JPWO2007117001A1 - 殺虫殺卵組成物及び殺虫殺卵方法 - Google Patents

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Abstract

下記成分を含有する殺虫殺卵組成物及びこれを用いた殺虫殺卵方法。(a)構成脂肪酸としてオレイン酸を50%以上含むトリグリセライドを50〜99.9質量部、(b)ノニオン系界面活性剤を0.1〜20質量部、並びに(c)グリセリン誘導体を0〜30質量部。本発明の組成物は、農作物害虫に対する殺虫性だけでなく、殺卵性をも備え、安全で高い殺虫殺卵効果を有する。

Description

本発明は、殺虫殺卵組成物及び殺虫殺卵方法に関する。
殺菌剤や、ダニ、アブラムシ等の農作物害虫に対するトリグリセライド殺虫組成物としては各種のものが知られている。例えば、特許文献1には、燐脂質と食用油からなる殺菌組成物が開示されている。また、特許文献2〜4には、動植物油脂と界面活性剤とからなる殺ダニ剤が開示されている。しかし、これらの組成物がダニの卵に対して効果を有することについては記載されていない。
特許文献5には不飽和脂肪酸トリグリセライドが記載され、ヤシ油、パーム核油、C12とC14の脂肪酸からなるトリグリセライド(混合比:4:1〜1:4)、C12とC18−1の脂肪酸からなるトリグリセライド(混合比:4:1〜1:4)、C12とC14とC18−1との脂肪酸からなるトリグリセライド(混合比:1〜4:1〜4:1〜4)、C10とC18−1からなるトリグリセライド(組成比は4:1〜1:4)、トリオレートとDO−100(ジグリセリンオレート)あるいはDL−100(ジグリセリンラウレート)を特定の助剤と組み合わせることで高い殺虫、殺卵効果を有することが述べられている。しかし、ヤシ油、パーム核油を除くグリセライドは合成により製造するためコストが高く、実用性が低い。
近年適用範囲が広く、薬剤抵抗性が生じず、農作物に安全でかつ自然環境に負担のかからない薬剤が要望されている。
特開昭53−47532号 特開昭56−92207号 特開昭56−138105号 特開昭56−140911号 特開2005−29489号
従って、本発明は、農作物害虫に対する殺虫性だけでなく、殺卵性をも備えた殺虫殺卵組成物を提供することである。
本発明の他の目的は、農作物害虫の殺虫殺卵方法を提供することである。
本発明は、特定の脂肪酸組成を有する油脂が、農作物害虫の成虫、幼虫、卵に対して優れた殺虫殺卵作用を有するという発見に基づいて完成されたものであり、下記の殺虫殺卵組成物及び殺虫殺卵方法を提供するものである。
1.下記成分を含有する殺虫殺卵組成物。
(a)構成脂肪酸としてオレイン酸を50%以上含むトリグリセライドを50〜99.9質量部、
(b)ノニオン系界面活性剤を0.1〜20質量部、及び
(c)グリセリン誘導体を0〜30質量部。
2.ノニオン系界面活性剤が、脂肪酸エステル、及びアミノ酸誘導体、からなる群から選ばれる少なくとも1種である上記1記載の殺虫殺卵組成物。
3.ノニオン系界面活性剤が、脂肪酸エステルであり、脂肪酸エステルが、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、及びポリオキシエチレングリセリルエーテル脂肪酸エステルからなる群から選ばれる少なくとも1種である上記2記載の殺虫殺卵組成物。
4.脂肪酸エステルが、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルであり、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルが、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油エステルからなる群から選ばれる少なくとも1種である上記3記載の殺虫殺卵組成物。
5.成分(a)、(b)及び(c)の合計量100質量部に対し
(d)低級アルコールを10質量部以下、及び/又は
(e)植物油を39質量部以下
を含有する上記1〜4のいずれか1項記載の殺虫殺卵組成物。
6.水で100〜1000倍に希釈した上記1〜5のいずれか1項記載の殺虫殺卵組成物。
7.上記1〜6のいずれか1項記載の殺虫殺卵組成物を、有効成分(a)、(b)及び(c)の合計量が、0.2kg/10aから8kg/10aの範囲となるように作物に散布することを特徴とする殺虫殺卵方法。
8.0.5kg/10aから3kg/10aの範囲となるように作物に散布することを特徴とする上記7記載の殺虫殺卵方法。
本発明の殺虫殺卵組成物は、食品として利用されるトリグリセライドを主成分として用いているため、人体や自然環境に負荷がなく、薬剤抵抗性発現の恐れがなく、かつ他剤に抵抗性を示している農作物害虫にも殺虫効果及び殺卵効果を示す。本発明の殺虫殺卵組成物は、低濃度でも、優れた殺虫効果及び殺卵効果を示す。
本発明の組成物の成分(a)のトリグリセライドは、構成脂肪酸としてオレイン酸を50質量%以上、好ましくは55質量%以上、さらに好ましくは60質量%以上含有するものである。このようなトリグリセライドの具体例としては、オリーブ油(オレイン酸含有量60〜80質量%)、エクストラバージンオリーブ油(60〜80質量%)、つばき油(約85質量%)、アーモンド種子油(60〜70質量%)、アボガド油(64〜94質量%)、茶油(約88質量%)、べにばな油(高オレイン酸種)(70〜80質量%)、ひまわり油(高オレイン酸種)(75〜80質量%)、および他の高オレイン酸植物油などが挙げられる。ひまわり油(高オレイン酸種)、べにばな油(高オレイン酸種)、エクストラバージンオリーブ油がより好ましい。
本発明の組成物中の成分(a)の割合は、成分(a)、(b)及び(c)の合計量100質量部に対して、50〜99.9質量部、好ましくは70〜99.9質量部、さらに好ましくは80〜99.9質量部である。本発明の殺虫殺卵組成物においてトリグリセライドの含有量が50〜99.9質量部であると、殺虫殺卵効果が発現しやすいため好ましい。
本発明の組成物には成分(b)又は成分(b)及び(c)を含む助剤が使用される。
助剤成分(b)はノニオン系界面活性剤であり、好ましくは脂肪酸エステル、及びアミノ酸誘導体からなる群から選ばれる少なくとも1種である。
脂肪酸エステルとしては、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、及びポリオキシエチレングリセリルエーテル脂肪酸エステルが挙げられる。
ポリオキシエチレン脂肪酸エステルとしては、ポリオキシエチレンヒマシ油、及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が挙げられる。ポリオキシエチレンヒマシ油が最も好ましい。
ポリオキシエチレン基の付加モル数は、好ましくは5〜80モル、さらに好ましくは10〜60モル、最も好ましくは、20〜50モルである。
アミノ酸誘導体としては、ピログルタミン酸エステルが好ましく、N−アシルグルタミン酸エステルがより好ましい。
本発明の殺虫殺卵組成物における助剤成分(b)の含有量は、成分(a)、(b)及び(c)の合計量100質量部に対して、0.1〜20質量部であり、好ましくは0.1〜10質量部であり、更に好ましくは0.5〜5質量部である。
本発明の殺虫殺卵組成物はさらに助剤成分(c)のグリセリン誘導体を含有することが好ましい。成分(c)のグリセリン誘導体の具体例としては、モノグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルが挙げられる。さらに具体的には、グリセリンモノアルキル脂肪酸エステル、グリセリンジアルキル脂肪酸エステル、ポリグリセリンモノアルキル脂肪酸エステル、ポリグリセリンポリアルキル脂肪酸エステルが挙げられる。ポリグリセリン脂肪酸エステルが好ましく、ジグリセリン脂肪酸エステルが更に好ましい。これらのエステルの構成脂肪酸としては炭素原子数12〜18の脂肪酸、例えば、オレイン酸、ラウリン酸等が好ましい。
具体例としては、ジグリセリンオレート(DO−100)、ジグリセリンラウレート(DL−100)、テトラグリセリンオレート(J−4581)、ヘキサグリセリンラウレート(J−6021)、デカグリセリンオレート(J−0381)、ポリグリセリンオレート(AG−7520)等が挙げられる。
本発明の殺虫殺卵組成物における助剤成分(c)の含有量は、成分(a)、(b)及び(c)の合計量100質量部に対して、0〜30質量部であり、好ましくは0.5〜20質量部であり、更に好ましくは1.0〜10質量部である。
本発明の殺虫殺卵組成物には、任意成分(d)として低級アルコールを含有させることができる。このような低級アルコールとしては、炭素原子数1〜4の脂肪族アルコール、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、イソブタノール等が例示でき、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノールが好ましく、より好ましくは1−プロパノールおよび2−プロパノールである。
本発明の殺虫殺卵組成物における成分(d)の含有量は、成分(a)、(b)及び(c)の合計量100質量部に対して、10質量部以下、より好ましくは5質量部以下、更に好ましくは3質量部以下である。成分(d)として低級アルコールを使用することにより、成分(a)、(b)及び(c)がより均一に混合され、水に対する分散性が向上する効果があるが、そのためには0.1質量部以上使用することが好ましい。
本発明の殺虫殺卵組成物には、任意成分(e)として成分(a)以外の植物油を含有することができる。当該植物油としては、ゴマ油、べにばな油、大豆油、とうもろこし油、ひまわり油、綿実油等が例示でき、べにばな油、大豆油、とうもろこし油、ひまわり油、綿実油が好ましく、より好ましくは大豆油、綿実油である。
本発明の殺虫殺卵組成物における成分(e)の含有量は、成分(a)、(b)及び(c)の合計量100質量部に対して、39質量部以下、より好ましくは20質量部以下、更に好ましくは15質量部以下である。成分(e)として成分(a)以外の植物油を使用することにより、成分(a)の植物及び虫体への付着性が向上するとともに、組成物がより均一になるが、そのためには1質量部以上、好ましくは1〜15質量部程度使用することが望ましい。
本発明の殺虫殺卵組成物は、好ましくは100〜1000倍、さらに好ましくは200〜500倍に水で希釈し、有効成分の合計量が、好ましくは0.1〜1質量%、さらに好ましくは0.2〜0.5質量%程度となるようにして散布することが好ましい。
本発明の殺虫殺卵組成物は、有効成分(a)、(b)及び(c)の合計量が、好ましくは0.2kg/10aから8kg/10a、さらに好ましくは0.5kg/10aから3kg/10aの範囲で作物に散布することが望ましい。
本発明の殺虫殺卵組成物の散布時期は害虫の種類によっても異なるが、通常は、産卵の発生初期から終期まで散布できる。より早い時期の散布が効果的であるが、本発明の組成物は殺卵性が高いので産卵を確認した後に散布しても有効である。
本発明の殺虫殺卵組成物は、あらゆる農作物害虫に対し殺虫の効果があり、且つ農作物害虫の卵に対し殺卵効果がある。対象害虫としては例えば、以下のものが挙げられる。
りん翅目類:ヨトウムシ(Mamestra brassicae)、アワヨトウ(Leucania separata)、コナガ(Plutella maculipennis)
ハダニ類:ミカンハダニ(Panonychus citri)、ナミハダニ(Tetranychus urticae)、カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)
フシダニ類:ミカンサビダニ(Aculus pelekassi)、トマトサビダニ(Aculops lycopersici)
ホコリダニ類:チャノホコリダニ(Brevipalpus obovatus)
コナダニ類:ホウレンソウケナガコナダニ(Tyrophagus similes)
アブラムシ類:ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)
半翅目類:オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorus)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)
カイガラムシ類:イセリヤカイガラムシ(Icerya purchasi)、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)、ツノロウムシ(Ceroplastes pseudoceriferus)
<実施例>
以下、実施例、比較例及び試験例を示し、本発明をさらに具体的に説明する。但し、本発明はこれらに限定されるものではない。
以下の実施例及び比較例で使用した殺虫殺卵組成物の助剤成分(b)及び(c)(以下両者を含む助剤を「助剤A」という)は、ジグリセリンモノオレート(助剤(c))とポリオキシエチレン(42モル付加)ひまし油(助剤(b))とを質量比3:1の割合で混合したものである。なお、ジグリセリンモノオレートとしては、リケマールDO−100(理研ビタミン株式会社の商品名)が例示できる。ポリオキシエチレン(42モル付加)ひまし油としては、ソルポールCA−42(東邦化学工業株式会社の商品名)が例示できる。
実施例1
ひまわり油(オレイン酸含有量約80質量%)と助剤Aとを質量比(以下同様である)80:20の割合で混合して製剤1とした。
実施例2
べにばな油(オレイン酸含有量約80質量%)と助剤Aとを80:20の割合で混合して製剤2とした。
実施例3
エクストラバージンオリーブ油(オレイン酸含有量約80質量%)と助剤Aとを80:20の割合で混合して製剤3とした。
比較例1
助剤Aのみを比較製剤1とした。
比較例2
綿実油(オレイン酸含有量30質量%)と助剤Aとを80:20の割合で混合して、比較製剤2とした。
比較例3
ひまし油(オレイン酸含有量約3質量%)と助剤Aとを80:20の割合で混合して、比較製剤3とした。
比較例4
桐油(オレイン酸含有量9質量%)と助剤Aとを80:20の割合で混合して、比較製剤4とした。
比較例5
ぶどう種子油(オレイン酸含有量19質量%)と助剤Aとを80:20の割合で混合して、比較製剤5とした。
比較例6
ひまわり油(在来種)(オレイン酸含有量35質量%)と助剤Aとを80:20の割合で混合して、比較製剤6とした。
比較例7
ひまわり油(中オレイン酸種)(オレイン酸含有量45質量%)と助剤Aとを80:20の割合で混合して、比較製剤7とした。
比較例8
べにばな油(在来種)(オレイン酸含有量14質量%)と助剤Aとを80:20の割合で混合して、比較製剤8とした。
試験例1:ナミハダニの卵に対する効果
製剤1〜3および比較製剤1〜8についてナミハダニ卵に対する孵化阻害効果を調べた。即ち、ろ紙および水を蓄えたカップにて乾燥を防いだインゲン葉切片(リーフディスク)上にナミハダニの成虫を放し、3日間産卵させた後、成虫を除いて試験用ナミハダニ卵を準備した。水にて300倍に希釈した供試薬液を、スプレーガンを用いて散布した。その後、リーフディスクを25℃に保管してナミハダニ卵を飼育し、散布5日後に孵化幼虫数と未孵化卵数から孵化阻害率を算出した。これらの結果を表1に示す。
Figure 2007117001
試験例2:ナミハダニに対する殺虫殺卵効果
製剤1、2および比較製剤1〜4、6〜8についてナミハダニに対する防除効果を調べた。即ち、インゲン幼苗ポットに、別途ナミハダニを繁殖させたインゲンより切り出したナミハダニ増殖葉切片を放置し、3日間ナミハダニを増殖させた後、水にて300倍に希釈した供試薬液をスプレーガンにて散布した。その後インゲンポットをガラス温室にて育苗してナミハダニを飼育し、経日的にナミハダニを観察し散布14日後に雌ナミハダニ成虫数より防除価を算出した。
防除価(%)=100−補正密度指数(%)
補正密度指数(%)=(A1/A0)×(B0/B1)×100
0:処理前処理区の雌ナミハダニ成虫数
1:14日後処理区の雌ナミハダニ成虫数
0:処理前無処理区の雌ナミハダニ成虫数
1:14日後無処理区の雌ナミハダニ成虫数
これらの結果を表2に示す。
Figure 2007117001
試験例3:ナミハダニに対する殺虫殺卵効果
べにばな油(オレイン酸含有量約80質量%)85質量部と、表3に示す成分(b)15質量部を混合して本発明の実施例の製剤4〜11を調製した。この製剤4〜11についてナミハダニに対する殺虫殺卵効果を調べた。即ち、インゲン幼苗ポットに、別途ナミハダニを繁殖させたインゲンより切り出したハダニ増殖葉切片を放置し、3日間ハダニを増殖させた。3日後水にて希釈した供試薬液(300mg/100ml)をスプレーガンにて散布した。その後インゲンポットをガラス温室にて育苗してハダニを飼育し、経日的にハダニを観察し散布14日後に雌ハダニ成虫数を計数し、以下の区分で分類した。無処理区を比較例とした。殺虫殺卵効果を以下の規準により評価した。結果を表3に示す。
◎:一葉当たりの雌ハダニ数が0〜2
○:一葉当たりの雌ハダニ数が3〜10
△:一葉当たりの雌ハダニ数が11〜25
×:一葉当たりの雌ハダニ数が26以上
この試験では成虫及び卵に散布している。殺卵効果がないと卵が孵化して成虫となり、殺虫効果がないと成虫が残り、産卵するためそれが孵化してくる。従って、雌ハダニ成虫数は薬剤の殺虫殺卵効果の指標となる。
Figure 2007117001
PCA:ピロリドンカルボン酸
ステアレス−5:POE(5)ステアリルエーテル
本発明の殺虫殺卵組成物は、食品、食品添加物を主原料としたものであり、人体や自然環境に負荷がなく、薬剤抵抗性発現の恐れがなく、かつ他剤に抵抗性を示している害虫にも使用することができる。またこれらは既存の方法に比べより低濃度にて使用することができる。更に殺卵効果が特に優れているため、多くの農作物害虫に対し既存剤に比較して一回散布あたりの防除効果をより高めることができる。

Claims (8)

  1. 下記成分を含有する殺虫殺卵組成物。
    (a)構成脂肪酸としてオレイン酸を50%以上含むトリグリセライドを50〜99.9質量部、
    (b)ノニオン系界面活性剤を0.1〜20質量部、及び
    (c)グリセリン誘導体を0〜30質量部。
  2. ノニオン系界面活性剤が、脂肪酸エステル、及びアミノ酸誘導体からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の殺虫殺卵組成物。
  3. ノニオン系界面活性剤が、脂肪酸エステルであり、脂肪酸エステルが、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、及びポリオキシエチレングリセリルエーテル脂肪酸エステルからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項2記載の殺虫殺卵組成物。
  4. 脂肪酸エステルが、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルであり、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルが、ポリオキシエチレンヒマシ油、及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項3記載の殺虫殺卵組成物。
  5. 成分(a)、(b)及び(c)の合計量100質量部に対し
    (d)低級アルコールを10質量部以下、及び/又は
    (e)植物油を39質量部以下
    を含有する請求項1〜4のいずれか1項記載の殺虫殺卵組成物。
  6. 水で100〜1000倍に希釈した請求項1〜5のいずれか1項記載の殺虫殺卵組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項記載の殺虫殺卵組成物を、有効成分(a)、(b)及び(c)の合計量が、0.2kg/10aから8kg/10aの範囲となるように作物に散布することを特徴とする殺虫殺卵方法。
  8. 0.5kg/10aから3kg/10aの範囲となるように作物に散布することを特徴とする請求項7記載の殺虫殺卵方法。
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