配線板140の出力側の端面全体が、電気機械変換部130の非出力側の端面に当接している。
ここで、本実施形態においても、配線板140の外周部144が内周部142よりも厚くなっているので、外周部144が内周部142よりも大きな押圧力で電気機械変換部130の非出力側の端面に当接する。よって、上記実施形態と同様、電気機械変換部130の出力側の端面内で変位の振幅が最大となる外周部において、ステータ120へ変位が伝達されるので、ロータ160を効率よく回転でき、モータ出力を効率よく高めることができる。
次に、本発明の第4実施形態に係る振動アクチュエータ400について説明する。なお、第1〜第3実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。図8には、本実施形態に係る振動アクチュエータ400が側断面図にて示されている。この図に示すように、本実施形態では、配線板140が電気機械変換部130とステータ120との間に配されている。配線板140の内周部142における非出力側の端面は、出力側へ凹んだ凹部とされており、外周部144が電気機械変換部130の出力側の端面に当接されている。
また、ベース部150の出力側端面の内周部には非出力側へ凹んだ凹部156が形成されている。即ち、ベース部150の内周部は、電気機械変換部130側が凹んだ凹部とされている。この凹部156は、平面視にて円状とされており、凹部156の周縁部158が、電気機械変換部130の非出力側の端面における外周部に当接している。
次に、本実施形態における作用について説明する。本実施形態では、電気機械変換部130とステータ120との間に配された配線板140の外周部144が、内周部142よりも大きな押圧力で電気機械変換部130の出力側の端面に当接する。このため、上記実施形態と同様、電気機械変換部130の出力側端面内で変位の振幅が最大となる外周部において、ステータ120へ変位が伝達される。これによって、ロータ160を効率よく回転でき、モータ出力を効率よく高めることができる。また、本実施形態では、ステータ120への凹部の形成を不要にできるので、部品コストを低減できる。
また、本実施形態では、ベース部150における内周側の凹部156の周縁部158が、電気機械変換部130の非出力側の端面における外周部に当接されている。これにより、電気機械変換部130の非出力側の端面における外周部とベース部150の非出力側の端面における外周部との押圧力をより高くできる。よって、電気機械変換部130の出力側端面内で変位の振幅が最大となる外周部において、ステータ120へ変位をより確実に伝達できるので、ロータ160をより一層効率よく回転でき、モータ出力をより一層効率よく高めることができる。
なお、本実施形態では、配線板140の非出力側の端面における内周側を出力側へ凹んだ凹部としたが、配線板140の出力側の端面における内周側を非出力側へ凹んだ凹部としてもよい。この場合でも、配線板140の外周部144を、内周部142と比して大きな力で電気機械変換部130の外周側に当接させることができる。
次に、本発明の第5実施形態に係る撮像装置700について説明する。なお、第1〜第4実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。図9には、撮像装置700の概略構成が側断面図にて示されている。
撮像装置700は、光学部材420と、レンズ鏡筒430と、振動アクチュエータ100と、撮像部500と、制御部550と、を備える。レンズ鏡筒430は光学部材420を収容する。
振動アクチュエータ100は、光学部材420を移動させる。撮像部500は、光学部材420によって結像された画像を撮像する。制御部550は、振動アクチュエータ100および撮像部500を制御する。
また、撮像装置700は、光学部材420、レンズ鏡筒430、及び振動アクチュエータ100を備えるレンズユニット410と、ボディ460を含む。レンズユニット410は、マウント450を介して、ボディ460に対して着脱自在に装着される。
光学部材420は、図中で左側にあたる入射端から順次配列された、フロントレンズ422、コンペンセータレンズ424、フォーカシングレンズ426およびメインレンズ428を含む。フォーカシングレンズ426およびメインレンズ428の間には、アイリスユニット440が配置される。
振動アクチュエータ100は、光軸方向についてレンズ鏡筒430の中程にあって相対的に小径なフォーカシングレンズ426の下方に配置される。これにより、レンズ鏡筒430の径を拡大することなく、振動アクチュエータ100はレンズ鏡筒430内に収容される。振動アクチュエータ100は、例えばギア列を介してフォーカシングレンズ426を光軸方向に前進または後退させる。
ボディ460は、メインミラー540、ペンタプリズム470、接眼系490を含む光学部材を収容する。メインミラー540は、レンズユニット410を介して入射した入射光の光路上に傾斜して配置される待機位置と、入射光を避けて上昇する撮影位置(図中に点線で示す)との間を移動する。
待機位置にあるメインミラー540は、入射光の大半を、上方に配置されたペンタプリズム470に導く。ペンタプリズム470は、入射光の鏡映を接眼系490に向かって出射するので、フォーカシングスクリーンの映像を接眼系490から正像として見ることができる。入射光の残りは、ペンタプリズム470により測光ユニット480に導かれる。測光ユニット480は、入射光の強度およびその分布等を測定する。
なお、ペンタプリズム470および接眼系490の間には、ファインダ液晶494に形成された表示画像を、フォーカシングスクリーンの映像に重ねるハーフミラー492が配置される。表示画像は、ペンタプリズム470から投影された画像に重ねて表示される。
また、メインミラー540は、入射光の入射面に対する裏面にサブミラー542を有する。サブミラー542は、メインミラー540を透過した入射光の一部を、下方に配置された測距ユニット530に導く。これにより、メインミラー540が待機位置にある場合は、測距ユニット530が被写体までの距離を測定する。なお、メインミラー540が撮影位置に移動した場合は、サブミラー542も入射光の光路から退避する。
更に、入射光に対してメインミラー540の後方には、シャッタ520、光学フィルタ510および撮像部500が順次配置される。シャッタ520が開放される場合、その直前にメインミラー540が撮影位置に移動するので、入射光は直進して撮像部500に入射される。これにより、入射光の形成する画像が電気信号に変換される。これにより、撮像部500は、レンズユニット410によって結像された画像を撮像する。
撮像装置700において、レンズユニット410とボディ460とは電気的にも結合されている。従って、例えば、ボディ460側の測距ユニット530が検出した被写体までの距離の情報に基づいて振動アクチュエータ100の回転を制御することにより、オートフォーカス機構を形成できる。また、測距ユニット530が振動アクチュエータ100の動作量を参照することにより、フォーカスエイド機構を形成することもできる。振動アクチュエータ100および撮像部500は、制御部550により上記の通り制御される。
ここで、上述したように、振動アクチュエータ100のモータ出力を効率よく高めることができる。よって、オートフォーカス機構の駆動力を効率よく高めることができるので、省電力化すると共に、高駆動力でオートフォーカス機構を駆動することが可能となる。
なお、振動アクチュエータ100によりフォーカシングレンズ426を移動させる場合について例示したが、アイリスユニット440の開閉、ズームレンズのバリエータレンズの移動等を振動アクチュエータ100で駆動できることはいうまでもない。この場合も、電気信号を介して測光ユニット480、ファインダ液晶494等と情報を参照し合うことにより、振動アクチュエータ100は、露出の自動化、シーンモードの実行、ブラケット撮影の実行等に寄与する。また、本実施形態では、振動アクチュエータ100を備える撮像装置700を例に取って説明したが、振動アクチュエータ100に替えて、振動アクチュエータ200、300、400を備えてもよい。
以上のように、振動アクチュエータ100、200、300、400は、撮影機、双眼鏡等の光学系において、合焦機構、ズーム機構、手振れ補正機構等の駆動に好適に使用できる。さらに、精密ステージ、より具体的には電子ビーム描画装置、検査装置用各種ステージ、バイオテクノロジ用セルインジェクタの移動機構、核磁気共鳴装置の移動ベッド等の動力源に使用されうるが、用途がこれらに限られないことはいうまでもない。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明の第1実施形態に係る振動アクチュエータ100の斜視図を示す。 本発明の第1実施形態に係る振動アクチュエータ100の側断面図を示す。 電気機械変換部130の分解斜視図を示す。 (A)は配線板140の断面図、(B)は配線板140の平面図を示す。 (A)〜(D)は、ステータ120及び電気機械変換部130の動作を説明する斜視図を示す。 本発明の第2実施形態に係る振動アクチュエータ200の側断面図を示す。 本発明の第3実施形態に係る振動アクチュエータ300の側断面図を示す。 本発明の第4実施形態に係る振動アクチュエータ400の側断面図を示す。 本発明の第5実施形態に係る撮像装置700の概略構成の側断面図を示す。
符号の説明
100 振動アクチュエータ、110 屈曲軸、112 ネジ部、116 フランジ部、117 ネジ部、118 ナット、120 ステータ、122 貫通孔、124 凹部、126 周縁部、130 電気機械変換部、131 電極、132 電極、133 電極、134 電極、135 回り止め部、136 圧電材料板、137 グランド電極、138 電気機械変換素子層、139 導通部、140 配線板、1410 接続部、1420 ケーブル部、1430 円孔、141 配線、142 内周部、143 グランド電極、144 外周部、145 電極、146 回り止め部、147 カバーレイ、148 ベースフィルム、149 カバーレイ、150 ベース部、152 ネジ孔、154 直線部、156 凹部、158 周縁部、160 ロータ、166 内周部、168 フランジ部、170 付勢部材、180 歯車、182 歯部、184 ボス、186 円孔、188 軸受部、190 トッププレート、192 円孔、194 回り止め部、196 ボス、200 振動アクチュエータ、300 振動アクチュエータ、400 振動アクチュエータ、410 レンズユニット、422 フロントレンズ、424 コンペンセータレンズ、426 フォーカシングレンズ、428 メインレンズ、430 鏡筒、440 アイリスユニット、450 マウント、460 ボディ、470 ペンタプリズム、480 測光ユニット、490 接眼系、492 ハーフミラー、494 ファインダ液晶、500 撮像部、510 光学フィルタ、520 シャッタ、530 測距ユニット、540 メインミラー、542 サブミラー、550 制御部、700 撮像装置

Claims (13)

  1. 回転軸周りに回転自在に配されたロータと、
    前記ロータに当接するステータと、
    回転軸方向に見て円状とされ、電力の供給を受けて前記ステータに対して回転軸周りの変位を発生させることにより前記ロータを回転させる電気機械変換部と、
    前記ステータと共に前記電気機械変換部を挟むベース部と、
    前記電気機械変換部と前記ベース部とに挟まれ、前記電気機械変換部に電力を供給する配線板と、
    を備え、
    前記配線板は、前記電気機械変換部の内周側から離間し、又は当該内周側に当接した内周部と、前記内周部と比して大きな力で前記電気機械変換部の外周側に当接する外周部とを有することを特徴とする振動アクチュエータ。
  2. 前記ステータは、前記電気機械変換部の内周側と向き合う凹部を有することを特徴とする請求項1に記載の振動アクチュエータ。
  3. 回転自在に設けられたロータと、
    前記ロータに当接するステータと、
    回転軸方向に見て円状とされ、電力の供給を受けて前記ステータに対して回転軸周りの変位を発生させることにより前記ロータを回転させる電気機械変換部と、
    前記電気機械変換部と前記ステータとに挟まれ、前記電気機械変換部に電力を供給する配線板と、
    を備え、
    前記配線板は、前記電気機械変換部の内周側から離間し、又は当該内周側に当接した内周部と、前記内周部と比して大きな力で前記電気機械変換部の外周側に当接する外周部とを有することを特徴とする振動アクチュエータ。
  4. 前記ステータと共に前記電気機械変換部を挟み、前記電気機械変換部の反対側へ凹んだ凹部を、前記電気機械変換部の内周側に向き合わせたベース部を備えることを特徴とする請求項3に記載の振動アクチュエータ。
  5. 前記配線板の前記外周部を、前記配線板の前記内周部よりも厚くしたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の振動アクチュエータ。
  6. 前記配線板の前記外周部に前記電気機械変換部に当接する電極を配し、前記配線板の前記内周部を前記電気機械変換部の反対側へ凹んだ凹部としたことを特徴とする請求項5に記載の振動アクチュエータ。
  7. 前記凹部を前記電気機械変換部から離間させたことを特徴とする請求項6に記載の振動アクチュエータ。
  8. 前記配線板は、
    絶縁性のベースフィルムと、
    前記ベースフィルム上における前記電極より内周側に配された配線と、
    を備え、
    前記電極は、前記配線よりも前記電気機械変換部の側へ突出していることを特徴とする請求項6又は7に記載の振動アクチュエータ。
  9. 前記電気機械変換部は、円盤形状の圧電素子層と、前記圧電素子の一方の面に配され、周方向に互いに離間した複数の駆動電極層と、前記圧電素子の他方の面に配されたグランド電極層との組が、複数積層されることにより形成され、
    積層された複数の前記駆動電極層および積層された複数の前記グランド電極層のそれぞれを導通する、前記電気機械変換部の外周壁部に配された導通部を有することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の振動アクチュエータ。
  10. 光学部材と、
    前記光学部材を収容するレンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒の内部に設けられて、前記光学部材を移動させる振動アクチュエータと、
    を備えるレンズユニットであって、
    前記振動アクチュエータは、
    回転軸周りに回転自在に配されたロータと、
    前記ロータに当接するステータと、
    回転軸方向に見て円状とされ、電力の供給を受けて前記ステータに対して回転軸周りの変位を発生させることにより前記ロータを回転させる電気機械変換部と、
    前記ステータと共に前記電気機械変換部を挟むベース部と、
    前記電気機械変換部と前記ベース部とに挟まれ、前記電気機械変換部に電力を供給する配線板と、
    を備え、
    前記配線板は、前記電気機械変換部の内周側から離間し、又は当該内周側に当接した内周部と、前記内周部と比して大きな力で前記電気機械変換部の外周側に当接する外周部とを有することを特徴とするレンズユニット。
  11. 光学部材と、
    前記光学部材を収容するレンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒の内部に設けられて、前記光学部材を移動させる振動アクチュエータと、
    を備えるレンズユニットであって、
    前記振動アクチュエータは、
    回転自在に設けられたロータと、
    前記ロータに当接するステータと、
    回転軸方向に見て円状とされ、電力の供給を受けて前記ステータに対して回転軸周りの変位を発生させることにより前記ロータを回転させる電気機械変換部と、
    前記電気機械変換部と前記ステータとに挟まれ、前記電気機械変換部に電力を供給する配線板と、
    を備え、
    前記配線板は、前記電気機械変換部の内周側から離間し、又は当該内周側に当接した内周部と、前記内周部と比して大きな力で前記電気機械変換部の外周側に当接する外周部とを有することを特徴とするレンズユニット。
  12. 光学部材と、
    前記光学部材を収容するレンズ鏡筒と、
    前記光学部材を移動させる振動アクチュエータと、
    前記光学部材によって結像された画像を撮像する撮像部と、
    前記振動アクチュエータおよび前記撮像部を制御する制御部と、
    を備える撮像装置であって、
    前記振動アクチュエータは、
    回転軸周りに回転自在に配されたロータと、
    前記ロータに当接するステータと、
    回転軸方向に見て円状とされ、電力の供給を受けて前記ステータに対して回転軸周りの変位を発生させることにより前記ロータを回転させる電気機械変換部と、
    前記ステータと共に前記電気機械変換部を挟むベース部と、
    前記電気機械変換部と前記ベース部とに挟まれ、前記電気機械変換部に電力を供給する配線板と、
    を備え、
    前記配線板は、前記電気機械変換部の内周側から離間し、又は当該内周側に当接した内周部と、前記内周部と比して大きな力で前記電気機械変換部の外周側に当接する外周部とを有することを特徴とする撮像装置。
  13. 光学部材と、
    前記光学部材を収容するレンズ鏡筒と、
    前記光学部材を移動させる振動アクチュエータと、
    前記光学部材によって結像された画像を撮像する撮像部と、
    前記振動アクチュエータおよび前記撮像部を制御する制御部と、
    を備える撮像装置であって、
    前記振動アクチュエータは、
    回転自在に設けられたロータと、
    前記ロータに当接するステータと、
    回転軸方向に見て円状とされ、電力の供給を受けて前記ステータに対して回転軸周りの変位を発生させることにより前記ロータを回転させる電気機械変換部と、
    前記電気機械変換部と前記ステータとに挟まれ、前記電気機械変換部に電力を供給する配線板と、
    を備え、
    前記配線板は、前記電気機械変換部の内周側から離間し、又は当該内周側に当接した内周部と、前記内周部と比して大きな力で前記電気機械変換部の外周側に当接する外周部とを有することを特徴とする撮像装置。
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