JPWO2007043150A1 - 携帯端末用アンテナ装置および携帯端末 - Google Patents

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Abstract

筐体を有する携帯端末に用いられる携帯端末用アンテナ装置において、筐体の背面部に設けられる給電素子と、筐体の側面部に設けられる無給電素子とを備え、給電素子および無給電素子は、それらの長軸方向が筐体の短手方向に平行であり、側面部および背面部の接点の近傍に配置される。

Description

本発明は、携帯端末に用いられるアンテナ装置およびこのアンテナ装置を備えた携帯端末に関するものである。
従来のアンテナ装置は、図11に示すように、携帯電話機などの端末(以下、単に携帯端末という)に用いられ、一般に、アンテナ装置の送信周波数が、受信周波数よりも低くなっている。
携帯端末100は、筐体101と、給電素子102と、無給電素子103とを備えており、給電素子102と無給電素子103とは、それぞれの長軸が筐体101における短手方向(図11における左右方向)に向くよう配置されている。
このとき、無給電素子103は、給電素子102より筐体101の上方に配置される。また、給電素子102は、送信周波数の波長に対して実効長が半波長または一波長の長さを有し、無給電素子103は、受信周波数の波長に対して実効長が半波長の長さを有するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3608735号公報
しかしながら、従来のアンテナ装置においては、給電素子102および無給電素子103は、筐体101の長手方向(図11における上下方向)の面に沿って平行に、かつ給電素子102および無給電素子103の厚み方向が互いに平行になるよう配置されるため、大きな実装容積が必要であった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、従来より小さい実装容積において広帯域性を有し、給電素子の構成を自由に選択することができるアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明の携帯端末用アンテナ装置は、筐体を有する携帯端末に用いられ、前記筐体の背面部に設けられる給電素子と、前記筐体の側面部に設けられる無給電素子とを備え、前記給電素子および前記無給電素子は、それらの長軸方向が前記筐体の短手方向に平行であり、前記側面部および前記背面部の接点の近傍に配置されることを特徴とする構成を有している。
この構成により、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、筐体の上端部に配置されるため、実装容積が従来よりも小さいものとなる。
また、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、前記給電素子および前記無給電素子の厚み方向が、互いに垂直である構成を有している。
この構成により、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、携帯端末の上端部の角を有効に利用できるので、実装容積がより一層小さいものとなる。
さらに、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、前記給電素子は、所望の周波数f1に対して実効長が略半波長または略一波長の長さを有し、前記無給電素子は、所望の周波数f3に対して実効長が略半波長の長さを有する構成を有している。
この構成により、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、2つの周波数帯に対してアンテナの実効長が適切になり、広帯域にわたり良好なアンテナ性能を有することができる。
さらに、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、前記給電素子は、周波数f1およびf2に対して実効長がそれぞれ略半波長および略1/4波長の長さとなるよう多周波化手段を有し、前記無給電素子は、所望の周波数f3に対して実効長が略半波長の長さを有する構成を有している。
この構成により、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、3つの周波数帯に対してアンテナの実効長が適切になり、いずれの周波数帯に対しても良好なアンテナ性能を有することができる。
さらに、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、前記給電素子は、周波数f1およびf2に対して実効長がそれぞれ略半波長および略1/4波長の長さとなるよう多周波化手段を有し、前記無給電素子は、周波数f3およびf4に対して実効長がそれぞれ略半波長の長さとなるよう多周波化手段を有する構成を有している。
この構成により、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、4つの周波数帯に対してアンテナの実効長が適切になり、いずれの周波数帯に対しても良好なアンテナ性能を有することができる。
さらに、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、前記給電素子を前記背面部に、前記無給電素子を前記側面部にそれぞれ固定するための固定手段を備える構成を有している。
この構成により、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、給電素子および無給電素子が筐体に固定されるので、安定したアンテナ性能を有することができる。
さらに、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、前記給電素子および前記無給電素子は、それぞれ板金により形成される構成を有している。
この構成により、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、給電素子および無給電素子が板金により容易に形成されるので、高コストになることなく良好なアンテナ性能を有することができる。
さらに、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、前記給電素子は、誘電体上の印刷パターンにより形成され、前記無給電素子は、板金により形成される構成を有している。
この構成により、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、誘電体が波長短縮効果を有するので、給電素子を小型化できる。
さらに、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、前記誘電体がプリント基板により形成される構成を有している。
この構成により、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、プリント基板が波長短縮効果を有するので、給電素子を小型化できる。
さらに、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、携帯端末に実装される構成を有している。
本発明は、給電素子および無給電素子を携帯端末の筐体上部に配置し、筐体の短手方向に垂直な断面で厚み方向が互いに垂直となる構成とすることによって、省スペース化を実現し、近接する金属部品からも遠ざけることができ、小型で広帯域な携帯端末用アンテナ装置を提供することができるものである。
図1(a)は本発明の第1の実施の形態におけるアンテナ装置を実装した携帯端末を模式的に示した側面図であり、図1(b)は背面図である。 図2は本発明の第1の実施の形態における筐体の一例を示す側面図である。 図3(a)は本発明の第1の実施の形態の他の例におけるアンテナ装置を実装した携帯端末を模式的に示した側面図であり、図3(b)は背面図である。 図4(a)は本発明の第2の実施の形態におけるアンテナ装置を実装した携帯端末を模式的に示した側面図であり、図4(b)は背面図である。 図5はトラップ回路の一例を示す回路図である。 図6は本発明の第2の実施の形態におけるアンテナ装置のVSWR特性を示す図である。 図7(a)は本発明の第2の実施の形態におけるアンテナ装置の自由空間における周波数f3の放射指向性を示す図であり、図7(b)は周波数f1の放射指向性を示す図であり、図7(c)は座標系を示す図である。 図8(a)は本発明の第2の実施の形態の他の例におけるアンテナ装置を実装した携帯端末を模式的に示した側面図であり、図8(b)は背面図である。 図9(a)は本発明の第3の実施の形態におけるアンテナ装置を実装した携帯端末を模式的に示した側面図であり、図9(b)は背面図である。 図10(a)は本発明の第2の実施の形態の他の例におけるアンテナ装置を実装した携帯端末を模式的に示した側面図であり、図10(b)は背面図である。 図11は従来のアンテナ装置を模式的に示した斜視図である。
符号の説明
10 折りたたみ式携帯端末(携帯端末)
11 給電素子
12 無給電素子
13 下筐体(筐体)
14 背面部
15 側面部
16 破断線
17 破断線
18 破断線
30 折りたたみ式携帯端末(携帯端末)
31 給電素子
40 ストレート型携帯端末(携帯端末)
43 筐体
44 背部
45 正面部
50 折りたたみ式携帯端末(携帯端末)
51 給電素子
51a 第1素子部
51b 第2素子部
54 トラップ回路
55 水平偏波
56 垂直偏波
60 折りたたみ式携帯端末(携帯端末)
61 給電素子
64 トラップ回路
70 折りたたみ式携帯端末(携帯端末)
72 無給電素子
72a 第3素子部
72b 第4素子部
75 トラップ回路
80 折りたたみ式携帯端末(携帯端末)
82 無給電素子
85 トラップ回路
100 携帯端末
101 筐体
102 給電素子
103 無給電素子
以下、本発明の実施の形態のアンテナ装置について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態におけるアンテナ装置を実装した折りたたみ式携帯端末10の側面図であり、破断線16より右上部において、携帯端末10の内部構造を示している。また、図1(b)は、図1(a)の携帯端末10の背面図であり、破断線17より上部において、携帯端末10の内部構造を示している。
本実施の形態のアンテナ装置は、所望の周波数f1に対して実効長がおよそ半波長の給電素子11と、所望の周波数f3に対して実効長がおよそ半波長の無給電素子12を備えている。ここで、給電素子11は、モノポールアンテナによって構成されている。また、給電素子11および無給電素子12は、板金によって形成されている。
図1(a)および図1(b)に示すように、アンテナ装置は、折りたたみ式携帯端末10を構成する下筐体13に実装されるようになっている。下筐体13の内壁の一部は、背面部14および側面部15によって形成されている。
給電素子11および無給電素子12は、下筐体13において、無給電素子12が給電素子11よりも下筐体13の長手方向(図1における上下方向)に沿って上側になるよう配置される。また、図1(a)に示すように、給電素子11と無給電素子12は、筐体の短手方向(図1(b)における左右方向)に垂直な断面において、それぞれの厚み方向が互いに垂直となるよう設置される。
アンテナ装置は、さらに、給電素子11および無給電素子12を下筐体13に固定するための不図示の固定手段を備えている。固定手段は、例えば両面テープ、接着剤、下筐体13に形成された突起部、またはビス、あるいはこれらの組み合わせなどによって構成されている。給電素子11および無給電素子12は、固定手段によって下筐体13の背面部14の上端の近傍および側面部15にそれぞれ固定されている。したがって、給電素子11と無給電素子12は、厚み方向が互いにおよそ直角となる。
ここで、給電素子11、無給電素子12の共振周波数をわずかに違えることによって、アンテナ装置の広帯域化が可能となる。また、給電素子11および無給電素子12の長軸を筐体の短手方向に対して平行に配置するため、その方向の放射が支配的となり、同時に、無給電素子12が導波器として機能し、給電素子11の指向性を人体から遠ざかる方向に向けることから、結果としてアンテナ装置の通話時利得が向上される。さらに、給電素子11および無給電素子12は、下筐体13の背面部14の上端の近傍および側面部15にそれぞれ配置されることから、通話時に給電素子11および無給電素子12が人体から遠ざかり、結果としてSAR(Specific Absorption Rate)の低減が可能となる。給電素子11および無給電素子12は、下筐体13の背面部14および側面部15に配置されるため、携帯端末10に実装される他の金属部品から遠ざけることができ、良好なアンテナ性能を得ることができる。
本実施の形態では、アンテナ装置が折りたたみ式携帯端末10に実装される場合について示したが、図2に示すように、アンテナ装置がストレート型携帯端末40に実装される場合においても同様の効果が得られる。この場合、給電素子11および無給電素子12は、筐体43を構成する背部44の上端近傍の内壁に固定される。
本実施の形態では、給電素子11と無給電素子12の厚み方向が、下筐体13の短手方向に垂直な断面において互いに垂直となると記述したが、厳密に垂直である必要は無く、下筐体13の背面部14と側面部15とによって形成される角、または筐体43の背部44の上端近傍を有効に使えばよい。
本実施の形態では、給電素子11および無給電素子12を板金によって形成する場合について説明したが、給電素子11を配線用プリント基板とは別の基板上の印刷パターンによって形成してもよい。また、給電素子11は、誘電率の高い誘電体上に形成された場合、波長短縮効果により小型化できる。
本実施の形態では、アンテナ装置が、半波長モノポールアンテナにより構成される給電素子11を備える場合について説明したが、図3に示すように、アンテナ装置が、半波長ダイポールアンテナにより構成される給電素子31を備えるようにしてもよい。
このような本実施の形態のアンテナ装置によれば、下筐体13の短手方向に垂直な断面において、給電素子11および無給電素子12をそれぞれの厚み方向が互いに垂直となるよう設置することにより、アンテナ装置の通話時利得の向上やSARの低減を可能とする、従来より小型のアンテナ装置を実現できる。
(第2の実施の形態)
図4(a)は、本発明の第2の実施の形態におけるアンテナ装置を実装した折りたたみ式携帯端末50の側面図であり、破断線16より右上部において、携帯端末50の内部構造を示している。また、図4(b)は背面図であり、破断線17より上部において、携帯端末50の内部構造を示している。なお、本発明の第2の実施の形態のアンテナ装置を構成する不図示の固定手段および携帯端末を構成する下筐体13は、本発明の第1の実施の形態の固定手段および下筐体13とそれぞれ同一の構成であり、その説明を省略する。
折りたたみ式携帯端末50は、給電素子51と、無給電素子12とを備えている。
本実施の形態のアンテナ装置は、第1の実施の形態と同様に、給電素子51および無給電素子12が、固定手段によって下筐体13の背面部14の上端近傍および側面部15にそれぞれ固定されている。また、給電素子51と無給電素子12は、厚み方向が下筐体13の短手方向に垂直な断面において互いに垂直となるよう配置されている。
給電素子51は、第1素子部51a、第2素子部51bおよびトラップ回路54を有するモノポールアンテナにより構成されており、第2素子部51bは、トラップ回路54を介して第1素子部51aに接続されている。また、第1および第2素子部51a、51bおよび無給電素子12は、板金によって形成されている。
トラップ回路54は、図5に示すように、周波数f1付近でリアクタンスが最大となり、周波数f1におけるアンテナ電流を遮断する並列共振回路で構成されている。ここで、周波数f1、f2およびf3が、f2<<f3<f1という関係を有するものとすると、給電部からトラップ回路54の手前までの第1素子部51aは、周波数f1に対して実効長がおよそ半波長のモノポールアンテナとして機能する。また、給電素子51は、全体として周波数f2に対し実効長がおよそ1/4波長のモノポールアンテナとして機能する。したがって、トラップ回路54は、多周波化手段を構成している。また、無給電素子12は、周波数f3に対して実効長がおよそ半波長の無給電素子12となるよう形成されている。
ここで、周波数f1とf3が比較的近い周波数である場合、本実施の形態のアンテナ装置は、中心周波数をf1とする周波数帯から中心周波数をf3とする周波数帯までのすべての周波数帯域に対応した広帯域なアンテナとして機能できる。また、周波数f2が周波数f1、f3に対して離調しているため、給電素子51は、周波数f2で動作する場合、周波数f3で動作する無給電素子12の影響をほとんど受けない。したがって、本実施の形態のアンテナ装置は、中心周波数をf1、f2およびf3とする3つの周波数帯の通信に対応することができる。
さらに、半波長のアンテナとして動作する周波数f1およびf3において、給電素子51および無給電素子12にアンテナ電流が集中し、筐体短手方向(アンテナ配置方向)の放射が支配的となること、無給電素子12が導波器として機能し、給電素子51の指向性を人体から遠ざかる方向に向けることから、アンテナ装置の通話時利得が向上される。また、給電素子51および無給電素子12が下筐体13の上端の近傍に配置されることにより、通話時に給電素子51および無給電素子12が人体から遠ざかり、結果としてSARを低減することが可能となる。さらに、給電素子51および無給電素子12は、下筐体13の背面部14の上端の近傍および側面部15にそれぞれ配置されるため、携帯端末50に実装される他の金属部品から遠ざけることができ、結果として、アンテナ装置は良好なアンテナ性能を有することができる。
このときのアンテナ装置のVSWR特性を図6に示す。周波数f3が周波数f1に対しておよそf3=0.9×f1の場合、図6に示すように、VSWR特性がf1を中心周波数とする周波数帯域からf3を中心周波数とする全帯域で2.5以下(比帯域20%以上)を確保できる。また、アンテナ装置の自由空間放射指向性を図7に示す。図7(a)、図7(b)は、それぞれ周波数f3、f1における水平偏波55および垂直偏波56を示している。また、図7(c)は座標系を示している。X−Z平面における自由空間放射指向性において、図7(a)および図7(b)のように第1象限への放射が大きいと一般に良好な通話時利得が得られる。
なお、周波数f1、f2、f3の関係は上記の場合に限られず、f2<<f1<f3の関係を有していてもよい。
本実施の形態では、アンテナ装置が折りたたみ式携帯端末50に実装される場合について示したが、図2に示すように、アンテナ装置がストレート型携帯端末40に実装される場合においても同様の効果が得られる。
本実施の形態のアンテナ装置をストレート型携帯端末40に実装する場合は、筐体43を構成する背部44の上端近傍の内壁に固定する。
なお、本実施の形態では、給電素子51と無給電素子12の厚み方向が、下筐体13の短手方向に垂直な断面において互いに垂直となると記述したが、厳密に垂直である必要は無く、下筐体13の背面部14と側面部15とによって形成される角、または筐体43を構成する背部44の上端近傍を有効に使えばよい。
本実施の形態では、給電素子51および無給電素子12を板金によって形成する場合について説明したが、給電素子51を配線用プリント基板とは別の基板上の印刷パターンにより形成してもよい。また、給電素子51は、誘電率の高い誘電体上に形成された場合、波長短縮効果により小型化できる。
本実施の形態では、アンテナ装置が、モノポールアンテナにより構成される給電素子51を備える場合について説明したが、図8(b)に示すように、アンテナ装置が、トラップ回路64を有するダイポールアンテナにより構成される給電素子61を備えるようにしてもよい。ここで、トラップ回路64は、例えば図5に示されたトラップ回路54と同様の構成を有している。
このような本実施の形態のアンテナ装置によれば、下筐体13の短手方向に垂直な断面において、給電素子51および無給電素子12をそれぞれの厚み方向が互いに垂直となるよう設置することにより、3つの周波数に対応し、アンテナ装置の通話時利得の向上やSARの低減を可能とする、従来より小型のアンテナ装置を実現できる。
(第3の実施の形態)
図9(a)および図9(b)は、本発明の第3の実施の形態におけるアンテナ装置を実装した折りたたみ式携帯端末70の側面図および背面図であり、破断線16の右上部および破断線17の上部において、携帯端末70の内部構造を示している。なお、本発明の第3の実施の形態のアンテナ装置を構成する不図示の固定手段および携帯端末を構成する下筐体13は、本発明の第1の実施の形態の固定手段および下筐体13とそれぞれ同一の構成であり、その説明を省略する。
本実施の形態の携帯端末70は、給電素子51と、無給電素子72とを備えている。
給電素子51は、第2の実施の形態の給電素子51と同様、第1素子部51a、第2素子部51bおよびトラップ回路54により構成されている。
無給電素子72は、第3素子部72a、第4素子部72bおよびトラップ回路75により構成されており、第4素子部72bは、トラップ回路75を介して第3素子部72aに接続されている。
第3素子部72aは周波数帯f3、無給電素子72は全体としてf4に対し実効長が半波長となる構成とする。第1および第2素子部51a、51b、第3および第4素子部72a、72bは、板金によって形成されている。また、トラップ回路75は、例えば、図5に示す回路構成を有している。
ここで、周波数f1、f2、f3およびf4は、f2<f4<<f3<f1という関係を有するものとする。給電素子51が有するトラップ回路54は、周波数f1付近でリアクタンスが最大となり、周波数f1におけるアンテナ電流を遮断する並列共振回路で構成されている。また、無給電素子72が有するトラップ回路75は、周波数f3付近でリアクタンスが最大となり、周波数f3におけるアンテナ電流を遮断する並列共振回路で構成されている。
前記第1および第2の実施の形態と同様に本実施の形態においても、給電素子51および無給電素子72は、固定手段によって下筐体13の背面部14の上端の近傍および側面部15にそれぞれ固定される。また、給電素子51と無給電素子72の厚み方向が下筐体13の短手方向に垂直な断面において、互いに垂直となる構成を有する。
ここで、周波数f1とf3が比較的近い周波数である場合、本実施の形態のアンテナ装置は、中心周波数をf1とする周波数帯から中心周波数をf3とする周波数帯までのすべての周波数帯域に対応した広帯域なアンテナとして機能する。同様に、周波数f2とf4が比較的近い周波数である場合、本実施の形態のアンテナ装置は、中心周波数をf2とする周波数帯から中心周波数をf4とする周波数帯までのすべての周波数帯域に対応した広帯域なアンテナとして機能する。
さらに、半波長のアンテナとして動作する周波数f1、f3およびf4において、給電素子51および無給電素子72にアンテナ電流が集中し、下筐体13の短手方向(アンテナ配置方向)の放射が支配的となること、無給電素子72が導波器として機能し、指向性を人体から遠ざかる方向に向けることから、アンテナ装置の通話時利得が向上される。また、給電素子51および無給電素子72は、下筐体13の上端の近傍に配置されるので、通話時に給電素子51および無給電素子72が人体から遠ざかり、結果としてSARを低減することが可能となる。さらに、給電素子51および無給電素子72は、下筐体13の背面部14および側面部15にそれぞれ配置されるため、携帯端末70に実装される他の金属部品から遠ざけることができ、結果としてアンテナ装置は良好なアンテナ性能を有することができる。
なお、周波数f1、f2、f3、f4の関係は上記の場合に限られず、例えば、f2<f4<<f1<f3の関係を有していてもよい。
本実施の形態では、アンテナ装置が折りたたみ式携帯端末70に実装される場合について示したが、図2に示すように、アンテナ装置がストレート型携帯端末40に実装される場合においても同様の効果が得られる。アンテナ装置をストレート型携帯端末40に実装する場合は、筐体43を構成する背部44の上端近傍の内壁に固定する。
なお、本実施の形態では、給電素子51と無給電素子72の厚み方向が、下筐体13の短手方向に垂直な断面において互いに垂直となると記述したが、厳密に垂直である必要は無く、下筐体13の背面部14と側面部15とによって形成される角、または筐体43を構成する背部44の上端近傍を有効に使えばよい。
本実施の形態では、第1および第2素子部51a、51b、第3および第4素子部72a、72bを板金によって形成する場合について説明したが、給電素子51を配線用プリント基板とは別の基板上の印刷パターンにより形成してもよい。また、給電素子51は、誘電率の高い誘電体上に形成された場合、波長短縮効果により小型化できる。
本実施の形態では、アンテナ装置が、モノポールアンテナにより構成される給電素子51を備える場合について説明したが、図10(b)に示すように、アンテナ装置が、トラップ回路64を有するダイポールアンテナにより構成される給電素子61を備えるようにしてもよい。
このような本実施の形態のアンテナ装置によれば、下筐体13の短手方向に垂直な断面において、給電素子51および無給電素子72をそれぞれの厚み方向が互いに垂直となるよう設置することにより、4つの周波数に対応し、アンテナ装置の通話時利得の向上やSARの低減を可能とする、従来より小型のアンテナ装置を実現できる。
本発明にかかるアンテナ装置は、小型で広帯域性を有することが可能となり、通話時利得が高く、SARが低減される携帯端末として有用である。
本発明は、携帯端末に用いられるアンテナ装置およびこのアンテナ装置を備えた携帯端末に関するものである。
従来のアンテナ装置は、図11に示すように、携帯電話機などの端末(以下、単に携帯端末という)に用いられ、一般に、アンテナ装置の送信周波数が、受信周波数よりも低くなっている。
携帯端末100は、筐体101と、給電素子102と、無給電素子103とを備えており、給電素子102と無給電素子103とは、それぞれの長軸が筐体101における短手方向(図11における左右方向)に向くよう配置されている。
このとき、無給電素子103は、給電素子102より筐体101の上方に配置される。また、給電素子102は、送信周波数の波長に対して実効長が半波長または一波長の長さを有し、無給電素子103は、受信周波数の波長に対して実効長が半波長の長さを有するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3608735号公報
しかしながら、従来のアンテナ装置においては、給電素子102および無給電素子103は、筐体101の長手方向(図11における上下方向)の面に沿って平行に、かつ給電素子102および無給電素子103の厚み方向が互いに平行になるよう配置されるため、大きな実装容積が必要であった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、従来より小さい実装容積において広帯域性を有し、給電素子の構成を自由に選択することができるアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明の携帯端末用アンテナ装置は、筐体を有する携帯端末に用いられる携帯端末用アンテナ装置において、前記筐体の背面部に設けられる給電素子と、前記筐体の側面部に設けられる無給電素子とを備え、前記給電素子および前記無給電素子は、それらの長軸方向が前記筐体の短手方向に平行であり、前記側面部および前記背面部の接点の近傍に配置され、前記給電素子および前記無給電素子の厚み方向が、互いに垂直であることを特徴とする構成を有している。
この構成により、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、筐体の上端部に配置されるため、実装容積が従来よりも小さいものとなる。また、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、携帯端末の上端部の角を有効に利用できるので、実装容積がより一層小さいものとなる。
さらに、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、前記給電素子は、所望の周波数f1に対して実効長が略半波長または略一波長の長さを有し、前記無給電素子は、所望の周波数f3に対して実効長が略半波長の長さを有する構成を有している。
この構成により、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、2つの周波数帯に対してアンテナの実効長が適切になり、広帯域にわたり良好なアンテナ性能を有することができる。
さらに、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、前記給電素子は、周波数f1およびf2に対して実効長がそれぞれ略半波長および略1/4波長の長さとなるよう多周波化手段を有し、前記無給電素子は、所望の周波数f3に対して実効長が略半波長の長さを有する構成を有している。
この構成により、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、3つの周波数帯に対してアンテナの実効長が適切になり、いずれの周波数帯に対しても良好なアンテナ性能を有することができる。
さらに、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、前記給電素子は、周波数f1およびf2に対して実効長がそれぞれ略半波長および略1/4波長の長さとなるよう多周波化手段を有し、前記無給電素子は、周波数f3およびf4に対して実効長がそれぞれ略半波長の長さとなるよう多周波化手段を有する構成を有している。
この構成により、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、4つの周波数帯に対してアンテナの実効長が適切になり、いずれの周波数帯に対しても良好なアンテナ性能を有することができる。
さらに、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、前記周波数f1は前記周波数f3よりも高いことを特徴とする。
さらに、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、前記給電素子を前記背面部に、前記無給電素子を前記側面部にそれぞれ固定するための固定手段を備える構成を有している。
この構成により、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、給電素子および無給電素子が筐体に固定されるので、安定したアンテナ性能を有することができる。
さらに、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、前記給電素子および前記無給電素子は、それぞれ板金により形成される構成を有している。
この構成により、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、給電素子および無給電素子が板金により容易に形成されるので、高コストになることなく良好なアンテナ性能を有することができる。
さらに、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、前記給電素子は、誘電体上の印刷パターンにより形成され、前記無給電素子は、板金により形成される構成を有している。
この構成により、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、誘電体が波長短縮効果を有するので、給電素子を小型化できる。
さらに、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、前記誘電体がプリント基板により形成される構成を有している。
この構成により、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、プリント基板が波長短縮効果を有するので、給電素子を小型化できる。
さらに、本発明の携帯端末用アンテナ装置は、携帯端末に実装される構成を有している。
本発明は、給電素子および無給電素子を携帯端末の筐体上部に配置し、筐体の短手方向に垂直な断面で厚み方向が互いに垂直となる構成とすることによって、省スペース化を実現し、近接する金属部品からも遠ざけることができ、小型で広帯域な携帯端末用アンテナ装置を提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態のアンテナ装置について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態におけるアンテナ装置を実装した折りたたみ式携帯端末10の側面図であり、破断線16より右上部において、携帯端末10の内部構造を示している。また、図1(b)は、図1(a)の携帯端末10の背面図であり、破断線17より上部において、携帯端末10の内部構造を示している。
本実施の形態のアンテナ装置は、所望の周波数f1に対して実効長がおよそ半波長の給電素子11と、所望の周波数f3に対して実効長がおよそ半波長の無給電素子12を備えている。ここで、給電素子11は、モノポールアンテナによって構成されている。また、給電素子11および無給電素子12は、板金によって形成されている。
図1(a)および図1(b)に示すように、アンテナ装置は、折りたたみ式携帯端末10を構成する下筐体13に実装されるようになっている。下筐体13の内壁の一部は、背面部14および側面部15によって形成されている。
給電素子11および無給電素子12は、下筐体13において、無給電素子12が給電素子11よりも下筐体13の長手方向(図1における上下方向)に沿って上側になるよう配置される。また、図1(a)に示すように、給電素子11と無給電素子12は、筐体の短手方向(図1(b)における左右方向)に垂直な断面において、それぞれの厚み方向が互いに垂直となるよう設置される。
アンテナ装置は、さらに、給電素子11および無給電素子12を下筐体13に固定するための不図示の固定手段を備えている。固定手段は、例えば両面テープ、接着剤、下筐体13に形成された突起部、またはビス、あるいはこれらの組み合わせなどによって構成されている。給電素子11および無給電素子12は、固定手段によって下筐体13の背面部14の上端の近傍および側面部15にそれぞれ固定されている。したがって、給電素子11と無給電素子12は、厚み方向が互いにおよそ直角となる。
ここで、給電素子11、無給電素子12の共振周波数をわずかに違えることによって、アンテナ装置の広帯域化が可能となる。また、給電素子11および無給電素子12の長軸を筐体の短手方向に対して平行に配置するため、その方向の放射が支配的となり、同時に、無給電素子12が導波器として機能し、給電素子11の指向性を人体から遠ざかる方向に向けることから、結果としてアンテナ装置の通話時利得が向上される。さらに、給電素子11および無給電素子12は、下筐体13の背面部14の上端の近傍および側面部15にそれぞれ配置されることから、通話時に給電素子11および無給電素子12が人体から遠ざかり、結果としてSAR(Specific Absorption Rate)の低減が可能となる。給電素子11および無給電素子12は、下筐体13の背面部14および側面部15に配置されるため、携帯端末10に実装される他の金属部品から遠ざけることができ、良好なアンテナ性能を得ることができる。
本実施の形態では、アンテナ装置が折りたたみ式携帯端末10に実装される場合について示したが、図2に示すように、アンテナ装置がストレート型携帯端末40に実装される場合においても同様の効果が得られる。この場合、給電素子11および無給電素子12は、筐体43を構成する背部44の上端近傍の内壁に固定される。
本実施の形態では、給電素子11と無給電素子12の厚み方向が、下筐体13の短手方向に垂直な断面において互いに垂直となると記述したが、厳密に垂直である必要は無く、下筐体13の背面部14と側面部15とによって形成される角、または筐体43の背部44の上端近傍を有効に使えばよい。
本実施の形態では、給電素子11および無給電素子12を板金によって形成する場合について説明したが、給電素子11を配線用プリント基板とは別の基板上の印刷パターンによって形成してもよい。また、給電素子11は、誘電率の高い誘電体上に形成された場合、波長短縮効果により小型化できる。
本実施の形態では、アンテナ装置が、半波長モノポールアンテナにより構成される給電素子11を備える場合について説明したが、図3に示すように、アンテナ装置が、半波長ダイポールアンテナにより構成される給電素子31を備えるようにしてもよい。
このような本実施の形態のアンテナ装置によれば、下筐体13の短手方向に垂直な断面において、給電素子11および無給電素子12をそれぞれの厚み方向が互いに垂直となるよう設置することにより、アンテナ装置の通話時利得の向上やSARの低減を可能とする、従来より小型のアンテナ装置を実現できる。
(第2の実施の形態)
図4(a)は、本発明の第2の実施の形態におけるアンテナ装置を実装した折りたたみ式携帯端末50の側面図であり、破断線16より右上部において、携帯端末50の内部構造を示している。また、図4(b)は背面図であり、破断線17より上部において、携帯端末50の内部構造を示している。なお、本発明の第2の実施の形態のアンテナ装置を構成する不図示の固定手段および携帯端末を構成する下筐体13は、本発明の第1の実施の形態の固定手段および下筐体13とそれぞれ同一の構成であり、その説明を省略する。
折りたたみ式携帯端末50は、給電素子51と、無給電素子12とを備えている。
本実施の形態のアンテナ装置は、第1の実施の形態と同様に、給電素子51および無給電素子12が、固定手段によって下筐体13の背面部14の上端近傍および側面部15にそれぞれ固定されている。また、給電素子51と無給電素子12は、厚み方向が下筐体13の短手方向に垂直な断面において互いに垂直となるよう配置されている。
給電素子51は、第1素子部51a、第2素子部51bおよびトラップ回路54を有するモノポールアンテナにより構成されており、第2素子部51bは、トラップ回路54を介して第1素子部51aに接続されている。また、第1および第2素子部51a、51bおよび無給電素子12は、板金によって形成されている。
トラップ回路54は、図5に示すように、周波数f1付近でリアクタンスが最大となり、周波数f1におけるアンテナ電流を遮断する並列共振回路で構成されている。ここで、周波数f1、f2およびf3が、f2<<f3<f1という関係を有するものとすると、給電部からトラップ回路54の手前までの第1素子部51aは、周波数f1に対して実効長がおよそ半波長のモノポールアンテナとして機能する。また、給電素子51は、全体として周波数f2に対し実効長がおよそ1/4波長のモノポールアンテナとして機能する。したがって、トラップ回路54は、多周波化手段を構成している。また、無給電素子12は、周波数f3に対して実効長がおよそ半波長の無給電素子12となるよう形成されている。
ここで、周波数f1とf3が比較的近い周波数である場合、本実施の形態のアンテナ装置は、中心周波数をf1とする周波数帯から中心周波数をf3とする周波数帯までのすべての周波数帯域に対応した広帯域なアンテナとして機能できる。また、周波数f2が周波数f1、f3に対して離調しているため、給電素子51は、周波数f2で動作する場合、周波数f3で動作する無給電素子12の影響をほとんど受けない。したがって、本実施の形態のアンテナ装置は、中心周波数をf1、f2およびf3とする3つの周波数帯の通信に対応することができる。
さらに、半波長のアンテナとして動作する周波数f1およびf3において、給電素子51および無給電素子12にアンテナ電流が集中し、筐体短手方向(アンテナ配置方向)の放射が支配的となること、無給電素子12が導波器として機能し、給電素子51の指向性を人体から遠ざかる方向に向けることから、アンテナ装置の通話時利得が向上される。また、給電素子51および無給電素子12が下筐体13の上端の近傍に配置されることにより、通話時に給電素子51および無給電素子12が人体から遠ざかり、結果としてSARを低減することが可能となる。さらに、給電素子51および無給電素子12は、下筐体13の背面部14の上端の近傍および側面部15にそれぞれ配置されるため、携帯端末50に実装される他の金属部品から遠ざけることができ、結果として、アンテナ装置は良好なアンテナ性能を有することができる。
このときのアンテナ装置のVSWR特性を図6に示す。周波数f3が周波数f1に対しておよそf3=0.9×f1の場合、図6に示すように、VSWR特性がf1を中心周波数とする周波数帯域からf3を中心周波数とする全帯域で2.5以下(比帯域20%以上)を確保できる。また、アンテナ装置の自由空間放射指向性を図7に示す。図7(a)、図7(b)は、それぞれ周波数f3、f1における水平偏波55および垂直偏波56を示している。また、図7(c)は座標系を示している。X−Z平面における自由空間放射指向性において、図7(a)および図7(b)のように第1象限への放射が大きいと一般に良好な通話時利得が得られる。
なお、周波数f1、f2、f3の関係は上記の場合に限られず、f2<<f1<f3の関係を有していてもよい。
本実施の形態では、アンテナ装置が折りたたみ式携帯端末50に実装される場合について示したが、図2に示すように、アンテナ装置がストレート型携帯端末40に実装される場合においても同様の効果が得られる。
本実施の形態のアンテナ装置をストレート型携帯端末40に実装する場合は、筐体43を構成する背部44の上端近傍の内壁に固定する。
なお、本実施の形態では、給電素子51と無給電素子12の厚み方向が、下筐体13の短手方向に垂直な断面において互いに垂直となると記述したが、厳密に垂直である必要は無く、下筐体13の背面部14と側面部15とによって形成される角、または筐体43を構成する背部44の上端近傍を有効に使えばよい。
本実施の形態では、給電素子51および無給電素子12を板金によって形成する場合について説明したが、給電素子51を配線用プリント基板とは別の基板上の印刷パターンにより形成してもよい。また、給電素子51は、誘電率の高い誘電体上に形成された場合、波長短縮効果により小型化できる。
本実施の形態では、アンテナ装置が、モノポールアンテナにより構成される給電素子51を備える場合について説明したが、図8(b)に示すように、アンテナ装置が、トラップ回路64を有するダイポールアンテナにより構成される給電素子61を備えるようにしてもよい。ここで、トラップ回路64は、例えば図5に示されたトラップ回路54と同様の構成を有している。
このような本実施の形態のアンテナ装置によれば、下筐体13の短手方向に垂直な断面において、給電素子51および無給電素子12をそれぞれの厚み方向が互いに垂直となるよう設置することにより、3つの周波数に対応し、アンテナ装置の通話時利得の向上やSARの低減を可能とする、従来より小型のアンテナ装置を実現できる。
(第3の実施の形態)
図9(a)および図9(b)は、本発明の第3の実施の形態におけるアンテナ装置を実装した折りたたみ式携帯端末70の側面図および背面図であり、破断線16の右上部および破断線17の上部において、携帯端末70の内部構造を示している。なお、本発明の第3の実施の形態のアンテナ装置を構成する不図示の固定手段および携帯端末を構成する下筐体13は、本発明の第1の実施の形態の固定手段および下筐体13とそれぞれ同一の構成であり、その説明を省略する。
本実施の形態の携帯端末70は、給電素子51と、無給電素子72とを備えている。
給電素子51は、第2の実施の形態の給電素子51と同様、第1素子部51a、第2素子部51bおよびトラップ回路54により構成されている。
無給電素子72は、第3素子部72a、第4素子部72bおよびトラップ回路75により構成されており、第4素子部72bは、トラップ回路75を介して第3素子部72aに接続されている。
第3素子部72aは周波数帯f3、無給電素子72は全体としてf4に対し実効長が半波長となる構成とする。第1および第2素子部51a、51b、第3および第4素子部72a、72bは、板金によって形成されている。また、トラップ回路75は、例えば、図5に示す回路構成を有している。
ここで、周波数f1、f2、f3およびf4は、f2<f4<<f3<f1という関係を有するものとする。給電素子51が有するトラップ回路54は、周波数f1付近でリアクタンスが最大となり、周波数f1におけるアンテナ電流を遮断する並列共振回路で構成されている。また、無給電素子72が有するトラップ回路75は、周波数f3付近でリアクタンスが最大となり、周波数f3におけるアンテナ電流を遮断する並列共振回路で構成されている。
前記第1および第2の実施の形態と同様に本実施の形態においても、給電素子51および無給電素子72は、固定手段によって下筐体13の背面部14の上端の近傍および側面部15にそれぞれ固定される。また、給電素子51と無給電素子72の厚み方向が下筐体13の短手方向に垂直な断面において、互いに垂直となる構成を有する。
ここで、周波数f1とf3が比較的近い周波数である場合、本実施の形態のアンテナ装置は、中心周波数をf1とする周波数帯から中心周波数をf3とする周波数帯までのすべての周波数帯域に対応した広帯域なアンテナとして機能する。同様に、周波数f2とf4が比較的近い周波数である場合、本実施の形態のアンテナ装置は、中心周波数をf2とする周波数帯から中心周波数をf4とする周波数帯までのすべての周波数帯域に対応した広帯域なアンテナとして機能する。
さらに、半波長のアンテナとして動作する周波数f1、f3およびf4において、給電素子51および無給電素子72にアンテナ電流が集中し、下筐体13の短手方向(アンテナ配置方向)の放射が支配的となること、無給電素子72が導波器として機能し、指向性を人体から遠ざかる方向に向けることから、アンテナ装置の通話時利得が向上される。また、給電素子51および無給電素子72は、下筐体13の上端の近傍に配置されるので、通話時に給電素子51および無給電素子72が人体から遠ざかり、結果としてSARを低減することが可能となる。さらに、給電素子51および無給電素子72は、下筐体13の背面部14および側面部15にそれぞれ配置されるため、携帯端末70に実装される他の金属部品から遠ざけることができ、結果としてアンテナ装置は良好なアンテナ性能を有することができる。
なお、周波数f1、f2、f3、f4の関係は上記の場合に限られず、例えば、f2<f4<<f1<f3の関係を有していてもよい。
本実施の形態では、アンテナ装置が折りたたみ式携帯端末70に実装される場合について示したが、図2に示すように、アンテナ装置がストレート型携帯端末40に実装される場合においても同様の効果が得られる。アンテナ装置をストレート型携帯端末40に実装する場合は、筐体43を構成する背部44の上端近傍の内壁に固定する。
なお、本実施の形態では、給電素子51と無給電素子72の厚み方向が、下筐体13の短手方向に垂直な断面において互いに垂直となると記述したが、厳密に垂直である必要は無く、下筐体13の背面部14と側面部15とによって形成される角、または筐体43を構成する背部44の上端近傍を有効に使えばよい。
本実施の形態では、第1および第2素子部51a、51b、第3および第4素子部72a、72bを板金によって形成する場合について説明したが、給電素子51を配線用プリント基板とは別の基板上の印刷パターンにより形成してもよい。また、給電素子51は、誘電率の高い誘電体上に形成された場合、波長短縮効果により小型化できる。
本実施の形態では、アンテナ装置が、モノポールアンテナにより構成される給電素子51を備える場合について説明したが、図10(b)に示すように、アンテナ装置が、トラップ回路64を有するダイポールアンテナにより構成される給電素子61を備えるようにしてもよい。
このような本実施の形態のアンテナ装置によれば、下筐体13の短手方向に垂直な断面において、給電素子51および無給電素子72をそれぞれの厚み方向が互いに垂直となるよう設置することにより、4つの周波数に対応し、アンテナ装置の通話時利得の向上やSARの低減を可能とする、従来より小型のアンテナ装置を実現できる。
本発明にかかるアンテナ装置は、小型で広帯域性を有することが可能となり、通話時利得が高く、SARが低減される携帯端末として有用である。
(a)は本発明の第1の実施の形態におけるアンテナ装置を実装した携帯端末を模式的に示した側面図であり、(b)は背面図 本発明の第1の実施の形態における筐体の一例を示す側面図 (a)は本発明の第1の実施の形態の他の例におけるアンテナ装置を実装した携帯端末を模式的に示した側面図であり、(b)は背面図 (a)は本発明の第2の実施の形態におけるアンテナ装置を実装した携帯端末を模式的に示した側面図であり、(b)は背面図 トラップ回路の一例を示す回路図 本発明の第2の実施の形態におけるアンテナ装置のVSWR特性を示す図 (a)は本発明の第2の実施の形態におけるアンテナ装置の自由空間における周波数f3の放射指向性を示す図であり、(b)は周波数f1の放射指向性を示す図であり、(c)は座標系を示す図 (a)は本発明の第2の実施の形態の他の例におけるアンテナ装置を実装した携帯端末を模式的に示した側面図であり、(b)は背面図 (a)は本発明の第3の実施の形態におけるアンテナ装置を実装した携帯端末を模式的に示した側面図であり、(b)は背面図 (a)は本発明の第2の実施の形態の他の例におけるアンテナ装置を実装した携帯端末を模式的に示した側面図であり、(b)は背面図 従来のアンテナ装置を模式的に示した斜視図
符号の説明
10 折りたたみ式携帯端末(携帯端末)
11 給電素子
12 無給電素子
13 下筐体(筐体)
14 背面部
15 側面部
16 破断線
17 破断線
18 破断線
30 折りたたみ式携帯端末(携帯端末)
31 給電素子
40 ストレート型携帯端末(携帯端末)
43 筐体
44 背部
45 正面部
50 折りたたみ式携帯端末(携帯端末)
51 給電素子
51a 第1素子部
51b 第2素子部
54 トラップ回路
55 水平偏波
56 垂直偏波
60 折りたたみ式携帯端末(携帯端末)
61 給電素子
64 トラップ回路
70 折りたたみ式携帯端末(携帯端末)
72 無給電素子
72a 第3素子部
72b 第4素子部
75 トラップ回路
80 折りたたみ式携帯端末(携帯端末)
82 無給電素子
85 トラップ回路
100 携帯端末
101 筐体
102 給電素子
103 無給電素子

Claims (10)

  1. 筐体を有する携帯端末に用いられる携帯端末用アンテナ装置において、
    前記筐体の背面部に設けられる給電素子と、
    前記筐体の側面部に設けられる無給電素子とを備え、
    前記給電素子および前記無給電素子は、それらの長軸方向が前記筐体の短手方向に平行であり、前記側面部および前記背面部の接点の近傍に配置されることを特徴とする携帯端末用アンテナ装置。
  2. 前記給電素子および前記無給電素子の厚み方向が、互いに垂直であることを特徴とする請求項1記載の携帯端末用アンテナ装置。
  3. 前記給電素子は、所望の周波数f1に対して実効長が略半波長または略一波長の長さを有し、
    前記無給電素子は、所望の周波数f3に対して実効長が略半波長の長さを有することを特徴とする請求項1または2記載の携帯端末用アンテナ装置。
  4. 前記給電素子は、周波数f1およびf2に対して実効長がそれぞれ略半波長および略1/4波長の長さとなるよう多周波化手段を有し、
    前記無給電素子は、所望の周波数f3に対して実効長が略半波長の長さを有することを特徴とする請求項1または2記載の携帯端末用アンテナ装置。
  5. 前記給電素子は、周波数f1およびf2に対して実効長がそれぞれ略半波長および略1/4波長の長さとなるよう多周波化手段を有し、
    前記無給電素子は、周波数f3およびf4に対して実効長がそれぞれ略半波長の長さとなるよう多周波化手段を有することを特徴とする請求項1または2記載の携帯端末用アンテナ装置。
  6. 前記給電素子を前記背面部に、前記無給電素子を前記側面部にそれぞれ固定するための固定手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の携帯端末用アンテナ装置。
  7. 前記給電素子および前記無給電素子は、それぞれ板金により形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の携帯端末用アンテナ装置。
  8. 前記給電素子は、誘電体上の印刷パターンにより形成され、
    前記無給電素子は、板金により形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の携帯端末用アンテナ装置。
  9. 前記誘電体がプリント基板により形成されることを特徴とする請求項8記載の携帯端末用アンテナ装置。
  10. 前記請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の携帯端末用アンテナ装置を実装することを特徴とした携帯端末。
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