JPWO2007132734A1 - グラビア製版ロール及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、運搬作業を容易に行うことが可能で、温度変化に対する寸法安定性も良好であるグラビア製版ロール及びその製造方法を提供する。ベースロールと、該ベースロールに着脱可能に被嵌せしめられるCFRPチューブとを有し、前記CFRPチューブが、CFRPチューブ本体と、該CFRPチューブ本体の表面に設けられた銅メッキ層と、該銅メッキ層の表面に形成されたグラビアセルと、該銅メッキ層の表面を被覆するように形成された表面強化被覆層と、を含むようにした。

Description

本発明は、CFRPを版母材の表層部分に利用したグラビア製版ロール及びその製造方法に関するものである。
グラビア印刷では、グラビア製版ロール(グラビアシリンダー)に対し、製版情報に応じた微小な凹部(グラビアセル)を形成して版面を製作し当該グラビアセルにインキを充填して被印刷物に転写するものである。一般的なグラビア製版ロールにおいては、版母材としてのアルミニウムや鉄など金属で形成された重量のある金属製中空ロールの表面に版面形成用の銅メッキ層(版材)を設け、該銅メッキ層にエッチングによって製版情報に応じ多数の微小な凹部(グラビアセル)を形成し、次いでグラビア製版ロールの耐刷力を増すためのクロムメッキによって硬質のクロム層を形成して表面強化被覆層とし、製版(版面の製作)が完了する。
一方、近年では、より大きな製版が要求されてきており、グラビア製版ロールの大型化が進んでいる。グラビア製版ロールの大型化が進むことにより、グラビア製版ロールの重量が益々増大し、それとともに運搬に際しての困難性が大きくなってきており、問題となっている。
一方、軽量で温度変化に対する寸法安定性のよい材料として、CFRP(carbon fiber reinforced plastics、炭素繊維強化プラスチック)が知られている(特許文献3)。
特開2001−089126 特開2003−197611 特開2004−167821
本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑みなされたもので、運搬作業を容易に行うことが可能で、温度変化に対する寸法安定性も良好であるグラビア製版ロール及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のグラビア製版ロールは、ベースロールと、該ベースロールに着脱可能に被嵌せしめられるCFRPチューブとを有し、前記CFRPチューブが、CFRPチューブ本体と、該CFRPチューブ本体の表面に設けられた銅メッキ層と、該銅メッキ層の表面に形成されたグラビアセルと、該銅メッキ層の表面を被覆するように形成された表面強化被覆層と、を含むことを特徴とする。
本発明のグラビア製版ロール用CFRPチューブは、CFRPチューブ本体と、該CFRPチューブ本体の表面に設けられた銅メッキ層と、該銅メッキ層の表面に形成されたグラビアセルと、該銅メッキ層の表面を被覆するように形成された表面強化被覆層と、を含み、ベースロールに着脱可能に被嵌せしめられることを特徴とする。
本発明のグラビア製版ロールの製造方法は、ベースロールを準備する工程と、CFRPチューブを準備する工程と、前記ベースロールに前記CFRPチューブを被嵌する工程と、を有するグラビア製版ロールの製造方法であって、前記CFRPチューブを準備する工程が、前記ベースロールに被嵌可能なCFRPチューブ本体を作成する工程と、該CFRPチューブ本体の表面に銅メッキ層を形成する工程と、該銅メッキ層の表面にグラビアセルを形成する工程と、該銅メッキ層の表面を被覆するように表面強化被覆層を形成する工程と、を有することを特徴とする。
本発明のグラビア製版ロール用CFRPチューブの製造方法は、ベースロールに被嵌可能なCFRPチューブ本体を作成する工程と、該CFRPチューブ本体の表面に銅メッキ層を形成する工程と、該銅メッキ層の表面にグラビアセルを形成する工程と、該銅メッキ層の表面を被覆するように表面強化被覆層を形成する工程と、を有することを特徴とする。
前記ベースロールとしては、アルミ又は鉄が好適に用いられる。またCFRPをベースロールとすることも可能である。
前記銅メッキ層の厚さが50〜200μm、前記グラビアセルの深度が5〜150μm、及び前記表面強化被覆層の厚さが0.1〜10μmであるのが好ましい。
本発明におけるCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)とは、炭素繊維強化樹脂(カーボンFRP)のことを指す。前記表面強化被覆層としては、クロムメッキ被覆層などの従来の表面強化被覆層が適用できる。また、クロムメッキ被覆層の他にも、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)被覆層やペルヒドロポリシラザンを原料として形成した二酸化珪素被覆層などが適用可能である。
前記CFRPチューブ本体は、CFRPを用いた筒状体であって、前記ベースロールに着脱可能に被嵌されればよいものである。したがって、CFRPチューブ本体の厚さについては特別の限定はないが、例えば、0.5cm〜5cm程度が好適に用いられる。
表面強化被覆層として、クロムメッキを行う場合には、従来公知の手法によりクロムメッキを行えばよい。
表面強化被覆層としてDLC被覆層を形成する場合には、DLC被覆層の形成方法としては、PVD法又はCVD法を用いることができる。PVD法としてはスパッタリング法、真空蒸着法(エレクトロンビーム法)、イオンプレーティング法、MBE法(分子線エピタキシー法)、レーザーアブレーション法、イオンアシスト成膜法等の公知の方法を適用できる。CVD法としては、常圧で成膜するAPCVD法(Atmospheric Pressure Chemical Vapor Deposition)、0.05Torr程度の減圧で成膜するLPCVD法(Low Pressure Chemical Vapor Deposition)、常圧よりやや低い600Torr程度の圧力のSACVD法(Subatmospheric Pressure Chemical Vapor Deposition)、超高真空のUHVCVD法(Ultra-High-Vacuum Chemical Vapor Deposition)、600〜1000℃の高温の熱CVD法、高周波プラズマエネルギーを用い200〜450℃で成膜するプラズマCVD法(Plasma-Enhanced Chemical Vapor Deposition)、紫外線による励起を利用した光CVD法、ソースに有機金属を用いた化合物結晶成長用のMOCVD法(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)等が知られている。
表面強化被覆層として銅メッキ層の上にPVD法によってDLC被覆層を形成するにあたっては、銅メッキ層の上に金属層及び当該金属の炭化金属層を設けてからDLC被覆層を形成するのが好ましい。特に、前記金属層の金属としては、炭化可能でありかつ銅と親和性の高い金属を用いるのが好ましく、タングステン(W)、珪素(Si)、チタン(Ti)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、及びジルコニウム(Zr)からなる群から選ばれる一種又は二種以上の金属が好適に用いられる。前記炭化金属層が、炭化金属傾斜層であって、該炭化金属傾斜層における炭素の組成比が前記金属層側から前記DLC被覆層方向に対して炭素の比率が徐々に増大するように設定されているのが好ましい。
銅メッキ層の上にDLC被覆層を形成する場合、前記銅メッキ層の厚さが50〜200μm、前記DLC被覆層の厚が0.1〜10μm、前記金属層の厚さが0.1〜1μm、前記炭化金属層の厚さが0.1〜1μm、前記グラビアセルの深度が5〜150μmであるのが好ましい。前記金属層及び炭化金属層の形成を省略する場合でも各層厚及び深度等は同様の数値を採用することができる。
また、表面強化被覆層として銅メッキ層の上にCVD法によってDLC被覆層を形成するにあたっては、銅メッキ層の上に密着層を設けてからDLC被覆層を形成するのが好ましい。DLC被覆層を形成するために用いられる炭化水素系原料ガスとしては、シクロへキサン、ベンゼン、アセチレン、メタン、ブチルベンゼン、トルエン、シクロペンタン等の公知のガス種の一種又は二種以上が用いられる。
前記密着層が、アルミニウム(Al)、リン(P)、チタン(Ti)及び珪素(Si)からなる群から選ばれる一種又は二種以上から形成されるのが好ましい。密着層の厚さとしては0.1〜1μmが用いられ、その他の膜厚は前述と同様の数値が採用される。
前記密着層を形成するために、トリメチルアルミニウム、チタニウムテトライソプロポキシド、チタニウムテトラエトキシド、テトラメチルシラン、亜リン酸トリメチル、ヘキサメチルジシロキサンからなる群から選ばれる一種又は二種以上のガス種を用いるのが好適である。
表面強化被覆層として、ペルヒドロポリシラザン溶液を原料として形成した二酸化珪素被覆層を形成する場合、ペルヒドロポリシラザンを溶解する溶剤としては公知のものを用いればよいが、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、エーテル、THF、塩化メチレン、四塩化炭素、ジブチルエーテル、ソルベッソ、ジイソプロピルエーテル、メチルターシャリーブチルエーテル、デカヒドロナフタリン、シクロヘキサンのほか特許文献2に記載されたようなアニソール、デカリン、シクロヘキセン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、リモネン、ヘキサン、オクタン、ノナン、デカン、C8−C11アルカン混合物、C18−C11芳香族炭化水素混合物、C8以上の芳香族炭化水素を5重量%以上25重量%以下含有する脂肪族/脂環式炭化水素混合物などを用いることができる。
上記した各種溶剤に溶解されて作製されるペルヒドロポリシラザン溶液は、そのままでも過熱水蒸気による加熱処理によって二酸化珪素へ転化するが、反応速度の増加、反応時間の短縮、反応温度の低下、形成される二酸化珪素被覆層の密着性の向上等を図る目的で触媒を用いるのが好ましい。これらの触媒も公知であり、例えばアミンやパラジウムが用いられるが、具体的には、特許文献1に記載されるように、有機アミン、例えばC1−C5のアルキル基が1−3個配置された第1−第3級の直鎖状脂肪族アミン、フェニル基が1−3個配置された第1−第3級の芳香族アミン、ピリジン又はこれにメチル、エチル基等のアルキル基が核置換された環状脂肪族アミン等が挙げられ、さらに好ましいものとして、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノブチルアミン、モノプロピルアミン、ジプロピルアミン等を挙げることができる。これらの触媒はペルヒドロポリシラザン溶液に予め添加しておいてもよく、また過熱水蒸気による加熱処理の際の処理雰囲気中に気化状態で含有させることもできる。
ペルヒドロポリシラザン溶液を原料として形成した二酸化珪素被覆層を形成する場合、前記銅メッキ層の厚さが50〜200μm、前記グラビアセルの深度が5〜150μm、及び前記二酸化珪素被覆層の厚さが0.1〜10μ、好ましくは0.1〜5μm、さらに好ましくは0.1〜3μm、より好ましくは0.1〜1μmであることが好適である。
前記ペルヒドロポリシラザン溶液を塗布する方法としては、ペルヒドロポリシラザン溶液をスプレーコート、インクジェット塗布、メニスカスコート、ファウンティンコート、ディップコート、回転塗布、ロール塗布、ワイヤーバー塗布、エアーナイフ塗布、ブレード塗布、カーテン塗布等の公知の塗布方法が適用できる。
前記ペルヒドロポリシラザン溶液の塗布層を二酸化珪素被覆層とする二酸化珪素被覆層形成工程としては、前記ペルヒドロポリシラザン塗布層を過熱水蒸気によって所定時間加熱して所定の硬度の二酸化珪素被覆層とすることが好ましい。前記過熱水蒸気の温度は100〜300℃が用いられるが、CFRPの種類に応じて適宜最適な温度を設定することはいうまでもない。
さらに、前記銅メッキ層が、グラビアセルが形成された銅メッキ層であって、該グラビアセルが形成された銅メッキ層の表面を被覆するように前記表面強化被覆層が形成されるように構成するのが好適である。
前記グラビアセルを形成する方法としては、エッチング法(銅メッキ層に感光液を塗布して直接焼き付けた後、エッチングしてグラビアセルを形成する)や電子彫刻法(デジタル信号によりダイヤモンド彫刻針を機械的に作動させ銅表面にグラビアセルを彫刻する)が適用できる。感光液としては従来公知のものが使用できる。
上記したグラビアセルを形成する方法としては、上記エッチング法や電子彫刻法の他に、レーザーアブレーションを用いた方法も採用できる。本発明におけるレーザーアブレーションとは、レーザー照射された物質の表面が当該物質から取り除かれることを指す。レーザーアブレーションに用いられる装置としては、例えば従来公知のYAGレーザー装置を挙げることができる。このように、レーザーアブレーションによってグラビアセルを形成すれば、感光液が不要となるという利点がある。
本発明のグラビア製版ロールにおいては、CFRPチューブがベースロールに着脱自在に被嵌されるように構成されているので、本発明のグラビア製版ロールを一旦購入すれば、新しい図柄のグラビア製版ロールが必要な場合には、新しい図柄のCFRPチューブのみを購入し、古いグラビア製版ロールのベースロールから古いCFRPチューブを取り外し、新しいCFRPチューブを古いベースロールに被嵌すれば新しい図柄のグラビア製版ロールとすることができる。したがって、古いグラビア製版ロールを新しいグラビア製版ロールに更新するに際しては本発明のグラビア製版ロール用CFRPチューブのみを運搬すればよいため、従来のようにグラビア製版ロール全体を運搬していた場合と比して、軽量化及び省スペース化が計れるために運搬作業が遥かに容易となるという利点がある。
本発明のグラビア製版ロール用CFRPチューブは、軽量に製造できるため運搬作業を容易に行うことが可能で、温度変化に対する寸法安定性も良好であり、外気温度の変動による影響を受けないという利点がある。本発明のグラビア製版ロールの製造方法によれば、上記した利点を有する本発明のグラビア製版ロールを効率よく製造できる。また、本発明のグラビア製版ロール用CFRPチューブの製造方法によれば、上記した利点を有する本発明のグラビア製版ロール用CFRPチューブを効率よく製造できる。
本発明のグラビア製版ロールを示す斜視説明図である。 本発明のグラビア製版ロールを構成するベースロールを示す斜視説明図である。 本発明のグラビア製版ロールを構成するCFRPチューブを示す斜視説明図である。 本発明のグラビア製版ロールの要部の拡大断面図である。 本発明のグラビア製版ロールの製造方法の工程順を示すフローチャートである。 本発明のグラビア製版ロールの製造方法の工程順を示す模式図である。 本発明のグラビア製版ロール用CFRPチューブの製造方法の工程順を示すフローチャートである。 本発明のグラビア製版ロール用CFRPチューブの製造方法の工程順を示す模式図である。
符号の説明
10:グラビア製版ロール、12:ベースロール、13:中空部、14:CFRPチューブ、15:CFRPチューブ本体、16:銅メッキ層、18:グラビアセル、20:表面強化被覆層。
以下に本発明の実施の形態を添付図面とともに説明するが、これら実施の形態は例示的に示されるもので、本発明の技術思想から逸脱しない限り種々の変形が可能なことはいうまでもない。
図1は本発明のグラビア製版ロールを示す斜視説明図である。図2は本発明のグラビア製版ロールを構成するベースロールを示す斜視説明図である。図3は本発明のグラビア製版ロールを構成するCFRPチューブを示す斜視説明図である。図4は本発明のグラビア製版ロールの要部の拡大断面図である。図5は本発明のグラビア製版ロールの製造方法の工程順を示すフローチャートである。図6は本発明のグラビア製版ロールの製造方法の工程順を示す模式図である。図7は本発明のグラビア製版ロール用CFRPチューブの製造方法の工程順を示すフローチャートである。図8は本発明のグラビア製版ロール用CFRPチューブの製造方法の工程順を示す模式図である。
本発明のグラビア製版ロールを図1〜図4を用いて説明する。図中、符号10は本発明のグラビア製版ロールである。本発明のグラビア製版ロール10は、図1に示される如く、ベースロール12と、該ベースロール12に被嵌せしめられたCFRPチューブ14とから構成されている。該CFRPチューブ14は、CFRPチューブ本体15と、該CFRPチューブ本体15の表面に設けられた銅メッキ層16と、該銅メッキ層16の表面に形成されたグラビアセル18と、該銅メッキ層16の表面を被覆するように形成された表面強化被覆層20と、から構成されている。
図2に摘示したベースロール12としては、アルミや鉄等の金属中空ロールの外にCFRP等の樹脂材料を使用することもできる。
図3に摘示したCFRPチューブ14は、中空部13を備えたCFRPチューブ本体15を有している。該CFRPチューブ本体15の厚さについては、特別の限定はないが、例えば、0.5cm〜5cmが好適に用いられる。
本発明のグラビア製版ロールにおいては、CFRPチューブ14がベースロール12に着脱自在に被嵌されるように構成されているので、本発明のグラビア製版ロール10を一旦購入すれば、新しい図柄のグラビア製版ロールが必要な場合には、新しい図柄のCFRPチューブのみを購入し、古いグラビア製版ロールのベースロールから古いCFRPチューブを取り外し、新しいCFRPチューブを古いベースロールに被嵌すれば新しい図柄のグラビア製版ロールとすることができる。したがって、古いグラビア製版ロールを新しいグラビア製版ロールに更新するに際しては本発明のグラビア製版ロール用CFRPチューブのみを運搬すればよいため、従来のようにグラビア製版ロール全体を運搬していた場合と比して、軽量化及び省スペース化が計れるために運搬作業が遥かに容易となるという利点がある。
続いて、本発明のグラビア製版ロールの製造方法を図5及び図6に基づいて説明する。まず、アルミニウム又は鉄等からなる中空ロールであるベースロール12を準備する[図5のステップ100及び図6(a)]。他方では、中空部13を有するCFRPチューブ本体15と、該CFRPチューブ本体15の表面に設けられた銅メッキ層16と、該銅メッキ層16の表面に形成されたグラビアセル18と、該銅メッキ層16の表面を被覆するように形成された表面強化被覆層20と、からなるCFRPチューブ14を準備する[図5のステップ102及び図6(b)]。該CFRPチューブ14を該ベースロール12に被嵌する[図5のステップ104及び図6(c)]ことによって本発明のグラビア製版ロール10が完成する。
本発明のグラビア製版ロール用CFRPチューブの製造方法を図7及び図8に基づいて説明する。まず、中空部13を有するCFRPチューブ本体15を準備する[図7のステップ200及び図8(a)]。該CFRPチューブ本体15の表面には銅メッキ処理によって銅メッキ層16が形成される[図7のステップ202及び図8(b)]。
該銅メッキ層16の表面には多数の微細な凹部(グラビアセル)18が形成される[図7のステップ204及び図8(c)]。グラビアセル18のエッチング法(銅メッキ層に感光液を塗布して直接焼き付けた後、エッチングしてグラビアセル18を形成する)や電子彫刻法(デジタル信号によりダイヤモンド彫刻針を機械的に作動させ銅表面にグラビアセル18を彫刻する)等の公知の方法を用いることができる。
次に、前記グラビアセル18を形成した銅メッキ層16(グラビアセル18部分を含む)の表面に表面強化被覆層20を形成する[図7のステップ206及び図8(d)]。これによって、本発明のグラビア製版ロール用CFRPチューブ14が完成する。CFRPは鉄やアルミに比べて温度変化に対する寸法安定性が良好であるし、また鉄やアルミに比べて軽量であることから、温度変化に対する寸法安定性が良好であり、かつ容易に運搬可能なグラビア製版ロール用CFRPチューブ14が実現される。
表面強化被覆層20としては、DLC被覆層やペルヒドロポリシラザン溶液を原料として形成した二酸化珪素被覆層などを適用することが可能であり、また、グラビア製版ロールの表面強化被覆層として従来周知のクロムメッキ被覆層を適用することもできる。クロムメッキ被覆層の形成には常用のクロムメッキ法を適用すればよい。
DLC被覆層の形成方法としては、PVD法又はCVD法を用いることができる。PVD法としては、スパッタリング法、真空蒸着法(エレクトロンビーム法)、イオンプレーティング法、MBE法(分子線エピタキシー法)、レーザーアブレーション法、イオンアシスト法等の公知の方法を適用できるが、スパッタリング法が好適である。CVD法としては、常圧で成膜するAPCVD法(Atmospheric Pressure Chemical Vapor Deposition)、0.05Torr程度の減圧で成膜するLPCVD法(Low Pressure Chemical Vapor Deposition)、常圧よりやや低い600Torr程度の圧力のSACVD法(Subatmospheric Pressure Chemical Vapor Deposition)、超高真空のUHVCVD法(Ultra-High-Vacuum Chemical Vapor Deposition)、600〜1000℃の高温の熱CVD法、高周波プラズマエネルギーを用い200〜450℃で成膜するプラズマCVD法(Plasma-Enhanced Chemical Vapor Deposition)、紫外線による励起を利用した光CVD法、ソースに有機金属を用いた化合物結晶成長用のMOCVD法(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)等が知られている。
PVD法でDLC被覆層を形成する場合には、銅メッキ層とDLC被覆層との間には両者の密着性を高めるために銅メッキ層側から金属層及び炭化金属層、好ましくは炭化金属傾斜層を設けるのが好ましい。前記金属層における金属としては、炭化可能でありかつ銅と親和力の高い金属が好ましい。この金属としては、タングステン(W)、珪素(Si)、チタン(Ti)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、及びジルコニウム(Zr)等を用いることができる。
前記炭化金属層、好ましくは炭化金属傾斜層における金属は前記金属層と同一の金属を用いる。炭化金属傾斜層における炭素の組成比は金属層側からDLC被覆層方向に対して炭素の比率が徐々に増大するように設定する。つまり、炭素の組成比は0%〜徐々に(階段状もしくは無段階状に)比率を増し、最後はほぼ100%となるように成膜を行う。
この場合、炭化金属層、好ましくは炭化金属傾斜層中の炭素の組成比の調整方法は公知の方法を用いればよいが、例えば、スパッタリング法(固体金属ターゲットを用い、アルゴンガス雰囲気で炭化水素ガス、例えば、メタンガス、エタンガス、プロパンガス、ブタンガス、アセチレンガス等の注入量を階段状又は無段階状に徐々に増大する)によって、炭化金属層中の炭素の割合が銅メッキ層の側からDLC被覆層方向に対して階段状又は無段階状に徐々に増大するように炭素及び金属の両者の組成割合を変化させた炭化金属層、即ち炭化金属傾斜層を形成することができる。
このように炭化金属層の炭素の割合を調整することによって銅メッキ層及びDLC被覆層の双方に対する炭化金属層の密着度を向上させることができる。また、炭化水素ガスの注入量を一定とすれば、炭素及び金属の組成割合を一定とした炭化金属層とすることができ、炭化金属傾斜層と同様の作用を行わせることができる。
銅メッキ層の上にDLC被覆層を形成する場合、前記銅メッキ層の厚さが50〜200μm、前記DLC被覆層の厚さが0.1〜10μm、前記金属層の厚さが0.1〜1μm、前記炭化金属層の厚さが0.1〜1μm、前記グラビアセルの深度が5〜150μmであるのが好ましい。前記金属層及び炭化金属層の形成を省略する場合でも各層厚及び深度等は同様の数値を採用することができる。
また、表面強化被覆層として銅メッキ層の上にCVD法によってDLC被覆層を形成するにあたっては、銅メッキ層の上に密着層を設けてからDLC被覆層を形成するのが好ましい。DLC被覆層を形成するために用いられる炭化水素系原料ガスとしては、シクロへキサン、ベンゼン、アセチレン、メタン、ブチルベンゼン、トルエン、シクロペンタン等の公知のガス種の一種又は二種以上が用いられる。
前記密着層が、アルミニウム(Al)、リン(P)、チタン(Ti)及び珪素(Si)からなる群から選ばれる一種又は二種以上から形成されるのが好ましい。密着層の厚さとしては0.1〜1μmが用いられ、その他の各層厚及び深度等は前述と同様の数値が採用される。
前記密着層を形成するために、トリメチルアルミニウム、チタニウムテトライソプロポキシド、チタニウムテトラエトキシド、テトラメチルシラン、亜リン酸トリメチル、ヘキサメチルジシロキサンからなる群から選ばれる一種又は二種以上のガス種を用いるのが好適である。
また、ペルヒドロポリシラザン溶液を原料として形成した二酸化珪素被覆層の形成方法としては、まず銅メッキ層の表面にペルヒドロポリシラザン塗布層を形成する。ペルヒドロポリシラザン塗布層の形成方法としては、ペルヒドロポリシラザンを前述したような公知の溶剤に溶解してペルヒドロポリシラザン溶液を作成し、このペルヒドロポリシラザン溶液をスプレーコート、インクジェット塗布、メニスカスコート、ファウンティンコート、ディップコート、回転塗布、ロール塗布、ワイヤーバー塗布、エアーナイフ塗布、ブレード塗布、カーテン塗布等で塗布すればよい。
ついで、前記ペルヒドロポリシラザン塗布層に対して過熱水蒸気による加熱処理を行う。この加熱処理により、前記ペルヒドロポリシラザン塗布層は二酸化珪素被覆層となる。この過熱水蒸気の温度は100℃〜300℃が用いられるが、CFRPの種類に応じて適宜最適な温度を設定することはいうまでもない。
前記過熱水蒸気による加熱処理は一段処理でもよいが、第1次及び第2次加熱処理を含む複数段の加熱処理とするのが好適であり、第1次加熱処理の条件を105℃〜170℃、1分〜30分、及び第2次加熱処理の条件を140℃〜200℃、1分〜30分とし、第2次加熱処理の温度を第1次加熱処理の温度よりも5℃以上、好ましくは10℃以上高く設定することが好ましい。
以下に実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明するが、これらの実施例は例示的に示されるもので限定的に解釈されるべきでないことはいうまでもない。
(実施例1)
まず、円周600mm、面長1100mmのベースロール(アルミ中空ロール)を準備した。また、このベースロールに被嵌可能な中空部を有するCFRPチューブ本体(面長1000mm、厚さ10mm)を準備した。このCFRPチューブ本体に対して、ブーメランライン(株式会社シンク・ラボラトリー製グラビア製版ロール製造装置)を用いて下記する手順で銅メッキ層の形成及びエッチング処理までを行った。まず、上記CFRPチューブ本体をメッキ槽に装着し、陽極室をコンピューターシステムによる自動スライド装置で20mmまでCFRPチューブ本体に近接させ、メッキ液をオーバーフローさせ、CFRPチューブ本体を全没させて18A/dm2、6.0Vで80μmの銅メッキ層を形成した。メッキ時間は20分、メッキ表面はブツやピットの発生がなく、均一な銅メッキ層を得た。この銅メッキ層の表面を4H研磨機(株式会社シンク・ラボラトリー製研磨機)を用いて12分間研磨して当該銅メッキ層の表面を均一な研磨面とした。
上記形成した銅メッキ層に感光膜(サーマルレジスト:TSER−2104E4)を塗布(フオンテインコーター)、乾燥した。得られた感光膜の膜厚は膜厚計(FILLMETRICS社製F20、松下テクノトレーデイング社販売)で計ったところ、4μmであった。ついで、画像をレーザー露光し現像した。上記レーザー露光は、Laser Stream FXを用い露光条件5分/m2/10Wで所定のパターン露光を行った。また、上記現像は、TLD現像液(株式会社シンク・ラボラトリー製現像液)を用い、現像液希釈比率(原液1:水7)で、24℃60秒間行い、所定のパターンを形成した。このパターンを乾燥(バーニング)してレジスト画像を形成した。
さらに、エッチングを行ってグラビアセルからなる画像を彫り込み、その後レジスト画像を取り除くことにより印刷版を形成した。このとき、グラビアセルの深度を12μmとしてシリンダーを作製した。上記エッチングは、銅濃度60g/L、塩酸濃度35g/L、温度37℃、時間70秒の条件でスプレー方式によって行った。
次に、ペルヒドロポリシラザンの20%ジブチルエーテル溶液(製品名:アクアミカ(AZエレクトロニックマテリアル(株)の登録商標)NL120A−20、AZエレクトロニックマテリアル(株)製)を、上記印刷版を形成したシリンダーに対してHVLPスプレー塗布を行った。当該シリンダーに均一に塗布された塗布膜厚は0.8μmであった。このペルヒドロポリシラザンが塗布されたシリンダーを過熱水蒸気で2段加熱処理を行った(1次加熱:140℃で10分間処理、2次加熱:170℃で10分間処理)。このようにして、本発明のCFRPチューブを完成した。このシリンダー表面の硬度を測定したところ、カッターナイフで傷がつかない状態であった。さらに、このCFRPチューブを前記ベースロールに被嵌して本発明のグラビア製版ロールを作製した。
続いて、作製したグラビア製版ロールに対して印刷インキとしてシアンインキ(ザーンカップ粘度18秒、サカタインクス社製水性インクスーパーラミピュア藍800PR−5)を適用しOPP(Oriented Polypropylene Film:2軸延伸ポリプロピレンフィルム)を用いて印刷テスト(印刷速度:120m/分)を行った。得られた印刷物は版カブリがなく、50,000mの長さまで印刷できた。パターンの精度は変化がなかった。また、エッチングされた銅メッキシリンダーに対する二酸化珪素被覆層の密着性は問題がなかった。この本発明のグラビア製版ロールのハイライト部からシャドウ部のグラデーションは良好であり、インキ転移性は問題ないと判断される。
(実施例2)
表面強化被覆層として二酸化珪素被覆層の代わりに下記の手順によりPVD法によりDLC被覆層を形成した以外は実施例1と同様にして本発明のグラビア製版ロールを作製した。まず、前記したグラビアセルを形成した銅メッキ層の上面にスパッタリング法によってタングステン(W)層を形成した。スパッタリング条件は次の通りである。
タングステン(W)試料:固体タングステンターゲット、雰囲気:アルゴンガス雰囲気、成膜温度:200〜300℃、成膜時間:60分、成膜厚さ:0.1μm。
次に、タングステン層(W)の上面に炭化タングステン層を形成した。スパッタリング条件は次の通りである。
タングステン(W)試料:固体タングステンターゲット、雰囲気:アルゴンガス雰囲気で炭化水素ガスを徐々に増加、成膜温度:200〜300℃、成膜時間:60分、成膜厚さ:0.1μm。
さらに、炭化タングステン層の上面にスパッタリング法によってDLC被覆層を被覆形成した。スパッタリング条件は次の通りである。
DLC試料:固体カーボンターゲット、雰囲気:アルゴンガス雰囲気、成膜温度:200〜300℃、成膜時間:150分、成膜厚さ:1μm。
このようにして、グラビア製版ロールを完成した。このグラビア製版ロールを用いて実施例1と同様に印刷テストを行ったところ実施例1と同様の良好な印刷結果を得ることができた。
(実施例3)
表面強化被覆層として二酸化珪素被覆層の代わりに下記の手順によりCVD法によりDLC被覆層を形成した以外は実施例1と同様にして本発明のグラビア製版ロールを作製した。まず、グラビアセルを形成した銅メッキ層の上面にガス種としてトリメチルアルミニウムを用いプラズマCVD法によって厚さ0.1μmのアルミニウム(Al)層を形成した。次に、アルミニウム(Al)層の上面にプラズマCVD法によって厚さ1μmのDLC被覆層を被覆形成した。このようにしてグラビア製版ロールを完成した。このグラビア製版ロールを用いて実施例1と同様に印刷テストを行ったところ実施例1と同様の良好な印刷結果を得ることができた。
なお、実施例1の二酸化珪素被覆層の代わりにクロムメッキ被覆層を常法により形成した以外は実施例1と同様にして本発明のグラビア製版ロールを作製し、同様の印刷テストを行ったところ実施例1と同様の良好な印刷結果を得ることができることを確認した。

Claims (6)

  1. ベースロールと、該ベースロールに着脱可能に被嵌せしめられるCFRPチューブとを有し、前記CFRPチューブが、CFRPチューブ本体と、該CFRPチューブ本体の表面に設けられた銅メッキ層と、該銅メッキ層の表面に形成されたグラビアセルと、該銅メッキ層の表面を被覆するように形成された表面強化被覆層と、を含むことを特徴とするグラビア製版ロール。
  2. 前記表面強化被覆層が、DLC被覆層、二酸化珪素被覆層又はクロムメッキ被覆層であることを特徴とする請求項1記載のグラビア製版ロール。
  3. CFRPチューブ本体と、該CFRPチューブ本体の表面に設けられた銅メッキ層と、該銅メッキ層の表面に形成されたグラビアセルと、該銅メッキ層の表面を被覆するように形成された表面強化被覆層と、を含み、ベースロールに着脱可能に被嵌せしめられることを特徴とするグラビア製版ロール用CFRPチューブ。
  4. 前記表面強化被覆層が、DLC被覆層、二酸化珪素被覆層又はクロムメッキ被覆層であることを特徴とする請求項3記載のグラビア製版ロール用CFRPチューブ。
  5. 請求項1又は2記載のグラビア製版ロールを製造する方法であって、ベースロールを準備する工程と、CFRPチューブを準備する工程と、前記ベースロールに前記CFRPチューブを被嵌する工程と、を有し、前記CFRPチューブを準備する工程が、前記ベースロールに被嵌可能なCFRPチューブ本体を作成する工程と、該CFRPチューブ本体の表面に銅メッキ層を形成する工程と、該銅メッキ層の表面にグラビアセルを形成する工程と、該銅メッキ層の表面を被覆するように表面強化被覆層を形成する工程と、を有することを特徴とするグラビア製版ロールの製造方法。
  6. 請求項3又は4記載のグラビア製版ロール用CFRPチューブを製造する方法であって、ベースロールに被嵌可能なCFRPチューブ本体を作成する工程と、該CFRPチューブ本体の表面に銅メッキ層を形成する工程と、該銅メッキ層の表面にグラビアセルを形成する工程と、該銅メッキ層の表面を被覆するように表面強化被覆層を形成する工程と、を有することを特徴とするグラビア製版ロール用CFRPチューブの製造方法。
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