JPWO2006011493A1 - 通信ネットワークの制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 アプリケーションのレベルでの通信の連続性を保証したスムーズでシームレスな端末切り替えを実現する。【解決手段】 通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段と、通信端末間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段と、セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段と、を備え、切替要求処理手段は、通信端末からセッション切替要求信号を受信して、いったんセッションを中断する機能、呼制御手段に対して切替先の通信端末との呼接続を行なうよう指示する機能、切替先の通信端末上のアプリケーションとの間でセッションを確立する機能、およびセッション確立後、相手側の通信端末との間でセッションを再開する機能を発揮する。【選択図】 図4

Description

本発明は、移動通信サービスを提供する通信ネットワークの制御技術に関し、特に、ユーザが、利用している端末を通信中に異なる端末に切り替えた際にも、途切れることなく通信を継続できるシームレスな端末切り替え機能を有する通信ネットワークの制御システムに関する。
近年、インターネットに代表されるネットワークサービスや、携帯電話の急速な普及拡大により、更に高度な通信サービスの実現が期待されている。携帯電話では、ユーザが端末を持ちながら移動しても通信が継続される、いわゆるハンドオーバ機能、モビリティ管理機能が提供されているが、この機能を更に発展、高度化させて、通信中に端末を変更しても通信が継続できる機能の実現などが望まれている。
通信ネットワークが拡大、発展して、様々な端末がネットワークに接続可能になると、ユーザは通信ネットワークに接続可能な多種の通信端末を所有するようになる。これらの通信端末としては、携帯電話のような可搬型の端末だけでなく、例えばテレビ受像機のような家庭内に設置される据え置き型の機器も通信端末として機能することが予想される。
一方、通信ネットワーク側では、インターネットの発展によって構築されたIP(Internet Protocol)通信技術を活用した共通IPバックボーンを設けることによって、無線、有線などのアクセス手段や、ネットワークのオペレータ、サービスのプロバイダの違いを意識せずに各種の通信端末で共通のサービスを享受することが容易となる。
このような状況では、ユーザは、例えば移動通信端末、PDA、パーソナルコンピュータなどの自分が所有する通信端末を、ユーザの状況などに応じて自由に使い分けるようになり、同一のサービスであっても、その時点で自分が保有、選択する端末によって当該サービスを利用したいとの要求が生じる。更に、通信中に端末を別の端末に切り替えたい場面も想定され、その際には、通信を一旦切断して、別の端末から改めて接続するのではなく、通信の状態を維持したままで途切れることなくシームレスに別の端末へ切り替えたいというユーザの要求を実現する必要がある。具体的には、自宅のパーソナルコンピュータで映像コンテンツをストリーミング配信で視聴していたが、外出時には、受信端末を移動通信端末やPDAに切り替えて、外出先へ携帯する端末で同一コンテンツを引き続き視聴する例がある。また、外出中にテレビ電話で相手と通信している途中で帰宅したため、自宅のテレビに切り替えて相手とのテレビ電話の通信を継続する例なども考えられる。
上述したようなシームレスな端末切り替えを実現するにあたり、マルチキャスト型の配信を受信している場合は、送信側端末から同一コンテンツのデータが複数(不特定多数)の通信端末に向けて同時に配信されているため、切り替え先の端末でも当該データを受信するように当該受信端末をその送信側端末へ接続すれば良く、比較的容易に端末切り替えが実現できる。
しかしながら、ある特定の端末だけに配信されるユニキャスト型配信、あるいは1対1の通信の場合には、送信側端末に対して、一旦通信の中断を指示して、切り替え先の端末をその送信側端末に接続してから、受信側の端末を切り替えたことを通知した上で、通信を再開するという手順が必要となる。
このような従来の通信ネットワークの制御システムにおける端末切り替えの例を図6に示す。図6の例では、ユーザは、通信に利用していた通信端末#1を通信端末#2に切り替える場合を示す。まず、ユーザは、データを受信中の通信端末#1から配信側のサーバ装置Xに対して、矢印101で示す制御情報を送信して、配信の中断を指示する。次に、通信ネットワーク内の制御装置Yに対して、サーバ装置Xとの通信接続の切断を要求する矢印102に示す制御情報を送出して、通信を切断する。次に、ユーザは、切り替え先である通信端末#2から通信ネットワークの制御装置Yに対して、矢印103に示すように前述と同一のサーバ装置Xへの接続要求を送出すると、制御装置Yは通信ネットワーク内に通信端末#2とサーバ装置Xとの通信経路を設定して、当該装置間での接続を設定する。続いて通信端末#2からサーバ装置Xに対して、矢印104に示す配信の再開を指示する制御情報を送出すると、サーバ装置Xは、上記配信を中断された時点からのデータを送出することによって、ユーザは通信端末#2を用いて続きのデータを受信することができ、端末切り替えが実行できる。
ここで、切り替え先の通信端末#2がサーバ装置Xと接続するためのサーバ装置Xのアドレス情報は、電話番号やURLなどの形式により、ユーザが通信端末#2を操作して入力するなどの手段によって指定される。この例では、通信ネットワークの制御装置Yは、通信端末#1または#2とサーバ装置Xとの間の接続および切断のみを行なっており、端末を切り替えるための制御機能を有しておらず、通信端末およびサーバ装置における通信の中断、再開機能によって端末の切り替えが実現される。
端末切り替えのもう一つの方法の従来例を、図7に示す。受信側の通信端末#1は、端末の切り替えにあたって、矢印201に示すように配信側サーバ装置Xに対して配信の中断を指示する制御情報を送出する。サーバ装置Xとの通信が保留された後、ユーザが転送操作を行なうと、通信端末#1は、矢印202に示すように通信ネットワークの制御装置Yに対して、サーバ装置Xとの間の接続を通信端末#2へ転送することを要求する制御情報を送出する。その制御情報を受信した制御装置Yは、矢印203に示すように通信端末#2に対してサーバ装置Xとの接続を指示する制御情報を送出することによって通信端末#2へ発呼して、矢印204に示すように通信端末#2が当該発呼に対して応答すると、通信端末#2とサーバ装置Xとの間に通信経路を設定することによって接続を確立する。
その後、矢印205に示すように転送元の通信端末#1と制御装置Yとの間での制御情報の送受によって、通信端末#1とサーバ装置Xとの接続が切断されると共に、通信端末#2は上記サーバ装置Xに対して、矢印206に示す保留中の通信の再開を要求する制御情報を送出することによって、通信端末#2が続きのデータを受信する。この例においては、通信ネットワーク内の制御装置Yは、呼を別の端末へ転送するための制御機能は有しているものの、当該制御装置Yは、通信端末/サーバ装置間でのデータ送受信の中断、再開を制御する機能は備えておらず、通信の連続性、即ちシームレスな切り替えを保証するものではない。
藪崎他「モバイルネットワークAll−IP化特集」、NTT DoCoMo テクニカルジャーナル Vol.10 No.4 2003年1月、p.6−34 今井他「ユビキタスアプリケーションの実現に向けたサービスハンドオフ機構」、第4回 YRP移動体通信産学官交流シンポジウム予稿集、2002年、p.112−113 金子他「動的なネットワークサービスのためのセッションレイヤモビリティサポート」、第4回 YRP移動体通信産学官交流シンポジウム予稿集、2002年、p.114−115
しかしながら、上述したいずれの従来例においても、端末切り替え時には、通信端末とサーバ装置間、即ちエンド・エンド間での通信の保留と再開によって連続性が確保されているに過ぎず、途切れのないシームレスな切り替えを保証するものではない。つまり、サーバ装置Xに通信、即ちデータ伝送を保留する機能を設けておき、保留した後に別の通信端末からデータ伝送の再開を要求することによって、見かけ上、端末切り替えを実現しているだけである。これは、サーバ装置に蓄積されたコンテンツを通信端末へ一方向に配信するような場合や、テレビ電話のような1対1の双方向型のリアルタイム通信を行なう場合などには、ある程度の機能は実現できる。しかし、上位の通信アプリケーションが伝送データに応じた状態を持つ場合、例えば、通信型のゲームの続きを別の端末で実行したり、通信しながら同一文書を編集する共同作業を行ったりする場合には、上記通信アプリケーションの状態を切り替え先の端末へ通知することが困難であるという問題点があった。
すなわち、テレビ電話やコンテンツ配信のようなサービスであっても、多数のメディアを同時に利用するアプリケーションや、各種のコンテンツ/情報を連携して利用するアプリケーションなど、エンド・エンドのアプリケーション間で複数の通信(コネクション)を設定している場合には、別の端末への切り替えの処理、手順が煩雑になるという問題点があった。
更に、端末の切り替えに併せて、端末能力に応じた最適な通信形態(ビットレート、解像度など)でコンテンツを受信するために、ネットワークのサービス品質(ビットレート、遅延、その他)を適切に制御するような通信ネットワーク制御と連携したサービスの提供が困難であるという問題点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、データ受信中の受信側通信端末を別の通信端末に切り替える際に、通信ネットワーク内の制御装置において、端末切り替えのための呼の転送、およびエンド・エンドのアプリケーション間の論理的なデータ伝送パスであるセッションの管理と転送を行なう機能を設けることにより、上記問題点を解決し、アプリケーションのレベルでの通信の連続性を保証したスムーズでシームレスな端末切り替えを実現すると共に、通信ネットワークが備える他の管理、制御機能との連携が容易であり、それによって高度で高機能な通信サービスを簡単に実現することができ、拡張性、柔軟性に富んだ通信ネットワークの制御システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、切替前の通信端末もしくは通信ネットワーク内の制御装置から、切替先の通信端末へ、セッションの状態、通信アプリケーションの状態を通知する機能を設けることによって、複雑な通信形態や複雑な状態管理が必要なアプリケーションにおいても、通信端末やサーバ装置における処理を複雑にすることなく、当該状態を保持したままでの端末切り替えを実現することができ、各種の高度なアプリケーション、通信サービスを提供できる通信ネットワークの制御システムを実現することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するため、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明に係る通信ネットワークの制御システムは、通信端末間の通信を中断させることなく、当該通信を行なっている少なくとも一つの通信端末を、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替えて前記通信を継続させる制御を行なう通信ネットワークの制御システム(10)であって、トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって前記通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段(171a)と、前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段(172)と、セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段(181)と、を備え、前記切替要求処理手段(181)は、前記通信端末からセッション切替要求信号を受信して、いったんセッションを中断する機能(181a,181b)と、前記呼制御手段(171a)に対して切替先の通信端末との呼接続を行なうよう指示する機能(181a,181c)と、前記切替先の通信端末上のアプリケーションとの間でセッションを確立する機能(181a,181d)と、前記セッション確立後、相手側の通信端末との間でセッションを再開する機能(181a,181b)と、を発揮することを特徴としている。
このように、通信ネットワークにおいて、データの伝送経路を設定、管理する機能に加えて、エンド・エンドでのセッション、即ち伝送されたデータを利用するアプリケーション間での論理的な伝送路の管理、制御機能と前記セッションの転送機能が発揮されるので、セッションおよびアプリケーションの状態管理まで含めた通信端末のスムーズかつシームレスな切り替えを実現することが可能となる。また、通信ネットワークが備える他の管理、制御機能との連携が容易となり、それによって高度で高機能な通信サービスを簡単に実現することができ、拡張性、柔軟性を向上させることが可能となる。
(2)また、本発明に係る通信ネットワークの制御システムは、通信端末間の通信を中断させることなく、当該通信を行なっている少なくとも一つの通信端末を、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替えて前記通信を継続させる制御を行なう通信ネットワークの制御システム(10)であって、トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって前記通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段(171a)と、前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段(172)と、セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段(181)と、を備え、前記セッション管理手段(172)は、前記通信端末の種別、属性、処理および利用可能なビットレート、メディア種別、およびコーデック種別を含む端末能力情報を管理する機能を発揮し、前記切替要求処理手段(181)は、前記通信端末からセッション切替要求信号および切替先の通信端末の前記端末能力情報を受信して、いったんセッションを中断する機能(181a,181b)と、前記受信した端末能力情報に基づいて、相手側の通信端末との伝送経路およびセッションを、前記端末能力に応じた伝送経路およびセッションに変更する制御を行なう機能(181a,181d)と、前記呼制御手段(171a)に対して切替先の通信端末との呼接続を行なうよう指示する機能(181a,181c)と、前記切替先の通信端末上のアプリケーションとの間でセッションを確立する機能(181a,181d)と、前記セッション確立後、相手側の通信端末との間で前記端末能力に応じた新たなセッションを再開する機能(181a,181b)と、を発揮することを特徴としている。
このように、通信ネットワークにおいて、データの伝送経路を設定、管理する機能に加えて、エンド・エンドでのセッション、即ち伝送されたデータを利用するアプリケーション間での論理的な伝送路の管理、制御機能と前記セッションの転送機能が発揮されるので、セッションおよびアプリケーションの状態管理まで含めた通信端末のスムーズかつシームレスな切り替えを実現することが可能となる。また、端末能力情報に基づいて、相手側の通信端末との伝送経路およびセッションを、切替先の端末能力に応じた伝送経路およびセッションに変更するので、端末能力に応じた品質、属性に基づいて、アプリケーションのレベルでの通信の連続性を保証したスムーズでシームレスな端末切り替えを実現することが可能となる。
(3)また、本発明に係る通信ネットワークの制御システムは、通信端末間の通信を中断させることなく、当該通信を行なっている少なくとも一つの通信端末を、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替えて前記通信を継続させる制御を行なう通信ネットワークの制御システム(10)であって、トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段(171a)と、前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段(172)と、セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段(181)と、を備え、前記セッション管理手段(172)は、データ伝送の履歴および通信端末上のアプリケーションの状態を含むセッション状態を管理、記憶するセッション状態記憶機能(172a)を発揮し、前記切替要求処理手段(181)は、前記通信端末からセッション切替要求信号を受信して、いったんセッションを中断する機能(181a,181b)と、前記呼制御手段(171a)に対して切替先の通信端末との呼接続を行なうよう指示する機能(181a,181c)と、前記切替先の通信端末上のアプリケーションとの間でセッションを確立する機能(181a,181c)と、前記セッション確立時に前記セッション状態記憶機能(172a)に保持されているデータ伝送の履歴および通信端末上のアプリケーションの状態を含むセッション状態に関する情報を切替先の通信端末へ通知する機能(181a,181d)と、前記セッション確立後、相手側の通信端末との間でセッションを再開する機能(181a,181b)と、を発揮することを特徴としている。
このように、通信ネットワークにおいて、データの伝送経路を設定、管理する機能に加えて、エンド・エンドでのセッション、即ち伝送されたデータを利用するアプリケーション間での論理的な伝送路の管理、制御機能と前記セッションの転送機能が発揮されるので、セッションおよびアプリケーションの状態管理まで含めた通信端末のスムーズかつシームレスな切り替えを実現することが可能となる。また、切替先の通信端末上のアプリケーションとの間でセッションを確立する際に、制御システムにおけるセッション状態記憶機能で保持されているデータ伝送の履歴および通信端末上のアプリケーションの状態を含むセッション状態に関する情報が、切替先の通信端末へ通知されるので、通信端末は、自局においてセッション状態に関する情報を管理したり制御システムへ送信したりする必要がなくなる。その結果、各通信端末における処理負担が軽減され、端末構成の簡略化およびバッテリ消費量の低減化を図ることが可能となる。
(4)また、本発明に係る通信ネットワークの制御システムにおいて、前記切替要求処理手段(181)は、前記通信ネットワークにおけるトラフィックの状況または伝送部分のリソース状況に基づいて、当該通信を行なっているいずれか一つの通信端末を、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替えるかどうかについて判定を行なう判定機能(181a,181d,181e)を備え、前記判定の結果、当該通信を行なっているいずれか一つの通信端末を、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替える場合、前記諸機能を発揮することを特徴としている。
この構成により、通信端末から通信ネットワークに対して端末の切替要求信号を送信することなく、通信を行なっていない他の通信端末との通信を行なうかどうかを通信ネットワーク側で判断することが可能となる。例えば、第1の通信端末が、移動体通信端末などデータ処理能力や伝送リソースにある程度制約がある端末であり、第2の通信端末がよりデータ処理能力が高く、伝送リソースにも依存しないパーソナルコンピュータなどの端末である場合は、通信ネットワーク側の判断によって、第2の通信端末にセッションを転送することができる。また、通信ネットワークにおけるトラフィックや伝送リソースの利用状況、空き状況などを確認して、伝送リソースに余裕があることを確認した上で、セッションを転送するように利用することもできる。
(5)また、本発明に係る通信ネットワークの制御システムにおいて、前記切替要求処理手段(181)は、当該通信を行なっているいずれか一つの通信端末を、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替える際に、コンテンツデータの形式を切替先の通信端末の受信能力に適合した形式への変換を制御するメディア変換制御機能(181a,181f)部を備え、コンテンツデータを変換後の形式で切替先の通信端末へ転送する経路制御を設定する機能(171b)を発揮することを特徴としている。
このように、コンテンツデータの形式を切替先の通信端末の受信能力に適合した形式に変換するので、仮に、受信側の通信端末間の能力が異なっていたとしても、制御システムによる制御によってデータ形式を個々の通信端末に応じて最適化したうえで伝送することができる。その結果、通信端末側にもサーバ装置側にも負荷を与えることがなくなる。また、通信ネットワークで利用可能な伝送リソースに合わせた形式へ変換するなど、通信ネットワークの状況を反映することが容易となる。これにより、シームレスでユビキタスなサービス環境を提供することが可能となる。
(6)また、本発明に係る通信ネットワークの制御方法は、トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段と、前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段と、セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段と、を備える通信ネットワークの制御システムを用いて、前記通信端末間の通信を中断させることなく、当該通信を行なっている少なくとも一つの通信端末を、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替えて前記通信を継続させる制御を行なう通信ネットワークの制御方法であって、前記通信を行なっている少なくとも一つの通信端末が、前記通信を行なっていない切替先の通信端末に対して、前記通信ネットワークを介さない近距離通信手段を用いて、セッション、通信アプリケーションの状態、および履歴に関する情報を含むセッション切替指示信号を送信するステップ(C401)と、前記セッション切替指示信号を送信した通信端末が、前記切替先の通信端末から応答信号を受信した後に、前記通信ネットワークの制御システムに対してセッション切替要求信号を送信するステップ(C403)と、前記通信ネットワークの制御システムが、前記切替先の通信端末との間で呼接続を行ない(C404-C409)、前記切替先の通信端末上のアプリケーションとの間でセッションを確立する(C424)と共に、切替前の通信端末との呼接続およびセッションを切断するステップ(C425)と、を含むことを特徴としている。
このように、通信ネットワークにおいて、データの伝送経路を設定、管理すると共に、エンド・エンドでのセッション、即ち伝送されたデータを利用するアプリケーション間での論理的な伝送路の管理、制御を行ない、前記セッションの転送を行なうので、セッションおよびアプリケーションの状態管理まで含めた通信端末のスムーズかつシームレスな切り替えを実現することが可能となる。また、通信ネットワークが備える他の管理、制御機能との連携が容易となり、それによって高度で高機能な通信サービスを簡単に実現することができ、拡張性、柔軟性を向上させることが可能となる。更に、切替先の通信端末にセッションを転送することを予め通知、確認することにより、転送されたセッションを受け入れる準備を行なったり、通信端末が他の処理に専有されている場合にはセッションを転送しないなど、スムーズで確実な切替を実現することが可能となる。
(7)また、本発明に係る通信ネットワークの制御方法は、トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段と、前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段と、セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段と、を備える通信ネットワークの制御システムを用いて、前記通信端末間の通信を中断させることなく、当該通信を行なっている少なくとも一つの通信端末を、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替えて前記通信を継続させる制御を行なう通信ネットワークの制御方法であって、前記通信を行なっている少なくとも一つの通信端末が、前記通信を行なっていない切替先の通信端末に対して、前記通信ネットワークを介さない近距離通信手段を用いて、セッション切替指示信号を送信するステップ(C401)と、前記セッション切替指示信号を送信した通信端末が、前記切替先の通信端末から応答信号を受信した後に、前記通信ネットワークの制御システムに対してセッション切替要求を送信するステップ(C403)と、前記通信ネットワークの制御システムが、前記切替先の通信端末との間で呼接続を行ない(C404-C409)、前記切替前のセッション、通信アプリケーションの状態、および履歴に関する情報を含むセッション確立要求信号を送信して(C417)前記切替先の通信端末上のアプリケーションとの間でセッションを確立する(C424)と共に、前記切替前の通信端末との呼接続およびセッションを切断するステップ(C425)と、を含むことを特徴としている。
このように、通信ネットワークにおいて、データの伝送経路を設定、管理すると共に、エンド・エンドでのセッション、即ち伝送されたデータを利用するアプリケーション間での論理的な伝送路の管理、制御を行ない、前記セッションの転送を行なうので、セッションおよびアプリケーションの状態管理まで含めた通信端末のスムーズかつシームレスな切り替えを実現することが可能となる。また、通信ネットワークの制御システムが、切替先の通信端末に対して、切替前のセッション、通信アプリケーションの状態、および履歴に関する情報を送信するので、切替先の通信端末は受信した情報に応じてセッション、通信アプリケーションの設定を行なうことができる。これにより、切替前の品質、属性に基づいて、アプリケーションのレベルでの通信の連続性を保証すると共に、複雑な通信形態や状態管理が必要なアプリケーションに対してもスムーズでシームレスな端末切り替えを実現することが可能となる。
(8)また、本発明に係る通信ネットワークの制御方法は、トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段と、前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段と、セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段と、を備える通信ネットワークの制御システムを用いて、前記通信端末間の通信を中断させることなく、当該通信を行なっている少なくとも一つの通信端末を、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替えて前記通信を継続させる制御を行なう通信ネットワークの制御方法であって、前記通信を行なっている少なくとも一つの通信端末が、前記通信ネットワークの制御システムに対してセッション切替要求を送信するステップ(C501)と、前記通信ネットワークの制御システムが、切替前の通信端末からの転送呼であることを示す情報を含む呼接続要求信号を送信して前記切替先の通信端末との間で呼接続を行ない(C502-C505)、前記切替前の通信端末から転送されたセッションであることを示す情報と前記切替前のセッション、通信アプリケーションの状態、および履歴に関する情報とを含むセッション確立要求信号を送信して(C511)前記切替先の通信端末上のアプリケーションとの間でセッションを確立する(C519)と共に、前記切替前の通信端末との呼接続およびセッションを切断するステップ(C520)と、を含むことを特徴としている。
このように、通信ネットワークにおいて、データの伝送経路を設定、管理すると共に、エンド・エンドでのセッション、即ち伝送されたデータを利用するアプリケーション間での論理的な伝送路の管理、制御を行ない、前記セッションの転送がされるので、セッションおよびアプリケーションの状態管理まで含めた通信端末のスムーズかつシームレスな切り替えを実現することが可能となる。また、通信ネットワークの制御システムが、切替先の通信端末との間で呼接続を行なう際に、切替前の通信端末からの転送呼であることを示す情報を送信すると共に、切替先の通信端末上のアプリケーションとの間でセッションを確立する際に、切替前の通信端末から転送されたセッションであることを示す情報と切替前のセッション、通信アプリケーションの状態、および履歴に関する情報を送信するので、切替先の通信端末は、切替前の通信端末からの転送呼、転送セッションであることを認識した上で、呼接続、セッション接続にそれぞれ応答することができる。また、通信ネットワークの制御システムが、切替先の通信端末に対して、切替前のセッション、通信アプリケーションの状態、および履歴に関する情報を送信するので、切替先の通信端末は受信した情報に応じてセッション、通信アプリケーションの設定を行なうことができる。これにより、切替前の品質、属性に基づいて、アプリケーションのレベルでの通信の連続性を保証すると共に、複雑な通信形態や状態管理が必要なアプリケーションに対してもスムーズでシームレスな端末切り替えを実現することが可能となる。
(9)また、本発明に係る通信端末は、トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段(171a)と、前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段(172)と、セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段(181)と、を備える通信ネットワークの制御システム(10)を介して通信を行なう通信端末(192)であって、前記通信ネットワークの制御システム(10)に対して相手側の通信端末との呼接続を要求する呼接続手段(192a)と、前記通信ネットワークの制御システム(10)に対して相手側の通信端末上のアプリケーションとのセッションの設定を要求するセッション接続手段(192b)と、セッションおよびアプリケーションの状態を管理するセッション管理手段(192c)と、相手側の通信端末との通信を中断することなく、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替える場合、前記切替先の通信端末に対して、前記通信ネットワークを介さずに、前記セッション管理手段が管理しているセッション、アプリケーションの状態に関する情報を含むセッション切替指示信号を送信する近距離通信手段(192d)と、を備え、前記近距離通信手段(192d)により前記セッション切替指示信号を送信し、前記切替先の通信端末から応答信号を受信した後に、前記セッション接続手段(192b)は、前記通信ネットワークの制御システム(10)に対してセッション切替要求信号を送信することを特徴としている。
このように、相手側の通信端末との通信を中断することなく、通信を行なっていない他の通信端末へ切り替える場合、切替先の通信端末に対して、通信ネットワークを介さずに、近距離通信手段が、セッション管理手段が管理しているセッション、アプリケーションの状態に関する情報を含むセッション切替指示信号を送信し、切替先の通信端末から応答信号を受信した後に、セッション接続手段が、通信ネットワークの制御システムに対してセッション切替要求信号を送信するので、セッションおよびアプリケーションの状態管理まで含めた通信端末のスムーズかつシームレスな切り替えを実現することが可能となる。
(10)また、本発明に係る通信端末は、トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段(171a)と、前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段(172)と、セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段(181)と、を備える通信ネットワークの制御システム(10)を介して通信を行なう通信端末(192)であって、前記通信ネットワークの制御システム(10)に対して相手側の通信端末との呼接続を要求する呼接続手段(192a)と、前記通信ネットワークの制御システム(10)に対して相手側の通信端末上のアプリケーションとのセッションの設定を要求するセッション接続手段(192b)と、セッションおよびアプリケーションの状態を管理するセッション管理手段(192c)と、相手側の通信端末との通信を中断することなく、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替える場合、前記セッション接続手段(192b)は、前記通信ネットワークの制御システム(10)に対して、前記セッション管理手段(192c)が管理しているセッション、アプリケーションの状態に関する情報を含むセッション切替要求信号を送信することを特徴としている。
このように、相手側の通信端末との通信を中断することなく、通信を行なっていない他の通信端末へ切り替える場合、セッション接続手段が、通信ネットワークの制御システムに対して、セッション管理手段が管理しているセッション、アプリケーションの状態に関する情報を含むセッション切替要求信号を送信するので、セッションおよびアプリケーションの状態管理まで含めた通信端末のスムーズかつシームレスな切り替えを実現することが可能となる。
(11)また、本発明に係る通信端末は、トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段(171a)と、前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段(172)と、セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段(181)と、を備える通信ネットワークの制御システム(10)を介して通信を行なう通信端末(192)であって、前記通信ネットワークの制御システム(10)との間で制御情報を送受信して相手側の通信端末との呼接続を処理する呼接続手段(192a)と、前記通信ネットワークの制御システム(10)との間で相手側の通信端末上のアプリケーションとのセッションの設定を処理するセッション接続手段(192b)と、セッションおよびアプリケーションの状態を示す情報を受信して、自通信端末でのセッションおよびアプリケーションの状態を設定する状態設定手段(192e)と、前記通信ネットワークを介さずに他の通信端末からセッション切替指示信号を受信する近距離通信手段(192d)と、を備え、他の通信端末が行なっている通信を自通信端末へ切り替える際、前記近距離通信手段(192d)は、切替前の通信端末からセッション切替指示を受信し、前記状態設定手段(192e)は、前記セッション切替指示に含まれるセッション、アプリケーションの状態に関する情報に基づいて、セッション、アプリケーションの状態を設定し、前記セッション接続手段(192b)は、前記通信ネットワークの制御システム(10)からセッション切替要求信号を受信してセッションを確立することを特徴としている。
このように、他の通信端末が行なっている通信を自通信端末へ切り替える際、近距離通信手段が切替前の通信端末からセッション切替指示を受信し、状態設定手段がセッション切替指示に含まれるセッション、アプリケーションの状態に関する情報に基づいて、セッション、アプリケーションの状態を設定し、セッション接続手段が、通信ネットワークの制御システムからセッション切替要求信号を受信してセッションを確立するので、セッションおよびアプリケーションの状態管理まで含めた通信端末のスムーズかつシームレスな切り替えを実現することが可能となる。更に、切替先の通信端末にセッションを転送することを予め通知、確認することにより、転送されたセッションを受け入れる準備を行なったり、通信端末が他の処理に専有されている場合にはセッションを転送しないなど、スムーズで確実な切替を実現することが可能となる。
(12)また、本発明に係る通信端末は、トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段と、前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段と、セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段と、を備える通信ネットワークの制御システム(10)を介して通信を行なう通信端末(192)であって、前記通信ネットワークの制御システム(10)との間で制御情報を送受信して相手側の通信端末との呼接続を処理する呼接続手段(192a)と、前記通信ネットワークの制御システム(10)との間で相手側の通信端末上のアプリケーションとのセッションの設定を処理するセッション接続手段(192b)と、セッションおよびアプリケーションの状態を示す情報を受信して、自通信端末でのセッション、アプリケーションの状態を設定する状態設定手段(192e)と、を備え、他の通信端末が行なっている通信を自通信端末へ切り替える際、前記呼接続手段(192a)およびセッション接続手段(192b)は、前記通信ネットワークの制御システム(10)から呼接続指示信号、セッション切替指示信号をそれぞれ受信し、前記状態設定手段(192e)は、前記セッション切替指示信号に含まれるセッション、アプリケーションの状態に関する情報に基づいてセッション、アプリケーションの状態を設定し、前記呼接続手段(192a)およびセッション接続手段(192b)は、呼接続およびセッションの確立を行なうことを特徴としている。
このように、他の通信端末が行なっている通信を自通信端末へ切り替える際、呼接続手段およびセッション接続手段が、通信ネットワークの制御システムから呼接続指示信号、セッション切替指示信号をそれぞれ受信し、状態設定手段が、セッション切替指示信号に含まれるセッション、アプリケーションの状態に関する情報に基づいてセッション、アプリケーションの状態を設定し、呼接続手段およびセッション接続手段が、呼接続およびセッションの確立を行なうので、セッションおよびアプリケーションの状態管理まで含めた通信端末のスムーズかつシームレスな切り替えを実現することが可能となる。また、切替先の通信端末(自通信端末)は、切替前の通信端末からの転送呼、転送セッションであることを認識した上で、呼接続、セッション接続にそれぞれ応答することができる。また、通信ネットワークの制御システムが、切替先の通信端末(自通信端末)に対して、切替前のセッション、通信アプリケーションの状態、および履歴に関する情報を送信するので、切替先の通信端末(自通信端末)は受信した情報に応じてセッション、通信アプリケーションの設定を行なうことができる。これにより、切替前の品質、属性に基づいて、アプリケーションのレベルでの通信の連続性を保証すると共に、複雑な通信形態や状態管理が必要なアプリケーションに対してもスムーズでシームレスな端末切り替えを実現することが可能となる。
本発明によれば、ユーザは、自己の状況の変化に応じて、切替要求時の簡単なボタン操作などだけで、使用する通信端末の切り替えを、従来技術に比べて大幅に操作の手間と時間的なロスを軽減して実現することができ、より高度なサービスを享受することができる。また、配信側のサーバ装置においても特別に新規の機能を実装しなくても配信サービスが続けられるという利点がある。さらに、受信側の通信端末間の能力が異なっても、サービス制御層の制御によってデータ形式が個々の通信端末に応じて最適化されて伝送されるので、通信端末側にもサーバ装置側にも負荷を与えることがないという利点がある。こうしたサービス提供基盤の共通化により、ユーザは従来型の有線・無線のネットワークやサービスの違い、通信端末の種別の違い等を意識することがなくなり、シームレスでユビキタスなサービス環境を享受可能となる。
本発明に係る通信ネットワークの制御システムは、通信ネットワーク内の制御装置に、データの伝送経路を設定、管理する機能に加えて、エンド・エンドでのセッション、即ち伝送されたデータを利用するアプリケーション間での論理的な伝送路の管理、制御機能と前記セッションの転送機能を発揮する。これらの機能によって、セッションおよびアプリケーションの状態管理まで含めた通信端末のスムーズかつシームレスな切り替えを実現する。
また、本発明に係る通信端末は、端末切り替えを実行するためにセッション、アプリケーションの状態を通知する機能、および、前記通知された状態に基づいてセッション、アプリケーションを当該状態に設定して、再開する機能を発揮する。これらの機能によって、セッションの状態を的確に保持したままでのスムーズかつシームレスな端末切り替えを実現する。
更に、移動通信ネットワークなどで提供されている通信端末の位置やアドレス情報の変更に追従して伝送経路を適切に切り替えていくハンドオーバ、モビリティ管理機能を活用し、上記セッション管理機能と連携させることによって、通信端末を切り替える際の伝送経路の設定機能を、従来技術からの最小限の変更で実現する。そして、柔軟性、拡張性が高いセッション管理機能を実現する。
次世代の移動通信ネットワークにおいては、すべてのデータがIPパケットの形で伝送、交換されるオールIPベースのプラットフォームを構築して利用することが想定されている。また、データ伝送の機能と、呼設定、ルーティング管理などの制御機能とを明確に分離した、いわゆる呼制御分離型のアーキテクチャとすることが検討されている。前記アーキテクチャでは、下位層であるトランスポート層がデータ、即ち、IPパケットを高速かつ効率的に伝送する機能に専念し、経路(ルーティング)制御やトラフィック制御などの機能は接続制御層に分担させて、その接続制御層からトランスポート層に対してIPパケットのルーティング、リソース割り当て等を指示する構成とすることによって、システム全体としての高速化、高効率化を図っている。また、オールIPベースのプラットフォームでは、呼制御などの制御信号、シグナリングもIPパケットの形で伝送されることが想定されている。
さらに、オールIPベースの上記アーキテクチャでは、ネットワークの高度化、高付加価値化を図り、様々な通信サービスを柔軟かつ自由に提供できるようにするためのサービスサポート機能を設けることが検討されている。これは、以前の音声電話を中心としたネットワークでは、エンド・エンドでの物理的、論理的な伝送経路(パス)を設定する呼制御機能が主体であったのに対し、次世代のネットワークでは、エンド・エンドの通信アプリケーション間の論理的な接続であるセッション制御の機能をネットワーク内に設けることを意味している。ここで、呼あるいは呼接続とは、エンド・エンドの端末間で相手へデータを伝送するための物理的、論理的なパス(が設定されていること)を示し、セッションとは、端末の通信アプリケーションが通信相手の端末上のアプリケーションからのデータを受信して処理できる(処理している)状態にあることを示す。つまり、相手端末との間でデータの送受信はできるが、どのアプリケーションを用いるかが決定していないか準備ができていない状態は、呼接続されているがセッションが接続されていない状態、反対にアプリケーションはデータの送受信の準備ができているが、データ伝送パスが失われた(例えば、携帯電話機が圏外へ移動するなど)状態は、セッションは接続されているが呼接続されていない状態ということとなる。
さらに、移動通信ネットワークでは、通信端末の位置の移動、収容される基地局の変更に伴い、上記呼接続とセッション接続を維持しながら、IPパケットを伝送するルータの伝送経路切替制御、いわゆるハンドオーバ制御が行われる。
図1は、発信元である通信端末Xが通信相手先である通信端末#1と呼接続を設定し、通信端末XがIPパケットの配信を開始して相手先の通信端末#1とセッションを開始可能な状態となるまでの設定手順と、その後呼接続、セッションを維持しながら通信端末#1が移動した際のハンドオーバの基本的制御方法を示す図である。また、図2は、ハンドオーバ時のIPパケットが含むルーティング情報の変化を示す図である。
図1の基地局1の最寄りに位置する通信端末Xは、通信を開始する前に、自身の身元を表す電話番号などのホストアドレスを基に、基地局1を起点としてトランスポート層150内の各ルータ151を介し、接続制御層152のモビリティ管理部153に位置登録の制御情報を矢印300に示すように送出する。モビリティ管理部153は、位置管理機能により、その位置登録の制御情報が基地局1から送出されていることから、通信端末Xの在圏している位置が図1の破線の円で表す基地局1が管轄する物理的な範囲であるルーティングエリア1に在圏していることを把握する。同様に、通信相手となる通信端末#1も、矢印301に示すように最寄りの基地局2から、各ルータ151を介してモビリティ管理部153に位置登録しているので、モビリティ管理部153は、位置管理機能により、通信端末#1がルーティングエリア2に在圏していることを把握する。
通信端末Xが、通信端末#1との通信を開始するためには、矢印302に示すように、まずユーザによる通信端末Xのボタン操作などにより相手先の通信端末#1の電話番号などホストアドレスを指定し、呼設定を要求する制御情報を、自己の在圏するルーティングエリアを管轄する基地局1に送出する。基地局1は、呼設定要求を受け、通信端末Xのホストアドレスと対応付け、経路情報であるルーティングアドレスを通信端末Xに割り当て、図2の丸1の円内に示すように、自己のルーティングテーブルにそのルーティングアドレスを保持すると共に、図1のトランスポート層150の各ルータ151を介して、モビリティ管理部153にそのルーティングアドレスを登録し、さらに相手先ホストアドレスを含む呼設定要求の制御情報302を送出する。
モビリティ管理部153は、前述の位置登録の手順で、発呼先である通信端末#1の在圏するルーティングエリアを既知であることから、そのルーティングエリアを管轄する基地局、即ち図1の基地局2に、呼制御機能により矢印304に示すような制御情報を送出して発呼を指示し、基地局2が通信端末#1に太い矢印で示すように呼設定要求を送出する。
通信端末#1が、基地局2へ太い矢印で示すように呼応答を行なうと、呼接続が設定され、基地局2は通信端末#1にルーティングアドレスを割り当て、自身のルーティングテーブルに保持し、図1の矢印305に示すような制御情報により、モビリティ管理部153にそのルーティングアドレスを登録する。
モビリティ管理部153は、経路制御機能により、通信端末#1のルーティングアドレスを矢印306に示す制御情報により、発呼要求元である基地局1に通知すると、図2の丸2の円内に示すように、基地局1内のルーティングテーブルの相手先情報にそのルーティングアドレスが登録され、以降、基地局1は、ルーティングテーブルを参照して、発信元である通信端末Xから、相手先である通信端末#1宛に送出されるIPパケットのヘッダー部分に記述される発信元と相手先のホストアドレスを、図2の丸3の円内に示すように、それぞれ前記で登録されたルーティングアドレスに書き換えることにより、IPパケットがそのルーティングアドレスに基づいてトランスポート層内の各ルータ間を転送され、相手先の通信端末#1に伝送可能となり、エンド・エンドの呼接続が設定された状態となり、通信を開始することができる。これら一連の呼接続処理は、セッション管理部154の管理の下に実行される。すなわち、セッション管理部154は、通信端末Xと通信端末#1との間での呼接続状態、通信状態を管理、把握している。
前述のように、相手先の通信端末#1がルーティングエリア2に在圏している限りは、上記のルーティングアドレスが使用可能であるが、通信端末#1が図1の白い矢印で示すようにルーティングエリア3に移動したとすると、上記ルーティングアドレスではIPパケットを相手先の通信端末#1に到達させることができず、上記セッションが維持できなくなる。そのため、通信端末#1がルーティングエリア3に移動した際には、通信端末#1より点線の矢印307に示すように、移動を通知する制御情報を、ルーティングエリア3を管轄する基地局3に送出する。
基地局3では、通信端末#1に新たなルーティングアドレスを割り当て、図1の点線の矢印308に示すような制御情報により、モビリティ管理部153にそのルーティングアドレスを登録すると、そのモビリティ管理部はそのルーティングアドレスを点線の矢印309に示すような制御情報を送出して、発信元の通信端末Xの最寄り基地局1に通知する。その基地局1は図2の丸4の円内に示すように、上記ルーティングテーブルの情報を更新し、以降は、通信端末Xから発信されるIPパケットのヘッダー部分を図2の丸5の円内に示すように更新後のルーティングテーブルを参照して新規のルーティングアドレスに書き換え、トランスポート層の各ルータが通信端末#1の移動先にIPパケットを転送することが可能となる。このハンドオーバ制御によって、通信端末のルーティングアドレスは変化するが、図1の接続制御層にあるセッション管理部154が、エンド・エンドのセッション状態を管理しており、ルーティングアドレスの変化に依存することなく一貫したセッションとして管理し、維持を保証することで、途切れのない通信が可能となる。
ここまでは、主に呼接続について説明してきた。従来の音声電話では、呼接続とセッションとは特に区別されないが、マルチメディア通信やデータ通信などの場合には、呼接続の設定後にエンド・エンドで確立された伝送経路上で通信端末のアプリケーション間でのセッションが設定される。これは、通信端末X上のアプリケーションが、セッション管理部154を介して通信端末#1上のアプリケーションにセッション設定要求を送出することによって実行される。これにより、セッション管理部154は、セッションの状態を管理、把握することができる。
以上の説明では、主に接続制御層152における位置管理機能と呼制御機能と経路制御機能、およびトランスポート層150について説明してきたが、前述したように次世代の移動通信ネットワークでは、ネットワーク内にセッション制御機能を含めることが検討されている。これは、通信の多様化、高度化により様々な通信の形態、モード、メディアなどに応じた接続制御、通信制御などの機能をネットワークから提供する必要が生じてきたためである。例えば、音声のみの通話かテレビ電話かの区別や、テレビ電話における解像度やビットレートなどの品質、端末能力を指定して相手に発呼するようなケースでは、これらの要求に合致した端末を指定するためのアドレス解決、適切な品質の伝送路の設定(呼制御、経路制御)など、エンド・エンドのネゴシエーションでは不充分な機能をネットワークの能力によって実現する必要がある。
そこで、セッション制御機能を有する制御部を設け、セッション、即ち、エンド・エンドのアプリケーション間の通信状態、モードなどを管理、制御すると共に、そのセッション制御機能からモビリティ管理部の呼制御機能や経路制御機能に対して、適切な帯域、品質での伝送パスを設定するように指示、制御を行なうように構成する。この時、通信端末のアプリケーションからの接続要求(セッション設定要求)は、前記セッション制御機能へ送られて、処理されることとなる。
本実施の形態に係る通信ネットワークの制御システムは、図3に示すように、IPパケットを転送するルータ161で構成されるトランスポート層160と、そのトランスポート層160を制御する接続制御層170と、さらに上位のサービス制御層180とから構成される。接続制御層170は、モビリティ管理部171において呼制御機能171a、経路制御機能171bおよび位置管理機能171cを発揮し、上述したように通信端末の物理的な位置の管理、呼制御、ハンドオーバ制御(経路制御)を行なう。また、セッション管理部172において、セッション状態記憶機能172aを発揮し、セッションを維持管理する。このように、接続制御総170は、通信を行なうための必須の制御を担当する。
サービス制御層180は、切替要求受理機能181a、配信保留・再開指示機能181b、呼設定要求機能181c、セッション制御機能181dおよび端末ID解析機能181eを発揮する切替要求処理部181を備えている。そして、接続制御層170に制御指示を行ない、セッションを維持させながら通信端末を切り替えるなどのユーザの高度な要求への対応を担当する。
また、図3において、サーバ装置X190は、配信保留・再開機能190aを有している。基地局191は、位置情報収集機能191a、ルーティングアドレス割り当て機能191bおよび相手先ルーティングアドレス問い合わせ機能191cを発揮する。また、これらに用いるルーティングテーブル191dを持っている。また、発呼機能191eを発揮する。また、通信端末192は、発呼要求・応答機能192a、通信ネットワークの制御システム10に対して相手側の通信端末上のアプリケーションとのセッションの設定を要求するセッション接続機能192b、セッションを管理するセッション管理機能192cを発揮する。また、赤外線、ブルートゥース(登録商標)、あるいは将来実現が有望視されているUWBなどの無線通信またはUSBなどの有線通信などを用いた近距離通信部192dを備えている。また、セッションおよびアプリケーションの状態を示す情報を受信して、自通信端末でのセッションおよびアプリケーションの状態を設定する状態設定機能192eを発揮する。また、画像表示装置および入力装置などから構成されるユーザインタフェース192fを備えており、端末切替要求機能192g、セッション状態送出機能192h、端末ID通知機能192iおよび位置登録機能192jを発揮する。
次に、本実施の形態における通信端末の切替手順について説明する。この通信端末の切替手順において必須の手順は、(1)通信端末#1からセッション切替指示信号を、切替先の通信端末#2に送信し、(2)切替先の通信端末#2が応答後、通信端末#1が切替要求処理部に対してセッション切替要求信号を送信し、(3)呼接続を確立し、(4)切替先の通信端末#2に対してセッション状態を含むセッション確立要求信号を送信し、(5)アプリケーション起動後、切替先の通信端末#2とセッションを確立する、という手順である。これら以外の手順、例えば、後述する図4において、C410〜C412の手順は、省略することが可能である。
本発明におけるシームレスな通信端末の切替手順では、セッションの状態、即ちアプリケーションの状態を保持して、切替先の通信端末へ引き継ぐ必要がある。従って、セッションの状態を表わす情報を、通信端末#1から通信端末#2へ送信、通知する手順が必要であり、当該セッション状態情報の通知は、上述の(1)、(2)の手順のいずれか、またはこれらを併用することによって実現する。つまり、通信端末#1からのセッション切替指示信号にセッション状態情報を含めることによって、直接通信端末#2へ送信、通知する方法、通信端末#1はセッション状態情報を含めたセッション切替要求信号を切替要求処理部へ送信し、切替要求処理部はセッション状態を含むセッション確立要求信号を通信端末#2に送信することによって、切替要求処理部181を介して間接的に送信、通知する方法によって実現される。これらのいずれの方法を用いるか、あるいは双方を併用するかは、通信システムの構成、実装の条件や制約、伝送リソース、通信端末の処理能力や伝送能力、セッション状態情報として伝送すべき情報量や複雑さ、セッションの内容や属性に応じて、予め選択して実装するか、通信端末の切り替え、セッションの転送を行なうたびごとに、適切な方式を選択して実行する。
図4は、本実施の形態に係る通信ネットワークの制御システムにおける各制御層の制御による端末切替の実現手順を示す図である。ここでは、コンテンツ配信を受信する例を示しており、データ発信元のサーバ装置Xと、受信側の通信端末#1との間には、通信ネットワークを介してすでに呼接続とセッションが確立され、例えば動画などのコンテンツデータが配信中であることを前提とする。その通信端末#1からユーザが所望する切替先である通信端末#2へセッションを切り替える場合、まずはユーザがその通信端末#1のボタン操作などによって、その通信端末#2に通信ネットワークを介さず、C401の矢印に示すように、赤外線、ブルートゥース(登録商標)、あるいは将来実現が有望視されているUWBなどの無線通信またはUSBなどの有線通信などを用いた近距離通信手段で、端末切替準備を要求する。
通信端末#2は、セッションの切り替えが受け入れ可能な場合には、端末ID通知機能によって、自己の端末型式等の情報を含む端末IDを、上述と同様に近距離通信手段を用いて、前記通信端末#1へC402の矢印に示すように、その端末IDを含むAck応答を行なう。ここで、端末IDとは、端末をユニークに識別できる識別子であり、これだけでなく、端末の種別、属性、能力などの情報を含んでも良い。通信端末#1は、セッション状態送出機能によって受信コンテンツの種類や形式、ブラウザの種類、セッション経過時間、受信中のビットレート、解像度などの情報を含むセッション状態情報を生成し、そのセッション状態情報と、前記手順で通信端末#2から取得した前記端末IDを含む切替準備要求の制御情報を、C403の矢印に示すように通信ネットワーク内サービス制御層の切替要求処理部に送出する。
切替要求処理部181は、端末ID解析機能によって、端末IDに含まれる情報を解析して、通信端末#2が通信端末#1と異種の受信能力を持つ端末であるか、通信端末#1と同様な能力を持つ端末であるかを判定して、通信端末#2が実装し使用可能なブラウザソフトなどのアプリケーション、処理可能なビットレート、解像度等を把握する。さらにセッション制御機能により、前記セッション状態情報を基に前記通信端末#2が通信端末#1で設定していたセッションを引継ぎ可能であるか解析する。この解析の結果、引継ぎ可能であれば、その切替要求処理部181は、まず通信端末#2を呼接続状態とするべく、呼設定要求機能によりC404の矢印に示すように接続制御層のモビリティ管理部171に、通信端末#2の通信ネットワークへの呼接続設定を指示する。そのモビリティ管理部171は、前述の呼接続設定の手順同様、呼制御機能によってその通信端末#2の在圏するルーティングエリアを管轄する基地局2に、C405の矢印に示すように発呼を指示する。
基地局2が、C406の矢印に示すように通信端末#2に発呼を実行し、その通信端末#2がC407の矢印に示すように呼への応答を行なうことで、呼接続が設定される。基地局2は、通信端末#2のホストアドレスに対応するルーティングアドレスを割り当て、自身のルーティングテーブルに保持し、C408の矢印に示すように前記モビリティ管理部171にそのルーティングアドレスを登録する。そのモビリティ管理部は経路制御機能によりそのルーティングアドレス登録を受け付け、さらに呼制御機能により呼接続要求元であるサービス制御層の切替要求処理部181に、C409の矢印に示すように呼接続の設定を通知する。
切替要求処理部181は、切替受理機能によって前記通信端末#1にC410の矢印に示すように切替準備ができたことを通知して、通信端末#1が前記通信端末#2に、上記と同様に近距離通信手段でセッションの切り替えの実行をC411の矢印に示すように指示する。通信端末#2は、切替要求処理部181にC412の矢印に示すように切り替え実行を要求し、切替要求処理部181は、通信相手である前記サーバ装置Xに、配信保留・再開指示機能により、C413の矢印に示すように配信の一時保留を要求する。なお、C410〜C412の手順は、通信ネットワークの制御システムが切り替え準備ができたことを通信端末へ通知、確認するための手順であり、省略してもかまわない。省略する場合、切り替え準備ができると、切替要求処理部181は、C413に示す配信の一時保留を要求する。
上述の手順で配信が一時保留されている間に、切替要求処理部181は、セッション制御機能によって接続制御層のセッション管理部172に、セッションを一時保留するよう通知と共に、サーバ装置Xと通信端末#1とのセッション状況をC414の矢印に示すように確認し、セッション管理部172からC415の矢印に示すような応答により通知されるセッション経過時間、アプリケーション利用にあたってのログイン時の情報、コンテンツ品質などの情報、および前述の手順で解析した通信端末#2の端末ID、セッション状態情報の解析結果を基に、通信端末#2が切替後にセッションを再現するのに必要な情報、すなわちブラウザなどアプリケーションの種別、画像処理手段などの情報を含むセッション状態情報を生成して、通信端末#2にC416の矢印に示すように転送されたセッションを引き継ぐにあたって通信端末#2が設定する必要があるセッション状態情報を通知すると共に、そのセッション状態情報が通信端末#1からの要求であることを通知する。このC414およびC415の手順は、通信ネットワークが管理、把握しているセッション状態情報を確認し、C403により近距離通信手段で端末から取得したセッション状態情報を補完する意味を有する。なお、セッション状態情報の受け渡しは、通信端末間で近距離通信手段によって直接行われても良いし、通信ネットワーク内のセッション管理部172を経由して行なわれても良い。
通信端末#2は、そのセッション状態情報を受けて、必要なアプリケーションを起動し、切替要求処理部181に切替要求の受け入れ準備ができたことをC417の矢印に示すように応答すると、切替要求処理部181は、セッション制御機能を用いて、接続制御層170のセッション管理部172に、C418の矢印に示すように通信端末#1とサーバ装置X間のセッションを、通信端末#2とサーバ装置X間のセッションに切り替えるよう指示する。
セッション管理部172よりC419の矢印に示すようにAck応答があると、切替要求処理部181は、モビリティ管理部171に経路制御をC420の矢印に示すように指示すると、モビリティ管理部171は、経路制御機能により、通信端末#1のホストアドレス宛のIPパケットの転送経路を、通信端末#2宛に変更するため、サーバ装置Xの最寄り基地局1へC421の矢印に示すようにルーティングテーブルを書き換える指示をし、C422の矢印に示すようにその基地局1からのAck応答を受けると、切替要求処理部181にC423の矢印に示すように経路制御完了を通知する。この手順によって、通信端末#1とサーバ装置X間はセッション接続が開放され、呼接続だけが設定されている状態となる。
切替要求処理部181は、セッションを移行する準備ができたので、配信保留・再開指示機能により配信元の前記サーバ装置XにC424の矢印に示すように配信の再開を要求し、そのサーバ装置Xからの配信が再開されると、前述のハンドオーバ時の制御手順と同様に、そのサーバ装置Xの最寄り基地局1において前記ルーティングテーブルに従ってIPパケットのヘッダー部分のホストアドレスが書き換えられ、トランスポート層の各ルータによってIPパケットが中継され、通信端末#2に続きのデータが送信される。
切替要求処理部181は、接続制御層170のモビリティ管理部171に、通信端末#1の呼接続設定の開放をC425の矢印に示すように要求し、モビリティ管理部171は、呼制御機能により、通信端末#1の呼設定を開放する制御を実施し、ここまでの手順で通信端末間のセッションの切替が完了する。
次に、本実施の形態の変形例について説明する。上述した一連の手順では、切替元の通信端末#1から切替先の通信端末#2の間で近距離通信手段を用いることにより、切替準備や切替開始の情報を交換することで、切り替えがスムーズに実現できるようにしているが、本発明は、これに限定されるわけではない。すなわち、本発明では、通信ネットワーク内の各制御層が、切替先通信端末#2への呼設定、経路制御、セッション設定により端末の切り替えを実現するため、通信端末が近距離通信手段を有していない場合や、通信端末間の位置が、近距離通信手段を利用できない距離に位置する場合においても、基本的に通信端末間の切り替えは可能である。このケースにおいては、切替元の通信端末#1からの切替要求後、各制御層による呼設定、経路制御、セッション設定を行った後、セッション転送を行なう前に、切替要求処理部181が切替先である通信端末#2へ、通信端末#1からのセッションの転送であることを通知する手順の追加が必要となる。
図5は、本実施の形態の変形例に係る通信ネットワークの制御システムにおける各制御層の制御による端末切替の実現手順を示す図である。ここでは、図4に示す手順の場合と同様に、コンテンツ配信を受信する例を示す。また、データ発信元のサーバ装置Xと、受信側の通信端末#1との間には、通信ネットワークを介してすでに呼接続とセッションが確立され、例えば動画などのコンテンツデータが配信中であることを前提とする。
通信端末#1からユーザが所望する切替先である通信端末#2へセッションを切り替える場合、まずはユーザがその通信端末#1のボタン操作などによって、通信端末#2のホストアドレスを入力するか、または予め通信端末#1に記憶させておいた通信端末#2のホストアドレスを呼び出し、図5におけるC501の矢印に示すように、所望の切替先が通信端末#2であることを指定する情報を含むセッション切替要求信号を通信ネットワークの切替要求処理部181に送信する。このセッション切替要求信号には、セッション状態を示す情報を含んでも良いし、含まなくても良い。次に、切替要求処理部181は、C502の矢印に示すように接続制御層のモビリティ管理部171に、通信端末#2の通信ネットワークへの呼接続設定を指示する。そのモビリティ管理部171は、呼制御機能によってその通信端末#2の在圏するルーティングエリアを管轄する基地局2に、C503の矢印に示すように発呼を指示する。
基地局2が、C504の矢印に示すように通信端末#2に通信端末#1からの転送呼である情報を含んだ発呼の制御情報を送出し、その通信端末#2がC505の矢印に示すように呼への応答を行なうことで、呼接続が設定される。基地局2は、通信端末#2のホストアドレスに対応するルーティングアドレスを割り当て、自身のルーティングテーブルに保持し、C506の矢印に示すように前記モビリティ管理部171にそのルーティングアドレスを登録する。そのモビリティ管理部171は、経路制御機能によりそのルーティングアドレス登録を受け付け、さらに呼制御機能により呼接続要求元であるサービス制御層の切替要求処理部181に、C507の矢印に示すように呼接続の設定を通知する。切替要求処理部181は、通信相手である前記サーバ装置Xに、配信保留・再開指示機能により、C508の矢印に示すように配信の一時保留を要求する。
上述の手順で配信が一時保留されている間に、切替要求処理部181は、セッション制御機能によって接続制御層のセッション管理部172に、セッションを一時保留するよう通知すると共に、サーバ装置Xと通信端末#1とのセッション状況をC509の矢印に示すように確認し、セッション管理部172からC510の矢印に示すような応答により通知されるセッション経過時間、アプリケーション利用にあたってのログイン時の情報、コンテンツ品質などの情報、およびセッション状態情報(前記C501で示すセッション切替要求信号にセッション状態を示す情報が含まれている場合の当該セッション状態情報および/またはセッション管理部172で管理、記憶している情報)の解析結果を基に、通信端末#2が切替後にセッションを再現するのに必要な情報を送信する。すなわち、通信端末#1から転送されたセッションであることを示す情報と、切替前のセッション、ブラウザなどアプリケーションの状態、および履歴に関する情報とを含むセッション確立要求信号を生成し、通信端末#2に対してC511の矢印に示すように送信する。
通信端末#2は、そのセッション確立要求信号を受けて、必要なアプリケーションを起動し、切替要求処理部181に切替要求の受け入れ準備ができたことをC512の矢印に示すように応答すると、切替要求処理部181は、セッション制御機能を用いて、接続制御層170のセッション管理部172に、C513の矢印に示すように通信端末#1とサーバ装置X間のセッションを、通信端末#2とサーバ装置X間のセッションに切り替えるよう指示する。
セッション管理部172よりC514の矢印に示すようにAck応答があると、切替要求処理部181は、モビリティ管理部171に経路制御をC515の矢印に示すように指示すると、モビリティ管理部171は、経路制御機能により、通信端末#1のホストアドレス宛のIPパケットの転送経路を、通信端末#2宛に変更するため、サーバ装置Xの最寄り基地局1へC516の矢印に示すようにルーティングテーブルを書き換える指示をし、C517の矢印に示すようにその基地局1からのAck応答を受けると、切替要求処理部181にC518の矢印に示すように経路制御完了を通知する。この手順によって、通信端末#1とサーバ装置X間はセッション接続が開放され、呼接続だけが設定されている状態となる。
切替要求処理部181は、セッションを移行する準備ができたので、配信保留・再開指示機能により配信元の前記サーバ装置XにC519の矢印に示すように配信の再開を要求し、そのサーバ装置Xからの配信が再開されると、前述のハンドオーバ時の制御手順と同様に、そのサーバ装置Xの最寄り基地局1において前記ルーティングテーブルに従ってIPパケットのヘッダー部分のホストアドレスが書き換えられ、トランスポート層の各ルータによってIPパケットが中継され、通信端末#2に続きのデータが送信される。
切替要求処理部181は、接続制御層170のモビリティ管理部171に、通信端末#1の呼接続設定の開放をC520の矢印に示すように要求し、モビリティ管理部171は、呼制御機能により、通信端末#1の呼設定を開放する制御を実施し、ここまでの手順で通信端末間のセッションの切替が完了する。
このように、本実施の形態の変形例では、呼接続要求信号(C502)に転送呼である情報が含まれているので、近距離通信手段によるセッションを転送することの確認を省略可能となり、通信端末が近距離通信手段を有していない場合に有効となるだけでなく、さらに近距離通信手段が利用できない状況の場合、例えば、通信端末#1と通信端末#2とが比較的離れた場所に位置している場合などにおいても、セッションを切り替えることが可能となる。このことは、すなわち、切替元の通信端末#1と切替先の通信端末#2のユーザが異なる場合にも、本発明における切替手段が有効であることを意味している。上述のケースにおける発呼の制御情報(C504)には、切替元の通信端末#1からの転送呼である情報が含まれているので、通信端末#2のユーザは、その転送呼が通信端末#1(のユーザ)からの転送呼であることを認識することができ、その転送呼を受け入れるかどうかを判断してから呼接続を行なうことも可能となる。
なお、ユーザが、切替元の通信端末#1から切替要求を行わなくても、通信ネットワーク側の判断により、通信端末#2への配信が望ましいと判断し、本発明の各制御層の機能により自動的にセッションを転送するというケースも想定される。具体的には、通信端末#1が移動体通信端末などデータ処理能力や伝送リソースにある程度制約がある端末であり、通信端末#2がよりデータ処理能力が高く、伝送リソースにも非依存なパーソナルコンピュータなどの端末であれば、通信端末#2にセッションを転送するケースである。このケースの場合は、通信ネットワーク内のサービス制御層に、通信ネットワークのトラフィックの状況や伝送部分のリソース状況を把握して、切替の要否を判断する機能の追加などが考えられる。さらには、コンテンツデータの形式を変換するメディア変換機能を有する装置を通信ネットワーク内に配置し、そのメディア変換装置を経由して、コンテンツデータを切替先の通信端末#2の受信能力に適合した形式に変換した後、転送するように経路制御を設定する機能の追加も想定される。
上述の説明では、サーバ装置Xからのコンテンツ配信の例について述べてきたが、通信相手が通信端末#1と同等な通信端末の場合、即ちテレビ電話機のような双方向型、会話型の通信においても、同様に、上述の手順を適用して通信端末のシームレスな切替を実現することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る通信ネットワークの制御システムによれば、通信ネットワークにおいて、データの伝送経路を設定、管理する機能に加えて、エンド・エンドでのセッション、即ち伝送されたデータを利用するアプリケーション間での論理的な伝送路の管理、制御機能と前記セッションの転送機能が発揮されるので、セッションおよびアプリケーションの状態管理まで含めた通信端末のスムーズかつシームレスな切り替えを実現することが可能となる。また、通信ネットワークが備える他の管理、制御機能との連携が容易となり、それによって高度で高機能な通信サービスを簡単に実現することができ、拡張性、柔軟性を向上させることが可能となる。
ハンドオーバの基本的制御方法を示す図である。 ハンドオーバ時のIPパケットが含むルーティング情報の変化を示す図である。 本実施の形態に係る通信ネットワークの制御システムの概略構成を示す図である。 本実施の形態に係る通信ネットワークの制御システムにおける各制御層の制御による端末切替の実現手順を示す図である。 本実施の形態の変形例に係る通信ネットワークの制御システムにおける各制御層の制御による端末切替の実現手順を示す図である。 通信ネットワークの制御システムにおける端末切り替えの例を示す図である。 通信ネットワークの制御システムにおける端末切り替えの例を示す図である。
符号の説明
10 通信ネットワークの制御システム
150 トランスポート層
152 接続制御層
153 モビリティ管理部
154 セッション管理部
160 トランスポート層
170 接続制御層
171 モビリティ管理部
171a 呼制御機能
171b 経路制御機能
172 セッション管理部
180 サービス制御層
181 切替要求処理部
181a 切替要求受理機能
181b 配信保留・再開指示機能
181c 呼設定要求機能
181d セッション制御機能
181e 端末ID解析機能
181f メディア変換制御機能
192 通信端末
192a 発呼要求・応答機能
192b セッション接続機能
192c セッション管理機能
192d 近距離無線通信部
192e 状態設定機能

Claims (12)

  1. 通信端末間の通信を中断させることなく、当該通信を行なっている少なくとも一つの通信端末を、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替えて前記通信を継続させる制御を行なう通信ネットワークの制御システムであって、
    トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって前記通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段と、
    前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段と、
    セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段と、を備え、
    前記切替要求処理手段は、
    前記通信端末からセッション切替要求信号を受信して、いったんセッションを中断する機能と、
    前記呼制御手段に対して切替先の通信端末との呼接続を行なうよう指示する機能と、
    前記切替先の通信端末上のアプリケーションとの間でセッションを確立する機能と、
    前記セッション確立後、相手側の通信端末との間でセッションを再開する機能と、を発揮することを特徴とする通信ネットワークの制御システム。
  2. 通信端末間の通信を中断させることなく、当該通信を行なっている少なくとも一つの通信端末を、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替えて前記通信を継続させる制御を行なう通信ネットワークの制御システムであって、
    トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって前記通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段と、
    前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段と、
    セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段と、を備え、
    前記セッション管理手段は、
    前記通信端末の種別、属性、処理および利用可能なビットレート、メディア種別、およびコーデック種別を含む端末能力情報を管理する機能を発揮し、
    前記切替要求処理手段は、
    前記通信端末からセッション切替要求信号および切替先の通信端末の前記端末能力情報を受信して、いったんセッションを中断する機能と、
    前記受信した端末能力情報に基づいて、相手側の通信端末との伝送経路およびセッションを、前記端末能力に応じた伝送経路およびセッションに変更する制御を行なう機能と、
    前記呼制御手段に対して切替先の通信端末との呼接続を行なうよう指示する機能と、
    前記切替先の通信端末上のアプリケーションとの間でセッションを確立する機能と、
    前記セッション確立後、相手側の通信端末との間で前記端末能力に応じた新たなセッションを再開する機能と、を発揮することを特徴とする通信ネットワークの制御システム。
  3. 通信端末間の通信を中断させることなく、当該通信を行なっている少なくとも一つの通信端末を、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替えて前記通信を継続させる制御を行なう通信ネットワークの制御システムであって、
    トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段と、
    前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段と、
    セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段と、を備え、
    前記セッション管理手段は、
    データ伝送の履歴および通信端末上のアプリケーションの状態を含むセッション状態を管理、記憶するセッション状態記憶機能を発揮し、
    前記切替要求処理手段は、
    前記通信端末からセッション切替要求信号を受信して、いったんセッションを中断する機能と、
    前記呼制御手段に対して切替先の通信端末との呼接続を行なうよう指示する機能と、
    前記切替先の通信端末上のアプリケーションとの間でセッションを確立する機能と、
    前記セッション確立時に前記セッション状態記憶機能に保持されているデータ伝送の履歴および通信端末上のアプリケーションの状態を含むセッション状態に関する情報を切替先の通信端末へ通知する機能と、
    前記セッション確立後、相手側の通信端末との間でセッションを再開する機能と、を発揮することを特徴とする通信ネットワークの制御システム。
  4. 前記切替要求処理手段は、
    前記通信ネットワークにおけるトラフィックの状況または伝送部分のリソース状況に基づいて、当該通信を行なっているいずれか一つの通信端末を、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替えるかどうかについて判定を行なう判定部を備え、
    前記判定の結果、当該通信を行なっているいずれか一つの通信端末を、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替える場合、前記諸機能を発揮することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の通信ネットワークの制御システム。
  5. 前記切替要求処理手段は、
    当該通信を行なっているいずれか一つの通信端末を、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替える際に、コンテンツデータの形式を切替先の通信端末の受信能力に適合した形式への変換を制御するメディア変換制御部を備え、
    コンテンツデータを変換後の形式で切替先の通信端末へ転送する経路制御を設定する機能を発揮することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の通信ネットワークの制御システム。
  6. トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段と、前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段と、セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段と、を備える通信ネットワークの制御システムを用いて、前記通信端末間の通信を中断させることなく、当該通信を行なっている少なくとも一つの通信端末を、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替えて前記通信を継続させる制御を行なう通信ネットワークの制御方法であって、
    前記通信を行なっている少なくとも一つの通信端末が、前記通信を行なっていない切替先の通信端末に対して、前記通信ネットワークを介さない近距離通信手段を用いて、セッション、通信アプリケーションの状態、および履歴に関する情報を含むセッション切替指示信号を送信するステップと、
    前記セッション切替指示信号を送信した通信端末が、前記切替先の通信端末から応答信号を受信した後に、前記通信ネットワークの制御システムに対してセッション切替要求信号を送信するステップと、
    前記通信ネットワークの制御システムが、前記切替先の通信端末との間で呼接続を行ない、前記切替先の通信端末上のアプリケーションとの間でセッションを確立すると共に、切替前の通信端末との呼接続およびセッションを切断するステップと、を含むことを特徴とする通信ネットワークの制御方法。
  7. トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段と、前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段と、セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段と、を備える通信ネットワークの制御システムを用いて、前記通信端末間の通信を中断させることなく、当該通信を行なっている少なくとも一つの通信端末を、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替えて前記通信を継続させる制御を行なう通信ネットワークの制御方法であって、
    前記通信を行なっている少なくとも一つの通信端末が、前記通信を行なっていない切替先の通信端末に対して、前記通信ネットワークを介さない近距離通信手段を用いて、セッション切替指示信号を送信するステップと、
    前記セッション切替指示信号を送信した通信端末が、前記切替先の通信端末から応答信号を受信した後に、前記通信ネットワークの制御システムに対してセッション切替要求を送信するステップと、
    前記通信ネットワークの制御システムが、前記切替先の通信端末との間で呼接続を行ない、前記切替前のセッション、通信アプリケーションの状態、および履歴に関する情報を含むセッション確立要求信号を送信して前記切替先の通信端末上のアプリケーションとの間でセッションを確立すると共に、前記切替前の通信端末との呼接続およびセッションを切断するステップと、を含むことを特徴とする通信ネットワークの制御方法。
  8. トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段と、前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段と、セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段と、を備える通信ネットワークの制御システムを用いて、前記通信端末間の通信を中断させることなく、当該通信を行なっている少なくとも一つの通信端末を、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替えて前記通信を継続させる制御を行なう通信ネットワークの制御方法であって、
    前記通信を行なっている少なくとも一つの通信端末が、前記通信ネットワークの制御システムに対してセッション切替要求を送信するステップと、
    前記通信ネットワークの制御システムが、切替前の通信端末からの転送呼であることを示す情報を含む呼接続要求信号を送信して前記切替先の通信端末との間で呼接続を行ない、前記切替前の通信端末から転送されたセッションであることを示す情報と前記切替前のセッション、通信アプリケーションの状態、および履歴に関する情報とを含むセッション確立要求信号を送信して前記切替先の通信端末上のアプリケーションとの間でセッションを確立すると共に、前記切替前の通信端末との呼接続およびセッションを切断するステップと、を含むことを特徴とする通信ネットワークの制御方法。
  9. トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段と、前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段と、セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段と、を備える通信ネットワークの制御システムを介して通信を行なう通信端末であって、
    前記通信ネットワークの制御システムに対して相手側の通信端末との呼接続を要求する呼接続手段と、
    前記通信ネットワークの制御システムに対して相手側の通信端末上のアプリケーションとのセッションの設定を要求するセッション接続手段と、
    セッションおよびアプリケーションの状態を管理するセッション管理手段と、
    相手側の通信端末との通信を中断することなく、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替える場合、前記切替先の通信端末に対して、前記通信ネットワークを介さずに、前記セッション管理手段が管理しているセッション、アプリケーションの状態に関する情報を含むセッション切替指示信号を送信する近距離通信手段と、を備え、
    前記近距離通信手段により前記セッション切替指示信号を送信し、前記切替先の通信端末から応答信号を受信した後に、前記セッション接続手段は、前記通信ネットワークの制御システムに対してセッション切替要求信号を送信することを特徴とする通信端末。
  10. トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段と、前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段と、セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段と、を備える通信ネットワークの制御システムを介して通信を行なう通信端末であって、
    前記通信ネットワークの制御システムに対して相手側の通信端末との呼接続を要求する呼接続手段と、
    前記通信ネットワークの制御システムに対して相手側の通信端末上のアプリケーションとのセッションの設定を要求するセッション接続手段と、
    セッションおよびアプリケーションの状態を管理するセッション管理手段と、
    相手側の通信端末との通信を中断することなく、前記通信を行なっていない他の通信端末へ切り替える場合、前記セッション接続手段は、前記通信ネットワークの制御システムに対して、前記セッション管理手段が管理しているセッション、アプリケーションの状態に関する情報を含むセッション切替要求信号を送信することを特徴とする通信端末。
  11. トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段と、前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段と、セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段と、を備える通信ネットワークの制御システムを介して通信を行なう通信端末であって、
    前記通信ネットワークの制御システムとの間で制御情報を送受信して相手側の通信端末との呼接続を処理する呼接続手段と、
    前記通信ネットワークの制御システムとの間で相手側の通信端末上のアプリケーションとのセッションの設定を処理するセッション接続手段と、
    セッションおよびアプリケーションの状態を示す情報を受信して、自通信端末でのセッションおよびアプリケーションの状態を設定する状態設定手段と、
    前記通信ネットワークを介さずに他の通信端末からセッション切替指示信号を受信する近距離通信手段と、を備え、
    他の通信端末が行なっている通信を自通信端末へ切り替える際、前記近距離通信手段は、切替前の通信端末からセッション切替指示を受信し、
    前記状態設定手段は、前記セッション切替指示に含まれるセッション、アプリケーションの状態に関する情報に基づいて、セッション、アプリケーションの状態を設定し、
    前記セッション接続手段は、前記通信ネットワークの制御システムからセッション切替要求信号を受信してセッションを確立することを特徴とする通信端末。
  12. トランスポート層におけるデータパケット転送の経路制御を行なって通信端末間での物理的、論理的な伝送経路を設定し管理する呼制御手段と、前記伝送経路上で前記通信端末のアプリケーション間でのデータ通信の確立を管理するセッション管理手段と、セッションの状態を管理して前記セッションの中断および再開を制御する切替要求処理手段と、を備える通信ネットワークの制御システムを介して通信を行なう通信端末であって、
    前記通信ネットワークの制御システムとの間で制御情報を送受信して相手側の通信端末との呼接続を処理する呼接続手段と、
    前記通信ネットワークの制御システムとの間で相手側の通信端末上のアプリケーションとのセッションの設定を処理するセッション接続手段と、
    セッションおよびアプリケーションの状態を示す情報を受信して、自通信端末でのセッション、アプリケーションの状態を設定する状態設定手段と、を備え、
    他の通信端末が行なっている通信を自通信端末へ切り替える際、前記呼接続手段およびセッション接続手段は、前記通信ネットワークの制御システムから呼接続指示信号、セッション切替指示信号をそれぞれ受信し、
    前記状態設定手段は、前記セッション切替指示信号に含まれるセッション、アプリケーションの状態に関する情報に基づいてセッション、アプリケーションの状態を設定し、
    前記呼接続手段およびセッション接続手段は、呼接続およびセッションの確立を行なうことを特徴とする通信端末。
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