JPWO2009028162A1 - キューブコーナー型再帰反射物品 - Google Patents

キューブコーナー型再帰反射物品 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2009028162A1
JPWO2009028162A1 JP2009529980A JP2009529980A JPWO2009028162A1 JP WO2009028162 A1 JPWO2009028162 A1 JP WO2009028162A1 JP 2009529980 A JP2009529980 A JP 2009529980A JP 2009529980 A JP2009529980 A JP 2009529980A JP WO2009028162 A1 JPWO2009028162 A1 JP WO2009028162A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cube
corner retroreflective
rhc
corner
retroreflective article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009529980A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4611442B2 (ja
Inventor
三村育夫
林智博
雨宮圭司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Carbide Industries Co Inc
Original Assignee
Nippon Carbide Industries Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Carbide Industries Co Inc filed Critical Nippon Carbide Industries Co Inc
Publication of JPWO2009028162A1 publication Critical patent/JPWO2009028162A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4611442B2 publication Critical patent/JP4611442B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/12Reflex reflectors
    • G02B5/122Reflex reflectors cube corner, trihedral or triple reflector type
    • G02B5/124Reflex reflectors cube corner, trihedral or triple reflector type plural reflecting elements forming part of a unitary plate or sheet

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Road Signs Or Road Markings (AREA)
  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Abstract

[課題] 本発明が解決しようとしている課題は、キューブコーナー素子の反射側面が2つの台形状の反射側面と1つの五角形または二等辺三角形状の反射側面から構成されており、基準平面に対する投影形状が四角形である四角形素子の再帰反射特性の改善にあり、特に、優れた入射角と回転角特性を有した四角形素子からなるキューブコーナー型再帰反射物品を提供することにある。[解決手段] キューブコーナー素子の反射側面が、2つの台形状の反射側面と1つの五角形または二等辺三角形状の反射側面から構成されており、基準平面に対する投影形状が四角形であるキューブコーナー型再帰反射素子が、互に1つの辺を共有して対をなしているキューブコーナー型再帰反射素子対が多数配置されてなるキューブコーナー型再帰反射物品において、台形状を有する反射側面(HAFCおよびHBGC)が共有する稜線(HC)の長さ(rHC)と他の稜線(HAおよびHB)の長さ(rHAおよびrHB)の比率(rHA/rHCおよびrHB/rHC)が0.5〜1.5であることを特徴とするキューブコーナー型再帰反射物品。

Description

本発明は交通標識、工事標識、再帰反射衣料用品、光学センサー反射器あるいは車両マーキングなどに好ましく用いることの出来る再帰反射物品に関し、優れた入射角特性、観測角特性および回転角特性を有する再帰反射物品に関する。
さらに詳しくは、交通標識などに好ましく用いることが出来る再帰反射シートであって、改善された入射角特性、観測角特性および回転角特性を有する再帰反射シートに関する。
キューブコーナー素子の反射側面が、2つの台形状の反射側面と1つの五角形または二等辺三角形状の反射側面から構成されており、基準平面に対する投影形状が四角形である四角形素子を構成する五角形または二等辺三角形状の反射側面の1つの辺(DEまたはAB)を互に共有して対をなしている四角形素子対が多数配置されてなるキューブコーナー型再帰反射物品に関しては従来から多くの提案がなされている。
例えば、田中の日本特許公開 特開昭51−082592号(特許文献1)、日本国特許 特公昭52−011200号(特許文献2)および日本国特許 特公昭58−005401(特許文献3)には、断面が四角形状のピンの先端に形成した四角形素子を多数束ねて作成したキューブコーナー型再帰反射物品において、該四角形素子の光学軸を傾斜することによって入射角特性を改善することが開示されている。具体的な光学軸の傾斜角度としては12度が開示されているが、如何なる角度の傾斜が好ましいのかは記載されていない。また、如何なる形状を有した四角形素子が好ましい入射角特性、観測角特性及び回転角特性を有するのかも記載されていない。
また、ヒーナン(Heenan)の米国特許第3,833,285号(特許文献4)、米国特許第3,873,184号(特許文献5)、米国特許第3,923,378号(特許文献6)、米国特許第3,926,402号(特許文献7)および米国特許第RE29,396号(特許文献8)には、プリズムの頂角に偏差を付与して観測角特性を改善する方法や、異なった方向の光学軸を持つ素子の組み合わせが開示されている。
さらに、ヒーナン(Heenan)の米国特許第6,015,214号(特許文献9)および米国特許第6,767,102号(特許文献10)には、薄板の端部に形成した四角形素子を多数重ね合わせたキューブコーナー型再帰反射物品において、該四角形素子の光学軸を傾斜することによって入射角特性を改善することが開示されている。
特許文献9の図28には、四角形素子の形状の変形の例が開示されている。第1の例は素子の頂点を中心から偏心(Apex Decentration)させた四角形素子が、また第2の例としては四角形素子の幅(boundary proportion)を広げた形状が、さらに、第3の例として光学軸を傾斜(Axis Cant)させた四角形素子の例示がされている。しかしながら、如何なる形状を有した四角形素子が好ましい入射角特性、観測角特性及び回転角特性を有するのかも記載されていない。
また、スミス(Smith)らの米国特許第5,981,032号(特許文献11)、米国特許第6,302,992号(特許文献12)、米国特許第6,884,371号、スミス(Smith)の(特許文献13)、米国特許第7,152,983号(特許文献14)、ベンソン(Benson)らによる米国特許第6,253,442号(特許文献15)、および、ルーテル(Luttrel)らによる米国特許第6,318,987号(特許文献16)には薄板(lamina)の端面にキューブコーナー素子を形成し、該薄板を多数組み合わせることにより四角形素子からなる再帰反射物品を製造するに用いる金型の形成方法が開示されている。
しかしながら、いずれの特許においてもいかなる形状の四角形素子を用いれば優れた再帰反射性能、特に、優れた入射角特性と回転角特性を付与できるかは開示されていない。
また、いずれの特許において開示された四角形素子の光学軸の傾斜方向は、四角形素子を構成する五角形または二等辺三角形形状の反射側面の1つの辺(DEまたはAB)と垂直な方向に限られている。
日本国特許 特開昭51−082592号 日本国特許 特公昭52−011200号 日本国特許 特公昭58−005401号 米国特許第3,833,285号明細書 米国特許第3,873,184号明細書 米国特許第3,923,378号明細書 米国特許第3,926,402号明細書 米国特許第RE29,396号明細書 米国特許第6,015,214号明細書 米国特許第6,767,102号明細書 米国特許第5,981,032号明細書 米国特許第6,302,992号明細書 米国特許第6,884,371号明細書 米国特許第7,152,983号明細書 米国特許第6,253,442号明細書 米国特許第6,318,987号明細書
本発明が解決しようとしている課題は、キューブコーナー素子の反射側面が2つの台形状の反射側面と1つの五角形または二等辺三角形状の反射側面から構成されており、基準平面に対する投影形状が四角形である四角形素子の再帰反射特性の改善にある。
特に、優れた入射角と回転角特性を有した四角形素子からなるキューブコーナー型再帰反射物品を提供することにある。
具体的な用途としては、交通標識、工事標識、再帰反射衣料用品、光学センサー反射器、車両ナンバープレートあるいは車両マーキングなどに好ましく用いることの出来る再帰反射物品を供給することにある。
本発明はキューブコーナー素子の反射側面が、2つの台形状の反射側面(HAFCおよびHBGC)と1つの五角形(HADEB)または二等辺三角形状(HAB)の反射側面から構成された四角形キューブコーナー素子が、互に1つの辺を共有して対をなして多数配置されてなるキューブコーナー型再帰反射物品に関し、優れた入射角と回転角特性を有したキューブコーナー型再帰反射物品を提供することにある。
従来から、上記の四角形素子はよく知られていたが、どのような形状の四角形素子が優れた入射角と回転角特性を有しているかは明らかではなかった。
一般にキューブコーナー型再帰反射素子の再帰反射は、キューブコーナー素子が持つ3つの反射側面上での3回の反射により光源に向かって再帰反射することが達成される。その際、効率的に再帰反射するためには再帰反射素子の3つの反射側面が実質的に等しい面積であることが好ましい。
また、入射角特性を改善する手段としては、素子の持つ光学軸を傾斜させることが有効であることが古くから知られている。しかしながら、光学軸の傾斜は素子の持つ反射側面の形状を変形させ、再帰反射素子の3つの反射側面の面積比を変化させるために再帰反射効率を低下させることが知られている。
さらに、優れた回転角特性を有するためには、投影形状が六角形状の、いわゆるフルキューブに近い形状が好ましい。このフルキューブ素子は3つの面が正方形状を有しており、3つの反射側面の面積が等しいだけではなく、反射側面の長手方向と短手方向の長さが等しくなるような形状が好ましい。
さらに、異なった方向に傾斜した光学軸を持つ再帰反射素子を組み合わせて用いることも回転角特性の改善に寄与する。従来公知の三角錐型再帰反射素子や四角形素子においては光学軸が互に反対方向に傾斜した2個の素子をペアとして用いることが一般に行なわれてきた。
しかしながら、従来公知の技術においては、反射側面の形状が不必要に長くなり再帰反射に寄与しない面積が過大となり再帰反射効率の低下を生じやすくなっていた。また、どの様な形状の四角形素子が優れた再帰反射効率、入射角特性または回転角特性を得られるのかは知られていなかった。
本発明の四角形素子において優れた入射角特性または回転角特性を有するためには、素子の反射側面が、2つの台形状の反射側面と1つの五角形または二等辺三角形状の反射側面から構成されており、基準平面に対する投影形状が四角形であるキューブコーナー型再帰反射素子が、互に1つの辺を共有して対をなしているキューブコーナー型再帰反射素子対が多数配置されてなるキューブコーナー型再帰反射物品であって、台形状を有する反射側面(HAFCおよびHBGC)が共有する稜線(HC)の長さ(rHC)と、2つの台形状の前記反射側面(HAFCおよびHBGC)と五角形または二等辺三角形状の前記反射側面が共有する他の稜線(HAおよびHB)の長さ(rHAおよびrHB)の比率(rHA/rHCおよびrHB/rHC)が0.5〜1.5であることが好ましい。
長さ(rHAおよびrHB)の比率(rHA/rHCおよびrHB/rHC)が0.5〜1.5であるような四角形素子は3つの反射側面(HAFC、HBGCおよびHADEB)の面積の差が小さく、反射側面の長手方向と短手方向の長さが等しくなるような形状になるために好ましい。
比率(rHA/rHCおよびrHB/rHC)が0.5未満の素子においては反射側面(HAFC、HBGC)において稜線HCに対して稜線HAおよびHBの長さが短くなり反射側面の形状が過大に細長くなりすぎるために、反射側面を構成する点FおよびG付近の領域が再帰反射に寄与しなくなるために好ましくない。
一方、比率(rHA/rHCおよびrHB/rHC)が1.5を超える素子においては反射側面(HAFC、HBGC)において稜線HCに対して稜線HAおよびHBの長さが長くなり、反射側面の形状が過大に短くなりすぎるために、反射側面を構成する点FおよびG付近の領域の再帰反射に寄与すべき面積が不足するために好ましくない。
さらに、本発明の四角形素子において、比率(rHA/rHCおよびrHB/rHC)が、0.7〜1.3であることがより好ましく、更に0.8〜1.2であることが再帰反射効率及び回転角特性の改善の上でより好ましい。
台形状の反射側面(HAFC,およびHBGC)の面積(SaおよびSb)と五角形の反射側面(HADEB)または二等辺三角形状の反射側面(HAB)の面積(Sc)の比率(Sc/SaおよびSc/Sb)が0.6〜1.4であることが再帰反射効率を高める上で好ましい。
反射側面の面積比率(Sc/SaおよびSc/Sb)が0.6〜1.4であれば、3つの反射側面上で3回反射する効率が低下することを抑制できるため好ましい。
さらに好ましくは、反射側面の面積比率(Sc/SaおよびSc/Sb)が、0.95〜1.05であり、0.97〜1.03であるとより一層再帰反射効率を高めることが出来る。
また、本発明における四角形素子における台形状を有する反射側面(HAFC,およびHBGC)が共有する稜線(HC)の長さ(rHC)と該素子の頂点(H)から2つのキューブコーナー型再帰反射素子の共有の底辺(DE)への垂線(HK)の長さ(rHK)の比率(rHK/rHC)が0.55〜1.8であることが回転角特性と入射角特性を改善する上で好ましい。
該比率(rHK/rHC)を0.55〜1.8とすることで、入射角特性を改善することができる。該比率が大きすぎても小さすぎても回転角特性が劣るので、入射角特性と回転角特性をバランス良く得るために、該比率を0.65〜1.65するのが好ましく、さらに、0.8〜1.4とすることが、回転角特性と入射角特性を改善する上でより好ましい。
本発明では、該素子の光学軸の傾斜角(θ)が、前記基準平面の垂線に対して−30〜+30度傾斜していることができる
本発明においては、光学軸を傾斜させることで、入射角特性を改善することができ、傾斜角(θ)を−30〜+30度、さらに、傾斜角(θ)が−20〜−5度、または+5〜+20度とすることが、より一層入射角特性を改善することができるので好ましい。
該素子を構成する台形状を有する反射側面(HAFC,およびHBGC)が共有する稜線(HC)の長さ(rHC)が30〜500μmであることが柔軟で曲面貼付が容易であることと反射物品をロール上に巻取る事が容易であるために好ましい。稜線の長さ(rHC)30μm以上の素子においては回折効果が過大になりすぎず再帰反射光の広がりが大きくなることを防止できるため好ましい。また、300μm以下の素子においては柔軟なシート状の製品を得易く好ましい。
さらに、該素子を構成する台形状を有する反射側面が(HAFC,およびHBGC)共有する稜線(HC)の長さ(rHC)は50〜150μmであることが柔軟で曲面貼付が容易であることと反射物品をロール上に巻取る事が容易であるために好ましい。稜線の長さ(rHC)が50μm以上の素子においては回折効果が過大になりすぎず再帰反射光の広がりが大きくなることを防止できるため好ましい。また、150μm以下の素子においては柔軟なシート状の製品を得易く好ましいため好ましい。
また、本発明は、反射側面が2つの台形形状の反射側面(SA面,およびSB面)と1つの五角形または三角形形状の反射側面(SC面)から構成されており基準平面に対する投影形状が長方形(正方形を含む)であるキューブコーナー型再帰反射素子が、
1つの辺(DE)を共有して線対称形で対をなしているキューブコーナー型再帰反射素子対が多数配置されてなるキューブコーナー型再帰反射物品において、
該キューブコーナー型再帰反射素子の光学軸が該共有の辺(DE)に平行な方向に傾斜していることが好ましい。
本発明においては、該光学軸が該共有の辺(DE)に平行な方向に傾斜していることにより、入射角特性及び回転角特性を改善することができる。
該光学軸は、該共有の辺(DE)に平行であれば良く、全ての素子の光学軸が同一方向でも、光学軸が反対方向の素子が混在していても良い。
混在の態様は、特に限定されるものではないが、交互に並べたり、1つおきに並べたり、ある領域を同一方向とし隣接するある範囲を反対方向とすることもできる。
前記の領域を大きくしすぎると、出来上がるキューブコーナー型再帰反射物品が領域ごとに反射性能が悪くなるために外観が悪くなるので、交互に並べたり1つおきに並べるのが好ましい。
本発明においては、該光学軸が反対方向のものが混在している方が、入射角特性及び回転角特性をいっそう改善することができるので好ましい。
本発明においては、該素子対の二本の光学軸が共有の辺(DE)に平行で同一の方向に傾斜し、共有の辺(DE)の延長方向に隣接する素子対の二本の光学軸が反対方向に傾斜していることが、製造もしやすく、入射角特性及び回転角特性も改善しやすいので好ましい。
本発明においては、該光学軸の傾斜角(θ)の共有の辺(DE)に平行な方向の成分を水平傾斜角(θv)としたときに、θvが前記基準平面の垂線に対して0.5〜30度、更には5〜20度であることが入射角特性を改善できるので好ましい。
本発明においては、該キューブコーナー型再帰反射素子対の二本の光学軸が該共有の辺(DE)に平行な方向と該共有の辺(DE)と垂直な方向のいずれの方向にも傾斜していることが、入射角特性及び回転角特性をいっそう改善することができるので好ましい。
本発明においては、該光学軸の傾斜角(θ)の共有の辺(DE)に垂直な方向な成分を水平傾斜角(θh)としたときに、θhが前記基準平面の垂線に対して0.5〜30度、更には5〜20度であることが入射角特性を改善できるので好ましい。
本発明においては、該光学軸の傾斜角(θ)の共有の辺(DE)に平行な方向の成分を水平傾斜角(θv)と垂直な方向な成分を水平傾斜角(θh)との比率(θv/θh)が0.5〜1.5、更には0.8〜1.2、特には、1.0であることが、入射角特性及び回転角特性をバランス良く改善することができて好ましい。
該素子を構成する台形形状を有する反射側面(HAFC,およびHBGC)が共有する稜線(HC)の長さ(rHC)が30〜500μmであることが柔軟で曲面貼付が容易であることと反射物品をロール上に巻取る事が容易であるために好ましい。稜線の長さ(rHC)30μm以上の素子においては回折効果が過大になりすぎず再帰反射光の広がりが大きくなることを防止できるため好ましい。また、300μm以下の素子においては柔軟なシート状の製品を得易く好ましい。
さらに、該素子を構成する台形形状を有する反射側面が(HAFC,およびHBGC)共有する稜線(HC)の長さ(rHC)は50〜150μmであることが柔軟で曲面貼付が容易であることと反射物品をロール上に巻取る事が容易であるために好ましい。稜線の長さ(rHC)50μm以上の素子においては回折効果が過大になりすぎず再帰反射光の広がりが大きくなることを防止できるため好ましい。また、150μm以下の素子においては柔軟なシート状の製品を得易く好ましい。
本発明によれば、入射角特性、観測角特性および回転角特性の改善が可能であり、特に入射角特性と回転角特性の改善された再帰反射物品を提供することができる。
従来技術及び本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子を説明する斜視図。 従来技術及び本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子対を説明する斜視図。 従来技術及び本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子対の集合図。 従来技術及び本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子対の平面図及び側面図。 本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子の斜視図。 本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子対の斜視図。 本発明のrHA/rHCの比率とrHK/rHCの比率を説明した図。 本発明のrHA/rHCの比率とrHK/rHCの比率を説明した図。 本発明のキューブコーナー型再帰反射素子対の平面図および側面図。 本発明のキューブコーナー型再帰反射素子対の平面図および側面図。 本発明のキューブコーナー型再帰反射素子対の平面図および側面図。 本発明のキューブコーナー型再帰反射素子対の平面図および側面図。 従来技術及び本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子を説明する斜視図。 従来技術及び本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子対の集合図を説明する斜視図。 従来技術及び本発明のキューブコーナー型再帰反射素子対の平面図および側面図。 従来技術及び本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子対の平面図及び側面図。 従来技術及び本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子対の側面図。 本発明のキューブコーナー型再帰反射素子対の平面図および側面図。 本発明のキューブコーナー型再帰反射素子対の平面図および側面図。 本発明のキューブコーナー型再帰反射素子対の平面図および側面図。 本発明のキューブコーナー型再帰反射素子対の平面図および側面図。 本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子を説明する斜視図。 本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子を説明する斜視図。 本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子対の集合図を説明する斜視図。 本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子対の側面図。 本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子対の側面図。 本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子対の側面図。 本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子対の集合図を説明する斜視図。
本発明によるキューブコーナー型再帰反射物品の好ましい形態を図を引用しつつ以下に説明を行う。
本発明は、キューブコーナー素子の反射側面が、2つの台形状の反射側面と1つの五角形または二等辺三角形状の反射側面から構成されており、基準平面に対する投影形状が四角形であるキューブコーナー型再帰反射素子(以降、四角形キューブコーナー素子または四角形素子とも呼ぶ)が、四角形素子を構成する五角形または二等辺三角形状の反射側面の1つの辺(DEまたはAB)を互に共有して対をなしている四角形素子対が多数配置されてなり、良好な入射角特性および回転角特性を示すキューブコーナー型再帰反射物品に関する。
図1は、従来技術及び本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子を説明する斜視図である。
図1では、キューブコーナー素子の反射側面が、2つの台形状の反射側面(HAFCおよびHBGC)と1つの五角形(HADEB)の反射側面から構成されている。本キューブコーナー素子の基準平面に対する投影形状は、長方形(FGPQ)となっている。
本発明においては、長さa1(rDK)と長さa2(rEK)は異なっていても等しくても良いが、回転角特性と加工性の面で等しいことが好ましい。
図2は、図1に示されているキューブコーナー型再帰反射素子が五角形(HADEB)の反射側面底辺DEを共有してDEに対して線対称のペアとした素子対の図である。
図3は、図2に示されているキューブコーナー型再帰反射素子対の集合図である。
図4は、図2に示されているキューブコーナー型再帰反射素子対の平面図および側面図である。
図4に示されているキューブコーナー型再帰反射素子対の光学軸の傾斜角(θ)は0度である。すなわち、基準平面に対して垂直である。
本発明においては、台形状を有する反射側面(HAFCおよびHBGC)が共有する稜線(HC)の長さ(rHC)と他の稜線(HAおよびHB)の長さ(rHAおよびrHB)の比率(rHA/rHCおよびrHB/rHC)と、台形状を有する反射側面(HAFC,およびHBGC)が共有する稜線(HC)の長さ(rHC)と、該素子の頂点(H)から2つのキューブコーナー素子共有の底辺(DE)への垂線(HK)の長さ(rHK)の比率(rHK/rHC)によって、五角形(HADEB)反射側面の面積Scと台形の反射側面(HAFC)の面積Saの比Sc/Saが定まる。
本発明においては、比率Sc/Saの値が1に近い方が、反射効率が高くなるので好ましく、本発明においては、Sc/Saが0.6〜1.4であることが好ましく、更に0.95〜1.05であることがより好ましく、0.97〜1.03であることが、一層再帰反射効率を高めることができるので更に好ましい。
本発明においては、比率(rHK/rHC)を調整することで、入射角特性と回転角特性を改善することができ、本発明においては、該比率を0.55〜1.8とすることが好ましく、0.65〜1.65、更には、0.8〜1.4とすることで、入射角特性と回転角特性をよりバランスよく改善することができる。
図5は、本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子の斜視図である。
図5では、図1において、線分DEが線分ABに一致した対応であり、キューブコーナー素子の反射側面が、2つの台形状の反射側面と1つの二等辺三角形の反射側面から構成されている。本発明においては、長さa1(rDK)と長さa2(rEK)は異なっていても等しくても良いが、回転角特性と加工性の面で等しいことが好ましい。
図6は、図5に示されているキューブコーナー型再帰反射素子が線分DE(AB)を共有して線分DE(AB)に対して線対称のペアとした素子対の図である。
図7は、本発明の長さrHAと長さrHCの比率rHA/rHCと長さrHKと長さrHCの比率rHK/rHCを説明した図である。
図7(A)は、各線分(HA、HB、HC、HK)が等しい態様である。即ち、比率rHK/rHC=1であって、比率rHA/rHC=1の態様である。
図7は、図7(A)を基準として、図7(B)、図7(C)が比率rHA/rHCに関するものであり、図7(D)、図7(E)が比率rHK/rHCに関するものである。本発明では、面積Scと面積Saの比率Sc/Saを0.6〜1.4とすることが好ましく、0.95〜1.05、さらには、0.97〜1.03とすることが再帰反射効率を高める上でより好ましい。本発明では、比率rHK/rHCを調整することで比率Sc/Saを調整することができ、比率rHK/rHCを大きくすると比率Sc/Saを大きくすることができ、比率rHK/rHCを小さくすると比率Sc/Saも小さくすることができる。
図7(B)は、線分HAを線分HAより小さくすることで、比率rHA/rHCを1未満としており、図7(C)は、線分HAを線分HAより大きくすることで、比率rHA/rHCを1超としている。
図7(D)は、線分HDを線分HDより小さくすることで、比率rHK/rHCを小さくしており、図7(E)は、線分HDを線分HDより大きくすることで、比率rHK/rHCを大きくしている。
本発明においては、図7に示されているように、比率rHA/rHC、及び比率rHK/rHCを調整することが可能であり、比率rHA/rHCが0.5〜1.5であることが好ましく、更に0.7〜1.3であることがより好ましく、比率rHK/rHCが0.55〜1.8であることが好ましく、更に0.65〜1.65であることがより好ましく、比率Sc/Saを0.6〜1.4とすることが好ましく、0.95〜1.05、さらには、0.97〜1.03とするのがより好ましい。
図8(A)〜図8(E)は、それぞれ、図7(A)〜図7(E)に示されているキューブコーナー型再帰反射素子対の平面図および側面図である。
図8は、図8(A)を基準として、図8(B)、図8(C)が比率rHA/rHCに関するものであり、図8(D)、図8(E)が比率rHK/rHCに関するものである。本発明では、比率Sc/Saを0.6〜1.4とすることが好ましく、0.95〜1.05、さらには、0.97〜1.03とすることが再帰反射効率を高める上でより好ましい。本発明では、比率rHK/rHCを調整することで比率Sc/Saを調整することができ、比率rHK/rHCを大きくすると比率Sc/Saを大きくすることができ、比率rHK/rHCを小さくすると比率Sc/Saも小さくすることができる。
図8(B)は、図8(B)の線分HAを図8(A)の線分HAより小さくすることで、比率rHA/rHCを1未満としており、図8(C)は、図8(C)の線分HAを図8(A)の線分HAより大きくすることで、比率rHA/rHCを1超としている。
図8(D)は、図8(D)の線分HKを図8(A)の線分HKより小さくすることで、比率rHK/rHCを小さくしており、図8(E)は、図8(E)の線分HKを図8(A)のHKより大きくすることで、比率rHK/rHCを大きくしている。
本発明においては、図8に示されているように、比率rHA/rHC 、及び比率rHK/rHCを調整することが可能であり、比率rHA/rHCが0.5〜1.5であることが好ましく、0.7〜1.3であることがより好ましく、比率rHK/rHCが0.55〜1.8であることが好ましく、0.65〜1.65であることがより好ましく、比率Sc/Saを0.6〜1.4とするのが好ましく、0.95〜1.05、さらには、0.97〜1.03とするのがより好ましい。
図9〜図12は、本発明のキューブコーナー型再帰反射素子対の平面図および側面図である。
図9は、光学軸O.A.の傾斜角(θ)は、+傾斜であり、面積Saが面積Sbと等しく、面積Scより大きい。
図10は、光学軸O.A.の傾斜角(θ)が、図9のθよりもさらに+に傾斜しており、面積Scの面積Saに対する比率がさらに小さくなっている。
図11は、光学軸O.A.の傾斜角(θ)は、−傾斜であり、面積Saが面積Sbと等しく、面積Scより大きいが、面積Saと面積Scの面積比は1に近くなっている。
図12は、光学軸O.A.の傾斜角(θ)が、図11のθよりもさらに−に傾斜しており、面積Scが面積Saと等しくなっている。
次に本発明によるキューブコーナー型再帰反射物品の他の好ましい形態を図を引用しつつ以下に説明を行う。
本発明は、反射側面が2つの台形形状の反射側面(HAFC,およびHBGC)と1つの五角形または三角形形状の反射側面(HADEBまたはHAB)から構成されており基準平面に対する投影形状が長方形であるキューブコーナー型再帰反射素子が、1つの辺(DE)を共有して線対称形で対をなしているキューブコーナー型再帰反射素子対が多数配置されてなるキューブコーナー型再帰反射物品において、該キューブコーナー型再帰反射素子の光学軸が該共有の辺(DE)に平行な方向に傾斜していることを特徴とするキューブコーナー型再帰反射物品に関し、良好な入射角特性および回転角特性を示すキューブコーナー型再帰反射物品に関する。
さらに詳しくは、キューブコーナー型再帰反射素子対の二本の光学軸が該共有の辺(DE)に平行な方向と該共有の辺(DE)と垂直な方向のいずれの方向にも傾斜していることを特徴とするキューブコーナー型再帰反射物品に関する。
図13は、従来技術及び本発明のキューブコーナー型再帰反射物品の素子を説明する斜視図である。
図13では、キューブコーナー素子の反射側面が、2つの台形形状の反射側面(HAFC,およびHBGC)と1つの五角形形状の反射側面(HADEB)から構成されている。2つのキューブコーナー型再帰反射素子は共有の辺(DE)に対して線対称の形で対を形成している。
台形形状の反射側面HAFCを反射側面SA、台形形状の反射側面HBGCを反射側面SB、5角形形状の反射側面HADBEを反射側面SCという。また、対となる台形形状の反射側面H’A’F’C’を反射側面SA’、台形形状の反射側面H’B’G’C’を反射側面SB’、5角形形状の反射側面H’A’DEB’を反射側面SC’という。
図14は、図13に示されている従来技術に基づくキューブコーナー型再帰反射素子対の集合図である。入射光線は図の下方の入射面から入射し反射素子の反射側面(SA,SBおよびSC)を反射をした後に光源の方向に向かって再帰反射する。本発明において基準平面とは入射面(SF)に平行な仮想的な面である。
図15は、図14に示されている従来技術によるキューブコーナー型再帰反射素子対の平面図(A)および側面図(B)であり、光学軸がO.A.として示されている。
図15に示されているキューブコーナー型再帰反射素子対の光学軸O.A.の傾斜角(θ)は基準面に対して垂直であり傾斜していない。
図16は、図14に示されている他のキューブコーナー型再帰反射素子対の平面図(A)および側面図(B)であり、光学軸がO.A.として示されている。
図16に示されているキューブコーナー型再帰反射素子対の光学軸は共有の辺(DE)に垂直な方向に基準面の垂線に対して角度θhだけ傾斜している。光学軸の傾斜方向は図面の右方向または左方向のいずれの方向にも傾斜することが出来るが、対を成す素子対の持つ2本の光学軸の傾斜は逆方向であることが入射角特性が改善されるために好ましい。
図17には、図15及び図16に示された従来技術によるキューブコーナー型再帰反射素子を反射側面HADEBに垂直な面から見た側面図が示されている。
図17に示されている態様においては、Hより共有の辺(DE)までの高さf1に比べ、HよりA及びBを含む面までの高さf2が浅くなっており、また、d2とd3が等しくなっている。
図17に示されている態様においては、辺HAの長さ=辺HBの長さ且つ高さf1=高さf2であっても良く、辺HAと辺HBが異なった長さでも良く、頂点Aが頂点Dと同一または頂点Bが頂点Eと同一であっても良く、五角形HADEBは、三角形や四角形の態様を含むことができる。
図18には、本発明のキューブコーナー型再帰反射素子が示されている。
図18は、キューブコーナー型再帰反射素子対の平面図(A),(C)および側面図(B)であり、光学軸がO.A.として示されている。図18の態様では、該光学軸は辺(DE)に平行な方向のみに傾斜しており、該光学軸の傾斜角(θ)の共有の辺(DE)に平行な方向の成分である水平傾斜角(θv)が示されている。
図19には、本発明のキューブコーナー型再帰反射素子対が示されている。
図19は、図18に示されたキューブコーナー型再帰反射素子対の平面図及び側面図である。図19には、該素子対の二本の光学軸が共有の辺(DE)に平行で同一の方向に傾斜し、共有の辺(DE)の延長方向に隣接する素子対の二本の光学軸が反対方向に傾斜している態様が示されている。
本発明においては、該素子対の二本の光学軸が共有の辺(DE)に平行で同一の方向に傾斜し、共有の辺(DE)の延長方向に隣接する素子対の二本の光学軸が反対方向に傾斜していることが、製造もしやすく、入射角特性及び回転角特性も改善しやすいので好ましい。
図19の態様においては、光学軸の傾きが同一方向のものと反対方向のものが交互に配置されているが、並べ方は特に限定されるものではなく、1つおきであっても、2つおきであっても良い。
本発明においては、光学軸が同一方向のものをまとめて配置すると、再帰反射シートを製造した際にキラキラ光る等外観不良を生じるので、まとめて配置する範囲としては、長さ方向で4mm以下、更には2mm以下、特に好ましくは1mm以下とするのが好ましい。
図20には、本発明のキューブコーナー型再帰反射素子対が示されている。
図20は、キューブコーナー型再帰反射素子対の平面図(A),(C)および側面図(B)であり、光学軸がO.A.として示されており、該光学軸の傾斜角(θ)の共有の辺(DE)に平行な方向の成分である水平傾斜角(θv)と、該光学軸の傾斜角(θ)を基準平面に射影した場合の辺(HC)となす角(θr)と、該光学軸の傾斜角(θ)の共有の辺(DE)に垂直な方向な成分である水平傾斜角(θh)とが示されている。
本発明においては、該キューブコーナー型再帰反射素子対の二本の光学軸が該共有の辺(DE)に平行な方向と該共有の辺(DE)と垂直な方向のいずれの方向にも傾斜していることが、入射角特性及び回転角特性をいっそう改善することができるので好ましい。
図21には、本発明のキューブコーナー型再帰反射素子対が示されている。
図21は、図20に示されたキューブコーナー型再帰反射素子対の平面図及び側面図である。図21では、該素子対の二本の光学軸が共有の辺(DE)に平行で同一の方向に傾斜し、共有の辺(DE)の延長方向に隣接する素子対の二本の光学軸が反対方向に傾斜している態様が示されている。
本発明においては、該素子対の二本の光学軸が共有の辺(DE)に平行な方向と該共有の辺(DE)と垂直な方向のいずれの方向にも傾斜し、共有の辺(DE)の延長方向に隣接する素子対の二本の光学軸が反対方向に傾斜していることが、製造もしやすく、入射角特性及び回転角特性も改善しやすいので好ましい。
図22は、図19及び図21に示されたキューブコーナー素子対の斜視図である。
図22において、従来のキューブコーナー素子の光学軸は、辺DEに垂直方向に傾いていたが、本発明のキューブコーナー素子の光学軸は、辺DEに平行な方向で頂点Hが右方向に移動している。
図23は、図19及び図21に示されたキューブコーナー素子対の斜視図である。
図23において、従来のキューブコーナー素子の光学軸は、辺DEに垂直な方向に傾いていたが、本発明のキューブコーナー素子の光学軸は、辺DEに平行な方向で頂点Hが右方向に移動している。
図24は、図19及び図21に示されたキューブコーナー素子対の集合体の斜視図である。
図24のSFは、光の入射面を示している。
図24には、図22、図23の素子が交互に並べられた態様が示されている。
図25は、本発明のキューブコーナー型再帰反射素子対が示されている。
図25では、HよりAを含む面までの高さと頂点Hより頂点Bを含む面までの高さがいずれもf2で等しい。また、長さd2が長さd3より大きくなっており、辺HAの長さと辺HBの長さが異なっており、光学軸が傾斜している。
図26は、本発明のキューブコーナー型再帰反射素子対が示されている。
図26では、HよりAを含む面までの高さf2より、頂点Hより頂点Bを含む面までの高さf3が大きく、また、長さd2が長さd3と等しくなっており、辺HAの長さと辺HBの長さが異なっており、光学軸O.A.が傾斜している。
図27は、本発明のキューブコーナー型再帰反射素子対が示されている。
図27では、HよりAを含む面までの高さf2より、頂点Hより頂点Bを含む面までの高さf3が大きく、また、長さd2が長さd3より大きくなっており、光学軸O.A.が傾斜している。
図27に示される態様では、辺HAの長さと辺HBの長さが等しくなっており、光学軸は、辺DEに平行な方向にも辺DEに垂直な方向にも傾いており、輝度の入射角特性および回転角特性をバランスよく改善することができるので最も好ましい。
図28は、図19及び図21に示されたキューブコーナー素子対の一態様の集合体の斜視図である。
図28の態様においては、光学軸の傾きが同一方向のものと反対方向のものが、2つおきに配列されている態様が示されている。本発明においては、まとめて配置する範囲としては、長さ方向で4mm以下、更には2mm以下、特に1mm以下とすることが好ましく、この態様も外観に悪影響を及ぼすものではなく好ましい。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明の内容をより具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものでは無い。
(実施例1〜30)
キューブコーナー再帰反射型物品として、図6に示される形状のようなキューブコーナー型再帰反射素子対を100mm内に最密充填して並ぶように、3D CADにより作図した。各キューブコーナー型再帰反射素子対は、HCが100μmとして、光学軸傾斜角、Sc/Sa(Sc/Sb)、rHA/rHC(rHB/rHC)、rHK/rHCが表1に示す値とした。
(実施例31)
また、図20、図21に示されるような形状のキューブコーナー型再帰反射素子対をθvが6度、θrが45度となるようにして、実施例1と同様にして、キューブコーナー型再帰反射物品の図面を3D CADにより作図した。
(比較例1、2)
キューブコーナー再帰反射型物品として、図1、図2に示されるような形状のキューブコーナー型再帰反射素子対を光学軸傾斜角、Sc/Sa(Sc/Sb)、rHA/rHC(rHB/rHC)、rHK/rHCが表1に示す値としたこと以外は、実施例1と同様にして、3D CADにより作図した。
Figure 2009028162
上記のように作図されたキューブコーナー型再帰反射物品について、光源を白色平行光とし、評価面を面積が約0.5mで、キューブコーナー型再帰反射物品からの距離が10mの位置とした条件で、評価面における照度を計算する光学シミュレーションを行った。光学シミュレーションは、3次元光学シミュレーションにおけるモンテカルロ光線追跡法により、三次元空間内における光の挙動を計算することで求めた。そして、入射角(β)が5度度および30度について、回転角(ε)が0度〜345度の範囲で15度毎に光学シミュレーションを実施した。こうして、得られた各回転角における照度の相加平均値を求めた。さらに、入射角(β)が5度および30度において、各回転角での照度の変動を求めて、変動係数とした。なお、変動係数は、照度の相加平均に対する照度の標準偏差の比を意味し、(変動係数)=(照度の標準偏差)/(照度の相加平均)×100として求めた。
Figure 2009028162
(入射角特性の評価)
入射角が5度において、評価面照度の相加平均値が8000以上となった場合「◎」とし、評価面照度の相加平均値が7000以上8000未満の場合「○」とし、評価面照度の相加平均値が7000未満の場合「×」とした。また、入射角が30度において、評価面照度の相加平均値が3200以上となった場合「◎」とし、評価面照度の相加平均値が2500以上3200未満の場合「○」とし、評価面照度の相加平均値が2500未満の場合「×」とした。この結果を表2に示す。実施例1〜30は、入射角5度及び30度の双方において、各回転角での照度の相加平均値が高い結果となり、良好な入射角特性であることが分かった。また、入射角が5度において、実施例1,4,5,9,20,23,24,26〜30は、照度の相加平均値が非常に高い結果となり、また、入射角が30度において、実施例5,6,9〜12は、照度の相加平均値が非常に高い結果となり、さらに良好な入射角特性であることが分かった。
(回転角特性の評価)
入射角が30度において、変動係数が23%未満の場合を「◎」とし、変動係数が23〜25%の場合を「○」とし、変動係数が25%以上の場合を「×」とした。この結果を表2に示す。実施例1〜31は、いずれも変動係数が低く抑えられる結果となり、良好な回転角特性であることが分かった。また、比較例1及び2は、入射角30度における変動係数が、それぞれ41.7%及び25.7%となり、変動係数が大きいことが分かった。
本発明によれば、優れた入射角特性、観測角特性および回転角特性を有する再帰反射物品を提供することができ、交通標識、工事標識、再帰反射衣料用品、光学センサー反射器あるいは車両マーキングなどに好ましく用いることの出来る再帰反射物品を提供することができる。

Claims (27)

  1. 素子の反射側面が、2つの台形状の反射側面と1つの五角形または二等辺三角形状の反射側面から構成されており、基準平面に対する投影形状が四角形であるキューブコーナー型再帰反射素子が、互に1つの辺を共有して対をなしているキューブコーナー型再帰反射素子対が多数配置されてなるキューブコーナー型再帰反射物品において、
    台形状の反射側面(HAFCおよびHBGC)が共有する稜線(HC)の長さ(rHC)と他の稜線(HAおよびHB)の長さ(rHAおよびrHB)の比率(rHA/rHCおよびrHB/rHC)が0.5〜1.5であることを特徴とするキューブコーナー型再帰反射物品。
  2. 前記比率(rHA/rHCおよびrHB/rHC)が0.7〜1.5であることを特徴とする請求項1に記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  3. 前記比率(rHA/rHCおよびrHB/rHC)が0.8〜1.2であることを特徴とする請求項2に記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  4. 前記台形状の反射側面(HAFC,およびHBGC)の面積(SaおよびSb)と五角形の反射側面(HADEB)または二等辺三角形状の反射側面(HAB)の面積(Sc)の比率(Sc/SaおよびSc/Sb)が0.6〜1.4であることを特徴とする請求項1〜3に記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  5. 前記比率(Sc/SaおよびSc/Sb)が0.95〜1.05であることを特徴とする請求項4に記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  6. 前記比率(Sc/SaおよびSc/Sb)が0.97〜1.03であることを特徴とする請求項5に記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  7. 前記稜線(HC)の長さ(rHC)と前記キューブコーナー型再帰反射素子の頂点(H)から共有の底辺(DE)への垂線(HK)の長さ(rHK)の比率(rHK/rHC)が0.55〜1.8であることを特徴とする請求項1〜6に記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  8. 前記比率(rHK/rHC)が0.65〜1.65であることを特徴とする請求項7に記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  9. 前記比率(rHK/rHC)が0.8〜1.4であることを特徴とする請求項8に記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  10. 前記キューブコーナー型再帰反射素子の光学軸の傾斜角(θ)が−30〜+30度傾斜していることを特徴とする請求項1〜9に記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  11. 前記傾斜角(θ)が−20〜−5度、または+5〜+20度傾斜していることを特徴とする請求項10に記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  12. 前記稜線(HC)の長さ(rHC)が30〜500μmであることを特徴とする請求項1〜11に記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  13. 前記稜線(HC)の長さ(rHC)が50〜150μmであることを特徴とする請求項12に記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  14. 反射側面が2つの台形形状の反射側面(SA面,およびSB面)と1つの五角形または三角形形状の反射側面(SC面)から構成されており基準平面に対する投影形状が長方形であるキューブコーナー型再帰反射素子が、1つの辺(DE)を共有して線対称形で対をなしているキューブコーナー型再帰反射素子対が多数配置されてなるキューブコーナー型再帰反射物品において、
    該キューブコーナー型再帰反射素子の光学軸が前記共有の辺(DE)に平行な方向に傾斜していることを特徴とするキューブコーナー型再帰反射物品。
  15. 前記キューブコーナー型再帰反射素子対の二本の光学軸が前記共有の辺(DE)に平行で同一の方向に傾斜していることを特徴とする請求項14に記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  16. 前記二本の光学軸が前記共有の辺(DE)に平行で同一の方向に傾斜した前記キューブコーナー型再帰反射素子対と、
    前記キューブコーナー型再帰反射素子対における前記二本の光学軸の傾斜方向とは反対の方向に傾斜した他のキューブコーナー型再帰反射素子対とが、
    混在していることを特徴とする請求項14または15のいずれかに記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  17. 前記キューブコーナー型再帰反射素子対の二本の光学軸が共有の辺(DE)に平行で同一の方向に傾斜し、
    前記共有の辺(DE)の延長方向において前記キューブコーナー型再帰反射素子対に隣接するキューブコーナー型再帰反射素子対の二本の光学軸が反対方向に傾斜していることを特徴とする請求項14〜16のいずれかに記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  18. 前記光学軸の傾斜角(θ)の前記共有の辺(DE)に平行な方向の成分を水平傾斜角(θv)としたときに、θvが0.5〜30度であることを特徴とする請求項14〜17のいずれかに記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  19. 前記水平傾斜角(θv)が5〜20度であることを特徴とする請求項18に記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  20. 前記キューブコーナー型再帰反射素子対の二本の光学軸が前記共有の辺(DE)に平行な方向と前記共有の辺(DE)と垂直な方向のいずれの方向にも傾斜していることを特徴とする請求項14〜19のいずれかに記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  21. 前記光学軸の傾斜角(θ)の前記共有の辺(DE)に垂直な方向な成分を水平傾斜角(θh)としたときに、θhが0.5〜30度であることを特徴とする請求項20に記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  22. 前記水平傾斜角(θh)が5〜20度であることを特徴とする請求項21に記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  23. 前記水平傾斜角(θv)と前記水平傾斜角(θh)との比率(θv/θh)が0.5〜1.5であることを特徴とする請求項14〜22のいずれかに記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  24. 前記比率(θv/θh)が0.8〜1.2であることを特徴とする請求項23に記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  25. 前記比率(θv/θh)が1.0であることを特徴とする請求項24に記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  26. 前記反射側面(SA面;HAFC,およびSB面;HBGC)が共有する稜線(HC)の長さ(rHC)が30〜500μmであることを特徴とする請求項14〜25のいずれかに記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
  27. 前記稜線(HC)の長さ(rHC)が50〜150μmであることを特徴とする請求項26のいずれかに記載のキューブコーナー型再帰反射物品。
JP2009529980A 2007-08-24 2008-08-22 キューブコーナー型再帰反射物品 Active JP4611442B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007218900 2007-08-24
JP2007218900 2007-08-24
JP2008190375 2008-07-24
JP2008190375 2008-07-24
PCT/JP2008/002284 WO2009028162A1 (ja) 2007-08-24 2008-08-22 キューブコーナー型再帰反射物品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009028162A1 true JPWO2009028162A1 (ja) 2010-11-25
JP4611442B2 JP4611442B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=40386903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009529980A Active JP4611442B2 (ja) 2007-08-24 2008-08-22 キューブコーナー型再帰反射物品

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8388154B2 (ja)
EP (1) EP2192426A4 (ja)
JP (1) JP4611442B2 (ja)
CN (1) CN101868741B (ja)
WO (1) WO2009028162A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016199902A1 (ja) 2015-06-12 2016-12-15 日本カーバイド工業株式会社 画像表示装置
WO2016199917A1 (ja) 2015-06-12 2016-12-15 日本カーバイド工業株式会社 画像表示装置
WO2017156448A1 (en) * 2016-03-11 2017-09-14 Mirraviz, Inc. Customized reflection profiles for retro-reflective display system optimization
WO2019046403A1 (en) * 2017-08-29 2019-03-07 Avery Dennison Corporation RETROREFLECTIVE SHEET FOR A PROJECTOR-BASED DISPLAY SYSTEM
EP4168230A4 (en) 2020-08-27 2023-12-27 Aura Optical Systems, LP MICROPRISMATIC RETROREFLECTIVE MOLD, FILM AND ARTICLE AND METHOD FOR PRODUCING SAME
CN114047568B (zh) * 2021-11-03 2024-05-14 江西盛汇光学科技协同创新有限公司 全反光微棱镜立体结构阵列及反光膜及制备方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5182592A (ja) * 1975-01-17 1976-07-20 Ichikoh Industries Ltd Saikihanshakioyobisonoseikeiyokanegata
JPS5211200B1 (ja) * 1970-06-20 1977-03-29
JPS585401B2 (ja) * 1974-11-11 1983-01-31 イチコウコウギヨウ カブシキガイシヤ サイキハンシヤキ
JPH09504623A (ja) * 1993-10-20 1997-05-06 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー デュアル溝セット再帰反射性コーナキューブ物品と製作方法
US6015214A (en) * 1996-05-30 2000-01-18 Stimsonite Corporation Retroreflective articles having microcubes, and tools and methods for forming microcubes
JP2001166119A (ja) * 1999-12-13 2001-06-22 Nippon Carbide Ind Co Inc 三角錐型キューブコーナー再帰反射素子

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3873184A (en) 1973-02-16 1975-03-25 Amerace Esna Corp Reflector with interspersed angled reflex elements
US3923378A (en) * 1973-04-24 1975-12-02 Amerace Corp Cube-corner reflector with non-aligned cube axes and element axes
US3926402A (en) 1973-04-24 1975-12-16 Amerace Corp Pin having nonaligned cube axis and pin axis and bundle of such pins
US3833285A (en) * 1973-05-22 1974-09-03 Amerace Esna Corp Retrodirective reflector visible over wide range of observation angles
USRE29396E (en) 1975-02-18 1977-09-13 Amerace Corporation Pin having nonaligned cube axis and pin axis and bundle of such pins
JPS5211200A (en) 1975-07-18 1977-01-27 Tatsuro Kuratomi Production of cubic boron nitride
JPS585401A (ja) 1981-07-01 1983-01-12 Hitachi Ltd ロ−タク−リング法
CN1068822C (zh) * 1995-07-28 2001-07-25 日本碳化物工业株式会社 微棱镜母型的制造方法
US5981032A (en) * 1997-07-02 1999-11-09 3M Innovative Properties Company Retroreflective cube corner sheeting mold and sheeting formed therefrom
US6253442B1 (en) 1997-07-02 2001-07-03 3M Innovative Properties Company Retroreflective cube corner sheeting mold and method for making the same
WO1999001275A1 (en) * 1997-07-02 1999-01-14 Minnesota Mining And Manufacturing Company Cube corner sheeting mold and method of making the same
CN1086981C (zh) * 1997-07-02 2002-07-03 美国3M公司 反光立体角片材所用模具及该模具的制造方法
KR101285682B1 (ko) 2003-03-06 2013-07-12 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 캄파니 큐브 코너 요소를 포함하는 라미나 및 재귀 반사 시트
US7156527B2 (en) 2003-03-06 2007-01-02 3M Innovative Properties Company Lamina comprising cube corner elements and retroreflective sheeting
US6884371B2 (en) * 2003-03-06 2005-04-26 3M Innovative Properties Company Method of making retroreflective sheeting and articles

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5211200B1 (ja) * 1970-06-20 1977-03-29
JPS585401B2 (ja) * 1974-11-11 1983-01-31 イチコウコウギヨウ カブシキガイシヤ サイキハンシヤキ
JPS5182592A (ja) * 1975-01-17 1976-07-20 Ichikoh Industries Ltd Saikihanshakioyobisonoseikeiyokanegata
JPH09504623A (ja) * 1993-10-20 1997-05-06 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー デュアル溝セット再帰反射性コーナキューブ物品と製作方法
US6015214A (en) * 1996-05-30 2000-01-18 Stimsonite Corporation Retroreflective articles having microcubes, and tools and methods for forming microcubes
JP2001166119A (ja) * 1999-12-13 2001-06-22 Nippon Carbide Ind Co Inc 三角錐型キューブコーナー再帰反射素子

Also Published As

Publication number Publication date
CN101868741B (zh) 2012-08-22
EP2192426A1 (en) 2010-06-02
WO2009028162A1 (ja) 2009-03-05
JP4611442B2 (ja) 2011-01-12
US8388154B2 (en) 2013-03-05
US20110043915A1 (en) 2011-02-24
EP2192426A4 (en) 2012-05-23
CN101868741A (zh) 2010-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4611442B2 (ja) キューブコーナー型再帰反射物品
US8459806B2 (en) Triangular pyramid type cube corner retroreflection article, and its manufacturing method
JP5049137B2 (ja) 再帰反射物品
AU620399B2 (en) High efficiency cube-corner retroreflective material
US6457835B1 (en) Multi-orientation retroreflective structure
JP2006510951A (ja) 3レベル切削のキューブコーナー
JP4236469B2 (ja) 多平面ファセットを有するプリズム逆反射体
CN107710052B (zh) 图像显示装置
JP2011511303A (ja) 再帰反射体
JPWO2016199917A1 (ja) 画像表示装置
JP5312446B2 (ja) 多方向性キューブコーナー再帰反射物品
JP6445520B2 (ja) 微小タイル型プリズム状キューブコーナー物品
JP5932659B2 (ja) キューブコーナー型再帰反射シート
WO2010131630A1 (ja) 六角形型キューブコーナー再帰反射物品
JP2009537023A (ja) 再帰反射体
JP4980950B2 (ja) 三角錐型キューブコーナー再帰反射物品
WO2010067583A1 (ja) 再帰反射物品
JP5091718B2 (ja) 再帰反射物品
KR102200725B1 (ko) 시트 성형용 몰드 제조 방법 및 시트 성형용 몰드 및 재귀반사 시트
KR101937230B1 (ko) 큐브 코너형 재귀반사 시트
KR20080031088A (ko) 재귀반사소자 및 이를 구비한 재귀반사체

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100811

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101013

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4611442

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250