JPWO2007094113A1 - スピンドルモータ及び情報記録再生装置 - Google Patents

スピンドルモータ及び情報記録再生装置 Download PDF

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雅一 平田
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学 大海
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徳男 千葉
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邦雄 中島
隆治 飯嶋
隆治 飯嶋
俊文 大久保
俊文 大久保
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Abstract

回転軸に沿って配されたシャフトと、該シャフトを支持するステータ板16と、シャフトに対して回転可能に挿着された回転体と、ステータ板に対向する対向面19aを有し、回転体と共に回転するロータ板19と、該ロータ板の対向面に設けられ、所定角度θ1毎に複数配されたロータ電極部25と、ステータ板の表面に設けられ、所定角度よりも狭い角度θ2毎に複数配されたステータ電極部26と、選択したステータ電極部に駆動電圧を印加して静電力によりロータ板を一定方向に回転させる電圧印加手段と、ロータ板の対向面に設けられ、該ロータ板をステータ板から離間する方向に圧力を発生させる動圧溝23とを備え、複数のロータ電極部が予め接地されているスピンドルモータを提供する。

Description

本発明は、各種電子機器に内蔵されるハードディスク等の記録媒体を回転駆動するスピンドルモータ及びこれを有する情報記録再生装置に関するものである。
各種の電子機器、例えば、ノート型パソコンや携帯型ビデオプレーヤ等に内蔵されているハーディスク(記録媒体)を回転駆動するモータとしては、従来から様々なものが提供されている。
例えば、負荷容量の大きな動圧流体軸受装置を有するスピンドルモータが知られている(例えば、特許文献1参照)。このスピンドルモータは、つば部を有する軸と、軸の外周面及びつば部の下面に沿って摺動するスリーブと、つば部の上面に沿って摺動する上部スラストとから構成される流体動圧軸受装置を備えている。そして、軸の外周面、つば部の上面及び下面に、それぞれ第1動圧発生溝が設けられている。また、上部スラストの下面、スリーブの内周面及び上端面に、それぞれ第2動圧発生溝が設けられている。
特に、この流体動圧軸受装置は、軸の外周面及びスリーブの内周面の双方に、それぞれ
第1動圧発生溝及び第2動圧発生溝が設けられているので、軸受隙間に発生する圧力が増大する。よって、負荷容量を増大することができ、スピンドルモータの高速回転化及び高精度化を図っている。
しかしながらこの流体動圧軸受装置は、軸受の剛性を確保するため、軸の高さがある程度の高くする必要があった。そのため、流体動圧軸受装置の薄型化を図ることが困難なものであった。そのため、スピンドルモータ自体を薄型化することも困難であった。
特に近年の電子機器の小型化に伴って、ディスク自体のサイズも小さくなりつつある。例えば、直径が1inや0.85inサイズのディスクが開発されており、高性能デジタルカメラや小型携帯型音楽プレーヤ等に使用され始めている。また、電子機器及びディスクの小型化に伴って、ディスクを駆動するモータに関しても、今後さらなる小型化、薄型化が求められている。
ところが、上述したスピンドルモータでは、このようなニーズに応えることが難しかった。そこで、より薄型化を図ったモータとして、気体動圧軸受モータが知られている(例えば、特許文献2参照)。
この気体動圧軸受モータは、円錐形状の軸、磁性体材料により軸の形状に沿って形成されたスリーブ、スリーブを回転させるマグネットやコイル等の駆動機構、スリーブを軸側に磁気吸引力で引っ張る永久磁石等を備えている。特に、スリーブが円錐状であるので、高さを低く抑えることでき、上記スピンドルモータに比べて薄型化を図ることができるものである。
特開2002−372039号公報 特開2003−35311号公報
しかしながら、上述した従来の装置では、まだ以下の課題が残されていた。
即ち、上記特許文献2に記載されている装置は、円錐状に形成されたスリーブにより薄型化を図ることができるものであるが、永久磁石やスリーブを回転させるコイル等の駆動機構が必須の構成品であるため、これ以上の薄型化を図ることができなかった。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、記録媒体を安定且つ低振動で回転させることができ、従来のものに比べてさらに薄型化を図ることができるスピンドルモータ、及び、該スピンドルモータを有する情報記録再生装置を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を提供する。
本発明のスピンドルモータは、各種の情報を記録可能な円板状の記録媒体を、回転軸回りに回転駆動するスピンドルモータであって、前記回転軸に沿って配されたシャフトと、該シャフトの基端側を支持すると共に、前記回転軸に垂直な面内に沿って配されたステータ板と、前記シャフトに対して一定の隙間を空けた状態で挿着され、前記回転軸回りに回転可能であると共に、前記記録媒体を保持する保持部を外周面に有する回転体と、前記隙間に供給された導電性の流体を有し、前記回転体が回転する際のラジアル方向の力を少なくとも支持する流体動圧軸受部と、前記ステータ板に対向する対向面を有し、前記回転体の基端側に固定されて共に回転するロータ板と、該ロータ板の対向面に設けられ、前記回転軸を中心とする円周方向に所定角度毎に複数配されたロータ電極部と、前記ステータ板の表面に設けられ、前記回転軸を中心とする円周方向に前記所定角度よりも狭い角度毎に複数配されたステータ電極部と、該複数のステータ電極部のうち、選択されたステータ電極部に対して所定の時間だけ駆動電圧を印加して、静電力により前記ロータ板を一定方向に回転させる電圧印加手段と、前記ロータ板の対向面に設けられ、前記ロータ板の回転に伴って該ロータ板を前記ステータ板から離間する方向に圧力を発生させる動圧溝とを備え、前記複数のロータ電極部が、少なくとも前記ロータ板及び前記流体を介して接地されていることを特徴とするものである。
この発明に係るスピンドルモータにおいては、まず、ステータ板に基端側が支持されたシャフトに対して、回転体が一定の隙間を空けた状態で挿着されており、回転軸回りに回転可能な状態となっている。この際、シャフトと回転体との隙間には、導電性の流体、例えば、オイル等が供給されている。また、回転体の基端側に固定されたロータ板は、対向面がステータ板の表面に対向した状態となっている。これにより、ロータ電極部とステータ電極部とが、同様に互いに対向した状態となっている。
また、ロータ板の対向面には、回転軸を中心とする円周方向に向けて、所定角度毎(例えば、30度毎)に複数のロータ電極部が設けられていると共に、ロータ電極部とは別に動圧溝が設けられている。また、ステータ板の表面には、回転軸を中心とする円周方向に向けて、上記所定角度よりも狭い角度毎(例えば、20度毎)に複数のステータ電極部が設けられている。これら両電極部の位置関係の違いにより、隣り合うロータ電極部の間には、必ずステータ電極部が位置している状態となっている。
ここで、電圧印加手段により、複数のステータ電極部のうち、選択したステータ電極部に所定の時間だけ駆動電圧を印加する。具体的には、ロータ電極部よりも回転方向(一定方向)側に位置するステータ電極部に駆動電圧を印加する。この際、複数のロータ電極部は、少なくともロータ電極部及び導電性の流体を介して予め接地されているので、印加されたステータ電極部とロータ電極部とに、それぞれプラスの電圧とマイナスの電圧とを印加したことになる。これにより、両電極部の表面には、それぞれプラス及びマイナスの電荷が誘起されると共にこれらが互いに引き合う静電力(静電吸引力)が発生する。
そして、この静電力の水平方向成分により、ロータ電極部は印加されたステータ電極部に向かって徐々に移動する。そして、ロータ電極部が印加されたステータ電極部に完全に対向した位置まで移動したと同時に、電圧印加手段はこの最初のステータ電極部への印加を停止すると共に、移動し始めたロータ電極部よりも回転方向(一定方向)側に位置する次のステータ電極部に駆動電圧を所定の時間だけ印加する。これにより、上述した動作が繰り返されロータ電極部がまた移動する。
その結果、ロータ板及び回転体を、回転軸回りに静電力を利用しながら回転させることができる。また、回転体には、保持部を介して記録媒体が保持されているので、該記録媒体を回転させることができる。
一方、ロータ板及び回転体が回転し始めると、ロータ板とステータ板との間に存在する気体が動圧溝に沿って流れ始め、圧力が上昇する。そして、この圧力は、ロータ板をステータ板から離間する方向に作用する。即ち、スラスト方向に働く力となる。ロータ板は、この圧力を受けてステータ板から離間して浮上する。
また、上述したようにロータ電極部は、印加されたステータ電極部によって静電力の垂直方向成分によって引っ張られているので、ロータ板はステータ板に引き寄せられている。この両者の力バランスによって、ロータ板は、ステータ板から所定距離離間した状態(浮上した状態)で回転する。
また、同時に回転体とシャフトとの間に供給されている流体の圧力も高まるので、流体動圧軸受部がラジアル方向への力を支持する。これにより回転体は、シャフトから離れた状態で回転する。
その結果、回転体及びロータ板は、回転軸回りに滑らかに回転することができる。特に、流体動圧軸受部は、玉軸受のように機械的な軸受とは異なりオイル等の流体を利用した軸受である。また、動圧溝は、気体を利用してロータ板を浮上させている。従って、回転体及びロータ板を、共に振動を抑えた状態で滑らかに回転させることができ、振動や騒音の発生を抑えることができる。
特に、本発明に係るスピンドルモータは、動圧溝、ロータ電極部及びステータ電極部を備えているので、ロータ板の全面領域に亘ってスラスト力を作用させることができると共に、静電力による引張力を作用させることができる。そのため、ロータ板を安定に浮上させて回転軸回りに回転させることができ、回転ぶれを極力抑えることができる。特に、回転軸から距離が離れているロータ板の外縁付近においても、スラスト力及び引張力を作用させることが可能であるので、上記作用効果が顕著なものとなる。
また、ロータ板が、回転ブレ等がなく安定的に回転するので、回転体についても同様に回転ブレを極力抑えた状態で回転させることができる。そのため、ラジアル方向への力が発生し難い。よって、シャフトの長さをできるだけ低くしたとしても、回転体及びロータ板の回転に影響を与えることはなく、安定した回転を行わせることができる。従って、シャフトの高さを極力抑えることができ、薄型化を図ることができる。
また、両電極部で発生する静電力を利用してロータ板及び回転体を回転させるので、従来のコイルやマグネット等から構成される駆動機構とは異なり、設置スペースをほとんど必要としない。この点からも、薄型化を図ることができる。
上述したように、本発明のスピンドルモータによれば、記録媒体を安定且つ低振動で回転させることができ、従来のものに比べてさらなる薄型化を図ることができる。
また、本発明のスピンドルモータは、上記本発明のスピンドルモータにおいて、前記ロータ板の対向面には、前記ロータ電極部を覆うように保護膜が設けられ、前記動圧溝が、前記保護膜上に設けられていることを特徴とするものである。
この発明に係るスピンドルモータにおいては、ロータ電極部を覆うように保護膜が形成されているので、回転中に何らかの原因によりロータ板に外力が加わったとしても、保護膜が介在しているので直接ロータ電極部とステータ電極部とが接触することはない。よって、両電極部の機械的な損傷を防止することができると共に、放電による損傷を防止することができる。従って、品質を向上することができると共に、耐久性を高めることができる。なお、この保護膜上に動圧溝が設けられているので、ロータ板の浮上に何ら影響を与えることはない。
また、本発明のスピンドルモータは、上記本発明のスピンドルモータにおいて、前記ロータ板の対向面及び前記ステータ板の表面には、前記ロータ電極部及び前記ステータ電極部を覆うように保護膜が設けられ、前記動圧溝が、前記保護膜上に設けられていることを特徴とするものである。
この発明に係るスピンドルモータにおいては、ロータ電極部及びステータ電極部をそれぞれ覆うように保護膜が形成されているので、回転中に何らかの原因によりロータ板に外力が加わったとしても、直接ロータ電極部とステータ電極部とが接触することはない。よって、両電極部の機械的な損傷を防止することができると共に、放電による損傷を防止することができる。従って、品質を向上することができると共に、耐久性を高めることができる。なお、保護膜上に動圧溝が設けられているので、ロータ板の浮上に何ら影響を与えることはない。
また、本発明のスピンドルモータは、上記本発明のスピンドルモータにおいて、前記ステータ板の表面には、前記ステータ電極部を覆うように保護膜が設けられていることを特徴とするものである。
この発明に係るスピンドルモータにおいては、ステータ電極部を覆うように保護膜が形成されているので、回転中に何らかの原因によりロータ板に外力が加わったとしても、保護膜が介在しているので直接ロータ電極部とステータ電極部とが接触することはない。よって、両電極部の機械的な損傷を防止することができると共に、放電による損傷を防止することができる。従って、品質を向上することができると共に、耐久性を高めることができる。
また、本発明のスピンドルモータは、上記本発明のいずれかのスピンドルモータにおいて、前記複数のステータ電極部が、前記ロータ電極部の1つと前記ステータ電極部の1つとが完全に対向した位置関係になった時に、少なくとも隣接するロータ電極部の前記一定方向側近傍に、他のステータ電極部が位置するように設けられていることを特徴とするものである。
この発明に係るスピンドルモータにおいては、ロータ電極部の1つとステータ電極部の1つとが完全に対向した位置関係になった時に、少なくとも隣接するロータ電極部の前記一定方向側近傍に他のステータ電極部が常に位置している。つまり、ロータ電極部を他のステータ電極部に向けて静電力により移動させる際に、両電極部が既に近づいた状態となっている。
特に静電力の大きさは、両電極部間の距離に反比例するのでより大きな静電力を得ることができる。よって、ロータ電極部を他のステータ電極部に向けて、より速い速度で速やかに移動させることができ、動圧溝に圧力をより集中させてロータ板を容易に浮上させることができる。また、大きな静電力を得ることができるので、ロータ板をステータ板側に引っ張り易い。従って、ロータ板をより安定したバランスで回転させることができる。その結果、記録媒体の回転がより安定する。
また、本発明のスピンドルモータは、上記本発明のいずれかのスピンドルモータにおいて、前記複数のステータ電極部が、それぞれ周方向に向かう幅が前記複数のロータ電極部のそれぞれの幅よりも狭く形成されていると共に、それぞれが近接した状態で隣り合うように配置され、前記電圧印加手段が、前記複数のステータ電極のうち、前記複数のロータ電極部の略中心から、少なくとも該ロータ電極部の幅の1/2分だけ前記一定方向に向かった範囲内に位置するステータ電極に対して、前記駆動電圧を印加することを特徴とするものである。
この発明に係るスピンドルモータにおいては、各ステータ電極部の周方向に向かう幅が、ロータ電極部の周方向に向かう幅よりも狭く形成されている。例えば、ロータ電極部の幅よりも1/3程度の幅で形成されている。そして、この幅の小さいステータ電極は、それぞれ近接した状態で隣り合うようにして配置されている。即ち、複数のステータ電極部は、回転軸を中心とする円周方向に、例えば、3〜4度の角度毎に複数配されている。これにより、複数のロータ電極部がどこに位置していても、各ロータ電極部に対向した状態で必ず3個程度のステータ電極部が位置している状態となっている。
そして、電圧印加手段は、これら複数のステータ電極のうち、ロータ電極部の略中心から、少なくとも該ロータ電極部の幅の1/2分だけ一定方向(回転方向)に向かった範囲内に位置するステータ電極に対して駆動電圧を印加する。つまり、ロータ電極部に近接し、且つ、該ロータ電極部の移動に寄与するステータ電極部にのみ集中して駆動電圧を印加する。
特に静電力の大きさは、両電極部間の距離に反比例するのでより大きな静電力を得ることができる。よって、ロータ電極部をより速い速度で速やかに移動させることができ、動圧溝に圧力をより集中させてロータ板を容易に浮上させることができる。また、大きな静電力を得ることができるので、ロータ板をステータ板側に引っ張り易い。従って、ロータ板をより安定したバランスで回転させることができる。その結果、記録媒体の回転がより安定する。
なお、電圧印加手段は、上述した位置関係を維持するように、ロータ電極部の移動に伴ってステータ電極部への印加を適宜変化させている。また、ステータ電極部の幅をできるだけ狭くし、且つ、ステータ電極部の数を極力増やしているので、静電力の変動幅を小さくすることができる。よって、上述した効果をさらに高めることができる。
また、本発明のスピンドルモータは、上記本発明のいずれかのスピンドルモータにおいて、前記シャフトが、円柱状に形成されると共に所定の厚さだけ半径方向外方に延びて拡径した鍔状のフランジ部を外周面に有し、前記流体動圧軸受部が、前記フランジ部の下面に形成されて前記スラスト方向の力を支持するスラスト用動圧溝を備えていることを特徴とするものである。
この発明に係るスピンドルモータにおいては、回転体の回転に伴ってフランジ部の下面に形成されたスラスト用動圧溝に沿って流体が流れて圧力が高まる。すると、回転体は、スラスト用動圧溝によって発生した圧力を受けてステータ板に向かう方向、即ち、浮上する方向とは逆方向に力を受けて、押し付けられた状態となる。つまり、流体動圧軸受部は、ラジアル方向の力に加えスラスト方向の力も支持することができる。そのため回転体は、回転時に、ロータ電極部とステータ電極部との間に働く静電力とこのスラスト力とによって、ステータ板側に引っ張られると共に、ロータ板に設けられた動圧溝によって浮上する力を受ける。その結果、回転体は3つの力のバランスによって、スラスト方向に対してより安定した状態で回転する。従って、回転時のさらなる低振動化及び低騒音化を図ることができると共に、流体動圧軸受部をより安定して作動させることができる。
また、本発明の情報記録再生装置は、上記本発明のいずれかのスピンドルモータと、前記記録媒体に情報を記録再生する記録再生ヘッドと、該記録再生ヘッドを、前記記録媒体の表面上から浮上させた状態で支持するサスペンションと、該サスペンションの基端側を支持すると共に、該サスペンションを前記記録媒体の表面に平行な方向に向けて移動させるアクチュエータと、前記記録再生ヘッドの作動を制御して、記録再生を行わせる制御部とを備えていることを特徴とするものである。
この発明に係る情報記録再生装置においては、スピンドルモータで記録媒体を一定方向に回転させた後、アクチュエータによりサスペンションを移動させて、記録再生ヘッドを記録媒体上の所望する位置に配置させる。この際、サスペンションは、記録再生ヘッドを、記録媒体の表面からフライングヘッド技術により浮上させた状態で支持している。その後、制御部により指示を出して、記録再生ヘッドを作動させる。これにより、記録再生ヘッドを利用して、記録媒体に対して各種情報の記録再生を行うことができる。
特に、記録媒体を安定且つ低振動で回転させることができ、従来のもの比べてさらなる薄型化を実現したスピンドルモータを備えているので、情報の記録再生を正確に行うことができると共に薄型化を図ることができる。よって、高品質化を図ることができる。
本発明に係るスピンドルモータを有する情報記録再生装置の第1実施形態を示す構成図である。 図1に示すスピンドルモータの断面図である。 図2に示すスピンドルモータを構成するロータ板を、ステータ板側から見た図である。 図2に示すスピンドルモータを構成するロータ板及びステータ板の、周方向に沿った断面展開図である。 図2に示すスピンドルモータを構成する動圧溝を、ステータ板側から見た図である。 図2に示すスピンドルモータを構成するステータ板を、ロータ板側から見た図である。 図2に示すスピンドルモータの動きを説明する図であって、(a)は選択したステータ電極部に駆動電圧を印加して静電力によりロータ電極部を移動させ始めている状態を示す図である。(b)は(a)に示す状態の後、ロータ電極部が移動している最中を示す図である。(c)は(b)に示す状態の後、異なるステータ電極部に駆動電圧を印加して再度ロータ電極部を移動させ始めている状態を示す図である。 本発明に係るスピンドルモータの第2実施形態を示す図であって、スピンドルモータを構成するロータ板及びステータ板の、周方向に沿った断面展開図である。 図8に示すスピンドルモータを構成するステータ板を、ロータ板側から見た図である。 図8に示すスピンドルモータを構成するロータ板を、ステータ板側から見た図である。 図8に示すスピンドルモータの動きを説明する図であって、(a)は選択したステータ電極部に駆動電圧を印加して静電力によりロータ電極部を移動させ始めている状態を示す図である。(b)は(a)に示す状態の後、ロータ電極部の移動に合わせて異なるステータ電極部に駆動電圧を印加している状態を示す図である。 スピンドルモータの変形例を示す図であって、厚みが薄い保護膜をロータ板側に設けた場合のロータ板及びステータ板の、周方向に沿った断面展開図である。 スピンドルモータの変形例を示す図であって、ロータ板の対向面を削って動圧溝を形成すると共に、残りの突出部分の全体をロータ電極部として利用した場合の、周方向に沿った断面展開図である。 スピンドルモータの変形例を示す図であって、ロータ板の対向面を削って動圧溝を形成すると共に、残りの突出部分の一部分をロータ電極部として利用した場合の、周方向に沿った断面展開図である。 スピンドルモータの変形例を示す図であって、下面に動圧溝が形成されたフランジ部を有するシャフトを備えたスピンドルモータの断面図である。 図15に示すフランジ部の下面図である。 図2に示すスピンドルモータを構成するロータ板及びステータ板の、周方向に沿った断面展開図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係るスピンドルモータ及び情報記録再生装置の第1実施形態を、図1から図7を参照して説明する。なお、図4は、周方向に沿った断面を展開した状態で図示している。
本実施形態の情報記録再生装置1は、図1に示すように、スピンドルモータ2と、磁気ディスクD(以下、単にディスクDという)(円板状の記録媒体)に各種の情報を記録再生する磁気ヘッド(記録再生ヘッド)3と、該磁気ヘッドをディスクDの表面上から浮上させた状態で支持するサスペンション4と、該サスペンション4の基端側を支持すると共に、該サスペンション4をディスクDの表面に平行なXY方向に向けてスキャン移動させるアクチュエータ5と、磁気ヘッド3の作動を制御して、記録再生を行わせる制御部6と、該制御部6と磁気ヘッド3とを接続するコード部7と、これら各構成品を収容するハウジング8とを備えている。
ハウジング8は、アルミニウム等の金属材料により、上面視四角形状に形成されていると共に、内側に各構成品を収容する凹部8aが形成されている。また、このハウジング8には、凹部8aの開口を塞ぐように図示しない蓋が着脱可能に固定されるようになっている。凹部8aの略中心には、上記スピンドルモータ2が取り付けられており、該スピンドルモータ2の後述するハブ20に中心孔を嵌め込むことでディスクDが着脱自在に固定される。
また、凹部8aの隅角部には、上記アクチュエータモータ5が取り付けられている。このアクチュエータモータ5には、軸受9を介してキャリッジ10が取り付けられており、該キャリッジ10の先端にサスペンション4が取り付けられている。そして、キャリッジ10及びサスペンション4は、アクチュエータモータ5の駆動によって共に上記XY方向に移動可能とされている。
なお、キャリッジ10及びサスペンション4は、ディスクDの回転停止時にアクチュエータモータ5の駆動によって、ディスクD上から退避するようになっている。上記光信号コントローラ7は、このアクチュエータモータ5に隣接するように、凹部8a内に取り付けられている。
磁気ヘッド3は、図示しないコイル部を有しており、記録を行う場合には、制御部からの指示を受けて記録させたい情報を磁気信号として出力して、ディスクD上に記録を行うようになっている。また、再生を行う場合には、ディスクDから出力されている磁気信号をコイル部で読み取って、制御部14に送っている。これにより、ディスクDに各種の情報を記録再生することができるようになっている。
上記スピンドルモータ2は、上記ディスクDを回転軸L回りに回転駆動するモータであって、図2に示すように、回転軸Lに沿って配されたシャフト15と、該シャフト15の基端側を支持すると共に、回転軸Lに垂直な面内(XY方向に沿った水平面内)に沿って配されたステータ板16と、シャフト15に対して一定の隙間を空けた状態で挿着され、回転軸L回りに回転可能であると共に、ディスクDを保持する段部(保持部)20aを外周面に有する回転体17と、上記隙間に供給された導電性のオイル(流体)Wを有し、回転体17が回転する際のラジアル方向の力を少なくとも支持する流体動圧軸受部18と、ステータ板16に対向する対向面19aを有し、回転体17の基端側に固定されて共に回転するロータ板19とを備えている。
なお、本実施形態においては、ステータ板16が、図1に示すようにハウジング8の底板を兼ねているものとする。但し、この場合に限られず、ハウジング8の底板上にステータ板を取り付けても構わない。
上記シャフト15は、図2に示すように、円柱状に形成されており、ハウジング8の略中心位置でステータ板16上に立設されている。また、シャフト15の外周面には、図2に示すように、直線状の溝が合流点15bで合わさったV字状の動圧溝15aが形成されている。この際、動圧溝15aは、回転体17が回転したときに、合流点15bが後から追いかけるような形で回転するように、V字が横向きになった状態で形成されている。これにより、回転体17が回転したときに、オイルWが動圧溝15aに沿って回転方向とは逆方向に流れるようになっている。即ち、この動圧溝15aは、ラジアル方向の力を支持するラジアル軸受部として機能するものである。この動圧溝15a及びオイルWは、上述した流体動圧軸受部18を構成している。
上記回転体17は、カップ状に形成されたハブ20と、該ハブ20内に嵌合固定された円筒状のスリーブ21とから構成されている。つまり、回転体17は、スリーブ21とシャフト15との間に隙間を空けた状態でシャフト15に対して挿着されている。そして、シャフト15とスリーブ21との間に、オイルWが供給されて充満した状態になっている。また、ハブ20の外周面に、上記段部20aが形成されている。これにより、ディスクDをハブ20内に嵌めこんだときに、該ディスクDが段部20aに接触して保持されるようになっている。
上記ロータ板19は、ディスクDと略同じサイズで円板状に形成されており、ハブ20の下部とスリーブ21の外周面とに接触した状態で固定されている。なお、ロータ板19のサイズは、上述した場合に限られず、ディスクDより大きくても構わないし、小さくても構わない。また、ロータ板19とスリーブ21との間には、図示しないシールが設けられており、シャフト15とスリーブ21との間に供給されているオイルWがロータ板19側に流入しないようになっている。
また、このロータ板19の対向面19aには、図3及び図4に示すように、回転軸Lを中心とする円周方向に所定角度θ1、即ち、30度毎に複数配された扇状のロータ電極部25が設けられている。なお、本実施形態では、ロータ板19の対向面19aに複数のロータ電極部25を接着や蒸着等により形成している。また、この複数のロータ電極部25は、ロータ板19、スリーブ21、オイルW、ステータ板16を介して予め接地された状態となっている。
また、ロータ板の19の対向面19aには、複数のロータ電極部25を覆うように保護膜22が設けられている。そして、この保護膜22上に、ロータ板19の回転に伴って該ロータ板19をステータ板16から離間する方向に圧力を発生させる複数の動圧溝23が設けられている。
この動圧溝23は、図4及び図5に示すように、外縁から中心に向かって湾曲するように彫られている。つまり、複数の動圧溝23は、全体で風車形状となっている。これにより、ロータ板19が回転したときに、該ロータ板19とステータ板16との間に存在する気体は、動圧溝23に沿いながら中心に向かって流れるようになっている。
また、ステータ板16には、図4及び図6に示すように、ロータ板19に対向する円領域内において、回転軸Lを中心とする円周方向に向けて、上記所定角度θ1(30度)よりも狭い角度θ2、例えば、20度毎に複数配された扇状のステータ電極部26が設けられている。なお、本実施形態では、図4に示すように、ロータ電極部25の周方向の幅W1と、ステータ電極部26の幅W2が同じサイズになるように、該ステータ電極部26を形成している。
また、上述した両電極部25、26の配置関係により、隣り合うロータ電極部25の間には、必ずステータ電極部26が位置している状態となっている。更には、ロータ電極部25の1つと、ステータ電極部26の1つとが完全に対向した位置関係になったときに、少なくとも隣接するロータ電極部25の一定方向(回転方向)側近傍に、他のステータ電極部26が常に位置するようになっている。つまり、本実施形態では、ロータ電極部25の間隔(ピッチ)は、ステータ電極部26の間隔(ピッチ)の1.5倍となっている。
また、ステータ板16の表面にも、ロータ板19と同様に、複数のステータ電極部26を覆うように保護膜24が設けられている。また、複数のステータ電極部26は、図2に示すように、それぞれ図示しない配線を介して電圧印加部(電圧印加手段)27に電気的に接続されている。この電圧印加部27は、複数のステータ電極部26のうち、選択したステータ電極部26に対してのみ所定の時間だけ駆動電圧を印加するようになっており、この電圧印加を繰り返し行うことで、静電力を利用してロータ板19を一定方向に回転させている。これについては、後に詳細に説明する。
次に、このように構成された情報記録再生装置1により、ディスクDに各種の情報を記録再生する場合について以下に説明する。
まず、電圧印加部27により、複数のステータ電極部26のうち、選択したステータ電極部26に所定の時間だけ駆動電圧を印加する。具体的には、図7(a)に示すように、ロータ電極部25よりも一定方向(回転方向)側に位置するステータ電極部26(S1、S4ポジション)に駆動電圧を印加する。なお、図7では、両保護膜22、24の図示を省略している。
この際、複数のロータ電極部25は、予め全て接地されているので、印加されたステータ電極部26とロータ電極部25とに、それぞれプラスの電圧とマイナスの電圧とを印加したことになる。これにより、両電極部25、26の表面には、それぞれプラス及びマイナスの電荷が誘起されると共に、これらが互いに引き合う静電力(静電吸引力)Fが発生する。
そして、この静電力Fの水平方向成分により、ロータ電極部25は、図7(b)に示すように、印加されたステータ電極部26(S1、S4ポジション)に向かって徐々に移動する。そして、図7(c)に示すように、ロータ電極部25が、印加されたステータ電極部26に完全に対向する位置まで移動したと同時に、電圧印加部27は、このステータ電極部26への印加を停止すると共に、移動し始めたロータ電極部25よりも一定方向(回転方向)側に位置する次のステータ電極部26(S3ポジション)に駆動電圧を印加する。これにより、上述した動作が繰り返され、ロータ電極部25がまた移動する。
その結果、ロータ板19及び回転体17を、静電力Fを利用しながら一定方向に向けて回転軸L回りに回転させることができる。また、ハブ20には、段部20aによってディスクDが保持されているので、回転体17を介してディスクDを回転させることができる。
一方、ロータ板19及び回転体17が回転し始めると、ロータ板19とステータ板16との間に存在する気体が動圧溝23に沿って流れ始め圧力が上昇する。そして、この圧力は、ロータ板19をステータ板16から離間する方向に作用する。即ち、スラスト方向に働く力となる。ロータ板19は、この圧力を受けてステータ板16から離間して浮上する。また、上述したように、ロータ電極部25は、印加されたステータ電極部26によって静電力の垂直方向成分によって引っ張られるので、ロータ板19はステータ板16に引き寄せられている。この両者の力バランスによって、ロータ板19は、図4に示すように、ステータ板から所定距離Gだけ離間した状態(浮上した状態)で回転する。
また、同時にシャフト15とスリーブ21との間の隙間に供給されているオイルWが動圧溝15aに沿いながら回転方向とは逆方向に流れ始める。この動圧溝15aに沿って流れたオイルWは、合流点15bで最も高い圧力となる。これにより、スリーブ21は、ラジアル方向の力が1点で支持された状態となり、シャフト15から離れた状態で回転する。つまり、流体動圧軸受部18は、回転時に発生するラジアル方向の力を支持する。
上述した動圧溝23及び流体動圧軸受部18の相互作用により、回転体17及びロータ板は、回転軸L回りに滑らかに回転することができる。特に、流体動圧軸受部18は、玉軸受けのように機械的な軸受とは異なり、オイルWを利用した軸受である。また、動圧溝23は、気体を利用してロータ板19を浮上させている。従って、回転体17及びロータ板19を、共に振動を抑えた状態で滑らかに回転させることができ、振動や損音の発生を抑えることができる。
上述したように、スピンドルモータ2によってディスクDを回転させた後、図1に示すように、アクチュエータ5を作動させて、キャリッジ10を介してサスペンション4をXY方向にスキャンさせる。これにより、ディスクD上の所望する位置に磁気ヘッド3を位置させることができる。次いで、制御部6によって磁気ヘッド3を作動させる。これを受けて、磁気ヘッド3は、記録させたい情報を磁気信号として出力して、ディスクD上に記録を行ったり、ディスクから出力されている磁気信号を読み取って再生を行ったりする。その結果、磁気ヘッド3を利用して、ディスクDに各種の情報を記録再生することができる。
特に、本実施形態のスピンドルモータ2は、動圧溝23、ロータ電極部25及びステータ電極部26を備えているので、ロータ板19の全面領域に亘ってスラスト力を作用させることができると共に、引張力(静電力Fの垂直方向成分)を作用させることができる。そのため、ロータ板19を安定に浮上させて回転軸L回りに回転させることができ、回転ぶれを極力抑えることができる。特に、回転軸Lから距離が離れているロータ板19の外縁付近においても、スラスト力及び引張力を作用させることが可能であるので、上記作用効果が顕著なものとなる。
また、ロータ板19が、回転ブレ等がなく安定的に回転するので、回転体17についても同様に回転ブレを極力抑えた状態で回転させることができる。そのため、ラジアル方向への力が発生し難い。よって、シャフト15の長さをできるだけ低くしたとしても、回転体17及びロータ板19の回転に影響を与えることはなく、安定した回転を行わせることができる。従って、図2に示すように、シャフト15の高さを極力抑えることができ、薄型化を図ることができる。
また、両電極部26、26で発生する静電力Fを利用してロータ板19及び回転体17を回転させるので、従来のコイルやマグネット等から構成される駆動機構とは異なり、設置スペースをほとんど必要としない。この点からも、薄型化を図ることができる。
上述したように、本実施形態のスピンドルモータ2によれば、ディスクDを安定且つ低振動で回転させることができ、従来のものに比べてさらなる薄型化を図ることができる。
また、本実施形態の情報記録再生装置1によれば、上記スピンドルモータ2を備えているので、情報の記録再生を正確に行うことができると共に薄型化を図ることができる。よって、高品質化を図ることができる。また、低振動、低騒音のスピンドルモータ2でもあるので、この点からも高品質化を図ることができ、製品の信頼性を向上することができる。
更に、本実施形態のスピンドルモータ2は、選択したステータ電極部26に電圧を次々と印加することで、予め接地されたロータ電極部25を連続的且つ滑らかに回転させることができる。よって、ディスクDを均一な速度で連続的且つ安定して回転させることができる。
しかも、本実施形態では、図7(a)に示すように、ロータ電極部25の間隔(ピッチ)が、ステータ電極部26の間隔(ピッチ)の1.5倍となっているため、ロータ電極部25の1つ(R2ポジション)とステータ電極部26の1つ(S2ポジション)とが完全に対向した位置関係になった時に、少なくとも隣接するロータ電極部25(R3ポジション)の一定方向側近傍に他のステータ電極部26(S4ポジション)が常に位置している。つまり、ロータ電極部25を他のステータ電極部26に向けて静電力Fにより移動させる際に、両電極部25、26が既に近づいた状態となっている。特に静電力Fの大きさは、両電極部25、26間の距離に反比例するのでより大きな静電力をえることができる。
よって、ロータ電極部25を他のステータ電極部26に向けて、より速い速度で速やかに移動させることができ、動圧溝23に圧力をより集中させてロータ板19を容易に浮上させることができる。また、大きな静電力Fを得ることができるので、ロータ板19をステータ板16側に引っ張り易い。従って、ロータ板19をより安定したバランスで回転させることができる。その結果、ディスクDの回転がより安定する。
更に、ロータ電極部25及びステータ電極部26をそれぞれ覆うように保護膜22、24が形成されているので、回転中に何らかの原因によりロータ板19に外力が加わったとしても、直接ロータ電極部25とステータ電極部26とが接触することはない。よって、両電極部25、26の機械的な損傷を防止することができると共に、放電による損傷を防止することができる。従って、さらに品質を向上することができると共に、耐久性を高めることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係るスピンドルモータの第2実施形態について、図8から図11を参照して説明する。なお、第2実施形態において第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付しその説明を省略する。また、図8は、円周方向に沿った断面を展開した状態を図示している。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、ロータ電極部25の周方向に向かう幅W1と、ステータ電極部26の周方向に向かう幅W2とが同じ大きさであったのに対し、第2実施形態のスピンドルモータ30は、ステータ電極部31が、周方向に向かう幅W3がロータ電極部32の幅W1よりも狭く形成されていると共に、周方向に狭いピッチで密集した状態で配置されている点である。
また、第1実施形態では、保護膜22上に動圧溝23が設けられていたのに対し、第2実施形態では、ロータ板19の対向面19aにロータ電極部32に隣接して動圧溝23が形成されている点である。そのため、第2実施形態のロータ電極部32及びステータ電極部31は、扇状に形成された第1実施形態とは異なり、それぞれ動圧溝23の形状に合わせて、外縁から中心に向かって湾曲するように形成されており、全体として風車状に形成されている点である。
即ち、本実施形態のスピンドルモータ30は、図8及び図9に示すように、各ステータ電極部31の幅W3がロータ電極部32の幅W1よりも約1/3程度の幅で形成されている。そして、この幅の小さいステータ電極部31は、それぞれ近接した状態で隣り合うようにして配置されている。即ち、複数のステータ電極部31は、回転軸Lを中心とする円周方向に、例えば、3〜4度の角度θ3毎に複数配置されている。これにより、複数のロータ電極部32がどこに位置していても、各ロータ電極部32に対向した状態で必ず3個程度のステータ電極部31が位置している状態となっている。
また、本実施形態のロータ電極部32は、図8及び図10に示すように、ロータ板19と一体的に構成されている。即ち、導電性を有する材料でロータ板19を形成すると共に、対向面19aの所定位置を削って動圧溝23を形成している。これにより、削られていない部分(突出した部分)の全体を、ロータ電極部32としてそのまま利用することができる。
また、本実施形態のステータ板16の表面には、上記複数のステータ電極部31を覆うように、保護膜33が設けられている。
このように構成されたスピンドルモータ40を作動させる場合には、図11(保護膜233の図示は省略している)に示すように、電圧印加部27が複数のステータ電極部31のうち、ロータ電極部32の略中心から、該ロータ電極部32の幅の1/2分だけ一定方向(回転方向)に向かった範囲内(A1、A2、A3エリア)に位置するステータ電極部31に対して駆動電圧を印加する。
つまり、ロータ電極部32に近接し、且つ、ロータ電極部32の移動に寄与するステータ電極部31のみに集中して駆動電圧を印加する。特に静電力Fの大きさは、両電極部31、32間の距離に反比例するので、より大きな静電力Fを得ることができる。よって、ロータ電極部32をより速い速度で速やかに移動させることができ、動圧溝23に圧力をより集中させてロータ板19を容易に浮上させることができる。また、大きな静電力Fを得ることができるので、ロータ板19をステータ板16側に引っ張り易い。従って、ロータ板19をより安定したバランスで回転させることができる。
更に、周方向の幅W3が狭いステータ電極部31を近接した状態で配置しているので、全てのロータ電極部32(R1、R2、R3ポジション)を常に同時に移動させ続けることができる。従って、ディスクDをより安定した状態で回転させることができる。
なお、電圧印加部27は、上述した位置関係を維持するように、ロータ電極部32の移動に伴ってステータ電極部31への印加を順次変化させている。また、ステータ電極部31の幅W3をできるだけ狭くし、且つ、ステータ電極部31の数を増やしているので、静電力Fの変動幅を小さくすることができる。よって、上述した効果をさらに高めることができる。
また、ステータ電極部31を覆うように保護膜33が設けられているので、第1実施形態と同様に、ロータ板19とステータ板16とが直接接触することがない。そのため、両電極部31、32の機械的な損傷を防止することができると共に、放電による損傷を防止することができる。従って、品質を向上することができると共に、耐久性をさらに高めることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記第1実施形態では、動圧溝23の底部がロータ電極部25の表面よりもステータ板16側に位置するように、保護膜22を厚めに形成したが、この場合に限られず、例えば、図12に示すように、ロータ電極部25の高さと略同じ高さで保護膜22を設け、溝部23の底部が対向面19bの表面付近に位置するように動圧溝23を各ロータ電極部25間に設けても構わない。この場合においても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。但し、保護膜22の厚みを極力薄くできるのでより好ましい。
なお、この場合には、第2実施形態のように、ロータ電極部25を動圧溝23と同じ形状に形成すれば良い。
また、上記第1実施形態において、ロータ板19側の保護膜24をなくし、図13に示すように、上記第2実施形態の如くロータ板19の対向面19aに動圧溝23を設けても構わない。この際、図13に示すように、動圧溝23以外の突出した部分の全てをロータ電極部25としても構わないし、図14に示すように、突出部分の一部分をロータ電極部25として利用しても構わない。
また、上記各実施形態では、シャフトの周囲に動圧溝を設け、流体動圧軸受部がラジアル方向の力のみを支持する構成としたが、この場合に限られず、例えば、シャフトの上面やスリーブの下面に動圧溝を設け、ラジアル方向の力に加え、スラスト方向の力を支持する構成にしても構わない。
また、図15に示すように、シャフト15にフランジ部40を形成すると共に、該フランジ部40の下面に図16に示す動圧溝(スラスト用動圧溝)40aを形成しても構わない。
このフランジ部40は、図15に示すように、シャフト15の外周面から所定の厚さだけ半径方向外方に延びて拡径して鍔状に形成されたものである。なお、図15においては、シャフト15の上面にフランジ部40が形成された場合を例に挙げている。但し、この場合に限られず、例えば、シャフト15の中間付近にフランジ部40を形成しても構わない。また、図15では、シャフト15の外周面に形成された動圧溝15aを上下2段に形成した例を示したが、この場合に限られず、1段でも構わないし、3段以上に分けて形成しても構わない。また、2つの動圧溝15aをそれぞれ離間した状態で形成しても構わない。
そして、フランジ部40の下面には、図16に示すように、外縁から回転軸Lに向かって湾曲する上記動圧溝40aが複数形成されている。つまり、複数の動圧溝40aは、全体で風車形状となっている。これにより、回転体17が回転したときに、オイルWが動圧溝40aに沿いながら中心に向かって流れるようになっている。即ち、この動圧溝40aは、スラスト方向の力を支持するスラスト軸受部として機能するようになっている。
上述したように下面に動圧溝40aが形成されたフランジ部40を有する場合には、回転体17が回転し始めると、オイルWが動圧溝15a、40aに沿って流れ始めて圧力が高まりだすと共に、気体が動圧溝23に沿って流れ始めて圧力が上昇する。この際、動圧溝15aに沿って流れたオイルWは、合流点15bで最も高い圧力となる。そのため、回転体17を構成するスリーブ21は、ラジアル方向の力が2点で支持された状態となり、シャフト15から離れた状態で回転する。これにより、回転体17は横ぶれがない状態で安定に回転することができる。
一方、動圧溝23に沿って流れた気体によって、ロータ板19はステータ板16から離間して浮上する。またこれと同時に、フランジ部40の下面に形成された動圧溝40aに沿って流れたオイルWは、回転軸Lに近い側で圧力が高まる。ところが、この動圧溝40aで発生する圧力は、固定されたシャフト15に形成されたフランジ部40の下面側に発生している。そのため、回転体17はこの圧力を受けてステータ板16に向かう方向、即ち、浮上する方向とは逆方向に力を受けて、押し付けられた状態となる。つまり、この場合の流体動圧軸受部18は、スラスト力を支持することができる。
このように回転体17は、浮上する力と押し付けられる力とを同時に受けながら回転する。また、回転体17は、ロータ電極部25とステータ電極部26との間に働く静電力Fの影響も同時に受けるので、該静電力Fによってステータ板16側に引っ張られる。
つまり、回転体17及びロータ板19は、この3つの力のバランスによってスラスト方向に対してより安定した状態で回転する。特に、静電力Fだけでなく、スラスト力をも利用して回転体17及びロータ板19を押し付けることができるので、より回転が安定する。その結果、回転時のさらなる低振動化及び低損音化を図ることができると共に、流体動圧軸受部18をより安定して作動させることができる。
また、記録再生ヘッドの一例として、磁気ヘッドを例に挙げて説明したが、磁気ヘッドに限られるものではなく、記録再生を行うヘッドであれば、その方法に限定されるものではない。例えば、近接場光を利用して記録再生を行う近接場光ヘッドを、記録再生ヘッドとしても構わない。
なお、上述したステータ電極部26のそれぞれは、所定角度θ1よりも狭い角度毎に配置されているが、これに限定されないのは勿論のことである。図17に示すように、ステータ電極部26のそれぞれは、所定角度θ1よりも広い所定角度θ4毎に配置されていてもよい。
このように、ステータ電極26の間隔が、ロータ電極部25の間隔よりも広い場合であっても、ロータ電極部25がステータ電極部26の静電力Fによって引っ張られて回転する。ステータ電極部26への電圧の印可を切り替えることにより、回転体17の回転が持続されることとなる。
かかる特徴によれば、ステータ電極部26のそれぞれが所定角度θ4毎に配置されることにより、図7よりもステータ電極部26の数を減らすことができ、スピンドルモータ30のコストを低減させることができる。
産業上の利用の可能性
本発明に係るスピンドルモータによれば、記録媒体を安定且つ低振動で回転させることができ、従来のものに比べてさらなる薄型化を図ることができる。
また、本発明に係る情報記録再生装置によれば、上記スピンドルモータを備えているので、情報の記録再生を正確に行うことができると共に薄型化を図ることができる。よって、高品質化を図ることができる。

Claims (10)

  1. 各種の情報を記録可能な円板状の記録媒体を、回転軸回りに回転駆動するスピンドルモータであって、
    前記回転軸に沿って配されたシャフトと、
    該シャフトの基端側を支持すると共に、前記回転軸に垂直な面内に沿って配されたステータ板と、
    前記シャフトに対して一定の隙間を空けた状態で挿着され、前記回転軸回りに回転可能であると共に、前記記録媒体を保持する保持部を外周面に有する回転体と、
    前記隙間に供給された導電性の流体を有し、前記回転体が回転する際のラジアル方向の力を少なくとも支持する流体動圧軸受部と、
    前記ステータ板に対向する対向面を有し、前記回転体の基端側に固定されて共に回転するロータ板と、
    該ロータ板の対向面に設けられ、前記回転軸を中心とする円周方向に所定角度毎に複数配されたロータ電極部と、
    前記ステータ板の表面に設けられ、前記回転軸を中心とする円周方向に複数配されたステータ電極部と、
    該複数のステータ電極部のうち、選択されたステータ電極部に対して所定の時間だけ駆動電圧を印加して、静電力により前記ロータ板を一定方向に回転させる電圧印加手段と、
    前記ロータ板の対向面に設けられ、前記ロータ板の回転に伴って該ロータ板を前記ステータ板から離間する方向に圧力を発生させる動圧溝とを備え、
    前記複数のロータ電極部は、少なくとも前記ロータ板及び前記流体を介して接地されていることを特徴とするスピンドルモータ。
  2. 請求項1に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記ステータ電極部のそれぞれは、前記所定角度よりも狭い角度毎に配されたことを特徴とするスピンドルモータ。
  3. 請求項1に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記ロータ板の対向面には、前記ロータ電極部を覆うように保護膜が設けられ、
    前記動圧溝は、前記保護膜上に設けられていることを特徴とするスピンドルモータ。
  4. 請求項1に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記ロータ板の対向面及び前記ステータ板の表面には、前記ロータ電極部及び前記ステータ電極部を覆うように保護膜が設けられ、
    前記動圧溝は、前記保護膜上に設けられていることを特徴とするスピンドルモータ。
  5. 請求項1に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記ステータ板の表面には、前記ステータ電極部を覆うように保護膜が設けられていることを特徴とするスピンドルモータ。
  6. 請求項1及び2のいずれか1項に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記複数のステータ電極部は、前記ロータ電極部の1つと前記ステータ電極部の1つとが完全に対向した位置関係になった時に、少なくとも隣接するロータ電極部の前記一定方向側近傍に、他のステータ電極部が位置するように設けられていることを特徴とするスピンドルモータ。
  7. 請求項1から5のいずれか1項に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記複数のステータ電極部は、それぞれ周方向に向かう幅が前記複数のロータ電極部のそれぞれの幅よりも狭く形成されていると共に、それぞれが近接した状態で隣り合うように配置され、
    前記電圧印加手段は、前記複数のステータ電極のうち、前記複数のロータ電極部の略中心から、少なくとも該ロータ電極部の幅の1/2分だけ前記一定方向に向かった範囲内に位置するステータ電極部に対して、前記駆動電圧を印加することを特徴とするスピンドルモータ。
  8. 請求項1に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記シャフトは、円柱状に形成されると共に所定の厚さだけ半径方向外方に延びて拡径した鍔状のフランジ部を外周面に有し、
    前記流体動圧軸受部は、前記フランジ部の下面に形成されて前記スラスト方向の力を支持するスラスト用動圧溝を備えていることを特徴とするスピンドルモータ。
  9. 請求項1から5、7及び8のいずれか1項に記載のスピンドルモータと、
    前記記録媒体に情報を記録再生する記録再生ヘッドと、
    該記録再生ヘッドを、前記記録媒体の表面上から浮上させた状態で支持するサスペンションと、
    該サスペンションの基端側を支持すると共に、該サスペンションを前記記録媒体の表面に平行な方向に向けて移動させるアクチュエータと、
    前記記録再生ヘッドの作動を制御して、記録再生を行わせる制御部とを備えていることを特徴とする情報記録再生装置。
  10. 請求項6に記載のスピンドルモータと、
    前記記録媒体に情報を記録再生する記録再生ヘッドと、
    該記録再生ヘッドを、前記記録媒体の表面上から浮上させた状態で支持するサスペンションと、
    該サスペンションの基端側を支持すると共に、該サスペンションを前記記録媒体の表面に平行な方向に向けて移動させるアクチュエータと、
    前記記録再生ヘッドの作動を制御して、記録再生を行わせる制御部とを備えていることを特徴とする情報記録再生装置。
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