JPWO2009028406A1 - 巻線型コイル及び巻線型コイルの製造方法 - Google Patents

巻線型コイル及び巻線型コイルの製造方法 Download PDF

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Abstract

特性インピーダンスを自在に調整することができるとともに、特性インピーダンスのばらつきの発生を防止することができる巻線型コイル及び巻線型コイルの製造方法を提供する。1次ワイヤ部18Aと2次ワイヤ部18Bとが一定の距離だけ相互に離間した状態で巻芯部14の表面上を巻回され、かつ巻芯部14の同一表面上に隣接し巻回数の異なる前ターン部19Xの2次ワイヤ部18Bと次ターン部19Yの1次ワイヤ部18Aとが相互に密着している。

Description

本発明は、一対の巻線が巻回される巻線型コイル及び巻線型コイルの製造方法に関する。
従来の巻線型コイルとして、柱状の巻芯部とこの巻芯部の両端に設けられた鍔部とを備えたコア部材と、巻芯部の表面に巻回され1次コイル及び2次コイルで構成される一対のワイヤと、一対の鍔部に設けられ各コイルの端部がそれぞれ電気的に接続される電極部と、を備え、巻芯部の表面には、同じ巻ターンの1次コイルと2次コイルが互いに離間するようにして巻回されているものが知られている(下記特許文献1参照)。
特開2004−146671号公報
ところが、上記巻線型コイルは、平面状の巻芯部の表面にワイヤを巻回させており、各ワイヤを位置決めする手段が設けられていないので、各ワイヤが巻芯部の表面上を移動してしまうことがある。ワイヤが巻芯部の表面上を移動すると、ワイヤ間の距離と相関のある特性インピーダンスを自在に調整することができない。また、隣り合う一対のワイヤが離間しており静電容量にばらつきが生じるため、ワイヤの巻きばらつきによってはコイル全体の特性インピーダンスに大きなばらつきが生じるおそれがある。
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、特性インピーダンスを自在に調整することができるとともに、特性インピーダンスのばらつきの発生を防止することができる巻線型コイル及び巻線型コイルの製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、巻芯部と前記巻芯部の両端に設けられた鍔部とを含むコア部材と、前記巻芯部の表面に巻回され1次巻線部及び2次巻線部で構成される一対の巻線と、前記鍔部に設けられ前記巻線の前記1次巻線部及び前記2次巻線部の端部が接続される電極部と、を有する巻線型コイルであって、前記巻芯部に巻回された一対の前記巻線の前記1次巻線部と前記2次巻線部の間隔が相互に離間し、かつ、前記巻芯部の同一表面上に隣接し巻回数の異なる前記1次巻線部又は前記2次巻線部の一方と前記1次巻線部又は前記2次巻線部の他方とが相互に接触していることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、巻芯部と前記巻芯部の両端に設けられた鍔部とを含むコア部材と、前記巻芯部の表面に巻回され1次巻線部及び2次巻線部で構成される一対の巻線と、前記鍔部に設けられ前記巻線の前記1次巻線部及び前記2次巻線部の端部が接続される電極部と、を有する巻線型コイルの製造方法であって、一対の前記巻線は、前記1次巻線部と前記2次巻線部の間隔が相互に離間し、かつ、前記巻芯部の同一表面上に隣接し巻回数の異なる前記1次巻線部又は前記2次巻線部の一方と前記1次巻線部又は前記2次巻線部の他方とが相互に接触するように、前記巻芯部の表面に巻回されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の巻線型コイルの製造方法において、前記1次巻線部及び前記2次巻線部は、前記巻芯部の表面に先に巻回される前ターン部と、前記前ターン部の次に前記巻芯部の表面に巻回される次ターン部を有し、前記巻芯部の表面に巻回された前記前ターン部の前記1次巻線部又は前記2次巻線部の一方に接触する前記次ターン部の前記1次巻線部又は前記2次巻線部の他方は、前記巻芯部の表面に巻回された前記前ターン部の前記1次巻線部又は前記2次巻線部の一方に対して、前記前ターン部の前記1次巻線部又は前記2次巻線部の一方と前記次ターン部の前記1次巻線部又は前記2次巻線部の他方との巻軸方向に沿う中心間距離が前記1次巻線部又は前記2次巻線部の半径寸法となるように、巻回されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、巻芯部の表面には、一対の巻線の1次巻線部と2次巻線部の間隔が相互に離間した状態で巻回されるとともに、かつ、巻芯部の同一表面上に隣接し巻回数の異なる1次巻線部又は2次巻線部の一方と1次巻線部又は2次巻線部の他方とが相互に接触している。これにより、巻回数の異なる1次巻線部又は2次巻線部の一方が1次巻線部又は2次巻線部の他方に対して位置決めされることになり、相互に接触する1次巻線部又は2次巻線部の一方又は他方が巻芯部の表面上を移動することを防止できる。このように、巻芯部の表面上で一対の巻線の1次巻線部と2次巻線部の間隔を設けることにより、静電容量を自在に調整することができる。また、巻回数の異なる1次巻線部又は2次巻線部の一方と1次巻線部又は2次巻線部の他方を接触させることで、巻線の巻回数の異なる部位に存在する静電容量のばらつきを抑えることができ、ひいては巻線型コイルの特性インピーダンスのばらつきも抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、巻芯部の表面には、一対の巻線の1次巻線部と2次巻線部の間隔が相互に離間した状態で巻回されるとともに、かつ、巻芯部の同一表面上に隣接し巻回数の異なる1次巻線部又は2次巻線部の一方と1次巻線部又は2次巻線部の他方とが相互に接触している。これにより、巻回数の異なる1次巻線部又は2次巻線部の一方が1次巻線部又は2次巻線部の他方に対して位置決めされることになり、相互に接触する1次巻線部又は2次巻線部の一方又は他方が巻芯部の表面上を移動することを防止できる。このように、巻芯部の表面上で一対の巻線の1次巻線部と2次巻線部の間隔を設けることにより、静電容量を自在に調整することができる。また、巻回数の異なる1次巻線部又は2次巻線部の一方と1次巻線部又は2次巻線部の他方を接触させることで、巻線の巻回数の異なる部位に存在する静電容量のばらつきを抑えることができ、ひいては巻線型コイルの特性インピーダンスのばらつきも抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、巻芯部の表面に既に巻回された前ターン部の1次巻線部又は2次巻線部の一方に接触する次ターン部の1次巻線部又は2次巻線部の他方は、巻芯部の表面に既に巻回された前ターン部の1次巻線部又は2次巻線部の一方に対して、前ターン部の1次巻線部又は2次巻線部の一方と次ターン部の1次巻線部又は2次巻線部の他方との巻軸方向に沿う中心間距離が1次巻線部又は2次巻線部の半径寸法となるように、巻回される。これにより、次ターン部の1次巻線部及び2次巻線部の他方は、巻芯部の表面上の適正な位置に前ターン部の1次巻線部及び2次巻線部の一方に密着した状態で位置決めされる。この結果、巻線の巻回による乱れを防止して、巻線の安定した巻回を可能にすることができる。
本発明の一実施形態に係る巻線型コイルの構成を示した斜視図である。 本発明の一実施形態に係る巻線型コイルの巻芯部に対する巻線の巻回状態を示した斜視図である。 本発明の一実施形態に係る巻線型コイルの巻線を巻芯部に巻回するときの図2のA−A’間を示した説明図である。 本発明の一実施形態に係る巻線型コイル(巻ターン間の密着有り)と従来の巻線型コイル(巻ターン間の密着無し)の特性インピーダンスのばらつきを示したグラフである。
符号の説明
10 巻線型コイル
12 コア部材
14 巻芯部
16 鍔部
18 ワイヤ(巻線)
18A 1次ワイヤ部(1次巻線部)
18B 2次ワイヤ部(2次巻線部)
19X 前ターン部
19Y 次ターン部
20 電極部
次に、本発明の一実施形態に係る巻線型コイルについて、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、巻線型コイル10は、巻芯部14と巻芯部14の両端に設けられた鍔部16とを含むコア部材12を備えている。コア部材12は、磁性体あるいは非磁性体を焼結することにより形成されている。巻芯部14の表面は、凸部がなく平滑状(平面状)に形成されており、その表面には、一対のワイヤ(巻線)18が巻回されている。このワイヤ18は、1次ワイヤ部(1次巻線部)18Aと、2次ワイヤ部(2次巻線部)18Bと、で構成されている。また、鍔部16の周壁上には、電極部20が形成されている。この電極部20には、ワイヤ18の1次ワイヤ部18Aと2次ワイヤ部18Bの端部が熱圧着等の方法でそれぞれ接続されている。
電極部20は、Ag、Ag−Pd、Ag−Ptなどによる10μmから30μmの膜層と、その上に形成されたNi、Sn、Sn−Pdなどによる1μmから30μm程度のめっき層で構成されている。
なお、電極部20は、マスク等を用いた印刷やディップ、あるいはパターンを形成したゴムプレートへの転写等で形成してもよい。
ワイヤ18は、絶縁被覆を有し、Cu、Ag、Au等で構成されている。ワイヤ18は、1次ワイヤ部18Aと2次ワイヤ部18Bとが相互に離間した状態で、巻芯部14の表面上に巻回されている。そして、巻芯部14の同一表面上に隣接し巻回数の異なる1次ワイヤ部18A又は2次ワイヤ部18Bの一方と1次ワイヤ部18A又は2次ワイヤ部18Bの他方(巻ターン間)が相互に接触(密着)している。特に、本実施形態では、前ターン部19Xの2次ワイヤ部18Bと次ターン部19Yの1次ワイヤ部18A(巻ターン間)が相互に密着するように構成されている。
ここで、図3に示すように、巻芯部14の表面に巻回された前ターン部19Xの1次ワイヤ部18A又は2次ワイヤ部18Bの一方に接触する次ターン部19Yの1次ワイヤ部18A又は2次ワイヤ部18Bの他方は、巻芯部14の表面に巻回された前ターン部19Xの1次ワイヤ部18A又は2次ワイヤ部18Bの一方に対して、前ターン部19Xの1次ワイヤ部18A又は2次ワイヤ部18Bの一方と次ターン部19Yの1次ワイヤ部18A又は2次ワイヤ部18Bの他方との巻軸方向に沿う中心間距離dが1次ワイヤ部18A又は2次ワイヤ部18Bの半径寸法となるように、巻回される。特に、本実施形態では、1次ワイヤ部18Aと2次ワイヤ部18Bの径は略同一となるように設定されており、前ターン部19Xの2次ワイヤ部18Bと次ターン部19Yの1次ワイヤ部18Aの中心間距離dは、半径寸法(直径寸法の1/2)となるように設定されている。
次に、本発明の一実施形態に係る巻線型コイル10の製造方法について説明する。
図1及び図2に示すように、電極部20を形成した一方の鍔部16をチャック(図示省略)に固定し、巻線用ノズル(図示省略)から抽出されたワイヤ18の1次ワイヤ部18A及び2次ワイヤ部18Bの一方の端部を他方の鍔部16の電極部20に位置決めし、その状態でコア部材12を回転させることで(スピンドル方式にて)巻芯部14にワイヤを巻き付ける。そして、ワイヤ18を巻芯部14に巻き付けた後、ワイヤ18の1次ワイヤ部18A及び2次ワイヤ部18Bの他方の端部が一方の鍔部16の電極部20上に位置するように設定する。
ここで、ワイヤ18を巻芯部14に巻き付けるときには、巻芯部14の表面に、ワイヤ18の1次ワイヤ部18Aと2次ワイヤ部18Bとが任意の距離だけ相互に離間した状態で巻回する。このため、図3に示すように、ワイヤ18の1次ワイヤ部18Aと2次ワイヤ部18Bとの間には、コイル間隙間Sが形成される。このとき、巻芯部14の表面に巻回された前ターン部19Xの2次ワイヤ部18Bに接触する次ターン部19Yの1次ワイヤ部18Aが、巻芯部14の表面に巻回された前ターン部19Xの2次ワイヤ部18Bに対して、前ターン部19Xの2次ワイヤ部18Bと次ターン部19Yの1次ワイヤ部18Aとの巻軸方向に沿う中心間距離dが1次ワイヤ部18A(2次ワイヤ部18B)の半径寸法となるように、巻き付けられる。
ワイヤ18を巻芯部14に巻き付けた後、ワイヤ18の1次ワイヤ部18A及び2次ワイヤ部18Bの両端部を各電極部20に接続させる。この接続方法として、熱圧着が好ましい。これにより、ワイヤ18の1次ワイヤ部18A及び2次ワイヤ部18Bの両端部が潰されて電極最外層のSnとロウ付けされ、信頼性の高い接合が可能になる。このようにして、巻芯部14の同一表面上において相互に密着する前ターン部19Xの2次ワイヤ部18Bと次ターン部19Yの1次ワイヤ部18Aが相互に密着して巻き付けられて位置決めされるため、ワイヤ18の巻き乱れを防いで、特性インピーダンスのばらつきの少ない巻線型コイル20を得ることができる。
次に、本発明の一実施形態に係る巻線型コイル10の作用について説明する。
図1及び図2に示すように、1次ワイヤ部18Aと2次ワイヤ部18Bとが一定の距離だけ相互に離間した状態で巻芯部14の表面上を巻回され、かつ巻芯部14の同一表面上に隣接し巻回数の異なる前ターン部19Xの2次ワイヤ部18Bと次ターン部19Yの1次ワイヤ部18Aとが相互に密着しているため、前ターン部19Xの2次ワイヤ部18B又は次ターン部19Yの1次ワイヤ部18Aが巻芯部14の表面上を軸方向に移動して位置ずれしてしまうことを防止できる。これにより、各巻ターンを構成する1次ワイヤ部18Aと2次ワイヤ部18Bの離間距離が常に一定になるため、巻ターン間に存在する静電容量のばらつきを抑制することができ、巻線型コイル10の特性インピーダンスのばらつきも防止することができる。
ここで、図4に示すように、本実施形態の巻線型コイル(直径40μm、巻ターン間を密着させる構成)と先行技術である巻線型コイル(直径40μm、巻ターン間が密着されていない構成)とを比較すると、本実施形態の巻線型コイルは、先行技術である巻線型コイルと比較して、特性インピーダンスのばらつきを大幅に低減させていることが明確である。
また、図3に示すように、巻芯部14の表面に巻回された前ターン部19Xの2次ワイヤ部18Bに接触する次ターン部19Yの1次ワイヤ部18Aが、巻芯部14の表面に巻回された前ターン部19Xの2次ワイヤ部18Bに対して、前ターン部19Xの2次ワイヤ部18Bと次ターン部19Yの1次ワイヤ部18Aとの巻軸方向に沿う中心間距離dが1次ワイヤ部18A(2次ワイヤ部18B)の半径寸法となるように、巻き付けられる。これにより、次ターン部19Yの1次ワイヤ部18Aは、巻芯部14の表面上の適正な位置に前ターン部19Xの2次ワイヤ部18Bに密着した状態で位置決めされる。この結果、巻回による乱れを防止して、ワイヤ18の巻回を安定させることができる。
さらに、巻芯部14の表面上に巻き付けられる1次ワイヤ部18Aと2次ワイヤ部18Bとのコイル間隔を調整することにより、巻ターン間の静電容量を容易に変更することができる。

Claims (3)

  1. 巻芯部と前記巻芯部の両端に設けられた鍔部とを含むコア部材と、前記巻芯部の表面に巻回され1次巻線部及び2次巻線部で構成される一対の巻線と、前記鍔部に設けられ前記巻線の前記1次巻線部及び前記2次巻線部の端部が接続される電極部と、を有する巻線型コイルであって、
    前記巻芯部に巻回された一対の前記巻線の前記1次巻線部と前記2次巻線部の間隔が相互に離間し、かつ、
    前記巻芯部の同一表面上に隣接し巻回数の異なる前記1次巻線部又は前記2次巻線部の一方と前記1次巻線部又は前記2次巻線部の他方とが相互に接触していることを特徴とする巻線型コイル。
  2. 巻芯部と前記巻芯部の両端に設けられた鍔部とを含むコア部材と、前記巻芯部の表面に巻回され1次巻線部及び2次巻線部で構成される一対の巻線と、前記鍔部に設けられ前記巻線の前記1次巻線部及び前記2次巻線部の端部が接続される電極部と、を有する巻線型コイルの製造方法であって、
    一対の前記巻線は、前記1次巻線部と前記2次巻線部の間隔が相互に離間し、かつ、前記巻芯部の同一表面上に隣接し巻回数の異なる前記1次巻線部又は前記2次巻線部の一方と前記1次巻線部又は前記2次巻線部の他方とが相互に接触するように、前記巻芯部の表面に巻回されることを特徴とする巻線型コイルの製造方法。
  3. 前記1次巻線部及び前記2次巻線部は、前記巻芯部の表面に先に巻回される前ターン部と、前記前ターン部の次に前記巻芯部の表面に巻回される次ターン部を有し、
    前記巻芯部の表面に巻回された前記前ターン部の前記1次巻線部又は前記2次巻線部の一方に接触する前記次ターン部の前記1次巻線部又は前記2次巻線部の他方は、前記巻芯部の表面に巻回された前記前ターン部の前記1次巻線部又は前記2次巻線部の一方に対して、前記前ターン部の前記1次巻線部又は前記2次巻線部の一方と前記次ターン部の前記1次巻線部又は前記2次巻線部の他方との巻軸方向に沿う中心間距離が前記1次巻線部又は前記2次巻線部の半径寸法となるように、巻回されることを特徴とする請求項2に記載の巻線型コイルの製造方法。
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