JPWO2008053537A1 - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の課題は、電気的な制御を行うことなく簡潔な構成で自発光素子の焼きつきの顕著化を低く抑えることができる画像表示装置を提供することである。透過パネル(15)に、自発光素子(11)の固定画像領域(11a)に対応して、不透明化した固定画像領域(16)を形成して、この固定画像領域(16)に焼きつきを起こしやすい固定画像である固定ピクトを配置する。これにより、固定ピクトのエッジがぼやけて自発光素子(11)の焼きつきの顕著化が低減する。したがって、電気的な制御を行うことなく簡潔な構成で、自発光素子(11)の焼きつきの顕著化を低く抑えることができる。なお、固定ピクトは元々コントラストが高いため、多少エッジがぼやけても視認性が顕著に悪くなることはない。

Description

本発明は、有機EL(エレクトロルミネセンス)素子等の自発光素子を備えた画像表示装置に関する。
有機EL素子は、自ら発光することから、液晶表示装置では必要なバックライトが不要となり、装置の更なる薄型化や軽量化が図れるという利点がある。しかしながら、その一方で有機EL素子は一定時間以上発光すると輝度が所定輝度以下に小さくなってしまう。即ち寿命が来てしまう。その為、特定の画像を表示し続けるとその画像に対応する素子のみで経年劣化が進み、対応する素子のみ輝度が小さくなってしまう焼きつきを起こす欠点がある。焼きつきが顕著に現れる主な原因として固定画像である固定ピクト(例えば、携帯端末の場合、アンテナバーや電池マーク等)の表示がある。発光に伴う焼きつきが少なく寿命の長い有機発光材料の開発が待たれているが、焼きつきが顕著に現れるのをできるだけ低く抑えるだけに留まっているのが現状であり、その方法として幾つか提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、以下に示す3つの方法が開示されている。
・画像を表示する際に、その画像が表示されない領域を、一般的な画像の輝度平均と推測される白30%程度の色で表示する。
・文字を表示する際に、文字部分は黒色又は背景部分よりも輝度の低い色で表示するとともに、背景部分は白色又は文字部分よりも輝度の高い色で表示する黒文字表示モードと、背景部分は黒色又は文字部分よりも輝度の低い色で表示するとともに、文字部分は白色又は背景部分よりも輝度の高い色で表示する白文字表示モードを設けて、これらの表示モードの切り替えを、一定の周期、ユーザ操作に応じた所定のタイミング、あるいはランダムなタイミングで行う。
・状況に応じて点灯箇所が増加したり減少したりする固定画像(固定ピクト)の表示において、点灯する確率の高い箇所ほど予め表示輝度を低く設定しておく。
WO2003/075255(特願2003−573631)号公報
しかしながら、上述した従来の有機EL素子における焼きつきの顕著化を低く抑える方法は、いずれも電気的な制御によるものであり、専用の回路や該回路を動作させるためのプログラムが必要となり、その分、製品のコストが高くなってしまうという問題がある。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、電気的な制御を行うことなく簡潔な構成で、自発光素子の焼きつきの顕著化を低く抑えることができる画像表示装置を提供することを目的とする。
上記目的は下記構成により達成される。
本発明の画像表示装置は、平板状に形成され、所定時間以上点灯する固定画像を表示する固定画像領域を持つ自発光素子と、前記自発光素子の表示面側に近接配置される透過パネルと、を備え、前記固定画像領域に対応して、前記自発光素子又は前記透過パネルに不透明化した領域を設けた。
この構成によれば、焼きつきしやすい固定画像を不透明化した領域に配置することで、固定画像のエッジがぼやけて自発光素子の焼きつきの顕著化が低減する。このように、電気的な制御を行うことなく簡潔な構成で、自発光素子の焼きつきの顕著化を低く抑えることができる。なお、固定画像は元々コントラストが高いため、多少エッジがぼやけても視認性が顕著に悪くなることはない。
本発明の画像表示装置において、少なくとも不透明化した前記固定画像領域にグラデーションを付け、点灯確率の高い固定画像を前記固定画像領域の透過率の低い側に配置した。
この構成によれば、点灯確率の異なる複数の固定画像がある場合、透過率の低い領域側に点灯確率の高い固定画像を配置することで、固定画像全体の自発光素子に対する焼きつきの顕著化を均一にできる。
本発明の画像表示装置において、前記固定画像が点灯確率の異なる少なくとも2つの部分から構成され、点灯確率の高い部分を前記固定画像領域の透過率の低い側に配置し、点灯確率の低い部分を前記固定画像領域の透過率の高い側に配置した。
この構成によれば、例えば携帯端末のアンテナバーや電池マークのように、点灯確率の異なる複数の部分から構成される固定画像がある場合、点灯確率の高い部分を透過率の低い領域側に、点灯確率の低い部分を透過率の高い領域側に配置することで、点灯確率の異なる複数の部分から構成される固定画像の自発光素子に対する焼きつきの顕著化を均一にできる。
本発明の画像表示装置において、前記固定画像領域に対して、前記固定画像領域の幅方向である垂直方向にグラデーションを付けた。
この構成によれば、点灯確率の異なる複数の固定画像を垂直方向に表示する場合、点灯確率の高い固定画像を透過率の低い領域側に配置し、点灯確率の低い固定画像を透過率の高い領域側に配置することで、固定画像全体の自発光素子に対する焼きつきの顕著化を均一にできる。
本発明の画像表示装置において、前記固定画像領域に対して、前記固定画像領域の長さ方向である水平方向にグラデーションを付けた。
この構成によれば、点灯確率の異なる複数の固定画像を水平方向に表示する場合、点灯確率の高い固定画像を透過率の低い領域側に配置し、点灯確率の低い固定画像を透過率の高い領域側に配置することで、固定画像全体の自発光素子に対する焼きつきの顕著化を均一にできる。
本発明の画像表示装置において、前記固定画像領域に対して、前記固定画像領域の幅方向である垂直方向及び前記固定画像領域の長さ方向である水平方向のそれぞれにグラデーションを付けた。
この構成によれば、透過率を直線的に連続して変化させるのではなく、部分的(あるいは段階的)に変化させることが可能となり、固定画像が例えば携帯端末のアンテナバーのように点灯確率の異なる複数の部分から構成される場合、透過率の低い領域から高い領域に向けて点灯確率の高い部分から順に配置することで、アンテナバー全体の自発光素子に対する焼きつきの顕著化を均一にできる。
本発明の携帯端末は、上記画像表示装置のいずれかを備える。
この構成によれば、焼きつきしやすい固定画像を不透明化した領域に配置することで、固定画像のエッジがぼやけて自発光素子の焼きつきの顕著化を低減させることができる。
本発明の画像表示装置は、平板状に形成され、所定時間以上点灯する固定画像を表示する第1領域と、規則性のない不規則画像を表示する第2領域を持つ自発光素子と、前記自発光素子の表示面側に近接配置される透過パネルと、前記第1領域に対応して不透明化した、前記自発光素子又は前記透過パネル上の不透明化領域と、前記第2領域に対応して透明化し、前記不透明化領域より透過率が高い、前記自発光素子又は前記透過パネル上の透明化領域と、を備える。
この構成によれば、焼きつきしやすい固定画像を不透明化領域に配置することで、固定画像のエッジがぼやけて自発光素子の焼きつきの顕著化が低減する。このように、電気的な制御を行うことなく簡潔な構成で、自発光素子の焼きつきの顕著化を低く抑えることができる。なお、固定画像は元々コントラストが高いため、多少エッジがぼやけても視認性が顕著に悪くなることはない。
本発明の画像表示装置は、電気的な制御を行うことなく簡潔な構成で、自発光素子の焼きつきの顕著化を低く抑えることができる。
本発明の実施の形態1に係る画像表示装置の概略構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態1に係る画像表示装置の透過パネルとその透過率をグラフ表示した図 本発明の実施の形態2に係る画像表示装置の透過パネルとその透過率をグラフ表示した図 本発明の実施の形態3に係る画像表示装置の透過パネルとその透過率をグラフ表示した図 本発明の実施の形態3に係る画像表示装置の透過パネルの固定画像領域に付けたグラデーションのうち、左端部分を拡大表示するとともに、当該部分の透過率をグラフ表示した図 本発明の実施の形態3に係る画像表示装置の透過パネルの固定画像領域に配置される固定ピクトの一例であるアンテナバーを示す図 本発明の実施の形態3に係る画像表示装置の透過パネルの固定画像領域にアンテナバーを配置した状態を示す図
符号の説明
10 筐体
11 自発光素子
11a 固定画像領域
12 クッション
13 上部パネル
15、20、30 透過パネル
16、21、31 固定画像領域
17 枠体
20a、30a、30b 外周端
40 アンテナバー
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像表示装置の概略構成を示す分解斜視図である。本実施の形態の画像表示装置は、携帯電話等の携帯端末に適用したものであり、携帯端末の筐体10の上部に設けられ、平板状に形成され、所定時間以上点灯する固定画像を表示する固定画像領域11aを持つ自発光素子11と、自発光素子11の表示面側に近接配置される上部パネル13とを備えて構成される。自発光素子11には、例えば有機EL素子が用いられる。自発光素子11と上部パネル13との間に、発泡ウレタン等の緩衝材を矩形の枠状に形成したクッション12が介挿される。
上部パネル13は、透過パネル15と、この透過パネル15を支持する枠体17とから構成される。透過パネル15の一部分には、自発光素子11の固定画像領域11aに対応して、不透明化(透過率を下げることと同等)した帯状の固定画像領域16が透過パネル15の幅方向(即ち、水平方向)に形成されている。不透明化した固定画像領域16は絶対的な輝度を下げるものであり、自発光素子11に表示する固定画像である固定ピクトを固定画像領域16に配置することで、固定ピクトのエッジがぼやけて自発光素子11の焼きつきの顕著化を低く抑える。即ち、不透明化した固定画像領域16を設けることで絶対的な輝度を下げることができるので、固定ピクトの焼きつきが自発光素子11に生じた場合に、焼きつきが生じた部分と生じていない部分との輝度差が小さくなって、焼きつきの顕著化が低く抑えられる。因みに、携帯端末で使用されるアンテナバーや電池マーク等の固定ピクトは元々コントラストが非常に高いため、エッジがぼやけて輝度が下がっても視認性が顕著に悪くなることがない。なお、固定画像領域16を不透明化する方法としては、鑢をかけてパネル表面を荒らす方法やパネル表面に印刷を行う方法等が挙げられる。
図2は、透過パネル15とその透過率をグラフ表示した図である。同図に示すように、透過パネル15の固定画像領域16の透過率は全体に亘って均一で例えば20%程度であり、それ以外の部分(通常表示領域)の透過率は全体に亘って均一で理想的には100%である。上記通常表示領域には、通常の画像、即ち規則性のない不規則画像が表示される。
有機EL素子の仕様は、例えば白輝度=150cd/m、黒輝度=0.15cd/m、コントラスト=1,000:1である。透過パネル15をモデル化し、透明部(透過パネル15の固定画像領域16以外の通常表示領域)の透過率=100%、不透明部(透過パネル15の固定画像領域16)の透過率=50%、白輝度=200cd/m、焼きついた白輝度=100cd/m、黒輝度=1cd/mの場合には、透明部の白輝度と焼きついた白輝度の差は100cd/mとなり、不透明部の白輝度と焼きついた白輝度の差は50cd/mとなる。コントラストは、200/1(透明部)=100/0.5(不透明部)=200である。この式は、透明部であろうが、不透明部であろうが、コントラストは不変であることを意味している。
このように本実施の形態の画像表示装置によれば、透過パネル15に不透明化した固定画像領域16を形成して、固定画像領域16に焼きつきを起こしやすい固定画像である固定ピクトを配置したので、自発光素子11に固定ピクトを表示することによる焼きつきの顕著化を低く抑えることができる。即ち、電気的な制御を行うことなく簡潔な構成で自発光素子11の焼きつきの顕著化を低く抑えることができる。
なお、本実施の形態では、透過パネル15に鑢をかけたり、印刷を行ったりして固定画像領域16の不透明化を図っていたが、透過パネル15の表面もしくは自発光素子11の表面に車の窓に貼るスモークフィルム(所謂カーフィルム)のようなシール状のものを貼ることにより不透明化した固定画像領域16として設けることも可能である。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係る画像表示装置の透過パネルとその透過率をグラフ表示した図である。同図において、本実施の形態の画像表示装置の透過パネル20は、上述した実施の形態1の透過パネル15と同様に、該透過パネル20に不透明化した固定画像領域21を形成したものであるが、実施の形態1の透過パネル15と異なる点はグラデーションを付けている点である。透過パネル20に付けたグラデーションは、図3の透過率を示すグラフ表示から明らかなように、固定画像領域21の幅方向(即ち、垂直方向)に透過率が直線的に徐々に高くなるものである。即ち、本実施の形態の透過パネル20に付けたグラデーションは、透過パネル20の長さ方向の外周端20aから固定画像領域21以外の通常表示領域側(即ち、内側)へ向かうに従って透過率が上がるようにしたものである。
透過パネル20のグラデーションを付けた領域に自発光素子11により点灯確率の異なる複数の固定画像である固定ピクトを表示する場合、透過率の高い領域側に点灯確率の低い固定ピクトを配置し、透過率の低い領域側に点灯確率の高い固定ピクトを配置する。例えば、携帯端末で使用されるアンテナバーや電池マーク等の点灯確率の高い固定ピクトの場合、該固定ピクトを固定画像領域21の透過率の低い領域側に配置する。このように、焼きつきを起こしやすい固定ピクトほど透過率の低い領域側に配置することで、固定ピクト全体の自発光素子11に対する焼きつきの顕著化の均一化が図れる。
このように本実施の形態の画像表示装置によれば、透過パネル20に、その長さ方向の外周端20aから固定画像領域21以外の通常表示領域側(内側)へ向かうに従って透過率が上がるようにしたグラデーションを付けたので、点灯確率の異なる複数の固定画像である固定ピクトがある場合に、点灯確率の高い固定ピクトほど透過率の低い領域側に配置することで、固定ピクト全体の自発光素子11に対する焼きつきの顕著化の均一化が図れる。
なお、本実施の形態では、透過パネル20に対して、固定画像領域21の幅方向(即ち、垂直方向)に透過率が直線的に徐々に高くなるようなグラデーションを付けたが、固定画像領域21の長さ方向(即ち、水平方向)に透過率が直線的に徐々に高くなるようなグラデーションを付けることも可能である。この場合も点灯確率の低い固定ピクトを透過率の高い領域側に、点灯確率の高い固定ピクトを透過率の低い領域側に配置することで、固定ピクト全体の自発光素子11に対する焼きつきの顕著化の均一化が図れる。
また、本実施の形態でも実施の形態1と同様に、透過パネル20に鑢をかけたり、印刷を行ったりしてグラデーションを付けることができるが、透過パネル20の表面もしくは自発光素子11の表面に車の窓に貼るスモークフィルム(所謂カーフィルム)のようなシール状のものを貼ることによりグラデーションを付けることも可能である。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3に係る画像表示装置の透過パネルとその透過率をグラフ表示した図である。同図において、本実施の形態の画像表示装置の透過パネル30は、上述した実施の形態2の透過パネル20と同様に、該透過パネル30にグラデーションを付けた固定画像領域31を形成したものであるが、実施の形態2の透過パネル20と異なる点は、垂直方向及び水平方向のそれぞれにグラデーションを付けている点である。特に、本実施の形態の透過パネル30に付けたグラデーションでは、図4の透過率を示すグラフ表示から明らかなように、固定画像領域31の幅方向(即ち、垂直方向)に透過率が直線的に徐々に高くなるとともに、長さ方向(即ち、水平方向)の両端部分のそれぞれから透過パネル30の中央に向かうに従って透過率が直線的に徐々に高くなるようにしている。
図5は、固定画像領域31に付けたグラデーションのうち、左端部分を拡大表示するとともに、当該部分の透過率をグラフ表示した図である。同図に示すように、固定画像領域31の透過率は、透過パネル30の幅方向(即ち、水平方向)の外周端30bからパネル中央に向かうに方向において、初めは一定の値をとり、その後、100%程度になるまで直線的に徐々に高くなるようにしている(透過率A<透過率B)。そして、例えば図6に示すアンテナバー40のように点灯確率の異なる複数の部分40a〜40dから構成される固定ピクトを固定画像領域31に配置する場合、図7に示すように最も点灯確率の高い部分40aを透過率の最も低い外周端30b側に配置し、残りの部分40b〜40dは透過率が高くなる方向に順次配置する。
このように配置することで、アンテナバー40の各部分40a〜40dによる自発光素子11の焼きつきの顕著化を均一にできる。なお、この場合、アンテナバー40の各部分40a〜40dの点灯確率は、40a>40b>40c>40dである。点灯確率の異なる複数の部分から構成される固定ピクトには、アンテナバーの他に電池マークもあり、この場合もアンテナバーの場合と同様に各部分を配置することで、各部分による自発光素子11の焼きつきの顕著化の均一化が図れる。
このように本実施の形態の画像表示装置によれば、透過パネル30に、その長さ方向の外周端30aから固定画像領域31以外の通常表示領域側(内側)へ向かうに従って透過率が直線的に徐々に高くなるとともに、幅方向の両端部分のそれぞれの外周端30bから透過パネル30の中央に向かうに従って透過率が直線的に徐々に高くなるようにしたグラデーションを付けたので、点灯確率の異なる複数の部分から構成される固定画像である固定ピクトを表示する場合に、点灯確率の低い部分を透過率の高い領域側に、点灯確率の高い部分を透過率の低い領域側に配置することで、点灯確率の異なる複数の部分から構成される固定ピクトによる自発光素子11の焼きつきの顕著化を均一にできる。
なお、本実施の形態でも実施の形態1と同様に、透過パネル30に鑢をかけたり、印刷を行ったりしてグラデーションを付けることができるが、透過パネル30の表面もしくは自発光素子11の表面に車の窓に貼るスモークフィルム(所謂カーフィルム)のようなシール状のものを貼ることによりグラデーションを付けることも可能である。
また、上記実施の形態1〜3では、本発明を携帯端末に適用した場合を想定していたが、固定ピクト等の固定画像を表示する機能を有する画像表示装置の全てに適用することができる。
また、上記実施の形態1〜3では、通常の画像の表示と固定ピクトの表示を同一の自発光素子11で行うので、通常の画像の表示と固定ピクトの表示を別個に行う場合と比べてソフトウェア制御やハードウェア構成を簡略化できる。因みに、固定ピクトの種類の少ない場合、従来は固定ピクトのLED(発光ダイオード)を点灯させている。また、固定ピクトを直接自発光素子11に表示することで、自発光素子11の配置を物理的に縦方向から横方向あるいはその逆に変更しても、通常の画像の表示と固定ピクトの表示を自由に対応させることができる。
また、上記実施の形態1〜3では、自発光素子11として、有機EL素子を想定していたが、その他、例えばプラズマ表示素子を用いても構わない。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本発明は、電気的な制御を行うことなく簡潔な構成で自発光素子の焼きつきの顕著化を低く抑えることができるといった効果を有し、固定ピクト等の固定画像を表示する機能を有する画像表示装置の全てに適用が可能である。
本発明は、有機EL(エレクトロルミネセンス)素子等の自発光素子を備えた画像表示装置に関する。
有機EL素子は、自ら発光することから、液晶表示装置では必要なバックライトが不要となり、装置の更なる薄型化や軽量化が図れるという利点がある。しかしながら、その一方で有機EL素子は一定時間以上発光すると輝度が所定輝度以下に小さくなってしまう。即ち寿命が来てしまう。その為、特定の画像を表示し続けるとその画像に対応する素子のみで経年劣化が進み、対応する素子のみ輝度が小さくなってしまう焼きつきを起こす欠点がある。焼きつきが顕著に現れる主な原因として固定画像である固定ピクト(例えば、携帯端末の場合、アンテナバーや電池マーク等)の表示がある。発光に伴う焼きつきが少なく寿命の長い有機発光材料の開発が待たれているが、焼きつきが顕著に現れるのをできるだけ低く抑えるだけに留まっているのが現状であり、その方法として幾つか提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、以下に示す3つの方法が開示されている。
・画像を表示する際に、その画像が表示されない領域を、一般的な画像の輝度平均と推測される白30%程度の色で表示する。
・文字を表示する際に、文字部分は黒色又は背景部分よりも輝度の低い色で表示するとともに、背景部分は白色又は文字部分よりも輝度の高い色で表示する黒文字表示モードと、背景部分は黒色又は文字部分よりも輝度の低い色で表示するとともに、文字部分は白色又は背景部分よりも輝度の高い色で表示する白文字表示モードを設けて、これらの表示モードの切り替えを、一定の周期、ユーザ操作に応じた所定のタイミング、あるいはランダムなタイミングで行う。
・状況に応じて点灯箇所が増加したり減少したりする固定画像(固定ピクト)の表示において、点灯する確率の高い箇所ほど予め表示輝度を低く設定しておく。
WO2003/075255(特願2003−573631)号公報
しかしながら、上述した従来の有機EL素子における焼きつきの顕著化を低く抑える方法は、いずれも電気的な制御によるものであり、専用の回路や該回路を動作させるためのプログラムが必要となり、その分、製品のコストが高くなってしまうという問題がある。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、電気的な制御を行うことなく簡潔な構成で、自発光素子の焼きつきの顕著化を低く抑えることができる画像表示装置を提供することを目的とする。
上記目的は下記構成により達成される。
本発明の画像表示装置は、平板状に形成され、所定時間以上点灯する固定画像を表示する固定画像領域を持つ自発光素子と、前記自発光素子の表示面側に近接配置される透過パネルと、を備え、前記固定画像領域に対応して、前記自発光素子又は前記透過パネルに不透明化した領域を設けた。
この構成によれば、焼きつきしやすい固定画像を不透明化した領域に配置することで、固定画像のエッジがぼやけて自発光素子の焼きつきの顕著化が低減する。このように、電気的な制御を行うことなく簡潔な構成で、自発光素子の焼きつきの顕著化を低く抑えることができる。なお、固定画像は元々コントラストが高いため、多少エッジがぼやけても視認性が顕著に悪くなることはない。
本発明の画像表示装置において、少なくとも不透明化した前記固定画像領域にグラデーションを付け、点灯確率の高い固定画像を前記固定画像領域の透過率の低い側に配置した。
この構成によれば、点灯確率の異なる複数の固定画像がある場合、透過率の低い領域側に点灯確率の高い固定画像を配置することで、固定画像全体の自発光素子に対する焼きつきの顕著化を均一にできる。
本発明の画像表示装置において、前記固定画像が点灯確率の異なる少なくとも2つの部分から構成され、点灯確率の高い部分を前記固定画像領域の透過率の低い側に配置し、点灯確率の低い部分を前記固定画像領域の透過率の高い側に配置した。
この構成によれば、例えば携帯端末のアンテナバーや電池マークのように、点灯確率の異なる複数の部分から構成される固定画像がある場合、点灯確率の高い部分を透過率の低い領域側に、点灯確率の低い部分を透過率の高い領域側に配置することで、点灯確率の異なる複数の部分から構成される固定画像の自発光素子に対する焼きつきの顕著化を均一にできる。
本発明の画像表示装置において、前記固定画像領域に対して、前記固定画像領域の幅方向である垂直方向にグラデーションを付けた。
この構成によれば、点灯確率の異なる複数の固定画像を垂直方向に表示する場合、点灯確率の高い固定画像を透過率の低い領域側に配置し、点灯確率の低い固定画像を透過率の高い領域側に配置することで、固定画像全体の自発光素子に対する焼きつきの顕著化を均一にできる。
本発明の画像表示装置において、前記固定画像領域に対して、前記固定画像領域の長さ方向である水平方向にグラデーションを付けた。
この構成によれば、点灯確率の異なる複数の固定画像を水平方向に表示する場合、点灯確率の高い固定画像を透過率の低い領域側に配置し、点灯確率の低い固定画像を透過率の高い領域側に配置することで、固定画像全体の自発光素子に対する焼きつきの顕著化を均一にできる。
本発明の画像表示装置において、前記固定画像領域に対して、前記固定画像領域の幅方向である垂直方向及び前記固定画像領域の長さ方向である水平方向のそれぞれにグラデーションを付けた。
この構成によれば、透過率を直線的に連続して変化させるのではなく、部分的(あるいは段階的)に変化させることが可能となり、固定画像が例えば携帯端末のアンテナバーのように点灯確率の異なる複数の部分から構成される場合、透過率の低い領域から高い領域に向けて点灯確率の高い部分から順に配置することで、アンテナバー全体の自発光素子に対する焼きつきの顕著化を均一にできる。
本発明の携帯端末は、上記画像表示装置のいずれかを備える。
この構成によれば、焼きつきしやすい固定画像を不透明化した領域に配置することで、固定画像のエッジがぼやけて自発光素子の焼きつきの顕著化を低減させることができる。
本発明の画像表示装置は、平板状に形成され、所定時間以上点灯する固定画像を表示する第1領域と、規則性のない不規則画像を表示する第2領域を持つ自発光素子と、前記自発光素子の表示面側に近接配置される透過パネルと、前記第1領域に対応して不透明化した、前記自発光素子又は前記透過パネル上の不透明化領域と、前記第2領域に対応して透明化し、前記不透明化領域より透過率が高い、前記自発光素子又は前記透過パネル上の透明化領域と、を備える。
この構成によれば、焼きつきしやすい固定画像を不透明化領域に配置することで、固定画像のエッジがぼやけて自発光素子の焼きつきの顕著化が低減する。このように、電気的な制御を行うことなく簡潔な構成で、自発光素子の焼きつきの顕著化を低く抑えることができる。なお、固定画像は元々コントラストが高いため、多少エッジがぼやけても視認性が顕著に悪くなることはない。
本発明の画像表示装置は、電気的な制御を行うことなく簡潔な構成で、自発光素子の焼きつきの顕著化を低く抑えることができる。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像表示装置の概略構成を示す分解斜視図である。本実施の形態の画像表示装置は、携帯電話等の携帯端末に適用したものであり、携帯端末の筐体10の上部に設けられ、平板状に形成され、所定時間以上点灯する固定画像を表示する固定画像領域11aを持つ自発光素子11と、自発光素子11の表示面側に近接配置される上部パネル13とを備えて構成される。自発光素子11には、例えば有機EL素子が用いられる。自発光素子11と上部パネル13との間に、発泡ウレタン等の緩衝材を矩形の枠状に形成したクッション12が介挿される。
上部パネル13は、透過パネル15と、この透過パネル15を支持する枠体17とから構成される。透過パネル15の一部分には、自発光素子11の固定画像領域11aに対応して、不透明化(透過率を下げることと同等)した帯状の固定画像領域16が透過パネル15の幅方向(即ち、水平方向)に形成されている。不透明化した固定画像領域16は絶対的な輝度を下げるものであり、自発光素子11に表示する固定画像である固定ピクトを固定画像領域16に配置することで、固定ピクトのエッジがぼやけて自発光素子11の焼きつきの顕著化を低く抑える。即ち、不透明化した固定画像領域16を設けることで絶対的な輝度を下げることができるので、固定ピクトの焼きつきが自発光素子11に生じた場合に、焼きつきが生じた部分と生じていない部分との輝度差が小さくなって、焼きつきの顕著化が低く抑えられる。因みに、携帯端末で使用されるアンテナバーや電池マーク等の固定ピクトは元々コントラストが非常に高いため、エッジがぼやけて輝度が下がっても視認性が顕著に悪くなることがない。なお、固定画像領域16を不透明化する方法としては、鑢をかけてパネル表面を荒らす方法やパネル表面に印刷を行う方法等が挙げられる。
図2は、透過パネル15とその透過率をグラフ表示した図である。同図に示すように、透過パネル15の固定画像領域16の透過率は全体に亘って均一で例えば20%程度であり、それ以外の部分(通常表示領域)の透過率は全体に亘って均一で理想的には100%である。上記通常表示領域には、通常の画像、即ち規則性のない不規則画像が表示される。
有機EL素子の仕様は、例えば白輝度=150cd/m、黒輝度=0.15cd/m、コントラスト=1,000:1である。透過パネル15をモデル化し、透明部(透過パネル15の固定画像領域16以外の通常表示領域)の透過率=100%、不透明部(透過パネル15の固定画像領域16)の透過率=50%、白輝度=200cd/m、焼きついた白輝度=100cd/m、黒輝度=1cd/mの場合には、透明部の白輝度と焼きついた白輝度の差は100cd/mとなり、不透明部の白輝度と焼きついた白輝度の差は50cd/mとなる。コントラストは、200/1(透明部)=100/0.5(不透明部)=200である。この式は、透明部であろうが、不透明部であろうが、コントラストは不変であることを意味している。
このように本実施の形態の画像表示装置によれば、透過パネル15に不透明化した固定画像領域16を形成して、固定画像領域16に焼きつきを起こしやすい固定画像である固定ピクトを配置したので、自発光素子11に固定ピクトを表示することによる焼きつきの顕著化を低く抑えることができる。即ち、電気的な制御を行うことなく簡潔な構成で自発光素子11の焼きつきの顕著化を低く抑えることができる。
なお、本実施の形態では、透過パネル15に鑢をかけたり、印刷を行ったりして固定画像領域16の不透明化を図っていたが、透過パネル15の表面もしくは自発光素子11の表面に車の窓に貼るスモークフィルム(所謂カーフィルム)のようなシール状のものを貼ることにより不透明化した固定画像領域16として設けることも可能である。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係る画像表示装置の透過パネルとその透過率をグラフ表示した図である。同図において、本実施の形態の画像表示装置の透過パネル20は、上述した実施の形態1の透過パネル15と同様に、該透過パネル20に不透明化した固定画像領域21を形成したものであるが、実施の形態1の透過パネル15と異なる点はグラデーションを付けている点である。透過パネル20に付けたグラデーションは、図3の透過率を示すグラフ表示から明らかなように、固定画像領域21の幅方向(即ち、垂直方向)に透過率が直線的に徐々に高くなるものである。即ち、本実施の形態の透過パネル20に付けたグラデーションは、透過パネル20の長さ方向の外周端20aから固定画像領域21以外の通常表示領域側(即ち、内側)へ向かうに従って透過率が上がるようにしたものである。
透過パネル20のグラデーションを付けた領域に自発光素子11により点灯確率の異なる複数の固定画像である固定ピクトを表示する場合、透過率の高い領域側に点灯確率の低い固定ピクトを配置し、透過率の低い領域側に点灯確率の高い固定ピクトを配置する。例えば、携帯端末で使用されるアンテナバーや電池マーク等の点灯確率の高い固定ピクトの場合、該固定ピクトを固定画像領域21の透過率の低い領域側に配置する。このように、焼きつきを起こしやすい固定ピクトほど透過率の低い領域側に配置することで、固定ピクト全体の自発光素子11に対する焼きつきの顕著化の均一化が図れる。
このように本実施の形態の画像表示装置によれば、透過パネル20に、その長さ方向の外周端20aから固定画像領域21以外の通常表示領域側(内側)へ向かうに従って透過率が上がるようにしたグラデーションを付けたので、点灯確率の異なる複数の固定画像である固定ピクトがある場合に、点灯確率の高い固定ピクトほど透過率の低い領域側に配置することで、固定ピクト全体の自発光素子11に対する焼きつきの顕著化の均一化が図れる。
なお、本実施の形態では、透過パネル20に対して、固定画像領域21の幅方向(即ち、垂直方向)に透過率が直線的に徐々に高くなるようなグラデーションを付けたが、固定画像領域21の長さ方向(即ち、水平方向)に透過率が直線的に徐々に高くなるようなグラデーションを付けることも可能である。この場合も点灯確率の低い固定ピクトを透過率の高い領域側に、点灯確率の高い固定ピクトを透過率の低い領域側に配置することで、固定ピクト全体の自発光素子11に対する焼きつきの顕著化の均一化が図れる。
また、本実施の形態でも実施の形態1と同様に、透過パネル20に鑢をかけたり、印刷を行ったりしてグラデーションを付けることができるが、透過パネル20の表面もしくは自発光素子11の表面に車の窓に貼るスモークフィルム(所謂カーフィルム)のようなシール状のものを貼ることによりグラデーションを付けることも可能である。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3に係る画像表示装置の透過パネルとその透過率をグラフ表示した図である。同図において、本実施の形態の画像表示装置の透過パネル30は、上述した実施の形態2の透過パネル20と同様に、該透過パネル30にグラデーションを付けた固定画像領域31を形成したものであるが、実施の形態2の透過パネル20と異なる点は、垂直方向及び水平方向のそれぞれにグラデーションを付けている点である。特に、本実施の形態の透過パネル30に付けたグラデーションでは、図4の透過率を示すグラフ表示から明らかなように、固定画像領域31の幅方向(即ち、垂直方向)に透過率が直線的に徐々に高くなるとともに、長さ方向(即ち、水平方向)の両端部分のそれぞれから透過パネル30の中央に向かうに従って透過率が直線的に徐々に高くなるようにしている。
図5は、固定画像領域31に付けたグラデーションのうち、左端部分を拡大表示するとともに、当該部分の透過率をグラフ表示した図である。同図に示すように、固定画像領域31の透過率は、透過パネル30の幅方向(即ち、水平方向)の外周端30bからパネル中央に向かうに方向において、初めは一定の値をとり、その後、100%程度になるまで直線的に徐々に高くなるようにしている(透過率A<透過率B)。そして、例えば図6に示すアンテナバー40のように点灯確率の異なる複数の部分40a〜40dから構成される固定ピクトを固定画像領域31に配置する場合、図7に示すように最も点灯確率の高い部分40aを透過率の最も低い外周端30b側に配置し、残りの部分40b〜40dは透過率が高くなる方向に順次配置する。
このように配置することで、アンテナバー40の各部分40a〜40dによる自発光素子11の焼きつきの顕著化を均一にできる。なお、この場合、アンテナバー40の各部分40a〜40dの点灯確率は、40a>40b>40c>40dである。点灯確率の異なる複数の部分から構成される固定ピクトには、アンテナバーの他に電池マークもあり、この場合もアンテナバーの場合と同様に各部分を配置することで、各部分による自発光素子11の焼きつきの顕著化の均一化が図れる。
このように本実施の形態の画像表示装置によれば、透過パネル30に、その長さ方向の外周端30aから固定画像領域31以外の通常表示領域側(内側)へ向かうに従って透過率が直線的に徐々に高くなるとともに、幅方向の両端部分のそれぞれの外周端30bから透過パネル30の中央に向かうに従って透過率が直線的に徐々に高くなるようにしたグラデーションを付けたので、点灯確率の異なる複数の部分から構成される固定画像である固定ピクトを表示する場合に、点灯確率の低い部分を透過率の高い領域側に、点灯確率の高い部分を透過率の低い領域側に配置することで、点灯確率の異なる複数の部分から構成される固定ピクトによる自発光素子11の焼きつきの顕著化を均一にできる。
なお、本実施の形態でも実施の形態1と同様に、透過パネル30に鑢をかけたり、印刷を行ったりしてグラデーションを付けることができるが、透過パネル30の表面もしくは自発光素子11の表面に車の窓に貼るスモークフィルム(所謂カーフィルム)のようなシール状のものを貼ることによりグラデーションを付けることも可能である。
また、上記実施の形態1〜3では、本発明を携帯端末に適用した場合を想定していたが、固定ピクト等の固定画像を表示する機能を有する画像表示装置の全てに適用することができる。
また、上記実施の形態1〜3では、通常の画像の表示と固定ピクトの表示を同一の自発光素子11で行うので、通常の画像の表示と固定ピクトの表示を別個に行う場合と比べてソフトウェア制御やハードウェア構成を簡略化できる。因みに、固定ピクトの種類の少ない場合、従来は固定ピクトのLED(発光ダイオード)を点灯させている。また、固定ピクトを直接自発光素子11に表示することで、自発光素子11の配置を物理的に縦方向から横方向あるいはその逆に変更しても、通常の画像の表示と固定ピクトの表示を自由に対応させることができる。
また、上記実施の形態1〜3では、自発光素子11として、有機EL素子を想定していたが、その他、例えばプラズマ表示素子を用いても構わない。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本発明は、電気的な制御を行うことなく簡潔な構成で自発光素子の焼きつきの顕著化を低く抑えることができるといった効果を有し、固定ピクト等の固定画像を表示する機能を有する画像表示装置の全てに適用が可能である。
本発明の実施の形態1に係る画像表示装置の概略構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態1に係る画像表示装置の透過パネルとその透過率をグラフ表示した図 本発明の実施の形態2に係る画像表示装置の透過パネルとその透過率をグラフ表示した図 本発明の実施の形態3に係る画像表示装置の透過パネルとその透過率をグラフ表示した図 本発明の実施の形態3に係る画像表示装置の透過パネルの固定画像領域に付けたグラデーションのうち、左端部分を拡大表示するとともに、当該部分の透過率をグラフ表示した図 本発明の実施の形態3に係る画像表示装置の透過パネルの固定画像領域に配置される固定ピクトの一例であるアンテナバーを示す図 本発明の実施の形態3に係る画像表示装置の透過パネルの固定画像領域にアンテナバーを配置した状態を示す図
符号の説明
10 筐体
11 自発光素子
11a 固定画像領域
12 クッション
13 上部パネル
15、20、30 透過パネル
16、21、31 固定画像領域
17 枠体
20a、30a、30b 外周端
40 アンテナバー

Claims (8)

  1. 平板状に形成され、所定時間以上点灯する固定画像を表示する固定画像領域を持つ自発光素子と、
    前記自発光素子の表示面側に近接配置される透過パネルと、
    を備え、
    前記固定画像領域に対応して、前記自発光素子又は前記透過パネルに不透明化した領域を設けた画像表示装置。
  2. 少なくとも不透明化した前記固定画像領域にグラデーションを付け、点灯確率の高い固定画像を前記固定画像領域の透過率の低い側に配置した請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記固定画像が点灯確率の異なる少なくとも2つの部分から構成され、点灯確率の高い部分を前記固定画像領域の透過率の低い側に配置し、点灯確率の低い部分を前記固定画像領域の透過率の高い側に配置した請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記固定画像領域に対して、前記固定画像領域の幅方向である垂直方向にグラデーションを付けた請求項2又は請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記固定画像領域に対して、前記固定画像領域の長さ方向である水平方向にグラデーションを付けた請求項2又は請求項3に記載の画像表示装置。
  6. 前記固定画像領域に対して、前記固定画像領域の幅方向である垂直方向及び前記固定画像領域の長さ方向である水平方向のそれぞれにグラデーションを付けた請求項2又は請求項3に記載の画像表示装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像表示装置を備えた携帯端末。
  8. 平板状に形成され、所定時間以上点灯する固定画像を表示する第1領域と、規則性のない不規則画像を表示する第2領域を持つ自発光素子と、
    前記自発光素子の表示面側に近接配置される透過パネルと、
    前記第1領域に対応して不透明化した、前記自発光素子又は前記透過パネル上の不透明化領域と、
    前記第2領域に対応して透明化し、前記不透明化領域より透過率が高い、前記自発光素子又は前記透過パネル上の透明化領域と、
    を備えた画像表示装置。
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