JPWO2009001797A1 - リーダライタシステム及びその制御方法 - Google Patents

リーダライタシステム及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

リーダライタシステム(1)は、ナビボックス(10)と、ナビボックス(10)に接続される複数のマスタボックス(20)と、マスタボックス(20)に接続される複数のアンテナボックス(30)とから構成される。アンテナボックス(30)には、コントローラが備わっておらず、ICカードと無線通信を行う機構が備わっているだけの構成であるが、接続されているマスタボックス(20)から、時分割制御されることにより、動作が制御される。

Description

本発明は、複数のリーダライタから構成されたリーダライタシステムに関する。
近接した非接触型ICカード或いは非接触型ICカード機能を有する携帯端末との間で、情報を送受信する機能を有するリーダライタがある。このリーダライタは、情報を送受信するアンテナ及びリーダライタ全体を制御するためのコントローラを備えている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2001−319193号公報
上述のリーダライタにおいて、所定の場所に複数配置して使用する場合には、配置されるリーダライタ全てにコントローラを備えておく必要がある。また、配置されるリーダライタ全てに常に電力を供給しておく必要がある。
本発明は上記実状に鑑みてなされたものであり、複数のリーダライタを使用する場合に、全てのリーダライタにコントローラを備える必要がなく、また消費電力も従来よりも少なくて済む、リーダライタシステム及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るリーダライタシステムは、
非接触型ICカード又は該非接触型ICカードとしての機能を有する携帯端末との間で情報を送受信するリーダライタシステムであって、
マスタ装置と、スレーブ装置と、を備え、前記マスタ装置には、前記スレーブ装置が複数接続され、
前記マスタ装置は、
制御対象とする一の前記スレーブ装置を時分割で切り替えて選択する選択手段と、
該選択手段で選択した前記スレーブ装置と情報の送受信を行うスレーブ対応手段と、を備え、
各々の前記スレーブ装置は、
近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末と無線通信を行う無線通信手段と、
前記マスタ装置と情報の送受信を行うマスタ対応手段と、を備え、
前記マスタ装置に選択された前記スレーブ装置は、前記マスタ装置からの指示に応じて、前記非接触型ICカード又は前記携帯端末に所定の情報を送信し、又は、前記非接触型ICカード又は前記携帯端末から所定の情報を取得し、取得した情報を前記マスタ装置に送信する、ことを特徴とする。
前記マスタ装置は、近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末と無線通信を行う無線通信手段をさらに備えてもよい。
この場合、前記マスタ装置は、
電源と、
前記非接触型ICカード又は前記携帯端末からの情報の受信に応答して、接続する全ての前記スレーブ装置に対して、前記電源からの電力を供給し、又は、前記電源からの電力の供給を停止する電力供給制御手段と、をさらに備える構成にしてもよい。
前記マスタ装置と前記複数のスレーブ装置とは、デイジーチェーン接続されているのが好ましい。
また、本発明の他の観点に係るリーダライタシステムは、
非接触型ICカード又は該非接触型ICカードとしての機能を有する携帯端末との間で情報を送受信するリーダライタシステムであって、
マスタ装置と、第1のスレーブ装置と、第2のスレーブ装置と、を備え、前記マスタ装置には、前記第1のスレーブ装置が複数接続され、各々の前記第1のスレーブ装置には、前記第2のスレーブ装置が複数接続され、
前記マスタ装置は、
制御対象とする一の前記第1のスレーブ装置を時分割で切り替えて選択するマスタ側選択手段と、
該マスタ側選択手段で選択した前記第1のスレーブ装置と情報の送受信を行う第1のスレーブ対応手段と、を備え、
各々の前記第1のスレーブ装置は、
近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末と無線通信を行う第1のスレーブ側無線通信手段と、
前記マスタ装置と情報の送受信を行うマスタ対応手段と、
制御対象とする一の前記第2のスレーブ装置を時分割で切り替えて選択する第1のスレーブ側選択手段と、
該第1のスレーブ側選択手段で選択した前記第2のスレーブ装置と情報の送受信を行う第2のスレーブ対応手段と、を備え、
各々の前記第2のスレーブ装置は、
近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末と無線通信を行う第2のスレーブ側無線通信手段と、
前記第1のスレーブ装置と情報の送受信を行う第1のスレーブ対応手段と、を備え、
前記マスタ装置に選択された前記第1のスレーブ装置の前記マスタ対応手段は、
前記マスタ装置からの情報を受信し、又は、前記第1のスレーブ側無線通信手段、若しくは、前記第2のスレーブ装置の前記第2のスレーブ側無線通信手段により取得された前記非接触型ICカード又は前記携帯端末からの情報を前記マスタ装置に送信し、
前記第1のスレーブ装置に選択された前記第2のスレーブ装置は、
前記第1のスレーブ装置からの指示に応じて、前記非接触型ICカード又は前記携帯端末に所定の情報を送信し、又は、前記非接触型ICカード又は前記携帯端末から所定の情報を取得し、取得した情報を前記第1のスレーブ装置に送信する、ことを特徴とする。
前記マスタ装置は、近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末と無線通信を行う無線通信手段をさらに備えてもよい。
この場合、前記マスタ装置は、
電源と、
前記非接触型ICカード又は前記携帯端末からの情報の受信に応答して、接続する全ての前記第1のスレーブ装置及び各々の前記第1のスレーブ装置に接続する全ての前記第2のスレーブ装置に対して、前記電源からの電力を供給し、又は、前記電源からの電力の供給を停止する電力供給制御手段と、をさらに備える構成にしてもよい。
前記マスタ装置と前記複数の第1のスレーブ装置とは、デイジーチェーン接続され、
各々の前記第1のスレーブ装置とそれぞれ対応する前記複数の第2のスレーブ装置とは、デイジーチェーン接続されているのが好ましい。
上記目的を達成するため、本発明に係るリーダライタシステムの制御方法は、
マスタ装置と、該マスタ装置に接続する複数のスレーブ装置と、を備え、非接触型ICカード又は該非接触型ICカードとしての機能を有する携帯端末との間で情報を送受信するリーダライタシステムの制御方法であって、
前記マスタ装置は、
制御対象とする一の前記スレーブ装置を時分割で切り替えて選択し、
選択した前記スレーブ装置と情報の送受信を行い、
前記マスタ装置に選択された前記スレーブ装置は、
前記マスタ装置からの指示に応じて、近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末に所定の情報を無線通信にて送信し、又は、近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末から所定の情報を無線通信にて取得し、取得した情報を前記マスタ装置に送信する、ことを特徴とする。
また、本発明の他の観点に係るリーダライタシステムの制御方法は、
マスタ装置と、該マスタ装置に接続する複数の第1のスレーブ装置と、各々の前記第1のスレーブ装置に接続する複数の第2のスレーブ装置と、を備え、非接触型ICカード又は該非接触型ICカードとしての機能を有する携帯端末との間で情報を送受信するリーダライタシステムの制御方法であって、
前記マスタ装置は、
制御対象とする一の前記第1のスレーブ装置を時分割で切り替えて選択し、
選択した前記第1のスレーブ装置と情報の送受信を行い、
前記第1のスレーブ装置は、
近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末と無線通信を行い、
制御対象とする一の前記第2のスレーブ装置を時分割で切り替えて選択し、
選択した前記第2のスレーブ装置と情報の送受信を行い、
前記第1のスレーブ装置に選択された前記第2のスレーブ装置は、
前記第1のスレーブ装置からの指示に応じて、近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末に所定の情報を無線通信にて送信し、又は、近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末から所定の情報を無線通信にて取得し、取得した情報を前記第1のスレーブ装置に送信し、
前記マスタ装置に選択された前記第1のスレーブ装置は、
前記マスタ装置からの情報を受信し、又は、当該第1のスレーブ装置、若しくは、前記第2のスレーブ装置が取得した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末からの情報を前記マスタ装置に送信する、ことを特徴とする。
本発明によると、リーダライタ等のマスタ装置あるいは第1のスレーブ装置によって、リーダライタ等のスレーブ装置あるいは第2のスレーブ装置が時分割制御されるため、スレーブ装置あるいは第2のスレーブ装置は、コントローラを備える必要がない。したがって、従来に比べコストの削減が図れる。
また、マスタ装置が、全てのスレーブ装置あるいは全ての第1のスレーブ装置及び全ての第2のスレーブ装置の電源を所定のタイミングでON、OFFさせるため、消費電力を従来より少なくすることができる。
本発明の第1の実施形態に係るリーダライタシステムの構成を示す図である。 図1に示すナビボックスの構成を示す図である。 図1に示すマスタボックスの構成を示す図である。 図1に示すアンテナボックスの構成を示す図である。 図1に示すリーダライタシステムのナビボックスによる時分割制御処理の動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示すリーダライタシステムのマスタボックスによる時分割制御処理の動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示すリーダライタシステムの運用例を説明するための図である。 図7Aに示す看板の内部構成を示す図である。 図7Bに示すリーダライタシステムの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るリーダライタシステムの構成を示す図である。 図9に示すマスタボックスの構成を示す図である。 図9に示すリーダライタシステムの運用例を説明するための図である。 図11Aに示す看板の内部構成を示す図である。
符号の説明
1、100 リーダライタシステム
10 ナビボックス
20、200 マスタボックス
30 アンテナボックス
SC1、SC2 シリアルケーブル
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係るリーダライタシステム1は、図1に示すように、1台のナビボックス10と、2台のマスタボックス20と、8台のアンテナボックス30とを備える。ナビボックス10と2台のマスタボックス20とは、シリアルケーブルSC1を介してデイジーチェーン(数珠繋ぎ)接続されている。また、各マスタボックス20とそれぞれ4台のアンテナボックス30とは、シリアルケーブルSC2を介してデイジーチェーン接続されている。
ナビボックス10(マスタ装置)は、図2に示すように、アンテナ11と、アナログ回路部12と、IF(Interface)部13と、LED(Light-Emitting Diode)14と、電源部15と、コントローラ16とを備える。
アナログ回路部12は、変調回路、復調回路、高周波増幅回路などを備え、近接した非接触型ICカード(以下、単に「ICカード」と称する。)又は非接触型ICカードとしての機能を有する携帯端末(以下、単に「携帯端末」と称する。)と無線通信を行い、各種情報を送受信する。アナログ回路部12は、送信の動作として、搬送波を生成し、コントローラ16より供給されたデータを用いてこの搬送波を公知の手法により変調する。そして、得られた変調波を増幅して、近接したICカード又は携帯端末に対して、アンテナ11を介して無線送信する。
また、アナログ回路部12は、受信の動作として、近接したICカード又は携帯端末から送信され、アンテナ11を介して受信した変調波を増幅して復調し、復調により得られたデータをコントローラ16に供給する。
IF部13は、RS485規格のインタフェース等から構成され、シリアルケーブルSC1を介して、マスタボックス20に接続される。
LED14は、コントローラ16の制御により点灯する。例えば、LED14は、アンテナ11が、近接したICカード又は携帯端末から情報を受信した際に、一定時間点灯するように制御される。
電源部15は、電池等を備え、コントローラ16に電力を供給する。また、電源部15は、コントローラ16の制御に従って、ナビボックス10全体に動作用の電力を供給するとともに、IF部13を介して、各マスタボックス20及び各アンテナボックス30に電力を供給する。
コントローラ16は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等から構成され、ナビボックス10全体を制御する。
CPUは、ROMに格納されたプログラムや固定データに基づいて、ナビボックス10全体を制御する。RAMは、CPUの主メモリ及びワークエリアとして機能する。ROMは、CPUの動作プログラム及び固定データ、例えば、自身のナビボックス10を識別するための識別情報を記憶している。
また、コントローラ16は、シリアルケーブルSC1を介して接続されている2台のマスタボックス20を、時分割で交互に切り替えて、制御対象とする1台のマスタボックス20を選択する。そして、コントローラ16は、選択したマスタボックス20との間で情報を送受信する時分割制御処理を行う。なお、時分割制御処理の詳細については後述する。
マスタボックス20(第1のスレーブ装置)は、図3に示すように、アンテナ21と、アナログ回路部22と、IF部23と、LED(Light-Emitting Diode)24と、コントローラ25とを備える。
アナログ回路部22は、変調回路、復調回路、高周波増幅回路などを備え、近接したICカード又は携帯端末と無線通信を行い、各種情報を送受信する。アナログ回路部22は、送信の動作として、搬送波を生成し、コントローラ25より供給されたデータを用いてこの搬送波を公知の手法により変調する。そして、得られた変調波を増幅して、近接したICカード又は携帯端末に対して、アンテナ21を介して無線送信する。
また、アナログ回路部22は、受信の動作として、近接したICカード又は携帯端末から送信され、アンテナ21を介して受信した変調波を増幅して復調し、復調により得られたデータをコントローラ25に供給する。
IF部23は、例えば、RS485規格のインタフェース等からなり、シリアルケーブルSC1、SC2が接続される。IF部23に接続されたシリアルケーブルSC1は、ナビボックス10又は別のマスタボックス20と接続する。また、IF部23に接続されたシリアルケーブルSC2は、アンテナボックス30と接続する。
LED24は、コントローラ25の制御により点灯する。例えば、LED24は、アンテナ21が近接したICカード又は携帯端末から情報を受信した際に、一定時間点灯するように制御される。
コントローラ25は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等から構成され、マスタボックス20全体を制御する。
CPUは、ROMに格納されたプログラムや固定データに基づいて、マスタボックス20全体を制御する。RAMは、CPUの主メモリ及びワークエリアとして機能する。ROMは、CPUの動作プログラム及び固定データ、例えば、自身のマスタボックス20を識別するための識別情報を記憶している。
また、コントローラ25は、シリアルケーブルSC2で接続されている4台のアンテナボックス30を時分割で切り替えて、制御対象とする1台のアンテナボックス30を選択する。そして、コントローラ25は、選択したアンテナボックス30との間で情報を送受信する時分割制御処理を行う。なお、時分割制御処理の詳細については後述する。
アンテナボックス30(第2のスレーブ装置)は、図4に示すように、アンテナ31と、アナログ回路部32と、IF部33と、LED34と、を備える。
アナログ回路部32は、変調回路、復調回路及び高周波増幅回路などを備え、近接したICカード又は携帯端末と無線通信を行い、各種情報を送受信する。アナログ回路部32は、送信の動作として、搬送波を生成し、マスタボックス20からIF部33を介して送信されたデータを用いてこの搬送波を公知の手法により変調する。そして、得られた変調波を増幅して、近接したICカード又は携帯端末に対して、アンテナ31を介して無線送信する。
また、アナログ回路部32は、受信の動作として、近接したICカード又は携帯端末から送信され、アンテナ31を介して受信した変調波を増幅して復調し、復調により得られたデータをIF部33を介してマスタボックス20へと供給する。
IF部33は、RS485規格のインタフェース等からなり、シリアルケーブルSC1が接続される。IF部33に接続されたシリアルケーブルSC1は、別のアンテナボックス30、若しくは、マスタボックス20と接続する。
LED34は、接続されているマスタボックス20からの制御により点灯する。例えば、アンテナ31が近接したICカード又は携帯端末から情報を受信した際に、一定時間点灯するように制御される。
続いて、時分割制御処理、即ち、ナビボックス10が、接続されている2台のマスタボックス20を時分割で制御する時分割制御処理について、図5を参照して説明する。
まず、ナビボックス10のコントローラ16は、シリアルケーブルSC1で物理的に接続されている2台のマスタボックス20のうちの特定の1台を監視対象(即ち、制御対象)として選択する。そして、コントローラ16は、選択したマスタボックス20との間で、各種情報(例えば、マスタボックス20が近接したICカードから読み取った情報)を送受信できるように、選択したマスタボックス20を制御する(ステップS101)。
ナビボックス10により監視対象として選択されたマスタボックス20のコントローラ25は、例えば、ナビボックス10から所定の情報が送られてきた場合には、かかる情報をIF部23を介して受信する。ナビボックス10から送られてくる情報としては、例えば、当該マスタボックス20から無線送信させる内容についての情報や、時分割制御に関する情報(例えば、切り替え時間等)等が挙げられる。
また、コントローラ25は、RAMに所定の情報を保持している場合には、かかる情報をIF部23を介して、ナビボックス10に送信する。ここで、ナビボックス10に送信する情報には、当該マスタボックス20又は接続するアンテナボックス30が読み取ったICカード又は携帯端末の情報が含まれる。
なお、ナビボックス10は、監視対象でない他のマスタボックス20との間では、以上のような情報の送受信を行わない。
続いて、ナビボックス10のコントローラ16は、自身が備えるソフトウェアタイマの機能により、ステップS101の処理を行ってから所定の時間(例えば50ms)が経過したか否かを判別する(ステップS102)。
所定の時間に達しない間(ステップS102;No)、コントローラ16は、次の処理に移行しない。所定の時間が経過したと判別した場合(ステップS102;Yes)、コントローラ16は、監視対象とするマスタボックス20を切り替え(即ち、もう一方のマスタボックス20を監視対象として選択し)(ステップS103)、ステップS102に処理を戻す。
このように、ナビボックス10は、接続されている2台のマスタボックス20を順に切り替えて、監視対象(制御対象)となるマスタボックス20を順次選択し、選択したマスタボックス20との間で、情報の送受信を行う。ナビボックス10は、短時間(例えば50ms)でマスタボックス20を切り替えるため、例えば、近接したICカード又は携帯端末に対して、書き込みたい(ライトしたい)情報をマスタボックス20に確実に送信し、あるいは、近接したICカード又は携帯端末から読み取った(リードした)情報をマスタボックス20から確実に受信することができる。
続いて、マスタボックス20が、接続されている4台のアンテナボックス30を時分割で制御する時分割制御処理について、図6を参照して説明する。
まず、マスタボックス20のコントローラ25は、シリアルケーブルSC2で物理的に接続されている4台のアンテナボックス30のうちの特定の1台を監視対象として選択する。そして、コントローラ25は、選択したアンテナボックス30との間で、各種情報(例えば、アンテナボックス30が近接したICカードから読み取った情報)を送受信できるように制御する(ステップS201)。
マスタボックス20により監視対象として選択されたアンテナボックス30は、例えば、マスタボックス20から送信された情報をIF部33を介して受信する。そして、アンテナボックス30は、受信した情報にアナログ回路部32による上述の処理を施した後、アンテナ31より、ICカード又は携帯端末に対して、無線送信する。また、アンテナボックス30は、例えば、アナログ回路部32がアンテナ31より受信したICカード又は携帯端末からの情報を、IF部33を介して、マスタボックス20に送信する。
マスタボックス20のコントローラ25は、アンテナボックス30が読み取ったICカード又は携帯端末の情報をRAMに格納する。
なお、監視対象でない他の3台のアンテナボックス30との間では、マスタボックス20は、以上のような情報の送受信を行わない。
続いて、マスタボックス20のコントローラ25は、自身が備えるソフトウェアタイマの機能により、ステップS201の処理を行ってから所定の時間(例えば50ms)が経過したか否かを判別する(ステップS202)。
所定の時間に達しない間(ステップS202;No)、コントローラ25は、次の処理に移行しない。所定の時間が経過したと判別した場合(ステップS202;Yes)、コントローラ25は、監視対象とするアンテナボックス30を切り替え(即ち、その他のアンテナボックス30のうちの何れか1台を監視対象として選択し)(ステップS203)、ステップS202に処理を戻す。
なお、より詳細には、監視対象のアンテナボックス30が一回りすると(即ち、本例では、4台についての制御が終了すると)、マスタボックス20は、所定時間(例えば、50ms)、アンテナボックス30に対する制御を中断する。この中断の間、マスタボックス20は、ICカード又は携帯端末に対する無線通信処理を行う。具体的には、マスタボックス20のアナログ回路部22は、ナビボックス10から送られてきた情報(コントローラ25のRAMに保存されている)に基づいて、変調波を生成し、近接したICカード又は携帯端末に対して、アンテナ21を介して無線送信する。あるいは、アナログ回路部22は、近接したICカード又は携帯端末から送信され、アンテナ21を介して受信した変調波を増幅して復調し、復調により得られた情報をコントローラ25に供給する。コントローラ25は、アナログ回路部22により供給された情報をRAMに格納する。
このように、マスタボックス20は、接続されている4台のアンテナボックス30を順に切り替えて、監視対象(制御対象)となるアンテナボックス30を順次選択し、選択したアンテナボックス30との間で、情報の送受信を行う。マスタボックス20は、短時間(例えば50ms)でアンテナボックス30を切り替えるため、選択されたアンテナボックス30は、近接したICカード又は携帯端末に必要な情報を確実に送信でき、あるいは、近接したICカード又は携帯端末からの情報を確実に取得することができる。
続いて、本実施形態のリーダライタシステム1の運用例について説明する。図7Aは、非接触型ICカードとしての機能を有する携帯端末を特定の領域に順にかざすことで、かざした領域に対応した商品を購入するための選択ができる、看板P1を示した図である。
この看板P1の各「商品A〜J」領域G1〜G10の内部には、図7Bに示すように、本実施形態のリーダライタシステム1を構成するアンテナボックス30〜3012及びマスタボックス20、20が埋め込まれている。また、この看板P1の「購入」領域B1の内部には、ナビボックス10が埋め込まれている。
アンテナボックス30〜30は、マスタボックス20に接続されている。アンテナボックス30〜3012は、マスタボックス20に接続されている。マスタボックス20、20は、ナビボックス10に接続されている。
また、ナビボックス10は、マスタボックス20、20及びアンテナボックス30〜3012を特定する情報と、これらそれぞれに対応する商品の選択情報(商品選択情報)とを対応付けて格納した商品選択情報テーブルをコントローラ16のROMに記憶している。
次に、この看板P1の特定の領域に非接触型ICカードとしての機能を有する携帯端末をかざして、対応する商品を選択する処理について、図8を参照して説明する。ここで、初期状態として、この看板P1に埋め込まれているリーダライタシステム1は、ナビボックス10のみ電源がONの状態である。
まず、ユーザによって、携帯端末が「購入」領域B1にかざされると、当該携帯端末からこの携帯端末の識別情報を含んだ変調波が無線送信される。すると、「購入」領域B1に埋め込まれているナビボックス10は、アンテナ11を介して、この変調波を受信する。アナログ回路部12は、アンテナ11が受信した変調波を増幅して復調し、復調により得られた携帯端末の識別情報をコントローラ16に供給する。
コントローラ16は、アナログ回路部12から携帯端末の識別情報を受信すると(ステップS1)、接続されている2台のマスタボックス20、20及びマスタボックス20、20に接続されている8台のアンテナボックス30〜3012に、電源部15からの電力を供給する(ステップS2)。マスタボックス20、20及びアンテナボックス30〜3012は、この電力供給により電源がONの状態になる。また、マスタボックス20、20に電源が供給されることで、それぞれのコントローラ25が起動し、上述した時分割制御処理等が開始される。
続いて、ユーザは、購入したい商品に対応する「商品A〜J」領域G1〜G10のいずれかに携帯端末をかざすことで、当該携帯端末に、この携帯端末の識別情報を含んだ変調波を無線送信させる。すると、携帯端末がかざされた「商品A〜J」領域に対応するマスタボックス20又はアンテナボックス30は、かざされた携帯端末からの変調波をアンテナ21又はアンテナ31を介して受信する(ステップS3)。
アナログ回路部22又はアナログ回路部32は、アンテナ21又はアンテナ31が受信した変調波を増幅して復調し、復調により得られた携帯端末の識別情報と、当該マスタボックス20又はアンテナボックス30の識別情報との組(受信情報)を、先述した時分割制御で、接続されているナビボックス10へ送信する(ステップS4)。より具体的には、アンテナボックス30が近接した携帯端末からの変調波を受信した場合には、受信情報は、いったん、当該アンテナボックス30から対応するマスタボックス20に送信される。そして、当該マスタボックス20により、この受信情報はナビボックス10に送信される。
続いて、ナビボックス10のコントローラ16は、マスタボックス20又はアンテナボックス30の識別情報と携帯端末の識別情報とを受信すると(ステップS5)、携帯端末の認証処理を行う(ステップS6)。
具体的には、携帯端末の識別情報が、最初にナビボックス10が受信した携帯端末の識別情報と一致するか否かを判断して、一致した場合認証できたとする。なお、一致しなかった場合、認証できなかったこととなり、以下の処理は行われない。
認証に成功すると、ナビボックス10は、アンテナボックス30の識別情報と商品選択情報テーブルの記憶情報とから、当該アンテナボックス30に対応する商品の選択情報を特定する(ステップS7)。
以下、マスタボックス20又はアンテナボックス30が、近接した携帯端末からの情報を受信するたびに、その受信情報がナビボックス10に送信され、商品の選択情報が特定されることになる。
続いて、ユーザによって、携帯端末が「購入」領域B1にかざされると、上述したように、当該携帯端末からこの携帯端末の識別情報を含んだ変調波が無線送信され、ナビボックス10によって、この変調波は受信される。アナログ回路部12は、受信した変調波を増幅して復調し、復調により得られた携帯端末の識別情報をコントローラ16に供給する。
コントローラ16は、携帯端末の識別情報を受信すると(ステップS8)、携帯端末の認証処理を行う(ステップS9)。
具体的には、受信した携帯端末の識別情報が、最初にナビボックス10が無線受信した携帯端末の識別情報と一致するか否かを判断して、一致した場合認証できたとする。なお、一致しなかった場合、認証できなかったこととなり、以下の処理は行われない。
認証に成功すると、コントローラ16は、接続されている2台のマスタボックス20、20及びマスタボックス20、20に接続されている8台のアンテナボックス30〜3012への電力を供給を停止する(ステップS10)。マスタボックス20、20及びアンテナボックス30〜3012は、この電力供給の停止により、電源がOFFの状態になる。
なお、コントローラ16は、所定の時間(例えば1分)経過しても、マスタボックス20又はアンテナボックス30からの情報の送信がなされなかった場合(例えば、ユーザが携帯端末をかざして商品を選択する操作を途中で放棄した場合など)にも、マスタボックス20とアンテナボックス30への電力の供給を停止して、電源をOFFにしてもよい。
続いて、コントローラ16は、マスタボックス20又はアンテナボックス30からの情報により特定した商品選択情報をアナログ回路部12に供給する。アナログ回路部12は、生成した搬送波をこの商品選択情報を用いて公知の手法により変調し、得られた変調波を増幅して、近接した携帯端末へアンテナ11より無線送信する(ステップS11)。
ナビボックス10から無線送信された変調波は、携帯端末によって、受信され、商品選択情報に復調される。これにより、携帯端末のユーザは、例えば、取得した商品選択情報を当該携帯端末から対応するショッピングサイトに送信することで、対応する商品を購入することができる。
このように、ユーザは、この看板P1の「購入」領域B1及び「商品A〜J」領域G1〜G10、に携帯端末をかざすことで、対応する商品の選択情報を取得することができる。
以上の運用例において、マスタボックス20、20は、ナビボックス10に時分割制御され、アンテナボックス30〜3012は、マスタボックス20、20により時分割制御される。したがって、マスタボックス20、20あるいはアンテナボックス30〜3012において、携帯端末から識別情報を取得してナビボックス10あるいはマスタボックス20、20に送信するという一連の処理は、断続的となる。しかしながら、ナビボックス10及びマスタボックス20、20は、ごく短時間(例えば、50ms)で、制御対象の切り替えを行うため、支障を来すことはない。つまり、ユーザにより携帯端末が看板P1の各領域にかざされている間に、対応するマスタボックス20あるいはアンテナボックス30によって携帯端末から識別情報が取得され、取得された携帯端末の識別情報は、ナビボックス10まで十分到達できる。
以上説明したように、本実施形態のリーダライタシステム1は、ICカード又は携帯端末から情報を読み取り、あるいは、ICカード又は携帯端末に情報を書き込むリーダライタ(マスタボックス20、アンテナボックス30)を複数(この例では10台)備える。ここで、各アンテナボックス30は、対応するマスタボックス20による時分割制御に基づいて、ICカード又は携帯端末に情報を書き込み、あるいは、ICカード又は携帯端末から読み取った情報をマスタボックス20に送信する、という簡易な処理を行うだけでよいため、コントローラを必要としない。したがって、従来に比べコストの節減が図れる。
また、本実施形態のリーダライタシステム1では、通常時においては、マスタボックス20及びアンテナボックス30の電源はOFF状態であり、ユーザの利用時に、ナビボックス10によって、ON状態に切り替えられる仕様となっている。このため、従来に比べ消費電力を少なくすることができる。
また、各マスタボックス20は、ナビボックス10にデイジーチェーン接続し、各アンテナボックス30は、対応するマスタボックス20にデイジーチェーン接続している。したがって、1台のナビボックス10に集中的に接続した場合(いわゆる、スター型接続)に比べ、拡張時やメンテナンス時の作業負担が軽減され、省スペース化が図れる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、第1の実施形態のリーダライタシステム1と共通する部分については、同一符号を付し、説明を省略する。本実施形態のリーダライタシステム100は、図9に示すように、1台のマスタボックス200(マスタ装置)と、4台のアンテナボックス30(スレーブ装置)とを備える。
マスタボックス200は、図10に示すように、マスタボックス20(図3参照)に電源部26が追加された構成となっている。したがって、このリーダライタシステム100では、マスタボックス200が、接続する各アンテナボックス30に電力の供給を行う。本実施形態のリーダライタシステム100では、マスタボックス200は、各アンテナボックス30に対して、常時、電力の供給を行う。なお、他の実施形態においては、第1の実施形態のリーダライタシステム1と同様に、通常時では、アンテナボックス30の電源はOFF状態であり、ユーザの利用時に、マスタボックス200によって、ON状態に切り替えられる仕様にしてもよい。
以上のように構成されたリーダライタシステム100の運用例について説明する。図11Aは、非接触型ICカードとしての機能を有する携帯端末を特定の領域にかざすことで、かざした領域に対応した店舗のサイトにアクセスすることができる、看板P2を示した図である。
この看板P2の各領域T1〜T4の内部には、図11Bに示すように、本実施形態のリーダライタシステム100を構成するアンテナボックス30〜30が埋め込まれている。
アンテナボックス30〜30は、マスタボックス200に接続されている。マスタボックス200は、接続しているアンテナボックス30〜30を特定する情報と、アンテナボックス30〜30それぞれに対応するアクセス情報とを対応付けて格納したサイトアクセステーブルをコントローラ25のROMに記憶している。アクセス情報とは、アンテナボックス30〜30それぞれに対応する店舗のサイトにアクセスするための情報(例えば、URL(Uniform Resource Locator))である。
マスタボックス200のコントローラ25は、アンテナボックス30〜30に対応するサイトへのアクセス情報をサイトアクセステーブルから取得する。そして、コントローラ25は、取得したアクセス情報を、IF部23から、対応するアンテナボックス30に送信する処理を、前述した時分割制御で行う。
マスタボックス200の時分割制御により制御対象として選択されたアンテナボックス30は、マスタボックス200から送信されたアクセス情報をIF部33にて受信する。そして、受信したアクセス情報をアナログ回路部32で変調、増幅して、アンテナ31より無線送信する。
そのため、ユーザは、この看板P2の領域T1〜T4のうちの何れかの領域に携帯端末をかざすことで、その領域に埋め込まれているアンテナボックス30から送信される当該アンテナボックス30に対応したアクセス情報を携帯端末に取り込むことができる。これにより、ユーザは、看板P2に示される店舗のサイトに容易にアクセスすることが可能となる。
以上の運用例において、アンテナボックス30〜30は、マスタボックス200により時分割制御される。したがって、アンテナボックス30において、マスタボックス200からアクセス情報を受信し、これを携帯端末に対して無線送信するという一連の処理は、断続的となる。しかしながら、マスタボックス200は、ごく短時間(例えば、50ms)で、制御対象の切り替えを行うため、支障を来たすことはない。つまり、ユーザにより携帯端末が看板P2の各領域にかざされている間に、携帯端末が、対応するアンテナボックス30から無線送信されるアクセス情報を受信することは十分可能である。
以上説明したように、本実施形態のリーダライタシステム100は、ICカード又は携帯端末にアクセス情報を書き込むリーダライタ(アンテナボックス30)を複数(この例では4台)備える。ここで、各アンテナボックス30は、対応するマスタボックス200による時分割制御に基づいて、マスタボックス200から送られてきた情報(アクセス情報)を無線送信する処理を行うだけでよいため、コントローラを必要としない。したがって、アンテナボックス30は、簡易な構成で実現でき、コストの節減が図れる。
また、各アンテナボックス30は、マスタボックス200にデイジーチェーン接続しているため、マスタボックス200に集中的に接続した場合(スター型接続)に比べ、拡張時やメンテナンス時の作業負担が軽減され、省スペース化も図れる。
なお、本発明は、上記何れの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、マスタ装置(上記第1の実施形態のリーダライタシステム1におけるナビボックス10(図2参照)あるいは上記第2の実施形態のリーダライタシステム100におけるマスタボックス200(図10参照))は、必ずしもICカード又は携帯端末と無線通信可能に構成される必要はない。即ち、ナビボックス10においては、アンテナ11及びアナログ回路部12を備えない構成にしてもよく、マスタボックス200においては、アンテナ21及びアナログ回路部22を備えない構成にしてもよい。
また、上記各実施形態では、本発明のリーダライタシステムを特定の商品の選択情報を取得できる看板や特定サイトにアクセスできる看板に適用した例について説明したが、これらに限らず、様々な場面で本発明のリーダライタシステムを適用することができる。例えば、本発明のリーダライタシステムを、各アンテナボックスに携帯端末を近接することで、対応するクーポン情報を取得できるシステム等に適用することも可能である。
また、ナビボックスに接続させるマスタボックス、マスタボックスに接続させるアンテナボックスの台数に制限はない。
また、ナビボックスとマスタボックス、マスタボックスとアンテナボックスとをパラレルケーブルで接続してもよい。
本出願は、2007年6月25日に出願された、日本国特許出願特願2007−167021に基づく。本明細書中に、その明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照して取り込むものとする。
本発明は、非接触型ICカード又は非接触型ICカードとしての機能を有する携帯端末に対して情報の授受を行う様々な技術に適用することが可能である。

Claims (10)

  1. 非接触型ICカード又は該非接触型ICカードとしての機能を有する携帯端末との間で情報を送受信するリーダライタシステムであって、
    マスタ装置と、スレーブ装置と、を備え、前記マスタ装置には、前記スレーブ装置が複数接続され、
    前記マスタ装置は、
    制御対象とする一の前記スレーブ装置を時分割で切り替えて選択する選択手段と、
    該選択手段で選択した前記スレーブ装置と情報の送受信を行うスレーブ対応手段と、を備え、
    各々の前記スレーブ装置は、
    近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末と無線通信を行う無線通信手段と、
    前記マスタ装置と情報の送受信を行うマスタ対応手段と、を備え、
    前記マスタ装置に選択された前記スレーブ装置は、前記マスタ装置からの指示に応じて、前記非接触型ICカード又は前記携帯端末に所定の情報を送信し、又は、前記非接触型ICカード又は前記携帯端末から所定の情報を取得し、取得した情報を前記マスタ装置に送信する、
    ことを特徴とするリーダライタシステム。
  2. 前記マスタ装置は、近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末と無線通信を行う無線通信手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリーダライタシステム。
  3. 前記マスタ装置は、
    電源と、
    前記非接触型ICカード又は前記携帯端末からの情報の受信に応答して、接続する全ての前記スレーブ装置に対して、前記電源からの電力を供給し、又は、前記電源からの電力の供給を停止する電力供給制御手段と、をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載のリーダライタシステム。
  4. 前記マスタ装置と前記複数のスレーブ装置とは、デイジーチェーン接続されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリーダライタシステム。
  5. 非接触型ICカード又は該非接触型ICカードとしての機能を有する携帯端末との間で情報を送受信するリーダライタシステムであって、
    マスタ装置と、第1のスレーブ装置と、第2のスレーブ装置と、を備え、前記マスタ装置には、前記第1のスレーブ装置が複数接続され、各々の前記第1のスレーブ装置には、前記第2のスレーブ装置が複数接続され、
    前記マスタ装置は、
    制御対象とする一の前記第1のスレーブ装置を時分割で切り替えて選択するマスタ側選択手段と、
    該マスタ側選択手段で選択した前記第1のスレーブ装置と情報の送受信を行う第1のスレーブ対応手段と、を備え、
    各々の前記第1のスレーブ装置は、
    近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末と無線通信を行う第1のスレーブ側無線通信手段と、
    前記マスタ装置と情報の送受信を行うマスタ対応手段と、
    制御対象とする一の前記第2のスレーブ装置を時分割で切り替えて選択する第1のスレーブ側選択手段と、
    該第1のスレーブ側選択手段で選択した前記第2のスレーブ装置と情報の送受信を行う第2のスレーブ対応手段と、を備え、
    各々の前記第2のスレーブ装置は、
    近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末と無線通信を行う第2のスレーブ側無線通信手段と、
    前記第1のスレーブ装置と情報の送受信を行う第1のスレーブ対応手段と、を備え、
    前記マスタ装置に選択された前記第1のスレーブ装置の前記マスタ対応手段は、
    前記マスタ装置からの情報を受信し、又は、前記第1のスレーブ側無線通信手段、若しくは、前記第2のスレーブ装置の前記第2のスレーブ側無線通信手段により取得された前記非接触型ICカード又は前記携帯端末からの情報を前記マスタ装置に送信し、
    前記第1のスレーブ装置に選択された前記第2のスレーブ装置は、
    前記第1のスレーブ装置からの指示に応じて、前記非接触型ICカード又は前記携帯端末に所定の情報を送信し、又は、前記非接触型ICカード又は前記携帯端末から所定の情報を取得し、取得した情報を前記第1のスレーブ装置に送信する、
    ことを特徴とするリーダライタシステム。
  6. 前記マスタ装置は、近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末と無線通信を行う無線通信手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項5に記載のリーダライタシステム。
  7. 前記マスタ装置は、
    電源と、
    前記非接触型ICカード又は前記携帯端末からの情報の受信に応答して、接続する全ての前記第1のスレーブ装置及び各々の前記第1のスレーブ装置に接続する全ての前記第2のスレーブ装置に対して、前記電源からの電力を供給し、又は、前記電源からの電力の供給を停止する電力供給制御手段と、をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項6に記載のリーダライタシステム。
  8. 前記マスタ装置と前記複数の第1のスレーブ装置とは、デイジーチェーン接続され、
    各々の前記第1のスレーブ装置とそれぞれ対応する前記複数の第2のスレーブ装置とは、デイジーチェーン接続されている、
    ことを特徴とする請求項5に記載のリーダライタシステム。
  9. マスタ装置と、該マスタ装置に接続する複数のスレーブ装置と、を備え、非接触型ICカード又は該非接触型ICカードとしての機能を有する携帯端末との間で情報を送受信するリーダライタシステムの制御方法であって、
    前記マスタ装置は、
    制御対象とする一の前記スレーブ装置を時分割で切り替えて選択し、
    選択した前記スレーブ装置と情報の送受信を行い、
    前記マスタ装置に選択された前記スレーブ装置は、
    前記マスタ装置からの指示に応じて、近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末に所定の情報を無線通信にて送信し、又は、近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末から所定の情報を無線通信にて取得し、取得した情報を前記マスタ装置に送信する、
    ことを特徴とするリーダライタシステムの制御方法。
  10. マスタ装置と、該マスタ装置に接続する複数の第1のスレーブ装置と、各々の前記第1のスレーブ装置に接続する複数の第2のスレーブ装置と、を備え、非接触型ICカード又は該非接触型ICカードとしての機能を有する携帯端末との間で情報を送受信するリーダライタシステムの制御方法であって、
    前記マスタ装置は、
    制御対象とする一の前記第1のスレーブ装置を時分割で切り替えて選択し、
    選択した前記第1のスレーブ装置と情報の送受信を行い、
    前記第1のスレーブ装置は、
    近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末と無線通信を行い、
    制御対象とする一の前記第2のスレーブ装置を時分割で切り替えて選択し、
    選択した前記第2のスレーブ装置と情報の送受信を行い、
    前記第1のスレーブ装置に選択された前記第2のスレーブ装置は、
    前記第1のスレーブ装置からの指示に応じて、近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末に所定の情報を無線通信にて送信し、又は、近接した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末から所定の情報を無線通信にて取得し、取得した情報を前記第1のスレーブ装置に送信し、
    前記マスタ装置に選択された前記第1のスレーブ装置は、
    前記マスタ装置からの情報を受信し、又は、当該第1のスレーブ装置、若しくは、前記第2のスレーブ装置が取得した前記非接触型ICカード又は前記携帯端末からの情報を前記マスタ装置に送信する、
    ことを特徴とするリーダライタシステムの制御方法。
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