JPWO2007142114A1 - 包装装置 - Google Patents

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卓也 岩佐
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真史 近藤
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幸夫 中川
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Abstract

本発明は、コストの増大を抑制しつつ、様々な形状の包装袋を形成できるようにする。包装装置のフォーミングチューブ(3)のX軸方向の両側に搬送ユニット(42,43)を配置する。搬送ユニット(42,43)はそれぞれ吸着ベルト(420)を備え、包装材料(9)を(−Z)方向に搬送する。搬送ユニット(42)のY軸方向の両側に、XZ平面と略平行となる板状のヘムシールガイド部(72,73)を設ける。同様に、搬送ユニット(43)のY軸方向の両側に、XZ平面と略平行となる板状のヘムシールガイド部(74,75)を設ける。各ヘムシーラ(565,566,573,574)と、ヘムシールガイド部(72ないし75)との間に包装材料(9)を案内し、ヘムシーラ(565,566,573,574)によってシールする。このようにして、ヘムシールを形成する構造のZ軸方向のサイズを小型化し、オプションとして交換可能とする。

Description

本発明は、シート状の包装材料から包装袋を形成する技術に関する。より詳しくは、様々な形状の包装袋を効率的に形成する技術に関する。
従来より、シート状の包装材料から包装袋を形成する包装装置が提案されている。従来の包装装置は、包装材料をフォーミングチューブによって所定の形状に案内しつつ、所望の形状に応じた箇所をヒータで加熱してシールすることにより、所望の包装袋を形成する。例えば、特許文献1には、「ヘムシール」と呼ばれる形状の包装袋を形成する包装装置が記載されている。
特開2004−352306号公報
一方で、昨今、販売ニーズの多様化から様々な形状の包装袋を形成することが求められている。例えば、包装袋の形状として「ヘムシール」以外にも、「ピロー」「角底ガゼット」「V.S.U.」「ドイパック」「スタンドパック」等が提案されている。
ところが、特許文献1に記載の技術では、「ヘムシール」を形成することは可能であるが、他の形状の包装袋を形成することができないという問題があった。例えば、特許文献1に記載の包装装置では「ピロー」を形成することはできない。すなわち、包装袋の形状に応じて、それぞれ別の包装装置を用意しなければならないために、所望の包装袋の形状が変わるたびに、膨大なコストがかかるという問題があった。
また、交換される包装装置のサイズが互いに異なっていると、それに応じて包装ラインを組み替えなければならず、さらにコストが増大するという問題があった。
そこで、本発明は、コストの増大を抑制しつつ、様々な形状の包装袋を形成することを可能とする。
本発明の第1の態様では、包装材料から包装袋を形成して物品を包装する包装装置であって、形成する包装袋の形状に応じて、種類の異なる複数のフォーマから選択された1のフォーマと、形成する包装袋の形状に応じて、種類の異なる複数のフォーミングチューブから選択された1のフォーミングチューブと、形成する包装袋の形状に応じて、一体的に着脱可能なヘムシールユニットと、前記選択された1のフォーマおよび前記選択された1のフォーミングチューブに沿って包装材料を第1方向に搬送する搬送部とを備え、前記ヘムシールユニットは、包装材料を前記第1方向に沿う方向にシールする少なくとも1のヘムシールを備えることを特徴とする。
また、本発明の第2の態様では、第1の態様において、前記ヘムシールユニットを着脱する際に、前記ヘムシールユニットの移動を案内するガイド部材をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明の第3の態様では、第1または第2の態様において、前記少なくとも1のヘムシーラは退避位置に回動可能であることを特徴とする。
また、本発明の第4の態様では、第1ないし第3のいずれかの態様において、前記少なくとも1のヘムシーラと対向する少なくとも1のヘムシールガイドを備え、前記少なくとも1のヘムシーラおよび前記少なくとも1のヘムシールガイドは、前記第1方向において、前記搬送部と同じ位置に配置されることを特徴とする。
また、本発明の第5の態様では、第4の態様において、前記少なくとも1のヘムシールガイドは、少なくとも2のヘムシールガイドを含み、前記搬送部は、前記2のヘムシールガイドの間に配置されることを特徴とする。
また、本発明の第6の態様では、第1ないし第5のいずれかの態様において、前記搬送部は、第1搬送部と、前記第1搬送部の下方に配置される第2搬送部とを備え、前記第2搬送部は着脱可能であることを特徴とする。
そして、第1ないし第6の態様によれば、形成する包装袋の形状に応じて、一体的に着脱可能なヘムシールユニットを備えることにより、ヘムシールユニットを交換できるので、ヘムシールを形成しない場合にはこれを取り外すことにより、装置内のスペースを有効に使用することができる。例えば、空きスペースに他の形状の包装袋を形成するために必要な構成を取り付けることができる。
また、第2の態様によれば、ヘムシールユニットを着脱する際に、ヘムシールユニットの移動を案内するガイド部材をさらに備えることにより、ヘムシール部の着脱が容易にできる。
また、第3の態様によれば、少なくとも1のヘムシーラは退避位置に回動可能であることにより、作業時に退避させることができ、作業スペースを確保できる。
また、第4の態様によれば、少なくとも1のヘムシーラおよび少なくとも1のヘムシールガイドは、第1方向において、搬送部と同じ位置に配置されることにより、包装装置を小型化できる。
また、第5の態様によれば、搬送部は、2のヘムシールガイドの間に配置されることにより、搬送部とヘムシールガイドとが一体されるので、省スペース化を図ることができる。
また、第6の態様によれば、搬送部は、第1搬送部と、第1搬送部の下方に配置される第2搬送部とを備え、第2搬送部は着脱可能であることにより、比較的小さい搬送力でよい場合には、第2搬送部を取り外すことにより、スペースを有効に使用することができる。
この発明の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
本発明に係る包装装置を示す図である。 フォーミングチューブの突起部およびガイド部材を示す概略断面図である。 搬送ユニットおよびガイド部材を示す概略斜視図である。 搬送ユニットおよびガイド部材を示す概略平面図である。 ヘムシールユニットの平面図である。 ヘムシールユニットの側面図である。 第1ヘムシール部の正面図である。 動作時におけるヘムシーラ、ガイド部材、およびフォーミングチューブの位置関係を示す図である。 終端シーラを示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
<1. 実施の形態>
図1は、本発明に係る包装装置1を示す図である。
なお、図1において、図示および説明の都合上、Z軸方向が鉛直方向を表し、XY平面が水平面を表すものとして定義するが、それらは位置関係を把握するために便宜上定義するものであって、以下に説明する各方向を限定するものではない。以下の図についても同様である。また、図1では、図示の都合上、筐体や、ヘムシールユニット5等の一部構成を省略している。
包装装置1は、フォーマ2、フォーミングチューブ3、搬送部4、ヘムシールユニット5を備え、長尺シート状(反物形状)の包装材料9から包装袋90を形成しつつ、当該包装袋90に物品を封入する。なお、以下の説明において、包装材料9の端部のうち、搬送方向に沿った部分(長端部)を側端部91,92と称する。
フォーマ2は、取り外し可能な状態で筐体に取り付けられており、図1に示すように、スカート状の部分(以下「スカート部20」と称する)を有する部材である。これにより、フォーマ2は、形成する包装袋の形状に応じて、作業者によって交換可能な部品となっている。
フォーマ2は、スカート部20の上面によって長尺シート状の包装材料9を案内する。すなわち、長尺シート状の包装材料9は、スカート部20の上面に案内されることにより、フォーミングチューブ3の外面を覆うように案内される。
これにより、包装材料9の側端部91,92が互いに重ね合わされるので、包装材料9は筒状に案内される。ただし、フォーマ2によって筒状に案内された時点では、未だ側端部91,92はシールされない。
フォーミングチューブ3は、内部が空洞の筒状部材であり、詳細は図示しないが上部において筐体に取り付けられている。すなわち、フォーミングチューブ3は、筐体に取り付けられた状態において、長手方向がZ軸と平行となる状態で静止している。
フォーミングチューブ3の空洞の上端は、上方に向けて開口しており、投入口30を形成する。投入口30は、包装袋に封入される物品が例えば計量装置(図示せず)等から投入される。すなわち、フォーミングチューブ3の内部空洞は、物品を包装袋90に案内する物品搬送路として機能する。
図2は、フォーミングチューブ3の突起部31およびガイド部材70,71を示す概略断面図である。突起部31およびガイド部材70,71は、協働して、XY平面における包装袋の断面形状を整える機能を有している。
フォーミングチューブ3は4つの突起部31(突起部310,311,312,313)を備えている。言い換えれば、フォーミングチューブ3の矩形状の外面の四隅に突起部31が形成されている。各突起部31は、いずれも板状の部分であり、XZ平面に平行となるように形成されている。
ガイド部材70には、ヘムシールガイド部72,73およびガイド部76が形成されている。また,ガイド部材71には、ヘムシールガイド部74,75およびガイド部77が形成されている。なお、ヘムシールガイド部72ないし75については後述する。
ガイド部材70,71は、ガイド部76,77が、フォーミングチューブ3との間に包装材料9が通過する空間を形成するように(フォーミングチューブ3と接触しないように)筐体に取り付けられている。ガイド部76のフォーミングチューブ3に対向する面は、包装材料9がフォーミングチューブ3の外面に沿うように、包装材料9を案内する。
具体的には、フォーミングチューブ3の外面のうち、突起部310,311の間の面(コの字状の面)に包装材料9が沿うようにガイド部材70が配置され、突起部312,313の間の面に包装材料9が沿うようにガイド部材71が配置されている。
これにより、各突起部31の表面(+Y方向の面)と裏面(−Y方向の面)とのそれぞれに包装材料9が沿うように案内される。したがって、包装材料9の四隅に、包装材料9が二重に重なる部分(後にヘムとなる部分)が形成される。
図1に戻って、フォーミングチューブ3の下部(主に突起部31より下方部分)の外面は、ガイド面32を形成している。ガイド面32のXY平面における断面形状は矩形となっている。詳細は後述するが、筒状に案内された包装材料9の内面は、ガイド面32に沿うように案内される。したがって、包装材料9の内面のXY平面における断面形状は略矩形となる。また、このことから明らかなように、包装装置1が包装袋を形成するときには、ガイド面32は包装材料9に覆われることとなる。
なお、包装装置1に取付可能なフォーマやフォーミングチューブとしては、形状の異なる複数種類のものが予め用意されており、図1に示すフォーマ2およびフォーミングチューブ3は、それらのうちから選択されたものである。より詳しくは、フォーマ2およびフォーミングチューブ3は、「ヘムシール」を形成するために選択された包装装置1の可換性部品の1つであって、他の形状の包装袋を形成する場合には、作業者がこれらを取り外して、他のものに交換する。
搬送部4は第1搬送部40および第2搬送部41を備えており、包装材料9を下方(−Z方向)に搬送する。すなわち、搬送部4の搬送力によって、図示しないローラ部から包装材料9が引き出され、包装材料9はフォーミングチューブ3の外面に沿って案内される。
第1搬送部40は一対の搬送ユニット42,43を備え、第2搬送部41は一対の搬送ユニット44,45を備えている。
図3は、搬送ユニット42,44およびガイド部材70を示す概略斜視図である。また、図4は、搬送ユニット42,43(吸着ベルト420)およびガイド部材70,71を示す概略平面図である。
なお、図4において、フォーミングチューブ3および包装材料9は断面で示す。また、搬送ユニット43,44,45は、いずれも搬送ユニット42とほぼ同様の構造であるので、以下、主に搬送ユニット42について説明する。同様に、ガイド部材71は、ガイド部材70と同様の構造であるので、以下、主にガイド部材70についてのみ説明する。
図3に示すように、搬送ユニット42,44およびガイド部材70は、1つのユニット(以下、「第1ユニット」と称する)を構成しており、フォーミングチューブ3の(+X)側に配置される。同様に、搬送ユニット43,45およびガイド部材71も、1つのユニット(以下、「第2ユニット」と称する)を構成しており、フォーミングチューブ3の(−X)側に配置される。
図3から明らかなように、搬送ユニット42および搬送ユニット44は、2つのヘムシールガイド部72,73の間に配置される。
本実施の形態における包装装置1では、作業時(メンテナンスモード)において、第1ユニットを(+X)方向に、第2ユニットを(−X)方向に移動させることが可能とされている。
一般に、形成する包装袋の形状が異なれば、作業者は、それに応じてフォーマ2やフォーミングチューブ3を交換する必要がある。すなわち、これらの構成は包装袋の形状に応じて比較的頻繁に交換される部品である。
一方、第1ユニットおよび第2ユニットが動作時の位置(以下、「動作位置」と称する)に固定されたままでは、フォーミングチューブ3を取り外すことは非常に困難である。
もちろんこのような場合であっても、第1ユニットおよび第2ユニットをフォーミングチューブ3より先に取り外せばフォーミングチューブ3の交換は可能である。しかし、その場合は、例え、第1ユニットおよび第2ユニットを交換する必要がなくても、これらを一旦取り外すことになるため、作業者による作業工程は増加する。
これに対して、本実施の形態における包装装置1は、作業時において、第1ユニットおよび第2ユニットを退避位置に移動させることにより、フォーミングチューブ3の周辺に作業スペースを確保できる。したがって、第1ユニットおよび第2ユニットを交換しなくてもよい場合においても、作業工程を増加させることなく、フォーマ2やフォーミングチューブ3の交換作業を容易に行える。
なお、このようなメンテナンスモードにおける各構成の移動は、作業者が手動でおこなってもよいし、例えばメンテナンスモードを検出した制御部が駆動モータを制御することにより包装装置1が自動で行ってもよい。以下の説明においても同様である。
搬送ユニット42は、吸着ベルト420、上プーリ421および下プーリ422を備え、ヘムシールガイド部72,73の間に配置される。言い換えれば、包装装置1では、搬送ユニット42(搬送ユニット44)とヘムシールガイド部72,73とが、包装材料9の搬送方向において、並列的に(重複する高さ位置に)配置される。
吸着ベルト420は、図示しない吸引機構と連通接続されており、当該吸引機構が吸引を行うことにより、包装材料9を吸着する。また、吸着ベルト420は、上プーリ421と下プーリ422との間に掛け渡されており、包装材料9を吸着した面が下方に移動する方向に回転する。
上プーリ421および下プーリ422は、いずれも回転軸がY軸方向となる向きに配置されている。また、下プーリ422には図示しない回転モータから回転駆動力が伝達される。ただし、回転駆動力が伝達されるのは上プーリ421であってもよい。
すなわち、吸着ベルト420が包装材料9を吸着した状態で、回転モータにより下プーリ422が回転すると、搬送ユニット42は包装材料9を下方に向けて搬送する。
なお、搬送ユニット43は、搬送ユニット42とほぼ同じ高さ位置に配置され、搬送ユニット42とX軸方向において対向する。また、搬送ユニット44は、搬送ユニット42の下方に配置される。さらに、搬送ユニット45は、搬送ユニット44とほぼ同じ高さ位置に配置され、搬送ユニット44とX軸方向において対向する。
そして、各搬送ユニット42ないし44の吸着ベルト420は、互いに連動して回転するように構成(あるいは制御)され、いずれも包装材料9を(−Z)方向に搬送する方向に回転する。これにより、搬送部4は包装材料9を下方に搬送する。
本実施の形態における搬送部4は、4つの搬送ユニット42ないし45を備えているので、第1搬送部40(一対の搬送ユニット42,43)に相当する構成のみで搬送する場合に比べて、大きな搬送力を得ることができる。したがって、包装装置1は、「ヘムシール」のように、比較的大きな搬送力を要する複雑な形状の包装袋90を形成する場合であっても、包装材料9をスムーズに搬送できる。
ガイド部材70は、筐体に対して取り外し可能な状態で取り付けられる剛体の部材である。すなわち、ガイド部材70は、必要に応じて作業者が包装装置1から取り外すことが可能とされている。
また、ガイド部材70には、先述のように、ヘムシールガイド部72,73およびガイド部76が形成されている。言い換えれば、本実施の形態における包装装置1では、ヘムシールガイド部72,73およびガイド部76は1つの部材(ガイド部材70)で形成されている。
一般に、ガイド部材70によって実現される機能は、「ヘムシール」を形成する場合に必要とされる機能であって、例えば、「ピロー」を形成する場合には不要となる。したがって、包装装置1では、作業者がガイド部材70を着脱することによって、ヘムシールガイド部72,73およびガイド部76を一体的に着脱できるので、作業効率が向上する。ただし、これらは別々の部材で構成されていてもよい。
ヘムシールガイド部72,73は、いずれもXZ平面に平行となるように配置される板状の部分として形成されている。なお、ヘムシールガイド部72の(+Y)方向に向いた面のうち包装材料9と接触する部分((−X)方向端部に沿った部分)、およびヘムシールガイド部73の(−Y)方向に向いた面のうち包装材料9と接触する部分((−X)方向端部に沿った部分)を、以下説明の都合上、「ヘム形成面」と称する。
ヘムシールガイド部72,73は、動作位置において、少なくともヘム形成面がXZ平面に対して平行となるように配置される。また、動作位置において、ヘム形成面は、後述するヘムシーラ565,573(図8参照)と対向する。
なお、ヘムシールガイド部72のヘム形成面とヘムシールガイド部73のヘム形成面とのY軸方向距離は、包装袋90のY軸方向のサイズに応じて決定される。
また、図3および図4に示すように、ヘムシールガイド部72とヘムシールガイド部73との間にはガイド部76が形成される。言い換えれば、ヘムシールガイド部72およびヘムシールガイド部73は、ガイド部76によって所定の間隔(搬送ユニット42,44を配置することが可能となる間隔)で連結されている。
ガイド部76の(−X)方向に向いた面は、図2に示したように、フォーミングチューブ3と対向するように配置され、包装材料9を案内する機能を有する。より詳しく言えば、ガイド部材70の(−X)方向に向いた面は、包装材料9をフォーミングチューブ3の外面に沿う(XZ平面に平行となる)ように案内する機能を有している。
なお、本実施の形態における包装装置1は、第2搬送部41およびガイド部材70,71を取り外すことが可能となっている。例えば、「ピロー」のように比較的簡易な形状の包装袋を形成する場合、搬送部4の搬送力は比較的小さくてもよいので、第2搬送部41を取り外してもよい。
また、包装袋にヘムを形成しない場合には、ヘムシールガイド部72ないし75は不要となるので、ガイド部材70,71を取り外してもよい。なお、「スタンドパック」のなかでも比較的簡易な形状の包装袋を形成する場合には、ヘムシールを四隅において行う必要がない場合もある(例えば2カ所で充分な場合もある)。その場合には、ガイド部材70,71のいずれか一方のみを取り外してもよい。
さらに、不要な構成を取り外すことによって、空いたスペースには、他の形状を形成するために必要な各種オプション部品を取り付けることが可能となる。すなわち、包装装置1は、今後、新たな形状の包装袋が要請された場合にも柔軟に対応できる。
図5は、ヘムシールユニット5の平面図である。また、図6は、ヘムシールユニット5の側面図である。
ヘムシールユニット5は、取付部50、一対のガイド51,52、一対の支持部材53,54、ヘムシール部55および複数の車輪58を備える。
取付部50には、Y軸に平行なボルト孔(図示せず)が設けられており、ボルトによって筐体に固定される。すなわち、取付部50の当該ボルトを取り外すことにより、ヘムシールユニット5は筐体から取り外すことが可能となる。また、取付部50のX軸方向の両端部付近にはガイド51,52がY軸方向に挿入され固定される。
ガイド51,52は、円柱状の剛体部材であって、先述のように取付部50に固定されている。ガイド51,52は、長手方向がY軸と平行となるように配置されており、ヘムシール部55の移動方向をY軸方向に規定する機能を有している。
支持部材53はガイド51に固定され、支持部材54はガイド52に固定される。すなわち、取付部50、ガイド51,52および支持部材53,54は、ヘムシールユニット5において一体化された構造物を構成する。
図6に示すように、支持部材53,54の下方には、複数の車輪58が回転可能な状態で取り付けられている。各車輪58はX軸方向を軸として回転可能であり、筐体に固設された走行レール10と迎合する。
なお、走行レール10は、包装装置1に一対設けられており、いずれもY軸方向に沿って固定されている。走行レール10の上面は、車輪58と迎合するように、凹部が設けられている。
このように、包装装置1が走行レール10と複数の車輪58を備えることにより、作業者がヘムシールユニット5を着脱する場合において、ヘムシールユニット5を走行レール10の上を走行するように移動させることが可能となる。したがって、比較的大型で重量のあるヘムシールユニット5を容易に出し入れすることができる。すなわち、走行レール10が、主に本発明における「ガイド部材」に相当する。
また、ヘムシールユニット5を構成する様々な部品を個別に取り外して交換するのではなく、一体的に着脱できるので、交換作業の効率が向上する。なお、包装装置1は、さらにヘムシールユニット5を容易に着脱するためのハンドル、グリップ、あるいはストッパ等を備えていてもよい。
支持部材53には駆動部530,531が固定されており、支持部材54には駆動部540,541が固定されている(ただし固定状態は図示省略)。
駆動部530,540は後述する第1ヘムシール部56を移動させるための駆動力を生成する。また、駆動部531,541は後述する第2ヘムシール部57を移動させるための駆動力を生成する。なお、このような駆動部530,531,540,541として、本実施の形態における包装装置1はシリンダ装置を採用するが、例えば、回転モータとボールネジとを用いた機構のように第1ヘムシール部56および第2ヘムシール部57をY軸方向に移動させることのできる機構であればよい。
ヘムシール部55は、第1ヘムシール部56と第2ヘムシール部57とを備える。図7は、第1ヘムシール部56の正面図である。
第1ヘムシール部56は、フォーミングチューブ3の(+Y)方向に配置され、一対の駆動部材560,561、支持部材562、取付部材563,564およびヘムシーラ565,566を備える。
駆動部材560には、支持部材53に固定された駆動部530によってY軸方向の駆動力が伝達される。また、駆動部材560には、ガイド51が挿入される円筒孔(ガイド挿入孔)が、駆動部材560をY軸方向に貫通するように設けられている。したがって、駆動部530から駆動力が伝達されると、駆動部材560はガイド挿入孔に挿入されたガイド51に沿ってY軸方向に移動する。
同様に、駆動部材561には、支持部材54に固定された駆動部540によってY軸方向の駆動力が伝達される。また、駆動部材561には、ガイド52が挿入される円筒孔(ガイド挿入孔)が、駆動部材561をY軸方向に貫通するように設けられている。したがって、駆動部540から駆動力が伝達されると、駆動部材561はガイド挿入孔に挿入されたガイド52に沿ってY軸方向に移動する。
また、駆動部材560には支持部材562の(+X)方向端部を取り付けることが可能とされており、駆動部材561には支持部材562の(−X)方向端部を取り付けることが可能とされている。
支持部材562はX軸方向を長手方向とする部材であって、ヘムシーラ565,566を所定の位置に支持するための部材である。支持部材562のX軸方向の両端部には、それぞれ駆動部材560,561を取り付けることが可能とされている。
すなわち、支持部材562の(+X)方向の端部には、駆動部材560の(−X)方向の端部が挿入される挿入溝と、Z軸方向に沿ってボルトが挿入される挿入孔とが設けられている。そして、当該挿入孔内面には挿入されるボルトと螺合するためのらせん状の溝が形成されている。
同様に、支持部材562の(−X)方向の端部には、駆動部材561の(+X)方向の端部が挿入される挿入溝と、Z軸方向に沿ってボルトが挿入される挿入孔とが設けられている。そして、当該挿入孔内面には挿入されるボルトと螺合するためのらせん状の溝が形成されている。
なお、駆動部材560,561の支持部562を取り付けるための円筒孔内面には、挿入されるボルトと螺合するためのらせん状の溝が形成されていない(すなわち、当該円筒孔は、いわゆるバカ穴となっている)。
したがって、作業者は、作業時において、一方のボルトを取り外せば、図5に示すように、他方のボルト(Z軸と平行な軸)を中心として支持部材562をXY平面内で回動させることができる。すなわち、ヘムシーラ565,566を取り付けた状態で支持部材562を回動させれば、ヘムシーラ565,566を取り外すことなく、これらを容易に「退避位置(図5において二点鎖点で示す位置)」に移動させることができる。
包装装置1では、通常、メンテナンス作業は(+Y)方向(前方)から行われる。一方、第1ヘムシール部56は、フォーミングチューブ3に対して(+Y)方向に配置される。すなわち、作業者がフォーミングチューブ3の周辺に配置される構成に対して作業を行う場合、第1ヘムシール部56(特に、支持部材562、取付部材563,564およびヘムシーラ565,566)は作業の妨げになる。
しかし、本実施の形態における包装装置1では、ボルト(図5に示す例では(+X)側のボルト)を1本取り外すだけで、容易に支持部材562、取付部材563,564およびヘムシーラ565,566を退避位置に移動させることができる。すなわち、これらの構成を、あたかも扉を開くように移動させることにより、作業の妨げにならない位置に移動できるので、作業効率が向上する。
先述のように、支持部材562には、取付部材563,564を介して、一対のヘムシーラ565,566が取り付けられる。すなわち、取付部材563,564は、包装装置1にヘムシーラ565,566を取り付ける機能を有している。
図7に示すようにヘムシーラ565,566は、支持部材562によって、長手方向がZ軸に平行となるように配置される。包装装置1の動作時において、ヘムシーラ565はヘムシールガイド部72のヘムシール形成面に対向し、ヘムシーラ566はヘムシールガイド部74のヘムシール形成面に対向する。
先述のように、駆動部材560,561が駆動部530,540によってY軸方向に移動すると、この動作と連動して、支持部材562およびヘムシーラ565,566はY軸方向に移動する。より詳しくは、駆動部材560,561を移動させることによって、第1ヘムシール部56が一体的に移動する。
このように、包装装置1は駆動部530,540を制御することにより、ヘムシーラ565,566をガイド部材70,71に対して近接させたり、離間させたりすることが可能である。
なお、説明は後述するが、以下、ヘムシーラ565,566がガイド部材70,71に近接する位置を「シール位置」、離間する位置を「待機位置」と称する。すなわち、ヘムシーラ565,566は、作業時に作業者によって移動させられる「退避位置」の他に、「シール位置」および「待機位置」に配置され得る。
図5に戻って、第2ヘムシール部57は、支持部材570、一対の取付部材571,572および一対のヘムシーラ573,574を備えている。
第2ヘムシール部57の支持部材570は、第1ヘムシール部56の駆動部材560,561および支持部材562を一体化した構造に相当する部材である。支持部材570は、駆動部531,541によって、ガイド51,52に沿ってY軸方向に移動可能とされている。
また、取付部材571,572およびヘムシーラ573,574は、それぞれ第1ヘムシール部56の取付部材563,564およびヘムシーラ565,566と同様の部材である。ただし、第2ヘムシール部57では、動作時において、ヘムシーラ573はヘムシールガイド部73のヘム形成面と対向し、ヘムシーラ574はヘムシールガイド部75のヘム形成面と対向する。
包装装置1は、駆動部531,541によって支持部材570をY軸に沿って移動させる動作が可能とされており、この動作によって、第2ヘムシール部57はY軸方向に一体的に移動する。
すなわち、第2ヘムシール部57においても、ヘムシーラ573,574は「シール位置」と「待機位置」との間を移動することが可能である。ただし、第1ヘムシール部56における「シール位置」は「待機位置」の(−Y)方向となるが、第2ヘムシール部57における「シール位置」は「待機位置」の(+Y)方向となる。
なお、詳細は省略するが、ヘムシールユニット5は、第2ヘムシール部57を待機位置よりもさらに(−Y)方向に移動させるための駆動部が別途設けられている。すなわち、第2ヘムシール部57を「退避位置」に移動させることが可能とされている。これにより、作業時に第2ヘムシール部57をフォーミングチューブ3から充分に離間させることができるので、作業スペースを確保することができ、作業効率が向上する。
図8は、動作時におけるヘムシーラ565,566,573,574、ガイド部材70,71、およびフォーミングチューブ3の位置関係を示す図である。
なお、図8において、フォーミングチューブ3および包装材料9は断面として示す。また、ヘムシーラ565,566,573,574における「シール位置」を実線で、「待機位置」を破線で示す。さらに、図8では、図示の都合上、包装材料9の通過する空間を誇張して図示している。
ヘムシーラ565,566,573,574は、ほぼ全長(Z軸方向の長さ)にわたるサイズの加熱部(図示せず)を備えており、包装材料9を加熱する機能を有している。
ヘムシーラ565,566,573,574が「シール位置」に移動することによって、加熱部はガイド部材70,71に向けて押しつけられる。
このとき、ヘムシーラ565,566,573,574と、ヘムシールガイド部72ないし75との間には、包装材料9が存在する。そして、この部分における包装材料9は突起部310ないし313によって2つに重なった状態である。
したがって、ヘムシーラ565,566,573,574の各加熱部が加熱状態であれば、ヘムシーラ565,566,573,574と、ヘムシールガイド部72ないし75との間の包装材料9は加熱され、二重になった部分が互いに融着(シール)される。
そして、包装材料9が充分に融着すると、包装装置1は、第1ヘムシール部56および第2ヘムシール部57を待機位置に移動させることにより、ヘムシーラ565,566,573,574と包装材料9とを離間させ、加熱された包装材料9を冷却する。
このようにして、包装装置1は、ヘムシーラ565,566,573,574のZ軸方向のサイズ(より詳しくは加熱部のサイズ)と等しいサイズのヘムを、包装材料9の四隅に一度に形成する。
なお、本実施の形態では、図1に示すような形状のフォーマ2を用いることにより、包装材料9の側端部91,92を突起部310の位置で重ね合わせ、ヘムシーラ565をヘムシールガイド部72に押し当てることによってシールする。すなわち、包装袋90の四隅のうちの1つとなる部分(角部分)において側端部91,92をシールする。
しかし、包装装置1は、部品を追加、あるいは交換することにより、「ヘムシール」において、包装袋90の側面部分で側端部91,92をシールすることももちろん可能である。例えば、第1ヘムシール部56において、ヘムシーラ565とヘムシーラ566との間に新たなヘムシーラを追加し、追加したヘムシーラによってシールされる位置に側端部91,92を重ね合わせるように包装材料9を案内するフォーマおよびフォーミングチューブに交換すればよい。このように、包装装置1は様々な部品が所望する包装袋に応じて交換可能とされているので、汎用性が向上する。
また、搬送ユニット42および搬送ユニット44は、2つのヘムシールガイド部72,73の間に配置される。同様に、搬送ユニット43および搬送ユニット45は、2つのヘムシールガイド部74,75の間に配置される。そして、各ヘムシールガイド部72ないし75は、それぞれヘムシーラ565,566,573,574とY軸方向に対向する。すなわち、包装装置1では、搬送部4、ヘムシールガイド部72ないし75、およびヘムシーラ565,566,573,574は、いずれも高さ方向の位置が等しい(少なくとも等しくなる部分を含む)。
従来の装置では、ヘムを形成するヘムシーラ等が、包装材料を搬送する搬送部の下方(搬送方向に関して互いに異なる位置)に設けられていた。そのため、包装装置において、搬送方向のサイズが大型化するという問題があった。
これに対して、本実施の形態における包装装置1の搬送部4(搬送ユニット42ないし45)は、ヘムシーラ565,566,573,574とほぼ同じ高さ位置となっている。言い換えれば、包装材料9を搬送するための構成と、ヘムを形成する構成とを、従来のように搬送方向について直列的に配置するのではなく、並列的に配置する。
これにより、搬送方向のサイズを小型化することができ、例えばフォーミングチューブ3の搬送方向のサイズを短くすることができる。逆に言えば、「ヘムシール」を形成するための構成(フォーマ2、フォーミングチューブ3、第2搬送部41およびヘムシールユニット5等)をオプション部品として、比較的小型の「ピロー」形成用の包装装置に取り付け、「ヘムシール」を形成する包装装置1とすることも可能である。
包装材料9にヘムを形成すると、搬送部4が所定の長さ分だけ包装材料9を下方に搬送する。これによって、シールされていない包装材料9がフォーミングチューブ3に再びセットされる。
図1に戻って、包装装置1は、さらに終端形成部8を備えている。終端形成部8は、複数の終端シーラ80、包装袋90の底部を形成するボトムプレート81、「ガゼット」形状を形成するためのガゼットプレート82を備えている。ここでは詳細に説明しないが、ボトムプレート81およびガゼットプレート82には、図示しない駆動機構が連結されており、必要に応じて包装材料9に向けて進退し、所定の形状を形成する。
図9は、終端シーラ80を示す図である。
終端形成部8には4つの終端シーラ80が設けられており、それぞれがX軸に沿う方向を長手方向とするように配置される。各終端シーラ80はそれぞれが加熱部を備えており、包装材料9をX軸に沿う方向にシールする。また、終端シーラ80は、一対の棒状の回転体83の両端に取り付けられている。
また、終端形成部8は、一対の駆動部85を備えており、それぞれの駆動部85は回転体83をY軸に沿って進退移動させる。
また、終端形成部8は、一対の回転モータ84を備えており、一対の回転体83はそれぞれの回転モータ84によってX軸に平行な軸を中心にして回転可能とされている。すなわち、回転体83が回転すると、その両端に取り付けられた終端シーラ80は交互に包装材料9に当接する。
ここで、2つの回転体83がそれぞれ水平状態となる位置でそれぞれの回転モータ84を停止させることにより、2つの終端シーラ80は包装材料9を挟んで対向する。この状態で駆動部85が包装材料9に向けて終端シーラ80(回転体83)を移動させると、包装材料9に対向する2つの終端シーラ80によって挟まれた包装材料9がX軸方向に沿ってシールされる。
このように「ヘムシール」を形成する場合、包装装置1は、図9において太矢印(図1において白抜きの矢印)で示すように、終端シーラ80をY軸方向に進退移動させることによって、包装袋90の上下方向端部を封止する。言い換えれば、1つの回転体83に取り付けられた2つの終端シーラ80のうちの一方のみを使用してシールを行うことができる。
一方、終端形成部8は、各回転体83を包装材料9に向けて進出させた状態で駆動部85を停止させ、この状態で2つの回転体83が同期するように各回転モータ84を回転させることも可能である。このような動作によれば、1つの回転体83に取り付けられた2つの終端シーラ80が交互に包装材料9をシールする位置に移動し、同様に移動してくる他方の回転体83に取り付けられた終端シーラ80と対向する。
すなわち、終端形成部8は、駆動部85を停止して回転モータ84を回転させることによって、包装袋90の上下方向端部を封止することも可能とされている。例えば、「ピロー」のように、比較的簡易な形状の包装袋を形成する場合には、シール動作を高速に行うことも可能である。
このように、包装装置1の終端形成部8は、所望する包装袋の形状に応じて、当該包装袋の上下方向端部を封止する手法を選択できる。したがって、包装装置1は、様々な形状の包装袋に、より柔軟に対応できる。
以上のように、本実施の形態における包装装置1は、ヘムシールユニット5を一体的に着脱できる構造を採用するとともに、種類の異なる複数のフォーマおよびフォーミングチューブから選択されたフォーマ2およびフォーミングチューブ3を取り付けることができる。したがって、要請に応じて、様々な形状の包装袋を形成することができる。
このとき、内部構成は適宜交換されるが、外部構成(主に筐体)を交換する必要はないので、包装装置1の外寸は変化しない。したがって、包装ラインを組み替える必要はない。
<2. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、第1搬送部40および第2搬送部41を同時に駆動すると説明したが、第2搬送部41のみを駆動して包装材料9を搬送してもよい。包装材料9の種類によっては、第2搬送部41のみで搬送するほうが同期ずれによる皺の発生を防止できる場合があるからである。すなわち、包装装置1は第1搬送部40と第2搬送部41とを備えることにより、搬送力の大小を選択できるのみならず、搬送位置(搬送力の作用する位置)を選択することも可能であり、例えば包装材料9の材質についても柔軟に対応できる。なお、第2搬送部41のみで搬送する場合において、第1搬送部40を取り外すか否かはもちろん任意である。
また、ヘムシーラ565,566,573,574は、ほぼ全長にわたる加熱部を備えると説明したが、加熱部のサイズは必ずしも当該全長と等しくなくてもよい。例えば、加熱部のサイズは、各ヘムシーラ565,566,573,574の上部半分のサイズ、あるいは下部半分のサイズであってもよい。ただし、加熱部のサイズは、所望する包装袋90のZ軸方向のサイズ分を一度にシールすることが可能なサイズであることが好ましい。さらに、各ヘムシーラ565,566,573,574を数回移動させて加熱させるようにしてもよい。

Claims (6)

  1. 包装材料から包装袋を形成して物品を包装する包装装置であって、
    形成する包装袋の形状に応じて、種類の異なる複数のフォーマから選択された1のフォーマと、
    形成する包装袋の形状に応じて、種類の異なる複数のフォーミングチューブから選択された1のフォーミングチューブと、
    形成する包装袋の形状に応じて、一体的に着脱可能なヘムシールユニットと、
    前記選択された1のフォーマおよび前記選択された1のフォーミングチューブに沿って包装材料を第1方向に搬送する搬送部と、
    を備え、
    前記ヘムシールユニットは、
    包装材料を前記第1方向に沿う方向にシールする少なくとも1のヘムシールを備えることを特徴とする包装装置。
  2. 請求項1に記載の包装装置であって、
    前記ヘムシールユニットを着脱する際に、前記ヘムシールユニットの移動を案内するガイド部材をさらに備えることを特徴とする包装装置。
  3. 請求項1または2に記載の包装装置であって、
    前記少なくとも1のヘムシーラは退避位置に回動可能であることを特徴とする包装装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の包装装置であって、
    前記少なくとも1のヘムシーラと対向する少なくとも1のヘムシールガイドを備え、
    前記少なくとも1のヘムシーラおよび前記少なくとも1のヘムシールガイドは、前記第1方向において、前記搬送部と同じ位置に配置されることを特徴とする包装装置。
  5. 請求項4に記載の包装装置であって、
    前記少なくとも1のヘムシールガイドは、少なくとも2のヘムシールガイドを含み、
    前記搬送部は、前記2のヘムシールガイドの間に配置されることを特徴とする包装装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の包装装置であって、
    前記搬送部は、
    第1搬送部と、
    前記第1搬送部の下方に配置される第2搬送部と、
    を備え、
    前記第2搬送部は着脱可能であることを特徴とする包装装置。
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