JPWO2008059589A1 - 走行支援装置、走行支援方法、走行支援プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

走行支援装置、走行支援方法、走行支援プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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公治 古賀
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Abstract

走行経路情報取得部(101)は、移動体の走行経路に関する走行経路情報を取得する。割引情報取得部(102)は、所定の記録媒体から、有料道路の走行料金の割引制度に関する割引情報を取得する。判断部(103)は、走行経路情報取得部(101)によって取得された走行経路情報における走行経路について、割引情報取得部(102)によって取得された割引情報における割引制度の適用対象となるか否かを判断する。そして、生成部(104)は、判断部(103)によって判断された判断結果に基づいて、移動体の走行を支援する走行支援情報を生成し、報知部(105)は、生成部(104)によって生成された走行支援情報を、移動体の利用者に報知する。

Description

この発明は、所定の情報を登録する走行支援装置、走行支援方法、走行支援プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、上述した走行支援装置、走行支援方法、走行支援プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体には限られない。
これまでに、車両などの移動体が有料道路を走行する際に走行料金を徴収するETC(Electronic Toll Collection:自動料金収受)システムの路側機が、多くの有料道路の出入口に設置されている。昨今では、ETCシステムによって徴収される走行料金については、ETC車載機を搭載した車両が通過するETCゲートと、通過する時刻に応じた割引制度(曜日別時間帯別割引)など、様々な割引制度の適用を受けることができる(たとえば、下記非特許文献1参照。)。
また近年では、カーナビゲーション装置において、上述のETCシステムを利用して、適切なナビゲーション処理をおこなうため、車両が有料道路に進入/退出した際のETCシステムの路側機から信号を受信した自車位置が、地図画像上における有料道路の出入口からずれていた場合に自車位置を補正することで、一般道路と有料道路の間の移行を正確に把握する提案がされている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2001−202009号公報 財団法人 道路システム高度化推進機構、"ETC総合情報ポータルサイト 割引情報"、[online]、[平成18年8月10日検索]、インターネット<http://go−etc.jp/waribiki/waribiki.html>
しかしながら、上述した従来技術では、ETCシステムにおける割引制度を考慮したナビゲーション処理ができないため、利用者は、ナビゲーション処理によって誘導される誘導経路にしたがって有料道路を走行する場合、割引制度が適用されるか否かについては、走行料金が徴収された後でなければ確認することができなかった。特に、走行中に、一時的なキャンペーンによる割引制度などの最新の割引制度について確認することは極めて困難である。
すなわち、利用者は、割引制度を意識することなく、誘導経路にしたがって車両を走行させるため、積極的に割引制度の恩恵を受けることができないという問題が一例として挙げられる。一方、偶然にして割引制度の適用を受けた場合であっても、利用者は、同様の経路で再び割引制度の適用を受けることが困難であるという問題が一例として挙げられる。
また、あらかじめインターネットなどで割引制度の内容を確認してから、割引制度を適用する経路を走行する場合、利用者には、複雑な割引制度を確認する労力および負担がかかってしまう。
すなわち、利用者は、割引制度の適用を受けるため、あらかじめ割引制度を調べなければならず、時間を浪費してしまうという問題が一例として挙げられる。また、複雑な割引制度を調べた場合であっても、利用者は、忘却や間違いなどによって、結局、割引制度の適用が受けられないという問題が一例として挙げられる。
さらに、割引制度を考慮したナビゲーション処理ができないため、走行経路の周辺に割引制度が適用される有料道路が存在しても、利用者は、割引前の走行料金であるがために有料道路を走行しない場合がある。すなわち、利用者は、割引制度の内容を認識していないため、最適なドライブプランが選択できないという問題が一例として挙げられる。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる走行支援装置は、移動体の走行経路に関する走行経路情報を取得する走行経路情報取得手段と、所定の記録媒体から、有料道路の走行料金の割引制度に関する割引情報を取得する割引情報取得手段と、前記走行経路情報取得手段によって取得された走行経路情報における前記走行経路について、前記割引情報取得手段によって取得された割引情報における割引制度の適用対象となるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって判断された判断結果に基づいて、前記移動体の走行を支援する走行支援情報を生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された走行支援情報を、前記移動体の利用者に報知する報知手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項11の発明にかかる走行支援方法は、移動体の走行経路に関する走行経路情報を取得する走行経路情報取得工程と、所定の記録媒体から、有料道路の走行料金の割引制度に関する割引情報を取得する割引情報取得工程と、前記走行経路情報取得工程によって取得された走行経路情報における前記走行経路について、前記割引情報取得工程によって取得された割引情報における割引制度の適用対象となるか否かを判断する判断工程と、前記判断工程によって判断された判断結果に基づいて、前記移動体に対して走行を支援する走行支援情報を出力する出力工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項12の発明にかかる走行支援プログラムは、請求項11に記載の走行支援方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項13の発明にかかるコンピュータに読み取り可能な記録媒体は、請求項12に記載の走行支援プログラムを記録したことを特徴とする。
図1は、本実施の形態にかかる走行支援装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本実施の形態にかかる走行支援装置の処理の内容を示すフローチャートである。 図3は、本実施例1にかかるナビゲーション装置を利用したシステムの概要を示す説明図である。 図4は、本実施例1にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図5は、本実施例1にかかるETC割引情報提供サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図6は、本実施例1にかかるナビゲーション装置の処理の内容を示すフローチャートである。 図7は、本実施例1にかかるナビゲーション装置におけるETC割引情報取得処理(図6のステップS602)を示すフローチャートである。 図8は、本実施例2にかかるETC割引情報提供サーバの処理の内容を示すフローチャートである。 図9は、本実施例3にかかるナビゲーション装置の処理の内容を示すフローチャートである。
符号の説明
100 走行支援装置
101 走行経路情報取得部
102 割引情報取得部
103 判断部
104 生成部
105 報知部
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる走行支援装置、走行支援方法、走行支援プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(走行支援装置の機能的構成)
図1を用いて、本実施の形態にかかる走行支援装置の機能的構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる走行支援装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図1において、走行支援装置100は、走行経路情報取得部101と、割引情報取得部102と、判断部103と、生成部104と、報知部105と、から構成されている。
走行経路情報取得部101は、移動体の走行経路に関する走行経路情報を取得する。走行経路情報は、たとえば、移動体が走行経路を走行する日時に関する日時情報や走行経路を走行している移動体の現在地点に関する現在地点情報や移動体の目的地点に関する目的地点情報などを含む情報である。
また、走行経路情報は、たとえば、移動体が過去に走行した走行経路に関する情報や、あらかじめ関連づけられた複数の移動体の走行経路に関する情報を含むこととしてもよく、後述する判断部103による割引制度の適用についての判断材料となる情報である。
また、走行経路情報の取得は、たとえば、移動体が走行中に取得することとしてもよいし、移動体が走行する前にあらかじめ取得することとしてもよい。
割引情報取得部102は、所定の記録媒体から、有料道路の走行料金の割引制度に関する割引情報を取得する。割引制度は、たとえば、有料道路の利用に関して、走行距離、走行日時、走行路線、大口契約、多頻度利用などの条件に適合した場合に走行料金の割引が適用される制度である。
また、所定の記録媒体は、たとえば、走行支援装置100が備える構成でもよいし、割引情報を提供する機器が備える構成としてもよい。割引情報を提供する機器は、たとえば、走行支援装置100に対して情報の送受信が可能な外部サーバなどでもよい。すなわち、割引情報の取得は、たとえば、走行支援装置100が備える記録媒体に記録された割引情報を読み込んだり、外部サーバから受信したりすることとしてもよい。このように、外部サーバから割引情報を受信すれば、割引情報に変更があった場合でも、常に最新の割引情報を取得することができる。
判断部103は、走行経路情報取得部101によって取得された走行経路情報における走行経路について、割引情報取得部102によって取得された割引情報における割引制度の適用対象となるか否かを判断する。
具体的には、たとえば、判断部103は、走行経路を走行する日時が、割引制度の適用対象となるか否かを判断する。また、判断部103は、たとえば、移動体の現在地点が、割引制度の適用対象となる地点であるか否かを判断する。また、判断部103は、目的地点までの走行経路の中に、割引制度の適用対象となる区間があるか否かを判断することとしてもよい。
生成部104は、判断部103によって判断された判断結果に基づいて、移動体の走行を支援する走行支援情報を生成する。走行支援情報は、たとえば、移動体の走行について、割引制度の適用対象となるような情報である。
具体的には、たとえば、走行支援情報は、移動体の走行について、割引制度の適用対象となるための走行条件に関する走行条件情報を含む情報である。より具体的には、たとえば、走行支援情報は、移動体の走行について、割引制度の適用対象となるための誘導経路に関する誘導経路情報や、移動体の走行について、割引制度の適用対象となった場合にかかる走行料金および所要時間のうち少なくともいずれか一つを含む情報である。
報知部105は、生成部104によって生成された走行支援情報を、移動体の利用者に報知する。走行支援情報の報知は、たとえば、走行支援情報に関する映像データや音声データを用いて、表示出力や音声出力などによっておこなうこととしてもよい。
なお、上述した走行支援装置100は、移動体に設置されていても、図示しない外部サーバなどに設置されていてもよい。外部サーバに設置される場合、走行経路情報の取得は、たとえば、移動体から通信などによって取得する。そして、走行支援情報の報知は、たとえば、移動体に対して送信することによって、移動体の利用者に報知することとしてもよい。
(走行支援装置の処理の内容)
つぎに、本実施の形態にかかる走行支援装置100の処理の内容について説明する。図2は、本実施の形態にかかる走行支援装置の処理の内容を示すフローチャートである。図2のフローチャートにおいて、まず、走行経路情報取得部101によって、移動体の走行経路に関する走行経路情報を取得したか否かを判断する(ステップS201)。
ステップS201において、走行経路情報を取得するのを待って、取得した場合(ステップS201:Yes)は、割引情報取得部102によって、所定の記録媒体から、有料道路の走行料金の割引制度に関する割引情報を取得する(ステップS202)。
なお、図2のフローチャートでは、走行経路情報を取得してから割引情報を取得する構成としているが、逆の順序でもよく、割引情報を取得してから走行経路情報を取得することとしてもよい。
つぎに、判断部103によって、割引制度の適用に関する判断をおこなう(ステップS203)。具体的には、たとえば、割引に関する判断は、ステップS201において取得された走行経路情報における走行経路について、ステップS202において取得された割引情報における割引制度の適用対象となるか否かを判断する。
そして、生成部104によって、ステップS203において判断された判断結果に基づいて、移動体の走行を支援する走行支援情報を生成する(ステップS204)。走行支援情報は、たとえば、移動体の走行について、割引制度の適用対象となるような情報である。
つぎに、報知部105によって、ステップS204において生成された走行支援情報を、移動体の利用者に報知して(ステップS205)、一連の処理を終了する。走行支援情報の報知は、たとえば、走行支援情報に関する映像データや音声データを用いて、表示出力や音声出力などによっておこなうこととしてもよい。
なお、本発明の走行支援装置、走行支援方法、走行支援プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体は、図1に示した走行支援装置100によって、その機能を実現することとしたが、走行支援装置100に限ることはなく、図1に示す機能部を備える構成とすれば、複数の装置であってもよい。各機能部を異なる装置として接続する場合、装置間の接続は、たとえば、有線、無線を問わず、Bluetooth(登録商標)などによって通信をおこなって接続することとしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態にかかる走行支援装置、走行支援方法、走行支援プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体によれば、割引制度の適用に関する判断をおこなって、走行支援情報を報知することができるため、利用者は、割引制度の適用の有無を容易に把握することができる。
また、所定の記録媒体から最新の割引情報を取得して、割引制度の適用に関する判断をおこなうため、利用者は、複雑な割引制度をあらかじめ調べておかなくても、的確に割引制度を認識することができる。
さらに、割引制度の適用対象となるように走行支援情報を報知するため、利用者は、報知された走行支援情報を確認することによって、適切に割引制度の恩恵について判断し、最適な走行経路を走行することができる。
以下に、本発明の実施例について説明する。本実施例1では、たとえば、車両(四輪車、二輪車を含む)などの移動体に搭載されるナビゲーション装置によって、本発明の走行支援装置を実施した場合の一例について説明する。
(システムの概要)
図3を用いて、本実施例1にかかるナビゲーション装置を利用したシステムの概要について説明する。図3は、本実施例1にかかるナビゲーション装置を利用したシステムの概要を示す説明図である。
図3において、ナビゲーション装置を利用したシステムは、車両300と、基地局302と、ETC割引情報提供サーバ303と、から構成されている。
車両300は、図示しないETC車載機と、ナビゲーション装置301とを搭載している。ETC車載機は、ETCシステムの路側機と通信をおこなう。具体的には、たとえば、ETC車載機によって、利用者は、車両300がETCゲートを通過して有料道路を走行する際の走行料金を徴収されることとなる。
ナビゲーション装置301は、ETCの割引制度に関するETC割引情報を、所定の記録媒体に記録したり、ETC割引情報を提供するETC割引情報提供サーバ303から受信したりする。なお、本実施例1では、車両300は、ETC車載機と、ナビゲーション装置301とを搭載することとして説明するが、双方の機能を兼ね備えた一体型の装置を搭載することとしてもよい。
また、ナビゲーション装置301は、所定のナビゲーション処理によって車両300を誘導する。ナビゲーション装置301は、たとえば、所定のナビゲーション処理によって車両300の現在地点や目的地点などを案内する。また、処理の詳細は図6〜図9を用いて説明するが、ナビゲーション装置301は、たとえば、ETC割引情報を用いて、所定のナビゲーション処理をおこなうこととしてもよい。
基地局302は、ナビゲーション装置301と、ETC割引情報提供サーバ303との間の通信を制御する。具体的には、たとえば、通信は、ナビゲーション装置301からETC割引情報提供サーバ303への走行経路情報の送信や、ETC割引情報提供サーバ303からナビゲーション装置301へのETC割引情報の送信などである。
ETC割引情報提供サーバ303は、ETCの割引制度に関するETC割引情報を図示しない記録媒体に記録している。ETCの割引制度は、たとえば、有料道路の利用に関して、距離や日時や路線に応じた割引制度で、具体的には、早朝夜間割引、深夜割引、通勤割引、東京湾アクアライン割引、マイレージサービス、大口・多頻度割引などがある。
また、ETC割引情報提供サーバ303は、基地局302を介してナビゲーション装置301にETC割引情報を提供する。具体的には、たとえば、ETC割引情報の提供は、DSRC(Dedicated Short Range Communication)やインターネットなどを用いた通信によっておこなうこととしてもよい。
このように、ETC割引情報提供サーバ303からナビゲーション装置301にETC割引情報を提供することで、ナビゲーション装置301は、キャンペーンなどの一時的な割引情報や最新の割引情報などをリアルタイムに取得することができる。
(ナビゲーション装置301のハードウェア構成)
つぎに、図4を用いて、本実施例1にかかるナビゲーション装置301のハードウェア構成について説明する。図4は、本実施例1にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4において、ナビゲーション装置301は、車両300などの移動体に搭載されており、CPU401と、ROM402と、RAM403と、磁気ディスクドライブ404と、磁気ディスク405と、光ディスクドライブ406と、光ディスク407と、音声I/F(インターフェース)408と、スピーカ409と、入力デバイス410と、映像I/F411と、ディスプレイ412と、通信I/F413と、GPSユニット414と、各種センサ415と、を備えている。また、各構成部401〜415はバス420によってそれぞれ接続されている。
まず、CPU401は、ナビゲーション装置301の全体の制御を司る。ROM402は、ブートプログラム、経路探索プログラム、経路誘導プログラム、音声生成プログラム、地図情報表示プログラムなどのプログラムを記録している。また、RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。
ここで、経路探索プログラムは、地図情報やETC割引情報などを利用して、出発地点から目的地点までの最適な経路を探索させる。地図情報やETC割引情報は、たとえば、後述する光ディスク407に記録されていたり、通信I/F413を介して受信したりする構成でもよい。
ここで、最適な経路とは、目的地点までの最短(あるいは最速)経路や走行料金の安価な経路や利用者が指定した条件に最も合致する経路などである。経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路は、CPU401を介して音声I/F408や映像I/F411へ出力される。
また、経路誘導プログラムは、経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路情報、通信I/F413によって取得されたナビゲーション装置301の現在地点情報、光ディスク407から読み出された地図情報に基づいて、リアルタイムな経路誘導情報の生成をおこなわせる。経路誘導プログラムを実行することによって生成された経路誘導情報は、CPU401を介して音声I/F408や映像I/F411へ出力される。
また、音声生成プログラムは、パターンに対応したトーンと音声の情報を生成させる。すなわち、経路誘導プログラムを実行することによって生成された経路誘導情報に基づいて、案内ポイントに対応した仮想音源の設定と音声ガイダンス情報の生成をおこない、CPU401を介して音声I/F408へ出力する。
また、地図情報表示プログラムは、映像I/F411によってディスプレイ412に表示する地図情報の表示形式を決定させ、決定された表示形式によって地図情報をディスプレイ412に表示させる。
磁気ディスクドライブ404は、CPU401の制御にしたがって磁気ディスク405に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク405は、磁気ディスクドライブ404の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク405としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
また、光ディスクドライブ406は、CPU401の制御にしたがって光ディスク407に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク407は、光ディスクドライブ406の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク407は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱自在な記録媒体として、光ディスク407のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
磁気ディスク405、光ディスク407に記録される情報の他の一例として、経路探索・経路誘導などに用いる地図情報が挙げられる。地図情報は、建物、河川、地表面などの地物(フィーチャ)をあらわす背景データと、道路の形状をあらわす道路形状データとを有しており、ディスプレイ412の表示画面において2次元または3次元に描画される。ナビゲーション装置301が経路誘導中の場合は、地図情報と後述するGPSユニット414によって取得された自車の現在地点とが重ねて表示されることとなる。
道路形状データは、さらに交通条件データを有する。交通条件データには、たとえば、各ノードについて、信号や横断歩道などの有無、高速道路の出入口やジャンクションの有無、各リンクについての長さ(距離)、道幅、進行方向、道路種別(高速道路、有料道路、一般道路など)、有料道路における利用料金などの情報が含まれている。
また、交通条件データには、過去の渋滞情報を、季節・曜日・大型連休・時刻などを基準に統計処理した過去渋滞情報を記憶している。ナビゲーション装置301は、後述する通信I/F413によって受信される道路交通情報によって現在発生している渋滞の情報を得るが、過去渋滞情報により、指定した時刻における渋滞状況の予想をおこなうことが可能となる。
また、磁気ディスク405、光ディスク407には、ETC割引情報が記録されていてもよい。ETC割引情報は、たとえば、あらかじめETC割引情報を提供するETC割引情報提供サーバ303から取得したり、後述する入力デバイス410によって入力を受け付ける構成でもよい。
なお、本実施例1では地図情報やETC割引情報を磁気ディスク405、光ディスク407に記録するようにしたが、これに限るものではない。地図情報やETC割引情報は、ナビゲーション装置301のハードウェアと一体に設けられているものに限って記録されているものではなく、ナビゲーション装置301外部に設けられていてもよい。その場合、ナビゲーション装置301は、たとえば、通信I/F413を通じて、ネットワークを介して地図情報やETC割引情報を取得する。取得された地図情報やETC割引情報はRAM403などに記憶される。
また、音声I/F408は、音声出力用のスピーカ409に接続され、スピーカ409からは音声が出力される。
また、入力デバイス410は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。
また、映像I/F411は、ディスプレイ412と接続される。映像I/F411は、具体的には、たとえば、ディスプレイ412全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ412を表示制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ412には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ412は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
また、通信I/F413は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置301とCPU401とのインターフェースとして機能する。通信I/F413は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU401とのインターフェースとしても機能する。
通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F413は、たとえば、FMチューナー、VICS(Vehicle Information and Communication System)/ビーコンレシーバ、無線ナビゲーション装置、およびその他のナビゲーション装置によって構成され、VICSセンターから配信される渋滞や交通規制などの道路交通情報やETC割引情報提供サーバ303から提供されるETC割引情報を取得する。なお、VICSは登録商標である。
また、通信I/F413は、図示しないETC車載機から、ETCの利用に関する情報を取得することとしてもよい。具体的には、たとえば、ETCの利用に関する情報は、ETCゲートの通過によって徴収される走行料金に関する情報などである。
また、GPSユニット414は、GPS衛星からの受信波や後述する各種センサ415(たとえば、角速度センサや加速度センサ、タイヤの回転数など)からの出力値を用いて、車両の現在地点(ナビゲーション装置301の現在地点)を示す情報を算出する。現在地点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図情報上の1点を特定する情報である。また、GPSユニット414は、各種センサ415からの出力値を用いて、オドメーター、速度変化量、方位変化量を出力する。これにより、急ブレーキ、急ハンドルなどの動態を解析することができる。
各種センサ415は、車速センサや加速度センサ、Gセンサ、角速度センサなどであり、その出力値は、GPSユニット414による現在地点の算出や、速度や方位の変化量の測定などに用いられる。
なお、図1に示した走行支援装置100が備える走行経路情報取得部101、割引情報取得部102、判断部103、生成部104、報知部105は、図3に示したナビゲーション装置301におけるROM402、RAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU401が所定のプログラムを実行し、ナビゲーション装置301における各部を制御することによってその機能を実現する。
すなわち、本実施例1のナビゲーション装置301は、ナビゲーション装置301における記録媒体としてのROM402に記録されているプログラムを実行することにより、図1に示した走行支援装置100が備える機能を、図2に示した手順で実行することができる。
(ETC割引情報提供サーバ303のハードウェア構成)
つぎに、図5を用いて、本実施例1にかかるETC割引情報提供サーバ303のハードウェア構成について説明する。図5は、本実施例1にかかるETC割引情報提供サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図5において、ETC割引情報提供サーバ303は、CPU501と、ROM502と、RAM503と、磁気ディスクドライブ504と、磁気ディスク505と、光ディスクドライブ506と、光ディスク507と、音声I/F(インターフェース)508と、スピーカ509と、入力デバイス510と、映像I/F511と、ディスプレイ512と、通信I/F513と、を備えている。また、各構成部501〜513はバス520によってそれぞれ接続されている。
まず、CPU501は、ETC割引情報提供サーバ303の全体の制御を司る。ROM502は、ブートプログラム、通信プログラムなどのプログラムを記録している。また、RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。
磁気ディスクドライブ504は、CPU501の制御にしたがって磁気ディスク505に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク505は、磁気ディスクドライブ504の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク505としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
また、光ディスクドライブ506は、CPU501の制御にしたがって光ディスク507に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク507は、光ディスクドライブ506の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク507は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク507のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
磁気ディスク505、光ディスク507に記録される情報の他の一例として、ETC割引情報が挙げられる。ETC割引情報は、たとえば、有料道路の利用に関して、距離や日時や路線に応じた割引制度に関する情報で、具体的には、早朝夜間割引、深夜割引、通勤割引、東京湾アクアライン割引、マイレージサービス、大口・多頻度割引などがある。
より具体的には、たとえば、ETC割引情報は、期間や日時や路線などと関連づいた、有料道路の走行料金の割引率あるいは割引料金などを含む情報である。このETC割引情報は、たとえば、後述する入力デバイス510によって入力されたり、通信I/F513を介して取得したりしてもよい。
また、音声I/F508は、音声出力用のスピーカ509に接続され、スピーカ509からは音声が出力される。
また、入力デバイス510は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。
また、映像I/F511は、ディスプレイ512と接続される。映像I/F511は、具体的には、たとえば、ディスプレイ512全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ512を表示制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ512には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ512は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
また、通信I/F513は、無線を介してネットワークに接続され、ETC割引情報提供サーバ303とCPU501とのインターフェースとして機能する。通信I/F513は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU501とのインターフェースとしても機能する。
通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F513は、たとえば、FMチューナー、およびその他無線装置によって構成されナビゲーション装置301から送信される走行経路情報などを取得することとしてもよい。
(ナビゲーション装置301の処理の内容)
つぎに、図6を用いて、本実施例1にかかるナビゲーション装置301の処理の内容について説明する。図6は、本実施例1にかかるナビゲーション装置の処理の内容を示すフローチャートである。図6のフローチャートにおいて、まず、CPU401によって、経路探索を開始したか否かを判断する(ステップS601)。経路探索の開始は、たとえば、利用者が入力デバイス410を操作して、目的地点や立ち寄り地点などの条件を入力することによって開始されることとしてもよい。
ステップS601において、経路探索を開始するのを待って、開始した場合(ステップS601:Yes)は、CPU401によって、ETC割引情報取得処理を実行する(ステップS602)。ETC割引情報取得処理の詳細は図7を用いて説明するが、ETC割引情報の取得は、たとえば、磁気ディスク405や光ディスク407などの記録媒体に記録されたETC割引情報を読み込んだり、ETC割引情報提供サーバ303から受信したりしてもよい。
つぎに、CPU401によって、ステップS601において開始した経路探索において探索された経路候補が、有料道路を含む経路候補か否かを判断する(ステップS603)。具体的には、たとえば、有料道路は、ETCゲートを通過することによって進入および退出可能な道路であり、ETC車載機を介して走行料金を支払うことができる道路である。
ステップS603において、有料道路を含む経路候補である場合(ステップS603:Yes)は、CPU401によって、ステップS602において取得されたETC割引情報を参照して、ステップS603において経路候補に含まれると判断された有料道路が、ETC割引の適用対象か否かを判断する(ステップS604)。ETC割引の適用対象に関する判断は、たとえば、経路候補に含まれる有料道路を走行する場合の路線や走行距離や走行日時などがETC割引情報における路線や走行距離や走行日時などの条件に適合するか否かを判断する。
また、ステップS603において、有料道路を含む経路候補でない場合(ステップS603:No)は、ステップS607に移行して、ディスプレイ412やスピーカ409などによって、ステップS601において探索された経路候補に関する経路情報を出力し(ステップS607)、一連の処理を終了する。なお、経路情報については後述する。
ステップS604において、ETC割引の適用対象である場合(ステップS604:Yes)は、CPU401によって、ステップS601において探索された経路候補の有料道路について、ETC割引情報を用いて、ETC割引適用時の走行料金を算出する(ステップS605)。
ETC割引適用時の走行料金は、たとえば、ステップS601において探索された経路候補が、ETC割引が適用される区間の走行料金と、ETC割引が適用されない区間の走行料金とをあわせた料金でもよい。また、ETC割引が適用される場合と、ETC割引が適用されない場合の両方をあわせて算出することとしてもよい。
また、ステップS604において、ETC割引の適用対象でない場合(ステップS604:No)は、CPU401によって、ステップS601において探索された経路候補の有料道路について、通常走行時の走行料金を算出する(ステップS606)。
そして、ディスプレイ412やスピーカ409などによって、ステップS601において探索された経路候補に関する経路情報を出力し(ステップS607)、一連の処理を終了する。
ここで、経路情報は、たとえば、ステップS601において探索された経路候補における誘導経路、道路種別、走行距離、所要時間、走行料金、走行時間帯などを含む情報である。具体的には、たとえば、経路情報は、音声、地図上の図形、文章、効果音などを用いて出力されることとなる。
また、図6のフローチャートでは説明を省略したが、ステップS601において、複数の経路候補を探索した場合、すべての経路候補について、以降のステップS602〜ステップS607の処理をおこなうこととしてもよい。このようにすれば、利用者は、複数の経路候補に関する経路情報の出力を確認することで、自身に最適な経路を選択することができる。
なお、ステップS601における経路探索の開始は、たとえば、車両300に乗車してからに限ることなく、事前に目的地点や立ち寄り地点などの条件を入力する場合に開始することとしてもよい。このように事前に経路探索をおこなう際にETC割引情報を利用することで、利用者は、最適なドライブプランの立案をおこなうことができる。
具体的には、たとえば、ドライブプランの立案は、週末に出発する場合に、出発日における24時間内の走行料金比較をおこなうことで、深夜の安い時間帯や、ETC割引の適用を受けるために遠回りする経路を選択することとしてもよい。
また、ドライブプランの立案は、たとえば、目的地点へ出発する時期を決定する場合に、不特定の期間に対してキャンペーンなどのETC割引の適用を受けるようにプランおよび経路を設定してもよい。このようにドライブプランを立案することで、利用者は、様々な時間帯の中で走行料金や到達時刻を比較しつつ最適なドライブプランを立案できる。
また、通勤用車両や通学用車両や営業用車両などにおけるドライブプランは、それぞれが時間帯割引などのETC割引を常に適用されるように設定することとしてもよい。このようにすれば、利用者は、ETC割引を意識することなく、最大限にETC割引の恩恵を受けることができる。
また、図6のフローチャートでは、ステップS601およびステップS602において、経路探索を開始してからETC割引情報取得処理をおこなう構成としたが、ETC割引情報取得処理の後に経路探索を開始することとしてもよい。具体的には、たとえば、ナビゲーション装置301の動作が開始されるとETC割引情報取得処理を実行して、その後経路探索を開始するのを待つこととしてもよい。
さらに、ETC割引情報取得処理は経路走行中におこなってもよい。この場合、経路を走行中にDSRCなどによって新たなETC割引情報を取得すると、新たなETC割引情報を用いて経路探索をおこなうこととしてもよく、リアルタイムにETC割引情報を取得することで、利用者に、最適な経路情報を提供することができる。
具体的には、たとえば、利用者に対する経路情報の提供は、新たなETC割引情報によって、有料道路を走行中にETC割引の適用対象となる時間帯になった旨のETC割引情報を取得すると、現在走行中の有料道路が割引対象となったことを利用者に知らせてもよい。
また、利用者に対する経路情報の提供は、たとえば、有料道路の入口手前でETC割引の適用対象となる時間帯が近い旨のETC割引情報を取得すると、「○×分後に有料道路に進入すると○○○円分、走行料金が安くなります。」という音声出力をおこなってもよい。
また、利用者に対する経路情報の提供は、たとえば、有料道路におけるSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)などにおいて有料道路の出口手前でETC割引の適用対象となる時間帯が近い旨のETC割引情報を取得すると、「今、有料道路を出ると割引の適用対象となりません。後○×分お待ちください。」という音声出力をおこなってもよい。
つづいて、図7を用いて、本実施例1にかかるナビゲーション装置301におけるETC割引情報取得処理(図6のステップS602)について説明する。図7は、本実施例1にかかるナビゲーション装置におけるETC割引情報取得処理(図6のステップS602)を示すフローチャートである。図7のフローチャートにおいて、まず、通信I/F413によって、基地局302を介してETC割引情報提供サーバ303に接続する(ステップS701)。
つぎに、CPU401によって、ステップS701において接続されたETC割引情報提供サーバ303に最新のETC割引情報があるか否かを判断する(ステップS702)。最新のETC割引情報は、たとえば、磁気ディスク405や光ディスク407などの記録媒体に記録されたETC割引情報よりも新しいETC割引情報があるか否かを判断したり、キャンペーン期間のETC割引情報があるか否かを判断することとしてもよい。
ステップS702において、最新のETC割引情報があった場合(ステップS702:Yes)は、通信I/F413によって、ETC割引情報提供サーバ303から基地局302を介して、最新のETC割引情報を受信する(ステップS703)。
最新のETC割引情報の受信は、たとえば、ステップS702において、最新のETC割引情報があった場合(ステップS702:Yes)に、ETC割引情報提供サーバ303に対して取得要求をおこなうことによって受信する構成でもよい。
また、ステップS703において受信する最新のETC割引情報は、たとえば、図6におけるステップS601において探索された経路候補に関する情報でもよい。その場合、ステップS702において、経路候補に適用可能な最新のETC割引情報があるかないか判断し、あった場合に最新のETC割引情報を受信する構成とすればよい。このようにすれば、経路候補以外のETC割引情報の送受信をおこなわないこととなるため、通信負荷の軽減を図ることができる。
つぎに、CPU401の制御にしたがい、磁気ディスクドライブ404や光ディスクドライブ406などのドライブによって、ステップS703において受信された最新のETC割引情報を磁気ディスク405や光ディスク407などの記録媒体に記録する(ステップS704)。
そして、CPU401の制御にしたがい、磁気ディスクドライブ404や光ディスクドライブ406などのドライブによって、磁気ディスク405や光ディスク407などの記録媒体に記録されたETC割引情報を読み出し(ステップS705)、図6におけるステップS602のETC割引情報取得処理を終了して、ステップS603へ移行する。
また、ステップS702において、最新のETC割引情報がなかった場合(ステップS702:No)は、ステップS705へ移行し、CPU401の制御にしたがい、磁気ディスクドライブ404や光ディスクドライブ406などのドライブによって、磁気ディスク405や光ディスク407などの記録媒体に既に記録されているETC割引情報を読み出し(ステップS705)、図6におけるステップS602のETC割引情報取得処理を終了して、ステップS603へ移行する。
以上説明したように、本実施例1にかかるナビゲーション装置は、スピーカやディスプレイによって、経路情報を利用者に知らせることができるため、利用者は、ETC割引の適用について的確かつ容易に認識することができる。
また、本実施例1にかかるナビゲーション装置によれば、ETC割引を適用した場合とそうでない場合を比較して走行経路を選択できるため、利用者は、最適な走行経路を選択することができる。
また、本実施例1にかかるナビゲーション装置によれば、ETC割引の適用を受けるように経路情報を出力するため、利用者は、適切にETC割引の適用を受けることができる。
つぎに、本発明の実施例2について説明する。本実施例2では、前述の実施例1で説明したナビゲーション装置301によるETC割引の適用対象となるか否かの判断を、ETC割引情報提供サーバ303でおこなう場合について説明する。すなわち、本実施例2では、ETC割引情報提供サーバ303によって、本発明の走行支援装置を実施した場合の一例について説明する。
なお、本実施例2にかかるETC割引情報提供サーバ303を利用したシステムの構成については図3、ナビゲーション装置301の機能的構成については図4、ETC割引情報提供サーバ303の機能的構成については図5とそれぞれほぼ同様であるため、実施例1と異なる構成についてのみ説明する。
(システムの概要)
まず、図3を用いて、本実施例2にかかるETC割引情報提供サーバ303を利用したシステムについて説明する。本実施例2にかかるETC割引情報提供サーバ303を利用したシステムでは、ナビゲーション装置301は、ETC割引情報を取得するために、基地局302を介して、ETC割引情報提供サーバ303に走行経路情報を送信する。
走行経路情報は、たとえば、車両300の走行経路に関する情報で、過去、現在、未来のいずれの走行経路に関する情報でもよい。具体的には、たとえば、走行経路情報は、事前にドライブプランを立案する場合、出発日時や出発地点や目的地点を含む情報でもよい。また、走行経路情報は、たとえば、現在走行中であれば、道路種別や現在地点や進行方向や時刻や目的地点などを含む情報でもよい。さらに、走行経路情報は、たとえば、これまでに走行した走行経路の履歴を含む情報でもよく、走行経路の履歴によって、走行距離や大口割引などに対するETC割引の適用を判断できる。
そして、ETC割引情報提供サーバ303は、ナビゲーション装置301から受信した走行経路情報を用いて、図示しない記録媒体に記録されたETC割引情報におけるETC割引の適用対象となるか否かを判断する。
そして、ETC割引情報提供サーバ303は、ETC割引の適用の判断結果を、基地局302を介して、ナビゲーション装置301に送信することとなる。ここで、判断結果は、たとえば、車両300に対してETC割引が適用される場合は、当該ETC割引情報であってもよく、割引される場合の経路情報を含むこととしてもよい。
(ナビゲーション装置301のハードウェア構成)
つぎに、図4を用いて、本実施例2にかかるナビゲーション装置301のハードウェア構成について説明する。本実施例2にかかるナビゲーション装置301は、磁気ディスク405、光ディスク407にETC割引情報を記録する代わりに、ETC割引情報提供サーバ303から送信されるETC割引の適用の判断結果を記録する。
ETC割引の適用の判断結果の記録は、たとえば、一時的に記録するバッファ領域に記録することとしてもよく、記録された判断結果は、スピーカ409やディスプレイ412などによって出力され、利用者に報知される構成である。
このようにすれば、磁気ディスク405、光ディスク407などの記録媒体の容量を節約することができ、ETC割引の適用の判断をおこなう必要がないため、CPU401などハードウェア資源の有効活用を図ることができる。
また、通信I/F413によって、走行経路情報をETC割引情報提供サーバ303に送信することによって、走行経路に適したETC割引情報を取得する構成である。このような構成によれば、ナビゲーション装置301とETC割引情報提供サーバ303との間の通信量を低減させることができる。
(ETC割引情報提供サーバ303のハードウェア構成)
つぎに、図5を用いて、本実施例2にかかるETC割引情報提供サーバ303のハードウェア構成について説明する。本実施例2にかかるETC割引情報提供サーバ303は、通信I/F513によって、ナビゲーション装置301から走行経路情報を受信する構成である。
そして、CPU501によって、磁気ディスク505、光ディスク507に記録されたETC割引情報の適用について判断して、判断結果を基地局302を介してナビゲーション装置301に送信する。
また、磁気ディスク505、光ディスク507などの記録媒体には、地図情報が記録されていてもよく、CPU501は、地図情報を用いて、車両300がETC割引の適用対象となるように経路探索や経路誘導をおこなうこととしてもよい。
(ETC割引情報提供サーバ303の処理の内容)
ここで、図8を用いて、本実施例2にかかるETC割引情報提供サーバ303の処理の内容について説明する。図8は、本実施例2にかかるETC割引情報提供サーバの処理の内容を示すフローチャートである。図8のフローチャートにおいて、まず、通信I/F513によって、ナビゲーション装置301から、車両300の走行経路情報を受信したか否かを判断する(ステップS801)。
ステップS801において、走行経路情報を受信するのを待って、受信した場合(ステップS801:Yes)は、CPU501の制御にしたがい、磁気ディスクドライブ504や光ディスクドライブ506などのドライブによって、磁気ディスク505や光ディスク507などの記録媒体に記録されているETC割引情報を読み出す(ステップS802)。
そして、CPU501によって、ステップS801において受信された走行経路情報における走行経路が、ステップS802において読み出されたETC割引情報におけるETC割引の適用対象となるか否かを判断する(ステップS803)。
ステップS803において、ETC割引の適用対象となった場合(ステップS803:Yes)は、通信I/F513によって、ナビゲーション装置301に対してステップS803において適用対象となったETC割引情報を送信して(ステップS804)、一連の処理を終了する。
なお、ステップS804におけるETC割引情報の送信は、たとえば、車両300がETC割引の適用対象となるように経路探索や経路誘導をおこなうための経路情報とあわせて送信することとしてもよい。具体的には、たとえば、図6のフローチャートで説明した実施例1の経路情報などを生成して送信することとしてもよい。
また、ステップS803において、ETC割引の適用対象とならなかった場合(ステップS803:No)は、そのまま一連の処理を終了する。なお、図8のフローチャートでは説明を省略したが、ETC割引の適用対象とならなかった場合(ステップS803:No)は、その旨を利用者に報知するための適用対象外情報をナビゲーション装置301に送信する構成でもよい。
以上説明したように、本実施例2にかかるETC割引情報提供サーバは、ナビゲーション装置から送信される走行経路情報によって、車両がETC割引の適用対象となるか否かを判断できるため、ナビゲーション装置の処理の簡略化を図ることができる。
つぎに、本発明の実施例3について説明する。本実施例3では前述の実施例1あるいは実施例2で説明したナビゲーション装置301あるいはETC割引情報提供サーバ303において、ETC割引の適用の可能性がある場合に、経路情報を出力する場合について説明する。
本実施例3にかかるナビゲーション装置301およびETC割引情報提供サーバ303を利用したシステムの構成については実施例1あるいは実施例2で説明した図3、ナビゲーション装置301およびETC割引情報提供サーバ303の機能的構成については実施例1あるいは実施例2で説明した図4、図5とほぼ同様であるため、説明を省略する。なお、本実施例3の説明では、ナビゲーション装置301で処理をおこなう場合について説明する。
(ナビゲーション装置301の処理の内容)
ここで、図9を用いて、本実施例3にかかるナビゲーション装置301の処理の内容について説明する。図9は、本実施例3にかかるナビゲーション装置の処理の内容を示すフローチャートである。図9のフローチャートにおいて、まず、CPU401によって、車両300の周辺に有料道路があるか否かを判断する(ステップS901)。周辺に有料道路があるか否かの判断は、たとえば、GPSユニット414によって取得される車両300の現在地点と、地図情報とを用いておこなうこととしてもよく、現在地点から所定の範囲内に有料道路が存在するか否かを判断する。
ステップS901において、周辺に有料道路があると判断されるのを待って、有料道路があった場合(ステップS901:Yes)は、ETC割引情報を取得する(ステップS902)。ETC割引情報の取得は、たとえば、磁気ディスクドライブ404や光ディスクドライブ406などのドライブによって、磁気ディスク405や光ディスク407などの記録媒体に記録されているETC割引情報を読み出すこととしてもよいし、通信I/F413によって、ETC割引情報提供サーバ303から受信する構成でもよい。
つぎに、CPU401によって、車両300の走行経路情報を取得する(ステップS903)。具体的には、たとえば、走行経路情報は、事前にドライブプランを立案する場合、出発日時や出発地点や目的地点を含む情報でもよい。また、走行経路情報は、たとえば、現在走行中であれば、道路種別や現在地点や進行方向や時刻や目的地点などを含む情報でもよい。さらに、走行経路情報は、たとえば、これまでに走行した走行経路の履歴を含む情報でもよく、走行経路の履歴によって、走行距離や大口割引などに対するETC割引の適用を判断できる。
そして、CPU401によって、ステップS902において取得されたETC割引情報およびステップS903において取得された走行経路情報を参照して、車両300についてETC割引の適用の可能性があるか否かを判断する(ステップS904)。
ETC割引の適用の可能性は、たとえば、ETC割引の適用を受けるための条件が達成可能である場合に適用の可能性があるということである。具体的には、たとえば、周辺の有料道路がETC割引が適用される時間帯あるいはもうすぐ適用される時間帯になる場合や、所定の距離だけ走行距離を延長(短縮)することによってETC割引が適用される場合などである。
ステップS904において、ETC割引の適用の可能性がある場合(ステップS904:Yes)は、CPU401によって、ETC割引適用時の経路情報を生成する(ステップS905)。
また、ステップS904において、ETC割引の適用の可能性がない場合(ステップS904:No)は、そのまま一連の処理を終了する。
そして、スピーカ409やディスプレイ412によって、ステップS905において生成されたETC割引適用時の経路情報を出力し(ステップS906)、一連の処理を終了する。
ETC割引適用時の経路情報は、たとえば、ETC割引が適用された場合の誘導経路、道路種別、走行距離、所要時間、走行料金、走行時間帯などを含む情報であり、ETC割引を適用するための走行条件を含む情報であってもよい。
具体的には、たとえば、経路情報の出力は、有料道路の入口手前でETC割引の適用対象となる時間帯が近い場合、「○×分後に有料道路に進入すると○○○円分、走行料金が安くなります。」という音声出力であってもよい。
また、経路情報の出力は、たとえば、有料道路におけるSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)などにおいて有料道路の出口手前でETC割引の適用対象となる時間帯が近い場合、「今、有料道路を出ると割引の適用対象となりません。後○×分お待ちください。」という音声出力であってもよい。
また、経路情報の出力は、有料道路の通過時間帯に制限がある場合は、「このまま走行するとETC割引の適用が受けられません。時速○×km/hで走行してください。」や「PAで休憩してはいかがですか。」などの音声(表示)案内をおこなうこととしてもよい。
あるいは、ETC割引の適用を受けるための適正な走行速度を算出して、算出された走行速度に対して実際の走行速度が乖離した場合に、効果音によって報知することとしてもよい。具体的には、たとえば、効果音による報知は、適正な走行速度との乖離の大きさにしたがって効果音を変更することとしてもよい。このようにすれば、利用者は、ETC割引の適用を容易に認識することができ、積極的にETC割引の恩恵を受けることができる。
また、図9のフローチャートでは説明を省略したが、ステップS906におけるETC割引適用時の経路情報とともに、ETC割引が適用されない場合の経路情報をあわせて出力してもよい。このようにすれば、利用者は、ETC割引の程度を的確に認識することができ、最適な経路選択をおこなうことができる。
以上説明したように、本実施例3にかかるナビゲーション装置およびETC割引情報提供サーバによれば、ETC割引の適用対象となる可能性がある場合、ETC割引が適用されるように経路情報を出力できるため、利用者は、自身に最適な走行経路を選択して、ETC割引の適用を受けることができる。
なお、本実施の形態で説明した走行支援方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
この発明は、所定の情報を登録する走行支援装置、走行支援方法、走行支援プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、上述した走行支援装置、走行支援方法、走行支援プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体には限られない。
これまでに、車両などの移動体が有料道路を走行する際に走行料金を徴収するETC(Electronic Toll Collection:自動料金収受)システムの路側機が、多くの有料道路の出入口に設置されている。昨今では、ETCシステムによって徴収される走行料金については、ETC車載機を搭載した車両が通過するETCゲートと、通過する時刻に応じた割引制度(曜日別時間帯別割引)など、様々な割引制度の適用を受けることができる(たとえば、下記非特許文献1参照。)。
また近年では、カーナビゲーション装置において、上述のETCシステムを利用して、適切なナビゲーション処理をおこなうため、車両が有料道路に進入/退出した際のETCシステムの路側機から信号を受信した自車位置が、地図画像上における有料道路の出入口からずれていた場合に自車位置を補正することで、一般道路と有料道路の間の移行を正確に把握する提案がされている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2001−202009号公報
財団法人 道路システム高度化推進機構、"ETC総合情報ポータルサイト 割引情報"、[online]、[平成18年8月10日検索]、インターネット<http://go−etc.jp/waribiki/waribiki.html>
しかしながら、上述した従来技術では、ETCシステムにおける割引制度を考慮したナビゲーション処理ができないため、利用者は、ナビゲーション処理によって誘導される誘導経路にしたがって有料道路を走行する場合、割引制度が適用されるか否かについては、走行料金が徴収された後でなければ確認することができなかった。特に、走行中に、一時的なキャンペーンによる割引制度などの最新の割引制度について確認することは極めて困難である。
すなわち、利用者は、割引制度を意識することなく、誘導経路にしたがって車両を走行させるため、積極的に割引制度の恩恵を受けることができないという問題が一例として挙げられる。一方、偶然にして割引制度の適用を受けた場合であっても、利用者は、同様の経路で再び割引制度の適用を受けることが困難であるという問題が一例として挙げられる。
また、あらかじめインターネットなどで割引制度の内容を確認してから、割引制度を適用する経路を走行する場合、利用者には、複雑な割引制度を確認する労力および負担がかかってしまう。
すなわち、利用者は、割引制度の適用を受けるため、あらかじめ割引制度を調べなければならず、時間を浪費してしまうという問題が一例として挙げられる。また、複雑な割引制度を調べた場合であっても、利用者は、忘却や間違いなどによって、結局、割引制度の適用が受けられないという問題が一例として挙げられる。
さらに、割引制度を考慮したナビゲーション処理ができないため、走行経路の周辺に割引制度が適用される有料道路が存在しても、利用者は、割引前の走行料金であるがために有料道路を走行しない場合がある。すなわち、利用者は、割引制度の内容を認識していないため、最適なドライブプランが選択できないという問題が一例として挙げられる。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる走行支援装置は、移動体の走行経路に関する走行経路情報を取得する走行経路情報取得手段と、前記走行経路情報取得手段によって取得された走行経路情報を出力する出力手段と、前記移動体の現在地点に関する現在地点情報を取得する現在地点情報取得手段と、有料道路の走行料金の割引制度に関する割引情報を取得する割引情報取得手段と、前記移動体の現在位置が、前記割引制度の適用を受けることが可能な地点であるか否かを判断する判断手段と、を備え、前記走行経路情報取得手段は、前記判断手段によって前記割引制度の適用を受けることが可能な地点であると判断された場合、当該割引制度の適用を受けることを可能とする走行経路情報を取得し、前記出力手段は、前記割引制度の適用を受けることを可能とする走行経路情報とともに前記割引制度が適用されない走行経路情報をあわせて出力することを特徴とする。
また、請求項3の発明にかかる走行支援方法は、移動体の走行経路に関する走行経路情報を取得する走行経路情報取得工程と、前記走行経路情報取得工程によって取得された走行経路情報を出力する出力工程と、前記移動体の現在地点に関する現在地点情報を取得する現在地点情報取得工程と、有料道路の走行料金の割引制度に関する割引情報を取得する割引情報取得工程と、前記移動体の現在位置が、前記割引制度の適用を受けることが可能な地点であるか否かを判断する判断工程と、を含み、前記走行経路情報取得工程では、前記判断手段によって前記割引制度の適用を受けることが可能な地点であると判断された場合、当該割引制度の適用を受けることを可能とする走行経路情報を取得し、前記出力工程では、前記割引制度の適用を受けることを可能とする走行経路情報とともに前記割引制度が適用されない走行経路情報を出力することを特徴とする。
また、請求項4の発明にかかる走行支援プログラムは、請求項3に記載の走行支援方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項5の発明にかかるコンピュータに読み取り可能な記録媒体は、請求項4に記載の走行支援プログラムを記録したことを特徴とする。
本実施の形態にかかる走行支援装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態にかかる走行支援装置の処理の内容を示すフローチャートである。 本実施例1にかかるナビゲーション装置を利用したシステムの概要を示す説明図である。 本実施例1にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本実施例1にかかるETC割引情報提供サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本実施例1にかかるナビゲーション装置の処理の内容を示すフローチャートである。 本実施例1にかかるナビゲーション装置におけるETC割引情報取得処理(図6のステップS602)を示すフローチャートである。 本実施例2にかかるETC割引情報提供サーバの処理の内容を示すフローチャートである。 本実施例3にかかるナビゲーション装置の処理の内容を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる走行支援装置、走行支援方法、走行支援プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(走行支援装置の機能的構成)
図1を用いて、本実施の形態にかかる走行支援装置の機能的構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる走行支援装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図1において、走行支援装置100は、走行経路情報取得部101と、割引情報取得部102と、判断部103と、生成部104と、報知部105と、から構成されている。
走行経路情報取得部101は、移動体の走行経路に関する走行経路情報を取得する。走行経路情報は、たとえば、移動体が走行経路を走行する日時に関する日時情報や走行経路を走行している移動体の現在地点に関する現在地点情報や移動体の目的地点に関する目的地点情報などを含む情報である。
また、走行経路情報は、たとえば、移動体が過去に走行した走行経路に関する情報や、あらかじめ関連づけられた複数の移動体の走行経路に関する情報を含むこととしてもよく、後述する判断部103による割引制度の適用についての判断材料となる情報である。
また、走行経路情報の取得は、たとえば、移動体が走行中に取得することとしてもよいし、移動体が走行する前にあらかじめ取得することとしてもよい。
割引情報取得部102は、所定の記録媒体から、有料道路の走行料金の割引制度に関する割引情報を取得する。割引制度は、たとえば、有料道路の利用に関して、走行距離、走行日時、走行路線、大口契約、多頻度利用などの条件に適合した場合に走行料金の割引が適用される制度である。
また、所定の記録媒体は、たとえば、走行支援装置100が備える構成でもよいし、割引情報を提供する機器が備える構成としてもよい。割引情報を提供する機器は、たとえば、走行支援装置100に対して情報の送受信が可能な外部サーバなどでもよい。すなわち、割引情報の取得は、たとえば、走行支援装置100が備える記録媒体に記録された割引情報を読み込んだり、外部サーバから受信したりすることとしてもよい。このように、外部サーバから割引情報を受信すれば、割引情報に変更があった場合でも、常に最新の割引情報を取得することができる。
判断部103は、走行経路情報取得部101によって取得された走行経路情報における走行経路について、割引情報取得部102によって取得された割引情報における割引制度の適用対象となるか否かを判断する。
具体的には、たとえば、判断部103は、走行経路を走行する日時が、割引制度の適用対象となるか否かを判断する。また、判断部103は、たとえば、移動体の現在地点が、割引制度の適用対象となる地点であるか否かを判断する。また、判断部103は、目的地点までの走行経路の中に、割引制度の適用対象となる区間があるか否かを判断することとしてもよい。
生成部104は、判断部103によって判断された判断結果に基づいて、移動体の走行を支援する走行支援情報を生成する。走行支援情報は、たとえば、移動体の走行について、割引制度の適用対象となるような情報である。
具体的には、たとえば、走行支援情報は、移動体の走行について、割引制度の適用対象となるための走行条件に関する走行条件情報を含む情報である。より具体的には、たとえば、走行支援情報は、移動体の走行について、割引制度の適用対象となるための誘導経路に関する誘導経路情報や、移動体の走行について、割引制度の適用対象となった場合にかかる走行料金および所要時間のうち少なくともいずれか一つを含む情報である。
報知部105は、生成部104によって生成された走行支援情報を、移動体の利用者に報知する。走行支援情報の報知は、たとえば、走行支援情報に関する映像データや音声データを用いて、表示出力や音声出力などによっておこなうこととしてもよい。
なお、上述した走行支援装置100は、移動体に設置されていても、図示しない外部サーバなどに設置されていてもよい。外部サーバに設置される場合、走行経路情報の取得は、たとえば、移動体から通信などによって取得する。そして、走行支援情報の報知は、たとえば、移動体に対して送信することによって、移動体の利用者に報知することとしてもよい。
(走行支援装置の処理の内容)
つぎに、本実施の形態にかかる走行支援装置100の処理の内容について説明する。図2は、本実施の形態にかかる走行支援装置の処理の内容を示すフローチャートである。図2のフローチャートにおいて、まず、走行経路情報取得部101によって、移動体の走行経路に関する走行経路情報を取得したか否かを判断する(ステップS201)。
ステップS201において、走行経路情報を取得するのを待って、取得した場合(ステップS201:Yes)は、割引情報取得部102によって、所定の記録媒体から、有料道路の走行料金の割引制度に関する割引情報を取得する(ステップS202)。
なお、図2のフローチャートでは、走行経路情報を取得してから割引情報を取得する構成としているが、逆の順序でもよく、割引情報を取得してから走行経路情報を取得することとしてもよい。
つぎに、判断部103によって、割引制度の適用に関する判断をおこなう(ステップS203)。具体的には、たとえば、割引に関する判断は、ステップS201において取得された走行経路情報における走行経路について、ステップS202において取得された割引情報における割引制度の適用対象となるか否かを判断する。
そして、生成部104によって、ステップS203において判断された判断結果に基づいて、移動体の走行を支援する走行支援情報を生成する(ステップS204)。走行支援情報は、たとえば、移動体の走行について、割引制度の適用対象となるような情報である。
つぎに、報知部105によって、ステップS204において生成された走行支援情報を、移動体の利用者に報知して(ステップS205)、一連の処理を終了する。走行支援情報の報知は、たとえば、走行支援情報に関する映像データや音声データを用いて、表示出力や音声出力などによっておこなうこととしてもよい。
なお、本発明の走行支援装置、走行支援方法、走行支援プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体は、図1に示した走行支援装置100によって、その機能を実現することとしたが、走行支援装置100に限ることはなく、図1に示す機能部を備える構成とすれば、複数の装置であってもよい。各機能部を異なる装置として接続する場合、装置間の接続は、たとえば、有線、無線を問わず、Bluetooth(登録商標)などによって通信をおこなって接続することとしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態にかかる走行支援装置、走行支援方法、走行支援プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体によれば、割引制度の適用に関する判断をおこなって、走行支援情報を報知することができるため、利用者は、割引制度の適用の有無を容易に把握することができる。
また、所定の記録媒体から最新の割引情報を取得して、割引制度の適用に関する判断をおこなうため、利用者は、複雑な割引制度をあらかじめ調べておかなくても、的確に割引制度を認識することができる。
さらに、割引制度の適用対象となるように走行支援情報を報知するため、利用者は、報知された走行支援情報を確認することによって、適切に割引制度の恩恵について判断し、最適な走行経路を走行することができる。
以下に、本発明の実施例について説明する。本実施例1では、たとえば、車両(四輪車、二輪車を含む)などの移動体に搭載されるナビゲーション装置によって、本発明の走行支援装置を実施した場合の一例について説明する。
(システムの概要)
図3を用いて、本実施例1にかかるナビゲーション装置を利用したシステムの概要について説明する。図3は、本実施例1にかかるナビゲーション装置を利用したシステムの概要を示す説明図である。
図3において、ナビゲーション装置を利用したシステムは、車両300と、基地局302と、ETC割引情報提供サーバ303と、から構成されている。
車両300は、図示しないETC車載機と、ナビゲーション装置301とを搭載している。ETC車載機は、ETCシステムの路側機と通信をおこなう。具体的には、たとえば、ETC車載機によって、利用者は、車両300がETCゲートを通過して有料道路を走行する際の走行料金を徴収されることとなる。
ナビゲーション装置301は、ETCの割引制度に関するETC割引情報を、所定の記録媒体に記録したり、ETC割引情報を提供するETC割引情報提供サーバ303から受信したりする。なお、本実施例1では、車両300は、ETC車載機と、ナビゲーション装置301とを搭載することとして説明するが、双方の機能を兼ね備えた一体型の装置を搭載することとしてもよい。
また、ナビゲーション装置301は、所定のナビゲーション処理によって車両300を誘導する。ナビゲーション装置301は、たとえば、所定のナビゲーション処理によって車両300の現在地点や目的地点などを案内する。また、処理の詳細は図6〜図9を用いて説明するが、ナビゲーション装置301は、たとえば、ETC割引情報を用いて、所定のナビゲーション処理をおこなうこととしてもよい。
基地局302は、ナビゲーション装置301と、ETC割引情報提供サーバ303との間の通信を制御する。具体的には、たとえば、通信は、ナビゲーション装置301からETC割引情報提供サーバ303への走行経路情報の送信や、ETC割引情報提供サーバ303からナビゲーション装置301へのETC割引情報の送信などである。
ETC割引情報提供サーバ303は、ETCの割引制度に関するETC割引情報を図示しない記録媒体に記録している。ETCの割引制度は、たとえば、有料道路の利用に関して、距離や日時や路線に応じた割引制度で、具体的には、早朝夜間割引、深夜割引、通勤割引、東京湾アクアライン割引、マイレージサービス、大口・多頻度割引などがある。
また、ETC割引情報提供サーバ303は、基地局302を介してナビゲーション装置301にETC割引情報を提供する。具体的には、たとえば、ETC割引情報の提供は、DSRC(Dedicated Short Range Communication)やインターネットなどを用いた通信によっておこなうこととしてもよい。
このように、ETC割引情報提供サーバ303からナビゲーション装置301にETC割引情報を提供することで、ナビゲーション装置301は、キャンペーンなどの一時的な割引情報や最新の割引情報などをリアルタイムに取得することができる。
(ナビゲーション装置301のハードウェア構成)
つぎに、図4を用いて、本実施例1にかかるナビゲーション装置301のハードウェア構成について説明する。図4は、本実施例1にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4において、ナビゲーション装置301は、車両300などの移動体に搭載されており、CPU401と、ROM402と、RAM403と、磁気ディスクドライブ404と、磁気ディスク405と、光ディスクドライブ406と、光ディスク407と、音声I/F(インターフェース)408と、スピーカ409と、入力デバイス410と、映像I/F411と、ディスプレイ412と、通信I/F413と、GPSユニット414と、各種センサ415と、を備えている。また、各構成部401〜415はバス420によってそれぞれ接続されている。
まず、CPU401は、ナビゲーション装置301の全体の制御を司る。ROM402は、ブートプログラム、経路探索プログラム、経路誘導プログラム、音声生成プログラム、地図情報表示プログラムなどのプログラムを記録している。また、RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。
ここで、経路探索プログラムは、地図情報やETC割引情報などを利用して、出発地点から目的地点までの最適な経路を探索させる。地図情報やETC割引情報は、たとえば、後述する光ディスク407に記録されていたり、通信I/F413を介して受信したりする構成でもよい。
ここで、最適な経路とは、目的地点までの最短(あるいは最速)経路や走行料金の安価な経路や利用者が指定した条件に最も合致する経路などである。経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路は、CPU401を介して音声I/F408や映像I/F411へ出力される。
また、経路誘導プログラムは、経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路情報、通信I/F413によって取得されたナビゲーション装置301の現在地点情報、光ディスク407から読み出された地図情報に基づいて、リアルタイムな経路誘導情報の生成をおこなわせる。経路誘導プログラムを実行することによって生成された経路誘導情報は、CPU401を介して音声I/F408や映像I/F411へ出力される。
また、音声生成プログラムは、パターンに対応したトーンと音声の情報を生成させる。すなわち、経路誘導プログラムを実行することによって生成された経路誘導情報に基づいて、案内ポイントに対応した仮想音源の設定と音声ガイダンス情報の生成をおこない、CPU401を介して音声I/F408へ出力する。
また、地図情報表示プログラムは、映像I/F411によってディスプレイ412に表示する地図情報の表示形式を決定させ、決定された表示形式によって地図情報をディスプレイ412に表示させる。
磁気ディスクドライブ404は、CPU401の制御にしたがって磁気ディスク405に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク405は、磁気ディスクドライブ404の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク405としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
また、光ディスクドライブ406は、CPU401の制御にしたがって光ディスク407に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク407は、光ディスクドライブ406の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク407は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱自在な記録媒体として、光ディスク407のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
磁気ディスク405、光ディスク407に記録される情報の他の一例として、経路探索・経路誘導などに用いる地図情報が挙げられる。地図情報は、建物、河川、地表面などの地物(フィーチャ)をあらわす背景データと、道路の形状をあらわす道路形状データとを有しており、ディスプレイ412の表示画面において2次元または3次元に描画される。ナビゲーション装置301が経路誘導中の場合は、地図情報と後述するGPSユニット414によって取得された自車の現在地点とが重ねて表示されることとなる。
道路形状データは、さらに交通条件データを有する。交通条件データには、たとえば、各ノードについて、信号や横断歩道などの有無、高速道路の出入口やジャンクションの有無、各リンクについての長さ(距離)、道幅、進行方向、道路種別(高速道路、有料道路、一般道路など)、有料道路における利用料金などの情報が含まれている。
また、交通条件データには、過去の渋滞情報を、季節・曜日・大型連休・時刻などを基準に統計処理した過去渋滞情報を記憶している。ナビゲーション装置301は、後述する通信I/F413によって受信される道路交通情報によって現在発生している渋滞の情報を得るが、過去渋滞情報により、指定した時刻における渋滞状況の予想をおこなうことが可能となる。
また、磁気ディスク405、光ディスク407には、ETC割引情報が記録されていてもよい。ETC割引情報は、たとえば、あらかじめETC割引情報を提供するETC割引情報提供サーバ303から取得したり、後述する入力デバイス410によって入力を受け付ける構成でもよい。
なお、本実施例1では地図情報やETC割引情報を磁気ディスク405、光ディスク407に記録するようにしたが、これに限るものではない。地図情報やETC割引情報は、ナビゲーション装置301のハードウェアと一体に設けられているものに限って記録されているものではなく、ナビゲーション装置301外部に設けられていてもよい。その場合、ナビゲーション装置301は、たとえば、通信I/F413を通じて、ネットワークを介して地図情報やETC割引情報を取得する。取得された地図情報やETC割引情報はRAM403などに記憶される。
また、音声I/F408は、音声出力用のスピーカ409に接続され、スピーカ409からは音声が出力される。
また、入力デバイス410は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。
また、映像I/F411は、ディスプレイ412と接続される。映像I/F411は、具体的には、たとえば、ディスプレイ412全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ412を表示制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ412には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ412は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
また、通信I/F413は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置301とCPU401とのインターフェースとして機能する。通信I/F413は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU401とのインターフェースとしても機能する。
通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F413は、たとえば、FMチューナー、VICS(Vehicle Information and Communication System)/ビーコンレシーバ、無線ナビゲーション装置、およびその他のナビゲーション装置によって構成され、VICSセンターから配信される渋滞や交通規制などの道路交通情報やETC割引情報提供サーバ303から提供されるETC割引情報を取得する。なお、VICSは登録商標である。
また、通信I/F413は、図示しないETC車載機から、ETCの利用に関する情報を取得することとしてもよい。具体的には、たとえば、ETCの利用に関する情報は、ETCゲートの通過によって徴収される走行料金に関する情報などである。
また、GPSユニット414は、GPS衛星からの受信波や後述する各種センサ415(たとえば、角速度センサや加速度センサ、タイヤの回転数など)からの出力値を用いて、車両の現在地点(ナビゲーション装置301の現在地点)を示す情報を算出する。現在地点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図情報上の1点を特定する情報である。また、GPSユニット414は、各種センサ415からの出力値を用いて、オドメーター、速度変化量、方位変化量を出力する。これにより、急ブレーキ、急ハンドルなどの動態を解析することができる。
各種センサ415は、車速センサや加速度センサ、Gセンサ、角速度センサなどであり、その出力値は、GPSユニット414による現在地点の算出や、速度や方位の変化量の測定などに用いられる。
なお、図1に示した走行支援装置100が備える走行経路情報取得部101、割引情報取得部102、判断部103、生成部104、報知部105は、図3に示したナビゲーション装置301におけるROM402、RAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU401が所定のプログラムを実行し、ナビゲーション装置301における各部を制御することによってその機能を実現する。
すなわち、本実施例1のナビゲーション装置301は、ナビゲーション装置301における記録媒体としてのROM402に記録されているプログラムを実行することにより、図1に示した走行支援装置100が備える機能を、図2に示した手順で実行することができる。
(ETC割引情報提供サーバ303のハードウェア構成)
つぎに、図5を用いて、本実施例1にかかるETC割引情報提供サーバ303のハードウェア構成について説明する。図5は、本実施例1にかかるETC割引情報提供サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図5において、ETC割引情報提供サーバ303は、CPU501と、ROM502と、RAM503と、磁気ディスクドライブ504と、磁気ディスク505と、光ディスクドライブ506と、光ディスク507と、音声I/F(インターフェース)508と、スピーカ509と、入力デバイス510と、映像I/F511と、ディスプレイ512と、通信I/F513と、を備えている。また、各構成部501〜513はバス520によってそれぞれ接続されている。
まず、CPU501は、ETC割引情報提供サーバ303の全体の制御を司る。ROM502は、ブートプログラム、通信プログラムなどのプログラムを記録している。また、RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。
磁気ディスクドライブ504は、CPU501の制御にしたがって磁気ディスク505に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク505は、磁気ディスクドライブ504の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク505としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
また、光ディスクドライブ506は、CPU501の制御にしたがって光ディスク507に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク507は、光ディスクドライブ506の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク507は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク507のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
磁気ディスク505、光ディスク507に記録される情報の他の一例として、ETC割引情報が挙げられる。ETC割引情報は、たとえば、有料道路の利用に関して、距離や日時や路線に応じた割引制度に関する情報で、具体的には、早朝夜間割引、深夜割引、通勤割引、東京湾アクアライン割引、マイレージサービス、大口・多頻度割引などがある。
より具体的には、たとえば、ETC割引情報は、期間や日時や路線などと関連づいた、有料道路の走行料金の割引率あるいは割引料金などを含む情報である。このETC割引情報は、たとえば、後述する入力デバイス510によって入力されたり、通信I/F513を介して取得したりしてもよい。
また、音声I/F508は、音声出力用のスピーカ509に接続され、スピーカ509からは音声が出力される。
また、入力デバイス510は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。
また、映像I/F511は、ディスプレイ512と接続される。映像I/F511は、具体的には、たとえば、ディスプレイ512全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ512を表示制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ512には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ512は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
また、通信I/F513は、無線を介してネットワークに接続され、ETC割引情報提供サーバ303とCPU501とのインターフェースとして機能する。通信I/F513は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU501とのインターフェースとしても機能する。
通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F513は、たとえば、FMチューナー、およびその他無線装置によって構成されナビゲーション装置301から送信される走行経路情報などを取得することとしてもよい。
(ナビゲーション装置301の処理の内容)
つぎに、図6を用いて、本実施例1にかかるナビゲーション装置301の処理の内容について説明する。図6は、本実施例1にかかるナビゲーション装置の処理の内容を示すフローチャートである。図6のフローチャートにおいて、まず、CPU401によって、経路探索を開始したか否かを判断する(ステップS601)。経路探索の開始は、たとえば、利用者が入力デバイス410を操作して、目的地点や立ち寄り地点などの条件を入力することによって開始されることとしてもよい。
ステップS601において、経路探索を開始するのを待って、開始した場合(ステップS601:Yes)は、CPU401によって、ETC割引情報取得処理を実行する(ステップS602)。ETC割引情報取得処理の詳細は図7を用いて説明するが、ETC割引情報の取得は、たとえば、磁気ディスク405や光ディスク407などの記録媒体に記録されたETC割引情報を読み込んだり、ETC割引情報提供サーバ303から受信したりしてもよい。
つぎに、CPU401によって、ステップS601において開始した経路探索において探索された経路候補が、有料道路を含む経路候補か否かを判断する(ステップS603)。具体的には、たとえば、有料道路は、ETCゲートを通過することによって進入および退出可能な道路であり、ETC車載機を介して走行料金を支払うことができる道路である。
ステップS603において、有料道路を含む経路候補である場合(ステップS603:Yes)は、CPU401によって、ステップS602において取得されたETC割引情報を参照して、ステップS603において経路候補に含まれると判断された有料道路が、ETC割引の適用対象か否かを判断する(ステップS604)。ETC割引の適用対象に関する判断は、たとえば、経路候補に含まれる有料道路を走行する場合の路線や走行距離や走行日時などがETC割引情報における路線や走行距離や走行日時などの条件に適合するか否かを判断する。
また、ステップS603において、有料道路を含む経路候補でない場合(ステップS603:No)は、ステップS607に移行して、ディスプレイ412やスピーカ409などによって、ステップS601において探索された経路候補に関する経路情報を出力し(ステップS607)、一連の処理を終了する。なお、経路情報については後述する。
ステップS604において、ETC割引の適用対象である場合(ステップS604:Yes)は、CPU401によって、ステップS601において探索された経路候補の有料道路について、ETC割引情報を用いて、ETC割引適用時の走行料金を算出する(ステップS605)。
ETC割引適用時の走行料金は、たとえば、ステップS601において探索された経路候補が、ETC割引が適用される区間の走行料金と、ETC割引が適用されない区間の走行料金とをあわせた料金でもよい。また、ETC割引が適用される場合と、ETC割引が適用されない場合の両方をあわせて算出することとしてもよい。
また、ステップS604において、ETC割引の適用対象でない場合(ステップS604:No)は、CPU401によって、ステップS601において探索された経路候補の有料道路について、通常走行時の走行料金を算出する(ステップS606)。
そして、ディスプレイ412やスピーカ409などによって、ステップS601において探索された経路候補に関する経路情報を出力し(ステップS607)、一連の処理を終了する。
ここで、経路情報は、たとえば、ステップS601において探索された経路候補における誘導経路、道路種別、走行距離、所要時間、走行料金、走行時間帯などを含む情報である。具体的には、たとえば、経路情報は、音声、地図上の図形、文章、効果音などを用いて出力されることとなる。
また、図6のフローチャートでは説明を省略したが、ステップS601において、複数の経路候補を探索した場合、すべての経路候補について、以降のステップS602〜ステップS607の処理をおこなうこととしてもよい。このようにすれば、利用者は、複数の経路候補に関する経路情報の出力を確認することで、自身に最適な経路を選択することができる。
なお、ステップS601における経路探索の開始は、たとえば、車両300に乗車してからに限ることなく、事前に目的地点や立ち寄り地点などの条件を入力する場合に開始することとしてもよい。このように事前に経路探索をおこなう際にETC割引情報を利用することで、利用者は、最適なドライブプランの立案をおこなうことができる。
具体的には、たとえば、ドライブプランの立案は、週末に出発する場合に、出発日における24時間内の走行料金比較をおこなうことで、深夜の安い時間帯や、ETC割引の適用を受けるために遠回りする経路を選択することとしてもよい。
また、ドライブプランの立案は、たとえば、目的地点へ出発する時期を決定する場合に、不特定の期間に対してキャンペーンなどのETC割引の適用を受けるようにプランおよび経路を設定してもよい。このようにドライブプランを立案することで、利用者は、様々な時間帯の中で走行料金や到達時刻を比較しつつ最適なドライブプランを立案できる。
また、通勤用車両や通学用車両や営業用車両などにおけるドライブプランは、それぞれが時間帯割引などのETC割引を常に適用されるように設定することとしてもよい。このようにすれば、利用者は、ETC割引を意識することなく、最大限にETC割引の恩恵を受けることができる。
また、図6のフローチャートでは、ステップS601およびステップS602において、経路探索を開始してからETC割引情報取得処理をおこなう構成としたが、ETC割引情報取得処理の後に経路探索を開始することとしてもよい。具体的には、たとえば、ナビゲーション装置301の動作が開始されるとETC割引情報取得処理を実行して、その後経路探索を開始するのを待つこととしてもよい。
さらに、ETC割引情報取得処理は経路走行中におこなってもよい。この場合、経路を走行中にDSRCなどによって新たなETC割引情報を取得すると、新たなETC割引情報を用いて経路探索をおこなうこととしてもよく、リアルタイムにETC割引情報を取得することで、利用者に、最適な経路情報を提供することができる。
具体的には、たとえば、利用者に対する経路情報の提供は、新たなETC割引情報によって、有料道路を走行中にETC割引の適用対象となる時間帯になった旨のETC割引情報を取得すると、現在走行中の有料道路が割引対象となったことを利用者に知らせてもよい。
また、利用者に対する経路情報の提供は、たとえば、有料道路の入口手前でETC割引の適用対象となる時間帯が近い旨のETC割引情報を取得すると、「○×分後に有料道路に進入すると○○○円分、走行料金が安くなります。」という音声出力をおこなってもよい。
また、利用者に対する経路情報の提供は、たとえば、有料道路におけるSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)などにおいて有料道路の出口手前でETC割引の適用対象となる時間帯が近い旨のETC割引情報を取得すると、「今、有料道路を出ると割引の適用対象となりません。後○×分お待ちください。」という音声出力をおこなってもよい。
つづいて、図7を用いて、本実施例1にかかるナビゲーション装置301におけるETC割引情報取得処理(図6のステップS602)について説明する。図7は、本実施例1にかかるナビゲーション装置におけるETC割引情報取得処理(図6のステップS602)を示すフローチャートである。図7のフローチャートにおいて、まず、通信I/F413によって、基地局302を介してETC割引情報提供サーバ303に接続する(ステップS701)。
つぎに、CPU401によって、ステップS701において接続されたETC割引情報提供サーバ303に最新のETC割引情報があるか否かを判断する(ステップS702)。最新のETC割引情報は、たとえば、磁気ディスク405や光ディスク407などの記録媒体に記録されたETC割引情報よりも新しいETC割引情報があるか否かを判断したり、キャンペーン期間のETC割引情報があるか否かを判断することとしてもよい。
ステップS702において、最新のETC割引情報があった場合(ステップS702:Yes)は、通信I/F413によって、ETC割引情報提供サーバ303から基地局302を介して、最新のETC割引情報を受信する(ステップS703)。
最新のETC割引情報の受信は、たとえば、ステップS702において、最新のETC割引情報があった場合(ステップS702:Yes)に、ETC割引情報提供サーバ303に対して取得要求をおこなうことによって受信する構成でもよい。
また、ステップS703において受信する最新のETC割引情報は、たとえば、図6におけるステップS601において探索された経路候補に関する情報でもよい。その場合、ステップS702において、経路候補に適用可能な最新のETC割引情報があるかないか判断し、あった場合に最新のETC割引情報を受信する構成とすればよい。このようにすれば、経路候補以外のETC割引情報の送受信をおこなわないこととなるため、通信負荷の軽減を図ることができる。
つぎに、CPU401の制御にしたがい、磁気ディスクドライブ404や光ディスクドライブ406などのドライブによって、ステップS703において受信された最新のETC割引情報を磁気ディスク405や光ディスク407などの記録媒体に記録する(ステップS704)。
そして、CPU401の制御にしたがい、磁気ディスクドライブ404や光ディスクドライブ406などのドライブによって、磁気ディスク405や光ディスク407などの記録媒体に記録されたETC割引情報を読み出し(ステップS705)、図6におけるステップS602のETC割引情報取得処理を終了して、ステップS603へ移行する。
また、ステップS702において、最新のETC割引情報がなかった場合(ステップS702:No)は、ステップS705へ移行し、CPU401の制御にしたがい、磁気ディスクドライブ404や光ディスクドライブ406などのドライブによって、磁気ディスク405や光ディスク407などの記録媒体に既に記録されているETC割引情報を読み出し(ステップS705)、図6におけるステップS602のETC割引情報取得処理を終了して、ステップS603へ移行する。
以上説明したように、本実施例1にかかるナビゲーション装置は、スピーカやディスプレイによって、経路情報を利用者に知らせることができるため、利用者は、ETC割引の適用について的確かつ容易に認識することができる。
また、本実施例1にかかるナビゲーション装置によれば、ETC割引を適用した場合とそうでない場合を比較して走行経路を選択できるため、利用者は、最適な走行経路を選択することができる。
また、本実施例1にかかるナビゲーション装置によれば、ETC割引の適用を受けるように経路情報を出力するため、利用者は、適切にETC割引の適用を受けることができる。
つぎに、本発明の実施例2について説明する。本実施例2では、前述の実施例1で説明したナビゲーション装置301によるETC割引の適用対象となるか否かの判断を、ETC割引情報提供サーバ303でおこなう場合について説明する。すなわち、本実施例2では、ETC割引情報提供サーバ303によって、本発明の走行支援装置を実施した場合の一例について説明する。
なお、本実施例2にかかるETC割引情報提供サーバ303を利用したシステムの構成については図3、ナビゲーション装置301の機能的構成については図4、ETC割引情報提供サーバ303の機能的構成については図5とそれぞれほぼ同様であるため、実施例1と異なる構成についてのみ説明する。
(システムの概要)
まず、図3を用いて、本実施例2にかかるETC割引情報提供サーバ303を利用したシステムについて説明する。本実施例2にかかるETC割引情報提供サーバ303を利用したシステムでは、ナビゲーション装置301は、ETC割引情報を取得するために、基地局302を介して、ETC割引情報提供サーバ303に走行経路情報を送信する。
走行経路情報は、たとえば、車両300の走行経路に関する情報で、過去、現在、未来のいずれの走行経路に関する情報でもよい。具体的には、たとえば、走行経路情報は、事前にドライブプランを立案する場合、出発日時や出発地点や目的地点を含む情報でもよい。また、走行経路情報は、たとえば、現在走行中であれば、道路種別や現在地点や進行方向や時刻や目的地点などを含む情報でもよい。さらに、走行経路情報は、たとえば、これまでに走行した走行経路の履歴を含む情報でもよく、走行経路の履歴によって、走行距離や大口割引などに対するETC割引の適用を判断できる。
そして、ETC割引情報提供サーバ303は、ナビゲーション装置301から受信した走行経路情報を用いて、図示しない記録媒体に記録されたETC割引情報におけるETC割引の適用対象となるか否かを判断する。
そして、ETC割引情報提供サーバ303は、ETC割引の適用の判断結果を、基地局302を介して、ナビゲーション装置301に送信することとなる。ここで、判断結果は、たとえば、車両300に対してETC割引が適用される場合は、当該ETC割引情報であってもよく、割引される場合の経路情報を含むこととしてもよい。
(ナビゲーション装置301のハードウェア構成)
つぎに、図4を用いて、本実施例2にかかるナビゲーション装置301のハードウェア構成について説明する。本実施例2にかかるナビゲーション装置301は、磁気ディスク405、光ディスク407にETC割引情報を記録する代わりに、ETC割引情報提供サーバ303から送信されるETC割引の適用の判断結果を記録する。
ETC割引の適用の判断結果の記録は、たとえば、一時的に記録するバッファ領域に記録することとしてもよく、記録された判断結果は、スピーカ409やディスプレイ412などによって出力され、利用者に報知される構成である。
このようにすれば、磁気ディスク405、光ディスク407などの記録媒体の容量を節約することができ、ETC割引の適用の判断をおこなう必要がないため、CPU401などハードウェア資源の有効活用を図ることができる。
また、通信I/F413によって、走行経路情報をETC割引情報提供サーバ303に送信することによって、走行経路に適したETC割引情報を取得する構成である。このような構成によれば、ナビゲーション装置301とETC割引情報提供サーバ303との間の通信量を低減させることができる。
(ETC割引情報提供サーバ303のハードウェア構成)
つぎに、図5を用いて、本実施例2にかかるETC割引情報提供サーバ303のハードウェア構成について説明する。本実施例2にかかるETC割引情報提供サーバ303は、通信I/F513によって、ナビゲーション装置301から走行経路情報を受信する構成である。
そして、CPU501によって、磁気ディスク505、光ディスク507に記録されたETC割引情報の適用について判断して、判断結果を基地局302を介してナビゲーション装置301に送信する。
また、磁気ディスク505、光ディスク507などの記録媒体には、地図情報が記録されていてもよく、CPU501は、地図情報を用いて、車両300がETC割引の適用対象となるように経路探索や経路誘導をおこなうこととしてもよい。
(ETC割引情報提供サーバ303の処理の内容)
ここで、図8を用いて、本実施例2にかかるETC割引情報提供サーバ303の処理の内容について説明する。図8は、本実施例2にかかるETC割引情報提供サーバの処理の内容を示すフローチャートである。図8のフローチャートにおいて、まず、通信I/F513によって、ナビゲーション装置301から、車両300の走行経路情報を受信したか否かを判断する(ステップS801)。
ステップS801において、走行経路情報を受信するのを待って、受信した場合(ステップS801:Yes)は、CPU501の制御にしたがい、磁気ディスクドライブ504や光ディスクドライブ506などのドライブによって、磁気ディスク505や光ディスク507などの記録媒体に記録されているETC割引情報を読み出す(ステップS802)。
そして、CPU501によって、ステップS801において受信された走行経路情報における走行経路が、ステップS802において読み出されたETC割引情報におけるETC割引の適用対象となるか否かを判断する(ステップS803)。
ステップS803において、ETC割引の適用対象となった場合(ステップS803:Yes)は、通信I/F513によって、ナビゲーション装置301に対してステップS803において適用対象となったETC割引情報を送信して(ステップS804)、一連の処理を終了する。
なお、ステップS804におけるETC割引情報の送信は、たとえば、車両300がETC割引の適用対象となるように経路探索や経路誘導をおこなうための経路情報とあわせて送信することとしてもよい。具体的には、たとえば、図6のフローチャートで説明した実施例1の経路情報などを生成して送信することとしてもよい。
また、ステップS803において、ETC割引の適用対象とならなかった場合(ステップS803:No)は、そのまま一連の処理を終了する。なお、図8のフローチャートでは説明を省略したが、ETC割引の適用対象とならなかった場合(ステップS803:No)は、その旨を利用者に報知するための適用対象外情報をナビゲーション装置301に送信する構成でもよい。
以上説明したように、本実施例2にかかるETC割引情報提供サーバは、ナビゲーション装置から送信される走行経路情報によって、車両がETC割引の適用対象となるか否かを判断できるため、ナビゲーション装置の処理の簡略化を図ることができる。
つぎに、本発明の実施例3について説明する。本実施例3では前述の実施例1あるいは実施例2で説明したナビゲーション装置301あるいはETC割引情報提供サーバ303において、ETC割引の適用の可能性がある場合に、経路情報を出力する場合について説明する。
本実施例3にかかるナビゲーション装置301およびETC割引情報提供サーバ303を利用したシステムの構成については実施例1あるいは実施例2で説明した図3、ナビゲーション装置301およびETC割引情報提供サーバ303の機能的構成については実施例1あるいは実施例2で説明した図4、図5とほぼ同様であるため、説明を省略する。なお、本実施例3の説明では、ナビゲーション装置301で処理をおこなう場合について説明する。
(ナビゲーション装置301の処理の内容)
ここで、図9を用いて、本実施例3にかかるナビゲーション装置301の処理の内容について説明する。図9は、本実施例3にかかるナビゲーション装置の処理の内容を示すフローチャートである。図9のフローチャートにおいて、まず、CPU401によって、車両300の周辺に有料道路があるか否かを判断する(ステップS901)。周辺に有料道路があるか否かの判断は、たとえば、GPSユニット414によって取得される車両300の現在地点と、地図情報とを用いておこなうこととしてもよく、現在地点から所定の範囲内に有料道路が存在するか否かを判断する。
ステップS901において、周辺に有料道路があると判断されるのを待って、有料道路があった場合(ステップS901:Yes)は、ETC割引情報を取得する(ステップS902)。ETC割引情報の取得は、たとえば、磁気ディスクドライブ404や光ディスクドライブ406などのドライブによって、磁気ディスク405や光ディスク407などの記録媒体に記録されているETC割引情報を読み出すこととしてもよいし、通信I/F413によって、ETC割引情報提供サーバ303から受信する構成でもよい。
つぎに、CPU401によって、車両300の走行経路情報を取得する(ステップS903)。具体的には、たとえば、走行経路情報は、事前にドライブプランを立案する場合、出発日時や出発地点や目的地点を含む情報でもよい。また、走行経路情報は、たとえば、現在走行中であれば、道路種別や現在地点や進行方向や時刻や目的地点などを含む情報でもよい。さらに、走行経路情報は、たとえば、これまでに走行した走行経路の履歴を含む情報でもよく、走行経路の履歴によって、走行距離や大口割引などに対するETC割引の適用を判断できる。
そして、CPU401によって、ステップS902において取得されたETC割引情報およびステップS903において取得された走行経路情報を参照して、車両300についてETC割引の適用の可能性があるか否かを判断する(ステップS904)。
ETC割引の適用の可能性は、たとえば、ETC割引の適用を受けるための条件が達成可能である場合に適用の可能性があるということである。具体的には、たとえば、周辺の有料道路がETC割引が適用される時間帯あるいはもうすぐ適用される時間帯になる場合や、所定の距離だけ走行距離を延長(短縮)することによってETC割引が適用される場合などである。
ステップS904において、ETC割引の適用の可能性がある場合(ステップS904:Yes)は、CPU401によって、ETC割引適用時の経路情報を生成する(ステップS905)。
また、ステップS904において、ETC割引の適用の可能性がない場合(ステップS904:No)は、そのまま一連の処理を終了する。
そして、スピーカ409やディスプレイ412によって、ステップS905において生成されたETC割引適用時の経路情報を出力し(ステップS906)、一連の処理を終了する。
ETC割引適用時の経路情報は、たとえば、ETC割引が適用された場合の誘導経路、道路種別、走行距離、所要時間、走行料金、走行時間帯などを含む情報であり、ETC割引を適用するための走行条件を含む情報であってもよい。
具体的には、たとえば、経路情報の出力は、有料道路の入口手前でETC割引の適用対象となる時間帯が近い場合、「○×分後に有料道路に進入すると○○○円分、走行料金が安くなります。」という音声出力であってもよい。
また、経路情報の出力は、たとえば、有料道路におけるSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)などにおいて有料道路の出口手前でETC割引の適用対象となる時間帯が近い場合、「今、有料道路を出ると割引の適用対象となりません。後○×分お待ちください。」という音声出力であってもよい。
また、経路情報の出力は、有料道路の通過時間帯に制限がある場合は、「このまま走行するとETC割引の適用が受けられません。時速○×km/hで走行してください。」や「PAで休憩してはいかがですか。」などの音声(表示)案内をおこなうこととしてもよい。
あるいは、ETC割引の適用を受けるための適正な走行速度を算出して、算出された走行速度に対して実際の走行速度が乖離した場合に、効果音によって報知することとしてもよい。具体的には、たとえば、効果音による報知は、適正な走行速度との乖離の大きさにしたがって効果音を変更することとしてもよい。このようにすれば、利用者は、ETC割引の適用を容易に認識することができ、積極的にETC割引の恩恵を受けることができる。
また、図9のフローチャートでは説明を省略したが、ステップS906におけるETC割引適用時の経路情報とともに、ETC割引が適用されない場合の経路情報をあわせて出力してもよい。このようにすれば、利用者は、ETC割引の程度を的確に認識することができ、最適な経路選択をおこなうことができる。
以上説明したように、本実施例3にかかるナビゲーション装置およびETC割引情報提供サーバによれば、ETC割引の適用対象となる可能性がある場合、ETC割引が適用されるように経路情報を出力できるため、利用者は、自身に最適な走行経路を選択して、ETC割引の適用を受けることができる。
なお、本実施の形態で説明した走行支援方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
100 走行支援装置
101 走行経路情報取得部
102 割引情報取得部
103 判断部
104 生成部
105 報知部

Claims (13)

  1. 移動体の走行経路に関する走行経路情報を取得する走行経路情報取得手段と、
    所定の記録媒体から、有料道路の走行料金の割引制度に関する割引情報を取得する割引情報取得手段と、
    前記走行経路情報取得手段によって取得された走行経路情報における前記走行経路について、前記割引情報取得手段によって取得された割引情報における割引制度の適用対象となるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって判断された判断結果に基づいて、前記移動体の走行を支援する走行支援情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された走行支援情報を、前記移動体の利用者に報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする走行支援装置。
  2. 前記走行経路情報取得手段は、
    前記移動体が前記走行経路を走行する日時に関する日時情報を取得し、
    前記判断手段は、
    前記走行経路を走行する日時が、前記割引制度の適用対象となるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。
  3. 前記走行経路情報取得手段は、
    前記走行経路を走行している前記移動体の現在地点に関する現在地点情報を取得し、
    前記判断手段は、
    前記移動体の現在地点が、前記割引制度の適用対象となる地点であるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。
  4. 前記走行経路情報取得手段は、
    前記移動体の目的地点に関する目的地点情報を取得し、
    前記判断手段は、
    前記目的地点までの前記走行経路の中に、前記割引制度の適用対象となる区間があるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。
  5. 前記生成手段は、
    前記移動体の走行について、前記割引制度の適用対象となるような走行支援情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。
  6. 前記生成手段は、
    前記移動体の走行について、前記割引制度の適用対象となるための走行条件に関する走行条件情報を含む前記走行支援情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。
  7. 前記生成手段は、
    前記移動体の走行について、前記割引制度の適用対象となるための誘導経路に関する誘導経路情報を含む前記走行支援情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。
  8. 前記生成手段は、
    前記移動体の走行について、前記割引制度の適用対象となった場合にかかる走行料金および所要時間のうち少なくともいずれか一つを含む前記走行支援情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。
  9. 前記割引情報取得手段は、
    前記割引情報を提供する機器から取得することを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。
  10. 前記走行経路情報取得手段は、
    前記移動体から取得することを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。
  11. 移動体の走行経路に関する走行経路情報を取得する走行経路情報取得工程と、
    所定の記録媒体から、有料道路の走行料金の割引制度に関する割引情報を取得する割引情報取得工程と、
    前記走行経路情報取得工程によって取得された走行経路情報における前記走行経路について、前記割引情報取得工程によって取得された割引情報における割引制度の適用対象となるか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程によって判断された判断結果に基づいて、前記移動体に対して走行を支援する走行支援情報を出力する出力工程と、
    を含むことを特徴とする走行支援方法。
  12. 請求項11に記載の走行支援方法をコンピュータに実行させることを特徴とする走行支援プログラム。
  13. 請求項12に記載の走行支援プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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