JP2006009536A - 水平遮蔽羽ブラインドの竿移動保持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 竿間に歯付ベルトのような刻み目付竿帯の竿保持体を備え、該刻み目付竿帯の一方端を竿内の筒体に螺旋状に巻き付けて保持する竿移動保持装置を備える水平遮蔽羽ブラインドにおいて、刻み目付竿帯の巻き込み、巻き戻しが円滑になされ、竿の移動操作が軽快に出来る簡明な竿移動保持装置を得る。
【解決手段】 一方の竿側に一組の軸移動回転軸受に軸方向移動自在、且つ、回転自在に支持されその一部に竿操作手段が回転連結された一本の水平な筒体を設け、該筒体に他方の竿側に結合された全ての刻み目付竿帯の一方端を同一方向に螺旋状に巻き付けて保持せしめ、構造を簡明にして刻み目付竿帯の側方力の低減を図った。
【選択図】 図2
Description
本発明は、水平遮蔽羽ブラインドの移動竿の竿移動保持装置に関する。特に、上部竿と移動竿間に歯付ベルトのような刻み目付竿帯の竿保持体を備え、その一方の端側を、一方の竿内の水平軸線上で軸方向に移動しながら回転する筒体に螺旋状に巻き付けられて保持され、他方の端側に他方の竿を保持ないし結合し、該刻み目付竿帯の巻き込みと巻き出しにより両竿間の相対移動と保持がなされる竿移動保持装置の改良に関する。
従来、水平遮蔽羽ブラインドの移動竿は、上部の固定竿内に設けた竿移動装置より垂下された昇降紐や、薄い金属性テープにより上下の調節と保持が行われるものが一般に広く普及している。
本願と同一出願人の先の出願、特願2003−314148号は、竿保持体及び操作帯として歯付ベルトのような刻み目付帯体を用いたもので、各々2種類の竿移動保持装置と竿操作手段が開示されている。ここで、竿移動保持装置として、竿内の水平軸線上で横に移動しながら回転することの出来る筒体に、刻み目付竿帯の上方端側を螺旋状に巻き付けて保持するものが開示されている。帯体が寸法精度が高く、引張りと圧縮に強く、折れ難い歯付ベルトのようなもので造られるから、竿の正確で安定した平行保持がなされる。
帯体が正確な幅と一定の厚みを有しており、且つ柔軟性を有するので細い筒体への螺旋状巻きが可能で細い竿寸法を可能にしている。
特願2003−314148号明細書。
特願2004−160364号明細書。
帯体が正確な幅と一定の厚みを有しており、且つ柔軟性を有するので細い筒体への螺旋状巻きが可能で細い竿寸法を可能にしている。
特願2003−314148号等に示される前述の刻み目付竿帯を筒体に螺旋状に巻き付けて保持する竿移動保持装置は、複数の刻み目付竿帯に対応する個々の筒体が、竿内に回転自由に支持された水平軸上に軸方向移動自在に、且つ、軸と同時回転するように回転連結状態に保持されている。竿の移動操作や竿保持中における操作手段との回転力の伝達は、軸断面が四角の水平軸を介して行われる実施例が示されている。軸を介して筒体に回転力を伝達する場合、その軸方向の移動抵抗は、竿重量によるラジアル荷重に基づく筒体と軸との間の摩擦抵抗に加え、筒体を回す、あるいは保持するための回転力(トルク)による筒体と軸との間の摩擦抵抗が加わり、円滑な巻き込み、巻き戻し上好ましくない影響を与える。特に、ボールスプライン等の軽快な軸方向移動手段を用いずに、比較的細い軸上での軽快な巻き込み、巻き戻しには、刻み目付竿帯の側面とケースの側案内面間の面圧力を軽減することが特に望まれる。又、竿帯の巻付け部においては、筒体が正規の中心位置を保って振れることなく円滑に回転することが重要である。そして、装置が充分簡明で堅牢性や耐久性等に優れていることも重要である。
本発明の目的は、前述のような点に鑑み、巻き込み、巻き戻しが無理なく円滑になされ、竿の操作が軽快に出来る刻み目付竿帯を筒体に螺旋状に巻き付けて保持する竿移動保持装置を提供するにある。
本発明の他の目的は、構成簡明にして製作容易な水平遮蔽羽ブラインドの竿移動保持装置を提供しようとするものである。
本発明の目的は、前述のような点に鑑み、巻き込み、巻き戻しが無理なく円滑になされ、竿の操作が軽快に出来る刻み目付竿帯を筒体に螺旋状に巻き付けて保持する竿移動保持装置を提供するにある。
本発明の他の目的は、構成簡明にして製作容易な水平遮蔽羽ブラインドの竿移動保持装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、竿内に一組の軸移動回転軸受により軸方向移動自在、且つ、回転自在に支持されその一部に竿操作手段が回転連結された水平な一本の筒体を設け、該筒体にブラインド面内の全ての刻み目付竿帯の一方端側を同一方向に螺旋状に巻き付けて保持せしめ、刻み目付竿帯の他方側を他方側の竿に保持ないし結合せしめ両者間の相対移動と保持を行うようにした竿移動保持装置にある。ここに、回転連結とは竿操作手段が直に結合されていることを含め、任意の伝導手段により両者の回転が伝達される状態に連結されていることを云う。
上記竿操作手段は、各刻み目付竿帯と同じ幅を有しその一方端側を筒体の外周に各刻み目付竿帯と逆巻きに、且つ、各刻み目付竿帯と反対方向へ螺旋状に巻き付けられ、その他端側を筒体の表側より下に垂下された操作帯と、その戻り止め手段を備えるものにすることが出来る。
又、上記竿操作手段は、筒体の一部に大径の操作筒部を設け、該操作筒部の外周に各刻み目付竿帯と同じ幅を有しその一方端側を各刻み目付竿帯と逆巻きに、且つ、各刻み目付竿帯と反対方向へ螺旋状に巻き付けられ、その他端側を筒体の表側より下に垂下された操作帯と、その戻り止め手段を備えるものにすることも出来る。
又、上記戻り止め手段は、筒体下部の操作帯内側の空間内で案内手段に案内されて前後に運動しその前面側に掛り歯面を有する止め片と、操作帯の外側の竿側に形成された縦の平坦な背案内面を有し他方側の竿重量により止め片と背案内面の間で操作帯をロックするものとすることが出来る。
さらに、上記筒体上の任意の一個所に刻み目付竿帯の巻付けピッチに合致したピッチで、且つ、刻み目付竿帯と同一方向の螺旋状溝の送りオネジ部を設け、竿側に固定され送りオネジ部に嵌まる筒送りナットからなる筒体の送りネジ部を形成し、該送りネジ部により刻み目付竿帯の巻き込み、巻き戻し時の筒体の軸方向移動送りを行うようにすることも出来る。
本発明によれば、一本の充分太い筒体が竿帯の巻付け部位近くを円筒形の軸移動回転軸受で支持され、ブラインド面内の全ての刻み目付竿帯の一方端側がこの一本の筒体に同一方向に螺旋状に巻き付けて保持されるので、軸方向、回転方向ともに動きが正確で滑らかである。巻き込み、巻き戻しの際、筒体には各竿帯より同一方向の側方移動力がもたらされ、各竿帯への側方力の平均化が図られる。そして、巻き込み、巻き戻しの際に、筒体とその軸移動回転軸受との間に生じる摩擦抵抗力以外には、ケースの側案内面と刻み目付竿帯(操作帯)の側面との間にさらなる側方力を生起させるものがない。従って、ケースの側案内面への側方力は最小限に抑えられる。さらに、同じ筒体に同じ幅の操作帯を刻み目付竿帯と逆巻きに、且つ、刻み目付竿帯と反対方向へ螺旋状に巻き付けた竿操作手段を設けることにより、筒体には操作帯による竿帯と同一方向の側方移動力が加わるので、各側案内面の分担する側方力の低減と平均化が図られる。又、全ての竿帯を一本の筒体に同じように巻付けて保持せしめるので、筒体の中心部を駆動軸により回転せしめる場合でも、筒体上の任意の一個所に竿帯の巻付けピッチに合致した送りネジ部を設け、竿帯の巻き込み、巻き戻し時の筒体の軸方向移動を該送りネジ部により行うようにすれば、構造全体を複雑化させることなく、全ての竿帯に側方力を生じさせないようにすることが可能になる。このように本発明は竿帯の巻き込み、巻き戻しが円滑になされ、竿の移動操作が軽快に出来る水平遮蔽羽ブラインドの竿移動保持装置を提供する。又、構成簡明にして製作容易な水平遮蔽羽ブラインドの竿移動保持装置を提供することが出来る。
竿の移動操作を円滑且つ軽快にする目的を、竿側に固定された一組の軸移動回転軸受に軸方向移動自在、且つ、回転自在に支持されその一部に竿操作手段が回転連結された他一本の水平な筒体を設け、該筒体に相手側の竿に結合された全ての竿帯の一方端を同一方向に螺旋状に巻き付けて保持せしめたことにより達成された。
図1〜6に示される水平遮蔽羽のブラインドは、窓の上部に固定された上部竿1の下に、移動竿2が上部竿1から垂下されている2本の竿帯3により所望の間隔で保持されている。上部竿1からは移動竿2に羽操作手段の各保持リング33から羽保持紐4が垂下されており、該羽保持紐4に水平遮蔽羽5が保持され遮蔽調節面Aが形成されている。竿帯3は水平遮蔽羽5の帯孔を通って移動竿に至っている。上部竿1内の竿帯3の巻付け部位に固定された左右のケース7に軸移動回転軸受8が設けてあり、該軸移動回転軸受8に一本の水平な筒体10が軸方向移動自在、且つ、回転自在に支持されている。軸移動回転軸受の位置は特に限定されないが、筒体の中心のズレと回転振れを少なくするために、なるべくは竿帯の巻付け部位の近くが望ましい。筒体10上には戻り止め手段を含む竿操作手段11が設けてある。水平遮蔽羽5の帯孔を貫通する2本の竿帯3は歯付ベルトで、その刻み目はブラインドの表方を向いている。その下端側は移動竿2に各々結合されており、その上方側は各々筒体10の対応する位置に巻き掛けられている。ここで、各竿帯3は筒体10の右方から左方へ右巻きに螺旋状に巻かれて筒体の裏側より移動竿2へ垂下されており、移動竿2を平行に保持している。竿操作手段11の操作により筒体10が回転することにより、各竿帯3は螺旋状に巻き込まれたり、巻き戻されたりして移動竿2を上下に移動させる。各竿帯3が巻き込まれる時、筒体は右方へ移動し、巻き戻される時、筒体は左方へ移動する。このようにこの竿移動保持装置6が構成されている。
図3、図6に竿帯3の端を筒体へ結合する結合手段部分が示されている。ここで、筒体10の竿帯巻付けの前方側(右方側)の外周に、竿帯3の刻み目に合致した刻み目で、竿帯3の巻付けリード角に合致した傾き角度のハスバ歯の刻み目12が形成されている。ここでは、筒体10の対応する部分に形成された輪状の窪み部分に、2分割された帯固定輪13が、各々窪み部分に埋め込まれた二つの廻り止めキー15を抱くようにして固定に嵌まっている。該帯固定輪13は、その外周に前記同様のハスバ歯を有する歯車で、歯は筒体の外周より歯丈の高さ分だけ突出しており、その外径は筒体の外径より周りの歯丈の高さ分だけ大きくなっている。竿帯3の先端部14は、該帯固定輪13の外周の歯部に噛み合わされて、巻付けの後方側(左方側)の外周へ滑らかに巻き付けられている。この竿帯の先端部14の噛合わせ部分の外周には、該先端部14を帯固定輪13の周りに確りと固定する固定リング18が嵌められている。この結合手段のハスバ歯の刻み目12は、ここに示す例以外に、既存の技術により筒体の同じ部分に自由に形成することが出来る。金属板に成型加工したものを埋め込むとか、筒体の外周の一部を隆起させて形成する等任意である。
竿帯3の巻付け位置に竿側に固定された左右のケース7には、筒体10を支持する軸移動回転軸受8のほかに、竿帯3の側面を案内する両側の側案内面17と、竿帯の後面を案内する背案内面16が設けてある。ここで、側案内面17と背案内面16は竿帯3の側面と背面を案内して竿帯3が螺旋状にきっちりと巻き込まれ、あるいは、巻き戻されるのを助ける。左右の竿帯3は、共に同じ方向の螺旋状に巻かれており、筒体10を軸方向に移動させる移動力は同じ方向に生じ、各々の側案内面17に配分されて負担される。従って、竿帯の数が増えれば、それだけ各側案内面の負担する力は軽減される。
右側の竿帯3の巻付け部の内側に竿操作手段11が設けられている。筒体10には一本の操作帯19が筒体10の左方から右方へ左巻きに螺旋状に巻かれており、操作ケース7′部分で筒体の表側より下へ垂下されている。該操作帯19は、竿帯3と同じ刻み目を有する同じ幅の歯付ベルトである。そして、竿帯3と同じようにしてその先端部が筒体10の外周に結合され、その巻付けの後方側(右方側)の外周へ滑らかに巻き付けられている。操作帯19の先端部と筒体側の刻み目12′との噛合わせ部分の外周には、竿帯3と同様の固定リング18′が嵌められて確りと固定されている。筒体10の表側より長く垂下される操作帯の下端部20は、移動竿2の裏側に結合されている。
操作帯19の巻付け部位に固定される操作ケース7′は両側の側案内面17′と背案内面16′を有し、操作帯19も竿帯3と同じようにして案内される。そして、筒体10には操作帯19の巻き込み、巻き戻し時に各竿帯3と同一方向の側方移動力を生ずる。従って、各側案内面の負担する側方力はその分だけ軽減され、平均化される。
図で明らかなように、移動竿2が降下して竿帯3が一杯に巻き戻されている時、操作帯19は一杯に巻き込まれている。そして、竿帯3が一杯に巻き込まれて移動竿2が一杯に上昇する時、操作帯19は一杯に巻き戻される。
操作ケース7′の操作帯19の内側で、筒体10の下部と竿の底壁間に形成された空間に戻り止め手段20の止め片21が設けてある。両側の側案内面17′に筒体の外周曲面に略倣って前後方向にキー溝状の案内溝22が設けてある。止め片21は操作帯19と略同じ幅を有し、その両側面に案内溝22に嵌まるキー状の案内突部23を備えている。そこで、止め片21は、案内溝22に案内されて、背案内面16′と後止面24の間を筒体10の外周曲面に沿って前後に揺動運動することが出来る。止め片21はその上部が筒体10の外周に沿った曲面をなし、その下部は平坦な面に造られ、その前面部には操作帯19の刻み目に噛合う掛り歯面25を有している。背案内面16′は、ここでは前方へ傾斜して下った平坦な面になっている。止め片21の前後運動を案内する案内手段は、この他の任意の手段によることが出来る。
図5に示すように、操作帯19を傾け角度A°より大きく表方へ傾けて下へ引くことにより、止め片21は仮想線で示されるように後止面24まで後退し、操作帯19の刻み目からその掛り歯面25が外れて、自らの重量でその位置に止まる。そこで、この傾き角度を保って操作帯19を引き、あるいは戻しすることで移動竿2を上下に移動させることが出来る。そして、操作帯19を傾け角度A°より内側にして竿重量による引き力について上へ戻せば、操作帯19は、その内側の刻み目が止め片21の掛り歯面25に噛合って止め片21を上方へ引き上げ、該止め片21と背案内面16′との間に自ら挟まれてロックされる。ここに示す竿操作手段11は、操作帯19のみで全ての操作が行える最も簡明な竿操作手段である。
図3、図6に竿帯3の端を筒体へ結合する結合手段部分が示されている。ここで、筒体10の竿帯巻付けの前方側(右方側)の外周に、竿帯3の刻み目に合致した刻み目で、竿帯3の巻付けリード角に合致した傾き角度のハスバ歯の刻み目12が形成されている。ここでは、筒体10の対応する部分に形成された輪状の窪み部分に、2分割された帯固定輪13が、各々窪み部分に埋め込まれた二つの廻り止めキー15を抱くようにして固定に嵌まっている。該帯固定輪13は、その外周に前記同様のハスバ歯を有する歯車で、歯は筒体の外周より歯丈の高さ分だけ突出しており、その外径は筒体の外径より周りの歯丈の高さ分だけ大きくなっている。竿帯3の先端部14は、該帯固定輪13の外周の歯部に噛み合わされて、巻付けの後方側(左方側)の外周へ滑らかに巻き付けられている。この竿帯の先端部14の噛合わせ部分の外周には、該先端部14を帯固定輪13の周りに確りと固定する固定リング18が嵌められている。この結合手段のハスバ歯の刻み目12は、ここに示す例以外に、既存の技術により筒体の同じ部分に自由に形成することが出来る。金属板に成型加工したものを埋め込むとか、筒体の外周の一部を隆起させて形成する等任意である。
竿帯3の巻付け位置に竿側に固定された左右のケース7には、筒体10を支持する軸移動回転軸受8のほかに、竿帯3の側面を案内する両側の側案内面17と、竿帯の後面を案内する背案内面16が設けてある。ここで、側案内面17と背案内面16は竿帯3の側面と背面を案内して竿帯3が螺旋状にきっちりと巻き込まれ、あるいは、巻き戻されるのを助ける。左右の竿帯3は、共に同じ方向の螺旋状に巻かれており、筒体10を軸方向に移動させる移動力は同じ方向に生じ、各々の側案内面17に配分されて負担される。従って、竿帯の数が増えれば、それだけ各側案内面の負担する力は軽減される。
右側の竿帯3の巻付け部の内側に竿操作手段11が設けられている。筒体10には一本の操作帯19が筒体10の左方から右方へ左巻きに螺旋状に巻かれており、操作ケース7′部分で筒体の表側より下へ垂下されている。該操作帯19は、竿帯3と同じ刻み目を有する同じ幅の歯付ベルトである。そして、竿帯3と同じようにしてその先端部が筒体10の外周に結合され、その巻付けの後方側(右方側)の外周へ滑らかに巻き付けられている。操作帯19の先端部と筒体側の刻み目12′との噛合わせ部分の外周には、竿帯3と同様の固定リング18′が嵌められて確りと固定されている。筒体10の表側より長く垂下される操作帯の下端部20は、移動竿2の裏側に結合されている。
操作帯19の巻付け部位に固定される操作ケース7′は両側の側案内面17′と背案内面16′を有し、操作帯19も竿帯3と同じようにして案内される。そして、筒体10には操作帯19の巻き込み、巻き戻し時に各竿帯3と同一方向の側方移動力を生ずる。従って、各側案内面の負担する側方力はその分だけ軽減され、平均化される。
図で明らかなように、移動竿2が降下して竿帯3が一杯に巻き戻されている時、操作帯19は一杯に巻き込まれている。そして、竿帯3が一杯に巻き込まれて移動竿2が一杯に上昇する時、操作帯19は一杯に巻き戻される。
操作ケース7′の操作帯19の内側で、筒体10の下部と竿の底壁間に形成された空間に戻り止め手段20の止め片21が設けてある。両側の側案内面17′に筒体の外周曲面に略倣って前後方向にキー溝状の案内溝22が設けてある。止め片21は操作帯19と略同じ幅を有し、その両側面に案内溝22に嵌まるキー状の案内突部23を備えている。そこで、止め片21は、案内溝22に案内されて、背案内面16′と後止面24の間を筒体10の外周曲面に沿って前後に揺動運動することが出来る。止め片21はその上部が筒体10の外周に沿った曲面をなし、その下部は平坦な面に造られ、その前面部には操作帯19の刻み目に噛合う掛り歯面25を有している。背案内面16′は、ここでは前方へ傾斜して下った平坦な面になっている。止め片21の前後運動を案内する案内手段は、この他の任意の手段によることが出来る。
図5に示すように、操作帯19を傾け角度A°より大きく表方へ傾けて下へ引くことにより、止め片21は仮想線で示されるように後止面24まで後退し、操作帯19の刻み目からその掛り歯面25が外れて、自らの重量でその位置に止まる。そこで、この傾き角度を保って操作帯19を引き、あるいは戻しすることで移動竿2を上下に移動させることが出来る。そして、操作帯19を傾け角度A°より内側にして竿重量による引き力について上へ戻せば、操作帯19は、その内側の刻み目が止め片21の掛り歯面25に噛合って止め片21を上方へ引き上げ、該止め片21と背案内面16′との間に自ら挟まれてロックされる。ここに示す竿操作手段11は、操作帯19のみで全ての操作が行える最も簡明な竿操作手段である。
図7は他の実施例である。以後の実施例の説明において、前述の例と同一部分には同一の符号にa、b、cの添字を付して示し、その詳しい説明を省略して主に異なる部分について説明する。ここで前述の実施例と異なる部分は、竿操作手段11aの操作帯19aの巻かれる操作筒体10′a部分の直径が各竿帯3aの巻かれる筒体10a部分の直径より太くなっていることである。このようにすることで、操作帯19aを操作する力を軽減することが出来る。又、移動竿を引上げた時の操作帯19aの垂下長さを適当に長く調節出来ることである。
図8〜10は他の実施例である。上部竿1b内の竿帯3bの巻付け部位に固定された左右のケース7bに軸移動回転軸受8bが設けられており、一本の筒体10bは該軸移動回転軸受8bに軸方向移動自在、且つ、回転自在に支持されている。ここで、各竿帯3bの刻み目はブラインドの裏方側を向いており、筒体10bの右方から左方へ左巻きに螺旋状に巻かれて筒体の表側より移動竿2bへ垂下されている。
筒体10bの右側の上部竿1b内に戻り止め手段を含む竿操作手段11bが設けてある。
該竿操作手段11bはその操作歯車26が上部竿の表側の面に筒体10bに対して直角の向きに取付けられている。上部竿1bの右端部に固定された操作ケース7′bに伝導軸9と直角方向に円筒形の支軸27を備える操作歯車26が回転自由に嵌まっている。該操作歯車26には支軸27の後ろ側に小傘歯車28が一体に形成されている。操作ケース7′bの右側の端部にはそのボス部29を回転自由に支持される大傘歯車30が嵌まっており、小傘歯車28と噛合わされている。大傘歯車30と筒体10bは四角形軸断面の伝導軸9により回転が連結されている。即ち、筒体10bの右側中心部に伝導軸9に嵌まる四角形の従動角孔32が設けてある。一方、大傘歯車30の中心部にも同じ四角形の駆動角孔31が設けられている。伝導軸9はその右側を大傘歯車30の駆動角孔31側に保持されて、その左側が筒体の従動角孔32内に軸方向に滑動自在に挿入されている。そこで、大傘歯車30の回転は伝導軸9を介して軸方向に移動する筒体10bに伝達される。伝導軸9に嵌まるブッシュ34は操作ケース7′b内で伝導軸9を回転自由に支持する。
そこで、操作帯19bの引き側35を矢印36のように下方に引くと、止め片21bは操作帯19bより外れて後退し、操作歯車26と小傘歯車28は矢印の方向に回転して大傘歯車30と伝導軸9を矢印の方向に回す。筒体10cは伝導軸9と共に回り竿帯3bを矢印37のように巻き上げてその下部に結合された移動竿を上昇せしめる。操作帯の弛み側38を矢印39のように下方に引き、引き側35を戻せば操作帯19bがロックされて移動竿はその位置に保持される。このようにして移動竿は伝導軸9の回転と停止により上下移動と停止を行う。該竿操作手段11bの詳細は特願2004−160364号明細書等に詳述されているので省略する。又、竿操作手段はここに示すものに特に限定されることなく、公知ないし開示された多くの竿操作手段の中から任意に選択して採用することが出来る。
上部竿1bの中ほどの位置に筒体の送りネジ部40が設けられている。筒体10bの外周の一定長さに刻み目付竿帯3bの巻付けピッチに合致したピッチで、且つ、刻み目付竿帯3bと同一方向の螺旋状溝の送りオネジ部41が設けてある。そして、該送りオネジ部40には上部竿1b側に固定された筒送りナット42が嵌まっている。そこで、竿帯の巻き込み、巻き戻し時に筒体10bが回転させられる時、該送りネジ部40により竿帯の巻付けピッチに合った筒体の軸方向送りが行われる。これにより、全ての竿帯3bが側方力を生ずることなく筒体への螺旋状の巻き込みと巻き戻しが行われる。
筒体10bの右側の上部竿1b内に戻り止め手段を含む竿操作手段11bが設けてある。
該竿操作手段11bはその操作歯車26が上部竿の表側の面に筒体10bに対して直角の向きに取付けられている。上部竿1bの右端部に固定された操作ケース7′bに伝導軸9と直角方向に円筒形の支軸27を備える操作歯車26が回転自由に嵌まっている。該操作歯車26には支軸27の後ろ側に小傘歯車28が一体に形成されている。操作ケース7′bの右側の端部にはそのボス部29を回転自由に支持される大傘歯車30が嵌まっており、小傘歯車28と噛合わされている。大傘歯車30と筒体10bは四角形軸断面の伝導軸9により回転が連結されている。即ち、筒体10bの右側中心部に伝導軸9に嵌まる四角形の従動角孔32が設けてある。一方、大傘歯車30の中心部にも同じ四角形の駆動角孔31が設けられている。伝導軸9はその右側を大傘歯車30の駆動角孔31側に保持されて、その左側が筒体の従動角孔32内に軸方向に滑動自在に挿入されている。そこで、大傘歯車30の回転は伝導軸9を介して軸方向に移動する筒体10bに伝達される。伝導軸9に嵌まるブッシュ34は操作ケース7′b内で伝導軸9を回転自由に支持する。
そこで、操作帯19bの引き側35を矢印36のように下方に引くと、止め片21bは操作帯19bより外れて後退し、操作歯車26と小傘歯車28は矢印の方向に回転して大傘歯車30と伝導軸9を矢印の方向に回す。筒体10cは伝導軸9と共に回り竿帯3bを矢印37のように巻き上げてその下部に結合された移動竿を上昇せしめる。操作帯の弛み側38を矢印39のように下方に引き、引き側35を戻せば操作帯19bがロックされて移動竿はその位置に保持される。このようにして移動竿は伝導軸9の回転と停止により上下移動と停止を行う。該竿操作手段11bの詳細は特願2004−160364号明細書等に詳述されているので省略する。又、竿操作手段はここに示すものに特に限定されることなく、公知ないし開示された多くの竿操作手段の中から任意に選択して採用することが出来る。
上部竿1bの中ほどの位置に筒体の送りネジ部40が設けられている。筒体10bの外周の一定長さに刻み目付竿帯3bの巻付けピッチに合致したピッチで、且つ、刻み目付竿帯3bと同一方向の螺旋状溝の送りオネジ部41が設けてある。そして、該送りオネジ部40には上部竿1b側に固定された筒送りナット42が嵌まっている。そこで、竿帯の巻き込み、巻き戻し時に筒体10bが回転させられる時、該送りネジ部40により竿帯の巻付けピッチに合った筒体の軸方向送りが行われる。これにより、全ての竿帯3bが側方力を生ずることなく筒体への螺旋状の巻き込みと巻き戻しが行われる。
図11〜12は、図1〜6に示す第一の実施例の上部竿と下部の移動竿を逆にして実施した例である。刻み目付竿帯3cはその上端を上部竿1c側に結合されており、移動竿2cは自らの竿内に設けられた竿移動保持装置6cにより上部竿1c側との間の相対的移動と保持がなされる。水平遮蔽羽5cの操作は上部竿1cに設けた羽操作手段の羽操作棒43によってなされる。このような実施の方法は、高い位置に比較的短いブラインドを取付けるような場合に有利である。
1、1a、1b、1c 上部竿
2、2b 、2c 移動竿
3、3a、3b、3c 竿帯
4、4a、4b、4c 羽保持紐
5、5a、5b、5c 水平遮蔽羽
6、6a、6b、6c 竿移動保持装置
7、7a、7b、7c ケース
7′、7′a、7′b、7′c 操作ケース
8、8a、8b 軸移動回転軸受
9 駆動軸
10、10a、10b、10c 筒体
10′a 操作筒体
11、11a、11b、11c 竿操作手段
12、12′ 刻み目
13 帯固定輪
14 竿帯の先端部
15 キー
16、16′、16′c 背案内面
17、17′、17′c 側案内面
18、18′ 固定リング
19、19a、19b、19c 操作帯
20、20c 戻り止め手段
21、21b、21c 止め片
22、22c 案内溝
23、23c 案内突部
24、24c 後止面
25、25c 掛り歯面
26 操作歯車
27 支軸
28 小傘歯車
29 ボス部
30 大傘歯車
31 駆動角孔
32 従動角孔
33 保持リング
34 ブッシュ
35 引き側
38 弛み側
40 送りネジ部
41 送りオネジ部
42 筒送りナット
43 羽操作棒
2、2b 、2c 移動竿
3、3a、3b、3c 竿帯
4、4a、4b、4c 羽保持紐
5、5a、5b、5c 水平遮蔽羽
6、6a、6b、6c 竿移動保持装置
7、7a、7b、7c ケース
7′、7′a、7′b、7′c 操作ケース
8、8a、8b 軸移動回転軸受
9 駆動軸
10、10a、10b、10c 筒体
10′a 操作筒体
11、11a、11b、11c 竿操作手段
12、12′ 刻み目
13 帯固定輪
14 竿帯の先端部
15 キー
16、16′、16′c 背案内面
17、17′、17′c 側案内面
18、18′ 固定リング
19、19a、19b、19c 操作帯
20、20c 戻り止め手段
21、21b、21c 止め片
22、22c 案内溝
23、23c 案内突部
24、24c 後止面
25、25c 掛り歯面
26 操作歯車
27 支軸
28 小傘歯車
29 ボス部
30 大傘歯車
31 駆動角孔
32 従動角孔
33 保持リング
34 ブッシュ
35 引き側
38 弛み側
40 送りネジ部
41 送りオネジ部
42 筒送りナット
43 羽操作棒
Claims (5)
- 一方の竿内に一組の軸移動回転軸受により軸方向移動自在、且つ、回転自在に支持されその一部に竿操作手段が回転連結された水平な一本の筒体を設け、該筒体にブラインド面内の全ての刻み目付竿帯の一方端側を同一方向に螺旋状に巻き付けて保持せしめ、前記刻み目付竿帯の他方側を他方側の竿に保持結合せしめ前記竿操作手段の回転操作により両者間の相対移動と保持を行うことを特徴とする水平遮蔽羽ブラインドの竿移動保持装置。
- 各刻み目付竿帯と同じ幅を有しその一方端側を筒体の外周に前記各刻み目付竿帯と逆巻きに、且つ、前記各刻み目付竿帯と反対方向へ螺旋状に巻き付けられその他端側を前記筒体の表側より下に垂下された操作帯と、その戻り止め手段を有する竿操作手段を備えることを特徴とする請求項1記載の水平遮蔽羽ブラインドの竿移動保持装置。
- 筒体の一部に大径の操作筒部を設け、該操作筒部の外周に各刻み目付竿帯と同じ幅を有しその一方端側を前記各刻み目付竿帯と逆巻きに、且つ、前記各刻み目付竿帯と反対方向へ螺旋状に巻き付けられその他端側を前記操作筒体の表側より下に垂下された操作帯を備えることを特徴とする請求項2記載の水平遮蔽羽ブラインドの竿移動保持装置。
- 筒体上の任意の一個所に刻み目付竿帯の巻付けピッチに合致したピッチで且つ前記刻み目付竿帯と同一方向の螺旋状溝の送りオネジ部と、竿側に固定され前記送りオネジ部に嵌まる筒送りナットからなる前記筒体の送りネジ部を設け、前記刻み目付竿帯の巻き込み、巻き戻し時に前記送りネジ部により前記筒体の軸方向移動送りを行うことを特徴とする請求項1記載の水平遮蔽羽ブラインドの竿移動保持装置。
- 筒体下部の操作帯内側の空間内で案内手段に案内されて前後に運動しその前面側に掛り歯面を有する止め片と、前記操作帯の外側の竿側に形成された縦の平坦な背案内面を有し他方側の竿重量により前記止め片と前記背案内面の間で前記操作帯をロックする戻り止め手段を備えることを特徴とする請求項2記載の水平遮蔽羽ブラインドの竿移動保持装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004192348A JP2006009536A (ja) | 2004-06-29 | 2004-06-29 | 水平遮蔽羽ブラインドの竿移動保持装置 |
PCT/JP2004/013275 WO2005024168A1 (ja) | 2003-09-05 | 2004-09-06 | ブラインド |
JP2005513736A JP4195033B2 (ja) | 2003-09-05 | 2004-09-06 | ブラインド |
US11/661,692 US8079398B2 (en) | 2003-09-05 | 2004-09-06 | Blind |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004192348A JP2006009536A (ja) | 2004-06-29 | 2004-06-29 | 水平遮蔽羽ブラインドの竿移動保持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006009536A true JP2006009536A (ja) | 2006-01-12 |
Family
ID=35777067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004192348A Pending JP2006009536A (ja) | 2003-09-05 | 2004-06-29 | 水平遮蔽羽ブラインドの竿移動保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006009536A (ja) |
-
2004
- 2004-06-29 JP JP2004192348A patent/JP2006009536A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A975 | Report on accelerated examination |
Effective date: 20051209 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060516 |