JPH11261471A - 移動体通信システムの障害監視装置 - Google Patents

移動体通信システムの障害監視装置

Info

Publication number
JPH11261471A
JPH11261471A JP10059359A JP5935998A JPH11261471A JP H11261471 A JPH11261471 A JP H11261471A JP 10059359 A JP10059359 A JP 10059359A JP 5935998 A JP5935998 A JP 5935998A JP H11261471 A JPH11261471 A JP H11261471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
tch
failure
monitoring device
test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10059359A
Other languages
English (en)
Inventor
Naomoto Oguri
直基 小栗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP10059359A priority Critical patent/JPH11261471A/ja
Priority to US09/160,700 priority patent/US6161010A/en
Publication of JPH11261471A publication Critical patent/JPH11261471A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体通信システムの障害監視装置に関し、
障害検出を迅速に行い、かつ電波レベル測定試験を不要
に実施してしまうことを回避することを課題とする。 【解決手段】 呼損情報収集手段12が、各基地局3
0、40の各構成部分31a〜31n,41a〜41n
毎の発着信呼数及び基地局要因切断呼数を検出し、呼損
情報テーブル11の対応する記憶領域に累積して格納す
る。試験対象部分決定手段13は、呼損情報テーブル1
1から発着信呼数及び基地局要因切断呼数の各累積数を
読み出し、試験対象部分決定手段13が各基地局の各構
成部分の呼損率を算出する。算出された呼損率を基に、
試験対象部分決定手段13が、障害検出のための自動試
験を行うべき基地局の構成部分を特定する。自動試験手
段14は、特定された基地局の構成部分に対して障害検
出のための自動試験を行い、結果判定通知手段15が障
害の有無を判定し、障害個所を保守者に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムの障害監視装置に関し、特に、財団法人電波システム
開発センタ(Research & Development Center for Radi
o System; RCR)の規格に則った移動体通信システム
の障害監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、移動体通信システムでは、1台
の移動体通信用の移動体交換機(MSC)に数百の基地
局(BS)が有線伝送路を介して接続され、これらの基
地局に対して、その無線サービスゾーンに位置する移動
局(MS)が無線伝送路を介してそれぞれ接続される。
また、移動体交換機には基地局制御装置(BCE)が接
続される。
【0003】従来、保守者は、基地局制御装置を介して
各基地局を監視し、それらで発生する障害などを検出す
るようにしている。すなわち、保守者は、基地局制御装
置が各基地局から移動体交換機を介して常時収集する呼
処理警報を参照し、特に、呼処理警報に示された理由表
示の内容が、チャネル割当要求に対する応答の時間切
れ、受信レベル測定要求に対する応答の時間切れ、無線
チャネル指定要求に対する応答の時間切れのいずれかで
あることを確認したときに、障害の発生を認識する。そ
して、保守者は、障害が発生している可能性のある基地
局の送受信盤(TRX)を指定して、当該基地局の制御
部に対して電波レベル測定試験を実施させる。
【0004】電波レベル測定試験では、指定された基地
局の送受信盤と、当該基地局に設けられている試験用送
受信機(TTR)との間で、無線伝送路を介してチャネ
ル毎の電波の送受信が行われる。そして、送受信盤及び
試験用送受信機が、各チャネルの周波数帯及び隣接の周
波数帯において、受信レベルをそれぞれ測定し、これら
の測定値が保守者に送られる。保守者は、これらの測定
値から障害のあるチャネルや、障害装置を特定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の基地局監視で
は、保守者が呼処理警報を参照して、基地局での障害発
生を検出し、電波レベル測定試験を実施させるようにし
ている。
【0006】しかし、人手による障害発生の検出では、
保守者が即座に検出作業を実施するとは限らず、例え
ば、一日に数回、まとめて検出作業を実施する場合など
には、検出までに時間がかかり過ぎるという問題があっ
た。
【0007】また、従来は呼処理警報を基にして基地局
での障害発生を検出しているが、呼処理警報に基づく検
出には、基地局での真の障害発生以外のケースも含まれ
てしまう。そのため、必要がないケースに対してまで無
駄に電波レベル測定試験を実施してしまうという問題が
あった。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、障害検出を迅速にでき、かつ電波レベル測定
試験を不要に実施してしまうことを回避した移動体通信
システムの障害監視装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、図1に示すように、複数の基地局30,
40、移動体交換機10、及び基地局制御装置20から
なる移動体通信システムの、下記構成からなる障害監視
装置が提供される。
【0010】障害監視装置は、移動体交換機10に設け
られ、各基地局30, 40の複数の構成部分31a〜3
1n,41a〜41nにそれぞれ対応した複数の記憶領
域を備えた呼損情報テーブル11と、移動体交換機10
に設けられ、各基地局30、40から送られた発着信信
号を基に、各基地局30, 40の各構成部分31a〜3
1n,41a〜41n毎の発着信呼数及び基地局要因切
断呼数を検出し、呼損情報テーブル11の対応する記憶
領域に累積して格納する呼損情報収集手段12と、移動
体交換機10に設けられ、呼損情報テーブル11に格納
された発着信呼数及び基地局要因切断呼数の各累積数を
基に、各基地局30, 40の各構成部分31a〜31
n,41a〜41n毎の呼損率を算出し、当該算出され
た呼損率を基に、障害検出のための自動試験を行うべき
基地局の構成部分を特定する試験対象部分決定手段13
と、移動体交換機10に設けられ、試験対象部分決定手
段13で特定された基地局の構成部分に対して障害検出
のための自動試験を行う自動試験手段14と、移動体交
換機10に設けられ、自動試験手段14によって得られ
た試験結果を基に障害の有無を判定し、障害が存在する
と判定した場合に、障害個所を保守者に通知する結果判
定通知手段15とから構成される。
【0011】以上のような構成において、各基地局3
0, 40の複数の構成部分31a〜31n,41a〜4
1nは例えば、各基地局30,40をそれぞれ構成する
複数の送受信盤(TRX)である。また、呼損情報収集
手段12によって検出される発着信呼数は、具体的に
は、発着信信号に含まれる発信無線状態報告メッセージ
及び着信無線状態報告メッセージの受信数である。さら
に、呼損情報収集手段12によって検出される基地局要
因切断呼数は、具体的には、発着信信号に含まれる呼切
断イベントメッセージにおいて、基地局に起因する理由
が記載されている場合の呼切断イベントメッセージの受
信数である。
【0012】まず、呼損情報テーブル11に、基地局3
0の複数の構成部分31a〜31nにそれぞれ対応した
複数の記憶領域を設け、また、基地局40の複数の構成
部分41a〜41nにそれぞれ対応した複数の記憶領域
を設けておく。
【0013】呼損情報収集手段12は、各基地局30,
40から送られた発着信信号を基に、各基地局30, 4
0の各構成部分31a〜31n,41a〜41n毎の発
着信呼数及び基地局要因切断呼数を検出する。そして、
それらの値を呼損情報テーブル11の対応する記憶領域
に累積して格納する。
【0014】一方、試験対象部分決定手段13は、所定
期間(例えば15分)の経過毎に、呼損情報テーブル1
1に格納された発着信呼数及び基地局要因切断呼数の各
累積数を全て読み出す。読み出した後は、呼損情報テー
ブル11の全記憶領域をクリアする。したがって、結果
的に、読み出された各累積数は、所定期間に限定された
累積数となる。そして、試験対象部分決定手段13は、
読み出した発着信呼数及び基地局要因切断呼数の各累積
数を基に、各基地局30, 40の各構成部分31a〜3
1n,41a〜41n毎の呼損率を算出する。呼損率
は、各基地局30, 40の各構成部分31a〜31n,
41a〜41n毎に、基地局要因切断呼数の所定期間の
累積数を、発着信呼数の所定期間の累積数で除算して得
られる値である。
【0015】この算出された呼損率が所定基準値を超え
た場合に、試験対象部分決定手段13は、この呼損率に
関わる基地局の構成部分を、障害検出のための自動試験
を行うべき基地局の構成部分と決定する。
【0016】自動試験手段14は、試験対象部分決定手
段13で特定された基地局の構成部分に対して障害検出
のための自動試験を行う。そして、自動試験手段14に
よって得られた試験結果を基に、結果判定通知手段15
が障害の有無を判定し、障害が存在すると判定した場合
に、障害個所を保守者に通知する。
【0017】このように、本発明では障害発生の検出を
人手によらず自動的に行うので、障害発生の検出が即座
に行われ得る。また、本発明では、呼損率を基にして基
地局での障害発生を検出するようにしているので、必要
がないケースに対してまで無駄に電波レベル測定試験を
実施してしまうことを回避できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。まず、第1の実施の形態におけ
る原理構成を、図1を参照して説明する。第1の実施の
形態は、移動体交換機10に設けられ、各基地局30,
40の複数の構成部分31a〜31n,41a〜41n
にそれぞれ対応した複数の記憶領域を備えた呼損情報テ
ーブル11と、移動体交換機10に設けられ、各基地局
30, 40から送られた発着信信号を基に、各基地局3
0, 40の各構成部分31a〜31n,41a〜41n
毎の発着信呼数及び基地局要因切断呼数を検出し、呼損
情報テーブル11の対応する記憶領域に累積して格納す
る呼損情報収集手段12と、移動体交換機10に設けら
れ、呼損情報テーブル11に格納された発着信呼数及び
基地局要因切断呼数の各累積数を基に、各基地局30,
40の各構成部分31a〜31n,41a〜41n毎の
呼損率を算出し、当該算出された呼損率を基に、障害検
出のための自動試験を行うべき基地局の構成部分を特定
する試験対象部分決定手段13と、移動体交換機10に
設けられ、試験対象部分決定手段13で特定された基地
局の構成部分に対して障害検出のための自動試験を行う
自動試験手段14と、移動体交換機10に設けられ、自
動試験手段14によって得られた試験結果を基に障害の
有無を判定し、障害が存在すると判定した場合に、障害
個所を保守者に通知する結果判定通知手段15とから構
成される。
【0019】以上のような構成において、各基地局3
0, 40の複数の構成部分31a〜31n,41a〜4
1nは例えば、各基地局30,40をそれぞれ構成する
複数の送受信盤(TRX)である。また、呼損情報収集
手段12によって検出される発着信呼数は、具体的に
は、発着信信号に含まれる発信無線状態報告メッセージ
及び着信無線状態報告メッセージの受信数である。さら
に、呼損情報収集手段12によって検出される基地局要
因切断呼数は、具体的には、発着信信号に含まれる呼切
断イベントメッセージにおいて、基地局に起因する理由
が記載されている場合の呼切断イベントメッセージの受
信数である。
【0020】まず、呼損情報テーブル11に、基地局3
0の複数の構成部分31a〜31nにそれぞれ対応した
複数の記憶領域を設け、また、基地局40の複数の構成
部分41a〜41nにそれぞれ対応した複数の記憶領域
を設けておく。
【0021】呼損情報収集手段12は、各基地局30,
40から送られた発着信信号を基に、各基地局30, 4
0の各構成部分31a〜31n,41a〜41n毎の発
着信呼数及び基地局要因切断呼数を検出する。そして、
それらの値を呼損情報テーブル11の対応する記憶領域
に累積して格納する。
【0022】一方、試験対象部分決定手段13は、所定
期間(例えば15分)の経過毎に、呼損情報テーブル1
1に格納された発着信呼数及び基地局要因切断呼数の各
累積数を全て読み出す。読み出した後は、呼損情報テー
ブル11の全記憶領域をクリアする。したがって、結果
的に、読み出された各累積数は、所定期間に限定された
累積数となる。そして、試験対象部分決定手段13は、
読み出した発着信呼数及び基地局要因切断呼数の各累積
数を基に、各基地局30, 40の各構成部分31a〜3
1n,41a〜41n毎の呼損率を算出する。呼損率
は、各基地局30, 40の各構成部分31a〜31n,
41a〜41n毎に、基地局要因切断呼数の所定期間の
累積数を、発着信呼数の所定期間の累積数で除算して得
られる値である。
【0023】この算出された呼損率が所定基準値を超え
た場合に、試験対象部分決定手段13は、この呼損率に
関わる基地局の構成部分を、障害検出のための自動試験
を行うべき基地局の構成部分と決定する。
【0024】自動試験手段14は、試験対象部分決定手
段13で特定された基地局の構成部分に対して障害検出
のための自動試験を行う。そして、自動試験手段14に
よって得られた試験結果を基に、結果判定通知手段15
が障害の有無を判定し、障害が存在すると判定した場合
に、障害個所を保守者に通知する。
【0025】このように、本発明では障害発生の検出を
人手によらず自動的に行うので、障害発生の検出が即座
に行われ得る。また、本発明では、呼損率を基にして基
地局での障害発生を検出するようにしているので、必要
がないケースに対してまで無駄に電波レベル測定試験を
実施してしまうことを回避できる。
【0026】次に、第1の実施の形態を詳しく説明す
る。なお、以下に説明する第1の実施の形態では、図1
に示す呼損情報収集手段12は図3の呼損情報収集部1
2aに対応し、同様に、試験対象部分決定手段13は試
験対象TRX決定部13aに、自動試験手段14は自動
試験部14aに、結果判定通知手段15は結果判定通知
部15aに対応する。
【0027】図2は、第1の実施の形態に係る障害監視
装置を包含する移動体通信システムの構成の一例を示す
図である。図2中、移動体交換局(MSC)10に基地
局(BS)30, 40が接続され、また、移動体交換局
10に基地局制御装置(BCE)20が接続される。基
地局30がカバーする無線ゾーン51には、例えば移動
機(MS)50が位置しており、基地局30と無線回線
を介して接続される。同様に、基地局40がカバーする
無線ゾーン61には、例えば移動機(MS)60が位置
しており、基地局40と無線回線を介して接続される。
なお、移動体交換局10には公衆網が接続されるが、図
2では図示を省略する。
【0028】移動体交換局10は内部に、CPU,RA
M,ROM,I/O等からなるデータ処理装置10aを
備え、このデータ処理装置10aによる処理動作によっ
て図1に示す各手段を実現している。データ処理装置1
0aによる処理動作については図3を参照して後述す
る。なお、基地局制御装置20も図示を省略したが、C
PU,RAM,ROM,I/O等からなるデータ処理装
置を備えている。
【0029】基地局30は、無線送受信装置(MDE)
31、無線増幅装置(AMP)32、試験送受信機(T
TR)33から構成される。無線送受信装置31は、複
数の送受信盤(TRX)31a〜31nと制御部31p
とから構成される。基地局30では、指向性アンテナを
用いて自己のカバーするサービスゾーンを、例えば3つ
のセクタに分割する。無線ゾーン51は、そのセクタの
1つに相当する。そして、各セクタに送受信盤を24枚
対応させる。したがって、複数の送受信盤31a〜31
nは、この例では72枚存在する。各送受信盤に割り当
てられるチャネル数は3チャネルであり、3チャネルの
うち2チャネルが情報チャネル(TCH)、1チャネル
が制御チャネル(CCH)である。あるいは、各セクタ
に送受信盤を16枚対応させる場合もある。この場合、
複数の送受信盤31a〜31nは48枚存在し、各送受
信盤に6チャネルが割り当てられ、6チャネルのうち5
チャネルが情報チャネル(TCH)、1チャネルが制御
チャネル(CCH)となる。
【0030】基地局40も基地局30と同一構成である
ので、説明を省略する。図3は、移動体交換機10のデ
ータ処理装置10aによる処理動作によって実現される
機能をブロック化して示す図である。図3中、呼損情報
テーブル11には基地局毎に分割された記憶領域が設定
され、各基地局用の記憶領域にさらに、無線ゾーン(C
Z)毎及び送受信盤(TRX)毎に分割された記憶領域
が設定され、その記憶領域に「総発着信呼数」欄11a
と「基地局要因切断呼数」欄11bとが設けられる。
【0031】ここで、例えば基地局30が基地局40に
対する呼設定を要求し、両者の回線接続が正常に行われ
たとする。この場合に、電波システム開発センタ(RC
R)の規格に則り、発信側の基地局30は「発信無線状
態報告」メッセージを基地局制御装置20へ出力し、着
信側の基地局40は「着信無線状態報告」メッセージを
基地局制御装置20へ出力する。また、両者の回線接続
が正常に行われず、呼切断が生じた場合には「呼切断イ
ベント」メッセージが、発信切断であれば基地局30か
ら、着信切断であれば基地局40から基地局制御装置2
0へ出力される。いずれのメッセージにも、そのメッセ
ージが関係する基地局名及び送受信盤名を示す情報が含
まれる。
【0032】呼損情報収集部12aは、移動体交換機1
0に入力する発信信号または着信信号に含まれる上記メ
ッセージを基に、呼損情報テーブル11に書き込みを行
う。すなわち、「発信無線状態報告」メッセージまたは
「着信無線状態報告」メッセージを受信したときは、こ
れらのメッセージに示された基地局名及び送受信盤名に
対応する記憶領域を呼損情報テーブル11から検索し、
得られた記憶領域の「総発着信呼数」欄11aに既に格
納されている値を1だけ増加させるようにする。
【0033】一方、「呼切断イベント」メッセージを受
信したときには、呼損情報収集部12aは、このメッセ
ージ内に示される理由表示を参照する。そこに基地局要
因の理由が記載されている場合だけ、このメッセージに
示された基地局名及び送受信盤名に対応する記憶領域を
呼損情報テーブル11から検索し、得られた記憶領域の
「基地局要因切断呼数」欄11bに既に格納されている
値を増加させるようにする。基地局要因の理由として、
RCR規格のSTD−27Eに示された「一時的障
害」、「要求チャネル利用不可」、「タイマ満了による
回復」を設定する。「一時的障害」は、同期用のカラー
コードが所定時間に亘って一致しない電波断によって発
生され、「要求チャネル利用不可」は、送受信盤に障害
が発生した場合に発生され、「タイマ満了による回復」
は、レベル測定要求に対する応答の時間切れに対して発
生される。
【0034】OS周期部16は、例えば15分毎に試験
対象TRX決定部13aを起動する。試験対象TRX決
定部13aは起動されると、呼損情報テーブル11の全
記憶領域の記憶内容を読み出し、読み出した後の全記憶
領域に値0を上書きする。このため結果的に、読み出さ
れた記憶内容は、各基地局の各送受信盤に関わる発着信
呼及び基地局要因切断呼の15分間に亘る各累積数であ
る。
【0035】そして、試験対象TRX決定部13aは、
読み出した記憶内容を用いて、各基地局の各送受信盤の
呼損率を算出する。呼損率は、同一基地局の同一送受信
盤用に設けられた「基地局要因切断呼数」欄11b及び
「総発着信呼数」欄11aの各値を用いて、「基地局要
因切断呼数」欄11bの値を、「総発着信呼数」欄11
aの値で除算することによって算出する。
【0036】試験対象TRX決定部13aは、得られた
各基地局の各送受信盤の呼損率を、所定基準値と比較
し、呼損率が所定基準値を超えている場合には、その基
地局の送受信盤を指定して自動試験部14aを起動す
る。すなわち、各基地局の各送受信盤の呼損率を15分
毎に監視し、それが所定基準値を超えているときに、対
応基地局の対応送受信盤に関連する部分に障害が発生し
ている可能性があると判定する。ここで、例えば基地局
30の送受信盤31aに関連する部分に障害が発生して
いる可能性があると判定されたものと仮定して、以下の
説明を行うことにする。
【0037】自動試験部14aは起動されると、判定さ
れ指定された基地局30の制御部31pに指令を出し、
判定され指定された送受信盤31aと試験用送受信機3
3との間で、無線伝送路を介してチャネル毎の電波の送
受信を行わせる。そして、送受信盤31a及び試験用送
受信機33に、各チャネルの周波数帯及びその周波数帯
に隣接する両側周波数帯において、受信レベルを測定さ
せる。
【0038】結果判定通知部15aはこの測定結果を受
け取り、障害個所の特定を行う。すなわち、例えば第1
チャネルの周波数帯における受信レベルが、第1の所定
レベル以下であるか、または第1チャネルの周波数帯に
隣接する両側周波数帯における受信レベルが第2の所定
レベル(第1の所定レベルよりもかなり小さい値)以上
である場合に、基地局30の送受信盤31aに設定され
た第1チャネルに関連した部分に障害が発生していると
判定する。こうした判定を、送受信盤31a及び試験用
送受信機33で測定された各受信レベルに対して行い、
さらに各チャネルに亘って行う。
【0039】結果判定通知部15aは障害発生と判定し
た場合に、基地局制御装置20を介して保守者にその旨
を通知する。以上のように第1の実施の形態では、障害
発生の検出を人手によらず自動的に行うので、障害発生
の検出が即座に行われ得る。
【0040】また第1の実施の形態では、呼損率を基に
して基地局での障害発生を検出するようにしているの
で、必要がないケースに対してまで無駄に電波レベル測
定試験を実施してしまうことを回避できる。
【0041】次に、第2の実施の形態を説明する。第2
の実施の形態は、基本的に図2に示す第1の実施の形態
と同じ構成である。そこで、第2の実施の形態での説明
では、第1の実施の形態における構成を流用する。
【0042】第2の実施の形態では、移動体交換機10
内に設けられるデータ処理装置10aの処理動作、及び
基地局制御装置20内に設けられるデータ処理装置の処
理動作が、第1の実施の形態と異なっている。
【0043】図4は、第2の実施の形態における移動体
交換機10のデータ処理装置10aによる処理動作、及
び基地局制御装置20のデータ処理装置による処理動作
によって実現される機能をブロック化して示す図であ
る。
【0044】図4中、呼損情報テーブル21は、基地局
制御装置20内に設けられることを除いては、第1の実
施の形態における呼損情報テーブル11と同じ構成であ
る。また、呼損情報収集部22aも、基地局制御装置2
0内に設けられることを除いては、第1の実施の形態に
おける呼損情報収集部12aと同じ動作である。そのた
め、それらの説明は省略する。
【0045】基地局制御装置20において、OS周期部
23は、例えば15分毎に呼損情報転送部24を起動す
る。呼損情報転送部24は起動されると、呼損情報テー
ブル21の全記憶領域の記憶内容を読み出し、読み出し
た後の全記憶領域に値0を上書きする。このため結果的
に、読み出された記憶内容は、各基地局の各送受信盤に
関わる発着信呼及び基地局要因切断呼の15分間に亘る
各累積数である。
【0046】そして、呼損情報転送部24は、読み出し
た各累積数を移動体交換機10の試験対象TRX決定部
13bへ送る。試験対象TRX決定部13bは、送られ
た各累積数を用いて、各基地局の各送受信盤の呼損率を
算出する。呼損率の算出や、その後の自動試験部14b
を起動する際の比較判定等は、第1の実施の形態におけ
る試験対象TRX決定部13aと同じ動作である。
【0047】また、自動試験部14b及び結果判定通知
部15bも、第1の実施の形態における自動試験部14
a及び結果判定通知部15aとそれぞれ同じ動作をす
る。以上のように、第2の実施の形態では移動体交換機
10の処理負担を、第1の実施の形態に比べ軽減するよ
うにしている。
【0048】次に、第3の実施の形態を説明する。第3
の実施の形態は、基本的に図2に示す第1の実施の形態
と同じ構成である。そこで、第3の実施の形態での説明
では、第1の実施の形態における構成を流用する。第3
の実施の形態では、移動体交換機10内に設けられるデ
ータ処理装置10aの処理動作、及び基地局制御装置2
0内に設けられるデータ処理装置の処理動作が、第1の
実施の形態と異なっている。
【0049】図5は、第3の実施の形態における移動体
交換機10のデータ処理装置10aによる処理動作、及
び基地局制御装置20のデータ処理装置による処理動作
によって実現される機能をブロック化して示す図であ
る。なお、第3の実施の形態における各処理動作は、第
2の実施の形態における各処理動作と類似している。そ
こで図5では、第2の実施の形態と同一部分には同一の
符号を付して説明を省略し、異なる部分だけを説明す
る。
【0050】第3の実施の形態では、基地局制御装置2
0において、試験対象TRX決定部25が、OS周期部
23によって、例えば15分毎に起動される。試験対象
TRX決定部25は起動されると、呼損情報テーブル2
1の全記憶領域の記憶内容を読み出し、読み出した後の
全記憶領域に値0を上書きする。そして、読み出した記
憶内容を用いて、各基地局の各送受信盤の呼損率を算出
する。呼損率は、同一基地局の同一送受信盤用に設けら
れた「基地局要因切断呼数」欄21b及び「総発着信呼
数」欄21aの各値を用いて、「基地局要因切断呼数」
欄21bの値を、「総発着信呼数」欄21aの値で除算
することによって算出する。
【0051】試験対象TRX決定部25は、得られた各
基地局の各送受信盤の呼損率を、所定基準値と比較し、
呼損率が所定基準値を超えている場合には、その基地局
の送受信盤を指定して移動体交換機10の自動試験部1
4bを起動する。
【0052】自動試験部14b及び結果判定通知部15
bの各動作は、第2の実施の形態と同じである。以上の
ように、第3の実施の形態でも移動体交換機10の処理
負担を、第1の実施の形態に比べ軽減するようにしてい
る。
【0053】次に、第4の実施の形態を説明する。第4
の実施の形態は、基本的に図2に示す第1の実施の形態
と同じ構成である。そこで、第4の実施の形態での説明
では、第1の実施の形態における構成を流用する。
【0054】第4の実施の形態では、移動体交換機10
内に設けられるデータ処理装置10aの処理動作が、第
1の実施の形態と異なっている。図6は、第4の実施の
形態における移動体交換機10のデータ処理装置10a
による処理動作によって実現される機能をブロック化し
て示す図である。
【0055】図6中、TCH確保情報テーブル110に
は基地局毎に分割された記憶領域が設定され、各基地局
用の記憶領域にさらに、無線ゾーン(CZ)毎に分割さ
れた記憶領域が設定され、その記憶領域に「TCH総確
保回数」欄111と「TCH総確保失敗回数」欄112
とが設けられる。
【0056】電波システム開発センタ(RCR)の規格
によれば、基地局制御装置20が移動体交換機10に対
して「5分間トラフィック報告」というトラフィック情
報を5分ごとに送信している。この「5分間トラフィッ
ク報告」には、5分間の間に発生した情報チャネル(T
CH)確保の回数、及び情報チャネル(TCH)確保の
失敗回数が、各基地局のセクタ毎に記載されている。
【0057】TCH確保情報収集部120は、基地局制
御装置20から移動体交換機10に入力する「5分間ト
ラフィック報告」を基に、TCH確保情報テーブル11
0に書き込みを行う。すなわち、「5分間トラフィック
報告」から各基地局のセクタ毎に情報チャネル(TC
H)確保の回数を取り出し、TCH確保情報テーブル1
10において、基地局に対応し、かつセクタに対応する
記憶領域を探し、その記憶領域の「TCH総確保回数」
欄111に既に格納されている値に、取り出した回数を
加算して格納する。なお、TCH確保情報テーブル11
0においてセクタと無線ゾーン(CZ)とは同義であ
る。
【0058】また、「5分間トラフィック報告」から各
基地局のセクタ毎に情報チャネル(TCH)確保の失敗
回数を取り出し、TCH確保情報テーブル110におい
て、基地局に対応し、かつセクタに対応する記憶領域を
探し、その記憶領域の「TCH総確保失敗回数」欄11
2に既に格納されている値に、取り出した失敗回数を加
算して格納する。
【0059】OS周期部160は、例えば15分毎に試
験対象セクタ決定部130を起動する。試験対象セクタ
決定部130は起動されると、TCH確保情報テーブル
110の全記憶領域の記憶内容を読み出し、読み出した
後の全記憶領域に値0を上書きする。したがって結果的
に、読み出された記憶内容は、各基地局の各セクタに関
わるTCH確保回数及びTCH確保失敗回数の15分間
に亘る各累積数である。
【0060】そして、試験対象セクタ決定部130は、
読み出した記憶内容を用いて、各基地局の各セクタのT
CH確保失敗率を算出する。TCH確保失敗率は、同一
基地局の同一セクタ用に設けられた「TCH総確保失敗
回数」欄112及び「TCH総確保回数」欄111の各
値を用いて、「TCH総確保失敗回数」欄112の値
を、「TCH総確保回数」欄111の値で除算すること
によって算出する。
【0061】試験対象セクタ決定部130は、得られた
各基地局の各セクタのTCH確保失敗率を、所定基準値
と比較し、TCH確保失敗率が所定基準値を超えている
場合には、その基地局のセクタを指定して自動試験部1
40を起動する。すなわち、各基地局の各セクタのTC
H確保失敗率を15分毎に監視し、それが所定基準値を
超えているときに、対応基地局の対応セクタに関連する
部分に障害が発生している可能性があると判定する。こ
こで、例えば基地局30の第1のセクタに関連する部分
に障害が発生している可能性があると判定されたものと
仮定して以下の説明を行うことにする。
【0062】自動試験部140は起動されると、判定さ
れ指定された基地局30の制御部31pに指令を出し、
判定され指定された第1のセクタを構成する各送受信盤
と試験用送受信機33との間で、無線伝送路を介して各
送受信盤のチャネル毎に電波の送受信を行わせる。そし
て、第1のセクタを構成する各送受信盤及び試験用送受
信機33に、各チャネルの周波数帯及びその周波数帯に
隣接する両側周波数帯において、受信レベルを測定させ
る。
【0063】結果判定通知部150はこの測定結果を受
け取り、障害個所の特定を行う。すなわち、例えば基地
局30の第1セクタに送受信盤31aが含まれ、この送
受信盤31aの第1チャネルの周波数帯における受信レ
ベルが、第1の所定レベル以下であるか、または第1チ
ャネルの周波数帯に隣接する両側周波数帯における受信
レベルが第2の所定レベル(第1の所定レベルよりも格
段に小さい)以上である場合に、基地局30の送受信盤
31aに設定された第1チャネルに関連した部分に障害
が発生していると判定する。こうした判定を、第1のセ
クタを構成する各送受信盤及び試験用送受信機33で測
定された各受信レベルに対して行い、さらに各チャネル
に亘って行う。
【0064】結果判定通知部150は障害発生と判定し
た場合に、基地局制御装置20を介して保守者にその旨
を通知する。以上のように第4の実施の形態でも、障害
発生の検出を人手によらず自動的に行うので、障害発生
の検出が即座に行われ得る。
【0065】また第4の実施の形態では、TCH確保失
敗率を基にして基地局での障害発生を検出するようにし
ているので、必要がないケースに対してまで無駄に電波
レベル測定試験を実施してしまうことを回避できる。
【0066】さらにまた、TCH確保失敗率は、無線回
線に関わる部分だけに限定した障害発生を監視すること
に役立つ。したがって、第4の実施の形態では、障害発
生時に、その障害が有線回線部分ではなく無線回線部分
で発生していることを、即座に認識できる。つまり、障
害個所を初めから切り分けて認識することが可能であ
る。
【0067】次に、第5の実施の形態を説明する。第5
の実施の形態は、基本的に図2に示す第1の実施の形態
と同じ構成である。そこで、第5の実施の形態での説明
では、第1の実施の形態における構成を流用する。
【0068】第5の実施の形態では、移動体交換機10
内に設けられるデータ処理装置10aの処理動作、及び
基地局制御装置20内に設けられるデータ処理装置の処
理動作が、第1の実施の形態と異なっている。しかし、
それらは第4の実施の形態と類似している。そこで、以
下の説明では、第5の実施の形態における各処理動作
を、第4の実施の形態と対比させて説明する。
【0069】図7は、第5の実施の形態における移動体
交換機10のデータ処理装置10aによる処理動作、及
び基地局制御装置20のデータ処理装置による処理動作
によって実現される機能をブロック化して示す図であ
る。
【0070】図7中、TCH確保情報テーブル210
は、基地局制御装置20内に設けられることを除いて
は、図6に示す第4の実施の形態におけるTCH確保情
報テーブル110と同じ構成である。また、TCH確保
情報収集部220も、基地局制御装置20内に設けられ
ることを除いては、第4の実施の形態におけるTCH確
保情報収集部120と同じ動作である。そのため、それ
らの説明は省略する。
【0071】基地局制御装置20において、OS周期部
230は、例えば15分毎にTCH確保情報転送部24
0を起動する。TCH確保情報転送部240は起動され
ると、TCH確保情報テーブル210の全記憶領域の記
憶内容を読み出し、読み出した後の全記憶領域に値0を
上書きする。このため結果的に、読み出された記憶内容
は、各基地局の各セクタに関わるTCH確保回数及びT
CH確保失敗回数の15分間に亘る各累積数である。
【0072】そして、TCH確保情報転送部240は、
読み出した各累積数を移動体交換機10の試験対象セク
タ決定部131へ送る。試験対象セクタ決定部131
は、送られた各累積数を用いて、各基地局の各セクタの
TCH確保失敗率を算出する。TCH確保失敗率の算出
や、その後の自動試験部141を起動する際の比較判定
等は、第4の実施の形態における試験対象セクタ決定部
130と同じ動作である。
【0073】また、自動試験部141及び結果判定通知
部151も、第4の実施の形態における自動試験部14
0及び結果判定通知部150とそれぞれ同じ動作をす
る。以上のように、第5の実施の形態では移動体交換機
10の処理負担を、第4の実施の形態に比べ軽減するよ
うにしている。
【0074】次に、第6の実施の形態を説明する。第6
の実施の形態は、基本的に図2に示す第1の実施の形態
と同じ構成である。そこで、第6の実施の形態での説明
では、第1の実施の形態における構成を流用する。
【0075】第6の実施の形態では、移動体交換機10
内に設けられるデータ処理装置10aの処理動作、及び
基地局制御装置20内に設けられるデータ処理装置の処
理動作が、第1の実施の形態と異なっている。
【0076】図8は、第6の実施の形態における移動体
交換機10のデータ処理装置10aによる処理動作、及
び基地局制御装置20のデータ処理装置による処理動作
によって実現される機能をブロック化して示す図であ
る。なお、第6の実施の形態における各処理動作は、第
5の実施の形態における各処理動作と類似している。そ
こで、第5の実施の形態と同一部分には同一の符号を付
して説明を省略し、異なる部分だけを説明する。
【0077】第6の実施の形態では、基地局制御装置2
0において、試験対象セクタ決定部250が、OS周期
部230によって、例えば15分毎に起動される。試験
対象セクタ決定部250は起動されると、TCH確保情
報テーブル210の全記憶領域の記憶内容を読み出し、
読み出した後の全記憶領域に値0を上書きする。そし
て、読み出した記憶内容を用いて、各基地局の各セクタ
のTCH確保失敗率を算出する。TCH確保失敗率は、
同一基地局の同一セクタ用に設けられた「TCH総確保
失敗回数」欄212及び「TCH総確保回数」欄211
の各値を用いて、「TCH総確保失敗回数」欄212の
値を、「TCH総確保回数」欄211の値で除算するこ
とによって算出する。
【0078】試験対象セクタ決定部250は、得られた
各基地局の各セクタのTCH確保失敗率を、所定基準値
と比較し、TCH確保失敗率が所定基準値を超えている
場合には、その基地局のセクタを指定して移動体交換機
10の自動試験部141を起動する。
【0079】自動試験部141及び結果判定通知部15
1の各動作は、第5の実施の形態と同じである。以上の
ように、第6の実施の形態でも移動体交換機10の処理
負担を、第4の実施の形態に比べ軽減するようにしてい
る。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、障害発
生の検出を人手によらず自動的に行うので、障害発生の
検出が即座に行われ得る。
【0081】また、呼損率を基にして基地局での障害発
生を検出するようにしているので、必要がないケースに
対してまで無駄に電波レベル測定試験を実施してしまう
ことを回避できる。
【0082】また別に、TCH確保失敗率を基にして基
地局での障害発生を検出するようにしているので、必要
がないケースに対してまで無駄に電波レベル測定試験を
実施してしまうことを回避できる。
【0083】さらに、TCH確保失敗率は、無線回線に
関わる部分だけに限定した障害発生を監視することに役
立つ。したがって、TCH確保失敗率を基にして基地局
での障害発生を検出することにより、障害発生時に、そ
の障害が有線回線部分ではなく無線回線部分で発生して
いることを、即座に認識できる。つまり、障害個所を初
めから切り分けて認識することが可能である。
【0084】さらにまた、本発明に係る障害監視装置は
移動体交換機内に設けられるばかりでなく、分割した一
部を基地局制御装置内に設けるようにすることもでき
る。これによって、移動体交換機の処理負担が軽減さ
れ、また設計の自由度も上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】第1の実施の形態に係る障害監視装置を包含す
る移動体通信システムの構成の一例を示す図である。
【図3】移動体交換機のデータ処理装置による処理動作
によって実現される機能をブロック化して示す図であ
る。
【図4】第2の実施の形態における移動体交換機のデー
タ処理装置による処理動作、及び基地局制御装置のデー
タ処理装置による処理動作によって実現される機能をブ
ロック化して示す図である。
【図5】第3の実施の形態における移動体交換機のデー
タ処理装置による処理動作、及び基地局制御装置のデー
タ処理装置による処理動作によって実現される機能をブ
ロック化して示す図である。
【図6】第4の実施の形態における移動体交換機のデー
タ処理装置による処理動作によって実現される機能をブ
ロック化して示す図である。
【図7】第5の実施の形態における移動体交換機のデー
タ処理装置による処理動作、及び基地局制御装置のデー
タ処理装置による処理動作によって実現される機能をブ
ロック化して示す図である。
【図8】第6の実施の形態における移動体交換機のデー
タ処理装置による処理動作、及び基地局制御装置のデー
タ処理装置による処理動作によって実現される機能をブ
ロック化して示す図である。
【符号の説明】
10 移動体交換機 11 呼損情報テーブル 12 呼損情報収集手段 13 試験対象部分決定手段 14 自動試験手段 15 結果判定通知手段 20 基地局制御装置 30 基地局 31a〜31n 基地局の複数の構成部分(TRX) 40 基地局 41a〜41n 基地局の複数の構成部分(TRX)

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局、移動体交換機、及び基地
    局制御装置からなる移動体通信システムの障害監視装置
    において、 移動体交換機に設けられ、各基地局の複数の構成部分に
    それぞれ対応した複数の記憶領域を備えた呼損情報テー
    ブルと、 前記移動体交換機に設けられ、各基地局から送られた発
    着信信号を基に、各基地局の各構成部分毎の発着信呼数
    及び基地局要因切断呼数を検出し、前記呼損情報テーブ
    ルの対応する記憶領域に累積して格納する呼損情報収集
    手段と、 前記移動体交換機に設けられ、前記呼損情報テーブルに
    格納された発着信呼数及び基地局要因切断呼数の各累積
    数を基に、各基地局の各構成部分毎の呼損率を算出し、
    当該算出された呼損率を基に、障害検出のための自動試
    験を行うべき基地局の構成部分を特定する試験対象部分
    決定手段と、 前記移動体交換機に設けられ、前記試験対象部分決定手
    段で特定された基地局の構成部分に対して障害検出のた
    めの自動試験を行う自動試験手段と、 前記移動体交換機に設けられ、前記自動試験手段によっ
    て得られた試験結果を基に障害の有無を判定し、障害が
    存在すると判定した場合に、障害個所を保守者に通知す
    る結果判定通知手段と、 を有することを特徴とする移動体通信システムの障害監
    視装置。
  2. 【請求項2】 前記各基地局の複数の構成部分は、各基
    地局を構成する複数の送受信盤であることを特徴とする
    請求項1記載の移動体通信システムの障害監視装置。
  3. 【請求項3】 前記呼損情報収集手段によって検出され
    る発着信呼数は、発着信信号に含まれる発信無線状態報
    告メッセージ及び着信無線状態報告メッセージの受信数
    であることを特徴とする請求項1記載の移動体通信シス
    テムの障害監視装置。
  4. 【請求項4】 前記呼損情報収集手段によって検出され
    る基地局要因切断呼数は、発着信信号に含まれる呼切断
    イベントメッセージにおいて、基地局に起因する理由が
    記載されている場合の呼切断イベントメッセージの受信
    数であることを特徴とする請求項1記載の移動体通信シ
    ステムの障害監視装置。
  5. 【請求項5】 前記試験対象部分決定手段によって算出
    される呼損率は、各基地局の各構成部分毎に、前記基地
    局要因切断呼数の所定期間の累積数を、前記発着信呼数
    の前記所定期間の累積数で除算して得られる値であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の移動体通信システムの障
    害監視装置。
  6. 【請求項6】 前記試験対象部分決定手段は、 前記算出された呼損率が所定基準値を超えた場合に、障
    害検出のための自動試験を行うべき基地局の構成部分を
    特定する特定手段を含むことを特徴とする請求項1記載
    の移動体通信システムの障害監視装置。
  7. 【請求項7】 前記移動体交換機に設けられ、所定周期
    で前記試験対象部分決定手段の作動を開始させるOS周
    期手段、 をさらに有することを特徴とする請求項1記載の移動体
    通信システムの障害監視装置。
  8. 【請求項8】 前記試験対象部分決定手段は、 前記OS周期手段によって起動されると、前記呼損情報
    テーブルに格納された発着信呼数及び基地局要因切断呼
    数の各累積数を読み出して、各基地局の各構成部分毎の
    呼損率を算出する算出手段と、 前記算出手段による読み出しの後、前記呼損情報テーブ
    ルの記憶内容をクリアするクリア手段と、 前記算出手段により算出された呼損率を基に、障害検出
    のための自動試験を行うべき基地局の構成部分を特定す
    る特定手段と、 を含むことを特徴とする請求項7記載の移動体通信シス
    テムの障害監視装置。
  9. 【請求項9】 各基地局は試験用の送受信機を備え、 前記自動試験手段は、 前記試験対象部分決定手段で特定された基地局の構成部
    分と前記試験用送受信機との間で、無線伝送路を介して
    チャネル毎の電波の送受信を行わせる送受信指令手段
    と、 前記送受信の際の受信レベルを各チャネルの周波数帯及
    び隣接の周波数帯において、前記基地局の構成部分と前
    記試験用送受信機とに測定させる測定指令手段と、 を含むことを特徴とする請求項1記載の移動体通信シス
    テムの障害監視装置。
  10. 【請求項10】 前記結果判定通知手段は、 前記測定指令手段の指令によって得られた受信レベル
    が、対応チャネルの周波数帯において第1の所定レベル
    以下または前記対応チャネルの周波数帯に隣接する周波
    数帯において第2の所定レベル以上である場合に、前記
    対応チャネルに関連した部分に障害が発生していると判
    定する判定手段を含むことを特徴とする請求項9記載の
    移動体通信システムの障害監視装置。
  11. 【請求項11】 複数の基地局、移動体交換機、及び基
    地局制御装置からなる移動体通信システムの障害監視装
    置において、 基地局制御装置に設けられ、各基地局の複数の構成部分
    にそれぞれ対応した複数の記憶領域を備えた呼損情報テ
    ーブルと、 前記基地局制御装置に設けられ、各基地局から送られた
    発着信信号を基に、各基地局の各構成部分毎の発着信呼
    数及び基地局要因切断呼数を検出し、前記呼損情報テー
    ブルの対応する記憶領域に累積して格納する呼損情報収
    集手段と、 前記基地局制御装置に設けられ、前記呼損情報テーブル
    に格納された発着信呼数及び基地局要因切断呼数の各累
    積数を読み出して移動体交換機へ送信する呼損情報転送
    手段と、 前記移動体交換機に設けられ、前記呼損情報転送手段に
    よって転送された発着信呼数及び基地局要因切断呼数の
    各累積数を基に、各基地局の各構成部分毎の呼損率を算
    出し、当該算出された呼損率を基に、障害検出のための
    自動試験を行うべき基地局の構成部分を特定する試験対
    象部分決定手段と、 前記移動体交換機に設けられ、前記試験対象部分決定手
    段で特定された基地局の構成部分に対して障害検出のた
    めの自動試験を行う自動試験手段と、 前記移動体交換機に設けられ、前記自動試験手段によっ
    て得られた試験結果を基に障害の有無を判定し、障害が
    存在すると判定した場合に、障害個所を保守者に通知す
    る結果判定通知手段と、 を有することを特徴とする移動体通信システムの障害監
    視装置。
  12. 【請求項12】 前記基地局制御装置に設けられ、所定
    周期で前記呼損情報転送手段の作動を開始させるOS周
    期手段、 をさらに有することを特徴とする請求項11記載の移動
    体通信システムの障害監視装置。
  13. 【請求項13】 前記呼損情報転送手段は、 前記OS周期手段によって起動されると、前記呼損情報
    テーブルに格納された発着信呼数及び基地局要因切断呼
    数の各累積数を読み出して、前記試験対象部分決定手段
    へ送信する転送手段と、 前記転送手段による読み出しの後、前記呼損情報テーブ
    ルの記憶内容をクリアするクリア手段と、 を含むことを特徴とする請求項12記載の移動体通信シ
    ステムの障害監視装置。
  14. 【請求項14】 複数の基地局、移動体交換機、及び基
    地局制御装置からなる移動体通信システムの障害監視装
    置において、 基地局制御装置に設けられ、各基地局の複数の構成部分
    にそれぞれ対応した複数の記憶領域を備えた呼損情報テ
    ーブルと、 前記基地局制御装置に設けられ、各基地局から送られた
    発着信信号を基に、各基地局の各構成部分毎の発着信呼
    数及び基地局要因切断呼数を検出し、前記呼損情報テー
    ブルの対応する記憶領域に累積して格納する呼損情報収
    集手段と、 前記基地局制御装置に設けられ、前記呼損情報テーブル
    に格納された発着信呼数及び基地局要因切断呼数の各累
    積数を基に、各基地局の各構成部分毎の呼損率を算出
    し、当該算出された呼損率を基に、障害検出のための自
    動試験を行うべき基地局の構成部分を特定して移動体交
    換機へ送信する試験対象部分決定手段と、 前記移動体交換機に設けられ、前記試験対象部分決定手
    段で特定された基地局の構成部分に対して障害検出のた
    めの自動試験を行う自動試験手段と、 前記移動体交換機に設けられ、前記自動試験手段によっ
    て得られた試験結果を基に障害の有無を判定し、障害が
    存在すると判定した場合に、障害個所を保守者に通知す
    る結果判定通知手段と、 を有することを特徴とする移動体通信システムの障害監
    視装置。
  15. 【請求項15】 複数の基地局、移動体交換機、及び基
    地局制御装置からなる移動体通信システムの障害監視装
    置において、 移動体交換機に設けられ、各基地局の複数の構成部分に
    それぞれ対応した複数の記憶領域を備えたTCH確保情
    報テーブルと、 前記移動体交換機に設けられ、基地局制御装置から送ら
    れた所定のトラフィック情報を基に、各基地局の各構成
    部分毎のTCH確保回数及びTCH確保失敗回数を検出
    し、前記TCH確保情報テーブルの対応する記憶領域に
    累積して格納するTCH確保情報収集手段と、 前記移動体交換機に設けられ、前記TCH確保情報テー
    ブルに格納されたTCH確保回数及びTCH確保失敗回
    数の各累積数を基に、各基地局の各構成部分毎のTCH
    確保失敗率を算出し、当該算出されたTCH確保失敗率
    を基に、障害検出のための自動試験を行うべき基地局の
    構成部分を特定する試験対象部分決定手段と、 前記移動体交換機に設けられ、前記試験対象部分決定手
    段で特定された基地局の構成部分に対して障害検出のた
    めの自動試験を行う自動試験手段と、 前記移動体交換機に設けられ、前記自動試験手段によっ
    て得られた試験結果を基に障害の有無を判定し、障害が
    存在すると判定した場合に、障害個所を保守者に通知す
    る結果判定通知手段と、 を有することを特徴とする移動体通信システムの障害監
    視装置。
  16. 【請求項16】 前記各基地局の複数の構成部分は、各
    基地局がそれぞれカバーする複数の無線ゾーンに対応す
    る複数の送受信部分であることを特徴とする請求項15
    記載の移動体通信システムの障害監視装置。
  17. 【請求項17】 前記所定のトラフィック情報は、電波
    システム開発センタRCR規格で規定される「5分間ト
    ラフィック報告」による情報であることを特徴とする請
    求項15記載の移動体通信システムの障害監視装置。
  18. 【請求項18】 前記試験対象部分決定手段によって算
    出されるTCH確保失敗率は、各基地局の各構成部分毎
    に、前記TCH確保失敗回数の所定期間の累積数を、前
    記TCH確保回数の前記所定期間の累積数で除算して得
    られる値であることを特徴とする請求項15記載の移動
    体通信システムの障害監視装置。
  19. 【請求項19】 前記試験対象部分決定手段は、 前記算出されたTCH確保失敗率が所定基準値を超えた
    場合に、障害検出のための自動試験を行うべき基地局の
    構成部分を特定する特定手段を含むことを特徴とする請
    求項15記載の移動体通信システムの障害監視装置。
  20. 【請求項20】 前記移動体交換機に設けられ、所定周
    期で前記試験対象部分決定手段の作動を開始させるOS
    周期手段、 をさらに有することを特徴とする請求項15記載の移動
    体通信システムの障害監視装置。
  21. 【請求項21】 前記試験対象部分決定手段は、 前記OS周期手段によって起動されると、前記TCH確
    保情報テーブルに格納されたTCH確保失敗回数及びT
    CH確保回数の各累積数を読み出して、各基地局の各構
    成部分毎のTCH確保失敗率を算出する算出手段と、 前記算出手段による読み出しの後、前記TCH確保情報
    テーブルの記憶内容をクリアするクリア手段と、 前記算出手段により算出されたTCH確保失敗率を基
    に、障害検出のための自動試験を行うべき基地局の構成
    部分を特定する特定手段と、 を含むことを特徴とする請求項20記載の移動体通信シ
    ステムの障害監視装置。
  22. 【請求項22】 各基地局は試験用の送受信機を備え、 前記自動試験手段は、 前記試験対象部分決定手段で特定された基地局の構成部
    分と前記試験用送受信機との間で、無線伝送路を介して
    チャネル毎の電波の送受信を行わせる送受信指令手段
    と、 前記送受信の際の受信レベルを各チャネルの周波数帯及
    び隣接の周波数帯において、前記基地局の構成部分と前
    記試験用送受信機とに測定させる測定指令手段と、 を含むことを特徴とする請求項15記載の移動体通信シ
    ステムの障害監視装置。
  23. 【請求項23】 前記結果判定通知手段は、 前記測定指令手段の指令によって得られた受信レベル
    が、対応チャネルの周波数帯において第1の所定レベル
    以下または前記対応チャネルの周波数帯に隣接する周波
    数帯において第2の所定レベル以上である場合に、前記
    対応チャネルに関連した無線部分に障害が発生している
    と判定する判定手段を含むことを特徴とする請求項22
    記載の移動体通信システムの障害監視装置。
  24. 【請求項24】 複数の基地局、移動体交換機、及び基
    地局制御装置からなる移動体通信システムの障害監視装
    置において、 基地局制御装置に設けられ、各基地局の複数の構成部分
    にそれぞれ対応した複数の記憶領域を備えたTCH確保
    情報テーブルと、 前記基地局制御装置に設けられ、自装置で作成された所
    定のトラフィック情報を基に、各基地局の各構成部分毎
    のTCH確保回数及びTCH確保失敗回数を検出し、前
    記TCH確保情報テーブルの対応する記憶領域に累積し
    て格納するTCH確保情報収集手段と、 前記基地局制御装置に設けられ、前記TCH確保情報テ
    ーブルに格納されたTCH確保回数及びTCH確保失敗
    回数の各累積数を読み出して移動体交換機へ送信するT
    CH確保情報転送手段と、 前記移動体交換機に設けられ、前記TCH確保情報転送
    手段によって転送されたTCH確保回数及びTCH確保
    失敗回数の各累積数を基に、各基地局の各構成部分毎の
    TCH確保失敗率を算出し、当該算出されたTCH確保
    失敗率を基に、障害検出のための自動試験を行うべき基
    地局の構成部分を特定する試験対象部分決定手段と、 前記移動体交換機に設けられ、前記試験対象部分決定手
    段で特定された基地局の構成部分に対して障害検出のた
    めの自動試験を行う自動試験手段と、 前記移動体交換機に設けられ、前記自動試験手段によっ
    て得られた試験結果を基に障害の有無を判定し、障害が
    存在すると判定した場合に、障害個所を保守者に通知す
    る結果判定通知手段と、 を有することを特徴とする移動体通信システムの障害監
    視装置。
  25. 【請求項25】 前記基地局制御装置に設けられ、所定
    周期で前記TCH確保情報転送手段の作動を開始させる
    OS周期手段、 をさらに有することを特徴とする請求項24記載の移動
    体通信システムの障害監視装置。
  26. 【請求項26】 前記TCH確保情報転送手段は、 前記OS周期手段によって起動されると、前記TCH確
    保情報テーブルに格納されたTCH確保回数及びTCH
    確保失敗回数の各累積数を読み出して、前記試験対象部
    分決定手段へ送信する転送手段と、 前記転送手段による読み出しの後、前記TCH確保情報
    テーブルの記憶内容をクリアするクリア手段と、 を含むことを特徴とする請求項25記載の移動体通信シ
    ステムの障害監視装置。
  27. 【請求項27】 複数の基地局、移動体交換機、及び基
    地局制御装置からなる移動体通信システムの障害監視装
    置において、 基地局制御装置に設けられ、各基地局の複数の構成部分
    にそれぞれ対応した複数の記憶領域を備えたTCH確保
    情報テーブルと、 前記基地局制御装置に設けられ、自装置で作成された所
    定のトラフィック情報を基に、各基地局の各構成部分毎
    のTCH確保回数及びTCH確保失敗回数を検出し、前
    記TCH確保情報テーブルの対応する記憶領域に累積し
    て格納するTCH確保情報収集手段と、 前記基地局制御装置に設けられ、前記TCH確保情報テ
    ーブルに格納されたTCH確保回数及びTCH確保失敗
    回数の各累積数を基に、各基地局の各構成部分毎のTC
    H確保失敗率を算出し、当該算出されたTCH確保失敗
    率を基に、障害検出のための自動試験を行うべき基地局
    の構成部分を特定して移動体交換機へ送信する試験対象
    部分決定手段と、 前記移動体交換機に設けられ、前記試験対象部分決定手
    段で特定された基地局の構成部分に対して障害検出のた
    めの自動試験を行う自動試験手段と、 前記移動体交換機に設けられ、前記自動試験手段によっ
    て得られた試験結果を基に障害の有無を判定し、障害が
    存在すると判定した場合に、障害個所を保守者に通知す
    る結果判定通知手段と、 を有することを特徴とする移動体通信システムの障害監
    視装置。
JP10059359A 1998-03-11 1998-03-11 移動体通信システムの障害監視装置 Withdrawn JPH11261471A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10059359A JPH11261471A (ja) 1998-03-11 1998-03-11 移動体通信システムの障害監視装置
US09/160,700 US6161010A (en) 1998-03-11 1998-09-25 Fault monitoring apparatus for mobile communication system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10059359A JPH11261471A (ja) 1998-03-11 1998-03-11 移動体通信システムの障害監視装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11261471A true JPH11261471A (ja) 1999-09-24

Family

ID=13111004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10059359A Withdrawn JPH11261471A (ja) 1998-03-11 1998-03-11 移動体通信システムの障害監視装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6161010A (ja)
JP (1) JPH11261471A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040034006A (ko) * 2002-10-16 2004-04-28 에스케이 텔레콤주식회사 Vdsp 알람을 활용한 불량 보코더 검출방법
KR100492413B1 (ko) * 2002-04-30 2005-06-16 서한정보통신(주) Cdma 시스템에서 발생되는 장애 메시지 처리 장치
KR100497298B1 (ko) * 2002-07-08 2005-06-28 주식회사 엘지텔레콤 이동통신시스템에서 불량단말기 검출방법 및 시스템
KR100499362B1 (ko) * 2002-10-01 2005-07-04 에스케이 텔레콤주식회사 Aht를 활용한 불량 보코더채널 검출방법
WO2009084421A1 (ja) 2007-12-28 2009-07-09 Nec Corporation 通信網の品質分析システム、品質分析装置、品質分析方法、及びプログラム
JP2010109744A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Nec Corp 通信品質管理システム、通信検知装置、網管理装置、通信品質管理方法、及び通信検知プログラム
JP4516230B2 (ja) * 2001-03-06 2010-08-04 株式会社日立国際電気 故障診断システム
JP2011030094A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Hitachi Ltd 移動体無線通信システム及びその障害処理方法
US8095819B2 (en) 2007-06-06 2012-01-10 Nec Corporation Communication network failure cause analysis system, failure cause analysis method, and failure cause analysis program

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6832086B1 (en) * 2000-06-13 2004-12-14 Motorola, Inc. Manager-directed method for event pressure reduction
US6625420B1 (en) * 2000-11-22 2003-09-23 Winphoria Networks, Inc. System and method of fault management in a mobile communications network having a proxy switch
US8504109B2 (en) * 2000-12-11 2013-08-06 Apple Inc. Antenna systems with common overhead for CDMA base stations
US7953446B2 (en) 2000-12-11 2011-05-31 Nortel Networks Limited Antenna systems with common overhead for CDMA base stations
US20020187788A1 (en) * 2001-06-07 2002-12-12 Mckay Charles Laurence Mobile communications system
US7277395B2 (en) * 2002-04-25 2007-10-02 Ixia Method and apparatus for wireless network load emulation
KR100501156B1 (ko) * 2002-08-14 2005-07-18 에스케이 텔레콤주식회사 코드분할 다중접속 이동통신망의 전송로 감시 장치 및전송로 감시 방법
KR100521043B1 (ko) * 2002-09-25 2005-10-11 엘지전자 주식회사 이동통신 시스템의 원격 장치 상태 관리 방법
JP2008227618A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Nec Saitama Ltd 基地局無線装置、移動体通信システム、及び基地局無線装置の制御方法
US8582444B2 (en) * 2008-08-28 2013-11-12 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method for detecting hardware faults by determining a ratio of released connections
CN114095961B (zh) * 2020-07-31 2023-04-28 中国移动通信集团四川有限公司 基于颜色聚类的覆盖分析方法、系统及电子设备

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57178441A (en) * 1981-04-24 1982-11-02 Nec Corp Fault detection system of mobile radio communication system
JPS61156931A (ja) * 1984-12-27 1986-07-16 Nec Corp 通信機器及び伝送路のレベル自動監視方式
US5023900A (en) * 1989-12-07 1991-06-11 Tayloe Daniel R Cellular radiotelephone diagnostic system
JPH05130009A (ja) * 1991-11-06 1993-05-25 Nec Corp セルラー型自動車電話システムの移動端末間試験方式
US5469494A (en) * 1994-03-02 1995-11-21 Telular International, Inc. Self-diagnostic system for cellular-transceiver systems
CN1171181A (zh) * 1994-12-23 1998-01-21 英国电讯公司 故障的监视
FR2741226B1 (fr) * 1995-11-15 1997-12-05 France Telecom Test de cellule dans un reseau de telecommunication cellulaire
JPH1028088A (ja) * 1996-07-11 1998-01-27 Nec Corp 携帯電話無線基地局の試験用送受信装置
US5940471A (en) * 1996-10-04 1999-08-17 Northern Telecom Limited Method and apparatus for obtaining feedback regarding network services
US6021315A (en) * 1997-11-19 2000-02-01 Cellular Technical Services Co., Inc. System and method for testing of wireless communication devices

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4516230B2 (ja) * 2001-03-06 2010-08-04 株式会社日立国際電気 故障診断システム
KR100492413B1 (ko) * 2002-04-30 2005-06-16 서한정보통신(주) Cdma 시스템에서 발생되는 장애 메시지 처리 장치
KR100497298B1 (ko) * 2002-07-08 2005-06-28 주식회사 엘지텔레콤 이동통신시스템에서 불량단말기 검출방법 및 시스템
KR100499362B1 (ko) * 2002-10-01 2005-07-04 에스케이 텔레콤주식회사 Aht를 활용한 불량 보코더채널 검출방법
KR20040034006A (ko) * 2002-10-16 2004-04-28 에스케이 텔레콤주식회사 Vdsp 알람을 활용한 불량 보코더 검출방법
US8095819B2 (en) 2007-06-06 2012-01-10 Nec Corporation Communication network failure cause analysis system, failure cause analysis method, and failure cause analysis program
WO2009084421A1 (ja) 2007-12-28 2009-07-09 Nec Corporation 通信網の品質分析システム、品質分析装置、品質分析方法、及びプログラム
JP5267818B2 (ja) * 2007-12-28 2013-08-21 日本電気株式会社 通信網の品質分析システム、品質分析装置、品質分析方法、及びプログラム
JP2010109744A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Nec Corp 通信品質管理システム、通信検知装置、網管理装置、通信品質管理方法、及び通信検知プログラム
JP2011030094A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Hitachi Ltd 移動体無線通信システム及びその障害処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6161010A (en) 2000-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11261471A (ja) 移動体通信システムの障害監視装置
EP0734193B1 (en) Method and apparatus for testing a radio in a base station without using a radio test unit
JP5601585B2 (ja) 通信システム、情報収集制御装置、情報収集制御プログラム、及び情報測定制御方法
JP2726315B2 (ja) 移動通信システムの回線異常検出方法
RU2548680C1 (ru) Способ, устройство и система для получения прикладной информации в wlan
JPH11154903A (ja) 移動通信システム基地局の異常検出方法
US9615304B2 (en) Method for inter-RAT reselection decision based on unbalanced radio conditions and device for executing said method
KR20120050019A (ko) 무선통신 시스템에서 긴급 상황 감지 방법 및 장치
CN103987109A (zh) 一种dtx小区状态变更方法和设备
KR20110090035A (ko) 이기종 시스템을 지원하는 이동 단말에서 핸드오버 방법 및 장치
US6768719B1 (en) Method and apparatus for mobile assisted detection of a transmission fault on the abis interface of a mobile telecommunications network
EP1018846B1 (en) Obtaining data for calls made by a specific cellular mobile station
JPH08256120A (ja) 障害検索制御方法及び障害検索制御システム
KR100452621B1 (ko) 이동 통신 시스템에서의 호 접속실패 원인 분석 방법
JP2001320494A (ja) 遠隔監視システム
JP2014082604A (ja) 無線通信システム、集約管理装置及びそのpci設定方法
JP3433105B2 (ja) 基地局システム
JPH11112445A (ja) 伝送路特性試験装置
JP2000091982A (ja) Cdma移動無線通信システムにおける無線品質劣化防止方法及びcdma移動無線通信システム
KR19990005389A (ko) 기지국 시험기와 시험 단말을 이용한 원격 호 제어 방법
JPH1013323A (ja) 基地局の試験方法及び試験支援システム
KR100256966B1 (ko) 개인 휴대 통신 시스템의 액세스 채널에 의한 기지국 무선환경 진단 방법
US20220312174A1 (en) Management apparatus, communication system, management method, and program
JP2001258061A (ja) 列車接近警報システムおよびその基地局移動局間の通信方法
JPH09289674A (ja) 無線基地局の無線インタフェース監視システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607