JPWO2008149975A1 - 通信網の障害原因分析システムと障害原因分析方法、及び障害原因分析用プログラム - Google Patents

通信網の障害原因分析システムと障害原因分析方法、及び障害原因分析用プログラム Download PDF

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Abstract

障害原因分析システムは、通信網における障害の原因を通信装置の内部処理の記録内容から推定する障害原因分析システムであって、障害の発生時に前記記録内容の統計的特徴を抽出する特徴抽出手段と、障害原因が既知である過去の障害発生時に取得した前記記録内容の統計的特徴と、障害の発生時に取得した前記記録内容の統計的特徴との類似性に基づいて、障害原因を推定する障害原因推定手段と、を備える。通信装置内部のプロセス・ログから検出した通信網の障害に対して、事例の多寡に関わらず過去の障害事例から障害の特徴と障害原因の間の対応関係を獲得し、特徴のばらつきの範囲を定量的に判断に組み込んで、障害の発生原因を推定できる通信網の障害原因分析システムを提供する。

Description

本発明は、通信網の障害原因分析システム、障害原因分析方法及び障害原因分析用プログラムに関し、特に通信網を形成する通信装置内部のプロセス・ログを分析し、その統計的な特徴から通信網の障害原因を推定する通信網の障害原因分析システム、障害原因分析方法及び障害原因分析用プログラムに関する。本願は、2007年6月6日に出願された特願2007−150429号に基づき、優先権の利益を主張するものである。そして、特願2007−150429号の内容は本願の明細書の内容に含まれる。
通信装置を複数台接続し、通信網を構成するシステムが知られている。
ここで、複数台の通信装置を接続し通信網を構成するシステムのブロック図を図1に示す。
図1の通信網は、上位の通信装置200と、通信装置200に接続される通信装置201〜203と、通信装置201〜203と接続される通信端末204,205と、通信装置200に接続される網管理システム206とを備えている。
そして、上位の通信装置200は、外部網とデータの中継を行う。
通信装置201〜203は、それぞれ通信端末204,205の何れかと接続され、動作が通信装置200によって制御されるようになっている。図1では、通信装置201,203が通信端末204,205にそれぞれ接続された場合を示している。
通信端末204及び205は、それぞれ通信装置201〜203の何れかと通信媒体を通じて互いに接続されている。
網管理システム206は、通信装置200に接続され、通信網の運用状況を管理している。
例えば、移動通信システムを具体例に取ると、基地局制御装置が通信装置200に相当し、無線基地局が通信装置201〜203に相当し、移動局が通信端末204、205に相当する。
図1の通信網において、通信装置200と通信装置201のように、互いに対向する通信装置の間で故障が発生すると、故障を通知するメッセージが通信装置200又は通信装置201から網管理システム206に送信される。
保守者は、網管理システム206を監視しており、網管理システム206が故障通知メッセージを受信すると、保守者が該メッセージを分析し、分析結果を基に、具体的な回復措置を実施する。
このような故障通知メッセージを分析して、通信網に起きた障害の原因を推定するシステムの一例が、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載された障害原因の推定システムは、故障通知メッセージの発生パターンを分析し、事前に定めた推定ルールに従って障害原因を推定し、措置動作を自動的に実施する。
しかしながら、近年の通信装置の複雑化に伴い、通信網に起こり得る全ての故障に対して、このような故障通知メッセージを事前に用意して網羅的に備えておくことが困難になっている。
そのため、予め通知対象としていなかった故障が生じたり、故障の通知機能それ自体に故障が生じたりすると、故障の検出漏れが生じて通信網の障害が長期化しやすいという問題があった。
また、通信網に品質劣化などの深刻な通信障害が生じているにも関わらず、このように故障通知メッセージが適切に出力されない場合には、通信装置内部のプロセス・ログを分析して通信障害を検出し、障害原因を特定する方法が用いられる。
プロセス・ログには、故障通知メッセージよりも装置の内部処理に関する詳細な情報が含まれるので、故障通知メッセージによって検出できないような通信障害の検出と、その原因を推定できる場合がある。
この通信装置内部のプロセス・ログの一例が、特許文献2に記載されている。
特許文献2に記載されたプロセス・ログは、一般に呼処理警報ログと呼ばれるもので、通信装置内部の呼処理の途中で生じた異常切断に対して、異常切断が生じた処理の箇所や異常切断の発生理由などの情報を含んでいる。
異常切断の発生理由の例としては、待機処理の時間切れ、輻輳の発生、呼の受付規制の発生、通信帯域の不足、端末の喪失などが挙げられる。
通常、呼処理警報ログは、発生日時や異常切断に関わる通信ノードなどの情報を伴った時系列のログとして、通信装置200や網管理システム206に設けられた記録装置に蓄積される。
このような通信装置内部のプロセス・ログは、障害の発生に備えて予め外部の網管理システムに出力しておくこともあるが、通常は、外部に出力せず障害発生時に必要に応じて取得することもある。
このような通信装置内部のプロセス・ログのうち、呼処理警報ログのように異常プロセスを記録したログを分析して、通信網の障害検出を行うシステムの一例が、特許文献3に記載されている。
図2は、特許文献3に記載された通信網の障害検出システムの構成を示した構成図である。
図2に示す障害検出システム207は、障害検出システム207が網管理システム206に接続される場合を例にして説明したものである。図2に示す障害検出システムは、ログ収集部100と、観測量抽出部101と、障害の特徴抽出部102と、障害の特徴の出現強度算出部103と、出現強度の確率分布算出部104と、網特性DB(database)105と、異常度算出部106と、障害検出部107と、結果表示部108と、入力部109とを備えている。
ログ収集部100は、網管理システム206の内部に蓄積されたプロセス・ログを収集する。
観測量抽出部101は、収集したログから網の状態監視に必要な観測量を抽出する。
障害の特徴抽出部102は、観測量抽出部101によって抽出された観測量から障害の特徴を抽出する。
障害の特徴の出現強度算出部103は、観測量抽出部101における観測量から、障害の特徴の出現強度を算出する。
出現強度の確率分布算出部104は、障害の特徴の出現強度算出部103から、正常時の確率分布を算出する。
網特性DB105は、出現強度の確率分布算出部104によって算出された正常時の確率分布と、障害の特徴抽出部102によって算出された障害の特徴とを格納する。
異常度算出部106は、障害の特徴の出現強度算出部103によって算出された出現強度の大きさと、網特性DB105に格納されている障害の特徴の出現強度の正常時の確率分布とを比較して、出現強度の異常な度合い(異常度)を算出する。
更に、複数の障害の特徴の異常度を総合化して通信ノードの異常度を算出する。
障害検出部107は、通信ノードの異常度と、網特性DB105に格納されている異常度の閾値とを比較して、通信ノードの状態を判定し障害を検出する。
結果表示部108は、障害の検出結果をCRT(Cathode Ray Tube)等の表示装置に表示する。
また、観測量抽出部101において、ログ収集部100からログを抽出する観測量は、多次元ベクトルであり、ログから特定の通信ノードが関与するプロセスを抽出し、抽出したプロセスの種別ごとに、単位時間当たりの発生回数を求めた値をベクトルの各要素とする。
また、障害の特徴抽出部102において、観測量から抽出する障害の特徴は、統計的に無相関な変動成分、統計的に独立な変動成分、統計的に完全な無相関でも独立でもないが、障害原因と関連することが経験的にわかっている変動成分など、観測量から統計的もしくは経験的に抽出された多次元ベクトルである。
障害原因の例としては、干渉信号の出現、通信ユーザ数の一時的な急増、通信路の遮断、通信装置の故障などが挙げられる。
図3は、網特性DB105に格納されている情報の構成を示した構成図である。
網特性DB105は、監視対象とする通信ノード1〜J(Jは自然数)ごとに、通信ノードの特性を表すパラメータを格納している。
通信ノードの特性パラメータは、ログから抽出した障害の特徴(障害の発生時におけるログの統計的な特徴)1〜N(Nは自然数)と、正常時におけるこの統計量の出現強度の確率分布と、障害検出に用いる異常度の閾値とから構成される。
次に、特許文献3に記載された通信網の障害検出システムの動作について、図4と、図5とを用いて詳細に説明する。
図4は、特許文献3に記載された通信網の障害検出システムの動作を説明するフローチャートである。
図4において、ステップ300で動作が開始され、次に、監視対象とする通信ノードに生じるプロセスの単位時間における発生回数を、ログ収集部100が収集したログから観測量抽出部101が抽出し、それらの値を要素とする多次元ベクトルを観測量とする(ステップS301)。
このとき、障害の監視対象とする通信ノードと時間範囲については、ユーザによって入力部109を介して指定される。
ここで、網特性DB105が未構築である場合には、ステップS302において網特性DB105を更新すると判断し、通信網の障害監視に先立ってステップS303において網特性DB105を構築する。
図5は、ステップS303における網特性DB105の構築処理の動作を説明するフローチャートである。
まず、ステップS400で網特性DBの構築(更新)が開示されると、ステップS401において、監視対象とする通信ノード(通信ノード1〜J)から単位時間ごとに得られる観測量を標本として、正常時と障害時との標本を共に含む標本集合を生成する。
次に、ステップS402において、標本集合から障害の統計的特徴を抽出して網特性DB105に格納する。
その後、ステップS403において、監視対象とする通信ノード1〜Jが正常な状態にあるときに得られる観測量の標本を、前記標本集合から抽出する。
そして、ステップS404では、ステップS403において抽出した各標本から障害の特徴の出現強度を算出する。
その後、ステップS405では、ステップS403において生成した障害の特徴の出現強度の集合から、出現強度の確率分布を算出して網特性DB105に格納する。
ステップS406では、監視対象とする通信ノード1〜Jが障害状態にある時に得られる観測量の標本を前記標本集合から抽出する。
そして、ステップS407では、ステップS406において抽出した各標本から障害の特徴の出現強度を算出する。
その後、ステップS408では、障害の特徴の出現強度の異常度を総合化した通信ノード1〜Jの異常度を求める。
そして、ステップS409では、前記の障害時の通信ノード1〜Jの異常度の分布もしくは運用ポリシーに基づいて定まる異常度の閾値を、網特性DB105に格納する。
このように、図5に示したフローチャートによる網特性DBの構築処理によって、網特性DB105を更新することができる。
図4のステップS303に戻ると、特許文献3に記載された通信網の障害検出システムでは、このように構築された網特性DB105を用いて、通信ノードの障害を検出する。
具体的には、ステップS304において、前記観測量から網特性DB105に格納されている障害の特徴の出現強度を算出する。
そして、ステップS305では、網特性DB105に格納されている確率分布から通信ノードの異常度を求める。
そして、ステップS306では、監視対象とする通信ノードの異常度と、網特性DB105に格納されている閾値を比較して障害の有無を判定する。
以上により、障害の特徴の出現強度の異常度は、網特性DB105に格納されている確率分布から求めた出現強度の上側確率、下側確率、両側確率の何れかに設定し、通信ノードの異常度は、個々の障害の特徴に対して求めた出現強度の異常度の積としている。
これにより、特許文献3に記載された通信網の障害検出システムでは、装置内部のプロセス・ログを用いた通信網の障害検出を実現している。
特開2004−80297号公報 特開平11-261471号公報 特開2007−020115号公報 Aapo Hyvarinen 他2名、訳者2名、「詳解 独立成分分析」、東京電機大学出版局、2005年2月10日、p164−p217 Richard O. Duda 他2名、監訳者1名、「パターン識別」、新技術コミュニケーションズ、2001年7月3日、p32−p36、p528−p529
しかしながら、プロセス・ログには、通信の内部処理の履歴しか記録されていないことが多い。
そのため、保守者がその内容を見て障害を検出し発生原因を推定するのは、一般的には容易ではない。
そのため、関連技術では、ログの出力特性を統計解析して障害の特徴を抽出し、その特徴を用いて障害を自動検出しているが、検出された障害の発生原因までは推定することができていなかった。
というのも、ログから検出された障害に対して発生原因を推定するには、ログから抽出した障害の特徴と障害原因とを対応付けねばならないが、以下の理由から両者の対応関係を獲得するのは困難な場合が多いからである。
まず、第1の理由は、ログから抽出した障害の特徴は統計的な量であるため、値のばらつきを伴い障害の特徴と障害原因の間の対応関係が不明瞭だからである。
このような障害の特徴のばらつきは、通信ノードにおいて障害とは無関係に定常的に発生しているプロセスや、他の障害の特徴が完全には分離しきれずに残るために生じる場合が多い。
しかも、過去の障害事例から両者の対応関係を獲得する場合には、新規システムの運用開始直後に生じる障害や発生頻度が少ない障害などについては事例の蓄積が少ないため、値のばらつきの範囲を特定しにくい。
従って、両者の対応関係を獲得することは、困難なことが多い。
次に、第2の理由は、障害の特徴と障害原因の間の対応関係について過去の障害事例から獲得しようとしても、新たに抽出された障害の特徴に対応する障害原因が、過去の解決済みの障害事例の中にない場合があるからである。
このような場合には、装置の設計情報を手掛かりに、運用中の装置の振る舞いを論理的に推測して障害の特徴と障害原因を結び付けなければならない。
しかし、近年、通信装置の内部処理の複雑化が進んでおり、装置内部のプロセスと障害原因を結びつける事前知識が容易には得難くなっているため、障害の特徴と障害原因を結びつける作業は、多くの困難を伴っていた。
そこで、本発明の典型的な第1の目的は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、通信装置内部のプロセス・ログから検出した通信網の障害に対して、事例の多寡に関わらず過去の障害事例から障害の特徴と障害原因の間の対応関係を獲得し、特徴のばらつきの範囲を定量的に判断に組み込んで、障害の発生原因を推定できる通信網の障害原因分析システム、障害原因分析方法及び障害原因分析用プログラムを提供することを目的とする。
また、本発明の典型的な第2の目的は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、通信装置内部のプロセス・ログから検出した通信網の障害に対して、過去の障害事例から障害の特徴と障害原因の間の対応関係を獲得できない場合であっても、分析ルールを速やかに形成できるようにユーザを支援し、ユーザから収集した情報により形成したルールを用いて障害原因を推定できる通信網の障害原因分析システム、障害原因分析方法及び障害原因分析用プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る典型的な第1の障害原因分析システムは、 通信網における障害の原因を、通信装置の内部処理の記録内容から推定する障害原因分析システムであって、
入力された前記記録内容から障害発生時における前記記録内容の第1の統計的特徴を抽出する特徴抽出部と、
障害原因が既知である過去の障害発生時における前記記録内容の第2の統計的特徴を記憶する記憶部と、
前記第1の統計的特徴と前記第2の統計的特徴との類似性に基づいて、障害原因を推定する障害原因推定部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明に係る典型的な第2の障害原因分析システムは、通信網における障害の原因を、通信装置の内部処理の記録内容から推定する障害原因分析システムであって、
入力された前記記録内容から障害発生時における前記記録内容の統計的特徴を抽出する特徴抽出部と、
前記統計的特徴を含む第1の情報を出力する出力部と、
障害原因と前記統計的特徴の対応関係、及び前記統計的特徴の注目箇所の少なくとも一つを含む第2の情報が入力される入力部と、
入力された前記第2の情報に基づいて、障害原因を推定する障害原因推定部と、
を有することを特徴とする。
本発明に係る典型的な第1の障害原因分析方法は、通信網における障害の原因を、通信装置の内部処理の記録内容から推定する障害原因分析システムにおける障害原因分析方法であって、
入力された前記記録内容から障害発生時における前記記録内容の第1の統計的特徴を抽出する特徴抽出ステップと、
障害原因が既知である過去の障害発生時における前記記録内容の第2の統計的特徴と、前記第1の統計的特徴との類似性に基づいて、障害原因を推定する障害原因推定ステップと、
を備えたことを特徴とする。
本発明に係る典型的な第2の障害原因分析方法は、通信網における障害の原因を、通信装置の内部処理の記録内容から推定する障害原因分析システムにおける障害原因分析方法であって、
入力された前記記録内容から障害発生時における前記記録内容の統計的特徴を抽出する特徴抽出ステップと、
前記統計的特徴を含む第1の情報を出力する出力ステップと、
障害原因と前記統計的特徴の対応関係、及び前記統計的特徴の注目箇所の少なくとも一つを含む第2の情報が入力される入力ステップと、
入力された前記第2の情報に基づいて、障害原因を推定する障害原因推定ステップと、
を有することを特徴とする。
本発明に係る典型的な第1の障害原因分析用プログラムは、通信網における障害の原因を、通信装置の内部処理の記録内容から推定するために、コンピュータに、
入力された前記記録内容から障害発生時における前記記録内容の第1の統計的特徴を抽出する特徴抽出処理と、
障害原因が既知である過去の障害発生時における前記記録内容の第2の統計的特徴と、前記第1の統計的特徴との類似性に基づいて、障害原因を推定する障害原因推定処理と、
を実行させる、障害原因分析用プログラムである。
本発明に係る典型的な第2の障害原因分析方法は、通信網における障害の原因を、通信装置の内部処理の記録内容から推定するために、コンピュータに、
入力された前記記録内容から障害発生時における前記記録内容の統計的特徴を抽出する特徴抽出処理と、
前記統計的特徴を含む第1の情報を出力する出力処理と、
障害原因と前記統計的特徴の対応関係、及び前記統計的特徴の注目箇所の少なくとも一つを含む第2の情報が入力される入力処理と、
入力された前記第2の情報に基づいて、障害原因を推定する障害原因推定処理と、
を実行させる、障害原因分析用プログラムである。
本発明によれば、通信網の障害原因分析システムは、ばらつきのある障害の特徴を類似度に従ってグループ化して障害の特徴と障害原因の間の対応関係を過去の障害事例から獲得し、新規障害の発生原因を前記対応関係から推定する際に、過去事例の多寡に応じて障害の特徴のばらつきの範囲を定量的に判断基準に組み込んで障害原因を推定する。
これにより、通信網の障害原因分析システムは、通信装置内部のプロセス・ログから検出した通信網の障害に対して、障害の特徴にばらつきがある場合や類似の過去事例が少ない場合であっても、過去の障害事例から障害の特徴と障害原因の間の対応関係を獲得し、障害の発生原因を推定することができる。
また、本発明によれば、通信網の障害原因分析システムは、ログから抽出した障害の特徴をユーザに提示し、提示した障害の特徴に対して過去の障害解決の経験に基づき与えた評価情報をユーザから収集し、収集した評価情報から障害の特徴と障害原因の間の対応関係を獲得して障害原因を推定する。
これにより、通信網の障害原因分析システムは、通信装置内部のプロセス・ログから検出した通信網の障害に対して、過去の障害事例から障害の特徴と障害原因の間の対応関係を獲得できない場合であっても、ユーザを支援して障害の原因を推定するルールを速やかに形成し、障害の発生原因を推定することができる。
関連技術である通信網の装置構成の一例を示す図である。 関連技術である特許文献3による通信網の障害検出システムの構成図である。 関連技術である特許文献3による網特性DB105に格納されている情報の構成図である。 関連技術である特許文献3による通信網の障害検出システムの動作を説明するフローチャートである。 関連技術である特許文献3による網特性DB105の構築処理の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態1による通信網の障害原因分析システムの構成を示す構成図である。 本発明の実施形態1の障害検出部の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態1の原因分析部及び知識形成部の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態1による障害の特徴DB504に格納されている情報の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態1による網特性DB105に格納される情報の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態1による分析結果の表示例の一例を示す図である。 本発明の実施形態1による分析結果の表示例の一例を示す図である。 本発明の実施形態1による分析結果の表示例の一例を示す図である。 本発明の実施形態1による障害分析システムの動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態1による障害の特徴DB504の更新処理の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態1による障害の特徴を類似度に応じてグループ化する手法の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態1による障害の特徴をグループ化する手法を説明する図である。 本発明の実施形態1による障害の特徴をグループ化する手法の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態1による網特性DB105の更新処理(更新パタンA)の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態1による網特性DB105の更新処理(更新パタンB)の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態1による障害の特徴と類似性が高い障害の特徴Grを検出する処理の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態1による障害の特徴と類似性が高い障害の特徴Grを検出する処理の例を説明する図である。 コンピュータの一構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 ログ収集部
101 観測量の抽出部
102 障害の特徴抽出部
103 障害の特徴の出現強度算出部
104 出現強度の確率分布算出部
105 網特性DB
106 異常度算出部
107 障害検出部
108 結果表示部
200〜203 通信装置
204、205 通信端末
206 網管理システム
207 障害検出システム
208 障害原因分析システム
209 障害検出部
210 原因分析部
211 知識形成部
501 障害事例DB
502 障害の特徴グループ化部
503 障害の特徴DB構築部
504 障害の特徴DB
505 障害原因リスト生成部
506 分析結果集約部
507 障害原因総合判定部
508 ユーザの評価情報の集約部
109、509、510 入力部
1002〜1009、1102〜1105、1111〜1116、1117〜1122
分析結果の表の列
1010、1106、1123〜1124 ボタン
1011、1125 分析結果
1001、1101 グラフ
1201〜1203 障害の特徴Gr内部の領域
1204〜1206、1213 障害の特徴Grの代表点
1207〜1212、1214〜1216 障害の特徴Grの境界面
1217〜1219 障害の特徴
次に、本発明を実施するための典型的な実施形態(exemplary embodiment)について、図面を参照して詳細に説明する。
(1)障害原因分析システムの構成
図6は、本発明を実施するための実施形態1として、通信網の障害原因分析システムの構成を示した構成図である。図7は、障害検出部の構成を示す構成図、図8は原因分析部及び知識形成部の構成を示す構成図である。図7において、障害検出部209外に配置される、障害事例DB501、障害の特徴グループ化部502及び障害原因リスト生成部505は図8に示すように原因分析部210に含まれる。また図7の分析結果集約部は、図8に示すように知識形成部211に含まれる。また、図8のログ収集部100、障害の特徴抽出部102、網特性DB105及び障害検出部107は、図7に示すように障害検出部209に含まれる。
図6に示す障害原因分析システム208は、障害検出部209と、原因分析部210と、知識形成部211とを備えている。
ここで、本実施形態の障害原因分析システム208のうち、障害検出部209は、図2に示した障害検出システム207と同様である。なお、本実施形態では、障害検出部209は結果表示部108は備えていないが、結果表示部108は知識形成部211に設けられている。
従って、本実施形態の障害原因分析システムが図2の障害検出システム207と異なる点は、原因分析部210と、知識形成部211とを備えている点であり、以下では、この相違点について主に説明し、図2の構成と共通する要素については、説明を適宜省略する。
本実施形態における障害原因分析システム208は、上述したように、障害検出部209に加えて、原因分析部210と、知識形成部211とを更に備えている。
まず、原因分析部210は、過去の障害事例から障害の特徴と障害原因の間の対応関係を獲得し、その対応関係を用いて分析対象の通信ノードに現れる障害原因のリストを生成する。
この原因分析部210は、障害事例DB501と、障害の特徴グループ化部502と、障害の特徴DB構築部503と、障害の特徴DB504と、障害原因リスト生成部505と、入力部510とを備えている。
障害事例DB501は、過去の障害事例について障害発生の前後に、装置から取得したプロセス・ログと障害原因に関する情報を格納する。
障害の特徴グループ化部502は、障害事例DB501に格納されたプロセス・ログをログ収集部100に与えて、障害の特徴抽出部102でログから抽出した多次元ベクトル(障害の特徴)をベクトル間の類似度でグループ化する。
障害の特徴DB構築部503は、障害の特徴グループ化部502で形成された障害の特徴のグループ(障害の特徴Gr)と、障害事例DB501に格納された障害原因から障害の特徴Grと障害原因の間の対応関係を推定する。
そして、障害の特徴DB構築部503は、その情報(すなわち対応関係の情報である。)を障害の特徴DB504に格納する。
障害原因リスト生成部505は、障害の特徴抽出部102で分析対象の通信ノードのログから抽出した障害の特徴(障害の発生時におけるログの統計的な特徴)と、障害の特徴DB504に格納された障害の特徴Grの類似性を評価して障害の特徴に対応する障害原因を推定する。障害の特徴抽出部102は通信装置の内部処理の記録内容の第1の統計的特徴を抽出する特徴抽出部となる。障害の特徴DB504は、障害原因が既知である過去の障害発生時における記録内容の第2の統計的特徴(例えば、障害の特徴Gr)を記憶する記憶部となる。障害原因リスト生成部505は、障害原因推定部となる。
そして、分析対象の通信ノードに現れる障害原因のリストを生成して網特性DB105に格納する。
入力部510は、過去の障害事例を障害事例DB501に格納するための入力を行う。
次に、知識形成部211は、障害原因の推定結果や障害の特徴情報などの分析結果をユーザに提示するとともに、提示した情報を閲覧する複数のユーザから過去の障害解決の経験に基づく評価情報を収集し、それらを集約して障害推定のための知識を形成する。
この知識形成部211は、分析結果集約部506と、障害原因総合判定部507と、結果表示部108と、入力部509と、原因分析部210と共有する障害の特徴DB504と、ユーザの評価情報の集約部508とを備えている。結果表示部108は、入力された記録内容から特徴抽出部102で抽出した、障害発生時における記録内容の統計的特徴を含む第1の情報を出力する出力部となる。入力部509は、障害原因と統計的特徴の対応関係、及び統計的特徴の注目箇所の少なくとも一つを含む第2の情報が入力される入力部となる。また、原因分析部210と共有する障害原因リスト生成部505は入力された第2の情報に基づいて、障害原因を推定する障害原因推定部となる。
分析結果集約部506は、障害検出部209で障害が検出された通信ノードを対象に、関連する分析結果を集約する。
また、分析結果集約部506は、通信ノードで発生した障害の原因分布の推定結果を障害検出部209から収集し、更に原因分布に現れる個々の障害の特徴並びにユーザの評価情報を障害の特徴DB504から収集する。
障害原因総合判定部507は、通信ノードの障害原因を総合判定する。
結果表示部108は、総合判定結果や集約した分析結果をCRT等の表示装置に表示する。
入力部509は、結果表示部108に提示された障害原因の分析結果を見たユーザから後述する過去の障害解決の経験に基づく評価情報を、キーボードやネットワーク等を介して収集する。
ユーザの評価情報の集約部508は、新たに収集した評価情報と障害の特徴DB504に格納された既存の評価情報を併合して再集計し、再び障害の特徴DB504に格納する。
次に、図9は、障害の特徴DB504に格納されている情報の構成を示した構成図である。
障害の特徴DB504には、障害の特徴グループ化部502で形成された障害の特徴Grごとに、識別番号と、グループ内部の障害の特徴に対応する過去の障害事例から求めたパラメータと、知識形成部211から取得した値より求めたパラメータが格納されている。
なお、本実施形態では、装置内部のプロセスの種別ごとに単位時間当たりの発生回数(すなわち出現頻度である。)を求めた値を各要素とする多次元ベクトルを観測量とする。
更に、観測量から抽出した統計的に独立な変動成分を障害の特徴とする。
この場合、障害の特徴は、プロセスの出現頻度を要素とする多次元ベクトルとなる。
このとき、多次元ベクトルには、必要に応じて要素の最大値が一定となるような正規化の処理を施してもよい。
例えば、観測量から統計的に独立な変動成分を抽出する手段として、本実施形態では独立成分分析の手法を用いる。この独立成分分析の詳細については、非特許文献1に詳しく記載されている。
ここで、図9に示すように、過去の障害事例から求めたパラメータには、障害の特徴Grの特性パラメータとして、多次元ベクトルであるグループ内の障害の特徴を対象に、ベクトルの各要素に対応するN個のプロセス種別(図中の「PRC-1〜PRC-N」)と、プロセスの出現頻度の平均(図中の「出現頻度の平均」)と、出現頻度の分散(図中の「出現頻度の分散」)とを含んでいる。
更に、過去の障害事例の総数(図中の「過去事例の総数」)と、障害原因の名称(図中の「障害原因1〜障害原因M」)と、個々の障害原因の発生度数(図中の「障害原因の発生度数」)と、障害原因の発生度数の偏り度合いを表す値(図中の「障害原因のばらつき」)とが含まれている。
また、知識形成部211で取得した値から求めたパラメータには、プロセスPRC-1〜PRC-Nに対して、障害原因との関連性をユーザが評価した結果(関連あり/関連なし)の度数分布(図中の障害の特徴Grの特性の「ユーザ評価」)と、障害原因1〜障害原因Mごとに障害の特徴Grとの関連性をユーザが評価した結果(関連あり/関連なし)の度数分布(図中の障害原因に対応する「ユーザ評価」)とを含んでいる。
更に、類似性が高い他の障害の特徴Grについて、識別番号(図中の類似性が高い他の障害の特徴Grの「識別番号」)と、元の障害の特徴Grとの類似度(図中の「類似度」)と、障害原因との関連性をユーザが評価した結果(関連あり/関連なし)の度数分布(図中の類似性が高い他の障害の特徴Grの「ユーザ評価」)と、これらのユーザの評価がシステムに与えられた回数(図中の「評価総数」)が含まれている。
次に、図10は、本実施形態において網特性DB105に格納される情報の構成を示した構成図である。
図10では、図3に示した構成に加えて、障害原因リスト生成部505(図8参照)にて障害の特徴に対応付けられた障害の特徴Grの識別番号が、障害の特徴ごとに格納される。
なお、対応する障害の特徴Grが存在しない場合は、その旨が記載される。
次に、図11から図13に示す図面は、知識形成部211の結果表示部108に表示される分析結果の表示例を示す図面である。
図11に示す分析結果1011は、通信ノードで発生した障害に対して、発生原因の推定結果を示す表示例である。
分析結果1011には、ログから抽出された障害の特徴ごとに異常度算出部106で求めた異常度の値がグラフ1001に示されており、個々の障害の特徴に対する付加情報が列1002から列1009に、表によって示されている。
図11の表に含まれる付加情報として、列1003には、障害の特徴のインデックス番号が示されている。
また、列1004には、障害原因リスト生成部505において、障害の特徴との類似性が最も高いと評価された障害の特徴Grの識別番号が示されている。
また、列1005には、障害原因総合判定部507における主要原因の判定結果が示されている。
また、列1006には、障害原因リスト生成部505において、障害の特徴に対応すると推定された主要な障害原因が示されている。
また、列1007には、障害の特徴に対応する原因のばらつきの度合いが示されている。
また、列1008には、列1004に記載された識別番号で特定される障害の特徴Grと障害の特徴の間の類似性の度合いが示されている。
また、列1009には、該障害の特徴Grに関連付けられた過去事例の総数が示されている。
ユーザは、同図の表の列1006に記載された障害原因の中から、列1005の判定結果が主要原因であるものを抽出することにより、分析期間中に通信ノードで発生した単数もしくは複数の障害に対する主要な原因の推定結果を得ることができる。
次に、図12の分析結果1125は、分析結果1011の表に並んだ障害の特徴Grに対する詳細情報並びにユーザの評価情報を入力するインタフェイスの表示例である。
図12に示した分析結果1125は、詳細情報を表示させたい障害の特徴Grの識別番号を含む行を、図11の列1002によって選択し、ボタン1010(図11)を押すと、表示される。
図12の分析結果1125には、障害の特徴Grに関連付けられた過去の障害事例から求めた情報が示されており、グラフ1101と、列1102〜列1105とによって表示される表には、障害原因の分布が示されている。
また、図12の分析結果1125は、列1111〜列1116によって表示される表には列1002で選択された障害の特徴の構成ならびに障害の特徴Grに含まれる障害の特徴の特性が示されている。
また、列1117〜列1122によって表示される表には、類似性が高い他の障害の特徴Grが示されている。
グラフ1101には、障害の特徴Grに関連付けられた過去の障害事例から求めた障害原因の発生度数と、列1103にリストされた障害原因に対して障害の特徴Grと関連性があるとユーザが評価した度数が、列1103にリストされた障害原因ごとに割合で示されている。
また、列1102〜列1105によって表示される表に含まれる情報として、列1102には、障害原因のインデックス番号が示されている。
また、列1103には、障害原因のカテゴリが示されている。
また、列1104には、障害原因の登録の種別が示されている。
また、列1105には、障害の特徴Grと障害原因の間の関連性に対してユーザが評価を与えるインタフェイスが設けられている。
また、列1104の登録種別には、障害原因のカテゴリが過去の障害事例から抽出されたものならば「過去事例」と表示される。一方、ユーザが新たに追加した原因カテゴリならば「ユーザ登録」と表示される。
原因カテゴリの追加は、ボタン1106を押すことにより行を新規作成する。そして、列1103に障害原因のカテゴリ名称をユーザが入力し、ボタン1124を押しシステムに登録することができる。
原因カテゴリの追加は、過去の解決済みの障害事例の数が少ないため障害事例から抽出したもの以外のカテゴリに真の原因があるとユーザが判断した場合や、過去の障害事例が未解決の障害事例のみの場合(分析結果1011で列1006に「原因不明」と表示される場合)に行う。
次に、図13は、分析結果1011(図11)で列1006に「原因不明」と表示された障害の特徴を選択した場合に示される、グラフ1101(図12)と、列1102〜列1105(図12)によって表示される表の表示例である。図13(A)はグラフ1101、図13(B)は表を示す図である。
この表示結果からは、識別番号P0035の障害の特徴Grには、過去の未解決の障害事例が10件関連付けられていて、ユーザから計10回の評価を与えられていることが分かる。
また、あるユーザが登録した基地局故障が、障害原因として他のユーザからも障害の特徴Grとの関連性が高いと推測されていることがわかる。
この結果を見たユーザは、図12の分析結果1125に提示された他の情報を含めて総合的に判断して障害原因を推測する。そして提示された情報に対する評価結果を列1103や列1105のインタフェイスを介してシステムに反映させる。
また、図12の列1111〜列1116によって表示される表には、列1111にプロセスの種別が示されている。
また、図12の列1112と列1113には、それぞれ障害の特徴Grに含まれる障害の特徴に対して、過去の障害事例から求めた各プロセスの出現頻度の平均と分散が示されている。
また、列1114には、分析対象の通信ノードのログから求めた障害の特徴のうち、列1002で選択された障害の特徴を構成するプロセスの出現頻度が示されている。
また、列1115には、複数のユーザから収集した評価結果から求めた、原因を推定する際にプロセスを注目すべき度合いが示されている。
また、列1116には、プロセスと障害原因の間の関連性に対してユーザが評価を与えるインタフェイスが設けられている。
また、図12の列1117〜列1122によって表示される表には、列1118に、列1002で選択された障害の特徴Grと類似性が高い他の障害の特徴Grの識別番号が示されている。
また、列1119には、その主要な障害原因が示されている。
また、列1120には、類似性の度合いが示されている。
また、列1121には、複数のユーザから収集した評価結果から求めた、原因を推定する際に類似性が高い他の障害の特徴Grを注目すべき度合いが示されている。
また、列1122には、類似性が高い他の障害の特徴Grと障害原因の間の関連性に対してユーザが評価を与えるインタフェイスが設けられている。
そして、列1117で障害の特徴Grを選択してボタン1123を押すと、選択された障害の特徴Grに対して分析結果1125と同様な推測結果が画面に表示される。
(2)障害原因分析システムの動作
次に、図14から図21に示すフローチャートや図面を参照して、本発明における実施形態1の動作について詳細に説明する。
図14は、本実施形態による障害分析システムの動作を説明するフローチャートである。
本実施形態では、まず、ステップS2000から開始し、ステップS2001において、障害の特徴DB504を更新するか否かを判定する。
障害の特徴DB504が未構築な場合、もしくは格納されている情報が古い場合であって、障害の特徴DB504を更新すると判断した場合には、ステップS2002において障害の特徴DB504を更新する(この障害の特徴DB504の更新については、後述する(2−1)障害の特徴DBの更新処理にて詳述する。)。
次に、ログ収集部100により網管理システム206から収集したログを対象に、観測量抽出部101において観測量を抽出する(ステップS2003)。
その後、網特性DB105を更新するか否かを判定する(ステップS2004)。
網特性DB105が未構築な場合、もしくは格納されている情報が古い場合であって、網特性DB105を更新すると判断した場合には、ステップS2005において、網特性DB105を更新する(更新パターンBについては、後述する。)。
ステップS2006からステップS2008の各ステップでは、それぞれ、図4を用いて説明したステップS304からステップS306と同様な処理を行う。
ステップS2009では、障害検出部107と障害の特徴DB504とから必要な情報を取得して、図11及び図12に示した分析結果1011と分析結果1125を生成し、該分析結果を結果表示部108に出力する。
ここで、分析結果1011の列1006(図11)には、障害の特徴に対応する主要な障害原因として、障害の特徴Grに対応する原因分布に現れる障害原因のうち、例えばグラフ1101で発生割合が最も大きな障害原因を表示する。
このとき、過去の障害事例が少ないため、ユーザにより障害原因が登録されている場合についても、それらも含めて主要な障害原因を判定する。
列1008(図11)には、後述する障害の特徴Grと障害の特徴の間の類似性の度合いを表示する。
表示形式が大/中/小などのカテゴリ形式である場合には、各カテゴリに対して固有な値の範囲を事前に割り当てておき、数値に応じて、数値が該範囲内に含まれるカテゴリに変換して表示される。
分析結果1125(図12)の列1115や列1121に表示する注目度は、高/中/低などのカテゴリごとに固有な値の範囲を事前に割り当てておき、ユーザの評価総数に対する「関連あり」の度数の割合を求め、その割合に応じて値が該範囲内に含まれるカテゴリに変換して表示する。
ステップS2010では、ログから抽出された障害の特徴に対応する障害原因のうち、通信ノードで発生した障害の主要な障害原因とみなすものをステップS2009で集約し、その集約された情報を総合評価して判定し、分析結果1011の列1005に判定結果を表示する。
総合評価は、例えば、異常度が大きな障害の特徴を対象に、障害原因のばらつきが小さく、かつ障害の特徴との類似度(過去事例との類似度)が大きな障害原因Grを抽出し、該障害原因Grに対応する列1006の障害原因(図11)を主要な障害原因とみなす等の方法により行う。
ステップS2011では、分析結果1011や分析結果1125などの分析結果を結果表示部108(図8)に表示する。
ステップS2012では、該分析結果を閲覧したユーザから、入力部509を介して評価情報を収集し、障害の特徴DB504に格納されている既存の評価情報と併合して再集計して、集計結果を障害の特徴DB504に格納する。
(2−1)障害の特徴DBの更新処理の動作
図15は、ステップS2002における障害の特徴DB504の更新処理の動作を説明するフローチャートである。
まず、ステップS2100から開始し、ステップS2101では、障害事例DB501からログ収集部100を介して障害事例に対応するログを取得する。
次に、ステップS2102では、観測量抽出部101において取得したログから観測量を抽出する。
更に、ステップS2103では、網特性DB105を更新する(この更新パターンAについては、後述する。)。
次に、障害の特徴抽出部102(図7)から出力された障害の特徴を、障害の特徴の間の類似度に従って障害の特徴グループ化部502でグループ化し、後述するグループの特性を障害の特徴DB504に格納する(ステップS2104)。
続いて、障害の特徴DB構築部503において、障害の特徴の抽出元のログに対応する障害原因を過去事例DB501から取得して、個々の障害の特徴に対応付ける(ステップS2105)。
このように、個々の障害の特徴は、障害原因と関連付けられているため、障害の特徴をグループ化することによって、単数もしくは複数の障害原因を要素とするグループが得られる。
そこで、該グループ内部の障害の特徴から、障害の特徴に関連付けられた障害原因の発生度数の分布を求め、障害の特徴DB504に格納する(ステップS2106)。
このステップS2106の処理は、障害の特徴DB構築部503にて行う。
最後に、ステップS2107において、障害の特徴Grに対して類似性が高い他の障害の特徴Grを求めて、障害の特徴DB504の「類似性が高い他の障害の特徴Gr」の「識別番号」と「類似度」に値を格納する。
このとき、障害の特徴Grの間の類似度は、後述する障害の特徴のグループ化で用いた類似度の測度、すなわち障害の特徴Grの代表点の間のユークリッド距離で評価する。格納後にステップS2003へ移る(ステップS2108)。
(2−2)類似度によるグループ化処理の動作
図16は、障害の特徴の間の類似度に従って、障害の特徴をグループ化する手法の動作を説明するフローチャートである。
本実施形態では、該手法の一例としてk-Means法によるクラスタリングを用いる場合について説明するが、他のグループ化手法を用いても構わない。
このようなグループ化手法は、非特許文献2に詳しく記載されている。
なお、本実施形態では、障害の特徴の間の類似度の測度として、ユークリッド距離を用いた場合の実施形態を示すが、他の類似度の測度を用いても構わない。
ただし、類似度の測度として距離を用いる場合には、距離が小さいほど類似性が高い(類似度が大きい。)とみなすこととする。
本実施形態におけるグループ化では、まず、ステップS2400から開始し、障害の特徴の集合から、事前にK個の標本を抽出する(ステップS2401)。
次に、抽出した各標本を代表点とするK個のグループを生成する(ステップS2402)。
続いて、障害の特徴の集合の残りの標本と、K個のグループの代表点の間のユークリッド距離を求め、各標本を代表点との距離が最小であるグループに割り当てる(ステップS2403)。
更に、グループの代表点をグループ内部の障害の特徴の平均ベクトル(重心ベクトル)に更新する(ステップS2404)。
このとき、更新の前後で代表点の値が変化する場合には、ステップS2403に戻り、変化がない場合には、グループ化が完了したとみなして終了する(ステップS2405、ステップS2406)。
以上の処理により、障害の特徴の集合からK個のグループが形成される。
(2−3)障害原因の特徴グループ化の動作説明
図17(a)は、類似度によるグループ化処理によって得られた障害原因の特徴グループの例を示した図である。
ここで、障害の特徴に対するグループ化処理の動作について、図18のフローチャートを参照しながら説明する。
図17(a)は、障害原因1から障害原因3に対応する過去事例のログならびに未解決のため、原因不明な過去事例のログから抽出された障害の特徴を、グループ化した結果を示したものである(ステップS2501)。
この結果では、境界面1207〜1209によって区分けされた領域1201〜1203において、それぞれ代表点1204〜1206を中心として分布する障害原因の特徴のグループが得られている。
なお、図17では、簡単のために2次元平面上にグループを示しているが、実際のグループは多次元空間上に分布している。
本実施形態では、障害の事例が少ないため、グループ内において障害の特徴のばらつきの範囲を定量化できない場合には、図17(a)に示すように隣り合う代表点の間を、垂直に2等分する境界面1207〜1209をグループの境界とする。
一方、グループ内において障害の特徴の総数が事前に定めた閾値を越える場合には(ステップS2502)、グループ内における障害の特徴のばらつき範囲から求めた境界面を、グループの新たな境界面とする(ステップS2503)。
本実施形態では、グループ内における障害の特徴のばらつき範囲から、新たな境界面を次のように求める。
まず、障害の特徴のばらつきが多次元ガウス分布に従うと仮定して、グループ内における障害の特徴xの分布が、数式(1)で定義される多次元ガウス分布の確率密度関数p(x)に従うとする。
Figure 2008149975
ただし、μは平均ベクトル、Σは共分散行列であり、いずれもグループ内の標本から求める。
また、Nは多次元ベクトルxの次元である。
新たな境界面は、確率密度関数p(x)に対して確率密度が等しい点の集合すなわち等確率曲面とし、なおかつ境界面内部の体積すなわち障害の特徴xが境界面で隔てられた領域の内部に出現する確率が事前に定めた閾値Pth以上となる条件の下に求める。
このような境界面で隔てられた領域の内部に位置する障害の特徴xは、数式(2)で与えられる。
Figure 2008149975
なお、境界面内部の体積の算出方法は、非特許文献2に詳しく記載されている。
図17(b)には、代表点1204に対応するグループ内部に境界面1210が新たに設けられた状態が示されている。
領域1201のうち境界面1210に対して代表点1204を含まない側の領域は、過去の障害事例から求めたいずれのグループにも属さない領域であり、本実施形態では、このような領域を未知障害の特徴に対応する領域(未知障害の特徴領域)とみなす。
図17(c)は、過去の障害事例が増えた結果、代表点1204〜1206に対応するグループのすべてに境界面1210〜1212が新たに設けられた状態を示している。
ここで、新たな障害事例から抽出した障害の特徴が未知障害の特徴領域に現れる場合には、再びグループ化を行う。
図17(d)は、図17(c)の状態に対して再グループ化を行った結果、代表点1213を中心とする新たなグループが追加された状態を示している。
(2−4)障害の特徴のグループ化処理の動作
図17(c)の境界面1211によって隔てられたグループから得られる原因分布のように、障害の特徴Grに対応する原因分布の中には、様々な種類の障害原因を含んだ一様な分布を示すものがある。
本実施形態では、そのような障害の特徴Grは、特定の障害原因とは無関係に通信網で定常的に発生するプロセス異常(定常的な異常)と対応する障害の特徴Grとみなす。
このような判断を行うために、本実施形態では、障害原因の発生度数の分布から障害原因のばらつきの度合いを算出して障害の特徴DB504に格納する。
本実施形態では、障害原因のばらつきの度合いを定量化する方法の一例として、分布の偏りを定量化したハーフィンダール係数を用いる場合について説明するが、分布の偏りを定量化する他の方法を用いても構わない。
このハーフィンダール係数は、数式(3)により求める。
Figure 2008149975
パラメータuiは、N個のパラメータの集合におけるi番目のパラメータの占有率である。
ハーフィンダール係数の値域は1/N〜1であり、分布の偏りが大きな程1に近い値を示し、分布が一様である程1/Nに近い値を示す。
本実施形態では、パラメータuiをN個の障害原因におけるi番目の障害原因の発生割合としてハーフィンダール係数を求め、そのハーフィンダール係数が小さな程、障害原因のばらつきが大きいとみなす。
本実施形態では、形成されたグループに含まれる障害の特徴から、グループの特性として障害の特徴の多次元ベクトルの要素ごとに平均と分散を求めて、それぞれ障害の特徴DB504の「出現頻度の平均」と「出現頻度の分散」に格納する。
また、グループに含まれる障害の特徴の総数を、障害の特徴DB504の「過去事例の総数」に格納する。
(2−5)網特性DBにおける更新パターンAの更新処理の動作
次に、図19は、ステップS2103(図15)における網特性DB105の更新処理(更新パタンA)の動作を説明するフローチャートである。
図19に示すステップS2201〜ステップS2207の動作は、それぞれ図5に示したステップS401〜ステップS407の動作と同じであるため省略する。
ステップS2208では、ステップS2202において障害の特徴抽出部102にて抽出した障害の特徴を、障害の特徴グループ化部502に出力する。
このとき出力する障害の特徴は、障害系の標本に対し高い異常度を示すものに絞り込むようにし、障害に関係しない特徴は、グループ化の対象から除くようにしておく。
(2−6)網特性DBにおける更新パターンBの更新処理の動作
次に、図20は、ステップS2005(図14)における網特性DB105の更新処理(更新パタンB)の動作を説明するフローチャートである。
なお、図5と異なるのは、図20のステップS2303〜ステップS2306の部分だけであるので、以下、この部分の動作のみを、図面を用いて詳細に説明する。
本実施形態では、まず、障害原因リスト生成部505において、障害の特徴抽出部102により観測量から抽出した障害の特徴と類似性が高い障害の特徴Grを、障害の特徴DB504から検索する(ステップS2303)。
ここで、類似性が高い障害の特徴Grがあると判定された場合には、該障害の特徴Grの識別番号を障害の特徴と対応付けて網特性のDB105に格納する(ステップS2304)。
一方、分析対象の通信ノードのログから抽出された障害の特徴と類似性が高い障害の特徴Grが、過去事例から生成した障害の特徴Grの中に存在しない場合には、原因不明な未知の障害が発生したとみなす。
この場合は、ステップS2305において障害事例を障害事例DB501に追加して障害の特徴DB504の更新処理を行い、ステップS2303に戻る。
(2−7)障害の特徴と類似性が高い障害の特徴Grの検出
次に、図21は、ステップS2303における障害の特徴と類似性が高い障害の特徴Grの検出処理の動作を説明するフローチャートである。
障害の特徴と障害の特徴Grの間の類似度は、グループ化で用いた類似度の測度、すなわち障害の特徴と障害の特徴Grの代表点の間のユークリッド距離で評価する。
このとき、障害の特徴を構成するプロセスの種別に対して、ユーザから障害原因との関連性の評価情報が与えられて注目度が計算可能な場合には、多次元ベクトルである障害の特徴と代表点の双方に対してベクトルの各要素に重み係数を掛けて、両者のユークリッド距離を算出する。
ただし、重み係数は、注目度の値を0〜1の範囲に変換した値とする(注目度が高い方が1)。
このように重み係数を掛けることにより、類似性を評価する際に障害とは無関係である可能性が高い要素のばらつきが、計算結果に及ぼす影響を抑えることができる。
障害の特徴と類似性が高い障害の特徴Grの検出にあたり、本実施形態では、まず、障害の特徴に対して代表点が最小の距離に位置する障害の特徴Grを抽出する(ステップS2601)。
次に、抽出した障害の特徴Gr内部の標本の総数が事前に定めた閾値以上であるか判定を行う(ステップS2602)。
ここで、標本の総数が閾値より少なく障害の特徴のばらつき範囲から求めた境界面が設けられていない場合には、抽出した障害の特徴Grを前記障害の特徴と類似度が高い障害の特徴Grであるとみなす。
一方、標本の総数が閾値以上である場合には、障害の特徴xが数式(2)の条件を満たすか判定を行う(ステップS2603)。
そして、条件を満たす場合には、抽出した障害の特徴Grを前記障害の特徴と類似度が高い障害の特徴Grであるとみなす。
ここで、条件を満たさない場合、すなわち障害の特徴が本実施の形態で定めた未知障害の特徴領域に位置する場合には、類似度の高い障害の特徴Grが存在しないとみなす。
図22は、新規障害のログから抽出された障害の特徴に対して、図21の動作に従って障害の特徴Grを対応付ける例を説明した図である。
新規障害のログから抽出された障害の特徴1217〜1219を除く部分は、図17(b)と同様である。
図22の例では、障害の特徴1217は、代表点1205との間の距離が最小であるため、ステップS2306において代表点1205に対応する障害の特徴Grと対応付けられる。
障害の特徴1218は、代表点1204との間の距離が最小で、かつ数式(2)の条件により定まる境界面1210に対して代表点1204の側に位置するため、ステップS2306において代表点1204に対応する障害の特徴Grと対応付けられる。
一方、障害の特徴1219は、未知障害の特徴領域に位置するため、類似度が高い障害の特徴Grが存在しないと判断され、ステップS2305において対応する新規の障害事例が障害事例DB501に追加される。
なお、本実施形態では、障害原因分析システム208が、原因分析部210と、障害検出部209と、知識形成部211とを備えるようになっていたが、本実施形態はこれに限定されるものではない。
例えば、障害原因分析システム208が、原因分析部210と、障害検出部209と、知識形成部211とを備える単体装置であっても良く、或いは、複数の装置から障害原因分析システム208を形成するようにしても良い。
以上説明した障害原因分析システムの各部、CPUなどの制御部がメモリやハードディスクなどの記憶部に記憶されている制御プログラムに従って処理(制御)を実行することにより実現することができる。例えば、障害原因分析システムを図23に示すようなコンピュータで構成し、その機能を実現することができる。なお、コンピュータはここでは1台として説明するが、複数のコンピュータにより障害原因分析システムを構成してもよい。
図23は本実施形態の障害原因分析システムを構成するコンピュータの一構成例を示すブロック図である。
図6に示す、障害原因分析システム208の障害検出部209、原因分析部210、知識形成部211の全部又は一部の機能を記述したプログラムをハードディスク装置等のディスク装置605に記憶し、また障害事例DB501、障害の特徴DB504、網特性DB105のデータをディスク装置605に記憶する。CPU604により障害検出部209、原因分析部210、知識形成部211の全部又は一部の機能を実現するプログラムが実行される。入力部601は入力部510、509に対応し、キーボード等の入力デバイスとなる。CRT等の表示部602は結果表示部108に対応する。606はデータバス等のバス、603はCPU604の情報処理に必要な情報を記憶するDRAM等のメモリを示す。
なお、上記プログラムはFD(フロッピィディスク)、CDROM、DVD、フラッシュメモリ等のコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体に記録することができる。図23では記憶部としてディスク装置を用いているが、FD、CDROM等のコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体に記録されたプログラムを上記コンピュータのディスク装置に読み込み、処理を実行することで、障害原因分析システムとして機能させることができる。
以上、本発明の代表的な実施形態について説明したが、本発明は、本願の請求の範囲によって規定される、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の種々の形で実施することができる。そのため、前述した各実施形態は単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるべきではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書や要約書の記載には拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更はすべて本発明の範囲内のものである。

Claims (12)

  1. 通信網における障害の原因を、通信装置の内部処理の記録内容から推定する障害原因分析システムであって、
    入力された前記記録内容から障害発生時における前記記録内容の第1の統計的特徴を抽出する特徴抽出部と、
    障害原因が既知である過去の障害発生時における前記記録内容の第2の統計的特徴を記憶する記憶部と、
    前記第1の統計的特徴と前記第2の統計的特徴との類似性に基づいて、障害原因を推定する障害原因推定部と、
    を備えたことを特徴とする障害原因分析システム。
  2. 請求項1記載の障害原因分析システムにおいて、
    前記特徴抽出手段は、前記記録内容から独立成分分析の手法を用いて前記第1の統計的特徴を抽出することを特徴とする通信網の障害原因分析システム。
  3. 請求項1に記載の障害原因分析システムにおいて、
    前記第1及び第2の統計的特徴は多次元ベクトルで表現され、
    前記障害原因推定部は、多次元ベクトル間のユークリッド距離を用いて前記統計的特徴の間の類似性を評価することを特徴とする障害原因分析システム。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の障害原因分析システムにおいて、
    前記特徴抽出部から出力される前記第1の統計的特徴を、統計的特徴間の類似性に基づいて、複数のグループに分類する特徴グループ化部と、
    前記特徴グループ化部によって分類された各グループの統計的特徴に対し、既知の障害原因の発生割合の分布を求めることにより、前記各グループの統計的特徴と前記既知の障害原因の対応関係を得て、前記第2の統計的特徴として前記記憶部に記憶する構築部と、
    を有することを特徴とする障害原因分析システム。
  5. 請求項4記載の障害原因分析システムにおいて、
    前記特徴グループ化部は、分類された各グループに対し、前記各グループの統計的特徴のばらつきの範囲を算出し、
    前記構築部は、前記各グループの統計的特徴と前記既知の障害原因の対応関係を、算出された前記ばらつきの範囲に限定することを特徴とする障害原因分析システム。
  6. 請求項5記載の障害原因分析システムにおいて、
    前記各グループの統計的特徴の分布は、多次元ガウス分布の確率密度関数に従い、
    前記特徴グループ化部は、前記当該確率密度関数に基づいて、前記ばらつきの範囲を求めることを特徴とする障害原因分析システム。
  7. 通信網における障害の原因を、通信装置の内部処理の記録内容から推定する障害原因分析システムであって、
    入力された前記記録内容から障害発生時における前記記録内容の統計的特徴を抽出する特徴抽出部と、
    前記統計的特徴を含む第1の情報を出力する出力部と、
    障害原因と前記統計的特徴の対応関係、及び前記統計的特徴の注目箇所の少なくとも一つを含む第2の情報が入力される入力部と、
    入力された前記第2の情報に基づいて、障害原因を推定する障害原因推定部と、
    を有することを特徴とする障害原因分析システム。
  8. 請求項7記載の障害原因分析システムにおいて、
    前記出力部は、複数の前記第1の情報を集約し、集約された集約結果を出力することを特徴とする障害原因分析システム。
  9. 通信網における障害の原因を、通信装置の内部処理の記録内容から推定する障害原因分析システムにおける障害原因分析方法であって、
    入力された前記記録内容から障害発生時における前記記録内容の第1の統計的特徴を抽出する特徴抽出ステップと、
    障害原因が既知である過去の障害発生時における前記記録内容の第2の統計的特徴と、前記第1の統計的特徴との類似性に基づいて、障害原因を推定する障害原因推定ステップと、
    を備えたことを特徴とする障害原因分析方法。
  10. 通信網における障害の原因を、通信装置の内部処理の記録内容から推定する障害原因分析システムにおける障害原因分析方法であって、
    入力された前記記録内容から障害発生時における前記記録内容の統計的特徴を抽出する特徴抽出ステップと、
    前記統計的特徴を含む第1の情報を出力する出力ステップと、
    障害原因と前記統計的特徴の対応関係、及び前記統計的特徴の注目箇所の少なくとも一つを含む第2の情報が入力される入力ステップと、
    入力された前記第2の情報に基づいて、障害原因を推定する障害原因推定ステップと、
    を有することを特徴とする障害原因分析方法。
  11. 通信網における障害の原因を、通信装置の内部処理の記録内容から推定するために、コンピュータに、
    入力された前記記録内容から障害発生時における前記記録内容の第1の統計的特徴を抽出する特徴抽出処理と、
    障害原因が既知である過去の障害発生時における前記記録内容の第2の統計的特徴と、前記第1の統計的特徴との類似性に基づいて、障害原因を推定する障害原因推定処理と、
    を実行させる、障害原因分析用プログラム。
  12. 通信網における障害の原因を、通信装置の内部処理の記録内容から推定するために、コンピュータに、
    入力された前記記録内容から障害発生時における前記記録内容の統計的特徴を抽出する特徴抽出処理と、
    前記統計的特徴を含む第1の情報を出力する出力処理と、
    障害原因と前記統計的特徴の対応関係、及び前記統計的特徴の注目箇所の少なくとも一つを含む第2の情報が入力される入力処理と、
    入力された前記第2の情報に基づいて、障害原因を推定する障害原因推定処理と、
    を実行させる、障害原因分析用プログラム。
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