JPWO2008139588A1 - 加圧吸引式美容健康マッサージ器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 身体の皮膚面に当てがいながらローリングし、ゼイ肉を除去すると共に代謝機能等を促進させるための加圧吸引式美容健康マッサージ器を提供すること。【解決手段】 中空筒状ローラ2と該ローラ2をその両側において着脱可能に枢支する把持具3を備えた美容健康マッサージ器であって、前記ローラ2は、その外周面にそのローラ2の長手方向に亘る複数の加圧面2aを等間隔で一体成形すると共に、当該ローラ2に、少なくとも吸着凹部p又はローラの内部から外部に連通する孔hを設けたこと。【選択図】図1

Description

本発明は、身体の皮膚面に当てがいながらローリングし、ゼイ肉を除去すると共に代謝機能等を促進させるための加圧吸引式美容健康マッサージ器に関する。
従来から片手で持って手軽に使用できるあんま器やマッサージ器の発明が多数提案されている。例えば、特許文献1には、身体へ強く押圧したまま身体上を転動させて快い刺激を与えることができるあんま器の発明が提案されている。また、特許文献2には、回転自在のローラの外周に複数の突起を列設した押圧マッサージ器の発明が提案されている。
しかしながら、特許文献1において提案されているあんま器は、複数の圧接子を回転自在に支持したコ字形をなす支持部材を、ロールの周面にこのロールの軸方向と並行して設けた構成のもので、構造が複雑で製造コストが掛かりすぎるという問題があった。また、圧接子は身体の皮膚面に沿って回転するだけであるので、皮膚面を押打して刺激を与えるような効果は期待できなかった。
また、特許文献2において提案されている押圧マッサージ器は、複数の突起が順次皮膚面を押圧するので、指圧するような効果は得られるが、皮膚面を押打して強い刺激を与えるような効果は期待できなかった。更に、ローラの外周に複数の突起を列設するため、製造コストが掛かりすぎるという問題があり、また、突起が折れたり取れてしまうという問題もあった。
上述したような従来のあんま器やマッサージ器は、皮膚に快い刺激を与えることができるという点でそれなりに優れているが、最近のストレスが多い社会では、単に擦ったり押圧するだけでは刺激が弱すぎて物足りないという人が多かった。また、これらのあんま器やマッサージ器では、老化した皮膚を活性化できるとしても、身体のゼイ肉部の脂肪を取り除いて痩身なボディを作るような美容機能は全く得られなかった。そこで、本願の発明者は、ゼイ肉部を共鳴振動を与えながら適度に刺激することによりゼイ肉部の静電気を吸着し、ゼイ肉部の脂肪を取り除き痩身なボディを作るようにした回転打撃美容ローラーマッサージ器を先に提案し特許出願して既に特許されている(特許文献3)。
この特許文献3において提案されているローラーマッサージ器は、回転自在に軸支されたローラの外周側にその円周方向に沿って等間隔に複数枚のプレートが外周に接して係着される構成のものであり、実施例ではローラのローリングにより3枚のプレートが順次皮膚面に当たり、皮膚面を刺激すると共に、ローラに設けた小孔を介して噴出したクリームなどの液体がローリングにともなって皮膚面上を流れるようになっている。このローラーマッサージ器は、きわめて優れた美容機能を有するものであるが、構造上、改良の余地があった。例えば、複数枚のプレートを、中空円筒体のローラの外周側にその円周方向に沿って等間隔に係着するが、その係着に手間が掛かりすぎ、その分製造コストが高くなるという問題があり、この点で構造上改良の余地があった。また、浴槽などで使用すると、プレートとローラが接している隙間に毛髪が挟まり易いという問題があり、この点でも構造上改良の余地があった。更に、小孔の径が小さすぎるため異物が詰まり易いという問題もあった。
実開昭54−175899号公報 実開昭54−21490号公報 特許第2577295号公報
本発明は、上記従来のあんま器やマッサージ器における問題点を解決した本願の発明者による回転打撃美容ローラーマッサージ器を更に改良し、美容のほか、健康増進にも寄与し得る新たな加圧吸引式美容健康マッサージ器を提供することを、その課題とするものである。
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明の加圧吸引式美容健康マッサージ器の構成は、中空筒状ローラと該ローラをその両側において着脱可能に枢支する把持具を備えた美容健康マッサージ器であって、前記ローラは、その外周面にそのローラの長手方向に亘る複数の加圧面を等間隔で一体成形すると共に、当該ローラに、少なくとも吸着凹部又はローラの内部から外部に連通する孔を設けたことを特徴とするものである。
本発明は、上記構成において、中空筒状ローラの内部にマイナスイオン発生装置を挿脱可能に収納すると共に、該発生装置の両側に把持具に枢支されるキャップを設けた構成にすることもある。また、このマイナスイオン発生装置内には、トルマリンを収納した構成にしてもよい。更に、中空筒状ローラは、把持具の下部に2本適宜間隔を開けて平行に配設するのが好ましい。更には、吸着凹部と連通孔の両方を加圧面に設けた構成にしてもよく、吸着凹部と連通孔のいずれかを加圧面に設けた構成にすることもできる。この吸着凹部は、プラチナにより形成するのが好ましい。
また、本発明マッサージ器では、ローラの内部に、クリーム,石鹸水,塩水,オイル等の液体を充填し、ローリング時に内部から外部に連通する孔から前記液体が噴出するようにすることもできる。
本発明の加圧吸引式美容健康マッサージ器によれば、回転自在のローラの外周面に等間隔に一体成形したローラの長手方向に亘る複数の加圧面が、ローラの回転に伴い皮膚面を順次押打すると共に、ローラに設けた吸着凹部が皮膚面に対し吸脱着を繰り返し、皮膚面に適度な加圧力と共鳴振動を与えるように形成されているため、ゼイ肉部のマイナス静電気を刺激して体外に放電することができる。それにより、ゼイ肉部の脂肪が除去され、痩身のボディを形成することができるという顕著な効果が得られる。
また、本発明のマッサージ器は、シンプルな構造であり、ローラ部分を一工程で製造できるので、製造コストを安価にできるという効果が得られる。
更に、本発明のマッサージ器は、トルマリンを収納したマイナスイオン発生装置をローラの内部に収挿したものは、特に、入浴中に浴槽の中で使用したときマイナスイオンを効果的に発生させることができ、健康の増進に寄与し得るものと推測される。
次に、本発明の実施の形態例を図に拠り説明する。図1は、本発明の一例の加圧吸引式美容健康マッサージ器の正面図、図2は、図1に示した美容健康マッサージ器の右側面図、図3は図1に示した美容健康マッサージ器の底面図、図4は内部にマイナスイオン発生装置を収納した中空筒状ローラの斜視図、図5は図4に示した中空筒状ローラからマイナスイオン発生装置を一部抜出した状態を示す正面図である。
図において、1は本発明の一例の加圧吸引式美容健康マッサージ器、2は内部にマイナスイオン発生装置を収納した中空筒状ローラ、3は、この中空筒状ローラ2の両側を枢支する把持具である。
中空筒状ローラ2は、外周面にこのローラ2の長手方向に亘る複数の扁平な加圧面2aで、ここでは3つの加圧面2aを等間隔に一体成形してある。2bは、隣合う加圧面2a,2aの間の面で、ここでは中空筒状ローラ2の中心軸から測って加圧面2aより僅かに低い高さに形成されているが、加圧面2aと同じ高さに形成してもよい。なお、加圧面2aは、中空筒状ローラ2の外周に4面,5面、或は、6面以上を一体成形してもよい。中空筒状ローラ2は、ナイロン樹脂,ABS樹脂,ポリエステル樹脂,ポリエチレン樹脂,ポリプロピレン樹脂,ポリスチレン樹脂,塩化ビニル樹脂などの合成樹脂を使用し一体成型したものであるが、ステンレスなどの錆びない金属で製造してもよい。
pは、中空筒状ローラ2の加圧面2aの両側に凹設した吸着凹部で、加圧面2aが皮膚面に当接するとき皮膚面に吸着し、加圧面2aが皮膚面から離れるとき、皮膚面を引張り上げつつ脱着するので、皮膚に快い刺激を与えることができる。この吸着凹部pは、ここではプラチナによる凹面板を加圧面2aの両側の凹部に嵌め込んで形成してあるが、凹部面をプラチナで蒸着して形成してもよい。なお、吸着凹部pは、加圧面2aに2つ以上設けてもよく、また、隣合う加圧面2a,2aの間の面2bに設けてもよい。
hは、加圧面2aの略中央部に形成したローラ2の内部から外部に連通する孔で、この連通孔hから、ローラ2の内部に予め充填したクリーム,石鹸水,塩水,オイル等の液体がローリング時に噴出するようになっている。なお、この連通孔hは、加圧面2aの両側に設けてよく、また、隣合う加圧面2a,2aの間の面2bに設けてもよい。
次に、把持具3は、左,右に略三角形の2枚のサイドプレート3a,3aを配し、その上部を把持部3bで連結すると共に、高さ方向の略中間部を略四角形のプレート3cで連結し、更に各サイドプレート3aの下部の前,後に、中空筒状ローラ2を回転自在、着脱可能に枢支する枢支部3dを形成したものである。従って、この把持具3は、下部に前,後2本の中空筒状ローラ2を取付けることができる。なお、把持具は、枢支部を左,右のサイドプレートにそれぞれ1つ形成し、1本の中空筒状ローラ2を取付ける構成にしてもよい。
把持具3の枢支部3dに枢支される中空筒状ローラ2は、ここではこのローラ2の内部に挿脱可能に収納したマイナスイオン発生装置4の両側開口端4a,4aに取付けたキャップ5の表面から外側に向け突設した軸部5aを介して把持具3に取付けられている。この左,右の軸部5a,5aの両方又はいずれか一方は、マイナスイオン発生装置4から外側に突出するように付勢されている。この軸部5aを外側から指で押圧するとこの装置4の開口端4aから内側に入り込むので、枢支部3dの位置で押圧した軸部5aを解放することにより、中空筒状ローラ2を枢支部3dに着脱可能に取付けることができる。
把持具3の枢支部3dは、遊挿した軸部5aが外れないような円形の孔でもよいが、ここでは中空筒状ローラ2が加圧吸引式美容健康マッサージ器1の外側に多く露出するようにサイドプレート3aの下側縁部に下方に向け開口した180度より大きい一部切欠円形の孔を設けている。なお、中空筒状ローラ2の両側の開口端に直接キャップを取付け、そのキャップの表面から外側に向け枢支部3dに枢支される軸部を突設した構成にしてもよく、また、中空筒状ローラ2の両側から軸部が突出する構成であればこのようなキャップを用いなくてもよい。例えば、中空筒状ローラ2より長い軸部材を中空筒状ローラ2に挿入し、このローラ2の中心軸に固定すると共に、該ローラ2の両側に軸部が突出する構成にしてもよい(図示せず)。
中空筒状ローラ2の内部に挿脱可能に収納するマイナスイオン発生装置4は、図5に示したような中空円筒体のもので、その周壁に複数の小孔4bが形成されている。なお、この発生装置4は、中空筒状ローラ2と同様に合成樹脂で形成されているが、錆びにくい金属で形成することもできる。
6は、マイナスイオン発生装置4の内部に収納した複数個のトルマリンで、中空筒状ローラ2をローリングしたとき、互いに衝当し圧力を受けてマイナスイオンを発生する。特に、浴槽において熱い湯の中で加圧吸引式美容健康マッサージ器を使用したときはマイナスイオンの発生が促進される。図2にこのマイナスイオン発生装置4から中空筒状ローラ2の外側にマイナスイオンが放出される状態を示してある。
ここで、マイナスイオンが美容促進,健康増進にいかに寄与するかについて説明すると、ゼイ肉が付いて「腸」の働きが悪くなると「たれ腹」となって腹線が深く現れる。生活環境の悪化で代謝が悪くなり、下半身に体液が老廃物を含んで残留し、細胞肥大現象が発生したものをセルライトと呼んでいる。腸も活性が悪くなると腸に宿便となって下半身肥満の原因になる。このようなセルライトは、酸化脂質なので、マイナスイオンにより酸化還元されて分解されるといわれている。また、このマイナスイオンの量が多ければ多いほどセルライトの分解には有利に働くといわれている。
次に、本発明の加圧吸引式美容健康マッサージ器の使用方法と身体に対する作用について説明する。まず、把持具3上部の把持部3bを握り、下部の中空筒状ローラ2をゼイ肉部の皮膚面に沿って前後にローリングさせる。このときローラ2の内部にクリーム,石鹸水,塩水,オイル等の液体を充填してあれば、それらがローラ2に設けた連通孔hから噴出する。例えば、マイナスイオン発生装置4の中にアロマテラピー用のオイルを入れて風呂の中でアロマテラピーを行うことができる。
ローリング時に中空筒状ローラ2は所定の間隔で角回転するが、それは加圧面2aがその幅方向の側端辺を中心に皮膚面を押打しながら回動するためであり、このローラ2の角回転が皮膚面を介してゼイ肉部に適宜の押打エネルギーを伴う刺激を与える。なお、加圧面2aはローラ2の外周面に等間隔で一体成形されているため、前後に繰返しローリングするとローラ2の全体の角回転による一定の振動がゼイ肉部に伝わる。また、ローリング時に加圧面2aの両側の吸着凹部p,pが、加圧面2aが皮膚面に当接するとき皮膚面に吸着し、加圧面2aが皮膚面から離れるとき、皮膚面を引張り上げつつ脱着するので、この吸脱着による振動が皮膚面を通してゼイ肉部に伝わる。これらの振動による共鳴がゼイ肉部の静電気をイオン放電させ、その結果、ゼイ肉部の脂肪が除去されるものと推測される。
即ち、本発明の加圧吸引式美容健康マッサージ器は、中空筒状ローラ2の回転によりマイナスイオン発生装置4からマイナスイオンを効果的に放出することができると同時に、吸着凹部pのプラチナからもマイナスイオンが放出されるので、これらのマイナスイオンの共鳴によりマイナスイオンの放出を渦状に発生させ、酸化還元力を増大させることができる。従って、本発明マッサージ器によれば、中空筒状ローラ2の回転により加圧面2aによる皮膚面が押打と吸着凹部pによる皮膚面への吸脱着による振動と相俟ってマイナスイオンを皮下のセルライトに働きかけさせることによって血液の流れを促進させることができると共にセルライトを効果的に分解促進させることができる。
特に、本発明の加圧吸引式美容健康マッサージ器を腹部に当てがい、左右、上下に繰返しローリングすると、下半身肥満を解決することができる。なお、ローリングによりマイナスイオン発生装置からマイナスイオンが発生しそれが腸に作用して腸を元気にさせることができるものと推測される。
本発明の加圧吸引式美容健康マッサージ器は、ゼイ肉部に当てながらローリングするだけの簡単な操作により、痩身のボディを得ることができる。また、浴槽内で使用しても毛髪が挟まることもないので、使い勝手がよく、更に、マイナスイオン発生装置4内のトルマリンが汚れたときでも、マイナスイオン発生装置4を抜き出して内部を水洗いすれば簡単に汚れを落とすことができるという利点がある。
本発明の一例の加圧吸引式美容健康マッサージ器の正面図。 図1に示した美容健康マッサージ器の右側面図。 図1に示した美容健康マッサージ器の底面図。 内部にマイナスイオン発生装置を収納した中空筒状ローラの斜視図。 図4に示した中空筒状ローラからマイナスイオン発生装置を一部抜出した状態を示す正面図。
符号の説明
1 加圧吸引式美容健康マッサージ器
2 中空筒状ローラ
2a 加圧面
2b 加圧面2a,2aの間の面
3 把持具
3a サイドプレート
3b 把持部
3d 枢支部
3c プレート
4 マイナスイオン発生装置
4a マイナスイオン発生装置4の両側開口端
4b 小孔
5 キャップ
5a 軸部
6 トルマリン
p 吸着凹部
h 連通孔

Claims (7)

  1. 中空筒状ローラと該ローラをその両側において着脱可能に枢支する把持具を備えた美容健康マッサージ器であって、前記ローラは、その外周面にそのローラの長手方向に亘る複数の加圧面を等間隔で一体成形すると共に、当該ローラに、少なくとも吸着凹部又はローラの内部から外部に連通する孔を設けたことを特徴とする加圧吸引式美容健康マッサージ器。
  2. 中空筒状ローラの内部にマイナスイオン発生装置を挿脱可能に収納すると共に、該発生装置の両側に把持具に枢支されるキャップを設けた請求項1の加圧吸引式美容健康マッサージ器。
  3. マイナスイオン発生装置内には、トルマリンを収納した請求項2の加圧吸引式美容健康マッサージ器。
  4. 中空筒状ローラは、把持具の下部に2本適宜間隔を開けて平行に配設した請求項1〜3のいずれかの加圧吸引式美容健康マッサージ器。
  5. 吸着凹部及び/又は連通孔は、加圧面に設けた請求項1〜4のいずれかの加圧吸引式美容健康マッサージ器。
  6. 吸着凹部は、プラチナにより形成した請求項1〜5のいずれかの加圧吸引式美容健康マッサージ器。
  7. ローラの内部には、クリーム,石鹸水,塩水,オイル等の液体を充填し、ローリング時に内部から外部に連通する孔から前記液体が噴出するようにした請求項1〜6のいずれかの加圧吸引式美容健康マッサージ器。
JP2007522741A 2007-05-10 2007-05-10 加圧吸引式美容健康マッサージ器 Pending JPWO2008139588A1 (ja)

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