JPWO2005024168A1 - ブラインド - Google Patents

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    • E06B9/322Details of operating devices, e.g. pulleys, brakes, spring drums, drives
    • E06B2009/3225Arrangements to aid the winding of cords rollers

Abstract

従来のコードやテープに代る操作帯体を含む竿保持体として細い歯付ベルトのような歯付帯体を用いたブラインドで、歯を備える帯や車の噛み合いによる滑りのない確実な作動により移動竿の正確で安定した平行保持と静粛で滑らかな移動、絡みや折れなどの問題のない簡明な構造を持ち、操作の容易なブラインドを提供する。特に、複数の移動竿を備えた複数の遮蔽調節面を有するものに適した竿移動保持装置と、竿操作装置を備えたブラインドを提供できる。

Description

本発明は、所謂ベネシアンブラインドにおいて、相対移動する上部竿と下部竿並びに両者を結ぶ竿保持体とこれらに関わる竿の移動と保持、操作などの関連する装置に関する。
従来、この種のブラインドの竿保持体としては、丸い紐ないしコードが主で、一部に金属製のテープ等が使用されている。今日、一装置内に複数の遮蔽調節面などの自由な遮蔽パターン要請のある中で、従来の竿保持体とその竿移動保持装置はこれらの要請に応える上での弱点になっている。
例えば、従来の上部竿内の移動保持装置よりブラインド面内を垂下した昇降紐や、テープにより下部の移動竿の移動と保持を行うものは、紐等の弛み方向の抵抗力がなく、弛みによるトラブルを起こし易い等の欠点がある。特に、複数の移動竿を設ける際に、昇降紐の数が増加して全体構造が複雑になってしまう。
本発明の目的は、移動竿の正確で安定した平行保持と静粛で滑らかな昇降移動操作の出来るブラインドを提供するにある。
本発明の他の目的は、簡明な構造からなり、竿保持体の弛みによるトラブル等を起し難い堅牢で耐久性に優れた竿移動保持装置を備えるブラインドを提供するにある。
本発明のさらに他の目的は、きっちりと正確な巻き付けによる移動竿の平行な移動と保持の行われる竿移動保持装置を備えるブラインドを提供するにある。
本発明のさらに他の目的は、複数の移動竿の移動と保持に適した竿移動保持装置の複数の遮蔽調節面を備えるブラインドを提供するにある。
本発明のさらに他の目的は、竿の移動操作と保持操作が容易、且つ、確実になされる竿操作装置を備えるブラインドを提供するにある。
本発明のさらに他の目的は、細かで確実な竿の移動操作のできる竿操作装置を備えるブラインドを提供するにある。
本発明のさらに他の目的は、全ての移動竿の移動操作などを必要に応じて手動でも電動モータでも行うことの容易なブラインドを提供するにある。
本発明は、上部竿と移動竿の間に少なくとも一対の歯付ベルトのような刻み目付の歯付竿帯からなる竿保持体を備え、少なくとも上部竿と移動竿のいずれか一方の竿側に歯付竿帯の一方の端側を保持する竿移動保持装置と竿操作手段を備えており、他方の竿側に歯付竿帯の他方の端側が結合ないし保持され、一方の竿側の竿操作手段により歯付竿帯を介して上部竿と移動竿間の相対移動と保持を行う水平遮蔽羽のブラインドである。
又、前記竿移動保持装置は、竿内に軸移動回転軸受により軸方向移動自在且つ回転自在に支持されその一部に竿操作装置が回転連結された水平な筒体を備え、該筒体に歯付竿帯の一方の端側を同一方向に螺旋状に巻き付けて保持し、竿操作装置の回転操作により上部竿と移動竿間の相対移動と保持を行うものとすることが出来る。
又、前記竿移動保持装置は、他の実施態様では、竿内に軸受に回転自在に保持され竿操作装置に回転連結された水平軸が設けられ、該水平軸上の各歯付竿帯に対面する位置に軸方向移動自在かつ水平軸と同時回転するように回転連結されて保持された各筒体を備えるものとすることが出来る。
又、前記竿移動保持装置は、筒体の移動範囲の内側位置に筒体と竿の何れか一方の側に筒体と平行の小さくとも歯付竿帯の巻付けピッチに合致したピッチで同じネジレ方向の送りネジ溝部を固定に備え、相手側に前記送りネジ溝部に適合して嵌め合う好ましくはネジ状の凸部を有する筒送り体を固定に備えた筒送りネジ装置を備えるものとすることが出来る。
又、前記竿移動保持装置は、他の実施態様では、歯付竿帯の筒体への巻付け部位の竿側に歯付竿帯の側面を案内する側案内面と背後面を案内する背案内面を固定に備えるものとすることが出来る。
又、前記竿移動保持装置は、上部竿内に軸受を介して回転自在に支持された水平軸上に一組の歯車を固定に備え、該歯車に噛合わされて巻掛けられその巻掛けの後方側を移動竿の対応位置に結合されその前方側が水平遮蔽羽の表側に垂下された一組の歯付竿帯を備え、該一組の歯付竿帯の少なくとも一つを操作歯付竿帯とし、該操作歯付竿帯の掛る操作側歯車の下部に止め片案内手段に操作側歯車と操作歯付竿帯の表側垂下部に向かって略上下に案内され少なくともその上面側に対面する操作側歯車と噛み合い可能な止め歯面を備える止め片からなる竿止め手段を備える竿操作装置を含むものとすることが出来る。
ここで、前記竿止め手段は、操作歯付竿帯の掛る操作側歯車の下部に止め片案内手段に操作側歯車と操作歯付竿帯の表側垂下部に向かって略斜め上下に案内されその前面側に対面する表側垂下部と噛み合い可能な歯面を備える止め片と、表側垂下部の背後面位置に竿側に固定に設けられた背案内面を備え、表側垂下部を前記歯面と前記背案内面の間で挟んで竿止めするものとすることも出来る。
さらに、前記竿移動保持装置は、上部竿より垂下される一組の歯付竿帯上に移動可能に保持される移動竿内に設けられ、該移動竿内に軸受に回転自在に支持されその一部で竿操作装置に回転連結された水平軸と、該水平軸の前記一組の歯付竿帯に対面する位置に固定され前記一組の歯付竿帯に噛み合わされた一組の移動歯車を備えるものとすることが出来る。
前記竿操作装置は、その一方端側を筒体の外周に歯付竿帯とは逆巻きに螺旋状に巻き付けられその他端側が筒体の表側より下方に垂下された歯付操作帯と、該歯付操作帯の巻付け位置の筒体の下部に止め片案内手段に筒体と歯付操作帯の表側垂下部に向かって略斜め上下に案内されその前部に対面する表側垂下部と噛み合う歯面を備える止め片と表側垂下部の背後面位置に竿側に固定された背案内面からなる竿止め手段を備え歯付操作帯が歯付竿帯と交互に巻かれ・巻き戻されするものとすることが出来る。
又、前記竿操作装置は、好ましくは竿内に軸受を介して回転自在に支持され伝導機構を介して竿移動保持装置の回転軸に回転連結され、少なくとも軸受に回転自在に支持された竿移動保持装置の回転軸に直に回転連結された操作歯車と、該操作歯車に噛み合わされて巻き掛けられ、その表側を引き側とし、裏側を弛み側とする歯付操作帯と、操作歯車の下部の引き側と弛み側の間で止め片案内手段に案内され前後に運動しその前面に引き側に噛合う歯面をその後側に押出し部を備える止め片と、止め片の後側に設けられ弛み側を案内する押出し手段と、引き側の背後面位置に竿側に固定された背案内面と、止め片の下部にあって引き側と弛み側の間の内側案内手段を備え、引き側を前記歯面と前記背案内面の間で挟んで竿止めする竿止め手段を備えるものとすることも出来る。
ここで、操作歯車は、軸受に回転自在に支持された竿移動保持装置の回転軸上に直に取付けて該回転軸に直に回転連結されるように設計することも出来よう。
さらに、前記押出し手段は、操作歯車の下部の竿側に形成され止め片の後退時に歯付操作帯の弛み側をたるみ状に案内する窪み面と、止め片案内手段に案内され引き側と窪み面側の間で前後運動しその前面に引き側に噛み合う歯面を備え、その後側にその噛み合い外れ時に弛み側の内側を窪み面に案内する押出し部を備える止め片を有するものとすることが出来る。
又、前記押出し手段は、止め片の後側の竿側に水平に固定されたレバーピンに揺動自在に支持されその前側に帯案内面をその上部側に止め片の後方側に伸びる押し部のレバー部を備える押出しレバーと、該押出レバーに備えられる戻しバネや後側重量などを含むレバー戻し手段と、その後側に押出しレバーの押し部を受ける押し当て部を備える止め片を有するものとすることが出来る。
さらに、前記竿操作装置は、好ましくは竿内に軸受を介して回転自在に支持され伝導機構を介して竿移動保持装置の回転軸に回転連結され、少なくとも軸受に回転自在に支持された竿移動保持装置の回転軸に直に回転連結された操作歯車と、該操作歯車に噛み合わされて巻き掛けられその表側を引き側とし、裏側を弛み側とする歯付操作帯と、操作歯車の下部の歯付操作帯の引き側と弛み側の間で止め片案内手段に案内されて上下運動し、その上面に操作歯車の下側に噛合う止め歯面をその下側に押上げ面部を備える止め片と、該止め片の後側の竿側に水平に固定されたレバーピンに揺動自在に支持されその前側に帯案内面をその上部に止め片の下側に伸び出した押し部を有するレバー部を備える押出しレバーと、該押出レバーに備えられた戻しバネ等を含むレバー戻し手段と、止め片の下部にあって引き側と弛み側の間の内側案内手段を備え、止め歯面と記操作歯車との噛み合いで竿止めする竿止め手段を備えるものとすることが出来る。
さらに、竿内に軸受に回転自在に支持され竿移動保持装置と竿操作装置に回転連結される回転軸を設け、竿操作装置の操作円筒体に隣接して電動の操作モータを設け、該操作モータと操作円筒体との間に操作電源に通電時のみ操作モータ側と回転軸が連結され、非通電時には操作円筒体側と回転軸の連結に切換わる電磁クラッチを備える手動・電動切換え操作の出来るブラインドとすることも出来る。
ここで、歯付帯体(歯付竿帯及び歯付操作帯)は一定の正確な幅と厚みを有し強い腰と柔軟性を備える例えば細い歯付ベルトのような平たい帯状体を云う。圧縮、引張りに対して変形せず強い抗力を有するものである。又、必ずしも限定されないが歯付ベルトのようにその表面ないし裏面あるいは両面に一定のピッチの歯のような刻み目が設けられている。この刻み目は竿帯の厚みに比した曲げの柔軟性を与え、きっちりとした正確な巻き付けによる移動竿の平行な移動と保持、歯車による平行な移動と保持の行われる竿移動保持装置を可能にする。
さらに、帯体や車が歯を備えていて相手止め片と噛合って作動するので、止め操作が滑りなく確実になされる竿操作装置を可能にした。
以下、その他の発明は以下に示す実施の最良の形態の中で明らかにされる。
第1図は本発明の実施例を示すブラインドの正面図で一部を破断面にして示す図、第2図は第1図における2部分を拡大して示す図、第3図は第2図における3−3矢視図、第4図は第2図における4−4断面図、第5図は第1図における5−5断面図、第6図は第1図における6−6断面図、第7図は他の実施例を示すブラインド上部の正面図で一部を破断面にして示す図、第8図は他の実施例を示すブラインド上部の正面図で一部を破断面にして示す図、第9図は第8図における9部分を拡大して示す図、第10図は第8図における10−10断面図、第11図は他の実施例を示すブラインド上部の左側部を省略した部分正面図で一部を破断面にして示す図、第12図は第11図における12−12断面図、第13図は他の実施例を示すブラインドの上部竿の部分平面図で破断面にして示す図、第14図は第13図における14−14断面図、第15図は第13〜14図に示される部分の他の実施例を示す部分断面図、第16図は他の実施例を示すブラインドの正面図、第17図は第16図における17−17断面図、第18図は第16図における18−18断面図、第19図は他の実施例を示すブラインドの正面図で一部を破断面にして示す図、第20図は第19図における20−20断面図、第21図は第19図における21−21断面図、第22図は他の実施例を示すブラインドの部分正面図、第23図は第22図における23部分の内部装置の断面図で拡大して示す図、第24図は他の実施例を示すブラインドの歯付竿帯位置における縦断面図、第25図は第24図に示す実施例の竿操作装置部分の縦断面図、第26図は羽操作装置の実施例で水平遮蔽羽が水平に開かれた状態を示す軸直角断面図、第27図は第26図における27−27断面図、第28図は同実施例の水平遮蔽羽が手前側下がりの状態を示す軸直角断面図、第29図は他の実施例で水平遮蔽羽の帯孔部における羽直角方向の縦断面図で後側下がりの状態を示す図、第30図は同手前側下がりの状態を示す図、第31図は第29図における31−31断面図、第32図は他の実施例で水平遮蔽羽の帯孔部における羽直角断面図、第33は第32図における33−33断面図である。
以下に発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
第1〜6図に示される水平遮蔽羽のブラインドは、窓の上部に固定される上部竿1の下に、移動竿2が上部竿1から所望の間隔で垂下されている2本の歯付竿帯3により保持されている。上部竿1からは移動竿2に羽操作措置の保持リング33から羽保持紐4が垂下されており、該羽保持紐4に水平遮蔽羽5が保持され遮蔽調節面Aが形成されている。歯付竿帯3は水平遮蔽羽5の帯孔を通って移動竿に至っている。上部竿1内の各歯付竿帯3の巻付け部位に固定されたケース7に軸移動回転軸受8が設けてあり、該二つの軸移動回転軸受8に一本の水平な筒体10が軸方向移動自在、且つ、回転自在に支持されている。軸移動回転軸受の位置は特に限定されないが、ここでは歯付竿帯の巻付け部位の近くに設けてある。水平遮蔽羽5の帯孔を貫通する2本の歯付竿帯3は歯付ベルトで、その歯面はブラインドの表方を向いている。その下端側は移動竿2に各々結合されており、その上方側は各々筒体10の対応する位置に巻き掛けられている。ここで、各歯付竿帯3は筒体10の右方から左方へ右巻きに螺旋状に巻かれて筒体の裏側より移動竿2へ垂下されており、移動竿2を平行に保持している。筒体10上には後述するような竿操作手段11が設けてあり、該竿操作手段11の操作により筒体10が回転することにより、各歯付竿帯3は螺旋状に巻き込まれたり、巻き戻されたりして移動竿2を上下に移動させる。各歯付竿帯3が巻き込まれる時、筒体10は右方へ移動し、巻き戻される時、筒体10は左方へ移動する。このようにこの竿移動保持装置6が構成されている。
第2〜3図において、筒体10の竿帯巻付けの前方側(右方側)の外周に、歯付竿帯3の刻み目に合致した刻み目で、歯付竿帯3の巻付け刻み角度に合致した傾斜角度のハスバ歯の歯12が形成されている。ここでは、筒体10の端面部分に形成された窪み部分に、帯固定輪13が、窪み部分に埋め込まれた二つの廻り止めキー15を外側より抱くようにして固定に嵌まっている。該帯固定輪13はその外周に前記同様のハスバ歯を有する歯車で、その歯部分は筒体10の外周より略歯丈の高さ分だけ突出している。そこで、歯付竿帯3の先端部14は、該帯固定輪13の外周の歯部に噛み合わされて、巻付けの後方側(左方側)の外周へ滑らかに巻き付けられている。この歯付竿帯の先端部14の噛み合わせ部分の外周には、該先端部14を帯固定輪13の周りに確りと固定する固定リング18が嵌められている。この竿帯結合手段のハスバ歯の歯12は、ここに示す例以外の方法、例えば、筒体の外周の一部を隆起させて歯形を形成する等の既存の技術により筒体の同じ部分に自由に形成することが出来る。
各歯付竿帯3の巻付け位置に竿側に固定されたケース7には、歯付竿帯3の側面を案内する両側の側案内面17と、竿帯の背後面を案内する背案内面16が設けてある。この側案内面17と背案内面16は歯付竿帯3の側面と背面を案内して歯付竿帯3が螺旋状にきっちりと巻き込まれ、あるいは、巻き戻されるのを助ける。左右の歯付竿帯3は、共に同じ方向の螺旋状に巻かれており、筒体10を軸方向に移動させる移動力は同じ方向に生じ、各々の側案内面17に分担される。従って、竿帯の数が増えれば、それだけ各側案内面の負担する力は軽減される。
右側の歯付竿帯3の巻付け部の内側に竿操作装置11が設けられている。筒体10には一本の歯付操作帯19が筒体10の左方から右方へ右巻きに螺旋状に巻かれており、操作側ケース7′部分で筒体の表側より下方へ垂下されている。該歯付操作帯19は、歯付竿帯3と同じ歯を有する同じ幅の歯付ベルトである。そして、歯付竿帯3と同じようにしてその先端部が筒体10の外周に結合され、その巻付けの後方側(右方側)の外周へ滑らかに巻き付けられている。歯付操作帯19の先端部と筒体側の歯12′との噛み合わせ部分の外周には、歯付竿帯3と同様の固定リング18′が嵌められて確りと固定されている。筒体10の表側部位より長く垂下される歯付操作帯19の下端部20は移動竿2の裏側に結合されている。歯付操作帯19の巻付け部位に固定される操作側ケース7′は両側の側案内面17′と背面側の背案内面16′を有し、歯付操作帯19も歯付竿帯3と同じようにして案内される。そして、筒体10には歯付操作帯19の巻き付け、巻き戻し時に各歯付竿帯3と同一方向の側方移動力を生じ、各側案内面が側方力を分担する。
図のように、移動竿2が降下して歯付竿帯3が一杯に巻き戻されている時、歯付操作帯19は一杯に巻き込まれている。そして、歯付竿帯3が一杯に巻き込まれて移動竿2が一杯に上昇する時、歯付操作帯19は一杯に巻き戻される。
操作側ケース7′の歯付操作帯19の内側で、筒体10の下部と上部竿1の底壁との間に形成された空間に竿止め手段20の止め片21が設けてある。両側の側案内面17′に筒体の外周曲面に略倣って前後方向にキー溝状の案内溝22が設けてある。止め片21は歯付操作帯19と略同じ幅を有し、その両側面に案内溝22に嵌まるキー状の案内突部23を備えている。そこで、止め片21は案内溝22に案内されて、背案内面16′と後止面24の間を筒体10の外周に沿って前後に運動することが出来る。止め片21はその上部が筒体10の外周に沿った曲面をなし、その下部は平坦な面に造られ、その前面部には歯付操作帯19の歯に噛合う歯面25を有している。背案内面16′は、ここでは前方へ傾斜して下った平坦な面になっている。止め片21の前後運動を案内する案内手段は、この他の任意の手段によることが出来る。
第6図に示すように、歯付操作帯19を傾け角度A°より大きく表方へ傾けて下へ引くことにより、その歯面25が歯付操作帯19の歯から外れて、止め片21は仮想線で示されるように後止面24まで後退し、自らの重量でその位置に止まる。そこで、この傾き角度を保って歯付操作帯19を引き、あるいは戻しすることで移動竿2を上下に移動させることが出来る。そして、歯付操作帯19を傾け角度A°より内側にして竿重量による引き力について上へ戻せば、歯付操作帯19は、その内側の歯面が止め片21の歯面25に噛合って止め片21を上方へ引き上げ、該止め片21と背案内面16′との間に自ら挟まれて保持される。簡明な構造からなり、きっちりとした巻き付けによる正確で安定した平行保持と、静粛で滑らかな昇降移動操作が出来る。又、竿の移動と保持の操作が容易で、且つ、確実になされる竿操作装置を備えている。
第4図は羽操作装置85で、筒体10上のケース7と操作側ケース7′との間に回転自在、且つ、軸方向摺動自在の操作リング33が嵌められている。該操作リング33にはその外周部に一本の軸方向溝が設けてあり、羽保持紐4の前側と後側の上端が操作リングの外周の紐溝を通って各々軸方向溝に嵌め込まれた固定ピン86に掛けられて結合されている。操作リング33は周囲の一個所に外周部を軸方向に切り開かれて把持開閉端部87が形成されており、その両側の内周部に摩擦内周面部88が形成されている。該操作リング33は適度の弾性と摩擦抵抗性状を有する材料で出来ており、筒体に嵌められた際に拡孔するように予め筒体より小さく造られて、その拡孔変形による反発力が把持力付与手段となる。この拡孔変形による反発力により摩擦内周面部88が筒体10の外周を一定の把持力で把持して羽の傾斜と保持をする力を得る。
第7図は他の実施例である。以後の実施例の説明において、前述の例と同一部分には実施例毎に同一の符号の後にa、b、cの添字を付して示し、その詳しい説明を省略して主に異なる部分について説明する。ここで前述の実施例と異なる部分は、竿操作手段11aの歯付操作帯19aの巻かれる操作筒体10′a部分の直径が各歯付竿帯3aの巻かれる筒体10a部分の直径より太くなっていることである。このようにすることで、歯付操作帯19aを操作する力を軽減することが出来る。又、移動竿を引上げた時の歯付操作帯19aの垂下長さを適当に長く調節出来ることである。
図8〜10では各歯付竿帯3bの歯面はブラインドの裏方側を向いており、筒体10bの右方から左方へ左巻きに螺旋状に巻かれて筒体の表側より移動竿へ垂下されている。上部竿1bの右側に竿止め手段を含む竿操作装置11bが設けてある。該竿操作装置11bはその操作歯車26が上部竿1bの表側の面に筒体10bに対して直角の向きに取付けられており、歯車伝導機構を介して筒体と回転連結されている。上部竿1bの右端部に固定された操作ケース7′bに伝導軸9と直角方向に円筒形の支軸27を備える操作歯車26が回転自由に嵌まっている。該操作歯車26には支軸27の後ろ側に小傘歯車28が一体に形成されている。操作ケース7′bの右側の端部にはそのボス部29を回転自由に支持される大傘歯車30が嵌まっており、小傘歯車28と噛合わされている。大傘歯車30と筒体10bは四角形軸断面の伝導軸9により回転連結されている。即ち、筒体10bの右側中心部に伝導軸9に嵌まる四角形の従動角孔32が設けてある。一方、大傘歯車30の中心部にも同じ四角形の駆動角孔31が設けられている。伝導軸9はその右側を大傘歯車30の駆動角孔31側に固定に保持されて、その左側が筒体の従動角孔32内に軸方向に滑動自在に挿入されている。そこで、大傘歯車30の回転は伝導軸9を介して軸方向に移動する筒体10bに伝達される。伝導軸9に嵌まるブッシュ34は操作ケース7′b内で伝導軸9を回転自由に支持する。そこで、歯付操作帯19bの引き側35を矢印36のように下方に引くと、止め片21bは歯付操作帯19bより外れて後退し、操作歯車26と小傘歯車28は矢印の方向に回転して大傘歯車30と伝導軸9を矢印の方向に回す。筒体10bは伝導軸9と共に回り歯付竿帯3bを矢印37のように巻き上げて、その下部に結合された移動竿を上昇せしめる。歯付操作帯の弛み側38を矢印39のように下方に引くと押出しレバー50により止め片21bが前進して歯付操作帯19bと噛合う。そこで引き側35を戻せば歯付操作帯19bが止め片21bと背案内面16′bの間でロックされて移動竿はその位置に保持される。
上部竿1bの左端に筒送りネジ装置40が設けてある。端部カバー43の筒体10bの軸心に合う位置に筒体の中空孔に深く伸びる送りネジ軸41が固定されている。該送りネジ軸41のネジのピッチは筒体10bに巻かれる歯付竿帯3bの巻付けピッチに合致しており、且つ、歯付竿帯3bの巻き方向と同一方向の螺旋状溝である。そして、該送りネジ軸41には筒体10bの左端面に同心に固着されたナット42が嵌まっている。そこで、竿帯の巻き込み、巻き戻し時に筒体10bが回転させられる時、送りネジ軸41により歯付竿帯の巻付けピッチに合ったピッチで筒体が軸方向に送られ、全ての歯付竿帯3bが側方移動を生ずることなく筒体へ螺旋状に巻かれ、巻き戻しされる。送りネジ軸41のネジのピッチは歯付竿帯の巻付けピッチに同じでよいが、側案内面17bを備えるものでは僅かに大きめであれば巻付けられる歯付竿帯の間に余裕が出来る。筒送りネジ装置40は、この例に示す以外に、例えば、筒体10bの任意の外周部に送りオネジ部を設け、該オネジ部に嵌まるナットを竿側に固定に設けるようにして実施し得ることなどは当業者の自明のことである。このように、きっちりと正確な巻き付けによって正確で安定した平行保持と、静粛で滑らかな昇降移動操作が行われる。
第11〜12図の実施例はブラインドの左側は右側と対称であるので省略されている。ここで、第一の実施例と異なるところは、筒体10c並びに操作筒体10′が上部竿1c内に軸受44に回転自在に支持された水平軸9c上に軸方向移動自在且つ水平軸と同時回転するように回転連結されて保持されている。水平軸9cは四角の軸断面を有し、筒体側は四角孔で嵌まっている。そして、筒体10c及び操作筒体10′は各歯付竿帯3c及び歯付操作帯19c毎に水平軸9c上に個別に設けられている。竿操作装置11cの回転と停止は水平軸9cを介して各筒体10cに伝達され、前例同様に筒体10cに巻かれた歯付竿帯3cにより移動竿の上下移動と保持がなされる。さらに、竿操作装置11cは、第一の例とは竿止め手段部分を異にしている。操作筒体10′の下部には操作ケース7′cに操作筒体10′と同心の半円筒状の案内窪み45が設けてあり、操作筒体10′との間に半輪状の空間46が形成されている。該空間46内に表裏方向に揺動自在に案内される止め片21cが設けてある。該止め片21cにはその横へ幅広なった部分に操作ケース7′cの帯案内部47に沿って表側へ歯付操作帯19cと並列に一定の長さ垂下されるロック帯48が固着されている。歯付操作帯19cを下方へ引き続けると止め片21cがその重力でロック状態から外れて図のように後退し、歯付操作帯19cを引き戻しして移動竿を上下させる。そして、歯付操作帯19cを握ったままロック帯48を下へ引くことにより止め片21cが前進してその歯面25cが歯付操作帯19cの歯と噛合う。ここで、歯付操作帯19cを放すことで該歯付操作帯19cが移動竿の重量で止め片21cと背案内面16′cとの間でロックされる。細かで確実な竿の移動操作のできる竿操作装置である。
第13〜14図は上部竿1dの左側部分が省略され右側部分の主に竿操作装置の部分が示されている。ここで、上部竿1d内に一方を竿内に固定された軸受(省略)に他方を竿操作装置11dの軸受8dに内歯車30dのギヤーボス49を介して回転自由に支持された四角の軸断面の水平軸9dを備え、該水平軸9d上に竿移動保持装置6dとこれと並列に設けられた竿止め手段を含む竿操作装置11dを備えている。水平軸9d上には歯付竿帯3dに対応する位置に筒体10dがその軸心の四角孔で水平軸上を滑り移動可能且つ軸と同時回転するように回転が連結されている。竿帯3はその表方側に歯を有する歯付ベルトで、その下端を移動竿(省略)に結合されている。その上方側は筒体10の外周に図のように螺旋状に巻かれ、竿移動保持装置6dが構成されている。水平軸9dの右側部に上部竿1dに固定された操作ケース7′dが固定されており、該操作ケース7′d内に回転自由に嵌まる支軸27dを備える操作歯車26dが設けてある。該操作歯車26dの左側の軸端部には小歯車28dが一体に形成されている。該小歯車28dは水平軸9dの右側端部に固定されたギヤーボス49に固く嵌まった内歯車30dと噛合わされており、該歯車伝導機構を介して水平軸9dと回転が連結されている。操作歯車26dには輪状に繋がれた歯付ベルトの歯付操作帯19dが噛み合わされて巻掛けられている。歯付操作帯19dの操作歯車26dの前側を垂下する部分は、竿を操作する際に竿の重量の懸る引き側35dで竿移動操作部になる。一方、操作歯車26dの後側を垂下する部分は押出しレバー50の帯案内面53を通って下に垂下される弛み側38dで止め操作部をなしている。操作歯車26dの下の空間内には前後に揺動する止め片21dがある。該止め片21dは、操作歯車の右側の支軸27d部分に軸受を介して揺動自由に嵌まるアーム部23dの端に操作歯車側へ出っ張るような形で一体に形成されており、アーム部23dに案内されて支軸27dの周りに揺動する。止め片21dはその前側面に歯付操作帯19dの歯に噛合う歯面25dが形成され、その後側は押出しレバー50の押当て面51をなしている。止め片21dの下部の操作ケース7′d側に左右方向に水平に固定されたレバーピン52に押出しレバー50が揺動自在に支持されている。該押出しレバー50はそのレバーピン孔の前側に歯付操作帯19dの巻掛けの後側の垂下部分を受けて前下方へ導く凸に湾曲した帯案内面53があり、レバーピン孔の上部には止め片の後方側に伸び出し横方向のピン状の押し部54を備えるレバー部55が形成されている。レバーピン52の部分にそのコイル部を嵌め込まれ、その一方の脚を押出しレバーの帯案内面53の下側に挿入され、他方の脚を操作ケース7′dの下部に受け止められたレバー戻し手段の戻しバネ56が嵌めてある。そこで、押出しレバー50は図で示されるように、戻しバネ56の力で常時そのレバー部55が操作ケース7′dの後側の壁に当たって後方に立ち上った状態に保たれる。操作ケース7′dには操作歯車26dの前側の部分に下方に伸びる背案内面16′が形成されている。止め片21dの運動空間の下部には、その前端面が止め片後退時の歯面25dより幾分前方に出っ張った内側案内手段の内案内ローラ57が設けてある。該内案内ローラ57は操作ケースに水平に固定されたピンに嵌まっている。内側案内手段は絶対に必要なものではないが、竿移動操作時に移動操作部の傾きが充分でない時に、その内側が止め片の歯面25dに接触するのを防ぐ働きをする。又、歯付操作帯の引き側35dと弛み側38dの垂下部分の内側が接触するのを防ぐ働きもする。
第14図で、歯付操作帯の引き側35を矢印36dのように下方に引くと、止め片21dは歯付操作帯19dの歯から外れて後退し、仮想線で示すように押当て面51が押し部54に当った位置に保たれる。そして操作歯車26dは矢印の方向に回転して内歯車30dを矢印の方向に回し、水平軸9dを介して筒体10dを回して歯付竿帯3dと移動竿を矢印37dのように上方へ動かす。引き側35dをその位置に保ったまま、弛み側38dを矢印39dのように下方に引くと、図に仮想線で示されるように押出しレバー50の帯案内面53が戻しバネ56の力に打ち勝って下方に傾き、押しピン54が止め片21dを前方に押し止め片の歯面25dが歯付操作帯19dの歯に噛合うようにしながら前進する。弛み側38dをその状態に保ったまま、引き側35dの引く力を弛めることにより、歯付操作帯19dは移動竿側の重量で図示のように止め片の歯面25dと背案内面16′の間に挟まれて保持される。
戻しバネ56の力を用いることで押し出レバー50の動きが敏速で、引き側35dと弛み側38dを細かく操作することにより、移動竿の微細な移動を行うことが出来る。又、筒体10d上に嵌まる羽操作手段の保持リング33dを細かく動かして水平遮蔽羽5の傾きを細かく調整することが出来る。さらに、作動が確実で安定した戻り止め操作の出来る竿操作装置を得ることが出来る。
第15図では、止め片21fはその後方に伸びるアーム部23fを止め片案内手段の支持ピン58保持されており、該支持ピン58に案内されて空間内を上下に揺動可能である。止め片21fはその上面側に操作歯車26fの下側と噛合う止め歯面59を備えている。そして、押出しレバー50fにはレバーピン孔の斜め後方側に伸び出し横方向のピン状の押し部54fを備えるレバー部55fが形成されている。該レバー部55fは重く造られており、押出しレバー50fは該レバー部55fの重量で常に後方に傾く力を持っている。そこで、歯付操作帯19fの引き側35を矢印36fのように下方に引くと、止め片21fは操作歯車26fの歯から外れて落下する。移動操作の後、弛み側38fを引いた際に、押しピン54fが止め片のアーム部23fを下から押上げ、止め歯面59が操作歯車26fの下側に噛合い操作歯車26fの回転が止められて移動竿が保持される。歯付操作帯19fを傷め難い確りした竿操作装置11fが得られる。そして、細かで確実な竿の移動操作のできる竿操作装置である。
第16〜18図では、上部竿1gと該上部竿1g内の竿移動保持装置6gaより垂下される左右の歯付竿帯3gによって保持される下部移動竿2gとの間に、各々歯付竿帯3g上に保持される第一中間竿60と第二中間竿61が設けてある。上部竿1gと第一中間竿60間には上部羽保持紐4gaに保持される上部水平遮蔽羽5gaによって上部遮蔽調節面Agが形成され、第二中間竿61と下部移動竿2g間には下部羽保持紐4gbに保持される下部水平遮蔽羽5gbによって下部遮蔽調節面Bが形成されている。第一中間竿60と第二中間竿61間に任意に間隔調節可能な眺望遮蔽調節面Cが設けられている。
第一中間竿60内には軸受7gb及び8gbに回転自在に支持された水平軸9gbが設けてある。該水平軸9gb上には各歯付竿帯3gに対面する位置に該歯付竿帯3gの歯に噛合う移動歯車62が固定されており、各々対応する歯付竿帯3gに噛合わされている。水平軸9gbは第一中間竿の表裏方向の幅の略中心位置あり上と下に開いている歯付竿帯3gの出入口63及び64も同じ竿の中心位置を通っている。歯付竿帯3gは移動歯車62の表側に掛けられて竿内を通っている。竿内には歯付竿帯を案内する案内片65が設けてある。該案内片65は竿内を通る歯付竿帯3gの背後面を案内して上下の出入口63及び64に導き、竿の中心位置より上下に引き出すようにする。竿自体の重心の配慮と共に、下位の竿の重量によって歯付竿帯が張られることで、該第一中間竿60の水平保持が図られる。案内片65は歯付竿帯3gを移動歯車62の周りに確りと保持し、移動歯車との噛合い率を高め、且つ歯付竿帯の滑らかな流れを保ち、竿の表裏方向の水平維持に有益な働きをする。水平軸9gbと共に左右の移動歯車62が同時回転することにより歯付竿帯3g上を平行を保って上下移動する竿移動保持装置6gbが形成される。
水平軸9gb上には、移動歯車62の傍に竿操作装置11gbが設けられている。操作ケース7′gには操作歯車26gの下側に深く滑らかな窪み面67が設けてあり、竿の移動操作時に歯付操作帯19gの弛み側38gが該窪み面67に沿って移動する。止め片21gは水平軸9gbにブッシュ68を介して回転自在に保持されたアーム部23gの端に操作歯車26gと歯付操作帯の弛み側38gの間に半月状に形成され、水平軸9gbに案内されて略前後に揺動自在である。その前端部に歯付操作帯19gの歯と噛み合う歯面25gをその後側に押出し部を有する。止め片21gは歯付操作帯19gを背案内面16′gとの間で保持していない時は、自重により歯付操作帯の弛み側38gの内側を該窪み面67側に押してストッパー69に当たるまで後退する。そして、歯付操作帯の引き側35gを止める際に、弛み側38gを下方へ引くと、窪み面67に沿っていた歯付操作帯の弛み側38gが張られて止め片21gの押出し部を押して仮想線で示すように前方に押しやり、歯面25gが歯付操作帯の引き側35gの歯に噛み合い、該引き側35gを背案内面16′gとの間で挟んで保持する。さらに簡明な構造である。
第二中間竿61側では歯付操作帯3gの案内手段が案内ローラ65aに換えられている。操作は他の竿と同様に竿操作装置11gbと全く同じ竿操作装置11gcによってなされる。第一中間竿60の表側と裏側の下部に竿の全横幅にわたって下方に突出するカバー部66が設けられている。該カバー部66は眺望遮蔽調節面Cを閉止した際に、相手竿に嵌まって第一中間竿60と第二中間竿61間の僅かな隙間を遮る働きをすると共に、両竿を確りと一体化する働きをする。従って、風などに対しても安定である。
このように、竿毎の保持体を必要としない、複数の移動竿の移動と保持に適した竿移動保持装置である。
第19〜21図では上部竿1h内に軸受7hと8hに回転自在に支持された水平軸9hが設けてあり、該水平軸9h上の竿保持体の通る位置に左右一組の歯付竿帯用の歯車70が固定されている。該歯車70に各々歯付竿帯3hが噛み合わされて巻掛けてあり、その巻掛けの後側は水平遮蔽羽5hの帯孔を貫通して移動竿2hの対応位置に結合片73により固定されている。一方巻掛けの前側は水平遮蔽羽5hの表側に垂下されている。ここで、水平遮蔽羽の表側に垂下された歯付竿帯3hの中、左側の下端は切離されて重りの付けられた切断端72になっており、右側の下端は長く下方に伸びて移動竿2hの下側からU曲げにして結合片12の下側に結合されており、操作歯付竿帯71になっている。該操作歯付竿帯71側の操作側歯車70の下部に前後に長い止め片21hが設けてある。該止め片15はその後部側を操作ケース7′hの支持ピン58hに保持されており、空間内を上下に揺動可能である。止め片21hにはその前面部側に対面する操作歯付竿帯71の表側垂下部と噛合い可能な歯面25hが上面側に対面する操作側歯車70と噛合い可能な止め歯面59hを備えている。該止め片21hの止め歯面59hが操作側歯車70の下側に噛合っている時、その歯面25hは操作側歯車70の前端面より幾分前へ出っ張っており、操作歯付竿帯71は常に歯面25hに噛合って下に垂下される。操作歯付竿帯71を持ってAの傾きで引くと、止め片21hは噛合いが外れて自重により上部竿1hの底板上に落下し、操作側歯車70は矢印の方向に回転する。このようにして水平軸9hを介して左右の歯車が共に回転し、歯付竿帯3hを平行に動かして移動竿2hを上下に移動せしめる。操作歯付竿帯71の傾きをBの位置に保って弛めると、その歯が歯面25hを引っ掛けて噛み合い、止め片21hを引き上げてその止め歯面59hが操作側歯車70の下側に噛み込み移動竿2hをその位置に保持する。止め片21hの前部の部分が歯面25hを備えない平坦な面あっても歯付竿帯71によるその引上げと止め歯面59hの噛み込み操作は可能であるが、操作歯付竿帯71が歯面25hに噛合って下に垂下されていれば、風などによる外力が働いて移動竿2hが持ち上がることがあっても、止め片21hは容易に外れることがない強固な竿止め手段20hとなる。
ここで、竿操作装置部の竿止め手段は、第6図の実施例に示されるものと同じように操作歯付竿帯71の表側垂下部を止め片の前面部に設けた歯面と表側垂下部の背後に設けた背案内面との間で挟んで竿止めするようにも出来る。
竿操作装置部分を含む竿移動保持装置であり、正確で安定した平行保持と静粛で滑らかな昇降移動操作の出来る一層簡明な構造からなっている。又、竿の移動操作と保持操作が容易で、止め操作が滑りなく確実である。
中間移動竿を含め全ての竿操作装置は制動機能付の電動モータによることが出来る。第22〜23図において、上部竿1i内の水平軸9i上には歯車に歯付竿帯3iを巻掛けた竿移動保持装置6iが設けてあり、その操作歯付竿帯71i側の操作側歯車70i(操作円筒体)に接近して操作モータ74が設けてある。操作モータ74と操作側歯車70iとの間には電磁クラッチ75が設けてある。該電磁クラッチは操作電源に通電時のみ、あるいは電池の充電時のみ操作モータ側と水平軸9iとが連結され、非通電時には操作側歯車70i(操作円筒体)側と水平軸9iとの連結に切換わるものである。
四角軸断面の水平軸9i上の一方側に歯付竿帯3iが巻き掛けられる操作側歯車70iが軸受76を介して回転自由に保持されている。操作側歯車70iに隣接して電磁クラッチ75が設けられており、該電磁クラッチ75を間にして他方の側に操作モータ74の出力軸に嵌まるウオームに回転連結されるウオーム歯車78が軸受77を介して回転自由に保持されている。電磁クラッチ75はその中央部に水平軸9i側に固定されたローター79を有し、その操作側歯車70i側に励磁コイル82と、該励磁コイル82の非通電時にバネ力で操作側歯車70i側に設けたクラッチ歯と噛合いローター79と操作側歯車70i側とを回転連結するアーマチュア80が設けてある。一方、ウオーム歯車78側には励磁コイル83と、該励磁コイル83の非通電時にはバネ力でローター79との噛合いが開放されるアーマチュア81が設けてある。そこで、非通電時には歯付竿帯3iの操作歯付竿帯71iによる手動操作が行える。通電によって励磁コイル82と83が励磁されるとアーマチュア80はローター79側に吸引されて操作側歯車70i側との噛合いが開放される一方、アーマチュア81が吸引されてローター79とウオーム歯車78側とが回転連結され、通電時には電動の操作モータによる操作が行える。ベッド中からリモコン操作により、あるいは、窓際まで行って手動により操作することが出来るブラインドである。図中、符号114はリモコン信号の受信部、115は電池を示す。
第24〜25図は、第一の実施例の上部竿と移動竿を逆さにした例で、歯付竿帯3kは上部竿1k側に結合片73kを介して固定され、下部の移動竿2k側に筒体10kを有する竿移動保持装置6kと竿操作装置11kを備えている。歯付操作帯19kを上下に操作する時、移動竿2kも同時に反対方向に移動する。該歯付操作帯19kの位置は移動竿の中央が望ましい。高い位置にある比較的丈の低い窓などに取付けるのに適している。ここでの水平遮蔽羽5kの傾け操作は操作棒84によってなされる。
本発明は、歯付竿帯の巻取りについては、ここに実施例に示した筒体に螺旋状に巻取ることのみに限定されない。例えば、最も一般的に竿帯を上部竿等に設けた巻取りリールに重ね巻きに巻き取るように実施することも出来よう。
水平遮蔽羽ブラインドはそれが開かれている時は、羽操作装置が設定された羽の傾きを風などに影響されることなく確り維持している必要がある。筒体に羽の傾き操作を行う羽操作リングを備えるものでは、羽の傾け角度の範囲が180°に満たないのに、筒体の全回転域にわたって羽操作リングの把持力を維持することになる。このことは竿の移動操作を重くし且つ羽操作リングの摩擦部と筒体外周の摩滅を早める等の不具合をもたらす。かかる欠点を持たない羽操作装置が望まれる。
第26〜28図の羽操作装置85mの操作リング手段は羽保持紐4mの懸るリング部89と筒体10mを把持する摩擦内周面88mを有する部分とが別体に造られ、2本のピンを介して一体化されている。リング部89は筒体10m上に回転且つ軸方向摺動自在に嵌まり、その外周部に羽保持紐4mの上端が結合された輪状体である。該リング部89の一方の側面部に軸方向に突出する2本のリンクピン90が間隔をおいて固定に打込まれており、この両リンクピン90の突出した部分に一組の摩擦リンク91が揺動可能に嵌っている。該摩擦リンク91は各々内側に摩擦内周面88mを有し、筒体10mを前後より挟むように形成された前後対称の半輪状形になっている。両摩擦リンク91の外側の周囲には同じ位置に輪溝92が設けてあり、該輪溝92に両摩擦リンク91を跨ぐように把持力付与手段の把持押しバネ93が嵌められている。両摩擦リンク91の先端は互いに接近して前例(第4図)と同じように略平行な平坦な面の把持開閉端部87mになっている。該両把持開閉端部87m間のリング部89の側面部にリンクピン90と同じように軸方向に突出する駒保持手段の駒ピン94が設けてある。該駒ピン94の突出部に軸方向に伸びる楕円筒形の開閉駒95がその中心部を貫通するピン孔部を回転自在に保持されて嵌まっている。両把持開閉端部87mの外側の側面にはレバー凹み部96が設けてある。開閉駒95の外側の端部に楕円形の凸出部方向に逆ハート形に突出する操作レバー部97が一体に形成されている。該操作レバー部97は駒ピン94の周りに両レバー凹み部96内で運動する。操作レバー部97周りの上部竿1mの底壁上にカム面98を備える操作カム99が固定に設けられている。
第26図において、遮蔽羽5mの傾きは水平に開いた状態で、開閉駒95は筒体の真下の位置にあって、その楕円の凸部の向きは操作レバー部97と共に垂直に上下を向いている。操作レバー部97はカム面98に触れず、開閉駒95の楕円周面は把持開閉端部87mとの間に僅かの隙間を有している。そして、両摩擦リンク91は把持押しバネ93の力によりその摩擦内周面部88mで筒体10mの外周を確りと把持して遮蔽羽5mの傾きを維持している。羽保持紐4mを通じて懸る水平遮蔽羽5mの重量は主にリング部89の内周面により筒体10mの上周面に伝えられる。
第28図において、筒体10mの矢印方向への回転と共にリング部89が回転して遮蔽羽5mは手前下がり(裏側上がり)の終端いっぱいまで傾いている状態にある。この時、把持開閉端部87mは筒体の後(裏方)側に傾いた位置にあり、開閉駒95の操作レバー部97が後側のカム面98に接して手前側に大きく傾いている。そして開閉駒95の楕円の凸部が両摩擦リンク91の把持開閉端部87mを押し開いている。そこで、上下に位置する摩擦内周面部88mは共に筒体の外周面より離れた状態にあり、筒体10mから開放されている。ここでは、筒体には水平遮蔽羽5mの重量の懸るリング部89との間に生ずる摩擦抵抗のみである。筒体10mが逆方向に回転する時も前例に順じ同様である。リング部89は滑り特性と耐摩耗性に優れた材料、例えば、工業用プラスチック等が考えられる。又、摩擦リンク91はブレーキ・シュー等に用いられる材料等が適している。
通常は設定された羽の傾きが確りと維持され、竿の移動操作の際には、摩擦による抵抗を与えない耐摩耗性に優れた羽操作装置を得ることが出来る。
このように、竿保持体として細い歯付ベルトのような歯付竿帯を用いるものでは、遮蔽羽を強く傾けた状態で移動竿を上下に移動させる際に、遮蔽羽の帯孔の縁が相対的に移動する歯付竿帯の歯の溝に引っ掛かっり、滑らかな竿移動を妨げる場合がある。遮蔽羽を何れの方向に傾けた状態であっても、帯孔の縁が歯付竿帯の歯の溝に引っ掛かることがなく、移動竿の滑らかな移動の出来ることが強く望まれる。第29〜31図に遮蔽羽の実施例が示されている。第29図では遮蔽羽5nが後側下がりに傾いた状態で描かれている。そして、歯付竿帯3nは遮蔽羽5nに対して矢印100で示すように上方向に移動している。符号Lで示す間隔は略四角形の帯孔109の前縁101と後縁102の間隔即ち帯孔の縦寸法である。遮蔽羽5nは後側下がりに一杯に傾いており、後縁102は歯付竿帯3nの背面103に接する程に接近している。一方、前縁101側には羽の上面側へ突出する上部突出部104と下面側へ突出する下部突出部105からなる突起部106が設けてある。該突起部106は羽の前側へ伸びる瞳状の側面形状をなしており、その前縁101側は半円ないし半楕円形状の丸みを持った形になっている。その高さは歯付竿帯3nの歯溝107に対し深く入り込めない高さに形成されている。第29図において突起部106はその上部突出部104側が歯溝107に浅く落ち込んだ状態になっている。この状態で歯付竿帯3nが上方向へ移動することにより歯溝107の下側の歯先108は突起部106の丸い前縁101側を前側へ押出すようにして滑らかに進み、引っ掛かることがない。同じように歯付竿帯3nが下方向に移動する際にも、歯溝107の上側の歯先は突起部106を前側へ押出すようにして進み、引っ掛かることなく流れることが解る。このように遮蔽羽の後側下がりの傾き状態での竿帯への引っ掛かりが防止される。第30図は遮蔽羽5nが前側下がりに一杯に傾いた状態が描かれている。歯付竿帯3nは遮蔽羽5nに対して矢印110で示すように下方向に移動している。ここでも後縁102は竿帯2の背面103に接する程に接近している。第30図において突起部106はその下部突出部105側が歯溝107に浅く落ち込んだ状態になっている。この状態で歯付竿帯3nが下方向へ移動することにより歯溝107の上側の歯先111は突起部106の丸い前縁101側を前側へ押出すようにして滑らかに進み、引っ掛かることがない。同じように歯付竿帯3nが上方向に移動する際にも、歯溝107の下側の歯先は突起部106を前側へ押出すようにして進み、引っ掛かることなく流れることが解る。このように遮蔽羽の前側下がりの傾き状態での歯付竿帯3nへの引っ掛かりが防止される。第31図において符号Wで示す間隔は歯付竿帯3nの幅で、符号WHで示す間隔は帯孔109の右縁112と左縁113の間隔、即ち帯孔の幅である。上部突出部104と下部突出部105は歯付竿帯3nの幅の内側位置で遮蔽羽の上面側と下面側へ横並びに交互に突出するように形成されている。このように前縁101の前側に上面側へ突出する上部突出部104と下面側へ突出する下部突出部105からなる突起部106を設けることによって、歯付竿帯の何れの方向への流れに対しても引っ掛かることのない遮蔽羽を得ることが出来る。ここに示す突起部106は遮蔽羽面に比較的簡単に成型加工することが出来る。
第32〜33図は他の実施例を示す。突起部106pは、帯孔109pの前縁側の中央位置に遮蔽羽5pの上面側へ盛上がるように形成される上部突出部104pと、該上部突出部104pの前縁101p側の部分より遮蔽羽の下面側へ丸みをもって突出し羽の前側へ斜めに深く曲げ込まれた下部突出部105pにより形成され、略瞳形の断面形状を成している。この実施例は前縁101pが上部突出部104p側から下部突出部105p側に滑らかに連続するように形成される利点がある。
以上のように、本発明に係る歯付帯体を用いたブラインドは、一般家庭、事務所その他の場所で広く使用され、その高められた機能性により、より快適な生活空間や仕事空間を提供することが出来る。
本発明は、所謂ベネシアンブラインドにおいて、相対移動する上部竿と下部竿並びに両者を結ぶ竿保持体とこれらに関わる竿の移動と保持、操作などの関連する装置に関する。
従来、この種のブラインドの竿保持体としては、丸い紐ないしコードが主で、一部に金属製のテープ等が使用されている。今日、一装置内に複数の遮蔽調節面などの自由な遮蔽パターン要請のある中で、従来の竿保持体とその竿移動保持装置はこれらの要請に応える上での弱点になっている。
例えば、従来の上部竿内の竿移動保持装置よりブラインド面内を垂下した昇降紐や、テープにより下部の移動竿の移動と保持を行うものは、紐等の弛み方向の抵抗力がなく、弛みによるトラブルを起こし易い等の欠点がある。特に、複数の移動竿を設ける際に、昇降紐の数が増加して全体構造が複雑になってしまう。
本発明の目的は、移動竿の正確で安定した平行保持と静粛で滑らかな昇降移動操作の出来るブラインドを提供するにある。
本発明の他の目的は、簡明な構造からなり、竿保持体の弛みによるトラブル等を起し難い堅牢で耐久性に優れた竿移動保持装置を備えるブラインドを提供するにある。
本発明のさらに他の目的は、きっちりと正確な巻き付けによる移動竿の平行な移動と保持の行われる竿移動保持装置を備えるブラインドを提供するにある。
本発明のさらに他の目的は、複数の移動竿の移動と保持に適した竿移動保持装置を備える複数の遮蔽調節面を備えるブラインドを提供するにある。
本発明のさらに他の目的は、竿の移動操作と保持操作が容易、且つ、確実になされる竿操作装置を備えるブラインドを提供するにある。
本発明のさらに他の目的は、細かで確実な竿の移動操作のできる竿操作装置を備えるブラインドを提供するにある。
本発明のさらに他の目的は、全ての移動竿の移動操作などを必要に応じて手動でも電動モータでも行うことの容易なブラインドを提供するにある。
本発明は、上部竿と、該上部竿の下部で一組の竿保持体により上部竿との間で相対移動可能に保持される少なくとも一本の移動竿と、相対する前記竿間に垂下される羽保持紐に保持される少なくとも一面の水平遮蔽羽の遮蔽調節面を備えるブラインドにおいて、上部竿と移動竿のいずれか一方の竿側に設けられた竿移動保持装置と、上部竿と移動竿の間に保持される水平遮蔽羽の内部を各々貫通しその一方の端を竿移動保持装置に保持され他方の端を他方の竿に結合された歯付ベルトのような一組の歯付竿帯と、一方の竿側で竿移動保持装置とその回転を連結された竿操作手段を備え、竿操作手段により竿移動保持装置に保持される前記一組の歯付竿帯を介して上部竿と移動竿間の相対移動と保持を行う水平遮蔽羽のブラインドである。
又、上記竿移動保持装置は、上部竿と移動竿のいずれか一方の竿内に軸移動回転軸受により軸方向移動自在且つ回転自在に支持されている水平な筒体と、上部竿と移動竿の間に保持される水平遮蔽羽の内部を各々貫通しその一方の端側を前記筒体に同一方向に螺旋状に巻き付けて保持され他方の端を他方の竿に結合された一組の歯付竿帯を備えるものとすることが出来る。
ここで、竿移動保持装置は歯付竿帯の筒体への巻付け部位に竿側に固定された歯付竿帯の側面を案内する側案内面と歯付竿帯の背後面を案内する背案内面を設け確りと案内することが肝要である。
さらに、ここでの竿操作装置は、その一方端側を竿移動保持装置の筒体の外周の一部に歯付竿帯とは逆巻きに螺旋状に巻き付けられその他端側が筒体の表側より下方に垂下された歯付操作帯と、前記歯付操作帯の巻付け位置の前記筒体の下部の空間に止め片案内手段に案内され前記筒体と前記歯付操作帯の表側垂下部に向かって略斜め上下に運動しその前面部側に対面する前記歯付操作帯の表側垂下部と噛み合う操作歯面を備える止め片と、前記歯付操作帯の表側垂下部の背後面位置に竿側に固定された背案内面を備え歯付操作帯の引きあるいは戻しの操作で移動竿を上下移動させ且つ止め片の引き上げ操作で歯付操作帯の表側垂下部を止め片の操作歯面と背案内面との間で挟んで移動竿の移動を止めるようにすることも出来る。
さらに、本発明の水平遮蔽羽のブラインドは、上部竿内に軸受を介して回転自在に支持されその軸上に一定間隔で一組の巻掛け歯車を固定に備える水平軸と、前記一組の巻掛け歯車に各々噛合わされて巻掛けられその巻掛けの裏側より繰る出される側が水平遮蔽羽の内部を各々貫通してその端を移動竿の対応位置に結合されその巻掛けの表側より繰る出される側が水平遮蔽羽の表側に垂下される一組の歯付竿帯を備える竿移動保持装置と、前記一組の歯付竿帯の少なくとも一つの側の操作歯付竿帯と、これと噛み合う操作巻掛け歯車と、該操作巻掛け歯車の下部の空間内で止め片案内手段により略上下方向に案内されその前面部側に対面する操作歯付竿帯の表側垂下部と噛合い可能な操作歯面をその上面側に対面する操作巻掛け歯車の下側歯面と噛み合い可能な止め歯面を備え少なくとも自重で落下する止め片を備え、操作歯付竿帯の引きあるいは戻しの操作で移動竿を上下移動させ且つ止め片の引き上げ操作により止め片の止め歯面が操作巻掛け歯車と噛み合い移動竿の移動を止める竿操作装置を備えるものとすることが出来る。
ここで、上記竿操作装置の止め片はその前面部側に平坦な面の止め歯面手段を備えるものとすることも出来る。
さらに、上記竿操作装置は、操作巻掛け歯車の下部の空間内で止め片案内手段により操作巻掛け歯車と操作歯付竿帯の表側垂下部に向かって略斜め上下に案内されその前面部側に対面する操作歯付竿帯の表側垂下部と噛合い可能な操作歯面を備え少なくとも自重で落下する止め片と、操作歯付竿帯の表側垂下部の背後面位置に竿側に固定に設けられた背案内面を備え、操作歯付竿帯の引きあるいは戻しの操作で移動竿を上下移動させ且つ止め片引き上げ操作により歯付操作帯を操作歯面と背案内面との間に挟んで移動竿の移動を止めるようにすることも出来る。
又、本発明の水平遮蔽羽のブラインドは、移動竿が上部竿より垂下される一定間隔の一組の歯付竿帯上に上下移動可能に保持されており、その内部に軸受を介して回転自在に支持され前記一組の歯付竿帯間にわたって水平に伸びる水平軸と、該水平軸上の一組の歯付竿帯に対面する位置に各々の歯付竿帯に噛み合わされて固定された一組の移動歯車からなる竿移動保持装置と、同移動竿内に設けられ水平軸の一部にその回転を連結されている竿操作装置を備え一組の歯付竿帯上を移動するものとすることが出来る。
又、竿操作装置は、竿移動保持装置が回転を連結されている回転軸に直に少なくとも伝導機構を介してその回転を連結された操作歯車と、該操作歯車に噛合わされてその巻掛けの表側と裏側が共に水平遮蔽羽の表側に案内されて垂下されその表側の繰り出し部分を引き側とし裏側の繰り出し部分を弛み側とする輪状の歯付操作帯と、操作歯車の下部の空間内で止め片案内手段に案内されて略前後運動しその前面部側に前進時に歯付操作帯の引き側に噛み合う操作歯面とその後部に押し部を備え少なくともその自重で後退し歯付操作帯の弛み側の張り操作で前進する止め片と、歯付操作帯の弛み側の張り操作で止め片を前方へ押す止め片押出し手段と、歯付操作帯の引き側の背後面位置に竿側に固定された背案内面と、止め片の下部の竿側に設けられ歯付操作帯の引き側と弛み側の間の内側案内手段を備え、歯付操作帯の引き側で移動竿の上下移動を操作し歯付操作帯の弛み側の張り操作で歯付操作帯の引き側を止め片の操作歯面と背案内面との間で挟んで移動竿の移動を止めるものとすることが出来る。
上記止め片押出し手段は、操作歯車の下側に形成された窪み面と、その後退時に歯付操作帯の弛み側を少なくともその自重により窪み面に沿って案内し歯付操作帯の弛み側の張り操作で前方へ押し出される止め片後部の押出し部を備えるものとすることが出来る。
さらに、上記止め片押出し手段は、操作歯車の下部に固定されたレバーピンに揺動自在に支持されその前側に帯案内面をその上部側に止め片の後方側に伸びる押し部を支持するレバー部を備えた押出しレバーと、該押出レバーの一部に備えられレバー部を常時立上げ状態に保つレバー戻し手段と、止め片の後部に形成され押出しレバーの押し部を受ける押当て面を備えるものとすることが出来る。
さらに、上記竿操作装置は、操作歯車の下部の歯付操作帯の引き側と弛み側の空間内で止め片案内手段に案内されて上下運動しその上面に操作歯車の下側に噛合う止め歯面をその下側に押上げ面部を備え少なくともその自重で落下して前記操作歯車との噛み合いが外れる止め片と、前記止め片の後側の竿側に固定されたレバーピンに揺動自在に支持されその前側に帯案内面をその上部に前記止め片の下側に伸びた押し部を有するレバー部を備える押上げレバーと前記押上げレバーの一部に設けられ該押上げレバーを常時後方傾きに保つレバー戻し手段を備え、歯付操作帯の弛み側の張り操作で押し部が止め片を上方へ押上げる止め片押上げ手段と、止め片の下部の歯付操作帯の引き側と弛み側の間に設けられた内側案内手段を備え、歯付操作帯の引き側で移動竿の上下移動を操作し歯付操作帯の弛み側の張り操作で止め片の止め歯面が操作歯車の下側に噛み合い移動竿の移動を止めるものとすることが出来る。
本発明は、上部竿と該上部竿の下で相対移動可能に保持される移動竿の間の一組の歯付竿帯上に各々内部に該一組の歯付竿帯と噛み合う一組の移動歯車を固定に備える回転自在の水平軸からなる竿移動保持装置とこれと回転を連結された竿操作手段を備えそれぞれ独立して上下移動する第一中間竿と第二中間竿を設け、上部竿と第一中間竿との間に上部羽保持紐に保持された上部水平遮蔽羽の上部遮蔽調節面を、第二中間竿と下部移動竿との間に下部羽保持紐に保持された下部水平遮蔽羽の下部遮蔽調節面を、第一中間竿と第二中間竿の間に任意に間隔調節可能な眺望遮蔽調節面を備える水平遮蔽羽のブラインドとすることが出来る。
本発明の水平遮蔽羽ブラインドは、水平遮蔽羽面の上部に位置する竿内に軸受に回転自在に支持された羽操作装置の筒体と、前記筒体上に回転自在に嵌まり羽保持紐の前後の上端が結合された輪状体のリング部と、前記リング部の側部に固定された側方に突出する二つのリンクピンに各々その一方側を揺動自在に保持され前記筒体の外周を両側より挟むように形成されその内側に摩擦内周面部を備えその互いに向き合った先端部に把持開閉端部を形成する二つの摩擦リンクと、前記二つの摩擦リンクに嵌められた把持力付与手段と、前記把持開閉端部間に設けられ駒保持手段のピンにより該ピンの周りに運動自在に保持されその側部に外側に伸びる操作レバー部を備える内外方向に略楕円筒形の開閉駒と、前記摩擦リンクの周りの竿側に固定に設けられ前記操作レバーに対面する内側部にカム面を備える操作カムを備え前記二つの摩擦リンクの摩擦内周面部が前記把持力付与手段により前記筒体を一定の把持力で保持すると共に、前記筒体の回転により遮蔽羽の傾きが手前下がりと手前上がりの各終端に傾いた際に、前記開閉駒が前記二つの摩擦リンクの摩擦内周面部の把持力を解除するようにした羽操作装置を備えるものとすることが出来る。
本発明の水平遮蔽羽ブラインドは、水平遮蔽羽が帯孔の歯付竿帯の歯面側の縁部に該水平遮蔽羽の上面側へ突出する上部突出手段と下面側に突出する下部突出手段からなる突起手段を備えるものとすることで、より一層円滑な竿移動操作の行われるものとすることが出来る。
ここで、歯付帯体(歯付竿帯及び歯付操作帯)は一定の正確な幅と厚みを有し強い腰と柔軟性を備える例えば細い歯付ベルトのような平たい帯状体を云う。圧縮、引張りに対して変形せず強い抗力を有するものである。又、必ずしも限定されないが歯付ベルトのようにその表面ないし裏面あるいは両面に一定のピッチの歯のような刻み目が設けられている。この刻み目は竿帯の厚みに比した曲げの柔軟性を与え、きっちりとした正確な巻き付けによる移動竿の平行な移動と保持、歯車による平行な移動と保持の行われる竿移動保持装置を可能にする。
本発明によれば、水平遮蔽羽の中を通る竿保持体として細い歯付ベルトのような歯付帯体を用いている。従って、歯を備える帯と車の噛み合いによる滑りのない確実な作動の竿移動保持装置と竿操作装置を備え移動竿の正確で安定した平行保持と静粛で滑らかな昇降移動操作の出来る竿保持体に垂下された水平遮蔽羽ブラインドを提供することが出来る。
又、本発明における歯付帯体は細い歯付ベルトのように一定の正確な幅と厚みを有しており、強い腰と柔軟性を備える平たい帯状体であり、圧縮、引張りに対して変形せず強い抗力を有する。そして歯の刻み目は竿帯の厚みに比較した曲げの柔軟性を高め、コードやテープからなる従来の竿保持体のように弛みによるトラブル等を起し難い堅牢で耐久性に優れた竿移動保持装置を備える水平遮蔽羽ブラインドを提供することが出来る。
又、本発明によれば、一定の正確な幅と厚みを有する歯付帯体の筒体へのきっちりと正確な巻き付けによる移動竿の平行な移動と保持の行われる竿移動保持装置を備える水平遮蔽羽ブラインドを提供することが出来る。
特に、一組の歯付帯体上で移動可能に保持され、その内部に回転可能に支持された水平軸上に固定され、各々歯付帯体と噛み合わされた一組の移動歯車からなる竿移動保持装置を備える移動竿は、移動竿毎の複数本の竿保持体を必要とせず、複数の移動竿を備えた複数の遮蔽調節面を有する水平遮蔽羽ブラインドに特に適している。
又、本発明では帯体や車が歯を備えており、相手側の止め片と噛合って作動するので、止め操作が滑りなく確実になされる竿操作装置を可能にし、竿の移動操作と保持操作が容易、且つ確実になされる水平遮蔽羽ブラインドを提供することが出来る。
さらに、本発明は全ての移動竿の移動操作などをその時の電源の状況に応じて手動でも電動モータでも任意に行うことの容易な水平遮蔽羽ブラインドを提供する。
操作帯体を含む竿保持体として細い歯付ベルトのような歯付帯体を用い、歯を備える帯と車の噛み合いによる滑りのない確実な作動の竿移動保持装置と竿操作手段を備える水平遮蔽羽ブラインドを得る。
図1〜図6に示される水平遮蔽羽のブラインドは、窓の上部に固定される上部竿1の下に、移動竿2が上部竿1から所望の間隔で垂下されている2本の歯付竿帯3により保持されている。上部竿1からは移動竿2に羽操作措置の保持リング33から羽保持紐4が垂下されており、該羽保持紐4に水平遮蔽羽5が保持され遮蔽調節面Aが形成されている。歯付竿帯3は水平遮蔽羽5の帯孔を通って移動竿に至っている。上部竿1内の各歯付竿帯3の巻付け部位に固定されたケース7に軸移動回転軸受8が設けてあり、該二つの軸移動回転軸受8に一本の水平な筒体10が軸方向移動自在、且つ、回転自在に支持されている。軸移動回転軸受の位置は特に限定されないが、ここでは歯付竿帯の巻付け部位の近くに設けてある。水平遮蔽羽5の帯孔を貫通する2本の歯付竿帯3は歯付ベルトで、その歯面はブラインドの表方を向いている。その下端側は移動竿2に各々結合されており、その上方側は各々筒体10の対応する位置に巻き掛けられている。ここで、各歯付竿帯3は筒体10の右方から左方へ右巻きに螺旋状に巻かれて筒体の裏側より移動竿2へ垂下されており、移動竿2を平行に保持している。筒体10上には後述するような竿操作手段11が設けてあり、該竿操作手段11の操作により筒体10が回転することにより、各歯付竿帯3は螺旋状に巻き込まれたり、巻き戻されたりして移動竿2を上下に移動させる。各歯付竿帯3が巻き込まれる時、筒体10は右方へ移動し、巻き戻される時、筒体10は左方へ移動する。このようにこの竿移動保持装置6が構成されている。
図2〜3において、筒体10の竿帯巻付けの前方側(右方側)の外周に、歯付竿帯3の刻み目に合致した刻み目で、歯付竿帯3の巻付け刻み角度に合致した傾斜角度のハスバ歯の歯12が形成されている。ここでは、筒体10の端面部分に形成された窪み部分に、帯固定輪13が、窪み部分に埋め込まれた二つの廻り止めキー15を外側より抱くようにして固定に嵌まっている。該帯固定輪13はその外周に前記同様のハスバ歯を有する歯車で、その歯部分は筒体10の外周より略歯丈の高さ分だけ突出している。そこで、歯付竿帯3の先端部14は、該帯固定輪13の外周の歯部に噛み合わされて、巻付けの後方側(左方側)の外周へ滑らかに巻き付けられている。この歯付竿帯の先端部14の噛み合わせ部分の外周には、該先端部14を帯固定輪13の周りに確りと固定する固定リング18が嵌められている。この竿帯結合手段のハスバ歯の歯12は、ここに示す例以外の方法、例えば、筒体の外周の一部を隆起させて歯形を形成する等の既存の技術により筒体の同じ部分に自由に形成することが出来る。
各歯付竿帯3の巻付け位置に竿側に固定されたケース7には、歯付竿帯3の側面を案内する両側の側案内面17と、竿帯の背後面を案内する背案内面16が設けてある。この側案内面17と背案内面16は歯付竿帯3の側面と背面を案内して歯付竿帯3が螺旋状にきっちりと巻き込まれ、あるいは、巻き戻されるのを助ける。左右の歯付竿帯3は、共に同じ方向の螺旋状に巻かれており、筒体10を軸方向に移動させる移動力は同じ方向に生じ、各々の側案内面17に分担される。従って、竿帯の数が増えれば、それだけ各側案内面の負担する力は軽減される。
右側の歯付竿帯3の巻付け部の内側に竿操作装置11が設けられている。筒体10には一本の歯付操作帯19が筒体10の左方から右方へ右巻きに螺旋状に巻かれており、操作側ケース7′部分で筒体の表側より下方へ垂下されている。該歯付操作帯19は、歯付竿帯3と同じ歯を有する同じ幅の歯付ベルトである。そして、歯付竿帯3と同じようにしてその先端部が筒体10の外周に結合され、その巻付けの後方側(右方側)の外周へ滑らかに巻き付けられている。歯付操作帯19の先端部と筒体側の歯12′との噛み合わせ部分の外周には、歯付竿帯3と同様の固定リング18′が嵌められて確りと固定されている。筒体10の表側部位より長く垂下される歯付操作帯19の下端部20は移動竿2の裏側に結合されている。
歯付操作帯19の巻付け部位に固定される操作側ケース7′は両側の側案内面17′と背面側の背案内面16′を有し、歯付操作帯19も歯付竿帯3と同じようにして案内される。そして、筒体10には歯付操作帯19の巻き付け、巻き戻し時に各歯付竿帯3と同一方向の側方移動力を生じ、各側案内面が側方力を分担する。
図のように、移動竿2が降下して歯付竿帯3が一杯に巻き戻されている時、歯付操作帯19は一杯に巻き込まれている。そして、歯付竿帯3が一杯に巻き込まれて移動竿2が一杯に上昇する時、歯付操作帯19は一杯に巻き戻される。
操作側ケース7′の歯付操作帯19の内側で、筒体10の下部と上部竿1の底壁との間に形成された空間に移動竿の移動止め手段20の止め片21が設けてある。両側の側案内面17′に筒体の外周曲面に略倣って前後方向にキー溝状の案内溝22が設けてある。止め片21は歯付操作帯19と略同じ幅を有し、その両側面に案内溝22に嵌まるキー状の案内突部23を備えている。そこで、止め片21は案内溝22に案内されて、背案内面16′と後止面24の間を筒体10の外周に沿って前後に運動することが出来る。止め片21はその上部が筒体10の外周に沿った曲面をなし、その下部は平坦な面に造られ、その前面部には歯付操作帯19の歯に噛合う操作歯面25を有している。背案内面16′は、ここでは前方へ傾斜して下った平坦な面になっている。止め片21の前後運動を案内する案内手段は、この他の任意の手段によることが出来る。
図6に示すように、歯付操作帯19を傾け角度A°より大きく表方へ傾けて下へ引くことにより、その操作歯面25が歯付操作帯19の歯から外れて、止め片21は仮想線で示されるように後止面24まで後退し、自らの重量でその位置に止まる。そこで、この傾き角度を保って歯付操作帯19を引き、あるいは戻しすることで移動竿2を上下に移動させることが出来る。そして、歯付操作帯19を傾け角度A°より内側にして竿重量による引き力について上へ戻せば、歯付操作帯19は、その内側の歯面が止め片21の操作歯面25に噛合って止め片21を上方へ引き上げ、該止め片21と背案内面16′との間に自ら挟まれて保持される。簡明な構造からなり、きっちりとした巻き付けによる正確で安定した平行保持と、静粛で滑らかな昇降移動操作が出来る。又、竿の移動と保持の操作が容易で、且つ、確実になされる竿操作装置を備えている。
図4は羽操作装置85で、筒体10上のケース7と操作側ケース7′との間に回転自在、且つ、軸方向摺動自在の操作リング33が嵌められている。該操作リング33にはその外周部に一本の軸方向溝が設けてあり、羽保持紐4の前側と後側の上端が操作リングの外周の紐溝を通って各々軸方向溝に嵌め込まれた固定ピン86に掛けられて結合されている。操作リング33は周囲の一個所に外周部を軸方向に切り開かれて把持開閉端部87が形成されており、その両側の内周部に摩擦内周面部88が形成されている。該操作リング33は適度の弾性と摩擦抵抗性状を有する材料で出来ており、筒体に嵌められた際に拡孔するように予め筒体より小さく造られて、その拡孔変形による反発力が把持力付与手段となる。この拡孔変形による反発力により摩擦内周面部88が筒体10の外周を一定の把持力で把持して羽の傾斜と保持をする力を得る。
図7は他の実施例である。以後の実施例の説明において、前述の例と同一部分には実施例毎に同一の符号の後にa、b、cの添字を付して示し、その詳しい説明を省略して主に異なる部分について説明する。ここで前述の実施例と異なる部分は、竿操作手段11aの歯付操作帯19aの巻かれる操作筒体10′a部分の直径が各歯付竿帯3aの巻かれる筒体10a部分の直径より太くなっていることである。このようにすることで、歯付操作帯19aを操作する力を軽減することが出来る。又、移動竿を引上げた時の歯付操作帯19aの垂下長さを適当に長く調節出来ることである。
図8〜10では各歯付竿帯3bの歯面はブラインドの裏方側を向いており、筒体10bの右方から左方へ左巻きに螺旋状に巻かれて筒体の表側より移動竿へ垂下されている。上部竿1bの右側に竿止め手段を含む竿操作装置11bが設けてある。該竿操作装置11bはその操作歯車26が上部竿1bの表側の面に筒体10bに対して直角の向きに取付けられており、歯車伝導機構を介して筒体と回転連結されている。上部竿1bの右端部に固定された操作ケース7′bに伝導軸9と直角方向に円筒形の支軸27を備える操作歯車26が回転自由に嵌まっている。該操作歯車26には支軸27の後ろ側に小傘歯車28が一体に形成されている。操作ケース7′bの右側の端部にはそのボス部29を回転自由に支持される大傘歯車30が嵌まっており、小傘歯車28と噛合わされている。大傘歯車30と筒体10bは四角形軸断面の伝導軸9により回転連結されている。即ち、筒体10bの右側中心部に伝導軸9に嵌まる四角形の従動角孔32が設けてある。一方、大傘歯車30の中心部にも同じ四角形の駆動角孔31が設けられている。伝導軸9はその右側を大傘歯車30の駆動角孔31側に固定に保持されて、その左側が筒体の従動角孔32内に軸方向に滑動自在に挿入されている。そこで、大傘歯車30の回転は伝導軸9を介して軸方向に移動する筒体10bに伝達される。伝導軸9に嵌まるブッシュ34は操作ケース7′b内で伝導軸9を回転自由に支持する。そこで、歯付操作帯19bの引き側35を矢印36のように下方に引くと、止め片21bは歯付操作帯19bより外れて後退し、操作歯車26と小傘歯車28は矢印の方向に回転して大傘歯車30と伝導軸9を矢印の方向に回す。筒体10bは伝導軸9と共に回り歯付竿帯3bを矢印37のように巻き上げて、その下部に結合された移動竿(図示せず)を上昇せしめる。歯付操作帯の弛み側38を矢印39のように下方に引くと押出しレバー50により止め片21bが前進して歯付操作帯19bと噛合う。そこで引き側35を戻せば歯付操作帯19bが止め片21bと背案内面16′bの間に挟まれてロックされ移動竿はその位置に保持される。
上部竿1bの左端に筒送りネジ装置40が設けてある。端部カバーの筒体10bの軸心に合う位置に筒体の中空孔に深く伸びる送りネジ軸41が固定されている。該送りネジ軸41のネジのピッチは筒体10bに巻かれる歯付竿帯3bの巻付けピッチに合致しており、且つ、歯付竿帯3bの巻き方向と同一方向の螺旋状溝である。そして、該送りネジ軸41には筒体10bの左端面に同心に固着されたナット42が嵌まっている。そこで、竿帯の巻き込み、巻き戻し時に筒体10bが回転させられる時、送りネジ軸41により歯付竿帯の巻付けピッチに合ったピッチで筒体が軸方向に送られ、全ての歯付竿帯3bが側方移動を生ずることなく筒体へ螺旋状に巻かれ、巻き戻しされる。送りネジ軸41のネジのピッチは歯付竿帯の巻付けピッチに同じでよいが、側案内面17bを備えるものでは僅かに大きめであれば巻付けられる歯付竿帯の間に余裕が出来る。筒送りネジ装置40は、この例に示す以外に、例えば、筒体10bの任意の外周部に送りオネジ部を設け、該オネジ部に嵌まるナットを竿側に固定に設けるようにして実施し得ることなどは当業者の自明のことである。このように、きっちりと正確な巻き付けによって正確で安定した平行保持と、静粛で滑らかな昇降移動操作が行われる。
図11〜12の実施例はブラインドの左側は右側と対称であるので省略されている。ここで、第一の実施例と異なるところは、筒体10c並びに操作筒体10′が上部竿1c内に軸受44に回転自在に支持された水平軸9c上に軸方向移動自在、且つ水平軸と同時に回転するように回転を連結されて保持されている。水平軸9cは四角の軸断面を有し、筒体側は四角孔で水平軸9cに嵌まって一体的に回転する。そして、筒体10c及び操作筒体10′は各歯付竿帯3c及び歯付操作帯19c毎に水平軸9c上に個別に設けられている。竿操作装置11cの回転と停止は水平軸9cを介して各筒体10cに伝達され、前例同様に筒体10cに巻かれた歯付竿帯3cにより移動竿の上下移動と保持がなされる。さらに、竿操作装置11cは、第一の例とは移動竿の移動止め手段の部分を異にしている。操作筒体10′の下部には操作ケース7′cに操作筒体10′と同心の半円筒状の案内窪み45が設けてあり、操作筒体10′との間に半輪状の空間46が形成されている。該空間46内に表裏方向に揺動自在に案内される止め片21cが設けてある。該止め片21cにはその横へ幅広なった部分に操作ケース7′cの帯案内部47に沿って表側へ歯付操作帯19cと並列に一定の長さ垂下されるロック帯48が固着されている。歯付操作帯19cを下方へ引き続けると止め片21cがその重力でロック状態から外れて図のように後退し、歯付操作帯19cを引き戻しして移動竿を上下させる。そして、歯付操作帯19cを握ったままロック帯48を下へ引くことにより止め片21cが前進してその操作歯面25cが歯付操作帯19cの歯と噛合う。ここで、歯付操作帯19cを放すことで該歯付操作帯19cが移動竿の重量で止め片21の操作歯面25cと背案内面16′cとの間で挟まれてロックされる。細かで確実な竿の移動操作のできる竿操作装置である。
図13〜14は上部竿1dの左側部分が省略され右側部分の主に竿操作装置の部分が示されている。ここで、上部竿1d内に一方を竿内に固定された軸受(省略)に他方を竿操作装置11dの軸受8dに内歯車30dのギヤーボス49を介して回転自由に支持された四角の軸断面の水平軸9dを備え、該水平軸9d上に竿移動保持装置6dとこれと並列に設けられた移動竿の移動止め手段を含む竿操作装置11dを備えている。
水平軸9d上には歯付竿帯3dに対応する位置に筒体10dがその軸心の四角孔で水平軸上を滑り移動可能且つ軸と同時回転するように回転が連結されている。水平遮蔽羽の中を通る歯付ベルトの竿帯3の歯は、ここでは水平遮蔽羽面の表側に向いて垂下しその下端を移動竿(省略)に結合されている。その上方側は筒体10の外周に図のように螺旋状に巻かれ、竿移動保持装置6dが構成されている。水平軸9dの右側部に上部竿1dに固定された操作ケース7′dが固定されており、該操作ケース7′d内に回転自由に嵌まる支軸27dを備える操作歯車26dが設けてある。該操作歯車26dの左側の軸端部には小歯車28dが一体に形成されている。該小歯車28dは水平軸9dの右側端部に固定されたギヤーボス49に固く嵌まった内歯車30dと噛合わされており、該歯車伝導機構を介して水平軸9dと回転が連結されている。操作歯車26dには輪状に繋がれた歯付ベルトの歯付操作帯19dが噛み合わされて巻掛けられている。歯付操作帯19dの操作歯車26dの前側を垂下する部分は、竿を操作する際に竿の重量の懸る引き側35dで竿移動操作部になる。一方、操作歯車26dの後側を垂下する部分は押出しレバー50の帯案内面53を通って下に垂下される弛み側38dで止め操作部をなしている。操作歯車26dの下の空間内には前後に揺動する止め片21dがある。該止め片21dは、操作歯車の右側の支軸27d部分に軸受を介して揺動自由に嵌まるアーム部23dの端に操作歯車側へ出っ張るような形で一体に形成されており、アーム部23dに案内されて支軸27dの周りに揺動する。止め片21dはその前側面に歯付操作帯19dの歯に噛合う操作歯面25dが形成され、その後側は押出しレバー50dの押当て面51をなしている。止め片21dの下部の操作ケース7′d側に左右方向に水平に固定されたレバーピン52に押出しレバー50dが揺動自在に支持されている。該押出しレバー50dはそのレバーピン孔の前側に歯付操作帯19dの巻掛けの後側の垂下部分を受けて前下方へ導く凸に湾曲した帯案内面53があり、レバーピン孔の上部には止め片の後方側に伸び出し横方向のピン状の押し部54を備えるレバー部55が形成されている。レバーピン52の部分にそのコイル部を嵌め込まれ、その一方の脚を押出しレバーの帯案内面53の下側に挿入され、他方の脚を操作ケース7′dの下部に受け止められたレバー戻し手段の戻しバネ56が嵌めてある。そこで、押出しレバー50dは図で示されるように、戻しバネ56の力で常時そのレバー部55が操作ケース7′dの後側の壁に当たって後方に立ち上った状態に保たれる。操作ケース7′dには操作歯車26dの前側の部分に下方に伸びる背案内面16′が形成されている。止め片21dの運動空間の下部には、その前端面が止め片後退時の操作歯面25dより幾分前方に出っ張った内側案内手段の内案内ローラ57が設けてある。該内案内ローラ57は操作ケースに水平に固定されたピンに嵌まっている。内側案内手段は絶対に必要なものではないが、移動竿の移動操作時に移動操作部の歯付操作帯19dの傾きが充分でない時に、その内側が止め片の操作歯面25dに接触するのを防ぐ働きをする。又、歯付操作帯19dの引き側35dと弛み側38dの垂下部分の内側が接触するのを防ぐ働きもする。
図14で、歯付操作帯の引き側35を矢印36dのように下方に引くと、止め片21dは歯付操作帯19dの歯から外れて後退し、仮想線で示すように押当て面51が押し部54に当った位置に保たれる。そして操作歯車26dは矢印の方向に回転して内歯車30dを矢印の方向に回し、水平軸9dを介して筒体10dを回して歯付竿帯3dと移動竿を矢印37dのように上方へ動かす。引き側35dをその位置に保ったまま、弛み側38dを矢印39dのように下方に引くと、図に仮想線で示されるように押出しレバー50dの帯案内面53が戻しバネ56の力に打ち勝って下方に傾き、押しピン54が止め片21dを前方に押し止め片の操作歯面25dが歯付操作帯19dの歯に噛み合いながら前進する。弛み側38dをその状態に保ったまま、引き側35dの引く力を弛めることにより、歯付操作帯19dは移動竿側の重量で図示のように止め片の操作歯面25dと背案内面16′の間に挟まれて保持される。
戻しバネ56の力を用いることで押し出レバー50dの動きが敏速で、引き側35dと弛み側38dを細かく操作することにより、移動竿の微細な移動を行うことが出来る。又、筒体10d上に嵌まる羽操作手段の保持リング33dを細かく動かして水平遮蔽羽5の傾きを細かく調整することが出来る。さらに、作動が確実で安定した戻り止め操作の出来る竿操作装置を得ることが出来る。
図15では、止め片21fはその後方に伸びるアーム部23fを止め片案内手段の支持ピン58保持されており、該支持ピン58に案内されて空間内を上下に揺動可能である。止め片21fはその上面側に操作歯車26fの下側と噛合う止め歯面59を備えている。そして、押出しレバー50fにはレバーピン孔の斜め後方側に伸び出し横方向のピン状の押し部54fを備えるレバー部55fが形成されている。該レバー部55fは重く造られており、押出しレバー50fは該レバー部55fの重量で常に後方に傾く力を持っている。そこで、歯付操作帯19fの引き側35fを矢印36fのように下方に引くと、止め片21fは操作歯車26fの歯から外れて落下する。移動竿の移動操作の後、弛み側38fを矢印39fのように下方に引いた際に、押しピン54fが止め片のアーム部23fを下から押上げ、止め歯面59が操作歯車26fの下側に噛合い操作歯車26fの回転が止められて移動竿が止められて保持される。歯付操作帯19fを傷め難い確りした竿操作装置11fが得られる。そして、細かで確実な竿の移動操作のできる竿操作装置である。
図16〜18では、上部竿1gと該上部竿1g内の竿移動保持装置6gaより垂下される左右の歯付竿帯3gによって保持される下部移動竿2gとの間に、各々歯付竿帯3g上に保持される第一中間竿60と第二中間竿61が設けてある。上部竿1gと第一中間竿60間には上部羽保持紐4gaに保持される上部水平遮蔽羽5gaによって上部遮蔽調節面Agが形成され、第二中間竿61と下部移動竿2g間には下部羽保持紐4gbに保持される下部水平遮蔽羽5gbによって下部遮蔽調節面Bが形成されている。第一中間竿60と第二中間竿61間に任意に間隔調節可能な眺望遮蔽調節面Cが設けられている。
第一中間竿60内には軸受7gb及び8gbに回転自在に支持された水平軸9gbが設けてある。該水平軸9gb上には各歯付竿帯3gに対面する位置に該歯付竿帯3gの歯に噛合う移動歯車62が固定されており、各々対応する歯付竿帯3gに噛合わされている。水平軸9gbは第一中間竿の表裏方向の幅の略中心位置あり上と下に開いている歯付竿帯3gの出入口63及び64も同じ竿の中心位置を通っている。歯付竿帯3gは移動歯車62の表側に掛けられて竿内を通っている。竿内には歯付竿帯を案内する案内片65が設けてある。該案内片65は竿内を通る歯付竿帯3gの背後面を案内して上下の出入口63及び64に導き、竿の中心位置より上下に引き出すようにする。竿自体の重心の配慮と共に、下位の竿の重量によって歯付竿帯3gが張られることで、該第一中間竿60の水平保持が図られる。案内片65は歯付竿帯3gを移動歯車62の周りに確りと保持し、移動歯車との噛合い率を高め、且つ歯付竿帯の滑らかな流れを保ち、竿の表裏方向の水平維持に有益な働きをする。水平軸9gbと共に左右の移動歯車62が同時回転することにより歯付竿帯3g上を平行を保って上下移動する竿移動保持装置6gbが形成される。
水平軸9gb上には、移動歯車62の傍に竿操作装置11gbが設けられている。操作ケース7′gには操作歯車26gの下側に深く滑らかな窪み面67が設けてあり、竿の移動操作時に歯付操作帯19gの弛み側38gが該窪み面67に沿って移動する。止め片21gは水平軸9gbにブッシュ68を介して回転自在に保持されたアーム部23gの端に操作歯車26gと歯付操作帯の弛み側38gの間に半月状に形成され、水平軸9gbに案内されて略前後に揺動自在である。その前端部に歯付操作帯19gの歯と噛み合う操作歯面25gをその後側に押出し部を有する。止め片21gは歯付操作帯19gを背案内面16′gとの間で保持していない時は、自重により歯付操作帯の弛み側38gの内側を該窪み面67側に押してストッパー69に当たるまで後退する。そして、歯付操作帯の引き側35gを止める際に、弛み側38gを下方へ引くと、窪み面67に沿っていた歯付操作帯の弛み側38gが張られて止め片21gの押出し部を押して仮想線で示すように前方に押しやり、操作歯面25gが歯付操作帯の引き側35gの歯面に噛み合い、該引き側35gを背案内面16′gとの間で挟んで保持する。さらに簡明な構造である。
第二中間竿61側では歯付操作帯3gの案内手段が案内ローラ65aに換えられている。操作は他の竿と同様に竿操作装置11gbと全く同じ竿操作装置11gcによってなされる。第一中間竿60の表側と裏側の下部に竿の全横幅にわたって下方に突出するカバー部66が設けられている。該カバー部66は眺望遮蔽調節面Cを閉止した際に、相手竿に嵌まって第一中間竿60と第二中間竿61間の僅かな隙間を遮る働きをすると共に、両竿を確りと一体化する働きをする。従って、風などに対しても安定である。
このように、竿毎の保持体を必要としない、複数の移動竿の移動と保持に適した竿移動保持装置である。
図19〜21では上部竿1h内に軸受7hと8hに回転自在に支持された水平軸9hが設けてあり、該水平軸9h上の竿保持体の通る位置に左右一組の歯付竿帯用の巻掛け歯車70が固定されている。該巻掛け歯車70に各々歯付竿帯3hが噛み合わされて巻掛けてあり、その巻掛けの裏側は水平遮蔽羽5hの帯孔を貫通して移動竿2hの対応位置に結合片73により固定されている。一方巻掛けの表側は水平遮蔽羽5hの表側に垂下されている。ここで、水平遮蔽羽の表側に垂下された歯付竿帯3hのうち、左側の下端は切離されて重りの付けられた切断端72になっており、右側の下端は長く下方に伸びて移動竿2hの下側からU曲げにして結合片12の下側に結合されており、操作歯付竿帯71になっている。該操作歯付竿帯71側の操作巻掛け歯車70の下部の空間に前後に長い止め片21hが設けてある。該止め片21はその後部側を操作ケース7′hの支持ピン58hに保持されており、空間内を上下に揺動可能である。止め片21hにはその前面部側に対面する操作歯付竿帯71の表側垂下部と噛合い可能な操作歯面25hが、その上面側に対面する操作巻掛け歯車70と噛合い可能な止め歯面59hを備えている。該止め片21hの止め歯面59hが操作巻掛け歯車70の下側に噛合っている時、その操作歯面25hは操作巻掛け歯車70の前端面より幾分前へ出っ張っており、操作歯付竿帯71は常に操作歯面25hに噛合って下に垂下される。操作歯付竿帯71を持ってAの傾きで引くと、止め片21hは噛合いが外れて自重により上部竿1hの底板上に落下し、操作巻掛け歯車70は矢印の方向に回転する。このようにして水平軸9hを介して左右の巻掛け歯車が共に回転し、歯付竿帯3hを平行に動かして移動竿2hを上下に移動せしめる。操作歯付竿帯71の傾きをBの位置に保って弛めると、その内側の歯が操作歯面25hを引っ掛けて噛み合い、止め片21hを引き上げてその止め歯面59hが操作巻掛け歯車70の下側に噛み合い移動竿2hをその位置に停止させて保持する。止め片21hの前面部側の操作歯面25hの部分が歯を備えていない平坦な面あっても操作歯付竿帯71による止め片の引上げと止め歯面59hの噛み合わせ操作は可能であるが、操作歯付竿帯71が操作歯面25hに噛合って下に垂下されていれば、風などによる外力が働いて移動竿2hが持ち上がることがあっても、止め片21hは容易に外れることがない強固な竿止め手段20hとなる。
ここで、竿操作装置部の移動竿の移動止め手段は、図6の実施例に示されるものと同じように操作歯付竿帯71の表側垂下部を止め片の前面部に設けた操作歯面と表側垂下部の背後に設けた背案内面との間で挟んで移動竿の移動を止めるようにすることも出来る。
この実施例は竿操作装置部分を含む竿移動保持装置であり、正確で安定した平行保持と静粛で滑らかな竿の昇降移動操作の出来る一層簡明な構造からなっている。又、竿の移動操作と保持操作が容易であり、止め操作が滑りなく確実である。
中間移動竿を含め全ての竿操作装置は制動機能付の電動モータによることが出来る。
図22〜23において、上部竿1i内の水平軸9i上には歯車に歯付竿帯3iを巻掛けた竿移動保持装置6iが設けてあり、その操作歯付竿帯71i側の操作側歯車70i(操作円筒体)に接近して操作モータ74が設けてある。操作モータ74と操作側歯車70iとの間には電磁クラッチ75が設けてある。該電磁クラッチは操作電源に通電時のみ、あるいは電池の充電時のみ操作モータ側と水平軸9iとが連結され、非通電時には操作側歯車70i(操作円筒体)側と水平軸9iとの連結に切換わるものである。
四角軸断面の水平軸9i上の一方側に歯付竿帯3iが巻き掛けられる操作側歯車70iが軸受76を介して回転自由に保持されている。操作側歯車70iに隣接して電磁クラッチ75が設けられており、該電磁クラッチ75を間にして他方の側に操作モータ74の出力軸に嵌まるウオームに回転連結されるウオーム歯車78が軸受77を介して回転自由に保持されている。電磁クラッチ75はその中央部に水平軸9i側に固定されたローター79を有し、その操作側歯車70i側に励磁コイル82と、該励磁コイル82の非通電時にバネ力で操作側歯車70i側に設けたクラッチ歯と噛合いローター79と操作側歯車70i側とを回転連結するアーマチュア80が設けてある。一方、ウオーム歯車78側には励磁コイル83と、該励磁コイル83の非通電時にはバネ力でローター79との噛合いが開放されるアーマチュア81が設けてある。そこで、非通電時には歯付竿帯3iの操作歯付竿帯71iによる手動操作が行える。通電によって励磁コイル82と83が励磁されるとアーマチュア80はローター79側に吸引されて操作側歯車70i側との噛合いが開放される一方、アーマチュア81が吸引されてローター79とウオーム歯車78側とが回転連結され、通電時には電動の操作モータによる操作が行える。ベッド中からリモコン操作により、あるいは、窓際まで行って手動により操作することが出来るブラインドである。図中、符号114はリモコン信号の受信部、115は電池を示す。
図24〜25は、第一の実施例の上部竿と移動竿を逆さにした例で、歯付竿帯3kは上部竿1k側に結合片73kを介して固定され、下部の移動竿2k側に筒体10kを有する竿移動保持装置6kと竿操作装置11kを備えている。歯付操作帯19kを上下に操作する時、移動竿2kも同時に反対方向に移動する。該歯付操作帯19kの位置は移動竿の中央が望ましい。高い位置にある比較的丈の低い窓などに取付けるのに適している。ここでの水平遮蔽羽5kの傾け操作は操作棒84によってなされる。
本発明は、歯付竿帯の巻取りについては、ここに実施例に示した筒体に螺旋状に巻取ることのみに限定されない。例えば、最も一般的に竿帯を上部竿等に設けた巻取りリールに重ね巻きに巻き取るように実施することも出来よう。
水平遮蔽羽ブラインドはそれが開かれている時は、羽操作装置が設定された羽の傾きを風などに影響されることなく確り維持している必要がある。筒体に羽の傾き操作を行う羽操作リングを備えるものでは、羽の傾け角度の範囲が180°に満たないのに、筒体の全回転域にわたって羽操作リングの把持力を維持することになる。このことは竿の移動操作を重くし且つ羽操作リングの摩擦部と筒体外周の摩滅を早める等の不具合をもたらす。かかる欠点を持たない羽操作装置が望まれる。
図26〜28の羽操作装置85mの操作リング手段は羽保持紐4mの懸るリング部89と筒体10mを把持する摩擦内周面88mを有する部分とが別体に造られ、2本のピンを介して一体化されている。リング部89は筒体10m上に回転且つ軸方向摺動自在に嵌まり、その外周部に羽保持紐4mの前後の上端が結合された輪状体である。該リング部89の一方の側面部に軸方向に突出する2本のリンクピン90が間隔をおいて固定に打込まれており、この両リンクピン90の突出した部分に一組の摩擦リンク91が揺動可能に嵌っている。該摩擦リンク91は各々内側に摩擦内周面88mを有し、筒体10mを前後より挟むように形成された前後対称の半輪状形になっている。両摩擦リンク91の外側の周囲には同じ位置に輪溝92が設けてあり、該輪溝92に両摩擦リンク91を跨ぐように把持力付与手段の把持押しバネ93が嵌められている。両摩擦リンク91の先端は互いに接近して略平行な平坦な面の把持開閉端部87mになっている。該両把持開閉端部87m間のリング部89の側面部にリンクピン90と同じように軸方向に突出する駒保持手段の駒ピン94が設けてある。該駒ピン94の突出部に軸方向に伸びる楕円筒形の開閉駒95がその中心部を貫通するピン孔部を回転自在に保持されて嵌まっている。両把持開閉端部87mの外側の側面にはレバー凹み部96が設けてある。開閉駒95の外側の端部に楕円形の凸出部方向に逆ハート形に突出する操作レバー部97が一体に形成されている。該操作レバー部97は駒ピン94の周りに両レバー凹み部96の内側で運動する。操作レバー部97の移動する範囲の上部竿1m側にはカム面98を備える操作カム99が固定に設けられている。
図26において、遮蔽羽5mの傾きは水平に開いた状態で、開閉駒95は筒体の真下の位置にあって、その楕円の凸部の向きは操作レバー部97と共に垂直に上下を向いている。操作レバー部97はカム面98に触れず、開閉駒95の楕円周面は把持開閉端部87mとの間に僅かの隙間を有している。そして、両摩擦リンク91は把持押しバネ93の力によりその摩擦内周面部88mで筒体10mの外周を確りと把持して遮蔽羽5mの傾きを維持している。羽保持紐4mを通じて懸る水平遮蔽羽5mの重量は主にリング部89の内周面により筒体10mの上周面に伝えられる。
図28において、筒体10mの矢印方向への回転と共にリング部89が回転して遮蔽羽5mは手前下がり(裏側上がり)の終端いっぱいまで傾いている状態にある。この時、把持開閉端部87mは筒体の後側(裏側)に傾いた位置にあり、開閉駒95の操作レバー部97が後側のカム面98に接して手前側に大きく傾いている。そして開閉駒95の楕円の凸部が両摩擦リンク91の把持開閉端部87mを押し開いている。そこで、上下に位置する摩擦内周面部88mは共に筒体の外周面より離れた状態にあり、筒体10mから開放されている。ここでは、筒体には水平遮蔽羽5mの重量の懸るリング部89との間に生ずる摩擦抵抗のみである。筒体10mが逆方向に回転する時も前例に順じ同様である。リング部89は滑り特性と耐摩耗性に優れた材料、例えば、工業用プラスチック等が考えられる。又、摩擦リンク91はブレーキ・シュー等に用いられる材料等が適している。
通常は設定された羽の傾きが確りと維持され、竿の移動操作の際には、摩擦による抵抗を与えない耐摩耗性に優れた羽操作装置を得ることが出来る。
このように、竿保持体として細い歯付ベルトのような歯付竿帯を用いるものでは、遮蔽羽を強く傾けた状態で移動竿を上下に移動させる際に、遮蔽羽の帯孔の縁が相対的に移動する歯付竿帯の歯の溝に引っ掛かり、滑らかな竿移動を妨げる場合がある。遮蔽羽を何れの方向に傾けた状態であっても、帯孔の縁が歯付竿帯の歯の溝に引っ掛かることがなく、移動竿の滑らかな移動の出来ることが強く望まれる。
図29〜31に遮蔽羽の実施例が示されている。図29では遮蔽羽5nが後側下がりに傾いた状態で描かれている。そして、歯付竿帯3nは遮蔽羽5nに対して矢印100で示すように上方向に移動している。符号Lで示す間隔は略四角形の帯孔109の前縁101と後縁102の間隔即ち帯孔の縦寸法である。遮蔽羽5nは後側下がりに一杯に傾いており、後縁102は歯付竿帯3nの背面103に接する程に接近している。一方、前縁101側には羽の上面側へ突出する上部突出部104と下面側へ突出する下部突出部105からなる突起部106が設けてある。該突起部106は羽の前側へ伸びる瞳状の側面形状をなしており、その前縁101側は半円ないし半楕円形状の丸みを持った形になっている。その高さは歯付竿帯3nの歯溝107に対し深く入り込めない高さに形成されている。図29において突起部106はその上部突出部104側が歯溝107に浅く落ち込んだ状態になっている。この状態で歯付竿帯3nが上方向へ移動することにより歯溝107の下側の歯先108は突起部106の丸い前縁101側を前側へ押出すようにして滑らかに進み、引っ掛かることがない。同じように歯付竿帯3nが下方向に移動する際にも、歯溝107の上側の歯先は突起部106を前側へ押出すようにして進み、引っ掛かることなく流れることが解る。このように遮蔽羽の後側下がりの傾き状態での竿帯への引っ掛かりが防止される。図30は遮蔽羽5nが前側下がりに一杯に傾いた状態が描かれている。歯付竿帯3nは遮蔽羽5nに対して矢印110で示すように下方向に移動している。ここでも後縁102は竿帯2の背面103に接する程に接近している。図30において突起部106はその下部突出部105側が歯溝107に浅く落ち込んだ状態になっている。この状態で歯付竿帯3nが下方向へ移動することにより歯溝107の上側の歯先111は突起部106の丸い前縁101側を前側へ押出すようにして滑らかに進み、引っ掛かることがない。同じように歯付竿帯3nが上方向に移動する際にも、歯溝107の下側の歯先は突起部106を前側へ押出すようにして進み、引っ掛かることなく流れることが解る。このように遮蔽羽の前側下がりの傾き状態での歯付竿帯3nへの引っ掛かりが防止される。図31において符号Wで示す間隔は歯付竿帯3nの幅で、符号WHで示す間隔は帯孔109の右縁112と左縁113の間隔、即ち帯孔の幅である。上部突出部104と下部突出部105は歯付竿帯3nの幅の内側位置で遮蔽羽の上面側と下面側へ横並びに交互に突出するように形成されている。このように前縁101の前側に上面側へ突出する上部突出部104と下面側へ突出する下部突出部105からなる突起部106を設けることによって、歯付竿帯の何れの方向への流れに対しても引っ掛かることのない遮蔽羽を得ることが出来る。ここに示す突起部106は遮蔽羽面に比較的簡単に成型加工することが出来る。
図32〜33は他の実施例を示す。突起部106pは、帯孔109pの前縁側の中央位置に遮蔽羽5pの上面側へ盛り上がるように形成される上部突出部104pと、該上部突出部104pの前縁101p側の部分より遮蔽羽の下面側へ丸みをもって突出し羽の前側へ斜めに深く曲げ込まれた下部突出部105pにより形成され、略瞳形の断面形状を成している。この実施例は前縁101pが上部突出部104p側から下部突出部105p側に滑らかに連続するように形成される利点がある。
以上のように、本発明に係る歯付帯体を用いたブラインドは、一般家庭、事務所その他の場所で広く使用され、その高められた機能性により、より快適な生活空間や仕事空間を提供することが出来る。
は本発明の実施例を示すブラインドの正面図で、一部を破断面にして示す図。 は図1における2部分を拡大して示す図。 は図2における3−3矢視図。 は図2における4−4断面図。 は図1における5−5断面図。 は図1における6−6断面図。 は他の実施例を示すブラインド上部の正面図で、一部を破断面にして示す図。 は他の実施例を示すブラインド上部の正面図で、一部を破断面にして示す図。 は図8における9部分を拡大して示す図。 は図8における10−10断面図。 は他の実施例を示すブラインド上部の左側部を省略した部分正面図で、一部を破断面にして示す図。 は図11における12−12断面図。 は他の実施例を示すブラインドの上部竿の部分平面図で、破断面にして示す図。 は図13における14−14断面図。 は図13〜14に示される部分の他の実施例を示す部分断面図。 は他の実施例を示すブラインドの正面図。 は図16における17−17断面図。 は図16における18−18断面図。 は他の実施例を示すブラインドの正面図で一部を破断面にして示す図。 は図19における20−20断面図。 は図19における21−21断面図。 は他の実施例を示すブラインドの部分正面図。 は図22における23部分の内部装置の断面図で、拡大して示す図。 は他の実施例を示すブラインドの歯付竿帯位置における縦断面図。 は図24に示す実施例の竿操作装置部分の縦断面図。 は羽操作装置の実施例で、水平遮蔽羽が水平に開かれた状態を示す軸直角断面図。 は図26における27−27断面図。 は同実施例の水平遮蔽羽が手前側下がりの状態を示す軸直角断面図。 は他の実施例の水平遮蔽羽の帯孔部における羽直角方向の縦断面図で、後側下がりの状態を示す図。 は同手前側下がりの状態を示す図。 は図29における31−31断面図。 は他の実施例で水平遮蔽羽の帯孔部における羽直角断面図。 は図32における33−33断面図。
符号の説明
1 上部竿 2 移動竿
3 歯付竿帯 4 羽保持紐
5 水平遮蔽羽 6 竿移動保持装置
7 ケース 8 軸移動回転軸受
9 水平軸 10 筒体
11 竿操作手段、竿操作装置 12 歯
16 背案内面 17 側案内面
18 固定リング 19 歯付操作帯
20 移動竿の移動止め手段 21 止め片
22 案内溝 23 案内突部
24 後止面 25 操作歯面
26 操作歯車 35 引き側
38 弛み側 40 筒送りネジ装置
45 案内窪み 46 空間
47 帯案内部 48 ロック帯
50d、50f 押出しレバー 51 押当て面
52 レバーピン 53 帯案内面
54 押し部 55 レバー部
56 戻しバネ 57 案内ローラ
58 支持ピン 59 止め歯面
60 第一中間竿 61 第二中間竿
62 移動歯車 65 案内片
67 窪み面 69 ストッパー
70 巻掛け歯車 71 操作歯付竿帯
72 切断端 73 結合片
74 操作モータ 75 電磁クラッチ
85 羽操作装置 87 把持開平端部
88 摩擦内周面 89 リング部
90 リンクピン 91 摩擦リンク
92 輪溝 93 把持押しバネ
94 駒ピン 95 開閉駒
96 レバー凹み部 97 操作レバー部
98 カム面 99 操作カム
101 前縁 102 後縁
104 上部突出部 105 下部突出部
106 突起部 107 歯溝
108 歯先 109 帯孔
又、竿操作装置は、竿移動保持装置が回転を連結されている回転軸に直に少なくとも伝導機構を介してその回転を連結された操作歯車と、該操作歯車に噛合わされてその巻掛けの表側と裏側が共に水平遮蔽羽の表側に案内されて垂下されその表側の繰り出し部分を引き側とし裏側の繰り出し部分を弛み側とする輪状の歯付操作帯と、操作歯車の下部の空間内で止め片案内手段に案内されて略前後運動しその前面部側に前進時に歯付操作帯の引き側に噛み合う操作歯面とその後部に押し部を備え少なくともその自重で後退し歯付操作帯の弛み側の張り操作で前進する止め片と、歯付操作帯の弛み側の張り操作で止め片を前方へ押す止め片押出し手段と、歯付操作帯の引き側の背後面位置に竿側に固定された背案内面を備え、歯付操作帯の引き側で移動竿の上下移動を操作し歯付操作帯の弛み側の張り操作で歯付操作帯の引き側を止め片の操作歯面と背案内面との間で挟んで移動竿の移動を止めるものとすることが出来る。
さらに、上記竿操作装置は、操作歯車の下部の歯付操作帯の引き側と弛み側の空間内で止め片案内手段に案内されて上下運動しその上面に操作歯車の下側に噛合う止め歯面をその下側に押上げ面部を備え少なくともその自重で落下して前記操作歯車との噛み合いが外れる止め片と、前記止め片の後側の竿側に固定されたレバーピンに揺動自在に支持されその前側に帯案内面をその上部に前記止め片の下側に伸びた押し部を有するレバー部を備える押上げレバーと前記押上げレバーの一部に設けられ該押上げレバーを常時後方傾きに保つレバー戻し手段を備え、歯付操作帯の弛み側の張り操作で押し部が止め片を上方へ押上げる止め片押上げ手段を備え、歯付操作帯の引き側で移動竿の上下移動を操作し歯付操作帯の弛み側の張り操作で止め片の止め歯面が操作歯車の下側に噛み合い移動竿の移動を止めるものとすることが出来る。

Claims (16)

  1. 上部竿と、該上部竿の下部で少なくとも一対の竿保持体により前記上部竿との間で相対移動可能に保持される少なくとも一本の移動竿と、相対する前記竿間に垂下される羽保持紐に保持される少なくとも一面の水平遮蔽羽の遮蔽調節面を備えるブラインドにおいて、上部竿と移動竿の間に歯付ベルトのような刻み目付の歯付竿帯を備え、少なくとも前記上部竿と前記移動竿のいずれか一方の竿側に前記歯付竿帯の一方の端側を保持する竿移動保持装置と竿操作手段を備え、他方の竿側に前記歯付竿帯の他方の端側を結合ないし保持し前記竿操作手段により前記歯付竿帯を介して前記上部竿と前記移動竿間の相対移動と保持を行うことを特徴とする水平遮蔽羽のブラインド。
  2. 上記竿移動保持装置が、竿内に軸移動回転軸受により軸方向移動自在且つ回転自在に支持されその一部に竿操作装置が回転連結された水平な筒体を備え、該筒体に歯付竿帯の一方の端側を同一方向に螺旋状に巻き付けて保持し、前記竿操作装置の回転操作により上部竿と移動竿間の相対移動と保持を行うことを特徴とする請求項1記載の水平遮蔽羽ブラインド。
  3. 上記竿移動保持装置が、竿内に軸受に回転自在に保持され竿操作装置に回転連結された水平軸と、前記水平軸上の各歯付竿帯に対面する位置に軸方向移動自在かつ水平軸と同時回転するように回転連結されて保持された各筒体を備え、該各筒体に前記各歯付竿帯の一方端側を螺旋状に巻付けて保持し、前記竿操作装置の回転操作により上部竿と移動竿間の相対移動と保持を行うことを特徴とする請求項1記載の水平遮蔽羽ブラインド。
  4. 上記竿移動保持装置が、筒体の移動範囲の内側位置に筒体と竿の何れか一方の側に筒体と平行の小さくとも歯付竿帯の巻付けピッチに合致したピッチで同じネジレ方向の送りネジ溝部を固定に備え、相手側に前記送りネジ溝部に適合して嵌め合う好ましくはネジ状の凸部を有する筒送り体を固定に備えた筒送りネジ装置を有することを特徴とする請求項2及び3記載の水平遮蔽羽ブラインド。
  5. 上記竿移動保持装置が、歯付竿帯の筒体への巻付け部位に竿側に固定され前記歯付竿帯の側面を案内する側案内面(17、17′)と前記歯付竿帯の背後面を案内する背案内面(16、16′)を備えることを特徴とする請求項2及び3記載の水平遮蔽羽ブラインド。
  6. 上記竿移動保持装置が、上部竿内に軸受を介して回転自在に支持された水平軸上に一組の歯車を固定に備え、前記歯車に噛合わされて巻掛けられその巻掛けの後方側を移動竿の対応位置に結合されその前方側が水平遮蔽羽の表側に垂下する一組の歯付竿帯を備え、前記一組の歯付竿帯の少なくとも一つを操作歯付竿帯とし、前記操作歯付竿帯の掛る操作側歯車の下部に止め片案内手段に前記操作側歯車と前記操作歯付竿帯の表側垂下部に向かって略上下に案内され少なくともその上面側に対面する操作側歯車と噛み合い可能な止め歯面を備える止め片からなる竿止め手段を備える竿操作装置を含むことを特徴とする請求項1記載の水平遮蔽羽ブラインド。
  7. 上記竿移動保持装置が、上部竿より垂下される一組の歯付竿帯上に移動可能に保持される移動竿内に設けられ、該移動竿内に軸受に回転自在に支持されその一部で竿操作装置に回転連結された水平軸と、前記水平軸の前記一組の歯付竿帯に対面する位置に固定され前記一組の歯付竿帯に噛み合わされた一組の移動歯車を備えることを特徴とする請求項1記載の水平遮蔽羽ブラインド。
  8. 上記竿操作装置が、その一方端側を筒体の外周に歯付竿帯とは逆巻きに螺旋状に巻付けられその他端側が前記筒体の表側より下方に垂下された歯付操作帯と、前記歯付操作帯の巻付け位置の前記筒体の下部に止め片案内手段に前記筒体と前記歯付操作帯の表側垂下部に向かって略斜め上下に案内されその前部に対面する前記表側垂下部と噛み合う歯面を備える止め片と前記表側垂下部の背後面位置に竿側に固定された背案内面からなる竿止め手段を備え前記歯付操作帯が前記歯付竿帯と交互に巻かれ・巻き戻されすることを特徴とする請求項2及び3記載の水平遮蔽羽ブラインド。
  9. 上記竿操作装置が、好ましくは竿内に軸受を介して回転自在に支持され伝導機構を介して竿移動保持装置の回転軸に回転連結され、少なくとも軸受に回転自在に支持された竿移動保持装置の回転軸に直に回転連結された操作歯車と、前記操作歯車に噛み合わされて巻き掛けられその表側を引き側とし、裏側を弛み側とする歯付操作帯と、前記操作歯車の下部の前記引き側と弛み側の間で止め片案内手段に案内されて前後に運動しその前面に前記引き側に噛合う歯面をその後側に押出し部を備える止め片と、前記止め片の後側に設けられ弛み側を案内し該弛み側の操作で作動する押出し手段と、前記引き側の背後面位置に竿側に固定された背案内面と、前記止め片の下部にあって前記引き側と前記弛み側の間の内側案内手段を備え、前記引き側を前記歯面と前記背案内面の間で挟んで竿止めする竿止め手段を備えることを特徴とする請求項2及び3及び7記載の水平遮蔽羽ブラインド。
  10. 上記押出し手段が、操作歯車の下部の竿側に形成され止め片の後退時に歯付操作帯の弛み側をたるみ状に案内する窪み面と、止め片案内手段に案内され引き側と前記窪み面側の間で前後運動しその前面に前記引き側に噛み合う歯面を備え、その後側に噛み合い外れ時に前記弛み側の内側を前記窪み面に案内し前記弛み側の操作で前進する押出し部を備える止め片を有することを特徴とする請求項9記載の水平遮蔽羽ブラインド。
  11. 上記押出し手段が、止め片の後側の竿側に水平に固定されたレバーピンに揺動自在に支持されその前側に帯案内面をその上部側に止め片の後方側に伸びる押し部のレバー部を備える押出しレバーと、前記押出レバーに備えられる戻しバネを含むレバー戻し手段と、その後側に前記押出しレバーの押し部を受ける押し当て部を備える止め片を有することを特徴とする請求項9記載の水平遮蔽羽ブラインド。
  12. 上記竿操作装置が、好ましくは竿内に軸受を介して回転自在に支持され伝導機構を介して竿移動保持装置の回転軸に回転連結され、少なくとも軸受に回転自在に支持された竿移動保持装置の回転軸に直に回転連結された操作歯車と、前記操作歯車に噛み合わされて巻き掛けられその表側を引き側とし、裏側を弛み側とする歯付操作帯と、前記操作歯車の下部の前記引き側と弛み側の間で止め片案内手段に案内され上下運動しその上面に前記操作歯車の下側に噛合う止め歯面をその下側に押上げ面部を備える止め片と、前記止め片の後側の竿側に水平に固定されたレバーピンに揺動自在に支持されその前側に帯案内面をその上部に止め片の下側に伸び出した押し部を有するレバー部を備える押出しレバーと、前記押出レバーに備えられたレバー戻し手段からなる止め片押出し手段と、前記止め片の下部にあって前記引き側と前記弛み側の間の内側案内手段を備え、前記止め歯面の前記操作歯車との噛み合いで竿止めする竿止め手段を備えることを特徴とする請求項2及び3及び7記載の水平遮蔽羽ブラインド。
  13. 上記竿移動保持装置が、上部竿内に軸受を介して回転自在に支持された水平軸上に一組の歯車を固定に備え、前記歯車に噛合わされて巻掛けられその巻掛けの後方側を移動竿の対応位置に結合されその前方側が水平遮蔽羽の表側に垂下する一組の歯付竿帯を備え、前記一組の歯付竿帯の少なくとも一つを操作歯付竿帯とし、前記操作歯付竿帯の掛る操作側歯車の下部に止め片案内手段に前記操作側歯車と前記操作歯付竿帯の表側垂下部に向かって略斜め上下に案内されその前面側に対面する前記表側垂下部と噛み合い可能な歯面を備える止め片と、前記表側垂下部の背後面位置に竿側に固定に設けられた背案内面からなる竿止め手段を備える竿操作装置を含むことを特徴とする請求項1記載の水平遮蔽羽ブラインド。
  14. 竿内に軸受に回転自在に支持され軸上に竿移動保持装置と竿操作装置を回転連結に備える回転軸を設け、前記竿操作装置の操作円筒体に隣接して電動の操作モータを設け、前記操作モータと前記操作円筒体との間に操作電源に通電時のみ前記操作モータ側と前記回転軸が連結され、非通電時には前記操作円筒体側と前記回転軸の連結に切換わる電磁クラッチを備えることを特徴とする請求項6及び8及び9及び12及び13記載の水平遮蔽羽ブラインド。
  15. 竿内に軸受に回転自在に支持された竿移動保持装置の円筒体上に嵌まり羽保持紐の上端を結合された輪状体のリング部と、該リング部の側面部に固定された軸方向に突出する二つのリンクピンに各々その一方側を揺動自在に保持され前記操作円筒体の外周を両側より挟むように形成されその内側に摩擦内周面部を有しその互いに向き合った先端部に把持開閉端部を形成する二つの摩擦リンクと、前記二つの摩擦リンクに嵌められた把持力付与手段と、前記把持開閉端部間に設けられ駒保持手段により操作方向に運動自在に保持されその一部にカム面に伸びる操作レバー部を備える非円筒形の開閉駒と、前記リング部の周りの竿側に固定に設けられ前記カム面を備える操作カムを有し前記摩擦内周面部が前記把持力付与手段により前記操作円筒体を一定の把持力で保持すると共に、前記操作円筒体の回転により遮蔽羽の傾きが手前下がり及び手前上がりの終端に傾いた際に、前記開閉駒が前記摩擦内周面部の把持力を解除するようにした羽操作装置を備えることを特徴とする請求項2及び3及び6及び13記載の水平遮蔽羽ブラインド。
  16. 水平遮蔽羽がその帯孔の歯付竿帯の歯に面する側の縁部に該水平遮蔽羽の上面側へ突出する上部突出部(8、8a、8b、8c)と下面側に突出する下部突出部(9、9a、9b、9c)からなる突起部(10,10a、10b、10c)を備えることを特徴とする請求項1記載の水平遮蔽羽ブラインド。
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