JPWO2006001049A1 - 無線タグ装置 - Google Patents
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Abstract
外部電波の到来に伴って放射導体3と地導体2間に誘起される高周波を整流して電力を生成し、その電力を利用して動作する集積回路6を、スルーホール5と放射導体3の間に設置するように構成した。これにより、タグ対象物から受ける影響を軽減することができる。
Description
この発明は、無線タグの対象物(無線タグが取り付けられる物品:以下、タグ対象物という)に貼り付けられ、電波の送受信を実施する無線タグ装置に関するものである。
従来の無線タグ装置は、中間に地導体が挿入されている多層構造の誘電体基板の表面に放射導体が形成され、その誘電体基板の裏面に線路が形成されている。
また、多層構造の誘電体基板にはスルーホールが形成され、スルーホールが放射導体と線路を電気的に接続する給電線の役割を担っている。
また、線路には高周波の部品などが設置されており、高周波回路を構成している(例えば、特許文献1を参照)。
また、多層構造の誘電体基板にはスルーホールが形成され、スルーホールが放射導体と線路を電気的に接続する給電線の役割を担っている。
また、線路には高周波の部品などが設置されており、高周波回路を構成している(例えば、特許文献1を参照)。
従来の無線タグ装置は以上のように構成されているので、タグ対象物に貼り付ける場合、高周波回路が設置されている側をタグ対象物に貼り付ける必要がある。そのため、高周波回路がタグ対象物に極接近し、高周波回路の特性がタグ対象物から悪影響を受けることがある課題があった。
また、多層構造の誘電体基板が必要であるため、コスト高になる課題もあった。
また、多層構造の誘電体基板が必要であるため、コスト高になる課題もあった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、タグ対象物から受ける影響を軽減することができるとともに、製造コストを下げることができる無線タグ装置を得ることを目的とする。
この発明に係る無線タグ装置は、外部電波の到来に伴って放射導体と地導体間に誘起される高周波を整流して電力を生成し、その電力を利用して動作する集積回路を、導体線と放射導体の間に挿入するようにしたものである。
このことによって、タグ対象物から受ける影響を軽減することができるとともに、製造コストを下げることができる効果がある。
このことによって、タグ対象物から受ける影響を軽減することができるとともに、製造コストを下げることができる効果がある。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
第1図はこの発明の実施の形態1による無線タグ装置を示す斜視図である。図において、誘電体基板1はエッチング等によってアンテナが形成される1層の基板である。
実施の形態1.
第1図はこの発明の実施の形態1による無線タグ装置を示す斜視図である。図において、誘電体基板1はエッチング等によってアンテナが形成される1層の基板である。
地導体2は誘電体基板1の裏面に形成されている。なお、無線タグ装置をタグ対象物に貼り付ける場合、誘電体基板1の裏面側がタグ対象物に貼り付けられる。
放射導体3は誘電体基板1の表面(地導体2が形成されている誘電体基板1の裏面と反対側の面)に形成されている。放射導体3には、放射導体3と比べて十分に小さい穴4が開けられている。
導体線であるスルーホール5は一端が放射導体3に施されている穴4の中心部分に位置し、他端が地導体2と導通されている。
集積回路6はスルーホール5と放射導体3の間に設置され、外部電波の到来に伴って放射導体3と地導体2間に誘起される高周波を整流して電力を生成し、その電力を利用して動作する。即ち、集積回路6は高周波回路とディジタル回路と整流回路が一体化されたものである。
なお、アンテナの給電端子が放射導体3の表面とスルーホール5に形成されており、放射導体3の表面に形成されている一方の給電端子が集積回路6の一方の端子と接続され、スルーホール5に形成されている他方の給電端子が集積回路6の他方の端子と接続されている。
次に動作について説明する。
第1図の無線タグ装置は、誘電体基板1と地導体2と放射導体3からアンテナが構成され、このアンテナは基本的にパッチアンテナとして動作する。
第1図の無線タグ装置は、誘電体基板1と地導体2と放射導体3からアンテナが構成され、このアンテナは基本的にパッチアンテナとして動作する。
第1図の無線タグ装置をタグ対象物に貼り付ける場合、地導体2が形成されている誘電体基板1の裏面側(高周波回路を含む集積回路6が形成されていない面側)がタグ対象物に貼り付けられるが、上述したように、基本的にパッチアンテナとして動作するため、地導体2の大きさを放射導体3より大きくすると(第1図を参照)、放射導体3側が指向性を有することになる。
逆に、地導体2側の指向性は弱くなるため、地導体2が形成されている誘電体基板1の裏面側をタグ対象物に貼り付けても、タグ対象物からの影響は受け難くなる。
第1図の無線タグ装置は、整流回路を含む集積回路6を実装しているので、外部から電力の供給を受けることなく、電力を得て動作することができる。
即ち、集積回路6の整流回路は、外部電波の到来に伴って放射導体3と地導体2間に高周波が誘起されると、その高周波を整流して電力を生成するので、集積回路6の高周波回路やディジタル回路などは、整流回路により生成された電力を利用して動作する。
即ち、集積回路6の整流回路は、外部電波の到来に伴って放射導体3と地導体2間に高周波が誘起されると、その高周波を整流して電力を生成するので、集積回路6の高周波回路やディジタル回路などは、整流回路により生成された電力を利用して動作する。
なお、アンテナの動作に必要な回路、即ち、高周波回路、ディジタル回路及び整流回路は、すべて集積回路6の中に収められているので、第1図の無線タグ装置では、給電用のスルーホール5以外の配線は不要な構成になっている。
ここで、第2図は第1図のA面内の電界の水平成分(放射導体3に沿った電界成分)の分布を示す説明図であり、第2図から放射導体3の近傍では、電界の水平成分が小さいことが確認できる。
このため、放射導体3に平行な部品や線路は、アンテナとの結合が小さくなる。したがって、放射導体3の上に部品を配置しても、その部品がアンテナに与える影響は小さい。
このため、放射導体3に平行な部品や線路は、アンテナとの結合が小さくなる。したがって、放射導体3の上に部品を配置しても、その部品がアンテナに与える影響は小さい。
高周波回路、ディジタル回路及び整流回路を含む集積回路6は、アンテナの放射導体3の近傍に、放射導体3と平行に設置されているので、アンテナからの放射電界との結合が小さく、アンテナの放射特性に与える影響は小さいものとなる。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、外部電波の到来に伴って放射導体3と地導体2間に誘起される高周波を整流して電力を生成し、その電力を利用して動作する集積回路6を、スルーホール5と放射導体3の間に挿入するように構成したので、タグ対象物から受ける影響を軽減することができる効果がある。
即ち、地導体2が形成されている誘電体基板1の裏面側(高周波回路を含む集積回路6が形成されていない面側)がタグ対象物に貼り付けられても、放射導体3や集積回路6が、地導体2によってタグ対象物と電気的に遮断されるため、タグ対象物から受ける影響が小さくなる効果が得られる。
また、この実施の形態1によれば、1層の基板である誘電体基板1をエッチングするだけで、放射導体3や地導体2を形成してパッチアンテナを構成することができるので、製造コストを低減することができる効果を奏する。
実施の形態2.
第3図はこの発明の実施の形態2による無線タグ装置を示す斜視図である。図において、第1図と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
第3図はこの発明の実施の形態2による無線タグ装置を示す斜視図である。図において、第1図と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
第1図の無線タグ装置における放射導体3には、放射導体3と比べて十分に小さい穴4が開けられているものについて示したが、第3図の無線タグ装置における放射導体3には、穴4に相当する円形の穴の一部に長方形の穴が追加された形状の穴11が施されている。
放射導体3に施されている穴11の内側には、放射導体3と同一平面になるように、線路12が形成されており、線路12の一端はスルーホール5と接続され、線路12の他端は集積回路6の端子と接続されている。なお、集積回路6のもう一方の端子は、上記実施の形態1と同様に、放射導体3の表面に形成されている給電端子と接続されている。
例えば、インピーダンス素子やフィルター素子である部品13,14は線路12に接続されている。
例えば、インピーダンス素子やフィルター素子である部品13,14は線路12に接続されている。
次に動作について説明する。
第3図の無線タグ装置は、第1図の無線タグ装置と同様に、誘電体基板1と地導体2と放射導体3からアンテナが構成され、このアンテナは基本的にパッチアンテナとして動作し、アンテナの基本的な特性は、第1図の無線タグ装置と同様である。
ただし、この実施の形態2では、放射導体3と線路12からコプレーナー線路が形成されている。
第3図の無線タグ装置は、第1図の無線タグ装置と同様に、誘電体基板1と地導体2と放射導体3からアンテナが構成され、このアンテナは基本的にパッチアンテナとして動作し、アンテナの基本的な特性は、第1図の無線タグ装置と同様である。
ただし、この実施の形態2では、放射導体3と線路12からコプレーナー線路が形成されている。
このコプレーナー線路は、スルーホール5と集積回路6を接続するための高周波用の線路として動作する。
コプレーナー線路には、インピーダンス素子やフィルター素子である部品13,14が接続されているため、アンテナのインピーダンスを変化させたり、不要な周波数成分を除去したりすることが可能である。
コプレーナー線路には、インピーダンス素子やフィルター素子である部品13,14が接続されているため、アンテナのインピーダンスを変化させたり、不要な周波数成分を除去したりすることが可能である。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、放射導体3に施されている穴11の内側には、放射導体3と同一平面になるように、線路12が形成されており、線路12の一端がスルーホール5と接続され、線路12の他端が集積回路6の端子と接続されているので、放射導体3と線路12からコプレーナー線路が形成され、そのコプレーナー線路にインピーダンス素子やフィルター素子である部品13,14を接続することが可能になる。
コプレーナー線路にインピーダンス素子である部品を接続すれば、アンテナのインピーダンスを変化させることができ、コプレーナー線路にフィルター素子である部品を接続すれば、不要な周波数成分を除去することができる効果を奏する。
なお、この実施の形態2では、コプレーナー線路にインピーダンス素子やフィルター素子である部品13,14を接続するものについて示したが、コプレーナー線路の特性インピーダンスを部分的に変化させるようにしても、アンテナのインピーダンスを変化させたり、不要な周波数成分を除去したりすることができる。
実施の形態3.
第4図はこの発明の実施の形態3による無線タグ装置を示す斜視図である。図において、第3図と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
導電性薄膜15は放射導体3に施されている穴11を覆っている導電性のフィルムである。
第4図はこの発明の実施の形態3による無線タグ装置を示す斜視図である。図において、第3図と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
導電性薄膜15は放射導体3に施されている穴11を覆っている導電性のフィルムである。
次に動作について説明する。
第4図の無線タグ装置の特性は、第3図の無線タグ装置の特性と基本的には同様である。
第3図の無線タグ装置の放射導体3に施されている穴11は、第1図の無線タグ装置の放射導体3に施されている穴4と比べて、サイズが大きくなるため、インピーダンス特性や放射特性が変化する場合がある。
第4図の無線タグ装置の特性は、第3図の無線タグ装置の特性と基本的には同様である。
第3図の無線タグ装置の放射導体3に施されている穴11は、第1図の無線タグ装置の放射導体3に施されている穴4と比べて、サイズが大きくなるため、インピーダンス特性や放射特性が変化する場合がある。
この実施の形態3では、穴のサイズが大きくなることに伴うインピーダンス特性や放射特性の変化を抑制するため、放射導体3に施されている穴11を覆うように、導電性薄膜15を被せている。
これにより、放射導体3に穴11が施されていない場合の本来の特性に近づけることが可能となる。
これにより、放射導体3に穴11が施されていない場合の本来の特性に近づけることが可能となる。
なお、導電性薄膜15の放射導体3側の面は、誘電体フィルムなどにより絶縁されており、線路の地導体として動作する放射導体3と線路12とが短絡される不具合を防止している。
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、放射導体3に施されている穴11が導電性薄膜15で覆われているので、上記実施の形態2と同様の効果を奏するほかに、放射導体3に施される穴のサイズが大きくなることに伴うインピーダンス特性や放射特性の変化を抑制することができる効果を奏する。
実施の形態4.
第5図はこの発明の実施の形態4による無線タグ装置を示す斜視図である。図において、第3図と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
導線16,17は線路12を跨ぐように、両端が放射導体3に導通されている。
第5図はこの発明の実施の形態4による無線タグ装置を示す斜視図である。図において、第3図と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
導線16,17は線路12を跨ぐように、両端が放射導体3に導通されている。
次に動作について説明する。
第5図の無線タグ装置の特性は、第3図の無線タグ装置の特性と基本的には同様である。
第3図の無線タグ装置の放射導体3に施されている穴11は、第1図の無線タグ装置の放射導体3に施されている穴4と比べて、サイズが大きくなるため、インピーダンス特性や放射特性が変化する場合がある。
第5図の無線タグ装置の特性は、第3図の無線タグ装置の特性と基本的には同様である。
第3図の無線タグ装置の放射導体3に施されている穴11は、第1図の無線タグ装置の放射導体3に施されている穴4と比べて、サイズが大きくなるため、インピーダンス特性や放射特性が変化する場合がある。
この実施の形態4では、穴のサイズが大きくなることに伴うインピーダンス特性や放射特性の変化を抑制するため、両端が放射導体3に導通されている導線16,17を、線路12を跨ぐように設置している。
これにより、放射導体3に穴11が施されていない場合の本来の特性に近づけることが可能となる。
これにより、放射導体3に穴11が施されていない場合の本来の特性に近づけることが可能となる。
以上で明らかなように、この実施の形態4によれば、両端が放射導体3に導通されている導線16,17を、線路12を跨ぐように設置しているので、上記実施の形態2と同様の効果を奏するほかに、放射導体3に施される穴のサイズが大きくなることに伴うインピーダンス特性や放射特性の変化を抑制することができる効果を奏する。
なお、この実施の形態4では、2本の導線16,17を設置しているものについて示したが、3本以上の導線を設置して、各導線の間隔を狭めれば、放射導体3に穴11が施されていない場合の特性に、更に近づけることができる。
実施の形態5.
第6図はこの発明の実施の形態5による無線タグ装置を示す斜視図である。図において、第3図と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
ジャンパーのチップ部品18は線路12を跨ぐように、両端が放射導体3に導通されている。
第6図はこの発明の実施の形態5による無線タグ装置を示す斜視図である。図において、第3図と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
ジャンパーのチップ部品18は線路12を跨ぐように、両端が放射導体3に導通されている。
次に動作について説明する。
第6図の無線タグ装置の特性は、第3図の無線タグ装置の特性と基本的には同様である。
第3図の無線タグ装置の放射導体3に施されている穴11は、第1図の無線タグ装置の放射導体3に施されている穴4と比べて、サイズが大きくなるため、インピーダンス特性や放射特性が変化する場合がある。
第6図の無線タグ装置の特性は、第3図の無線タグ装置の特性と基本的には同様である。
第3図の無線タグ装置の放射導体3に施されている穴11は、第1図の無線タグ装置の放射導体3に施されている穴4と比べて、サイズが大きくなるため、インピーダンス特性や放射特性が変化する場合がある。
この実施の形態5では、穴のサイズが大きくなることに伴うインピーダンス特性や放射特性の変化を抑制するため、両端が放射導体3に導通されているジャンパーのチップ部品18を、線路12を跨ぐように設置している。
これにより、放射導体3に穴11が施されていない場合の本来の特性に近づけることが可能となる。
これにより、放射導体3に穴11が施されていない場合の本来の特性に近づけることが可能となる。
以上で明らかなように、この実施の形態5によれば、両端が放射導体3に導通されているジャンパーのチップ部品18を、線路12を跨ぐように設置しているので、上記実施の形態2と同様の効果を奏するほかに、放射導体3に施される穴のサイズが大きくなることに伴うインピーダンス特性や放射特性の変化を抑制することができる効果を奏する。
また、この実施の形態5では、導線16,17の代わりに、ジャンパーのチップ部品18を使用しているので、実装が容易になり、製造コストの低減に寄与することができる効果も奏する。
なお、この実施の形態5では、ジャンパーのチップ部品18を1個だけ設置しているものについて示したが、ジャンパーのチップ部品18を2個以上設置して、各チップ部品18の間隔を狭めれば、放射導体3に穴11が施されていない場合の特性に、更に近づけることができる。
実施の形態6.
上記実施の形態1〜5では、特に言及していないが、集積回路6からアンテナ側を見たインピーダンス、即ち、放射導体3とスルーホール5間のインピーダンスが、集積回路6の内部インピーダンスと複素共役の関係になるように調整するようにしてもよい。
ここで、複素共役の関係とは、放射導体3とスルーホール5間のインピーダンスZ1=R1+jX1と、集積回路6の内部インピーダンスZ2=R2+jX2との関係が、R1≒R2、X1≒−X2を満足することを意味している。
上記実施の形態1〜5では、特に言及していないが、集積回路6からアンテナ側を見たインピーダンス、即ち、放射導体3とスルーホール5間のインピーダンスが、集積回路6の内部インピーダンスと複素共役の関係になるように調整するようにしてもよい。
ここで、複素共役の関係とは、放射導体3とスルーホール5間のインピーダンスZ1=R1+jX1と、集積回路6の内部インピーダンスZ2=R2+jX2との関係が、R1≒R2、X1≒−X2を満足することを意味している。
このように、両者のインピーダンスが複素共役の関係になるように調整すると、アンテナにより受信された電波の電力を有効に集積回路6に伝達することが可能となる。
なお、集積回路6からアンテナ側を見たインピーダンスを調整するには、例えば、アンテナサイズを変更したり、スルーホール5の位置を変更したり、インピーダンス素子である部品13等によってインピーダンスを変換したりすればよい。
上記実施の形態1〜5では、アンテナの形状が正方形であるものについて示したが、これに限るものではなく、例えば、アンテナの形状が長方形であってもよいし、円形であってもよいし、その他の形状であっても同様の効果が得られる。
また、アンテナの一部に切り欠きを設けて、円偏波を放射するものでもよい。
また、アンテナの一部に切り欠きを設けて、円偏波を放射するものでもよい。
以上のように、この発明に係る無線タグ装置は、外部から到来してくる電波を整流して電力を生成することにより、電源の搭載を不要にする必要性が高い無線タグに用いるものに適している。
Claims (8)
- 誘電体基板の一方の面に形成された地導体と、上記地導体が形成されている上記誘電体基板の面と反対側の面に形成された放射導体と、一端が上記放射導体に施されている穴の内側に位置し、他端が上記地導体と導通されている導体線と、上記導体線と上記放射導体の間に挿入され、外部電波の到来に伴って上記放射導体と上記地導体間に誘起される高周波を整流して電力を生成し、その電力を利用して動作する集積回路とを備えた無線タグ装置。
- 放射導体に施されている穴の内側に、一端が導体線と導通している線路が上記放射導体と略同一平面上に形成されており、集積回路の一端が上記線路の他端と接続され、上記集積回路の他端が上記放射導体と接続されていることを特徴とする請求の範囲第1項記載の無線タグ装置。
- 線路に部品が接続されていることを特徴とする請求の範囲第2項記載の無線タグ装置。
- 部品がインピーダンス素子とフィルター素子の双方、または、インピーダンス素子又はフィルター素子の一方であることを特徴とする請求の範囲第3項記載の無線タグ装置。
- 放射導体に施されている穴が導電性のフィルムで覆われていることを特徴とする請求の範囲第2項記載の無線タグ装置。
- 線路を跨ぐように、両端が放射導体に導通されている導線が付加されていることを特徴とする請求の範囲第2項記載の無線タグ装置。
- 線路を跨ぐように、両端が放射導体に導通されているジャンパーのチップ部品が付加されていることを特徴とする請求の範囲第2項記載の無線タグ装置。
- 放射導体と導体線間のインピーダンスが集積回路の内部インピーダンスと複素共役になるように設定されていることを特徴とする請求の範囲第1項記載の無線タグ装置。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080729 |