JPWO2008146396A1 - アンテナ装置 - Google Patents

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雄一郎 鈴木
中西 英夫
英夫 中西
越 正史
正史 越
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    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/0407Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna
    • H01Q9/0421Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna with a shorting wall or a shorting pin at one end of the element

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Abstract

本発明の課題は、板状逆Fアンテナを使用しながらも、省スペース化が図れるアンテナ装置を提供することである。放射素子部(1011)とグランドパターン(111)の間に外部メモリ用のコネクタ(102)を配置する。これにより、回路基板(11)の省スペース化が図れる。さらに、板状逆Fアンテナ素子(101)の給電部(1014)と第1の短絡部(1013)及び第2の短絡部(1012)を一列に並べて配置することで、筐体ケース(12)と回路基板(11)を設計する上で無駄の少ない配置が可能となり、省スペース化に寄与する。

Description

本発明は、携帯電話等の携帯端末に用いて好適なアンテナ装置に関する。
携帯電話等の携帯端末には、板状逆Fアンテナと呼ばれるアンテナが用いられている(例えば、特許文献1参照)。板状逆Fアンテナは、平板状の導体からなる放射素子を逆F字型に折り曲げた構造を採り、比較的小型で広帯域特性が得られるという利点を有している。
一方、近年の携帯端末は、カメラの画像データを保存したり、ネットワーク上のサイトからダウンロードした音楽データを保存したりするなど、データを扱う機会が多くなってきている。このため、大量のデータを保存できるように、カード型のフラッシュメモリ等の記録媒体を装着できるようにしたものがある。
特開2005−94428号公報
しかしながら、板状逆Fアンテナは小型にできるものの、その形状から占有体積が大きいため携帯端末の回路基板を占有する割合が高く、携帯端末の小型化を進める上で支障があった。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、板状逆Fアンテナを使用しながらも、省スペース化が図れるアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明のアンテナ装置は、放射素子と、グランドパターンと、前記放射素子に給電する給電部と、前記放射素子を前記グランドパターンに接続する第1の短絡部と、前記放射素子と前記グランドパターンの間に設けられた外部メモリ用のコネクタと、を備えた。
上記構成によれば、板状逆Fアンテナ素子の放射素子とグランドパターンとの間の空間部分に外部メモリ用のコネクタを配置したので、回路基板の省スペース化が可能となる。これにより、本発明のアンテナ装置を携帯電話等の携帯端末に適用した場合、携帯端末の小型化が図れる。
また、上記構成において、前記外部メモリ用のコネクタは、導電性のシャーシを有し、前記導電性のシャーシを前記グランドパターンに接続した。
上記構成によれば、外部メモリ用のコネクタの導電性のシャーシをグランドパターンに接続したので、外部メモリ用のコネクタにメモリを挿入することによるアンテナ利得の劣化を防止できる。
また、上記構成において、前記放射素子を前記グランドパターンに接続する第2の短絡部を有する。
上記構成によれば、複数の短絡部を有することで、その少なくとも1つをグランドパターンに接続することで、板状逆Fアンテナ素子の周波数帯域を変えることができる。
また、上記構成において、前記第1の短絡部又は前記第2の短絡部の少なくとも1つに前記グランドパターンに接続するためのスイッチを設けた。
上記構成によれば、スイッチによって短絡部をグランドパターンに接続したり、グランドから外したりすることで、アンテナ装置の周波数帯域を変えることができる。これにより、当該アンテナ装置を携帯電話の仕様で設計することで、日本国内用と海外用の両方の周波数帯域に対応させることができる。例えば、携帯電話の日本国内用の周波数帯域は1.9GHz〜2.1GHzであり、海外用の周波数帯域は880MHz〜960MHz、1.7GHz〜1.9GHzである。
また、上記構成において、前記複数の短絡部と、前記給電部を一列に並べた。
上記構成によれば、給電部と短絡部を一列に並べたので、省スペース化が図れる。
本発明の携帯端末は、上記アンテナ装置を有する。
上記構成によれば、省スペース化が図れ、携帯端末の小型化が図れる。
また、本発明の携帯端末は、前記アンテナ装置と、回路基板と、筐体ケースと、前記回路基板を前記筐体ケースに固定する固定部とを有し、前記複数の短絡部のうち少なくとも1つ又は前記給電部は、前記固定部により前記回路基板と共締めさせた。
上記構成によれば、アンテナ装置と回路基板を筐体ケースに対してネジで共締めできるので、回路基板を筐体ケースに固定するためのネジを、アンテナ装置を回路基板に固定するためのネジと兼用することが可能となり、コストの削減が図れる。
本発明のアンテナ装置は、放射素子とグランドパターンの間の空間部分に外部メモリ用のコネクタを配置し、また給電部と短絡部を一列に並べたので、板状逆Fアンテナを使用しながらも、省スペース化が図れ、携帯端末の小型化を実現できる。
本発明の実施の形態1に係る携帯端末のアンテナ装置を含む周辺部分の概略構成を示す斜視図 図1のアンテナ装置を含む周辺部分を逆方向から見たときの斜視図 図2のアンテナ装置を含む周辺部分を拡大した斜視図 本発明の実施の形態2に係る携帯端末のアンテナ装置を含む周辺部分の概略構成を示す斜視図 本発明の実施の形態2に係る携帯端末のアンテナ装置の応用例を含む周辺部分の概略構成を示す斜視図
符号の説明
1、2 携帯端末
10 アンテナ装置
11 回路基板
12 筐体ケース
13 ネジ
14 スイッチ
20 フラッシュメモリ
101 板状逆Fアンテナ素子
102 外部メモリ用のコネクタ
111 グランドパターン
112 給電パターン
1011 放射素子部
1012、1013 短絡部
1014 給電部
1015 ネジ穴部
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯端末のアンテナ装置を含む周辺部分の概略構成を示す斜視図である。また、図2は、図1のアンテナ装置を含む周辺部分を逆方向から見たときの斜視図である。図1及び図2において、本実施の形態に係る携帯端末1は、アンテナ装置10と、回路基板11と、筐体ケース12とを備えて構成される。アンテナ装置10は、板状逆Fアンテナ素子101と、板状逆Fアンテナ素子101の直下に設けられた外部メモリ用のコネクタ102とを備えている。
板状逆Fアンテナ素子101は、本体部である平板状の導体からなる放射素子部1011と、給電部1014と、短絡部1013、1012と、グランドパターン111とから構成される。グランドパターン111は、回路基板11に設けられている。回路基板11は、複数の層構造からなる基板である。それぞれの層に配線又はチップ部品の実装がされており、そのうち一層又は数層が全面に亘ってグランドパターン111になっている。図中において、グランドパターン111は、一点鎖線で示してある。
給電部1014と短絡部1013、1012は、それぞれ略L字状の導体板により形成されており、放射素子部1011の4辺のうちの1辺に一列に並べて配置されている。給電部1014の回路基板11と接する部分には回路基板11を筐体ケース12に固定するネジ穴部1015が形成されている。このネジ穴部1015により板状逆Fアンテナ素子101が回路基板11と筐体ケース12に共締めされる。図3は、図2のアンテナ部分を拡大した斜視図であり、この図に示すように、ネジ穴部1015を通してネジ13を捩じ込むことで、板状逆Fアンテナ素子部101が回路基板11と筐体ケース12に共締めされる。なお、ネジ穴部1015は、給電部1014に限られず、短絡部1012、l013に形成されていても良い。
給電部1014は、回路基板11に実装された無線回路の給電側のパターン(給電パターン)112に接続されており、短絡部1013及び1012はグランドパターン111に接続されている。
板状逆Fアンテナ素子101において、給電部1014と短絡部1013、1012を一列に並べて配置することで、筐体ケース12と回路基板11を設計する上で無駄の少ない配置が可能となり、省スペース化が図れる。また、給電部1014にネジ穴部1015を設けることで、回路基板11を筐体ケース12に固定するためのネジ13を、板状逆Fアンテナ素子101を回路基板11に固定するためのネジと兼用することが可能となり、コストの削減が図れる。なお、ネジ穴部1015は、必ずしも給電部1014に設ける必要はなく、短絡部1013又は1012に設けても良い。
外部メモリ用のコネクタ102は、データ保存用のカード型のフラッシュメモリ(例えば、SDカードや、マイクロSDカード)20を携帯端末1に接続するためのものである。外部メモリ用のコネクタ102は板状逆Fアンテナ素子101の放射素子部1011とグランドパターン111の間に配置される。ここで、放射素子部1011とグランドパターン111の間には空間がある。この空間を利用して外部メモリ用のコネクタ102を配置することで、回路基板11の省スペース化が図れる。特に部品としての外部メモリ用のコネクタ102は、他の部品よりも回路基板11に占める割合が大きいので、省スペース化において大きな前進となる。
外部メモリ用のコネクタ102は、導電性のシャーシ(例えば、金属製のシャーシ)を有しており、その導電性のシャーシが回路基板11のグランドパターン111に接地されている。板状逆Fアンテナ素子101の近傍に外部メモリ用のコネクタ102があると、フラッシュメモリ20を挿入した場合に、通常フラッシュメモリが金属性であるためアンテナの放射利得が低下する。また、フラッシュメモリの出し入れにより、外部メモリ用のコネクタ102を構成するバネの伸縮状態が変化するため、アンテナの放射利得が低下する。
そこで、外部メモリ用のコネクタ102の導電性のシャーシをグランドに接地することにより、外部メモリ用のコネクタ102にフラッシュメモリ20を挿入することによるアンテナ利得の劣化を防止することが可能となる。
このように、本実施の形態の携帯端末1では、放射素子部1011とグランドパターン111の間に外部メモリ用のコネクタ102を配置したので、回路基板11の省スペース化が図れる。なお、回路基板11を小型化しなくても余った部分に新たな機能を実現する部品を追加することも可能である。
また、板状逆Fアンテナ素子101の給電部1014と短絡部1013及び1012を一列に並べて配置したので、筐体ケース12と回路基板11を設計する上で無駄の少ない配置が可能となり、省スペース化が図れる。
また、給電部1014の回路基板11と接する部分に回路基板11を筐体ケース12に固定するネジ穴部1015を形成して、板状逆Fアンテナ素子101と回路基板11を筐体ケース12に対してネジ13で共締めできるようにしたので、回路基板11を筐体ケース12に固定するためのネジを、板状逆Fアンテナ素子101を回路基板11に固定するためのネジと兼用することが可能となり、コストの削減が図れる。
また、外部メモリ用のコネクタ102の導電性のシャーシを回路基板11のグランドパターン111に接地したので、外部メモリのコネクタ102にフラッシュメモリ20を挿入することによるアンテナ利得の劣化を防止することができる。
なお、本実施の形態では、短絡部1012、1013が2つある例を示したが、これに限られず短絡部は1つだけでも良い
なお、本実施の形態では、給電部1014と短絡部1013、1012は、それぞれ略L字状の導体板により形成されている例を示したが、グランドパターンに接続されていれば良く、例えば直線状の導体板又は導線でも良い。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係る携帯端末のアンテナ装置を含む周辺部分の概略構成を示す斜視図である。なお、図4において前述した図1又は図2と共通する部分に同一の符号を付けている。本実施の形態に係る携帯端末2は、板状逆Fアンテナ素子101の周波数帯域を切り替えるためのスイッチ14を有する点が前述した実施の形態1と異なっている。スイッチ14は回路基板11上に設けられている。板状逆Fアンテナ素子101の短絡部1012とスイッチ14は回路基板11上の配線により接続されており、さらにスイッチ14とグランドパターン111も回路基板11上の配線により接続されている。スイッチ14をオンすることで短絡部1012が回路基板11のグランドパターン111に接続状態となり、オフすることで非接続状態となる。スイッチ14は主に電気的に又は高周波的にオン・オフできるものが用いられる。
携帯電話の場合、使用する周波数帯域は、例えば、日本国内では1.9GHz〜2.1GHzであり、海外では880MHz〜960MHz、1.7GHz〜1.9GHzである。板状逆Fアンテナ素子101を携帯電話の仕様で設計した場合、スイッチ14をオンして短絡部1012を回路基板11のグランドパターン111に接続させることで周波数帯域が日本国内用の1.9GHz〜2.1GHzとなり、スイッチ14をオフして短絡部1012を回路基板11のグランドパターン111から外すことで周波数帯域が海外用の880MHz〜960MHz、1.7GHz〜1.9GHzとなる。なお、上述した周波数帯域はあくまでも一例にすぎず、日本国内で800MHz帯を使用することもあり得る。
また、当該スイッチを用いることにより、GPSの1.5GHz帯、ブルートゥースの2.4GHz帯といった、異なった無線周波数帯域に対応することができる。
このように、本実施の形態の携帯端末2では、板状逆Fアンテナ素子101の短絡部1012に、この短絡部1012をグランドパターン111に接地するためのスイッチ14を設けて、板状逆Fアンテナ素子101の周波数帯域の切り替えを可能にしたので、板状逆Fアンテナ素子101を携帯電話の仕様で設計することで、日本国内用と海外用の両方の周波数帯域に対応させることができる。また、GPS、ブルートゥース等の異なった周波数帯域のアプリケーションに対応させることができる。
なお、本実施の形態では、回路基板11上にスイッチ14を設けたが、回路基板11上に限定されるものではなく、図5に示すように、短絡部1012に設けても良い。また、短絡部1013に設けても良い。
また、実施の形態1及び2では、2つの短絡部1013、1012を設けたが、短絡部の数に限定はなく3つ以上設けても良い。これにより、対応できる周波数帯域の数を増やすことができる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本発明は、板状逆Fアンテナを使用しながらも、省スペース化が図れるといった効果を有し、携帯電話等の無線通信を行う携帯端末全般に適用することができる。
本発明は、携帯電話等の携帯端末に用いて好適なアンテナ装置に関する。
携帯電話等の携帯端末には、板状逆Fアンテナと呼ばれるアンテナが用いられている(例えば、特許文献1参照)。板状逆Fアンテナは、平板状の導体からなる放射素子を逆F字型に折り曲げた構造を採り、比較的小型で広帯域特性が得られるという利点を有している。
一方、近年の携帯端末は、カメラの画像データを保存したり、ネットワーク上のサイトからダウンロードした音楽データを保存したりするなど、データを扱う機会が多くなってきている。このため、大量のデータを保存できるように、カード型のフラッシュメモリ等の記録媒体を装着できるようにしたものがある。
特開2005−94428号公報
しかしながら、板状逆Fアンテナは小型にできるものの、その形状から占有体積が大きいため携帯端末の回路基板を占有する割合が高く、携帯端末の小型化を進める上で支障があった。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、板状逆Fアンテナを使用しながらも、省スペース化が図れるアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明のアンテナ装置は、放射素子と、グランドパターンと、前記放射素子に給電する給電部と、前記放射素子を前記グランドパターンに接続する第1の短絡部と、前記放射素子と前記グランドパターンの間に設けられた外部メモリ用のコネクタと、を備えた。
上記構成によれば、板状逆Fアンテナ素子の放射素子とグランドパターンとの間の空間部分に外部メモリ用のコネクタを配置したので、回路基板の省スペース化が可能となる。これにより、本発明のアンテナ装置を携帯電話等の携帯端末に適用した場合、携帯端末の小型化が図れる。
また、上記構成において、前記外部メモリ用のコネクタは、導電性のシャーシを有し、前記導電性のシャーシを前記グランドパターンに接続した。
上記構成によれば、外部メモリ用のコネクタの導電性のシャーシをグランドパターンに接続したので、外部メモリ用のコネクタにメモリを挿入することによるアンテナ利得の劣化を防止できる。
また、上記構成において、前記放射素子を前記グランドパターンに接続する第2の短絡部を有する。
上記構成によれば、複数の短絡部を有することで、その少なくとも1つをグランドパターンに接続することで、板状逆Fアンテナ素子の周波数帯域を変えることができる。
また、上記構成において、前記第1の短絡部又は前記第2の短絡部の少なくとも1つに前記グランドパターンに接続するためのスイッチを設けた。
上記構成によれば、スイッチによって短絡部をグランドパターンに接続したり、グランドから外したりすることで、アンテナ装置の周波数帯域を変えることができる。これにより、当該アンテナ装置を携帯電話の仕様で設計することで、日本国内用と海外用の両方の周波数帯域に対応させることができる。例えば、携帯電話の日本国内用の周波数帯域は1.9GHz〜2.1GHzであり、海外用の周波数帯域は880MHz〜960MHz、1.7GHz〜1.9GHzである。
また、上記構成において、前記複数の短絡部と、前記給電部を一列に並べた。
上記構成によれば、給電部と短絡部を一列に並べたので、省スペース化が図れる。
本発明の携帯端末は、上記アンテナ装置を有する。
上記構成によれば、省スペース化が図れ、携帯端末の小型化が図れる。
また、本発明の携帯端末は、前記アンテナ装置と、回路基板と、筐体ケースと、前記回路基板を前記筐体ケースに固定する固定部とを有し、前記複数の短絡部のうち少なくとも1つ又は前記給電部は、前記固定部により前記回路基板と共締めさせた。
上記構成によれば、アンテナ装置と回路基板を筐体ケースに対してネジで共締めできるので、回路基板を筐体ケースに固定するためのネジを、アンテナ装置を回路基板に固定するためのネジと兼用することが可能となり、コストの削減が図れる。
本発明のアンテナ装置は、放射素子とグランドパターンの間の空間部分に外部メモリ用のコネクタを配置し、また給電部と短絡部を一列に並べたので、板状逆Fアンテナを使用しながらも、省スペース化が図れ、携帯端末の小型化を実現できる。
本発明の実施の形態1に係る携帯端末のアンテナ装置を含む周辺部分の概略構成を示す斜視図 図1のアンテナ装置を含む周辺部分を逆方向から見たときの斜視図 図2のアンテナ装置を含む周辺部分を拡大した斜視図 本発明の実施の形態2に係る携帯端末のアンテナ装置を含む周辺部分の概略構成を示す斜視図 本発明の実施の形態2に係る携帯端末のアンテナ装置の応用例を含む周辺部分の概略構成を示す斜視図
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯端末のアンテナ装置を含む周辺部分の概略構成を示す斜視図である。また、図2は、図1のアンテナ装置を含む周辺部分を逆方向から見たときの斜視図である。図1及び図2において、本実施の形態に係る携帯端末1は、アンテナ装置10と、回路基板11と、筐体ケース12とを備えて構成される。アンテナ装置10は、板状逆Fアンテナ素子101と、板状逆Fアンテナ素子101の直下に設けられた外部メモリ用のコネクタ102とを備えている。
板状逆Fアンテナ素子101は、本体部である平板状の導体からなる放射素子部1011と、給電部1014と、短絡部1013、1012と、グランドパターン111とから構成される。グランドパターン111は、回路基板11に設けられている。回路基板11は、複数の層構造からなる基板である。それぞれの層に配線又はチップ部品の実装がされており、そのうち一層又は数層が全面に亘ってグランドパターン111になっている。図中において、グランドパターン111は、一点鎖線で示してある。
給電部1014と短絡部1013、1012は、それぞれ略L字状の導体板により形成されており、放射素子部1011の4辺のうちの1辺に一列に並べて配置されている。給電部1014の回路基板11と接する部分には回路基板11を筐体ケース12に固定するネジ穴部1015が形成されている。このネジ穴部1015により板状逆Fアンテナ素子101が回路基板11と筐体ケース12に共締めされる。図3は、図2のアンテナ部分を拡大した斜視図であり、この図に示すように、ネジ穴部1015を通してネジ13を捩じ込むことで、板状逆Fアンテナ素子部101が回路基板11と筐体ケース12に共締めされる。なお、ネジ穴部1015は、給電部1014に限られず、短絡部1012、l013に形成されていても良い。
給電部1014は、回路基板11に実装された無線回路の給電側のパターン(給電パターン)112に接続されており、短絡部1013及び1012はグランドパターン111に接続されている。
板状逆Fアンテナ素子101において、給電部1014と短絡部1013、1012を一列に並べて配置することで、筐体ケース12と回路基板11を設計する上で無駄の少ない配置が可能となり、省スペース化が図れる。また、給電部1014にネジ穴部1015を設けることで、回路基板11を筐体ケース12に固定するためのネジ13を、板状逆Fアンテナ素子101を回路基板11に固定するためのネジと兼用することが可能となり、コストの削減が図れる。なお、ネジ穴部1015は、必ずしも給電部1014に設ける必要はなく、短絡部1013又は1012に設けても良い。
外部メモリ用のコネクタ102は、データ保存用のカード型のフラッシュメモリ(例えば、SDカードや、マイクロSDカード)20を携帯端末1に接続するためのものである。外部メモリ用のコネクタ102は板状逆Fアンテナ素子101の放射素子部1011とグランドパターン111の間に配置される。ここで、放射素子部1011とグランドパターン111の間には空間がある。この空間を利用して外部メモリ用のコネクタ102を配置することで、回路基板11の省スペース化が図れる。特に部品としての外部メモリ用のコネクタ102は、他の部品よりも回路基板11に占める割合が大きいので、省スペース化において大きな前進となる。
外部メモリ用のコネクタ102は、導電性のシャーシ(例えば、金属製のシャーシ)を有しており、その導電性のシャーシが回路基板11のグランドパターン111に接地されている。板状逆Fアンテナ素子101の近傍に外部メモリ用のコネクタ102があると、フラッシュメモリ20を挿入した場合に、通常フラッシュメモリが金属性であるためアンテナの放射利得が低下する。また、フラッシュメモリの出し入れにより、外部メモリ用のコネクタ102を構成するバネの伸縮状態が変化するため、アンテナの放射利得が低下する。
そこで、外部メモリ用のコネクタ102の導電性のシャーシをグランドに接地することにより、外部メモリ用のコネクタ102にフラッシュメモリ20を挿入することによるアンテナ利得の劣化を防止することが可能となる。
このように、本実施の形態の携帯端末1では、放射素子部1011とグランドパターン111の間に外部メモリ用のコネクタ102を配置したので、回路基板11の省スペース化が図れる。なお、回路基板11を小型化しなくても余った部分に新たな機能を実現する部品を追加することも可能である。
また、板状逆Fアンテナ素子101の給電部1014と短絡部1013及び1012を一列に並べて配置したので、筐体ケース12と回路基板11を設計する上で無駄の少ない配置が可能となり、省スペース化が図れる。
また、給電部1014の回路基板11と接する部分に回路基板11を筐体ケース12に固定するネジ穴部1015を形成して、板状逆Fアンテナ素子101と回路基板11を筐体ケース12に対してネジ13で共締めできるようにしたので、回路基板11を筐体ケース12に固定するためのネジを、板状逆Fアンテナ素子101を回路基板11に固定するためのネジと兼用することが可能となり、コストの削減が図れる。
また、外部メモリ用のコネクタ102の導電性のシャーシを回路基板11のグランドパターン111に接地したので、外部メモリのコネクタ102にフラッシュメモリ20を挿入することによるアンテナ利得の劣化を防止することができる。
なお、本実施の形態では、短絡部1012、1013が2つある例を示したが、これに限られず短絡部は1つだけでも良い。
なお、本実施の形態では、給電部1014と短絡部1013、1012は、それぞれ略L字状の導体板により形成されている例を示したが、グランドパターンに接続されていれば良く、例えば直線状の導体板又は導線でも良い。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係る携帯端末のアンテナ装置を含む周辺部分の概略構成を示す斜視図である。なお、図4において前述した図1又は図2と共通する部分に同一の符号を付けている。本実施の形態に係る携帯端末2は、板状逆Fアンテナ素子101の周波数帯域を切り替えるためのスイッチ14を有する点が前述した実施の形態1と異なっている。スイッチ14は回路基板11上に設けられている。板状逆Fアンテナ素子101の短絡部1012とスイッチ14は回路基板11上の配線により接続されており、さらにスイッチ14とグランドパターン111も回路基板11上の配線により接続されている。スイッチ14をオンすることで短絡部1012が回路基板11のグランドパターン111に接続状態となり、オフすることで非接続状態となる。スイッチ14は主に電気的に又は高周波的にオン・オフできるものが用いられる。
携帯電話の場合、使用する周波数帯域は、例えば、日本国内では1.9GHz〜2.1GHzであり、海外では880MHz〜960MHz、1.7GHz〜1.9GHzである。板状逆Fアンテナ素子101を携帯電話の仕様で設計した場合、スイッチ14をオンして短絡部1012を回路基板11のグランドパターン111に接続させることで周波数帯域が日本国内用の1.9GHz〜2.1GHzとなり、スイッチ14をオフして短絡部1012を回路基板11のグランドパターン111から外すことで周波数帯域が海外用の880MHz〜960MHz、1.7GHz〜1.9GHzとなる。なお、上述した周波数帯域はあくまでも一例にすぎず、日本国内で800MHz帯を使用することもあり得る。
また、当該スイッチを用いることにより、GPSの1.5GHz帯、ブルートゥースの2.4GHz帯といった、異なった無線周波数帯域に対応することができる。
このように、本実施の形態の携帯端末2では、板状逆Fアンテナ素子101の短絡部1012に、この短絡部1012をグランドパターン111に接地するためのスイッチ14を設けて、板状逆Fアンテナ素子101の周波数帯域の切り替えを可能にしたので、板状逆Fアンテナ素子101を携帯電話の仕様で設計することで、日本国内用と海外用の両方の周波数帯域に対応させることができる。また、GPS、ブルートゥース等の異なった周波数帯域のアプリケーションに対応させることができる。
なお、本実施の形態では、回路基板11上にスイッチ14を設けたが、回路基板11上に限定されるものではなく、図5に示すように、短絡部1012に設けても良い。また、短絡部1013に設けても良い。
また、実施の形態1及び2では、2つの短絡部1013、1012を設けたが、短絡部の数に限定はなく3つ以上設けても良い。これにより、対応できる周波数帯域の数を増やすことができる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本発明は、板状逆Fアンテナを使用しながらも、省スペース化が図れるといった効果を有し、携帯電話等の無線通信を行う携帯端末全般に適用することができる。
1、2 携帯端末
10 アンテナ装置
11 回路基板
12 筐体ケース
13 ネジ
14 スイッチ
20 フラッシュメモリ
101 板状逆Fアンテナ素子
102 外部メモリ用のコネクタ
111 グランドパターン
112 給電パターン
1011 放射素子部
1012、1013 短絡部
1014 給電部
1015 ネジ穴部

Claims (7)

  1. 放射素子と、
    グランドパターンと、
    前記放射素子に給電する給電部と、
    前記放射素子を前記グランドパターンに接続する第1の短絡部と、
    前記放射素子と前記グランドパターンの間に設けられた外部メモリ用のコネクタと、
    を備えたアンテナ装置。
  2. 前記外部メモリ用のコネクタは、導電性のシャーシを有し、前記導電性のシャーシを前記グランドパターンに接続した請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記放射素子を前記グランドパターンに接続する第2の短絡部を有する請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1の短絡部又は前記第2の短絡部の少なくとも1つに前記グランドパターンに接続するためのスイッチを設けた請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記複数の短絡部と、前記給電部を一列に並べた請求項3に記載のアンテナ装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のアンテナ装置を有する携帯端末。
  7. 請求項3乃至請求項5のいずれかに記載のアンテナ装置と、回路基板と、筐体ケースと、前記回路基板を前記筐体ケースに固定する固定部とを有し、前記複数の短絡部のうち少なくとも1つ又は前記給電部は、前記固定部により前記回路基板と共締めされた携帯端末。
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