JPWO2005107588A1 - 生体情報に基づく診断装置 - Google Patents
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Abstract
より正確な診断および治療法を提示できる、生体情報に基づく診断装置を提供する。この診断装置は、生体の手足の指に存在する経穴である井穴にパルス電圧を印加し、流れる電流I(t)の波形から診断パラメータを測定する診断パラメータ測定装置と、前記診断パラメータ測定装置により測定された診断パラメータBP,AP,IQ、および/または診断パラメータより演算で求めた各種値とから、生体の臓器を診断し、診断の結果に対する治療法を提示するコンピュータを備える。
Description
本発明は、生体における経絡各臓器の機能状態を診断するための診断装置に関するものである。
一般に西洋医学においては、各臓器の機能や疾病の検査診断を行うにあたっては、心臓の機能を測定する場合の心電図等を別として、主として生化学的な臨床検査が行われている。しかし、このような生化学的検査によれば多大の費用,時間,労力を必要とし、さらに検査を受ける患者の苦痛を伴うことが多い。
これに対して東洋医学(または中国医学)、特に鍼灸学では、全身的に「経絡」という系統(刺激感受系または反応系として認知できる)の存在を臨床経験的に知り、これら経絡が、ある臓器およびそれを支配する自律神経と密接な関係があることを確認し、経絡における反応点(経穴、俗にツボと称する)の異常状態を見付け出すことにより、その反応点に関連付けられた各臓器の疾病の有無を診断し、あるいはこの異常状態にある反応点に対して針,熱,電気等による物理的な刺激を与えることによって異常状態を調整するような治療が行われていることは周知である。
本出願に係る発明者は、手足の指の先端付近にある経穴である「井穴」にパルス電圧を印加し、流れる電流波形から各種の診断パラメータを求め、臓器機能を診断する経絡−臓器機能装置を既に提案している(特公平2−33381号公報参照)。このように測定点として井穴を選んだ理由は、(1)被験者が服を脱ぐなどの必要がなく、簡単に測定できる、(2)井穴からの測定は、その他のツボを測定点とするのに比べて、測定位置を特定しやすく、測定条件を一定に保ちやすいという利点がある、ということによる。
この経絡−臓器機能診断装置の出力する各種データに基づいて、臓器機能の診断を行うには、検者に東洋医学の知識および経験を必要とした。また検者が、診断の結果に基づいて適格な治療法までも提案することは難しかった。
本出願に係る発明者は、前述した経絡−臓器診断装置によって集積した多くの被験者の測定データと、東洋医学に対する深い知識とに基づいて、より正確な診断と、より適切な治療法とを提示することを可能にした。
本出願の発明者は、既に提案している経絡−臓器診断装置に、より正確な診断機能を付加し、さらには治療法をも提示する機能をも付加することを考えた。
これに対して東洋医学(または中国医学)、特に鍼灸学では、全身的に「経絡」という系統(刺激感受系または反応系として認知できる)の存在を臨床経験的に知り、これら経絡が、ある臓器およびそれを支配する自律神経と密接な関係があることを確認し、経絡における反応点(経穴、俗にツボと称する)の異常状態を見付け出すことにより、その反応点に関連付けられた各臓器の疾病の有無を診断し、あるいはこの異常状態にある反応点に対して針,熱,電気等による物理的な刺激を与えることによって異常状態を調整するような治療が行われていることは周知である。
本出願に係る発明者は、手足の指の先端付近にある経穴である「井穴」にパルス電圧を印加し、流れる電流波形から各種の診断パラメータを求め、臓器機能を診断する経絡−臓器機能装置を既に提案している(特公平2−33381号公報参照)。このように測定点として井穴を選んだ理由は、(1)被験者が服を脱ぐなどの必要がなく、簡単に測定できる、(2)井穴からの測定は、その他のツボを測定点とするのに比べて、測定位置を特定しやすく、測定条件を一定に保ちやすいという利点がある、ということによる。
この経絡−臓器機能診断装置の出力する各種データに基づいて、臓器機能の診断を行うには、検者に東洋医学の知識および経験を必要とした。また検者が、診断の結果に基づいて適格な治療法までも提案することは難しかった。
本出願に係る発明者は、前述した経絡−臓器診断装置によって集積した多くの被験者の測定データと、東洋医学に対する深い知識とに基づいて、より正確な診断と、より適切な治療法とを提示することを可能にした。
本出願の発明者は、既に提案している経絡−臓器診断装置に、より正確な診断機能を付加し、さらには治療法をも提示する機能をも付加することを考えた。
したがって、本発明の目的は、より正確な診断および治療法を提示できる、生体情報に基づく診断装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、被験者の理解を容易ならしめるために、診断結果を視覚的に表示できるようにした生体情報に基づく診断装置を提供することにある。
本発明の生体情報に基づく診断装置は、生体の手足の指に存在する経穴にパルス電圧を印加し、流れる電流I(t)の波形から診断パラメータを測定する診断パラメータ測定装置と、診断パラメータ測定装置により測定された診断パラメータ、および/または診断パラメータより演算で求めた各種値から、生体の臓器を診断し、診断の結果に対する治療法を提示する演算装置とを備える。
診断パラメータは、前記電流I(t)の波形が、時刻t1で最大値BPに立上り、その後減衰して時刻t2で一定値APになる場合に、
最大値BPと、
一定値APと、
である。
本発明の診断装置は、診断パラメータおよびまたは前記診断パラメータより演算で求めた各種値と、診断結果および治療法とを表示するディスプレイをさらに備えるのが好適である。
本発明の他の目的は、被験者の理解を容易ならしめるために、診断結果を視覚的に表示できるようにした生体情報に基づく診断装置を提供することにある。
本発明の生体情報に基づく診断装置は、生体の手足の指に存在する経穴にパルス電圧を印加し、流れる電流I(t)の波形から診断パラメータを測定する診断パラメータ測定装置と、診断パラメータ測定装置により測定された診断パラメータ、および/または診断パラメータより演算で求めた各種値から、生体の臓器を診断し、診断の結果に対する治療法を提示する演算装置とを備える。
診断パラメータは、前記電流I(t)の波形が、時刻t1で最大値BPに立上り、その後減衰して時刻t2で一定値APになる場合に、
最大値BPと、
一定値APと、
である。
本発明の診断装置は、診断パラメータおよびまたは前記診断パラメータより演算で求めた各種値と、診断結果および治療法とを表示するディスプレイをさらに備えるのが好適である。
図1は、手足の指にある井穴の位置を示す図である。
図2は、診断パラメータを説明するための電流波形I(t)を示す図である。
図3は、本発明の診断装置を示す図である。
図4は、パラメータ測定装置の電子回路ブロックを示す図である。
図5は、関電極および不関電極を取付けた状態を示す図である。
図6は、関電極を示す図である。
図7は、測定中のパラメータBPを表示している画面の一例を示す図である。
図8は、パラメータBP,APについての全身バランスを示す画面の一例を示す図である。
図9は、左右の手足の診断パラメータBPについてのレーダーチャートを示す図である。
図10は、兪穴表示の画面の一例を示す図である。
図11は、中国医学の考え方にしたがって体質の分類を示す画面の一例を示す図である。
図12は、インドのヨガの考え方にしたがって体質の分類を示す画面の一例を示す図である。
図13は、パラメータBPについての標準化グラフの画面の一例を示す図である。
図14は、パラメータBPについての標準化順位を示す画面の一例を示す図である。
図15は、測定値一覧の画面の一例を示す図である。
図16は、パラメータBPについての測定値分析画面の一例を示す図である。
図17は、パラメータBPについての統計画面の一例を示す図である。
図18は、パラメータBPについての統計画面の一例を示す図である。
図19は、パラメータBPについての統計画面の一例を示す図である。
図20は、パラメータBPに基づく診断,治療法を表示する画面を示す図である。
図21は、パラメータAP,IQに基づく診断,治療法を表示する画面を示す図である。
図22は、パラメータBP,AP,IQの全ての計測結果をもとに診断し、治療法を表示する画面を示す図である。
図23は、ソフトウェア処理を示すフローチャートである。
図2は、診断パラメータを説明するための電流波形I(t)を示す図である。
図3は、本発明の診断装置を示す図である。
図4は、パラメータ測定装置の電子回路ブロックを示す図である。
図5は、関電極および不関電極を取付けた状態を示す図である。
図6は、関電極を示す図である。
図7は、測定中のパラメータBPを表示している画面の一例を示す図である。
図8は、パラメータBP,APについての全身バランスを示す画面の一例を示す図である。
図9は、左右の手足の診断パラメータBPについてのレーダーチャートを示す図である。
図10は、兪穴表示の画面の一例を示す図である。
図11は、中国医学の考え方にしたがって体質の分類を示す画面の一例を示す図である。
図12は、インドのヨガの考え方にしたがって体質の分類を示す画面の一例を示す図である。
図13は、パラメータBPについての標準化グラフの画面の一例を示す図である。
図14は、パラメータBPについての標準化順位を示す画面の一例を示す図である。
図15は、測定値一覧の画面の一例を示す図である。
図16は、パラメータBPについての測定値分析画面の一例を示す図である。
図17は、パラメータBPについての統計画面の一例を示す図である。
図18は、パラメータBPについての統計画面の一例を示す図である。
図19は、パラメータBPについての統計画面の一例を示す図である。
図20は、パラメータBPに基づく診断,治療法を表示する画面を示す図である。
図21は、パラメータAP,IQに基づく診断,治療法を表示する画面を示す図である。
図22は、パラメータBP,AP,IQの全ての計測結果をもとに診断し、治療法を表示する画面を示す図である。
図23は、ソフトウェア処理を示すフローチャートである。
本発明の診断装置が生体情報を得る手足の指にある井穴の位置を図1に示す。各井穴には、各経絡に関係した各臓器に関連する名称が付せられている。手指については、肺経,大腸経,心包経,隔兪経,三焦経,心経,小腸経であり、足指については、脾経,肝経,胃経,八兪経,胆経,腎経,膀胱経である。
このような井穴に電極を取付け、矩形状のパルス電圧を印加し、井穴に流れる電流の変化を検出し、3種類の診断パラメータを求める。
図2は、診断パラメータを説明するための電流波形I(t)を示す。電流は、時刻t1でピークに達し、その後減衰して時刻t2で一定値に達する。このような減衰波形の時刻t1におけるピーク値を診断パラメータBP、一定値を診断パラメータAP、時刻t1から時刻t2の間の一定値AP以上の電流積分値(図2に斜線で示す)を診断パラメータIQとする。
パラメータIQは、数学的には、次式で表される。
パラメータBPは生体の気エネルギー(体液循環)に、パラメータAPは生体の自律神経に、パラメータIQは生体の免疫系に関連していることが確かめられている。本発明の診断装置は、このような3種類の診断パラメータに基づいて診断を行うものである。
図3に、本発明の診断装置10を示す。診断装置は、診断パラメータ測定装置12と、コンピュータ14と、ディスプレイ16と、プリンタ18とから構成されている。
診断パラメータ測定装置12は、パラメータBP,AP,IQを測定するものであり、不関電極20と、測定用プローブ22とが、ケーブルにより接続されている。なお、不関電極20は、両手,両足用に合計4個接続されているが、図面を簡単にするため、1個のみ図示してある。
図4は、パラメータ測定装置12の電子回路ブロックを示す。測定装置12は、被験者の手足の指の井穴に印加するパルス電圧を発生するパルス電圧発生器30と、パルス電圧の印加により井穴に流れる電流を検出する電流検出抵抗32と、検出された電流を増幅する前置増幅器34と、増幅された電流をサンプリングするサンプリング回路36と、アナログであるサンプリング値をデジタル値に変換するアナログ/デジタル(A/D)変換器38と、デジタル値を時系列的に記憶する多チャンネルの波形メモリ40と、波形メモリ40から読み出した波形データから、診断パラメータBP,AP,IQを求めるパラメータ解析部42とを備えている。パラメータ解析部42で得られた診断パラメータBP,AP,IQは、コンピュータ14へ送られる。
コンピュータ14では、診断パラメータを処理して平均値,標準偏差などを求め、健常者の正常な値の平均値である基準値あるいは正常範囲の値と比較して診断を行い、診断結果に対応する治療法を読出して、ディスプレイ16あるいはプリンタ18に出力する。
本発明の診断装置の動作をさらに詳細に説明する。被験者の両手の手首、および両足の足首にそれぞれ不関電極20を取付ける。不関電極20は、導電性粘着部材の上面にリード線が接続された構造のものである。図5には、左手の手首に不関電極20を取付けた状態を示す。不関電極20は、ケーブルにより診断パラメータ測定装置12に接続されている。さらに、手指の各井穴には関電極50を取付ける。関電極は、図6に示すように、導電性粘着性部材52の上面に金属箔54が貼られたものである。
図5には、関電極50が左手指の各井穴に、粘着性導電部材が接着するようにして取付けた状態をさらに示している。
これら関電極50の金属箔54に、検者が測定用プローブ22の金属先端部を順次押し当てていく。これを、両手,両足の井穴のすべてについて行う。すなわち、井穴の合計個数は28個あるので、28回の動作を繰り返すことになる。
図4に基づいて説明したように、検出用プローブ22が関電極に触れると、パルス発生器30からパルス電圧が印加され、直後に流れる電流が検出抵抗32で検出され、パラメータ解析部42では、診断パラメータBP,AP,IQが求められる。求められた診断パラメータはコンピュータ14へ送られる。
次に、コンピュータ14における処理について説明する。基本的に、コンピュータ14における処理は、測定された診断パラメータから平均値,標準偏差などに演算して、診断結果および治療法と共に視覚的にディスプレイ16に表示し、あるいはプリンタ18から出力することにある。表示の形態には、(1)測定データ表示、(2)全身バランス、(3)レーダーチャート、(4)兪穴表示、(5)体質分類、(6)標準化グラフ、(7)標準化順位、(8)測定値一覧、(9)測定値分析、(10)統計(平均・偏差グラフ)、(11)統計(平均・偏差表)、(12)統計(時系列グラフ)、(13)治療法、(14)総合診断がある。
次に、ディスプレイ上の各表示形態について説明する。
(1)測定データ表示
測定中の診断パラメータを表示する画面である。この画面は、左手および右手の各井穴の測定診断パラメータを、測定が終了するごとに表示する。
図7には、測定中のパラメータBPを表示している画面の一例を示す。表示は、数値表示50およびグラフ表示52の両方を行う。数値表示において左右差が一定値を越えた場合にのみ、差が表示される。
検者は、この画面を見ながら測定を行い、異常データに対しては、確認の再測定などを行うことができる。
(2)全身バランス
診断パラメータBP,AP,IQの大小,上/下,左/右のバランスをグラフ表示して示す画面である。
図8には、体液循環(BP)および自律神経(AP)の状態の一例を示している。また、画面の上段54が全身の平均値を、画面の下段56が全身のバランスを示している。
画面上段54には、全身のBP,AP平均値と、健常者の正常な範囲との比較が表示される。全身のBP,AP平均値は、▼印58で指示されている。
画面下段56には、左/右および上/下のBP,AP平均値と、健常者の平均値(基準値)との比が示されている。左/右比は、▼印59で指示され、上/下比は▼印60で指示されている。
(3)レーダーチャート
診断パラメータBP,AP,IQをレーダーチャートで表示する画面である。
図9には、左右の手足の診断パラメータBPについてのレーダーチャートを示す。グラフ62は、診断パラメータの基準値に対する比で示されている。基準値は、円64で示されている。バランスがとれている場合は、基準値円64に沿ったグラフになる。
(4)兪穴表示
兪穴を中心とした画面である。中国医学では、兪穴とは背中にある治療点で、それぞれの経絡と関係が深いとされるものである。
図10には、診断パラメータBPについての画面の一例を示す。画面左側にはグラフ66が、画面右側には、関連する経絡の名前68と、背中での位置を示す骨格図70とが表示されている。
グラフ66は、左/右の各パラメータの測定値がバーグラフで表示され、各バーグラフの中ほどに縦に引かれた破線72が基準値を表している。各パラメータの測定値について、この基準値に対する比がバーグラフで表示されている。したがって、バランスが整っている場合は、基準値の破線に沿って整ったグラフになる。
基準値との比が大きいものから順に、+++,++,+が表示され、基準値との比較が小さいものから順に、−−−,−−,−が表示されている。
(5)体質分類
経絡を、関連付けられた器官や機能ごとに分類して表示し、体質や体調を推測する画面である。
体質は、中国医学の考え方にしたがった体質の分類、およびインドのヨガの考え方にしたがった体質の分類を表示する。
図11は、中国医学の考え方にしたがって体質の分類を示す画面の一例である。現代医学の各器官になるべく合わせて経絡を分類したものである。
経絡は左/右2つで一組として、それぞれ特定の器官や機能に関連付けられている。ここでは、器官や機能ごとに経絡を分類し、体質や体調を推測している。
左半身/右半身について、各経絡ごとのBP値と基準値と比の大小と、左/右差を表示している。BP値が大きいものから運に、+++,++,+で指示され、小さいものから順に、−−−,−−,−で指示されている。
また、中国医学における経絡や体質の説明が表示される。
図12は、インドのヨガの考え方にしたがって体質の分類を示す画面の一例である。インドのヨガで用いられるチャクラに合わせて、経絡を分類したものである。
左半身/右半身について、各経絡ごとのBP値と基準値との比の大小と、左/右差を表示している。比が大きいものから順に、+++,++,+で指示され、小さいものから順に、−−−,−−,−で指示されている。
(6)標準化グラフ
体質や体調を推測する画面である。経絡を、機能ごとに2つずつの組に分け、それぞれの大小を比較している。
図13は、BP値についての標準化グラフの一例を示す画面である。経絡は左右2つで一組として、それぞれの特定の器官や機能に関連付けられている。ここでは、器官や機能ごとに経絡を分類している。
画面の左側には、BP値と基準値との比をバーグラフで表し、比が大きいものから順に、+++,++,+で指示し、小さいものから順に、−−−,−−,−で指示している。各バーグラフの中ほどに縦に引かれた破線73が基準値を表している。
画面右側には、BP値と基準値との比の数値を示している。
(7)標凖化順位
測定結果を大きいものから順に並べて表示する画面である。各経絡のパラメータの基準値に対する測定値の比を表示する。
図14は、一例としてBP値についての画面を示す。左から順に、左/右半身の平均,左半身,右半身について、基準値との比が大きいものから順に、経絡名と対応させて表示している。
また、右端の欄には、左/右差が大きいものから順に、経絡名と基準値に対する左/右差の比を表示している。
(8)測定値一覧
診断パラメータBP,AP,IQの測定値を一覧表示し、詳細な情報を確認する画面である。
図15に、画面の一例を示す。左から順に、BP(体液循環),AP(自律神経),IQ(防衛機能)のそれぞれについて、左半身,右半身,左/右差を、測定の順番に表示している。
(9)測定値分析
測定結果を診断パラメータBP,AP,IQについて細かく表示する画面である。
図16に、診断パラメータBPについての画面の一例を示す。画面上段74には、全身の平均値,上/下,左/右,偏差,陰/陽を表示する。下段左欄76には左/右平均値を、下段中欄78には左/右差を、下段右欄80には基準値からの順位の変動を示す。
(10)統計(平均・偏差グラフ)
複数回の測定をもとに、それぞれの経絡の平均値,標準偏差をレーダーチャートで表示し、体質を推測する画面である。
測定値は、その時々の体調による影響を受け、体質そのものを表しているわけではない。また、一度の測定では体液循環の良否を比較することはできるが、体液循環の変化が現れやすいのは、どの経絡かまでは判断することはできない。
このため、正しく体液循環の良否を把握し、かつ、変化の様子も捉えるために、複数回(10回以上)の測定結果を統計的に表示するのが、この画面である。
図17は、左右の手足の診断パラメータBPについての画面の一例を示す図である。グラフ82は平均値を、円84は基準値を、灰色領域86は複数回測定の標準偏差の大きさを表している。
(11)統計(平均・偏差表)
複数回の測定をもとに、それぞれの経絡の平均値,標準偏差を一覧にして表示する画面である。10回以上の測定データをもとに表示を行う。
図18は、診断パラメータBPについての画面の一例を示す図である。それぞれ経絡の平均値と標準偏差を、左右の順で表示している。大きいものから順に、+++,++,+で指示され、小さいものから順に、−−−,−−,−で指示されている。
また、画面右側には、両手両足別に平均値、標準偏差の平均値を表示し、全体的なバランスが分かるようにしている。
(12)統計(時系列グラフ)
複数回の測定について、測定結果の概要を比較する画面であり、レーダーチャートで表示される。
図19は、診断パラメータBPについての画面の一例を示す図である。左右の手足についての診断パラメータBPのレーダーチャートである。グラフ88は平均値を、円90は基準値を示している。
(13)治療法
測定結果をもとに診断し、治療法を表示する画面である。診断パラメータBP,AP,IQの平均値,上/下,左/右について、診断,治療法の表示を行う。
図20はパラメータBPに基づく診断,治療法を示す画面、図21はパラメータAP,IQに基づく診断,治療法を示す画面である。
画面上段の左欄92には、全身の平均値と基準値との比較が表示され、それについての診断,治療法が欄94,96にそれぞれ表示される。
画面中段の左欄98には、上/下の比較が表示され、それについての診断,治療法が欄100,102にそれぞれ表示される。
画面下段の左欄104には、左/右の比較が表示され、それについての診断,治療法が欄106,108にそれぞれ表示される。
図20に示すように、BP値についてのみ、陰/陽関係,チャクラについても診断,治療法の表示を行う。
陰/陽関係の診断,治療法は、欄110,112にそれぞれ表示され、チャクラの診断,治療法は、欄114,116にそれぞれ表示されている。
(14)総合診断
診断パラメータBP,AP,IQの全ての計測結果をもとに診断し、治療法を表示する画面である。
図22は、画面の一例を示す。画面上段の欄118には、パラメータBP,AQ,IQについて、全身の平均値と基準値との比較が表示され、それについての診断,治療法が画面中段の欄120に表示される。
画面中段の欄122には、上/下の比較が表示され、それについての診断,治療法が表示される。
画面下段の欄124には、左/右の比較が表示され、それについての診断,治療法が表示される。
以上により、画面への表示形態について説明を終える。
本願発明の特徴をなす診断,治療法の提示については、パラメータBP,AP,IQについて、コンピュータ14内のメモリに下記のテーブルを有しており、各パラメータの値および各パラメータを演算した値に基づいて、診断,治療法が決定される。
(1)パラメータBP,AP,IQの平均値に基づく診断,治療法
診断,治療法の決定は、手足の28経絡のパラメータBP,AP,IQの平均値に基づいて行われる。下記テーブル1が参照される。
(2)F/T(Finger/Toe)に基づく診断,治療法
F/Tは、手の14井穴での測定値の平均値BP,AP,IQと、足の14井穴での測定値の平均値BP,AP,IQとの比である。下記テーブル2を参照して、診断,治療法が決定される。
(3)L/R(Left/Right)に基づく診断,治療法
L/Rは、左側の手足の14井穴の平均値BP,AP,IQと、右側の手足の14井穴の平均値BP,AP,IQとの比である。下記テーブル3を参照して、診断,治療法が決定される。
(4)パラメータAP,BP,IQの陰陽に基づく診断,治療法
本出願の発明者は、健常者では、陰陽関係にある2つの経絡間では必ず「陰経の経絡>陽経の経絡」という関係にあることを、多数の測定値において見出した。すなわち、
(陰経) (陽経)
肝経 > 胆経
心経 > 小腸経
脾経 > 胃経
肺経 > 大腸経
腎経 > 膀胱経
心包経 > 三焦経
の関係にある。
さらに、身体の何れかに疾病があると、その疾病と関係のある経絡に「陽経のパラメータ>陰経のパラメータ」という逆転が生じることを見出した。
このような陰/陽の関係がわかれば、下記テーブル4を参照して、診断,治療法を決定できる。
(5)チャクラに基づく診断,治療法
本出願人の発明者は、中国医学における経絡−臓器の概念と、インドのヨガにおけるチャクラとの間に対応関係があることを見出した。
対応関係を以下に示す。
各チャクラタイプは、次のような特性を有している。
・アジナタイプ
このチャクラが目覚めると、自己統御が利き、全体の立場で物を考え行動ができる管理職に適し、直観智がよく働き、無執着を達成する。
また、自己を離れて自己を見ることができ、発明、発見に勝れる。
・ヴィシュダタイプ
このチャクラが目覚めると、無執着、自由で、直観智に勝れ、身体機能の意志的コントロールが可能となる。また、話術にたけ、ESP,PK能力が発現する。
・アナハタタイプ
第1アナハタ(心経,小腸経)は、心臓との関係が深い。
第2アナハタ(心包経,三焦経)は、動静脈、および全身との関係が深い。
アナハタが目覚めると、人類愛に目覚め、PK能力が発現する。
・マニプラタイプ
第1マニプラ(脾経,胃経)は、胃,脾と関係が深く、憑依現象,内向性,感情に関係する。
第2マニプラ(肝経,胆経)は、感情が積極的,攻撃的に働き、筋肉機能と関係が深い。このチャクラが目覚めると、消化器系が健全化し、ESP能力が発現し、感情のコントロールが利き、情感に富み優しくなる。
・スワディスターナタイプ
このチャクラが目覚めると、子どものような純粋性,自然発生的直感を得、ESP能力が自然発生的に生じる。また性的エネルギーが強くなる。
本願発明の診断装置は、以上説明したチャクラの動きという視点で、下記テーブル5を参照して診断装置,治療法を提示することができる。
以上に説明した種々の画面の作成は、コンピュータ14のソフトウェアによって実現される。ソフトウェアの処理の概略を、図23に示す。
コンピュータ14のメモリ内にはパラメータ測定装置12から送られ、コンピュータ14のメモリに記憶する(ステップS1)。
メモリに記憶されている診断パラメータを読出して、前述した各種画面において表示される平均値,標凖偏差などを演算する(ステップS2)。記憶されているパラメータおよび/または演算された値に基づき、メモリに記憶されているテーブルから対応する診断,治療法を呼出す(ステップS3)。測定パラメータ、および/または演算された値、および/または読出された診断,治療法を用いて、画面を作成する(ステップS4)。
このような井穴に電極を取付け、矩形状のパルス電圧を印加し、井穴に流れる電流の変化を検出し、3種類の診断パラメータを求める。
図2は、診断パラメータを説明するための電流波形I(t)を示す。電流は、時刻t1でピークに達し、その後減衰して時刻t2で一定値に達する。このような減衰波形の時刻t1におけるピーク値を診断パラメータBP、一定値を診断パラメータAP、時刻t1から時刻t2の間の一定値AP以上の電流積分値(図2に斜線で示す)を診断パラメータIQとする。
パラメータIQは、数学的には、次式で表される。
パラメータBPは生体の気エネルギー(体液循環)に、パラメータAPは生体の自律神経に、パラメータIQは生体の免疫系に関連していることが確かめられている。本発明の診断装置は、このような3種類の診断パラメータに基づいて診断を行うものである。
図3に、本発明の診断装置10を示す。診断装置は、診断パラメータ測定装置12と、コンピュータ14と、ディスプレイ16と、プリンタ18とから構成されている。
診断パラメータ測定装置12は、パラメータBP,AP,IQを測定するものであり、不関電極20と、測定用プローブ22とが、ケーブルにより接続されている。なお、不関電極20は、両手,両足用に合計4個接続されているが、図面を簡単にするため、1個のみ図示してある。
図4は、パラメータ測定装置12の電子回路ブロックを示す。測定装置12は、被験者の手足の指の井穴に印加するパルス電圧を発生するパルス電圧発生器30と、パルス電圧の印加により井穴に流れる電流を検出する電流検出抵抗32と、検出された電流を増幅する前置増幅器34と、増幅された電流をサンプリングするサンプリング回路36と、アナログであるサンプリング値をデジタル値に変換するアナログ/デジタル(A/D)変換器38と、デジタル値を時系列的に記憶する多チャンネルの波形メモリ40と、波形メモリ40から読み出した波形データから、診断パラメータBP,AP,IQを求めるパラメータ解析部42とを備えている。パラメータ解析部42で得られた診断パラメータBP,AP,IQは、コンピュータ14へ送られる。
コンピュータ14では、診断パラメータを処理して平均値,標準偏差などを求め、健常者の正常な値の平均値である基準値あるいは正常範囲の値と比較して診断を行い、診断結果に対応する治療法を読出して、ディスプレイ16あるいはプリンタ18に出力する。
本発明の診断装置の動作をさらに詳細に説明する。被験者の両手の手首、および両足の足首にそれぞれ不関電極20を取付ける。不関電極20は、導電性粘着部材の上面にリード線が接続された構造のものである。図5には、左手の手首に不関電極20を取付けた状態を示す。不関電極20は、ケーブルにより診断パラメータ測定装置12に接続されている。さらに、手指の各井穴には関電極50を取付ける。関電極は、図6に示すように、導電性粘着性部材52の上面に金属箔54が貼られたものである。
図5には、関電極50が左手指の各井穴に、粘着性導電部材が接着するようにして取付けた状態をさらに示している。
これら関電極50の金属箔54に、検者が測定用プローブ22の金属先端部を順次押し当てていく。これを、両手,両足の井穴のすべてについて行う。すなわち、井穴の合計個数は28個あるので、28回の動作を繰り返すことになる。
図4に基づいて説明したように、検出用プローブ22が関電極に触れると、パルス発生器30からパルス電圧が印加され、直後に流れる電流が検出抵抗32で検出され、パラメータ解析部42では、診断パラメータBP,AP,IQが求められる。求められた診断パラメータはコンピュータ14へ送られる。
次に、コンピュータ14における処理について説明する。基本的に、コンピュータ14における処理は、測定された診断パラメータから平均値,標準偏差などに演算して、診断結果および治療法と共に視覚的にディスプレイ16に表示し、あるいはプリンタ18から出力することにある。表示の形態には、(1)測定データ表示、(2)全身バランス、(3)レーダーチャート、(4)兪穴表示、(5)体質分類、(6)標準化グラフ、(7)標準化順位、(8)測定値一覧、(9)測定値分析、(10)統計(平均・偏差グラフ)、(11)統計(平均・偏差表)、(12)統計(時系列グラフ)、(13)治療法、(14)総合診断がある。
次に、ディスプレイ上の各表示形態について説明する。
(1)測定データ表示
測定中の診断パラメータを表示する画面である。この画面は、左手および右手の各井穴の測定診断パラメータを、測定が終了するごとに表示する。
図7には、測定中のパラメータBPを表示している画面の一例を示す。表示は、数値表示50およびグラフ表示52の両方を行う。数値表示において左右差が一定値を越えた場合にのみ、差が表示される。
検者は、この画面を見ながら測定を行い、異常データに対しては、確認の再測定などを行うことができる。
(2)全身バランス
診断パラメータBP,AP,IQの大小,上/下,左/右のバランスをグラフ表示して示す画面である。
図8には、体液循環(BP)および自律神経(AP)の状態の一例を示している。また、画面の上段54が全身の平均値を、画面の下段56が全身のバランスを示している。
画面上段54には、全身のBP,AP平均値と、健常者の正常な範囲との比較が表示される。全身のBP,AP平均値は、▼印58で指示されている。
画面下段56には、左/右および上/下のBP,AP平均値と、健常者の平均値(基準値)との比が示されている。左/右比は、▼印59で指示され、上/下比は▼印60で指示されている。
(3)レーダーチャート
診断パラメータBP,AP,IQをレーダーチャートで表示する画面である。
図9には、左右の手足の診断パラメータBPについてのレーダーチャートを示す。グラフ62は、診断パラメータの基準値に対する比で示されている。基準値は、円64で示されている。バランスがとれている場合は、基準値円64に沿ったグラフになる。
(4)兪穴表示
兪穴を中心とした画面である。中国医学では、兪穴とは背中にある治療点で、それぞれの経絡と関係が深いとされるものである。
図10には、診断パラメータBPについての画面の一例を示す。画面左側にはグラフ66が、画面右側には、関連する経絡の名前68と、背中での位置を示す骨格図70とが表示されている。
グラフ66は、左/右の各パラメータの測定値がバーグラフで表示され、各バーグラフの中ほどに縦に引かれた破線72が基準値を表している。各パラメータの測定値について、この基準値に対する比がバーグラフで表示されている。したがって、バランスが整っている場合は、基準値の破線に沿って整ったグラフになる。
基準値との比が大きいものから順に、+++,++,+が表示され、基準値との比較が小さいものから順に、−−−,−−,−が表示されている。
(5)体質分類
経絡を、関連付けられた器官や機能ごとに分類して表示し、体質や体調を推測する画面である。
体質は、中国医学の考え方にしたがった体質の分類、およびインドのヨガの考え方にしたがった体質の分類を表示する。
図11は、中国医学の考え方にしたがって体質の分類を示す画面の一例である。現代医学の各器官になるべく合わせて経絡を分類したものである。
経絡は左/右2つで一組として、それぞれ特定の器官や機能に関連付けられている。ここでは、器官や機能ごとに経絡を分類し、体質や体調を推測している。
左半身/右半身について、各経絡ごとのBP値と基準値と比の大小と、左/右差を表示している。BP値が大きいものから運に、+++,++,+で指示され、小さいものから順に、−−−,−−,−で指示されている。
また、中国医学における経絡や体質の説明が表示される。
図12は、インドのヨガの考え方にしたがって体質の分類を示す画面の一例である。インドのヨガで用いられるチャクラに合わせて、経絡を分類したものである。
左半身/右半身について、各経絡ごとのBP値と基準値との比の大小と、左/右差を表示している。比が大きいものから順に、+++,++,+で指示され、小さいものから順に、−−−,−−,−で指示されている。
(6)標準化グラフ
体質や体調を推測する画面である。経絡を、機能ごとに2つずつの組に分け、それぞれの大小を比較している。
図13は、BP値についての標準化グラフの一例を示す画面である。経絡は左右2つで一組として、それぞれの特定の器官や機能に関連付けられている。ここでは、器官や機能ごとに経絡を分類している。
画面の左側には、BP値と基準値との比をバーグラフで表し、比が大きいものから順に、+++,++,+で指示し、小さいものから順に、−−−,−−,−で指示している。各バーグラフの中ほどに縦に引かれた破線73が基準値を表している。
画面右側には、BP値と基準値との比の数値を示している。
(7)標凖化順位
測定結果を大きいものから順に並べて表示する画面である。各経絡のパラメータの基準値に対する測定値の比を表示する。
図14は、一例としてBP値についての画面を示す。左から順に、左/右半身の平均,左半身,右半身について、基準値との比が大きいものから順に、経絡名と対応させて表示している。
また、右端の欄には、左/右差が大きいものから順に、経絡名と基準値に対する左/右差の比を表示している。
(8)測定値一覧
診断パラメータBP,AP,IQの測定値を一覧表示し、詳細な情報を確認する画面である。
図15に、画面の一例を示す。左から順に、BP(体液循環),AP(自律神経),IQ(防衛機能)のそれぞれについて、左半身,右半身,左/右差を、測定の順番に表示している。
(9)測定値分析
測定結果を診断パラメータBP,AP,IQについて細かく表示する画面である。
図16に、診断パラメータBPについての画面の一例を示す。画面上段74には、全身の平均値,上/下,左/右,偏差,陰/陽を表示する。下段左欄76には左/右平均値を、下段中欄78には左/右差を、下段右欄80には基準値からの順位の変動を示す。
(10)統計(平均・偏差グラフ)
複数回の測定をもとに、それぞれの経絡の平均値,標準偏差をレーダーチャートで表示し、体質を推測する画面である。
測定値は、その時々の体調による影響を受け、体質そのものを表しているわけではない。また、一度の測定では体液循環の良否を比較することはできるが、体液循環の変化が現れやすいのは、どの経絡かまでは判断することはできない。
このため、正しく体液循環の良否を把握し、かつ、変化の様子も捉えるために、複数回(10回以上)の測定結果を統計的に表示するのが、この画面である。
図17は、左右の手足の診断パラメータBPについての画面の一例を示す図である。グラフ82は平均値を、円84は基準値を、灰色領域86は複数回測定の標準偏差の大きさを表している。
(11)統計(平均・偏差表)
複数回の測定をもとに、それぞれの経絡の平均値,標準偏差を一覧にして表示する画面である。10回以上の測定データをもとに表示を行う。
図18は、診断パラメータBPについての画面の一例を示す図である。それぞれ経絡の平均値と標準偏差を、左右の順で表示している。大きいものから順に、+++,++,+で指示され、小さいものから順に、−−−,−−,−で指示されている。
また、画面右側には、両手両足別に平均値、標準偏差の平均値を表示し、全体的なバランスが分かるようにしている。
(12)統計(時系列グラフ)
複数回の測定について、測定結果の概要を比較する画面であり、レーダーチャートで表示される。
図19は、診断パラメータBPについての画面の一例を示す図である。左右の手足についての診断パラメータBPのレーダーチャートである。グラフ88は平均値を、円90は基準値を示している。
(13)治療法
測定結果をもとに診断し、治療法を表示する画面である。診断パラメータBP,AP,IQの平均値,上/下,左/右について、診断,治療法の表示を行う。
図20はパラメータBPに基づく診断,治療法を示す画面、図21はパラメータAP,IQに基づく診断,治療法を示す画面である。
画面上段の左欄92には、全身の平均値と基準値との比較が表示され、それについての診断,治療法が欄94,96にそれぞれ表示される。
画面中段の左欄98には、上/下の比較が表示され、それについての診断,治療法が欄100,102にそれぞれ表示される。
画面下段の左欄104には、左/右の比較が表示され、それについての診断,治療法が欄106,108にそれぞれ表示される。
図20に示すように、BP値についてのみ、陰/陽関係,チャクラについても診断,治療法の表示を行う。
陰/陽関係の診断,治療法は、欄110,112にそれぞれ表示され、チャクラの診断,治療法は、欄114,116にそれぞれ表示されている。
(14)総合診断
診断パラメータBP,AP,IQの全ての計測結果をもとに診断し、治療法を表示する画面である。
図22は、画面の一例を示す。画面上段の欄118には、パラメータBP,AQ,IQについて、全身の平均値と基準値との比較が表示され、それについての診断,治療法が画面中段の欄120に表示される。
画面中段の欄122には、上/下の比較が表示され、それについての診断,治療法が表示される。
画面下段の欄124には、左/右の比較が表示され、それについての診断,治療法が表示される。
以上により、画面への表示形態について説明を終える。
本願発明の特徴をなす診断,治療法の提示については、パラメータBP,AP,IQについて、コンピュータ14内のメモリに下記のテーブルを有しており、各パラメータの値および各パラメータを演算した値に基づいて、診断,治療法が決定される。
(1)パラメータBP,AP,IQの平均値に基づく診断,治療法
診断,治療法の決定は、手足の28経絡のパラメータBP,AP,IQの平均値に基づいて行われる。下記テーブル1が参照される。
F/Tは、手の14井穴での測定値の平均値BP,AP,IQと、足の14井穴での測定値の平均値BP,AP,IQとの比である。下記テーブル2を参照して、診断,治療法が決定される。
L/Rは、左側の手足の14井穴の平均値BP,AP,IQと、右側の手足の14井穴の平均値BP,AP,IQとの比である。下記テーブル3を参照して、診断,治療法が決定される。
本出願の発明者は、健常者では、陰陽関係にある2つの経絡間では必ず「陰経の経絡>陽経の経絡」という関係にあることを、多数の測定値において見出した。すなわち、
(陰経) (陽経)
肝経 > 胆経
心経 > 小腸経
脾経 > 胃経
肺経 > 大腸経
腎経 > 膀胱経
心包経 > 三焦経
の関係にある。
さらに、身体の何れかに疾病があると、その疾病と関係のある経絡に「陽経のパラメータ>陰経のパラメータ」という逆転が生じることを見出した。
このような陰/陽の関係がわかれば、下記テーブル4を参照して、診断,治療法を決定できる。
本出願人の発明者は、中国医学における経絡−臓器の概念と、インドのヨガにおけるチャクラとの間に対応関係があることを見出した。
対応関係を以下に示す。
各チャクラタイプは、次のような特性を有している。
・アジナタイプ
このチャクラが目覚めると、自己統御が利き、全体の立場で物を考え行動ができる管理職に適し、直観智がよく働き、無執着を達成する。
また、自己を離れて自己を見ることができ、発明、発見に勝れる。
・ヴィシュダタイプ
このチャクラが目覚めると、無執着、自由で、直観智に勝れ、身体機能の意志的コントロールが可能となる。また、話術にたけ、ESP,PK能力が発現する。
・アナハタタイプ
第1アナハタ(心経,小腸経)は、心臓との関係が深い。
第2アナハタ(心包経,三焦経)は、動静脈、および全身との関係が深い。
アナハタが目覚めると、人類愛に目覚め、PK能力が発現する。
・マニプラタイプ
第1マニプラ(脾経,胃経)は、胃,脾と関係が深く、憑依現象,内向性,感情に関係する。
第2マニプラ(肝経,胆経)は、感情が積極的,攻撃的に働き、筋肉機能と関係が深い。このチャクラが目覚めると、消化器系が健全化し、ESP能力が発現し、感情のコントロールが利き、情感に富み優しくなる。
・スワディスターナタイプ
このチャクラが目覚めると、子どものような純粋性,自然発生的直感を得、ESP能力が自然発生的に生じる。また性的エネルギーが強くなる。
本願発明の診断装置は、以上説明したチャクラの動きという視点で、下記テーブル5を参照して診断装置,治療法を提示することができる。
コンピュータ14のメモリ内にはパラメータ測定装置12から送られ、コンピュータ14のメモリに記憶する(ステップS1)。
メモリに記憶されている診断パラメータを読出して、前述した各種画面において表示される平均値,標凖偏差などを演算する(ステップS2)。記憶されているパラメータおよび/または演算された値に基づき、メモリに記憶されているテーブルから対応する診断,治療法を呼出す(ステップS3)。測定パラメータ、および/または演算された値、および/または読出された診断,治療法を用いて、画面を作成する(ステップS4)。
本発明の生体情報に基づく診断装置は、東洋医学に基づいた経絡−臓器の考え方を取り入れ、手足の指に存在する井穴から生体情報を取り出し、これら生体情報に基づいて、生体の臓器の機能状態を診断し、診断した結果に対し有効な治療法を提供することが可能になった。
Claims (3)
- 生体の手足の指に存在する経穴にパルス電圧を印加し、流れる電流I(t)の波形から診断パラメータを測定する診断パラメータ測定装置と、
前記診断パラメータ測定装置により測定された診断パラメータ、および/または診断パラメータより演算で求めた各種値から、生体の臓器を診断し、診断の結果に対する治療法を提示する演算装置と、
を備える生体情報に基づく診断装置。 - 請求項2に記載の診断装置において、
前記診断パラメータおよびまたは前記診断パラメータより演算で求めた各種値と、診断結果および治療法とを表示するディスプレイをさらに備える診断装置。
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