JPWO2008136079A1 - イコライザの制御装置及び制御方法並びに前記制御装置をそなえた無線端末 - Google Patents

イコライザの制御装置及び制御方法並びに前記制御装置をそなえた無線端末 Download PDF

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Abstract

本発明は、イコライザのタップ係数算出精度を向上して受信特性を向上できるようにすることを目的の一つとする。そのため、各パスタイミングのチャネル推定値をそれぞれ求め、各パスタイミングの受信電力と所定の電力閾値(P0)とに基づいてチャネル推定値をゼロにするパスタイミングを検出し、検出したパスタイミングのチャネル推定値をゼロに制御する。

Description

本発明は、イコライザの制御装置及び制御方法並びに前記制御装置をそなえた無線端末に関する。本発明は、複数パスから到来するマルチパス信号を受信しうる無線環境において受信信号を等化するイコライザを具備する装置(例えば、携帯電話等の無線端末)に用いると好適である。
W−CDMA方式では、チップレートが高いため、マルチパス干渉が発生する。このマルチパス干渉を低減するための技術として、FIRフィルタ等のイコライザ(例えば、後記非特許文献1,2参照)や、CCMRM(chip correlation MMSE (minimum mean square error) receiver with MICT (multi-path interference correlative timing)))(例えば、後記非特許文献3参照)と呼ばれる技術がある。
これらの技術は、パス間の相関を利用して、干渉成分をうまくキャンセルするように、かつ、信号成分がなるべく大きくなるように重み付け合成係数(タップ係数)を決める。ここで、干渉を除去するために、信号(パス)タイミング付近の受信データを例えば1チップ以内の等間隔タイミングで用いる。
例えば、イコライザ(FIRフィルタ)は、受信データを単位時間(1チップ)ずつ遅延させるためのn個(nは2以上の整数)の遅延回路と、これらの遅延回路の出力にタップ係数w1,w2,…,wn(以下、単にタップ係数wとも表記する)をそれぞれ乗算するn個の乗算器と、これらの乗算器の出力を加算(総和)する加算回路とをそなえて構成され、受信データは、前記各遅延回路にて遅延されることにより、遅延されない受信データを含めてn個のデータ系列となり、当該データ系列にそれぞれタップ係数wが乗算された上で、加算回路にて加算(総和)される。
ここで、前記タップ係数wは、パス間の相関を表す(i行j列の)相関行列Rとチャネル推定値hとを用いた以下の連立一次方程式(1.1)を解くことにより求められる。
Figure 2008136079
また、CCMRMでは、下記の(1.2)式で表されるように、相関行列Rを求めるときに逆拡散前の信号dの積〔(i−j)サンプルだけパスタイミングのずれた信号di+k,dj+kの一方を共役複素数として他方に乗算〕の平均値が用いられる。なお、(1.2)式において、*が共役複素数であることを表し、kはパス番号を表す。
Figure 2008136079
この(1.2)式は、イコライザでは、チャネル推定値h,雑音推定値nを用いて、以下の(1.3)式で表すことができる。
Figure 2008136079
ただし、この(1.3)式において、δi,jは、クロネッカのデルタを表す。
このとき、あらかじめ決められた窓幅分(タップ係数の数)のチャネル推定値h、相関行列Rを求めることになるが、窓幅には、マルチパス干渉除去のために、目的(希望波)の信号(パス)タイミング以外のタイミングも含まれている。また、チャネル推定値hは、共通パイロット信号を逆拡散することにより求められる。
なお、マルチパス干渉を低減する既知の技術として、他に下記特許文献1〜4に記載された技術もある。
特許文献1の技術は、スペクトラム拡散レイク受信機に関し、マルチパスのパスタイミングを検出し、そのパスタイミングを逆拡散タイミングとして設定し、任意の2つのパスの間の遅延時間分だけ、一方のパスタイミングを中心に、他方のパスタイミングと対象の位置の2つのタイミングを逆拡散タイミングとして、2つのパスの組み合わせのすべてに対して設定し、設定された各タイミングに対応して受信信号の逆拡散信号を求め、各逆拡散信号を合成することが行なわれる。
特許文献2の技術は、隣接基地局からの干渉を除去する技術であり、隣接基地局から到来する干渉成分を除去するための干渉低減タイミングτ±(τ2−τ1)を決定するとともに、通信中基地局からのマルチパスのパスタイミングτを決定し、これらのタイミングを逆拡散タイミングτ,τ±(τ2−τ1)として、受信スペクトル拡散信号を逆拡散し、当該逆拡散結果を重み付け合成することにより、干渉成分を低減するようになっている。
特許文献3の技術は、検出されたパス数が多くても、現実的なハードウェアの規模でMIXR(Multipath Interference eXchange Reduction)機能を有するレイク受信機を実現するもので、パスサーチにより検出されたパスタイミングと、当該パスタイミングから生成されたMICTの中から、フィンガの数に等しい数のタイミングを選択してフィンガに与える。タイミングの選択にあたっては、レイク合成後のSNIRの予測値を受信信号から計算し、それが最大となるようにパスタイミング及びMICTを選択する。
特許文献4の技術は、パス数が増加する場合であっても効果的な干渉雑音低減が可能となるレイク受信機に関し、Nパスの直接スペクトラム拡散信号の受信時に、当該Nパスのそれぞれの受信タイミングti(i=1〜N)を検出し、当該受信タイミングtiからi番目のパスの逆拡散値に入るj番目(j=1〜N,j≠i)のパスからの干渉と相関を有する逆拡散値が得られるタイミングti,j,k(k=1〜N,k≠j)を逆拡散タイミングとして、受信信号を逆拡散し、その逆拡散信号を合成する。
特開2003−133999号公報 特開2005−354459号公報 特開2005−94134号公報 国際公開第WO 2004/025860号パンフレット A. Klein,"Data Detection Algorithms Specially Designed for the Downlink of Mobile Radio Systems",Proc. of IEEE VTC'97,PP.203-207,Phoenix,May 1997 3GPP R4-040680,"HSDPA improvements for UE categories 7 and 8",Nokia,TSG RAN WG4#33,Nov 2004 長谷川,清水,「符号ビットCCMRM方式の検討」,電子情報通信学会総合大会,B-5-8,2006
本来、信号がないタイミングのチャネル推定値は0であるが、上述した従来技術では、信号がないタイミングにおいても、逆拡散を行なってチャネル推定値を求めるため、雑音成分がチャネル推定値となってしまう場合がある。その結果、イコライザのタップ係数算出精度が劣化し、受信特性が劣化してしまう。
なお、前記特許文献1〜4に記載の技術は、いずれも干渉低減効果を狙って逆拡散タイミングの設定を工夫しているものの、雑音成分のタイミングを回避できるようにはなっておらず、また、チャネル推定値の求め方については通常通りであるため、かかる課題を解決できるものではない。
本発明は、前記課題に鑑み創案されたもので、その目的の一つは、イコライザのタップ係数算出精度を向上して受信特性を向上できるようにすることにある。
ただし、当該目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の一つとして位置付けることができる。
上記の目的を達成するために、本発明では、以下に示すイコライザの制御装置及び制御方法並びに前記制御装置をそなえた無線端末を用いることを要旨としている。即ち、
(1)本発明のイコライザの制御装置は、複数パスから到来する信号の各パスタイミングのチャネル推定値と前記各パス間の相関値とに基づいて得られる重み付け合成係数により、受信信号系列を重み付け合成するイコライザの制御装置であって、
(a)前記各パスタイミングのチャネル推定値をそれぞれ求めるチャネル推定手段と、
(b)前記各パスタイミングの受信電力と所定の電力閾値とに基づいてチャネル推定値をゼロにする対象のパスタイミングを検出し、検出したパスタイミングのチャネル推定値をゼロに制御するチャネル推定値制御手段と
をそなえたことを要旨としている。
(2)ここで、前記チャネル推定値制御手段は、前記電力閾値を超えるパスタイミング以外のパスタイミングを、前記チャネル推定値をゼロにする対象のパスタイミングとして検出するようにしてもよい。
(3)また、前記チャネル推定値制御手段は、前記電力閾値を超えるパスタイミングと、当該パスタイミングを含む所定のタイミング閾値以内の他のパスタイミングとを除くパスタイミングを、前記チャネル推定値をゼロにする対象のパスタイミングとして検出するようにしてもよい。
(4)さらに、前記制御装置は、逆拡散処理前の前記受信信号系列の積の平均により前記相関値を求める相関演算手段をさらにそなえていてもよい。
(5)また、前記制御装置は、前記チャネル推定値制御手段による制御前の前記各チャネル推定値の積と雑音推定値とに基づいて前記相関値を求める相関演算手段をさらにそなえていてもよい。
(6)さらに、前記制御装置は、前記チャネル推定値制御手段による制御後の前記各チャネル推定値の積と雑音推定値とに基づいて前記相関値を求める相関演算手段をさらにそなえていてもよい。
(7)また、前記チャネル推定値制御手段は、前記各パスタイミングの受信電力に基づいて前記受信信号系列の受信状態が非マルチパス状態を示しているか否かを判定する判定部をそなえ、前記判定部にて前記非マルチパス状態を示していると判定されると、前記所定の電力閾値を大きくなる方向に制御し、マルチパス状態を示していると判定されると、前記電力閾値を小さくなる方向に制御するようにしてもよい。
(8)さらに、前記チャネル推定値制御手段は、前記各パスタイミングの受信電力に基づいて前記受信信号系列の受信状態が非マルチパス状態を示しているか否かを判定する判定部をそなえ、前記判定部にて前記非マルチパス状態を示していると判定されると、前記タイミング閾値を小さくなる方向に制御し、マルチパス状態を示していると判定されると、前記タイミング閾値を大きくなる方向に制御するようにしてもよい。
(9)また、本発明の無線端末は、前記(1)〜(8)のいずれか1つに記載のイコライザの制御装置をそなえたことを要旨としている。
(10)さらに、本発明のイコライザの制御方法は、複数パスから到来する信号の各パスタイミングのチャネル推定値と前記各パス間の相関値とに基づいて得られる重み付け合成係数により、受信信号系列を重み付け合成するイコライザの制御方法であって、
(a)前記各パスタイミングのチャネル推定値をそれぞれ求めるチャネル推定過程と、
(b)前記各パスタイミングの受信電力と所定の電力閾値とに基づいてチャネル推定値をゼロにする対象のパスタイミングを検出し、検出したパスタイミングのチャネル推定値をゼロに制御するチャネル推定値制御過程と
を有することを要旨としている。
(11)ここで、前記チャネル推定値制御過程では、前記電力閾値を超えるパスタイミング以外のパスタイミングを、前記チャネル推定値をゼロにする対象のパスタイミングとして検出してもよい。
(12)また、前記チャネル推定値制御過程では、前記電力閾値を超えるパスタイミングと、当該パスタイミングを含む所定のタイミング閾値以内の他のパスタイミングとを除くパスタイミングを、前記チャネル推定値をゼロにする対象のパスタイミングとして検出してもよい。
(13)さらに、前記制御方法は、逆拡散処理前の前記受信信号系列の積の平均により前記相関値を求めてもよい。
(14)また、前記制御方法は、前記チャネル推定値制御過程による制御前の前記各チャネル推定値の積と雑音推定値とに基づいて前記相関値を求めるようにしてもよい。
(15)さらに、前記制御方法は、前記チャネル推定値制御過程による制御後の前記各チャネル推定値の積と雑音推定値とに基づいて前記相関値を求めるようにしてもよい。
(16)また、前記チャネル推定値制御過程では、前記各パスタイミングの受信電力に基づいて前記受信信号系列の受信状態が非マルチパス状態を示しているか否かを判定し、前記非マルチパス状態を示していると判定されると、前記電力閾値を大きくなる方向に制御する一方、マルチパス状態を示していると判定されると、前記電力閾値を小さくなる方向に制御してもよい。
(17)さらに、前記チャネル推定値制御過程では、前記各パスタイミングの受信電力に基づいて前記受信信号系列の受信状態が非マルチパス状態を示しているか否かを判定し、前記非マルチパス状態を示していると判定されると、前記タイミング閾値を小さくなる方向に制御する一方、マルチパス状態を示していると判定されると、前記タイミング閾値を大きくなる方向に制御してもよい。
本発明によれば、少なくとも以下に示すいずれか効果ないし利点が得られる。
(1)雑音成分がチャネル推定値となることを抑制することができる。したがって、イコライザで用いる重み付け合成係数の算出精度を向上して、受信特性を向上することができる。
(2)ここで、チャネル推定値をゼロにする対象のパスタイミングは、前記電力閾値を超えるパスタイミング以外のすべてとしても受信特性の向上を見込めるが、前記電力閾値を超えるパスタイミング近傍のパスタイミングでは有効なチャネル推定値が得られる確率が高いため、当該パスタイミングと、当該パスタイミングを含む所定のタイミング閾値以内の他のパスタイミングのチャネル推定値を有効とし、他のパスタイミングを前記雑音成分のパスタイミングとしてそのチャネル推定値をゼロとすることにより、さらに受信特性を向上することが可能となる。
(3)また、重み付け合成係数を求める際に使用する各パス間の相関値を、前記雑音成分のパスタイミングのチャネル推定値を0に制御した後の各チャネル推定値の積と雑音推定値とに基づいて求めれば、重み付け合成係数の精度をより向上することができるので、さらに受信特性を向上することができる。
(4)また、受信信号系列の受信状態が非マルチパス状態にある場合は、マルチパス干渉が小さくマルチパス干渉除去効果が小さいので、前記電力閾値を大きく(あるいは前記タイミング閾値を小さく)して0にするチャネル推定値のタイミングを増やすことで、受信特性を向上することができる。逆に、マルチパス状態にある場合は、前記電力閾値を小さく(あるいは前記タイミング閾値を大きく)して0にするチャネル推定値のタイミングを減らすことで、マルチパス干渉除去効果を増大させて、受信特性を向上することができる。
なお、上記に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる効果であって、従来の技術によっては得られない効果を奏することも本発明に特有の効果ないし利点の一つとして位置付けることができる。
本発明の一実施形態に係る無線受信装置の要部の構成を示すブロック図である。 図1に示すFIRフィルタ部の構成を示すブロック図である。 図1に示すウェイト(W)算出部の構成を示すブロック図である。 図3に示すウェイト算出部におけるチャネル推定値制御部の動作(チャネル推定値の足きり処理)を説明するための模式図である。 図4に示す足きり処理を補足説明すべくチップ時間に対するフィルタ係数を示すグラフである。 図4に示す足きり処理による効果を説明するためのグラフである。 図1に示すウェイト算出部の第1変形例を示すブロック図である。 図1に示すウェイト算出部の第2変形例を示すブロック図である。 図1に示すウェイト算出部の第3変形例を示すブロック図である。 図9に示すウェイト算出部におけるチャネル推定値制御部の動作(チャネル推定値の足きり処理)を説明するための模式図である。 図9に示すウェイト算出部におけるチャネル推定値制御部の動作(チャネル推定値の足きり処理)を説明するための模式図である。 図9に示すウェイト算出部におけるチャネル推定値制御部の動作(チャネル推定値の足きり処理)を説明するための模式図である。 図1に示すウェイト算出部の第4変形例を示すブロック図である。 図13に示すウェイト算出部におけるチャネル推定値制御部の動作(チャネル推定値の足きり処理)を説明するための模式図である。 図13に示すウェイト算出部におけるチャネル推定値制御部の動作(チャネル推定値の足きり処理)を説明するための模式図である。
符号の説明
10 共通パイロットチャネル(CPICH)逆拡散部(チャネル推定手段)
20 FIRフィルタ部(イコライザ)
21 遅延回路
22 タップ乗算器
23 加算回路(Σ)
30 ウェイト(W)算出部
31 相関行列演算ブロック(相関演算手段)
311 タイミング遅延回路
312 複素乗算器
313 平均化部
313a 加算器
32 行列演算部
33 平均化部
34 電力化部
35,35a,35b チャネル推定値制御部
36 1パス判定部
40 窓タイミング制御部
50 データ逆拡散部
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも本発明の要旨の理解を助けるための例示に過ぎず、以下に示す実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(実施例を組み合わせる等)して実施できる。
〔1〕一実施形態の説明
図1は本発明の一実施形態に係る無線受信装置の要部の構成を示すブロック図で、この図1に示す無線受信装置は、共通パイロットチャネル(CPICH)逆拡散部10と、イコライザ(FIRフィルタ部)20と、ウェイト(タップ係数)算出部30と、窓タイミング制御部40と、データ逆拡散部50とをそなえて構成されている。なお、当該無線受信装置は、例えば、携帯電話などの無線端末の受信系として適用することができる。
ここで、CPICH逆拡散部(チャネル推定手段)10は、受信データと所定の拡散コードレプリカとの相関演算結果に基づいて複数パスから到来するCPICHの信号(マルチパス信号)の各パスタイミングを検出して、当該パスタイミングにて受信データを逆拡散処理することにより、前記各パスタイミングでのチャネル推定値をそれぞれ求めることができるものである。なお、受信データとは、アンテナにおいて受信された後、低雑音増幅器による増幅、周波数変換(ダウンコンバート)、直交検波、AD変換、帯域制限等が行なわれた後のディジタルベースバンド信号データを意味する。
FIRフィルタ部(イコライザ)20は、マルチパス干渉を低減する目的で、前記受信データを等化(イコライジング)するものである。
このため、当該FIRフィルタ部20は、例えば図2に示すように、入力受信データ(データチャネルの受信信号系列)を単位時間(1チップ)ずつ遅延させるためのn個(nは2以上の整数)の遅延回路21と、これらの遅延回路21の出力にタップ係数w1,w2,…,wnをそれぞれ乗算するn個のタップ乗算器22と、これらのタップ乗算器22の出力を加算(総和)する加算回路(Σ)23とをそなえて構成される。
窓タイミング制御部40は、FIRフィルタ部20でのフィルタリングに用いるタップ係数wの数(窓幅を決める窓タイミング)を制御するものであり、データ逆拡散部50は、FIRフィルタ部20の出力を逆拡散して復調結果を得るものである。
そして、ウェイト算出部30は、前記CPICH逆拡散部10と協働してイコライザ20の制御装置としての機能を果たし、前記受信データとCPICH逆拡散部30での逆拡散結果とに基づいて、FIRフィルタ部20で用いる(前記タップ乗算器22に与える)タップ係数wを算出する機能を具備するもので、本例では、例えば図3に示すように、相関行列演算ブロック31(タイミング遅延回路311、複素乗算器312及び平均化部313)と、行列演算部32と、平均化部33と、電力化部34と、チャネル推定値制御部35とをそなえて構成される。
ここで、タイミング遅延回路311、複素乗算器312及び平均化部313から成る相関行列演算ブロック31は、前記の(1.2)式で表されるチップレベルの相関行列R(各パス間の相関値)を求めるもので、タイミング遅延回路311及び複素乗算器312によって、(i−j)サンプルだけ異なるパスタイミングの逆拡散前の前記受信データ(信号di+k,dj+k)の一方を共役複素数として他方に乗算し、その乗算結果を各パスについて累積的に平均化部313にて加算(平均化)することで、i×j個の相関値を要素とするi行j列の相関行列Ri,jを求めることができるようになっている。換言すれば、本例の相関行列演算ブロック31は、逆拡散処理前の受信信号系列dの積の平均により相関行列Rを求める相関演算手段として機能する。
また、平均化部33は、CPICH逆拡散部10でのCPICH信号の逆拡散結果(チャネル推定値)を平均化するものであり、電力化部34は、前記逆拡散結果を電力化して前記各パスタイミングでの受信電力〔パス電力プロファイル(あるいは遅延プロファイルともいう)〕を求めるものである。
チャネル推定値制御部35は、電力化部34で得られた前記パス電力プロファイルと所定の電力閾値とに基づいて、CPICH逆拡散部10及び平均化部33を通じて求められ、行列演算部32でタップ係数wを求めるのに用いられるチャネル推定値(平均値)を制御(補正)するもので、例えば、電力化部34で得られたパス電力プロファイルと前記電力閾値とを比較して、当該電力閾値を超える電力値のパスタイミング(チャネル推定値を0にする対象のパスタイミング)を判別(検出)し、そのパスタイミングを含む所定タイミング範囲(タイミング閾値)内のタイミングで得られたチャネル推定値を有効なチャネル推定値とし、それ以外のタイミングで得られたチャネル推定値は雑音(干渉)成分のパスのチャネル推定値と判定して0に置き換えるようになっている。
行列演算部32は、相関行列演算ブロック31で得られた相関行列Rとチャネル推定値制御部35で制御されたチャネル推定値とを用いて前記(1.1)式を解く(つまり、相関行列Rの逆行列R-1とチャネル推定値hとの積をとる)ことにより、前記タップ係数wを求めるものである。
上述のごとく構成された本実施形態の無線受信装置では、受信データがCPICH逆拡散部10に入力されて、CPICH信号が逆拡散されてチャネル推定値h0が求められ、ウェイト算出部30に入力される。
ウェイト算出部30では、前記相関行列演算ブロック31(タイミング遅延回路311、複素乗算器312及び平均化部313)にて、逆拡散前の受信データの積の平均によって相関行列Rが求められるとともに、平均化部33及び電力化部34により、それぞれ、前記チャネル推定値h0の平均値及びパス電力プロファイルが求められる。
これらの平均値及びパス電力プロファイルはチャネル推定値制御部35に入力され、チャネル推定値制御部35では、例えば、パス電力プロファイルと電力閾値との比較により、チャネル推定値を0にする対象のパスタイミング(雑音成分に相当するパスタイミング)を検出(判定)して当該パスタイミングのチャネル推定値を0に制御する。
例えば、前記パス電力プロファイルが図4の(1)に示すようになっていると仮定する。この場合、チャネル推定値制御部35は、図4の(2)に示すように、当該パス電力プロファイル中の各パスタイミングの電力値と電力閾値P0とを比較して、当該電力閾値P0を超える3つのパスタイミング(◎印参照)と、それぞれのパスタイミングを基準として±Nサンプル(Nは自然数で、ここでは例えばN=1)の範囲内にある4つのパスタイミング(○印参照)とを有効なパスタイミングと判定して当該有効パスタイミングの各チャネル推定値h0を有効なチャネル推定値とする。そして、図4の(3)に示すように、それ以外のパスタイミング(×印参照)は雑音成分のパスタイミングと判定して、当該パスタイミングのチャネル推定値h0を0に置き換える(足きり処理する)。なお、電力閾値P0は、例えば、パスの最大電力値に定数(例えば0.1)を乗じることにより求めることができる。
このように雑音成分と判定したパスタイミングのチャネル推定値h0を0に置き換えた後の各チャネル推定値h1は、行列演算部32に入力され、行列演算部32では、当該足きり処理後のチャネル推定値h1と、前記相関行列演算ブロック31で逆拡散処理前の受信データから求められた相関行列Rとを用いて前記(1.1)式を解くことにより、タップ係数wを求め、FIRフィルタ部20のタップ乗算器22に出力する。
以上のように、本実施形態では、チップレベルの相関行列Rの逆行列R-1とチャネル推定値との積をタップ係数wとして、連続的なタイミングの受信データを合成して受信する装置において、受信CPICH信号の逆拡散により各パスタイミングのチャネル推定値h0を求めた後、電力閾値P0を超えるパスタイミングを有効なパスタイミングと判定し、当該パスタイミングの±Nサンプル(タイミング閾値)の範囲外のパスタイミングを、雑音成分(チャネル推定値を0にする対象)のパスタイミングと判定して、そのパスタイミングのチャネル推定値h0を0に置き換える(足きり処理する)。
したがって、雑音成分に相当するパスタイミングのチャネル推定値が有効なチャネル推定値としてタップ係数の算出に用いられることを抑制することができ、タップ係数wの算出精度を向上することができる。その結果、受信特性を向上することができる。
なお、電力閾値P0を超えるパスタイミング以外のチャネル推定値h0は単純にすべて0に置き換えることもできるが、信号点付近の受信信号波形は例えば図5に示すような波形となる傾向が強く、信号点に近いタイミングでは有効な値が得られる確率が高い。そこで、上述のごとく±Nサンプルの範囲内のタイミングを有効なパスタイミングとして残した方が、タップ係数算出精度を向上して受信特性を向上することができる。
図6に本例のシミュレーション結果を示す。この図6の横軸は総送信電力(Ior)に占めるデータチャネルの電力(Ec)割合を示し、縦軸は受信スループット(kbps)を示している。また、シミュレーション条件は、送信ダイバーシティの閉ループモード1で、FRC(Fixed Reference Channel)の変調方式=QPSK、総送信電力(Ior)/雑音電力(Ioc)=10dB、N=2、P0は最大パス電力の1/32としている。
そして、この図6において、符号300が本例による足きり処理を行なった場合の受信特性、符号400が当該足きり処理を行なわない従来技術の受信特性をそれぞれ表し、本例による場合の方が受信スループット特性を約0.5dB改善できることが分かる。
〔2〕第1変形例の説明
図7は上述したウェイト算出部30の変形例を示すブロック図で、この図7に示すウェイト算出部30は、図3に示した構成に比して、相関行列演算ブロック31において、逆拡散前の受信データから相関行列Rを求めるのではなく、CPICH逆拡散部10での逆拡散結果の平均(平均化部35の出力)である前記足きり処理前のチャネル推定値h0と、雑音推定値(n2I)とに基づいて相関行列Rを求めるように構成されている点が異なる。
即ち、タイミング遅延回路311及び複素乗算器312にて、平均化部33の出力データ(チャネル推定値h0)に関して、(i−j)サンプルだけタイミングの異なるパスのチャネル推定値h0の一方を共役複素数として他方に乗算することを、チャネル推定値h0を求めたすべてのパスタイミングについて行ない、その結果を加算器313aにて累積的に加算するとともに、雑音推定値(n2I)を加算することにより、相関行列Rを求めるのである。これは、前記足きり処理前のチャネル推定値h0を用いて前記の(1.3)式で表される演算を行なうことに相当する。
つまり、本例におけるタイミング遅延回路311,複素乗算器312及び加算器313aから成る相関行列演算ブロック31は、前記チャネル推定値制御部37による制御前の各チャネル推定値h0の積((i−j)サンプルだけタイミングの異なるパスのチャネル推定値h0の一方を共役複素数として他方に乗算すること)と、雑音推定値(n2I)とに基づいて相関行列Rを求める相関演算手段として機能する。
なお、その他の既述の符号と同一符号を付した構成要素は、特に断らない限り、既述の構成要素と同一若しくは同様のものである。
したがって、CPICH信号の逆拡散処理により得られるチャネル推定値h0を用いて相関行列Rを求める本例においても、チャネル推定値制御部35は、図4により前述した動作と同様にして、パス電力プロファイル中、電力閾値P0を超えるタイミングを有効なパスタイミングと判定し、当該パスタイミングの±Nサンプルの範囲外のタイミングのチャネル推定値h0を0に置き換える(足きり処理する)ことにより、雑音成分に相当するパスのチャネル推定値が有効なチャネル推定値としてタップ係数の算出に用いられることを抑制して、タップ係数wの算出精度を向上することができる。その結果、受信特性を向上することができる。
〔3〕第2変形例の説明
図8はウェイト算出部30の第2変形例を示すブロック図で、この図8に示すウェイト算出部30は、図3に示した構成に比して、相関行列演算ブロック31において、チャネル推定値制御部35にて足きり処理された後のチャネル推定値h1がタイミング遅延回路311及び複素乗算器312に入力されて、相関行列Rが当該足きり処理後のチャネル推定値h1と雑音推定値(n2I)とに基づいて求められるようになっている点が異なる。
つまり、本例の相関行列演算ブロック31(タイミング遅延回路311,複素乗算器312及び加算器313a)は、チャネル推定値制御手段37による制御後(足きり処理後)の各チャネル推定値h1の積(i−jだけタイミングの異なるパスのチャネル推定値h1の一方を共役複素数として他方に乗算すること)と、雑音推定値(n2I)とに基づいて相関行列Rを求める相関演算手段として機能する。
なお、その他の既述の符号と同一符号を付した構成要素は、特に断らない限り、既述の構成要素と同一若しくは同様のものである。
したがって、既述の実施形態と同様の作用効果が得られるほか、相関行列Rを求めるのに用いるチャネル推定値に関しても、チャネル推定値制御部37にて雑音成分に相当するパスタイミングのチャネル推定値が0で置き換えられることになるので、既述の実施形態及び第1変形例に比して、相関行列Rの算出精度をも向上してタップ係数算出精度をさらに向上することができる。その結果、受信特性をより向上させることができる。
〔4〕第3変形例の説明
図9は既述のウェイト算出部30の第3変形例を示すブロック図で、この図9に示すウェイト算出部30は、既述のチャネル推定値制御部35に代えてチャネル推定値制御部35aをそなえるほか、1パス判定部36をそなえて構成されている。なお、既述の相関行列演算ブロック31〔タイミング遅延回路311,複素乗算器312,平均化部313(又は加算器313a)〕,行列演算部32,平均化部33,電力化部34については図示を省略している。
ここで、1パス判定部36は、現在の伝搬環境(受信状態)が1パス(あるいはそれに近い)環境(非マルチパス環境)か否かを判定する機能を具備するもので、例えば、パスサーチ結果からフェージング変動(チャネル推定値を求める時間単位)よりも十分に長い時間測定した(平均化した)パス電力プロファイルの情報を基に1パス(あるいはそれに近い環境)かそうでないかを精度良く判定することができるようになっている。なお、以下、伝搬環境が1パスあるいはそれに近い環境を「1パス環境」と称し、その判定を「1パス判定」と称する。
より詳細には、例えば図10に模式的に示すように、前記パス電力プロファイルにおける最大パス電力と、それ以外の電力の和の比が基準値(閾値)を超える場合に、1パス環境であると判定することができる。なお、前記基準値は、典型的なマルチパス環境と1パス環境とを想定した場合、4程度に定めることができる。
そして、チャネル推定値制御部35aは、当該1パス判定部36による判定結果と、前記パス電力プロファイルと、2つの電力閾値P1及びP2(P1>P2)と、タイミング閾値Tとに基づいて、共通パイロット逆拡散部10を通じて求められたチャネル推定値を制御(補正)するもので、例えば図10に示すように、前記1パス判定結果が1パス環境を示す場合には、大きい方の電力閾値P1を用いて、当該電力閾値P1未満のタイミングのチャネル推定値を0に置き換え、マルチパス環境を示す場合には、小さい方の電力閾値P2を用いて、当該電力閾値P2未満のタイミングのチャネル推定値を0に置き換えるようになっている。
即ち、共通パイロット信号の逆拡散結果のパス電力プロファイルが図11の(1)に示すようになっており、1パス判定部36での判定結果がマルチパス環境を示している場合、チャネル推定値制御部35aは、図11の(2)に示すように、当該パス電力プロファイル中の各パスタイミングの電力値と小さい方の電力閾値P2とを比較して、当該電力閾値P2を超えるパスタイミング(◎印参照)と、それぞれのパスタイミングを基準としてタイミング閾値T=±Nサンプル(Nは自然数で、ここでは例えばN=1)の範囲内にあるパスタイミング(○印参照)とを有効なパスタイミングと判定してこれらのパスタイミングのチャネル推定値h0を有効値とする。そして、図11の(3)に示すように、それ以外のパスタイミング(×印参照)は雑音成分に相当するパスタイミングと判定し、そのチャネル推定値h0は0に置き換える。
これに対し、前記パス電力プロファイルが図12の(1)に示すようになっており、1パス判定部36での判定結果が1パス環境を示している場合、チャネル推定値制御部35aは、図12の(2)に示すように、当該パス電力プロファイル中の各パスタイミングの電力値と大きい方の電力閾値P1とを比較して、当該電力閾値P1を超えるパスタイミング(◎印参照)と、それぞれのパスタイミングを基準として±Nサンプルの範囲内にあるパスタイミング(○印参照)とを有効なパスタイミングと判定してこれらのパスタイミングのチャネル推定値h0を有効値とする。そして、図12の(3)に示すように、それ以外のパスタイミング(×印参照)は雑音成分に相当するパスタイミングと判定し、そのチャネル推定値h0は0に置き換える。
つまり、1パス環境では、マルチパス干渉が小さく、マルチパス干渉除去効果が小さいため、チャネル推定値としては0で置き換えるタイミングを増やした方が、受信特性が良くなる。そこで、図12に示すように、大きい方の閾値P1を用いて、より大きなチャネル推定値のタイミングも0に置き換えて、受信特性を向上し、逆に、マルチパス環境と判定された場合は、図11に示すように、小さい方の閾値P2を用いることにより、0で置き換えられるタイミングを減らし、マルチパス干渉除去効果を増大させて、受信特性を向上するのである。
〔5〕第4変形例の説明
図13は既述のウェイト算出部30の第4変形例を示すブロック図で、この図13に示すウェイト算出部30は、既述のチャネル推定値制御部35に代えてチャネル推定値制御部35bをそなえるほか、第3変形例にて上述した1パス判定部36をそなえて構成されている。なお、図13においても、図9と同様に、既述の相関行列演算ブロック31〔タイミング遅延回路311,複素乗算器312,平均化部313(又は加算器313a)〕,行列演算部32,平均化部33,電力化部34の図示は省略している。
ここで、チャネル推定値制御部35bは、既述の1パス判定部36による判定結果と、既述のパス電量プロファイルと、電力閾値P0と、2つのタイミング閾値T1及びT2(T1,T2はいずれもサンプル数を表し、T1>T2)とに基づいて、CPICH逆拡散部10を通じて求められたチャネル推定値h0を制御(補正)するものである。
より詳細には、当該チャネル推定値制御部35bは、例えば図10に示すように、前記1パス判定結果が1パス環境を示す場合には、小さい方のタイミング閾値T2を用いて、電力閾値P0を超えるパスタイミングを基準としてタイミング閾値±T2(例えばT2=1で±1サンプル)の範囲内にあるタイミング以外のパスタイミングのチャネル推定値h0を0に置き換える一方、マルチパス環境を示す場合には、大きい方のタイミング閾値T1を用いて、電力閾値P0を超えるパスタイミングを基準としてタイミング閾値±T1サンプル(例えばT1=2で±2サンプル)の範囲内にあるタイミング以外のパスタイミングのチャネル推定値を0に置き換えるようになっている。
即ち、共通パイロット信号の逆拡散結果のパス電力プロファイルが図14の(1)に示すようになっていると仮定して、1パス判定部36での判定結果がマルチパス環境を示している場合、チャネル推定値制御部35bは、図14の(2)に示すように、当該電力プロファイル中の各パスタイミングの電力値と電力閾値P0とを比較して、当該電力閾値P0を超えるパスタイミング(◎印参照)と、それぞれのパスタイミングを基準として±T1(=2)サンプルの範囲内にあるパスタイミング(○印参照)とを有効なパスタイミングと判定し、これらのパスタイミングのチャネル推定値h0を有効値とする。そして、図14の(3)に示すように、それ以外のタイミング(×印参照)のチャネル推定値h0は0に置き換える。
これに対し、前記パス電力プロファイルが図15の(1)に示すようになっていると仮定して、1パス判定部36での判定結果が1パス環境を示している場合、チャネル推定値制御部35bは、図15の(2)に示すように、当該電力プロファイル中の各パスタイミングの電力値と電力閾値P0とを比較して、当該電力閾値P0を超えるパスタイミング(◎印参照)と、それぞれのパスタイミングを基準として±T2(=1)サンプルの範囲内にあるパスタイミング(○印参照)とを有効なパスタイミングと判定し、これらのパスタイミングのチャネル推定値h0を有効値とする。そして、図15の(3)に示すように、それ以外のタイミング(×印参照)は雑音成分に相当するパスのチャネル推定値h0と判定して0に置き換える。
このように、本変形例においても、1パス環境に近い環境の場合は、マルチパス干渉除去効果が小さいので、チャネル推定値としては0で置き換えるパスタイミングを増やした方が、受信特性が良くなるため、図15に示すように、小さい方のタイミング閾値T2を用いて、より多くのチャネル推定値のパスタイミングも0に置き換えて、タップ係数算出精度を向上して受信特性を向上し、逆に、マルチパス環境と判定された場合は、図14に示すように、大きい方のタイミング閾値T1を用いることにより、0で置き換えられるパスタイミングを減らし、マルチパス干渉除去効果を増大させて、受信特性を向上するのである。
つまり、上述した第3変形例及び第4変形例は、1パス環境かマルチパス環境かに応じて、チャネル推定値を0にする対象のパスタイミング(0で置き換えるチャネル推定値)の数を制御(増減)していることになる。したがって、当該制御を実現できさえすれば、前記の電力閾値とタイミング閾値とのいずれを制御してもよく、双方を同時に制御するようにしてもよい。
以上詳述したように、本発明によれば、受信電力と電力閾値とに基づいてチャネル推定値を0にする対象のパスタイミングを検出して、そのパスタイミングのチャネル推定値を0に制御する(足きり処理する)ので、イコライザのタップ係数の算出精度を向上することができ、その結果、受信特性を向上することができる。したがって、無線通信技術、特に、マルチパス干渉を除去するイコライザを適用する無線通信技術にとって極めて有用であると考えられる。
このように、本変形例においても、1パス環境に近い環境の場合は、マルチパス干渉除去効果が小さいので、チャネル推定値としては0で置き換えるパスタイミングを増やした方が、受信特性が良くなるため、図15に示すように、小さい方のタイミング閾値T2を用いて、より多くのチャネル推定値のパスタイミングも0に置き換えて、タップ係数算出精度を向上して受信特性を向上し、逆に、マルチパス環境と判定された場合は、図14に示すように、大きい方のタイミング閾値T1を用いることにより、0で置き換えられるパスタイミングを減らし、マルチパス干渉除去効果を増大させて、受信特性を向上するのである。
つまり、上述した第3変形例及び第4変形例は、1パス環境かマルチパス環境かに応じて、チャネル推定値を0にする対象のパスタイミング(0で置き換えるチャネル推定値)の数を制御(増減)していることになる。したがって、当該制御を実現できさえすれば、前記の電力閾値とタイミング閾値とのいずれを制御してもよく、双方を同時に制御するようにしてもよい。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
〔6〕付記
(付記1)
複数パスから到来する信号の各パスタイミングのチャネル推定値と前記各パス間の相関値とに基づいて得られる重み付け合成係数により、受信信号系列を重み付け合成するイコライザの制御装置であって、
前記各パスタイミングのチャネル推定値をそれぞれ求めるチャネル推定手段と、
前記各パスタイミングの受信電力と所定の電力閾値とに基づいてチャネル推定値をゼロにする対象のパスタイミングを検出し、検出したパスタイミングについてのチャネル推定値をゼロに制御するチャネル推定値制御手段と
をそなえたことを特徴とする、イコライザの制御装置。
(付記2)
前記チャネル推定値制御手段は、
前記電力閾値を超えるパスタイミング以外のパスタイミングを、前記チャネル推定値をゼロにする対象のパスタイミングとして検出することを特徴とする、付記1記載のイコライザの制御装置。
(付記3)
前記チャネル推定値制御手段は、
前記電力閾値を超えるパスタイミングと、当該パスタイミングを含む所定のタイミング閾値以内の他のパスタイミングとを除くパスタイミングを、前記チャネル推定値をゼロにする対象のパスタイミングとして検出することを特徴とする、付記1記載のイコライザの制御装置。
(付記4)
逆拡散処理前の前記受信信号系列の積の平均により前記相関値を求める相関演算手段をさらにそなえたことを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載のイコライザの制御装置。
(付記5)
前記チャネル推定値制御手段による制御前の前記各チャネル推定値の積と雑音推定値とに基づいて前記相関値を求める相関演算手段をさらにそなえたことを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載のイコライザの制御装置。
(付記6)
前記チャネル推定値制御手段による制御後の前記各チャネル推定値の積と雑音推定値とに基づいて前記相関値を求める相関演算手段をさらにそなえたことを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載のイコライザの制御装置。
(付記7)
前記チャネル推定値制御手段は、
前記各パスタイミングの受信電力に基づいて前記受信信号系列の受信状態が非マルチパス状態を示しているか否かを判定する判定部をそなえ、
前記判定部にて前記非マルチパス状態を示していると判定されると、前記電力閾値を大きくなる方向に制御し、マルチパス状態を示していると判定されると、前記電力閾値を小さくなる方向に制御することを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載のイコライザの制御装置。
(付記8)
前記チャネル推定値制御手段は、
前記各パスタイミングの受信電力に基づいて前記受信信号系列の受信状態が非マルチパス状態を示しているか否かを判定する判定部をそなえ、
前記判定部にて前記非マルチパス状態を示していると判定されると、前記タイミング閾値を小さくなる方向に制御し、マルチパス状態を示していると判定されると、前記タイミング閾値を大きくなる方向に制御することを特徴とする、付記3記載のイコライザの制御装置。
(付記9)
付記1〜8のいずれか1項に記載のイコライザの制御装置をそなえたことを特徴とする、無線端末。
(付記10)
複数パスから到来する信号の各パスタイミングのチャネル推定値と前記各パス間の相関値とに基づいて得られる重み付け合成係数により、受信信号系列を重み付け合成するイコライザの制御方法であって、
前記各パスタイミングのチャネル推定値をそれぞれ求めるチャネル推定過程と、
前記各パスタイミングの受信電力と所定の電力閾値とに基づいてチャネル推定値をゼロにする対象のパスタイミングを検出し、検出したパスタイミングについてのチャネル推定値をゼロに制御するチャネル推定値制御過程と
を有することを特徴とする、イコライザの制御方法。
(付記11)
前記チャネル推定値制御過程では、
前記電力閾値を超えるパスタイミング以外のパスタイミングを、前記チャネル推定値をゼロにする対象のパスタイミングとして検出することを特徴とする、付記10記載のイコライザの制御方法。
(付記12)
前記チャネル推定値制御過程では、
前記電力閾値を超えるパスタイミングと、当該パスタイミングを含む所定のタイミング閾値以内の他のパスタイミングとを除くパスタイミングを、前記チャネル推定値をゼロにする対象のパスタイミングとして検出することを特徴とする、付記10記載のイコライザの制御方法。
(付記13)
逆拡散処理前の前記受信信号系列の積の平均により前記相関値を求めることを特徴とする、付記10〜12のいずれか1項に記載のイコライザの制御方法。
(付記14)
前記チャネル推定値制御過程による制御前の前記各チャネル推定値の積と雑音推定値とに基づいて前記相関値を求めることを特徴とする、付記10〜12のいずれか1項に記載のイコライザの制御方法。
(付記15)
前記チャネル推定値制御過程による制御後の前記各チャネル推定値の積と雑音推定値とに基づいて前記相関値を求めることを特徴とする、付記10〜12のいずれか1項に記載のイコライザの制御方法。
(付記16)
前記チャネル推定値制御過程では、
前記各パスタイミングの受信電力に基づいて前記受信信号系列の受信状態が非マルチパス状態を示しているか否かを判定し、
前記非マルチパス状態を示していると判定されると、前記電力閾値を大きくなる方向に制御する一方、マルチパス状態を示していると判定されると、前記電力閾値を小さくなる方向に制御することを特徴とする、付記10〜15のいずれか1項に記載のイコライザの制御方法。
(付記17)
前記チャネル推定値制御過程では、
前記各パスタイミングの受信電力に基づいて前記受信信号系列の受信状態が非マルチパス状態を示しているか否かを判定し、
前記非マルチパス状態を示していると判定されると、前記タイミング閾値を小さくなる方向に制御する一方、マルチパス状態を示していると判定されると、前記タイミング閾値を大きくなる方向に制御することを特徴とする、付記12記載のイコライザの制御方法。

Claims (17)

  1. 複数パスから到来する信号の各パスタイミングのチャネル推定値と前記各パス間の相関値とに基づいて得られる重み付け合成係数により、受信信号系列を重み付け合成するイコライザの制御装置であって、
    前記各パスタイミングのチャネル推定値をそれぞれ求めるチャネル推定手段と、
    前記各パスタイミングの受信電力と所定の電力閾値とに基づいてチャネル推定値をゼロにする対象のパスタイミングを検出し、検出したパスタイミングについてのチャネル推定値をゼロに制御するチャネル推定値制御手段と
    をそなえたことを特徴とする、イコライザの制御装置。
  2. 前記チャネル推定値制御手段は、
    前記電力閾値を超えるパスタイミング以外のパスタイミングを、前記チャネル推定値をゼロにする対象のパスタイミングとして検出することを特徴とする、請求項1記載のイコライザの制御装置。
  3. 前記チャネル推定値制御手段は、
    前記電力閾値を超えるパスタイミングと、当該パスタイミングを含む所定のタイミング閾値以内の他のパスタイミングとを除くパスタイミングを、前記チャネル推定値をゼロにする対象のパスタイミングとして検出することを特徴とする、請求項1記載のイコライザの制御装置。
  4. 逆拡散処理前の前記受信信号系列の積の平均により前記相関値を求める相関演算手段をさらにそなえたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のイコライザの制御装置。
  5. 前記チャネル推定値制御手段による制御前の前記各チャネル推定値の積と雑音推定値とに基づいて前記相関値を求める相関演算手段をさらにそなえたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のイコライザの制御装置。
  6. 前記チャネル推定値制御手段による制御後の前記各チャネル推定値の積と雑音推定値とに基づいて前記相関値を求める相関演算手段をさらにそなえたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のイコライザの制御装置。
  7. 前記チャネル推定値制御手段は、
    前記各パスタイミングの受信電力に基づいて前記受信信号系列の受信状態が非マルチパス状態を示しているか否かを判定する判定部をそなえ、
    前記判定部にて前記非マルチパス状態を示していると判定されると、前記電力閾値を大きくなる方向に制御し、マルチパス状態を示している示していると判定されると、前記電力閾値を小さくなる方向に制御することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のイコライザの制御装置。
  8. 前記チャネル推定値制御手段は、
    前記各パスタイミングの受信電力に基づいて前記受信信号系列の受信状態が非マルチパス状態を示しているか否かを判定する判定部をそなえ、
    前記判定部にて前記非マルチパス状態を示していると判定されると、前記タイミング閾値を小さくなる方向に制御し、マルチパス状態を示していると判定されると、前記タイミング閾値を大きくなる方向に制御することを特徴とする、請求項3記載のイコライザの制御装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のイコライザの制御装置をそなえたことを特徴とする、無線端末。
  10. 複数パスから到来する信号の各パスタイミングのチャネル推定値と前記各パス間の相関値とに基づいて得られる重み付け合成係数により、受信信号系列を重み付け合成するイコライザの制御方法であって、
    前記各パスタイミングのチャネル推定値をそれぞれ求めるチャネル推定過程と、
    前記各パスタイミングの受信電力と所定の電力閾値とに基づいてチャネル推定値をゼロにする対象のパスタイミングを検出し、検出したパスタイミングについてのチャネル推定値をゼロに制御するチャネル推定値制御過程と
    を有することを特徴とする、イコライザの制御方法。
  11. 前記チャネル推定値制御過程では、
    前記電力閾値を超えるパスタイミング以外のパスタイミングを、前記チャネル推定値をゼロにする対象のパスタイミングとして検出することを特徴とする、請求項10記載のイコライザの制御方法。
  12. 前記チャネル推定値制御過程では、
    前記電力閾値を超えるパスタイミングと、当該パスタイミングを含む所定のタイミング閾値以内の他のパスタイミングとを除くパスタイミングを、前記チャネル推定値をゼロにする対象のパスタイミングとして検出することを特徴とする、請求項10記載のイコライザの制御方法。
  13. 逆拡散処理前の前記受信信号系列の積の平均により前記相関値を求めることを特徴とする、請求項10〜12のいずれか1項に記載のイコライザの制御方法。
  14. 前記チャネル推定値制御過程による制御前の前記各チャネル推定値の積と雑音推定値とに基づいて前記相関値を求めることを特徴とする、請求項10〜12のいずれか1項に記載のイコライザの制御方法。
  15. 前記チャネル推定値制御過程による制御後の前記各チャネル推定値の積と雑音推定値とに基づいて前記相関値を求めることを特徴とする、請求項10〜12のいずれか1項に記載のイコライザの制御方法。
  16. 前記チャネル推定値制御過程では、
    前記各パスタイミングの受信電力に基づいて前記受信信号系列の受信状態が非マルチパス状態を示しているか否かを判定し、
    前記非マルチパス状態を示していると判定されると、前記電力閾値を大きくなる方向に制御する一方、マルチパス状態を示していると判定されると、前記電力閾値を小さくなる方向に制御することを特徴とする、請求項10〜15のいずれか1項に記載のイコライザの制御方法。
  17. 前記チャネル推定値制御過程では、
    前記各パスタイミングの受信電力に基づいて前記受信信号系列の受信状態が非マルチパス状態を示しているか否かを判定し、
    前記非マルチパス状態を示していると判定されると、前記タイミング閾値を小さくなる方向に制御する一方、マルチパス状態を示していると判定されると、前記タイミング閾値を大きくなる方向に制御することを特徴とする、請求項12記載のイコライザの制御方法。
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