JP2014082604A - 無線通信システム、集約管理装置及びそのpci設定方法 - Google Patents

無線通信システム、集約管理装置及びそのpci設定方法 Download PDF

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Abstract


【課題】集約管理装置の管理エリア外の基地局と自管理下にある基地局との間でPCI重複が発生した場合、PCI重複を回避することができる無線通信システム、集約管理装置、および、そのPCI設定方法を提供する。
【解決手段】端末5と基地局10との間のCQIデータを端末通信状態記憶テーブル202に記憶し、3時間以上継続してCQI平均値が所定の値未満だった場合、PCI競合判定部222は、当該基地局10でPCI競合の可能性有りと判定し、基地局制御部23は、基地局パラメータテーブル204を参照して現在使用しているPCIを別の適用可能なPCIに変更し、新たなPCIでのCQIを5分間隔で3回測定し、変更前より改善されることを確認した場合、その新たなPCIで運用する。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、移動通信を行う無線通信システム、集約管理装置及びその基地のPCI設定方法に関する。
携帯電話基地局のカバーエリヤが半径数百mから数kmのものはマクロセルと呼ばれ、携帯電話システムの運用が開始された。携帯電話の普及が進むに連れ、ビル等建造物内部や地下などの基地局からの電波が届きにくい場所でも端末との通信を確保するためにカバーエリヤが半径100m以下の例えば、マイクロセルと呼ばれるような小出力の基地局の導入が始まった。
また、携帯電話システムの利用者が増え、通信速度も高くなり周波数資源が逼迫してきた。この有限な資源を有効活用するため、端末密度が高い場所にマイクロセルのような小さいカバーエリヤを持つ、例えばフェムトセル基地局と呼ばれる小型基地局を多数設置することにより収容端末数と通信速度の高速化が図られている。
この様な多数の基地局を設置する場合には、隣接する基地局等と干渉しない基地局の動作設定をする必要がある。その設定の1つにセル毎に割り当てられる識別情報PCI(物理セルID:Physical Cell Identification Data)が重複しない基地局配置に調整するPCI設定がある。PCIは、端末が基地局を識別するために使用する識別番号(ID)である。同じPCIを持つ基地局が隣接していると端末側からは基地局の区別がつかないため、ハンドオーバ処理等に問題が発生する。また、隣接する基地局でPCIが同じ場合は両基地局からの電波が合成されて干渉が生じる問題が発生してしまう。
設定可能なPCIの数は、上限があるので干渉が起きない様に離れた基地局で繰り返して使用される。
マクロセル基地局のみの間で運用する場合は、基地局数も限られており計画的に基地局が配置出来るので問題発生を容易に防ぐことが出来た。しかし、端末数の増加と通信速度の高速化が進むことにより屋内のような小エリアで、多数の基地局が設置され、同じPCIが繰り返し使用されるようになった結果、置局管理が難しくなってきた。そこで屋内や、特定商業設備等のある限定されたエリアにCCC(集約管理装置:Cell Cluster Controller)を設置して、そのエリアにある基地局の周波数、PCI、位置情報といったセルの隣接関係の情報を集約管理することが考えられている。CCCは、管理下の基地局の位置情報から隣接する基地局がわかるため、周波数やPCI等の基地局パラメータの競合を防ぐことができ、新規に基地局を追加した場合においてもCCCの情報を用いて効率的に基地局パラメータを決定できる。また、競合が発生した場合でもCCC管理の下で基地局パラメータを調整することができる。
図6は、従来のCCCを用いたPCI設定方法の概念を説明する無線システムの構成図である。
図6において、大きなビル(室内)内に基地局100(#A、#B)が設置され携帯電話の端末5を収容している。各基地局100は、CCC200との間で、制御モニタ信号を送受信し、端末5との間の通信状況もモニタされている。各基地局100のPCIはCCC200によって割り付けられるが、仮に同じPCI、例えば101を基地局100(#A、#B)を使用することになってもCCC200が競合を避ける様に基地局200(#B)にPCIを101から102に変更割付を行う。
ところが、例えば、ビルの新設や、新たなマクロセル基地局の設置、変更など、CCC200の管理外のエリアに新しい基地局100(#C)が追加される場合にはCCC200による管理が行われないため、基地局100(#A、#B)と基地局100(#C)との間でPCI(ここでは101)が重複し基地局相互が競合してしまう可能性がある。この様なPCIの重複を避ける方法として、CGI(Cell Global Identity)を用いる方法が有るが、CGIデータの収集など管理情報の取得が必要であり、また端末でCGI情報を取得出来ない場合には有効で無い問題があった(例えば、特許文献1。)。
特開2011−10148号公報
従来、CCC管理外のエリアに新しい基地局が追加された場合、CCCによる管理が出来ないため、複数の基地局の間でPCIが重複し基地局相互が競合してしまう可能性がある問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、集約管理装置の管理エリア外の基地局と自管理下にある基地局との間でPCI重複が発生した場合、PCI重複を回避することができる無線通信システム、および、そのPCI設定方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本実施形態の無線通信システムは、集約管理装置が、携帯電話システムの基地局が端末との間の無線通信で用いるPCI番号を含む動作パラメータを記憶した基地局パラメータテーブルを備え、かつ、前記基地局が通信相手となる前記端末から送信された通信品質情報を通信網で接続された複数の前記基地局を介して収集し、収集した情報と前記基地局パラメータテーブルとを参照することにより各前記基地局の動作パラメータを制御する無線通信システムにおいて、前記端末と通信し、集約管理装置へ自局の識別情報とCQI情報を含む前記通信品質情報とを前記通信網を介して通知する基地局と、前記基地局から受信する前記通信品質情報のうちCQI情報を基地局制御手段へ通知する制御情報受信手段と、前記各基地局の固有の識別情報とそれに対応して割り当てられる運用PCIと、前記各基地局の運用候補PCIとのリストを前記基地局パラメータテーブルに記憶する記憶手段と、前記通知されたCQIの平均値を基地局毎に算出し、その平均値が予め定めた基準値よりも低くなった基地局について、前記リストを参照して当該基地局の新たな運用PCIを前記運用候補のPCIから探し出し、新たな運用PCIを前記通信網を介して当該基地局に通知して新たな運用PCIで前記端末と通信できる様にPCI変更の制御をする基地局制御手段とを備えた集約管理装置とを具備することを特徴とする。
また本実施形態の集約管理装置は、集約管理装置が、携帯電話システムの基地局が端末との間の無線通信に用いるPCI番号を含む動作パラメータを記憶した基地局パラメータテーブルを備え、かつ、前記基地局が通信相手となる前記端末から送信された通信品質情報を通信網で接続された複数の前記基地局を介して収集し、前記収集した情報と前記基地局パラメータテーブルとを参照することにより各前記基地局の動作パラメータを制御する無線通信システムの集約管理装置において、前記基地局から受信する前記通信品質情報の内のCQI情報を基地局制御手段へ通知する制御情報受信手段と、前記各基地局の固有の識別情報とそれに対応して割り当てられる運用PCIと、前記各基地局の運用候補PCIとのリストを前記基地局パラメータテーブルに記憶する記憶手段と、前記通知されたCQIの平均値を基地局毎に算出し、その平均値が予め定めた基準値よりも低くなった基地局について、前記リストを参照して当該基地局の新たな運用PCIを前記運用候補のPCIから探し出し、新たな運用PCIを前記通信網を介して当該基地局に通知してPCI変更の制御をする基地局制御手段とを備えたことを特徴とする。
さらに本実施形態の無線通信システムの集約管理装置のPCI設定方法は、制御情報受信手段と、記憶手段と、基地局制御手段とを備えた集約管理装置が、携帯電話システムの基地局が端末との間の無線通信に用いるPCI番号を含む動作パラメータを記憶した基地局パラメータテーブルを備え、かつ、前記基地局が通信相手となる前記端末から送信された通信品質情報を通信網で接続された複数の前記基地局を介して収集し、前記収集した情報と前記基地局パラメータテーブルとを参照することにより各前記基地局の動作パラメータを制御する無線通信システムの集約管理装置のPCI設定方法において、前記制御情報受信手段は、前記基地局から受信する前記通信品質情報の内のCQI情報を前記基地局制御手段へ通知し、前記記憶手段は、前記各基地局の固有の識別情報とそれに対応して割り当てられる運用PCIと、前記各基地局の運用候補PCIとのリストを前記基地局パラメータテーブルにして記憶し、前記基地局制御手段は、前記通知されたCQIの平均値を前記基地局毎に算出し、その平均値が予め定めた基準値よりも低くなった基地局について、前記リストを参照して当該基地局の新たな運用PCIを前記運用候補のPCIから探し出し、新たな運用PCIを前記通信網を介して当該基地局に通知してPCI変更の制御をすることを特徴とする。
本実施形態に係わる無線通信システムの動作を説明する機能ブロック図である。 CCC2の構成の一例を示す構成図である。 本実施形態におけるCCC2のPCI設定方法を説明するフローチャートである。 基地局パラメータテーブルの1例である。 端末通信状態記憶テーブルの1例である。 従来のCCCを用いたPCI設定方法の概念を説明する無線システムの構成図である。
以下実施形態の無線通信システムを図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係わる無線通信システムの動作を説明する機能ブロック図である。
図1において、本実施形態の無線通信システムは、CCC(集約管理装置)2の管理エリアSである屋内に存在し、3GPP(3rd Generation Partnership Project)システム等の携帯電話システムで用いられる端末5と、それらの端末5と通信するための複数の基地局10(#1〜#n)と、CCC(集約管理装置)2と、基地局10とCCC2との間で制御モニタ信号を伝送する制御情報網31とを備えている。なお、端末5は、管理エリア内に複数存在するが、ここでは説明の都合上、ある基地局10と通信中の1台で代表して説明する。
基地局10は、携帯電話網の音声、データ信号、呼接続制御信号等を扱う音声・データ系統に接続されると共に、制御情報網31によってCCC2に接続されている。CCC2は、携帯電話システムで使用する無線リソースの管理を行う装置であって管理エリアS内にある基地局10(#1)〜基地局10(#n)を対象とする。
また、管理エリアSを外れた屋外に基地局100が存在し、その送信電波は、管理エリアSの端末5で受信可能な状態にある。
図1において、CCC2は、端末5からアップリンク信号で送信された各基地局10とのCQI(後述)を始めとする無線通信品質に係わるレポート(情報)や各基地局10の動作パラメータ等の基地局情報を受信する基地局情報受信部22、レポートや受信情報等を記憶するメモリ部20、レポートをメモリ20から読み出してPCI競合の有無を判定するPCI競合判定部222、判定情報や基地局のパラメータ等から基地局10の動作制御情報を生成する基地局制御部23、およびPCIや出力等の制御情報を制御情報網31を介して基地局10へ送信する制御情報送信部21とを備えている。
図2は、CCC2の構成の一例を示す構成図である。
図2において、CCC2と制御情報網31との間は、TCPインタフェース部32で信号を入出力する。TCPインタフェース部32は、データバスDBを介してデータをCCC2のメモリ部20始め内部の機能構成部分と入出力する専用論理回路である。
データバスDBは、TCPインタフェース部32と、制御情報送信部21と、基地局情報受信部22と、メモリ20と、制御処理部(CPU)25とのそれぞれの間を接続している。
制御処理部25は、データバスDBで伝送されるデータを監視、制御して図1における基地局制御部(プログラム)23とPCI競合判定部(プログラム)222の機能を実行する制御を行う。
制御情報送信部21と、基地局情報受信部22とは、制御処理部25の制御に従ってTCPインタフェース部32との間でバッファ機能および所定の基本処理手順を行うファームウェア又は、論理回路で構成される。
図1に戻り、基地局情報受信部22は、基地局10から受信した基地局受信情報を3GPP仕様で指定される通信品質情報CQI(Channel Quality Indicator)と基地局パラメータとの情報に分ける。そして周波数チャネル、変調パラメータ等の基地局動作に係わる基地局パラメータ情報を基地局パラメータ記録部203に書き込み記録する。基地局パラメータ記録部203は各基地局10(#1〜#n)の基地局パラメータを取得し、PCI、隣接する基地局の関係をリストにして基地局パラメータテーブル204に保存する。
また、基地局情報受信部22は、図示しない内部時計(タイマ)を参照して、例えば、1分間各毎に分離したCQI情報をCQI記録部201に書き込み記録する。CQI記録部201は、各基地局10のCQIを取得し、接続している端末数、各基地局10のそれぞれにおけるCQI平均値を端末通信状態記憶テーブル202にリストにして保存する。また、CQI記録部201は各基地局10でCQIが予め定めた規定値未満になった場合、その規定値未満が継続された時間についても端末通信状態記憶テーブル202に保存する。
端末通信状態記憶テーブル202の内容は、PCI競合判定部222によって読み出される。
ここで図6に戻って屋内に設置された基地局のPCI競合について説明する。従来の無線通信システムでは、CCC200が管理下にある各基地局100(#A)、(#B)のPCIを調べ、例えば「101」が重複使用された場合、一方の基地局100(#B)に対してPCIを「101」から「102」へ変更させる制御を行う。
このPCIは、CCC200が、管理下の基地局100の設置位置を予めマッピングしたデータを記憶し、隣接局ではPCIが重複しない様にして干渉発生を防ぐ管理がされる。
また、ハンドオーバ処理等のために端末5と基地局100との間の通信レポート、即ち基地局制御情報(パラメータ)にはPCI情報が含まれる。従って、同一端末5が自分の管理下にある2つの基地局100との間でリンクを確立している時には、CCC200は基地局パラメータのPCIを判読することにより重複、競合を検出することが出来る。
しかし、端末5が存在する屋内へ外部のPCI「101」で運用される基地局100(#C)(例えば、隣ビル、またはマクロセルの基地局)からの電波が到達すると、端末5は、その基地局100(#C)とも送受信可能になるとPCIの競合が発生し通信品質CQIが低下する。しかしCCC200は、PCIが同じ場合、基地局100(#B)のその低下の原因がPCI競合によるものか、その他の原因によるものなのかは、判別できず、対策が取れなかった。
本実施形態では、通信品質が低下した場合、PCIを変更してその後の通信品質CQIを監視し、改善効果が有ればPCI競合が有ったと判定して外部基地局とのPCI重複に起因する干渉を回避している。
さて、3GPPの機器仕様3GPP TS25.214では、端末5は、HS−DPCCHのアップリンクチャネルCQIフィールドを用いてチャネル条件を基地局10へ通知することが規定されている。CQI(Channel Quality Indicator)は、値が0−30までの範囲であって30が最良の条件である。端末5は、現在のリンク条件で許容範囲内のブロック誤り率(BLER)を実現可能な最大のCQI値を通知する。
見方を変えれば、CCC2は、端末5から各基地局10を経由して受信したCQIが30の値であれば干渉などの影響が当該基地局と当該端末には無いので「基地局同士は競合しておらず、PCIは重複していない状態にある。」との判定をする。
反対に、CQIが30よりも低下した場合には、競合の可能性ありと判定する。続いて、CQIが低下した基地局10のPCIを変更し、CQIが改善する場合は、PCI競合が発生していると判定する。そして変更したPCIで運用をすることにより基地局10におけるPCI競合を回避することが可能である。
図3は、本実施形態におけるCCC2のPCI設定方法を説明するフローチャート、図4は、基地局パラメータテーブル204の例、図5は、端末通信状態記憶テーブル202の例である。
以下、図1と図3、図4、図5を参照し、実施形態の無線通信システムの動作とPCI設定方法を説明する。
基地局情報受信部22は、TCPインタフェース31を介して基地局10からの制御モニタ情報を受信し、CQI以外の所定のデータを基地局パラメータ記録部203に書き込む。基地局パラメータ記録部203は、基地局の動作状態に係わる情報、パラメータについて図4の形式の基地局パラメータテーブル204として基地局10毎にリストしたテーブルにしてメモリ20に書き込み記憶する。
また、CQI情報はCQI記録部201に書き込まれ、そこで基地局10毎にCQI平均値を算出される(図3のステップS1)。平均値を算出するタイミングは、基地局制御部23が内部時計(図示せず)を参照して、例えば、5分間隔で実施する。
そして、更に図5の様に整理されて端末状態記憶テーブル202に書き込まれ記憶される。PCI競合判定部222は、メモリ20の端末通信状態記憶テーブル202を読み出して、基地局10のCQIの平均値が30以上で有れば(ステップs2がNoの場合)、図5の基地局10(#2),(#3)のように「CQI平均値30未満の継続時間」の欄が0分にリセットされる。また、30未満の場合(ステップs2がYes)、更にその30未満の継続時間を調べ、3時間未満である場合(ステップs4がNo)、継続時間を更新する(ステップs5)。図5では、「#n」の基地局10について継続時間30分と更新されている。
一方、3時間以上に亘って平均値が30に達していない場合(ステップs4がYes)、常態的な干渉が発生している可能性がある、即ち、PCI競合がある可能性があると判断してPCI競合判定部222は、当該基地局10に対してPCI競合の確認と対策とを実施するために、継続時間を一旦リセットして0にする(ステップs6)。
PCI競合判定部222は端末通信状態記憶テーブル202の情報を参照して、PCI競合が発生している可能性があると判断した場合にPCI競合判定部222は基地局制御部23に対して競合が発生していると思われる基地局の情報を通知する。
次にPCI競合判定部222は、このCQI平均値が30を超えていない時間が3時間以上継続する基地局10の現在のCQI平均値を「PCI変更前平均値」として記憶する(ステップs7)。
以上のステップs1〜ステップs7は競合検出の処理手順に相当する。
基地局制御部23はPCI競合判定部222からPCI競合がある可能性ありとの通知を受けると、基地局パラメータの変更を行うために、競合していると推定された基地局10について、基地局パラメータテーブル204から該当基地局のPCI、隣接基地局、割当て可能PCIの情報を取得する。
そして、基地局制御部23は取得した情報から、CCC2が管理する他の基地局に影響を出ないように基地局パラメータの選択を行って、基地局指示部21へと変更を行う基地局と設定するパラメータを通知し、対象となる基地局10へ制御信号を送信する。また、基地局制御部23は基地局の隣接関係や、過去のPCI割当て状況から基地局パラメータテーブル204の基地局毎の割当て可能PCIを更新する。
詳細に説明すると、基地局10に接続している端末5がある場合、接続中の基地局10のPCIを変更すると端末5の通信が切断されてしまう。これを防ぐため、PCI競合の可能性が通知された基地局10に接続している端末数が1つ以上あるかどうかを確認する。そして、基地局10に接続する端末がない場合は即座にPCI変更処理を実施する。
即ち、基地局制御部23は、端末通信状態記憶テーブル202を参照し、当該基地局10(#1)を介して通信中の端末5の有無を調べる。ここでは、当該基地局10(#1)が、通知されたタイミングでは端末5と通信しておらず、CQI30未満の時間が3時間以上継続しているとする。
図5の端末状態記憶テーブル202で、基地局10(#1)の様に無い場合(ステップs8がNo)、図4の基地局パラメータテーブル204を参照して、割当可能PCIを当該基地局10のPCIを探し出して、PCIを101から新しいPCI105に変更する(ステップs10)。
一方、基地局10に接続する端末がある場合は、当該基地局10と通信する端末5を他の基地局10と通信するように切り替えてからPCI変更処理を実施する。
即ち、当該基地局10(#n)では、CQI30未満の時間が3時間以上継続し、通信中の端末5があるとする(ステップs8がYes)。この場合、基地局制御部23は、基地局パラメータテーブル204を参照して、隣接する基地局10(#3)を探し出す。そして、基地局10(#3)の送信出力を上げる。基地局10(#n)を介して通信中の端末5を、隣接する通信品質が自分よりも良い基地局10(#3)へハンドオーバさせて移す制御を行う(ステップs9)。
そして、ハンドオーバ終了後、基地局パラメータテーブル204を参照して基地局10(#n)のPCIを104から106に変更する。この場合、基地局10(#n)に割り当てるPCIは、隣接基地局10(#3)が使用して居ないPCIを選択する(ステップs10)。
基地局のPCIを変更後、通信環境の変化を確認するために、5分毎に3回のCQIを収集し、さらにその平均値を再計算した値を変更後のCQI平均値とする(ステップs11)。
この変更後のCQI平均値が保存していた変更前の「PCI変更前平均値」よりも高い(改善された)場合(ステップs12がYes)はPCIの競合が解消され、通信環境が良くなったと判断できるのでそのPCIで(基地局10(#1)を105、基地局10(#n)を106)運用を継続する(ステップs12)。
反対に変更後のCQI平均値が変更前のCQI平均値よりも低くなっている場合(ステップs12がNo)は、通信環境が悪くなっている原因はPCI競合によるものではないと判断して、変更前のPCI(基地局10(#1)を101、基地局10(#n)を104)に戻す処理を行う(ステップs13)。
併せて変更を行ったPCIは変更前よりも望ましくないことが判明したため、基地局制御部221は基地局パラメータテーブル232の当該基地局に関する割当て可能PCI番号から、一旦変更先になったPCI番号、即ち基地局10(#1)のPCI「105」、基地局10(#n)のPCI「106」を削除する(ステップs14)。
以上のステップs7〜ステップs14は、PCIの変更処理に係わる手順である。
この様に本実施形態においては、格別な回路や装置、通信手順を新たに設けることなく、基地局と通信している端末とのCQIの測定データを元にCCCの管理エリア外の基地局からの到達電波の影響を避けることが出来る。
上記の説明でステップs1〜ステップs6に適用されるCQI平均値30は一例であって、30は、CQI規定の最良の測定値であって殆ど干渉が無く、端末での受信電力が十分である状況である理想通信状態である。
そのためPCIに起因する干渉発生等があれば劣化検出感度を高く取ることが出来る。一方、PCIだけでなく電力レベルや、マルチパス反射等の影響が在るとCQIは、30に達しない可能性も高い。そこで、例えば、判定値を25の様に30以下の一定の値に下げることによって、外来のPCIに起因しない通信品質劣化に対しての影響を小さくしてPCIの変更を抑えてシステム安定度を高めることも可能である。
また、CQIの判定値については、端末受信状態記録テーブル202の記憶データを統計的に処理して、当該基地局10の平均値(例えば24)から、一定の割合(例えば、約20%)劣化した値の20を判定(閾)値にしても良い。こうすることにより、基地局毎の設置場所などによる特性の差を判定基準に反映することが出来る。
以上述べた少なくともひとつの実施形態の無線通信システムによれば、端末と基地局との間のCQIの劣化を測定し、その変化からPCI競合を検出することにより、外部の基地局の影響のないPCIに変更することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 基地局
2 CCC(集約管理装置:Cell Cluster Controller)
21 制御情報送信部
22 基地局情報受信部
222 PCI競合判定部
23 基地局制御部
25 制御処理部
20 メモリ部
201 CQI記録部
202 端末通信状態記憶部
203 基地局パラメータ受信部
204 基地局パラメータテーブル
31 制御情報網
32 TCPインタフェース
5 端末

Claims (7)

  1. 集約管理装置が、携帯電話システムの基地局が端末との間の無線通信で用いるPCI番号を含む動作パラメータを記憶した基地局パラメータテーブルを備え、かつ、前記基地局が通信相手となる前記端末から送信された通信品質情報を通信網で接続された複数の前記基地局を介して収集し、収集した情報と前記基地局パラメータテーブルとを参照することにより各前記基地局の動作パラメータを制御する無線通信システムにおいて、
    前記端末と通信し、集約管理装置へ自局の識別情報とCQI情報を含む前記通信品質情報とを前記通信網を介して通知する基地局と、
    前記基地局から受信する前記通信品質情報のうちCQI情報を基地局制御手段へ通知する制御情報受信手段と、
    前記各基地局の固有の識別情報とそれに対応して割り当てられる運用PCIと、前記各基地局の運用候補PCIとのリストを前記基地局パラメータテーブルに記憶する記憶手段と、
    前記通知されたCQIの平均値を基地局毎に算出し、その平均値が予め定めた基準値よりも低くなった基地局について、前記リストを参照して当該基地局の新たな運用PCIを前記運用候補のPCIから探し出し、新たな運用PCIを前記通信網を介して当該基地局に通知して新たな運用PCIで前記端末と通信できる様にPCI変更の制御をする基地局制御手段とを備えた
    集約管理装置とを具備することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記集約装置の前記記憶手段は、
    前記各基地局の隣接する基地局が前記基地局パラメータテーブルのリストに加えられていると共に、前記算出されたCQI情報に基づき、前記各基地局について接続中の端末数と、CQI平均値と、および平均値が前記基準値を下回っている場合の継続時間とがリストされた端末通信状態記憶テーブルに記憶し、
    前記基地局制御手段は、
    前記平均値が予め定めた基準値よりも低くなった基地局について、前記端末通信状態記憶テーブルを参照して前記当該基地局の端末接続数を調べ、接続中の端末がある場合は更に、前記基地局パラメータテーブルを参照して隣接する基地局を探し出してその基地局の送信電力を上げる制御を行い、接続中の端末を隣接する基地局にハンドオーバさせた後に前記新しいPCIに変更する制御を行うこと特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記CQIの平均値は30で有ることを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信システム。
  4. 前記基地局制御手段は、前記平均値が前記基準値未満である継続時間が第一の継続時間基準未満で有るときは、前記端末通信状態記憶テーブルにリストされた継続時間をリセットし、第一の継続時間基準を超えた場合、前記リストされた継続時間を加算修正し、継続時間が第1の継続時間基準よりも更に長い第2の継続基準時間を超えた場合に前記新しいPCIに変更する制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信システム。
  5. 前記基地局制御手段は、前記PCIの変更を行って当該基地局から新たなCQI情報を通知されるようになってから所定の間隔と受信回数で新しいCQI平均値を算出し、新しいCQI平均値がPCI変更前の平均値よりも良い場合は、新しいPCIでの運用を続け、PCI変更前と比べて改善されていない場合、PCIを変更前のPCIに戻すと共に前記新たなPCIを前記基地局パラメータテーブルにリストされた運用候補PCIから削除することを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項4のいずれか1つに記載の無線通信システム。
  6. 集約管理装置が、携帯電話システムの基地局が端末との間の無線通信に用いるPCI番号を含む動作パラメータを記憶した基地局パラメータテーブルを備え、かつ、前記基地局が通信相手となる前記端末から送信された通信品質情報を通信網で接続された複数の前記基地局を介して収集し、前記収集した情報と前記基地局パラメータテーブルとを参照することにより各前記基地局の動作パラメータを制御する無線通信システムの集約管理装置において、
    前記基地局から受信する前記通信品質情報の内のCQI情報を基地局制御手段へ通知する制御情報受信手段と、
    前記各基地局の固有の識別情報とそれに対応して割り当てられる運用PCIと、前記各基地局の運用候補PCIとのリストを前記基地局パラメータテーブルに記憶する記憶手段と、
    前記通知されたCQIの平均値を基地局毎に算出し、その平均値が予め定めた基準値よりも低くなった基地局について、前記リストを参照して当該基地局の新たな運用PCIを前記運用候補のPCIから探し出し、新たな運用PCIを前記通信網を介して当該基地局に通知してPCI変更の制御をする基地局制御手段とを備えた
    ことを特徴とする無線通信システムの集約管理装置。
  7. 制御情報受信手段と、記憶手段と、基地局制御手段とを備えた集約管理装置が、携帯電話システムの基地局が端末との間の無線通信に用いるPCI番号を含む動作パラメータを記憶した基地局パラメータテーブルを備え、かつ、前記基地局が通信相手となる前記端末から送信された通信品質情報を通信網で接続された複数の前記基地局を介して収集し、前記収集した情報と前記基地局パラメータテーブルとを参照することにより各前記基地局の動作パラメータを制御する無線通信システムの集約管理装置のPCI設定方法において、
    前記制御情報受信手段は、
    前記基地局から受信する前記通信品質情報の内のCQI情報を前記基地局制御手段へ通知し、
    前記記憶手段は、
    前記各基地局の固有の識別情報とそれに対応して割り当てられる運用PCIと、前記各基地局の運用候補PCIとのリストを前記基地局パラメータテーブルにして記憶し、
    前記基地局制御手段は、
    前記通知されたCQIの平均値を前記基地局毎に算出し、その平均値が予め定めた基準値よりも低くなった基地局について、前記リストを参照して当該基地局の新たな運用PCIを前記運用候補のPCIから探し出し、新たな運用PCIを前記通信網を介して当該基地局に通知してPCI変更の制御をする
    ことを特徴とする無線通信システムの集約管理装置のPCI設定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017188769A (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 株式会社Nttドコモ 情報処理装置及び基地局
KR101902894B1 (ko) * 2017-05-11 2018-11-13 주식회사 엘지유플러스 Pci 자동 할당 방법 및 장치

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