JPWO2006051614A1 - アレーアンテナの校正装置および方法 - Google Patents

アレーアンテナの校正装置および方法 Download PDF

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一成 紀平
平田 和史
和史 平田
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Abstract

複数素子を同時に校正でき、素子数が多いアレーアンテナにおいても効率的な校正を行う。アレーアンテナ1を構成する各アンテナ素子で受信された校正用信号の受信信号の位相を設定された位相値列に基づいて制御する位相制御部2と、各アンテナ素子の受信信号の合成信号と前記位相制御部2で用いた位相値列との相互相関値を求める相関演算部5と、前記相関演算部5により求めた相互相関値に基づきアレーアンテナ1を構成する全てのアンテナ素子間の校正係数を算出する校正係数計算部6とを備え、前記校正係数に基づき各アンテナ素子の振幅位相を校正する。

Description

この発明は、アレーアンテナ、特にフェーズドアレーアンテナにおいて効率的な校正を行うためのアレーアンテナの校正装置および方法に関する。
アレーアンテナにおいて、所望の放射特性を得るためには各アンテナ素子の振幅位相特性を把握し、補正する校正技術が必須となる。この際、素子毎の受信系あるいは送信系における振幅位相偏差を精度よく測定することが重要である。
従来のアンテナ測定法では、各素子アンテナにつながれている移相器を用い、各素子アンテナの位相変化に対する合成電力の変化を測定することで、素子アンテナの振幅位相を測定するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特公平3−38548号公報
上述した従来の技術においては、各素子の移相器の位相値を変化させて、合成出力の振幅レベルのみから校正値を算出しているが、1素子毎にしか校正処理が行えないために、素子数が多い大規模のアレーアンテナにおいては測定処理に膨大な時間が必要となる課題があった。
この発明は、前述した問題点を解決するためになされたもので、複数素子を同時に校正でき、素子数が多いアレーアンテナにおいても効率的な校正を行うことができるアレーアンテナの校正装置および方法を得ることを目的とする。
この発明に係るアレーアンテナの校正装置および方法は、校正係数に基づき各アンテナ素子の振幅位相を校正するアレーアンテナの校正装置および方法であって、アレーアンテナを構成する各アンテナ素子で受信された校正用信号の受信信号の位相を設定された位相値列に基づいて制御する位相制御手段(ステップ)と、各アンテナ素子の受信信号の合成信号と前記位相制御手段で用いた位相値列との相互相関値を求める相関演算手段(ステップ)と、前記相関演算手段(ステップ)により求めた相互相関値に基づきアレーアンテナを構成する全てのアンテナ素子間の校正係数を算出する校正係数計算手段(ステップ)とを備え、前記位相制御手段(ステップ)で用いた前記位相値列は、各アンテナ素子間で直交する組合せとし、2値の直交符号に基づき各値を180度異なる位相値に割り当てる、または前記位相制御手段(ステップ)として、移相器を用い、前記位相制御手段(ステップ)で用いた前記位相値列は、各アンテナ素子間で直交する組合せとし、移相器の全位相値に対応する数の信号点を有する多値直交符号に基づき割り当てることを特徴とする。
また、他の発明に係るアレーアンテナの校正装置および方法は、校正係数に基づき各アンテナ素子の振幅位相を校正するアレーアンテナの校正装置および方法であって、アレーアンテナを構成する各アンテナ素子から放射される校正用信号の位相を設定された位相値列に基づいて制御する位相制御手段(ステップ)と、前記各アンテナ素子から放射された前記校正用信号を受信する校正用アンテナの受信信号と前記位相制御ステップで用いた位相値列との相互相関値を求める相関演算手段(ステップ)と、前記相互相関演算手段(ステップ)により求めた相互相関値に基づきアレーアンテナを構成する全てのアンテナ素子間の校正係数を算出する校正係数計算手段(ステップ)とを備え、前記位相制御手段(ステップ)で用いた前記位相値列は、各アンテナ素子間で直交する組合せとし、2値の直交符号に基づき各値を180度異なる位相値に割り当てる、または前記位相制御手段(ステップ)として、移相器を用い、前記位相制御手段(ステップ)で用いた前記位相値列は、各アンテナ素子間で直交する組合せとし、移相器の全位相値に対応する数の信号点を有する多値直交符号に基づき割り当てることを特徴とする。
この発明によれば、複数素子を同時に校正でき、素子数が多いアレーアンテナにおいても効率的な校正を行うことができる。
この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナの校正装置の構成を示すブロック図、 この発明の実施の形態2に係るアレーアンテナの校正装置の構成を示すブロック図、 2ビット移相器の位相値の説明図、 4ビット移相器における振幅誤差の推定精度を、従来の方法とこの発明の方法とを比較して示す図、 4ビット移相器における位相誤差の推定精度を、従来の方法とこの発明の方法とを比較して示す図、 この発明の実施の形態3に係るアレーアンテナの校正装置の構成を示すブロック図、 この発明の実施の形態1ないし3の変形例に係るアレーアンテナの校正装置の構成を示すブロック図である。
以下、この発明に係るアレーアンテナの校正装置および方法を、図示実施の形態に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナの校正装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナの校正装置および方法を説明するための構成を示すブロック図である。図1に示すアレーアンテナの校正装置は、K個のアンテナ素子A1〜AKで構成されるアレーアンテナ1、移相器2−1から2−Kから構成され、各アンテナ素子で受信された信号の位相を設定された位相値列に基づき制御する位相制御部2、移相器2−1から2−Kで設定する各位相値を決定するため使用する符号列を発生させる直交符号発生器3、位相制御後の各アンテナ素子の受信信号を合成する合成器4、合成器4による合成出力と移相器の制御に用いた直交符号発生器3からの符号列との相互相関演算を行う相関演算部5、相関演算部5で求めた相互相関値に基づき各アンテナ素子の振幅・位相偏差を補償する相対校正係数を決定する校正係数計算部6、及び校正のための基準信号を送信する校正用送信アンテナ7から構成される。
次に、この実施の形態1に係るアレーアンテナの校正装置の動作について図面を参照しながら説明する。
アレーアンテナ1においては、校正用送信アンテナ7から送信された既知の波形である基準信号S(t)を各アンテナ素子で受信する。この基準信号は、変調信号、無変調信号(CW波:Carrier Wave)、あるいはパルス信号などであってもよい。各アンテナ素子の振幅位相特性、ケーブル特性のバラツキ、増幅器など受信モジュールの振幅位相特性はそれぞれ異なるので、所望のアレーパターンを形成するためには、これら系全体としての振幅・位相変動を推定し、校正することが重要となる。
ここで、アンテナ素子kの受信信号xk(t)は、次のように表すことができる。
Figure 2006051614
以下、式(1)における振幅・位相変動を推定する方法を述べる。
直交符号発生器3では、校正対象である素子数分の互いに直交する組合せとなる符号パターン群を発生させる。このとき、各符号の取りうる値は多値であってもかまわないし、2値であってもかまわない。位相制御部2では、この直交符号に基づき、各アンテナ素子の受信信号の位相を制御することで、一種の位相変調を施し直交化処理を行う。例えば、直交符号が2値である場合、アンテナ素子kに対応した直交符号が1の場合には移相器2−kの位相値を0度に、符号が−1の場合には位相値を180度(π[rad])に割り当てて設定する。
このようにして、位相制御した信号bは次のように表される。
Figure 2006051614
ここで、上記記述との対応からck=1のときθk=0、ck=−1のときθk=πとなる。
従って、各アンテナ素子に対応する直交符号パターンには、次の関係が成り立つ。
Figure 2006051614
なお、*は複素共役を表す。
また、合成器4により各アンテナ素子の受信信号は合成され、次のような出力信号y(t)が得られる。
Figure 2006051614
校正用の基準信号S(t)は、各アンテナ素子間で共通、かつ既知であるので、各アンテナ素子の振幅・位相変動が直交符号パターンの周期T内で一定であるという条件が成り立つ環境では、合成器4の出力信号y(t)と直交符号発生器3からの直交符号パターンck(t)との相関を取ることにより、アンテナ素子kの振幅・位相変動を測定することが可能となる。
従って、相関演算部5において、次のような演算に基づいて相互相関値βkが求められる。
Figure 2006051614
式(6)において、直交符号パターンの周期T内での振幅・位相変動は一定としている。
このようにして、各アンテナ素子の振幅・位相変動が同時に測定できるので、校正係数計算部6においては、たとえば、β1を基準にして次のように各アンテナ素子の相対校正係数ρkを決めることができる。
Figure 2006051614
なお、基準とするアンテナ素子はこれに限るものではなく、どの素子を用いても良い。このようにして求めた相対校正係数ρkに基づき、各アンテナ素子における振幅・位相を補正することで、所望のアレーパターンが得られる。
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2に係るアレーアンテナの校正装置および方法を説明するための構成を示すブロック図である。図2に示す実施の形態2に係るアレーアンテナの校正装置において、図1に示す実施の形態1の構成と同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。図2に示す実施の形態2では、図1に示す実施の形態1の直交符号発生器3の代わりに、校正対象である素子数を超える次元のアダマール行列を発生するアダマール行列発生器8を設けている。
このアダマール行列発生器8では、次のようなN次元の行列Hを発生させる。
Figure 2006051614
アダマール行列は正方行列であり、Hの元素aijは+1か−1のいずれかである。また、任意の2つの行ベクトルはすべて直交する性質を有する。従って、K素子を校正する場合、次のようにしてN≧Kを満足する次元のアダマール行列HNを生成する。
Figure 2006051614
ここで、Nは2i(i=0,1,2,・・・)である。このような行列Hの行ベクトルの元素に従い、+1の場合は0度、−1では180度といった180度異なる位相値の組合せからなる位相パターンによる位相回転を各アンテナ素子の受信信号に与えることで、上記実施の形態1と同様の効果を得る。本実施の形態2では、mビットのディジタル移相器では2m-1組の位相値の組合せが存在する。
2ビット移相器を例にとり動作を説明すると、図3に示すように、位相値として4値(0、90、180、270度)を取り得る。このとき□印の(0、180)度と○印の(90、270)度の位相値の組合せによりそれぞれ位相制御を行うことで、全位相値による振幅・位相変動の校正値を求めることができる。3素子を校正する場合、次のような行列H4を発生させる。
Figure 2006051614
このうち、第1行ベクトルの元素はすべて1であり片側の位相値しか使用できないことになるので、通常は利用しない。まず、(0、180)度の位相値の組合せにより校正値を算出するために、式(10)の直交符号パターンから1には0、−1にはπという位相を対応させた、次のような行列Q1により移相器の位相を変化させる。各行ベクトルが各移相器の位相パターンに対応する。
Figure 2006051614
なお、符号と位相の対応については、この逆(1にπ、−1に0)に対応させてもよい。式(11)の位相パターンに従って、一定の時間間隔で移相器の位相を0とπ[rad]で切り替えることで位相制御が可能となり、前記実施の形態1にて説明した、次のような行列C1の各行ベクトルとの相関演算により各アンテナ素子の振幅・位相変動の分離が実現できる。
Figure 2006051614
この行列は、式(10)の第2行ベクトル以降の元素からなる行列である。
同様に、(90、270)度の位相値の組合せによる処理を行うために、次のような行列Q2を発生させ、移相器の位相を制御する。
Figure 2006051614
このときの相関演算部5で使用する直交符号パターンは、位相値が(0、180)度の場合に比べて、全体に90度回転していることを考慮して、次のような行列の各行ベクトルを使用する。
Figure 2006051614
このようにして、mビット移相器においては2m-1回同様の処理を行うことで、それぞれの位相値の組合せで式(6)の結果が得られる。実際には移相器の位相値毎に振幅・位相特性が異なるので、次のようにこれらを平均した値を校正係数の計算に使用する。これにより、式(15)に基づき各素子につき一つの校正係数を算出することが可能となる。この平均化の処理は、位相値毎の振幅・位相特性のばらつきの影響を小さくできると共に、校正装置に保存しなければならない校正係数の総数を低減できる効果を有する。
Figure 2006051614
図4と図5は、4ビット移相器における振幅誤差と位相誤差の推定精度を、従来の方法とこの発明の方法とを比較して示すものであり、この発明の有効性が理論値および計算値から明らかとなっている。なお、各アンテナ素子における振幅誤差、位相誤差の標準偏差は表1のとおりである。
Figure 2006051614
このようにして、各アンテナ素子の校正係数が同時に求めることができるので、測定に要する時間の大幅な削減が可能となる。また、従来の方法よりも高精度な校正ができる。もちろん、各位相値ペアでの校正において、さらに測定精度を上げるために式(11)や式(13)に示す位相パターンを繰り返し利用して測定することで、測定サンプルを増やして雑音の影響等を低減してもよい。また、校正用の基準信号S(t)については、同一時間の波形を利用するので、校正期間中のS(t)のレベル変動の影響をほぼ無視でき、測定系が簡素化できる。
また、図2に示す構成の実施の形態2では、直交符号生成にアダマール行列を利用したが、ウォルシュ符号や直交ゴールド符号など他の直交符号を使用してもよい。
また、図1および図2の実施の形態1および2では、校正用の基準信号を校正用送信アンテナ7から供給しているが、ケーブルなどで各アンテナ素子に直接接続して空間に放射せずに基準信号を供給する校正系としてもよい。この場合であっても、同じ基準信号を各アンテナ素子に供給することで同様の効果が得られる。
また、図2に示す構成の実施の形態2では、すべての位相値を利用して、その振幅・位相変動の平均値から校正係数を計算しているが、ある位相値の校正係数を基準として、移相器の位相値毎に相対校正係数を計算することも可能である。この場合、位相値毎の固体差を考慮した校正係数が得られるので、さらに精度のよい校正が可能となる。
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3に係るアレーアンテナの校正装置および方法を説明するための構成を示すブロック図である。図6に示す実施の形態3に係るアレーアンテナの校正装置において、図1に示す実施の形態1の構成と同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。
上記実施の形態1および2は受信系の校正方法について述べたものであるが、図6に示す本実施の形態3は、送信系の校正方法について説明するものである。従って、校正用の基準信号をアンテナ素子数分に分配する分配器9と、各アンテナ素子から放射された信号を受信する校正用受信アンテナ10を除く他のブロックについては、上記実施の形態1および2と同様の機能を有する。
次に、この実施の形態3に係るアレーアンテナの校正装置の動作について図面を参照しながら説明する。
受信系と同様に、校正用の基準信号を発生させる。この基準信号は分配器9によりアンテナ素子数だけ分配され、位相制御部2に入力される。位相制御部2においては、上記実施の形態1および2と同様に、直交符号に基づく移相器の位相値を制御してアンテナ素子間で直交する信号を生成する。その後、アレーアンテナ1の各アンテナ素子から放射された信号は、校正用受信アンテナ10において受信される。
相関演算部5においては、受信された信号と直交符号発生器3で発生された前記直交符号との相関演算を行い、校正係数計算部6において各アンテナ素子の相対校正係数が求められる。この相対校正係数に基づき、アレーアンテナ1の振幅および位相特性を校正することにより、所望の送信アレーパターンを常に実現することが可能となる。
このように、実施の形態1および2における受信系と同様に、校正用受信アンテナ10の受信信号と直交符号パターンとの相関演算により、全アンテナ素子の送信系での振幅変動、位相変動が同時に測定可能となる。
また、上記実施の形態1ないし3では位相制御について、移相器の位相値を変化させることで実現しているが、これらの処理がA/D変換後のディジタルデータに対して行われる場合は、図7に示すように、乗算器11−1から11−Kを備える位相制御部11により同様の効果が得られる。
また、上記実施の形態では、2つの位相値の組合せにて校正係数を求める方法について述べたが、移相器の全位相状態数に対応した多値直交符号を用いる場合には、一括して上記校正係数を計算することが可能である。たとえば、2ビット移相器においては、4値の直交符号を使用すればよい。

Claims (20)

  1. 校正係数に基づき各アンテナ素子の振幅位相を校正するアレーアンテナの校正装置であって、
    アレーアンテナを構成する各アンテナ素子で受信された校正用信号の受信信号の位相を設定された位相値列に基づいて制御する位相制御手段と、
    各アンテナ素子の受信信号の合成信号と前記位相制御手段で用いた位相値列との相互相関値を求める相関演算手段と、
    前記相関演算手段により求めた相互相関値に基づきアレーアンテナを構成する全てのアンテナ素子間の校正係数を算出する校正係数計算手段と
    を備え、
    前記位相制御手段で用いた前記位相値列は、各アンテナ素子間で直交する組合せとし、2値の直交符号に基づき各値を180度異なる位相値に割り当てる
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正装置。
  2. 請求項1に記載のアレーアンテナの校正装置において、
    前記位相制御手段として、移相器を利用する
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正装置。
  3. 請求項2に記載のアレーアンテナの校正装置において、
    上記180度異なる2つの位相値の組合せにおける相関演算処理および校正係数計算処理を繰り返し、移相器のすべての位相値を使用する
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正装置。
  4. 請求項3に記載のアレーアンテナの校正装置において、
    校正係数算出の際に、各素子につき一つの校正係数を算出する
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正装置。
  5. 請求項3に記載のアレーアンテナの校正装置において、
    前記移相器の位相値毎に校正係数を算出する
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正装置。
  6. 請求項1に記載のアレーアンテナの校正装置において、
    前記直交符号として、校正対象である素子数を超える次元のアダマール行列を利用する
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正装置。
  7. 校正係数に基づき各アンテナ素子の振幅位相を校正するアレーアンテナの校正装置であって、
    アレーアンテナを構成する各アンテナ素子で受信された校正用信号の受信信号の位相を設定された位相値列に基づいて制御する位相制御手段と、
    各アンテナ素子の受信信号の合成信号と前記位相制御手段で用いた位相値列との相互相関値を求める相関演算手段と、
    前記相関演算手段により求めた相互相関値に基づきアレーアンテナを構成する全てのアンテナ素子間の校正係数を算出する校正係数計算手段と
    を備え、
    前記位相制御手段として、移相器を利用し、前記位相制御手段で用いた前記位相値列は、各アンテナ素子間で直交する組合せとし、移相器の全位相値に対応する数の信号点を有する多値直交符号に基づき割り当てる
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正装置。
  8. 校正係数に基づき各アンテナ素子の振幅位相を校正するアレーアンテナの校正装置であって、
    アレーアンテナを構成する各アンテナ素子から放射される校正用信号の位相を設定された位相値列に基づいて制御する位相制御手段と、
    前記各アンテナ素子から放射された前記校正用信号を受信する校正用アンテナと、
    前記校正用アンテナの受信信号と前記位相制御手段で用いた位相値列との相互相関値を求める相関演算手段と、
    前記相互相関演算手段により求めた相互相関値に基づきアレーアンテナを構成する全てのアンテナ素子間の校正係数を算出する校正係数計算手段と
    を備え、
    前記位相制御手段で用いた前記位相値列は、各アンテナ素子間で直交する組合せとし、2値の直交符号に基づき各値を180度異なる位相値に割り当てる
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正装置。
  9. 請求項8に記載のアレーアンテナの校正装置において、
    前記位相制御手段として、移相器を利用する
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正装置。
  10. 校正係数に基づき各アンテナ素子の振幅位相を校正するアレーアンテナの校正装置であって、
    アレーアンテナを構成する各アンテナ素子から放射される校正用信号の位相を設定された位相値列に基づいて制御する位相制御手段と、
    前記各アンテナ素子から放射された前記校正用信号を受信する校正用アンテナと、
    前記校正用アンテナの受信信号と前記位相制御手段で用いた位相値列との相互相関値を求める相関演算手段と、
    前記相互相関演算手段により求めた相互相関値に基づきアレーアンテナを構成する全てのアンテナ素子間の校正係数を算出する校正係数計算手段と
    を備え、
    前記位相制御手段として、移相器を利用し、前記位相制御手段で用いた前記位相値列は、各アンテナ素子間で直交する組合せとし、移相器の全位相値に対応する数の信号点を有する多値直交符号に基づき割り当てる
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正装置。
  11. 校正係数に基づき各アンテナ素子の振幅位相を校正するアレーアンテナの校正方法であって、
    アレーアンテナを構成する各アンテナ素子で受信された校正用信号の受信信号の位相を設定された位相値列に基づいて制御する位相制御ステップと、
    各アンテナ素子の受信信号の合成信号と前記位相制御手段で用いた位相値列との相互相関値を求める相関演算ステップと、
    前記相関演算ステップにより求めた相互相関値に基づきアレーアンテナを構成する全てのアンテナ素子間の校正係数を算出する校正係数計算ステップと
    を備え、
    前記位相制御ステップで用いた前記位相値列は、各アンテナ素子間で直交する組合せとし、2値の直交符号に基づき各値を180度異なる位相値に割り当てる
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正方法。
  12. 請求項11に記載のアレーアンテナの校正方法において、
    前記位相制御ステップとして、移相器を利用する
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正方法。
  13. 請求項12に記載のアレーアンテナの校正方法において、
    上記180度異なる2つの位相値の組合せにおける相関演算処理および校正係数計算処理を繰り返し、移相器のすべての位相値を使用する
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正方法。
  14. 請求項13に記載のアレーアンテナの校正方法において、
    校正係数算出の際に、各素子につき一つの校正係数を算出する
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正方法。
  15. 請求項13に記載のアレーアンテナの校正方法において、
    前記移相器の位相値毎に校正係数を算出する
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正方法。
  16. 請求項11に記載のアレーアンテナの校正方法において、
    前記直交符号として、校正対象である素子数を超える次元のアダマール行列を利用する
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正方法。
  17. 校正係数に基づき各アンテナ素子の振幅位相を校正するアレーアンテナの校正方法であって、
    アレーアンテナを構成する各アンテナ素子で受信された校正用信号の受信信号の位相を設定された位相値列に基づいて制御する位相制御ステップと、
    各アンテナ素子の受信信号の合成信号と前記位相制御手段で用いた位相値列との相互相関値を求める相関演算ステップと、
    前記相関演算ステップにより求めた相互相関値に基づきアレーアンテナを構成する全てのアンテナ素子間の校正係数を算出する校正係数計算ステップと
    を備え、
    前記位相制御ステップで用いた前記位相値列は、各アンテナ素子間で直交する組合せとし、前記位相制御ステップとして、移相器を利用し、移相器の全位相値に対応する数の信号点を有する多値直交符号に基づき割り当てる
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正方法。
  18. 校正係数に基づき各アンテナ素子の振幅位相を校正するアレーアンテナの校正方法であって、
    アレーアンテナを構成する各アンテナ素子から放射される校正用信号の位相を設定された位相値列に基づいて制御する位相制御ステップと、
    前記各アンテナ素子から放射された前記校正用信号を受信する校正用アンテナの受信信号と前記位相制御ステップで用いた位相値列との相互相関値を求める相関演算ステップと、
    前記相互相関演算ステップにより求めた相互相関値に基づきアレーアンテナを構成する全てのアンテナ素子間の校正係数を算出する校正係数計算ステップと
    を備え、
    前記位相制御ステップで用いた前記位相値列は、各アンテナ素子間で直交する組合せとし、2値の直交符号に基づき各値を180度異なる位相値に割り当てる
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正方法。
  19. 請求項18に記載のアレーアンテナの校正方法において、
    前記位相制御ステップとして、移相器を利用する
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正方法。
  20. 校正係数に基づき各アンテナ素子の振幅位相を校正するアレーアンテナの校正方法であって、
    アレーアンテナを構成する各アンテナ素子から放射される校正用信号の位相を設定された位相値列に基づいて制御する位相制御ステップと、
    前記各アンテナ素子から放射された前記校正用信号を受信する校正用アンテナの受信信号と前記位相制御ステップで用いた位相値列との相互相関値を求める相関演算ステップと、
    前記相互相関演算ステップにより求めた相互相関値に基づきアレーアンテナを構成する全てのアンテナ素子間の校正係数を算出する校正係数計算ステップと
    を備え、
    前記位相制御ステップとして、移相器を利用し、前記位相制御ステップで用いた前記位相値列は、各アンテナ素子間で直交する組合せとし、移相器の全位相値に対応する数の信号点を有する多値直交符号に基づき割り当てる
    ことを特徴とするアレーアンテナの校正方法。
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