JPWO2008153178A1 - 半導体レーザ用エージングボード - Google Patents

半導体レーザ用エージングボード

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Abstract

放熱板に対するCAN型パッケージ(半導体レーザ素子)の接触、ソケットに対する電気的導通などを、簡素な構造で精度良くなすことができるエージングボードを提供する。押え部材7がCAN型パッケージ100を押圧する弾性押圧面部10を備えるので、スプリングや取付ネジ、ゴム製ワッシャなどの別部材が不要となり、簡素な構造で精度良く半導体レーザ素子100を固定することができる。

Description

本発明は、例えばCDやDVDなどの各種光ディスクに対する情報の記録、再生等に使用される半導体レーザ素子を、所定の条件下で駆動させ評価試験を行う半導体レーザ用エージングボードに関する。
多数の半導体レーザ素子を搭載し所定の条件下で駆動させて評価試験を行うエージングボードとして、例えば特許文献1,2等に記載された試験用ボード等がある。
この種試験用ボード等は、端部にエッジコンタクト部を備えた配線基板上に複数のソケットを固定し、夫々のソケットに半導体レーザ素子を装着し、試験装置のコネクタにエッジコンタクト部を接続して試験を行うようになっている。
半導体レーザ素子には各種構造のものがあるが、特許文献1,3,4等に開示されたCAN型パッケージが汎用的な半導体レーザ素子として一般に用いられている。
実開平7−2933号公報 特開平10−260220号公報 特開2006−324524号公報 特開2006−338848号公報
ところで、CAN型パッケージを被試験体とするエージングボードは、これに対応可能な構造であることは言うまでもない。
例えば、配線基板の一面側に、CAN型パッケージが装着されるソケットを複数配設し、各ソケットを覆うように放熱板を設置すると共に、ソケットに装着されたCAN型パッケージがソケット上側から押えられる押え板を各ソケットごとに設けたものが知られている。押え板は、スプリングと取付ネジによりソケット又は配線基板に固定されていて、その中心部位にはCAN型パッケージの頭部(キャップ部)が遊挿される孔(中心孔)が開いており、キャップ部下端のステム部外縁を押圧するようになっている。
このような構造のエージングボードにおいては、ソケットの数(エージングボードにおける被試験体の数)だけ押え板と、各押え板ごとのスプリング、取付ネジが必要であり、組立てが面倒でコスト高になる等の問題がある。また、取付ネジの位置ずれやスプリングの弾発力に誤差が生じた場合、押え板による被試験体の押圧に偏荷重が生じ、ソケットに対する電気的導通や放熱板に対する接触が不安定になる虞れがある。
前記した問題を解消する為に、押え板の中心孔にゴムなどの弾性材からなるワッシャを介在させたものも知られているが、放熱、押え荷重等による劣化や剥離が生じ、頻繁にワッシャを交換等しなければならないという問題がある。
本発明はこのような従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、放熱板に対する被試験体(半導体レーザ素子)の接触、ソケットに対する被試験体の電気的導通などを、簡素な構造で精度良くなすことができるエージングボードを提供することにある。また本発明は、CAN型パッケージの評価試験に好適に用いられるエージングボードの提供を目的とする。また、本発明は、被試験体(半導体レーザ素子)の設置数が多くなり、各被試験体同士の設置ピッチが狭くなった場合であっても、放熱板に対する被試験体の接触、ソケットに対する被試験体の電気的導通などを、簡素な構造で精度良くなすことができるエージングボードを提供する。さらに本発明は、放熱のための通風構造を備えたエージングボードを提供する。
以上の目的を達成するために本発明は、配線基板の一面側に、半導体レーザ素子が装着されるソケットと、該ソケットに近接して設置された放熱板を備えると共に、前記ソケットに装着された半導体レーザ素子を固定する押え部材を有し、前記半導体レーザ素子を駆動させて評価試験を行う半導体レーザ用エージングボードであって、
前記押え部材が、弾性変形可能に部分的に薄肉状とされた弾性押圧面部を有し、前記ソケットに装着された半導体レーザ素子を前記弾性押圧面部によって前記配線基板方向へ押圧するよう形成したことを特徴とする。
このような構成によれば、押え部材自体が被試験体(半導体レーザ素子)の押圧作用を発揮するので、スプリングや取付ネジ、ゴム製ワッシャなどの別部材が不要となり、簡素な構造で精度良く半導体レーザ素子を押圧することができる。
前記弾性押圧面部は、その押圧力によって、ソケットに対する半導体レーザ素子の電気的導通、及び/又は、放熱板に対する半導体レーザ素子の接触が、均等に精度良く成され、その状態が維持されるよう形成することが好ましい。
被試験体としての半導体レーザ素子がCAN型パッケージである場合、前記弾性押圧面部は、前記押え部材における前記ソケットと対峙する面に凹設された凹部と、該凹部の中心に形成された半導体レーザ素子押圧片からなることが好ましい。
また、前記弾性押圧面部と前記放熱板との間に、前記半導体レーザ素子の径方向へのずれを防止する弾性部材を介在させると良く、前記凹部に前記弾性部材が収容されていると好ましい。さらに、前記弾性部材が熱伝導性に優れる材質であると良い。
また、前記弾性押圧面部が、前記押え部材における前記ソケットと対峙する面に固定された板状部材に形成されていても良い。
この場合、弾性押圧面部が板状部材に形成されているので、押え部材に対する取り付け位置、大きさ、押圧強度などの自由度が増す。よって、被試験体(半導体レーザ素子)の設置数が多くなり、各被試験体同士の設置ピッチが狭くなった場合であっても、放熱板に対する被試験体の接触、ソケットに対する被試験体の電気的導通などを、簡素な構造で精度良くなすことができる。
前記板状部材の中心に半導体レーザ素子押圧片を備え、該半導体レーザ素子押圧片の周囲に、弾性変形可能に薄肉状とされた前記弾性押圧面部と、放熱用の放熱面部とが形成されていると好ましい。
この場合、板状部材が、押圧部材と放熱部材の二つの機能を有する。
前記弾性押圧面部が、前記半導体レーザ素子押圧片を中心として互いに対称となる位置に形成されていると良い。この場合、前記ソケットに対する前記半導体レーザ素子の電気的導通、及び/又は、前記放熱板に対する該半導体レーザ素子の接触のための押圧力が、該半導体レーザ素子に対し均等に働くようになる。
押え部材自体に被試験体(半導体レーザ素子)の押圧作用を発揮させるために、前記押え部材における前記ソケットと対峙する面に凹部または溝部が凹設され、該凹部または溝部の中に、前記板状部材が一または複数、収容状態で取り付けられているとさらに好ましい。
放熱作用を向上させるために、前記溝部が、前記押え部材の長手方向の一端側から他端側まで貫通状に形成されていると良い。また、前記貫通状の溝部内を放熱用の通風路とするための強制通風手段を別途備えると好ましい。前記板状部材が、熱伝導性に優れる材質からなるとさらに好ましい。
さらに、この場合、弾性押圧面部と押え部材の間に伝熱性弾性部材が挟持されるように配してもよい。このようにすると、構造は少々複雑になるが、被試験体である半導体レーザ素子の発熱を放散するのに、半導体レーザ素子→弾性押圧面部→伝熱性弾性部材→押え部材と伝熱の経路が新たに追加されるため、熱の放散効率が飛躍的に向上する。したがって、特に、最近のレーザ素子の高出力化の要請に伴い、発熱量も大きくなっているので、このような高出力レーザ素子を試験する場合に、特に好ましい。
前記ソケットは、配線基板に対し一つ設けられる場合もあるし、複数設けられる場合もある。前記押え部材は、一又は複数のソケットに装着された各半導体レーザ素子の固定に対応し得るよう形成される。
本発明に係るエージングボードは、各種タイプの半導体レーザ素子に対応させて構成することができるが、特に、CAN型パッケージの半導体レーザ素子に好適に用いることができる。
本発明に係る半導体レーザ用エージングボードは以上説明したように構成したので、放熱板に対する半導体レーザ素子の接触、ソケットに対する半導体レーザ素子の電気的導通などを、簡素な構造で精度良くなすことができ、特に、CAN型パッケージの評価試験に好適に用いることができるなど、多くの効果を奏する。
以下、本発明の実施形態の数例を図面に基づき説明する。
図1〜図3に示す第一例のエージングボード1は、四角形状の配線基板2と、この配線基板2の上側に、ビス等の固定手段3により配線基板2との間に所定の隙間をあけて固定された放熱用の金属板4と、該金属板4の上面に縦横に配列して装着した多数のソケット5と、複数のソケット5に対応して設置された放熱板6と、各ソケット5に装着された半導体レーザ素子(CAN型パッケージ)100を固定する押え部材7を有し、端部に設けた接続部8に試験装置のコネクタ(不図示)を接続して、所定の条件化で半導体レーザ素子100を駆動させ評価試験を行うよう構成されている。
本例の半導体レーザ素子100は、例えばCDやDVD等に記録されたデジタル情報を読み取るCAN型パッケージとしての光レーザダイオードモジュールであって、図3中に示すように、レーザ発光素子などが搭載されたステム部101の上面側をキャップ102で覆うと共に、下面側に突出する複数の端子103が、ソケット5内の中継用コンタクトピン8と接触して電気的に導通するようになっている。
ソケット5は、上面に前記端子103の差込孔9を備えた略筒状のケース内に中継用コンタクトピン8を所要数備えたもので、各中継用コンタクトピン8は、配線基板2に形成された配線(不図示)中の所定箇所と電気的に導通するよう、配線基板2に植設されている。
放熱板6は、適宜間隔をおいて直列状に設置された複数(本例では5個)のソケット5を被覆可能な長さを備えた逆U字形のコア部6aの左右側面にフィン6bを多段状に備えたもので、コア部6aの上面に、前記差込孔9と連通する差込孔6cを備え、半導体レーザ素子100のステム部101がコア部6a上面に接触して放熱がなされるようになっている。
押え部材7は、所望の金属材料などにより、前記放熱板6を上方から被覆可能な底面開放の長尺箱形状に形成され、その上面部が弾性押圧面部10となっている。
弾性押圧面部10は、押え部材7の上面部を弾性変形可能に部分的に薄肉状とすることで押圧力を発揮し、ソケット5に装着された半導体レーザ素子100を配線基板2方向へ押圧して、前記端子103と中継用コンタクトピン8の電気的導通、及び、放熱板6に対する前記ステム部101の接触を確実ならしめる。
本例では、押え部材7の上面部における前記ソケットと対峙する部位に凹部10aを凹設して、弾性変形可能な程度の肉厚を有する薄肉面部(弾性変形面部)10bを形成し、且つ、前記凹部10aの中心に、前記差込孔6c、9と連通する通孔10cを設けて、この通孔10cから、ソケット5に装着された半導体レーザ素子100のキャップ102が突出するようになっている。また、通孔10cの開口縁は下方に延出し、ソケット5に装着された半導体レーザ素子100のステム部101外周に当接する押圧片10dとなっている。
押え部材7は、ビスなどの固定手段(不図示)により放熱板6に固定され、押圧片10dの下端が前記ステム部101に当接すると共に、薄肉面部(弾性変形面部)10bの弾性変形力(押圧力)が働いて、前記した如く、半導体レーザ素子100を配線基板2方向へ押圧して、前記端子103と中継用コンタクトピン8の電気的導通、及び、放熱板6に対する前記ステム部101の接触が確実になる。
前記した凹部10a、薄肉面部10bの形状は、図4(a)に示すような円形状としても良いし、(b)に示すような四角形状としても良い。
また、図5(a)〜(c)に示すように、押え部材7の上面部における前記ソケットと対峙する部位に前記した凹部10a、薄肉面部(弾性変形面部)10b、通孔10cを設けると共に、通孔10cの周囲の薄肉面部(弾性変形面部)10bを、ソケット5に装着された半導体レーザ素子100のステム部101外周に当接する押圧面としても良い。
この場合も、凹部10a、薄肉面部10bの形状は、(b)に示すような円形状としても良いし、(c)に示すような四角形状としても良い。
さらに、前述したそれぞれの例において、図6に示すように、薄肉面部10b又はその周囲に開口11を形成し、薄肉面部10bの弾性変形力を適宜に設定することもできる。
開口11は、(a)に示すような四角形状としたり、(b)に示すような放射状とするなど、任意に形成することができる。
図7〜図10には、前記した実施形態において、弾性押圧面部10と放熱板の間に、半導体レーザ素子100の径方向へのずれを防止する弾性部材20を介在させた例を示す。
すなわち、この例では、前記した放熱板6の上に板状の上側放熱板6’をさらに備えると共に、弾性押圧面部10の凹部10a内に、ステム部101の外周に当接して半導体レーザ素子100の径方向へのずれを防止する板バネからなる弾性部材20を収容している。弾性部材20は熱伝導性に優れる材質、例えば銅合金などの金属材料からなるものが好ましい。
この例によれば、板バネ20により、ソケット5に装着した半導体レーザ素子100の径方向へのずれが防止され、より高精度な評価試験を行うことができ、且つ、板バネ20によって、より効率的に放熱効果を得ることができるなど、多くの利点がある。
尚、この例のように、押え部材7を板状としたり、上側の放熱板6’として板状放熱板を採用することは適宜選択することができる。
次に、前記した弾性押圧面部10が板状部材30に形成されている例について説明する。
図11、図12に示す例の弾性押圧面部10は、押え部材7におけるソケット5と対峙する面に固定された板状部材30に形成されている
板状部材30は、放熱性(熱伝導性)に優れた金属材料からなり、その一部を弾性変形可能に薄肉状とすることで押圧力を発揮し、ソケット5に装着された半導体レーザ素子100を配線基板2方向へ押圧して、前記端子103と中継用コンタクトピン8の電気的導通、及び、放熱板6に対する前記ステム部101の接触を確実ならしめるよう形成されている。
板状部材30の中心には、通孔10fと、その開口縁に半導体レーザ素子押圧片10dが形成されており、この押圧片10dの周囲に、弾性変形可能に薄肉状とされた弾性押圧面部10と、放熱用の放熱面部10gなどが連続状に形成されている。
この例の弾性押圧面部10、10は、半導体レーザ素子押圧片10dを中心として、互いに左右対称となる位置に形成されている。そして、ソケット5に対する半導体レーザ素子100の電気的導通が確実に行われると共に、放熱板6に対する半導体レーザ素子100の接触のための押圧力が、半導体レーザ素子100に対し均等に働くようになっている。
弾性押圧面部10、10の外側には、板状部材30を、押え部材7にビス31で固定し一体化させるためのビス孔32を備えた取付け面部10hが連続状に形成されている。
押え部材7におけるソケット5と対峙する面には溝部40が凹設されており、この溝部40の中に、前記した板状部材30が複数、適宜間隔毎に、収容状態で取り付けられている。
溝部40は、押え部材7の長手方向の一端側から他端側まで貫通状に形成され、放熱用の通風路を構成している。
なお、図示は省略するが、貫通状の溝部40内を放熱用通風路としてより効果的に機能させるために、強制通風手段を別途備えるとさらに好ましい。
このような構成によれば、押え部材7自体が半導体レーザ素子(被試験体)100の押圧作用を発揮するので、前述の実施形態例と同様に、簡素な構造で精度良く半導体レーザ素子100を押圧することができる。さらに、弾性押圧面部10が板状部材30に形成されているので、押え部材7に対する取り付け位置、大きさ、押圧強度などの自由度が増す。よって、半導体レーザ素子(被試験体)100の設置数が多くなり、各被試験体100、100同士の設置ピッチが狭くなった場合であっても対応可能であるなどの利点がある。
さらに、この場合、図11および図13に示すように、弾性押圧面部10dと押え部材7の間に伝熱性弾性部材50が挟持されるように配してもよい。
このようにすると、構造は少々複雑になるが、被試験体である半導体レーザ素子100の発熱を放散するのに、半導体レーザ素子100→弾性押圧面部10d→伝熱性弾性部材50→押え部材7と伝熱の経路が新たに追加されるため、熱の放散効率が飛躍的に向上する。したがって、特に、最近の半導体レーザ素子の高出力化の要請に伴い、発熱量も大きくなっているので、このような高出力レーザ素子を試験する場合に、特に好ましい。
また、この場合に、図13に示すように、弾性押圧面部10dと伝熱性弾性部材50の間の接触および伝熱性弾性部材50と押え板7の間の接触が面接触となり、その面がなるべく広い面積となるように伝熱性弾性部材50の形状と配置を決定するとよい。この方が、熱伝導面積が増加するため効率がよく、また、接触面積も増加するため応力の集中も防止できる。たとえば、図13に示すような、中央部分が円柱状の空洞を有する平たい円柱のような形状のものを、この空洞部分が通孔10fと一致するように配置してもよい。
さらに、伝熱性弾性部材50としては、素材はゴムやシリコンなどを用いることができ、市販の熱伝導シートやいわゆるゴムワッシャを用いてもよい。この場合の熱伝導性能としては、例えば、熱伝導率が5[J/s・m・K]のものなどを用いることができる。熱伝導率は高い方が望ましいが、伝熱弾性部材40は、弾性押圧面部10と押え部材7に挟まれて、被試験体を更に適度な圧力で確実に固定する機能も有するため、適度な弾性すなわち、クッション性を有する限度で、熱伝導率が高いものが好ましい。
なお、[発明が解決しようとする課題]のところで述べた課題について付け加えると、押え板の中心にゴムなどの弾性剤からなるワッシャを介在させたものは、放熱、押さえ荷重等による劣化や剥離が生じ、交換を頻繁に必要となるという欠点を挙げたが、これは、特に、押え板とワッシャなどとの接触面積が小さく、特に線接触に近くなると、顕著になる欠点であるが、上記のように、なるべく接触面積を多く取ることにより、克服できるものである。
図13、図14に前記した板状部材30の変形例を示す。これらの例における板状部材30’、30”において、前述の板状部材と同様の構成部分については図中に前記と同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
以上、本発明の実施形態の数例を図面を参照して説明したが、本発明は図示例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇において種々の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明に係るエージングボードの実施形態の一例を示す平面図。 図1に示すエージングボードの正面図で、一部切欠して表す。 図2の要部拡大図。 押え部材の底面図で、(a)は凹部が円形の場合、(b)は凹部が四角形の場合を示す。 押え部材の変形例を示し、(a)は要部の縦断面図、(b)は凹部が円形の場合の底面図、(c)は凹部が四角形の場合の底面図を示す。 押え部材の変形例を示し、(a)は凹部に四角形状の開口を設けた場合の底面図、(b)は凹部に放射状の開口を設けた場合の底面図を示す。 弾性押圧面部と放熱板の間に弾性部材を介在させた例を示す要部の拡大縦断面図。 図7の要部拡大図。 図7の要部を底面側から見た斜視図で、半導体レーザ素子を省略して示す。 図7の要部を底面側から見た斜視図。 弾性押圧面部が板状部材に形成されている例の要部拡大断面図。 図11の板状部材を底面側からみた図。 板状部材の変形例であり、あわせて伝熱性弾性部材が配された場合の状態を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図。 板状部材の変形例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図。
符号の説明
1:エージングボード
2:配線基板
5:ソケット
6,6’:放熱板
7:押え部材
10:弾性押圧面部
10a:凹部
10b:薄肉面部
10d:押圧片
20:板バネ(弾性部材)
30:板状部材
50:伝熱性弾性部材
10g:放熱面部
100:半導体レーザ素子(CAN型パッケージ)
101:ステム部
102:キャップ部

Claims (16)

  1. 配線基板の一面側に、半導体レーザ素子が装着されるソケットと、該ソケットに近接して設置された放熱板を備えると共に、前記ソケットに装着された半導体レーザ素子を固定する押え部材を有し、前記半導体レーザ素子を駆動させて評価試験を行う半導体レーザ用エージングボードであって、
    前記押え部材が、弾性変形可能に部分的に薄肉状とされた弾性押圧面部を有し、前記ソケットに装着された半導体レーザ素子を前記弾性押圧面部によって前記配線基板方向へ押圧するよう形成したことを特徴とする半導体レーザ用エージングボード。
  2. 前記弾性押圧面部による押圧によって、前記ソケットに対する前記半導体レーザ素子の電気的導通、及び/又は、前記放熱板に対する該半導体レーザ素子の接触が維持されるよう形成したことを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ用エージングボード。
  3. 前記弾性押圧面部が、前記押え部材における前記ソケットと対峙する面に凹設された凹部と、該凹部の中心に形成された半導体レーザ素子押圧片からなることを特徴とする請求項1または2記載の半導体レーザ用エージングボード。
  4. 前記弾性押圧面部と前記放熱板との間に、前記半導体レーザ素子の径方向へのずれを防止する弾性部材を介在させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の半導体レーザ用エージングボード。
  5. 前記凹部に前記弾性部材が収容されていることを特徴とする請求項4記載の半導体レーザ用エージングボード。
  6. 前記弾性部材が熱伝導性に優れる材質からなることを特徴とする請求項4または5記載の半導体レーザ用エージングボード。
  7. 前記弾性押圧面部が、前記押え部材における前記ソケットと対峙する面に固定された板状部材に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の半導体レーザ用エージングボード。
  8. 前記板状部材の中心に半導体レーザ素子押圧片を備え、該半導体レーザ素子押圧片の周囲に、弾性変形可能に薄肉状とされた前記弾性押圧面部と、放熱用の放熱面部とが形成されていることを特徴とする請求項7記載の半導体レーザ用エージングボード。
  9. 前記弾性押圧面部が、前記半導体レーザ素子押圧片を中心として互いに対称となる位置に形成され、前記ソケットに対する前記半導体レーザ素子の電気的導通、及び/又は、前記放熱板に対する該半導体レーザ素子の接触のための押圧力が、該半導体レーザ素子に対し均等に働くよう形成したことを特徴とする請求項7または8記載の半導体レーザ用エージングボード。
  10. 前記押え部材における前記ソケットと対峙する面に凹部または溝部が凹設され、該凹部または溝部の中に、前記板状部材が一または複数、収容状態で取り付けられていることを特徴とする請求項7〜9のいずれか記載の半導体レーザ用エージングボード。
  11. 前記溝部は、前記押え部材の長手方向の一端側から他端側まで貫通状に形成されていることを特徴とする請求項10記載の半導体レーザ用エージングボード。
  12. 前記貫通状の溝部内を放熱用の通風路とするための強制通風手段を別途備えたことを特徴とする請求項11記載の半導体レーザ用エージングボード。
  13. 前記板状部材が熱伝導性に優れる材質からなることを特徴とする請求項7〜12のいずれか記載の半導体レーザ用エージングボード。
  14. 前記弾性押圧面部と前記押え部材の間に伝熱性弾性部材が挟持されるように配したことを特徴とする請求項7〜13のいずれか記載の半導体レーザ用エージングボード。
  15. 前記ソケットを複数備えると共に、前記押え部材が複数のソケットに装着された各半導体レーザ素子の固定に対応し得るよう形成されていることを特徴とする請求項1〜14のいずれか記載の半導体レーザ用エージングボード。
  16. 被試験体としての半導体レーザ素子がCAN型パッケージであることを特徴とする請求項1〜15のいずれか記載の半導体レーザ用エージングボード。
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