JPWO2009041571A1 - 交差型導光路 - Google Patents
交差型導光路 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2009041571A1 JPWO2009041571A1 JP2009534402A JP2009534402A JPWO2009041571A1 JP WO2009041571 A1 JPWO2009041571 A1 JP WO2009041571A1 JP 2009534402 A JP2009534402 A JP 2009534402A JP 2009534402 A JP2009534402 A JP 2009534402A JP WO2009041571 A1 JPWO2009041571 A1 JP WO2009041571A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light guide
- guide path
- intersection
- side light
- exit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/10—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
- G02B6/12—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
- G02B6/122—Basic optical elements, e.g. light-guiding paths
- G02B6/125—Bends, branchings or intersections
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Optical Integrated Circuits (AREA)
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
Abstract
【課題】 簡単な構成で、2以上の導光路が交差する光量損失をこれまで以上に少なくすることを可能とした交差型導光路を提供すること。【解決手段】 第1の導光路11の入射側導光路11Aの幅寸法dと射出側導光路11Bの幅寸法dに対し、第1の導光路11の射出側導光路11Bの幅寸法W1および射出側導光路11Bの幅寸法W2がd<W1=W2に設定されている。第1の導光路11では入射側導光路11Aから射出され、前記交差点13を介して伝搬される光の殆どは、漏れなく射出側導光路11Bで取得され、第2の導光路12では入射側導光路12Aから射出され、前記交差点13を介して伝搬される光の殆どは、漏れなく射出側導光路12Bで取得される。このため、光量損失を大幅に低減することが可能となる。【選択図】図1
Description
本発明は、少なくとも2本の導光路が交差する交差点を備えた導光路に係わり特に交差点における光量の損失を低減する交差型導光路に関する。
導光路の交差部の損失を低減する発明としては、例えば以下の特許文献が存在している。
特許文献1では、導光路部分の屈折率n1と、交差部分の屈折率n2との関係を高くしてn2>n1となるように構成することにより実現している。
特許文献2および3に記載の発明は、ともに交差部の幅を他の部分よりも狭くしてスポットサイズを拡大することにより、損失を低減するというものである。
特開昭50−92149号公報
特開平5−60929号公報
特開2003−131054号公報
しかし、特許文献1に記載の発明では、導光路部分の屈折率と交差部分の屈折率を異なる材料で形成しなければならない。そのためには、例えば交差部分の樹脂を変更したり、または露光時間に比例して屈折率が変わる樹脂を用いたり、あるいはクラッドの相対屈折率を薄膜などで変化させたりする必要がある。しかし、いずれの場合も製造時において屈折率を変化させるための工程が別途必要になるという問題がある。
また特許文献2,3の場合には、交差部の幅を狭めるには導光路の寸法を徐々に絞る必要があるところ、入射側を絞った場合には、導光路内を全反射で進む光はかならずコアから漏れ出てしまうため、損失効率を低減させにくいという問題がある。
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、簡単な構成で、2以上の導光路が交差する光量損失をこれまで以上に少なくすることを可能とした交差型導光路を提供することを目的としている。
本発明は、少なくも2以上の導光路が交差点で交差する交差型導光路であって、
前記交差点の前後において、射出側の導光路の幅寸法が、これに対応する入射側の導光路の幅寸法よりも広いことを特徴とするものである。
前記交差点の前後において、射出側の導光路の幅寸法が、これに対応する入射側の導光路の幅寸法よりも広いことを特徴とするものである。
本願発明では、交差点において、射出側の幅寸法を広げるようにすることで光量の損失を減らすことができる。
しかも従来のように、導光路の寸法を交差点に近づくにつれて徐々に絞る必要がないため、導光路内を全反射で進む光がコアから漏れ出てしまうことがなく、損失効率を効果的に低減させることができる。
上記においては、前記射出側の導光路の幅方向の中心線が、前記入射側の導光路の幅方向の中心線に対し幅方向にシフトされることが好ましい。
上記手段では、入射側の中心線と射出側の中心線をシフトすることにより、射出側導光路自体の幅寸法の広がり過ぎを抑えることができる。すなわち、射出側度光路の幅寸法を最適なものとすることができる。
さらには、すべての射出側の導光路の幅寸法が、個々の対応する入射側の導光路の幅寸法よりも広いことが好ましい。
交差点で交わる複数の導光路のすべてについて、光量損失を低減させることが可能となる。
さらには、前記交差点で交差する第1の導光路と第2の導光路が設けられ、前記第1の導光路と第2の導光路との交差角度φが90°であるものが好ましい。
導光路は転写により形成されること多いが、その場合、交差角度が鋭角であるほど形状の正確な転写が困難となる。上記のように2本の導光路を交差角度90°で交差させることにより、所望の形状をより正確に転写した、性能の安定した導光路となる。
本発明の導光路では、射出側導光路の幅寸法を、入射側導光路の幅寸法よりも広げることで、ほぼすべての光を射出側導光路が取得することが可能となる。このため、交差点における光の漏れを防止することができ、光量の損失を大幅に低減することが可能となる。
また交差点における出射側導光路の幅寸法を、損失を低減するのに最適な幅寸法に設定することができる。このため、出射側導光路の幅寸法が必要以上に広くなることがなくなり、小型・軽量化が可能となる。
図1は本発明の第1の実施の形態を説明するための交差型導光路の平面図、図2は本発明の第2の実施の形態を説明するための交差型導光路の平面図である。
本発明の導光路は、例えば携帯電話などの電子機器内において、光源から放たれた光を特定のキースイッチまで導き、その周囲を照光して外部から見やすくするためのものとして利用される。
なお、以下においては省略して説明するが、本発明の交差型導光路10Aを構成する第1の導光路11、第2の導光路12および交差点13はすべて同じ材料で形成されており、従来の導光路と同様に、中心側に設けられたコアと、その外周側に設けられたクラッドを有している。
図1に示すように、交差型導光路10Aは、交差点13を挟んで、図示X(−)側に入射側導光路11Aを有し、図示X(+)側に射出側導光路11Bを有している。同様に、交差点13を挟んで、図示Y(−)側に入射側導光路12Aを有し、図示Y(+)側に射出側導光路12Bを有している。
入射側導光路11Aと射出側導光路11Bとが第1の導光路11を形成し、入射側導光路12Aと射出側導光路12Bとが第2の導光路12を形成している。
第1の実施の形態に示す交差型導光路10Aは、第1の導光路11と第2の導光路12とが互いに垂直に交差する場合を示している。このため、第1の導光路11では、光は入射側導光路11Aから前記交差点13を介して射出側導光路11Bに向かって伝搬され、第2の導光路12では、光は入射側導光路12Aから前記交差点13を介して射出側導光路12Bに向かって伝搬される。なお、前記交差点13は、下記の原点O、交点P1、交点Q1および交点R1で囲まれた部分が相当する。
前記交差点13には、壁面がないため、入射側導光路から交差点に入射する光は導光路の全反射角度θを最大として広がる。このため、以下に説明するように、射出側導光路11B,12Bの幅寸法を広くして光を可能な限り取得するようにすれば、交差点13における光の漏れによる損失を小さくすることが可能となる。
図1に示すように、第1の実施の形態では、第1の導光路11の入射側導光路11Aの幅寸法と射出側導光路11Bの幅寸法とを共にdとし、第1の導光路11の射出側導光路11Bの幅寸法W1と射出側導光路11Bの幅寸法とを共にW2とすると、前記dと前記W1,W2とはd<W1=W2の関係を有して構成されている。
このようにd<W1=W2に設定しておくと、第1の導光路11では入射側導光路11Aから射出され、前記交差点13を介して伝搬される光の殆どを、漏れなく射出側導光路11Bで取得することができ、同じく第2の導光路12では入射側導光路12Aから射出され、前記交差点13を介して伝搬される光の殆どを、漏れなく射出側導光路12Bで取得することが可能となる。このため、交差型導光路10Aにおける光量損失を大幅に低減することが可能となる。
ここで、第1の導光路11の入射側導光路11Aと第2の導光路12の入射側導光路12Aとの交点を原点O(座標(0,0))、第1の導光路11の入射側導光路11Aと第2の導光路12の射出側導光路12Bとの交点をP1、第2の導光路12の入射側導光路12Aと第1の導光路11の射出側導光路11Bとの交点をQ1、第1の導光路11の射出側導光路11Bと第2の導光路12の射出側導光路12Bとの交点をR1とする。このとき、入射側導光路11Aと12Aから角度θで射出される光線を、射出側導光路11Bと12Bのそれぞれで全て取り込む形状として前記交点P1、交点R1、交点Q1の各座標は以下のようになる。
θとしては、導光路内を光が全反射するときの全反射角度をとればよい。なお、第1の導光路21と第2の導光路22に入射する光の波長が異なる場合には、前記θは波長の短い方の全反射角度を選択する。また光に複数の波長が混在して含まれる場合には、θが最大となる波長が選択される。
したがって、第1の導光路11の射出側導光路11Bおよび第2の導光路12の射出側導光路12Bの幅寸法W1,W2は、
前記射出側導光路11B,12Bの幅寸法W1,W2が、数1以下になればなるほど光の漏れが多くなる。また数1以上になればなるほど、射出側導光路11Bの幅寸法W1,W2が広くなり、交差型導光路10Aとして大型化してしまう。よって、前記dとW1,W2とは、数1の関係を有することが好ましい。
このように、第1の実施の形態では、第1,第2の導光路11,12の射出側導光路11B,12Bの幅寸法W1,W2を、共に数1以上に設定しておくことが、光の漏れを防止する上では効果的である。
ただし、射出側導光路11B,12Bの幅寸法W1,W2を単に拡大しただけでは十分とはいえない。
すなわち、図1に示すように、2方向から光が入射する交差型導光路10Aの場合には、入射側導光路11Aの幅方向の中心線Lx−Lxを基準とした場合に、前記中心線Lx−Lxから交点Q1までの距離aと、中心線Lx−Lxから交点R1までの距離bとではa<bの関係がある。同様に、入射側導光路12Aの幅方向の中心線Ly−Lyを基準とした場合に、前記中心線Ly−Lyから交点P1までの距離aと、前記中心線Ly−Lyから交点R1までの距離bとではa<bの関係がある。
このため、以下に説明するように、射出側導光路11B,12Bの幅方向の中心線をシフトすることが好ましい。
すなわち、図1に示すように、第1の導光路11では、入射側導光路11Aの幅方向の中心線Lx−Lxに対し、射出側導光路11Bの幅方向の中心線La−Laが幅方向Y(−)に所定のシフト量cだけシフトされるように、前記射出側導光路11Bを設定する。同様に、第2の導光路12では、第2の導光路12の入射側導光路12Aの幅方向の中心線Ly−Lyに対し、射出側導光路12Bの幅方向の中心線Lb−Lbが幅方向X(+)に所定のシフト量cだけシフトされるように、前記射出側導光路12Bを設定する。
このように設定すると、単に幅寸法を広げるだけではなく、射出側導光路11B,12Bの幅寸法を上記数1で示す最適な幅寸法W1,W2に設定することができる。このため、必要以上に射出側導光路11B,12Bの幅寸法W1,W2が広がることがなくなり、無駄を少なくして交差型導光路10Aを小型化または軽量化することが可能となる。
なお、2本の交差する導光路の双方の射出側導波路の幅寸法を広げる構成としたが、本発明はこれに限られるものではなく、第1の導光路11の射出側導光路11Bと第2の導光路12の射出側導光路12Bいずれか一方の幅寸法W1,W2のみを広くする構成であってもよい。この場合、幅寸法W1,W2を広げた側の導光路の光量損失を低減することができることはいうまでもないことである。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図2に示す本発明の第2の実施の形態に示す交差型導光路10Bは、上記第1の実施の形態に示した交差型導光路10Aの変形例に相当するものである。このため、以下においては主に異なる点について説明する。
図2に示す本発明の第2の実施の形態に示す交差型導光路10Bは、上記第1の実施の形態に示した交差型導光路10Aの変形例に相当するものである。このため、以下においては主に異なる点について説明する。
図2に示す第2の実施の形態では、第1の導光路11の入射側導光路11Aの幅寸法d1と第2の導光路12の入射側導光路12Aの幅寸法d2とを異ならせた点(d1≠d2)が第1の実施の形態と相違している。
このため、第2の実施の形態では、図2中の交点P2、交点R2、交点Q2の各座標は以下のようになる。
よって、上記同様に第1の導光路11の射出側導光路11Bの幅寸法W1を数2以上に設定し、且つ第2の導光路12の射出側導光路12Bの幅寸法W2を数3以上に設定すると、光の漏れを防止することができる。
そして、第2の実施の形態においては、図2に示すように、第1の導光路11について、入射側導光路11Aの幅方向の中心線Lx−Lxに対し、射出側導光路11Bの幅方向の中心線La−Laが幅方向Y(−)に所定のシフト量c1だけシフトされるように、前記射出側導光路11Bを設定し、第2の導光路12については、第2の導光路12の入射側導光路12Aの幅方向の中心線Ly−Lyに対し、射出側導光路12Bの幅方向の中心線Lb−Lbが幅方向X(+)に所定のシフト量c2だけシフトされるように、前記射出側導光路12Bを設定する。
これにより、射出側導光路11B,12Bの幅寸法を上記数2、数3で示す最適な幅寸法W1、W2にそれぞれ設定することができる。よって、必要以上に射出側導光路11B,12Bの幅寸法W1、W2の広がりを抑え、交差型導光路10Bの小型化または軽量化を図ることが可能となる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図3は本発明の第3の実施の形態を説明するための交差型導光路の平面図である。第3の実施の形態に示す交差型導光路10Cが、上記第1および第2の実施の形態に示す交差型導光路10A,10Bと異なる点は、第1の導光路11と第2の導光路12とが垂直以外の関係で交差する点にある。
図3は本発明の第3の実施の形態を説明するための交差型導光路の平面図である。第3の実施の形態に示す交差型導光路10Cが、上記第1および第2の実施の形態に示す交差型導光路10A,10Bと異なる点は、第1の導光路11と第2の導光路12とが垂直以外の関係で交差する点にある。
第3の実施の形態では、交差点23を挟んで、図示X(−)側に第1の導光路21の入射側導光路21Aを示し、図示X(+)側に射出側導光路21Bを示している。また交差点23を挟んで、図示Y(−)側に、第2の導光路22の入射側導光路22Aを示し、図示Y(+)側に射出側導光路22Bを示している。なお、前記交差点23は、下記の原点O、交点P3、交点Q3および交点R3で囲まれた部分である。
ここで、第1の導光路21の入射側導光路21Aの幅寸法をd1、第2の導光路22の入射側導光路22Aの幅寸法をd2で示している。また第1の導光路21の中心線L1−L1と第2の導光路22の中心線L2−L2との間の交差角度をφとする。
次に、第1の導光路21の入射側導光路21Aと第2の導光路22の入射側導光路22Aとの交点を原点O(座標(0,0))とし、第1の導光路21の入射側導光路21Aと第2の導光路22の射出側導光路22Bとの交点をP3(座標(Px,Py))とし、第2の導光路22の入射側導光路22Aと第1の導光路21の射出側導光路21Bとの交点をQ3(座標(Qx,Qy))とし、第1の導光路21の射出側導光路21Bと第2の導光路22の射出側導光路22Bとの交点をR3(座標(Rx,Ry))とする。
すると、前記交点P3、交点Q3、交点R3の各座標の値は以下のようになる。
すると、前記交点P3、交点Q3、交点R3の各座標の値は以下のようになる。
このように、第1の導光路21と第2の導光路22とが交差するときの各交点P3、交点Q3、交点R3の座標を上記のように設定すれば、十分な幅寸法W1、W2を確保することができ、射出側導光路21B,22Bでは入射側導光路21A,22Aから入射する光を確実に取得することが可能となる。
なお、各交点P3、交点Q3、交点R3の座標は、必ずしも上記の値に完全に一致する必要はないが、可能な限り上記の値に近づけるようにすることで光量損失を低減することが可能となる。さらには、必要以上に射出側導光路の幅寸法が広がることを防止できるため、小型化ないしは軽量化することが可能となる。
またこの場合、図3に示すように、射出側導光路21B,22Bの幅方向の中心線La,Lbを、入射側導光路21A,22Aの幅方向の中心線L1,L2からそれぞれの幅方向に適度なシフト量c4,c5だけシフトさせることにより、さらなる光量損失の低減を図ることが可能である。
以下の実施例は、入射側導光路21A,22Aの幅寸法をd1=d2=0.05mm、交差角度をφ=90°、全反射角度をθ=10°とした場合である。
この場合、各交点P3、交点Q3、交点R3の座標は以下のようになる。
この場合、各交点P3、交点Q3、交点R3の座標は以下のようになる。
P3(Px,Py)=P3(−0.09,0.0053)
Q3(Qx,Qy)=Q3(0.050,0.022)
R3(Rx,Ry)=R3(0.069,0,129)
Q3(Qx,Qy)=Q3(0.050,0.022)
R3(Rx,Ry)=R3(0.069,0,129)
表1は本願発明と比較例とのシミュレーション結果を示している。
表1中、比較例1は射出側導光路21B,22Bの幅寸法W1,W2を入射側導光路21A,22Aの幅寸法d1,d2に一致させた場合、比較例2は単に射出側導光路21B,22Bの幅寸法W1,W2を入射側導光路22Aの幅寸法d1,d2よりも広げた場合をそれぞれ示している。また実施例1は射出側導光路21B,22Bの幅寸法W1,W2を広げるとともに射出側導光路21B,22Bの中心線L1,L2を幅方向に所定量だけシフトさせた場合を示している。
表1中、比較例1は射出側導光路21B,22Bの幅寸法W1,W2を入射側導光路21A,22Aの幅寸法d1,d2に一致させた場合、比較例2は単に射出側導光路21B,22Bの幅寸法W1,W2を入射側導光路22Aの幅寸法d1,d2よりも広げた場合をそれぞれ示している。また実施例1は射出側導光路21B,22Bの幅寸法W1,W2を広げるとともに射出側導光路21B,22Bの中心線L1,L2を幅方向に所定量だけシフトさせた場合を示している。
表1の比較例1と比較例2に示すように、単に射出側導光路21B,22Bの幅寸法W1,W2を入射側導光路21A,22Aの幅寸法d1,d2よりも広げただけでも光量損失を低減する効果を得ることができるが、0にすることはできない。
これに対し、本願発明である実施例1に示すように、さらに射出側導光路21B,22Bの幅方向の中心線をシフトさせることにより、光線としての漏れ損失を0にすることができることがわかる。
以上のように、本願発明では従来のように、導光路の寸法を交差点に近づくにつれて徐々に絞る必要がない。このため、導光路内を全反射で進む光がコアから漏れ出てしまうことがなく、損失効率を効果的に低減させることが可能である。
上記実施の形態では、2本の導光路が一つの交差点で交差する場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、2本以上の導光路が一つの交差点で交差する構成であってもよく、この場合多少計算が複雑になるが上記同様の方法により各交点の座標および射出側導光路の幅寸法を設定することが可能である。
また上記実施の形態では、射出側導光路について、幅方向の中心線のシフト量については求めていないが、最適なシフト量は前記したOPQRの座標から計算することができる。
10A,10B,10C 交差型導光路
11,21 第1の導光路
11A,21A 第1の導光路の入射側導光路
11B,21B 第1の導光路の射出側導光路
12,22 第2の導光路
12A,22A 第2の導光路の入射側導光路
12B,22B 第2の導光路の射出側導光路
13,23 交差点
d,d1,d2 入射側導光路の幅寸法
W,W1,W2 射出側導光路の幅寸法
θ 導光路の全反射角度
φ 第1の導光路と第2の導光路との交差角度
11,21 第1の導光路
11A,21A 第1の導光路の入射側導光路
11B,21B 第1の導光路の射出側導光路
12,22 第2の導光路
12A,22A 第2の導光路の入射側導光路
12B,22B 第2の導光路の射出側導光路
13,23 交差点
d,d1,d2 入射側導光路の幅寸法
W,W1,W2 射出側導光路の幅寸法
θ 導光路の全反射角度
φ 第1の導光路と第2の導光路との交差角度
Claims (4)
- 少なくとも2以上の導光路が交差点で交差する交差型導光路であって、
前記交差点の前後において、射出側の導光路の幅寸法が、これに対応する入射側の幅寸法よりも広いことを特徴とする交差型導光路。 - 前記射出側の導光路の幅方向の中心線が、前記入射側の導光路の幅方向の中心線に対し幅方向にシフトされている請求項1記載の交差型導光路。
- すべての射出側の導光路の幅寸法が、個々の対応する入射側の導光路の幅寸法よりも広い請求項1記載の交差型導光路。
- 前記交差点で交差する第1の導光路と第2の導光路が設けられ、前記第1の導光路と第2の導光路との交差角度φが90°である請求項1に記載の交差型導光路。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007251403 | 2007-09-27 | ||
JP2007251403 | 2007-09-27 | ||
PCT/JP2008/067414 WO2009041571A1 (ja) | 2007-09-27 | 2008-09-26 | 交差型導光路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2009041571A1 true JPWO2009041571A1 (ja) | 2011-01-27 |
Family
ID=40511451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009534402A Withdrawn JPWO2009041571A1 (ja) | 2007-09-27 | 2008-09-26 | 交差型導光路 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20100166369A1 (ja) |
JP (1) | JPWO2009041571A1 (ja) |
CN (1) | CN101809478A (ja) |
TW (1) | TW200931088A (ja) |
WO (1) | WO2009041571A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9360622B2 (en) * | 2014-01-27 | 2016-06-07 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Low loss optical crossing and method of making same |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003131054A (ja) * | 2001-10-24 | 2003-05-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 平面型光回路 |
JP2003329986A (ja) * | 2002-05-15 | 2003-11-19 | Fujitsu Ltd | 光変調器および光導波路デバイス |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5919908A (ja) * | 1982-07-26 | 1984-02-01 | Masayuki Izutsu | 光学的温度センサ |
US4674827A (en) * | 1982-05-20 | 1987-06-23 | Masayuki Izutsu | Slab-type optical device |
US6061487A (en) * | 1997-04-30 | 2000-05-09 | Nok Corporation | Optical waveguide circuit, optical branched waveguide circuit, and optical modulator |
JPH1138243A (ja) * | 1997-07-16 | 1999-02-12 | Nok Corp | 光分岐導波路 |
EP1060423B1 (en) * | 1998-03-04 | 2010-06-02 | JDS Uniphase Corporation | Optical couplers for multimode fibers |
EP1656573A1 (en) * | 2003-08-19 | 2006-05-17 | Ignis Technologies AS | Integrated optics spot size converter and manufacturing method |
-
2008
- 2008-09-25 TW TW097136888A patent/TW200931088A/zh unknown
- 2008-09-26 WO PCT/JP2008/067414 patent/WO2009041571A1/ja active Application Filing
- 2008-09-26 CN CN200880108811A patent/CN101809478A/zh active Pending
- 2008-09-26 JP JP2009534402A patent/JPWO2009041571A1/ja not_active Withdrawn
-
2010
- 2010-03-12 US US12/723,529 patent/US20100166369A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003131054A (ja) * | 2001-10-24 | 2003-05-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 平面型光回路 |
JP2003329986A (ja) * | 2002-05-15 | 2003-11-19 | Fujitsu Ltd | 光変調器および光導波路デバイス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20100166369A1 (en) | 2010-07-01 |
TW200931088A (en) | 2009-07-16 |
CN101809478A (zh) | 2010-08-18 |
WO2009041571A1 (ja) | 2009-04-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN111065953B (zh) | 具有双周期性光栅的衍射元件 | |
KR102350385B1 (ko) | 출사동 확장 회절 광학 웨이브가이딩 장치 | |
JP2021517265A (ja) | 射出瞳拡大器 | |
US9417388B2 (en) | Spot-size conversion optical waveguide | |
WO2013084564A1 (ja) | 光分岐素子および光分岐回路 | |
WO2023029319A1 (zh) | 一种增强现实衍射光波导和增强现实显示装置 | |
US9766399B2 (en) | Cross waveguide | |
Yang et al. | High-bandwidth and low-loss photonic crystal power-splitter with parallel output based on the integration of Y-junction and waveguide bends | |
JP2014130748A (ja) | 導光板及び面光源装置 | |
CN106842423A (zh) | 光合波分波元件以及光调制器 | |
CN114280790A (zh) | 一种衍射光波导器件及近眼显示设备 | |
KR20220147595A (ko) | 증강 현실 영상을 렌더링하기 위한 장치 및 그 장치를 포함하는 시스템 | |
JP2011039383A (ja) | 偏波無依存型光波長フィルタ、光合分波素子及びマッハツェンダ干渉器 | |
US20190331852A1 (en) | Cross optical waveguide structure and optical waveguide device | |
JP2006201298A (ja) | 光導波路と、それを用いた光通信部品 | |
WO2022029939A1 (ja) | フォトマスク、光導波路、光回路および光導波路の製造方法 | |
JPWO2009041571A1 (ja) | 交差型導光路 | |
CN218886215U (zh) | 一种光波导结构和头戴设备 | |
US20060127009A1 (en) | Waveguide turn for a waveguide circuit | |
CN114280791B (zh) | 一种衍射光波导器件及其制备方法 | |
WO2021120981A1 (zh) | 一种二维光波导、虚实光波合束器以及ar设备 | |
JP2010085564A (ja) | 光導波路回路及び光回路装置 | |
US8903208B2 (en) | Waveguide with reduced phase error and photonics device including the same | |
Meynard et al. | Design of Si3N4 waveguides and components to form an integrated optical network for retinal projection in thin augmented reality glasses | |
JP5644630B2 (ja) | 光導波路素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120529 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20120705 |