JPWO2008041328A1 - 携帯機器、音響部品配置方法、及び音響部品アセンブリ - Google Patents

携帯機器、音響部品配置方法、及び音響部品アセンブリ Download PDF

Info

Publication number
JPWO2008041328A1
JPWO2008041328A1 JP2008537384A JP2008537384A JPWO2008041328A1 JP WO2008041328 A1 JPWO2008041328 A1 JP WO2008041328A1 JP 2008537384 A JP2008537384 A JP 2008537384A JP 2008537384 A JP2008537384 A JP 2008537384A JP WO2008041328 A1 JPWO2008041328 A1 JP WO2008041328A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acoustic
acoustic component
protective cover
component
waterproof protective
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008537384A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4451917B2 (ja
Inventor
山口 敦
敦 山口
孝夫 篠田
孝夫 篠田
聡 須藤
聡 須藤
慎吾 山口
慎吾 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JPWO2008041328A1 publication Critical patent/JPWO2008041328A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4451917B2 publication Critical patent/JP4451917B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/02Casings; Cabinets ; Supports therefor; Mountings therein
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/03Constructional features of telephone transmitters or receivers, e.g. telephone hand-sets
    • H04M1/035Improving the acoustic characteristics by means of constructional features of the housing, e.g. ribs, walls, resonating chambers or cavities
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/20Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/44Special adaptations for subaqueous use, e.g. for hydrophone
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2230/00General physical, ergonomic or hardware implementation of electrophonic musical tools or instruments, e.g. shape or architecture
    • G10H2230/005Device type or category
    • G10H2230/015PDA [personal digital assistant] or palmtop computing devices used for musical purposes, e.g. portable music players, tablet computers, e-readers or smart phones in which mobile telephony functions need not be used
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/18Telephone sets specially adapted for use in ships, mines, or other places exposed to adverse environment

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

穴が1つ以上、筐体に設けられた携帯機器の内側に、防水保護カバー、及び音響部品をそれぞれ配置する。その音響部品は音を放音させるための部品である。音響部品としては、最大音響出力が0.25W以上0.8W以下の音響部品を採用し、防水保護カバーには、音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分として114mm2以上を確保する。

Description

本発明は、穴が1つ以上、設けられた携帯機器の筐体内に音響部品を搭載する技術に関する。
携帯電話機、及び録画再生可能なデジタルカメラ等の携帯機器では、音を放音するための音響部品を搭載し、その音響部品から放音された音を外部に伝達させるために筐体に1つ以上の穴が設けられている。そのような携帯機器は、水や埃に弱い。このことから、特許文献1に記載されているように、従来の携帯機器のなかには、穴の内側に防水保護カバーを配置し、その防水保護カバーの内側に音響部品を配置したものがある。
図13は、従来の携帯機器に採用された音響部品の配置方法を説明する図である。図13において、1301は筐体、1302は筐体1301に設けられた穴、1303は音響部品であるスピーカ、1304はパッキン、1305は防水保護カバー、1306は防水保護カバー1305をパッキン1305に取り付ける両面テープ、1307は防止保護カバー1305を筐体1301に取り付ける両面テープ、1308はスピーカ1303が発生させた音響エネルギーのベクトルである。特許文献1に記載の従来の携帯機器では、気体を透過する気体透過特性を有する防水保護カバーが採用されている。
音響エネルギーのベクトル1308は、音響エネルギーを発生させたスピーカ1303近傍では煩雑となる。防水保護カバー1305には音響伝送損失を抑えるために非常に薄いものが採用される。このため図14に示すように、ベクトル1308の煩雑さは、保護カバー1305上で新たな振動を発生させやすく、その振動が発生すると高調波ひずみ成分の音が放音される。それにより、望ましい音響特性を実現させるために、高調波ひずみ成分を低減させる対策が必須となっている。
そのようなひずみ対策としては一般に、音響部品の音響出力を小さくする、音響エネルギーのベクトルの煩雑さの影響を抑えるために、保護カバーとスピーカ間の距離を大きくする、といった方法が採用される。保護カバーを透過した音は筐体によって一部、反射されることもあり、保護カバーと筐体間の距離も併せて大きくするのが普通である。図13中、d3は保護カバー1305と筐体1301間の距離を示し、d4は保護カバー1305とスピーカ1303(の振動板)間の距離を示している。
携帯機器に限らず、内容をユーザが明確に把握できる音量で音を放音させる必要がある。このため、音響出力を小さくするには限界がある。それにより従来は、距離d3、及びd4を大きくする方法を採用していた。しかし、距離d3、及びd4を大きくすると、当然のことながら小型・薄型化は困難となる。このようなことから携帯機器では、望ましい音響特性を実現しつつ、音響部品をよりコンパクトに配置できるようにすることが強く要求されていた。
特開平7−131375号公報 特表2003−503991号公報 特開2004−180073号公報
本発明は、望ましい音響特性を実現しつつ、音響部品をよりコンパクトに携帯機器に配置するための技術を提供することを目的とする。
本発明の第1〜第5の態様の携帯機器は共に、穴が1つ以上、設けられた筐体から内側に向けて防水保護カバー、及び音響部品が配置されていることを前提とし、それぞれ以下の構成が採用されている。
第1の態様の携帯機器は、音響部品として、最大音響出力が0.25W以上0.8W以下の音響部品を採用し、防水保護カバーに、音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分として114mm2以上を確保している。
第2の態様の携帯機器は、音響部品として、最大音響出力が0.25W以上の音響部品を採用し、防水保護カバーに、音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保し、音響透過部分の中央部と、音響部品側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間を0.35mm以上0.6mm以下としている。
なお、上記第2の態様では、音響透過部分の中央部と、筐体側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の距離を0.35mm以上0.6mm以下としている、ことが望ましい。
第3の態様の携帯機器は、音響部品として、最大音響出力が0.25W以上の音響部品を採用し、防水保護カバーに、音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保し、音響透過部分の中央部と、筐体側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の距離を0.35mm以上0.6mm以下としている。
第4の態様の携帯機器は、防水保護カバーに、音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保し、音響透過部分の面積sは
s=ax+b
ここで、x:音響部品の最大音響出力
a:99より大きく114未満の係数
b:84より大きく91未満の定数
の関係を満たしている。
第5の態様の携帯機器は、防水保護カバーに、音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保し、音響透過部分の中央部と、音響部品側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の第1の距離、及び該中央部と、該筐体側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の第2の距離のうちの少なくとも一方の距離dは、
d=cx+e
ここで、x:音響部品の最大音響出力
c:0.4より大きく0.5未満の係数
e:0.2より大きく0.25未満の定数
の関係を満たしている。
なお、上記第5の態様では、第1及び第2の距離は共に関係を満たしている、ことが望ましい。また、第1〜第5の少なくとも何れかの態様では、最大音響出力は、0.1W以上を前提とする、ことが望ましい。また、防水保護カバーは、気体透過特性を示すガーレーナンバーが1〜10秒の防水保護カバーである、ことが望ましい。
本発明の第1〜第5の態様の音響部品配置方法は共に、穴が1つ以上、筐体に設けられる携帯機器の内部に音響部品を配置するための方法であって、それぞれ以下のように配置を行う。
第1の音響部品配置方法では、音響部品として、最大音響出力が0.25W以上0.8W以下の音響部品を採用し、音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分として114mm2以上の面積を確保した防水保護カバーを採用し、防水保護カバーの内側に音響部品を配置する。
第2の態様の音響部品配置方法では、音響部品として、最大音響出力が0.25W以上の音響部品を採用し、音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保した防水保護カバーを採用し、音響透過部分の中央部と、音響部品側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の距離を0.35mm以上0.6mm以下とし、防水保護カバーの内側に音響部品を配置する。
第3の態様の音響部品配置方法では、音響部品として、最大音響出力が0.25W以上の音響部品を採用し、音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保した防水保護カバーを採用し、音響透過部分の中央部と、筐体側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の距離を0.35mm以上0.6mm以下とし、防水保護カバーの内側に音響部品を配置する。
第4の態様の音響部品配置方法では、音響部品からの音響エネルギーを透過させるために確保する音響透過部分の面積sが
s=ax+b
ここで、x:音響部品の最大音響出力
a:99より大きく114未満の係数
b:84より大きく91未満の定数
の関係を満たす防水保護カバーを採用し、防水保護カバーの内側に音響部品を配置する。
第5の態様の音響部品配置方法では、音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保した防水保護カバーを採用し、音響透過部分の中央部と、音響部品側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の距離dは、
d=cx+e
ここで、x:音響部品の最大音響出力
c:0.4より大きく0.5未満の係数
e:0.2より大きく0.25未満の定数
の関係を満たし、その関係を満たす防水保護カバーの内側に音響部品を配置する。
本発明の第1〜第5の態様の音響部品アセンブリは共に、穴が1つ以上、筐体に設けられる携帯機器の内部に搭載されることを前提とし、それぞれ以下のような構成が採用されている。
第1の態様の音響部品アセンブリは、音響部品として、最大音響出力が0.25W以上0.8W以下の音響部品を採用し、音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分として114mm2以上を確保した防水保護カバーを取り付けるための取付用部材を少なくとも音響部品に設けている。
第2の態様の音響部品アセンブリは、音響部品として、最大音響出力が0.25W以上の音響部品を採用し、音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保した防水保護カバーを取り付けた場合に、音響透過部分の中央部と、音響部品側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の距離を0.35mm以上0.6mm以下とする取付用部材を少なくとも音響部品に設けている。
第3の態様の音響部品アセンブリは、音響部品として、最大音響出力が0.25W以上の音響部品を採用し、音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保した防水保護カバーを採用し、音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保した防水保護カバーを取り付けた場合に、音響透過部分の中央部と、筐体側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の距離を0.35mm以上0.6mm以下とする取付用部材を少なくとも音響部品に設けている。
第4の態様の音響部品アセンブリは、音響部品からの音響エネルギーを透過させるために確保する音響透過部分の面積sが
s=ax+b
ここで、x:音響部品の最大音響出力
a:99より大きく114未満の係数
b:84より大きく91未満の定数
の関係を満たす防水保護カバーを取り付けるための取付用部材を少なくとも音響部品に設けている。
第5の態様の音響部品アセンブリは、音響部品からの音響エネルギーを透過させるために確保される音響透過部分の中央部と、音響部品側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の距離dに、
d=cx+e
ここで、x:音響部品の最大音響出力
c:0.4より大きく0.5未満の係数
e:0.2より大きく0.25未満の定数
の関係を満たす防水保護カバーを取り付けるための取付用部材を少なくとも音響部品に設けている。
本発明では、音響部品を覆う防水保護カバーで音響エネルギーを透過させる音響透過部分の面積と、音響部品による最大音響出力との間で望ましい音響特性が得られる関係を基に、音響透過部分の面積を制限する。そのように制限するため、望ましい音響特性は確実に得ることができる。また、従来と比較して、不要に大きい面積を確保しなくとも済むことから、よりコンパクトな部品を採用できるようになり、それによって小型・薄型化もより容易に実現できるようになる。
本発明では、音響透過部分の中央部と、音響部品側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の距離(第1の距離)、及びその中央部と、筐体側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の第2の距離のうちの少なくとも一方の距離を、音響部品の最大音響出力を考慮して特定される、望ましい音響特性が得られる関係を基に制限する。そのように制限するため、望ましい音響特性を得られるようになる。両方の距離を共に制限した場合には、望ましい音響特性は確実に得ることができる。また、従来と比較して、不要に大きい距離を確保しなくとも済むことから、小型・薄型化もより容易に実現できるようになる。
本実施の形態による音響部品配置方法を説明する図である。 防水保護カバーを透過する音響エネルギーを説明する図である。 音響出力に対し、望ましい音響特性を維持可能な音響透過部分の面積、並びに距離d1、及びd2の大きさを確認する実験の結果を示すグラフである。 最大音響出力別に、最低必要面積s、最低必要距離d、及びサンプル着信音色による距離10cmでの音量を示す図である。 音響透過部分の面積として154mm2を確保し、0.4Wの音響出力で400Hzの音をスピーカから放音させた場合に、距離10cmでの音響特性を示すグラフである。 音響透過部分の面積として114mm2を確保し、0.4Wの音響出力で400Hzの音をスピーカから放音させた場合に、距離10cmでの音響特性を示すグラフである。 本実施の形態による携帯機器の外観を示す図である。 可動部80で固定部71と対向するフロント部80の内側を示す外観図である。 フロント部80の断面図である。 本実施の形態による音響部品アセンブリの分解図である。 防水保護カバーの音響透過領域を示す図である。 本実施の形態による音響部品アセンブリの断面図である。 従来の携帯機器に採用された音響部品の配置方法を説明する図である。 音響エネルギーのベクトルの煩雑さによって防水保護カバー上に発生する振動を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施の形態による音響部品配置方法を説明する図である。図1において、11は筐体、12は筐体11に設けられた穴、13は音響部品であるスピーカ、14はパッキン、15は防水保護カバー(以下「保護カバー」と略記)、16は保護カバー15をパッキン15に取り付ける両面テープ、17は保護カバー15を筐体11に取り付ける両面テープである。それら両面テープ15及び16は共に、例えばPET(Polyethylene Terephthalate)を使用したものである。パッキン14は、スピーカ13と例えば接着剤により取り付けられている。
図中のd1、及びd2はそれぞれ、保護カバー15と筐体11間、及び保護カバー15とスピーカ13間の距離を示している。その端が固定されているために、保護カバー15の振動振幅は普通、その中心に近づく程、大きくなる。このことから距離d1は、保護カバー15が固定されていない部分の中央部と、筐体11側で最も近い位置に存在する部材との間の距離としている。同様に距離d2はその中央部と、スピーカ13側で最も近い位置に存在する部材との間の距離としている。それにより、保護カバー15と筐体11間に別の部材(例えば防塵カバー)が配置されていれば、距離d1はその部材と保護カバー15間の距離となる。同様に保護カバー15とスピーカ13間に別の部材が配置されていれば、距離d2はその部材と保護カバー15間の距離となる。
距離d2はスピーカ13の種類によっても変化する。図1に示すような種類のスピーカ13では、距離d2は保護カバー15とスピーカ13の振動板間となっている。しかし、振動板の上(音響エネルギーが放出される側)に保護カバー(以降、保護カバー15との混同をさけるために「スピーカカバー」と呼ぶ)が設けられている種類(図12)では、保護カバー15そのそのスピーカカバー間が距離d2となる。
上述したようなことから、上記中央部は、保護カバー15周辺に配置されている部材を考慮して決定する必要がある。通常は、中心から音響透過部分の端までの中点を境界とした内側を想定すれば十分である。
本実施の形態では、保護カバー15として、特許文献2に記載されている、気体透過特性を併せて有するものを採用している。その気体透過特性の一般な評価法としてはJIS P 8117がある。そのJIS P 8117では、642mm2の面積の試料を100mlの空気が通過するまでの時間を通気抵抗度(ガーレー)と呼ぶ。その保護カバー15の気体透過特性は、ガーレーナンバーが1〜10ガーレー秒(100mlの空気の透過に要する時間が1〜10秒の間)である。その保護カバー15による音響伝送損失は、一般的な携帯電話などの音響伝送周波数範囲である300〜3000Hzの範囲において、3dB以下の非常に小さいものである。
このような気体透過特性を有する保護カバー15で非常に小さい音響伝送損失が実現できるのは、図2に示すように、気体の透過によって保護カバー15外に直接、伝達される音響エネルギーのベクトル21が少なくないためである。図2中の22は、保護カバー15を直接、透過して筐体11側に伝達された音響エネルギーのベクトルを示している。
保護カバー15を直接、透過する音響エネルギーの割合が大きくなる程、間接的に透過する音響エネルギーの量、つまり保護カバー15の振動に用いられる音響エネルギーの量は小さくなる。保護カバー15の振動に用いられる単位面積当たりの音響エネルギー量は、スピーカ13からの音響エネルギーを伝達させる音響透過部分(スピーカ13に対向している部分のなかで空気に接触している部分に相当。図11参照)の面積が大きくなる程、小さくなる。一方、音響エネルギーのベクトルの煩雑さはスピーカ13から離れる程、小さくなる。音響エネルギー自体は、音響出力に依存する。このようなことから、音響出力(ここでは最大音響出力。単位はW)に対し、望ましい音響特性を維持可能な音響透過部分の面積、並びに距離d1、及びd2の大きさの実験による確認を行った。図3は、その実験結果を示すグラフである。線Aは最大音響出力に対して望ましい音響特性を維持するために最小限、必要な距離d1、及びd2の関係を示し、線Aは最大音響出力に対して望ましい音響特性を維持するために最小限、必要な音響透過部分の面積の関係を示している。図3に示す実験結果は、φ16*3.65mmの大きさのスピーカ13を使用して実験を行ったものである。
図3に示すように、最大音響出力が大きい程、距離d1、d2の必要最小限の距離(以降「最低必要距離」と呼ぶ)は大きくなり、同様に音響透過部分として必要な最小の面積(以降「最低必要面積」と呼ぶ)も大きくなる。最大音響出力をx、最低必要面積はsと表現すると、最大音響出力と最低必要面積Sの関係は以下の式により近似される。
s=ax+b ・・・(1)
ここで、a:99より大きく114未満の係数、b:84より大きく91未満の定数、である。
一方、距離d1及びd2の最低必要距離をdと表現すると、最大音響出力と最低必要距離dの関係は以下の式により近似される。
d=cx+e ・・・(2)
ここで、c:0.4より大きく0.5未満の係数、e:0.2より大きく0.25未満の定数、である。
上記(1)及び(2)式にそれぞれ示す関係は、最大音響出力が0.1W付近まで維持されることが確認できている。このことから、最大音響出力が0.1Wから0.8Wまでの範囲内において、音響透過部分の面積Sはax+bで求まる最低必要面積s以上とするか、或いは距離d1及びd2はcx+eで求まる最低必要距離d以上とすることにより、望ましい音響特性を得ることができる。
図4は、最大音響出力別に、最低必要面積s、最低必要距離d、及びサンプル着信音色による距離10cmでの音量を示す図である。その10cmの距離は筐体11からの距離に相当する。その図4から、実用上、十分な音量が得られることが分かる。
従来は、望ましい音響特性を維持させるために、距離d3及びd4として2〜5mmほど確保していた。しかし、図3、及び図4に示すように、距離d1及びd2は0.35mm以上0.6mm以下としても望ましい音響特性を維持させることができる。このことから、小型・薄型化をより容易に行えるようになる。また、必要な最大音響出力に応じて、最小のスピーカ13(音響部品)を採用できるため、同様に小型化・薄型化をより容易に行えるようになる。
図5は、音響透過部分の面積として154mm2を確保し、0.4Wの音響出力で400Hzの音をスピーカから放音させた場合に、距離10cmでの音響特性を示すグラフである。横軸は周波数、縦軸は音厚レベル(SPL)をそれぞれ表している。
このときには、音響透過部分の面積は最低必要面積以上となっている。このため、図5に示すように、望ましい音響特性が得られている。
図6は、音響透過部分の面積として114mm2を確保し、0.4Wの音響出力で400Hzの音をスピーカから放音させた場合に、距離10cmでの音響特性を示すグラフである。図5と同様に横軸は周波数、縦軸は音厚レベル(SPL)をそれぞれ表している。
このときには、音響透過部分の面積は最低必要面積未満となっている。このため、保護カバー15上に高周波ひずみ成分となる振動が発生し、図6に示すように、高周波数域で広い範囲にわたり大きな音が放音されている。本実施の形態では、そのような高周波ひずみ成分の発生を回避する、或いは実用上、問題のないレベルに抑えることができる。
上述したように、音響透過部分の最低必要面積、並びに距離d1及びd2の最低必要距離は最大音響出力に依存して変化する。その依存関係を満たす携帯機器を製造するために、スピーカ13(音響部品)にパッキン14を取り付けたもの、或いは更に保護カバー15を取り付けたものを音響アセンブリとして用意しても良い。パッキン14に採用する材料としては、ゴム材、スポンジ材、或いはゲル状ゴム材等が考えられる。それらには以下のような特徴がある。
ゴム材は、比較的重量があるため遮音特性に優れる。しかし、位置決め精度などの問題から傾いて隙間ができるなどの不具合が発生しやすい。スポンジ材としては独立気泡のものが望ましい。そのようなスポンジ材、及びゲル状ゴム材は柔らかいが、特に問題なく使用できる。しかし軽量であるため、音響シール能力(遮音特性)ではゴム材に若干劣る。厚さが1mm以下となり、遮音の影響が少ないため、それらのなかではスポンジ材料は比較的に使用しやすい。
以降は、本実施の形態による音響部品配置方法を採用した携帯機器、つまり本実施の形態による携帯機器について図7〜図12を参照して詳細に説明する。
図7は、本実施の形態による携帯機器の外観を示す図である。その携帯機器70は、携帯電話機であり、ユーザが操作するスイッチが複数、設けられた固定部71、及び表示装置が配置され、固定部71に対する位置関係を変更可能な可動部72を備えている。可動部72の上方には、着信音等の放音用の複数の穴73、及び通話している相手の声の放音用の穴74が設けられている。
図8は、上記可動部80で固定部71と対向するフロント部80の内側を示す外観図である。図8に示すように、筐体81に設けられた複数の穴73の内側にはスピーカ82が取り付けられ、穴74の内側にもスピーカ83が取り付けられている。図1のスピーカ13は、スピーカ82に相当する。このことから以降、便宜的にスピーカ83は「レシーバ」と呼ぶことにする。
図9は、上記フロント部80の断面図である。その断面図は、図7に示すX−X線でフロント部80を切断した場合のものである。図9に示すように、筐体81の外側表面には化粧シールが貼り付けられ、穴73、74の内側にはそれぞれ防水保護カバー92、93が配置されている。
スピーカ82は、不図示の振動板の上部にスピーカカバー82aが設けられている種類である。このため、距離d2は、保護カバー92とスピーカカバー82a間のものとなっている。距離d1は、保護カバー92と筐体81間のものとなっている。
図9、及び図10に示すように、スピーカ82にはパッキン95が例えば接着剤により取り付けられ、そのパッキン95に保護カバー92が両面テープ101で取り付けられる。保護カバー92、パッキン95、及びスピーカ82を備えた音響部品アセンブリ(図12)は、保護カバー92と筐体81を両面テープ96で貼り付けることで取り付けられる。その音響アセンブリは、上述したように、スピーカ82とパッキン95を備えたものであっても良い。保護カバー92は両面テープ101(及び96)によって取り付けられる(固定される)ことから、図11に示すように、両面テープ101の内側が音響透過部分の面積Sとなる。
その音響アセンブリが取り付けられる箇所、つまり複数の穴73が設けられた部分の筐体の内側は、図9に示すように、外側に向けた窪んだ凹部81aとしている。これは、別のパッキン等を用意することなく、距離d1を最低必要距離以上の大きさとするためである。その最低必要距離が小さくて済むため(図3、及び図4)、そのような凹部81aを設けることで対応できるようになる。部品点数、及び組み立て工数もより抑えられることから、製造コストの低減にも有効である。
なお、上記本実施の形態では、距離d1、及びd2を最低必要距離以上としているが、その代わりに音響透過部分の面積Sを最低必要面積以上としても良い。その両方を満たすようにしても良い。携帯機器としては、携帯電話機ではなく、音声再生機能を有するデジタルカメラ、ラジオ、或いはプレーヤなどであっても良い。つまり、小型・軽量化が望まれる携帯機器であれば、本発明は幅広く適用することができる。
本発明の第1及びの態様の音響部品配置方法は共に、穴が1つ以上、筐体に設けられる携帯機器の内部に音響部品を配置するための方法であって、それぞれ以下のように配置を行う。
本発明の第1及びの態様の音響部品アセンブリは共に、穴が1つ以上、筐体に設けられる携帯機器の内部に搭載されることを前提とし、それぞれ以下のような構成が採用されている。
距離d2はスピーカ13の種類によっても変化する。図1に示すような種類のスピーカ13では、距離d2は保護カバー15とスピーカ13の振動板間となっている。しかし、振動板の上(音響エネルギーが放出される側)に保護カバー(以降、保護カバー15との混同をさけるために「スピーカカバー」と呼ぶ)が設けられている種類(図12)では、保護カバー92とスピーカカバー82a間が距離d2となる。
本発明は、望ましい音響特性を実現しつつ、音響部品をよりコンパクトに携帯機器に配置するための技術を提供することを目的とする。
本発明の第1及びの態様の携帯電話装置(携帯機器)は共に、穴が1つ以上、設けられた筐体から内側に向けて防水保護カバー、及び音響部品が配置されていることを前提とし、それぞれ以下の構成が採用されている。
第1の態様の携帯電話装置は、防水保護カバーに、音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を有し、音響透過部分の面積は、ax+b
ここで、x:前記音響部品の最大音響出力
a:99より大きく114未満の係数
b:84より大きく91未満の定数
以上である関係を満たしている。
第2の態様の携帯電話装置は、水保護カバーに、前記音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分をし、音響透過部分の中央部と、音響部品側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の第1の距離、及び該中央部と、該筐体で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の第2の距離のうち少なくとも一方の距離は、cx+e
ここで、x:前記音響部品の最大音響出力
c:0.4より大きく0.5未満の係数
e:0.2より大きく0.25未満の定数
の関係を満たしている。
なお、上記第1或いは第2の態様では、音響部品の最大音響出力は、0.1W以上0.8W以下である、ことが望ましい。また、防水保護カバーは、気体透過特性を示すガーレーナンバーが1〜10秒の防水保護カバーであることが望ましい。音響部品はスピーカである、ことが望ましい。

Claims (25)

  1. 穴が1つ以上、設けられた筐体から内側に向けて防水保護カバー、及び音響部品が配置された携帯機器において、
    前記音響部品として、最大音響出力が0.25W以上0.8W以下の音響部品を採用し、
    前記防水保護カバーに、前記音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分として114mm2以上を確保している、
    ことを特徴とする携帯機器。
  2. 穴が1つ以上、設けられた筐体から内側に向けて防水保護カバー、及び音響部品が配置された携帯機器において、
    前記音響部品として、最大音響出力が0.25W以上の音響部品を採用し、
    前記防水保護カバーに、前記音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保し、
    前記音響透過部分の中央部と、前記音響部品側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間を0.35mm以上0.6mm以下としている、
    ことを特徴とする携帯機器。
  3. 請求項2記載の携帯機器であって、
    前記音響透過部分の中央部と、前記筐体側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の距離を0.35mm以上0.6mm以下としている。
  4. 穴が1つ以上、設けられた筐体から内側に向けて防水保護カバー、及び音響部品が配置された携帯機器において、
    前記音響部品として、最大音響出力が0.25W以上の音響部品を採用し、
    前記防水保護カバーに、前記音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保し、
    前記音響透過部分の中央部と、前記筐体側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の距離を0.35mm以上0.6mm以下としている、
    ことを特徴とする携帯機器。
  5. 穴が1つ以上、設けられた筐体から内側に向けて防水保護カバー、及び音響部品が配置された携帯機器において、
    前記防水保護カバーに、前記音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保し、
    前記音響透過部分の面積sは
    s=ax+b
    ここで、x:前記音響部品の最大音響出力
    a:99より大きく114未満の係数
    b:84より大きく91未満の定数
    の関係を満たしている、
    ことを特徴とする携帯機器。
  6. 穴が1つ以上、設けられた筐体から内側に向けて防水保護カバー、及び音響部品が配置された携帯機器において、
    前記防水保護カバーに、前記音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保し、
    前記音響透過部分の中央部と、前記音響部品側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の第1の距離、及び該中央部と、該筐体側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の第2の距離のうちの少なくとも一方の距離dは、
    d=cx+e
    ここで、x:前記音響部品の最大音響出力
    c:0.4より大きく0.5未満の係数
    e:0.2より大きく0.25未満の定数
    の関係を満たしている、
    ことを特徴とする携帯機器。
  7. 請求項6記載の携帯機器であって、
    前記第1及び第2の距離は共に前記関係を満たしている。
  8. 請求項5、又は6記載の携帯機器であって、
    前記最大音響出力は、0.1W以上を前提とする。
  9. 請求項1、2、4、5、又は6記載の携帯機器であって、
    前記防水保護カバーは、気体透過特性を示すガーレーナンバーが1〜10秒の防水保護カバーである。
  10. 穴が1つ以上、筐体に設けられる携帯機器の内部に音響部品を配置するための方法であって、
    前記音響部品として、最大音響出力が0.25W以上0.8W以下の音響部品を採用し、
    前記音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分として114mm2以上を確保した防水保護カバーを採用し、
    前記防水保護カバーの内側に前記音響部品を配置する、
    ことを特徴とする音響部品配置方法。
  11. 穴が1つ以上、筐体に設けられる携帯機器の内部に音響部品を配置するための方法であって、
    前記音響部品として、最大音響出力が0.25W以上の音響部品を採用し、
    前記音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保した防水保護カバーを採用し、
    前記音響透過部分の中央部と、前記音響部品側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の距離を0.35mm以上0.6mm以下とし、
    前記防水保護カバーの内側に前記音響部品を配置する、
    ことを特徴とする音響部品配置方法。
  12. 請求項11記載の音響部品配置方法であって、
    前記音響透過部分の中央部と、前記筐体側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の距離を0.35mm以上0.6mm以下としている。
  13. 穴が1つ以上、筐体に設けられる携帯機器の内部に音響部品を配置するための方法であって、
    前記音響部品として、最大音響出力が0.25W以上の音響部品を採用し、
    前記音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保した防水保護カバーを採用し、
    前記音響透過部分の中央部と、前記筐体側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の距離を0.35mm以上0.6mm以下とし、
    前記防水保護カバーの内側に前記音響部品を配置する、
    ことを特徴とする音響部品配置方法。
  14. 穴が1つ以上、筐体に設けられる携帯機器の内部に音響部品を配置するための方法であって、
    前記音響部品からの音響エネルギーを透過させるために確保する音響透過部分の面積sが
    s=ax+b
    ここで、x:前記音響部品の最大音響出力
    a:99より大きく114未満の係数
    b:84より大きく91未満の定数
    の関係を満たす防水保護カバーを採用し、
    前記防水保護カバーの内側に前記音響部品を配置する、
    ことを特徴とする音響部品配置方法。
  15. 穴が1つ以上、筐体に設けられる携帯機器の内部に音響部品を配置するための方法であって、
    前記音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保した防水保護カバーを採用し、
    前記音響透過部分の中央部と、前記音響部品側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の距離dは、
    d=cx+e
    ここで、x:前記音響部品の最大音響出力
    c:0.4より大きく0.5未満の係数
    e:0.2より大きく0.25未満の定数
    の関係を満たし、
    前記関係を満たす前記防水保護カバーの内側に前記音響部品を配置する、
    ことを特徴とする音響部品配置方法。
  16. 請求項15記載の音響部品配置方法であって、
    前記音響透過部分の中央部と、前記筐体側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の距離が更に前記関係を満たしている。
  17. 請求項10〜16のうちの何れか1項に記載の音響部品配置方法であって、
    前記最大音響出力は、0.1W以上を前提とする。
  18. 請求項10〜16のうちの何れか1項に記載の音響部品配置方法であって、
    前記防水保護カバーは、気体透過特性を示すガーレーナンバーが1〜10秒の防水保護カバーである。
  19. 穴が1つ以上、筐体に設けられる携帯機器の内部に搭載される音響部品アセンブリであって、
    音響部品として、最大音響出力が0.25W以上0.8W以下の音響部品を採用し、
    前記音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分として114mm2以上を確保した防水保護カバーを取り付けるための取付用部材を少なくとも前記音響部品に設けている、
    ことを特徴とする音響部品アセンブリ。
  20. 穴が1つ以上、筐体に設けられる携帯機器の内部に搭載される音響部品アセンブリであって、
    音響部品として、最大音響出力が0.25W以上の音響部品を採用し、
    前記音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保した防水保護カバーを取り付けた場合に、前記音響透過部分の中央部と、前記音響部品側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の距離を0.35mm以上0.6mm以下とする取付用部材を少なくとも前記音響部品に設けている、
    ことを特徴とする音響部品アセンブリ。
  21. 穴が1つ以上、筐体に設けられる携帯機器の内部に搭載される音響部品アセンブリであって、
    音響部品として、最大音響出力が0.25W以上の音響部品を採用し、
    前記音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保した防水保護カバーを採用し、
    前記音響部品からの音響エネルギーを透過させる音響透過部分を確保した防水保護カバーを取り付けた場合に、前記音響透過部分の中央部と、前記筐体側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の距離を0.35mm以上0.6mm以下とする取付用部材を少なくとも前記音響部品に設けている、
    ことを特徴とする音響部品アセンブリ。
  22. 穴が1つ以上、筐体に設けられる携帯機器の内部に搭載される音響部品アセンブリであって、
    音響部品からの音響エネルギーを透過させるために確保する音響透過部分の面積sが
    s=ax+b
    ここで、x:前記音響部品の最大音響出力
    a:99より大きく114未満の係数
    b:84より大きく91未満の定数
    の関係を満たす防水保護カバーを取り付けるための取付用部材を少なくとも前記音響部品に設けている、
    ことを特徴とする音響部品アセンブリ。
  23. 穴が1つ以上、筐体に設けられる携帯機器の内部に搭載される音響部品アセンブリであって、
    音響部品からの音響エネルギーを透過させるために確保される音響透過部分の中央部と、前記音響部品側で該中央部と最も近い位置に存在する部材との間の距離dに、
    d=cx+e
    ここで、x:前記音響部品の最大音響出力
    c:0.4より大きく0.5未満の係数
    e:0.2より大きく0.25未満の定数
    の関係を満たす防水保護カバーを取り付けるための取付用部材を少なくとも前記音響部品に設けている、
    ことを特徴とする音響部品アセンブリ。
  24. 請求項22、または23記載の音響部品アセンブリであって、
    前記最大音響出力は、0.1W以上を前提とする。
  25. 請求項19〜23のうちの何れか1項に記載の音響部品アセンブリであって、
    前記防水保護カバーは、気体透過特性を示すガーレーナンバーが1〜10秒の防水保護カバーである。
JP2008537384A 2006-10-03 2006-10-03 携帯機器、音響部品配置方法、及び音響部品アセンブリ Expired - Fee Related JP4451917B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2006/319810 WO2008041328A1 (fr) 2006-10-03 2006-10-03 Dispositif portable, procédé de placement de composant acoustique et montage correspondant

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008041328A1 true JPWO2008041328A1 (ja) 2010-02-04
JP4451917B2 JP4451917B2 (ja) 2010-04-14

Family

ID=39268195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008537384A Expired - Fee Related JP4451917B2 (ja) 2006-10-03 2006-10-03 携帯機器、音響部品配置方法、及び音響部品アセンブリ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8032195B2 (ja)
JP (1) JP4451917B2 (ja)
KR (1) KR101035308B1 (ja)
CN (1) CN101513080B (ja)
WO (1) WO2008041328A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014175907A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Nitto Denko Corp 防水通音部材

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5104724B2 (ja) * 2008-10-31 2012-12-19 富士通株式会社 電子機器
JP2012042550A (ja) * 2010-08-16 2012-03-01 Fujitsu Ltd 電子機器及び電子機器用の外装パネル
JP2012114683A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Kyocera Corp 携帯電話機および携帯電話機におけるエコー低減方法
KR102112557B1 (ko) * 2013-09-03 2020-05-20 삼성전자주식회사 전자기기
JP6324109B2 (ja) * 2014-02-26 2018-05-16 日東電工株式会社 防水通音膜の製造方法、防水通音膜及び電子機器

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0257692A (ja) 1988-08-22 1990-02-27 Nissan Motor Co Ltd 自動車用アルミニウム合金部材
JPH0257692U (ja) * 1988-10-21 1990-04-25
JP3418798B2 (ja) * 1993-11-01 2003-06-23 富士通株式会社 移動通信用端末機
US6512834B1 (en) 1999-07-07 2003-01-28 Gore Enterprise Holdings, Inc. Acoustic protective cover assembly
ATE400977T1 (de) * 2001-02-26 2008-07-15 Uetax Corp Lautsprecher
KR100412221B1 (ko) * 2001-08-31 2003-12-24 삼성전기주식회사 휴대 전화기용 소형 스피커
JP2004180073A (ja) * 2002-11-28 2004-06-24 Sanyo Electric Co Ltd 携帯型電子機器のスピーカ取り付け構造
CN1630433A (zh) * 2003-12-16 2005-06-22 中国科学院声学研究所 携带式水下放音设备
JP2006098966A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Nichias Corp 防音カバー
KR100975262B1 (ko) * 2005-11-25 2010-08-11 파나소닉 전공 주식회사 음성 정보 처리 장치, 및 이를 사용한 배선 시스템

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014175907A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Nitto Denko Corp 防水通音部材

Also Published As

Publication number Publication date
CN101513080B (zh) 2012-06-13
WO2008041328A1 (fr) 2008-04-10
US8032195B2 (en) 2011-10-04
JP4451917B2 (ja) 2010-04-14
KR101035308B1 (ko) 2011-05-19
US20090186673A1 (en) 2009-07-23
CN101513080A (zh) 2009-08-19
KR20090061039A (ko) 2009-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10681436B2 (en) Waterproof case
JP4377131B2 (ja) スピーカ
CN1166251C (zh) 便携式电子设备的集成扬声器组件
JP4451917B2 (ja) 携帯機器、音響部品配置方法、及び音響部品アセンブリ
JP6655786B2 (ja) コードレス電話機
WO2019131283A1 (ja) 骨伝導スピーカユニット
JP2010245920A (ja) 防爆型ip携帯電話機
JPH10210121A (ja) 移動体通信装置
JP2016012768A (ja) イヤホン
JP2590651B2 (ja) マイクロホンユニットの取付構造
JP3775682B2 (ja) 音響再生装置
JP2007281607A (ja) 電子機器
JP5184021B2 (ja) 骨伝導送受話装置
JP2013183261A (ja) 電気音響変換装置を備えた電子機器
JP2013231913A (ja) 電子機器
KR20030021288A (ko) 단말기용 수신 유니트
JP2005341402A (ja) 携帯電話機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100126

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4451917

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130205

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140205

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees