JPWO2007039972A1 - 超音波診断装置 - Google Patents

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Abstract

超音波アレイ探触子の信号チャンネル数を低減すると共に、高画質な画像を得る。超音波アレイ100を複数のサブアレイに分け、第1の受信ビームフォーマ300でサブアレイを構成する電気音響変換素子からの受信信号を遅延して加算し、第2の受信ビームフォーマ500で第1の受信ビームフォーマの出力を1チャンネルとして、第1の受信ビームフォーマの出力信号を遅延して加算する。1回の超音波送信に対する受信中は第1の受信ビームフォーマにおける遅延量Δτmを固定し、第2の受信ビームフォーマでダイナミックフォーカス受信を行う。第1の受信ビームフォーマにおける遅延量Δτmと、第2の受信ビームフォーマにおける遅延量τcとによって、撮像領域の深度Fmのときに最適な受信フォーカスビームを形成する。但し、1回の送信に対する撮像領域の深度をF1〜F2として、(F1+F2)/3≦Fm≦(F1+F2)/2である。

Description

本発明は、多数の電気音響変換素子から成る超音波アレイを具備する超音波診断装置に関し、特に第1の受信ビームフォーマと第2の受信ビームフォーマとを有する超音波診断装置に関する。
心臓の冠状動脈などの3次元的な血流計測や拍出量の計測など、空間と時間の4次元的な超音波エコーを計測するためには、電気音響変換素子を2次元アレイ状に配置した探触子が必要であり、所望の分解能を得るために数千個の電気音響変換素子を配列した2次元アレイを用いる必要がある。各電気音響変換素子から得られた信号は、受信ビームフォーマによって撮像空間のある一点にフォーカスするための整相処理が施される。しかし、数千チャンネルの入力を有する受信ビームフォーマは装置規模、コスト共に現実的ではないため、100〜200チャンネル程度にチャンネル数を低減する必要がある。この場合、十分な受信信号パワーを得るためになるべく多くの電気音響変換素子の信号を用いることが望ましい。
そこで、従来、3000個の超音波アレイ素子を、各々のグループが25個の素子を含む120個のサブアレイにまとめ、グループ内受信プロセッサにより個々の超音波アレイ素子信号を遅延して加算し、加算された信号を受信ビームフォーマのチャンネルの1つに提供する「グループ内プロセッサを有するフェーズドアレイ音響装置」が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この「グループ内プロセッサを有するフェーズドアレイ音響装置」では、グループ内受信プロセッサにおける遅延線は電荷結合素子、アナログRAM、サンプルアンドホールド回路、能動フィルタ、L−Cフィルタ、スイッチドキャパシタフィルタのうち、いずれか1つの素子を含んで構成されており、デジタル制御回路を有するシステムコントローラによって遅延値が提供される。特許文献1(段落0113、図3)に記載されているように、遅延データがロードされている間は、遅延データのロードにより生じるデジタルノイズによって微弱な受信信号が埋もれてしまうため、遅延データのロードはそれぞれの走査線に対して1回だけ行っている。
特開2000−33087号公報
従来の「グループ内プロセッサを有するフェーズドアレイ音響装置」では、1つの走査線に対して、グループ内受信プロセッサにセットできる遅延量が1組であるため、撮像領域の深度によっては、理想的なフォーカス遅延量に対して大きな遅延量誤差が生じるようになり、グレーティング・ローブが発生して音響S/Nが劣化するという問題があった。
そこで本発明は、撮像領域の各深度において遅延量誤差が小さく、音響S/Nの劣化が少ない超音波画像を得ることのできる超音波診断装置を提供することを目的とする。
本発明による超音波診断装置は、超音波アレイを構成する電気音響変換素子群から構成される複数のサブアレイと、サブアレイを構成する電気音響変換素子からの受信信号を遅延して加算する第1の受信ビームフォーマと、第1の受信ビームフォーマの出力を1チャンネルとして、第1の受信ビームフォーマの出力信号を遅延して加算する第2の受信ビームフォーマと、第1の受信ビームフォーマ及び第2の受信ビームフォーマの遅延量を制御する制御部とを具備し、1回の超音波送信に対する超音波受信中は第1の受信ビームフォーマにおける遅延量Δτmを固定し、第2の受信ビームフォーマでダイナミックフォーカス受信を行う。
固定の遅延量Δτmは、第1の受信ビームフォーマにおける遅延量Δτmと、第2の受信ビームフォーマにおける遅延量τcとによって、撮像領域の深度がFmのときに最適な受信フォーカスビームが形成されるように設定する。深度Fmは、1回の超音波送信に対する撮像領域の深度をF1〜F2として、(F1+F2)/3≦Fm≦(F1+F2)/2である。
本発明によると、撮像領域全体に対して最も遅延量誤差の小さい受信フォーカスが可能となり、音響S/Nの劣化を最小限にして、高画質な超音波画像を得ることができる。
本発明の超音波診断装置の一実施例を示す装置構成ブロック図。 本発明の第1受信ビームフォーマにおける遅延量決定方法を説明するための遅延量プロファイル図。 誤差評価関数の固定深度特性図。 超音波探触子から第2受信ビームフォーマまでの受信系の構成を示した装置構成ブロック図。 本発明の第1受信ビームフォーマの別の一実施例を示す装置構成ブロック図。 1次元超音波アレイの構成図。 1次元超音波アレイのビームプロファイル図。 1次元超音波アレイのビームプロファイルの包絡面抽出図。 音響ノイズの固定深度特性図。 本発明による超音波診断装置の一実施例を示したオペレーション概念図。
符号の説明
1,2:超音波診断装置
3:被検体
10:超音波探触子
11〜13:遅延量プロファイル曲線
14:遅延量誤差面積
20:装置本体
21:送受分離スイッチ
22:クロスポイントスイッチ
23:送信ビームフォーマ
24:送信アンプ
25:信号処理部
26:表示部
31〜33:誤差評価関数曲線
40:ディスプレイ
41:装置本体
42:ケーブル
43:超音波プローブ
44:表示画面
45:操作パネル
50:撮影画像
51:撮像深度数値表示部
52:撮像深度画像表示部
53:固定深度マーカー
54:撮像領域選択ボックス
61:固定深度選択操作部
62:撮像領域選択操作部
63:トラックボール
100,700:超音波アレイ
101〜104,10n,801〜816:サブアレイ
111〜114,121〜124,131〜134,141〜144,701〜764:アレイ素子
200,211〜214,221〜224,231〜234,241〜244:受信アンプ
300,390:第1受信ビームフォーマ
350,360,370,550:遅延線群
311〜314,321〜324,331〜334,341〜344,511〜514:遅延線
301〜304,380,501:加算手段
310,510:遅延量バッファメモリ
400〜404:AD変換器
500:第2受信ビームフォーマ
600:制御部
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
まず、本発明の超音波診断装置の構成について説明する。図1は、本発明による超音波診断装置の一実施例を示す、装置構成ブロック図である。超音波診断装置1は、超音波探触子10と装置本体20とから構成され、超音波探触子10は、複数のアレイ素子から成る超音波アレイ100、送受分離スイッチ21、受信アンプ200、第1受信ビームフォーマ300、クロスポイントスイッチ22を含む構成となっている。
超音波アレイ100は送受分離スイッチ21に連結されており、送受分離スイッチ21は、超音波送信時には超音波アレイ100とクロスポイントスイッチ22とを連結し、超音波受信時には、超音波アレイ100と受信アンプ200とを連結する。クロスポイントスイッチ22は、送信ビームフォーマ23の1チャンネルからの送信信号を、どのアレイ素子に伝送するかを選択する手段として用いられる。送信時における送信ビームフォーマ23からの信号は、所望の超音波放射エネルギーが得られるように、送信アンプ24で増幅され、クロスポイントスイッチ22、送受分離スイッチ21を介して超音波アレイ100に伝送される。なお、送受分離スイッチ21の役割をクロスポイントスイッチ22で兼ねてもよい。
超音波アレイ100で受信された信号は、送受分離スイッチ21を介して受信アンプ200へ出力される。受信アンプ200はTGC(Time Gain Control)の機能を備えていてもよい。受信アンプ200からの信号は第1受信ビームフォーマ300へ送られ、超音波アレイ100の口径を分割してなるサブアレイ毎に、信号が遅延、加算される。1つの走査線、あるいは1回の送信に対する受信中は、第1受信ビームフォーマでの信号の遅延量は固定される。第1受信ビームフォーマ300の出力はAD変換器400でデジタル信号に変換され、第2受信ビームフォーマ500に出力される。なお、AD変換器400は、超音波探触子10の中に含んでもよい。
第2受信ビームフォーマ500では、ダイナミックフォーカス処理が行われて、撮像領域の各深度に応じた受信ビームが形成されるように信号を遅延し、加算する。ここで第2受信ビームフォーマでは、入力信号を複数に分岐させて、それぞれ異なる遅延を与え、同時に複数の受信ビームを形成してもよく、これによって撮像のフレームレートを向上させることができる。
第2受信ビームフォーマ500の出力は、信号処理部25で所望の信号処理が施され、表示部26で画像情報に変換され表示される。送信ビーム方向、受信ビーム方向、遅延量、表示などの制御は、制御部600によって行われる。制御部600は、撮像領域の範囲を指定するためのインターフェイスを含んでおり、例えばユーザーによって撮像領域の深度が指定されると、第1受信ビームフォーマ300や第2受信ビームフォーマ500で与えるべき適切な遅延量を決定し、第1受信ビームフォーマ300や第2受信ビームフォーマ500に転送する。
次に、本発明の超音波診断装置の受信系について、図面を用いて詳細に説明する。図4は、超音波診断装置1の超音波探触子10から第2受信ビームフォーマ500までの受信系の構成を示した装置構成ブロック図である。以下では、超音波アレイ100を構成するアレイ素子が16個であるものとする。超音波アレイ100は、それぞれがアレイ素子4個から構成されるサブアレイ101〜104からなり、サブアレイ101〜104は、それぞれアレイ素子111〜114、121〜124、131〜134、141〜144によって構成されている。受信時においては、図示しない送受分離スイッチ21によって、超音波アレイ100の信号が受信アンプ200へ出力される。すべてのアレイ素子111〜144の信号は、個別の受信アンプ211〜244でそれぞれ増幅され、第1受信ビームフォーマ300へ出力される。
第1受信ビームフォーマ300は、遅延線311〜344を含む遅延線群350と、遅延線群350のための遅延量バッファメモリ310と、加算手段301〜304とを含んで構成されている。受信アンプ211〜244の各出力は、それぞれ異なる遅延量が与えられて、サブアレイ毎に加算され、AD変換器401〜404によって各サブアレイ毎にAD変換されて、第2受信ビームフォーマ500へ出力される。例えば、サブアレイ101を構成するアレイ素子111〜114の信号は、受信アンプ211〜214で増幅された後、遅延線311〜314で所望の遅延が与えられ、加算手段301で加算される。加算手段301からの出力信号は、AD変換器401でデジタル信号に変換されて、第2受信ビームフォーマ500の1チャンネルあたりの入力信号となる。サブアレイ102〜104に関しても同様にして、第2受信ビームフォーマ500の1チャンネルあたりの入力信号となる。
第2受信ビームフォーマ500は、デジタル遅延線511〜514で構成される遅延線群550と、遅延線群550のための遅延量バッファメモリ510と、加算手段501とを含んで構成されている。
撮像領域の範囲が設定されると、制御部600は、その撮像領域の範囲に応じた最適な遅延量を計算し、これを第1受信ビームフォーマ300の遅延量バッファメモリ310と第2受信ビームフォーマ500の遅延量バッファメモリ510に転送する。遅延量バッファメモリ310からの遅延データは1つの走査線あるいは1回の送信に対する受信中は固定されており、受信前に遅延線群350に遅延データがロードされる。第2受信ビームフォーマでは、ダイナミックフォーカス処理が施され、深度毎に適切な遅延がデジタル遅延線511〜514で与えられる。
次に、撮像領域の深度とグループ内受信プロセッサに与える遅延量との最適条件について検討する。図2は、第1の受信ビームフォーマにおける固定遅延量と、第2の受信ビームフォーマにおけるダイナミック遅延量との関係を示した、1次元超音波アレイの遅延量プロファイルである。1次元超音波アレイ100は、n個のサブアレイ10nに分割されており、xn1〜xn2に位置するサブアレイ10nの各超音波アレイ素子からの信号は、第1の受信ビームフォーマ300で処理されて、第2の受信ビームフォーマ500の1チャンネルに提供される。第1の受信ビームフォーマ300における固定の遅延データを決定するために、深度Fmで理想的な受信フォーカスビームを形成すると仮定すると、その遅延量Δτidealのプロファイルは曲線11のようになる。深度Fmに対して、第2の受信ビームフォーマで与えるべき遅延量Δτcは、サブアレイ10nの位相中心から次のように求められる。
Figure 2007039972
ここで、iは虚数単位、ωは超音波の角周波数である。したがって、第1の受信ビームフォーマで与えるべき固定の遅延量Δτmは、Δτm=Δτideal−Δτcと求められる。
次に、深度Fで理想的な受信フォーカスビームを形成することを考えると、その遅延量τidealのプロファイルは曲線13のようになる。深度Fmの場合と同様に、第2の受信ビームフォーマで与えるべき遅延量τcは、式(2)のようになる。
Figure 2007039972
先に求めた第1の受信ビームフォーマにおける遅延量Δτmとあわせて、実際の遅延量はτc+Δτmとなり、遅延量プロファイルは図2の曲線12のように示される。したがって、理想的な遅延量との誤差は
τideal−(τc+Δτm)=(τideal−Δτideal)−(τc−Δτc
となり、この誤差が大きいとサブアレイ間の誤差も大きく、グレーティング・ローブ発生の原因になる。そこで、図2の斜線で示されるΔen領域14の面積の大きさを音響S/Nの劣化に影響を与えるパラメータとして、全てのサブアレイ10n、及び撮像領域の深度F1〜F2に対してΔenを積分した、次式(3)のような深度Fmの関数Eを、誤差評価関数として定義する。
Figure 2007039972
音響S/Nの劣化を最小にする深度Fmを求めるには、dE/dFm=0となる深度Fmを求めればよい。問題を簡単にするために、撮像領域の深度をF1〜F2、深度Fm(F1<Fm<F2)が十分遠方にあるとして、いずれの深度に対しても位相中心の値に対する座標xがxc(xn1<xc<xn2)にあると仮定する。音速をc0とすれば、遅延量τideal,Δτideal,τc,Δτcはそれぞれ以下のように近似される。
Figure 2007039972
式(4)を式(3)に代入し、x,Fについての積分を実行すると次式(5)が得られる。
Figure 2007039972
次に、式(5)で表される深度Fmと誤差評価関数Eとの関係を調べるために行ったシミュレーション結果について、図3を用いて説明する。シミュレーションは、1次元超音波アレイの口径Lを19.2mm、素子数を64(素子ピッチ0.3mm)、周波数を2.5MHz、音速を1500m/s、撮像領域の深度F1〜F2をFナンバーで1〜9(F1=19.2mm、F2=172.8mm)として、1次元超音波アレイを8個、16個、32個のサブアレイにそれぞれ分割した場合を仮定した。図3は、上記条件における誤差評価関数Eの固定深度特性図であり、横軸は深度Fmに対応するFナンバーFm/L、縦軸は誤差評価関数Eの値を対数軸上に示している。図中、実線31〜33はサブアレイが8個、16個、32個の場合の結果をそれぞれ示している。図3のシミュレーション結果から、誤差評価関数Eの最小値はFm/L=5付近のときであり、サブアレイの数が少ないと若干高くなること、Fm/L>3では、誤差評価関数Eの値は低く抑えられることがわかる。
以上の結果から、誤差評価関数Eは深度Fmに関して、下に凸の曲線関係となっており、上述の深度Fmの最適値は、式(5)を用いて、dE/dFm=0、すなわちdf/dFm=0となる深度Fmを求めればよく、結果としてFm=(F1+F2)/2が最適値として得られる。したがって、撮像領域の深度F1〜F2(F2>F1)が超音波アレイよりも充分遠方にある場合、第1の受信ビームフォーマにおける固定の遅延量は、Fm=(F1+F2)/2となる深度Fmで最適な受信フォーカスビームが形成されるように決定すればよいことが明らかになった。
上述の結果は、撮像領域の深度F1〜F2(F2>F1)が超音波アレイよりも充分遠方にある場合の結果であり、また、グレーティング・ローブの強度を直接評価したものではない。そこで以下では、撮像領域の深度が浅いところにある場合も含めて、グレーティング・ローブを直接評価したシミュレーション結果について、図6〜図9を用いて説明する。
シミュレーションにおいては、図6に示すような、64個の点音源状の素子701〜764(素子ピッチ0.3mm、アレイ寸法L=18.9mm)からなる1次元アレイ700を考え、隣り合う4素子で一つのサブアレイを構成し、全16サブアレイ801〜816で構成されているものとした。各サブアレイ801〜816は、第1の受信ビームフォーマで、それぞれ遅延、加算処理が行なわれ、第1の受信ビームフォーマからの16個の出力は、第2の受信ビームフォーマで遅延、加算処理が行なわれる。第1の受信ビームフォーマで与えられる遅延量は固定とし、第2の受信ビームフォーマでは深度に応じた受信ダイナミックフォーカスを行なうものとする。また、周波数を2.5MHz、音響媒質の音速を1500m/sとした。
図7は、図6の1次元超音波アレイ700が形成する、1次元アレイの中央からの角度と深度との2次元ビームプロファイルを示したものである。図7においては、撮像領域の深度を20mm〜180mmとして、深度68mmにおいて最適なビームフォーミングがなされるように、第1の受信ビームフォーマにおける遅延量を固定し、走査線方向は1次元超音波アレイ700の正面方向(0度方向)である。図7から、深度が68mmより浅い場合及び深い場合において、±30度方向、±90度方向にグレーティング・ローブが生じていることがわかる。
上記グレーティング・ローブを音響ノイズとして定義するために、まず、図7で示したようなビームプロファイルの包絡面を抽出する。図7の包絡面は図8のように示される。以下では、図8のような包絡面の全音響エネルギーPmと、各深度において理想的なフォーカスが行なわれたときのビームプロファイルの包絡面の音響エネルギーSiとの音響エネルギー差Nm=Pm−Siを計算し、Nmを音響ノイズとして定義する。
図9は、第1の受信ビームフォーマと第2の受信ビームフォーマとで与えられた遅延量によって、理想状態と同じ最適なフォーカスビームが形成される固定深度Fmと、上記音響ノイズNmとの関係を示した、音響ノイズの固定深度特性図である。図中、曲線34〜38は、撮像領域の深度範囲F1〜F2(F1<F2)を、それぞれ20mm〜180mm、20mm〜150mm、40mm〜120mm、100mm〜180mm、160mm〜180mmとした場合に相当する。1次元超音波アレイからの距離が充分遠方とみなせる曲線36〜38においては、図3で示した結果同様、ほぼFm=(F1+F2)/2が、固定深度の最適値となっているが、曲線34,35のように撮像領域が充分遠方とみなせない領域を含む場合においては、固定深度の最適値はFm=(F1+F2)/3程度となる。ここで充分遠方とは、1次元アレイの半分の寸法L/2と撮像領域の深度の最小値F1との関係がarcTan(L/2F1)≒L/2F1となることに相当し、図6に示した1次元超音波アレイ700の場合には、F1≧40mmにおいて、約2%以内の誤差でarcTan(L/2F1)≒L/2F1が成り立つ。
以上のことから、撮像領域の深度の最小値F1が充分遠方とみなせない浅いところにあり、撮像領域の深度の最小値F2が充分遠方にあるとみなせる場合には、第1の受信ビームフォーマにおける固定の遅延量は、Fm=(F1+F2)/3となる深度Fmで最適な受信フォーカスビームが形成されるように決定すればよい。
したがって、図3に示した結果も含めると、第1の受信ビームフォーマにおける固定の遅延量は、深度Fmが(F1+F2)/3≦Fm≦(F1+F2)/2の範囲となるようにして決定すればよく、特に浅いところから深いところまで撮像する場合はFm=(F1+F2)/3、充分深いところを撮像する場合はFm=(F1+F2)/2とすればよい。
以上の結果は、被測定物の音速を1500m/sで一定として得られたものであり、被測定物が均質で、音速がほぼ一定の場合に適用される。しかし、被測定物が例えば生体であると、生体組織の種類によって、その音速は(1560±70)m/s程度の幅を持つ。したがって、式(4)に示したような遅延時間を計算するとき、設定した音速から定まるフォーカス距離と、実際のフォーカス距離とに誤差を生じることを考慮する必要がある。
本発明の超音波診断装置において、音速の設定値をc0とし、実際の被測定物の音速がc0+Δcであるとする。また、音速をc0としたときのフォーカス距離をF0とし、実際のフォーカス距離をF0+ΔFとする。このとき、上記設定値から求まる遅延時間と実際の遅延時間は等しいから、F00=(F0+ΔF)(c0+Δc)の関係式が成り立つ。この関係式から、ΔF/F0=−(Δc/c0)/(1+Δc/c0)が得られる。上述のように、例えば生体組織の音速が(1560±70)m/sであるとすれば、c0=1560m/s、Δc=±70m/sとすると、|ΔF/F0|≦4.3%となる。実際には、異なる組織を音波が伝播する際に生じる屈折などの影響も考慮し、|ΔF/F0|≦5%程度とすることが望ましい。
以上の結果から、上述した第1の受信ビームフォーマにおける固定の遅延量を決定するための深度Fmを求めた後、その値の±5%の幅で深度Fmを微調整できるようにすることが、実用上望ましい。
次に、撮像範囲の深度F1〜F2が与えられた場合に、第1受信ビームフォーマ300及び第2受信ビームフォーマ500で与えるべき遅延量の決定方法について、サブアレイ101を例に述べる。
まず、撮像範囲の深度の最小値F1と最大値F2とから、第1受信ビームフォーマ300で与えられる固定の遅延量を決定するための深度Fmを、(F1+F2)/3≦Fm≦(F1+F2)/2の範囲で求める。ここで、深度Fmを求める際のアルゴリズムについて説明する。まず、超音波探触子には、近距離とみなせる深度と充分遠方とみなせる深度との境界の情報が与えられており、これらの境界の深度をDとする。境界の深度Dは、例えば、超音波探触子の口径Lの半分の長さL/2を代表寸法として、2%の誤差でarcTan(L/2D)≒L/2Dが成り立つような値を選べば良い。
まず、撮像領域の深度F1〜F2の最小値F1がF1≧Dである場合には、Fm=(F1+F2)/2とする。撮像領域の深度F1〜F2の最小値F1が口径と等しく(Fナンバーが1)、F1=Lである場合には、Fm=(F1+F2)/3とする。L<F1<Dの範囲にある場合には、例えば、L<F1<Dの間で(F1+F2)/3<Fm<(F1+F2)/2の関係式を直線補間し、Fm=(F1+F2)(D−L)/(3D−2L−F1)の関係式から、最適な深度Fmが求められる。
次に、アレイ素子111〜114について、深度Fmで理想的な受信フォーカスビームが形成されるとした場合の遅延量Δτidealを求め、その中で最も小さい遅延量をΔτminとする。これより、第1受信ビームフォーマ300内の遅延線311〜314に与えるべき遅延量Δτmは、Δτm=Δτideal−Δτminとして求まる。
次に、サブアレイ101を構成するアレイ素子111〜114に同じ遅延量Δτcを与えて加算したときに、深度Fmで受信ビームがフォーカスされるものとし、サブアレイ101に関して式(1)を用いて遅延量Δτcを求める。さらに、ΔτcとΔτminとの差Δτd=Δτc−Δτminを求める。
撮像領域の深度Fのデータを取得する場合、第2受信ビームフォーマ500ではダイナミックフォーカス処理が行われる。すなわち、第2受信ビームフォーマ500内の遅延線511で与える遅延量は次のようにして求められる。まず、サブアレイ101を構成するアレイ素子111〜114に同じ遅延量τcを与えて加算したときに、深度Fで受信ビームがフォーカスされるものとし、サブアレイ101に関して式(2)を用いて遅延量τcを求める。遅延量τcと前記Δτdから、遅延線511で与えるべき遅延量τc’がτc’=τc−Δτdとして求まる。他の全てのサブアレイ102〜104についても同様の計算方法によって、第1受信ビームフォーマ300及び第2受信ビームフォーマ500で与えるべき遅延量Δτm及びτc’を求める。
以上のようにして、深度Fに受信ビームを形成すると、撮像領域の深度が充分遠方にある場合には、図2における曲線12のような遅延データが与えられたことになる。曲線12は深度Fm=(F1+F2)/2として求められているので、前述したように深度Fに理想的な受信フォーカスビームが形成される遅延データの曲線13との差異が最も小さく抑えられている。したがって、撮像領域の深度F1〜F2においてグレーティング・ローブの影響を最小限に抑えることができる。同様に、撮像領域の深度が浅いところも含む場合にも、上述のように適切な固定深度Fmが選択され、グレーティング・ローブの影響を最小限に抑えることができる。
また、撮像領域の深度の最小値Fminと最大値Fmaxに対して、m回の送信によってFmin〜Fmaxのデータを収集する場合には、例えばm回の送信でFmin〜Fmax全体が撮像できるように、1回の送信における撮像領域の深度F1〜F2を決定し、上述の方法により、m組のF1〜F2に対して遅延線群350で固定する遅延量Δτmをそれぞれ求めればよい。
また、上記m組の各組において発生するグレーティング・ローブの方向は異なるため、1組のF1〜F2に対して固定されるΔτmを用いてFmin〜Fmaxまでのデータを収集し、これを全ての組のF1〜F2に対して行って、全ての収集データを加算してもよい。
また、図5に示すように、第1受信ビームフォーマ内の遅延線群を2段直列に連結し、第1の遅延線群360、第2の遅延線群370、加算手段380、遅延量バッファメモリ310とから構成した第1受信ビームフォーマ390を用い、第1の遅延線群360で与えるべき遅延量は、全ての走査線方向に対して固定とし、第2の遅延線群370ではビーム方向のみを変化させるための遅延量を与えるようにすれば、各走査線に対してロードすべき遅延データの大きさが小さくなり、高速な撮像と省メモリ化が実現できる。
なお、上述の第1受信ビームフォーマにおける遅延線群360,370は、電荷結合素子、L−Cフィルタ、サンプルアンドホールド回路、スイッチドキャパシタ回路、アナログRAMのうち、少なくとも1つの素子を含んで構成する。
上述の実施例は、1次元超音波アレイを対象としていたが、第1及び第2受信ビームフォーマを有する装置構成は、2次元超音波アレイからの受信信号のように、2000〜3000素子からの受信信号数を、100〜200チャンネルの信号数に低減するために特に有効な構成である。本発明の思想や上述の受信シーケンス、制御についても、1次元超音波アレイへの適用に限定されるものではなく、2次元超音波アレイにも適用される。
以上のような構成および制御のもと行なわれる超音波診断時のオペレーションの具体例について、図面を用いて説明する。
図10は、本発明による超音波診断装置の一実施例を示したオペレーション概念図である。超音波診断装置2は装置本体41と、ケーブル42と、超音波プローブ43と、ディスプレイ40と、ユーザーが撮像条件を入力するための操作パネル45とから構成されている。被検体3に超音波プローブ43を当てると、ディスプレイ40の表示画面44に撮影画像50が映し出される。この時、表示画面44には、撮像画像50の撮像領域の深度情報が撮像深度数値表示部51と撮像深度画像表示部52に表示される。撮像深度数値表示部51には、撮像領域の深度の最小値F1、最大値F2、超音波プローブ43に内包された図示しない前記第1の受信ビームフォーマの遅延量を決定する固定深度Fmの数値情報が表示されており、撮像深度画像表示部52では、例えば固定深度の情報を固定深度マーカー53によって表すなど、これらの深度情報がグラフィカルに表示される。
撮像領域の範囲は、例えば、表示画面44に映し出された撮像領域選択ボックス54を、操作パネル45に設けられた撮像領域選択操作部62やトラックボール63によって操作して選択することができる。撮像領域の範囲が指定されると、これより得られる撮像領域の深度の最小値F1、最大値F2から、最適な固定深度Fmが計算され、超音波プローブ43に内包された第1の受信ビームフォーマにおける遅延量が設定されて、撮像が行われる。また、固定深度Fmは、操作パネル45に設けられた固定深度選択操作部61によって、ユーザーが連続的あるいはステップ的に任意に設定することもでき、これによって超音波プローブ43に内包された第1の受信ビームフォーマにおける遅延量の設定や、表示画面44内の撮像深度数値表示部51と撮像深度画像表示部52で表される深度情報は、リアルタイムに追随して変更される。
以上のような、超音波診断装置のオペレーションによって、撮像領域の深度に対して最適な受信フォーカスが行われ、安価な装置構成で、高画質な診断画像が得られると共に、任意の深度に対して分解能の高い鮮明な画像を表示することも可能になる。

Claims (7)

  1. 電気音響変換素子群から構成される複数のサブアレイと、
    前記サブアレイを構成する複数の電気音響変換素子からの受信信号を遅延して加算する第1の受信ビームフォーマと、
    前記第1の受信ビームフォーマの出力を1チャンネルとして、前記第1の受信ビームフォーマの出力信号を遅延して加算する第2の受信ビームフォーマと、
    前記第1の受信ビームフォーマ及び前記第2の受信ビームフォーマの遅延量を制御する制御部とを具備し、
    1回の超音波送信に対する超音波受信中は前記第1の受信ビームフォーマにおける遅延量Δτmを固定して前記第2の受信ビームフォーマでダイナミックフォーカス受信を行うことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 請求項1に記載の超音波診断装置において、前記第1の受信ビームフォーマにおける遅延量Δτmと、前記第2の受信ビームフォーマにおける遅延量τcとによって、撮像領域の深度がFmのときに最適な受信フォーカスビームが形成されるように前記遅延量Δτmを設定することを特徴とする超音波診断装置。
  3. 請求項1に記載の超音波診断装置において、1回の超音波送信に対する撮像領域の深度をF1〜F2(F2>F1)として、(F1+F2)/3≦Fm≦(F1+F2)/2であることを特徴とする超音波診断装置。
  4. 請求項1に記載の超音波診断装置において、前記システム制御部は、撮像領域の深度の最小値F1及び最大値F2、あるいは撮像領域の入力を受けて、前記第1の受信ビームフォーマにおける遅延量Δτmを計算することを特徴とする超音波診断装置。
  5. 請求項1に記載の超音波診断装置において、1つの走査線における全撮像領域の深度Fmin〜Fmaxに対して複数回(m回)の超音波ビームを送信し、各送信に対する撮像領域の深度F1m〜F2mを変化させ、各深度F1m〜F2mに対する前記遅延量Δτmを変化させて撮像することを特徴とする超音波診断装置。
  6. 請求項1に記載の超音波診断装置において、1つの走査線における全撮像領域の深度Fmin〜Fmaxに対して複数回(m回)の超音波ビームを送信し、各送信に対して前記遅延量Δτmを変化させて撮像し、前記第1の受信ビームフォーマと前記第2の受信ビームフォーマとによって、前記全撮像領域の深度Fmin〜Fmaxに対する受信ビームを各送信に対して形成し、1つの走査線に対するm個の前記受信ビームを加算して、前記走査線上の前記全撮像領域の深度Fmin〜Fmaxに対する受信ビームを形成することを特徴とする超音波診断装置。
  7. 請求項1に記載の超音波診断装置において、前記第1の受信ビームフォーマは、全走査線に対し固定の遅延量を与える第1の遅延線と、1つの走査線に対して、角度成分のみを与える第2の遅延線とを含んで構成されることを特徴とする超音波診断装置。
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