JPWO2008004271A1 - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
PDP装置において、アドレス電極及びアドレスドライバの増加の傾向に対処してコストダウン等を実現できる技術である。本PDP装置において、PDP(10)は、RGBの三種類の色のセルを選択する役割に応じた三種類のアドレス電極(13r,13g,13b)の群を有し、そのうち二種類の色(例えばR,B)のアドレス電極(13r,13b)は、個別に駆動するための第1のアドレスドライバ(132)に接続され、一種類の色(例えばG)のアドレス電極(13g)は、共通に駆動するための第2のアドレスドライバ(140)に接続される。
Description
本発明は、プラズマディスプレイパネル(PDP)の駆動方法及びその表示装置(プラズマディスプレイ装置:PDP装置)の技術に関し、特に、アドレス電極の駆動に関する。
PDP装置は、表示面積や表示容量、更に応答性などの優位性から、フルカラー大画面表示を実現できる表示装置として期待されている。現在、直視型の表示装置としては、他のデバイスでは実現できない40型から60型以上の大画面が実現されている。
従来のPDP装置において、アドレスドライバ(アドレス駆動回路)からPDPのアドレス電極群に対して個別選択的にパルス(アドレスパルス)を印加することにより、セルのON/OFF状態を選択するアドレス動作を実施している。R(赤),G(緑),B(青)の各色のセルのセットで画素が構成されるフルカラー(RGB)形式のPDP装置においては、画素に対するアドレス数の3倍のアドレスドライバの回路が必要である。
PDP装置を含む表示デバイスは、近年、ますます高精細化が進み、画素数として水平方向が1920で垂直方向が1080である、所謂HD対応と呼ばれる表示装置が登場している。この場合、フルカラー(RGB)形式のPDP装置において、アドレス電極としては、水平方向の1920の3倍(5760)の本数が必要となり、また、それに対応したアドレスドライバが必要となる。また、垂直方向のライン数が1080である場合に、アドレス電極を上下で分割した構成で同時に駆動する方式なども用いられる。その場合、必要なアドレスドライバの数は更に2倍となる。このように、特にアドレス電極及びアドレスドライバの増加が、PDP装置のコストアップの大きな要因となっている。
本発明は以上のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、PDP装置において、アドレス電極及びアドレスドライバの増加の傾向に対処してコストダウン等を実現できる技術を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。前記目的を達成するために、本発明は、PDPとその駆動及び制御のための回路部とを備えるPDP装置の技術であって、以下に示す技術的手段を備えることを特徴とする。
まず、PDPは、例えば、維持電極(第1の電極)、走査電極(第2の電極)、アドレス電極(第3の電極)を有する。回路部は、例えば、上記各種の電極(第1〜第3の電極)群に応じた駆動回路を有する。PDPは、三種類の色(第1色、第2色、第3色)のセルのセットにより画素が構成される形式であり、各色に対応した種類の第3の電極の群(グループ)を有する。即ち、第3の電極として、各色のセルに対応した、第1種、第2種、及び第3種の電極を有する。例えば、PDPは、R(赤),G(緑),B(青)の三種類の色のセルのセットにより画素が構成される形式であり、各色に対応した種類のアドレス電極の群(グループ)として、各色のセル(Rセル、Gセル、Bセル)に対応した、R,G,Bのアドレス電極(Ar,Ag,Ab)を有する。
従来では、PDPの全アドレス電極に対して個別駆動回路が必要であった。本PDP装置では、アドレスドライバのうち、従来同様のアドレス電極の個別駆動回路(第1の駆動回路)については、色に応じた三種類の電極(R,G,Bのアドレス電極)のうち、二種類の電極(第1種及び第2種の電極)に対してのみ設ける。そして、残りの一種類の電極(第3種の電極)については、当該電極群の共通駆動回路(共通アドレスドライバ)に接続され、これによって複数の第3種の電極を共通に駆動する構成とする。即ち、回路部は、第1種及び第2種の電極群を個別に駆動する第1種及び第2種の駆動回路(第1のアドレスドライバ)、及び、第3種の電極群を共通駆動する駆動回路(第2のアドレスドライバ)、を備える。なお、第1種及び第2種の電極群の個別駆動については、従来同様に1つのドライバにまとめることもできる。また従来同様に、1つの種類のアドレスドライバを、複数の基板及びIC(半導体集積回路装置)に分けて構成することもできる。
本PDP駆動方法としては、PDPの表示領域及び期間の駆動制御において、例えば以下のようになる。複数の第3の電極(アドレス電極)において、第3種の電極(例:Gのアドレス電極)の隣に第1種及び第2種の電極(例:R及びBのアドレス電極)が配置される構成において、両側の第1種及び第2種の電極に対する印加電圧を制御することにより、その間の第3種の電極に対するアドレス動作を実現する。SF期間において、リセット、アドレス、サステイン等の期間及び動作を有する。
アドレス期間において、はじめに、第1の期間では、個別の第1種及び第2種の電極に対応するセル(第1種及び第2種のセル)に対してのアドレス放電の動作を実施する。即ち、第3の電極(第1種及び第2種の電極)に対するアドレスパルス印加かつ第2の電極(走査電極)に対する走査パルス印加により、セルの点灯のON/OFF状態の選択のためのデータメモリの動作を実施する。続いて、第2の期間では、共通の第3種の電極に対応するセル(第3種のセル)に対してのアドレス放電の動作を実施する。その際、ON対象の第3種のセル(電極)の両側に隣接する第1種と第2種のセル(電極)を対象として、同時にON状態にする(所定電圧を印加する)。これにより、上記両側に隣接する第1種と第2種のセル(電極)に挟まれているON対象の第3種のセルにおける電界がON状態となり、当該第3種のセルでのアドレス放電が発生する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。本発明によれば、PDP装置において、アドレス電極及びアドレスドライバの増加の傾向に対処してコストダウン等を実現できる。特に、必要なアドレスドライバの数ないし規模を、従来の約三分の二にすることができるため、装置のコストダウンに大きく寄与できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1〜図8を参照しながら、実施の形態1のPDP装置を説明する。実施の形態1では、RGBのうちGに対応するアドレス電極群を共通アドレスドライバに接続して共通駆動するものであり、両側のR,Bのアドレス電極及びセルに対する電圧印加を制御することによりその間のGのアドレス電極及びセルのアドレス動作を実現する。
図1〜図8を参照しながら、実施の形態1のPDP装置を説明する。実施の形態1では、RGBのうちGに対応するアドレス電極群を共通アドレスドライバに接続して共通駆動するものであり、両側のR,Bのアドレス電極及びセルに対する電圧印加を制御することによりその間のGのアドレス電極及びセルのアドレス動作を実現する。
<PDP装置>
まず、本実施の形態のPDP装置の基本的な構成を説明する。図1において、本PDP装置(PDPモジュール)100は、主に、PDP10と、PDP10を保持し回路部などが構成されるシャーシ190とを有して構成される。回路部として、主に、各種の駆動回路、制御回路191、信号処理回路192、及び電源回路193などを有する。駆動回路としては、X電極(維持電極)11を駆動するX駆動回路(Xサステインドライバ)111、Y電極(維持走査電極)12を駆動するY駆動回路(Yサステインドライバ)121及び走査駆動回路(スキャンドライバ)122、アドレス電極13を駆動するアドレス駆動回路(アドレスドライバ)132を有する。制御回路191は、各駆動回路などを含む全体を制御する。信号処理回路191は、制御回路に入力するデータ情報を信号処理する。電源回路193は、各部へ電源供給する。
まず、本実施の形態のPDP装置の基本的な構成を説明する。図1において、本PDP装置(PDPモジュール)100は、主に、PDP10と、PDP10を保持し回路部などが構成されるシャーシ190とを有して構成される。回路部として、主に、各種の駆動回路、制御回路191、信号処理回路192、及び電源回路193などを有する。駆動回路としては、X電極(維持電極)11を駆動するX駆動回路(Xサステインドライバ)111、Y電極(維持走査電極)12を駆動するY駆動回路(Yサステインドライバ)121及び走査駆動回路(スキャンドライバ)122、アドレス電極13を駆動するアドレス駆動回路(アドレスドライバ)132を有する。制御回路191は、各駆動回路などを含む全体を制御する。信号処理回路191は、制御回路に入力するデータ情報を信号処理する。電源回路193は、各部へ電源供給する。
また、X駆動回路111には、X中継基板112が接続されており、X中継基板112から、FPCB(フレキシブルプリント回路基板/フレキシブルケーブル)113等による接続部を通じて、X電極11群に接続されている。また、Y駆動回路121には、スキャンドライバ122が接続されており、スキャンドライバ122から、FPCB123等による接続部を通じて、Y電極11群に接続されている。また、複数のアドレスドライバ132は、元となるアドレス中継基板131に接続されており、アドレスドライバ132から、FPCB等による接続部を通じて、アドレス電極13群に接続されている。各ドライバ等の回路は、IC基板などにより実装されている。
<PDP>
次に、図2において、PDP10の構成例(AC型、面放電、(X,Y,A)三電極、X・Y行順次配置、及びストライプ状リブ構成)を説明する。PDP10は、主にガラス製の前面基板1側の構造体である前面部201と、背面基板2側の構造体である背面部202とが組み合わされて構成される。PDP10は、三電極構造において、第1電極であるX電極(維持電極)11、第2電極であるY電極(走査電極)12、第3電極であるアドレス電極13を有する。
次に、図2において、PDP10の構成例(AC型、面放電、(X,Y,A)三電極、X・Y行順次配置、及びストライプ状リブ構成)を説明する。PDP10は、主にガラス製の前面基板1側の構造体である前面部201と、背面基板2側の構造体である背面部202とが組み合わされて構成される。PDP10は、三電極構造において、第1電極であるX電極(維持電極)11、第2電極であるY電極(走査電極)12、第3電極であるアドレス電極13を有する。
前面部201において、前面基板1には、表示の繰り返しの放電を行うための電極(表示電極)である、複数のX電極11及びY電極12が、所定の間隔で第1方向(横方向)に平行に伸びて、第2方向(縦方向)に交互に繰り返して配置されている。これらの表示電極群(11,12)は、第1の誘電体層16に覆われており、更に第1の誘電体層16の放電空間に向かう表面は、MgO等による保護層17に覆われている。表示電極(11,12)は、例えば、それぞれ、直線状で金属製のバス電極と、バス電極に電気的に接続され隣接電極間で放電ギャップを形成する透明電極とから構成される。
背面部201において、背面基板2には、金属製の複数のアドレス電極13{13r,13g,13b}が、表示電極(11,12)と略直交する第2方向に平行に伸びて配置されている。アドレス電極13r,13g,13bは、各色(R,G,B)に対応したものである。更にアドレス電極13群は、第2の誘電体層18に覆われている。第2の誘電体層18上、アドレス電極13の両側には、第2方向に伸びる隔壁(縦リブ)14が配置されており、表示領域の列方向のセルを区分けしている。更に、アドレス電極13上の第2の誘電体層18上面及び隔壁14側面には、紫外線により励起されて赤(R),緑(G),青(B)の可視光を発生する各色の蛍光体15{15r,15g,15b}が、列ごとに区別して塗布されている。
これら前面部201と背面部202を、保護層17と隔壁14上面部が接するように貼り合わせて、その間の放電空間に、放電用のNe−Xe等の混合ガスを封入することにより、PDP10が構成される。本構造において、ドライバ側から電極(11,12,13)間に放電開始電圧以上の電圧を印加することにより放電を発生させ、放電によって発生した紫外線により、各色の蛍光体15{15r,15g,15b}を励起・発光させて表示を行うものである。
X電極11とY電極12の組で行(表示ライン)が構成され、更にアドレス電極13と交差して隔壁14で区切られる領域に対応してセル(表示セル)が構成される。X−Yによる行が順次配列されるノーマル構成である。R,G,Bのセルのセットで画素が構成される。
PDP10の構造は、本例ではノーマル構成を示しているが、駆動方式に応じて各種が存在し、本実施の形態で示すようなアドレス電極13等に関する条件を満たすものであれば各種が適用可能である。
<電極及びドライバ>
次に、図3において、PDP10の各種電極群と各ドライバとの接続の構成を説明する。X駆動回路111は、PDP10のX電極11群を共通に接続し駆動する。Y駆動回路(Yサステインドライバ)121及びスキャンドライバ(走査駆動回路)122は、Y電極12群を接続し駆動する。Y駆動回路121は、スキャンドライバ122を介して、Y電極12群を共通に維持駆動する。スキャンドライバ122は、Y電極12を個別に走査駆動する。X電極11とY電極12のドライバは、従来と同様の構成である。
次に、図3において、PDP10の各種電極群と各ドライバとの接続の構成を説明する。X駆動回路111は、PDP10のX電極11群を共通に接続し駆動する。Y駆動回路(Yサステインドライバ)121及びスキャンドライバ(走査駆動回路)122は、Y電極12群を接続し駆動する。Y駆動回路121は、スキャンドライバ122を介して、Y電極12群を共通に維持駆動する。スキャンドライバ122は、Y電極12を個別に走査駆動する。X電極11とY電極12のドライバは、従来と同様の構成である。
アドレス電極13群において、R及びBのアドレス電極13r,13bは、当該電極群を個別に駆動する機能を備える第1のアドレスドライバ(個別アドレスドライバ)132に接続されている。Gのアドレス電極13gは、当該電極群を共通に駆動する機能を備える第2のアドレスドライバ(共通アドレスドライバ)140に接続されている。
PDP10において、封止部3は、前後の基板構造体の間で放電ガスを封止している枠部分である。PDP10の一方の横辺部からX電極11群が引き出されてX駆動回路111側に配線及び接続されており、他方の横辺部からY電極12群が引き出されてスキャンドライバ122側に配線及び接続されている。また、PDP10の上下の辺部の一方側(図3では下側)から、R及びBのアドレス電極13r,13b郡が引き出されて、第1のアドレスドライバ132側に配線及び接続されており、他方の側(図3では上側)から、Gのアドレス電極13g群が引き出されて、第2のアドレスドライバ135側に配線及び接続されている。
<アドレス電極及びアドレスドライバ>
図4において、実施の形態1のアドレス電極13及びアドレスドライバ(132,140)の接続の構成を説明する。実施の形態1では、(R,G,B)に対応する各色のセル(Rセル:CR,Gセル:CG,Bセル:CB)のうち、Gセル(CG)に対応するGのアドレス電極(Ag)13gの群を、一括して共通の第2のアドレスドライバ(Ag用ドライバ)140により駆動する。そして、残りのRセル(CR)及びBセル(CB)に対応するR,Bのアドレス電極(Ar,Ab)13r,13bでは、従来通り、個別にON/OFFが可能な機能を持つ第1のアドレスドライバ(Ar及びAb用ドライバ)132によって駆動する。Gの電極(Ag)13gは、第3種の電極、R,Bのアドレス電極(Ar,Ab)13r,13bは、第1種,第2種の電極に対応する。
図4において、実施の形態1のアドレス電極13及びアドレスドライバ(132,140)の接続の構成を説明する。実施の形態1では、(R,G,B)に対応する各色のセル(Rセル:CR,Gセル:CG,Bセル:CB)のうち、Gセル(CG)に対応するGのアドレス電極(Ag)13gの群を、一括して共通の第2のアドレスドライバ(Ag用ドライバ)140により駆動する。そして、残りのRセル(CR)及びBセル(CB)に対応するR,Bのアドレス電極(Ar,Ab)13r,13bでは、従来通り、個別にON/OFFが可能な機能を持つ第1のアドレスドライバ(Ar及びAb用ドライバ)132によって駆動する。Gの電極(Ag)13gは、第3種の電極、R,Bのアドレス電極(Ar,Ab)13r,13bは、第1種,第2種の電極に対応する。
PDP10の複数のアドレス電極13(A1〜Am)において、Rのアドレス電極(Ar)13rとして、{A1,A4,A7,……}={Ar1,Ar2,Ar3,……}を有する。また、Gのアドレス電極(Ag)13gとして、{A2,A5,A8,……}={Ag1,Ag2,Ag3,……}を有する。Bのアドレス電極(Ab)13bとして、{A3,A6,A9,……}={Ab1,Ab2,Ab3,……}を有する。
下側に位置する第1のアドレスドライバ132では、例えば、アドレスドライバ基板134上に搭載される複数のIC135により構成される。IC135は、単一のアドレス電極13の駆動回路部として示しているが、これら複数の回路部をまとめて1つのICとして構成する形でも構わない。第1番目のIC(D1)135は、第1番目のアドレス電極(A1)即ち第1番目のRのアドレス電極(Ar1)13rに接続されている。第2番目のIC(D2)135は、第3番目のアドレス電極(A3)即ち第1番目のBのアドレス電極(Ab1)13bに接続されている。他のR,Bのアドレス電極13r,13bについても同様に繰り返し構成されている。
上側に位置する第2のアドレスドライバ140では、Gのアドレス電極(Ag)13g群に、共通配線141を通じて共通に接続されるアドレス電圧クランプ回路として実装構成されている。電圧クランプ回路自体は公知技術である。第2のアドレスドライバ140において、グランド電圧(GND)と所定のアドレス電圧(Vac)とを生成してGのアドレス電極13gに印加する。
<フィールドの駆動>
次に、図5において、実施の形態1におけるPDP10の駆動制御の基本を説明する。PDP10の表示領域(画面)に対応する映像表示単位である、フィールド(又はフレーム)20における構成を説明する。
次に、図5において、実施の形態1におけるPDP10の駆動制御の基本を説明する。PDP10の表示領域(画面)に対応する映像表示単位である、フィールド(又はフレーム)20における構成を説明する。
映像を構成するうちの1つのフィールド(フィールド期間)20は、例えば1/60秒で表示される。1つのフィールド20は、階調表現のために時間的に分割された複数のSF30により構成される。例えば、1つのフィールド20は、1番目「#1」からn番目「#n」までのSF30により構成される。各SF30は、リセット期間(TR)31と、次のアドレス期間(TA)32と、次のサステイン期間(TS)33とを有する。フィールド20の各SF30は、サステイン期間(TS)33の長さ(維持放電回数)による重み付けが与えられており、各SF30の点灯オン/オフの組み合わせによって、階調が表現される。
基本として、リセット期間31では、全てのセルを初期状態にセットするための放電(リセット放電)の動作(リセット動作)、換言すれば、次のアドレス期間32に備えるための電荷書き込み及び調整の動作を実施する。次のアドレス期間32では、SF30のセル群における点灯(ON)/非点灯(OFF)のセルを選択する動作(アドレス動作)を行う。即ち、表示データに基づく点灯ON対象セルの選択に対応して、Y電極12に走査パルスを印加し、かつ、アドレス電極13にアドレスパルスを印加することにより、選択セルでの壁電荷形成(データメモリ)のための放電(アドレス放電)を実施する。このようなアドレス動作を画面(SF30)の全表示ラインに渡って順次に実行し、画面内の全セルのON/OFF状態を決定する。次のサステイン期間33では、直前のアドレス期間32でアドレス放電が実施された選択セル(ON状態)において、表示電極(11,12)に対する維持パルスの印加により、維持放電を実施して表示する動作(サステイン動作)を行う。
本実施の形態において、アドレス期間32は、第1の期間(321)と第2の期間(322)に分割されて構成されている。前半の第1アドレス期間(321)では、R,Bのセルに対するアドレス動作を行う。即ち、個別の第1のアドレスドライバ132により駆動するRセル及びBセルのアドレス放電を順次実行する。後半の第2アドレス期間(322)では、Gのセルに対するアドレス動作を行う。即ち、共通の第2のアドレスドライバ140により駆動するGセルのアドレス放電を行う。
なお、アドレス方式としては、書き込みアドレス方式、消去アドレス方式のいずれに係わらず適用可能であるが、本例では前者の方式を用いる。
<アドレス期間の駆動>
次に、図6及び図7において、前述の構成に対応して、フィールド20の駆動制御におけるSF30のアドレス期間32での個別セルの選択のためのアドレス放電の動作について、概念及び駆動方法などを説明する。PDP10のRGBのセル(CR,CG,CB)の一部断面を模式的に示している。
次に、図6及び図7において、前述の構成に対応して、フィールド20の駆動制御におけるSF30のアドレス期間32での個別セルの選択のためのアドレス放電の動作について、概念及び駆動方法などを説明する。PDP10のRGBのセル(CR,CG,CB)の一部断面を模式的に示している。
図6において、アドレス期間32の第1段階の動作状態、即ち第1の期間(321)に対応する状態を示している。第1アドレス期間(321)において、まず、Rセル(CR)とBセル(CB)について、点灯対象セルの選択によるON状態とする場合には、個別の第1のアドレスドライバ132側から、対象のR,Bのアドレス電極13r,13bに対して、所定の電圧(Va:例えば60V)によるアドレスパルスを印加し、かつ、対応するY電極12に所定の電圧(−Vy1:例えば−100V)によるスキャンパルスを印加する。これにより、Rセル(CR)及びBセル(CB)の放電空間601におけるアドレス放電(放電602)を発生させる。一方、このタイミングでは、Rセル(CR)とBセル(CB)の間にあるGセル(CG)に対応するアドレス電極13gについては、第2のアドレスドライバ140により、Vaとは異なる所定の電圧(0V(GND):第1のクランプ電圧)にクランプした状態を維持し、当該Gセルでのアドレス放電を一切行わないようにする。
次に、図7において、アドレス期間32の第2段階の動作状態、即ち第2の期間(322)に対応する状態を示している。図6の状態に続いて、第2アドレス期間(322)において、Gセル(CG)に対してON状態とするためのアドレス放電を実施する場合である。該当Gセル(CG)のアドレス放電を実施する場合は、当該Gセル(CG)に隣接する前記Rセル(CR)とBセル(CB)におけるR,Bのアドレス電極13r,13bを、前記所定の電圧(Va)によって同時にON状態にすることにより、その間のGセル(CG)の電位も所定の電圧(Vac:第2のクランプ電圧)に上昇し、アドレス放電(放電602)を発生させることができる。第2のアドレスドライバ140により、Gセルにおいて所定の電圧(Vac)にクランプした状態が維持される。また、対応するY電極12には、前記第1アドレス期間(321)で印加したスキャンパルスとは異なる、所定の電圧(−Vy2:例えば−40V)によるスキャンパルスが印加される。
<駆動波形>
次に、図8において、実施の形態1における具体的なSF30の駆動波形の構成例を説明する。上から、(a)PArは、Rセルのアドレス電極(Ar)13rに対する駆動波形、(b)PAbは、Bセルのアドレス電極(Ab)13bに対する波形、(c)PAgは、Gセルのアドレス電極(Ag)13gに対する波形、(d)PXは、X電極11に対する波形、(e)PYは、Y電極12に対する波形を示している。
次に、図8において、実施の形態1における具体的なSF30の駆動波形の構成例を説明する。上から、(a)PArは、Rセルのアドレス電極(Ar)13rに対する駆動波形、(b)PAbは、Bセルのアドレス電極(Ab)13bに対する波形、(c)PAgは、Gセルのアドレス電極(Ag)13gに対する波形、(d)PXは、X電極11に対する波形、(e)PYは、Y電極12に対する波形を示している。
第1アドレス期間(321)では、Gセルのアドレス電極13gを常に0V(第1のクランプ電圧)に固定し、Y電極12に順次にスキャンパルス(501)を印加し、R,Bセルのアドレス電極13r,13bにはアドレス電圧(Va)によるアドレスパルス(601)を印加して、アドレス放電を実施する。第2アドレス期間(322)においても、Y電極12には順次にスキャンパルス(502)を印加する。GセルをON状態にするためには、その両側に隣接のR,Bセルのアドレス電極13r,13bに、アドレス電圧(Va)によるアドレスパルス(602)を印加して、アドレス放電を実施する。
上記の詳しい駆動波形は例えば以下のようになる。まず、リセット期間31では、(d)PX,(e)PYで、表示電極(11,12)に対して、まず第1期間に、電荷書き込みのための波形(41,51)を印加する。PYの波形52は、到達電位がVwである。次いで第2期間に、電荷調整のための波形(42,52)を印加する。PXの波形42は、所定の電圧(Vx1)である。これらによりリセット放電が発生する。
一方、(c)PAgで、アドレス電極13gには、第1期間に、所定の電圧(Vac:第2のクランプ電圧)61を印加し、第2期間に、0V(第1のクランプ電圧)の電圧62を印加する。
次に、第1アドレス期間(321)では、(a)PAr,(b)PAbで、Rセル及びBセル対応のアドレス電極13r,13bには、表示データに応じてアドレス電圧(Va)によるアドレスパルス(601)を印加する。また、(c)PAgで、引き続き、Gセル対応のアドレス電極13gの電圧63を常に0V(第1のクランプ電圧)に固定する。また、(d)PXで、X電極11に所定の電圧(Vx1)43を印加し、(e)PYで、Y電極12に順次にスキャンパルス(501)を印加する。この際のY電極12の基準の電圧53は、例えば−60V(−Va)にし、スキャンパルス(501)の電圧(−Vy1)は、例えば−100Vにする(基準の電圧からのスキャンパルスの大きさは40V)。これらにより前記図6のように、Rセル及びBセルでのアドレス放電を実施する。
続く第2アドレス期間(322)では、(a)PAr,(b)PAbで、Gセルに隣接するRセル及びBセル対応のアドレス電極13r,13bには、表示データに応じてアドレス電圧(Va)によるアドレスパルス(602)を印加する。また、(c)PAgで、Gセル対応のアドレス電極13gの電圧64を常に所定の電圧Vac(第2のクランプ電圧)に固定する。また、(d)PXで、X電極11に、前記第1アドレス期間(321)での所定の電圧(Vx1)43よりも高い所定の電圧(Vx2)44を印加し、(e)PYで、Y電極12に、順次に、スキャンパルス(501)よりも高い電圧のスキャンパルス(502)を印加する。この際、Y電極12の基準の電圧54は、前記第1アドレス期間(321)での所定の電圧(−60V)53よりも高い所定の電圧(0V)54を印加する。スキャンパルス(502)の電圧(−Vy2)は、例えば−40Vである。
続くサステイン期間33では、(c)PAgで電圧65としてVac(第2のクランプ電圧)を維持したまま、(d)PX,(e)PYで、従来同様に所定電圧(Vs,−Vs)による繰り返しのサステインパルス(45,55)を印加することにより、ON状態のセルにおける点灯を行う。
以上の動作を実施するために重要なのは、各電極のアドレス期間32の電位である。まず、第1アドレス期間(321)では、Gセルのアドレス電極13gが0V(第1のクランプ電圧)63であるため、その隣接のアドレス電極13r,13bがON状態となっても、Gセルで放電が発生することは無い。そして、特に第2アドレス期間(322)の構成が要点である。第2アドレス期間(322)では、Gセルで放電を実施するために、その隣接のRセル及びBセルのアドレス電極13r,13bでON状態にする。この場合、第1アドレス期間(321)でアドレス放電を実施していない、つまりOFF状態である、RセルまたはBセルで、放電が発生しないようにする必要がある。そのため、第2アドレス期間(322)のスキャンパルス(502)の電圧(−Vy2)を、第1アドレス期間(321)のスキャンパルス(501)の電圧(−Vy1)よりも、電圧Va分、高くなるように構成している。つまり、−Vy2=−Vy1+Vaとしている。この差の電圧(Va)は、Vac又はそれに近い電圧分としてもよい。
具体的に、本例では、−Vy1を−100V、Vaを60V、−Vy2を−40Vに設定している(−Vy2(−40V)=−Vy1(−100V)+Va(60V))。このように構成することで、前記RセルとBセルで誤ってアドレス放電が実施されることが無い。また、第2アドレス期間(322)においても、X電極11とスキャンパルス(502)との間の電位差は、第1アドレス期間(321)と同じ電圧が必要であるため、X電極11には電圧Vx2(44)として、電圧Vx1(43)よりも同様に電圧Va分高い電圧を印加している(Vx2=Vx1+Va)。
さらに、第2アドレス期間(322)のGセルのアドレス電極13gに対しては、印加の電圧64を、第1アドレス期間(321)よりも高いVac(第2のクランプ電圧)としているが、これは例えば電圧Vaと同じ値としてもよい(Vac=Va、Vac≠Vaのいずれも可能である)。
上記のような電圧の状態で、第2アドレス期間(322)に、アドレス放電を実施させたいGセルに隣接するR及びBのアドレス電極13r,13bにアドレスパルス(602)を印加することにより、前記図7のように当該Gセルでアドレス放電を発生させることができる。なお、Vx1,Vx2,−Vy1,−Vy2,Va,Vac等の電圧の設計は上記の通りであるが、PDP10の電極構造や駆動方式等に応じて調整してもよい。
以上のように実施の形態1によれば、各色に対応した三種類のアドレス電極13のうち特定の種類のアドレス電極(Ag)13gを共通駆動する構成により、特に、必要なアドレスドライバの数ないし規模を、従来の約三分の二にすることができるため、装置のコストダウンに大きく寄与できる。
(実施の形態2)
次に、図9,図10において、本発明の実施の形態2のPDP装置におけるPDP10の構造を説明する。実施の形態2は、駆動波形や回路構成などについては実施の形態1と同様であるが、アドレス電極13の配置及び形状に一工夫した構成である。前述のように、Gセルをアドレスする際は、それに隣接するRセル及びBセルのアドレス電極13r,13bにアドレスパルスを印加して、その電界によってGセルをON状態にすることが特徴である。よって、実施の形態2では、その電界の影響をより高めるために、図9に示すように、Gセル寄りに、Rセル及びBセルのアドレス電極13r,13bを配置した構成である。また更に、Gセルのアドレス電極13gの幅を、Rセル及びBセルのアドレス電極13r,13bの幅よりも細くした構成である。これにより、前記アドレス放電に係わり、より安定な動作を実施できる場合がある。
次に、図9,図10において、本発明の実施の形態2のPDP装置におけるPDP10の構造を説明する。実施の形態2は、駆動波形や回路構成などについては実施の形態1と同様であるが、アドレス電極13の配置及び形状に一工夫した構成である。前述のように、Gセルをアドレスする際は、それに隣接するRセル及びBセルのアドレス電極13r,13bにアドレスパルスを印加して、その電界によってGセルをON状態にすることが特徴である。よって、実施の形態2では、その電界の影響をより高めるために、図9に示すように、Gセル寄りに、Rセル及びBセルのアドレス電極13r,13bを配置した構成である。また更に、Gセルのアドレス電極13gの幅を、Rセル及びBセルのアドレス電極13r,13bの幅よりも細くした構成である。これにより、前記アドレス放電に係わり、より安定な動作を実施できる場合がある。
また、上記とは逆に、図10に示すように、Gセルのアドレス電極13gの幅を、Rセル及びBセルのアドレス電極13r,13bの幅よりも太くした構成も可能であり、同様に、前記アドレス放電に係わり、より安定な動作を実施できる場合がある。
(実施の形態3)
次に、図11において、本発明の実施の形態3のPDP装置における駆動シーケンスを説明する。実施の形態3では、基本的な構成は前述の実施の形態と同様であり、異なる特徴として、フィールド20の駆動制御において、複数のSF30の中で一部のSF30では、前記第2アドレス期間(322)の動作を実施しない構成である。例えば、図11のように、第1番目の最小輝度のSF30(#1)では、アドレス期間32として、第1アドレス期間(TA1)321のみ有する。即ち、そのSF30(#1)では、第1アドレス期間(TA1)321でR,Bセルのアドレス動作を実施し、第2アドレス期間(322)でのGセルのアドレス動作を省略する。
次に、図11において、本発明の実施の形態3のPDP装置における駆動シーケンスを説明する。実施の形態3では、基本的な構成は前述の実施の形態と同様であり、異なる特徴として、フィールド20の駆動制御において、複数のSF30の中で一部のSF30では、前記第2アドレス期間(322)の動作を実施しない構成である。例えば、図11のように、第1番目の最小輝度のSF30(#1)では、アドレス期間32として、第1アドレス期間(TA1)321のみ有する。即ち、そのSF30(#1)では、第1アドレス期間(TA1)321でR,Bセルのアドレス動作を実施し、第2アドレス期間(322)でのGセルのアドレス動作を省略する。
各実施の形態では、アドレス期間32について、二段階の期間(321,322)で構成される分、必要期間が約2倍になるものであるが、RGBのうちの特定の色(例:G)のみ階調数を削減しても問題ないような用途の場合(そのような表示を行う場合)、本実施の形態3のように、前記特定の色(G)に対応した第2アドレス期間(322)の動作を実施せずに駆動表示することが可能である。第2アドレス期間(322)を省略した分、駆動期間が短縮される。
また例えば、各実施の形態では、RGBのうちGを共通電極駆動対象(第3種)とした場合であるが、他にも、輝度が低い青(B)を共通電極駆動対象として、上記と同様に第1のSF30(#1)でBセルをアドレス動作しない構成にすることも有効である。
(実施の形態4)
次に、図12において、本発明の実施の形態4のPDP装置の電極及びドライバ接続の構成を説明する。図12に示す実施の形態4の構成は、図3等の実施の形態1の構成に比べて、Gのアドレス電極13gの配線141等及び第2のアドレスドライバの実装構成が異なる。
次に、図12において、本発明の実施の形態4のPDP装置の電極及びドライバ接続の構成を説明する。図12に示す実施の形態4の構成は、図3等の実施の形態1の構成に比べて、Gのアドレス電極13gの配線141等及び第2のアドレスドライバの実装構成が異なる。
共通の第2のアドレスドライバ140に接続するアドレス電極13gは、個別の第1のアドレスドライバ132に接続するアドレス電極13r,13bの反対側(図12の上側)に出力することにより、PDP10のガラス基板(背面基板2)上で一括して結線することができる。図12の構成では、PDP10の上辺部の封止部3の外側の領域で、配線141のように共通接続している。
また、共通のアドレス電極13gを駆動する第2のアドレスドライバ140は、規模も小さいので、個別の基板で構成するよりも、X駆動回路111側もしくはY駆動回路121側の基板上に搭載する構成とする。図12の構成では、X駆動回路111の基板上に、第2のアドレスドライバ140を搭載している。このような構成の方が、実装サイズ及びコスト等のメリットがある。
また、アドレス電極13gと第2のアドレスドライバ140との接続では、X電極11やY電極12を駆動回路に接続するFPCB(フレキシブルプリント回路基板/フレキシブルケーブル)等の接続部を利用して接続してもよい。図12の構成では、PDP10の上辺部のアドレス電極13gの配線141とX駆動回路111上の第2のアドレスドライバ140との接続において、前記X中継基板112につながるFPCB113上での一部配線を利用している。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、アドレス電極を用いるプラズマディスプレイ装置に利用可能である。
Claims (13)
- 三種類の色のセルが行列状に構成され、前記セルに対するアドレス動作のための電極を備えるプラズマディスプレイパネルと、前記プラズマディスプレイパネルの電極群を駆動及び制御する回路部とを備えるプラズマディスプレイ装置であって、
前記アドレス動作のための電極は、前記三種類の色における第1色、第2色、及び第3色のセルを選択してアドレス動作する役割に応じた、第1種、第2種、及び第3種の三種類の電極の群から構成され、
前記三種類の色のうち二種類の第1色及び第2色に対応する前記第1種及び第2種の電極は、当該電極群を個別に駆動する第1の駆動回路に接続され、
前記三種類の色のうち一種類の第3色に対応する前記第3種の電極は、当該電極群を共通に駆動する第2の駆動回路に接続されることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項1記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記プラズマディスプレイパネルは、赤、緑、及び青の三種類の色に応じた蛍光体を備え、前面基板側に表示駆動のための第1及び第2の電極を備え、背面基板側に前記アドレス動作のための第3の電極を備え、これらにより前記三種類の色のセル及びそれらのセットによる画素が構成されることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項1記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記アドレス動作のための電極のうち、
前記第1種及び第2種の電極は、前記プラズマディスプレイパネルの上側もしくは下側の一方から引き出されて前記第1の駆動回路に接続され、
前記第3種の電極は、前記プラズマディスプレイパネルの前記第1種及び第2種の電極が引き出される側とは他方の側から引き出されて前記第2の駆動回路に接続されることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項1記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記プラズマディスプレイパネルの表示領域の駆動制御において、表示データに応じて前記セルのON/OFF状態を選択するアドレス動作を実施するアドレス期間において、第1と第2の期間を有し、
前記第1の期間では、前記第1の駆動回路から前記第1種及び第2種の電極に対応する第1種及び第2種のセルに対して、選択されるセルでのアドレス放電を実施し、
続く前記第2の期間では、前記第2の駆動回路から前記第3種の電極に対応する第3種のセルに対して、選択されるセルでのアドレス放電を実施することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項4記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記第2の期間における前記第2の駆動回路から前記第3種の電極に対応する第3種のセルに対してのアドレス放電の動作では、
前記第3種のセルをON状態にする場合に、当該第3種のセルの両側に隣接する前記第1種及び第2種の電極に対応した第1種及び第2種のセルに対して、当該第1種及び第2種の電極を電圧印加によりON状態にすることにより、当該第3種のセルでのアドレス放電を実施してON状態にすることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項4記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記プラズマディスプレイパネルは、前記アドレス期間での走査駆動のための走査電極を有し、
前記第1の期間では、前記第1種及び第2種の電極に対してアドレスパルスを印加し、前記走査電極に対して第1の走査パルスを印加し、
前記第2の期間では、前記第1種及び第2種の電極に対してアドレスパルスを印加し、前記走査電極に対して第2の走査パルスを印加し、
前記第1の期間で前記走査電極に印加する第1の走査パルスの電圧よりも、前記第2の期間で前記走査電極に印加する第2の走査パルスの電圧の方が、所定電圧分高いことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項4記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記第1の期間では、前記第1種及び第2種の電極に対してアドレスパルスを印加し、前記第3種の電極に対して第1の電圧を印加し、
前記第2の期間では、前記第1種及び第2種の電極に対してアドレスパルスを印加し、前記第3種の電極に対して第2の電圧を印加し、
前記第1の期間で前記第3種の電極に印加する第1の電圧よりも、前記第2の期間で前記第3種の電極に印加する第2の電圧の方が、所定電圧分高いことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法。 - 請求項1記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記第3種の電極に隣接する前記第1種及び第2種の電極は、それに対応する第1種及び第2種のセルの中心よりも、前記第3種の電極に対応する第3種のセル側に近い位置に配置されていることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項8記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記第3種の電極は、前記第1種及び第2種の電極と比べて、幅が狭い形状であることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項8記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記第3種の電極は、前記第1種及び第2種の電極と比べて、幅が広い形状であることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項1記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記プラズマディスプレイパネルの駆動制御における、フィールドを構成する複数のサブフィールドのうち、少なくとも1つのサブフィールドでは、前記第2の駆動回路から前記第3種の電極に対するアドレス放電の動作を省略することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項1記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記プラズマディスプレイパネルは、表示駆動のための第1及び第2の電極と、前記アドレス動作のための第3の電極とを備え、
前記第1の電極の駆動回路と前記第2の電極の駆動回路とを備え、
前記第2の駆動回路は、前記第1の電極の駆動回路もしくは前記第2の電極の駆動回路の基板上に搭載されていることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項12記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記第3種の電極の群は、前記プラズマディスプレイパネルの辺部の領域で共通接続されており、
前記第3種の電極の群の共通接続の配線と前記第2の駆動回路とを接続する配線は、前記第1の電極の駆動回路もしくは前記第2の電極の駆動回路の配線を構成するフレキシブルモジュールの一部を使用して構成されていることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
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