JPWO2008096490A1 - パケット優先制御方法および基地局 - Google Patents

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Abstract

基地局が、基地局制御装置から受信したデータパケット単位に、自局内滞留時間に基づき無線送信優先度を算出する無線通信システムにおいて、移動機がハンドオーバを実施する場合のパケット優先制御方法であって、ハンドオーバ元基地局が、移動機に対するデータパケットの無線送信停止期間中に基地局制御装置から受信した移動機宛のデータパケットを、ハンドオーバ先基地局へ転送する基地局間パケット転送ステップ(S22)と、ハンドオーバ先基地局が、基地局間転送パケットに対して自局内滞留時間および前記ハンドオーバ元基地局における滞留時間の想定値に基づいて無線送信優先度を算出する送信制御ステップ(S25)と、を含む。

Description

本発明は、移動機を含む無線通信システムのハンドオーバ時のパケット優先制御方法および基地局に関するものである。
従来、無線通信システムにおいて、移動機のハンドオーバ時にデータパケットのロスの発生を防ぐために、基地局間でパケット転送を行う方式(以下、パケット転送ハンドオーバ方式とよぶ)が考案されている。以下、パケット転送ハンドオーバ方式について説明する。
たとえば、IMT(International Mobile Telecommunication)2000,CDMA(Code Division Multiple Access)2000のような、無線通信システムにおける無線アクセスネットワークにおいては、移動機は、複数の基地局が作るセルと呼ばれる通信エリアの間を移動しながら基地局との通信を行う。そして、移動機は、セル境界付近へ到達し無線通信品質が劣化して基地局との通信の継続が困難になると、より良い無線通信品質の基地局へのハンドオーバを行う。
パケット転送ハンドオーバ方式では、ハンドオーバ実施前に移動機が接続していたハンドオーバ元基地局が、自局に残留している未送信の移動機宛のデータパケットを、移動機のハンドオーバ実施前にハンドオーバ先基地局へ転送する。そして、ハンドオーバ先基地局が、転送されたデータパケットを移動機へ送信する。このように移動機宛のデータパケットの基地局間転送を行うことにより、ハンドオーバ時に移動機宛のデータパケットにロスが発生することを防止している。
しかし、このパケット転送ハンドオーバ方式では、基地局間で転送されるパケットに対してハンドオーバ制御処理や基地局間転送に要する時間分の伝送遅延が発生する。したがって、ストリーミングなどのリアルタイムデータを扱う場合には通信のリアルタイム性が損なわれる恐れがある。ハンドオーバ時の通信のリアルタイム性を保持する方法として、たとえば、下記特許文献1では、ハンドオーバ時の基地局間転送パケットに対してハンドオーバ動作による処理遅延分を調整してハンドオーバ先基地局からの送信タイミングを制御する方法が開示されている。また、下記特許文献2では、基地局間転送パケットを非転送パケットより優先的に送信するなどして基地局間転送パケットの遅延増加を防止する方法が開示されている。
一方、このような無線通信システムの基地局では無線伝送路へデータを送信する際にサービス品質(QoS:Quality of Service)に応じた複数ユーザ間での優先制御が行われている。その優先制御方法の一つとしてデータパケットの装置内滞留時間に対する上限値(許容遅延)に基づき無線送信優先度を決定する優先制御(以降、遅延優先制御という)がある。装置内滞留時間とは、データパケットが装置内のバッファに滞留している時間のことであり、ここでは、自装置がデータパケットを受信した時刻(受信時刻)から無線送信優先度を算出する時刻までの時間を示すこととする。遅延優先制御では、装置内滞留時間が許容遅延に近づくほど無線送信優先度の値を大きくして優先して転送し、装置内滞留時間が許容遅延を超えないように制御する。
特開2004−304325号公報 国際公開第04/030396号パンフレット
しかしながら、上記特許文献1および特許文献2では、単一のユーザに対する優先制御のみを扱っており、基地局間転送パケットに対してその他のユーザとの間の優先制御に関する規定が無い。このため、基地局間転送パケットを無条件に最高優先度として送信すると、ハンドオーバ先基地局が他ユーザ移動機へ送信するデータパケットに遅延が生じるという問題があった。
また、上記従来の装置内滞留時間を用いた無線送信優先度では、基地局間転送パケットに対する規定が無い。複数ユーザのデータに対して無線送信の順序付けを行うための無線送信優先度の算出を公平に行う(すなわち公平な優先制御を行う)ためには、それぞれのユーザデータに対する無線送信優先度を算出する際に、同じ条件で算出した値を用いる必要がある。たとえば、上位ノードから直接受信したパケットと基地局間の転送を経て受信したパケットとを比較する。移動機に対するデータパケットの遅延という観点からは、上位ノードから送信された時刻を基準とするのが望ましく、単純に自装置の装置内滞留時間のみにより無線送信優先度を算出すると、上位ノードから直接受信したデータパケットと、基地局間の転送を経て受信したデータパケットとの間で無線送信優先度算出において条件が異なることになる。したがって、公平な優先制御を行うためには、上位ノードから送信された時刻を基準とするために、ハンドオーバ元基地局における装置内滞留時間なども考慮する必要がある。
しかし、ある基地局が、従来通り、単純にその基地局における受信時刻を起算時刻として装置内滞留時間を算出すると、基地局間の転送を経て受信した基地局間転送パケットに対してはハンドオーバ元の基地局における装置内滞留時間などが考慮されないことになる。したがって、基地局間転送パケットに付与される無線送信優先度が本来付与されるべき値より低くなり、基地局間転送パケットの遅延が生じるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、移動機のハンドオーバ時にデータパケットのロスの発生を防ぐとともに、他ユーザとの間の公正性を維持しつつ基地局間転送パケットの伝送遅延の発生を防ぐパケット優先制御方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、基地局が、基地局制御装置から受信した所定のデータパケット単位に、当該受信してから現在までの自局内滞留時間に基づいて無線送信優先度を算出する無線通信システムにおいて、特定の移動機がハンドオーバを実施する場合のパケット優先制御方法であって、ハンドオーバ元基地局が、前記移動機に対するデータパケットの無線送信を停止し、停止期間中に前記基地局制御装置から受信した前記移動機宛のデータパケットを、ハンドオーバ先基地局へ基地局間転送パケットとして転送する基地局間パケット転送ステップと、前記ハンドオーバ先基地局が、基地局間転送パケットに対しては、自局内滞留時間および前記ハンドオーバ元基地局における滞留時間の想定値に基づいて無線送信優先度を算出する送信制御ステップと、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、移動機のハンドオーバ時に、ハンドオーバ先基地局が、基地局間転送パケット以外に対しては自装置内滞留時間に基づいて無線送信優先度を算出し、基地局間転送パケットに対しては自装置内滞留時間とハンドオーバ元基地局の装置内滞留時間に相当する優先度に基づいて無線送信優先度を算出するようにしたので、他ユーザとの間の公正性を維持しつつ基地局間転送パケットの伝送遅延の発生を防ぐことができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1の無線アクセスネットワークの構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1の基地局制御装置,基地局,移動機の機能構成例を示す図である。 図3は、実施の形態1のハンドオーバの動作を示す図である。 図4は、実施の形態1の無線送信優先処理のフローチャートである。 図5は、実施の形態2の無線送信優先処理のフローチャートである。 図6は、実施の形態3の基地局制御装置,基地局,移動機の機能構成例を示す図である。 図7は、実施の形態3の無線送信優先処理のフローチャートである。 図8は、実施の形態4の基地局制御装置,基地局,移動機の機能構成例を示す図である。 図9は、実施の形態4の無線送信優先処理のフローチャートである。 図10は、実施の形態5の基地局制御装置,基地局,移動機の機能構成例を示す図である。 図11は、実施の形態5の無線送信優先処理のフローチャートである。
符号の説明
1 基地局制御装置
2−1〜2−n,2a−1〜2a−n,2b−1〜2b−n,2c−1〜2c−n 基地局
3 移動機
4−1〜4−n セル
5 有線伝送路
6 基地局間転送経路
11 データ送信部
12 経路切替制御部
21−1,21−2 バッファ
22−1,22−2,22a−1,22a−2,22b−1,22b−2,22c−1,22c−2 読出制御部
23−1,23−2 無線送信部
24−1,24−2 ハンドオーバ制御部
25−1,25a−1 パケット転送部
26−2 転送フレーム受信部
以下に、本発明にかかるパケット優先制御方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかるパケット優先制御方法を実現する実施の形態1の無線アクセスネットワークの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の無線アクセスネットワークは、無線アクセスネットワーク内の各基地局2−1〜2−nへデータ分配を行う基地局制御装置1と、基地局制御装置1から有線伝送路5を介して受信したデータを無線伝送路へ送出するとともに、移動機3から受信した無線品質情報を基にハンドオーバ実施要否の判定を行う基地局2−1〜2−n(nは基地局の数)、基地局2−1〜2−nとの間で無線伝送路を介して通信を行う移動機3と、基地局2−1〜2−nの各々が前記移動機3と無線伝送路を介して通信するための通信エリアとして形成されるセル4−1〜4−nと、基地局制御装置1と各基地局2−1〜2−nとを接続する有線伝送路5と、で構成される。また、基地局2−1〜2−nは、移動機3以外の図示しない無線端末とも接続されているものとする。
図2は、本実施の形態の基地局制御装置1,基地局2−1,2−2,移動機3の機能構成例を示す図である。図2において、移動機3は、基地局2−1の通信エリアであるセル4−1から、基地局2−2の通信エリアであるセル4−2に移動するものとする。基地局間転送経路6は基地局間転送パケットの転送を行う経路である。図2の図中の点線は、ハンドオーバ後の移動機3に関するデータパケットのデータ転送経路を示すものとする。なお、一般に、基地局2−1,2−2はいずれもハンドオーバ元にもハンドオーバ先にもなり得るため基地局2−1と2−2は同一の構成とする。ここでは、説明のため、基地局2−1についてはハンドオーバ元の基地局として必要な構成要素を示し、基地局2−2についてはハンドオーバ先の基地局として必要な構成要素を示している。
移動機3は、基地局2−1,2−2からの無線伝送データを受信するとともに、受信したデータの無線品質情報の算出に必要なデータ(受信電力など)を抽出する無線受信部31と、無線受信部31が抽出した無線品質情報の算出に必要なデータを用いてハンドオーバ要否判定に必要な品質情報の算出を行い、その結果を無線品質情報として制御用メッセージに格納して基地局2−1へ通知するハンドオーバ制御部32と、で構成される。
基地局2−1は、基地局制御装置1から受信したデータを一時的に格納するバッファ21−1と、バッファ21−1に格納されている複数ユーザ宛てのデータパケットに対してそれぞれの無線送信優先度を算出し、無線送信優先度に基づいてバッファ21−1に格納されているデータパケットの読み出しを行う読出制御部22−1と、読み出されたデータを無線伝送用の信号に変換し無線伝送路を介してセル4−1内の移動機3へ送信する無線送信部23−1と、移動機3から送信された制御メッセージに格納された無線品質情報に基づき移動機3のハンドオーバ要否の判定を行うハンドオーバ制御部24−1と、読出制御部22−1が読み出したデータを、基地局間転送経路6を介して基地局間転送パケットとしてハンドオーバ先基地局である基地局2−2へ送出するパケット転送部25−1と、で構成される。
基地局2−2の、バッファ21−2,読出制御部22−2,無線送信部23−2,ハンドオーバ制御部24−2は、動作に関連する構成要素の枝番を1から2に変えること以外は、それぞれ基地局2−1のバッファ21−1,読出制御部22−1,無線送信部23−1,ハンドオーバ制御部24−1と同様の機能をもつ。なお、基地局2−1と基地局2−2は一般にハンドオーバ元にもハンドオーバ先にもなり得るため、同一の構成とする。ここでは、説明のため、基地局2−1については、ハンドオーバ元として必要な機能構成、基地局2−2についてはハンドオーバ先として必要な機能構成を示している。したがって、パケット転送部25−2は、基地局2−2がハンドオーバ元となった場合にのみ必要な構成要素であるため、図2では省略している。
基地局制御装置1は、基地局2−1,2−2に接続されている移動機宛のデータパケットを、それぞれ基地局2−1,基地局2−2へ送信するデータ送信部11と、基地局2−2から経路切替要求メッセージを受信して、データ送信部11へデータ送信経路の切り替え指示を出す経路切替制御部12と、で構成される。
つづいて、本発明にかかる転送パケット優先制御方法を適用したハンドオーバの動作について図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態のハンドオーバの動作を示す図である。
まず、基地局制御装置1のデータ送信部11は、上位ネットワークから受信した移動機3宛のユーザデータを基地局2−1〜2−nのうち、移動機3が通信している基地局2−1に対して有線伝送路5経由で送信し、基地局2−1は、基地局制御装置1から受信した移動機3宛ユーザデータを一旦バッファ21−1に格納する(ステップS1)。つぎに、基地局2−1の読出制御部22−1が、バッファ21−1に格納されている、基地局2−1に接続されている全ての無線端末宛のデータパケットに対して後述の無線優先度算出方法に基づきそれぞれの無線送信優先度を算出する(ステップS2)。そして、読出制御部22−1は、算出した無線送信優先度に基づきユーザ宛てのデータパケットをバッファ21−1から読み出す。無線送信部23−1は、読み出されたデータパケットを無線伝送用の信号に変換して無線伝送路を介してセル4−1内の移動機へ送信する(ステップS3)。ここでは、読出制御部22−1が、移動機3宛のデータパケットをバッファ21−1から読み出し、無線送信部23−1が移動機3へ送信したとする。
つぎに、移動機3の無線受信部31は、基地局2−1からの無線伝送データを受信するとともに他の無線基地局からの無線信号を受信し、無線品質情報の算出に必要なデータを抽出してハンドオーバ制御部32へ送出する。ハンドオーバ制御部32は抽出されたデータに基づきハンドオーバ要否判定に必要な情報を算出し、算出結果を無線品質情報として、制御用メッセージに格納して、基地局2−1へ通知する(ステップS4)。なお、このとき、移動機3の無線受信部31が抽出する無線品質情報の算出に必要なデータは、基地局2−1のものだけでなく、受信可能な他の無線基地局に関するデータも含むものとする。
つぎに、基地局2−1のハンドオーバ制御部24−1は、移動機3から受信した制御メッセージ内に格納された無線品質情報に基づきハンドオーバ要否の判定を行い、ハンドオーバ実施を決定する(ステップS5)。そして、同時に、ハンドオーバ先の基地局(この場合は基地局2−2)を選択する。ハンドオーバ先の基地局の選択は、たとえば、無線品質情報に含まれる基地局2−1以外の基地局の情報から、受信品質のよいものを選択することにより行う。なお、図3では、ハンドオーバを実施するときの動作を示しているが、ハンドオーバが必要でないと判断した場合には、ステップS1に戻りステップS5までを繰り返す。
つぎに、ハンドオーバ制御部24−1は、読出制御部22−1に対してハンドオーバ実施を通知するとともに、選択したハンドオーバ先である基地局2−2に対してハンドオーバ要求メッセージを送出する(ステップS6)。読出制御部22−1は、ハンドオーバ実施の通知を受け取ると、移動機3宛のデータパケットの読出しを停止することにより、移動機3宛のデータパケット送信を停止する。移動機3へのユーザデータ送信の停止後に基地局制御装置1から送信される移動機3宛のデータパケットはバッファ21−1に格納される。つぎに、基地局2−2のハンドオーバ制御部24−2は、ステップS6のハンドオーバ要求メッセージを受信したことを認識するとその応答としてハンドオーバ要求応答メッセージを基地局2−1へ返送する(ステップS7)。
基地局2−1のハンドオーバ制御部24−1は、ステップS7のハンドオーバ要求応答メッセージを受信すると、基地局間転送開始を読出制御部22−1に通知する(ステップS8)。ここで、本実施の形態では、ステップS6の移動機3へのユーザデータ送信停止以降に基地局制御装置1から送信されバッファ21−1に格納されている移動機3宛のデータパケットを基地局間転送パケットとして、基地局2−1から基地局2−2に送信するものとする。つぎに、読出制御部22−1は、バッファ21−1に格納されている基地局間転送パケットを読み出してパケット転送部25−1に送出する。パケット転送部25−1は、送出された基地局間転送パケットを基地局間転送経路6経由で基地局2−2へ送信する(ステップS9)。なお、この基地局間転送経路6は基地局間を直接有線伝送路で接続しても良いし、有線伝送路5を用い基地局制御装置1を経由して転送するようにしても良い。
また、ハンドオーバ制御部24−1は、ステップS8と同時に、移動機3に対して基地局2−2へのハンドオーバ指示を行う(ステップS10)。つぎに、移動機3のハンドオーバ制御部32は、ステップS10の指示に従い移動機3の無線伝送を行う経路を基地局2−1から基地局2−2へ切り替えるよう無線受信部31へ指示する。無線受信部31は、切り替えの指示に従い経路切り替えを行い、切り替え完了をハンドオーバ制御部32に通知する(ステップS11)。ハンドオーバ制御部32は、ハンドオーバ切り替え完了の通知をうけると、経路切り替えが完了した旨を通知するためのハンドオーバ指示応答を基地局2−2へ送出する(ステップS12)。
基地局2−2のハンドオーバ制御部24−2は、移動機3からハンドオーバ指示応答を受信すると、移動機3宛のデータパケットの送信経路を基地局2−2に切り替えることを要求する経路切替要求メッセージを基地局制御装置1へ送信する(ステップS13)。基地局制御装置1の経路切替制御部12は、ステップS13で送信された経路切替要求メッセージを受信すると、データパケットの送信先を基地局2−2に切り替える。このとき、切り替え前にデータ送信部11からハンドオーバ元である基地局2−1に最後に送信されたパケットが、基地局2−1向け最終データパケットとなる。すなわち、基地局制御装置1の経路切替制御部12が経路切替要求メッセージを受信すると、データ送信部11が基地局2−1向け最終データパケットを送信し(ステップS14)、その後、経路切替制御部12が移動機3宛のデータパケットの送信先を基地局2−1から基地局2−2に切り替える(ステップS16)。
ステップS16の切り替え以降は、データ送信部11は、移動機3宛のデータパケットを基地局2−2に送信し(ステップS17)、送信されたデータは、基地局2−2のバッファ21−2に格納される。読出制御部22−2は、この格納されたデータに対して、基地局2−1向け最終データパケットが基地局2−2経由で移動機3に送信されるまで、読み出しを行わず、送信を保留する(ステップS18)。
一方、読出制御部22−1は、バッファ21−1に格納されている基地局間転送パケットが存在する間は、ステップS9の基地局間転送パケットの転送を繰り返す。そして、読出制御部22−1は、最後の基地局間転送パケットとして、ステップS14で送信された基地局2−1向け最終データパケットをバッファ21−1から読み出して、パケット転送部25−1に送出し、パケット転送部は、基地局2−1向け最終データパケットを最終基地局間転送パケットとして基地局2−2へ転送する(ステップS15)。そして、転送された最終基地局間転送パケットは、基地局2−2のバッファ21−2に一旦格納される。
したがって、バッファ21−2には、基地局間転送パケットとステップS17で送信される基地局制御装置1からのデータパケットの両方が格納されることになる。読出制御部22−2は、データパケットの順序逆転を防止するため、移動機3に関するデータパケットについては、基地局制御装置1からのデータパケットより基地局間転送パケットを先に読み出すよう動作する必要がある。これについては、後述の無線送信優先度算出処理によって、基地局間転送パケットの無線送信優先度の方が高くなるため、優先して送信されるため問題ない。なお、読出制御部22−2がバッファ21−2内のデータに対して基地局間転送パケットと、基地局制御装置1から直接受信したデータパケットと、のいずれであるかを区別する方法としては、たとえば、格納するアドレス領域を分割する方法、または、物理的に個別のメモリを設けるなどバッファ21−2内における格納領域を予め分離しておく方法がある。また、バッファ21−2の格納データに送信元装置を表すフラグを付与することによっていずれのデータであるかを識別するようにしても良い。
読出制御部22−2はバッファ21−1に格納されたデータを読み出して、後述の無線送信優先度算出処理に基づいて無線送信優先度を算出し、算出した優先度に基づき移動機3への最終基地局間転送パケットの優先度が最も高くなった場合に、無線送信部23−1経由で最終基地局間転送パケットを移動機3に送信する(ステップS19)。
なお、ステップS19において、読出制御部22−2は、移動機3に送信する基地局間転送パケットが、最終基地局間転送パケットがあるか否かの判断をする必要がある。この判断は、たとえば、バッファ21−2を参照して移動機3宛の基地局間転送パケットがある一定時間到着しないかどうかを確認し、一定時間到着しない場合には、最後に到着した基地局間転送パケットを最終基地局間転送パケットであったと判断すればよい。
つぎに、読出制御部22−2は、最終基地局間転送パケットを移動機3に送信すると、ステップS18で送信を保留した基地局制御部1から送信された移動機3宛のデータパケットの移動機3への送信を開始する(ステップS20)。ステップS18で送信が保留されていたパケットが全て移動機3へ送信されると、ハンドオーバに伴う処理は終了し、以降は、基地局2−2が、移動機3宛のデータパケットを移動機3に転送する。
なお、本実施の形態では、図3のステップS5で、基地局2−1が、移動機3から受信した無線品質情報を基にハンドオーバ実施要否の判定を行う構成としたが、基地局制御装置1が、移動機3から通知される無線品質情報に基づきハンドオーバ実施の決定を行うようにしてもよい。この場合、基地局制御装置1がハンドオーバ実施を決定すると、ハンドオーバ実施決定の通知を基地局制御装置1のハンドオーバ制御部24−1に通知し、以降、ステップS6以降の動作を行うようにすればよい。
ここで、本実施の形態における無線送信優先度算出方法について説明する。本実施の形態では、データパケットの装置内滞留時間に対する上限値(許容遅延)に基づき無線送信優先度を決定する優先制御を行う。各基地局は、自装置がデータパケットを受信した時刻(受信時刻)から無線送信優先度を算出する時刻までの時間を示す自装置内滞留時間を計測する。そして、許容遅延に対して自装置内滞留時間が近いほど無線送信優先度を高くなるよう無線送信優先度を算出し、無線送信優先度の高い順に無線送信を行う。許容遅延については、全てのパケットについて同じ数値をあらかじめ設定しておいても良いし、たとえば、リアルタイムサービスでは許容遅延を小さくするなど、データパケットの種類に応じて許容遅延を定めておいてもよい。本実施の形態では、基地局制御装置1から基地局2−1〜2−nに直接送信されたデータパケットについては、このように許容遅延と自装置内滞留時間に基づいて無線送信優先度を算出するものとする。
一方、基地局間転送パケットについては、図3の例では、基地局2−2は基地局2−1を経由して受信することになる。基地局2−2において、基地局間転送パケットについても、許容遅延と自装置内滞留時間に基づいて無線送信優先度を算出すると、基地局2−1を経由した分の遅延時間が考慮されないことになる。したがって、基地局制御装置1から送信された時刻を基準にすると、基地局間転送パケットについては、実際の遅延時間より少ない遅延時間で無線送信優先度が算出され、無線送信優先度が本来付与されるべき数値より低下することになる。
このため、本実施の形態では、基地局間転送パケットについては、ハンドオーバ元の基地局2−1を経由する時間に相当する遅延時間分を補正するため、許容遅延と自装置内滞留時間に基づいて算出した無線送信優先度に対してあらかじめ設定された一定の優先度を加算する。たとえば、加算する優先度の数値は、基地局2−1の自装置内滞留時間の想定値をもとに算出された無線送信優先度に相当する優先度として求めておく。基地局2−1の自装置内滞留時間の想定値は、たとえば、ハンドオーバ先の基地局2−1が、自局の自装置内滞留時間をもとに標準的な値を求めておくようにする。また、基地局2−1の自装置内滞留時間の想定値に転送経路における遅延時間の分も含めた時間もとに算出された無線送信優先度に相当する優先度として求めるようにしてもよい。
つづいて、本実施の形態の無線送信優先処理について説明する。図4は、本実施の形態の無線送信優先処理のフローチャートである。図4において、処理Aはハンドオーバ元である基地局2−1における処理、処理Bはハンドオーバ先である基地局2−2における処理である。
図4に示すように、まず、基地局2−1のハンドオーバ制御部24−1が、移動機3から送信された無線品質情報に基づき、ハンドオーバの要否を判断し実施が必要な場合はハンドオーバ実施を決定する(ステップS21:図3のステップS5に相当)。ハンドオーバ制御部24−1が、ハンドオーバ実施を決定すると(ステップS21 Yes)、読出制御部22−1は、ハンドオーバ実施の通知をハンドオーバ制御部24−1から受け取り、ハンドオーバ対象ユーザ(この場合は移動機3)のデータパケットの無線送信を停止する。そして、図3のステップS8に相当する基地局間転送開始の通知をうけると、無線送信を停止していた期間に基地局制御装置1から受信した移動機3宛のデータパケットをバッファ21−1から読み出し、パケット転送部へ送出し、パケット転送部は基地局2−2へ受け取ったパケットを転送する(ステップS22)。
一方、ハンドオーバ制御部24−1がハンドオーバ実施決定をしない場合(ステップS21 No)は、基地局2−1は、基地局間パケット転送の処理は行わない。
基地局2−2の読出制御部22−2は、バッファ21−2に格納されたデータパケットに対して、許容遅延と自装置内滞留時間に基づいて無線送信優先度を算出する(ステップS23)。つぎに、読出制御部22−2が、バッファ21−2に格納されたデータパケットに基地局間転送パケットがあるかどうかを判断する(ステップS24)。基地局間転送パケットがある場合(ステップS24 Yes)には、ステップS23で算出した無線送信優先度にあらかじめ設定された優先度を加算して、最終的な無線送信優先度とする。すなわち、基地局間転送パケットがある場合には、ステップS23とステップS25とにより、許容遅延と自装置内滞留時間とあらかじめ設定された優先度とに基づいて無線送信優先度を決定することになる。基地局間転送パケットがない場合(ステップS24 No)には、ステップS26に進むが、この場合、ステップS23で算出された無線送信優先度が最終的な無線送信優先度となる。そして、ステップS26では、最終的な無線送信優先度に基づき優先度の最も高いものを無線送信部23−2に送出する(ステップS26)。
以上のように、本実施の形態では、ハンドオーバ先の基地局2−2が、移動機3のデータパケットに対する無線通信優先度の算出において、基地局間転送パケットについては、ハンドオーバ元基地局2−1の装置内滞留時間に相当する優先度を加算するようにした。このため、基地局間転送パケットに対する無線送信優先度が本来付与されるべき数値より低下することを防止でき、ユーザ間での優先制御の公平性の維持が可能となり、また、基地局間転送パケットの伝送遅延増加を防止することができる。
実施の形態2.
図5は、本発明にかかるパケット優先制御方法を実現する実施の形態2の無線送信優先処理のフローチャートである。本実施の形態の無線アクセスネットワークの構成例および各構成装置の機能構成例は、実施の形態1と同様とする。本実施の形態のハンドオーバの動作についても実施の形態1と同様とする。以下、実施の形態1と異なる部分についてのみ説明する。
図5において、処理Aはハンドオーバ元である基地局2−1における処理、処理Cはハンドオーバ先である基地局2−2における処理である。本実施の形態においても、実施の形態1と同様に基地局間転送パケットについては、無線送信優先度の補正を行うが、補正の方法が実施の形態1と異なる。
処理Aについては、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。処理Cとして、まず、基地局2−2の読出制御部22−2は、バッファ21−2に格納されているデータパケットのなかに基地局間転送パケットがあるか否かを判断する(ステップS31)。基地局間転送パケットがある場合(ステップS31 Yes)には、基地局間転送パケットに対して自装置内滞留時間にあらかじめ設定した固定遅延(固定遅延時間)を加算して装置内滞留時間として算出する。ここで、固定遅延は、ハンドオーバ元の基地局2−1における標準的な自装置内滞留時間の想定値とする。なお、さらに転送経路における遅延時間の分を加算して装置内滞留時間を算出するようにしてもよい。基地局間転送パケットがない場合(ステップS31 No)には、ステップS33に進む。
つぎに、ステップS33として、バッファ21−2に格納されているデータパケットに対して許容遅延と装置内滞留時間(ステップS32を経由しない場合には、自装置内滞留時間を補正後の装置内滞留時間とする)とに基づき無線送信優先度を算出する。そして、このようにして求めた無線送信優先度を最終的な無線送信優先度とし、実施の形態1と同様のステップS26により、最終的な無線送信優先度に基づき無線送信部23−2にデータパケットを送出する。
以上のように、本実施の形態では、ハンドオーバ先の基地局2−2が、移動機3のデータパケットに対する無線通信優先度の算出において、基地局間転送パケットについては、ハンドオーバ元基地局2−1の自装置内滞留時間に相当する固定遅延時間を加算して、加算した数値に基づき無線通信優先度を算出するようにした。このため、基地局間転送パケットに対する無線送信優先度が本来付与されるべき数値より低下することを防止でき、ユーザ間での優先制御の公平性の維持が可能となり、また、基地局間転送パケットの伝送遅延増加を防止することができる。
実施の形態3.
図6は本発明にかかるパケット優先制御方法を実現する実施の形態3の基地局制御装置1,基地局2a−1,2a−2,移動機3の機能構成例を示す図である。本実施の形態の無線アクセスネットワークの構成は、基地局2−1〜2−nをそれぞれ基地局2a−1〜2a−nに替える以外は実施の形態1と同様である。
図6の図内の点線はハンドオーバ後のデータ転送経路を示すものとする。図6において、基地局2a−1は、実施の形態1の基地局2−1の読出制御部22−1、パケット転送部25−1を、それぞれ読出制御部22a−1、パケット転送部25a−1に替えているが、それ以外は実施の形態1の基地局2−1と同様である。基地局2a−2は、実施の形態1の基地局2−2の読出制御部22−2を、読出制御部22a−2に替え、転送フレーム受信部26−2を追加しているが、それ以外は実施の形態1の基地局2−2と同様である。実施の形態1と同様の機能のものは、同一の符号を付して説明を省略する。なお、実施の形態1と同様、基地局2a−1と基地局2a−2は一般にハンドオーバ元にもハンドオーバ先にもなり得るため、同一の構成とする。ここでは、説明のため、基地局2a−1については、ハンドオーバ元として必要な機能構成、基地局2a−2についてはハンドオーバ先として必要な機能構成を示している。
本実施の形態のハンドオーバの動作についても、基地局2−1,基地局2−2の動作をそれぞれ基地局2a−1,基地局2a−2が行うこと以外は、実施の形態1と同様とする。以下、実施の形態1と異なる部分についてのみ説明する。
図7は、本実施の形態の無線送信優先処理のフローチャートである。処理Dはハンドオーバ元である基地局2a−1における処理、処理Eはハンドオーバ先である基地局2a−2における処理である。
まず、ステップS21,ステップS22は、実施の形態1の基地局2−1の読出制御部22−1,パケット転送部25−1の動作をそれぞれ読出制御部22a−1,パケット転送部25a−1が行うこと以外は、実施の形態1のステップS21,ステップS22と同様である。ステップS21でハンドオーバの実施決定があった場合(ステップS21 Yes)には、ステップS22の後に、パケット転送部25a−1は、基地局間転送パケットにパケットごとの優先度情報(無線送信優先度を決定するための情報であり、たとえば、基地局2a−1の自装置内滞留時間を基に算出した無線送信優先度)を付加して基地局間転送フレームとして送出する(ステップS41)。そして、パケット転送部25a−1は、基地局間転送フレームを基地局2a−2に送出する。なお、本実施の形態では、基地局間転送フレームに、パケットごとの優先度情報を指定する領域を設けておくこととする。
つぎに、基地局2a−2の転送フレーム受信部26−2は、基地局2a−1から送出された基地局間転送フレームを受信して、そのフレームから基地局間転送パケットの優先度情報を抽出し、抽出した優先度情報とともに基地局間転送パケットをバッファ21−2へ格納する(ステップS42)。
ステップS23,ステップS24は、実施の形態1の読出制御部22−2の動作を読出制御部22a−2が行うこと以外は、実施の形態1のステップS23,ステップS24と同様であるため説明を省略する。読出制御部22a−2は、ステップS24で基地局間転送パケットがあると判断した場合には、ステップS23で算出した無線通信優先度をステップS42で格納したパケットごとの優先度情報を用いて補正する(ステップS43)。この補正は、たとえば、優先度情報を基地局2a−1の装置内滞留時間を基に算出した無線送信優先度とした場合には、ステップS23で求めた優先度に優先度情報を加算する。そして、実施の形態1とステップS26同様に、算出した無線送信優先度を最終的な無線送信優先度として、これに基づいて無線送信部23−2にデータパケットを送出する。
なお、本実施の形態では、上記のように、基地局間転送パケットに付加する優先度情報としてハンドオーバ元である基地局2a−1の自装置内滞留時間に基づいて算出された無線送信優先度を設定する例について説明したが、優先度情報として、基地局2a−1の自装置内滞留時間,基地局2a−1における基地局制御装置1からのパケット受信時刻,などの情報を用いてもよい。基地局2a−1の自装置内滞留時間とする場合には、ステップS23,S24,S43のかわりに、実施の形態2のステップS31,S32,S33を実施し、ステップS32において、固定遅延の変わりに優先度情報を用いて補正を行えばよい。
また、優先度情報を基地局2a−1における基地局制御装置1からのパケット受信時刻とする場合には、ハンドオーバ先の基地局2a−2では、優先度情報であるパケット受信時刻と無線送信優先度算出を行う時刻の差分を自装置内滞留時間の替わりに用いて無線送信優先度の算出を行う。したがって、実施の形態2と同様に自装置滞留時間を転送前の遅延時間も考慮して補正したことになるが、実際の遅延時間を算出して用いているので、実施の形態2の固定遅延を加算した場合に比べ精度が高い。優先度情報をパケット受信時刻とする場合には、ステップS23,S24,S43の替わりに、実施の形態2のステップS31,S32,S33を実施し、ステップS32において、読出制御装置22a−1が、優先度情報であるパケット受信時刻と無線送信優先度算出を行う時刻の差分を算出して、算出した差分を補正後の装置内滞留時間とすればよい。
また、さらに、優先度情報を、これらの値の範囲に応じてコード化したものとし、コードとこれらの値の対応リストを各基地局が保持しておき、読出制御部22a−1がそのリストにしたがって値をコードに変換するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態では、基地局2a−1が移動機3宛のデータ送信に対する優先制御において基地局間転送パケットに対してデータパケットごとに、優先度情報を付加して基地局間転送フレームとして送信し、基地局2a−2が基地局間転送フレームに含まれる優先度情報を用いて無線送信優先度の補正を行うようにした。このため、たとえば、ハンドオーバ元基地局である基地局2a−1が自局の自装置内滞留時間を優先度情報として付加すると、実施の形態1および実施の形態2に比べ、より正確に基地局2a−1の装置内滞留時間を求めることができるので、無線送信優先度算出の妥当性を向上させ、基地局間転送パケットの遅延防止効果を向上させることができる。
実施の形態4.
図8は本発明にかかるパケット優先制御方法を実現する実施の形態4の基地局制御装置1,基地局2b−1,2b−2,移動機3の機能構成例を示す図である。本実施の形態の無線アクセスネットワークの構成は、基地局2−1〜2−nをそれぞれ基地局2b−1〜2b−nに替える以外は実施の形態1と同様である。
図8の図内の点線はハンドオーバ後のデータ転送経路を示すものとする。図8において、基地局2b−1は、実施の形態1の基地局2−1の読出制御部22−1を読出制御部22b−1に替えているが、それ以外は実施の形態1の基地局2−1と同様である。基地局2b−2は、実施の形態1の基地局2−2の読出制御部22−2を、読出制御部22b−2に替えているが、それ以外は実施の形態1の基地局2−2と同様である。実施の形態1と同様の機能のものは、同一の符号を付して説明を省略する。なお、実施の形態1と同様、基地局2b−1と基地局2b−2は一般にハンドオーバ元にもハンドオーバ先にもなり得るため、同一の構成とする。ここでは、説明のため、基地局2b−1については、ハンドオーバ元として必要な機能構成、基地局2b−2についてはハンドオーバ先として必要な機能構成を示している。
本実施の形態のハンドオーバの動作についても、基地局2−1,基地局2−2の動作をそれぞれ基地局2b−1,基地局2b−2が行うこと以外は、実施の形態1と同様とする。以下、実施の形態1と異なる部分についてのみ説明する。
図9は、本実施の形態の無線送信優先処理のフローチャートである。処理Aはハンドオーバ元である基地局2b−1における処理、処理Fはハンドオーバ先である基地局2b−2における処理である。
処理Aは、基地局2−1の動作を基地局2b−1の動作とする意外は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。ステップS23,ステップS24,ステップS26についても、基地局2−2の動作を基地局2b−2の動作とすること以外は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
読出制御部22b−2は、ステップS24で基地局間転送パケットがあると判断した場合(ステップS24 Yes)には、ステップS25aに進む。このときのステップS25aの処理はステップ25と同様である。また、ステップS24で基地局間転送パケットがないと判断した場合(ステップS24 No)には、基地局間転送パケット転送中に基地局制御装置1から直接受信したパケット(以下、転送中受信パケットという)があるか否かの判断を行う(ステップS51)。転送中受信パケットがあるか否かの判断は、具体的には、たとえば、ハンドオーバ制御部24−2が、図3のステップS6でハンドオーバ要求を受信してから最終基地局間転送パケットの無線送信が完了するまでの間に、基地局制御装置1から到着した移動機3宛のパケットを転送中受信パケットとし、バッファ21−2の専用領域に格納することにより識別すればよい。
ステップS51で転送中受信パケットがあると判断した場合(ステップS51 Yes)には、読出制御部22b−2は、転送中受信パケットに対して、基地局間転送パケットの場合と同様に、ステップS23で算出した優先度にあらかじめ設定された優先度を加算して最終的な無線送信優先度とする(ステップS25a)。あらかじめ設定された優先度は、実施の形態1と同様に、たとえば、基地局2b−1の自装置内滞留時間の想定値をもとに算出された無線送信優先度に相当する優先度とする。ステップS51で転送中受信パケットがないと判断した場合(ステップS51 No)には、ステップS23で算出した無線送信優先度が最終的な無線送信優先度となり、ステップS26に進む。
そして、ステップS26では、読出制御部22b−2は、実施の形態1のステップS26と同様に最終的な無線送信優先度に基づき無線送信部23−2にデータパケットを送出する。
なお、本実施の形態では、実施の形態1の動作にステップS51を追加し、ステップS25aにおいて、転送中受信パケットについても、基地局間転送パケットの場合と同様に優先度を算出するようにしたが、実施の形態2の動作のステップS31の後にステップS51を追加して実現するようにしてもよい。この場合、ステップS51において、転送中受信パケットがあると判断した場合(ステップS51 Yes)には、ステップ32に進み、ステップ32では、読出制御部22b−2が、転送中受信パケットに対しても、基地局間転送パケットの場合と同様に、装置内滞留時間に固定遅延を加算するようにする。また、転送中受信パケットがない場合(ステップS51 No)には、ステップS33に進む。
以上のように、本実施の形態では、基地局2b−2において、読出制御部22b−2が、基地局間転送パケットだけでなく、転送中受信パケットに対しても、無線送信優先度を算出する際にハンドオーバ元の基地局2b−1の装置内滞留時間の想定値をもとに算出された無線送信優先度と同等の優先度を加算するようにした。このため、基地局転送パケットだけでなく、基地局間パケット転送を行っている間に基地局2b−2に滞留したパケットの無線通信優先度の低下を防止することができる。
実施の形態5.
図10は本発明にかかるパケット優先制御方法を実現する実施の形態5の基地局制御装置1,基地局2c−1,2c−2,移動機3の機能構成例を示す図である。本実施の形態の無線アクセスネットワークの構成は、基地局2−1〜2−nをそれぞれ基地局2c−1〜2c−nに替える以外は実施の形態1と同様である。
図10の図内の点線はハンドオーバ後のデータ転送経路を示すものとする。図10において、基地局2c−1は、実施の形態1の基地局2−1の読出制御部22−1を読出制御部22c−1に替えているが、それ以外は実施の形態1の基地局2−1と同様である。基地局2c−2は、実施の形態1の基地局2−1の読出制御部22−1を、読出制御部22c−1に替えているが、それ以外は実施の形態1の基地局2−2と同様である。実施の形態1と同様の機能のものは、同一の符号を付して説明を省略する。なお、実施の形態1と同様、基地局2c−1と基地局2c−2は一般にハンドオーバ元にもハンドオーバ先にもなり得るため、同一の構成とする。ここでは、説明のため、基地局2c−1については、ハンドオーバ元として必要な機能構成、基地局2c−2についてはハンドオーバ先として必要な機能構成を示している。
本実施の形態のハンドオーバの動作についても、基地局2−1,基地局2−2の動作をそれぞれ基地局2c−1,基地局2c−2が行うこと以外は、実施の形態1と同様とする。以下、実施の形態1と異なる部分についてのみ説明する。
図11は、本実施の形態の無線送信優先処理のフローチャートである。処理Aはハンドオーバ元である基地局2c−1における処理、処理Gはハンドオーバ先である基地局2c−2における処理である。
処理Aは、基地局2−1の動作を基地局2c−1の動作とする意外は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。ステップS23,ステップS24,ステップS26についても、基地局2−2の動作を基地局2c−2の動作とすること以外は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
読出制御部22c−2は、ステップS24で基地局間転送パケットがあると判断した場合(ステップS24 Yes)の場合には、ステップS25aに進む。このときのステップS25aの処理はステップ25と同様である。また、ステップS24で基地局間転送パケットがないと判断した場合(ステップS24 No)、基地局間転送パケット転送中に基地局制御装置1から直接受信したパケット(以下、転送中受信パケットという)の滞留数(バッファ21−2に格納されている数)があらかじめ設定した閾値を超えているか否かの判断を行う(ステップS61)。閾値は、転送中受信パケットに対して無線送信優先度を高めるか否かの判断に使用する数値であり、任意の数に設定可能であるが、数値を大きくすると転送中受信パケットの送信が遅れ、小さくすると他ユーザのデータパケット送信に影響がでるため、これらの要素を考慮して適切に設定しておく。
ステップS61で、転送中受信パケットが閾値を超えていると判断した場合(ステップS61 Yes)には、読出制御部22c−2は、転送中受信パケットに対して、基地局間転送パケットの場合と同様に、ステップS23で算出した優先度にあらかじめ設定された優先度を加算して最終的な無線送信優先度とする(ステップS25a)。あらかじめ設定された優先度の値は、実施の形態1と同様に、たとえば、基地局2c−1の自装置内滞留時間の想定値をもとに算出された無線送信優先度に相当する優先度とする。
ステップS61で転送中受信パケットが閾値を超えていないと判断した場合(ステップS61 No)には、ステップS23で算出した無線送信優先度が最終的な無線送信優先度となり、ステップS26に進む。
なお、本実施の形態では、実施の形態1にステップS61を追加し、ステップS25aにおいて、転送中受信パケットについても、基地局間転送パケットの場合と同様に優先度算出するようにしたが、実施の形態2の動作のステップS31の後にステップS61を追加して実現するようにしてもよい。この場合、ステップS61において、転送中受信パケットが閾値を超えていると判断した場合(ステップS61 Yes)には、ステップS32に進み、ステップS32では、読出制御部22b−2が、転送中受信パケットに対しても、基地局間転送パケットの場合と同様に、装置内滞留時間に固定遅延を加算するようにする。また、転送中受信パケットが閾値を超えていないと判断した場合(ステップS61 No)には、ステップS33に進む。
以上のように、基地局2c−2において、読出制御部22c−2が、転送中受信パケットの滞留数が閾値を超える場合には、基地局間転送パケットだけでなく転送中受信パケットに対しても、無線送信優先度を算出する際にハンドオーバ元の基地局2c−1の装置内滞留時間の想定値をもとに算出された無線送信優先度と同等の優先度を加算するようにした。このため、他ユーザへの影響も抑えつつ、基地局間パケット転送を行っている間に基地局2c−2に滞留したパケットの無線通信優先度の低下を防止することができる。
以上のように、本発明にかかるパケット優先制御方法は、無線通信システムのハンドオーバに有用であり、特に、複数の移動機が接続可能な基地局における転送パケットの優先制御に適している。

Claims (15)

  1. 基地局が、基地局制御装置から受信した所定のデータパケット単位に、当該受信してから現在までの自局内滞留時間に基づいて無線送信優先度を算出する無線通信システムにおいて、特定の移動機がハンドオーバを実施する場合のパケット優先制御方法であって、
    ハンドオーバ元基地局が、前記移動機に対するデータパケットの無線送信を停止し、停止期間中に前記基地局制御装置から受信した前記移動機宛のデータパケットを、ハンドオーバ先基地局へ基地局間転送パケットとして転送する基地局間パケット転送ステップと、
    前記ハンドオーバ先基地局が、基地局間転送パケットに対しては、自局内滞留時間および前記ハンドオーバ元基地局における滞留時間の想定値に基づいて無線送信優先度を算出する送信制御ステップと、
    を含むことを特徴とするパケット優先制御方法。
  2. 前記送信制御ステップでは、
    基地局間転送パケットの無線送信優先度を算出する場合、自局内滞留時間に基づいて算出した無線送信優先度に、前記ハンドオーバ元基地局における滞留時間の想定値に相当する無線送信優先度を加算することを特徴とする請求項1に記載のパケット優先制御方法。
  3. 前記送信制御ステップでは、
    基地局間転送パケットの無線送信優先度を算出する場合、自局内滞留時間に前記ハンドオーバ元基地局における滞留時間の想定値を加算し、加算後の値に基づき無線送信優先度を算出することを特徴とする請求項1に記載のパケット優先制御方法。
  4. 前記ハンドオーバ元基地局が、基地局間転送パケットに優先度情報を付加する優先度情報付加ステップ、
    をさらに含み、
    前記優先度情報を、前記ハンドオーバ元基地局における滞留時間の想定値に相当する無線送信優先度、とすることを特徴とする請求項2に記載のパケット優先制御方法。
  5. 前記ハンドオーバ元基地局が、基地局間転送パケットに優先度情報を付加する優先度情報付加ステップ、
    をさらに含み、
    前記優先度情報を、前記ハンドオーバ元基地局における滞留時間の想定値、とすることを特徴とする請求項3に記載のパケット優先制御方法。
  6. 前記送信制御ステップでは、
    前記基地局制御装置から受信した前記移動機宛のデータパケットが、前記基地局間転送パケットの転送中に受信したデータパケットであるか否かの判断を行い、
    前記基地局間転送パケットの転送開始後に受信したデータパケットであると判断した場合に、当該データパケットに対しては、自局内滞留時間および前記ハンドオーバ元基地局における滞留時間の想定値に基づいて無線送信優先度を算出することを特徴とする請求項1に記載のパケット優先制御方法。
  7. 前記送信制御ステップでは、
    前記基地局間転送パケットの転送開始後に前記基地局制御装置から受信し滞留している前記移動機宛のデータパケットの数が、特定の閾値以上であるか否かの判断をさらに行い、
    特定の閾値以上であると判断した場合に、当該データパケットに対しては、自局内滞留時間および前記ハンドオーバ元基地局における滞留時間の想定値に基づいて無線送信優先度を算出することを特徴とする請求項1に記載のパケット優先制御方法。
  8. 基地局制御装置およびハンドオーバを実施する移動機とともに無線通信システムを構成し、基地局制御装置から受信した所定のデータパケット単位に、当該受信してから現在までの自局内滞留時間に基づいて無線送信優先度を算出する基地局であって、
    ハンドオーバ元基地局が、前記移動機に対するデータパケットの無線送信を停止し、停止期間中に前記基地局制御装置から受信した前記移動機宛のデータパケットを、ハンドオーバ先基地局へ基地局間転送パケットとして転送する場合に、
    前記ハンドオーバ先基地局として動作し、前記基地局間転送パケットの無線送信優先度を、自局内滞留時間および前記ハンドオーバ元基地局における滞留時間の想定値に基づいて算出することを特徴とする基地局。
  9. 基地局間転送パケットの無線送信優先度を算出する場合、自局内滞留時間に基づいて算出した無線送信優先度に、前記ハンドオーバ元基地局における滞留時間の想定値に相当する無線送信優先度を加算することを特徴とする請求項8に記載の基地局。
  10. 基地局間転送パケットの無線送信優先度を算出する場合、自局内滞留時間に前記ハンドオーバ元基地局における滞留時間の想定値を加算し、加算後の値に基づき無線送信優先度を算出することを特徴とする請求項8に記載の基地局。
  11. 前記基地局制御装置から受信した前記移動機宛のデータパケットが、前記基地局間転送パケットの転送中に受信したデータパケットであるか否かの判断を行い、
    前記基地局間転送パケットの転送開始後に受信したデータパケットであると判断した場合に、当該データパケットの無線送信優先度を、自局内滞留時間および前記ハンドオーバ元基地局における滞留時間の想定値に基づいて算出することを特徴とする請求項8に記載の基地局。
  12. 前記基地局間転送パケットの転送開始後に前記基地局制御装置から受信し滞留している前記移動機宛のデータパケットの数が、特定の閾値以上であるか否かの判断をさらに行い、
    特定の閾値以上であると判断した場合に、当該データパケットの無線送信優先度を、自局内滞留時間および前記ハンドオーバ元基地局における滞留時間の想定値に基づいて算出することを特徴とする請求項8に記載の基地局。
  13. 基地局制御装置およびハンドオーバを実施する移動機とともに無線通信システムを構成する基地局であって、
    ハンドオーバ元基地局として動作し、前記移動機に対するデータパケットの無線送信を停止し、停止期間中に前記基地局制御装置から受信した前記移動機宛のデータパケットを、請求項8〜12のいずれか一つに記載のハンドオーバ先基地局へ基地局間転送パケットとして転送することを特徴とする基地局。
  14. さらに、前記基地局間転送パケットに、自局における滞留時間の想定値に相当する無線送信優先度を示す、優先度情報を付加する機能を有することを特徴とする請求項13に記載の基地局。
  15. さらに、前記基地局間転送パケットに、自局における滞留時間の想定値を示す優先度情報を付加する機能を有することを特徴とする請求項13に記載の基地局。
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