JPWO2005022394A1 - アドレス通知装置及びアドレス通知方法 - Google Patents
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Abstract
Description
従来、通信サービスにおいてユーザ端末間でそれぞれのアドレスを通知するアドレス通知装置がある。
例えば、送信側(例えばメール機能を持つ携帯電話機)では、メールアドレスをメール文に付加して送信し、受信側では、メール文を受信した時に、受信したメール文に付加されたのアドレスが未登録であれば登録し、登録されているアドレスと内容が異なれば受信メール文に付加されたアドレスを以って登録されているアドレスを変更(更新)するものがある(例えば特許文献1参照)。このように構成することで、メールアドレス等をキー入力によらずに登録することができ、操作性を向上させることができる。
自己のアドレスと相手のアドレスとこれらのアドレスに基づいて通信される通信情報に対する処理を表す処理情報とを含むリンク情報によって構成されるリンク情報リストを格納するリンク情報リスト格納部と、
変更すべきリンク情報を選択するリンク情報選択部と、
前記リンク情報選択部によって選択されたリンク情報に変更内容を表す変更情報を登録する変更情報登録部と、
前記変更情報が登録されたリンク情報に含まれる相手アドレスが指し示す相手を送信先として前記リンク情報の変更の旨を表すリンク変更情報を送信するリンク変更情報送信部と、
前記リンク変更情報の送信に応じて返信された応答情報に応じて前記変更情報が登録されたリンク情報を前記変更情報に基づいて変更するリンク情報変更部、
とを含むように構成される。
(a)前記変更情報が登録されたリンク情報に含まれる相手アドレスが指し示す相手を送信先として前記リンク情報の変更の旨を表すリンク変更情報を送信するステップと、
(b)前記リンク変更情報の送信に応じて相手のアドレス通知装置から受信した応答情報に応じて前記変更情報が登録されたリンク情報を前記変更情報に基づいて変更するステップ、
とを含む。
また、本発明のアドレス通知装置によれば、個人を識別するためにアドレスを用いるのではなく、通信情報の送信先としてのアドレスと、個人を識別するためのユーザ識別子を分離した構成になっている。このため複数の自己アドレスを相手別、目的別に使い分けることが可能となっている。アドレスは第三者には知られたくないプライバシー情報であり、漏洩したアドレスのリストを用いて望まない通信情報を受信することがあるが、本発明によれば、相手との通信設定を変えることなく、アドレスを高頻度かつ容易に変更することができるので、上記のような迷惑通信の抑制に対しても効果がある。また、相手ごとにアドレスを設定できるので、特定の相手に対してのみアドレスを変更したり通信情報の配送可否などのアクセス制御が可能となる。このようなアクセス制御は、送受信アドレスの組により定義されるリンク情報に基づいてネットワーク上で実現することもできる。
さらに、ユーザ識別子と鍵情報を関連付けることで認証が可能になり、本人確認に基づく安全なアドレスの更新が可能となるほか、リンク変更情報の改ざんを防止できる。ユーザ識別子と鍵情報の関連付けは、別途、公開鍵証明書等により保証されていてもよい。
ところで、本明細の実施例ではリンク変更情報や応答情報などの制御情報の送信を、制御対象となるリンクを通して行っているが、リンク変更情報や応答情報を受信した際の処理は、それらの制御情報がどのリンクを通して送られたかに依存しないようになっている。すなわちリンク変更情報や応答情報は、受け取る相手が同一であれば異なるリンクを通して送信してもよい。たとえば同一の相手に対して常時通信可能な低速な通信メディアを用いたリンクと時々通信可能な高速な通信メディアを用いたリンクがあり、高速リンクのアドレスが頻繁に変わる場合には、低速リンクを通して高速リンクのためのリンク変更情報を送信してもよい。すなわち、時々通信可能な通信メディア上のリンクを有効に利用することができる。
なお電子メールのシステムを実施例として記述したが、アドレスは電子メールアドレスに限らずIPアドレスや、電話番号や、SIP URLなどでもよい。
[図2]本発明の一実施形態に係るアドレス通知装置の構成を示すブロック図。
[図3]Aは本発明の一実施形態に係る自己情報リストのデータ形式、Bはプロファイル情報リストのデータ形式の例を表す説明図。
[図4]本発明の一実施形態に係る相手情報リストのデータ形式の例を表す説明図。
[図5]Aは本発明の一実施形態に係るリンク情報リストのデータ形式、Bはスクリプトリストのデータ形式の例を表す説明図。
[図6]本発明の一実施形態に係るリンク変更情報のデータ形式の例を表す説明図であり、Aは自己アドレス変更、Bはリンク情報抹消、Cはリンク情報登録、Dは自己アドレス変更の応答(許可)、Eはリンク情報登録の応答(許可)、Fはリンク情報登録の応答(拒否)、Gは付加情報をそれぞれ示す。
[図7]本発明の一実施形態に係るアドレス変更のためのアドレス通知装置間のデータ送受信を説明するための図。
[図8]本発明の一実施形態にかかる新規のリンク情報登録のためのアドレス通知装置間のデータ送受信を説明するための図。
[図9]本発明の一実施形態に係るリンク抹消のためのアドレス通知装置間のデータ送受信を説明するための図。
[図10]本発明の一実施形態に係るユーザ間のリンクについて両ユーザがそれぞれアドレスを同時に変更する場合のデータ送受信の例を示す図。
[図11]本発明の一実施形態に係るリンク情報のマージのためのアドレス通知装置間のデータ送受信を説明するための図。
[図12]本発明の一実施形態に係るマージ拒否を行ってアドレス変更する場合のアドレス通知装置間のデータ送受信を説明するための図。
[図13]本発明の一実施形態に係るアドレス通知装置の自己アドレス変更動作を示すフローチャート。
[図14]本発明の一実施形態に係るアドレス通知装置のリンク情報抹消動作を示すフローチャート。
[図15]本発明の一実施形態に係るアドレス通知装置のリンク情報登録動作を示すフローチャート。
[図16]本発明の一実施形態に係るアドレス通知装置のリンク変更情報受信動作を示すフローチャート。
[図17]本発明の一実施形態に係るアドレス通知装置の応答変更動作を示すフローチャート。
[図18]本発明の一実施形態に係るアドレス通知装置の応答登録動作を示すフローチャート。
[図19]本発明の一実施形態に係るアドレス通知装置の応答抹消動作を示すフローチャート。
[図20]本発明の一実施形態に係るアドレス通知装置の応答情報受信動作を示すフローチャート。
[図21]本発明の一実施形態に係るアドレス通知装置の付加情報受信動作を示すフローチャート。
図1は、本発明の一実施形態に係るアドレス通知システム1000の構成を示すブロック図である。
アドレス通知システム1000は、ネットワーク10を介して接続された複数のアドレス通知装置100−1,100−2,…と、アドレス通知装置にアドレスを発行する1つ以上のアドレス発行サーバ200−1,200−2とを備えている。
なお、図1において、6つのアドレス通知装置100−1〜100−6と2つのアドレス発行サーバ200−1,200−2とが説明のために図示されているが、アドレス通知装置100またはアドレス発行サーバ200の数を限定するものではない。以下の説明では、アドレス通知装置100−1〜100−6の何れか1つをアドレス通知装置100と表し、アドレス発行サーバ200−1,200−2の何れか1つをアドレス発行サーバ200と表す。
アドレス発行サーバ200は、アドレス通知装置100からの要求に応じてアドレスを生成し、生成したアドレスをアドレス通知装置100に送信する。
図2は、アドレス通知装置100の機能構成を詳細に示すブロック図である。
アドレス通知装置100は、ネットワーク10を介して通信情報を送受信するものであり、中央処理装置(Central Processing Unit,以下単に「CPU」という)により構成された制御部131、キーボードやポインティングデバイス等の入力装置133、及びモニタ135を有するコンピュータ装置によって構成されている。
自己情報リスト格納部102には、自己アドレスを含む自己情報によって構成される自己情報リストと、セキュリティのために使用する鍵情報を含むユーザ固有のプロファイル情報によって構成されるプロファイル情報リストが格納されている。
ここで、自己情報リスト格納部102に格納される自己情報リストとプロファイル情報リストとについて図面を参照して説明する。
自己情報リスト310を構成する各行であるところの自己情報には、ユーザが自己情報を概ね識別するための表示名312、自己アドレス314、及び、自己アドレスに関連付けられるユーザを識別するためのユーザ識別情報316がそれぞれ含まれる。表示名は、ユーザが自己アドレスを簡単に指定できるよう便宜上つけられた名前である。ユーザは相手別、目的別に自己アドレスを使い分けることができる。例えばアドレスを仕事で使用する場合、個人的な目的で使用する場合、匿名で使用する場合、特定なグループにおいて使用する場合など、使用目的に応じてそれぞれ専用のアドレス314を取得しておき、それらの使用目的が識別できるような表示名312を決めておく。ユーザ識別情報は仮想的なユーザを一意に識別する。すなわち、ユーザ識別情報は実際のユーザに一意に対応付けられるが、実際のユーザは複数のユーザ識別情報を使い分けてもよい。
自己情報及びプロファイル情報は、ユーザ識別情報316とユーザ識別情報324とによって関連付けられている。
図4は、相手情報リストのデータ形式の例を示す説明図である。相手情報リスト410を構成する各行であるところの相手情報には、ユーザが相手を概ね識別するための表示名412、相手アドレス414、相手を一意に識別するためのユーザ識別情報416、及び相手の公開鍵418が含まれる。ここで、相手の表示名412は図3Aを用いて説明した相手側の(自己)表示名312と対応し、同様に、相手アドレス414は相手側の自己アドレス314に、相手のユーザ識別情報416は相手側のユーザ識別情報324及び316に、相手の公開鍵418は相手側の公開鍵326にそれぞれ対応している。即ち、表示名が「トム」の相手と通信を行う場合は、自己の表示名312として「ボブ」を使用し、アドレス314はbob1@a.com、ユーザ識別情報316は″10000000″を使用し、同様に通信相手が「チャーリー」、「アリス」に対してはそれぞれ使用する自己の表示名312、アドレス314、ユーザ識別情報316が予め決められている。
ここで、リンク情報リスト格納部106に格納されるリンク情報リスト510とスクリプトリスト520について図5A,5Bを参照して説明する。
図5Aに示すように、リンク情報リスト510を構成する各行のリンク情報には、ユーザがリンク情報を概ね識別するための表示名511、相手アドレス512、自己アドレス514、自己アドレスの変更内容を表す変更情報516、及び処理情報518が格納されている。リンク情報は各通信相手との通信に使用される相手アドレスと自己アドレスの定常的または暫定的関係(リンクの状態)を示し、従って、表示名としては例えば相手情報リスト410の表示名412と同じものを使用すると識別し易いが、必ずしも同じである必要はない。図5Aの例ではユーザが各リンクの状態ごとに自分で識別し易い表示名511をつけてある。
リンク情報の登録過程において、変更情報516の欄には、自己アドレスが登録されるようになっており、図5Aにおける5番目のエントリは、相手のアドレス「charlie@b.com」と自己のアドレス「bob1@a.com」とを有するリンク情報を登録する過程にあることを表している。
なお、リンク情報リスト510を構成するリンク情報と対応するリンク情報は、相手側のアドレス通知装置100を構成するリンク情報リスト格納部106にも格納されており、例えば、図5Aにおける1番目のエントリのリンク情報と対応して、相手(トム)側のアドレス通知装置におけるリンク情報リスト格納部106内のリンク情報リスト510に、相手アドレス512が「bob1@a.com」、自己アドレス514が「tom@a.com」となるリンク情報が格納されている。
図2に戻り、通信部180は、リンク情報リストに基づいてネットワークインタフェイス190を介した通信情報の送受信を行う。例えば、電子メールを例に説明すると、通信部180は、電子メールソフトウェアを実行するCPUによって実現され、リンク情報リスト510から1つのリンク情報を表示名511(図5A)を以って選択させ、選択されたリンク情報の自己アドレス514を送信元とし、相手アドレス512を送信先としてメールメッセージ、即ち通信情報を送信する。
自己情報リスト登録部120は、ネットワークインタフェイス190を介してアドレス発行サーバ200より新たなアドレスを取得し、取得したアドレス314(図3A)を含む自己情報を生成する。
また、自己情報リスト登録部120は、自己情報を生成する際に、アドレス通知装置100を構成する入力装置133を以って表示名312(図3A)をユーザに入力させ、プロファイル情報リストに記憶されたユーザ識別情報324からユーザ識別情報を選択し、ユーザ識別情報316として設定する。なおプロファイル情報に含まれるユーザ識別情報324は、アドレス発行サーバ200等の外部の装置から予め取得するものとし、アドレス発行サーバ等によりユーザを一意に識別するよう割り当てられているものとする。
また、ユーザ識別情報324,416は、それぞれ対応する公開鍵情報326,418に対するフィンガープリント(ハッシュ値)など、公開鍵情報から一意に対応付けられる情報であってもよい。
また、ユーザ識別情報324が公開鍵の一部となるよう公開鍵326を選んでもよい。
自己情報リスト登録部120は、生成した自己情報を自己情報リスト格納部102に格納されている自己情報リストに登録する。
アドレス通知装置100は、リンク情報を変更するために、自己アドレスを変更するリンク情報、または抹消するリンク情報をユーザに選択させるリンク情報選択部130と、リンク情報に変更内容を表す変更情報を登録する変更情報登録部132と、新たなリンク情報をリンク情報リストに登録するリンク情報登録部134と、変更情報が登録されたリンク情報(例えば図5Aの3番目のエントリ)に登録されている相手アドレス″alice@b.com″を送信先としてリンク情報の変更の旨を表すリンク変更情報を送信するリンク変更情報送信部136と、リンク変更情報の送信に応じて相手側アドレス通知装置から返信された応答情報に応じて変更情報が登録されたリンク情報(3番目のエントリ)を変更情報に基づいて変更するリンク情報変更部138とを更に備えている。
なお、変更情報登録部132は、変更情報を登録しようとするリンク情報に既に変更情報が登録されている場合(例えば図5Aの3番目のエントリ)には、リンク情報が変更過程にあるため、リンク情報に変更情報を登録せずに、モニタ135にリンク情報を変更できない旨を表示する。また、変更情報登録部132は、リンク情報選択部130によって選択されたリンク情報をリンク情報リスト510から抹消する場合には、リンク情報リスト格納部106に格納されたリンク情報リスト510から選択されたリンク情報を抹消する。
なお、リンク情報登録部134は、リンク情報の表示名511を選択された相手情報に含まれる表示名412(図4)から取得するようにしてもよい。また、リンク情報登録部134は、新たなリンク情報を登録する場合に、新たなリンク情報とリンク情報リスト格納部106に格納されたリンク情報リストに既に登録されているリンク情報とが等価なリンクを構成する場合には、モニタ135に新たなリンク情報を登録できない旨を表示する。ここで、等価なリンクとは、2つ以上のリンク情報のそれぞれについて、登録された変更情報516に基づき変更がなされた場合に同一のリンクとなるものとする。同一のリンクとは、相手アドレス512と自己アドレス514の対応するものがそれぞれ一致することである。
ここで、リンク変更情報送信部136によって生成されるリンク変更情報について図面を参照して説明する。以下の説明では、混乱を避けるためユーザBを自己側とし、ユーザAを相手側とするが、どのアドレス通知装置においてもデータフォーマットは共通である。
図6Aは、ユーザBが自己アドレスを変更する旨を表すリンク変更情報を示している。図6Aにおいて、「alice@b.com」は相手ユーザAのアドレス、「bob2@b.com」は変更前のユーザBのアドレス、「bob1@a.com」は変更後のユーザBのアドレスをそれぞれ表し、ユーザBが自己アドレスを「bob2@b.com」から「bob1@a.com」に変更する旨を表している。
図6Cは、ユーザBがリンク情報を新規に登録する旨を表すリンク変更情報を示している。図6Cは、図5Aの5番目のエントリに示す新規のリンク情報の生成に対応し、「charlie@b.com」は相手ユーザAのアドレス、「bob1@a.com」はユーザBのアドレスをそれぞれ表し、「charlie@b.com」と「bob1@a.com」とのリンクを表すリンク情報を新規登録する旨を表している。ユーザBは、リンク変更情報(図6C)の送信に対する相手ユーザAからの許可の応答情報を受信してから、リンク情報に登録された変更情報に基づいてリンク情報を変更する。尚、各データ形式の先頭の記号m、a、d、iはそれぞれ変更情報、応答情報(許可)、応答情報(拒否)、付加情報を表すメッセージ種別である。また、図6Aのデータ形式はm(alice@b.com,bob2@b.com,bob1@a.com)のように略記する。図6のB,C,D,E,F,Gについても同様とする。
図7の例は、ユーザB(ボブ)のアドレスbob2@b.comとユーザA(アリス)のアドレスalice@b.comが関連付けられたリンクについて、ユーザBが自己のアドレスをbob2@b.comから別のアドレスbob1@a.comに変更するためのユーザAとユーザB間のデータの送受信を示している。この例において、図5Aの3番目のエントリは、ユーザBのリンク情報のアドレス変更中の状態を表している。以降では、説明を簡単にするために、alice@b.com,bob2@b.com,bob1@a.comをそれぞれA1,B1,B2と略記する。また相手アドレス512がA1、自己アドレス514がB1,変更情報516がB2であるようなリンク情報を[A1,B1,B2]のように表記するものとする。なお、ブランクは便宜上「−」で表すものとする。例えば、図5Aの1番目のリンク情報は[tom@a.com,bob1@a.com,−]と表される。
図7の例において、初期状態として相互に対応するリンク情報[A1,B1,−]、[B1,A1,−]がそれぞれ、ユーザB、ユーザAのリンク情報リストに格納されているものとする。
ステップS1:ユーザBはリンク情報[A1,B1,−]を[A1,B1,B2]に変更(変更情報516にアドレスB2を登録)し、ユーザBのアドレスをB2に変更する旨を表すリンク変更情報m(A1,B1,B2)(図6A)をユーザAのアドレスA1宛に送信する。
ステップS3:ユーザBのリンク情報変更部138は、ユーザAから受信した応答情報a(A1,B1,B2)に基づき、対応するリンク情報[A1,B1,B2]を[A1,B2,−]に変更(自己アドレス514にB2を、変更情報516にブランクをそれぞれ設定)し、アドレスの変更が完了する。
図8は、新規のリンク情報の登録のためのユーザBとユーザA間のデータの送受信の例を示す。ユーザBのアドレスをbob1@a.com(B1と略記)、ユーザAのアドレスをcharlie@b.com(A1と略記)とする。
ステップS1:ユーザBは、相手アドレス512をA1、自己アドレス514をブランク(−)、変更情報516をB1としたリンク情報[A1,−,B1]を生成し(図5Aの5番目のエントリ)、アドレスB1とA1が対応付けられたリンクの登録を表すリンク変更情報m(A1,−,B1)(図6C)を、ユーザAのアドレスA1宛に送信する。
ステップS3:ユーザBのリンク情報変更部138は、ユーザAから受信した応答情報a(A1,−,B1)に基づき、対応するリンク情報[A1,−,B1]を[A1,B1,−]に変更(自己アドレス514にB1を、変更情報516にブランクをそれぞれ設定)し、リンク情報の登録が完了する。
なお、図8においてユーザAがリンク情報の登録を拒否する場合は以下の手順となる。
ステップS2:ユーザAは、ユーザBからリンク変更情報m(A1,−,B1)を受信し、受信したリンク変更情報に基づくリンク情報の登録を拒否する場合には、リンク情報の登録の拒否を表す応答情報d(A1,−,B1)(図6F)をユーザBのアドレスB1へ返信する。
図9は、図5Aのリンク情報リストからリンク情報を末梢するためのユーザBとユーザA間のデータ送受信の例を示す。ユーザBのアドレスをbob2@b.com(B1と略記)、ユーザAのアドレスをalice@b.com(A1と略記)としたとき、初期状態として相互に対応するリンク情報[A1,B1,−]、[B1,A1,−]がそれぞれ、ユーザB、ユーザAのリンク情報リストに格納されているものとする。またユーザBがリンクの抹消を実行するものとする。
ステップS2:ユーザAは、ユーザBからリンク変更情報m(A1,B1,*)を受信し、受信したリンク変更情報に基づいて、対応するリンク情報[B1,A1,−]を自身のリンク情報リストから削除する。
以上の手順により、ユーザB、ユーザAはそれぞれ、ユーザBのアドレスがB1でユーザAのアドレスがA1であるようなリンクを表すリンク情報[A1,B1,−],[B1,A1,−]をそれぞれ抹消する。
なお、ユーザBによるリンク情報の抹消は一方的な処理であり、相手(ユーザA)は対応するリンク情報が使用できなくなるので同様に抹消するが、応答情報をユーザBに返信しない。
ステップS1:ユーザBはリンク情報[A1.B1,−]を[A1,B1,B2]に変更し、ユーザBのアドレスをB2に変更する旨を表すリンク変更情報m(A1,B1,B2)をユーザAのアドレスA1宛に送信する。
ステップS3:ユーザBは、ユーザAからリンク変更情報m(B1,A1,A2)を受信し、対応するリンク情報[A1,B1,B2]を[A2,B1,B2]に変更し、応答情報a(B2,A1,A2)をユーザAのアドレスA2宛に返信する。
ステップS4:ステップS3と同様に、ユーザAは、ユーザBからリンク変更情報m(A1,B1,B2)を受信し、対応するリンク情報[B1,A1,A2]を[B2,A1,A2]に変更し、応答情報a(A2,B1,B2)をユーザBのアドレスB2宛に返信する。
ステップS6:ステップS5と同様に、ユーザAのリンク情報変更部138は、ユーザBから受信した応答情報a(B2,A1,A2)に基づき、対応するリンク情報[B2,A1,A2]を[A2,B2,−]に変更する。
以上の手順により、ユーザB、ユーザAはそれぞれ、ユーザBのアドレスがB1からB2に、ユーザAのアドレスがA1からA2に更新されたリンク情報[A2,B2,−],[B2,A2,−]を得る。
本発明によれば図5Aの例で示すように、アドレスを相手別、目的別に利用することが可能であるが、旧アドレスから新アドレスへの移行時や、目的別アドレスの利用目的を整理する等の状況において2つ以上の自己アドレスを1つのまとめたい場合が生じる。このとき、別のアドレス(すなわち別のリンク)により同一の相手と通信を行っていた場合に、アドレスの整理に伴ってリンクのマージが発生する。例えば図5Aの1番目のエントリと6番目のエントリの自己アドレスは異なるが、相手アドレスは同じなので、これら2つを1つのリンク情報にマージする処理ができると都合がよい。図5Aにおいて1番目のエントリと6番目のエントリのリンク情報をマージして1つにするため、例えば6番目のエントリの自己アドレス514に登録してあるbob2@b.comを変更情報516に示したように1番目のエントリの自己アドレスと同じbob1@a.comに変更してリンク情報をマージする。
ステップS1:ユーザBはリンク情報[A1,B1,−]を[A1,B1,B2]に変更し、アドレスB1をB2に変更する旨を表すリンク変更情報m(A1,B1,B2)(図6A)をユーザAのアドレスA1宛に送信する(図7の例と同じ処理)。
図2に戻り、アドレス通知装置100は、リンク変更情報を受信し応答するために、リンク変更情報に基づいてリンク情報が変更された際に応答情報を相手側のアドレス通知装置100にネットワークインタフェイス190を介して送信する応答情報送信部140を更に備えている。
相手側のアドレス通知装置100によって送信されたリンク変更情報はネットワークインタフェイス190を介してリンク情報変更部138によって受信されるようになっている。リンク情報変更部138は、リンク変更情報を含む通信情報に署名情報が付加されていた場合には、署名情報を検証し、署名情報が正当なものでないと検証された場合には、受信した通信情報を廃棄するようにしてもよい。
ユーザAがユーザBから受信したリンク変更情報がユーザBのアドレスの変更の旨を示している場合には、リンク情報変更部138は、受信したリンク変更情報をモニタ135に表示し、入力装置133を使って、対象となるリンク情報を抹消するか否かをユーザに決定させる。これは、相手(ユーザB)がアドレス変更を通知してきた場合、対象となるリンクを抹消してユーザBとの関わりを絶つか否かを判断する機会を、ユーザAに与えている。特にそのアドレス変更が自分(ユーザA)にとって好ましくないリンクのマージを引き起こす場合に、対象となるリンクを抹消してリンクのマージを阻止する機会をユーザAに与えている。
また、対象となるリンク情報を抹消しない旨がユーザAによって入力された場合には、リンク情報変更部138は、受信したリンク変更情報をモニタ135に表示し、入力装置133を使って、対象となるリンク情報の自己アドレスを事前に変更するか否かを決定する。即ち、相手からのアドレス変更通知があった場合に、自分は現在使用しているアドレスで関わりを継続するか、それとも別なアドレスを使用するかをこの機会に判断する。特に受信したリンク変更情報が自分(ユーザA)にとって好ましくないリンクのマージを引き起こす場合に、対象となるリンクの自己アドレスを変更してリンクのマージを阻止する機会をユーザAに与えている。
また、対象となるリンク情報を抹消しない旨がユーザによって入力され、さらに対象となるリンク情報の自己アドレスを事前に変更しない旨が入力された場合には、リンク情報変更部138は、応答情報を応答情報送信部140によって送信させる。
図12の例において、初期状態は図11の例と同一とする。即ち、ユーザBには二つのアドレスB1とB2が、ユーザAには一つのアドレスA1がそれぞれ割り当てられ、ユーザBとユーザA間では、B1とA1を関連付けたリンクとB2とA1を関連付けたリンクの二つが登録されているものとする。上記2つのリンクに対応して、ユーザBにはリンク情報[A1,B1,−]と[A1,B2,−]が、またユーザAにはリンク情報[B1,A1,−]と[B2,A1,−]が、それぞれのリンク情報リストに格納されているものとする。
ステップS2:ユーザAは、まずユーザBからリンク変更情報m(A1,B1,B2)を受信する。このリンク変更を許可するとリンクのマージが生じるため、以下の処理(マージの拒否)を実行する。まず、受信したリンク変更情報m(A1,B1,B2)に対応するリンク情報[B1,A1,−]に対して、自己アドレスA1の変更を表すリンク変更情報m(B1,A1,A2)をユーザBのアドレスB1に送信する。そしてリンク情報[B1,A1,−]を[B2,A1,A2]に変更([B1,A1,−]から[B1,A1,A2]を経由して[B2,A1,A2]への変更に相当)する。さらにユーザBから受け取ったリンク変更情報m(A1,B1,B2)に対応する応答情報a(A2,B1,B2)をユーザBのアドレスB2へ返信する。
ステップS4:ユーザBのリンク情報変更部138は、ユーザAから受信した応答情報a(A2,B1,B2)に基づき、対応するリンク情報[A2,B1,B2]を[A2,B2,−]に変更する(図10の例のステップS4と同一処理)。
ステップS5:ユーザAのリンク情報変更部138は、ユーザBから受信した応答情報a(B2,A1,A2)に基づき、対応するリンク情報[B2,A1,A2]を[B2,A2,−]に変更する(図10の例のステップS6と同一処理)。
ところで、図12の例について、ユーザBが実行するステップS1,S3、S4は、それぞれ図10の例においてユーザBが実行するステップS1,S3,S5と同一である。つまりユーザBにとっては、ユーザAにリンクのマージを拒否されたのか、偶然にもユーザAが同時に自己アドレスの変更を行ったのか区別がつかないことを表している。図12の例では、ユーザAはあたかも事前に自己アドレスの変更行っていたかのごとく振舞うことでリンクのマージを回避している。
ユーザB側のリンク変更情報送信部136は、必要に応じて相手側(ユーザA側)のアドレス通知装置100を構成する相手情報リスト格納部104に格納される相手情報中のユーザBに関する情報を更新するための付加情報を生成し、生成した付加情報をユーザA側のアドレス通知装置100にネットワークインタフェイス190を介して送信する。
図6Gに示すように、付加情報は、表示名(図3Aにおける表示名312に対応する)、ユーザ識別情報(図3Aにおけるユーザ識別情報324および316に対応する)、及び公開鍵(図3Bにおける公開鍵326に対応する)を含んでいる。
なお、リンク変更情報送信部136は、リンク変更情報を送信する際に必要に応じて付加情報をリンク変更情報に付加して送信するようにしてもよい。
リンク情報変更部138は、ネットワークインタフェイス190を介して付加情報を受信した場合には、受信した付加情報に基づいて相手情報を生成し、生成した相手情報を相手情報リスト格納部104に格納された相手情報リストに登録する。
以下に、アドレス通知装置100の動作を説明する。
図13は、アドレス通知装置100の自己アドレス変更動作を示すフローチャートである。
次に、リンク情報選択部130によって選択されたリンク情報に変更情報が登録されているか否かが変更情報登録部132によって判断され(S120)、選択されたリンク情報に変更情報が登録されていると判断された場合には、モニタ135にリンク情報が変更できない旨を表示させる(S130)。つまり、変更情報が登録されていることは、その変更がまだ完了していないことを意味しているので、リンク情報の新たな変更は許可しない。
次に、リンク情報選択部130によって選択された自己情報を構成する自己アドレスが、リンク情報選択部130によって選択されたリンク情報に変更情報登録部132によって変更情報として登録され(S150)、自己アドレスが変更された旨を表すリンク変更情報がリンク変更情報送信部136によって生成され、リンク情報を構成する相手アドレスを送信先としてネットワークインタフェイス190を介して送信される(S160)。
先ず、リンク情報選択部130によって、入力装置133を介して処理の対象とするリンク情報をユーザに選択させる(S210)。
次に、リンク情報リスト格納部106に格納されたリンク情報リストから選択されたリンク情報が変更情報登録部132によって抹消され(S220)、リンク情報が抹消された旨を表すリンク変更情報がリンク変更情報送信部136によって生成され、抹消されたリンク情報を構成する相手アドレスを送信先としてネットワークインタフェイス190を介して送信される(S230)。
まず、リンク情報登録部134によって、入力装置133を介して自己情報リスト格納部102に格納された自己情報リストから1つの自己情報、及び相手情報リスト格納部104に格納された相手情報リストから1つの相手情報、リンク情報リスト格納部106に格納されたスクリプトリスト520から1つのスクリプト情報をユーザに選択させると共に、新たに生成するリンク情報の表示名を入力させる(S310)。
次に、リンク情報登録部134によって生成されたリンク情報と等価なリンク情報がリンク情報リスト格納部106に格納されたリンク情報リストにあるか否かが判断される(S330)。
一方、リンク情報登録部134によって生成されたリンク情報と等価なリンクを構成するリンク情報がリンク情報リストにないと判断された場合には、リンク情報リスト格納部106に格納されたリンク情報リストにリンク情報登録部134によって生成された変更情報を含むリンク情報が登録される(S350)。
図16は、アドレス通知装置100のリンク変更情報受信動作を示すフローチャートである。
まず、相手側のアドレス通知装置100のリンク変更情報送信部136によって送信されたリンク変更情報は、ネットワークインタフェイス190を介してリンク情報変更部138によって受信される(S410)。
また、受信されたリンク変更情報がリンク情報の登録の旨を示すか否かがリンク情報変更部138によって判断され(S440)、受信されたリンク変更情報がリンク情報の登録の旨を示すと判断された場合には、処理は、後述する応答登録動作に移る(S450)。
図17は、相手アドレスの変更を表すリンク変更情報に対する図16のステップS430の応答変更動作を示すフローチャートである。
まず、入力装置133を介して、対象となるリンク情報を抹消するか否かがユーザによって決定される(S510)。
次に、対象となるリンク情報の抹消の旨を表すリンク変更情報がリンク変更情報送信部136によってネットワークインタフェイス190を介して受信したリンク変更情報の送信元に送信される(S525)。
一方、対象となるリンク情報を抹消しないと決定された場合には、入力装置133を介して、変更の対象となるリンク情報の自己アドレスを事前に変更するか否かがユーザによって決定される(S530)。
次に、対象となるリンク情報の相手アドレスが、リンク情報変更部138によって受信されたリンク変更情報に基づいて変更され(S542)、リンク情報変更部138によって受信されたリンク変更情報に対して相手アドレスがユーザにより選択された新たなアドレスに変更された応答情報が、応答情報送信部140によってネットワークインタフェイス190を介してリンク変更情報の送信元に返信される(S545)。
次に、リンク情報変更部138によって受信されたリンク変更情報と同様な内容の応答情報が、応答情報送信部140によってネットワークインタフェイス190を介してリンク変更情報の送信元に返信される。ただし、このとき対象となるリンク情報の変更情報がブランクでない場合(即ち、自己アドレス変更中の場合)、受信されたリンク変更情報に対して相手アドレスが前記変更情報に変更された応答情報が、前記応答情報の代わりに送られる(S555)。
リンク情報変更部138によって変更されたリンク情報の変更情報がブランクであり、変更されたリンク情報と同一のリンクを構成するリンク情報がリンク情報リスト510にあると判断された場合には、マージ処理がリンク情報変更部138によって実行される(S565)。
まず、入力装置133を介して、対象となるリンク情報の登録を許容するか否かがユーザによって決定される(S610)。
対象となるリンク情報の登録を許容しないと決定された場合には、登録拒否の旨を表す応答情報が、応答情報送信部140によってネットワークインタフェイス190を介してリンク変更情報の送信元に送信される(S620)。
次に、リンク情報変更部138によって登録されたリンク情報と同一のリンクを構成するリンク情報がリンク情報リスト格納部106に格納されたリンク情報リストに既にあるか否かが判断される(S640)。
対象となるリンク情報の登録が許容され、リンク情報が登録された後に、受信したリンク変更情報と同様な内容の応答情報が、応答情報送信部140によってネットワークインタフェイス190を介してリンク変更情報の送信元に送信される(S660)。
図19は、図16におけるステップS460の応答抹消動作を示すフローチャートである。
図20は、アドレス通知装置100の応答情報受信動作を示すフローチャートである。
まず、相手側のアドレス通知装置100の応答情報送信部140によって送信された応答情報は、ネットワークインタフェイス190を介してリンク情報変更部138によって受信される(S810)。
一方、受信された応答情報がリンク情報の登録の拒否を表さないと判断された場合には、リンク情報変更部138によって受信された応答情報に基づいてリンク情報が変更される(S840)。
リンク情報変更部138によって変更されたリンク情報と同一のリンクを構成するリンク情報がリンク情報リストにあると判断された場合には、マージ処理がリンク情報変更部138によって実行される(S860)。
図21は、アドレス通知装置100の付加情報受信動作を示すフローチャートである。
リンク変更情報及び付加情報に基づいて相手情報が生成され(S920)、生成された相手情報と同一のユーザ識別情報416(図4)を含む相手情報が相手情報リストに既に登録されているか否かがリンク情報変更部138によって判断される(S930)。
生成された相手情報と同一のユーザ識別情報を含む相手情報が相手情報リストに既に登録されていると判断された場合には、生成した相手情報を以って相手情報リストに既に登録されている相手情報がリンク情報変更部138によって更新される(S940)。
以上で説明した、アドレス通知装置100を構成する各構成要素は、上記で説明した各動作を記述したプログラムをアドレス通知装置100を構成するCPUに実行させるようにしてもよい。
また、アドレス通知装置100は、リンク変更情報の送受信、及び応答情報の送受信を通信部180を介して行うようにしてもよい。
また、アドレス通知装置100は、所定のリンク情報に対して上述した自己アドレス変更動作を自動的かつ定期的に実行することによって特定の相手に対して定期的に自己アドレスを変更するようにしてもよい。
また、アドレス通知装置100はリンク変更情報を送信する際に、プロファイル情報リスト320に格納された自己の秘密鍵情報や、相手情報リスト410に格納された相手公開鍵情報を用いて、リンク変更情報を含む通信情報に対してそれぞれディジタル署名や暗号化などの処理を行ってもよい。これに対応して、アドレス通知装置100は、リンク変更情報を受信する際に相手情報リストに格納された相手の公開鍵情報や、プロファイル情報リスト320に格納された自己の秘密鍵情報を用いて、それぞれ署名検証や復号処理を行ってもよい。
Claims (14)
- 自己のアドレスと相手のアドレスとこれらのアドレスに基づいて通信される通信情報に対する処理を表す処理情報とを含むリンク情報によって構成されるリンク情報リストを格納するリンク情報リスト格納部と、
変更すべきリンク情報を選択するリンク情報選択部と、
前記リンク情報選択部によって選択されたリンク情報に変更内容を表す変更情報を登録する変更情報登録部と、
前記変更情報が登録されたリンク情報に含まれる相手アドレスが指し示す相手を送信先として前記リンク情報の変更の旨を表すリンク変更情報を送信するリンク変更情報送信部と、
前記リンク変更情報の送信に応じて返信された応答情報に応じて前記変更情報が登録されたリンク情報を前記変更情報に基づいて変更するリンク情報変更部、
とを含むアドレス通知装置。 - 請求項1に記載のアドレス通知装置において、
前記リンク情報変更部は、相手のアドレス通知装置から受信した相手のリンク変更情報に基づいて前記リンク情報を変更するようにされており、
更に、前記リンク情報変更部によって前記リンク情報が前記相手のリンク変更情報に基づいて変更された際に前記相手のリンク変更情報に対する応答情報を前記相手のアドレス通知装置に返信する応答情報送信部が設けられている。 - 請求項1に記載のアドレス通知装置において、
前記変更情報が登録された新たな前記リンク情報を生成し、生成したリンク情報を前記リンク情報リストに登録するリンク情報登録部が設けられている。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載のアドレス通知装置において、前記リンク情報選択部によって選択されるリンク情報は、前記リンク情報リストから抹消するものを含み、
前記変更情報登録部は、リンク情報選択部によって前記リンク情報リストから抹消されたリンク情報が選択された場合には、登録される変更情報が、前記リンク情報リストから前記リンク情報が抹消された旨を表し、
前記リンク情報変更部は、前記リンク情報選択部によって選択されたリンク情報を前記リンク情報リストから抹消するようにされている。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載のアドレス通知装置において、
前記リンク変更情報送信部は、前記リンク変更情報を送信する際に、前記リンク変更情報を含む通信情報が改ざんされていないことを証明する署名情報を前記通信情報に付加するようにされている。 - 請求項4に記載のアドレス通知装置において、
前記リンク変更情報送信部は、前記リンク変更情報を送信する際に、前記リンク変更情報を含む通信情報が改ざんされていないことを証明する署名情報を前記通信情報に付加するようにされている。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載のアドレス通知装置において、前記リンク情報リストの自己アドレスと関係つけられたユーザ識別情報を含む自己情報と、各前記ユーザ識別情報に対応して前記アドレス通知装置による通信にセキュリティを与える鍵情報から成るプロファイル情報リストとを格納する自己情報リスト格納部が設けられている。
- 請求項1に記載のアドレス通知装置によるアドレス通知方法であり、
(a)前記変更情報が登録されたリンク情報に含まれる相手アドレスが指し示す相手を送信先として前記リンク情報の変更の旨を表すリンク変更情報を送信するステップと、
(b)前記リンク変更情報の送信に応じて相手のアドレス通知装置から受信した応答情報に応じて前記変更情報が登録されたリンク情報を前記変更情報に基づいて変更するステップ、
とを含む。 - 請求項8に記載のアドレス通知方法において、相手のアドレス通知装置から受信した相手のリンク変更情報に基づいて前記リンク情報を変更するステップと、
前記リンク情報が前記相手のリンク変更情報に基づいて変更された際に前記相手のリンク変更情報に対する応答情報を前記相手のアドレス通知装置に返信するステップ、
とを含む。 - 請求項9に記載のアドレス通知方法は、更に、リンク変更情報に基づいて変更したリンク情報が、前記リンク情報リストの他のリンク情報の1つと同一であれば、それら2つのリンク情報をマージして1つのリンク情報とするステップを含む。
- 請求項8に記載のアドレス通知方法は、更に、前記変更情報が登録された新たなリンク情報を生成し、前記新たなリンク情報を前記リンク情報リストに登録するステップを含む。
- 請求項8乃至11の何れか1項に記載のアドレス通知方法において、前記変更を選択されたリンク情報は、前記リンク情報リストから抹消するものを含み、前記リンク情報リストから抹消されたリンク情報が選択された場合には、登録される変更情報が、前記リンク情報リストから前記リンク情報が抹消された旨を表し、前記方法は更に、
変更が選択されたリンク情報を前記リンク情報リストから抹消するステップを含む。 - 請求項8乃至11の何れか1項に記載のアドレス通知方法は、更に、前記リンク変更情報を送信する際に、前記リンク変更情報を含む通信情報が改ざんされていないことを証明する署名情報を前記通信情報に付加するステップを含む。
- 請求項12に記載のアドレス通知方法は、更に、前記リンク変更情報を送信する際に、前記リンク変更情報を含む通信情報が改ざんされていないことを証明する署名情報を前記通信情報に付加するステップを含む。
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