JP2013183261A - 電気音響変換装置を備えた電子機器 - Google Patents

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Yasuharu Onishi
康晴 大西
Daisuke Sugii
大介 杉井
Keita Imai
啓太 今井
Motoyoshi Komoda
元喜 菰田
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Abstract

【課題】 電気音響変換装置を備えた電子機器において、音圧レベルが減衰しにくいようにする。
【解決手段】 前気室15内の空気振動により発生した音波は音孔3を介して外部に向かって放出される。後気室24内の空気振動により発生した音波は通気孔25を介して回路基板4の下面側に向かって放出される。通気孔25から放出された音波の放出方向は、音孔3から放出された音波の放出方向とは反対方向であるので、通気孔25から放出された音波が筐体1の一の平板部2の表面側に回り込みにくく、したがって通気孔25から放出された音波と音孔3から放出された音波との干渉が防止され、ひいては音圧レベルが減衰しにくいようにすることができる。
【選択図】図1

Description

この発明は電気音響変換装置を備えた電子機器に関する。
従来の携帯電話等の電子機器で用いられている電気音響変換装置には、磁気回路を有する動電型スピーカといわれるものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の電気音響変換装置では、円筒形状の永久磁石の内側にヨーク(センターポール)が設けられ、永久磁石およびヨークの上側に振動膜が設けられ、振動膜の下面中央部にボイスコイルの上部が取り付けられている。ボイスコイルは、永久磁石の内側においてヨークの周囲に上下動可能に配置されている。この電気音響変換装置では、ボイスコイルに音声電流が流れると、この音声電流に応じてボイスコイルが上下動し、これに伴い振動膜が振動し、この振動膜の振動によりまわりの空気を振動させて放音するようになっている。
特開2004−23749号公報
しかしながら、上記従来の電気音響変換装置では、振動膜の振動によりまわりの空気を振動させて放音しているので、振動膜の振動に応じた音波が振動膜の前方に向かって発生するばかりでなく、振動膜の後方および側方にも向かって発生し、特に、振動膜の側方に向かって発生した音波が振動膜の前方に回り込んで振動膜の前方に向かって発生した音波と逆相で干渉し、音波のキャンセリングが発生し、ひいては音圧レベルが減衰するという問題がある。
そこで、この発明は、音圧レベルが減衰しにくいようにすることができる電気音響変換装置を備えた電子機器を提供することを目的とする。
この発明に係る電気音響変換装置を備えた電子機器は、音孔を有する筐体と、前記筐体内に設けられ、通気孔を有する基板と、前記筐体の前記音孔の部分の内側において前記基板上に設けられ、前記音孔に連通する前気室および前記通気孔に連通する後気室を有する電気音響変換装置とを備えていることを特徴とするものである。
この発明によれば、音圧レベルが減衰しにくいようにすることができる。
この発明の第1実施形態としての電気音響変換装置を備えた携帯電話等の電子機器の要部の断面図。 周波数音圧特性を説明するために示す図。 この発明の第2実施形態としての電気音響変換装置を備えた携帯電話等の電子機器の要部の断面図。
(第1実施形態)
図1はこの発明の第1実施形態としての電気音響変換装置を備えた携帯電話等の電子機器の要部の断面図を示す。この電子機器は筐体1を備えている。筐体1の一の平板部2の所定の領域には複数の円孔からなる音孔3が設けられている。筐体1の内部の所定の箇所には回路基板4が筐体1の一の平板部2と平行するように設けられている。
筐体1の一の平板部2の音孔3の部分の内側には電気音響変換装置11が設けられている。電気音響変換装置11は円筒形状のフレーム12を備えている。フレーム12の下面は回路基板4の上面に接着剤(図示せず)を介して固着されている。フレーム12の上面にはポリエチレンテレフタレート等からなる平面円形状の振動膜13の下面外周部が接着剤(図示せず)を介して固着されている。
振動膜13の外周部上面はリング状の取付部材14を介して筐体1の一の平板部2の音孔3の部分の周囲の内面に取り付けられている。取付部材14は、詳細には図示していないが、リング状のクッション材の上面および下面にそれぞれ両面接着テープが設けられた構造となっている。筐体1の一の平板部2の音孔3の部分、振動膜13および取付部材14によって囲まれた空間により、前気室15が形成されている。
フレーム12の内側における回路基板4の上面には有底円筒形状の永久磁石21が接着剤(図示せず)を介して固着されている。永久磁石21の底部上面中央部には棒状のヨーク22が設けられている。振動膜13の下面中央部にはボイスコイル23の上部が接着剤(図示せず)を介して固着されている。ボイスコイル23は、永久磁石21の内側においてヨーク22の周囲に上下動可能に配置されている。
フレーム12と永久磁石21との間の空間により、後気室24が形成されている。フレーム12と永久磁石21との間における回路基板4には複数の例えば4つの円孔からなる通気孔25が周方向に等間隔に設けられている。ここで、電気音響変換装置11は、フレーム12、振動膜13、永久磁石21、ヨーク22、ボイスコイル23、前気室15および後気室24等を備えたものからなり、磁気回路を用いる動電型となっている。
さて、この電子機器では、ボイスコイル23に音声電流が流れると、この音声電流に応じてボイスコイル23が上下動し、これに伴い振動膜13が振動し、この振動膜13の振動により前気室15内および後気室24内の空気を振動させる。前気室15内の空気振動により発生した音波は音孔3を介して外部に向かって放出される。後気室24内の空気振動により発生した音波は通気孔25を介して回路基板4の下面側に向かって放出される。
この場合、通気孔25から回路基板4の下面側に向かって放出された音波の放出方向は、音孔3から外部に向かって放出された音波の放出方向とは180°反転した反対方向であり、しかも回路基板4が通気孔25から放出された音波の筐体1の一の平板部2の表面側への回り込みを防止する遮蔽板として機能するので、通気孔25から放出された音波が筐体1の一の平板部2の表面側に回り込みにくく、したがって通気孔25から放出された音波と音孔3から放出された音波との干渉が防止され、ひいては音圧レベルが減衰しにくいようにすることができる。
ここで、図1に示す電子機器および図1に示す電子機器においてフレーム12を備えておらず、且つ、回路基板4に通気孔25が設けられていない比較のための電子機器について、周波数音圧特性を調べたところ、図2に示す結果が得られた。
図2において、実線のグラフは、図1に示す電子機器(実施例)の場合の周波数音圧特性を示し、点線のグラフは、図1に示す電子機器においてフレーム12を備えておらず、且つ、回路基板4に通気孔25が設けられていない比較のための電子機器(比較例)の場合の周波数音圧特性を示す。
図2から明らかなように、特に、周波数約800Hz以下の並進性の強い(指向性がない)低周波数帯域において、実線で示す実施例の音圧レベルは、点線で示す比較例の音圧レベルよりも高くなっており、周波数約800Hz以下の低周波数帯域での音圧レベルが著しく改善されていることが分かる。
(第2実施形態)
図3はこの発明の第2実施形態としての電気音響変換装置を備えた携帯電話等の電子機器の要部の断面図を示す。この電子機器において、図1に示す電子機器と異なる点は、回路基板4の下面の所定の箇所に発砲ウレタン等からなる円形状の吸音シート31を通気孔25を覆うように設けた点である。このようにした場合には、通気孔25から放出される音波を吸音シート31で吸収することができるので、音孔3から放出される音波との干渉がより一層防止され、ひいては音圧レベルがより一層減衰しにくいようにすることができる。
なお、この発明は、携帯電話に限らず、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Data Assistance, Personal Digital Assistance:個人向け携帯型情報通信機器)、ノートパソコン等の携帯型電子機器等の電子機器にも適用することができる。
以下、この発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
付記1の発明は、音孔を有する筐体と、前記筐体内に設けられ、通気孔を有する基板と、前記筐体の前記音孔の部分の内側において前記基板上に設けられ、前記音孔に連通する前気室および前記通気孔に連通する後気室を有する電気音響変換装置とを備えていることを特徴とする電気音響変換装置を備えた電子機器である。
(付記1)
付記2の発明は、付記1に記載の発明において、前記電気音響変換装置は、前記基板上に設けられた筒状のフレームと、前記フレーム内において前記基板上に設けられた永久磁石とを少なくとも含むものからなり、前記通気孔は前記フレームと前記永久磁石との間における前記基板に設けられていることを特徴とする電気音響変換装置を備えた電子機器である。
(付記3)
付記3の発明は、付記1または2に記載の発明において、前記基板は回路基板であることを特徴とする電気音響変換装置を備えた電子機器である。
(付記4)
付記4の発明は、付記1〜3のいずれかに記載の発明において、前記基板の下面に吸音シートが前記通気孔を覆うように設けられていることを特徴とする電気音響変換装置を備えた電子機器である。
1 筐体
2 一の平板部
3 音孔
4 回路基板
11 電気音響変換装置
12 フレーム
13 振動膜
14 取付部材
15 前気室
21 永久磁石
22 ヨーク
23 ボイスコイル
24 後気室
25 通気孔
31 吸音シート

Claims (4)

  1. 音孔を有する筐体と、前記筐体内に設けられ、通気孔を有する基板と、前記筐体の前記音孔の部分の内側において前記基板上に設けられ、前記音孔に連通する前気室および前記通気孔に連通する後気室を有する電気音響変換装置とを備えていることを特徴とする電気音響変換装置を備えた電子機器。
  2. 請求項1に記載の発明において、前記電気音響変換装置は、前記基板上に設けられた筒状のフレームと、前記フレーム内において前記基板上に設けられた永久磁石とを少なくとも含むものからなり、前記通気孔は前記フレームと前記永久磁石との間における前記基板に設けられていることを特徴とする電気音響変換装置を備えた電子機器。
  3. 請求項1または2に記載の発明において、前記基板は回路基板であることを特徴とする電気音響変換装置を備えた電子機器。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記基板の下面に吸音シートが前記通気孔を覆うように設けられていることを特徴とする電気音響変換装置を備えた電子機器。
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