JPWO2008099777A1 - 小規模診断システム及び表示制御方法 - Google Patents

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Abstract

医師が医用画像管理装置において一の患者の画像データを画面表示しているときに画像生成装置から他の患者の画像データが受信され、受信された他の患者の画像データを画面表示して診察、診断を行いたい場合に、患者切り替えボタンを押下するという簡単な操作で他の患者の画像データの画面表示に切り替えることができ、開業医等の小規模施設において、医師が画像診断を効率よく行うことができる可能となる小規模診断システムおよび表示制御方法を提供することができる。

Description

本発明は、主として小規模な医療施設で用いられる小規模診断システム、及び小規模診断システムで用いられる医用画像管理装置における表示制御方法に関するものである。
従来から、来院した患者を、CR(Computed Radiography)装置やFPD(Flat Panel Detector)装置等の画像生成装置を用いて、技師が検査対象である患者を撮影し、得られた画像が診断に提供可能となるよう階調処理等の画像処理を加え、画像処理済の画像を出力し、医師による読影に提供する診断システムが知られている。
このような診断システムは、来院した患者を受け付け、撮影オーダを発行する担当(受付)、実際に患者を撮影室で撮影し画像データを生成する担当(技師)、階調性等の得られた画像の診断提供の可否を判断し、場合によってはコントラストや濃度を修正する担当(一般の技師の中から任命された技師等)、画像に基づき疾病の有無を判断(診断)する読影担当(医師)等、複数の担当者が役割分担を行い、診断が進められる。
そして、従来の診断システムの適用が想定されていたような大規模な医療施設(以下、大規模施設という。)では、画像生成装置もこれを操作する技師等も複数存在し、画像生成装置を操作するコンソールや医師等が画像データを確認するビューア等もそれぞれ役割を分担して別個に設けられている。このため、患者と画像データとの取り違え等が生じるおそれがある。そこで、これを防止するために、各装置をネットワークを介して連携させ、各装置においてIDを発行し、各装置で行われた作業工程の結果をそれぞれ関連付けるシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなシステムにおいては、上記の各役割を担当する場所は、受付は1F、放射線科は地下等、広い病院内で離れた場所にあることが多く、かつ、放射線科内で、複数の患者を、複数の技師が、複数の撮影装置を使用して、同時に撮影を実行する場面が定常的であり、複数の患者が常時各工程に滞留しており、生成された画像と個々の患者との対応付けを間違うことが無きよう、各工程での作業毎にIDを付し、HIS(Hospital Information System;病院情報システム)やRIS(Radiology Information System;放射線情報科情報システム)のネットワークを介して対応付けることが行われる(例えば、特許文献2及び特許文献3参照)。
例えば、1F受付窓口では、患者の主訴に基づき撮影内容を決定し、患者名前とともに登録する。これにより、図8(a)のような患者リストが作成される。上記の患者リストは随時追加され、1Fの受付用のワークステーション(以下「WS」という。)に表示される。同時に、上記患者リストは、RIS/HIS等のネットワークを介して、地下の放射線科にあるコンソール(ここで「コンソール」とは、放射線科内にあり、撮影条件の設定やRIS/HISの撮影オーダ情報や患者を撮影した画像を表示するワークステーションをいう)に表示される。なお、コンソールの台数は、分散処理効率を上げる為、複数設けられていることが常であるが、これらもネットワーク介して相互に接続されており、任意のコンソールで、所定の撮影IDが選択された時、複数の技師間での重複撮影を予防する為、当該患者リストに処理中である旨を告知する方法(フラッシング表示や色を変える、又は、同一検査を指定するとビープ警告する等)が用いられる。
放射線科の技師は、自分の身近にあるコンソールを用い、表示された患者リスト上からこれから撮影する撮影IDを選択し、使用する放射線画像変換媒体(カセッテ)のID(カセッテID)を登録する。これにより、図8(b)に示すように、患者リストの「カセッテID」の欄に登録したカセッテIDが表示される。技師は例えば3枚のカセッテを持って、撮影室へ移動し、患者の撮影を行う。その後、撮影済みカセッテを読取装置で読み取る。読取装置は、挿入されたカセッテに貼付されたカセッテIDを読み取り、画像データに付帯させて当該カセッテIDを送信し、最終的に撮影ID(患者ID)と生成される画像データの対応が付けられる。生成された画像データは、技師が前記撮影IDを選択したコンソールに送信され、コンソールに表示される。この段階で、撮影ポジショニングの確認を行い、ポジショニング不良の場合は再撮影を行い、濃度やコントラストの修正や周波数強調処理を適用するか否か等も判断する。その後、当該画像を読影待ち(診断待ち)サーバに保存する。読影医は、読影室のワークステーション(ビューア機能用に高精細モニタを備えるものである場合が多い)に、前記読影待ちサーバに保存された画像から所定の患者に係る画像を抽出表示させ、読影(診断)を行う。
そして、上述の診断システムが適用されるような大規模施設では、読影医は画像の読影を専門に行っており、読影医が読影を行う日に備え、事前に撮影すべき患者の撮影すべき部位は全て撮影を終え、診断に必要な情報を集めておくことが行われている。従って、読影医は、一人の患者の読影診断が終わってから他の患者の読影診断にとりかかるのが一般的である。即ち、読影医は、読影室のワークステーションにおいて、読影待ちサーバに保存された画像から対象となる一の患者の画像を抽出表示させ、読影診断を行い、一の患者の読影診断終了後、読影待ちサーバに保存された画像から次の患者の画像を抽出表示させ、次の患者の読影診断を行う。
米国特許第5,334,851号明細書 特開2002−159476号公報 特開2002−311524号公報
一方、本願発明者等の調査によれば、開業医やクリニックのような比較的小規模な医療施設(以下、小規模施設という)の場合は、大規模施設とはワークフローが異なり、多くの場合、患者の診察を行う医師は一人であり、画像生成装置の設置台数も少ない。助手が患者のポジショニングを行い、助手からポジショニング完了の連絡を受け医師がX線曝射スイッチを制御する場合や、患者のポジショニングを含め全ての操作を医師自身が行う場合も多い。
また、小規模施設では、大規模施設のように一の患者の全画像(例えば、CR装置により撮影された画像と超音波診断装置により撮影された画像等)が揃うのを待ってから画像診断を行うのではなく、診察室にあるビューア(表示装置)に着信した画像から随時診断をはじめることも多い。例えば、CR装置と超音波診断装置での撮影が必要な患者aと、患者aと同じ撮影部位をCR装置で撮影する必要がある患者bがいた場合、装置のセッティングの関係上や患者bが救急患者である等の理由により、患者aと患者bのCR装置での撮影を行ってから患者aの撮影を実施する場合があり、このような場合、診察室のビューアでは、患者aのCR画像→患者bのCR画像→患者aの超音波撮影画像の順番で受信される。医師は、患者aの一連の画像が受信されるのを待って患者aの一連の画像を表示して診察及び画像診断を行い、患者aの診察(画像診断を含む)の終了後、患者bを診察及び診断する場合もあるが、例えば、患者bが救急の患者の場合等には、患者aの画像診断中に患者bの画像を表示して診断する必要がある場合もある。
しかしながら、従来の大規模施設の診断システムでは、上述の小規模施設におけるワークフローは考慮されていないため、小規模施設に適用しても最適なものとはいえない。
本発明の課題は、開業医等の小規模な医療施設において、医師が画像診断を効率よく行えるようにすることである。
上記課題は、下記構成により解決される。
1.患者の診断対象部位を撮影して画像データを生成し送信する画像生成装置と、前記画像生成装置において生成された画像データを受信して、当該受信した画像データと前記患者の患者情報を対応付けて保存手段に保存する医用画像管理装置と、が接続された小規模診断システムであって、
前記医用画像管理装置は、
前記保存手段に患者情報と対応付けて保存された画像データを患者単位で画面表示する表示手段と、
一の患者の画像データの画面表示中に、他の患者の画像データの画面表示への切り替えを指示入力するための患者切り替えボタンを前記表示手段に表示し、前記表示された患者切り替えボタンの指示入力操作に応じて、前記表示手段における画像データの画面表示を他の患者の画面表示に切り替える表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする小規模診断システム。
2.前記患者切り替えボタンには、当該患者切り替えボタンによる画面表示の切り替え先となる他の患者の患者情報が表示されていることを特徴とする1に記載の小規模診断システム。
3.前記表示制御手段は、前記画像生成装置から受信された画像データに既に患者切り替えボタンに表示されている患者情報と異なる患者情報が対応付けられる毎に、前記対応付けられた患者情報が表示された患者切り替えボタンを生成して前記表示手段に表示することを特徴とする2に記載の小規模診断システム。
4.診察対象の患者の患者情報を入力する患者情報入力手段を備え、
前記表示制御手段は、三以上の前記患者切り替えボタンが表示されている場合に、前記患者切り替えボタンによる前記診察対象の患者の画面表示から他の患者の画面表示への切り替え指示は受け付けるが、前記診察対象の患者以外の患者間での画面表示の切り替え指示は受け付けず、前記診察対象の患者以外の患者間での画面表示の切り替えは行わないことを特徴とする1乃至3の何れか1項に記載の小規模診断システム。
5.前記表示制御手段は、前記診察対象以外の患者の画面表示中に、前記診察対象の患者の患者情報が表示された患者切り替えボタンを点滅表示することを特徴とする4に記載の小規模診断システム。
6.患者の診断対象部位を撮影して画像データを生成し送信する画像生成装置において生成された画像データを受信し、当該受信した画像データと前記患者の患者情報を対応付けて保存手段に保存する医用画像管理装置における画像データの表示制御方法であって、
前記保存手段に患者情報と対応付けて保存された画像データを表示手段に患者単位で画面表示する工程と、
一の患者の画像データの画面表示中に他の患者の画像データの画面表示への切り替えを指示入力するための患者切り替えボタンを前記表示手段に表示する工程と、
前記表示された患者切り替えボタンの指示入力操作に応じて、前記表示手段における画像データの画面表示を他の患者の画面表示に切り替える工程と、
を含むことを特徴とする表示制御方法。
7.前記患者切り替えボタンには、当該患者切り替えボタンによる画面表示の切り替え先となる他の患者の患者情報が表示されていることを特徴とする6に記載の表示制御方法。
8.前記画像生成装置から受信された画像データに既に患者切り替えボタンに表示されている患者情報と異なる患者情報が対応付けられる毎に、前記対応付けられた患者情報が表示された患者切り替えボタンを生成して前記表示手段に表示する工程を含むことを特徴とする7に記載の表示制御方法。
9.診察対象の患者の患者情報を入力する工程を含み、
三以上の前記患者切り替えボタンが表示されている場合に、前記患者切り替えボタンによる前記診察対象の患者の画面表示から他の患者の画面表示への切り替え指示は受け付けるが、前記診察対象の患者以外の患者間での画面表示の切り替え指示は受け付けず、前記診察対象の患者以外の患者間での画面表示の切り替えは行わないことを特徴とする6乃至8の何れか1項に記載の表示制御方法。
10.前記診察対象以外の患者の画面表示中に、前記診察対象の患者の患者情報が表示された患者切り替えボタンを点滅表示する工程を含むことを特徴とする9に記載の表示制御方法。
本発明によれば、医師が医用画像管理装置において一の患者の画像データを画面表示しているときに画像生成装置から他の患者の画像データが受信され、受信された他の患者の画像データを画面表示して診察、診断を行いたい場合に、患者切り替えボタンを押下するという簡単な操作で他の患者の画像データの画面表示に切り替えることができ、開業医等の小規模施設において、医師が画像診断を効率よく行うことができる小規模診断システムおよび表示制御方法を提供することができる。
本発明に係る小規模診断システムの全体構成例を示す図である。 図1に示す小規模診断システムを適用した場合の各装置の医療施設における配置例を示す図である。 図1に示す小規模診断システムに適用される制御装置の機能的構成を示す要部ブロック図である。 図3の表示部に表示される診療サマリ画面の一例を示す図である。 図3のCPUにより実行される表示制御処理を示すフローチャートである。 図3の表示部に表示される画面例を示す図である。 図3の表示部に表示される対応付け指示画面の一例を示す図である。 (a)は、従来の診断システムにおいて受付窓口で登録されるリストの一例を示す図、(b)は、従来の診断システムにおいて(a)に示すリストに放射線科の技師がカセッテ登録した一例を示す図である。
符号の説明
1 小規模診断システム
2 画像生成装置
2a 超音波診断装置
2b 内視鏡装置
2c CR装置
3 制御装置
4 検査装置
5 受付装置
6 ネットワーク
31 CPU
32 RAM
321 受信データ格納部
33 記憶部
34 入力部
35 表示部
351 診療サマリ画面
352 対応付け指示画面
36 通信部
37 I/F
38 画像DB
39 検査情報DB
40 バス
以下、図1から図7を参照しながら本発明に係る小規模診断システムの一実施形態について説明する。ただし、本発明は図示例のものに限定されるものではない。
まず、構成を説明する。図1は、本発明に係る小規模診断システム1のシステム構成を示すものであり、図2は、小規模診断システム1を適用した場合の各装置の医療施設における配置例を示すものである。
小規模診断システム1は、開業医やクリニック等の比較的小規模の医療施設に適用されるシステムであり、大規模施設のシステムのように、予め患者に対するオーダ情報(検査オーダ情報、撮影オーダ情報)を生成、発行して撮影を行い、得られた画像データとオーダ情報を対応付けるシステムとは異なり、患者の撮影を先行して行い、撮影画像データの生成後、医師が患者情報と画像データとを対応付けるシステムである。
小規模診断システム1は、開業医やクリニック等の比較的小規模の医療施設に適用されるシステムであり、図1に示すように、画像生成装置2である超音波診断装置2a、内視鏡装置2b、CR装置2cと、制御装置3と、検査装置4と、受付装置5とから構成されており、画像生成装置2、制御装置3及び受付装置5は、例えば図示しないスイッチングハブ等を介してLAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク(以下単に「ネットワーク」という)6に接続されている。制御装置3は、医師の常駐場所である診察室に設けられたWS(ワークステーション)であることが好ましい。なお、この制御装置3として作動するWSが、各画像生成装置2の起動や処理条件等を制御する構成としてもよい。
医用関連の通信方式としては、一般的に、DICOM(Digital Image and Communications in Medicine)規格が用いられており、LAN接続された各装置間の通信では、DICOM MWM(Modality Worklist Management)やDICOM MPPS(Modality Performed Procedure Step)が用いられる。
例えば、開業医やクリニック等のような小規模の医療施設においては、各装置は図2に示すように配置される。すなわち、入口10を入ると患者の受付けを行う受付11と待合室12がある。受付11には窓口担当が配置され、当該担当は、来院した患者に対して、例えば、受付順に個々の患者を区別するための受付番号が印刷された受付番号札を付与する。また、受付11には、受付装置5が設けられており、窓口担当は、患者の氏名等を聞き取り、受付装置5に受付番号と患者氏名等の患者情報との対応付けを入力する。
待合室12の隣には、ドア等を隔てて医師が患者の診察、診断等を行う診察室13が設けられている。例えば診察室13内の診察用のデスク(図示せず)の上には、医師による診断のために、患者の診断対象部位を撮影した撮影画像、患者に対して行った検査に関する検査結果等を表示させる制御装置3が配置されている。診察室13内にはまた、プライバシー等の観点から隔離された空間で行う必要性の低い超音波診断装置2aが設置されている。
また、廊下14を隔てて診察室13の向かい側にはX線撮影を行うX線撮影室15が設けられている。X線撮影室15内には、撮影装置22と読取装置23とから構成されるCR装置2cが配設されている。さらに、X線撮影室15の隣には検査室16が設けられており、検査室16内には内視鏡装置2b及び検査装置4が配設されている。
以下、小規模診断システム1の各装置の構成について説明する。画像生成装置2は、例えば、超音波診断装置2a、内視鏡装置2b、CR装置2c等の、患者の診断対象部位を被写体として撮影を行い、撮影した画像をデジタル変換して撮影画像の画像データを生成する装置である。
超音波診断装置2aは、超音波を出力する超音波プローブと、超音波プローブに接続され、超音波プローブで受信された音波(エコー信号)を内部組織の撮影画像の画像データに変換する電子装置とから構成されている(いずれも図示せず)。超音波診断装置2aは、超音波プローブから体内に超音波を送り、体内組織に反射した音波(エコー信号)を再び超音波プローブで受信して、このエコー信号に応じた撮影画像を電子装置によって生成するようになっている。
超音波診断装置2aには、アナログ信号からデジタル信号への変換等を行う変換手段(コンバータ)である変換装置21が接続されており、超音波診断装置2aは、変換装置21を介してネットワーク6に接続されている。このように変換装置21を介することにより、ネットワーク6に接続された他の外部機器の規格(例えば、通信プロトコル)等に合わない形式のデータが超音波診断装置2aから出力される場合でも適宜変換してネットワーク6に接続された外部機器との間でデータの送受信を行うことができる。
本実施の形態において、変換装置21は、DICOM規格に準じた形式で小規模診断システム1内の画像データを特定するためのUID(ユニークID)を画像データに付加する機能を備えている。UIDは、小規模診断システム1を構成する各装置の識別情報(以下、装置IDという。)、撮影(検査)日付及び時刻を示す数字等から構成される。なお、本実施の形態において、装置IDは画像生成装置2の種類を示す情報を含んで構成されているものとする。
内視鏡装置2bは、可撓性を有する管の先端部に小型の撮影装置が設けられたものであり(いずれも図示せず)、撮影装置は例えば光学レンズ等で構成される対物光学系と、対物光学系の結像位置に配置された撮像部と、LED(Light Emitting Diode)等で構成され撮像を行うために必要な照明を行う照明部とを備えている(いずれも図示せず)。撮像部は、例えばCCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal−OxideSemiconductor)等の固体撮像素子を備え、光が入射すると光の入射光量に応じた量の電気的な信号へと光電変換する。対物光学系は、照明部により照明された領域を光学レンズで集光し、撮像部が有する固体撮像素子に結像するように構成されており、固体撮像素子に入射した光が光電変換されることにより、電気信号として撮影画像の画像データが出力されるようになっている。
CR装置2cを構成する撮影装置22は、図示しない放射線源を有し、患者の診断対象部位に放射線を照射して静止画像を撮影する。撮影時には前記放射線源から照射される放射線の照射領域内に、例えば放射線エネルギーを蓄積する輝尽性蛍光体シートを備える放射線画像変換プレートが内蔵されたカセッテが配置されるようになっており、放射線源からの照射放射線量に対する診断対象部位の放射線透過率分布に従った放射線量がカセッテに内設された輝尽性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層に蓄積し、この輝尽性蛍光体層に診断対象部位の放射線画像情報を記録する。
読取装置23は、診断対象部位の放射線画像情報が記録されたカセッテが装填されると、装置内に装填されたカセッテの輝尽性蛍光体シートに励起光を照射し、これによりシートから発光される輝尽光を光電変換し、得られた画像信号をA/D変換して、撮影画像の画像データを生成するようになっている。CR装置2cは撮影装置22と読取装置23とが一体化した一体型の装置であってもよい。
なお、内視鏡装置2b、CR装置2cの読取装置23においては、生成された画像データに上述のUIDを付加する機能が備えられており、この付加されたUIDを画像データに付帯させる。
制御装置3は、例えば診察室13に設置され、画像生成装置2で生成された画像データを患者情報と対応付けて画像DB(Data Base)38に保存したり、医師が画像等を表示させて読影診断等を行ったりするための医用画像管理装置であり、一般的なPC(Personal Computer)に用いられるモニタ(表示部)よりも高精細のモニタを備えるものであってもよい。制御装置3は、図3に示すように、CPU31、RAM32、記憶部33、入力部34、表示部35、通信部36、I/F37、画像DB38、検査情報DB39等を備えて構成されており、各部はバス40により接続されている。
CPU31は、記憶部33に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAM32に展開し、展開されたプログラムに従って後述する表示制御処理をはじめとする各種処理を実行する。
RAM32は、CPU31により実行制御される各種処理において、記憶部33から読み出されたCPU31で実行可能な各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的に記憶するワークエリアを形成する。本実施の形態において、RAM32は、画像生成装置2から受信した画像データや検査装置4から受信した検査データを一時的に格納する受信データ格納部321を有している。
記憶部33は、HDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリ等により構成される。記憶部33には、前述のように各種プログラムが記憶されているほか、撮影画像の画像データを診断に適した画質に調整するための画像処理パラメータ(階調処理に用いる階調曲線を定義したルックアップテーブル、周波数処理の強調度等)等が記憶されている。
入力部34は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードで押下操作されたキーの押下信号とマウスによる操作信号とを、入力信号としてCPU31に出力する。
表示部35は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等のモニタを備えて構成されており、CPU31から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部36は、ネットワークインターフェース等により構成され、スイッチングハブを介してネットワーク6に接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
I/F37は、例えば、RS−232Cインターフェース等の通信インターフェースにより構成され、検査装置4を制御装置3に接続し、検査装置4とのデータ送受信を制御するインターフェースである。
画像DB38は、HDD等により構成され、撮影画像の画像データを患者情報と対応付けて保存する保存手段である。検査情報DB39は、HDD等により構成され、各種検査データを患者情報と対応付けて保存する検査情報保存手段である。
検査装置4は、心電波形を検出して波形データを取得する心電波検出装置、体温、血圧、身長、体重等のバイタルデータを取得するバイタルセンサ、肺音、心音、声等の生体音データを取得する集音器等により構成され、取得した検査データ(上述の波形データ、バイタルデータ、生体音データ等)に上述のUIDを付帯させて制御装置3に送信する。
受付装置5は、来院した患者の受付登録、会計計算、保険点数計算等を行うためのコンピュータ装置であり、CPU、RAM、HDD等により構成される記憶部、キーボードやマウス等により構成される入力部、CRTやLCD等により構成される表示部、ネットワーク6に接続された各装置との通信を制御する通信部(いずれも図示せず)等を備えて構成されている。受付装置5は、入力部より受付入力画面の表示が指示されると、CPUと記憶部に記憶されたプログラムとの協働によるソフトウエア処理により、表示部に図示しない受付入力画面を表示し、受付入力画面を介して入力部により受付情報(受付番号+患者情報)が入力されると、受付された患者の患者情報リストを作成(更新)してRAMに記憶し、制御装置3からの患者リスト送信要求に応じて通信部により制御装置3へ送信する。
次に、小規模診断システム1が適用された小規模施設における、一の患者についての診察の流れについて説明する。
患者が来院すると、受付11において、患者に対し受付番号札が付与され、受付装置5において、入力部の操作により受付された患者の受付番号及び患者氏名等の患者情報の入力(受付入力)が行われる。受付装置5においては、患者の受付番号及び患者情報が入力されると、患者情報のリスト(患者情報リスト)が生成(更新)され、RAMの所定領域に格納される。患者情報リストは、例えば、本日の最初の患者が受付入力されると生成され、RAMの所定領域に記憶され、次の患者が受付入力される毎に新しい患者情報リストに更新される。
受付番号が付与された患者が診察室13に移動すると、医師により問診が行われ、行うべき撮影、検査が決定される。
問診により患部の撮影が必要であると決定された場合には、撮影技師又は看護士等の撮影を行う撮影実施者は、患者を撮影を行う画像生成装置2(超音波診断装置2a、内視鏡装置2b、又はCR装置2c)の前に連れて行き、その患者の診断対象部位を被写体として撮影を行い、撮影画像の画像データの生成を行う。例えば、画像生成装置2がCR装置2cの場合、撮影装置22において撮影を行い、撮影装置22において撮影済みのカセッテを読取装置23にセットし、カセッテに記録された放射線画像の読み取りを行う。画像生成装置2においては、撮影実施者の操作に応じて撮影及び画像データの生成が行われ、生成された画像データに上述のUIDが付帯されて制御装置3へ送信される。
問診により、例えば、血圧、体温、心電図等の検査が必要であると決定された場合には、医師又は看護士は、患者に対し、検査装置4で検査を行う。検査装置4においては、検査により取得された検査データに上述のUIDが付帯されて制御装置3に送信される。
撮影や検査が終了すると、医師は、制御装置3において、画像生成装置2から受信された撮影画像や検査装置4から受信された検査結果を表示して参照し、患者の診察、診断を行う。
以上が、一の患者を診察する際の大まかな流れとなる。画像生成装置2により生成された画像データ、検査装置4により取得された検査データは、制御装置3において患者情報と対応付けられる。ここで、制御装置3は、医師が患者の撮影画像や検査結果を表示して診断を行うためのものであるから、患者の診察中は、診察対象の患者に関する過去、又は本日取得した撮影画像や検査結果が表示されている。
診察対象の患者に関する過去、又は本日取得した撮影画像や検査結果は、これらを閲覧するためのビューア画面、例えば、診療サマリ画面351に表示される。
図4に、診断対象の患者の診療サマリ画面351の一例を示す。診療サマリ画面351は、入力部34により診察対象の患者の患者情報が入力されると、その患者に対して行った撮影や検査を時系列的に一覧表示する画面である。診療サマリ画面351は、患者情報351a、時間軸351b、診療サマリ表示エリア351c、上スクロールボタン351d、下スクロールボタン351e、終了ボタン351f等を有している。診療サマリ表示エリア351cには、時間軸351bに対応させて、診察対象の患者について撮影された画像のサムネイル画像A1が画像生成装置2毎に分類されて表示される。また、診療サマリ表示エリア351cの、時間軸351bにおける検査データが取得された日付に対応する位置には、検査結果が取得されたことを示すアイコン(以下、検査アイコンと称する)A2が検査装置4毎に分類されて表示される。図4(b)に示す画面上の情報は、図4(a)の画面上の情報の続きの情報であり、図4(a)から下スクロールボタン351eが所定回数(所定時間)押下されると表示される。サムネイル画像A1が入力部34により押下されると、押下されたサムネイル画像に対応する撮影画像が表示される。検査アイコンA2が入力部34により押下されると、押下された検査アイコンに対応する検査データを再生することができる。終了ボタン351fが押下されると、当該診療サマリ画面351を閉じることができる。
ここで、医師は問診時に、制御装置3において診察対象患者の患者情報を入力してその患者の診療サマリ画面351や撮影画像を表示させ、過去の撮影画像や検査結果、現在の患者の状態に基づき、撮影枚数や撮影方向等を決めて撮影実施者に撮影を依頼したり検査を行ったりするので、原則的に、制御装置3で診察対象となっている患者と受信された画像データや検査データの患者とは一致する。しかしながら、救急の患者が来た場合や、前回の撮影(検査)と同じ条件で撮影(検査)を行えばよい再診の場合、或いは患者が立てこんできた場合等には、割込みで撮影が行われ、制御装置3で現在診察対象となっている患者と受信された画像データや検査データの患者は一致しなくなることがある。更に、診察対象として診療サマリ画面351の表示対象となっている患者に対し、救急の患者等、割込みで撮影した患者の画像や検査結果を優先して表示し、診察を行わなければならないケースもある。
そこで、制御装置3においては、図5に示す表示制御処理を実行し、基本的には、診察対象として患者情報が入力された患者の診療サマリ画面351を表示部35に表示させ、画像生成装置2や検査装置4から受信された画像データや検査データを診察対象として入力された患者情報と対応付けて保存する一方、入力部34からの指示を受け付けて、受信した画像データや検査データを別患者の患者情報に対応付けたり、表示部35の画面表示を診察対象の患者の診療サマリ画面351から別患者の診療サマリ画面351に切り替えることを可能とする。
以下、図5を参照して表示制御処理について説明する。当該処理は、診察対象となる患者の患者情報を入力するための患者情報入力画面(図示せず)の表示を指示する所定の操作が入力された際に、CPU31と記憶部33に記憶されている表示制御処理プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現される処理である。当該処理の実行により表示制御手段が実現される。
まず、通信部36を介して、受付装置5に患者情報リスト送信要求が送信されて受付装置5から患者情報リストのデータが取得され、取得されたデータに基づいて、表示部35に患者情報入力画面が表示される(ステップS1)。ここで、患者情報入力画面には、図示しないが、本日受け付けされた患者情報のリストが表示されており、医師が診察対象とする患者の患者情報を入力部34のマウスによりクリック選択することで、診察対象とする患者の患者情報を入力することができる。即ち、入力部34と患者情報入力画面により患者情報入力手段が実現される。なお、患者情報入力画面においては、患者情報をキーボードから直接入力する構成としてもよいが、上述したように、患者情報リストから選択する構成により、入力ミス防止や時間短縮を図ることができるので好ましい。
患者情報入力画面から入力部34により診察対象となる患者の患者情報が入力されると(ステップS2)、表示部35の画面上に診察対象の患者の診療サマリ画面351及び入力された患者情報を表示した患者ボタンB0(図6参照)が表示される(ステップS3)。具体的には、まず、画像DB38において入力された患者情報に対応付けて記憶されている画像データが抽出されるとともに、検査情報DB39において入力された患者情報に対応付けて記憶されている検査データが抽出され、表示部35に抽出された画像データのサムネイル画像A1及び抽出された検査データの検査アイコンA2等が表示された診療サマリ画面351が表示される。次いで、入力された患者情報を表示した患者ボタンB0が生成されて表示部35の画面上に表示される。
診療サマリ画面351及び患者ボタンB0の表示後、通信部36により画像生成装置2からの画像データが受信されるか、又は、I/F37により検査装置4からの検査データが受信され、受信されたデータ(受信された画像データ又は検査データ)が受信データ格納部321に格納されると(ステップS4;YES)、表示部35に、受信したデータを診察対象の患者に対応付けるか又は別患者に対応付けるかの指示を入力するための対応付け指示画面352がポップアップ表示される。
図7に、対応付け指示画面352の一例を示す。図7に示すように、対応付け指示画面352には、現在診察対象となっている患者の患者情報、受信されたデータのサムネイル画像(又は検査アイコン)、受信されたデータを診察対象の患者(患者情報が表示された患者)と対応付けることの良否を確認するメッセージ、及び診察対象の患者に対応付けることを指示するための「OK」ボタン、別患者に対応付けることを指示するための「別患者」ボタンが表示されている。
対応付け指示画面352から入力部34のマウスにより「別患者」ボタンが押下されることにより、受信されたデータを診察対象とは別患者に対応付ける指示が入力されると(ステップS5;YES)、表示部35に患者情報を入力するための患者情報入力画面が表示され、当該画面から患者情報が入力されると(ステップS6)、受信されたデータが画像データの場合には、当該画像データがステップS6において入力された患者情報と対応付けて画像DB38に保存され、受信されたデータが検査データの場合には、当該検査データがステップS6において入力された患者情報と対応付けて検査情報DB39に保存される(ステップS7)。また、ステップS6で入力された、診察対象とは別患者の患者情報が表示された患者ボタンBn(n=1、2、・・・)が生成され、表示部35の画面上方に表示される(ステップS8)。そして、処理はステップS3に戻り、診察対象の患者の診療サマリ画面351が表示される。受信されたデータと患者情報との対応付けは、例えば、受信されたデータに患者情報が付帯情報として付加されることにより、受信されたデータと入力された患者情報とが対応付けられる。
ステップS6における患者情報入力画面にあたっては、ステップS1と同様に、受付装置5に患者情報リスト送信要求が送信されて受付装置5から患者情報リストのデータが取得され、取得されたデータに基づいて、表示部35に患者情報リストが表示された患者情報入力画面が表示される。医師が患者情報入力画面上の患者情報を入力部34のマウス等によりクリック選択することで、受信されたデータに対応付ける患者情報(別患者の患者情報)を入力することができる。患者情報入力画面においては、患者情報をキーボードから直接入力する構成としてもよい。なお、ステップS6における患者情報入力画面は、別患者の患者情報を入力するための画面であり、診察対象の患者情報を入力するためのものではない。
図6に、ステップS8の通過後にステップS3において表示される表示部35の画面例を示す。図6に示すように、表示部35の画面上方には、ステップS2で診察対象として入力された患者情報を表示した患者ボタンB0と、ステップS8で入力された別患者の患者情報を表示した患者ボタンBnと、診察対象患者の診療サマリ画面351が表示されている。医師は、患者ボタンBnを入力部34のマウスにより押下することにより、表示部35の画面表示を当該押下された患者ボタンBnに患者情報が表示されている患者の診療サマリ画面351に切り替えることを指示入力することができる。即ち、患者ボタンBnは、患者切り替えボタンに対応するものである。なお、ステップS8においては、ステップS6で入力された患者情報が既に患者ボタンBnに表示されている患者情報と異なるか否かを判断し、異なる場合に、新たな患者ボタンBnを生成して表示することが好ましい。
一方、対応付け指示画面352から入力部34のマウスにより「OK」ボタンが押下されることにより、受信されたデータを診察対象の患者と対応付ける指示が入力されると(ステップS5;NO)、受信されたデータが画像データの場合には、当該画像データがステップS2において入力された患者情報と対応付けて画像DB38に保存され、受信されたデータが検査データの場合には、当該検査データがステップS2において入力された患者情報と対応付けて検査情報DB39に保存される(ステップS9)。
次いで、入力部34により別患者の患者ボタンBnが押下されたか否かが判断され、押下されたと判断されると(ステップS10;YES)、現在診察対象となっている診察対象患者の患者ボタンB0が点滅表示されるとともに(ステップS11)、表示部35の画面上に押下された患者ボタンBnに対応する患者の診療サマリ画面351に画面表示が切り替えられる(ステップS12)。具体的には、まず、画像DB38において、押下された患者ボタンBnに対応する患者情報に対応付けて記憶されている画像データが抽出されるとともに、検査情報DB39において、押下された患者ボタンBnに対応する患者情報に対応付けて記憶されている検査データが抽出され、表示部35に抽出された画像データのサムネイル画像A1及び抽出された検査データの検査アイコンA2等が表示された診療サマリ画面351が表示される。
なお、別患者の診療サマリ画面351は、図4に示す診察対象の患者の診療サマリ画面351と略同様であるが、終了ボタン351fの代わりに、「戻る」ボタンが表示される。これは、別患者の診療サマリ画面351の割込み表示をやめ、元の診察対象患者の診療サマリ画面351の表示に戻ることを指示入力するためのボタンである。
別患者の診療サマリ画面351において入力部34のマウスにより「戻る」ボタンが押下されると(ステップS13;YES)、点滅表示されていた診察対象患者の患者ボタンの点滅が停止され(ステップS14)、処理はステップS3に戻り、診察対象の患者の診療サマリ画面351が表示される。
一方、ステップS10において、別患者の患者ボタンBnが押下されていないと判断されると(ステップS10;NO)、処理はステップS15に移行し、入力部34のマウスにより終了ボタン351fが押下されて現在診察対象となっている患者の診察終了の指示が入力されたか否かが判断され、診察終了の指示が入力されていないと判断されると(ステップS15;NO)、処理はステップS4に戻る。入力部34のマウスにより終了ボタン351fが押下され、現在診察対象となっている患者の診察終了の指示が入力されると(ステップS15;YES)、本処理は終了する。
なお、表示制御処理が終了すると、診察対象の患者の診療サマリ画面351は閉じられ、診察対象の患者の患者ボタンB0も表示部35から消去されることとなるが、診察終了時に別患者の患者ボタンBnが表示されている場合には、患者ボタンBnが表示されている何れかの患者を診察対象の患者として設定できるようにしてもよい。例えば、患者の診察終了の指示が入力された際に、表示部35に「診察対象の患者を設定しますか」等のメッセージ及び患者ボタンBnに表示されている患者情報を一覧表示した画面をポップアップ表示し、入力部34のマウスによりクリック選択された患者情報を次の診察対象の患者情報として設定して、患者情報が選択された患者の診療サマリ画面351を表示するようにしてもよい。
以上説明したように、小規模診断システム1の制御装置3によれば、入力部34により診察対象の患者の患者情報が入力されると、入力された患者情報の患者の撮影画像等を表示するための診療サマリ画面351が表示される。通信部36により画像生成装置2からの画像データが受信されたか、又は、I/F37により検査装置4からの検査データが受信されると、受信されたデータを診察対象の患者に対応付けるか別患者に対応付けるかを問い合わせる画面がポップアップ表示される。当該画面から別患者に対応付ける指示が入力され、新たに別患者の患者情報が入力されると、受信されたデータが入力された患者情報に対応付けて画像DB38又は検査情報DB39に保存されるとともに、入力された別患者の患者情報が表示された患者ボタンBnが生成され、表示部35に表示される。診察対象の患者の診療サマリ画面351の表示中に別患者の患者ボタンBnが押下されると、表示部35の画面表示が押下された別患者の診療サマリ画面351に切り替え表示される。
従って、医師が制御装置3において診察対象の患者の撮影画像や検査結果を画面表示しているときに画像生成装置2や検査装置4から別患者のデータが受信され、その別患者の撮影画像や検査結果を閲覧して診察、診断を行いたい場合に、患者ボタンを押下するという簡単な操作で別患者の撮影画像等の画面表示に切り替えることができ、開業医等の小規模施設において、医師が画像診断を効率よく行うことが可能となる。
また、患者ボタンには、その患者ボタンによる画面表示の切り替え先となる患者情報が表示されているので、医師が自分でどの患者の画面表示に切り替えるかを認識することができる。
また、患者ボタンは、画像生成装置から受信された画像データに、既に患者ボタンに表示された患者情報と異なる患者情報が対応付けられる毎に生成されるので、撮影が行われた診断の必要な患者の患者ボタンのみを表示部に表示することができ、利便性が向上する。
また、診察対象の患者以外の患者の画面表示を行った後には、「戻る」ボタンで診察対象患者の画面表示に戻した後でなければ診察対象以外の患者の画面表示を行うことができないように構成されているので、医師が患者の切り替えを繰り返すことにより表示されている画像が何れの患者のものであるかの認識ができなくなり表示されている撮影画像等を別の患者のものと取り違えて診断してしまうといった不具合を防止することができる。
また、診察対象の患者以外の患者の画面表示中には、診察対象の患者の患者情報が表示された患者ボタンが点滅表示されるので、診察対象の患者ではない別患者の画面表示に切り替えていることを医師が認識することが可能となる。
なお、上記実施の形態における記述内容は、本発明に係る小規模診断システム1の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、画像生成装置2を、超音波診断装置、内視鏡装置、CR装置として説明したが、これに限定されず、例えば、CT装置や、皮膚等の身体の外観を撮影するデジタルカメラ等としてもよい。
以上に述べたように、本発明によれば、医師が医用画像管理装置において一の患者の画像データを画面表示しているときに画像生成装置から他の患者の画像データが受信され、受信された他の患者の画像データを画面表示して診察、診断を行いたい場合に、患者切り替えボタンを押下するという簡単な操作で他の患者の画像データの画面表示に切り替えることができ、開業医等の小規模施設において、医師が画像診断を効率よく行うことができる小規模診断システムおよび表示制御方法を提供することができる。
尚、本発明に係る小規模診断システムおよび表示制御方法を構成する各構成の細部構成および細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。

Claims (10)

  1. 患者の診断対象部位を撮影して画像データを生成し送信する画像生成装置と、前記画像生成装置において生成された画像データを受信して、当該受信した画像データと前記患者の患者情報を対応付けて保存手段に保存する医用画像管理装置と、が接続された小規模診断システムであって、
    前記医用画像管理装置は、
    前記保存手段に患者情報と対応付けて保存された画像データを患者単位で画面表示する表示手段と、
    一の患者の画像データの画面表示中に、他の患者の画像データの画面表示への切り替えを指示入力するための患者切り替えボタンを前記表示手段に表示し、前記表示された患者切り替えボタンの指示入力操作に応じて、前記表示手段における画像データの画面表示を他の患者の画面表示に切り替える表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする小規模診断システム。
  2. 前記患者切り替えボタンには、当該患者切り替えボタンによる画面表示の切り替え先となる他の患者の患者情報が表示されていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の小規模診断システム。
  3. 前記表示制御手段は、前記画像生成装置から受信された画像データに既に患者切り替えボタンに表示されている患者情報と異なる患者情報が対応付けられる毎に、前記対応付けられた患者情報が表示された患者切り替えボタンを生成して前記表示手段に表示することを特徴とする請求の範囲第2項に記載の小規模診断システム。
  4. 診察対象の患者の患者情報を入力する患者情報入力手段を備え、
    前記表示制御手段は、三以上の前記患者切り替えボタンが表示されている場合に、前記患者切り替えボタンによる前記診察対象の患者の画面表示から他の患者の画面表示への切り替え指示は受け付けるが、前記診察対象の患者以外の患者間での画面表示の切り替え指示は受け付けず、前記診察対象の患者以外の患者間での画面表示の切り替えは行わないことを特徴とする請求の範囲第1項乃至第3項の何れか1項に記載の小規模診断システム。
  5. 前記表示制御手段は、前記診察対象以外の患者の画面表示中に、前記診察対象の患者の患者情報が表示された患者切り替えボタンを点滅表示することを特徴とする請求の範囲第4項に記載の小規模診断システム。
  6. 患者の診断対象部位を撮影して画像データを生成し送信する画像生成装置において生成された画像データを受信し、当該受信した画像データと前記患者の患者情報を対応付けて保存手段に保存する医用画像管理装置における画像データの表示制御方法であって、
    前記保存手段に患者情報と対応付けて保存された画像データを表示手段に患者単位で画面表示する工程と、
    一の患者の画像データの画面表示中に他の患者の画像データの画面表示への切り替えを指示入力するための患者切り替えボタンを前記表示手段に表示する工程と、
    前記表示された患者切り替えボタンの指示入力操作に応じて、前記表示手段における画像データの画面表示を他の患者の画面表示に切り替える工程と、
    を含むことを特徴とする表示制御方法。
  7. 前記患者切り替えボタンには、当該患者切り替えボタンによる画面表示の切り替え先となる他の患者の患者情報が表示されていることを特徴とする請求の範囲第6項に記載の表示制御方法。
  8. 前記画像生成装置から受信された画像データに既に患者切り替えボタンに表示されている患者情報と異なる患者情報が対応付けられる毎に、前記対応付けられた患者情報が表示された患者切り替えボタンを生成して前記表示手段に表示する工程を含むことを特徴とする請求の範囲第7項に記載の表示制御方法。
  9. 診察対象の患者の患者情報を入力する工程を含み、
    三以上の前記患者切り替えボタンが表示されている場合に、前記患者切り替えボタンによる前記診察対象の患者の画面表示から他の患者の画面表示への切り替え指示は受け付けるが、前記診察対象の患者以外の患者間での画面表示の切り替え指示は受け付けず、前記診察対象の患者以外の患者間での画面表示の切り替えは行わないことを特徴とする請求の範囲第6項乃至第8項の何れか1項に記載の表示制御方法。
  10. 前記診察対象以外の患者の画面表示中に、前記診察対象の患者の患者情報が表示された患者切り替えボタンを点滅表示する工程を含むことを特徴とする請求の範囲第9項に記載の表示制御方法。
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