JPWO2007032438A1 - 無線通信システム用基地局装置、無線通信システム用端末装置、無線通信システム及びダイレクトリンクモードの解除方法 - Google Patents

無線通信システム用基地局装置、無線通信システム用端末装置、無線通信システム及びダイレクトリンクモードの解除方法 Download PDF

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Abstract

無線通信システム(10)においてダイレクトリンクモードを解除する場合、ステーション(200)において無線通信システム10の空き帯域を確認する確認パケットが生成され、アクセスポイント(100)に送信される。アクセスポイント(100)では、帯域管理部(130)によって係る空き帯域が特定され、パケット生成部(112)によって係る空き帯域を表す回答パケットが生成されステーション(200)に送信される。ステーション(200)では、係る回答パケットによって示される空き帯域に基づいてダイレクトリンクモードの解除の可否が判別され、空き帯域が十分である場合に解除要求パケットがアクセスポイント(100)に送信される。アクセスポイント(100)では、解除要求パケットに応じてダイレクトリンクモードが通常モードに切り替えられ解除される。

Description

本発明は、無線通信システム用基地局装置、無線通信システム用端末装置、無線通信システム及びこれら装置及びシステムに用いられて好適なダイレクトリンクモードの解除方法の技術分野に関する。
この種の無線通信システムとして、ダイレクトリンクモードを備えた無線LANが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
非特許文献1に開示された無線LAN(以下、「従来の技術」と称する)によれば、ネットワークに参加する複数の局同士で直接データ通信を行うダイレクトリンクモードを有することによって、アクセスポイントを介するデータ通信と比較して好適にリアルタイムデータなどの送信が可能になるとされている。
阪田史郎著「ユビキタス技術 無線LAN」オーム社、平成16年6月25日、p.165−166
ダイレクトリンクモードの利用中に、ダイレクトリンクモードを中止する必要が生じる場合がある。この場合、送信対象となるデータは、例えば、アクセスポイントなどを介した通常のデータ通信によって伝送される。ところが、アクセスポイントを介したデータ通信を行う場合には、ダイレクトリンクモードと較べて大きい通信帯域が必要となるため、送信対象がリアルタイムデータなどの場合は特に、ダイレクトリンクモードの解除に伴う通信帯域の不足によって、正常なデータ通信が困難となる場合がある。即ち、従来の技術には、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に行うことが困難であるという技術的な問題点がある。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に行うことが可能な無線通信システム用基地局装置、無線通信システム用端末装置、無線通信システム及びダイレクトリンクモードの解除方法を提供することを課題とする。
<第1無線通信システム用基地局装置>
上記課題を解決するために、本発明の第1無線通信システム用基地局装置は、相互間で無線によるデータ通信を行うことが可能な複数の端末装置を含み、該データ通信に係る通信モードを複数有すると共に、該通信モードの一つとして(i)前記相互間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムに備わる無線通信システム用基地局装置であって、前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を特定する特定手段と、前記使用可能な通信帯域を表す帯域情報を生成する帯域情報生成手段と、前記複数の端末装置のうち少なくとも一部に対し前記帯域情報を送信する基地局側無線通信手段と、前記複数の端末装置各々において予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に生成され且つ前記各々に備わる端末側無線通信手段を介して送信される前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報に応じて、前記解除指示情報の送信元となる前記端末装置に係る前記ダイレクトリンクモードを、前記他の通信モードに切り替えることによって解除する解除手段とを具備する。
本発明における「無線通信システム」とは、少なくとも、基地局装置及び複数の端末装置を含み、係る複数の端末装置相互間で無線によるデータ通信を可能とするシステムであって、特に複数の端末装置相互間でダイレクトリンクモードによるデータ通信を実行することが可能に構成されたシステムを指す。
ここで、「ダイレクトリンクモード」とは、端末装置相互間で、基地局装置によって割り当てられる通信帯域を使用し、且つ基地局装置によって制御される実行タイミングで、基地局装置を介さずに直接データの送受を実行する通信態様又は通信方式であって、本発明の無線通信システムに備わる他の通信モードと比較してデータ伝送に要する通信帯域が小さい通信態様又は通信方式を包括する概念である。言い換えれば、本発明に係る無線通信システムには、ダイレクトリンクモードの他に、ダイレクトリンクモードよりも大きな通信帯域を必要とする他の通信モード(以下、適宜「通常モード」と称する)が少なくとも一つ存在する。また、本発明に係る「ダイレクトリンクモード」とは、必ずしもダイレクトリンクモードと呼称される通信態様又は通信方式のみを限定的に表すものではなく、上記概念が担保される通信態様又は通信方式は、全て本発明に係る「ダイレクトリンクモード」の範疇である。
このようなダイレクトリンクモードを備える本発明に係る無線通信システムとは、例えば、無線LAN(Local Area Network:構内通信網)の規格である「IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11e」などを指す。
尚、無線によるデータ通信では、使用される周波数帯域の帯域幅が、データの伝送速度(即ち、単位時間当りのデータ伝送量)と等価である。従って、本発明における「通信帯域」とは、単に周波数帯域の帯域幅に限定されず、データの伝送速度をも包括する概念である。
本発明の第1無線通信システム用基地局装置(以下、適宜「基地局装置」と称する)によれば、その動作時には、解除手段によって、解除の対象となる端末装置相互間のダイレクトリンクモードが解除される。この際、ダイレクトリンクモードは、端末装置において解除条件が満たされた場合に生成される解除指示情報に応じて解除される。ここで、「解除指示情報」とは、ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨の情報であり、基地局装置にダイレクトリンクモードの解除を指示する旨が伝達され得る限りにおいて如何なる形態を有する情報であってもよいが、好適には、例えば、無線LANなどにおけるパケットなどの形態を有する。
ここで、「解除条件」とは、如何なる条件であってもよいが、好適には、端末装置相互間で行われるダイレクトリンクモードによるデータ通信の品質が十分に担保され得ないことが確定的である或いは推定され得る条件、例えば、予め指定されたタイムアウト時間内に通信相手となる端末装置から何らのデータも送信されない場合やデータの送受信エラーが頻発する場合などであってもよい。或いは、端末装置を利用するユーザなどによって、例えばキーボードなどの各種入力機器を介して人為的にダイレクトリンクモードの解除を要求する旨の入力が行われた場合であってもよい。尚、「解除する」とは、即ち、ダイレクトリンクモードを通常モードに切り替えることを意味する。
ここで特に、ダイレクトリンクモードによるデータ通信は、通常モードによるデータ通信に比して必要とされる通信帯域が小さいから、ダイレクトリンクモードを通常モードに切り替えることによって解除する場合、必要とされる通信帯域は増加することになる。例えば、IEEE802.11eに準拠した通信システムでは、通常モードによるデータ通信に際し、ダイレクトリンクモードの2倍の通信帯域が必要となる。ここで、無線通信システムにおいて、その時点で使用可能な通信帯域が十分ではない場合、ダイレクトリンクモードを解除することによって、結局正常なデータ伝送が行われないことになって好ましくない。そこで、本発明の第1基地局装置では、以下の如くにして、係る問題点を解決している。
即ち、本発明の第1基地局装置によれば、その動作時には無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域が特定される。ここで、「使用可能な通信帯域」とは、その時点で使用されていない通信帯域を含む概念である。帯域情報生成手段は、この使用可能な通信帯域を表す帯域情報を生成し、生成された帯域情報は、基地局側無線通信手段により、複数の端末装置の少なくとも一部に送信される。
従って、帯域情報の送信された端末装置では、他の端末装置との間でダイレクトリンクモードによるデータ通信を行っている場合に、この帯域情報に基づいてダイレクトリンクモードを解除してよいか否かの判断を行うことが可能となる。即ち、通信帯域が不足しているにも拘らずダイレクトリンクモードが解除される事態が発生し難くなり、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となるのである。
ここで、「少なくとも一部」とは、必ずしも、無線通信システムに含まれる全ての端末装置に対し帯域情報が送信されなくてもよいことを表す。即ち、現時点におけるダイレクトリンクモードの実行の有無とは無関係に、帯域情報が送信されることによってダイレクトリンクモードが不完全に(即ち、通信帯域が不足した状態で)解除される可能性は少なくとも低下するのであり、そのような意味では、帯域情報の送信対象となる端末装置は限定されずともよいのである。但し、典型的な無線通信システム、例えば、前述したIEEE802.11eに準拠した無線通信システムでは、通信帯域の管理は基地局装置が行っており、各端末間或いは各端末と基地局装置との間のデータ通信に使用する通信帯域の割り当ては、基地局装置によって制御されている。従って、この場合、現時点でダイレクトリンクモードによるデータ通信を実行している端末装置を特定することは可能である。このような場合には、ダイレクトリンクモードを実行中の端末装置に対してのみ帯域情報が送信されてもよい。また、帯域情報は、例えば、予め定められた一定の時間間隔で送信されてもよいし、ランダムに設定される時間間隔で送信されてもよい。或いは帯域情報を要求するパケットなどに応じる形で送信されてもよい。
本発明の第1無線通信システム用基地局装置の一の態様では、前記基地局側無線通信手段は、前記複数の端末装置各々において前記解除条件が満たされた場合に生成され且つ前記端末側無線通信手段を介して送信される、前記使用可能な通信帯域の告知を要求する旨を表す告知要求情報に応じて、前記告知要求情報の送信元となる前記端末装置に対し前記帯域情報を送信し、前記解除手段は、前記帯域情報の送信先となる前記端末装置において前記帯域情報に基づいて前記ダイレクトリンクモードを解除するか否かが決定された結果、前記ダイレクトリンクモードを解除することが決定された場合に前記端末側無線通信手段を介して送信される前記解除指示情報に応じて、前記解除指示情報の送信元となる前記端末装置に係る前記ダイレクトリンクモードを解除する。
この態様によれば、帯域情報は、端末装置各々において解除条件が満たされた場合に生成され且つ送信される告知要求情報に応じて、係る告知要求情報の送信元たる端末装置に送信される。帯域情報が、例えばパケットとして送信される場合、係るパケットも伝送データの一部であるから通信帯域の少なくとも一部が利用されることとなる。従って、このように、帯域情報を要求された場合に帯域情報を送信することによって、通信帯域の効率的な利用が促進され、効果的である。
尚、帯域情報が送信された端末装置では、係る帯域情報に基づいて、ダイレクトリンクモードを解除すべきか否かが決定され、ダイレクトリンクモードを解除することが決定された場合に、前述の解除指示情報が基地局装置に送信される。従って、この態様によれば、効率的且つ効果的にダイレクトリンクモードを解除することが可能となり、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を一層快適に実行することが可能となるのである。
<第2無線通信システム用基地局装置>
上記課題を解決するために、本発明の第2無線通信システム用基地局装置は、相互間で無線によるデータ通信を行うことが可能な複数の端末装置を含み、該データ通信に係る通信モードを複数有すると共に、該通信モードの一つとして(i)前記相互間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムに備わる無線通信システム用基地局装置であって、前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を特定する特定手段と、前記複数の端末装置各々において前記ダイレクトリンクモードによるデータ通信が行われる場合に生成され且つ前記各々に備わる端末側無線通信手段を介して送信される、前記ダイレクトリンクモードを前記他の通信モードに切り替えるために必要とされる切り替え用通信帯域の確保を要求する旨を表す確保要求情報に応じて、前記使用可能な通信帯域の中から前記切り替え用通信帯域を確保する帯域確保手段と、前記切り替え用通信帯域が確保された場合に、前記切り替え用通信帯域が確保された旨を表す確保完了情報を生成する確保完了情報生成手段と、前記確保要求情報の送信元となる前記端末装置に対し前記確保完了情報を送信する基地局側無線通信手段と、前記確保完了情報の送信先となる前記端末装置において予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に生成され且つ前記端末側無線通信手段を介して送信される、前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報に応じて、前記ダイレクトリンクモードを、前記確保された切り替え用通信帯域を使用して前記他の通信モードに切り替えることによって解除する解除手段とを具備する。
本発明の第2基地局装置によれば、第1基地局装置と同様の特定手段によって特定された、使用可能な通信帯域の中から、帯域確保手段によって、ダイレクトリンクモードを他の通信モードに切り替えるために必要とされる切り替え用通信帯域が確保される。
ここで、切り替え用通信帯域とは、例えば、IEEE802.11e規格について言えば、ダイレクトリンクモードに使用されている通信帯域の2倍の通信帯域であるが、ダイレクトリンクモードを安全に切り替え得る通信帯域、即ち、通信モードを切り替えることによって生じるデータの欠損が実用上問題とならない程度に収まることが予め判明している或いは実用上問題とならない程度に収まると推測し得る通信帯域であってもよい。尚、このような切り替え用通信帯域の確保は、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を実行している端末装置において、係るダイレクトリンクモードによるデータ通信が行われる場合に生成され且つ送信される、確保要求情報に応じて実行される。
切り替え用通信帯域が確保された場合、確保完了情報生成手段によって、切り替え用通信帯域が確保された旨を表す確保完了情報が生成され、確保要求情報の送信元たる端末装置に対し、基地局側無線通信手段を介して送信される。
解除手段は、この確保完了情報の送信先となる端末装置から送信される解除指示情報に応じてダイレクトリンクモードを他の通信モードに切り替え、ダイレクトリンクモードを解除する。このように、本発明の第2無線通信システム用基地局装置によれば、予め切り替え用通信帯域が確保されることによって、端末装置側で解除条件が満たされた場合に、迅速に解除指示情報を送信することが可能となる。従って、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となるのである。
<第3無線通信システム用基地局装置>
上記課題を解決するために、本発明の第3無線通信システム用基地局装置は、相互間で無線によるデータ通信を行うことが可能な複数の端末装置を含み、該データ通信に係る通信モードを複数有すると共に、該通信モードの一つとして(i)前記相互間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムに備わる無線通信システム用基地局装置であって、前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を特定する特定手段と、前記複数の端末装置各々において予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に生成され且つ前記各々に備わる端末側無線通信手段を介して送信される、前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報に応じて、前記使用可能な通信帯域に基づいて前記ダイレクトリンクモードを解除するか否かを決定する基地局側解除決定手段と、前記ダイレクトリンクモードを解除することが決定された場合に前記ダイレクトリンクモードを前記他の通信モードに切り替えることによって解除する解除手段とを具備する。
本発明の第3基地局装置によれば、端末装置各々において解除条件が満たされた場合に生成され且つ送信される、前述の解除指示情報に応じて、基地局側解除決定手段が、ダイレクトリンクモードを解除するか否かを決定する。この際、基地局側解除決定手段は、特定手段によって特定された、使用可能な通信帯域に基づいてダイレクトリンクモードを解除するか否かを決定する。即ち、第3基地局装置では、上述の第1基地局装置と異なり、基地局装置側でダイレクトリンクモードを解除すべきか否かが決定され、端末装置では、解除条件が満たされた場合に、単に解除指示情報が生成され送信される。従って、ダイレクトリンクモードを解除することが可能であるか(実用的見地から可能であるか)否かを比較的高精度に決定することが可能となる。即ち、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となるのである。
本発明の第3無線通信システム用基地局装置の一の態様では、前記基地局側解除決定手段によって、前記ダイレクトリンクモードを解除しないことが決定された場合に、前記ダイレクトリンクモードの解除を禁止する旨を表す解除禁止情報を生成する解除禁止情報生成手段と、前記解除指示情報の送信元となる前記端末装置に対し、前記解除禁止情報を送信する基地局側無線通信手段とを更に具備する。
基地局装置側でダイレクトリンクモードの解除可否が決定されることに鑑みれば、ダイレクトリンクモードを解除しないことが決定された場合には、端末装置から解除指示情報が送信されたにも拘らず、ダイレクトリンクモードが解除されないといった事態の発生が想定され得る。この場合、端末装置における処理が停滞する可能性がある。
この態様によれば、ダイレクトリンクモードを解除しないことが決定された場合には、ダイレクトリンクモードの解除を禁止する旨の解除禁止情報が生成されると共に、基地局側無線通信手段を介して解除指示情報の送信元たる端末装置に対し送信される。従って、端末装置側ではダイレクトリンクモードを解除できない事態であることを認識することが可能となるため、実行中のデータ通信に与える影響が軽減される。
<第1無線通信システム用端末装置>
上記課題を解決するために、本発明の第1無線通信システム用端末装置は、他の無線通信システム用端末装置との間で無線によるデータ通信を行うことが可能であると共に、該データ通信に係る通信モードを複数有し、該通信モードの一つとして、(i)前記他の無線通信システム用端末装置との間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムに、前記ダイレクトリンクモードを他の前記通信モードに切り替えることによって解除することが可能な基地局装置及び前記他の無線通信システム用端末装置と共に備わる無線通信システム用端末装置であって、予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に、前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報を生成する解除指示情報生成手段と、前記基地局装置において生成され且つ前記基地局装置に備わる基地局側無線通信手段を介して送信される、前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を表す帯域情報に基づいて、前記ダイレクトリンクモードを解除するか否かを決定する端末側解除決定手段と、前記解除条件が満たされ且つ前記端末側解除決定手段によって前記ダイレクトリンクモードを解除すると決定された場合に、前記基地局装置に対し前記解除指示情報を送信する端末側無線通信手段とを具備する。
本発明の第1無線通信システム用端末装置(以下、適宜「端末装置」と称する)は、本発明の第1基地局装置に対応する端末装置である。
第1端末装置によれば、解除条件が満たされた場合に、解除指示情報生成手段によって解除指示情報が生成される。
一方で、端末側解除決定手段は、基地局装置から送信される前述した帯域情報に基づいてダイレクトリンクモードを解除するか否かを決定する。生成された解除指示情報は、端末側解除決定手段によってダイレクトリンクモードを解除することが決定された場合に、基地局装置に対し端末側無線通信手段を介して送信される。
このように、本発明の第1端末装置によれば、無線通信システムにおける使用可能な通信帯域に基づいてダイレクトリンクモードを解除するかが決定されるため、通信帯域が不足した状況におけるダイレクトリンクモードの解除が防止され、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となる。また、この際、ダイレクトリンクモードを解除するか否かが端末装置側で決定されるため、端末装置各々の状況に適したダイレクトリンクモードの解除が可能となる。
本発明の第1無線通信システム用端末装置の一の態様では、前記解除条件が満たされた場合に、前記使用可能な通信帯域の告知を要求する旨を表す告知要求情報を生成する告知要求情報生成手段を更に具備し、前記端末側無線通信手段は、前記基地局装置に対し前記告知要求情報を送信し、前記端末側解除決定手段は、前記告知要求情報に応じて前記基地局装置から前記基地局側無線通信手段を介して送信される前記帯域情報に基づいて前記ダイレクトモードを解除するか否かを決定する。
この態様によれば、解除条件が満たされた場合に告知要求情報生成手段によって告知要求情報が生成され、端末側無線通信手段を介して基地局装置に送信されるので、帯域情報を効率的に取得することが可能となり、ダイレクトリンクモードの解除条件が満たされた場合に、端末側解除決定手段によって確実にダイレクトリンクモードを解除すべきか否かを決定することが可能となる。従って、一層快適にダイレクトリンクモードによるデータ通信が実行され得る。
<第2無線通信システム用端末装置>
上記課題を解決するために、本発明の第2無線通信システム用端末装置は、他の無線通信システム用端末装置との間で無線によるデータ通信を行うことが可能であると共に、該データ通信に係る通信モードを複数有し、該通信モードの一つとして、(i)前記他の無線通信システム用端末装置との間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムに、前記ダイレクトリンクモードを他の前記通信モードに切り替えることによって解除することが可能な基地局装置及び前記他の無線通信システム用端末装置と共に備わる無線通信システム用端末装置であって、前記ダイレクトリンクモードによるデータ通信が行われる場合に、前記ダイレクトリンクモードを前記他の通信モードに切り替えるために必要とされる切り替え用通信帯域の確保を要求する旨を表す確保要求情報を生成する確保要求情報生成手段と、前記基地局装置に対し、前記確保要求情報を送信する端末側無線通信手段と、予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報を生成する解除指示情報生成手段とを具備し、前記端末側無線通信手段は、前記送信された確保要求情報に応じて前記基地局装置が前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域の中から前記切り替え用通信帯域を確保した場合に前記基地局装置において生成され且つ前記基地局側無線通信手段を介して送信される、前記切り替え用通信帯域が確保された旨を表す確保完了情報に応じて、前記基地局装置に対し前記解除指示情報を送信する。
本発明の第2端末装置は、本発明の第2基地局装置と対応する端末装置であり、その動作時には、確保要求情報生成手段によって、前述の確保要求情報が生成される。また、この生成された確保要求情報は、端末側無線通信手段によって基地局装置に送信される。
ここで、「ダイレクトリンクモードによるデータ通信が行われる場合に生成され」とは、ダイレクトリンクモードによるデータ通信が行われている期間中の他に、予め近未来的にダイレクトリンクモードによるデータ通信が実行されることが判明している場合に、係るデータ通信の実行以前に確保要求情報が生成されてもよい趣旨である。尚、この場合、ダイレクトリンクモードによるデータ通信の実行以前であるから、切り替え用通信帯域としてどの程度の通信帯域が必要であるかは、必ずしも特定されないが、予め通信帯域を確保しておくことによる効果は何ら阻害されない。
一方、端末装置において解除条件が満たされた場合には、解除指示情報が生成される。解除指示情報の生成自体は、確保要求情報の生成及び送信の有無とは無関係に行われてよい。但し、解除指示情報の送信は、確保要求情報に応じて基地局装置が切り替え用通信帯域を確保した場合に送信される、確保完了情報に応じて実行される。
このように、本発明の第2端末装置によれば、基地局装置によって切り替え用通信帯域が確保された場合に解除指示情報が送信されるため、通信帯域が不足した状況におけるダイレクトリンクモードの解除が防止され、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となるのである。
<第1無線通信システム>
上記課題を解決するために、本発明の第1無線通信システムは、基地局装置及び相互間で無線によるデータ通信を行うことが可能な複数の端末装置を含み、前記データ通信を行う際の通信モードを複数備え、該複数の通信モードの一つとして、(i)前記相互間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムであって、前記基地局装置は、前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を特定する特定手段と、前記使用可能な通信帯域を表す帯域情報を生成する帯域情報生成手段と、前記複数の端末装置のうち少なくとも一部に対し前記帯域情報を送信する基地局側無線通信手段とを具備し、前記複数の端末装置各々は、予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に、前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報を生成する解除指示情報生成手段と、前記送信される帯域情報に基づいて前記ダイレクトリンクモードを解除するか否かを決定する端末側解除決定手段と、前記解除条件が満たされ且つ前記端末側解除決定手段によって前記ダイレクトリンクモードを解除することが決定された場合に、前記基地局装置に対し前記解除指示情報を送信する端末側無線通信手段とを具備し、前記基地局装置は、前記送信される解除指示情報に応じて前記解除指示情報の送信元となる前記端末装置に係る前記ダイレクトリンクモードを前記他の通信モードに切り替えることによって解除する解除手段を更に具備する。
本発明の第1無線通信システムによれば、上述した本発明の第1基地局装置と、本発明の第1端末装置とを備えることによって、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となる。
<第2無線通信システム>
上記課題を解決するために、本発明の第2無線通信システムは、基地局装置及び相互間で無線によるデータ通信を行うことが可能な複数の端末装置を含み、前記データ通信を行う際の通信モードを複数備え、該複数の通信モードの一つとして、(i)前記相互間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムであって、前記端末装置各々は、前記ダイレクトリンクモードによるデータ通信が行われる場合に、前記ダイレクトリンクモードを前記他の通信モードに切り替えるために必要とされる切り替え用通信帯域の確保を要求する旨を表す確保要求情報を生成する確保要求情報生成手段と、前記基地局装置に対し、前記確保要求情報を送信する端末側無線通信手段と、予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報を生成する解除指示情報生成手段とを具備し、前記基地局装置は、前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を特定する特定手段と、前記送信された確保要求情報に応じて、前記使用可能な通信帯域の中から前記切り替え用通信帯域を確保する帯域確保手段と、前記切り替え用通信帯域が確保された場合に、前記切り替え用通信帯域が確保された旨を表す確保完了情報を生成する確保完了情報生成手段と、前記確保要求情報の送信元となる前記端末装置に対し前記確保完了情報を送信する基地局側無線通信手段とを具備し、前記端末側無線通信手段は、前記送信された確保完了情報に応じて前記基地局装置に対し前記解除指示情報を送信し、前記基地局装置は、前記送信された解除指示情報に応じて、前記ダイレクトリンクモードを、前記確保された切り替え用通信帯域を使用して前記他の通信モードに切り替えることによって解除する解除手段を更に具備する。
本発明の第2無線通信システムによれば、上述した本発明の第2基地局装置と、本発明の第2端末装置とを備えることによって、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となる。
<第3無線通信システム>
上記課題を解決するために、本発明の第3無線通信システムは、基地局装置及び相互間で無線によるデータ通信を行うことが可能な複数の端末装置を含み、前記データ通信を行う際の通信モードを複数備え、該複数の通信モードの一つとして、(i)前記相互間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムであって、前記端末装置各々は、予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に、前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報を生成する解除指示情報生成手段と、前記基地局装置に対し前記解除指示情報を送信する端末側無線通信手段とを具備し、前記基地局装置は、前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を特定する特定手段と、前記送信された解除指示情報に応じて、前記使用可能な通信帯域に基づいて前記ダイレクトリンクモードを解除するか否かを決定する基地局側解除決定手段と、前記基地局側解除決定手段によって、前記ダイレクトリンクモードを解除しないことが決定された場合に、前記ダイレクトリンクモードの解除を禁止する旨を表す解除禁止情報を生成する解除禁止情報生成手段と、前記解除指示情報の送信元となる前記端末装置に対し、前記解除禁止情報を送信する基地局側無線通信手段と、前記基地局側解除決定手段によって、前記ダイレクトリンクモードを解除することが決定された場合に前記ダイレクトリンクモードを前記他の通信モードに切り替えることによって解除する解除手段とを具備する。
本発明の第3無線通信システムによれば、上述した本発明の第3基地局装置を備えることによって、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となる。
尚、解除禁止情報が送信された場合、解除指示情報が拒否されたこととなるが、解除条件は満たされたままであることが多く、この場合ダイレクトリンクモードを解除する必要が生じていることに変わりは無い。従って、第3無線通信システムでは、解除禁止情報を受け取った端末装置において、解除条件が満たされる限り解除指示情報の生成及び送信を繰り返してもよい。但し、このような場合であっても、半永久的なループ処理の発生を避ける目的から、所定時間内に所定回数解除禁止情報を受け取った場合などに一旦ダイレクトリンクモードの解除要求(即ち、解除指示情報の送信)を取りやめてもよい。
<第1のダイレクトリンクモードの解除方法>
上記課題を解決するために、本発明の第1のダイレクトリンクモードの解除方法は、基地局装置及び相互間で無線によるデータ通信を行うことが可能な複数の端末装置を含み、前記データ通信を行う際の通信モードを複数備え、該複数の通信モードの一つとして、(i)前記相互間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムにおける、前記ダイレクトリンクモードの解除方法であって、前記基地局装置において前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を特定する特定工程と、前記使用可能な通信帯域を表す帯域情報を生成する帯域情報生成工程と、前記複数の端末装置のうち少なくとも一部に対し前記帯域情報を送信する第1送信工程とを具備し、前記複数の端末装置各々において、予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に、前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報を生成する解除指示情報生成工程と、前記送信される帯域情報に基づいて前記ダイレクトリンクモードを解除するか否かを決定する端末側解除決定工程と前記解除条件が満たされ且つ前記端末側解除決定工程によって前記ダイレクトリンクモードを解除することが決定された場合に、前記基地局装置に対し前記解除指示情報を送信する第2送信工程とを具備し、前記基地局装置において、前記送信される解除指示情報に応じて前記解除指示情報の送信元となる前記端末装置に係る前記ダイレクトリンクモードを前記他の通信モードに切り替えることによって解除する解除工程を更に具備する。
本発明の第1のダイレクトリンクモードの解除方法によれば、上述した本発明の第1無線通信システムにおける各手段と対応する各工程における動作によって、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となる。
<第2のダイレクトリンクモードの解除方法>
上記課題を解決するために、本発明の第2のダイレクトリンクモードの解除方法は、基地局装置及び相互間で無線によるデータ通信を行うことが可能な複数の端末装置を含み、前記データ通信を行う際の通信モードを複数備え、該複数の通信モードの一つとして、(i)前記相互間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムにおける、前記ダイレクトリンクモードの解除方法であって、前記端末装置各々において、前記ダイレクトリンクモードによるデータ通信が行われる場合に、前記ダイレクトリンクモードを前記他の通信モードに切り替えるために必要とされる切り替え用通信帯域の確保を要求する旨を表す確保要求情報を生成する確保要求情報生成工程と、前記基地局装置に対し、前記確保要求情報を送信する第1送信工程と、予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報を生成する解除指示情報生成工程とを具備し、前記基地局装置において、前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を特定する特定工程と、前記送信された確保要求情報に応じて、前記使用可能な通信帯域の中から前記切り替え用通信帯域を確保する帯域確保工程と、前記切り替え用通信帯域が確保された場合に、前記切り替え用通信帯域が確保された旨を表す確保完了情報を生成する確保完了情報生成工程と、前記確保要求情報の送信元となる前記端末装置に対し前記確保完了情報を送信する第2送信工程とを具備し、前記端末装置において、前記送信された確保完了情報に応じて前記基地局装置に対し前記解除指示情報を送信する第3送信工程と、前記基地局装置において、前記送信された解除指示情報に応じて、前記ダイレクトリンクモードを、前記確保された切り替え用通信帯域を使用して前記他の通信モードに切り替えることによって解除する解除工程とを更に具備する。
本発明の第2のダイレクトリンクモードの解除方法によれば、上述した本発明の第2無線通信システムにおける各手段と対応する各工程における動作によって、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となる。
<第3のダイレクトリンクモードの解除方法>
上記課題を解決するために、本発明の第3のダイレクトリンクモードの解除方法は、基地局装置及び相互間で無線によるデータ通信を行うことが可能な複数の端末装置を含み、前記データ通信を行う際の通信モードを複数備え、該複数の通信モードの一つとして、(i)前記相互間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムにおける、前記ダイレクトリンクモードの解除方法であって、前記端末装置各々において、予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に、前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報を生成する解除指示情報生成工程と、前記基地局装置に対し前記解除指示情報を送信する第1送信工程とを具備し、前記基地局装置において、前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を特定する特定工程と、前記送信された解除指示情報に応じて、前記使用可能な通信帯域に基づいて前記ダイレクトリンクモードを解除するか否かを決定する基地局側解除決定工程と、前記基地局側解除決定工程によって、前記ダイレクトリンクモードを解除しないことが決定された場合に、前記ダイレクトリンクモードの解除を禁止する旨を表す解除禁止情報を生成する解除禁止情報生成工程と、前記解除指示情報の送信元となる前記端末装置に対し、前記解除禁止情報を送信する第2送信工程と、前記基地局側解除決定工程によって、前記ダイレクトリンクモードを解除することが決定された場合に前記ダイレクトリンクモードを前記他の通信モードに切り替えることによって解除する解除工程とを具備する。
本発明の第3のダイレクトリンクモードの解除方法によれば、上述した本発明の第3無線通信システムにおける各手段と対応する各工程における動作によって、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となる。
以上説明したように、本発明の第1無線通信システム用基地局装置によれば、特定手段、帯域情報生成手段、基地局側無線通信手段及び解除手段を備えるので、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となる。
以上説明したように、本発明の第2無線通信システム用基地局装置によれば、特定手段、帯域確保手段、確保完了情報生成手段、基地局側無線通信手段及び解除手段を備えるので、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となる。
以上説明したように、本発明の第3無線通信システム用基地局装置によれば、特定手段、基地局側解除決定手段及び解除手段を備えるので、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となる。
以上説明したように、本発明の第1無線通信システム用端末装置によれば、解除指示情報生成手段、端末側解除決定手段及び端末側無線通信手段を備えるので、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となる。
以上説明したように、本発明の第2無線通信システム用端末装置によれば、確保要求情報生成手段、端末側無線通信手段及び解除指示情報生成手段を備えるので、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となる。
以上説明したように、本発明の第1無線通信システムによれば、基地局装置が、特定手段、帯域情報生成手段、基地局側無線通信手段、解除指示情報生成手段、端末側解除決定手段、端末側無線通信手段及び解除手段を備え、端末装置が、解除指示情報生成手段、端末側解除決定手段、端末側無線通信手段を備えるので、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となる。
以上説明したように、本発明の第2無線通信システムによれば、端末装置が、確保要求情報生成手段、端末側無線通信手段及び解除指示情報生成手段を備え、基地局装置が、特定手段、帯域確保手段、確保完了情報生成手段、基地局側無線通信手段及び解除手段を備えるので、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となる。
以上説明したように、本発明の第3無線通信システムによれば、端末装置が、解除指示情報生成手段及び端末側無線通信手段を備え、基地局装置が、特定手段、基地局側解除決定手段、解除禁止情報生成手段、基地局側無線通信手段及び解除手段を備えるので、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となる。
以上説明したように、本発明の第1のダイレクトリンクモードの解除方法によれば、基地局装置において、特定工程、帯域情報生成工程、第1送信工程及び解除工程を備え、端末装置各々において解除指示情報生成工程、端末側解除決定工程及び第2送信工程を備えるので、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となる。
以上説明したように、本発明の第2のダイレクトリンクモードの解除方法によれば、端末装置において、確保要求情報生成工程、第1送信工程及び解除指示情報生成工程を備え、基地局装置において、特定工程、帯域確保工程、確保完了情報生成工程、第2送信工程及び解除工程を備えるので、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となる。
以上説明したように、本発明の第3のダイレクトリンクモードの解除方法によれば、端末装置において、解除指示情報生成工程及び第1送信工程を備え、基地局装置において、特定工程、基地局側解除決定工程、解除禁止情報生成工程、第2送信工程及び解除工程を備えるので、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となる。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から明らかにされる。
本発明の第1実施例に係る無線通信システムの概念図である。 図1の無線通信システムに備わるアクセスポイントのブロック図である。 図1の無線通信システムに備わるステーションのブロック図である。 図1の無線通信システムにおけるデータの流れを表す模式図である。 図1の無線通信システムにおけるアクセスポイント及びステーションについて、ダイレクトリンクモードの起動から終了までの動作の流れを表したタイミングチャートである。 本発明の第2実施例に係る、ダイレクトリンクモードの起動から終了までの動作の流れを表したタイミングチャートである。 本発明の第3実施例に係る、ダイレクトリンクモードの起動から終了までの動作の流れを表したタイミングチャートである。
符号の説明
10…無線通信システム、100…アクセスポイント、110…プロセッサ部、111…プロトコル処理部、112…パケット生成部、113…パケット解析部、120…帯域レジスタ、130…帯域管理部、140…通信部、200…ステーション、210…プロセッサ部、211…プロトコル処理部、212…パケット生成部、213…パケット解析部、220…記憶部、230…通信部、300、400、500…ステーション。
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例毎に順に図面に基づいて説明する。
<第1実施例>
<実施例の構成>
始めに、図1を参照して、本発明の第1実施例に係る無線通信システムの構成について説明する。ここに、図1は、無線通信システム10の概念図である。
図1において、無線通信システム10は、IEEE802.11e規格に準拠した無線LANシステムであり、アクセスポイント100、ステーション200、ステーション300、ステーション400及びステーション500を備えた、本発明に係る「無線通信システム」の一例である。無線通信システム10において、各ステーションは、アクセスポイント100の通信範囲内に設置される。
次に、図2を参照して、アクセスポイント100の詳細な構成について説明する。ここに、図2は、アクセスポイント100のブロック図である。尚、同図において、図1と重複する箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。
図2において、アクセスポイント100は、無線通信システム10において実行されるデータ通信の進行を制御する制御局であり、本発明に係る「無線通信システム用基地局装置」の一例である。アクセスポイント100は、プロセッサ部110、帯域レジスタ120、帯域管理部130及び通信部140を備える。
プロセッサ部110は、アクセスポイント100の動作全体を制御する、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置を含んだ制御ユニットである。プロセッサ部110は、不図示のROM(Read Only Memory)に格納されるプログラム或いは外部入力されるプログラムを実行することによって実現される、プロトコル処理部111、パケット生成部112及びパケット解析部113を含む複数の機能ブロックを有する。
ここで、プロトコル処理部111は、後述する各種通信モード各々に対応する各種プロトコル設定を行うことが可能に構成された機能ブロックである。尚、プロトコル処理部111は、本発明に係る「解除手段」の一例である。
パケット生成部112は、各ステーションに対して送信される各種パケットを生成することが可能に構成された機能ブロックであり、本発明に係る「帯域情報生成手段」の一例として機能する。
パケット解析部113は、各ステーションから送信される各種パケットの内容を解析することが可能に構成された機能ブロックである。
帯域レジスタ120は、無線通信システム10で使用される通信帯域を表すデータを保持する記憶素子である。
帯域管理部130は、予め無線通信システム10に許可される通信帯域の範囲内で、無線通信システム10で実行されるデータ通信各々に通信帯域を割り当てると共に、使用されている通信帯域を管理することが可能に構成された処理ユニットである。尚、帯域管理部130は、本発明に係る「特定手段」の一例である。
通信部140は、各ステーションに対し無線帯域を利用して送信対象となるデータを送信すると共に、各ステーションから無線帯域を利用して送信されるデータを受信することが可能に構成された、本発明に係る「基地局側無線通信手段」の一例である。
次に、図3を参照して、ステーション200の詳細な構成について説明する。ここに、図3は、ステーション200のブロック図である。尚、同図において、図1と重複する箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。また、ステーション200は、ステーション300、400及び500と相互に同一のハードウェア構成を有しており、ステーション200の説明をもってこれら他のステーションの構成を同時に説明するものとする。
図3において、ステーション200は、プロセッサ部210、記憶部220及び通信部230を備えた、本発明に係る「無線通信システム用端末装置」の一例である。ステーション200は、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯型電話機、ポータブルAVビューア・プレーヤ、カーナビゲーション装置、カーマルチメディアシステム等、無線LAN方式によってアクセスポイント100に接続が可能な各種態様を採る。
プロセッサ部210は、ステーション200の動作全体を制御する、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置を含んだ制御ユニットである。プロセッサ部210は、不図示のROM(Read Only Memory)に格納されるプログラム或いは外部入力されるプログラムを実行することによって実現される、プロトコル処理部211、パケット生成部212及びパケット解析部213を含む複数の機能ブロックを有する。
ここで、プロトコル処理部211は、後述する各種通信モード各々に対応する各種プロトコル設定を行うことが可能に構成された機能ブロックである。尚、プロトコル処理部211は、本発明に係る「端末側解除決定手段」の一例である。
パケット生成部212は、各ステーションに対して送信される各種パケットを生成することが可能に構成された機能ブロックであり、本発明に係る「告知要求情報生成手段」及び「解除指示情報生成手段」の一例として機能する。
パケット解析部213は、アクセスポイント100から送信される各種パケットの内容を解析することが可能に構成された機能ブロックである。
記憶部220は、各ステーションに送信すべき、例えば、画像データ、映像データ又は音声データなどの各種データを記憶する記憶手段である。記憶部220は、例えば、HD(Hard Disk)などの磁気記録媒体や、DVDやBD(Blu-ray Disc)などの光情報記録媒体の形態を採る。
通信部230は、アクセスポイント100或いは各ステーションに対し、無線帯域を利用して送信対象となるデータを送信すると共に、アクセスポイント100或いは他のステーションから無線帯域を利用して送信されるデータを受信することが可能に構成された、本発明に係る「端末側無線通信手段」の一例である。
<実施例の動作>
<無線通信システムの動作概要>
次に、図4を参照して、無線通信システム10の動作概要について説明する。ここに、図4は、無線通信システム10におけるデータの流れを表す模式図である。尚、同図において、図1と重複する箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。
図4において、無線通信システム10は、各ステーション相互間のデータ通信が可能に構成されている。無線通信システム10では、係るデータ通信の通信モードとして、通常モード及びダイレクトリンクモードの2種類の通信モードを備える。
通常モードとは、各ステーション相互間でアクセスポイント100を介してデータ通信を行う通信モードである。即ち、この場合、各ステーションからアクセスポイント100へと向かうデータの流れ(図示矢線Ex、Fx、Gx及びHx参照)と、アクセスポイント100から各ステーションへと向かうデータの流れ(図示矢線Ey、Fy、Gy及びHy参照)が発生し得る。例えば、通常モードにてステーション200及びステーション500相互間のデータ通信が行われる場合、図示矢線Ex、Hy、Hx及びEy(或いは、Hx、Ey、Ex及びHy)を順次介したデータの流れが発生する。
一方、ダイレクトリンクモードとは、各ステーション相互間でアクセスポイント100を介さずに直接データ通信を行う通信モードである。この場合、各ステーション相互間のデータの流れ(例えば、図示矢線、Ax、Ay、Bx、By、Cx、Cy、Dx及びDy参照)などが発生し得る。尚、図4において、相互に対角に位置するステーション相互間(即ち、ステーション200及び400間並びにステーション300及び500間)のデータ流れは、煩雑化を防ぐ目的から図示が省略されている。
尚、何れの通信モードであっても、各ステーションにおけるデータの送信タイミングや、各データ通信に対する通信帯域の割り当てなどは、アクセスポイント100によって制御される。
ここで、各通信モードを実行するに際して必要となる通信帯域を同一のデータで比較すると、通常モードによるデータ通信はダイレクトリンクモードと比較して2倍の通信帯域が必要となる。従って、通常モードをダイレクトリンクモードに切り替える場合、理想的には通信帯域上の問題は生じない反面、ダイレクトリンクモードを通常モードに切り替える場合、無線通信システム10における通信帯域の使用状況によっては、正常にダイレクトリンクモードを解除することができず、データ通信の品質が劣化しかねない。そこで、無線通信システム10では、以下の如くにして、ダイレクトリンクモードの解除を行っている。
<ダイレクトリンクモードの解除方法>
ここで、図5を参照して、本実施例に係るダイレクトリンクモードの解除方法について説明する。ここに、図5は、アクセスポイント100及びステーション200について、ダイレクトリンクモードの起動から終了までの動作の流れを表したタイミングチャートである。尚、ここでは、ステーション200及びステーション300相互間でダイレクトリンクモードによるデータ通信を行うものとする。
図5において、ステーション200がダイレクトリンクモードの起動処理を開始する(ステップB10)。即ち、プロトコル処理部211によって、ダイレクトリンクモードに関するプロトコル設定が開始される。この際、ステーション200のMAC(Medium Access Control:媒体アクセス制御)アドレス、能力情報、通信相手となるステーション300のMACアドレス及びタイムアウト時間などを含む起動要求フレームが生成される。生成された起動要求フレームは、通信部230を介してアクセスポイント100に送信される。
一方、アクセスポイント100では、係る起動要求フレームが通信部140を介して受信され、プロトコル処理部111によるダイレクトリンクモードの起動処理が実行される(ステップA10)。係る起動処理では、先ずプロトコル処理部111によって、当該ステーション間のダイレクトリンクモードによるデータ通信の可否が決定される。尚、本実施例では、ダイレクトリンクモードの解除方法を説明する要旨に鑑み、係るダイレクトリンクモードによるデータ通信は許可されるものとする。
プロトコル処理部111は、通信部140を介して、ステーション200が通信相手として所望するステーション300に対し、係る起動要求フレームを送信する。この起動要求フレームに応じ、ステーション300からは、ステーション300のMACアドレス及び能力情報を含む起動許可フレームが送信される。
通信部140を介して起動許可フレームが受信されると、プロトコル処理部111は、通信部140を介して、係る起動許可フレームをステーション200に対し送信する。
一方、ステーション200では、プロトコル処理部211が、起動要求フレームの送信後、ダイレクトリンクモードによるデータ通信が許可されたか否かを判別する(ステップB11)。起動許可フレームが未だ未受信の場合(ステップB11:NO)にはステップB11が繰り返されると共に、起動許可フレームが通信部230を介して受信された場合(ステップB11:YES)、ステーション300との間でダイレクトリンクモードによるデータ通信が開始される(ステップB12)。尚、係るダイレクトリンクモードによるデータ通信においては、例えば、記憶部220に記憶される通信対象のデータが、パケット生成部212によってデータパケットに変換され、通信部230を介して送信される。
この際、アクセスポイント100の帯域管理部130は、帯域レジスタ120を参照し、無線通信システム10の通信帯域のうち、その時点において未使用となっている通信帯域(以降、適宜「空き帯域」と称する)の中から、係るダイレクトリンクモードによるデータ通信に通信帯域を割り当てており、この割り当てられた通信帯域を利用して、当該ステーション間のダイレクトリンクモードによるデータ通信が実行される。
ダイレクトリンクモードによるデータ通信の実行中、ステーション200のプロトコル処理部211は、解除条件が満たされるか否かを判別する(ステップB13)。ここで、解除条件とは、ダイレクトリンクモードを通常モードに切り替えるべき条件とした予め定められた条件であり、例えば、起動処理において決定されたタイムアウト時間内に、ステーション300からデータパケットが送信されない場合などを指す。このような事態が発生する原因の一つとしては、例えば、ステーション200及び300相互間の通信距離が増加することに起因する通信品質の劣化が挙げられる。尚、ステーション200及び300相互間でダイレクトリンクモードによるデータ通信が実行されることに鑑みれば、ステーション200におけるステップB12以降の処理は、ステーション300でも同様に実行されるものであるが、説明の簡略化のため、ここでは、ステーション300側の動作説明は省略するものとする。
解除条件が満たされない場合(ステップB13:NO)、ステップB13に係る処理は繰り返され、ダイレクトリンクモードによるデータ通信は継続される。一方、解除条件が満たされた場合(ステップB13:YES)、パケット生成部212は、無線通信システム10の空き帯域の告知を要求する旨の確認パケット(即ち、本発明に係る「告知要求情報」の一例)を生成する。この生成された確認パケットは、通信部230を介してアクセスポイント100に対して送信される(ステップB14)。
一方、アクセスポイント100では、通信部140を介して受信される各種パケットが、随時パケット解析部113に受け渡され、解析される。パケット解析部113は、ダイレクトリンクモードによるデータ通信開始後、この受信されるパケットの中に確認パケットが有るか否かを判別する(ステップA11)。
確認パケットが有る場合(ステップA11:YES)、帯域管理部130は、帯域レジスタ120を参照して、空き帯域を特定する(ステップA12)。空き帯域が特定されると、パケット生成部112は、係る空き帯域を表す回答パケットを生成し、ステーション200に対し通信部140を介して送信する(ステップA13)。
アクセスポイント100において、確認パケットが無いと判別された場合(ステップA11:NO)、パケット解析部113は、後述する解除要求パケットの有無を判別する(ステップA14)。解除要求パケットが無い場合には、処理は再びステップA11に戻され、確認パケットの有無が判別される。即ち、ステーション200及び300相互間でダイレクトリンクモードによるデータ通信が開始されると、アクセスポイント100では、係るデータ通信に関し、確認パケット及び解除要求パケットの有無を監視する。
ステーション200では、アクセスポイント100と同様、通信部230を介して受信されるパケットがパケット解析部213によって随時解析される。パケット解析部213は、ステップB14に係る処理によって、確認パケットが送信された後、アクセスポイント100からの回答パケットが送信されたか否かを判別する(ステップB15)。回答パケットが未だ受信されていない場合、ステップB15に係る処理は繰り返され、この期間中は、ダイレクトリンクモードによるデータ通信が継続される。
回答パケットが受信されると(ステップB15:YES)、パケット解析部213は、回答パケットの内容を解析して無線通信システム10の空き帯域を特定し、プロトコル処理部211に受け渡す。プロトコル処理部211では、ステーション300との間のデータ通信に使用されている通信帯域と、係る空き帯域とに基づいて、ダイレクトリンクモードが正常に解除され得るか否かを判別する(ステップB16)。
ここで、ダイレクトリンクモードが正常に解除され得るか否かとは、典型的には、無線通信システム10の空き帯域が、現在ステーション200及び300相互間のデータ通信に使用されている通信帯域以上であるか否かを指す。ダイレクトリンクモードによるデータ通信に使用されている通信帯域は、アクセスポイント100によって割り当てられた通信帯域と必ずしも一致せず、アクセスポイント100側では、実際にダイレクトリンクモードによるデータ通信にどの程度の通信帯域が使用されているかを把握していない場合がある。従って、本実施例では、ステーション200側でダイレクトリンクモードの解除可否が判別される。
ダイレクトリンクモードが解除できないと判別された場合(ステップB16:NO)、処理は再びステップB13に戻され、ステップB13〜ステップB16に係る一連の処理が繰り返される。即ち、解除条件が満たされても、無線通システム10の空き帯域が不十分である場合には、ダイレクトリンクモードによるデータ通信が継続される。
一方、ダイレクトリンクモードの解除が可能であると判別された場合(ステップB16:YES)、パケット生成部212は、ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除要求パケット(即ち、本発明に係る「解除指示情報」の一例)を生成する。この生成された解除要求パケットは、通信部230を介してアクセスポイント100に送信される(ステップB17)。
アクセスポイント100では、既に述べたように、確認パケット及び解除要求パケットの有無が繰り返し判別されている。ここで、ステーション200から解除要求パケットが送信されると、ステップA14において、解除要求パケットが有ると判別され(ステップA14:YES)、プロトコル処理部111によって、ステーション200及び300相互間のダイレクトリンクモードが解除される(ステップA15)。具体的には、ダイレクトリンクモードが通常モードに切り替えられ、通常モードに必要とされる通信帯域が係るデータ通信に割り当てられる。ダイレクトリンクモードが解除されると、パケット生成部112によって、解除完了通知パケットが生成され、通信部140を介してステーション200に送信される(ステップA16)。
ステーション200では、解除要求パケットが送信された後、ダイレクトリンクモードが解除されたか否かが判別される(ステップB18)。係る判別は、アクセスポイント100から送信された解除完了通知パケットが受信されたか否かに基づいて行われる。ダイレクトリンクモードが解除されていないと判別されている期間(ステップB18:NO)は、処理が待機状態となり、解除が完了したと判別された場合(ステップB18:YES)、プロトコル処理部211は、通常モードによるデータ通信を開始する(ステップB19)。
以上説明したように、本実施例において、ステーション200及び300相互間で実行されているダイレクトリンクモードは、基本的に、解除条件が満たされ且つ無線通信システム10がダイレクトリンクモードを解除し得るだけの空き帯域を有している場合に限って解除される。従って、空き帯域が不十分であるにもかかわらずダイレクトリンクモードが解除され、データ通信の品質が著しく劣化することが防止される。即ち、ダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に実行することが可能となっているのである。
尚、上述した通り、本実施例では、ダイレクトリンクモードが解除できないと判別された場合(ステップB16:NO)、ダイレクトリンクモードによるデータ通信が継続される。ところが、元々解除条件が満たされるような通信環境であるから、ダイレクトリンクモードによるデータ通信が継続されても、係るデータ通信は突然途切れかねない。そのような事態に備え、プロトコル処理部211は、ダイレクトリンクモードが解除できないと判別した場合には、ステーション200の利用者に対し、通信帯域の不足によりダイレクトリンクモードを解除できない旨の警告又は告知を行ってもよい。この場合、ステーション200の利用者は、データ通信が途切れかねない通信状態であることを認識できるから、少なくとも利用者に突如データ通信が途切れたかのような印象を与えることが回避される。或いは、利用者側で、予めデータ通信が途切れた場合の対処を施しておくことも可能となる。また、ダイレクトリンクモードを解除し得る通信帯域が有るか否かが判明していることに鑑みれば、何らかの事情により、通信帯域が不足した状態でダイレクトリンクモードを解除せざるを得ない場合には、利用者に、通信帯域が不足しているためデータ通信が正常に実行されない可能性がある旨の告知又は警告が行われてもよい。いずれにしても、本実施例に示す如く、無線通信帯域10における使用可能な通信帯域が特定されることによって、データ通信が突然途切れるような事態の発生が回避され得る。
尚、アクセスポイント100が、解除要求パケットを受信した場合にダイレクトリンクモードを解除することに鑑みれば、例えば、ステーション200の利用者によって、例えばキーボードなどの入力手段を介して強制的にダイレクトリンクモードの解除が要求された場合には、空き帯域の有無にかかわらずダイレクトリンクモードの解除を行うことも可能である。
<第2実施例>
第1実施例では、ダイレクトリンクモードを解除すべき場合に、空き帯域の確認が行われたが、ダイレクトリンクモードは、アクセスポイント100において空き帯域が特定されることにより、他の方法でも好適に解除され得る。ここで、図6を参照し、本発明の第2実施例として、ダイレクトリンクモードの他の解除方法について説明する。ここに、図6は、アクセスポイント100及びステーション200について、ダイレクトリンクモードの起動から終了までの動作の流れを表した他のタイミングチャートである。尚、同図において、図5と重複する箇所には同一の符号を付してその説明を省略することとする。
図6において、ステーション200では、ダイレクトリンクモードによるデータ通信の実行中に、パケット生成部212によって、ステーション200及び300相互間のダイレクトリンクモードを通常モードに切り替えるために必要な通信帯域(即ち、本発明に係る「切り替え用通信帯域」の一例)の確保を要求する旨を表す予約パケット(即ち、本発明に係る「確保要求情報」の一例)が生成され、アクセスポイント100に対し、通信部230を介して送信される(ステップD10)。即ち、第2実施例において、パケット生成部212は、本発明に係る「確保要求情報生成手段」の一例としても機能する。
アクセスポイント100では、ダイレクトリンクモードの起動処理終了後、パケット解析部113によって、予約パケットの有無が判別される(ステップC10)。予約パケットが無い場合(ステップC10:NO)、第1実施例と同様に解除要求パケットの有無が判別される(ステップA14)。解除要求パケットが無い場合には、再び処理はステップC10に戻される。
予約パケットが受信された場合(ステップC10:YES)、パケット解析部113は、帯域の確保が要求された旨を帯域管理部130に伝達し、それに伴って先ず帯域管理部130が空き帯域を特定する(ステップA12)。空き帯域が特定されると、帯域管理部130は、空き帯域の中から確保が要求された通信帯域を確保する処理を実行する。即ち、第2実施例において、帯域管理部130は、本発明に係る「帯域確保手段」の一例としても機能する。
プロトコル処理部111は、帯域管理部130によって帯域の確保が完了したか否かを判別する(ステップC11)。帯域の確保が完了しない場合(ステップC11:NO)、ステップC11に係る処理が繰り返され、帯域の確保が完了するまで処理が待機状態となる。一方、通信帯域の確保が完了すると(ステップC11:YES)、パケット生成部112によって、通信帯域の確保が完了した旨を表す確保完了通知パケット(即ち、本発明に係る「確保完了情報」の一例)が生成され、ステーション200に対し通信部140を介して送信される(ステップC12)。即ち、第2実施例において、パケット生成部112は、本発明に係る「確保完了情報生成手段」の一例としても機能する。
ステーション200では、予約パケットが送信された後、解除条件が満たされたか否かが判別される(ステップB13)。解除条件が満たされると、プロトコル処理部211によって、ダイレクトリンクモードを解除するのに十分な通信帯域が既に確保されているかが判別される(ステップD11)。ここで、アクセスポイント100から確保完了通知パケットが送信されていない場合には、通信帯域が確保されていないと判別され(ステップD11:NO)、ステップD11に係る処理は繰り返される。通信部230が確保完了通知パケットを受信した場合(ステップD11:YES)、パケット生成部212により解除要求パケットが生成され、通信部230を介してアクセスポイント100に対し送信される(ステップB17)。解除要求パケットが送信された以降の処理は、第1実施例と同様である。尚、解除要求パケットの生成自体は、確保完了通知パケットの有無にかかわらず解除条件が満たされた場合に行われていてもよい。
以上説明したように、本発明の第2実施例に係るダイレクトリンクモードの解除方法によれば、ダイレクトリンクモードによるデータ通信の実行中に、ダイレクトリンクモードを解除する場合に必要となる通信帯域が予約される。従って、ダイレクトリンクモードを正常に解除し得ると共に、実際に解除条件が満たされた場合に、速やかにダイレクトリンクモードを解除することが可能となって好適である。
<第3実施例>
尚、ダイレクトリンクモードは更に他の方法によっても好適に解除することが可能である。ここで、図7を参照して、本発明の第3実施例に係るダイレクトリンクモードの解除方法について説明する。ここに、図7は、アクセスポイント100及びステーション200について、ダイレクトリンクモードの起動から終了までの動作の流れを表した更に他のタイミングチャートである。尚、同図において、図5と重複する箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。
図7において、アクセスポイント100では、ダイレクトリンクモードの起動処理後、解除要求パケットの有無が判別される(ステップA14)。解除要求パケットが無い場合には、ステップA14に係る処理が繰り返され、アクセスポイント100は、ダイレクトリンクモードの解除に関しては待機状態となる。
一方、解除要求パケットが受信された場合(ステップA14:YES)、帯域管理部130は、空き帯域を特定する(ステップA12)。プロトコル処理部111は、この特定された空き帯域に基づいて、ステーション200及び300相互間のダイレクトリンクモードによるデータ通信を、通常モードによるデータ通信に切り替えることが可能であるか否かを判別する(ステップE10)。即ち、第3実施例において、プロトコル処理部111は、本発明に係る「基地局側解除決定手段」の一例としても機能する。
ダイレクトリンクモードが解除可能であると判別された場合(ステップE10:YES)、プロトコル処理部111は、ダイレクトリンクモードを解除し(ステップA15)、解除完了通知パケットがステーション200に送信される(ステップA16)。また、ステーション200側でも、既に説明した如く、解除が完了したと判別され次第(ステップB18:YES)、通常モードによるデータ通信が開始される(ステップB19)。
一方、アクセスポイント100におけるステップE10に係る処理において、ダイレクトリンクモードを解除できないと判別された場合(ステップE10:NO)、パケット生成部112は、ダイレクトリンクモードの解除を禁止する旨を表す解除禁止通知パケット(即ち、本発明に係る「解除禁止情報」の一例)を生成する。即ち、第3実施例において、パケット生成部112は、本発明に係る「解除禁止情報生成手段」の一例としても機能する。この生成された解除禁止通知パケットは、通信部140を介してステーション200に対し送信される(ステップE11)。
ステーション200におけるステップB18において、解除が完了しないと判別された場合(ステップB18:NO)、処理はステップF10に移行する。ステップF10では、解除が完了しない理由が、解除が禁止された為であるか否かが判別される。ここで、アクセスポイント100から解除禁止通知パケットが送信されていなければ、解除が禁止されてはいないと判別され(ステップF10:NO)、処理は再びステップB18に戻され、解除が完了したか否かの判別が繰り返される。一方、解除が完了しない理由が、アクセスポイント100において解除が禁止された為であると判別された場合(ステップF10:YES)、処理はステップB13まで戻される。ステップB13において、未だ解除条件が満たされている場合には、再び解除要求パケットが送信される。
以上説明したように、本発明の第3実施例に係るダイレクトリンクモードの解除方法によれば、ダイレクトリンクモードを解除するか否かの判別は、アクセスポイント100においてなされる。従って、無線通信システム10の通信帯域があまり使用されておらず、空き帯域が十分である場合には、単に解除要求パケットに応じてダイレクトリンクモードが解除され、アクセスポイント100とステーション200との間にそれ以上のパケットの授受は発生しない。即ち、ダイレクトリンクモードを正常に解除し得るのに加え、通信帯域を効率的に使用することが可能となり、ダイレクトリンクモードを快適に実行することが可能となるのである。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う無線通信システム用基地局装置、無線通信システム用端末装置、無線通信システム及びダイレクトリンクモードの解除方法もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明に係る無線通信システム用基地局装置、無線通信システム用端末装置、無線通信システム及びダイレクトリンクモードの解除方法は、例えば、無線LAN等のダイレクトリンクモードによるデータ通信を快適に行うことが可能な無線通信システム用基地局装置、無線通信システム用端末装置、無線通信システム及びダイレクトリンクモードの解除方法に利用可能である。



Claims (14)

  1. 相互間で無線によるデータ通信を行うことが可能な複数の端末装置を含み、該データ通信に係る通信モードを複数有すると共に、該通信モードの一つとして(i)前記相互間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムに備わる無線通信システム用基地局装置であって、
    前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を特定する特定手段と、
    前記使用可能な通信帯域を表す帯域情報を生成する帯域情報生成手段と、
    前記複数の端末装置のうち少なくとも一部に対し前記帯域情報を送信する基地局側無線通信手段と、
    前記複数の端末装置各々において予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に生成され且つ前記各々に備わる端末側無線通信手段を介して送信される前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報に応じて、前記解除指示情報の送信元となる前記端末装置に係る前記ダイレクトリンクモードを、前記他の通信モードに切り替えることによって解除する解除手段と
    を具備することを特徴とする無線通信システム用基地局装置。
  2. 前記基地局側無線通信手段は、前記複数の端末装置各々において前記解除条件が満たされた場合に生成され且つ前記端末側無線通信手段を介して送信される、前記使用可能な通信帯域の告知を要求する旨を表す告知要求情報に応じて、前記告知要求情報の送信元となる前記端末装置に対し前記帯域情報を送信し、
    前記解除手段は、前記帯域情報の送信先となる前記端末装置において前記帯域情報に基づいて前記ダイレクトリンクモードを解除するか否かが決定された結果、前記ダイレクトリンクモードを解除することが決定された場合に前記端末側無線通信手段を介して送信される前記解除指示情報に応じて、前記解除指示情報の送信元となる前記端末装置に係る前記ダイレクトリンクモードを解除する
    ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の無線通信システム用基地局装置。
  3. 相互間で無線によるデータ通信を行うことが可能な複数の端末装置を含み、該データ通信に係る通信モードを複数有すると共に、該通信モードの一つとして(i)前記相互間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムに備わる無線通信システム用基地局装置であって、
    前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を特定する特定手段と、
    前記複数の端末装置各々において前記ダイレクトリンクモードによるデータ通信が行われる場合に生成され且つ前記各々に備わる端末側無線通信手段を介して送信される、前記ダイレクトリンクモードを前記他の通信モードに切り替えるために必要とされる切り替え用通信帯域の確保を要求する旨を表す確保要求情報に応じて、前記使用可能な通信帯域の中から前記切り替え用通信帯域を確保する帯域確保手段と、
    前記切り替え用通信帯域が確保された場合に、前記切り替え用通信帯域が確保された旨を表す確保完了情報を生成する確保完了情報生成手段と、
    前記確保要求情報の送信元となる前記端末装置に対し前記確保完了情報を送信する基地局側無線通信手段と、
    前記確保完了情報の送信先となる前記端末装置において予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に生成され且つ前記端末側無線通信手段を介して送信される、前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報に応じて、前記ダイレクトリンクモードを、前記確保された切り替え用通信帯域を使用して前記他の通信モードに切り替えることによって解除する解除手段と
    を具備することを特徴とする無線通信システム用基地局装置。
  4. 相互間で無線によるデータ通信を行うことが可能な複数の端末装置を含み、該データ通信に係る通信モードを複数有すると共に、該通信モードの一つとして(i)前記相互間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムに備わる無線通信システム用基地局装置であって、
    前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を特定する特定手段と、
    前記複数の端末装置各々において予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に生成され且つ前記各々に備わる端末側無線通信手段を介して送信される、前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報に応じて、前記使用可能な通信帯域に基づいて前記ダイレクトリンクモードを解除するか否かを決定する基地局側解除決定手段と、
    前記ダイレクトリンクモードを解除することが決定された場合に前記ダイレクトリンクモードを前記他の通信モードに切り替えることによって解除する解除手段と
    を具備することを特徴とする無線通信システム用基地局装置。
  5. 前記基地局側解除決定手段によって、前記ダイレクトリンクモードを解除しないことが決定された場合に、前記ダイレクトリンクモードの解除を禁止する旨を表す解除禁止情報を生成する解除禁止情報生成手段と、
    前記解除指示情報の送信元となる前記端末装置に対し、前記解除禁止情報を送信する基地局側無線通信手段と
    を更に具備する
    ことを特徴とする請求の範囲第4項に記載の無線通信システム用基地局装置。
  6. 他の無線通信システム用端末装置との間で無線によるデータ通信を行うことが可能であると共に、該データ通信に係る通信モードを複数有し、該通信モードの一つとして、(i)前記他の無線通信システム用端末装置との間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムに、前記ダイレクトリンクモードを他の前記通信モードに切り替えることによって解除することが可能な基地局装置及び前記他の無線通信システム用端末装置と共に備わる無線通信システム用端末装置であって、
    予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に、前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報を生成する解除指示情報生成手段と、
    前記基地局装置において生成され且つ前記基地局装置に備わる基地局側無線通信手段を介して送信される、前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を表す帯域情報に基づいて、前記ダイレクトリンクモードを解除するか否かを決定する端末側解除決定手段と、
    前記解除条件が満たされ且つ前記端末側解除決定手段によって前記ダイレクトリンクモードを解除すると決定された場合に、前記基地局装置に対し前記解除指示情報を送信する端末側無線通信手段と
    を具備することを特徴とする無線通信システム用端末装置。
  7. 前記解除条件が満たされた場合に、前記使用可能な通信帯域の告知を要求する旨を表す告知要求情報を生成する告知要求情報生成手段を更に具備し、
    前記端末側無線通信手段は、前記基地局装置に対し前記告知要求情報を送信し、
    前記端末側解除決定手段は、前記告知要求情報に応じて前記基地局装置から前記基地局側無線通信手段を介して送信される前記帯域情報に基づいて前記ダイレクトモードを解除するか否かを決定する
    ことを特徴とする請求の範囲第6項に記載の無線通信システム用端末装置。
  8. 他の無線通信システム用端末装置との間で無線によるデータ通信を行うことが可能であると共に、該データ通信に係る通信モードを複数有し、該通信モードの一つとして、(i)前記他の無線通信システム用端末装置との間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムに、前記ダイレクトリンクモードを他の前記通信モードに切り替えることによって解除することが可能な基地局装置及び前記他の無線通信システム用端末装置と共に備わる無線通信システム用端末装置であって、
    前記ダイレクトリンクモードによるデータ通信が行われる場合に、前記ダイレクトリンクモードを前記他の通信モードに切り替えるために必要とされる切り替え用通信帯域の確保を要求する旨を表す確保要求情報を生成する確保要求情報生成手段と、
    前記基地局装置に対し、前記確保要求情報を送信する端末側無線通信手段と、
    予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報を生成する解除指示情報生成手段と
    を具備し、
    前記端末側無線通信手段は、前記送信された確保要求情報に応じて前記基地局装置が前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域の中から前記切り替え用通信帯域を確保した場合に前記基地局装置において生成され且つ前記基地局側無線通信手段を介して送信される、前記切り替え用通信帯域が確保された旨を表す確保完了情報に応じて、前記基地局装置に対し前記解除指示情報を送信する
    ことを特徴とする無線通信システム用端末装置。
  9. 基地局装置及び相互間で無線によるデータ通信を行うことが可能な複数の端末装置を含み、前記データ通信を行う際の通信モードを複数備え、該複数の通信モードの一つとして、(i)前記相互間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムであって、
    前記基地局装置は、
    前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を特定する特定手段と、
    前記使用可能な通信帯域を表す帯域情報を生成する帯域情報生成手段と、
    前記複数の端末装置のうち少なくとも一部に対し前記帯域情報を送信する基地局側無線通信手段と
    を具備し、
    前記複数の端末装置各々は、
    予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に、前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報を生成する解除指示情報生成手段と、
    前記送信される帯域情報に基づいて前記ダイレクトリンクモードを解除するか否かを決定する端末側解除決定手段と、
    前記解除条件が満たされ且つ前記端末側解除決定手段によって前記ダイレクトリンクモードを解除することが決定された場合に、前記基地局装置に対し前記解除指示情報を送信する端末側無線通信手段と
    を具備し、
    前記基地局装置は、前記送信される解除指示情報に応じて前記解除指示情報の送信元となる前記端末装置に係る前記ダイレクトリンクモードを前記他の通信モードに切り替えることによって解除する解除手段を更に具備する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  10. 基地局装置及び相互間で無線によるデータ通信を行うことが可能な複数の端末装置を含み、前記データ通信を行う際の通信モードを複数備え、該複数の通信モードの一つとして、(i)前記相互間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムであって、
    前記端末装置各々は、
    前記ダイレクトリンクモードによるデータ通信が行われる場合に、前記ダイレクトリンクモードを前記他の通信モードに切り替えるために必要とされる切り替え用通信帯域の確保を要求する旨を表す確保要求情報を生成する確保要求情報生成手段と、
    前記基地局装置に対し、前記確保要求情報を送信する端末側無線通信手段と、
    予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報を生成する解除指示情報生成手段と
    を具備し、
    前記基地局装置は、
    前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を特定する特定手段と、
    前記送信された確保要求情報に応じて、前記使用可能な通信帯域の中から前記切り替え用通信帯域を確保する帯域確保手段と、
    前記切り替え用通信帯域が確保された場合に、前記切り替え用通信帯域が確保された旨を表す確保完了情報を生成する確保完了情報生成手段と、
    前記確保要求情報の送信元となる前記端末装置に対し前記確保完了情報を送信する基地局側無線通信手段と
    を具備し、
    前記端末側無線通信手段は、前記送信された確保完了情報に応じて前記基地局装置に対し前記解除指示情報を送信し、
    前記基地局装置は、前記送信された解除指示情報に応じて、前記ダイレクトリンクモードを、前記確保された切り替え用通信帯域を使用して前記他の通信モードに切り替えることによって解除する解除手段を更に具備する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  11. 基地局装置及び相互間で無線によるデータ通信を行うことが可能な複数の端末装置を含み、前記データ通信を行う際の通信モードを複数備え、該複数の通信モードの一つとして、(i)前記相互間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムであって、
    前記端末装置各々は、
    予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に、前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報を生成する解除指示情報生成手段と、
    前記基地局装置に対し前記解除指示情報を送信する端末側無線通信手段と
    を具備し、
    前記基地局装置は、
    前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を特定する特定手段と、
    前記送信された解除指示情報に応じて、前記使用可能な通信帯域に基づいて前記ダイレクトリンクモードを解除するか否かを決定する基地局側解除決定手段と、
    前記基地局側解除決定手段によって、前記ダイレクトリンクモードを解除しないことが決定された場合に、前記ダイレクトリンクモードの解除を禁止する旨を表す解除禁止情報を生成する解除禁止情報生成手段と、
    前記解除指示情報の送信元となる前記端末装置に対し、前記解除禁止情報を送信する基地局側無線通信手段と、
    前記基地局側解除決定手段によって、前記ダイレクトリンクモードを解除することが決定された場合に前記ダイレクトリンクモードを前記他の通信モードに切り替えることによって解除する解除手段と
    を具備する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  12. 基地局装置及び相互間で無線によるデータ通信を行うことが可能な複数の端末装置を含み、前記データ通信を行う際の通信モードを複数備え、該複数の通信モードの一つとして、(i)前記相互間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムにおける、前記ダイレクトリンクモードの解除方法であって、
    前記基地局装置において
    前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を特定する特定工程と、
    前記使用可能な通信帯域を表す帯域情報を生成する帯域情報生成工程と、
    前記複数の端末装置のうち少なくとも一部に対し前記帯域情報を送信する第1送信工程と
    を具備し、
    前記複数の端末装置各々において、
    予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に、前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報を生成する解除指示情報生成工程と、
    前記送信される帯域情報に基づいて前記ダイレクトリンクモードを解除するか否かを決定する端末側解除決定工程と
    前記解除条件が満たされ且つ前記端末側解除決定工程によって前記ダイレクトリンクモードを解除することが決定された場合に、前記基地局装置に対し前記解除指示情報を送信する第2送信工程と
    を具備し、
    前記基地局装置において、前記送信される解除指示情報に応じて前記解除指示情報の送信元となる前記端末装置に係る前記ダイレクトリンクモードを前記他の通信モードに切り替えることによって解除する解除工程を更に具備する
    ことを特徴とするダイレクトリンクモードの解除方法。
  13. 基地局装置及び相互間で無線によるデータ通信を行うことが可能な複数の端末装置を含み、前記データ通信を行う際の通信モードを複数備え、該複数の通信モードの一つとして、(i)前記相互間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムにおける、前記ダイレクトリンクモードの解除方法であって、
    前記端末装置各々において、
    前記ダイレクトリンクモードによるデータ通信が行われる場合に、前記ダイレクトリンクモードを前記他の通信モードに切り替えるために必要とされる切り替え用通信帯域の確保を要求する旨を表す確保要求情報を生成する確保要求情報生成工程と、
    前記基地局装置に対し、前記確保要求情報を送信する第1送信工程と、
    予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報を生成する解除指示情報生成工程と
    を具備し、
    前記基地局装置において、
    前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を特定する特定工程と、
    前記送信された確保要求情報に応じて、前記使用可能な通信帯域の中から前記切り替え用通信帯域を確保する帯域確保工程と、
    前記切り替え用通信帯域が確保された場合に、前記切り替え用通信帯域が確保された旨を表す確保完了情報を生成する確保完了情報生成工程と、
    前記確保要求情報の送信元となる前記端末装置に対し前記確保完了情報を送信する第2送信工程と
    を具備し、
    前記端末装置において、前記送信された確保完了情報に応じて前記基地局装置に対し前記解除指示情報を送信する第3送信工程と、
    前記基地局装置において、前記送信された解除指示情報に応じて、前記ダイレクトリンクモードを、前記確保された切り替え用通信帯域を使用して前記他の通信モードに切り替えることによって解除する解除工程とを更に具備する
    ことを特徴とするダイレクトリンクモードの解除方法。
  14. 基地局装置及び相互間で無線によるデータ通信を行うことが可能な複数の端末装置を含み、前記データ通信を行う際の通信モードを複数備え、該複数の通信モードの一つとして、(i)前記相互間で直接行われ、(ii)必要とされる通信帯域が他の前記通信モードに比して小さいダイレクトリンクモードを含む無線通信システムにおける、前記ダイレクトリンクモードの解除方法であって、
    前記端末装置各々において、
    予め前記ダイレクトリンクモードを解除すべき条件として定められる所定の解除条件が満たされた場合に、前記ダイレクトリンクモードの解除を指示する旨を表す解除指示情報を生成する解除指示情報生成工程と、
    前記基地局装置に対し前記解除指示情報を送信する第1送信工程と
    を具備し、
    前記基地局装置において、
    前記無線通信システムの通信帯域のうち使用可能な通信帯域を特定する特定工程と、
    前記送信された解除指示情報に応じて、前記使用可能な通信帯域に基づいて前記ダイレクトリンクモードを解除するか否かを決定する基地局側解除決定工程と、
    前記基地局側解除決定工程によって、前記ダイレクトリンクモードを解除しないことが決定された場合に、前記ダイレクトリンクモードの解除を禁止する旨を表す解除禁止情報を生成する解除禁止情報生成工程と、
    前記解除指示情報の送信元となる前記端末装置に対し、前記解除禁止情報を送信する第2送信工程と、
    前記基地局側解除決定工程によって、前記ダイレクトリンクモードを解除することが決定された場合に前記ダイレクトリンクモードを前記他の通信モードに切り替えることによって解除する解除工程と
    を具備する
    ことを特徴とするダイレクトリンクモードの解除方法。


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