JPWO2008105287A1 - 蒸着源、蒸着装置、有機薄膜の成膜方法 - Google Patents

蒸着源、蒸着装置、有機薄膜の成膜方法 Download PDF

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Abstract

膜質の良い有機薄膜を成膜可能な蒸着装置を提供する。本発明の蒸着装置1は、蒸発室15と蒸着容器21とを有しており、蒸着容器21と蒸発室15は小孔38で接続されている。蒸着材料16は蒸発室15に必要量ずつ供給されるので、大量の蒸着材料16が長時間加熱されることがない。蒸着材料16は蒸発室15で蒸発するので、突沸がおこっても、液滴が基板6に到達しない。レーザー光の照射で蒸着材料16を蒸発させれば、蒸着材料16の化学変性が少なくてすむ。

Description

本発明は有機薄膜の技術分野にかかり、特に、品質のよい有機薄膜を製造する技術に関する。
有機EL素子は近年最も注目される表示素子の一つであり、高輝度で応答速度が速いという優れた特性を有している。有機EL素子は、ガラス基板上に赤、緑、青の三色の異なる色で発色する発光領域が配置されている。発光領域は、アノード電極膜、ホール注入層、ホール輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層及びカソード電極膜がこの順序で積層されており、発光層中に添加された発色剤で、赤、緑、又は青で発色するようになっている。
ホール輸送層、発光層、電子輸送層等は一般に有機材料で構成されており、このような有機材料の膜の成膜には蒸着装置が広く用いられる。
図5の符号203は、従来技術の蒸着装置であり、真空槽211の内部に蒸着容器212が配置されている。蒸着容器212は、容器本体221を有しており、該容器本体221の上部は、一乃至複数個の放出口224が形成された蓋部222で塞がれている。
蒸着容器212の内部には、粉体の有機蒸着材料200が配置されている。
蒸着容器212の側面と底面にはヒータ223が配置されており、真空槽211内を真空排気系215により真空排気し、ヒータ223が発熱すると蒸着容器212が昇温し、蒸着容器212内の有機蒸着材料200が加熱される。
有機蒸着材料200が蒸発温度以上の温度に加熱されると、蒸着容器212内に、有機材料蒸気が充満し、放出口224から真空槽211内に放出される。
放出口224の上方には、基板搬送装置214が配置されており、ホルダ210に基板205を保持させ基板搬送装置214を動作させると、基板205は、放出口224の真上位置を通り、放出口224から放出された有機材料蒸気が基板205表面に到達し、ホール注入層やホール輸送層等の有機薄膜が形成される。
有機材料蒸気を放出させながら、基板205を一枚ずつ放出口224上を通過させれば、複数枚の基板205に逐次有機薄膜を形成することが可能になる。
特開2003−96557号公報
しかし、上記のように複数枚の基板205を成膜するためには、蒸着容器212内に多量の有機蒸着材料200を配置する必要がある。実際の生産現場では、蒸着材料を350℃〜450℃に加熱しながら120時間以上連続して成膜処理を行うため、蒸着容器212内の有機蒸着材料200は長時間高温に曝されることになり、蒸着容器中の水分と反応して変質したり、加熱による分解が進行し、加熱初期の状態に比べ、有機蒸着材料200が劣化してしまう。
また、有機蒸着材料200が加熱されるときに突沸が起こると、有機蒸着材料200の溶融物からなる液滴が放出される。突沸は放出口224の真下で起こるため、その液滴の一部が放出口224を通過し、基板205に到達すると、形成される薄膜に液滴が混入し、膜質が悪くなるという問題があった。
上記課題を解決するために、本発明は蒸着源であって、、内部で蒸着材料の蒸気を蒸発させる蒸発室と、前記蒸着材料の蒸気を放出する放出口を有する蒸着容器と、前記蒸着容器の内部空間と前記蒸発室の内部空間とを接続する孔と、前記蒸発室に接続され、前記蒸発室の内部に蒸着材料を供給する供給装置と、前記蒸発室に供給された前記蒸着材料を加熱し、蒸発させる加熱装置とを有する蒸着源である。
本発明は蒸着源であって、前記蒸発室にはレーザー光を透過する窓部が設けられ、前記加熱装置は、前記窓部を通して、前記蒸発室内部に前記レーザー光を照射するように構成された蒸着源である。
本発明は蒸着源であって、前記供給装置は前記蒸着材料が配置される供給室と、一端が前記供給室に接続され、他端が前記蒸発室に接続されたパイプと、前記パイプに挿通された回転軸と、前記回転軸を中心軸線を中心として回転させる回転手段とを有し、前記回転軸の側面には、螺旋状の溝が形成された蒸着源である。
本発明は蒸着源であって、前記蒸着容器を加熱する加熱手段を有する蒸着源である。
本発明は蒸着装置であって、真空槽と、蒸着源とを有し、前記蒸着源は、内部で蒸着材料の蒸気を蒸発させる蒸発室と、前記蒸着材料の蒸気を放出する放出口を有する蒸着容器と、前記蒸着容器の内部空間と前記蒸発室の内部空間とを接続する孔と、前記蒸発室に接続され、前記蒸発室の内部に蒸着材料を供給する供給装置と、前記蒸発室に供給された前記蒸着材料を加熱し、蒸発させる加熱装置とを有し、前記蒸着容器には、内部空間を前記真空槽の内部空間に接続する放出口が設けられた蒸着装置である。
本発明は蒸着装置であって、前記真空槽内には、成膜対象物を保持し、前記蒸着容器の前記放出口と対面する位置を通過させる搬送機構が配置された蒸着装置である。
本発明は、真空槽内部に有機材料の蒸気を放出させ、前記真空槽内部に配置された基板表面に有機材料の薄膜を成膜する有機薄膜の成膜方法であって、蒸着容器及び蒸発室と、前記蒸着容器の内部空間と前記蒸発室の内部空間とを接続する孔とを有する蒸着源の、前記蒸発室内部で有機材料の蒸気を発生させ、前記蒸着容器に設けられた放出口から、前記蒸気を前記真空槽内部に放出させる有機薄膜の成膜方法である。
本発明は有機薄膜の成膜方法であって、前記蒸発室内部に供給された前記有機材料にレーザー光を照射し、前記蒸気を発生させる有機薄膜の成膜方法である。
本発明は上記のように構成されており、蒸発材料は放出口が設けられた蒸着容器では蒸発せず、その蒸着容器に隣接する蒸発室内部で蒸発する。従って、蒸着材料を蒸発させるときに、突沸が起こっても、液滴は基板に到達せず、基板表面に成長する薄膜の膜質が劣化しない。蒸発室と蒸着容器が、パイプ等細長の空間で接続される場合には、蒸発室と蒸着容器の間の距離が長くなるので、液滴がより漏れ出しにくくなる。
レーザー光を照射して蒸着材料を蒸発させる方法は、抵抗加熱等他の加熱方法に比べて蒸着材料の化学変性が起こりにくい。
従って、レーザー光を用いた蒸着法は、有機EL材料(電荷移動材料、発光材料、電子移動材料等)のように、加熱による化学変性が起こりやすい材料を蒸発させるのに特に適しており、有機EL材料の変性が少なく、発光量の高い有機EL装置を製造することができる。
レーザー光はポリマーも化学変性無しに蒸発させることができるので、従来、インクジェット法、スクリーン印刷法、スピンコート法で成膜していたポリマー薄膜を、蒸着法で成膜することができる。
蒸発室に蒸着材料の供給装置を接続し、所定枚数の成膜に必要な量を、必要になる度に供給するようにすれば、多数の基板を連続成膜する場合であっても、大量の蒸着材料が長時間加熱されることがないので、蒸着材料が変性しない。
蒸着材料が高温に長時間曝されないので、蒸着材料が分解や変質しない。蒸着材料と化学組成の変わらない薄膜を成膜できる。発光量の高い有機EL装置を製造することができる。
本発明の第一例の蒸着装置を説明するための斜視図 その蒸着装置の内部を説明するための模式的断面図 本発明の第二例の蒸着装置を説明するための模式的断面図 本発明の第三例の蒸着装置を説明するための模式的断面図 従来技術の蒸着装置
符号の説明
1、50、70……蒸着装置 2……加熱装置(レーザー照射装置) 6……成膜対象物(基板) 11……真空槽 15……蒸発室 21……蒸着容器 25……仕切り部材 30……供給装置
図1の斜視図、図2の概略断面図の符号1は、本発明の実施例であり、第一例の蒸着装置を示している。
この蒸着装置1は、真空槽11と、蒸着源3とを有している(図1では真空槽11は省略してある)。
真空槽11には真空排気系9が接続されており、真空排気系9を動作させると真空槽11の内部が真空排気される。
蒸着源3は蒸着容器21と、蒸発室15と、供給装置30とを有している。蒸着容器21は真空槽11内部に配置されている。蒸着容器21には複数の放出口24が列設され、後述するように、供給装置30から供給された蒸着材料16が蒸発室15内で蒸発すると、その蒸気が蒸着容器21内部に導入され、各放出口24からは真空槽11の内部に蒸着材料の蒸気が放出されるように構成されている。
真空槽11の内部には、基板搬送機構14が配置されている。基板搬送機構14にはホルダ10が取りつけられている。ホルダ10に成膜対象物の基板を保持させ、真空槽11内を移動させると、基板は放出口24と対面する位置を、放出口24の列設方向と直交する方向に通過するように構成されている。
基板の幅は、放出口24が配置された領域の長さよりも短く、放出口24から真空槽11の内部に放出された蒸着材料蒸気は、基板表面に均一に到達し、蒸着材料の薄膜が形成される。基板と放出口24の間にマスクを配置し、基板表面の所定領域にだけ薄膜を形成してもよい。
次に、蒸着源3について詳細に説明する。
供給装置30は、供給室31と、パイプ32と、回転軸35とを有している。供給室31は蒸発室15の上方に配置されている。
パイプ32は蒸発室15の天井に気密に挿通され、その下端が蒸発室15内部に露出し、上端が供給室31の内部に接続されている。
供給室31はパイプ32よりも大径であり、供給室31の底面にパイプ32の上端開口が露出している。
回転軸35は、上端が供給室31とパイプ32の接続部分よりも上方に突き出るように、パイプ32に挿入されている。
回転軸35の側面のうち、パイプ32の下端よりも上の部分には、少なくとも供給室31とパイプ32の接続部分よりも上方位置まで螺旋状の溝が形成されており、供給室31の底面上に蒸着材料16がたまると、溝に蒸着材料が接触する。
この蒸着装置1で使用される蒸着材料16は粉体である。回転軸35の溝と溝の間の凸部は、パイプ32の内壁面と接触するか、凸部と内壁面との間の隙間が、蒸着材料16の粒子径以下であり、回転軸35が静止した状態では、蒸着材料16が落下しないようになっている。
真空槽11の外部には回転手段37が配置されている。回転軸35は回転手段37に接続されており、回転手段37の動力を回転軸35に伝達させると、回転軸35は上昇も下降もせずに、パイプ32内に挿通された状態を維持しながら、中心軸線Cを中心として回転するように構成されている。
このときの回転方向は、回転軸35を固体にねじ込んだと仮定した時に、回転軸35が上方に移動する方向であり、周囲の蒸着材料16は回転軸35にかかる力の反作用によって下方に押し込まれる。
溝の下端は蒸発室15の内部空間に接続されており、蒸着材料16が下方に押し込められると蒸発室15内部に落下する。
回転軸35を1回転させた時に落下する蒸着材料16の量は予め分かっており(例えば1回転で0.01g)、必要量に応じた回転数で回転軸35を回転させることで、必要量の蒸着材料16を蒸発室15に供給することができる。
蒸発室15には透明な窓部19が設けられている。ここでは、蒸発室15は真空槽11内部に位置し、真空槽11の側壁の窓部19と対面する位置にも窓部4が設けられている。
真空槽11の外部には加熱手段であるレーザー照射装置2が配置されており、レーザー照射装置2が照射するレーザー光は、窓部4、19を通過し、蒸発室15内部の蒸着材料16に入射し、蒸発室15内部に蒸着材料16の蒸気が発生する。
蒸発室15と蒸着容器21は仕切り部材25で内部空間が仕切られており、仕切り部材25に設けられた小孔(孔)38によって蒸発室15と蒸着容器21の内部が接続され、蒸発室15で発生した蒸気は、小孔38を通って蒸着容器21に移動し、放出口24を通って真空槽11の内部に放出される。
ここでは、蒸発室15と蒸着容器21は一面が互いに向き合って配置され、蒸発室15と蒸着容器21の間にパイプ26が設けられ、パイプ26によって蒸発室15と蒸着容器21の内部空間が接続されている。
従って、仕切り部材25は、蒸発室15と蒸着容器21の互い対面する壁面と、パイプ26の壁面で構成され、小孔38はパイプ26の内部空間のうち、最も大きさが小さい部分で構成されている。ここでは、パイプ26は内径が均一であり(例えば内径1mmのステンレス管)、パイプ26内部の任意の一部分が小孔38となる。
仕切り部材25のうち、少なくとも小孔の周囲(パイプ26)には加熱手段28が設けられている。ここでは、加熱手段28は、蒸発室15と、蒸着容器21にも取り付けられており、該加熱手段28に通電し、蒸発室15と、蒸着容器21と、パイプ26を蒸気が析出しない温度に加熱すれば、蒸気が析出せずに蒸発室15から小孔38を通り、蒸着容器21へ移動する。
尚、仕切り部材25と小孔38は特に限定されず、図3に示す第二例の蒸着装置50のように、蒸着容器21と蒸発室15を一枚の壁51で仕切り、その壁51を仕切り部材とし、その壁51に形成した貫通孔55を小孔としてもよい。
次に、本発明の蒸着装置1を用いて有機薄膜を成膜する工程について説明する。
ここでは、真空槽11と、蒸発室15と、蒸着容器21と、供給室31にはそれぞれ真空排気系9が接続されており、真空槽11と、蒸発室15と、蒸着容器21と、供給室31をそれぞれ真空排気し、所定圧力の真空雰囲気を形成した後真空槽11の真空排気は続けたまま、蒸発室15と、蒸着容器21と、供給室31の真空排気を停止する。
供給室31には、蒸着材料16として、例えば有機EL素子用の有機材料(電荷移動材料、電荷発生材料、発光材料等)が予め収容されている。
一枚の基板の成膜に必要な蒸着材料16の量は予め分かっており、真空槽11の真空排気を続けたまま、一枚以上の基板の成膜に必要な量の蒸着材料16を供給装置30から蒸発室15に供給し、蒸発室15と、パイプ26と、蒸着容器21を加熱手段で蒸着材料16の蒸気が析出しない温度(例えば150℃〜450℃)に保温しながら、レーザー光を蒸着材料16に照射し、蒸発させる。
蒸発室15の内部空間は蒸着容器21の内部空間よりも小さくなっている。蒸着材料16が蒸発すると、蒸発室15内部に蒸着材料16の蒸気が充満し、蒸発室15の圧力が蒸着容器21の圧力よりも高くなり、圧力差によって蒸気が蒸着容器21に移動する。
真空槽11の真空排気が続けられ、所定圧力の真空雰囲気(例えば10-7Torr)にされているので、蒸気は蒸着容器21から真空槽11に引き出される。従って、蒸着容器21の内部の圧力は蒸発室15よりも常に低くなる。
上述したように、蒸発室15の内部空間と蒸着容器21の内部空間は、仕切り部材25よりも小さい小孔38で接続されているから、蒸発室15と蒸着容器21の圧力差はより大きくなる。
蒸着容器21内には真空計5が配置されている。真空計5とレーザー照射装置2はそれぞれ制御装置7に接続されている。制御装置7には、予め目標圧力が設定されており、真空計5から送られる信号に基づいて蒸着容器21内の圧力を求め、その圧力が目標圧力になるように、レーザー照射装置2の照射時間、パルス数等を変え、蒸着材料16の蒸発量を増減させる。
小孔38の大きさは、蒸着容器21の内部圧力が目標圧力になった時に、蒸発室15の内部圧力が所定範囲になるように設定されている。例えば目標圧力が10-4Torrの時、蒸発室15の内部圧力は10-3Torr〜10-2Torrである。
ホルダ10に、成膜面を下側に向けた状態で基板6を保持させておき、蒸着容器21の内部圧力が目標圧力で安定し、放出口24からの蒸気放出量が安定したところで、放出口24と対面する位置(成膜位置)を通過するように基板6を移動させると、基板6の表面に有機薄膜が形成される。
所定枚数の基板6が成膜位置を通過し終わったところで、次の基板6が成膜位置に到達する前に、所定枚数の成膜に必要な量の蒸着材料16を供給装置30から供給されるように、回転軸35を決められた回数回転させる。このときの供給量は、基板一枚分であってもよいし、複数枚分であってもよい。
決められた供給量の蒸着材料16が供給され終わったところで、新たな基板6を成膜位置へ移動させ、有機薄膜を形成する。このように、蒸着材料16の供給と、所定枚数の成膜とを繰り返せば、多数枚の基板6を連続して処理することができる。尚、蒸着材料16の供給は、毎回同じ量を供給してもよいし、供給量を変えてもよい。
蒸発室15には必要な量の蒸着材料16が必要に応じて供給されるので、従来のように大量の蒸着材料16が長時間加熱されることなく、蒸着材料16は劣化しない。
以上は、蒸着材料16の加熱にレーザー照射装置2を用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、加熱装置としては、通電によって発熱する抵抗発熱体、電磁誘電によって蒸着容器21を加熱する装置、赤外線放射によって蒸着容器21を加熱する装置、昇温させた熱媒体の熱伝導によって蒸着容器21を加熱する装置、ペルチェ効果によって加熱する装置等の蒸着容器21を加熱する装置等を用いることができる。
レーザー光は無機材料だけでなく、モノマー、オリゴマー、ポリマー等の有機材料を蒸発可能であり、しかも、蒸発するときに蒸着材料の化学組成の変化が少ないので特に好ましい。
また、蒸着材料16の変性物や不純物は、吸収波長が、変性する前の目的化合物とは異なるから、目的化合物に吸収されやすい波長のレーザー光を選択すれば、蒸着材料16の一部が変性したり、不純物が混入したとしても、目的化合物のだけを選択的に蒸発させ、変性物や不純物の混入量が少ない薄膜を形成できる。
レーザー照射装置2として、レーザー光の波長を可変な可変型のものを用いれば、蒸着材料16の吸収波長に応じて、放出するレーザー光の波長を選択できるので、本発明の蒸着装置1を多様な蒸着材料16の成膜に用いることができる。
レーザー光の波長は特に限定されないが、蒸着材料16がポリマーの場合は、例えば680nm〜10.6μmである。レーザー照射装置2の一例を述べると、口径10μm〜20μmのCO2レーザーである。
上記実施例では本発明の蒸着装置によって有機薄膜を形成したが、本発明の蒸着装置は、長時間の加熱によって劣化する蒸着材料を真空雰囲気内で蒸発させ、複数の成膜対象物に逐次薄膜を形成する製造方法に適しており、蒸発室15内で蒸気を発生させる蒸着材料は有機化合物に限定されるものではない。要するに、本発明の蒸着装置は、有機化合物の薄膜を形成する場合の他、無機薄膜や複合材料の薄膜を形成するのにも用いることができる。
蒸発室15と供給装置30を真空槽11の外部に配置することもできる。この場合、真空槽11に窓部4を設ける必要はない。
また、一つの蒸着容器21に接続する蒸発室15の数は特に限定されず、一つの蒸着容器21に複数の蒸発室15を小孔38を介して接続し、複数の蒸発室15から蒸着容器21に蒸気を供給してもよい。この場合、各蒸発室15から同じ蒸着材料16の蒸気を供給してもよいし、異なる蒸着材料16の蒸気を供給してもよい。異なる蒸着材料16の蒸気を同時に供給すれば、2種類以上の蒸着材料16からなる薄膜が形成される。
以上は、蒸発室15と蒸着容器21にも真空排気系9に接続する場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。真空排気系9を真空槽11だけに接続し、真空槽内部を真空排気することで、放出口24を介して蒸着容器21の内部を真空排気し、更に小孔38を介して蒸発室15の内部を真空排気することもできる。更に、蒸発室15と蒸着容器21のいずれか一方を真空排気系に接続することもできる。
以上は、放出口24を鉛直上方に向け、成膜面を下側に向けて基板を搬送する装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図4の符号70に示す第三例の蒸着装置のように、細長の蒸着容器21を、長手方向を鉛直下方に向けて配置してもよい。この蒸着装置70には、図1、2の蒸着装置1と同じ部材には同じ符号を付して説明を省略する。
基板搬送機構74はホルダ77に保持された基板6を鉛直に向けた状態で搬送可能になっており、基板6は放出口24と対面する位置を通過し、放出口24から放出される蒸気によって基板6表面に薄膜が形成される。
上記課題を解決するために、本発明は蒸着源であって内部で蒸着材料の蒸気を蒸発させる蒸発室と、前記蒸着材料の蒸気を放出する放出口を有する蒸着容器と、前記蒸着容器の内部空間と前記蒸発室の内部空間とを接続する孔と、前記蒸発室に接続され、前記蒸発室の内部に蒸着材料を供給する供給装置と、前記蒸発室に供給された前記蒸着材料を加熱し、蒸発させる加熱装置とを有し、前記供給装置は前記蒸発室の上部に設置され、前記供給装置から前記蒸発室内に前記蒸着材料を落下させる、蒸着源である。
本発明は蒸着源であって、前記蒸発室にはレーザー光を透過する窓部が設けられ、前記加熱装置は、前記窓部を通して、前記蒸発室内部に前記レーザー光を照射するように構成された蒸着源である。
本発明は蒸着源であって、前記供給装置は前記蒸着材料が配置される供給室と、一端が前記供給室に接続され、他端が前記蒸発室に接続されたパイプと、前記パイプに挿通された回転軸と、前記回転軸を中心軸線を中心として回転させる回転手段とを有し、前記回転軸の側面には、螺旋状の溝が形成され、前記回転軸は垂直に設置され、前記回転軸の回転数と前記蒸発室への前記有機材料の供給量が関連付けられている、蒸着源である。
本発明は蒸着源であって、前記蒸着容器を加熱する加熱手段を有する蒸着源である。
本発明は蒸着装置であって、真空槽と、蒸着源とを有し、前記蒸着源は、内部で蒸着材料の蒸気を蒸発させる蒸発室と、前記蒸着材料の蒸気を放出する放出口を有する蒸着容器と、前記蒸着容器の内部空間と前記蒸発室の内部空間とを接続する孔と、前記蒸発室に接続され、前記蒸発室の内部に蒸着材料を供給する供給装置と、前記蒸発室に供給された前記蒸着材料を加熱し、蒸発させる加熱装置とを有し、前記供給装置は前記蒸発室の上部に設置され、前記供給装置から前記蒸発室内に前記蒸着材料を落下させ、前記蒸着容器には、内部空間を前記真空槽の内部空間に接続する放出口が設けられた蒸着装置である。
本発明は蒸着装置であって、前記真空槽内には、成膜対象物を保持し、前記蒸着容器の前記放出口と対面する位置を通過させる搬送機構が配置された蒸着装置である。
本発明は、真空槽内部に有機材料の蒸気を放出させ、前記真空槽内部に配置された基板表面に有機材料の薄膜を成膜する有機薄膜の成膜方法であって、蒸発室内に有機材料を上方から落下させて供給し、前記蒸発室内で前記有機材料を加熱して蒸気を発生させ、前記蒸気を蒸着容器に導入し、前記蒸着容器に設けられた放出口から、前記蒸気を前記真空槽内部に放出させる有機薄膜の成膜方法である。
本発明は有機薄膜の成膜方法であって、前記蒸発室内部に供給された前記有機材料にレーザー光を照射し、前記蒸気を発生させる有機薄膜の成膜方法である。
本発明は有機薄膜の成膜方法であって、螺旋状の溝が形成された回転軸を回転させて前記蒸発室内に前記有機材料を落下させる有機薄膜の成膜方法である。
本発明は有機薄膜の成膜方法であって、前記回転軸の回転数と前記蒸発室への前記有機材料の供給量が関連付けられている有機薄膜の成膜方法である。
従って、仕切り部材25は、蒸発室15と蒸着容器21の互い対面する壁面と、パイプ26の壁面で構成され、小孔38はパイプ26の内部空間のうち、最も大きさが小さい部分で構成されている。ここでは、パイプ26は内径が均一であり(例えば内径1mmのステンレス管)、パイプ26内部の任意の一部分が小孔38となる。
また、蒸着材料16の変性物や不純物は、吸収波長が、変性する前の目的化合物とは異なるから、目的化合物に吸収されやすい波長のレーザー光を選択すれば、蒸着材料16の一部が変性したり、不純物が混入したとしても、目的化合物だけを選択的に蒸発させ、変性物や不純物の混入量が少ない薄膜を形成できる。

Claims (8)

  1. 内部で蒸着材料の蒸気を蒸発させる蒸発室と、
    前記蒸着材料の蒸気を放出する放出口を有する蒸着容器と、
    前記蒸着容器の内部空間と前記蒸発室の内部空間とを接続する孔と、
    前記蒸発室に接続され、前記蒸発室の内部に蒸着材料を供給する供給装置と、
    前記蒸発室に供給された前記蒸着材料を加熱し、蒸発させる加熱装置とを有する蒸着源。
  2. 前記蒸発室にはレーザー光を透過する窓部が設けられ、
    前記加熱装置は、前記窓部を通して、前記蒸発室内部に前記レーザー光を照射するように構成された請求項1記載の蒸着源。
  3. 前記供給装置は前記蒸着材料が配置される供給室と、
    一端が前記供給室に接続され、他端が前記蒸発室に接続されたパイプと、
    前記パイプに挿通された回転軸と、
    前記回転軸を中心軸線を中心として回転させる回転手段とを有し、
    前記回転軸の側面には、螺旋状の溝が形成された請求項1記載の蒸着源。
  4. 前記蒸着容器を加熱する加熱手段を有する請求項1記載の蒸着源。
  5. 真空槽と、蒸着源とを有し、
    前記蒸着源は、内部で蒸着材料の蒸気を蒸発させる蒸発室と、
    前記蒸着材料の蒸気を放出する放出口を有する蒸着容器と、
    前記蒸着容器の内部空間と前記蒸発室の内部空間とを接続する孔と、
    前記蒸発室に接続され、前記蒸発室の内部に蒸着材料を供給する供給装置と、
    前記蒸発室に供給された前記蒸着材料を加熱し、蒸発させる加熱装置とを有し、
    前記蒸着容器には、内部空間を前記真空槽の内部空間に接続する放出口が設けられた蒸着装置。
  6. 前記真空槽内には、成膜対象物を保持し、前記蒸着容器の前記放出口と対面する位置を通過させる搬送機構が配置された請求項5記載の蒸着装置。
  7. 真空槽内部に有機材料の蒸気を放出させ、前記真空槽内部に配置された基板表面に有機材料の薄膜を成膜する有機薄膜の成膜方法であって、
    蒸着容器及び蒸発室と、
    前記蒸着容器の内部空間と前記蒸発室の内部空間とを接続する孔とを有する蒸着源の、
    前記蒸発室内部で有機材料の蒸気を発生させ、
    前記蒸着容器に設けられた放出口から、前記蒸気を前記真空槽内部に放出させる有機薄膜の成膜方法。
  8. 前記蒸発室内部に供給された前記有機材料にレーザー光を照射し、前記蒸気を発生させる請求項7記載の有機薄膜の成膜方法。
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